JP6481949B2 - 壁面ボードリフターおよび壁面ボード設置方法 - Google Patents

壁面ボードリフターおよび壁面ボード設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、壁面に対する壁面ボードの設置に使用される壁面ボードリフターおよび壁面に壁面ボードを設置する壁面ボード設置方法に関する。
基材の表面および裏面に吸着性塗料を塗布したシートを貼着した内装ボードの複数枚を横方向へ並べ、隣接する内装ボードの間に吸着性塗料を塗布しつつ、それら内装ボードを屋内の壁面に取り付ける内装ボードの施工方法が開示されている(特許文献1参照)。この施工方法は、吸着性塗料を塗布したシートを貼着した複数枚の内装ボードを家屋の内壁に取り付けるだけで内装工事が完了するから、吸着性塗料を満遍なく基材に塗布する手間を省くことができ、吸着性塗料を備えた内装ボードを壁面に容易かつ短時間に設置することができる。
特開2013−14941号公報
内装ボードを屋内の壁面に取り付ける場合、壁面に対して内装ボードを平行に保持し、その状態で内装ボードを壁面に固定する必要から、内装ボードを床面におくことはできず、作業者がその膝で内装ボードを壁面に押し付け、内装ボードを床面から上方に持ち上げた状態を保持しつつ、電動ドリルやタッカーによってそのボードを壁面に設置固定する。そのような手順で複数枚の内装ボードを壁面に取り付ける作業は重労働であるのみならず、壁面に対する内装ボードの平行状態を保持しつつボードを手際よく壁面に固定するには熟練した作業者の経験や勘に頼らざるを得ず、熟練した作業者以外の者が内装ボードを壁面に設置固定することはできない。
本発明の目的は、作業者がその膝で壁面ボードを壁面に押し付けることなく、内装ボードを床面から上方に持ち上げた状態を保持しつつ壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持することができ、簡易な作業で容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができる壁面ボードリフターを提供することにある。本発明の他の目的は、熟練した作業者の経験や勘に頼る必要はなく、熟練した作業者以外の者が壁面ボードを壁面に設置固定することができる壁面ボードリフターを提供することにある。本発明の他の目的は、作業者がその膝で壁面ボードを壁面に押し付けることなく、内装ボードを床面から上方に持ち上げた状態を保持しつつ壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持することができ、簡易な作業で容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができる壁面ボード設置方法を提供することにある。本発明の他の目的は、熟練した作業者の経験や勘に頼る必要はなく、熟練した作業者以外の者が壁面ボードを壁面に設置固定することができる壁面ボード設置方法を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の第1の前提は、壁面に対する壁面ボードの設置に使用され、壁面ボードの下端を支持して壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持する壁面ボードリフターである。
前記第1の前提における本発明の壁面ボードリフターの特徴は、壁面ボードリフターが、床面に載置されるベースプレートと、ベースプレートの上面側に位置し、昇降手段を介して上下方向へ昇降可能な昇降プレートとを備え、ベースプレートが、その上面から上方へ延びる案内ロッドと、その上面に設置された軸受け部とを有し、昇降プレートが、ベースプレートの案内ロッドに摺動可能に挿入された案内パイプと、その前端部に形成されて壁面ボードの下端を載せる載置部とを有し、昇降手段が、昇降プレートに作られた雌螺子部と、雌螺子部に螺着されて昇降プレートを貫通し、下端部が軸受け部に回転可能に挿入された雄螺子部材とから形成され、壁面ボードリフターでは、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に大きくなって昇降プレートがベースプレートから次第に上昇し、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方へ回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に小さくなって昇降プレートがベースプレートに向かって次第に下降することにある。
本発明の壁面ボードリフターの一例としては、昇降手段を形成する雌螺子部が昇降プレートの上面または下面のいずれかに固定されたナットである。
本発明の壁面ボードリフターの他の一例としては、昇降手段を形成する雌螺子部が昇降プレートの上下面を貫通する貫通孔に形成された雌螺子である。
本発明の壁面ボードリフターの他の一例としては、載置部が、昇降プレートの先端から下方へ向かって延びる垂直部分と、垂直部分の下端から前方へ向かって延びる水平部分とから形成された断面L字状のアングルであり、壁面ボードの下端が水平部分に載置される。
本発明の壁面ボードリフターの他の一例として、ベースプレートは、その平面形状が四角形に成形され、横方向へ延びる前端部と、前端部から前後方向後方に離間して横方向へ延びる後端部と、前端部から後端部に向かって前後方向へ延びる両側縁部と、前後端部および両側縁部の間に位置する中央部とを有し、軸受け部がベースプレートの中央部に形成され、昇降手段がベースプレートの中央部に位置している。
本発明の壁面ボードリフターの他の一例として、昇降プレートは、その平面形状が略四角形に成形され、横方向へ延びる前端部と、ベースプレートの中央部に位置して横方向へ延びる後端部と、ベースプレートの両側縁部に位置して前後方向へ延びる両側縁部と、前後端部および両側縁部の間に位置する中央部とを有し、ベースプレートの中央部の一部および後端部が昇降プレートの後端部から前後方向後方へ延出して踏み代を形成している。
本発明の壁面ボードリフターの他の一例としては、案内ロッドが、ベースプレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内ロッドと、ベースプレートの一方の側縁部の前後方向中央に位置する第2案内ロッドと、ベースプレートの他方の側縁部の前後方向中央に位置する第3案内ロッドとから形成され、案内パイプが、昇降プレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内パイプと、昇降プレートの後端部の側の一方の側縁部に位置する第2案内パイプと、昇降プレートの後端部の側の他方の側縁部に位置する第3案内パイプとから形成されている。
本発明の壁面ボードリフターの他の一例として、壁面ボードリフターでは、少なくとも2つのそれが横方向へ所定寸法離間して並び、それら壁面ボードリフターのベースプレートの互いに対向する側縁部どうしが所定の連結手段によって連結されている。
前記課題を解決するための本発明の第2の前提は、壁面に壁面ボードを設置する壁面ボード設置方法である。
前記第2前提における本発明の壁面ボード設置方法の特徴として、壁面ボード設置方法が壁面ボードの下端を支持して壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持する壁面ボードリフターを利用し、壁面ボードリフターが、床面に載置されるベースプレートと、ベースプレートの上面側に位置し、昇降手段を介して上下方向へ昇降可能な昇降プレートとを備え、ベースプレートが、その上面から上方へ延びる案内ロッドと、その上面に位置する軸受け部とを有し、昇降プレートが、ベースプレートの案内ロッドに摺動可能に挿入された案内パイプと、その前端部に形成されて壁面ボードの下端を載せる載置部とを有し、昇降手段が、昇降プレートに作られた雌螺子部と、雌螺子部に螺着されて昇降プレートを貫通し、下端部が軸受け部に回転可能に挿入された雄螺子部材とから形成され、壁面ボード設置方法では、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面から上昇させた後、昇降プレートの載置部に壁面ボードの下端を載せ、または、昇降プレートの載置部に壁面ボードの下端を載せた後、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面から上昇させ、壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態を保持するとともに壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置することにある。
本発明の壁面ボード設置方法の一例として、壁面ボード設置方法では、雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面から上昇させ、または、雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面に向かって下降させ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節する。
本発明の壁面ボード設置方法の他の一例として、壁面ボード設置方法では、少なくとも2つの壁面ボードリフターが利用され、それら壁面ボードリフターを横方向へ所定寸法離間させて配置し、それら壁面ボードリフターの各載置部に壁面ボードの下端を載せる。
本発明の壁面ボード設置方法の他の一例としては、それら壁面ボードリフターのベースプレートの互いに対向する側縁部どうしが所定の連結手段によって連結されている。
本発明に係る壁面ボードリフターによれば、昇降プレートをベースプレートから上昇させた状態で昇降プレートの載置部に壁面ボードの下端を載せることで、作業者がその膝で壁面ボードを壁面に押し付けることなく、壁面ボードの床面から上方へ持ち上げた状態を保持することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持することができる。壁面ボードリフターは、壁面ボードを昇降プレートの載置部に載せた状態で電動ドリルやタッカーを利用して作業者がその壁面ボードを壁面に設置固定することができ、壁面ボードの取り付け作業が重労働にならず、簡易な作業で容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができるとともに、壁面ボードリフターを利用することで、熟練した作業者の経験や勘に頼る必要はなく、熟練した作業者以外の者が壁面ボードを壁面に設置固定することができる。壁面ボードリフターは、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方に回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に大きくなって昇降プレートがベースプレートから次第に上昇し、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方に回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に小さくなって昇降プレートがベースプレートに向かって次第に下降するから、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を確実に保持することができる。壁面ボードリフターは、ベースプレートの上面から上方へ延びる案内ロッドが昇降プレートの案内パイプに摺動可能に挿入されているから、ベースプレートに対する昇降プレートの上昇時または下降時においてベースプレートに対する昇降プレートの水平状態を保持することができ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
昇降手段を形成する雌螺子部が昇降プレートの上面または下面のいずれかに固定されたナットである壁面ボードリフターは、ナットの開口に形成された雌螺子に雄螺子部材を螺着し、雄螺子部材をナットの雌螺子において時計回り方向と反時計回り方向とのいずれかへ回転させることで、昇降プレートがベースプレートに対して上昇または下降するから、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持することができる。壁面ボードリフターは、壁面ボードの床面からの高さ寸法を調節した状態で、電動ドリルやタッカーを利用して作業者がその壁面ボードを壁面に設置固定することができ、簡易な作業で容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
昇降手段を形成する雌螺子部が昇降プレートの上下面を貫通する貫通孔に形成された雌螺子である壁面ボードリフターは、昇降プレートの貫通孔に形成された雌螺子に雄螺子部材を螺着し、雄螺子部材を貫通孔の雌螺子において時計回り方向と反時計回り方向とのいずれかへ回転させることで、昇降プレートがベースプレートに対して上昇または下降するから、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持することができる。壁面ボードリフターは、壁面ボードの床面からの高さ寸法を調節した状態で、電動ドリルやタッカーを利用して作業者がその壁面ボードを壁面に設置固定することができ、簡易な作業で容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
載置部が昇降プレートの先端から下方へ向かって延びる垂直部分と垂直部分の下端から前方へ向かって延びる水平部分とから形成された断面L字状のアングルであり、壁面ボードの下端が水平部分に載置される壁面ボードリフターは、壁面ボードの下端が断面L字状のアングルの水平部分に載置されるから、昇降プレートの載置部からの壁面ボードの脱落を防ぐことができ、壁面ボードの床面から上方に持ち上げた状態を確実に保持することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持することができる。
ベースプレートが前後端部と両側縁部と中央部とを有し、軸受け部がベースプレートの中央部に形成され、昇降手段がベースプレートの中央部に位置している壁面ボードリフターは、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に大きくなって昇降プレートがベースプレートの中央部においてベースプレートから次第に上昇するから、壁面ボードの床面から上方に持ち上げた状態を確実に保持することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を確実に保持することができる。
昇降プレートが前後端部と両側縁部と中央部とを有し、ベースプレートの中央部の一部および後端部が昇降プレートの後端部から前後方向後方へ延出して踏み代を形成している壁面ボードリフターは、昇降プレートの前端部に形成された載置部に壁面ボードを載せたときに壁面ボードの重量がベースプレートの前端部に集中し、ベースプレートが傾く恐れがあったとしても、ベースプレートの中央部の一部および後端部から形成された踏み代に作業者が足を載せることで、ベースプレートの不用意な傾斜を防ぐことができ、壁面ボードリフターを利用することで、壁面ボードを床面から上方に持ち上げた状態を確実に保持するとともに壁面に対する壁面ボードの平行状態を確実に保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
案内ロッドがベースプレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内ロッドとベースプレートの一方の側縁部の前後方向中央に位置する第2案内ロッドとベースプレートの他方の側縁部の前後方向中央に位置する第3案内ロッドとから形成され、案内パイプが昇降プレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内パイプと昇降プレートの後端部の側の一方の側縁部に位置する第2案内パイプと昇降プレートの後端部の側の他方の側縁部に位置する第3案内パイプとから形成されている壁面ボードリフターは、ベースプレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内ロッドが昇降プレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内パイプに摺動可能に挿入され、ベースプレートの一方の側縁部の前後方向中央に位置する第2案内ロッドが昇降プレートの後端部の側の一方の側縁部に位置する第2案内パイプに摺動可能に挿入されているとともに、ベースプレートの他方の側縁部の前後方向中央に位置する第3案内ロッドが昇降プレートの後端部の側の他方の側縁部に位置する第3案内パイプに摺動可能に挿入されているから、ベースプレートに対する昇降プレートの上昇時または下降時においてベースプレートに対する昇降プレートの水平状態を確実に保持することができ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
少なくとも2つの壁面ボードリフターが横方向へ所定寸法離間して並び、それら壁面ボードリフターのベースプレートの互いに対向する側縁部どうしが所定の連結手段によって連結されている壁面ボードリフターは、横方向へ所定寸法離間して並ぶ壁面ボードリフターの昇降プレートの載置部に壁面ボードを載せることで、1つの壁面ボードリフターを利用する場合と比較し、壁面ボードの少なくとも2カ所がそれら壁面ボードリフターの昇降プレートの載置部に支持されるから、壁面ボードの姿勢を安定させることができ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。壁面ボードリフターは、別々の複数の壁面ボードリフターを横方向へ所定寸法離間させて配置する手間を省くことができ、手間と時間とを要せずに容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
本発明に係る壁面ボード設置方法によれば、壁面ボードの下端を支持して壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持する壁面ボードリフターを利用し、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面から上昇させた後、昇降プレートの載置部に壁面ボードの下端を載せ、または、昇降プレートの載置部に壁面ボードの下端を載せた後、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面から上昇させ、壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態を保持するとともに壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定するから、作業者がその膝で壁面ボードを壁面に押し付けることなく、壁面ボードを昇降プレートの載置部に載せた状態で電動ドリルやタッカーを利用して作業者がその壁面ボードを壁面に設置固定することができ、壁面ボードの取り付け作業が重労働にならず、簡易な作業で容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができるとともに、壁面ボードリフターを利用することで、熟練した作業者の経験や勘に頼る必要はなく、熟練した作業者以外の者が壁面ボードを壁面に設置固定することができる。壁面ボード設置方法は、壁面ボードリフターのベースプレートの上面から上方へ延びる案内ロッドが昇降プレートの案内パイプに摺動可能に挿入されているから、ベースプレートに対する昇降プレートの上昇時または下降時に昇降プレートの水平状態を保持することができ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面から上昇させ、または、雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方へ回転させて昇降プレートをベースプレートの上面に向かって下降させ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節する壁面ボード設置方法は、壁面ボードリフターの雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に大きくなって昇降プレートがベースプレートから次第に上昇し、雌螺子部に螺着された雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方へ回転させると、昇降プレートの下面から下方への雄螺子部材の延出寸法が次第に小さくなって昇降プレートがベースプレートに向かって次第に下降するから、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節することができ、壁面に対する壁面ボードの平行状態を確実に保持することができる。
少なくとも2つの壁面ボードリフターが利用され、それら壁面ボードリフターを横方向へ所定寸法離間させて配置し、それら壁面ボードリフターの各載置部に壁面ボードの下端を載せる壁面ボード設置方法は、横方向へ所定寸法離間して並ぶそれら壁面ボードリフターのベースプレートの載置部に壁面ボードを載せることで、1つの壁面ボードリフターを利用する場合と比較し、壁面ボードの少なくとも2カ所がそれら壁面ボードリフターの載置部に支持されるから、壁面ボードの姿勢を安定させることができ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
それら壁面ボードリフターのベースプレートの互いに対向する側縁部どうしが所定の連結手段によって連結されている壁面ボード設置方法は、連結手段によって連結されて横方向へ所定寸法離間するそれら壁面ボードリフターのベースプレートの載置部に壁面ボードを載せることで、1つの壁面ボードリフターを利用する場合と比較し、壁面ボードの少なくとも2カ所が連結手段によって連結されたそれら壁面ボードリフターの載置部に支持されるから、壁面ボードの姿勢を安定させることができ、昇降プレートの載置部に載せた壁面ボードの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面に対する壁面ボードの平行状態を保持しつつ壁面ボードを壁面に設置固定することができる。壁面ボード設置方法は、別々の複数の壁面ボードリフターを横方向へ所定寸法離間させて配置する手間を省くことができ、手間と時間とを要せずに容易に壁面ボードを壁面に設置固定することができる。
一例として示す壁面ボードリフターの上面図。 壁面ボードリフターの正面図。 壁面ボードリフターの背面図。 図1のI−I線矢視断面図。 ベースプレートの上面図。 昇降プレートの上面図。 内装ボードを載置部に載置した使用状態で示す図4と同一の断面図。 昇降プレートを上昇させた状態で示す図4と同一の断面図。 昇降プレートを上昇させた状態で示す図3と同一の背面図。 他の一例として示す壁面ボードリフターの上面図。 図10の壁面ボードリフターの正面図。 昇降プレートを上昇させた状態で示す壁面ボードリフターの背面図。
一例として示す壁面ボードリフター10Aの上面図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る壁面ボードリフターおよび壁面ボード設置方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、壁面ボードリフター10Aの正面図であり、図3は、壁面ボードリフター10Aの背面図である。図4は、図1のI−I線矢視断面図であり、図5は、ベースプレート11の上面図である。図6は、昇降プレート12の上面図である。図2〜図4では、上下方向を矢印A、横方向の矢印Bで示し、前後方向を矢印Cで示す。
壁面ボードリフター10Aは、屋内の壁面44(内壁)に対する内装ボード41(壁面ボード)の設置に使用され、内装ボード41の下端42を支持して内装ボード41を床面43から上方へ持ち上げた状態に保持するとともに、壁面44に対する内装ボード41の平行状態を保持する。なお、壁面ボードリフター10Aは、屋外の壁面(外壁)に対する外装ボード(壁面ボード)の設置に使用することができ、外装ボードの下端を支持して外装ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持するとともに、壁面44に対する外装ボードの平行状態を保持する。壁面ボードリフター10Aは、床面43に載置される所定面積のベースプレート11と、ベースプレート11の上面18の側に位置する所定面積の昇降プレート12と、昇降プレート12を上下方向へ昇降させる昇降手段13とを備えている。
ベースプレート11は、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られ、その平面形状が四角形に成形されている。ベースプレート11は、横方向へ延びる前端部14と、前端部14から前後方向後方に離間して横方向へ延びる後端部16と、前端部14から後端部16に向かって前後方向へ延びる両側縁部17と、前後端部14,16および両側縁部17の間に位置する中央部15とを有し、平坦な上面18および平坦な下面19を有する。ベースプレート11は、その上面18から上方へ延びる3本の第1〜第3案内ロッド20a〜20cと、その上面18に設置された軸受け部材21(軸受け部)とを有する。
第1〜第3案内ロッド20a〜20cは、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られ、上下方向へ長い円柱状に成形されている。第1〜第3案内ロッド20a〜20cは、その下端がベースプレート11の上面18に溶接固定されている。第1〜第3案内ロッド20a〜20cは、上下方向の長さ寸法が同一である。なお、案内ロッドの数に制限はなく、ベースプレート11の上面18に1本または2本もしくは4本の案内ロッドが取り付けられていてもよい。
第1案内ロッド20aは、ベースプレート11の前端部14の横方向中央に位置し、ベースプレート11の上面18から上方へ直状に延びている。第2案内ロッド20bは、ベースプレート11の一方の側縁部17の前後方向中央に位置し、ベースプレート11の上面18から上方へ直状に延びている。第3案内ロッド20cは、ベースプレート11の他方の側縁部17の前後方向中央に位置し、ベースプレート11の上面18から上方へ直状に延びている。
軸受け部材21(軸受け部)は、第2案内ロッド20bと第3案内ロッド20cとの間であってベースプレート11の中央部15(中心)に設置されている。軸受け部材21は、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られたリングであり、その中央に円形の軸受け22が形成されている。軸受け部材21は、固定ピン23によってベースプレート11の上面18に固定されている。
昇降プレート12は、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られ、その平面形状が四角形に成形されている。昇降プレート12は、横方向へ延びる前端部24と、前端部24から前後方向後方に離間して横方向へ延びる後端部25と、前端部24から後端部25に向かって前後方向へ延びる両側縁部26とを有し、平坦な上面27および平坦な下面28を有する。昇降プレート12は、その前端部24がベースプレート11の前端部14に位置し、その後端部25がベースプレート11の中央部15に位置しているとともに、その両側縁部26がベースプレート11の両側縁部17に位置している。
ベースプレート11の中央部15の一部および後端部16が昇降プレート12の後端部25から前後方向後方へ延出して四角形の踏み代45を形成している。踏み代45は、そこに作業者が足を載せることで、ベースプレート11の下面19が床面43に押し付けられ、ベースプレート11の後端部16が床面43から上方へ浮き上がることはなく、ベースプレート11(壁面ボードリフター10A)の不用意な傾斜が防止される。
昇降プレート12は、昇降手段13を介して上下方向へ昇降可能である。昇降プレート12は、3本の第1〜第3案内パイプ29a〜29cと、その前端部24に形成された横方向へ長い載置部30とを有する。第1〜第3案内パイプ29a〜29cは、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られ、上下方向へ長い円筒状に成形されている。第1〜第3案内パイプ29a〜29cは、上下方向の長さ寸法が同一である。なお、案内パイプの数に制限はなく、案内ロッドの数にあわせて、昇降プレート12に1本または2本もしくは4本の案内パイプが取り付けられていてもよい。
昇降プレート12には、3つの第1〜第3パイプ挿通孔31a〜31cと、1つの螺子挿通孔32とが穿孔されている。第1パイプ挿通孔31aは、昇降プレート12の前端部24の横方向中央に形成され、第2パイプ挿通孔31bは、昇降プレート12の後端部25の側の一方の側縁部26に形成され、第3パイプ挿通孔31cは、昇降プレート12の後端部25の側の他方の側縁部26に形成されている。螺子挿通孔32は、昇降プレート12の後端部25の横方向中央に形成されている。
第1案内パイプ29aは、昇降プレート12の前端部24の横方向中央に位置し、昇降プレート12の上面27から上方へ直状に延びるとともに、昇降プレート12の下面28から下方へ直状に延びている。第1案内パイプ29aは、第1パイプ挿通孔31aに挿通され、第1パイプ挿通孔31aに溶接固定されている。第1案内パイプ29aは、ベースプレート11に取り付けられた第1案内ロッド20aに摺動可能に挿入され、第1案内ロッド20aにおいて上下方向へ移動可能である。
第2案内パイプ29bは、昇降プレート12の後端部25の側の一方の側縁部26に位置し、昇降プレート12の上面27から上方へ直状に延びるとともに、昇降プレート12の下面28から下方へ直状に延びている。第2案内パイプ29bは、第2パイプ挿通孔31bに挿通され、第2パイプ挿通孔31bに溶接固定されている。第2案内パイプ29bは、ベースプレート12に取り付けられた第2案内ロッド20bに摺動可能に挿入され、第2案内ロッド20bにおいて上下方向へ移動可能である。
第3案内パイプ29cは、昇降プレート12の後端部25の側の他方の側縁部26に位置し、昇降プレート12の上面27から上方へ直状に延びるとともに、昇降プレート12の下面28から下方へ直状に延びている。第3案内パイプ29cは、第3パイプ挿通孔31cに挿通され、第3パイプ挿通孔31cに溶接固定されている。第3案内パイプ29cは、ベースプレート12に取り付けられた第3案内ロッド20cに摺動可能に挿入され、第3案内ロッド20cにおいて上下方向へ移動可能である。
載置部30は、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られ、昇降プレート12の先端から下方へ向かって延びる垂直部分33と、垂直部分33の下端から前方へ向かって延びる水平部分34とから形成された断面L字状のアングルであり、昇降プレート12の前端部24につながっている。載置部30には、内装ボード41の下端42が載置される。載置部30は、その垂直部分33の上端が昇降プレート12の前端部24に溶接固定されているが、昇降プレート12を折曲することから載置部30が作られ、昇降プレート12と載置部30とが一体に成形されていてもよい。
昇降手段13は、ベースプレート11の中央部15(昇降プレート12の後端部25の横方向中央)に位置している。昇降手段13は、昇降プレート12に作られた雌螺子部35と、雌螺子部35に螺着された雄螺子部材36とから形成されている。雌螺子部35は、昇降プレート12の上面27に固定されたナット37である。ナット37(雌螺子部35)は、昇降プレート12の後端部25の横方向中央に形成された螺子挿通孔32に位置している。なお、雌螺子部35であるナット37が螺子挿通孔32の位置であって昇降プレート12の下面28に固定されていてもよい。また、雌螺子部35が昇降プレート12の上下面27,28を貫通する貫通孔(螺子挿通孔32)に形成された雌螺子であってもよい。
雄螺子部材35は、ヘッド38と、ヘッド38から上下方向へ延びるボルト軸39とを有する。ボルト軸39の全体には、雄螺子が形成されている。雄螺子部材35は、そのボルト軸39がナット37(雌螺子部35)に螺着されているとともに、螺子挿通孔32に挿通され、ボルト軸39の下端部40が軸受け部材21の軸受け22に回転可能に挿入されている。雄螺子部材35のヘッド38は、昇降プレート12の上面27の上方に位置している。
図7は、内装ボード41を載置部39に載置した使用状態で示す図4と同一の断面図であり、図8は、昇降プレート12を上昇させた状態で示す図4と同一の断面図である。図9は、昇降プレート12を上昇させた状態で示す図3と同一の背面図である。図7では、昇降プレート12の水平部分34が最下(ベースプレートの位置)まで下降し、載置部30がベースプレート11の上面18に当接している。壁面ボードリフター10Aを利用した壁面ボード設置方法(壁面ボード設置手順)の一例を説明すると、以下のとおりである。なお、図9では、2つの壁面ボードリフター10Aを利用する例を示しているが、1つの壁面ボードリフター10Aを利用して壁面44に内装ボード41を設置することもでき、3つ以上の壁面ボードリフター10Aを利用して壁面44に内装ボード41を設置することもできる。
作業者は、昇降プレート12がベースプレート11の上面18まで下降した図4の状態にある2つの壁面ボードリフター10Aを横方向へ所定寸法離間させて配置し、載置部30が壁面44に対向するようにそれら壁面ボードリフター10Aを壁面44近傍の床面43に置いた後、内装ボード41の下端42を載置部30の水平部分34に載せる。それら壁面ボードリフター10Aを壁面44近傍の床面43に置くと、ベースプレート11の下面19の全域が床面43に当接する。次に、昇降プレート12とともに載置部30をベースプレート11の上面18から上昇させて載置部30(昇降プレート12)の高さを調節する。
または、作業者は、2つの壁面ボードリフター10Aを横方向へ所定寸法離間させて配置し、載置部30が壁面44に対向するようにそれら壁面ボードリフター10Aを壁面44近傍の床面43に置き、昇降プレート12とともに載置部30をベースプレート11の上面18から上昇させた後、内装ボード41の下端42を載置部30の水平部分34に載せる。内装ボード41の下端42が断面L字状の載置部30(アングル)の水平部分34に載置されるから、昇降プレート12の載置部30からの内装ボード41の不用意な脱落を防ぐことができる。なお、内装ボード41の上端の上方に位置する壁面44に水平線を画き(墨入れ)、一方の壁面ボードリフター10Aをその水平線にあわせた後、他方の壁面ボードリフター10Aをその水平線にあわせる。
壁面ボードリフター10Aでは、ナット37(雌螺子部35)に螺着された雄螺子部材36のボルト軸39を時計回り方向に回転させると、雄螺子部材36のボルト軸39が昇降プレート12の下面28から下方へ向かって次第に前進し、昇降プレート12の下面28から下方へのボルト軸39(雄螺子部材36)の延出寸法が次第に大きくなって昇降プレート12(載置部30)がベースプレート11の上面18から次第に上昇する。
逆に、ナット37(雌螺子部35)に螺着された雄螺子部材36のボルト軸39を反時計回り方向に回転させると、雄螺子部材36のボルト軸39が昇降プレート12の上面27から上方へ向かって次第に後退し、昇降プレート12の下面28から下方へのボルト軸39(雄螺子部材36)の延出寸法が次第に小さくなって昇降プレート12(載置部30)がベースプレート11の上面18に向かって次第に下降する。したがって、壁面ボードリフター10Aは、昇降プレート12を上昇または下降させることで、載置部30(昇降プレート12)の高さ寸法を微調節することができ、昇降プレート12の載置部30に載せた壁面ボード41の床面43からの高さ寸法を微調節することができる。
それら壁面ボードリフター10Aの昇降プレート12を上昇させ、または、上昇させた昇降プレート12を下降させ、昇降プレート12の高さを微調節することで、それら壁面ボードリフター10Aによって内装ボード41が床面43から上方へ持ち上げられた状態に保持されるとともに、それら壁面ボードリフター10Aによって壁面44に対する内装ボード41の平行状態が保持される。作業者は、その状態で電動ドリルやタッカーを利用して内装ボード41を壁面44に設置固定する。
なお、内装ボード41の重量が重く、昇降プレート12の載置部30にその内装ボード41を載せたときに内装ボード41の重量がベースプレート11の前端部14に集中し、ベースプレート11(壁面ボードリフター10A)が傾く恐れがある場合、ベースプレート11の中央部15の一部および後端部16から形成された踏み代45に作業者が足を載せる。踏み代45に足を載せることで、ベースプレート11の下面19が床面43に押し付けられ、ベースプレート11の不用意な傾斜を防ぐことができる。
横方向へ所定寸法離間して並ぶ2つの壁面ボードリフター10Aの昇降プレート12の載置部30に内装ボード41の下端42を載せることで、1つの壁面ボードリフター10Aを利用する場合と比較し、内装ボード41の下端42の少なくとも2カ所がそれら壁面ボードリフター10Aの昇降プレート12の載置部30に支持されるから、内装ボード41の姿勢を安定させることができ、昇降プレート12の載置部30に載せた内装ボード41の姿勢を一定に保持することができる。
1枚の内装ボード41の壁面44への設置固定が終了した後、昇降プレート12を下降させて載置部30を内装ボード41の下端42から下方に離間させ、壁面44近傍から壁面ボードリフター10Aを取り外す。次に、壁面44に設置固定した内装ボード41の横に次の内装ボード41を配置しつつ、2つの壁面ボードリフター10Aを利用して既述の手順によって次の内装ボード41を壁面44に設置固定する。なお、内装ボード41の下端42と床面43との間の隙間は巾木によって埋められる。
壁面ボードリフター10Aおよび壁面ボードリフター10Aを利用した壁面ボード設置方法は、昇降プレート12をベースプレート11から上昇させた状態で昇降プレート12の載置部30に内装ボード41の下端42を載せることで、作業者がその膝で内装ボード41を壁面44に押し付けることなく、内装ボード41の床面43から上方に持ち上げた状態を保持することができ、壁面44に対する内装ボード41の平行状態を保持することができる。
壁面ボードリフター10Aおよび壁面ボードリフター10Aを利用した壁面ボード設置方法は、内装ボード41を昇降プレート12の載置部30に載せた状態で電動ドリルやタッカーを利用して作業者がその内装ボード41を壁面に設置固定することができ、内装ボード41の取り付け作業が重労働にならず、簡易な作業で容易に内装ボード41を壁面44に設置固定することができるとともに、壁面ボードリフター10Aを利用することで、熟練した作業者の経験や勘に頼る必要はなく、熟練した作業者以外の者が壁面ボード41を壁面44に設置固定することができる。
壁面ボードリフター10Aおよび壁面ボードリフター10Aを利用した壁面ボード設置方法は、ナット37(雌螺子部35)に螺着された雄螺子部材36のボルト軸39を時計回り方向(時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方)へ回転させると、昇降プレート12の下面28から下方へのボルト軸39(雄螺子部材36)の延出寸法が次第に大きくなって昇降プレート12(載置部30)がベースプレート11から次第に上昇し、ナット37(雌螺子部35)に螺着された雄螺子部材36のボルト軸39を反時計回り方向(時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方)へ回転させると、昇降プレート12の下面28から下方へのボルト軸39(雄螺子部材36)の延出寸法が次第に小さくなって昇降プレート12(載置部30)がベースプレート11に向かって次第に下降するから、昇降プレート12の載置部30に載せた内装ボード41の床面43からの高さ寸法を微調節することができ、壁面44に対する内装ボード41の平行状態を保持することができる。
壁面ボードリフター10Aおよび壁面ボードリフター10Aを利用した壁面ボード設置方法は、ベースプレート11の上面18から上方へ延びる第1〜第3案内ロッド20a〜20bが昇降プレート12の第1〜第3案内パイプ29a〜29bに摺動可能に挿入されているから、ベースプレート11に対する昇降プレート12の上昇時または下降時においてベースプレート11に対する昇降プレート12の水平状態を保持することができ、昇降プレート12の載置部30に載せた内装ボード41ドの姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面44に対する内装ボード41の平行状態を保持しつつ内装ボード41を壁面44に確実に設置固定することができる。
図10は、他の一例として示す壁面ボードリフター10Bの上面図であり、図11は、図10の壁面ボードリフター10Bの正面図である。図10,11では、連結プレート46の中央部48の図示を省略している。図10,11では、上下方向を矢印A、横方向の矢印Bで示し、前後方向を矢印Cで示す。この壁面ボードリフター10Bが図1のそれと異なるところは、2つの第1壁面ボードリフター10A1と第2壁面ボードリフター10A2とが横方向へ所定寸法離間して並び、それら壁面ボードリフター10A,10A2が連結プレート46(連結手段)を介して連結されている点にある。第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2のその他の構成は図1の壁面ボードリフター10Aのそれらと同一であるから、図1と同様の符号を付すとともに、図1の壁面ボードリフター10Aの説明を援用することで、壁面ボードリフター10A1,10A2のその他の構成の詳細な説明は省略する。
壁面ボードリフター10Bは、壁面ボードリフター10Aと同様に、屋内の壁面44(内壁)に対する内装ボード41(壁面ボード)の設置に使用され、内装ボード41の下端42を支持して内装ボード41を床面43から上方へ持ち上げた状態に保持するとともに、壁面44に対する内装ボード41の平行状態を保持する。なお、壁面ボードリフター10Bは、屋外の壁面(外壁)に対する外装ボード(壁面ボード)の設置に使用することができ、外装ボードの下端を支持して外装ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持するとともに、壁面に対する外装ボードの平行状態を保持する。壁面ボードリフター10Bは、第1壁面ボードリフター10A1および第2壁面ボードリフター10A2と、それら壁面ボードリフター10A1,10A2どうしを連結する横方向へ長い連結プレート46とから形成されている。
第1壁面ボードリフター10A1および第2壁面ボードリフター10A2は、床面43に載置される所定面積のベースプレート11と、ベースプレート11の上面18の側に位置する所定面積の昇降プレート12と、昇降プレート12を上下方向へ昇降させる昇降手段13とを備えている。ベースプレート11は、壁面ボードリフター10Aのそれと同一であり、その上面18から上方へ延びる3本の第1〜第3案内ロッド20a〜20cと、その上面18に設置された軸受け部材21(軸受け部)とを有する。ベースプレート11の中央部15の一部および後端部16が昇降プレート12の後端部25から前後方向後方へ延出して四角形の踏み代45を形成している。第1〜第3案内ロッド20a〜20cや軸受け部材21は、壁面ボードリフター10Aのそれらと同一である。
昇降プレート12は、壁面ボードリフター10Aのそれと同一であり、昇降手段13を介して上下方向へ昇降可能である。昇降プレート12は、3本の第1〜第3案内パイプ29a〜29cと、その前端部24に形成された横方向へ長い載置部30とを有する。昇降プレート12には、第1〜第3パイプ挿通孔31a〜31cと、螺子挿通孔32とが穿孔されている。第1〜第3案内パイプ29a〜29cや載置部30、第1〜第3パイプ挿通孔31a〜31c、螺子挿通孔32は、壁面ボードリフター10Aのそれらと同一である。昇降手段13は、昇降プレート12に作られた雌螺子部35と、雌螺子部35に螺着された雄螺子部材36とから形成されている。雌螺子部35や雄螺子部材36は、壁面ボードリフター10Aのそれらと同一である。
連結プレート46は、鋼材やアルミ、ステンレス等の金属から作られ、平たい板状に成形されている。連結プレート46は、両側縁部47と、それら側縁部47の間に延びる中央部48とを有する。連結プレート46は、一方の側縁部47が第1壁面ボードリフター10A1のベースプレート11の踏み代45の側縁部17に溶接固定され、他方の側縁部47が第2壁面ボードリフター10A2のベースプレート11の踏み代45の側縁部17に溶接固定されている。なお、壁面ボードリフター10A1,10A2のベースプレート11と連結プレート46とが一体に成形されていてもよい。また、連結プレート46の横方向の長さ寸法に制限はなく、横方向の長さ寸法を自由に設定することができる。
図12は、昇降プレート12を上昇させた状態で示す壁面ボードリフター10Bの背面図である。壁面ボードリフター10Bを利用した壁面ボード設置方法(壁面ボード設置手順)の一例を説明すると、以下のとおりである。作業者は、第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2の載置部30が壁面44に対向するように壁面ボードリフター10Bを壁面44近傍の床面43に置く。なお、昇降プレート12はベースプレート11の上面18まで下降している。壁面ボードリフター10Bを床面43に置くと、第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2のベースプレート11の下面19の全域が床面43に当接し、第1壁面ボードリフター10A1と第2壁面ボードリフター10A2とが壁面44近傍の床面43において横方向へ離間して並ぶ。
壁面ボードリフター10Bを床面43に置いた後、内装ボード41の下端42を第1壁面ボードリフター10A1の載置部30の水平部分34と第2壁面ボードリフター10A2の載置部30の水平部分34とに載せる。次に、第1壁面ボードリフター10A1の載置部30をベースプレート11の上面18から上昇させて載置部30(昇降プレート12)の高さを調節するとともに、第2壁面ボードリフター10A2の載置部30をベースプレート11の上面18から上昇させて載置部30(昇降プレート12)の高さを調節する。
または、作業者は、第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2の載置部30が壁面44に対向するように壁面ボードリフター10Bを壁面44近傍の床面43に置いた後、第1壁面ボードリフター10A1の載置部30をベースプレート11の上面18から上昇させて載置部30(昇降プレート12)の高さを調節するとともに、第2壁面ボードリフター10A2の載置部30をベースプレート11の上面18から上昇させて載置部30(昇降プレート12)の高さを調節する。次に、内装ボード41の下端42を第1壁面ボードリフター10A1の載置部30の水平部分34と第2壁面ボードリフター10A2の載置部30の水平部分34とに載せる。
第1壁面ボードリフター10A1の昇降プレート12を上昇させ、または、上昇させた昇降プレート12を下降させ、第1壁面ボードリフター10A1の昇降プレート12(載置部30)の高さを微調節するとともに、第2壁面ボードリフター10A2の昇降プレート12を上昇させ、または、上昇させた昇降プレート12を下降させ、第2壁面ボードリフター10A2の昇降プレート12(載置部30)の高さを微調節する。昇降プレート12(載置部30)の高さを微調節することで、第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2によって内装ボード41が床面43から上方へ持ち上げられた状態に保持されるとともに、第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2によって壁面44に対する内装ボード41の平行状態が保持される。作業者は、その状態で電動ドリルやタッカーを利用して内装ボード41を壁面44に設置固定する。
なお、内装ボード41の重量が重く、昇降プレート12の載置部30にその内装ボード41を載せたときに内装ボード41の重量がベースプレート11の前端部14に集中し、ベースプレート11(第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2)が傾く恐れがある場合、踏み代45または連結プレート46に作業者が足を載せる。踏み代45または連結プレート46に足を載せることで、第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2のベースプレート11の下面19が床面43に押し付けられ、ベースプレート11の不用意な傾斜を防ぐことができる。
1枚の内装ボード41の壁面44への設置固定が終了した後、昇降プレート12を下降させて載置部30を内装ボード41の下端42から下方へ離間させ、壁面44近傍から壁面ボードリフター10Bを取り外す。次に、壁面44に設置固定した内装ボード41の横に次の内装ボード41を配置しつつ、壁面ボードリフター10Bを利用して既述の手順によって次の内装ボード41を壁面44に設置固定する。
壁面ボードリフター10Bおよび壁面ボードリフター10Bを利用した壁面ボード設置方法は、壁面ボードリフター10Aおよび壁面ボードリフター10Aを利用した壁面ボード設置方法が有する効果に加え、以下の効果を有する。壁面ボードリフター10Bおよび壁面ボードリフター10Bを利用した壁面ボード設置方法は、連結プレート46(連結手段)によって連結されて横方向へ所定寸法離間する第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2のベースプレート11の載置部30に内装ボード41(壁面ボード)の下端42を載せることで、1つの壁面ボードリフター10Aを利用する場合と比較し、内装ボード41の下端42の2カ所が第1および第2壁面ボードリフター10A1,10A2の載置部30に支持されるから、内装ボード41の姿勢を安定させることができ、昇降プレート12の載置部30に載せた内装ボード41の姿勢を一定に保持することができるとともに、壁面44に対する内装ボード41の平行状態を保持しつつ内装ボード41を壁面44に設置固定することができる。壁面ボードリフター10Bおよび壁面ボードリフター10Bを利用した壁面ボード設置方法は、別々の複数の壁面ボードリフター10Aを横方向へ所定寸法離間させて配置する手間を省くことができ、手間と時間とを要せずに容易に内装ボード41を壁面44に設置固定することができる。
10A 壁面ボードリフター
10A1 第1壁面ボードリフター
10A2 第2壁面ボードリフター
10B 壁面ボードリフター
11 ベースプレート
12 昇降プレート
13 昇降手段
14 前端部
15 中央部
16 後端部
17 両側部
18 上面
19 下面
20a 第1案内ロッド
20b 第2案内ロッド
20c 第3案内ロッド
21 軸受け部材(軸受け部)
22 軸受け
23 固定ピン
24 前端部
25 後端部
26 両側部
27 上面
28 下面
29a 第1案内パイプ
29b 第2案内パイプ
29c 第3案内パイプ
30 載置部
31a 第1パイプ挿通孔
31b 第2パイプ挿通孔
31c 第3パイプ挿通孔
32 螺子挿通孔
33 垂直部分
34 水平部分
35 雌螺子部
36 雄螺子部材
37 ナット
38 ヘッド
39 ボルト軸
40 下端部
41 内装ボード
42 下端
43 床面
44 壁面
45 踏み代
46 連結プレート(連結手段)
47 両側縁部
48 中央部

Claims (12)

  1. 壁面に対する壁面ボードの設置に使用され、前記壁面ボードの下端を支持して該壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持する壁面ボードリフターにおいて、
    前記壁面ボードリフターが、前記床面に載置されるベースプレートと、前記ベースプレートの上面側に位置し、昇降手段を介して上下方向へ昇降可能な昇降プレートとを備え、前記ベースプレートが、その上面から上方へ延びる案内ロッドと、その上面に位置する軸受け部とを有し、前記昇降プレートが、前記ベースプレートの案内ロッドに摺動可能に挿入された案内パイプと、その前端部に形成されて前記壁面ボードの下端を載せる載置部とを有し、前記昇降手段が、前記昇降プレートに作られた雌螺子部と、前記雌螺子部に螺着されて前記昇降プレートを貫通し、下端部が前記軸受け部に回転可能に挿入された雄螺子部材とから形成され、
    前記壁面ボードリフターでは、前記雌螺子部に螺着された前記雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させると、前記昇降プレートの下面から下方への前記雄螺子部材の延出寸法が次第に大きくなって該昇降プレートが前記ベースプレートから次第に上昇し、前記雌螺子部に螺着された前記雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方へ回転させると、前記昇降プレートの下面から下方への前記雄螺子部材の延出寸法が次第に小さくなって該昇降プレートが前記ベースプレートに向かって次第に下降することを特徴とする壁面ボードリフター。
  2. 前記昇降手段を形成する雌螺子部が、前記昇降プレートの上面または下面のいずれかに固定されたナットである請求項1に記載の壁面ボードリフター。
  3. 前記昇降手段を形成する雌螺子部が、前記昇降プレートの上下面を貫通する貫通孔に形成された雌螺子である請求項1に記載の壁面ボードリフター。
  4. 前記載置部が、前記昇降プレートの先端から下方へ向かって延びる垂直部分と、前記垂直部分の下端から前方へ向かって延びる水平部分とから形成された断面L字状のアングルであり、前記壁面ボードの下端が、前記水平部分に載置される請求項1ないし請求項3いずれかに記載の壁面ボードリフター。
  5. 前記ベースプレートは、その平面形状が四角形に成形され、横方向へ延びる前端部と、前記前端部から前後方向後方に離間して横方向へ延びる後端部と、前記前端部から前記後端部に向かって前後方向へ延びる両側縁部と、前記前後端部および前記両側縁部の間に位置する中央部とを有し、前記軸受け部が、前記ベースプレートの中央部に形成され、前記昇降手段が、前記ベースプレートの中央部に位置している請求項1ないし請求項4いずれかに記載の壁面ボードリフター。
  6. 前記昇降プレートは、その平面形状が略四角形に成形され、横方向へ延びる前記前端部と、前記ベースプレートの中央部に位置して横方向へ延びる後端部と、前記ベースプレートの両側縁部に位置して前後方向へ延びる両側縁部と、前記前後端部および前記両側縁部の間に位置する中央部とを有し、前記ベースプレートの中央部の一部および後端部が、前記昇降プレートの後端部から前後方向後方へ延出して踏み代を形成している請求項1ないし請求項5いずれかに記載の壁面ボードリフター。
  7. 前記案内ロッドが、前記ベースプレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内ロッドと、前記ベースプレートの一方の側縁部の前後方向中央に位置する第2案内ロッドと、前記ベースプレートの他方の側縁部の前後方向中央に位置する第3案内ロッドとから形成され、前記案内パイプが、前記昇降プレートの前端部の横方向中央に位置する第1案内パイプと、前記昇降プレートの後端部の側の一方の側縁部に位置する第2案内パイプと、前記昇降プレートの後端部の側の他方の側縁部に位置する第3案内パイプとから形成されている請求項1ないし請求項6いずれかに記載の壁面ボードリフター。
  8. 前記壁面ボードリフターでは、少なくとも2つのそれが横方向へ所定寸法離間して並び、それら壁面ボードリフターのベースプレートの互いに対向する側縁部どうしが所定の連結手段によって連結されている請求項1ないし請求項7いずれかに記載の壁面ボードリフター。
  9. 壁面に壁面ボードを設置する壁面ボード設置方法において、
    前記壁面ボード設置方法が、前記壁面ボードの下端を支持して該壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態に保持する壁面ボードリフターを利用し、
    前記壁面ボードリフターが、前記床面に載置されるベースプレートと、前記ベースプレートの上面側に位置し、昇降手段を介して上下方向へ昇降可能な昇降プレートとを備え、前記ベースプレートが、その上面から上方へ延びる案内ロッドと、その上面に位置する軸受け部とを有し、前記昇降プレートが、前記ベースプレートの案内ロッドに摺動可能に挿入された案内パイプと、その前端部に形成されて前記壁面ボードの下端を載せる載置部とを有し、前記昇降手段が、前記昇降プレートに作られた雌螺子部と、前記雌螺子部に螺着されて前記昇降プレートを貫通し、下端部が前記軸受け部に回転可能に挿入された雄螺子部材とから形成され、
    前記壁面ボード設置方法では、前記雌螺子部に螺着された前記雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて前記昇降プレートを前記ベースプレートの上面から上昇させた後、前記昇降プレートの載置部に前記壁面ボードの下端を載せ、または、前記昇降プレートの載置部に前記壁面ボードの下端を載せた後、前記雌螺子部に螺着された前記雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて前記昇降プレートを前記ベースプレートの上面から上昇させ、前記壁面ボードを床面から上方へ持ち上げた状態を保持するとともに前記壁面に対する該壁面ボードの平行状態を保持しつつ該壁面ボードを該壁面に設置することを特徴とする壁面ボード設置方法。
  10. 前記壁面ボード設置方法では、前記雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか一方へ回転させて前記昇降プレートを前記ベースプレートの上面から上昇させ、または、前記雄螺子部材を時計回り方向と反時計回り方向とのいずれか他方へ回転させて前記昇降プレートを前記ベースプレートの上面に向かって下降させ、前記昇降プレートの載置部に載せた前記壁面ボードの床面からの高さ寸法を微調節する請求項9に記載の壁面ボード設置方法。
  11. 前記壁面ボード設置方法では、少なくとも2つの壁面ボードリフターが利用され、それら壁面ボードリフターを横方向へ所定寸法離間させて配置し、それら壁面ボードリフターの各載置部に前記壁面ボードの下端を載せる請求項9または請求項10に記載の壁面ボード設置方法。
  12. それら壁面ボードリフターのベースプレートの互いに対向する側縁部どうしが、所定の連結手段によって連結されている請求項9ないし請求項11いずれかに記載の壁面ボード設置方法。
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