JP6481469B2 - 面間距離測定装置及び方法 - Google Patents
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しかしながら、特許文献1では、回転角度αについて0度〜45度を測定範囲としており、大型構造物の測定の際にはケース1及び測定子3は測定対象距離の√2倍以上の大きさが必要である。そのため、数メートルの面間距離測定となると、装置全体が人間の扱えない大きさとなってしまう。
しかしながら、特許文献2は、面間ではなく内径を測るものであり、この場合、内径に対して傾斜して測定した場合には実際の内径より測定値が大きくなる誤差が出るため、測定面に対して垂直に設置する必要がある。内径測定装置は水平レベル調整器を内蔵しているが、測定面と垂直に設置する方法は明確に示されていない。
従来、ハウジングウィンドウ幅の測定はインサイドマイクロゲージ等を用いて行われる。しかしながら、インサイドマイクロゲージ等を用いる測定作業は、人員が2名以上必要となり、また、被測定部のグリス清掃作業が必要となるため、負担のかかる作業となっている。また、インサイドマイクロゲージを用いた測定作業にはスキルが要求され(測定面とゲージを垂直にする方向を視覚的に判断することは困難であるため、垂直近傍の状態でゲージを動かした時の手の感触により判断し測定する必要がある)、ヒューマンエラーによる測定誤差が発生しやすい問題もある。
しかしながら、3次元レーザートラッキング装置を用いる場合、圧延機内立入りに伴う開口部養生や足場設置、また、被測定部のグリス清掃作業が必要となるため、多くの工数が必要で、測定作業に多大な時間を要する。さらに、3次元レーザートラッキング装置を用いる場合、レーザーを遮る障害物の除去や人払い、振動回避が必要なため周辺作業との干渉が大きいという問題もある。
また、本発明の面間距離測定装置の他の特徴とするところは、前記一方の面に接触させるストローク式プローブ、及び、前記他方の面に接触させるストローク式プローブは、それぞれエアを駆動源として軸方向に延伸するものである点にある。
また、本発明の面間距離測定装置の他の特徴とするところは、前記一方の距離測定センサは3つあり、正三角形の各頂点に配置され、前記他方の距離測定センサは3つあり、正三角形の各頂点に配置される点にある。
また、本発明の面間距離測定装置の他の特徴とするところは、前記3つ以上の一方の距離測定センサ及び前記3つ以上の他方の距離測定センサにより測定した距離に基づいて、前記二面間の距離を算出する算出手段を備えた点にある。
また、本発明の面間距離測定装置の他の特徴とするところは、圧延機ハウジングのハウジングウィンドウ幅を測定するものである点にある。
本発明の面間距離測定方法は、本発明の面間距離測定装置を用いた面間距離測定方法であって、前記支持体を前記二面間に挿入し、前記3つ以上の一方の距離測定センサにより、前記面間距離測定装置の所定の位置から前記二面のうちの一方の面までの距離を測定し、かつ、前記3つ以上の他方の距離測定センサにより、前記面間距離測定装置の所定の位置から前記二面のうちの他方の面までの距離を測定することを特徴とする。
図1に、実施形態に係る面間距離測定装置1の概略構成を示す。また、図2に、実施形態に係る面間距離測定装置1の使用状態を模式的に示す。面間距離測定装置1は、対向する二面101a、101b間の距離、本実施形態では圧延機ハウジング100(図3を参照のこと)のハウジングウィンドウ幅を測定するために用いられる。
支持板202aには、距離測定センサ3aとして接触式変位センサが配設される。同様に、支持板202bには、距離測定センサ3bとして接触式変位センサが配設される。接触式変位センサ3a、3bはストローク式プローブ301を有し、エアによりプローブ301をその軸方向に伸長させることができる(図1中の矢印Xを参照のこと)。プローブの駆動構造として、エアによる駆動構造とすることで、小型化が可能になるとともに、プローブ301の面101a、101bへの接触圧を精度良く制御することができる。本実施形態では、支持板202aにおいて、3つの接触式変位センサ3aが正三角形の各頂点に配置される。同様に、支持板202bにおいて、3つの接触式変位センサ3bが正三角形の各頂点に配置される。
また、支持板202a、202bの傾き防止のために、支持板202a、202bを不図示のストリング等で支持する構成としてもよい。
なお、棒体201や支持板202a、202bは、剛性を確保しながら軽量化を計るべく、例えばアルミニウム合金製とし、面間距離測定装置1を1人で持ち上げられる程度の重量とするのが好ましい。
図2に示すように、ハウジングウィンドウにおいて対向する二面101a、101b間に面間距離測定装置1を挿入する。このとき、面間距離測定装置1は、二面101a、101bに対して傾いていてもかまわない。
この場合に、作業者が面間距離測定装置1を持ち上げて二面101a、101b間に挿入するようにしてもよいし、図3に示すように、支持部材6(例えば三脚及びアーム)により面間距離測定装置1を支持して、二面101a、101b間に挿入するようにしてもよい。支持部材6を使用することにより、高い位置のハウジングウィンドウ幅を測定することが可能となる。
図2に示すように、面間距離LHWは、面間距離測定装置1の傾きをθ、各接触式変位センサ3a、3bのプローブ301を面101a、101bに接触させた状態での面間距離測定装置1の長さをLmとして、下式(1)により表わされる。
接触点P1〜P6の各点の座標を測定し、一方の面101a及び他方の面101bそれぞれ3点で平均面を作り、対象面上の各点との法線距離を算出すると、距離Lmは下式(2)で表わされる。なお、対象面が厳密な平行であれば平均化は不要であるが、実用上は平均化するのが好ましい。
ここで、下式(4)で表わされる測定機内点と平面の方程式、下式(5)で表わされる測定面上点と平面の方程式とから、法線ベクトルn1→、n2→はそれぞれ下式(6)、下式(7)で表わされる。
面間距離測定装置1の各部の微小な製作誤差や温度変化による微小な変化等により生じうる測定誤差を正せるように、較正装置7による較正を行った上で測定を実施する。これにより、測定日ごとに増減する誤差を較正し、持続的に高い精度を維持することができる。また、較正装置7内で面間距離測定装置1を傾動させながら較正を行い、各傾斜角における測定値を確認することで、傾斜角に応じた較正曲線を利用することができる。
上記実施形態では、支持板202a(202b)において、3つの接触式変位センサ3a(3b)を正三角形の各頂点に配置するようにした。このように正三角形の対称配置とすることにより、計算を簡便化することができる。ただし、正三角形の配置に限定されるものではない。
2:支持体
3a、3b:距離測定センサ(接触式変位センサ)
201:棒体
202a、202b:支持板
301:ストローク式プローブ
Claims (6)
- 対向する二面間の距離を測定するための面間距離測定装置であって、
棒体と、前記棒体の両端部に設けられた一対の支持板とを備え、前記二面間に挿入することのできる支持体と、
前記棒体の一端部に設けられた前記支持板で支持され、該面間距離測定装置の軸方向における同一の所定の位置から前記二面のうちの一方の面までの距離を測定する3つ以上の一方の距離測定センサと、
前記棒体の他端部に設けられた前記支持板で支持され、該面間距離測定装置の軸方向における同一の所定の位置から前記二面のうちの他方の面までの距離を測定する3つ以上の他方の距離測定センサとを備え、
前記3つ以上の一方の距離測定センサは、それぞれ前記一方の面に接触させるストローク式プローブを有する接触式変位センサであり、
前記3つ以上の他方の距離測定センサは、それぞれ前記他方の面に接触させるストローク式プローブを有する接触式変位センサであり、
前記3つ以上の一方の距離測定センサのストローク式プローブは、前記棒体の一端部に設けられた前記支持板から前記一方の面に向かって前記ストローク式プローブの軸方向に伸長することによって前記一方の面に接触するものであり、
前記3つ以上の他方の距離測定センサのストローク式プローブは、前記棒体の他端部に設けられた前記支持板から前記他方の面に向かって前記ストローク式プローブの軸方向に伸長することによって前記他方の面に接触するものであることを特徴とする面間距離測定装置。 - 前記一方の面に接触させるストローク式プローブ、及び、前記他方の面に接触させるストローク式プローブは、それぞれエアを駆動源として軸方向に延伸するものであることを特徴とする請求項1に記載の面間距離測定装置。
- 前記一方の距離測定センサは3つあり、正三角形の各頂点に配置され、
前記他方の距離測定センサは3つあり、正三角形の各頂点に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の面間距離測定装置。 - 前記3つ以上の一方の距離測定センサ及び前記3つ以上の他方の距離測定センサにより測定した距離に基づいて、前記二面間の距離を算出する算出手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の面間距離測定装置。
- 圧延機ハウジングのハウジングウィンドウ幅を測定するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の面間距離測定装置。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の面間距離測定装置を用いた面間距離測定方法であって、
前記支持体を前記二面間に挿入し、
前記3つ以上の一方の距離測定センサにより、前記面間距離測定装置の所定の位置から前記二面のうちの一方の面までの距離を測定し、かつ、前記3つ以上の他方の距離測定センサにより、前記面間距離測定装置の所定の位置から前記二面のうちの他方の面までの距離を測定することを特徴とする面間距離測定方法。
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