JP6483972B2 - 信号処理方法及び信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理方法及び信号処理装置に関する。詳しくは、本発明は、信号の周期性解析に関し、工学、医療、通信その他の分野で利用できる。
例えば、回転機械設備の状態監視分野においては、検知したい損傷とは別に、歯車の噛み合いやチェーン機構といった回転機構に由来する周期的な外乱ノイズが重畳し、状態監視を困難にする場合がある。また、インバーター駆動の回転機械においては、インバーター駆動に起因するパルス状の電気ノイズが周期的に重畳し、誤診断を誘発する恐れがある。これらにおいては、周期ノイズの弁別及び除去が、状態監視の信頼性を高めるために重要である。さらに、医療の分野では、生体の活動によって生じる周期的な脈動による信号を抽出又は除去するなどの利用が考えられる。
このように周期性信号は、機械要因、電気要因、及び生体要因のような様々な原因で発生し、周期性信号の処理技術は分野を問わず重要な意味を持つ。
以降は特に、回転設備の軸受の状態監視について説明する。例えば、回転設備の軸受の状態監視では、回転運動に付随して発生する振動や音響を測定し、例えば特許文献1に開示されているような方法で、音響や振動の発生状況を示すパラメーターを算出し、その健全性の診断を実施する。しかし、軸受損傷に起因して発生する振動や音響以外にも、歯車やチェーンの噛み合いに起因する振動や音響も発生し、これらは測定信号中のノイズとなり、検査の信頼性が低下する原因となる。そのため、ノイズの低減又は除去が必要となる。
ノイズの低減又は除去の方法としては、特許文献2に、軸受損傷による信号とノイズ信号の周波数帯域の違いを利用したノイズの低減方法が開示されている。しかし、この種の方法は軸受損傷信号とノイズ信号の周波数帯域が重なっている場合、適用できないという問題がある。
周波数帯域に重なりがあっても、信号の発生周期の違いから軸受け損傷信号とノイズ信号を判別できる場合がある。発生周期の違いを利用したノイズ除去方法としては、特許文献3に、ビデオカメラの音声信号中のモーター音などの機械音の除去方法が開示されている。これは、音声信号に短時間フーリエ変換を適用し、一定時間間隔のマスクパターンの重畳によって周期発生成分を検出し、さらに、スペクトル形状の時不変性から機械音を識別するものである。この方法では一定周期で繰り返し発生している信号を検出するためにマスクパターンを用いているが、このマスクパターンは機械音の周期と位相に合わせて設計される。
しかし、回転設備の軸受診断などでは、歯車の構造が既知であっても、回転数の正確な測定が困難な場合が多く、ノイズ信号の発生周期は正確には分からず、位相もまた同様である。さらに、特にエスカレーターの踏板駆動ギアのような特殊な構造の場合、歯車の噛み合いによるノイズ信号が、同じ周期でありながら複数の異なる位相で発生する場合がある。よって、こういった場合、まず正確な周期と位相をサーチすることが必要になる。
一般的な発生周期解析方法としては、包絡線検波処理を行った後、高速フーリエ変換や自己相関などを用いる方法があるが、扱いづらい点がある。これらの方法は参照波形との積をとった波形の積分値を利用するという点では共通しており、時間軸方向の情報のみでなく振幅の情報も多分に含んでいる。そのため、大振幅の周期成分と小振幅の周期成分が同様に周期発生していても、それらを対等に評価することができず、小振幅の周期成分を見逃す恐れがある。
特開2011−252761号公報 特開2013−29484号公報 特開2012−168345号公報
本発明は、信号の有する正確な周期や位相が不明な場合、及び、信号が同周期かつ異位相で周期発生する場合にも、そのような信号の周期と位相を正確に判別することを課題とする。
本発明の第1の態様は、時系列信号のうちでパルス発生点のみを1、その他を0とするパルス発生点フラグ波形を算出し、このパルス発生点フラグ波形に対し、時間軸上の任意の開始点から所定の設定周期ごとに配置される所定の時間幅の周期パルス検出区間を設定し、設定した全区間数のうち、周期パルス検出区間内にパルス発生点フラグが存在する区間数の割合である正規化周期パルス発生頻度を設定周期と開始点の関数として算出し、この設定周期を変化させ、個々の設定周期について正規化周期パルス発生頻度を算出し、最も卓越した周期性が認められた周期である卓越周期を決定し、その卓越周期において正規化周期パルス発生頻度が所定の閾値を超える全ての卓越開始点を抽出し、全ての卓越開始点と、卓越周期と、所定の時間幅とによって設定される周期パルス検出区間内にパルス発生点フラグが存在する全てのパルスを、特定周期成分であると判別し、抽出又は除去する、信号処理方法を提供する。
この方法によれば、パルス発生点か否かを1又は0で表現するパルス発生点フラグ波形を使用することにより、振幅の大小という情報を排除してパルス発生の時間間隔のみに基づく周期性解析が可能である。また、過渡応答などの情報を排除し、パルス発生点のみ抽出しているので、精度の高い周期性解析が可能である。
また、所定の設定周期を変化させ、個々の設定周期について正規化周期パルス発生頻度を算出し、最も卓越した周期性が認められた周期である卓越周期を決定するため、抽出又は除去したい成分の正確な周期が不明な場合にも、その周期を高精度に求めた上で、特定周期成分を判別し、抽出又は除去できる。
また、周期信号の位相に対応する開始点を変化させ、個々の開始点について正規化周期パルス発生頻度が所定の閾値を超える全ての卓越開始点を求めるため、抽出又は除去したい成分の正確な位相が不明な場合、さらに同じ周期でありながら複数の異なる位相で、抽出又は除去したい特定周期成分が発生している場合にも、周期信号が発生している全ての位相を求めた上で特定周期成分を判別し、抽出又は除去できる。
本発明の第2の態様は、時系列信号の入力を受け付ける信号入力部と、時系列信号がアナログデータであればこれを離散化し、デジタルデータを生成するA/D変換部と、時系列信号のベースノイズレベルを算出するベースノイズレベル算出部と、時系列信号からパルス発生点を抽出するパルス発生点抽出部と、時系列信号の正規化周期パルス発生頻度を算出する際に使用する所定の設定周期を決定する卓越周期決定部と、時系列信号の卓越位相を決定する卓越位相決定部と、所定の設定周期と卓越位相から時系列信号の特定周期成分を判別する特定周期成分判別部と、特定周期成分と判別された周期成分以外の全てのデータか、又は特定周期成分と判別された周期成分の全てのデータをベースノイズレベルのランダム値で置換することで、特定周期成分の抽出又は除去を行う特定周期成分抽出部又は特定周期成分除去部と、特定周期成分と判別された周期成分を抽出又は除去した後の信号を出力する時系列信号出力部とを備える、信号処理装置を提供する。
本発明によれば、特定の周期で正規化周期パルス発生頻度が所定の閾値を超える全ての卓越開始点を抽出するため、信号の有する正確な周期や位相が不明な場合、及び、信号が同周期かつ異位相で周期発生する場合にも、そのような信号の周期と位相を正確に判別できる。
本発明の実施形態にかかる信号処理装置を実装した診断装置の模式図。 図1とは異なる本発明の実施形態にかかる信号処理装置を実装した診断装置の模式図。 測定信号の生波形と包絡線検波波形を示すグラフ。 包絡線検波処理後のデジタル時系列信号を示すグラフ。 パルス発生点フラグ波形と周期パルス検出区間を示すグラフ。 開始点ts=t1のときの正規化周期パルス発生頻度p(t1)を示すグラフ。 開始点ts=t2のときの正規化周期パルス発生頻度p(t2)を示すグラフ。 設定周期T0における正規化周期パルス発生頻度p(ts)を示すグラフ。 設定周期T1における正規化周期パルス発生頻度p(ts)を示すグラフ。 個々の設定周期Tについて正規化周期パルス発生頻度p(ts)の卓越度を示すグラフ。 設定周期T1における正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフ中で、卓越開始点tspd(k)(k=1,2,…,6)を示すグラフ。 開始点ts1(1)とts1(2)によって設定された特定周期パルス検出区間を示すグラフ。 図4のグラフから周期ノイズ成分を除去した後の包絡線検波波形を示すグラフ。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる信号処理装置1を実装した診断装置2の一例を示す。信号処理装置1は、センサー3を通じて得られる測定対象4に関する信号からノイズを弁別する。診断装置2は、信号処理装置1によりノイズを除去した信号を用いて測定対象4の健全性を診断する。
図1のように、診断装置2は、信号処理装置1と診断部10を備える。信号処理装置1は、信号入力部11、A/D変換部12、ベースノイズレベル算出部13、パルス発生点抽出部14、ノイズ周期決定部15、ノイズ位相決定部16、周期ノイズ成分判別部17、周期ノイズ除去部18、及びノイズ除去後信号出力部19を備える。診断装置2は、プロセッシングユニット、RAM、ROMのような記憶装置を含むハードウェアと、それに実装されたソフトウェアとにより構築されている。また、信号処理装置1は、図2のように包絡線検波処理部20をさらに備えていてもよい。
以下、信号処理装置1により実行される信号処理方法を説明する。
図1において、信号入力部11は、センサー3で測定した測定対象4の任意の波形の信号入力を受け付ける。この信号入力データは、アナログデータでもデジタルデータでもよい。図3は、信号入力データの一例として、測定対象4がエスカレーターの踏段駆動軸受である場合、測定対象4に設置したセンサー3を通じて測定した信号の生波形を示す。
本実施形態では、図3の信号を測定するセンサー3としてAE(Acoustic Emission)センサーを使用しているが、センサー3の種類は、AEセンサー以外にも、振動センサー、超音波センサーなどを使用してもよく、特に限定されない。エスカレーターの踏段駆動軸受の信号ではチェーンの噛み合いによる周期ノイズが顕著な場合があり、その場合には、正確に健全性を診断するためには、周期ノイズを除去する必要がある。
図1において、A/D変換部12は、包絡線検波波形もしくは入力された生波形がアナログデータであればこれを離散化し、デジタルデータに変換する。また、A/D変換部12でアナログデータをデジタルデータに変換する前に、必要に応じて包絡線検波処理を行ってもよい。この場合、信号処理装置1は、図2のように包絡線検波処理部20をさらに備える。包絡線検波処理部20は、信号入力部11で受け付けた入力波形に対して包絡線検波処理を実施し、入力された生波形から包絡線検波波形を生成する。
図3は、信号入力部11で受け付けた時系列信号の入力データの生波形と、これを包絡線検波処理部20が包絡線検波処理した包絡線検波波形を示す。図3の例では、包絡線検波波形はデジタルデータで示されているが、包絡線検波波形がアナログデータであれば、A/D変換部12でこれを離散化する。これらの処理で、図4のようなデジタルデータが算出される。本実施形態では、包絡線検波処理部20は、図3に示す包絡線検波処理をピークホールドによる処理で行っている。しかし、包絡線検波処理の方法として、ピークホールド以外に、ローパスフィルター、ヒルベルト変換などの他の方法を使用してもよい。
ベースノイズレベル算出部13は、任意の方法で入力された信号の生波形もしくは包絡線検波波形、又は、その両方のベースノイズレベルを算出する。ベースノイズレベルを算出する方法には、例えば、周波数フィルターによってベースノイズを抽出する方法や、統計処理による方法などがある。ベースノイズレベル算出部13で求めたベースノイズレベルは、後述するパルス発生点抽出部14や周期ノイズ除去部18で使用される。
パルス発生点抽出部14は、任意の方法で入力された信号の生波形もしくは包絡線検波波形、又は、その両方のそれぞれのパルス発生点を抽出する。具体的には、図5のようにパルス発生点のみ1、それ以外を0としたパルス発生点フラグ波形を算出してもよい。図5は、図4の時系列信号のパルス発生点を抽出し、パルス発生点のみ1、それ以外を0としたパルス発生点フラグ波形を示す。パルス発生点の抽出方法は、図4の水平方向の破線で示した振幅閾値Pth1を越え、かつ、パルスの極大値をとる点をパルスの発生点と決定し、これらを抽出している。パルス発生点の抽出方法として、このように振幅閾値Pth1を設定する方法には、固定値を設定する方法、又は、ベースノイズレベル算出部13で算出したベースノイズレベルを使用して自動設定する方法がある。
パルス発生点か否かを1又は0で表現するパルス発生点フラグ波形を使用することにより、振幅の大小という情報を排除してパルス発生の時間間隔のみに基づく周期性解析が可能である。また、過渡応答などの情報を排除し、パルス発生点のみ抽出しているので、精度の高い周期性解析が可能である。
ノイズ周期決定部(卓越周期決定部)15は、判別するノイズ成分の周期を決定又は抽
出する。ノイズ周期決定部15は、測定対象4に起因する所定の周期を設定周期Tと決定
してもよい。また測定対象から想定される主たるパルス周期の略整数倍を設定周期Tと決
定してもよい。例えば、基本的には回転機械の噛み合いノイズ周期は軸回転周期をスプロ
ケット歯数で除算したT’で求められるが、エスカレーターのような特殊構造では、その機械構造から、正確にT’の周期でノイズが発生するのではなく、一定程度の揺らぎを持って発生する場合がある。従って、T’ではなくT’の整数倍である踏段搬送周期を設定周期Tとすることで、適切な結果が得られる場合がある。
また、ノイズ周期決定部15は、所定の周期を設定周期Tとして使用するだけでなく、設定周期Tを変化させ、個々の設定周期Tについて後述する正規化周期パルス発生頻度p(ts)を算出し、この算出に基づいて卓越周期Tpdを抽出してもよい。
図5を参照すると、上記の卓越周期Tpdの抽出のために、時系列信号において、任意の時間t=tsを開始点とし、t=ts+T、t=ts+2T、…とデータ末まで所定の設定周期Tごとに所定の区間時間幅tw(=tw1)の周期パルス検出区間21を設定する。所定の区間時間幅twを小さく設定すればするほど、時間分解能の高い解析が可能であるが、パルス波形は少なくともサンプリング点3点で形成されることから、区間時間幅twはサンプリング時間間隔の3倍ないしそれ以上の値とすればよい。本実施形態では、区間時間幅tw(=tw1)をデジタルデータのサンプリング時間間隔の3倍とした。開始点tsは0〜Tの値であり、所定の設定周期Tの波の位相φ=0〜2πと対応する。
設定した周期パルス検出区間21の総数Nと、これら全ての周期パルス検出区間21のうち、パルス又はパルス発生点フラグが存在する区間の数nを計数し、以下の式(1)により、所定の設定周期Tにおける、ある特定の開始点tsでの正規化周期パルス発生頻度p_tsを算出する。
Figure 0006483972
さらに、開始点tsを変化させ、個々の開始点tsについて正規化周期パルス発生頻度p(ts)を算出することにより、所定の設定周期Tに関して、以下の式(2)により、開始点tsの関数としての正規化周期パルス発生頻度p(ts)を得る。以下の式(2)では、所定の設定周期Tにおいて、設定する周期パルス検出区間21の総数Nは一定値であるが、パルス又はパルス発生点フラグが存在する区間の数は一定値ではなく、n(ts)のように開始点tsの変化に伴って変化する。
Figure 0006483972
設定する周期パルス検出区間21の総数Nは変化しないが、これら全ての周期パルス検出区間21のうち、パルス又はパルス発生点フラグが存在する区間の数nは、n(ts)のように、開始点の変化に伴い、変化する。
図6と図7は、異なる開始点t1,t2での正規化周期パルス発生頻度p(t1),p(t2)をそれぞれ算出した結果を示す。図6では、開始点ts=t1のとき、設定した周期パルス検出区間21の総数Nは5であり、この5つの周期パルス検出区間21のうち、パルス又はパルス発生点フラグが存在する区間の数n(t1)が3であるため、式(2)の正規化周期パルス発生頻度p(t1)は0.6(=3/5)となる。図7では、開始点ts=t2のとき、設定した周期パルス検出区間21の総数Nは5であり、この5つの周期パルス検出区間21のうち、パルス又はパルス発生点フラグが存在する区間の数n(t2)が1であるため、式(2)の正規化周期パルス発生頻度p(t2)は0.2(=1/5)となる。
このようにして、開始点tsの変化に伴い、正規化パルス発生頻度p(ts)は変化する。このような演算を、開始点tsをさらに変化させ、個々の開始点tsについて、正規化周期パルス発生頻度p(ts)をそれぞれ算出することで、所定の設定周期Tに関して、開始点tsの関数としての正規化周期パルス発生頻度p(ts)を求めることができる。
さらに、式(2)の正規化周期パルス発生頻度p(ts)を求める演算を、設定周期Tを任意の刻み幅で変化させ、個々の設定周期Tについて行う。
図8は、設定周期T=T0の場合に、開始点tsを変化させ、個々の開始点tsについて正規化周期パルス発生頻度p(ts)を求めたグラフである。図8の結果では、グラフ中でいずれの開始点tsにおいても正規化周期パルス発生頻度p(ts)は、卓越した値を示していない。この結果は入力された信号が設定周期T=T0で周期性を有していないことを意味する。
これに対し、図9は、設定周期T=T1の場合に、開始点tsを変化させ、個々の開始点tsについて正規化周期パルス発生頻度p(ts)を求めたグラフである。図9の結果では、グラフ中で複数の開始点tsにおいて正規化周期パルス発生頻度p(ts)は、卓越した値を示している。この結果は入力信号が所定の設定周期T=T1で周期性を有していることを意味しており、これによりノイズ成分による卓越周期Tpdが周期T1であると決定できる。
このようにして、設定周期Tを変化させ、個々の設定周期Tについて上記演算を行うことで、卓越周期T1を抽出できる。
なお、正規化周期パルス発生頻度p(ts)が卓越しているか否かを明確に決定する場合、及び、自動処理により卓越周期Tpdを決定する場合には、いずれの設定周期Tで最も正規化周期パルス発生頻度p(ts)が卓越しているか判断する指標が必要である。この指標としては、例えば、図8と図9のような設定周期T0とT1での各正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフにおいて、まず正規化周期パルス発生頻度p(ts)の平均値p0を算出する。次に、この平均値p0を越えた正規化周期パルス発生頻度p(ts)の極大値の平均値から平均値p0以下の正規化周期パルス発生頻度p(ts)の極大値の平均値を引算した結果の値が利用できる。このようにして、所定の設定周期Tを変化させ、個々の設定周期Tについて、上記引算の値を計算した結果を図10に示す。図10より、最大値をとる設定周期T1を卓越周期Tpdと決定できる。
また、その他の指標としては、正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフのうち、上位k個(kは任意の整数)の極大値の平均値を使用する方法もある。例えば、あるエスカレーターの踏段駆動ギアとチェーンの噛み合いによる周期ノイズはその機械的構造から6つの位相で卓越することが既知なため、このような測定対象4の場合は、k=6として計算すればよい。
なお、こういった知見がなくとも、任意の適当な整数kを使って、上位k個の正規化周期パルス発生頻度p(ts)の平均値を指標に使用する方法でも卓越周期T1の決定は十分正確に実施できる場合が多い。
このようにして、所定の設定周期Tを変化させ、個々の設定周期Tについて正規化周期パルス発生頻度p(ts)を算出し、最も卓越した周期性が認められた周期である卓越周期T1を決定する。従って、抽出又は除去したい成分の正確な周期が不明な場合にも、その周期を高精度に求めた上で、特定周期成分を判別し、抽出又は除去できる。
ノイズ位相決定部(卓越位相決定部)16は、ノイズ周期決定部(卓越周期決定部)15で決定した所定の設定周期Tにおける、又は、算出した卓越周期Tpd(本実施形態では周期T1)における正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフから、ノイズの卓越位相とこれに対応する卓越開始点ts1(k)を算出する。この算出は、正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフから卓越したピークを探し、その極大値を与えている開始点tsを求めればよい。図11は、卓越周期Tpd(=T1)における正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフにおいて、卓越開始点ts1(k)(k=1,2,…,6)を示すグラフである。
なお、卓越開始点ts1(k)の算出を明確に又は自動で行う場合には、正規化周期パルス発生頻度p(ts)のグラフ中で、いずれのピークが卓越しているかを判断する指標が必要である。この指標としては、例えば、正規化周期パルス発生頻度p(ts)の閾値Pth2を設定し、閾値p1を越える極大値を与えている開始点tsを選ぶ方法が簡単である。本実施形態では下記の式によって閾値Pth2を算出した。
Figure 0006483972
上記の式において、nAは全データ点数、nPはパルス発生点フラグが1のデータ数、及び、nwは区間時間幅twに対応するデータ点数である。図11の水平方向の破線Pth2は、上記の式の正規化周期パルス発生頻度p(ts)の閾値Pth2を示す。
このようにして、周期信号の位相に対応する開始点tsを変化させ、個々の開始点tsについて、正規化周期パルス発生頻度p(ts)が所定の閾値p1を超える全ての卓越開始点tspd(k)(k=1,2,3…)を求める。従って、抽出又は除去したい成分の正確な位相が不明な場合、さらに同じ周期でありながら複数の異なる位相で、抽出又は除去したい特定周期成分が発生している場合にも、周期信号が発生している全ての位相を求めた上で特定周期成分を判別し、抽出又は除去できる。
周期ノイズ成分判別部(特定周期成分判別部)17は、区間時間幅twと、上記の方法で算出した卓越周期Tpd及び卓越開始点tspd(k)(k=1,2,3…)を使用して、任意の方法で入力された信号の生波形もしくは包絡線検波波形、又は、パルス発生点フラグ波形上において、t=tspd(1)、t=tspd(2)、t=tspd(3)、…、t=tspd(1)+Tpd、t=tspd(2)+Tpd、t=tspd(3)+Tpd、…、t=tspd(1)+2Tpd、t=tspd(2)+2Tpd、t=tspd(3)+2Tpd、…とデータ末まで特定周期パルス検出区間21を設定する。ここで、区間時間幅twはノイズ周期決定部15で使用した区間時間幅tw1と同じ値でもよいし、異なる値でもよい。
図12は、周期ノイズ成分判別のための特定周期パルス検出区間21の設定例を示す。図12では、例として卓越周期T1において卓越開始点ts1(1)とts1(2)によって設定される特定周期パルス検出区間21を示している。このように特定周期パルス検出区間21を設定することで、同周期でも異なる位相で発生するパルス又は全てのパルス発生点フラグを確実に検出できる。なお、図12で特定周期パルス検出区間21を縦にずらして描画しているのは、卓越開始点ts1(1)によって設定される特定周期パルス検出区間21と卓越開始点ts1(2)によって設定される特定周期パルス検出区間21を視覚的に識別しやすくするためである。
周期ノイズ成分判別部17は、これらの特定周期パルス検出区間21の内に存在する全てのパルス又は全てのパルス発生点フラグは、特定周期成分及び特定位相成分によるものと判定する。本実施形態では、即ち周期ノイズ成分と判定する。さらに、これらのパルス発生点フラグと図4の包絡線検波波形との時間軸上の対応関係から、包絡線検波波形中でいずれのパルスが周期ノイズ成分であるかを明確に判別できる。
また、周期ノイズ成分を明確に判別するためには、時系列信号中の1つのパルスを構成するデータ範囲が、時間軸上でどこからどこまでのデータ範囲であるかを決定する必要がある。
本実施形態では、時系列信号において、パルスの極大点から時間軸上の前後に離れるにしたがって振幅は減少するが、振幅が所定の振幅閾値を下回る直前まで、もしくは減少する振幅が増加に転じる直前までをパルスの一部としている。この振幅閾値は固定値であっても良いが、様々な入力信号に対して変化するノイズに対応してパルスのデータ範囲を決定できるように、ベースノイズレベル算出部13で算出したベースノイズレベルを利用するのが好ましい。その他の方法としては、例えば、パルスの極大点から時間軸上の前後±5点をパルスの一部とするように、パルスの有するデータ点数又は時間幅を一定とする方法などがある。
以上より、時系列信号において、信号の有する正確な周期や位相が不明な場合、及び、信号が同周期かつ異位相で周期発生する場合にも、周期ノイズ成分を明確に判別できる。さらに、時系列信号が包絡線検波波形の場合でも、図3のように包絡線検波波形と入力された生波形の時間軸上の対応関係から、入力された生波形において周期ノイズ成分を明確に判別できる。
周期ノイズ除去部(特定周期成分除去部)18は、入力波形もしくは包絡線検波波形、又は、その両方において、周期ノイズ成分判別部17にて周期ノイズ成分と判別されたデータを全て、それぞれのベースノイズレベルのランダム値で置換する。従って、入力波形もしくは包絡線検波波形、又は、その両方から周期ノイズ成分を除去できる。ベースノイズレベルのランダム値を置換に使用するのは、時系列信号中で周期ノイズ成分を置換した部分が不自然に一定値をとらないようにするためであるが、実際上、一定値でも信号処理に影響はない。従って、ベースノイズレベル以下の値であれば、置換に使用する値はランダム値に限定されない。
ノイズ除去後信号出力部19は、周期ノイズ成分を除去した波形を出力する。図13は図4の包絡線検波波形から卓越周期Tpd(=T1)の周期ノイズ成分を除去し、ノイズ除去後信号出力部19が出力した結果を示すグラフである。図4のグラフでは周期ノイズが複数のパルスとして存在していたが、図13では、これらの周期ノイズ成分は除去されている。
診断部10は、ノイズ除去後信号出力部19により出力された周期ノイズ成分を除去した波形に基づいて測定対象4の診断を行う。診断部10での診断は、信号処理装置1により周期ノイズ成分が除去された波形を使用するため、周期ノイズ成分による誤差を伴わない正確な診断が可能である。診断部10は、診断結果を例えば視覚的に表示してもよい。また、診断部10は、診断結果を他の外部に出力してもよい。
本実施形態では、測定対象4をエスカレーターの踏段駆動軸受としているが、測定対象4の種類は特に限定されない。例えば、インバーター駆動の回転機械においては、インバーター駆動に起因するパルス状の電気ノイズが周期的に重畳し、誤診断を誘発する恐れがある。このような電気ノイズを除去するために、本発明の信号処理装置1は利用できる。さらに、測定対象4は回転機械の分野に限らず、医療の分野においては、生体の活動によって生じる周期的な脈動による信号を抽出又は除去するなどに信号処理装置1は利用できる。
1 信号処理装置
2 診断装置
3 センサー
4 測定対象
10 診断部
11 信号入力部
12 A/D変換部
13 ベースノイズレベル算出部
14 パルス発生点抽出部
15 ノイズ周期決定部(卓越周期決定部)
16 ノイズ位相決定部(卓越位相決定部)
17 周期ノイズ成分判別部(特定周期成分判別部)
18 周期ノイズ除去部(特定周期成分除去部)
19 ノイズ除去後信号出力部
20 包絡線検波処理部
21 周期パルス検出区間

Claims (9)

  1. 測定対象に関するセンサーの出力信号であって、かつ、ベースノイズを含む信号を時系列として取り込んだ時系列信号に対して
    前記時系列信号の第1の所定の振幅閾値を越えている点のうち、時系列の前後の隣接点より大きい振幅値を持つ点をパルス発生点とみなして1、その他を0としたパルス発生点フラグ波形使用し、
    時間軸上の任意の開始点から所定の設定周期ごとに、所定の時間幅の周期パルス検出区間を配置し、
    前記周期パルス検出区間の全区間数のうち、前記周期パルス検出区間の中に前記パルス発生点フラグ波形における前記パルス発生点により示されるパルスが存在する区間数の割合である正規化周期パルス発生頻度を求める計算を、前記開始点を変化させ、個々の開始点について行うことで、前記開始点の関数として前記正規化周期パルス発生頻度を算出し、
    前期正規化周期パルス発生頻度が所定の閾値を越える前記開始点を卓越開始点として全て抽出し、
    全ての前記卓越開始点と、前記所定の設定周期と、前記所定の時間幅とによって設定される全ての前記周期パルス検出区間内の全ての前記パルスを特定周期成分であると判別する、信号処理方法。
  2. 前記時系列信号として、前記センサーの出力信号の包絡線検波処理により算出した包絡線検波波形を使用する、請求項1に記載の信号処理方法。
  3. 前記時系列信号のうち、特定周期成分であると判別されたパルスを構成するデータ以外の全てのデータか、又は特定周期成分であると判別されたパルスを構成する全てのデータをベースノイズレベルのランダム値で置換することにより、前記時系列信号から判別された特定周期成分を抽出又は除去する、請求項1または請求項2に記載の信号処理方法。
  4. 前記パルス発生点フラグ波形を用いて特定周期成分を判別し、前記時系列信号中の前記特定周期成分の抽出又は除去の際に前記時系列信号中の1つのパルスを構成するデータ範囲を、パルスの極大点からの時系列の前後のデータが第2の所定の振幅閾値を下回る直前までのデータ範囲とする、請求項3に記載の信号処理方法。
  5. 前記パルス発生点フラグ波形を用いて特定周期成分を判別し、前記時系列信号中の前記特定周期成分の抽出又は除去の際に前記時系列信号中の1つのパルスを構成するデータ範囲を、パルスの極大点からの振幅の時間変化が減少から増加に転じる直前までのデータ範囲とする、請求項3に記載の信号処理方法。
  6. 想定される発生周期の整数倍の周期を前記所定の設定周期として使用する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の信号処理方法。
  7. 前記所定の設定周期を変化させ、個々の設定周期について前記開始点の関数として前記正規化周期パルス発生頻度を算出し、前記正規化周期パルス発生頻度に基づいて、最も高い周期性が認められた周期である卓越周期を決定し、それを前記所定の設定周期として使用する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の信号処理方法。
  8. 測定対象に関するセンサーの出力信号であって、かつ、ベースノイズを含む信号を時系列信号の入力として受け付ける信号入力部と、
    前記時系列信号がアナログデータであればこれを離散化してデジタルデータを生成するA/D変換部と、
    前記時系列信号のベースノイズレベルを算出するベースノイズレベル算出部と
    前記時系列信号が所定の振幅閾値を越えている点のうち、時系列の前後の隣接点より大きい振幅値を持つ点をパルス発生点とみなして1、その他を0としたパルス発生点フラグ波形を算出するパルス発生点抽出部と、
    時間軸上の任意の開始点から所定の設定周期ごとに、所定の時間幅の周期パルス検出区間を配置し、前記周期パルス検出区間の全区間数のうちの前記周期パルス検出区間の中に前記パルス発生点フラグ波形の前記パルス発生点により示されるパルスが存在する区間数の割合である正規化周期パルス発生頻度に基づいて最も高い周期性が認められた周期を前記パルス発生点フラグ波形の卓越周期として決定する卓越周期決定部と、
    前記卓越周期における前記正規化周期パルス発生頻度と開始点の関係から所定の閾値を超える極大値を示す全ての開始点を前記パルス発生点フラグ波形の卓越位相として決定する卓越位相決定部と、
    前記卓越周期と前記卓越位相から前記時系列信号の中の前記パルスを特定周期成分であると判別する特定周期成分判別部と、
    前記特定周期成分と判別されたパルス以外の全てのデータか、又は特定周期成分と判別されたパルスを構成する全てのデータを、前記ベースノイズレベルのランダム値で置換することにより前記特定周期成分の抽出又は除去を行う特定周期成分除去部又は特定周期成分抽出部と、
    前記特定周期成分と判別された周期成分を抽出又は除去した後の信号を出力する時系列信号出力部と
    を備える、信号処理装置。
  9. 測定対象に関するセンサーの出力信号であって、かつ、ベースノイズを含む信号を時系列信号の入力としてを受け付ける信号入力部と、
    前記時系列信号を入力して包絡線検波処理により包絡線検波波形を抽出する包絡線検波処理部と、
    前記包絡線検波波形がアナログデータであればこれを離散化してデジタルデータを生成するA/D変換部と、
    前記包絡線検波波形のベースノイズレベルを算出するベースノイズレベル算出部と、
    前記包絡線検波波形から信号が所定の振幅閾値を越えている点のうち、時系列の前後の隣接点より大きい振幅値を持つ点をパルス発生点とみなして1、その他を0としたパルス発生点フラグ波形を算出するパルス発生点抽出部と、
    時間軸上の任意の開始点から所定の設定周期ごとに、所定の時間幅の周期パルス検出区間を配置し、前記周期パルス検出区間の全区間数のうちの前記周期パルス検出区間の中に前記パルス発生点フラグ波形の前記パルス発生点により示されるパルスが存在する区間数の割合である正規化周期パルス発生頻度に基づいて最も高い周期性が認められた周期を前記パルス発生点フラグ波形の卓越周期として決定する卓越周期決定部と、
    前記卓越周期における前記正規化周期パルス発生頻度と開始点の関係から所定の閾値を超える極大値を示す全ての開始点を前記パルス発生点フラグ波形の卓越位相として決定する卓越位相決定部と、
    前記卓越周期と前記卓越位相から前記包絡線検波波形の前記パルスを特定周期成分であると判別する特定周期成分判別部と、
    前記特定周期成分と判別されたパルス以外の全てのデータか、又は特定周期成分と判別されたパルスを構成する全てのデータを、前記ベースノイズレベルのランダム値で置換することにより前記特定周期成分の抽出又は除去を行う特定周期成分除去部又は特定周期成分抽出部と、
    前記特定周期成分と判別された周期成分を抽出又は除去した後の信号を出力する時系列信号出力部と
    を備える、信号処理装置。
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