JP6485104B2 - 電子機器ユニット及び電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器ユニット及び電子装置に関する。
高度情報化社会の到来に伴い、サーバ等の複数の電子機器ユニットをラックに搭載してなる電子装置がデータセンタにおいて使用されている。
その電子機器ユニットにおいては、内部のCPU(Central Processing Unit)等の発熱部品を冷却するためのファンが設けられる。そのファンは冗長化のために一つの電子機器ユニットに複数個設けられることがあり、これにより一つのファンが故障しても残りのファンで発熱部品を冷却し続けることができる。
ファンが故障した場合にはそのファンを新品に交換することになるが、交換時に残りの正常なファンを停止させたのでは、それらの正常なファンで電子機器ユニット内の発熱部品を冷却できない。発熱部品を冷却し続けるには、故障していない正常なファンを駆動させたままで、故障したファンを交換する活性交換を行うのが有効である。
特開2014−7346号公報
ところで、活性交換の際に筐体から故障したファンを取り外すと、残りの正常なファンにより筐体外に排出された暖かな空気が、故障したファンを取り外した部分を逆流して筐体内に戻ってしまう。これでは逆流した暖かな空気に発熱部品が曝されてしまうため、残りの正常なファンで発熱部品を冷却するのが難しくなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ファンを交換するときに空気が逆流するのを防ぐことができる電子機器ユニット及び電子装置を提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、筐体と、前記筐体に収容された発熱部品と、前記発熱部品を冷却する風を生成すると共に、前記筐体に挿抜自在な複数のファンと、複数の前記ファンごとに一枚ずつ設けられ、かつ、対応する前記ファンと正面視で重なる、回転軸を中心にして回転可能なフラップ板と、前記フラップ板において前記回転軸からずれた位置に設けられ、前記フラップ板の法線方向に突出したアームと、前記アームの先端に設けられ、前記回転軸に平行な方向に突出した突起と、複数の前記ファンごとに一つずつ設けられて前記ファンを収容すると共に、前記ファンの軸方向に沿って前記筐体に挿入可能なシャーシと、前記シャーシに設けられ、前記軸方向に沿って前記筐体内部に延びる延長部と、前記延長部の先端に設けられ、前記軸方向から傾斜したスロープと、を有し、前記フラップ板は、対応する前記ファンを前記筐体から抜去するときに回転して前記風の流れの向きに対して垂直とされ、対応する前記ファンを前記筐体に挿入するときに前記突起が前記スロープに乗り上がることで前記フラップ板が回転して、前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行とされる電子機器ユニットが提供される。
また、その開示の別の観点によれば、ラックと、前記ラックに収容された複数の電子機器ユニットとを有し、前記電子機器ユニットの各々は、筐体と、前記筐体に収容された発熱部品と、前記発熱部品を冷却する風を生成すると共に、前記筐体に挿抜自在な複数のファンと、複数の前記ファンごとに一枚ずつ設けられ、かつ、対応する前記ファンと正面視で重なる、回転軸を中心にして回転可能なフラップ板と、前記フラップ板において前記回転軸からずれた位置に設けられ、前記フラップ板の法線方向に突出したアームと、前記アームの先端に設けられ、前記回転軸に平行な方向に突出した突起と、複数の前記ファンごとに一つずつ設けられて前記ファンを収容すると共に、前記ファンの軸方向に沿って前記筐体に挿入可能なシャーシと、前記シャーシに設けられ、前記軸方向に沿って前記筐体内部に延びる延長部と、前記延長部の先端に設けられ、前記軸方向から傾斜したスロープと、を有し、前記フラップ板は、対応する前記ファンを前記筐体から抜去するときに回転して前記風の流れの向きに対して垂直とされ、対応する前記ファンを前記筐体に挿入するときに前記突起が前記スロープに乗り上がることで前記フラップ板が回転して、前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行とされる電子装置が提供される。
以下の開示によれば、筐体からファンを抜去するときにフラップ板が風に対して垂直となるので、ファンを抜去した部分から筐体内に風が逆流するのを防止できる。
更に、一つのファンに設けられるフラップ板の枚数を一枚のみとするので、ファンで生成した風がフラップ板から受ける抵抗を低減できる。
しかも、フラップ板を正面視でファンに重ねるので、風に対してフラップ板を平行にするために当該フラップ板を退避させるスペースをファンの外側に確保する必要もない。
図1は、本願発明者が検討に使用した電子機器ユニットの模式斜視図である。 図2は、図1の電子機器ユニットのファンの交換作業について模式的に説明するための斜視図(その1)である。 図3は、図1の電子機器ユニットのファンの交換作業について模式的に説明するための斜視図(その2)である。 図4は、図1の電子機器ユニットが備える逆流防止装置の各フラップ板とその近傍の模式断面図である。 図5は、風がフラップ板から受ける抵抗を低減し得る電子機器の模式斜視図である。 図6は、図5の電子機器ユニットのファンの交換作業について模式的に説明するための斜視図(その1)である。 図7は、図5の電子機器ユニットのファンの交換作業について模式的に説明するための斜視図(その2)である。 図8は、図5のファンの上方にフラップ板が退避している場合における、ファンとその周囲の正面図である 図9は、第1実施形態に係る電子機器ユニットの模式斜視図である。 図10は、第1実施形態に係るファンユニットとその周囲の斜視図である。 図11は、第1実施形態に係るフラップ板の正面図である。 図12は、第1実施形態に係るフラップ板の上面図である。 図13は、第1実施形態に係るフラップ板の側面図である。 図14(a)、(b)は、第1実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式斜視図(その1)である。 図15は、第1実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式斜視図(その2)である。 図16(a)、(b)は、第1実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式上面図(その1)である。 図17は、第1実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式上面図(その2)である。 図18は、第1実施形態において、ファンユニットを抜去した電子機器の模式斜視図である。 図19(a)、(b)は、第1実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式斜視図(その1)である。 図20は、第1実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式斜視図(その2)である。 図21(a)、(b)は、第1実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式上面図(その1)である。 図22は、第1実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式上面図(その2)である。 図23は、第1実施形態においてフラップ板が風の流れの向きに対して平行となっているときのファンユニットとフラップ板との正面図である。 図24は、第1実施形態においてフラップ板が風の流れの向きに対して平行となっているときのファンとフラップ板との断面図である。 図25は、第2実施形態に係る電子機器ユニットの模式斜視図である。 図26は、第2実施形態に係るファンユニットとその周囲の斜視図である。 図27(a)は、第2実施形態に係るフラップ板の正面図であり、図27(b)は、第2実施形態において錘を省いた場合のフラップ板の正面図である。 図28は、第2実施形態に係るフラップ板の側面図である。 図29は、第2実施形態に係るフラップ板の上面図である。 図30(a)、(b)は、第2実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式斜視図(その1)である。 図31は、第2実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式斜視図(その2)である。 図32(a)、(b)は、第2実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式側面図(その2)である。 図33は、第2実施形態において故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式側面図(その2)である。 図34は、第2実施形態において、ファンユニットを抜去した電子機器の模式斜視図である。 図35(a)、(b)は、第2実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式斜視図(その1)である。 図36は、第2実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式斜視図(その2)である。 図37(a)、(b)は、第2実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式側面図(その1)である。 図38は、第2実施形態においてファンユニットを装着する方法について説明するための模式斜視図(その2)である。 図39は、第2実施形態においてフラップ板が風の流れの向きに対して平行となっているときのファンユニットとフラップ板との正面図である。 図40は、第1実施形態に係る電子機器ユニットにおいて、一つのファンユニットに二つのファンを設けた場合の模式斜視図である。 図41は、第2実施形態に係る電子機器ユニットにおいて、一つのファンユニットに二つのファンを設けた場合の模式斜視図である。 図42は、第4実施形態において、フラップ板を回転可能とするための構造の他の例について説明するための平面図である。 図43は、第4実施形態において、フラップ板を回転可能とするための構造の別の例について説明するための平面図である。 図44は、第5実施形態に係る電子装置の斜視図である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が行った検討事項について説明する。
図1は、その検討に使用した電子機器ユニットの模式斜視図である。
この電子機器ユニット1は、例えばサーバであって、筐体2とその中に収容された配線基板3とを有する。
その配線基板3の上には、発熱部品4としてCPUが搭載される。そして、その発熱部品4を冷却する風Aを生成するために、筐体2にはファン5が設けられる。ファン5は筐体2に挿抜自在であって、この例では筐体2に複数のファン5を横に並べることで、いずれかのファン5が故障しても残りのファン5で発熱部品4を冷却できるようにする。
また、各ファン5と配線基板3との間には、各ファン5に対応した逆流防止装置7が設けられる。
逆流防止装置7は、複数の短冊状のフラップ板11と、各フラップ板11を回転可能な状態で支持するフレーム12とを有する。
各フラップ板11は、風Aを受けているときにはその風Aの圧力で自然に開き、風Aの風量が弱いときには自重で閉じる。
よって、図1のようにファン5が正常に回転しているときはフラップ板11が開き、ファン5で生成した気流Aがその逆流防止装置7を流通することができる。
次に、この電子機器ユニット1におけるファン5の交換作業について説明する。
図2〜図3は、ファン5の交換作業について模式的に説明するための斜視図である。
まず、図2に示すように、複数のファン5のうち符号Fで示すファン5が故障した場合を考える。
この場合、故障していない正常なファン5を停止させると風Aで発熱部品4を冷却できなくなってしまう。そこで、正常なファン5は停止させずに、故障したファン5のみを交換する活性交換を行う。
ここで、故障したファン5では風Aを生成できないので、そのファン5に対応する逆流防止装置7は風Aを受けることができず、当該逆流防止装置7のフラップ板11は自重により閉じる。
次に、図3に示すように、故障したファン5を新品と交換するために、筐体2から故障したファン5を取り外す。
このとき、上記のようにフラップ板11が閉じているため、ファン5を取り外した部分を風Aが流通することはできない。
これにより、残りの正常なファンから筐体2の外に排出された暖かな風Aが、経路Bに沿って筐体2の内部に逆流するのを防止でき、逆流してきた暖かな風Aで発熱部品4の冷却が阻害されるのを抑制できる。
但し、この逆流防止装置7には次のような問題がある。
図4は、逆流防止装置7の各フラップ板11とその近傍の模式断面図である。
図4に示すように、各フラップ板11の表面には風Aに起因した渦が形成される。その渦によって風Aがフラップ板11から受ける抵抗が大きくなり、各フラップ板11の間を風Aが流通し難くなる。
この問題は、この例のようにフラップ板11を複数設けた場合に特に顕著となり、ひいては風Aで発熱部品4(図1参照)を効率的に冷却するのが困難となる。
図5は、風Aがフラップ板から受ける抵抗を低減し得る電子機器ユニット14の模式斜視図である。
なお、図5において、図1で説明したのと同じ要素には図1におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この電子機器ユニット14においては、前述の逆流防止装置7に代えて、ファン5ごとに一枚のフラップ板15を設ける。
フラップ板15は、回転軸15aを中心にして回転自在であって、ファン5によって下から支えられる。この状態においてはフラップ板15はファン5の上方の空間に退避しているため、風Aがフラップ板15から受ける抵抗を低減できる。
次に、この電子機器ユニット14におけるファン5の交換作業について説明する。
図6〜図7は、ファン5の交換作業について模式的に説明するための斜視図である。
以下では、正常なファン5は停止させずに、故障したファン5のみを交換する活性交換について説明する。
まず、図6に示すように、複数のファン5のうち符号Fで示すファン5が故障した場合を考える。
この場合は、図7に示すように、故障したファン5を新品と交換するために、筐体1から故障したファン5を取り外す。これにより、そのファン5で下から支えられていたフラップ板15が自重により回転し、ファン5を取り外した部分がフラップ板15により塞がれる。
これにより、残りの正常なファンから筐体2の外に排出された暖かな風Aが、経路Bに沿って筐体2の内部に逆流するのを防止でき、逆流してきた暖かな風Aで発熱部品4の冷却が阻害されるのを抑制できる。
但し、この電子機器ユニット14には次のような問題がある。
図8は、前述のようにファン5の上方にフラップ板15が退避している場合における、ファン5とその周囲の正面図である。
図8に示すように、フラップ板15の回転軸15aはファン5の上方に設けられており、これによりフラップ板15を退避させるためのスペースSがファン5の上方に確保される。
しかしながら、これではスペースSにより電子機器ユニット14(図5参照)の高さが高くなってしまい、電子機器ユニット14の小型化が難しくなる。
特に、電子機器ユニット14がラックマウント型のサーバである場合には、電子機器ユニット14の高さが規格化されており、そもそもスペースSを確保するのが困難である。
以下に、風がフラップから受ける抵抗を低減でき、かつ電子機器を小型化できる各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図9は、本実施形態に係る電子機器ユニットの模式斜視図である。
この電子機器ユニット20は、例えばサーバであって、筐体22とその中に収容された配線基板23とを有する。
その配線基板23の上には発熱部品24としてCPUが搭載される。そして、その発熱部品24を冷却する風Aを生成するために、筐体22にはファンユニット25が設けられる。
本実施形態では筐体22に複数のファンユニット25を設けることで、いずれかのファンユニット25が故障しても残りのファン25で発熱部品24を冷却できるようにする。
各ファンユニット25の並べ方は特に限定されない。本実施形態では、水平方向Xに沿って各ファンユニット25を横に並べる。
なお、この例ではファンユニット25により筐体22内の空気を吸引することで筐体22内に風Aを生成しているが、ファンユニット25で外気を筐体22内に送り込むことで風Aを生成してもよい。
図10は、ファンユニット25とその周囲の斜視図である。
図10に示すように、筐体22内には直管状のダクト45が設けられており、そのダクト45にファンユニット25が挿入される。
そのファンユニット25はファン26とシャーシ27とを有する。
このうち、ファン26は、水平方向Xと鉛直方向Zの両方に垂直な軸方向Yを中心にして回転することで、筐体22の内側から外側に流れる風Aを生成する。
そして、シャーシ27は、ファン26の軸方向Yに沿って筐体22に挿抜可能である。
更に、そのシャーシ27は、ファン26を収容する概略直管型の本体部27aを有すると共に、その本体部27aから軸方向Yに沿って筐体22の内部に延びる延長部27bとを有する。
その延長部27bは、シャーシ27を筐体22内に案内するための案内板27cを有する。案内板27cは、水平方向Xに対して垂直であると共に、その側部に一対の側板27dを備える。
側板27dは、鉛直方向Zに垂直な面内に設けられており、筐体22の内面と摺接することでシャーシ27の姿勢を安定させる役割を担う。そして、側板27dの先端には、水平面内において軸方向Yから傾斜したスロープ27sが設けられる。
また、シャーシ27の内側には、ファン26を制御するための制御回路を備えた回路基板28が設けられており、前述のスロープ27s寄りの回路基板28には第1のコネクタ29が設けられる。ファン26の回転数を制御する制御信号やファン26の電力は、筐体22の内部からこの第1のコネクタ29を介してファン26に入力される。
更に、ダクト45の開口端45xにはフラップ板35が設けられる。フラップ板35は、回転軸Cを中心にして回転可能であって、ダクト45を塞ぐことができる。
本実施形態では、そのフラップ板35をファンユニット25ごとに一枚ずつ設ける。
なお、フラップ板35の大きさは特に限定されないが、例えば一辺の長さが40mm〜90mm程度の正方形状とする。また、フラップ板35の材料としては、例えば金属や樹脂を採用し得る。
図11は、フラップ板35の正面図である。
図11に示すように、フラップ板35には、鉛直方向Zに延びるシャフト36と付勢部材37とが固定される。シャフト36は、フラップ板35の表面に固定してもよいし、フラップ板35を貫通するように設けてもよい。これについては、後述の第2実施形態でも同様である。
一方、付勢部材37は、巻回部37aを中心にしてトルクを生じるねじりバネであって、その一端37xがフラップ25に固定される。
また、付勢部材37の他端37yは、前述の筐体22(図9参照)の内面に固定される。これにより、フラップ板35は、シャフト36を中心にしたトルクを付勢部材37から受けながら、シャフト36を回転軸Cにして回転可能となる。
図12は、フラップ板35の上面図である。
図12に示すように、フラップ板35においてシャフト36からずれた位置にはアーム39が設けられる。そのアーム39はフラップ板35の法線方向nに突出しており、更にそのアーム39の先端には上面視で円形の突起40が設けられている。
図13は、フラップ板35の側面図である。
図13に示すように、アーム39は互いに対向するように二つ設けられている。そして、前述の突起40は、各アーム39の表面から回転軸Cに平行な方向に突出している。
次に、本実施形態に係るファンユニット25の交換方法について説明する。
以下では、正常なファンユニット25は停止させずに、故障したファンユニット25のみを交換する活性交換について説明する。
まず、故障したファンユニット25を抜去する方法について説明する。
図14〜図15は、故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式斜視図である。
また、図16〜図17は、故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式上面図である。
抜去前においては、図14(a)及び図16(a)に示すように、ダクト45にファンユニット25が挿入された状態となっている。
但し、そのファンユニット25は故障しているため、ファン26から風Aは出ていない。
また、図10では不図示としたが、筐体22には第2のコネクタ44(図16(a)参照)が設けられており、この状態ではその第2のコネクタ44に第1のコネクタ29が嵌っている。そして、これらのコネクタ29、44を介してファン26に制御信号等が供給される。
ここで、図16(a)に示すように、フラップ板35を矢印Dの方向に回転させようとする付勢力が付勢部材37からフラップ板35に作用している。
但し、この状態では突起40がシャーシ27の延長部27bに乗り上げているためフラップ板35の回転が規制され、フラップ板35は風Aの流れの向きに平行となる。
筐体22からこのファンユニット25を抜去するには、図14(b)及び図16(b)に示すように、ユーザが自らファンユニット25を筐体22から引き出す。
これにより、シャーシ27のスロープ27sを突起40が降りていくと共に、付勢部材37の付勢力によってフラップ板35が矢印Dの方向に回転し始める。
また、第1のコネクタ29が第2のコネクタ44から外れ、ファンユニット25への電力の供給が断たれる。
なお、この状態においては、付勢部材37のねじり度合は、図14(a)及び図16(a)におけるよりも小さくなっている。
そして、図15及び図17に示すように、スロープ27sが突起40から完全に外れると、フラップ板35が更に回転する。
この例では、ダクト45の内面に接触片45a(図17参照)が設けられており、その接触片45aにフラップ板35が接触したところでフラップ板35の回転は停止する。
このとき、フラップ板35は風Aに対して垂直になっており、そのフラップ板35によりダクト45が塞がれる。
この後は、図18に示すように、ユーザが筐体22からファンユニット25を完全に抜去する。
このようにファンユニット25を抜去したとしても、抜去したファンユニット25が生成していた風Aに対してフラップ板35が垂直となっているので、ファンユニット25を抜去した部分を風Aが流通することはできない。
その結果、残りの正常なファンから筐体22の外に排出された暖かな風Aが、経路Bに沿って筐体22の内部に逆流するのを防止でき、逆流してきた暖かな風Aで発熱部品24の冷却が阻害されるのを抑制できる。
次に、筐体22にファンユニット25を装着する方法について説明する。
図19〜図20は、筐体22にファンユニット25を装着する方法について説明するための模式斜視図である。
また、図21〜図22は、筐体22にファンユニット25を装着する方法について説明するための模式上面図である。
装着に際しては、図19(a)及び図21(a)に示すように、ユーザがダクト45にファンユニット25を挿入していく。
なお、挿入前においては、前述のようにフラップ板35が風A(図21(a)参照)に対して垂直になっており、そのフラップ板35によりダクト45が塞がれている。
更にダクト45にファンユニット25を挿入していくと、図19(b)及び図21(b)に示すように、突起40がスロープ27sに乗り上がっていき、フラップ板35が回転をし始める。
なお、この状態においては、付勢部材37のねじり度合は、図19(a)及び図21(a)におけるよりも大きくなっている。
そして、筐体22にファンユニット25を完全に挿入すると、図20及び図22に示すように、突起40がスロープ27sを完全に乗り越え、フラップ板35が風A(図22参照)の流れの向きに対して平行となる。
更に、第1のコネクタ29が第2のコネクタ44に嵌合し、これらのコネクタ29、44を介してファンユニット25に電力が供給される。
以上により、筐体22にファンユニット25が装着されたことになる。
この後は、交換したファンユニット25のファン26を回転させることにより、図22に示すように風Aを生成する。
このとき、前述のようにフラップ板35が風Aの流れの向きに対して平行になっているので、フラップ板35が傾いている場合と比較して、風Aがフラップ板35から受ける抵抗は少ない。
図23は、このようにフラップ板35が風Aの流れの向きに対して平行となっているときのファンユニット25とフラップ板35との正面図である。
図23に示すように、本実施形態においては、正面視でファン26に回転軸Cを重ねることにより、正面視でファン26とフラップ板35とを重ねる。
そのため、図8の例とは異なり、フラップ板35を風Aに平行にするために当該フラップ板35を退避させるスペースSをファンユニット26の外側に確保する必要がなくなり、電子機器ユニット20の小型化を図ることが可能となる。
また、このように電子機器ユニット20を小型化する代わりに、スペースSの分だけファン26を大型化する等して、スペースSを有効活用することもできる。
図24は、フラップ板35が風Aの流れの向きに対して平行となっているときのファン26とフラップ板35との断面図である。
図24に示すように、本実施形態では一つのファン26に対してフラップ板35が一枚のみ設けられる。そのため、図4の例のようにフラップ板11を複数設ける場合と比較して、フラップ板35から風Aが受ける抵抗が少なくなり、ファンユニット25を流通する風Aの流量を増やすことができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図11に示したように、付勢部材37によりフラップ板35を付勢した。本実施形態ではこのように付勢部材37を利用せずに、以下のように重力を利用する。
図25は、本実施形態に係る電子機器ユニットの模式斜視図である。
なお、図25において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図25に示すように、本実施形態に係る電子機器ユニット20おいても、ファンユニット25ごとに一枚のフラップ板35を設ける。
但し、本実施形態ではフラップ板35に固定されているシャフト36を水平面内に設ける。これにより、フラップ板35の回転軸Cが水平面内に位置するようになり、フラップ板35を水平面内に位置させることができる。
そして、図25のように隣接する二枚のフラップ板35が共に同一の水平面R内にある状態では、各フラップ板35に沿って流れる風Aが横方向に隣接するファンユニット25の各々で共有されるようになる。そのため、隣接するファンユニット25のうちの一方が故障して停止した場合でも、他方のファンユニット25に風Aが流れ込みやすくなり、ファンユニット25の冗長性を確保し易くなる。
図26は、本実施形態に係るファンユニット25とその周囲の斜視図である。
図26に示すように、シャフト36と回転軸Cの各々は、水平方向Xと平行であり、かつファン26の軸方向Yと垂直である。これにより、フラップ板35がその回転軸Cを中心にして回転することで、ダクト45がフラップ板35によって塞がれるようになる。
なお、本実施形態では、フラップ板35の向きに合わせて、シャーシ27の案内板27cも水平面内に設ける。
図27(a)は、本実施形態に係るフラップ板35の正面図である。
図27(a)に示すように、本実施形態ではフラップ板35の縁部に錘50が設けられる。そして、その錘50によりフラップ板35の重心Qが回転軸Cからずれて、重心Qが回転軸Cの下側に位置するようになる。
なお、錘50はフラップ板35とは別部品であってもよいし、フラップ板35の縁を折り曲げて錘50としてもよい。
また、重心Qが回転軸Cの下側に位置するのであれば錘50を省いてもよい。
図27(b)は、このように錘50を省いた場合のフラップ板35の正面図である。
この例では、前述の錘50を設けずに、フラップ板35の重心Qよりも上側に回転軸Cを設けることで、重心Qを回転軸Cの下側に位置させる。
図28は、本実施形態に係るフラップ板35の側面図である。
第1実施形態と同様に、本実施形態でもフラップ板35にはアーム39が設けられており、そのアーム39の先端に突起40が固定されている。
図29は、本実施形態に係るフラップ板35の上面図である。
図29に示すように、この例では一対のアーム39の間に前述の錘50を設ける。
次に、本実施形態に係るファンユニット25の交換方法について説明する。
以下では、正常なファンユニット25は停止させずに、故障したファンユニット25のみを交換する活性交換について説明する。
まず、故障したファンユニット25を抜去する方法について説明する。
図30〜図31は、故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式斜視図である。
また、図32〜図33は、故障したファンユニットを抜去する方法について説明するための模式側面図である。
なお、図30〜図33において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、抜去前においては、図30(a)及び図32(a)に示すように、筐体22にファンユニット25が装着された状態となっている。
本実施形態では、前述のようにフラップ板35の重心Qを回転軸Cからずらしたため、図30(a)に示すようにフラップ板35に作用する重力に起因したトルクが回転軸Cの周りに発生し、そのトルクによってフラップ板35が矢印Eの方向に回転しようとする。
但し、突起40がシャーシ27の延長部27bに乗り上げているので、フラップ板35の回転が規制され、フラップ板35は風A(図32(a)参照)と平行となる。
筐体22からこのファンユニット25を抜去するには、図30(b)及び図32(b)に示すように、ユーザが自らファンユニット25を筐体22から引き出す。
これにより、シャーシ27のスロープ27sを突起40が降りていくと共に、回転軸Cの周りのトルクによってフラップ板35が矢印Eの方向に回転し始める。
また、第1のコネクタ29が第2のコネクタ44から外れ、ファンユニット25への電力の供給が断たれる。
そして、図31及び図33に示すように、スロープ27sが突起40から完全に外れると、錘50の重さでフラップ板35が更に回転する。そして、ダクト45の接触片45a(図33参照)にフラップ板35が当接したところでフラップ板35の回転が停止する。
このとき、フラップ板35は風Aに対して垂直になっており、そのフラップ板35によりダクト45が塞がれる。
この後は、図34に示すように、ユーザが筐体22からファンユニット25を完全に抜去する。
このとき、抜去したファンユニット25が生成していた風Aに対してフラップ板35が垂直となっているので、ファンユニット25を抜去した部分を風Aが流通することはできない。そのため、第1実施形態と同様に、残りの正常なファンから筐体22の外に排出された暖かな風Aが、経路Bに沿って筐体22の内部に逆流するのを防止できる。
次に、筐体22にファンユニット25を装着する方法について説明する。
図35〜図36は、筐体22にファンユニット25を装着する方法について説明するための模式斜視図である。
また、図37〜図38は、筐体22にファンユニット25を装着する方法について説明するための模式側面図である。
なお、図35〜図38において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
装着に際しては、図35(a)及び図37(a)に示すように、ユーザがダクト45にファンユニット25を挿入していく。
ここで、挿入前においては、前述のようにフラップ板35が風Aに対して垂直になっており、そのフラップ板35によりダクト45が塞がれている。
更にダクト45にファンユニット25を挿入していくと、図35(b)及び図37(b)に示すように、突起40がスロープ27sに乗り上がっていき、フラップ板35が回転をし始める。
そして、筐体22にファンユニット25を完全に挿入すると、図36及び図38に示すように、突起40がスロープ27sを完全に乗り越え、フラップ板35が風A(図38参照)の流れの向きに対して平行となる。
更に、第1のコネクタ29が第2のコネクタ44に嵌合し、これらのコネクタ29、44を介してファンユニット25に電力が供給される。
以上により、筐体22にファンユニット25が装着されたことになる。
図39は、このようにフラップ板35が風Aの流れの向きに対して平行となっているときのファンユニット25とフラップ板35との正面図である。
図39に示すように、第1実施形態と同様に本実施形態においても正面視で回転軸Cをファン26に重ねることで、正面視でファン26とフラップ板35とを重ねる。
そのため、フラップ板35を風Aに平行にするために当該フラップ板35を退避させるスペースSをファンユニット26の外側に確保する必要がなくなり、電子機器ユニット20の小型化を図ることが可能となる。
また、このように電子機器ユニット20を小型化する代わりに、スペースSの分だけファン26を大型化する等して、スペースSを有効活用することもできる。
しかも、一つのファン26に対してフラップ板35が一枚のみ設けられるので、フラップ板35を複数設ける場合と比較して、風Aがフラップ板35から受ける抵抗が少なくなる。その結果、ファンユニット25を流通する風Aの流量を増やすことが可能となる。
(第3実施形態)
第1実施形態や第2実施形態においては、例えば図10や図26に示したように、一つのファンユニット25に設けられるファン26の個数を一個とした。
これに対し、本実施形態では、以下のように一つのファンユニット25に複数のファン25を設ける。
図40は、第1実施形態に係る電子機器ユニット20において、一つのファンユニットに二つのファン26を設けた場合の模式斜視図である。
これらのファン26の各々の回転軸は同一方向を向いており、各ファン26は風Aの方向に間隔をおいて設けられる。なお、この例では二つのファン26の各々の回転軸を同軸上に設ける。更に、各ファン26の回転方向は同じであってもよいし、互いに反対方向であってもよい。
これにより、二つのファン26のうちの一方が故障したとしても、他方のファン26により風Aを生成し続けることができるので、ファンユニット25の耐故障性が高まる。
図41は、第2実施形態に係る電子機器ユニット20において、一つのファンユニットに二つのファン26を設けた場合の模式斜視図である。
この場合も、図40の例と同様の理由によりファンユニット25の耐故障性を高めることができる。
(第4実施形態)
第1実施形態や第2実施形態においては、例えば図11や図27に示したように、フラップ板35にシャフト36を固定することで、フラップ板35を回転可能とした。
フラップ板35を回転可能とするための構造はこれに限定されない。
図42は、フラップ板35を回転可能とするための構造の他の例について説明するための平面図である。
図42の例では、フラップ板35の縁部に一対の突起35aを設け、これらの突起35aに嵌る穴22xを筐体22に設ける。これにより、各突起35aを結ぶ回転軸Cを中心にしてフラップ板35が回転可能となる。
図43は、フラップ板35を回転可能とするための構造の別の例について説明するための平面図である。
図43の例では、筐体22にシャフト36を固定する。そして、このシャフト36が挿通する貫通孔35xをフラップ板35に形成することで、シャフト36を回転軸Cとしてフラップ板35が回転可能となる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1実施形態や第2実施形態で説明した電子機器ユニット20を備えた電子装置について説明する。
図44は、本実施形態に係る電子装置60の斜視図である。
図44に示すように、その電子装置60は、ラック61とその中に収容された複数の電子機器ユニット20とを有する。
各電子機器ユニット20は、ラック61内において積み重ねられており、その前面にはファンユニット25が設けられる。
第1実施形態や第2実施形態で説明したように、ファンユニット25の交換時には風Aが逆流して電子機器ユニット20内に戻るのが防止される。そのため、電子機器20内に戻ってきた暖かな風Aによって発熱部品24(図9参照)の冷却が阻害されるのを抑制し、ひいては電子装置60の高性能化を実現することができる。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 筐体と、
前記筐体に収容された発熱部品と、
前記発熱部品を冷却する風を生成すると共に、前記筐体に挿抜自在な複数のファンと、
複数の前記ファンごとに一枚ずつ設けられ、かつ、対応する前記ファンと正面視で重なる、回転軸を中心にして回転可能なフラップ板とを有し、
前記フラップ板は、対応する前記ファンを前記筐体から抜去するときに回転して前記風の流れの向きに対して垂直とされ、対応する前記ファンを前記筐体に挿入するときに回転して前記風の流れの向きに対して平行とされることを特徴とする電子機器ユニット。
(付記2) 前記フラップ板が前記風の流れの向きに垂直になる方向に前記フラップ板を付勢する付勢部材を更に有することを特徴とする付記1に記載の電子機器ユニット。
(付記3) 前記フラップ板が前記風の流れの向きに垂直になったときに、前記フラップ板に接触して前記フラップ板の回転を停止させる接触片を更に有することを特徴とする付記2に記載の電子機器ユニット。
(付記4) 前記回転軸は、水平面内に位置すると共に、前記フラップ板の重心から外れていることを特徴とする付記1に記載の電子機器ユニット。
(付記5) 前記フラップ板に錘を設け、前記錘の重さで前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して垂直になるようにしたことを特徴とする付記4に記載の電子機器ユニット。
(付記6) 複数の前記ファンが並べられており、
複数の前記ファンに対応する各々の前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行になったとき、各々の前記フラップ板が同一面内に位置することを特徴とする付記1に記載の電子機器ユニット。
(付記7) 前記フラップ板において前記回転軸からずれた位置に設けられ、前記フラップ板の法線方向に突出したアームと、
前記アームの先端に設けられ、前記回転軸に平行な方向に突出した突起と、
複数の前記ファンごとに一つずつ設けられて前記ファンを収容すると共に、前記ファンの軸方向に沿って前記筐体に挿入可能なシャーシと、
前記シャーシに設けられ、前記軸方向に沿って前記筐体内部に延びる延長部と、
前記延長部の先端に設けられ、前記軸方向から傾斜したスロープとを有し、
前記筐体に前記シャーシを挿入するときに、前記突起が前記スロープに乗り上がることで前記フラップ板が回転して、前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行にされることを特徴とする付記1に記載の電子機器ユニット。
(付記8) 前記ファンが挿入されるダクトを更に有し、
前記フラップ板は、前記風の流れの向きに対して垂直になったときに、前記ダクトを塞ぐことを特徴とする付記1に記載の電子機器ユニット。
(付記9) ラックと、
前記ラックに収容された複数の電子機器ユニットとを有し、
前記電子機器ユニットの各々は、
筐体と、
前記筐体に収容された発熱部品と、
前記発熱部品を冷却する風を生成すると共に、前記筐体に挿抜自在な複数のファンと、
複数の前記ファンごとに一枚ずつ設けられ、かつ、対応する前記ファンと正面視で重なる、回転軸を中心にして回転可能なフラップ板とを有し、
前記フラップ板は、対応する前記ファンを前記筐体から抜去するときに回転して前記風の流れの向きに対して垂直とされ、対応する前記ファンを前記筐体に挿入するときに回転して前記風の流れの向きに対して平行とされることを特徴とする電子装置。
1、14、20…電子機器ユニット、2、22…筐体、3、23…配線基板、4、24…発熱部品、5、26…ファン、7…逆流防止装置、11、15、35…フラップ板、12…フレーム、15a…回転軸、22x…孔、25…ファンユニット、27…シャーシ、27a…本体部、27b…延長部、27c…案内板、27d…側板、27s…スロープ、28…回路基板、29…第1のコネクタ、35a…突起、35x…貫通孔、36…シャフト、37…付勢部材、37a…巻回部、37x…一端、37y…他端、39…アーム、40…突起、50…錘、A…風、C…回転軸、Q…重心、60…電子装置、61…ラック。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容された発熱部品と、
    前記発熱部品を冷却する風を生成すると共に、前記筐体に挿抜自在な複数のファンと、
    複数の前記ファンごとに一枚ずつ設けられ、かつ、対応する前記ファンと正面視で重なる、回転軸を中心にして回転可能なフラップ板と
    前記フラップ板において前記回転軸からずれた位置に設けられ、前記フラップ板の法線方向に突出したアームと、
    前記アームの先端に設けられ、前記回転軸に平行な方向に突出した突起と、
    複数の前記ファンごとに一つずつ設けられて前記ファンを収容すると共に、前記ファンの軸方向に沿って前記筐体に挿入可能なシャーシと、
    前記シャーシに設けられ、前記軸方向に沿って前記筐体内部に延びる延長部と、
    前記延長部の先端に設けられ、前記軸方向から傾斜したスロープと、
    を有し、
    前記フラップ板は、対応する前記ファンを前記筐体から抜去するときに回転して前記風の流れの向きに対して垂直とされ、対応する前記ファンを前記筐体に挿入するときに前記突起が前記スロープに乗り上がることで前記フラップ板が回転して、前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行とされることを特徴とする電子機器ユニット。
  2. 前記フラップ板が前記風の流れの向きに垂直になる方向に前記フラップ板を付勢する付勢部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器ユニット。
  3. 前記回転軸は、水平面内に位置すると共に、前記フラップ板の重心から外れていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器ユニット。
  4. 前記フラップ板に錘を設け、前記錘の重さで前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して垂直になるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電子機器ユニット。
  5. 複数の前記ファンが並べられており、
    複数の前記ファンに対応する各々の前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行になったとき、各々の前記フラップ板が同一面内に位置することを特徴とする請求項1に記載の電子機器ユニット。
  6. ラックと、
    前記ラックに収容された複数の電子機器ユニットとを有し、
    前記電子機器ユニットの各々は、
    筐体と、
    前記筐体に収容された発熱部品と、
    前記発熱部品を冷却する風を生成すると共に、前記筐体に挿抜自在な複数のファンと、
    複数の前記ファンごとに一枚ずつ設けられ、かつ、対応する前記ファンと正面視で重なる、回転軸を中心にして回転可能なフラップ板と
    前記フラップ板において前記回転軸からずれた位置に設けられ、前記フラップ板の法線方向に突出したアームと、
    前記アームの先端に設けられ、前記回転軸に平行な方向に突出した突起と、
    複数の前記ファンごとに一つずつ設けられて前記ファンを収容すると共に、前記ファンの軸方向に沿って前記筐体に挿入可能なシャーシと、
    前記シャーシに設けられ、前記軸方向に沿って前記筐体内部に延びる延長部と、
    前記延長部の先端に設けられ、前記軸方向から傾斜したスロープと、
    を有し、
    前記フラップ板は、対応する前記ファンを前記筐体から抜去するときに回転して前記風の流れの向きに対して垂直とされ、対応する前記ファンを前記筐体に挿入するときに前記突起が前記スロープに乗り上がることで前記フラップ板が回転して、前記フラップ板が前記風の流れの向きに対して平行とされることを特徴とする電子装置。
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