JP6483042B2 - Eprプローブヘッド用のマイクロ波共鳴器、及び該共鳴器を備えるeprプローブヘッド - Google Patents

Eprプローブヘッド用のマイクロ波共鳴器、及び該共鳴器を備えるeprプローブヘッド Download PDF

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Description

本発明は、EPR(電子常磁性共鳴)プローブヘッド用のマイクロ波共鳴器、及び該共鳴器を備えるEPRプローブヘッドに関し、このEPRプローブヘッドのためのマイクロ波共鳴器は、マイクロ波電界エネルギの偶数個の極大値を有する電磁マイクロ波共鳴モードを支持する金属キャビティ本体と、共鳴器の中心位置にサンプル管を挿入するための少なくとも1つの開口であって、開口の中心と共鳴器の中心位置とがx軸を規定する少なくとも1つの開口と、共鳴器中にマイクロ波放射を伝送するための少なくとも1つの開口と、x軸とこのx軸に直角なz軸とを含む「E界節平面」として知られる平面に対して対称的に位置する少なくとも2つの同等の誘電体要素とを備えまた、本発明は、小さいに磁石エアギャップのためのEPRマイクロはキャビティにも関する。
上記タイプのデバイスは特許文献1から知られる。
EPR方法では、サンプル上で可変の温度条件で測定を実施することがしばしば望ましいか又は必要でさえある。マイクロ波界で未知の常磁性サンプルを照射する装置は、EPRプローブヘッドと呼ばれる。可変の温度条件を達成するのを容易にするために、プローブヘッドは通常、EPRサンプル挿入機構に同軸であるクライオスタットの内側に置かれる。クライオスタット自体は、分割コイル磁石の極間に置かれるか、又はソレノイド磁石のボア内に置かれる。
X帯域(8〜12GHz)又はより高い周波数におけるEPR実験では、磁石ギャップ又はソレノイドボアのサイズが、EPRシステムの所有経費における重要な要素になる。そのようなサイズ制約は、EPRプローブヘッドの設計及び性能にも直接影響を及ぼす。例えば、X帯域又はより低い周波数では、標準の空気充填されたEPRプローブヘッドは、通常のクライオスタット内に適合しない。マイクロ波伝送のために導波路の代わりに同軸伝送線路を使用することが必要であるが、一方、マイクロ波共鳴器について、プローブヘッドの一部として、この状況は、これまで、ループギャップ共鳴器(例えばフレックスラインプローブヘッドのための分割リング及びBLGRソリューションについての特許文献2を参照)又は円筒形誘電体装荷共鳴キャビティ(例えばフレックスラインプローブヘッドのためのサファイア円筒形TE011モードソリューションについての特許文献3又は特許文献4を参照)を構築することによって緩和されている。
ENDOR又はEPR−DNPのような電子核デュアルスピン共鳴実験では、サンプルボリュームへのマイクロ波界とRF界との適用の効率を同時に最適化することがしばしば必要とされる。最適なEPR及び各NMR機能の制約を満たすことは、装置の設計及び性能に影響を直接及ぼす。
別の適用例、EPRI(EPR画像化)方法は、EPRマイクロ波キャビティ内で未知のサンプルにおいて磁気勾配を生じさせるために複数組のコイルの存在を必要とする。これらのコイルのための固定具は、EPRマイクロ波キャビティの敏感な部分からできる限り機械的に分離されるべきである。キャビティが円対称性を有する場合、空間制約により、これは達成するのが極めて困難である。
EPRプローブヘッドについてのマイクロ波概念への実験条件、特に温度の影響を観察することが特に興味深い。
室内温度条件における高感度EPR適用について、最先端のEPRプローブヘッドは、平坦形の空気充填されたマイクロ波キャビティを含む(例えば、矩形TE102、円筒形TM110及びリエントラントモードプローブヘッドについての特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)。
可変の温度実験条件のために、最先端のEPRプローブヘッドは、共鳴キャビティのサイズを減少させるために、特にL,S,C及びX帯域において、ループギャップ共鳴キャビティ又は誘電体装荷共鳴キャビティのいずれかを介して構築される。
室温において従来使用された前述の平坦な共鳴器幾何学的形状の3つのバージョンについてはここでは省略する。代わりに、サンプル長さ方向に沿って円対称性を有する誘電体装荷された共鳴器又はループギャップに基づくソリューションが見つけられ得る。実際、共鳴モード対称性についてのそのような選択は、マイクロ波問題のEPR側を最適化するように特に適合され、充填率パラメータが最も重要であるとこれまで見なされている。キャビティ装荷のために2つ以上の誘電体要素の同軸スタックを使用するための試みも考察されたが、有用であるよりも困難であることが判明した。さらには、現代ではEPR適用の数がますます増えているため、誘電体装荷のために単一の要素を使用するマイクロ波キャビティの幾何学的形状は、性能と使用安定性との間の好適な得失評価を得ることにおいて深刻な課題をも提示する。
EPR、EPR−ENDOR/DNP及びEPRI可変温度プローブヘッドの性能と品質との向上を達成することが本発明の目的である。これは、誘電体要素がEPRサンプル管の外径に匹敵する厚さを有する、誘電体装荷されたマイクロ波矩形TE012又は円筒形TM110共鳴モードに基づく、平坦な幾何学的形状の共鳴器によって実現される。可変温度条件における又は狭い磁石ギャップのためのEPRを目的としたこの新しいマイクロ波キャビティのための概念設計の完全な開示が、本発明の焦点である。
特定の背景技術
特許文献6は、EPRのための冷却されたマイクロ波共鳴器について説明している。空気充填された矩形TE102又は円筒形TM110共鳴器を冷却するためにノッチ付きデュワーが使用される。
特許文献7は、図2及び図5において(それぞれ本図8A及び8Bを参照)、EPRのための標準の空気充填された矩形TE102及び円筒形TM110共鳴器を示している。
特許文献1は、サンプルに沿ってRF界均一性を改善するために誘電体材料を採用するマイクロ波共鳴器の様々な構成について説明している。特に、(特許文献1の図4から採択された)図8Cは、2つの誘電体プレートがサンプルの両側に延長するマイクロ波共鳴器を示す。
特許文献1の目的はサンプルにおいて電磁RF界を均質化することであるので、誘電体プレートは、本図8Cに示されているようにサンプルの近くに位置する。(特許文献1の図1から採択された)図8Dに示されているように、共鳴モードの電界Eは、サンプルの中心の左側及び右側に2つの極大値を有する。特許請求されたその機能を達成するために、図8Cの誘電体プレートは、電界の極大値をもつ領域中に延ばすべきでないが、電界がより小さい周辺領域中にそれらの延伸を増やすべきである。特許請求されるように、そのような目的では、第1の要件は、インサートのための全体的な凹形幾何学的形状である。さらには、第2の関節的要件は、様々な誘電特性をもつ一般的サンプルが共鳴器中にあるときにRF界の均質化を維持することである。垂直方向において誘電体インサートは、サンプル及び共鳴器と同じサイズを有するが、共鳴器の最短側に沿って、それらは、サンプルと比較してより長いが、共鳴器の長さと比較してより短い。しかしながら、EPR共鳴器において充填率がより高くなると、サンプルからのEPR信号強度を線形的に決定する、キャビティのQ値における得失評価が必要になることが知られている。また、サンプルボリュームを限定すると、EPR信号強度における線形の得失評価が必要になることが知られている。これらの2つの得失評価は、特許請求された充填率の増加によってもたらされる利点を打ち消すことがあり、この技術的解決策の適用範囲において得失評価が行われる。また別の特定の態様では、X帯域における高感度低バックグラウンドEPRプローブヘッドのクラスを考慮すると、特許文献1におけるこの手法の使用は、標準の2インチアクセスボアをもつクライオスタットにおいて使用されることを可能にするために共鳴器サイズの十分な低減を実現しないが、既知の低バックグラウンド誘電体を使用して誘電体装荷を介して共鳴器サイズを減少させるためのいかなる試みも、上記の特許請求された仮定から期待される肯定的な効果を低減するか又は打ち消すことになる。
米国特許第3,757,204号明細書 独国特許出願公開第3300767A1号明細書 独国特許出願公開第4125655A1号明細書 独国特許出願公開第4125653A1 米国特許第3,931,569号明細書 米国特許第3,122,703号明細書 米国特許第3,931,569号明細書
本発明では、上記で説明した既存の方法の1つ又は複数の欠点及び得失評価を実質的に克服する方法について説明する。
本発明の1つの主要な目的は、狭いギャップ(<2cm)磁石又はクライオスタットに適合する小さいサイズを達成する低バックグラウンド信号の高感度EPR共鳴器を提案することにある。
本発明の別の目的は、EPRサンプルの静磁界又は低周波界照射の高効率なEPR共鳴器を提案することにある。
本発明によれば、これらの目的は、各誘電体要素が、マイクロ波電界エネルギの極大値領域と等しく重なるように幾何学的に形成され配置されるという点で、上記で説明したデバイスを修正することによって達成される。
本発明では、誘電体装荷のために使用される材料は低誘電率を示し得、例えば、テフロン、Rexolite及び石英はすべて、マイクロ波特性に優れ、固有EPR信号がないために、EPRにおいて使用するための特別の重要性がある。
別の態様では、狭いギャップ磁石又はクライオスタットに適合する、EPR共鳴器の最適化された幾何学的形状を取得するための技術的解決策は、EPR共鳴器中に突出するか又は突出しない平面幾何学的形状をもつ低周波界磁コイルの積重ね(変調、高速掃引、勾配又はENDOR)を可能にする幾何学的形状にある。この最適化された幾何学的形状は、EPRサンプルにおいて高効率のマイクロ波及びRF照射を可能にすると考えられ、これらのコイルスタックとEPR共鳴器との間の近接度の増加により、熱的、マイクロ波及び機械的悪影響を最小限に抑えながら、高感度EPR測定をもたらす。
本発明の好ましい変形態様
本発明の好ましい実施の形態では、誘電体要素の各々は、x軸に平行な軸に沿って延長される。この手段によって、マイクロ波モードの対称性が温存され、充填率が最適化される。
本発明のさらなる実施の形態では、サンプル管を挿入するための開口の寸法に対する誘電体要素の厚さの比は、両方とも共鳴器のz軸の方向において、0.5から1.5の範囲内にある。この範囲内で、充填率は最適化され、共鳴器の厚さは最小限に抑えられ得る。
本発明の別の実施の形態では、重なりは、マイクロ波電界エネルギの少なくとも50%が誘電体要素内に閉じ込められるようになる。少なくとも50%の重なりは、共鳴器のサイズを最小限に抑えることを助け、どんなサンプルの挿入後でもマイクロ波モードを維持する。
本発明のさらに別の実施の形態では、共鳴器は、サンプル管を挿入するための開口又は誘電体要素の厚さのうちいずれか大きい方に等しいz軸に沿った最も小さい内部拡張を有する平坦な構造を有する。平坦な構造は、共鳴器の外側への様々な界磁コイルの配置を可能にする。
本発明のさらなる実施の形態では、誘電体要素は、キャビティ本体の共鳴周波数を変更するような方法で調整可能である。それにより、共鳴器は様々な実験条件に適合され得る。
本発明の実施の形態の別のクラスでは、共鳴器のマイクロ波キャビティは、誘電体装荷された矩形TE102又は円筒形TM110共鳴モードで動作し、誘電体要素は、マイクロ波E界極大値のポイントに対してセンタリングされてx軸に平行に置かれる。指定されたモードの使用は、共鳴器と誘電体要素との単純な設計を可能にする。
実施の形態のこのクラスの第1の変形態様では、共鳴器は円筒形である。この形状は、円筒形共鳴器モードのために最適化される。
実施の形態のこのクラスの第2の変形態様では、共鳴器はボックス形である。この形状は、矩形共鳴器モードのために最適化される。
本発明の実施の形態のさらなるクラスは、キャビティ本体とサンプル管とを横断する低周波磁界を生じさせるための少なくとも1組のコイルによって特徴づけられ、コイルは、少なくとも部分的に共鳴器内に位置し、キャビティ本体の外側への接続は、z軸に直角であるキャビティ本体の側壁における開口によって実現される。これにより、適用される低周波磁界は、それがサンプルに極めて近いので、EPRサンプルに極めて効率的に結合される。この態様では、コイルの巻きは共鳴器中に十分に含まれず、それにより、共鳴器におけるマイクロ波モードへのコイルの影響が最小限に抑えられる。
実施の形態のこのクラスの第1の変形態様では、コイルの巻線は、完全にキャビティ本体の外側にある。これにより、共鳴器におけるマイクロ波モードへの影響がなくなる。
他の変形態様では、キャビティ本体内のコイルの巻線の部分は、x軸にほぼ平行に配向している。x軸に平行な配向によって、マイクロ波モードにおける影響が最小限に抑えられる。
このクラスの実施の形態は、共鳴器が、共鳴器内の界磁コイルへのアクセスを提供するための開口を有する金属被覆されたサイドプレートを備えるという点で、さらに改善され得る。それにより、界磁コイルの効率がさらに最適化される。
本発明はまた、上記で説明したマイクロ波共鳴器と、z軸に沿って静磁界中に位置する共鳴器を保持するためのハウジングとをもつEPRプローブヘッドを備える。
本発明によるそのようなEPRプローブヘッドの好ましい実施の形態は、共鳴器のキャビティ本体がクライオスタットの最内壁から離間した状態でプローブヘッドがクライオスタットの内側に置かれ、クライオスタットと共鳴器との間の空間は、主磁界変調及び/又は勾配界を生じるため且つ/又はENDOR又はNMR励起及び検出のための電磁界のために低周波平面コイルの積重ねを含むモジュールを装備することとを特徴とする。
本発明のこれらのならびに他の目的及び利点は、添付の図面とともに、本発明の現在好ましい例示的な実施の形態についての以下の詳細な説明の綿密な研究を通してより良く理解され、了解され得る。
本発明の前述の及び他の特徴及び利点を当業者にとってより明らかするために、本発明の好ましい実施の形態について、添付の図面を参照することによって以下で詳細に説明し、ここで、同一の番号は同じ部分を表す。
本発明の実施の形態の3次元断面図である。 クライオスタット内に位置する本発明に係るマイクロ波共鳴器を備えるEPRプローブヘッドの水平中間平面を通る概略断面図である。 矩形TE102共鳴モードに適用される本発明に係るEPRマイクロ波共鳴器の第1の実施の形態の垂直中間平面を通る概略断面図である。 円筒形TM110モードに適用される本発明に係るEPRマイクロ波共鳴器の第2の実施の形態の垂直中間平面を通る概略断面図である。 図3Aの実施の形態をより詳細に示す図である。 図3Bの実施の形態をより詳細に示す図である。 本発明に係るEPR共鳴器の実施の形態において使用される誘電体要素のいくつかの可能な形状のいくつかの概略3次元図である。 A〜Fは、それぞれ、プロットにおいて、高E界(エネルギ)の領域中で誘電体装荷(重なり)を増加させる影響を示す図である。 A〜Fは、それぞれ、誘電体インサートのボリューム全体内で局所化された電気エネルギ対キャビティ中で囲まれたモードの総電気エネルギのパーセント量を示す図である。 サンプルに平行なサイドプレートからEPR共鳴器中に部分的に突出している界磁コイルの実施の形態の概略図である。 従来技術文献から採択された図である。 従来技術文献から採択された図である。 従来技術文献から採択された図である。 従来技術文献から採択された図である。
本発明に係る新規のEPR実験セットアップの簡略化された一例が図1に示されている。誘電体4a,bが装荷された平坦なマイクロ波キャビティ1は、可変温度クライオスタット5と、主静磁界を生じる外部磁石の磁石極21と、EPR実験においてEPRキャビティ及び常磁性サンプル2を横切る変調磁界を生じさせるための変調コイル7とを伴って示されている。サンプルは、大部分が、測定されるべき物質を保持している管からなる。サンプルの位置に関係する共鳴器の特徴についての説明において、これは、サンプルの収容のために提供される空間と同等であることを理解されたい。明瞭化のために、機械的又はマイクロ波標準実装形態に関する他のすべての詳細(EPR使用に関係するマイクロ波共鳴を励起するために必要な様々な支持体、同軸マイクロ波伝送線路及びマイクロ波結合構造)については抑制した。
本発明の目的は、EPRプローブヘッドのための薄い平面形状のマイクロ波共鳴キャビティを開示することにある。共鳴器は、中心EPRサンプルに対して対称的に置かれた、等しい形状及び物理的性質の2つの誘電体要素を装荷される。プローブヘッド中に収容されるとき、共鳴器は、主要磁石極間のミラー対称面によっても収容される。
図2は、EPRサンプルアクセス軸に対する横断平面における断面によってこの構成を表す。切断平面の高さは、EPRアクティブ領域の中間を通って設定される。
EPRマイクロ波キャビティは、金属キャビティ本体1と、2つの側方サイドプレート3A及び3Bとから構成される。これらの3つの要素は、マイクロ波界の漏れをなくすために、それらの接触線全体にわたって連続的に電気的に接続される。キャビティ本体1は、EPRサンプル2のためのアクセスボア12、及び絞りアパーチャ又は同軸アンテナフィード(図示しない)を介した標準マイクロ波結合構造のためのアクセスボア13など、他の開口を有する。
磁石極(図示しない)は、共鳴器のz軸(6)と通常は一致する軸に沿って配向された均一な静磁界を生じる。EPR方法によって測定されるべき未知の常磁性サンプル2は、円筒形の融解石英管の中に含まれており、軸6及び8に直角に配向され、軸(8)は、磁石のフロントバック軸と通常呼ばれるy軸を規定する。サンプルを挿入するための開口12の中心と共鳴器の中心位置とは、x軸(11)を規定する。電界は、x軸とx軸に直角なz軸とを含んでいる節平面(「E界節平面」)を有する。節平面では、E界振幅が消える。共鳴器は、キャビティ本体1と常磁性サンプル2とを横断する低周波磁界を生じさせるための少なくとも1組の変調コイル7によって特徴づけられ、この変調コイル7は、少なくとも部分的に共鳴器内に位置し、キャビティ本体1の外側への接続は、z軸に直角であるキャビティ本体1の側壁における開口によって実現される。変調コイル7の巻線は、完全にキャビティ本体1の外側にあってもよく、キャビティ本体1内の変調コイル7の巻線の部分は、x軸11にほぼ平行に配向していてもよい。共鳴器は、共鳴器内の変調コイル7へのアクセスを提供するための開口を有する金属被覆されたサイドプレート3a,3bを備える。
本発明によれば、EPRマイクロ波キャビティは、EPRサンプル2の動作位置に対して対称的に置かれた2つの同等の誘電体インサート4A及び4Bを含んでおり、軸8上のそれらの位置は、近似的に、軸6に沿った極大マイクロ波電界成分、したがって、電界エネルギの極大値のロケーションである。それらの正確な位置は、使用されるマイクロ波モードと、インサート4A及び4B並びにEPRサンプル2の形状及び誘電特性を含む、EPRキャビティ1の詳細とによって決定され、共鳴周波数チューニングの理由のために調整可能であり得る。誘電体インサート4A及び4Bの形状の詳細については以下で後述する。
軸6に直角であるサイドプレート3A及び3Bは、EPR適用により(DCから数MHzまでの)低周波磁界がキャビティ全体と未知のEPRサンプル2とを貫通することが可能になるための、標準のマイクロ波材料及び構造を使用して実現される。例えば、変調コイル7A及び7Bによって、変調界が共鳴器の外側に生じ得る。金属サイドプレート3A及び3Bは、十分に薄く、局所的に開かれ得、それにより、高周波マイクロ波の漏洩が回避されるが、軸6に沿ってこのキャビティの外側に置かれ軸8に関して対称的に置かれたそれぞれのコイルによって生じる低周波界の貫通が増加する。代案として、サイドプレートのそのような局所的開口は、EPRキャビティ内の低周波界磁コイル(例えば、高速掃引又はENDORコイル)の挿入のために使用され得る(図7参照)。ただし、どちらの場合も、低いマイクロ波の漏れのための条件が満たされる必要がある。サイドプレートから界磁コイルのためのアクセスを提供することは、CW−EPRにとって新規である。
図2は、請求されるEPRキャビティのサイズと、可変温度クライオスタット5内のそれの配置とに関して本発明に関係するいくつかの重要な態様を反映する。
第1に、低周波平面コイルを収容するために利用可能な空間、すなわち、キャビティサイドプレート3Aとキャビティサイドプレート3Bとの間の空間が十分であることと、クライオスタット5によって課される幾何学的限界が、円対称性のEPRキャビティのための現在の最先端の解決策と比較して劇的に増加していることとが容易に観察される。
第2の重要な態様は、EPRキャビティのボリュームによってではなくサンプル2の外径のみによって規定される、サンプル2に対してできる限り小さい距離で低周波コイルを置く可能性である。
特許請求されたEPRキャビティの第3の利点は、誘電体インサート4A及び4Bの形状及び構成を指す。それらの幾何学的形状は、サンプルの幾何学的形状及び性質に従って、マイクロ波キャビティパラメータ(例えば、キャビティ形状及びボリューム、所望の動作モードでの共鳴周波数、品質及び充填率)の所望の機能あるいはキャビティ中の他の様々な金属又は誘電体インサート(例えば、Endorコイルのペア)の存在に従ってサンプル上でのマイクロ波磁界分布の所望の形状を取得するために、場合ごとに適応され得る。
所与のEPR適用にマイクロ波キャビティを一致させるこの概念的フレキシビリティは、この本発明の主要な利点を表す。図5は、CW、パルス化、EPRイメージングのような所与の適用への最適化のために、請求されるEPRキャビティにおいて使用され得る誘電体インサートの様々な他の幾何学的形状を示している。
誘電体装荷なしの矩形TE102モード又は円筒形TM110モードのいずれのための共鳴周波数も、大部分は、z軸に沿ったキャビティ厚さに依存しない。同じ2つの共鳴モードのための誘電体装荷の場合、結果は大きく異なる。誘電体要素の厚さとキャビティの厚さとの間の比の異なる値は、TE102モードとTM110モードとの共鳴周波数に影響を及ぼすことになる。
4A及び4Bのためにより高い誘電率の誘電体材料を使用すると、厚さ比とともに共鳴周波数の変化が高められる。大きい範囲のEPR適用(例えば、高感度、パルス化EPRなど。一般的な態様は、Charles P. Pooleによる「Electron Spin Resonance」、1997年、978−0−486−69444−3(ISBN)において見いだされ得る)のための最適な解決策を取得するために、z軸に沿った誘電体要素4A及び4Bの厚さは、サンプル管2を挿入するための開口12に対して0.5×から1.5×の範囲内で変化することが有利である。誘電体要素の相対サイズが最適範囲内にない場合、システムの品質は低くなる(例えば、感度、B1)。
また、本発明によれば、z軸に沿ったキャビティの総厚さは、誘電体要素4A及び4Bの厚さ、又はサンプル管2を挿入するための開口12のいずれか大きい方にほぼ等しくするべきである。
図3A及び図3Bは、矩形TE102モードと円筒形TM110モードを示す、本発明の2つの好ましい実施の形態のマイクロ波関係の要素を示している。
これらの2つの図は、y軸8とx軸11との平面によって規定される平面におけるH界(磁束)パターン9を示している。両方の図において、すべての要素は等しく標示され、同じ機能を有するが、一方、図2におけるのと同じ意味をも保持する。サンプルを貫通する磁界線のみが、サンプルにおいて常磁性スピンからの共鳴吸収信号に影響を及ぼしているので、サンプルにおいて電界の存在は、通常無視されるべきである。EPR共鳴器と共鳴モードのそれらの選択とは、この条件を満たし、強い電界の領域は、誘電体要素の形状及び位置の好適な選択によってサンプルから離れて置かれる。矩形TE102及び円筒形TM110モードでは、(誘電体装荷の影響を含む)E界の極大値は、近似的に、軸8に沿ったサンプル中心と共鳴器のそれぞれの壁との間の中間に位置する。
図4A及び図4Bでは、それぞれ図3A及び図3Bにおけるのと同じ断面平面が、誘電体インサート支持体10を含む構成要素をより詳細に示すために使用されている。
支持体10は、誘電体インサート4A及び4Bの長手方向及び横断方向の幾何学的形状に、且つキャビティ本体1及びサイドプレート3A及び3Bに適応される。したがって、これらのすべてはマイクロ波概念と技術実装の双方において可変であるので、矩形形状の使用は、本発明の意味内に限定しているものと見なされるべきではない。
誘電体インサートの仮定された矩形幾何学的形状について、同じ非限定的な考慮が確認される必要があり、この選択は、本発明の好ましい実施の形態の説明に関係するものにすぎない。現実の装置では、それらの横断面は、正方形、矩形、円筒形、管状、楕円形、さらにはこれらの組合せであり得(図5におけるいくつかのオプションを参照)、また、要素4A及び4Bの断面は、本開示で説明する装置で動作するためにはそれらの長さに沿って一定であるべきではないことが明らかなはずである。誘電体要素4A及び4Bは、電界エネルギの好ましくは50%を上回るものがこれらの要素の中心領域内に閉じ込められるように、図6AのD〜Fのプロットに例示されているように、高E界マイクロ波領域中に著しく突出する中心領域を有することのみが要求されるべきである。
図6Aは、高E界の領域中で誘電体装荷(重なり)を増加させる影響を示している。これら図は、それぞれのプロットにおいて別様に整形された(明確化のために透明に示された)2つの誘電体要素を含んでいる矩形共鳴器の外縁を示している。線は、矩形TE102モードの等しい電界強度の等値線を示し、共鳴器の壁において最低値になる。同時に、E界等値線はマイクロ波のB1界線を表す。電界エネルギは電界の2乗に比例するので、これらの図は電界エネルギの変化をも記述している。
図6Aの最初の3つのプロットであるA〜C(12.8GHz、12.1GHz及び11.6GHz)では、特許文献1と同様の「凹形誘電体要素」によって誘起される影響が示されている。E界分布は、サンプル2に平行な方向においてより延長されたように見え、特許文献1において必要とされるように、B1界の空間均一性が改善されている。
図6Bの最後の3つのプロットであるD〜F(11.0GHz、10.5GHz及び9.74GHz)では、2つの誘電体要素がE界極大値の領域と重なり、それにより、共鳴器内に電気エネルギの「合焦した」分布が生じる。わかるように、誘電体要素間のサンプル領域におけるB1界の均一性が減少している。さらに、誘電体要素の寸法の増加、すなわち、誘電体装荷の増加が、共鳴の周波数のわずかな減少をもたらしている。本発明によれば、極大E界の位置との中心誘電体領域の重なりは、これらの領域中に含まれる電気的エネルギがキャビティ中でマイクロ波エネルギ全体の50%を上回る場合、機能するのを止めず、したがって、形状及び誘電強度のどのような選択についても同じ共鳴モードが持続する。これは図6Bに示されている。
図6BのA〜Fは、図6AのA〜Fにおけるのと同じ構成について、誘電体インサートのボリューム全体内で局所化された電気エネルギ対キャビティ中で囲まれたモードの総電気エネルギのパーセント量を示す。前のパラグラフにおける影響の可視化を高めるために、これらのプロットは、x−y平面における電気「エネルギ密度」の分布を表す。円のサイズはこの「エネルギ密度」の量を表す。円の黒/白表示は、「エネルギ密度」の全範囲の50%を通過した/逃した、それらの円の「エネルギ密度」の値を表す。
図7は、x軸(11)とz軸(6)とによって規定される平面に平行な切断におけるマイクロ波共鳴器を示している。サンプル管2が共鳴器中に挿入され、図の左側に延び。サイドプレート3a及び3bは共鳴器の側部をカバーする。低周波磁界を生じるために使用されるコイル(7c、7d)は、サイドプレート(3a、3b)中のホールを通ってキャビティ本体を横断している。コイルの巻線は、少なくとも部分的に共鳴器の内側に位置する。共鳴器中の巻線の部分は、x軸(11)に沿った全般的配向を有する。
パラメータの明らかな定義のために、共鳴器の厚さTは、E界節平面に直角でx軸に平行であるキャビティを制限している2つの平行な平面間の距離であるとする。共鳴器の高さHは、x軸に沿って測定されると見なされ、幅Wは、x軸とz軸とに直角な方向に沿ったキャビティ壁間の最大距離である。
X帯域(8〜12GHz)におけるマイクロ波共鳴器の好ましい寸法は、W×H×T 22mm×(20+/−2)mm×5mmである。
好ましくは、誘電体要素は石英から作られ、例えばW×H×T 4.5mm×(17+/−2)mm×4.5mmの矩形寸法を有する。誘電体要素の(中心間の)分離は11mmである。
本発明のいくつかの特徴のみについて本明細書で図示及び説明したが、当業者には多くの改変及び変更が想到される。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の趣旨内に入るすべてのそのような改変及び変更を包含するものであることを理解されたい。
1 キャビティ
2 サンプル
3A サイドプレート
3a サイドプレート
3B サイドプレート
3b サイドプレート
4A 誘電体インサート
4a 誘電体
4B 誘電体インサート
4b 誘電体
5 クライオスタット
7 変調コイル
7B 変調コイル
7c コイル
7d コイル
9 パターン
10 支持体
12 開口
13 アクセスボア
21 磁石極

Claims (15)

  1. EPR(電子常磁性共鳴)プローブヘッド用のマイクロ波共鳴器であって、
    マイクロ波電界エネルギの偶数個の極大値を有する電磁マイクロ波共鳴モードを支持する金属キャビティ本体(1)と、
    前記共鳴器の中心位置にサンプル管(2)を挿入するための少なくとも1つの開口であって、前記開口の中心と前記共鳴器の前記中心位置とがx軸(11)を規定する少なくとも1つの開口と、
    前記共鳴器中にマイクロ波放射を伝送するための少なくとも1つの開口(13)と、
    前記x軸と前記x軸(11)に直角なz軸(6)とを含む「E界節平面」として知られる平面に対して対称的に位置する少なくとも2つの同等の誘電体要素(4a,4b)とを備え、
    各誘電体要素(4a,4b)は、前記マイクロ波電界エネルギの極大値領域と等しく重なるように幾何学的に形成され配置される共鳴器。
  2. 前記誘電体要素(4a,4b)の各々は、前記x軸(11)に平行な軸に沿って延びることを特徴とする請求項1に記載の共鳴器。
  3. 前記サンプル管(2)を挿入するための開口の寸法に対する前記誘電体要素(4a,4b)の厚さの比は、前記共鳴器の前記z軸(6)の両方向において、0.5から1.5の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の共鳴器。
  4. 前記重りは、前記マイクロ波電界エネルギの少なくとも50%が前記誘電体要素(4a,4b)内に閉じ込められるようになることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の共鳴器。
  5. 前記共鳴器は、前記サンプル管(2)を挿入するための前記開口又は前記誘電体要素(4a,4b)の前記厚さのいずれか大きい方に等しい前記z軸(6)に沿った最も小さい内部拡張を有する平坦な構造を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の共鳴器。
  6. 前記誘電体要素(4a,4b)は、前記キャビティ本体(1)の前記共鳴周波数を変更するように調整可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の共鳴器。
  7. 前記共鳴器は円筒形であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の共鳴器。
  8. 前記共鳴器はボックス形であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の共鳴器。
  9. 前記キャビティ本体(1)とサンプル管(2)とを横断する低周波磁界を生じさせるための少なくとも1組の変調コイル(7)によって特徴づけられ、前記変調コイル(7)は、少なくとも部分的に前記共鳴器内に位置し、前記キャビティ本体(1)の外側への接続は、前記z軸に直角である前記キャビティ本体(1)の側壁における開口によって実現されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の共鳴器。
  10. 前記変調コイル(7)の巻線は、完全に前記キャビティ本体(1)の外側にあることを特徴とする請求項9に記載の共鳴器。
  11. 前記キャビティ本体(1)内の前記変調コイル(7)の前記巻線の部分は、前記x軸(11)にほぼ平行に配向していることを特徴とする請求項9に記載の共鳴器。
  12. 前記共鳴器は、前記共鳴器内の前記変調コイル(7)へのアクセスを提供するための開口を有する金属被覆されたサイドプレート(3a,3b)を備えることを特徴とする請求項9又は11のいずれか1項に記載の共鳴器。
  13. 前記共鳴器の前記マイクロ波キャビティは、誘電体装荷された矩形TE102又は円筒形TM110共鳴モードで動作すると共に、前記誘電体要素(4a,4b)は、マイクロ波E界極大値のポイントに対してセンタリングされた前記x軸(11)に平行に置かれることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の共鳴器。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載のマイクロ波共鳴器と、z軸(6)に沿って静磁界中に位置する前記共鳴器を保持するためのハウジングとを備えるEPRプローブヘッド。
  15. 前記プローブヘッドは、前記共鳴器の前記キャビティ本体(1)が前記クライオスタット(5)の最内壁から離間した状態でクライオスタット(5)の内側に置かれ、前記クライオスタット(5)と前記共鳴器との間の空間は、主磁界変調及び/又は勾配界を生じるため、且つ/又はENDOR又はNMR励起及び検出のための電磁界のための低周波平面コイルの積み重ねを含むモジュールを装備することを特徴とする請求項14に記載のEPRプローブヘッド。
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