JP6484890B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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(2) 本発明の他側面に係る吸収性物品は、(1)記載の吸収性物品であって、凸状の領域は、それぞれ20mm2以上200mm2以下の底面積を有することを特徴とする。
(3) 本発明の他側面に係る吸収性物品は、上記(1)または(2)記載の吸収性物品であって、上記接合部は、2%以上10%以下の面積を有することを特徴とする。
(4) 本発明の他側面に係る吸収性物品は、上記(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品であって、上記MD方向または上記CD方向の同一線上に並ぶ上記接合部どうしの中心間隔が4mm以上であることを特徴とする。
(5) 本発明の他側面に係る吸収性物品は、上記(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品であって、上記第1トップシート及び/又は上記第2トップシートが20g/m2以上の坪量と、1.3dtex以上5.0dtex以下の繊度を有する短繊維サーマルボンド不織布であることを特徴とする。
図3(a)は、本発明の吸収性物品の一実施形態に係る第1トップシートを抜き出した平面図であり、図3(b)は、ドット状の接合点の模式図であり、図3(c)は、接合部の一部を示す拡大平面図である。なお、図3(a)における円形破線部は、凸状の領域5の範囲を概念的に示したものである。また、図4は、図3(a)のX−X’線におけるトップシートを抜き出した断面図である。図2に示されたトップシート2の点線で囲んだ範囲を平面視すると、図3に示すように、第1トップシート2aは、平面視において略四角形状に形成された接合部6をもって第2トップシートと部分的に接合されている。各接合部6は、互いに隣接する他の接合部6と少なくとも一部の辺を共有し、ドット状の接合点6aと、棹状の接合点6bを有している。図4に示すように、トップシート2は、肌当接面側に設けられた第1トップシート2aと、第1トップシート2aよりも非肌当接面側に設けられた第2トップシート2bとを含み、第1トップシート2aは、複数の接合部6により、第2トップシートと部分的に接合され、断面視において肌当接面側に凸状となっている。
吸収体4は、フラップパルプと高吸収性樹脂(SAP)を含有し、前部から股部を経由して後部まで配置されている。吸収体4の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布といった材料から形成される。この中で、吸収性の観点から、フラッフパルプが好ましい。かかるフラッフパルプとしては、木材パルプ及び合成繊維、ポリマー繊維等や非木材パルプを綿状に解繊したものをあげることができる。また、吸収性能および肌触りを損なわないよう、吸収体4の基材の坪量を100g/m2以上800g/m2以下とすることが好ましい。
バックシート3の基材は、吸収体4が保持している体液が下着に漏れないような液不透過性を備えたものであればよく、不織布、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。かかる不織布は、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料があげられる。また、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等があげられる。バックシート3には、下着等に粘着させる粘着剤を設け、その外側に剥離紙を設けることが好ましい。
2 トップシート
2a 第1トップシート
2b 第2トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 凸状の領域
5a 凸状の領域の底面積
5h 凸状の領域の高さ
6 接合部
6a ドット状の接合点
6b 棹状の接合点
7 立体ギャザー
7a 立体ギャザーシート
7b 立体ギャザー用弾性部材
8 液拡散性シート
DCD CD方向の同一線上に並ぶ接合部どうしの中心間隔
DMD MD方向の同一線上に並ぶ接合部どうしの中心間隔
P 第1の点
Claims (5)
- 吸収性物品であって、
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、を備え、
前記トップシートは、第1トップシートと、前記第1トップシートよりも非肌当接面側に設けられた第2トップシートとを含み、
前記第1トップシートは、断面視において肌当接面側に凸状であって、平面視において略四角形状に形成された接合部をもって前記第2トップシートと部分的に接合されており、
各接合部が互いに隣接する他の接合部と少なくとも一部の辺を共有し、各接合部の各辺がMD方向またはCD方向に対し±45°の角度を有し、
4つの辺が第1の点において交差するとき、前記第1の点を起点として、前記MD方向及び前記CD方向に沿ってドット状の接合点を各方向2個ずつ有し、
前記各接合部の各辺の中点近傍には、各辺に沿って桿状の接合点を有することを特徴とする吸収性物品。 - 凸状の領域は、それぞれ20mm2以上100mm2以下の底面積を有することを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記接合部は、2%以上10%以下の面積を有することを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
- 前記MD方向または前記CD方向の同一線上に並ぶ前記接合部どうしの中心間隔が4mm以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記第1トップシート及び/又は前記第2トップシートが20g/m2以上30g/m2以下の坪量と、1.3dtex以上5.0dtex以下の繊度を有する短繊維サーマルボンド不織布であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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-
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- 2015-05-27 JP JP2015107255A patent/JP6484890B2/ja active Active
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