JP6485136B2 - 画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6485136B2
JP6485136B2 JP2015049868A JP2015049868A JP6485136B2 JP 6485136 B2 JP6485136 B2 JP 6485136B2 JP 2015049868 A JP2015049868 A JP 2015049868A JP 2015049868 A JP2015049868 A JP 2015049868A JP 6485136 B2 JP6485136 B2 JP 6485136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication interface
operation mode
image forming
communication
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015049868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016170618A (ja
Inventor
辰幸 田中
辰幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015049868A priority Critical patent/JP6485136B2/ja
Publication of JP2016170618A publication Critical patent/JP2016170618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6485136B2 publication Critical patent/JP6485136B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は画像形成装置、及びプログラムに関する。
特許文献1には、複数の通信インタフェースの各々を介して受信したデータに基づいて印刷を実行する画像形成装置が記載されている。特許文献2には、複数の通信インタフェースの何れかのみを使用可能とし、他の通信インタフェースは使用不可とする画像形成装置が記載されている。
特開平8−179898号公報 特開2004−9628号公報
複数の通信インタフェースを有する画像形成装置では、全ての通信インタフェースについて同じ運用形態で運用するのではなく、通信インタフェースごとに異なる運用形態で運用することがある。例えば、社内LANに接続された通信インタフェースの運用形態として、無料でカラー印刷を可能とし、訪問者向けのネットワークに接続された通信インタフェースの運用形態として、有料でモノクロ印刷のみを可能とすることが考えられる。また例えば、社内LANからの印刷ジョブの実行結果は、訪問者向けのネットワークから閲覧できないような運用形態とすることも考えられる。しかしながら、管理者が運用形態やネットワークなどの設定を間違えた場合は、想定外の運用形態で画像形成装置が動作してしまう可能性がある。
本発明の目的は、複数の通信インタフェースを含む画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することである。
請求項1に記載の発明は、複数の通信インタフェースと、各通信インタフェースに設定された当該画像形成装置の運用形態を示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段と、各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、当該画像形成装置で動作可能な前記運用形態を特定する特定手段と、通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す前記運用形態と、前記特定手段が特定した前記運用形態と、が異なるかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を通知する通知手段と、を含む画像形成装置である。
また、請求項2に記載の発明は、前記運用形態情報は、前記運用形態が同じ通信インタフェースのグループを示し、前記特定手段は、通信インタフェースごとに、同じ前記運用形態の他の通信インタフェースを特定し、前記判定手段は、通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す同じグループの他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する、請求項1に記載の画像形成装置である。
また、請求項3に記載の発明は、前記運用形態情報は、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを示し、前記特定手段は、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを特定し、前記判定手段は、通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する、請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
また、請求項4に記載の発明は、前記特定手段は、各通信インタフェースの通信内容に基づいて、当該通信インタフェースと他の通信インタフェースとの間で通信が可能であるかを判定することによって、前記運用形態を特定する、請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置である。
また、請求項5に記載の発明は、前記特定手段は、各通信インタフェースの通信内容に基づいて、当該通信インタフェースと他の通信インタフェースとの間で双方向の通信が可能であるかを判定することによって、前記運用形態を特定する、請求項4に記載の画像形成装置である。
また、請求項6に記載の発明は、前記特定手段は、各通信インタフェースの設定情報と他の通信インタフェースの設定情報とが共通するかを判定することによって、前記運用形態を特定する、請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置である。
また、請求項7に記載の発明は、複数の通信インタフェースと、各通信インタフェースに設定された当該画像形成装置の運用形態を示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段と、各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、前記運用形態を特定する特定手段と、通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す前記運用形態と、前記特定手段が特定した前記運用形態と、が異なるかを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記運用形態情報を変更する手段と、を含む画像形成装置である。
また、請求項8に記載の発明は、複数の通信インタフェースの各々に設定された当該画像形成装置の運用形態を示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段、各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、当該画像形成装置で動作可能な前記運用形態を特定する特定手段、通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す前記運用形態と、前記特定手段が特定した前記運用形態と、が異なるかを判定する判定手段、前記判定手段の判定結果を通知する通知手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、請求項9に記載の発明は、複数の通信インタフェースの各々に設定された当該画像形成装置の運用形態を示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段、各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、前記運用形態を特定する特定手段、通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す前記運用形態と、前記特定手段が特定した前記運用形態と、が異なるかを判定する判定手段、前記判定手段の判定結果に基づいて前記運用形態情報を変更する手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
上記請求項1又は7に記載の画像形成装置によれば、複数の通信インタフェースを含む画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することができる。
また、上記請求項2に記載の画像形成装置によれば、同じ運用形態のグループに属する通信インタフェースからデータを取得した場合に、画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することができる。
また、上記請求項3に記載の画像形成装置によれば、通信インタフェースから取得した印刷ジョブの実行結果を、想定外の通信インタフェースが取得するのを防止することができる。
また、上記請求項4に記載の画像形成装置によれば、他の通信インタフェースとの通信が可能な通信インタフェースがデータを取得した場合に、画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することができる。
また、上記請求項5に記載の画像形成装置によれば、他の通信インタフェースとの双方向の通信が可能な通信インタフェースがデータを取得した場合に、画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することができる。
また、上記請求項6に記載の画像形成装置によれば、他の通信インタフェースと設定情報が共通する通信インタフェースがデータを取得した場合に、画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することができる。
また、上記請求項8又は9に記載のプログラムによれば、コンピュータを用いて、複数の通信インタフェースを含む画像形成装置が想定外の運用形態で動作するのを防止することができる。
画像形成システムの機器構成の一例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 運用形態情報の一例を示す図である。 運用形態特定部により特定される特定結果の一例を示す図である。 画像形成装置の起動時に実行される処理の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る画像形成システムの機器構成の一例を示す図である。 変形例に係る画像形成装置の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 変形例に係る画像形成システムの機器構成の一例を示す図である。 変形例に係る画像形成システムの機器構成の一例を示す図である。 変形例に係る画像形成システムの機器構成の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態の一例である実施形態を、図面に従って説明する。なお、本明細書の各図について、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
[1.システム構成]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成システム9の機器構成の一例を示す図である。同図に示すように、画像形成システム9は、画像形成装置1と、画像形成装置1に接続される複数のネットワーク2(具体的には、ネットワーク2−1、ネットワーク2−2、ネットワーク2−3)と、複数のネットワーク2のそれぞれに接続される複数の端末装置3(具体的には、端末装置3−1、端末装置3−2、端末装置3−3)と、を含んでいる。画像形成装置1は、複数のネットワーク2のそれぞれを介して複数の端末装置3に接続されており、相互にデータの授受が可能である。
なお、本実施形態では、ネットワーク2−1及びネットワーク2−2は、画像形成システム9を利用する会社の従業員向けのネットワーク2であり、ネットワーク2−3は、その会社の訪問者向けのネットワークであるものとする。例えば、訪問者には、従業員が取り扱う機密情報を公開してはならないため、ネットワーク2−1及びネットワーク2−2に接続される端末装置3(端末装置3−1及び端末装置3−2)は、ネットワーク2−3に接続される端末装置3−3よりも高いセキュリティレベルを要求される。また、端末装置3−1及び端末装置3−2から利用可能な画像形成装置1の機能は制限されないが、端末装置3−3から利用可能な機能は、例えば、有料のモノクロ印刷に制限されてもよい。
また、図1に示すように、画像形成システム9は、中継機4(具体的には、中継機4a、中継機4b)を含んでいる。ここで、ネットワーク2−1とネットワーク2−2は、中継機4aを介して互いに接続されており、ネットワーク2−2とネットワーク2−3は、中継機4bを介して互いに接続されている。
画像形成装置1は、例えば、複合機やプリンタなどによって構成される。画像形成装置1は、マイクロプロセッサなどの制御部11と、RAMやハードディスクなどの記憶部12と、複数の通信インタフェース13と、操作ボタンやタッチパネルなどの操作部14と、ディスプレイなどの表示部15と、受け付けた画像を印刷用紙などの媒体に形成する画像形成部16とを有する。画像形成装置1は、端末装置3から受け付けた印刷ジョブに含まれる画像を、印刷用紙などの媒体に形成(印刷)する。画像形成装置1は、その際に用いられた通信インタフェース13について特定された運用形態に応じて、実行可能な画像形成の種類(例えば、カラー印刷が可能か、モノクロ印刷のみが可能か)を決定したり、画像形成処理を実行するための条件(例えば、課金が必要が否か)を決定したり、受け付けた印刷ジョブに対する画像形成処理の実行結果を通知したりする。
本実施形態では、画像形成装置1は、各通信インタフェース13である「NWIF−1」と「NWIF−2」と「NWIF−3」とを有しており、「NWIF−1」はネットワーク2−1に、「NWIF−2」はネットワーク2−2に、「NWIF−3」はネットワーク2−3に、それぞれ接続されている。また、本実施形態では、「NWIF−1」はネットワーク2−1に接続される端末装置3−1に、「NWIF−2」はネットワーク2−2に接続される端末装置3−2に、「NWIF−3」はネットワーク2−3に接続される端末装置3−3に、それぞれ接続されている。画像形成装置1は、通信インタフェース13ごとに、異なる運用形態で動作する。
端末装置3は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末、携帯電話などであり、マイクロプロセッサなどの制御部と、RAMやハードディスクなどの記憶部と、通信インタフェースと、利用者の入力を受け付けるマウスやキーボード、タッチパネルなどの操作部と、ディスプレイなどの表示部とを有する。端末装置3は、これに接続されるネットワーク2を介して画像形成装置1に印刷ジョブを送信することにより、この印刷ジョブにより示される画像を画像形成装置1に形成させる。なお、本実施形態では、ネットワーク2をイントラネットとして説明するが、ネットワーク2はインターネットであってもよいし、その他の種類のコンピュータネットワークであってもよい。
中継機4は、例えば、ルータやスイッチなどであり、マイクロプロセッサなどの制御部と、RAMやハードディスクなどの記憶部と、複数の通信インタフェースとを有する。中継機4の記憶部には、各ネットワーク2のアドレス情報(例えば、IPアドレス)の一覧である宛先情報(例えば、ルーティングテーブル)が記憶されている。
ここで、中継機4が複数のネットワーク2に接続され、且つ、中継機4の宛先情報に当該各ネットワーク2のアドレス情報が含まれていれば、当該各ネットワーク2に接続される各端末装置3は、相互にデータ通信をすることができる。例えば、図1において、中継機4aの宛先情報に、ネットワーク2−1とネットワーク2−2のアドレス情報が記憶されている場合、端末装置3−1と端末装置3−2は互いにデータ通信をすることが可能である。また、中継機4bの宛先情報に、ネットワーク2−2とネットワーク2−3のアドレス情報が記憶されている場合、端末装置3−2と端末装置3−3は互いにデータ通信をすることが可能である。
以降の説明では、各ネットワーク2に接続される各端末装置3が互いにデータ通信できる場合、当該各ネットワーク2と、これらに接続される画像形成装置1の各通信インタフェース13について「通信到達性がある」と言う。また、当該各端末装置3が互いにデータ通信できない場合、当該各ネットワーク2と、これらに接続される各通信インタフェース13について「通信到達性がない」と言う。
[2.画像形成装置の機能ブロック]
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、画像形成装置1は、機能的には、運用形態情報記憶部110と、運用形態情報設定部120と、運用形態情報取得部130と、運用形態特定部140と、画像形成処理実行部150と、運用形態判定部160と、判定結果通知部170と、を含む。これらの機能は、画像形成装置1の記憶部12に記憶されるプログラムを、画像形成装置1の制御部11が実行することにより実現される。
[2−1.運用形態情報記憶部]
画像形成装置1の運用形態情報記憶部110は、画像形成装置1の各通信インタフェース13に設定された画像形成装置1の運用形態を示す運用形態情報を記憶する。なお、運用形態情報記憶部110は、画像形成装置1の記憶部12により実現されてよい。
運用形態情報記憶部110に記憶される運用形態情報は、画像形成装置1と各種データ(例えば、印刷ジョブに関するデータ)の取り扱いについて、画像形成装置1の複数の通信インタフェース13ごとに定めた情報である。運用形態情報は、各通信インタフェース13を介して画像形成装置1に接続される各端末装置3が利用可能な画像形成装置1の機能や、当該機能の利用を許可するための条件などを含む。ここで、運用形態とは、例えば、複数の通信インタフェース13ごとに、利用者に提供する画像形成機能の種類や内容(例えば、カラー印刷が可能かモノクロ印刷のみが可能か)、画像形成処理を実行するための条件(例えば、課金が必要か否か)、他の通信インタフェース13を利用して各種情報(例えば、実行した処理の結果)を共有するかなど示すものである。
図3は、運用形態情報記憶部110に記憶される運用形態情報の一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態では、運用形態情報は、画像形成装置1の各通信インタフェース13が属するグループとして、運用形態が同じ通信インタフェース13のグループを示している。より具体的には、各通信インタフェース13のうち、「NWIF−1」と「NWIF−2」は「グループA」に属し、「NWIF−3」は「グループB」に属することが示されている。ここで、「NWIF−1」と「NWIF−2」は同じグループに属するため、「NWIF−1」と「NWIF−2」の運用形態は同じであること(即ち、「NWIF−1」と「NWIF−2」は等価な通信インタフェース13であること)が示されている。また、「NWIF−3」は、「NWIF−1」及び「NWIF−2」と異なるグループに属するため、「NWIF−1」及び「NWIF−2」の運用形態と「NWIF−3」の運用形態とは異なること(即ち、「NWIF−3」は独立した通信インタフェース13であること)が示されている。
また、運用形態情報は、各通信インタフェース13からの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェース13を示している。より具体的には、運用形態情報は、各通信インタフェース13を介して各端末装置3から受け付けた印刷ジョブについて、画像形成処理の実行結果を共有する他の端末装置3に接続される他の通信インタフェース13を示している。
印刷ジョブの実行結果とは、画像形成装置1が受け付けた印刷ジョブに対する画像形成処理の実行結果であり、例えば、形成した画像や部数、日時、印刷用紙などの媒体の種類、印刷ジョブを送信した端末装置3に関する情報、画像形成処理を要求した利用者の情報などを含む。
本実施形態では、同じグループに属する通信インタフェース13は、互いの印刷ジョブの実行結果を取得できることを想定している。例えば、図3に示す運用形態情報では、「NWIF−2」は、「NWIF−1」を介して送信された印刷ジョブの実行結果を取得できることが示されている。また、当該運用形態情報では、「NWIF−3」は、「NWIF−2」から送信された印刷ジョブの実行結果を取得できないことが示されている。
[2−2.運用形態情報設定部]
画像形成装置1の運用形態情報設定部120は、運用形態情報記憶部110に記憶された運用形態情報を設定する。運用形態情報設定部120は、例えば、画像形成装置1の表示部15に運用形態情報の設定画面を表示させて、管理者の設定操作を受け付けることにより、運用形態情報を設定する。なお、運用形態情報設定部120は、画像形成装置1の制御部11と操作部14と表示部15により実現されてよい。
[2−3.運用形態情報取得部]
画像形成装置1の運用形態情報取得部130は、運用形態情報記憶部110に記憶された運用形態情報を取得する。なお、運用形態情報取得部130は、画像形成装置1の制御部11により実現されてよい。
[2−4.運用形態特定部]
画像形成装置1の運用形態特定部140は、画像形成装置1の各通信インタフェース13の通信内容に基づいて、画像形成装置1で動作可能な、画像形成装置1の運用形態を特定する。より具体的には、運用形態特定部140は、画像形成装置1の複数の通信インタフェース13ごとに、この通信インタフェース13と同じ運用形態の他の通信インタフェース13を特定する。なお、運用形態特定部140は、画像形成装置1の制御部11及び通信インタフェース13により実現されてよい。
図4は、運用形態特定部140により特定される特定結果の一例を示す図である。本実施形態では、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13の通信内容に基づいて、当該通信インタフェース13と他の通信インタフェース13との間で通信が可能であるかを判定することによって(即ち、通信到達性の有無を判定することによって)、運用形態を特定する。
運用形態特定部140は、例えば、pingコマンドを用いて、複数のネットワーク2で通信が可能かをテストして、当該ネットワーク2の間で通信到達性があるかを判定する。より具体的には、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13に設定されているIPアドレス(例えば、ネットワーク2−1(図1参照)に接続される「NWIF−1」のIPアドレス)を経由して、他の通信インタフェース13のIPアドレス(例えば、ネットワーク2−2に接続される「NWIF−2」のIPアドレス)に宛てて通信が可能かをテストする。ここで、通信に成功した場合、運用形態特定部140は、これらの通信インタフェース13の間で通信到達性があると判定する。一方、通信に失敗した場合、運用形態特定部140は、これらの通信インタフェース13の間で通信到達性がないと特定する。運用形態特定部140は、通信到達性があると判定された通信インタフェース13同士を、運用形態が同じ通信インタフェース13として特定する。
なお、上記通信インタフェース13に設定されるIPアドレスは、例えば、この通信インタフェース13に間接的に接続される端末装置3のIPアドレスや、この通信インタフェース13に接続されるネットワーク2のデフォルトゲートウェイのIPアドレスなどとしてよい。デフォルトゲートウェイのIPアドレスを用いる場合、ネットワーク2の内部でネットワーク障害が発生していても、端末装置3とネットワーク2との間で接続が確立されていなくても、ネットワーク2同士が中継機4を介して接続されていれば、当該ネットワーク2の間で通信到達性があると判定することが可能である。
他にも例えば、運用形態特定部140は、通信インタフェース13ごとに設定されているFQDN(Fully Qualified Domain Name)を、他の通信インタフェース13を用いて正しいIPアドレスに変換できるか(DNS名前解決ができるか)をテストすることで、各通信インタフェースの通信到達性の有無を判定する。より具体的には、運用形態特定部140は、「NWIF−1」に間接的に接続されたDNSサーバに対し、「NWIF−2」に設定されたFQDNを送信してIPアドレスを問い合わせる。ここで、DNSサーバから取得したIPアドレスが、「NWIF−2」のIPアドレスとして予め記憶部12に記憶されているIPアドレスと一致する場合、運用形態特定部140は、「NWIF−1」と「NWIF−2」の間で通信到達性があると特定する。一方、DNSサーバからのIPアドレスの取得に失敗した場合、又は、DNSサーバから取得したIPアドレスが設定されているIPアドレスと異なる場合、運用形態特定部140は、当該通信インタフェースの間で通信到達性がないと特定する。
また、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13からの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェース13を特定する。より具体的には、運用形態特定部140は、通信到達性があると判定した通信インタフェース13同士を、互いの印刷ジョブの実行結果を取得可能な通信インタフェース13として特定する。
例えば、図4に示すように、「NWIF−1」と「NWIF−2」とについて通信到達性があると判定される場合、「NWIF−1」と「NWIF−2」とは等価な通信インタフェース13であり、「NWIF−2」に接続された端末装置3−2(図1参照)は、「NWIF−1」に接続された端末装置3−1からの印刷ジョブの実行結果を取得可能として特定される。また、図4に示すように、「NWIF−1」と「NWIF−3」とについて通信到達性がないと特定される場合、「NWIF−3」は「NWIF−1」からは独立した通信インタフェース13であり、「NWIF−3」に接続される端末装置3−3は、「NWIF−1」に接続される端末装置3−1からの印刷ジョブの実行結果を取得できないものとして特定される。
[2−5.画像形成処理実行部]
画像形成装置1の画像形成処理実行部150は、端末装置3から受け付けた印刷ジョブにより示される画像を印刷用紙などの媒体に形成し、その処理の結果を端末装置3に送信する。なお、画像形成処理実行部150は、画像形成装置1の制御部11と通信インタフェース13と画像形成部16とにより実現されてよい。
画像形成処理実行部150は、運用形態情報記憶部110に記憶される運用形態情報と、運用形態特定部140により特定される運用形態の双方に基づいて、画像形成処理を実行する。例えば、印刷ジョブを受け付けた通信インタフェース13に対し、モノクロ印刷のみが可能であることが運用形態情報により示される場合、画像形成処理実行部150は、印刷ジョブの内容に関わらず、モノクロ印刷を実行する。
また、画像形成処理実行部150は、通信インタフェース13が受け付けた印刷ジョブの実行結果を、この通信インタフェース13にネットワーク2を介して接続される端末装置3と、運用形態が同じ他の通信インタフェース13に接続される他の端末装置3とに向けて送信する。また例えば、印刷ジョブの実行結果は、当該画像形成処理の実行後に要求を受け付けた場合に送信できるように、画像形成装置1の記憶部12に記憶されてもよい。
なお、各通信インタフェース13の運用形態が同じか否かは、運用形態情報記憶部110に記憶される運用形態情報と、運用形態特定部140により特定される運用形態との双方に示されている。本実施形態では、画像形成処理実行部150は、運用形態特定部140により特定される運用形態に基づいて、運用形態が同一の通信インタフェース13を判断して、印刷ジョブの実行結果を送信する。つまり、本実施形態では、画像形成処理実行部150は、運用形態情報の設定内容に関わらず、実際に通信到達性があることが確認された通信インタフェース13に対して印刷ジョブの実行結果を送信する場合について説明している。
このように、画像形成処理実行部150は、運用形態情報により示される送信先とは異なる送信先に、印刷ジョブの実行結果を送信することがある。このため、ある通信インタフェース13で受け付けた印刷ジョブの実行結果を、管理者が想定しない通信インタフェース13に接続される端末装置3の利用者(例えば、会社の訪問者)が見ることができてしまう場合がある。そこで、画像形成装置1は、運用形態情報が示す運用形態と、運用形態特定部140が特定した運用形態との違いの有無を判定して、それぞれの運用形態に違いがあれば、その事を管理者に通知する。
[2−6.運用形態判定部]
画像形成装置1の運用形態判定部160は、画像形成装置1の複数の通信インタフェース13ごとに、運用形態情報が示す運用形態と、運用形態特定部140が特定した運用形態と、が異なるかを判定する。より具体的には、運用形態判定部160は、通信インタフェース13ごとに、運用形態情報が示す他の通信インタフェース13(例えば、同じグループの通信インタフェース13)と、運用形態特定部140が特定した他の通信インタフェース13(例えば、同じ運用形態の通信インタフェース13)と、が異なるかを判定する。なお、運用形態判定部160は、画像形成装置1の制御部11により実現されてよい。
例えば、図3に示した運用形態情報では、「NWIF−1」と「NWIF−2」は、同じグループに属している。また、図4に示した運用形態特定部140の特定結果では、「NWIF−1」と「NWIF−2」は互いに通信到達性があることが示されている。即ち、運用形態情報と運用形態特定部140の特定結果との双方で、「NWIF−2」と「NWIF−1」とは同じ運用形態であり、「NWIF−2」と「NWIF−1」は互いの印刷ジョブの実行結果を取得可能であることが示されている。このため、運用形態判定部160は、「NWIF−2」に対し、運用形態情報により示される運用形態と、運用形態特定部140が特定した運用形態と、は同じであると判定する。換言すると、「NWIF−1」と運用形態が同じ他の通信インタフェース13は、運用形態情報と、運用形態特定部140による特定結果と、の間で相違しないと判定される。
一方、運用形態情報(図3参照)において、「NWIF−3」は、「NWIF−1」や「NWIF−2」とは異なるグループに属していることが示される。しかし、運用形態特定部140が特定した特定結果(図4参照)では、「NWIF−2」と「NWIF−3」は、互いに通信到達性があることが示されるため、運用形態判定部160は、運用形態情報が示す「NWIF−3」の運用形態と、運用形態特定部140が特定した「NWIF−3」の運用形態とは異なっていると判定する。換言すると、「NWIF−2」と運用形態が同じ他の通信インタフェース13は、運用形態情報と、運用形態特定部140による特定結果と、の間で異なっていると判定される。なお、この場合、運用形態情報の設定内容と、画像形成システム9の機器構成とのうちの一方に誤りがあると考えられる。
[2−7.判定結果通知部]
画像形成装置1の判定結果通知部170は、運用形態判定部160の判定結果を管理者に通知する。なお、判定結果通知部170は、画像形成装置1の制御部11と表示部15により実現されてよい。
判定結果通知部170は、例えば、各通信インタフェース13の運用形態について、運用形態情報と、運用形態特定部140による特定結果と、の間で異なっていると判定される場合に、運用形態情報に設定された通りに動作しない旨を管理者に通知する。判定結果通知部170は、例えば、「運用形態情報の設定内容では『運用形態X』で動作することを想定しているようですが、実際には、運用形態特定部140が特定した『運用形態Y』で動作します。本当によろしいですか?」といった内容のメッセージを出力する。
他にも例えば、判定結果通知部170は、運用形態特定部140が特定した通信インタフェース13(例えば、同じ運用形態の通信インタフェース13)が、他の通信インタフェース13からの印刷ジョブの実行結果を取得可能であることを通知する。判定結果通知部170は、例えば、「『NW−IF3』からは『NW−IF2』の印刷ジョブの実行結果を見られないことを想定しているようですが、実際には見られてしまうようです。本当によろしいですか?」といった内容のメッセージを出力する。
このようにすることで、管理者は、それぞれの運用形態に違いがあることに気付くため、運用形態情報の設定内容を変更したり、画像形成システム9の機器構成を所望の運用形態を実現する構成に変更したりするなどの対応を取ることができるようになる。
[3.フローチャート]
以下では、本実施形態に係る画像形成装置1において実行される処理の一例を、図5に示したフローチャートに基づいて説明する。
図5は、画像形成装置1の起動時に実行される処理の一例を示すフローチャートである。同図に示すように、画像形成装置1の電源が投入され、新たな通信インタフェース13が検出されると、(ステップS101:Y)、運用形態情報設定部120は、運用形態情報の設定画面を表示部15に表示させて管理者による設定操作を待ち受けることにより、運用形態情報を設定する(ステップS102)。
本実施形態では、画像形成装置1の記憶部12は、設定又は変更された運用形態情報が判定済みであるかを示す判定済み情報を記憶する。ステップS102において判定済み情報が判定済みに設定されている場合、運用形態情報設定部120は、判定済み情報を、未判定に設定する。
判定済み情報が判定済みに設定される場合(ステップS103:Y)、画像形成処理実行部150は、印刷ジョブの待ち受けを開始して(ステップS110)、本処理を終了する。
一方、判定済み情報が未判定に設定されている場合(ステップS103)、運用形態特定部140は、画像形成装置1の各通信インタフェース13の運用形態を特定する(ステップS104)。運用形態特定部140は、複数の通信インタフェース13同士の通信到達性の有無を特定することにより(図4参照)、各通信インタフェース13の運用形態を特定する。運用形態特定部140は、例えば、印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェース13を特定する。
運用形態判定部160は、運用形態情報が示す運用形態と、ステップS104において運用形態特定部140が特定した運用形態とを比較して、それぞれの運用形態が異なるか否かを判定する(ステップS106)。例えば、運用形態情報において他の通信インタフェース13とは異なるグループに属する通信インタフェース13が、当該他の通信インタフェース13との通信到達性があると特定された場合、運用形態判定部160は、運用形態情報が示す運用形態と、運用形態特定部140により特定された運用形態と、が異なると判定する。
運用形態情報が示す運用形態と、ステップS104において運用形態特定部140が特定した運用形態と、が異なると判定された場合(ステップS106:Y)、判定結果通知部170は、この判定結果を管理者に通知する。判定結果通知部170は、例えば、運用形態情報に設定された通りに動作しないことを伝える情報(メッセージ)を、画像形成装置1の表示部15に表示させることにより、管理者にその旨を通知する。
運用形態情報設定部120は、再度、管理者による設定操作を受け付けて、画像形成情報を設定し(ステップ:108)、画像形成装置1の制御部11は、ステップS104,S105の処理を繰り返す。
運用形態情報が示す運用形態と、運用形態特定部140により特定された運用形態と、が一致すると判定される場合(ステップS106:N)、運用形態判定部160は、判定済み情報を判定済みに設定する。画像形成処理実行部150は、印刷ジョブの待ち受けを開始して(ステップS110)、本処理を終了する。
以上のように、画像形成装置1は、運用形態情報が示す各通信インタフェース13の運用形態と、運用形態特定部140が特定した運用形態と、が異なる場合に、その旨を管理者に通知する。このようにすることで、管理者は、運用形態情報に設定された運用形態と画像形成システム9の機器構成から特定された運用形態との間に違いがあることに気付くため、想定外の運用形態で画像形成装置1が動作するのを防止することができる。
[4.変形例]
以上、本発明の一例である実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。以下、本発明を実施するための他の形態の例(変形例)について説明する。
(1)実施形態においては、画像形成処理実行部150は、運用形態情報の設定内容に関わらず、運用形態特定部140により実際に通信到達性があることが確認された通信インタフェース13に対して印刷ジョブの実行結果を送信することを説明したが、画像形成処理実行部150は、運用形態特定部140の特定結果に関わらず、運用形態情報の設定内容に従って印刷ジョブの実行結果を送信してもよい。例えば、図3に示す運用形態情報が設定されている場合、画像形成処理実行部150は、「NWIF−2」からの印刷ジョブの実行結果を、通信到達性があると認められるが同じグループに属さない「NWIF−3」に送信しなくてもよい。
この場合、判定結果通知部170は、例えば、運用形態判定部160の判定結果に基づいて、運用形態特定部140が特定した運用形態の通り動作しない旨を管理者に通知する。判定結果通知部170は、例えば、「運用形態特定部140では『運用形態Y』で動作することを特定しましたが、実際には運用形態情報の設定内容に従って『運用形態X』で動作します。本当によろしいですか?」といった内容のメッセージを出力する。
他にも例えば、判定結果通知部170は、運用形態特定部140が特定した通信インタフェース13が、他の通信インタフェース13からの印刷ジョブを取得可能であることを通知する。判定結果通知部170は、例えば、「『NW−IF3』から『NW−IF2』の印刷ジョブの実行結果を見られることを特定しましたが、実際には運用形態情報に従って、『NW−IF3』からは印刷ジョブの実行結果が見られないように動作します。本当によろしいですか?」といった内容のメッセージを出力する。
このようにすることで、本変形例においても、管理者は、運用形態情報に設定された運用形態と画像形成システム9の機器構成から特定された運用形態との間に違いがあることに気付くため、想定外の運用形態で画像形成装置1が動作するのを防止することができる。
(2)実施形態においては、運用形態特定部140は、画像形成装置1の複数の通信インタフェース13について、各通信インタフェース13の通信内容に基づいて、当該通信インタフェース13と他の通信インタフェース13との間で通信が可能であるかを判定することによって(即ち、通信到達性の有無を判定して)運用形態を特定することを説明した。ここで、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13の通信内容に基づいて、当該通信インタフェースと他の通信インタフェースとの間で双方向の通信が可能であるかを判定することによって、運用形態を特定してもよい。
図6は、本変形例に係る画像形成システム9の機器構成の一例を示す図である。本変形例では、画像形成装置1に接続されるネットワーク2のうち、ネットワーク2−4はイントラネットであり、ネットワーク2−5はインターネットである。また、ネットワーク2−4とネットワーク2−5との間には、中継機4とファイアウォール5が接続されている。本変形例では、ファイアウォール5が接続されているため、ネットワーク2−4からネットワーク2−5への通信は可能だが、その逆方向の通信(ネットワーク2−5からネットワーク2−4への通信)はできないこととする。
本変形例に係る運用形態特定部140は、ネットワーク2−4のIPアドレスを経由して、ネットワーク2−5のIPアドレスに宛てて通信が可能かをテストするとともに、その逆方向の通信(ネットワーク2−5からネットワーク2−4への通信)が可能かをテストする。運用形態特定部140は、これらのネットワーク2及びそれぞれに接続される通信インタフェース13について、両方の通信テストに成功した場合に通信到達性があると判定し、何れかの通信テストに失敗した場合に通信到達性がないと判定する。例えば、ファイアウォール5が接続されているためネットワーク2−5からネットワーク2−4への通信ができない場合、運用形態特定部140は、ネットワーク2に接続される各通信インタフェース13について、通信到達性がないと判定する。
このように各通信インタフェース13の通信到達性がないと判定した場合、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13の運用形態は異なると特定する。また、この場合、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13からの印刷ジョブの実行結果を他の通信インタフェース13が取得できないと特定する。
(3)実施形態においては、運用形態特定部140は、画像形成装置1の各通信インタフェース13の通信到達性の有無を判定して、運用形態を特定することを説明したが、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13の通信設定情報(運用形態情報とは異なる情報)に基づいて、画像形成装置1で動作可能な運用形態を特定してもよい。
図7は、本変形例に係る画像形成装置1の機能ブロックである。同図に示すように、本変形例に係る画像形成装置1は、機能的には、通信設定情報記憶部180と、通信設定情報取得部190とを更に含む。これらの機能も、画像形成装置1の記憶部12に記憶されるプログラムを、画像形成装置1の制御部11が実行することにより実現される。
通信設定情報記憶部180は、各通信インタフェース13の通信設定情報を記憶する。ここで、通信設定情報とは、各通信インタフェース13のネットワーク上の位置、又は、当該通信インタフェース13が利用する機器(例えば、認証サーバやDNSサーバ、DHCPサーバなど)のネットワーク上の位置を示す情報であり、具体的には、通信インタフェース13ごとに設定されたアドレス情報(例えば、認証サーバなどのIPアドレス)や、ドメイン名などとしてよい。なお、通信設定情報記憶部180は、画像形成装置1の記憶部12により実現されてよい。
通信設定情報取得部190は、通信設定情報記憶部180に記憶された通信設定情報を取得する。なお、通信設定情報取得部190は、画像形成装置1の制御部11により実現されてよい。
本変形例に係る画像形成装置1の運用形態特定部140は、各通信インタフェース13の通信設定情報に基づいて、画像形成装置1で動作可能な運用形態を特定する。より具体的には、運用形態特定部140は、各通信インタフェース13の通信設定情報と他の通信インタフェース13の設定情報とが共通するかを判定することによって、運用形態を特定する。
運用形態特定部140は、例えば、通信インタフェース13ごとに設定された通信設定情報の一部又は全部が共通するかを判定して、各通信設定情報が共通する場合に、これらの通信インタフェース13を、運用形態が同じ通信インタフェース13として特定する。なお、本変形例においては、通信設定情報が本発明の「設定情報」に相当する。
例えば、通信設定情報がドメイン名である場合、運用形態特定部140は、各ドメイン名の種類が共通するかを判定する。ここで、ドメイン名の種類とは、組織の種別ごとに区別された文字列であり、例えば、jp(汎用ドメイン)や、co.jp(企業ドメイン)、ac.jp(大学等のドメイン)などがある。ドメイン名の種類が共通する場合、運用形態特定部140は、このドメイン名の直前のピリオドから、その1つ前のピリオドまでの文字列(例えば、組織名などを示す直前の文字列)が共通するかを判定する。
例えば、2つの通信インタフェース13のドメイン名が、それぞれ、
・example1.fujixerox.co.jp
・sub.example2.fujixerox.co.jp
である場合、いずれのドメイン名の種類も「co.jp」で共通しており、その直前の文字列(組織名)も「fujixerox」で共通しているため、運用形態特定部140は、これらの通信インタフェース13は等価であり、同じ運用形態であると特定する。即ち、運用形態特定部140は、これらの通信インタフェース13が印刷ジョブの実行結果を共有可能であることを特定する。
また、例えば、2つの通信インタフェース13のドメイン名が、それぞれ、
・example3.fujixerox.co.jp
・example4.fxat.co.jp
である場合、いずれのドメイン名の種類も「co.jp」で共通しているが、その直前の文字列(組織名)は、前者が「fujixerox」、後者が「fxat」であり共通していないため、運用形態特定部140は、これらの通信インタフェース13は互いに独立であり、互いに異なる運用形態であることを特定する。即ち、運用形態特定部140は、これらの通信インタフェース13が印刷ジョブの実行結果を共有できないことを特定する。なお、運用形態特定部140は、組織名に当たる文字列の直前の文字列(例えば、前者の「example3」や後者の「example4」に相当する部分)も含めて文字列比較することにより、運用形態を特定してもよい。
本変形例に係る画像形成装置1の運用形態判定部160は、運用形態特定部140が通信設定情報に基づいて特定した運用形態と、運用形態情報が示す運用形態(即ち、管理者が設定した運用形態の情報)と、が異なるか否かを判定し、画像形成装置1の判定結果通知部170は、この運用形態判定部160による判定結果を通知する。このようにすることで、管理者は、運用形態情報に設定された運用形態と通信設定情報により特定された運用形態との間に違いがあることに気付くため、想定外の運用形態で画像形成装置1が動作するのを防止することができる。
(4)実施形態においては、運用形態情報が示す各通信インタフェース13の運用形態と、運用形態特定部140により特定される各通信インタフェース13の運用形態とが異なると判定された場合に、判定結果通知部170が当該判定結果を通知することを説明したが、画像形成装置1は、当該判定結果を通知するとともに、又は、通知する代わりに、運用形態情報の設定内容を修正してもよい。なお、この場合、画像形成装置1は判定結果通知部170を必ずしも含まなくてよい。
より具体的には、本変形例に係る画像形成装置1の運用形態情報設定部120は、運用形態判定部160の判定結果に基づいて、運用形態情報を変更してもよい。即ち、運用形態情報設定部120は、運用形態情報が示す各通信インタフェース13の運用形態を、運用形態特定部140により特定される各通信インタフェース13の運用形態と一致するように変更してもよい。例えば、図4に示した運用形態判定部160の特定結果においては、各通信インタフェース13のうちの「NWIF−2」と「NWIF−3」との間に通信到達性があることが示されているため、運用形態情報設定部120は、図3の運用形態情報に対し、「NWIF−2」と「NWIF−3」が同じグループに属するように(例えば、「グループB」に属するように)変更してもよい。
(5)実施形態においては、運用形態情報記憶部110が、画像形成装置1の記憶部12により実現される場合について説明したが、運用形態情報記憶部110は、画像形成装置1とは異なる情報処理装置(コンピュータ)や、外付けハードディスクなどの他の記憶装置により実現されてもよい。この場合、運用形態情報取得部130は、通信インタフェース13を用いてダウンロードすることによって、運用形態情報記憶部110に記憶された運用形態情報を取得してよい。また、通信設定情報記憶部180及び通信設定情報取得部190(図7参照)についても同様としてよい。
(6)他にも例えば、画像形成システム9の複数のネットワーク2は、イントラネットと、インターネットとを含んで構成されてもよい。
図8は、本変形例に係る画像形成システム9の機器構成の一例を示す図である。同図に示すように、端末装置3−6はネットワーク2−6を介して、認証サーバ6−6(以降、単に認証サーバ6とも呼ぶ)と接続し、認証に成功した利用者(従業員)のみが、画像形成装置1を利用できるようにしてもよい。また、ネットワーク2−7は中継機4を介してインターネットであるネットワーク2−8と接続し、端末装置3−8の利用者(ゲストユーザ)は、認証することなく、従業員とは異なる運用形態で(例えば、利用可能な機能を制限して)画像形成装置1を利用できるようにしてもよい。
(7)他にも例えば、画像形成システム9の複数のネットワーク2は、それぞれの認証形態やセキュリティレベルが互いに異なるものであってもよい。
図9は、本変形例に係る画像形成システム9の機器構成の一例を示す図である。ネットワーク2−9は、画像形成システム9を利用する病院の従業員のうちの「診療部門」に属する従業員が利用する端末装置3−9と、「診療部門」の従業員を認証する認証サーバ6−9とに接続している。また、ネットワーク2−10は「会計部門」に属する従業員が利用する端末装置3−10と、「会計部門」の従業員を認証する認証サーバ6−10とに接続している。各従業員を認証する際の認証形態(又は、セキュリティレベル)は、認証サーバ6−9と認証サーバ6−10との間で異なっていてよく、また、認証に成功した「医療部門」の従業員は、「会計部門」の従業員とは異なる運用形態で、画像形成装置1を利用できるようにしてもよい。
(8)他にも例えば、画像形成システム9の複数のネットワーク2は、赤外線、Bluetooth(登録商標)、Wifi、Wifi−Directなどの無線通信方式を利用する通信機器により実現されてもよい。
図10は、本変形例に係る画像形成システム9の機器構成の一例を示す図である。画像形成システム9を利用する会社の従業員が利用する端末装置3−11は、ネットワーク2−11を介して、認証サーバ6−11と、画像形成装置1とに接続される。また、会社の訪問者が利用するスマートフォンなどの端末装置3−12は、Wifi−Directなどの無線通信方式を利用する通信機器を介して、画像形成装置1に接続される。この場合、認証サーバ6−11による認証に成功した従業員は、会社の訪問者とは異なる運用形態で、画像形成装置1を利用できるようにしてもよい。
(9)また、画像形成装置1は、複数の通信インタフェース13ごとに異なる運用形態で動作可能なものであればよく、各通信インタフェース13の形状や構造、通信方式は公知の種々のものを適用してよい。また、画像形成システム9は、会社や病院に限らず、学校や公共施設、集合住宅、一般家庭などの様々な環境で用いられてもよい。画像形成システム9の機器構成は、図示したものに限られず、必要に応じて適宜変更してもよいのはもちろんである。
1 画像形成装置、2 ネットワーク、3 端末装置、4 中継機、5 ファイアウォール、6 認証サーバ、9 画像形成システム、11 制御部、12 記憶部、13 通信インタフェース、14 操作部、15 表示部、16 画像形成部、110 運用形態情報記憶部、120 運用形態情報設定部、130 運用形態情報取得部、140 運用形態特定部、150 画像形成処理実行部、160 運用形態判定部、170 判定結果通知部、180 通信設定情報記憶部、190 通信設定情報取得部。

Claims (9)

  1. 複数の通信インタフェースと、
    各通信インタフェースに設定された当該画像形成装置の運用形態を示し、且つ、該運用形態が同じ通信インタフェースのグループを示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段と、
    通信インタフェースごとに、当該各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、同じ前記運用形態の他の通信インタフェースを特定する特定手段と、
    通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す同じグループの他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を通知する通知手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 複数の通信インタフェースと、
    各通信インタフェースに設定された当該画像形成装置の運用形態を示し、且つ、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段と、
    各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを特定する特定手段と、
    通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を通知する通知手段と、
    を含む画像形成装置。
  3. 前記特定手段は、各通信インタフェースの通信内容に基づいて、当該通信インタフェースと他の通信インタフェースとの間で通信が可能であるかを判定することによって、前記他の通信インタフェースを特定する、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記特定手段は、各通信インタフェースの通信内容に基づいて、当該通信インタフェースと他の通信インタフェースとの間で双方向の通信が可能であるかを判定することによって、前記他の通信インタフェースを特定する、
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記特定手段は、各通信インタフェースの設定情報と他の通信インタフェースの設定情報とが共通するかを判定することによって、前記他の通信インタフェースを特定する、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 複数の通信インタフェースと、
    各通信インタフェースに設定された当該画像形成装置の運用形態を示し、且つ、該運用形態が同じ通信インタフェースのグループを示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段と、
    通信インタフェースごとに、当該各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、同じ前記運用形態の他の通信インタフェースを特定する特定手段と、
    通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す同じグループの他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記運用形態情報を変更する手段と、
    を含む画像形成装置。
  7. 複数の通信インタフェースと、
    各通信インタフェースに設定された当該画像形成装置の運用形態を示し、且つ、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段と、
    各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを特定する特定手段と、
    通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記運用形態情報を変更する手段と、
    を含む画像形成装置。
  8. 複数の通信インタフェースの各々に設定された当該画像形成装置の運用形態を示し、且つ、該運用形態が同じ通信インタフェースのグループを示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段、
    通信インタフェースごとに、当該各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、同じ前記運用形態の他の通信インタフェースを特定する特定手段、
    通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す同じグループの他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する判定手段、
    前記判定手段の判定結果を通知する通知手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 複数の通信インタフェースの各々に設定された当該画像形成装置の運用形態を示し、且つ、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを示す運用形態情報を記憶手段から取得する手段、
    各通信インタフェースの通信内容又は設定情報に基づいて、各通信インタフェースからの印刷ジョブの実行結果を取得可能な他の通信インタフェースを特定する特定手段、
    通信インタフェースごとに、前記運用形態情報が示す他の通信インタフェースと、前記特定手段が特定した他の通信インタフェースと、が異なるかを判定する判定手段、
    前記判定手段の判定結果を通知する通知手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2015049868A 2015-03-12 2015-03-12 画像形成装置、及びプログラム Active JP6485136B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049868A JP6485136B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 画像形成装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049868A JP6485136B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 画像形成装置、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016170618A JP2016170618A (ja) 2016-09-23
JP6485136B2 true JP6485136B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=56983906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049868A Active JP6485136B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 画像形成装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6485136B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7140493B2 (ja) 2017-12-14 2022-09-21 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP7119461B2 (ja) * 2018-03-19 2022-08-17 株式会社リコー 情報処理装置及び情報処理方法
JP7463095B2 (ja) 2019-12-25 2024-04-08 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4478644B2 (ja) * 2004-12-21 2010-06-09 キヤノン株式会社 印刷装置及び処理方法及びプログラム並びに記憶媒体
JP5522471B2 (ja) * 2010-09-30 2014-06-18 ブラザー工業株式会社 デバイス、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016170618A (ja) 2016-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10050940B2 (en) Connection control system, management server, connection support method, and non-transitory computer-readable recording medium encoded with connection support program
JP5043455B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法、システム、プログラム及び記憶媒体
US9137419B2 (en) Communication apparatus capable of executing a direct wireless communication, communication apparatus control method, and program
JP6198507B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP5602059B2 (ja) モバイルプリンティングシステム
TW201408000A (zh) 網路裝置之零設定系統及其方法
JP5602058B2 (ja) モバイルプリンティングシステム
JP6784136B2 (ja) プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム
JP5880401B2 (ja) 通信装置及びプログラム
JP2008287614A (ja) 画面出力設定方法、情報処理装置及び情報処理システム
US11184405B2 (en) System for changing security settings based on network connections
JP2008026932A (ja) デジタル複合機
JP2012146197A (ja) 印刷支援装置及び印刷システム並びに印刷支援プログラム
JP2016167803A (ja) プログラム、情報処理装置、通信システム
JP2018156461A (ja) 電子機器システム、通信方法、端末装置、プログラム
JP6485136B2 (ja) 画像形成装置、及びプログラム
JP2016130941A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP5501267B2 (ja) モバイルプリンティングシステム、および画像形成装置
JP4505861B2 (ja) 情報処理装置と情報処理システムおよびプログラム
US10361767B2 (en) Relay device, program for relay device, and information processing system
JP2019068219A (ja) 情報処理装置とその制御方法、及びプログラム
JP6506522B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP5807713B1 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2014230005A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2015201116A (ja) 印刷システム、画像形成装置、情報処理装置、画像形成装置の制御方法、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6485136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350