JP6483395B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ骨格部材が樹脂材料を用いて形成された空気入りタイヤに関する。
軽量化やリサイクルのし易さから、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー等をタイヤ材料として用いることが提案されており、例えば、特許文献1には、タイヤ本体を熱可塑性の高分子材料を用いて成形した空気入りタイヤが開示されている。
特開平3−143701号公報
特許文献1のような熱可塑性の高分子材料を用いて成形した空気入りタイヤにおいて、パンクを防止するためにシール層を設けることができる。しかしながら、シール層をタイヤ内周面に設けると、リム組み及びリム外しの際にシール層を避けて作業しなければならず、作業性が損なわれる。
本発明は上記事実を考慮し、シール層をタイヤに設けてもリム組み及びリム外しの作業性が損なわれることのない空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る空気入りタイヤは、環状に形成された樹脂製のタイヤ骨格部材と、前記タイヤ骨格部材の内部に形成された空洞部に、前記タイヤ骨格部材の内周面と前記空洞部とを連通する連通孔を介してシーリング材を充填することにより設けられたシール層と、を備えている。
上記構成によれば、タイヤ骨格部材の内部に形成された空洞部に連通孔を介してシーリング材を充填することによりシール層が設けられているため、リム組み及びリム外しの際にタイヤレバー等の工具がシール層に接触する虞がない。そのため、シール層を避けて作業する場合に比べて作業性が向上する。
本発明の請求項2に係る空気入りタイヤは、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記空洞部は、タイヤ周方向に一周に亘って連通して形成されている。
上記構成によれば、タイヤ周方向に一周に亘って連続的にシール層が設けられるため、タイヤ周方向のどの位置にパンク孔が発生した場合であってもシール層により塞ぐことができる。
本発明の請求項3に係る空気入りタイヤは、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記空洞部は、タイヤ周方向に間隔を空けて複数形成されている。
上記構成によれば、タイヤ骨格部材に空洞部が間隔を空けて複数形成されているため、タイヤ骨格部材の剛性の低下を抑制しつつシール層によりパンクを防止し易くなる。
本発明の請求項4に係る空気入りタイヤは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記タイヤ骨格部材は、ビードコアを覆うビード部と、前記ビード部からタイヤ半径方向外側に延びるサイド部と、前記サイド部からタイヤ幅方向内側に延びるクラウン部と、を有し、前記空洞部は、少なくとも前記タイヤ骨格部材の前記サイド部に形成されている。
上記構成によれば、タイヤ骨格部材のサイド部に空洞部が形成されていることで、一般的にシール層を設けることが難しいタイヤのサイド部にシール層を設けることができ、サイド部がパンクする可能性を低減することができる。
本発明によれば、シール層をタイヤに設けてもリム組み及びリム外しの作業性が損なわれることのない空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの一部を示す斜視断面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ軸方向に沿った断面の片側を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの一部を示す斜視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ軸方向に沿った断面の片側を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1、2を参照して説明する。なお、図中矢印Wはタイヤの回転軸と平行な方向(以下、タイヤ幅方向とする)を示し、矢印Rはタイヤの回転軸を通りタイヤ幅方向と直交する方向(以下、タイヤ半径方向とする)を示す。
また、矢印Cはタイヤの回転軸を中心とする円の円周方向(以下、タイヤ周方向とする)を示す。なお、ラジアル方向とは、タイヤ周方向と直交する方向であり、タイヤ半径方向及びタイヤ幅方向を含む方向とする。
図1、2に示すように、第1実施形態に係る空気入りタイヤ10は、タイヤ骨格部材12と、被覆ゴム層16と、トレッドゴム18と、を備えている。
タイヤ骨格部材12は、一対のビード部20と、一対のビード部20からそれぞれタイヤ半径方向外側に延びる一対のサイド部22と、サイド部22からタイヤ幅方向内側に延びるクラウン部24と、を有している。
なお、ここで、タイヤ骨格部材12のタイヤ半径方向内側端からタイヤ断面高さの30%までをビード部20といい、トレッドゴム18を配置する部分をクラウン部24という。
また、タイヤ骨格部材12は樹脂材料で成形された環状の部材であり、一対のタイヤ片12Aをタイヤ軸方向に接合することにより形成されている。一対のタイヤ片12Aは、例えば、タイヤ片12Aのタイヤ幅方向内側端部の間に熱板を挟んで対向する端部同士を接近する方向に押付けながら熱板を除去して溶着する方法により、クラウン部24のタイヤ幅方向の中心部で互いに接合されている。
なお、接着剤で接着する方法により一対のタイヤ片12A同士が接合されていてもよい。さらに、1つの部材のみによりタイヤ骨格部材12が形成されていてもよく、また、3つ以上の部材を接合することによりタイヤ骨格部材12が形成されていてもよい。
タイヤ骨格部材12を構成する樹脂材料としては、ゴムと同等の弾性を有する熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー(TPE)、及び熱硬化性樹脂等を用いることができる。走行時の弾性と製造時の成形性を考慮すると、熱可塑性エラストマーを用いることが望ましい。なお、タイヤ骨格部材12の全てを上記樹脂材料で形成してもよく、一部のみを上記樹脂材料で形成してもよい。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、動的架橋型熱可塑性エラストマー(TPV)等が挙げられる。
また、熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。さらに、熱可塑性材料としては、例えば、ISO75−2又はASTM D648に規定されている荷重たわみ温度(0.45MPa荷重時)が78℃以上、JIS K7113に規定される引張降伏強さが10MPa以上、同じくJIS K7113に規定される引張破壊伸び(JIS K7113)が50%以上、JIS K7206に規定されるビカット軟化温度(A法)が130℃以上であるものを用いることができる。
タイヤ骨格部材12のビード部20には、ビードコア26が埋設されている。ビードコア26を構成する材料としては、金属、有機繊維、有機繊維を樹脂で被覆したもの、又は硬質樹脂等を用いることができる。なお、ビード部20の剛性が確保され、図2に示すリム28との嵌合に問題がなければ、ビードコア26を省略してもよい。
また、タイヤ骨格部材12の外周面には、タイヤ骨格部材12のビード部20からクラウン部24のタイヤ幅方向外側まで延びる一対の被覆ゴム層16が設けられている。被覆ゴム層16を構成する材料としては、従来のゴム製の空気入りタイヤに用いられているゴムと同種のものを用いることができる。
なお、被覆ゴム層16のタイヤ半径方向内側の端部は、それぞれタイヤ骨格部材12のビード部20の内周面まで延びている。また、クラウン部24の外周面には、ベルト層32が設けられている。このベルト層32は、例えば、樹脂被覆されたコードをタイヤ周方向に螺旋状に巻いて構成されている。
クラウン部24及びベルト層32のタイヤ半径方向外側には、トレッドゴム18が配置されている。なお、被覆ゴム層16、ベルト層32、トレッドゴム18は、タイヤ骨格部材12に積層された後、加硫接着されている。
トレッドゴム18は、タイヤ骨格部材12を形成している樹脂材料よりも耐摩耗性に優れたゴムで形成されており、従来のゴム製の空気入りタイヤに用いられているトレッドゴムと同種のものを用いることができる。
また、トレッドゴム18の踏面には、タイヤ周方向に延びる排水用の溝18Aが形成されている。本実施形態では、3本の溝18Aが形成されているが、これに限らず、さらに多くの溝18Aを形成してもよい。また、溝18Aのトレッドパターンとしては、公知のものが用いられる。
タイヤ骨格部材12の内部には、タイヤ骨格部材12の一方のサイド部22の内部からクラウン部24の内部を経て他方のサイド部22の内部へと延びる空洞部34が設けられている。
なお、空洞部34のタイヤ半径方向内側の端部は、図2に示すように、リム28のリムフランジ28Aのタイヤ半径方向外側の端部よりタイヤ半径方向内側に位置するよう配置されている。
空洞部34はタイヤ周方向に一周に亘って連通して形成されており、図1に示すように、タイヤ骨格部材12の内周面には、タイヤ骨格部材12の内周面と空洞部34内とを連通する連通孔36が複数設けられている。
また、空洞部34には、シール層としてのシーリング材38が充填されている。シーリング材38は、空気入りタイヤ10に釘等が刺さってパンク孔が発生した場合にパンク孔を塞ぐための液状の補修剤を用いることができ、一般的に天然ゴムラテックスや合成ゴムラテックス等のラテックスが用いられている。
次に、本実施形態に係る空気入りタイヤ10の作用及び効果について説明する。
空気入りタイヤ10に上述したシール層を設けるには、まず、タイヤ骨格部材12のタイヤ片12Aを射出成形する際に、成形樹脂内にガスを充填するガスアシスト成形等によってタイヤ片12A内にそれぞれ片側空洞部34Aを形成する。
そして、タイヤ片12A同士を接合することによりタイヤ骨格部材12を形成するとともに、タイヤ骨格部材12の一方のサイド部22の内部から他方のサイド部22の内部へと延びる空洞部34を形成する。
その後、タイヤ骨格部材12の内周面の複数の連通孔36から空洞部34内へとシーリング材38を充填する。充填後、連通孔36はシーリング材38によって塞がれる。なお、空洞部34内へシーリング材38を充填した後、連通孔36を熱溶着することにより塞いでもよい。また、連通孔36に逆止弁が設けられていてもよい。
本実施形態に係る空気入りタイヤ10では、タイヤ骨格部材12の内部に空洞部34を形成し、空洞部34内にシーリング材38を充填することによりシール層を設けている。
シーリング材38が空洞部34内に充填されているため、リム組み及びリム外しの際にタイヤレバー等の工具がシーリング材38に接触する虞がない。そのため、シーリング材38を避けて作業する場合に比べて作業性が向上する。
また、シーリング材38が空洞部34内に充填されているため、空気入りタイヤ10が回転して遠心力がかかった場合であっても、シーリング材38が空洞部34外に流動することがなく、また、空洞部34内で偏る虞も少ない。したがって、空気入りタイヤ10のタイヤ骨格部材12におけるサイド部22及びクラウン部24部分のパンクをシール層により防止し易くなる。
また、空洞部34はタイヤ周方向に一周に亘って連通して形成されている。つまり、タイヤ周方向に一周に亘って連続的にシール層が設けられるため、タイヤ周方向のどの位置にパンク孔が発生した場合であってもパンク孔にシーリング材38が充填される。
また、一般的に、シール層はタイヤの内周面にシーリング材を流し込むことにより形成されているため、サイド部に設けることが難しい。しかし、本実施形態に係る空気入りタイヤ10では、空洞部34がタイヤ骨格部材12の一方のサイド部22から他方のサイド部22にかけて形成されているため、サイド部22にもシール層を設けることができる。
さらに、空洞部34は、リム28のリムフランジ28Aの端部よりタイヤ半径方向内側に配置されている。タイヤ骨格部材12のビード部20のリム28に組み付けられている部分はリム28によって保護されている。したがって、リムフランジ28Aの端部よりタイヤ半径方向内側の部分までシール層を設けることで、リム28によって保護されておらず、かつ、シール層が設けられていない部分が無くなり、空気入りタイヤ10の保護されていない部分のパンクを防止し易くなる 。なお、空洞部34のタイヤ半径方向内側の端部は、リムフランジ28Aの端部位置と同じ位置とされていてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図3、4を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態の空気入りタイヤ40では、タイヤ骨格部材12のサイド部22の内部及びクラウン部24の内部に、ラジアル方向にそれぞれ間隔を空けて第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43の3つの空洞部が形成されている。
さらに、第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43はタイヤ周方向に分割され、それぞれ間隔を空けて複数の第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43として形成されている。
また、図3に示すように、タイヤ骨格部材12の内周面には、タイヤ骨格部材12の内周面と第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43の内部とをそれぞれ連通する連通孔44が複数設けられている。
なお、タイヤ骨格部材12のサイド部22の内部に形成された第1空洞部41、第3空洞部43のタイヤ半径方向内側の端部は、図4に示すように、リム28のリムフランジ28Aのタイヤ半径方向外側の端部よりタイヤ半径方向内側に位置するよう配置されている。
次に、本実施形態に係る空気入りタイヤ40の作用及び効果について説明する。
空気入りタイヤ40に上述したシール層を設けるには、第1実施形態と同様に、タイヤ骨格部材12のタイヤ片12Aを射出成形する際に、成形樹脂内にガスアシスト成形等によってタイヤ片12A内に第1空洞部41、片側第2空洞部42A、第3空洞部43を形成する。
そして、タイヤ片12A同士を接合することにより、第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43が設けられたタイヤ骨格部材12を形成する。その後、タイヤ骨格部材12の内周面の複数の連通孔44から第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43の内部へと、それぞれシーリング材38を充填する。
本実施形態に係る空気入りタイヤ40では、タイヤ骨格部材12の内部にラジアル方向及びタイヤ周方向に間隔を空けて複数の第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43を形成している。そして、第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43の内部にシーリング材38をそれぞれ充填することによりシール層を設けている。
したがって、第1実施形態と同様に、リム組み及びリム外しの際にタイヤレバー等の工具が、第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43内のシーリング材38に接触する虞がない。そのため、シーリング材38を避けて作業する場合に比べて作業性が向上する。
また、それぞれの第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43の内部にシーリング材38が充填され、タイヤ骨格部材12のサイド部22及びクラウン部24のそれぞれにシール層が設けられている。
したがって、空気入りタイヤ10が回転して遠心力がかかった場合であっても、シーリング材38が流動してずれる虞がなく、空気入りタイヤ40のタイヤ骨格部材12におけるサイド部22及びクラウン部24部分のパンクをそれぞれのシール層により防止し易くなる。
また、第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43がラジアル方向及びタイヤ周方向にそれぞれ間隔を空けて形成されている。したがって、タイヤ骨格部材12の剛性の低下を抑制しつつ複数のシール層により空気入りタイヤ40のパンクを防止し易くなる。
また、タイヤ骨格部材12のサイド部22に第1空洞部41、第3空洞部43が形成されている。したがって、一般的にシール層を設けることが難しい空気入りタイヤ40のタイヤ骨格部材12におけるサイド部22にもシール層を設けることができる。
さらに、第1空洞部41、第3空洞部43は、リム28のリムフランジ28Aの端部よりタイヤ半径方向内側に配置されている。リムフランジ28Aの端部よりタイヤ半径方向内側の部分までシール層を設けることで、リム28によって保護されておらず、かつ、シール層が設けられていない部分が無くなり、空気入りタイヤ40の保護されていない部分のパンクを防止し易くなる 。なお、空洞部34のタイヤ半径方向内側の端部は、リムフランジ28Aの端部位置と同じ位置とされていてもよい。
(その他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、第2実施形態では、ラジアル方向に3つの空洞部が形成されていたが、4つ以上の空洞部が形成されていてもよい。また、タイヤ骨格部材12のサイド部22の内部のみ又はクラウン部24の内部のみに空洞部を形成する等、任意の位置に空洞部を形成することができる。
また、第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43にそれぞれ1つずつ連通孔44が設けられていたが、1つの空洞部に対し複数の連通孔44が設けられていてもよい。
さらに、上記第1実施形態、第2実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、第2実施形態の第1空洞部41、第2空洞部42、第3空洞部43を第1実施形態の空洞部34のようにタイヤ周方向に一周に亘って連通する構成としてもよい。
10、40 空気入りタイヤ
12 タイヤ骨格部材
20 ビード部
22 サイド部
24 クラウン部
26 ビードコア
28 リム
34 空洞部
41 第1空洞部(空洞部)
42 第2空洞部(空洞部)
43 第3空洞部(空洞部)
38 シーリング材

Claims (4)

  1. 環状に形成された樹脂製のタイヤ骨格部材と、
    前記タイヤ骨格部材の内部に形成された空洞部に、前記タイヤ骨格部材の内周面と前記空洞部とを連通する連通孔を介してシーリング材を充填することにより設けられたシール層と、
    を備えた空気入りタイヤ。
  2. 前記空洞部は、タイヤ周方向に一周に亘って連通して形成されている、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記空洞部は、タイヤ周方向に間隔を空けて複数形成されている、
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記タイヤ骨格部材は、ビードコアを覆うビード部と、前記ビード部からタイヤ半径方向外側に延びるサイド部と、前記サイド部からタイヤ幅方向内側に延びるクラウン部と、を有し、
    前記空洞部は、少なくとも前記タイヤ骨格部材の前記サイド部に形成されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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