JP6481827B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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本発明は、複数台の室内機の冷媒配管が接続される分流ユニットを備えたマルチ式の空気調和機の室外機に関する。
空気調和機の室外機の1つとして、1台の室外機に複数台の室内機を接続するマルチ式の室外機がある。マルチ式の室外機は、複数台の室内機の冷媒配管を接続するための分流ユニットを本体ケーシングの側面に備えている(例えば特許文献1参照)。
分流ユニットは、ガス側操作弁に接続されるガス冷媒配管と、液側操作弁に接続される液冷媒配管とを有し、各冷媒配管がともに分岐管を介してユニット取付具に支持されている。ユニット取付具は、頑丈な金属製プレートを板金加工したものからなり、分流ユニットを支持する支持部と、本体ケーシング側に固定するためのアンカー部とを備えている。
ユニット取付具は、支持部に分流ユニットを取り付けた後、アンカー部を本体ケーシングの底板にネジ止めすることで固定されているが、特許文献1のユニット取付具は、底板に対して片持ち状態で組み付けられるため、不安定でぐらつきやすかった。
ユニット取付具は、支持部の大きさに対しアンカー部が小さく、重心も上方に位置するため、それ自体が不安定である。また、ユニット取付具は、室外機の組み立て工程の途中で組み付けられるため、ユニット取付具がぐらつくと室外機全体の組立安定性が悪かった。
特開2015−81746号公報
そこで、本発明の課題は、本体ケーシングに分流ユニットを取り付けるユニット取付具の取付強度を高めて、組立安定性のよい空気調和機の室外機を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、底板に立設した仕切板を介して本体ケーシング内部が熱交換器室と機械室とに区画され、上記底板の上記機械室にはアキュムレータが搭載されるアキュムレータ固定具が固定される空気調和機の室外機において、上記アキュムレータ固定具は、上記底板に固定される基部と、上記基部の一端から垂直に立設される垂直部と、上記垂直部の上端から上記基部に対し平行に延在する台座部とを有する断面コ字状に形成され、上記基部と上記台座部との間の空間部が形成されており、上記空間部が上記底板の上記機械室側の側面から背面にかけて外側を向いて開放するように上記底板の隅に配置されているとともに、上記本体ケーシングの側面には複数台の室内機に冷媒を分流する分流ユニットがユニット取付具を介して取り付けられており、上記ユニット取付具は、上記アキュムレータ固定具の内側に向かって挿入され上記基部、上記垂直部および上記台座部の各内面に係合する断面コ字状を呈するアンカー部と、上記アンカー部から上記本体ケーシングの側面に沿って立設され上記分流ユニットを支持する支持部とを備えることを特徴としている。
より好ましい態様として、上記アンカー部は、上記基部に係合する第1係合板と、上記垂直部に係合する第2係合板と、上記台座部に係合する第3係合板とを有し、上記第1〜第3係合板の各々の両側端には、それぞれ上記空間部に向かって直角に折り曲げられた第1〜第3の外側フランジを有し、上記基部、上記垂直部および上記台座部の各々の両側端には、それぞれ上記空間部に向かって直角に折り曲げられた第1〜第3の内側フランジを有し、上記アキュムレータ固定具内に上記アンカー部を挿入することにより、上記基部が第1係合板と対向し、上記第1外側フランジと上記第1内側フランジとが互いに重なり合い、上記垂直部が上記第2係合板と対向し、上記第2外側フランジと上記第2内側フランジとが互いに重なり合い、上記台座部が上記第3係合板と対向し、上記第3外側フランジと上記第3内側フランジとが互いに重なり合うようになっている。
また別の態様として、上記支持部は、上記アンカー部から上記本体ケーシングの側面に沿って垂直に立設されるネジ止めプレートと、上記ネジ止めプレートの一端から上記本体ケーシングの側面に対して直交する方向に延在するユニオンプレートとを備え、上記ユニオンプレートには上記分流ユニットのガス分岐管と液分岐管の各先端に設けられたユニオン部が係止される複数のユニオン固定部が設けられている。
さらに好ましい態様として、上記空間部は電源線や電気信号線などのケーブルを引き回す配線経路の一部であり、上記本体ケーシングは上記機械室の側面から背面にかけてを覆う側面パネルを備え、上記側面パネルは上記アンカー部に対向する部位がL字状に切り欠かれた切欠部を有し、上記切欠部には上記ケーブルを上記本体ケーシングの外に引き出すコンジットパネルが着脱可能に取り付けられている。
本発明によれば、基部と垂直部と台座部とを断面コ字状に形成してなるアキュムレータ固定具の内面に、基部、垂直部および台座部の各内面に係合する第1〜第3係合板を有する断面コ字状のアンカー部を差し込み、アキュムレータ固定具3とアンカー部51とを合わせた状態で固定することにより、ユニット取付具とアキュムレータ固定具との連結部分における機械的強度が向上するため、分流ユニットのぐらつきが防止され、その結果、組立安定性が向上する。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室外機の配管カバーを取り外した状態の分解斜視図。 上記室外機の配管カバーを取り外した状態の右側面図。 サービスパネルを取り外し、上記室外機の機械室内の構造を説明する斜視図。 サービスパネルおよびコンジットパネルを取り外し、分流ユニットを背面側から見た状態の拡大斜視図。 アキュムレータ固定具およびユニット取付具の分解斜視図。 アキュムレータ固定具にユニット取付具を固定した状態の斜視図。 (a)基部と第1係合板の係合状態,(b)垂直部と第2係合板の係合状態および(c)台座部と第3係合板の係合状態を模式的に示す要部断面図。 アキュムレータ固定具、ユニット取付具および側面パネルのネジ止めを示す断面図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、この空気調和機の室外機1は、直方体形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2は、長方形状に形成された底板21と、熱交換器室HCの前面側に配置され、送風ファンの吹出グリル221を有する吹出パネル22と、機械室MCの前面側に配置されるサービスパネル24と、機械室MCの右側面から背面にかけて配置される側面パネル25と、本体ケーシング2の天面に取り付けられる天板26とを備えている。
図3を併せて参照して、本体ケーシング2の内部は、仕切板20により、熱交換器および送風ファン(共に図示しない)を含む熱交換器室HCと、アキュムレータAおよび圧縮機Cなどの機械ユニットや電装品ユニットを備えた機械室MCとに区画されている。本発明において、熱交換器室HCの具体的な構成は任意であってよく、その説明は省略する。
機械室MCの前面側(図3では左前面側)には、図示しない四方弁を介して圧縮機CとアキュムレータAに接続される冷媒配管のガス側操作弁VGおよび液側操作弁VLがバルブプレート27を介して取り付けられている。圧縮機Cは、バルブプレート27の後方に取り付けられ、アキュムレータAは、圧縮機Cよりも後方で側面パネル25寄りに取り付けられている。
図5を併せて参照して、アキュムレータAは、専用のアキュムレータ固定具3を介して底板21に取り付けられている。アキュムレータAの具体的な構成や仕様については、本発明において任意的事項である。
アキュムレータ固定具3は、本体ケーシング2の底板21に沿わせて固定される基部31と、基部31の一端から垂直に立設される垂直部32と、垂直部32の上端から基部31の他端側に向かって基部31と平行に延在する台座部33とを有し、基部31と台座部33との間の空間34が側面パネル25に向けて開放された断面コ字状に形成されている。この実施形態において、アキュムレータ固定具3は、1枚の鋼板を折り曲げ加工して形成されているが、複数枚の金属板を溶接などによって繋ぎ合わせて形成されてもよい。
アキュムレータ固定具3を基部31と台座部33の各先端部(垂直部32との連結端とは反対の自由端)を正面に見て、基部31の両端(図5では左右両端)には、第1内側フランジ311,311が設けられている。また、垂直部32の両端(図5では左右両端)にも、第2内側フランジ321,321が設けられている。さらに、台座部33の両端(図5では左右両端)にも、第3内側フランジ331,331が設けられている。各内側フランジ311,321,331はともに空間部34に向かってほぼ直角に折り曲げられ、互いに折り重なった部分で溶接により一体的に固着されている。
アキュムレータAは、台座部33の上面に専用の取付金具35を介して取り付けられているが、本発明において、取付金具35は任意的事項であるため、その説明は省略する。台座部33の先端部にはさらに、後述する分流ユニット4のユニット取付具5の一部がネジ止めされるネジ止め部36が設けられている。
この実施形態において、ネジ止め部36は、台座部33の先端部からほぼ垂直上方に延びる舌片状を呈し、台座部33とは別体で成形されてネジ止めされている。ネジ止め部36は、台座部33に一体成形であってもよい。また、ネジ止め部36の中央には、ユニット取付具5をネジ止めするためのネジ孔361が設けられている。
アキュムレータ固定具3は、基部31と台座部33の各先端部が底板21の機械室MC側の側面パネル25側、つまり本体ケーシング2の外側を向くように、底板21の側面フランジ211と背面フランジ212とが交わる隅部に配置されている。これにより、アキュムレータ固定具3は、空間部34が本体ケーシング2の側面から背面にわたって開放されている。
この実施形態において、空間部34は、本体ケーシング2の背面側から本体ケーシング2内に引き込まれ、電装品ユニットに接続される電源線や電気信号線などのケーブルL(図4参照)を引き回す配線経路の一部となっている。
図2ないし図4を併せて参照して、側面パネル25は、その下端部が側面から背面中程にかけてL字状に切り欠かれており、そのパネル取付部251にコンジットパネル28が着脱可能に取り付けられている。
コンジットパネル28は、機械室MC上部にある電装品ユニット(図示なし)と室内機を接続する電気信号線が挿通されたコンジット管281を本体ケーシング2に固定するためのパネルである。この実施形態において、コンジット管281は、接続される室内機の台数分に加え、電源線を収容するコンジット管281aが設けられている。コンジットパネル28の背面側には、コンジット管281の先端に設けられた接続端子282が係止される図示しない複数の接続口が設けられている。コンジットパネル28は、複数の電気信号線が取り付けられ、メンテナンスできる高さを備える。
側面パネル25の右側面下端には切欠部252が設けられている。この切欠部252は、側面パネル25の中央下端から上方に向かってアーチ状に切りかかれた切欠孔である。これによれば、側面パネル25の下端にコンジットパネル28を取り付けることにより、後述する分流ユニット4のガス冷媒配管4Gと液冷媒配管4Lとを外に引き出す配管引出口Hが形成される。
この実施形態において、配管引出口Hには、配管引出口Hの開口部を塞ぎつつ、分流ユニット4のガス冷媒配管4Gと液冷媒配管4Lとが側面パネル25に接触しないようにするための配管固定具7が設けられている。
この実施形態において、配管固定具7はラバー製であり、ユニット取付具5のアンカー部51にスポット溶接された配管支持具にバインド線(共に図示しない)で固定されたのち、側面パネル25とコンジットパネル28とで挟まれることにより、各冷媒配管4L,4Gが安定して固定される。
本体ケーシング2には、複数台の室内機の冷媒配管(ともに図示しない)に接続される分流ユニット4がユニット取付具5を介して取り付けられている。図2ないし図4を参照して、分流ユニット4は、ガス側操作弁VGに接続されるガス冷媒配管4Gと、液側操作弁VLに接続される液冷媒配管4Lとを備えている。
ガス冷媒配管4Gは、機械室MC内を通って配管引出口Hから外側に至るガス連結部41Gと、配管引出口Hから本体ケーシング2の側面(図1では右側面)に沿って上方に延設されたガスヘッダ部42Gとを有し、それらが1本の連続した金属パイプから形成されている。本発明において、ガス連結部41Gについての具体的な説明は特に必要ないため、省略する。
ガスヘッダ部42Gには、軸線方向に沿って所定の間隔をもって複数のガス分岐管43Gが配置されている。この実施形態において、ガス分岐管43Gは、1本のガスヘッダ部42Gに6本設けられている。つまり、この例では6台の室内機に接続できるようになっている。
ガス分岐管43Gは、基端側がガスヘッダ部42にロウ付けされる。ガス分岐管43には、管内の温度を測定する図示しない温度センサを支持するセンサホルダ46Gが設けられている。ガス分岐管43の先端には、ガス分岐管43と室内機からの冷媒配管を接続するとともに、接続部をユニオン固定部313に固定するためのガス側ユニオン45Gが設けられている。さらにガス側ユニオン45Gの先端には、冷媒配管を固定するガス側フレアナット44Gが設けられている。
液冷媒配管4Lは、機械室MC内を通って配管引出口Hから外側に至る液連結部41Lと、配管引出口Hから本体ケーシング2の側面(図1では右側面)に沿って上方に延設された液ヘッダ部42Lとを有し、それらが1本の連続した金属パイプから形成されている。液連結部41Lについても具体的な説明は特に必要ないため、省略する。
液ヘッダ部42Lには、軸線方向に沿って所定の間隔をもって複数の液分岐管43Lが配置されている。この実施形態において、液分岐管43Lは、1本の液ヘッダ部42Lに6本設けられている。つまり、この例では6台の室内機に接続できるようになっている。
液分岐管43Lは、基端側が液ヘッダ部42Lにロウ付けされる。液分岐管43Lの先端側には、液分岐管43Lと室内機からの冷媒配管を接続するとともに、接続部をユニオンプレート57に固定するための液側ユニオン45Lが設けられている。さらに液側ユニオン45Lの先端には冷媒配管を固定する液側フレアナット44Lが設けられている。
液分岐管43Lには、液分岐管43L内を流れる液冷媒の流量を制御する電磁弁46Lが設けられている。電磁弁46Lは、図示しない制御部により、弁の開度量が制御される。なお、液分岐管43Lにも温度センサが設けられていてもよい。
次に、図5を参照して、ユニット取付具5の構成を説明する。ユニット取付具5は、鋼板材を折り曲げ加工して形成され、ユニット取付具5を本体ケーシング2に固定するためのアンカー部51と、分流ユニット4を支持する支持部52とを備えている。
アンカー部51は、底板21に対して平行に配置される四角形状の第1係合板53と、第1係合板53の一端からほぼ垂直に立設される四角形状の第2係合板54と、第2係合板54の上端から第1係合板53の先端部(第2係合板53との連結端とは反対の自由端)に向けて平行に延在する四角形状の第3係合板55とを有し、アキュムレータ固定具3の内周面に沿って係合可能な断面コ字状に形成されている。
アンカー部51の第1係合板51の先端部を正面に見て、第1係合板53は、アキュムレータ固定具3の基部31に係合され、その両端(図5では左右両端)には第1外側フランジ531,531が設けられている。第1外側フランジ531,531は、第1係合板53の両側端部を外側(図5では下側)に向かってほぼ直角に折り曲げた舌片である。第1外側フランジ531,531は、アキュムレータ固定具3に向かう角部が斜めに切りかかれており、この切欠部531aにより、第1係合板53をアキュムレータ固定具3にスムーズに差し込むことができるようになっている。
第1係合板53の先端部には、底板21の側面フランジ211にネジ止めされる固定リブ532が設けられている。固定リブ532は、第1係合板53の先端を外側(図5では下側)に向かってほぼ直角に折り曲げた舌片であって、側面フランジ211に沿って突き当てられる。
固定リブ532の両側端と第1外側フランジ531,531との突き合わせ部分には、側面フランジ211が挿通される案内溝533,533が形成されている。固定リブ532にはさらに、固定リブ532を底板21の側面フランジ211にネジ止めするためのネジ孔534が、この例では2カ所に設けられている。
第2係合板54は、アキュムレータ固定具3の垂直部32に係合され、その両端(図5では左右両端)には第2外側フランジ541,541が設けられている。第2外側フランジ541,541は、第2係合板54の両端を外側(図5では右斜め奥側)に向かってほぼ直角に折り曲げた舌片である。
この実施形態において、第2外側フランジ541,541は、先端部541aが外側に拡がるように折り曲げられている。これによれば、アンカー部51をアキュムレータ固定具3に挿入する際、アンカー部51を正確な取付位置に容易に案内することができる。
第3係合板55は、アキュムレータ固定具3の台座部33に係合され、その両端(図5では左右両端)には第3外側フランジ551,551が設けられている。第3外側フランジ551,551は、第3係合板55の両側端部を外側(図5では上側)に向かってに折り曲げた舌片である。
この例において、第3外側フランジ551,551は、基端側から先端側に向かって開口幅が漸次拡がるように折り曲げられている。さらに第3外側フランジ551,551の側端(垂直部32に対向する側端)には、基端側から外側に向かって漸次拡がるテーパー部552,552が設けられている。
これにより、アンカー部51をアキュムレータ固定具3に挿入する際、第3外側フランジ551,551がアキュムレータ固定具3に引っ掛かることなく、正確な取付位置に容易に案内することができる。
次に、支持部52は、アンカー部51の第3係止部55の先端部からほぼ垂直に立設され、側面パネル25にネジ止めされるネジ止めプレート56と、ネジ止めプレート56の一端(図5では左端)に一体的に形成され、分流ユニット4が取り付けられるユニオンプレート57とを備えている。
ネジ止めプレート56は、第3係止部55の先端を基端とし、そこからほぼ垂直に延在する矩形状のプレートであって、この例では3箇所にネジ止め孔561が等間隔で穿設されている。
ネジ止めプレート56の基端側(図5では下端側)にはさらに、上述した台座33の先端に設けられたネジ止め部36が挿入される係止部562が設けられている。図8に示すように、係止部562は、ネジ止めプレート56の一方の面(図8では左側面)から他方の面(図8では右側面)に向かって凹部となるようにプレス加工してなる長方形状の凹部であって、下側がせん断によって開口された挿入口564が形成されている。係止部562にはさらに、ネジ止め用のネジ孔563が設けられている。
ユニオンプレート57は、ネジ止めプレート56の一端(図5では左端)を、第3係合板55の先端から離反する方向にほぼ直角に折り曲げた長方形状を呈し、ガス側ユニオン45Gが固定されるガス側ユニオン固定部571と、ガス側ユニオン固定部571に比べて小径で、液側ユニオン45Lが固定される液側ユニオン固定部572とが設けられている。
各ユニオン固定部571,572は、それぞれガス側ユニオン45Gと、液側ユニオン45Lが挿通可能な六角形状に打ち抜かれた打ち抜き孔であり、ガス側ユニオン固定部571(下側)と液側ユニオン固定部572(上側)とが上下一対となって、所定の間隔でこの例では6組が設けられている。この実施形態において、各ユニオン固定部571,572の周囲には、ユニオンプレート57の機械的強度を高めるための補強リブ573が設けられている。
ユニオンプレート57にはさらに、分流ユニット4を覆い隠すために本体ケーシング2の側面に取り付けられる配管カバー6を、支持部52に押圧するための係合リブ574,575が設けられている。
一方の係合リブ574は、ユニオンプレート57の一方の側端部(図5では上端側)に配置され、ユニオンプレート57の基端側(ネジ止めプレート56に連結される側の端部:図5では右端)から先端側(図5では左端)に向かって漸次高さが小さくなるように形成されている。
他方の係合リブ575は、ユニオンプレート57の他方の側端部(図5では下端側)に配置され、ネジ止めプレート56との連結部を基端として、そこからユニオンプレート57の先端側(図5では左端側)に向かって延在する部分575aと、ネジ止めプレート56の先端側(図5では右端側)に向かって延在する部分575bとを備えたL字状に形成されている。
ユニオンプレート57の先端(図5では左端)にはさらに、配管カバー6を取り付ける際、配管カバー6の取付位置を位置合わせするための位置決めプレート58が設けられている。
位置決めプレート58は、ユニオンプレート57の先端を外側(ネジ止めプレート56とは逆方向)にほぼ直角に折り曲げて形成され、そのプレート面581が配管カバー6の一部に当接することにより、配管カバー6の取付位置が位置決めされる。
位置決めプレート58にはさらに、配管カバー6を仮止めする際に配管カバー6側に設けられた図示しない係止爪によって係止される係止片582が設けられている。
係止片582は、位置決めプレート58のほぼ中央からプレート面581に沿って平行に突設された舌片からなり、その側端(図5では上端)には、係止爪によって係止される係止面583が形成されている。
図5および図6を参照して、アキュムレータ固定具3にユニット取付具5を取り付ける取付手順の一例について説明する。なお、ユニット取付具5をアキュムレータ固定具3に取り付ける前に、ユニット取付具5の支持部52には、ガス側ユニオン45Gと液側ユニオン45Lとが予め取り付けられている。
分流ユニット4が取り付けられた状態で、ユニット取付具5のアンカー部51をアキュムレータ固定具3の空間部34に挿入する。その際、第1係合板53に形成された切欠部531aや第2係合部54の先端部541a、さらに第3係合板55の第3外側フランジ551およびテーパ部552によって、ユニット取付具5が分流ユニット4の空間部34にスムーズに案内される。
ユニット取付具5をアキュムレータ固定具3に固定するにあたっては、まず、図8に示すように、ネジ止め部36の先端を係止部562の挿入口564から差し込む。併せて、固定リブ532の両端に形成された案内溝533,533に側面フランジ211を差し込んだのち、固定リブ532と側面フランジ211に設けられたネジ孔同士をネジ止めする。なお、この時点でユニット取付具5はアキュムレータ固定具3に仮固定された状態である。
これによれば、アキュムレータ固定具3にユニット取付具5のアンカー部51を挿入することにより、図7(a)に示すように、基部31が第1係合板53と対向して配置され、その両側に配置された第1外側フランジ531,531と第1内側フランジ311,311とが互いに重なり合うことにより、中空な箱形フレーム構造が形成される。
また、図7(b)に示すように、垂直部32が第2係合板54と対向して配置され、その両側に配置された第2外側フランジ541,541と第2内側フランジ321,321とが互いに重なり合うことにより、中空な箱形フレーム構造が形成される。
さらに、図7(c)に示すように、台座部33が第3係合板55と対向して配置され、第3外側フランジ551,551と第3内側フランジ331,331とが互いに重なり合うことにより、中空な箱形フレーム構造が形成される。
これにより、アキュムレータ固定具3とユニット取付具5とが互いの機械的強度を高めるように一体化されるため、ユニット取付具5を組み付けた後でも、ユニット取付具5がぐらついたり、撓んだりすることが防止される。
さらには、アキュムレータ固定具3の空間部34は、そのままの形で残されるため、ケーブルLを無理なく挿通することができる。
アキュムレータ固定具3とユニット取付具5とを仮固定し、ここに配管や配線などを組み付けたのち、アキュムレータAとユニット固定具5との間に側面パネル25を上方から差し込むことにより、図8に示すように、側面パネル25の下端が、アキュムレータ固定具3の台座部36によって支持される。
側面パネル25の下端が、アキュムレータ固定具3の台座部33に突き当たると、ネジ止め部36のネジ孔361、係止部562のネジ孔563および側面パネル25のネジ孔253が同一軸線上となり、ネジSを介してネジ止めすることにより、アキュムレータ固定具3とユニット取付具5とが一体的に固定される。
以上説明したように、本発明によれば、基部31と垂直部32と台座部33とを断面コ字状に形成してなるアキュムレータ固定具3の内面に、基部31、垂直部31および台座部31の各内面に係合する第1〜第3係合板53〜55を有する断面コ字状のアンカー部51を差し込み、アキュムレータ固定具3とアンカー部51とを合わせた状態で固定することにより、ユニット取付具とアキュムレータ固定具との連結部分における機械的強度が向上するため、分流ユニットのぐらつきが防止され、その結果、組立安定性が向上する。
1 室外機
2 本体ケーシング
21 底板
22 吹出パネル
24 サービスパネル
25 側面パネル
26 天板
3 アキュムレータ固定具
31 基部
32 垂直部
33 台座部
34 空間部
4 分流ユニット
4G ガス冷媒配管
41G ガス連結部
42G ガスヘッダ部
43G ガス分岐管
4L 液冷媒配管
41L 液連結部
42L 液ヘッダ部
43L 液分岐管
5 ユニット取付具
51 アンカー部
52 支持部
53 第1係合板
54 第2係合板
55 第3係合板
56 ネジ止めプレート
57 ユニオンプレート
58 位置決めプレート
6 配管カバー
A アキュムレータ
C 圧縮機
L ケーブル
VG ガス側操作弁
VL 液側操作弁
H 配管引出口

Claims (4)

  1. 底板に立設した仕切板を介して本体ケーシング内部が熱交換器室と機械室とに区画され、上記底板の上記機械室にはアキュムレータが搭載されるアキュムレータ固定具が固定される空気調和機の室外機において、
    上記アキュムレータ固定具は、上記底板に固定される基部と、上記基部の一端から垂直に立設される垂直部と、上記垂直部の上端から上記基部に対し平行に延在する台座部とを有する断面コ字状に形成され、上記基部と上記台座部との間の空間部が形成されており、上記空間部が上記底板の上記機械室側の側面から背面にかけて外側を向いて開放するように上記底板の隅に配置されているとともに、
    上記本体ケーシングの側面には複数台の室内機に冷媒を分流する分流ユニットがユニット取付具を介して取り付けられており、上記ユニット取付具は、上記アキュムレータ固定具の内側に向かって挿入され上記基部、上記垂直部および上記台座部の各内面に係合する断面コ字状を呈するアンカー部と、上記アンカー部から上記本体ケーシングの側面に沿って立設され上記分流ユニットを支持する支持部とを備えることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 上記アンカー部は、上記基部に係合する第1係合板と、上記垂直部に係合する第2係合板と、上記台座部に係合する第3係合板とを有し、上記第1〜第3係合板の各々の両側端には、それぞれ上記空間部に向かって直角に折り曲げられた第1〜第3の外側フランジを有し、上記基部、上記垂直部および上記台座部の各々の両側端には、それぞれ上記空間部に向かって直角に折り曲げられた第1〜第3の内側フランジを有し、
    上記アキュムレータ固定具内に上記アンカー部を挿入することにより、上記基部が第1係合板と対向し、上記第1外側フランジと上記第1内側フランジとが互いに重なり合い、
    上記垂直部が上記第2係合板と対向し、上記第2外側フランジと上記第2内側フランジとが互いに重なり合い、
    上記台座部が上記第3係合板と対向し、上記第3外側フランジと上記第3内側フランジとが互いに重なり合うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 上記支持部は、上記アンカー部から上記本体ケーシングの側面に沿って垂直に立設されるネジ止めプレートと、上記ネジ止めプレートの一端から上記本体ケーシングの側面に対して直交する方向に延在するユニオンプレートとを備え、上記ユニオンプレートには上記分流ユニットのガス分岐管と液分岐管の各先端に設けられたユニオン部が係止される複数のユニオン固定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  4. 上記空間部は電源線や電気信号線などのケーブルを引き回す配線経路の一部であり、上記本体ケーシングは上記機械室の側面から背面にかけてを覆う側面パネルを備え、上記側面パネルは上記アンカー部に対向する部位がL字状に切り欠かれた切欠部を有し、上記切欠部には上記ケーブルを上記本体ケーシングの外に引き出すコンジットパネルが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機の室外機。
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