JP6481422B2 - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関し、特に省電力状態において通信を制御する技術に関する。
近年、インターネットのクラウド上にSaaS(Software as a Service)アプリケーションなどの様々なアプリケーションサーバーが設置され、インターネット経由でアプリケーションサーバーによるクラウドサービスが提供されている。クラウドサービスの一つの利用態様として、例えばアプリケーションサーバーに文書等のデータを蓄積しておき、そのデータをアプリケーションサーバーとインターネットなどのネットワークを介して通信を行うことにより、画像処理装置に転送して処理を行わせるというものがある。
ところで、画像処理装置の消費電力量を抑制するために、一般的に操作パネルに対する操作が行われておらず、しかもプリントやスキャンなどの処理を実行していない待機状態が所定時間以上継続すると、画像処理装置が省電力状態へと移行するということが従来行われている。そして、省電力状態において操作パネルの操作が行われた場合や、プリントやスキャンなどのジョブを受信した場合に、画像処理装置は省電力状態から通常電力状態に復帰する。
アプリケーションサーバーと画像処理装置との接続状態が確立されている状態において、アプリケーションサーバーから画像処理装置に対してジョブの送信のほか、接続状態であるか否かを確認するための接続確認通信が定期的に行われる。特に、画像処理装置とアプリケーションサーバーとの間にファイヤウォールが存在する場合、画像処理装置とアプリケーションサーバーとの接続状態が切断されると、アプリケーションサーバーから画像処理装置に対してジョブの送信などができなくなる。そして、ファイヤウォールが存在する場合に、アプリケーションサーバーと画像処理装置との通信が所定時間以上行われないと、ファイヤウォール内のネットワークにおけるセキュリティを確保するために、ファイヤウォールがアプリケーションサーバーと画像処理装置との接続状態を切断することがある。そこでアプリケーションサーバーから画像処理装置に対して定期的に接続確認通信を送信することにより、接続状態を切断される事態を回避する。
アプリケーションサーバーから接続確認通信を受信すると、画像処理装置は応答を生成してアプリケーションサーバーに対して送信する。画像処理装置が所定時間の待機時間が発生することにより省電力状態に移行する場合に、アプリケーションサーバーから定期的な接続確認通信を受信すると、これに対して応答を行うため所定時間の待機時間が発生しない。そのため、画像処理装置は省電力状態に移行できず、消費電力量抑制の効果を上げられない。
そこで、CPUが省電力状態にある場合に、接続確認のための通信に対して代理応答部が代理応答し、CPUの省電力状態を維持することにより消費電力量を抑制する画像処理装置が提供されている(例えば、特許文献1)。特許文献1にて開示される画像処理装置は、接続確認のための通信と画像処理装置にジョブを実行させるための通信とのプロトコルが異なるという場合に、代理応答部が受信したデータのプロトコルの所定箇所を読み取り、接続確認通信に用いられるプロトコルであれば代理応答を行う。他方、受信したデータが接続確認通信に用いられるプロトコルとは異なるプロトコルである場合に、代理応答部は代理応答を行うことなくCPUを起動させる。これにより、受信データが接続確認通信に用いられるプロトコルであれば代理応答部が代理応答を行うため、CPUの省電力状態を継続させ、画像処理装置の消費電力量を抑制することができる。
しかし、アプリケーションサーバーから画像処理装置へ送信されるデータにおいて、接続確認のための通信とジョブを実行させるための通信とが同じプロトコルに基づいて行われる場合、プロトコルによって接続確認通信であるか否かを判定できないため、CPUを省電力状態から通常電力状態に戻さざるを得ない。特にアプリケーションサーバーと画像処理装置とがファイヤウォールにより隔てられる場合、アプリケーションサーバーは確立された接続状態を利用して接続確認通信を送信し、この接続状態を利用してジョブを送信することになる。そうすると、接続確認通信とジョブを実行させるための通信とは同じプロトコルに基づき行われるため、特許文献1の画像処理装置を適用しても両者を区別することができないとの問題がある。
特開2013−251799号公報
そこで本発明は、上記の問題点を解決課題として、画像処理装置のCPUが省電力状態にある場合に、アプリケーションサーバーから接続確認通信を受信してもCPUの省電力状態を継続させることができる画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、アプリケーションサーバーとネットワークを介して通信を行うことにより前記アプリケーションサーバーから受信するジョブを実行可能な画像処理装置であって、前記アプリケーションサーバーとの接続状態を確立させる接続制御手段と、前記アプリケーションサーバーとの前記接続状態において、前記アプリケーションサーバーから送信されるデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたデータに基づいてジョブを実行する実行手段と、前記アプリケーションサーバーから所定時間毎に前記接続状態が確立されていることを確認するために送信される接続確認通信の受信周期に関する周期情報を記憶する記憶手段と、所定条件成立することにより前記実行手段の通電状態を通常電力状態から省電力状態へ移行させる通電制御手段とを備え、前記通電制御手段は、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記取得手段が前記アプリケーションサーバーから前記周期情報に基づく受信タイミングでデータを取得した場合に前記省電力状態を継続させ、前記取得手段が前記受信タイミングとは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記省電力状態を解除することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記周期情報に基づき前記接続確認通信の前記受信タイミングを算出し、前記受信タイミングを含む所定期間を受信予測期間として設定する受信予測手段をさらに備え、前記通電制御手段は、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記取得手段が前記アプリケーションサーバーから前記受信予測期間内にデータを取得した場合に前記省電力状態を継続させ、前記取得手段が前記受信予測期間とは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記省電力状態を解除することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像処理装置であって、通電状態が通常電力状態であるときに、前記取得手段により取得された前記接続確認通信に応じた応答を生成して前記アプリケーションサーバーへ送信する応答手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の画像処理装置であって、前記通電制御手段は、所定時間を計時するタイマを供え、前記タイマにより前記所定時間が計時された場合に前記所定条件が成立したと判断し、前記実行手段と前記応答手段の通電状態を省電力状態へ移行させると共に、通電状態が通常電力状態である場合において、前記実行手段によりジョブが実行されるときには前記タイマをリセットし、前記応答手段により前記応答が生成されて送信されるときには前記タイマに継続して計時させることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像処理装置であって、前記応答手段が省電力状態であるときに動作する仮応答手段をさらに備え、前記応答手段は、通電状態が通常電力状態であるときに、前記アプリケーションサーバーに対して送信した前記応答を応答情報として前記記憶手段に記憶させ、前記仮応答手段は、前記応答手段が省電力状態であるときに、前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合、前記記憶手段から前記応答情報を読み出して応答を行うことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像処理装置であって、前記アプリケーションサーバーから受信した前記接続確認通信のデータサイズに関するサイズ情報を抽出して前記記憶手段に記憶させる記録管理手段をさらに備え、前記仮応答手段は、前記実行手段と前記応答手段とが省電力状態であるときに、前記サイズ情報を参照して、前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーから受信したデータのデータサイズと前記サイズ情報との差分が所定値以内である場合に前記応答を行い、前記通電制御手段は、前記差分が前記所定値以内でない場合に、前記実行手段と前記応答手段の省電力状態を解除することを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項6に記載の画像処理装置であって、前記記録管理手段は、前記接続確認通信の受信時間を抽出して前記記憶手段に記憶させ、前記受信予測手段は、前記受信時間を参照して前記受信予測期間を更新することを特徴としている。
請求項8の発明は、アプリケーションサーバーとの接続状態を確立させる接続制御手段と、前記アプリケーションサーバーとの前記接続状態において前記アプリケーションサーバーから送信されたデータに基づいてジョブを実行する実行手段と、前記アプリケーションサーバーから所定時間ごとに前記接続状態が確立されていることを確認するために送信される接続確認通信の受信周期に関する周期情報を記憶する記憶手段と、所定条件成立することにより前記実行手段の通電状態を通常電力状態から省電力状態へ移行させる通電制御手段とを備える画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置を、前記アプリケーションサーバーとの前記接続状態において、前記アプリケーションサーバーから送信されるデータを取得する取得手段、及び、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記周期情報に基づく受信タイミングとは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記通電制御手段に対して前記省電力状態の解除を要求する解除要求手段として機能させることを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項8に記載のプログラムであって、前記画像処理装置を、前記周期情報に基づき前記接続確認通信の前記受信タイミングを算出し、前記受信タイミングを含む所定期間を受信予測期間として設定する受信予測手段としてさらに機能させ、前記解除要求手段は、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記受信予測期間とは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記通電制御手段に対して前記省電力状態の解除を要求することを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項9に記載のプログラムであって、通電状態が通常電力状態であるときに前記アプリケーションサーバーから受信した前記接続確認通信に応じた応答を生成して前記アプリケーションサーバーへ送信すると共に送信した前記応答を応答情報として前記記憶手段に記憶させる応答手段をさらに備え、前記通電制御手段は所定時間を計時するタイマを備え、前記タイマにより前記所定時間が計時された場合に前記所定条件が成立したと判断し、前記実行手段と前記応答手段の通電状態を省電力状態へ移行させる前記画像処理装置を、前記応答手段が省電力状態であるときに、前記取得手段が前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記記憶手段から前記応答情報を読み出して応答を行う仮応答手段としてさらに機能させることを特徴としている。
請求項11の発明は、請求項10に記載のプログラムであって、前記画像処理装置を、前記アプリケーションサーバーから受信した前記接続確認通信のデータサイズに関するサイズ情報を抽出して前記記憶手段に記憶させる記憶管理手段としてさらに機能させ、前記仮応答手段は、前記実行手段と前記応答手段とが省電力状態であるときに、前記サイズ情報を参照して、前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーから受信したデータのデータサイズと前記サイズ情報との差分が所定値以内である場合に前記応答を行い、前記解除要求手段は、前記差分が所定値以内でない場合に、前記通電制御手段に対して前記実行手段と前記応答手段の省電力状態の解除を要求することを特徴としている。
請求項12の発明は、請求項11に記載のプログラムであって、前記記録管理手段は、前記接続確認通信の受信時間を抽出して前記記憶手段に記憶させ、前記受信予測手段は、前記受信時間を参照して前記受信予測期間を更新することを特徴としている。
本発明によれば、画像処理装置のCPUが省電力状態にあるときに、画像処理装置がアプリケーションサーバーから接続確認通信を受信しても、CPUを通常電力状態に移行させることなく省電力状態を継続させることがで、消費電力量抑制の効果を上げることが可能となる。
画像処理システムの一構成例を示す図である。 アプリケーションサーバーと画像処理装置との通信態様の一例を示す図である。 画像処理装置が省電力状態へ移行する場合の一例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。 記憶部に記憶される記録データの一例を示す表である。 画像処理装置で行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 省電モード処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 判定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符合を付しており、それらにつき重複する説明は省略する。
図1は、画像処理システム1の構成例を示す図である。この画像処理システム1は、インターネット2と、社内LANなどのローカルネットワーク3とがファイヤウォール4を介して接続されたネットワーク環境において、インターネット2にアプリケーションサーバー5が設けられ、ローカルネットワーク3に、ファイヤウォール4と、画像処理装置7とを備える構成である。なお、本実施形態では、アプリケーションサーバー5がローカルネットワーク3とは異なるネットワーク上に設けられる場合を例示するが、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7とがネットワークを介して通信可能であればよく、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7とが同じローカルネットワーク上に設けられるものであってもよい。
アプリケーションサーバー5は、例えばSaaS(Software as a Service)アプリケーションなどによる様々なアプリケーションサービス(クラウドサービス)を提供するサーバーである。例えば、アプリケーションサーバー5は、ユーザーが操作する情報処理装置10との間で通信を行い、情報処理装置10からの要求に基づき文書等の様々なデータを保存しておくことができる。そしてアプリケーションサーバー5は、情報処理装置10からの指示に基づき、アプリケーションサーバー5に保存するデータ等を画像処理装置7に対して送信し、画像処理装置7にて情報処理装置10の指示に応じたジョブを実行させる。
ファイヤウォール4は、社内LANなどのローカルネットワーク3をインターネット2に接続するインタフェースである。このファイヤウォール4は、ローカルネットワーク3内に設けられた機器がアプリケーションサーバー5との相互通信を許容する一方、ローカルネットワーク3に設けられた機器がアプリケーションサーバー5に接続していない状態のときには、アプリケーションサーバー5からローカルネットワーク3内の機器へのアクセスを遮断する。また、ファイヤウォール4は、アプリケーションサーバー5と接続状態が確立されているローカルネットワーク3内の機器との通信が所定時間以上行われていない場合に、タイムアウトによりこの接続状態を切断し、ローカルネットワーク3内のセキュリティを保護する。タイムアウトによりアプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態が切断されると、アプリケーションサーバー5から画像処理装置7への通信は、ファイヤウォール4により遮断されるのである。
画像処理装置7は、例えば複合機(Multi Functional Peripherals)やプリンタなどにより構成され、ローカルネットワーク3を介して入力するデータなどに基づき画像処理を行うことができる装置である。そして、本実施形態では、画像処理装置7はアプリケーションサーバー5との接続状態を確立する機能を備える。画像処理装置7は、電源投入に伴う起動時にローカルネットワーク3からインターネット2に設けられたアプリケーションサーバー5へアクセスし、アプリケーションサーバー5との間で、例えばXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)通信を確立させ、そのXMPP通信を保持する。このXMPP通信によってアプリケーションサーバー5と画像処理装置7とは双方向通信を行うことができる状態となる。
図2は、画像処理装置7がアプリケーションサーバー5からデータを受信する場合の一例を示す図である。画像処理装置7がアプリケーションサーバー5との接続状態を確立させる場合、アプリケーションサーバー5から画像処理装置7に対して、この接続状態を利用してデータの送信が行われる。画像処理装置7がアプリケーションサーバー5から受信するデータの一例を示すと、デバイス接続要求、アプリケーション登録要求、アプリケーション削除要求、ログアップロード指示や、接続確認通信がある。デバイス接続要求とは、アプリケーションサーバー5から画像処理装置7に対してデータサイズの大きいデータを送信するために、このようなデータ送信が可能なHTTP(hypertext Transfer Protocol)通信などを確立するよう要求する通信である。アプリケーション登録要求とは、画像処理装置7にジョブを実行させる準備段階として、アプリケーションサーバー5に保存されるアプリケーションをダウンロードなどすることにより、画像処理装置7に登録することを要求する通信である。アプリケーション削除要求とは、アプリケーションサーバー5からダウンロードして登録したアプリケーションを用いたジョブの実行が終了した場合に、登録したアプリケーションを削除するよう要求する通信である。ログアップロード指示とは、ジョブの実行に関するログデータをアプリケーションサーバー5にアップロードすることを要求する通信である。図2に例示するデバイス接続要求、アプリケーション登録要求、アプリケーション削除要求、ログアップロード指示は、アプリケーションサーバー5が画像処理装置7に対して要求する処理をジョブとして送信するものである。これらのデータを受信すると、画像処理装置7は要求に応じたジョブを実行する。
また、画像処理装置7がアプリケーションサーバー5から受信するデータには、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態を確認する接続確認通信が含まれる。接続確認通信は、アプリケーションサーバー5が画像処理装置7に何らかのジョブを実行させるために送信するデータではない。すなわち、アプリケーションサーバー5とローカルネットワーク内の画像処理装置7との接続状態が確立されている場合に、ファイヤウォール4は所定時間以上通信が行われていないとき当該接続状態を強制的に切断する。そうすると、アプリケーションサーバー5からデバイス接続要求等を送信して画像処理装置7にジョブを実行させる必要が生じた場合に、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との間の接続状態が切断されている状況ではそれらの要求を送信することができず、アプリケーションサーバー5によるアプリケーションサービス提供の迅速性が損なわれる。そこで、アプリケーションサーバー5は、所定時間t1ごとに画像処理装置7に対して接続確認通信を送信し、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態がファイヤウォールにより強制的に切断されないようにするのである。アプリケーションサーバー5から接続確認通信を受信した場合、画像処理装置7は何らかのジョブ実行をするものではない。接続確認通信を受信すると、画像処理装置7はこれに対する応答をアプリケーションサーバー5に対して送信することにより接続状態が継続することを知らせるのである。
図1に戻り、画像処理装置7は、ユーザーが操作パネル(図示せず)を操作しておらず、また、ローカルネットワーク3を介してデータの送受信が行われていない待機状態、すなわち、画像処理装置7において何ら入出力がない状態で所定時間以上継続すると、消費電力量を低減させるために、一部を除いて各部への電力供給を終了し、低電力で動作する省電力状態へ遷移させる機能を備える。画像処理装置7が省電力状態へ移行することにより、例えばプリンタ機能やスキャン機能がオフになる。このとき、画像処理装置7はアプリケーションサーバー5との間に確立している接続状態をそのまま維持する。例えば、画像処理装置7がアプリケーションサーバー5との間で確立した接続状態に関する設定内容は、省電力状態へ移行する前に、例えばメモリからハードディスクなどの記憶領域に移すことにより保存可能である。そのため、省電力状態にあっても接続状態を継続させることが可能である。
画像処理装置7は、上記のように待機状態が所定時間以上継続すると各部に対して通常動作に必要な電力を供給する通常電力状態(以下、「通常モード」という)から、消費電力を低減させるために省電力状態(以下、「省電モード」という)へ遷移させる機能を備える。図3は、画像処理装置7が通常モードから省電モードへ移行する場合の一例を示す図である。画像処理装置7は、アプリケーションサーバー5に保存されるアプリケーションをダウンロードして登録することを要求するアプリケーション登録要求J1の入力を検知すると、要求に応じたジョブを実行し、アプリケーションサーバー5に保存されるアプリケーションをダウンロードして自機に登録する。アプリケーション登録要求J1に応じたジョブの実行終了後、更なる入力又は出力を検知しない待機状態が所定時間t2以上継続した場合に、画像処理装置7は通常モードから省電モードへと通電状態を移行させる。画像処理装置7はタイマを備え、最後に検知したデータによるジョブ実行が終了した時点からタイマによる計測を開始し、所定時間t2が経過すると省電モードへ移行させ、当該タイマをリセットする。タイマによる計測中に更なるジョブ実行のためのデータの入出力を検知すると、画像処理装置7はタイマによる計測を中断する。省電モードでは、例えばローカルネットワーク3に接続するための通信インタフェース、ユーザーが操作する操作パネルのタッチセンサ(図示せず)、及び通電状態を制御する通電制御部に対する通電状態は継続され、一方、画像処理装置7におけるジョブの実行を制御するCPUに対する電力供給が遮断される。これにより、画像処理装置7で消費される電力を低減させることが可能となる。省電モードになると、例えばプリンタ部やスキャナ部への電力供給が停止し、これら各部へのジョブ等の入力が検知されるまでの間、これら各部は停止状態となる。
なお、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態を確認するための接続確認通信は、アプリケーションサーバー5から画像処理装置7に対して所定時間ごとに送信される。前述したとおり接続確認通信は画像処理装置7に何らかのジョブを実行させるためのものではなく、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7とが接続状態にあることを確認するためのものである。図3に示すように、接続確認通信は所定時間t1ごとに検知される。アプリケーション登録J1が検知された後の待機状態中において、接続確認通信K2が検知されている。しかし、画像処理装置7は、待機状態中に接続確認通信K2を検知しても、J1を検知してから所定時間t2が経過した場合、省電モードへ移行させる。すなわち、接続確認通信を受信する度に画像処理装置7がタイマによる計測を中断すると、タイマ計測開始から所定時間t2経過前に計測を中断される事態が頻繁に発生する場合があり、省電モードへの移行が困難となる。さらに、接続確認通信を受信する間隔となる所定時間t1が、省電モードへ移行するための所定時間t2より短い場合には、タイマの計測開始から所定時間t2が経過する前に接続確認通信を受信することになるため、画像処理装置7は省電モードへ移行することができず、消費電力量を低減させることが不可能となる。そこで画像処理装置7は、タイマによる計測中に接続確認通信を受信しても計測を中断することなく継続し、所定時間t2が経過すると省電モードへ移行させる。
また、画像処理装置7は通電状態を省電モードに移行させると、ジョブ等の入力が検知されるまで省電モードを継続させる。図3に示すように、アプリケーション登録J1を検知してから所定時間t2が経過すると省電モードへ移行し、画像処理装置7は、アプリケーションサーバー5からデバイス接続要求J2を受信してジョブの入力を検知すると、省電モードを解除して通常モードへ遷移させる。そして、通常モードにおいてデバイス接続要求に応じたジョブを実行する。他方、省電モード中に接続確認通信K3及びK4を受信しているが、画像処理装置7は接続確認通信を受信しても省電モードを解除することなく継続させる。接続確認通信はアプリケーションサーバー5から所定時間t1ごとに送信されるため、画像処理装置7が接続確認通信を受信するごとに省電モードを解除すると、省電モードとなる時間帯が所定時間t1より短くなってしまい、消費電力量の低減を図れないからである。
画像処理装置7は省電モードへ移行すると、CPUへの電力供給を停止させる。そのため、省電モード中に画像処理装置7がデータを受信した場合、このデータが接続確認通信であるのか、或いは接続確認通信以外の通信であるのかにつき、受信したデータのプロトコルを読み取っていずれであるのかという判定を行わない。省電モード中にデータを受信した場合、通電状態が継続される通信インタフェースにおいて、データを受信したタイミングが接続確認通信の受信タイミングと一致するか否かに基づいて、接続確認通信の受信タイミングと一致する場合に接続確認通信であると判定し、省電モードを継続させる。他方、接続確認通信の受信タイミングと一致しない場合、接続確認通信ではないと判定し、省電モードを解除して通常モードへ移行させる。すなわち、通信インタフェースにおいて受信データのプロトコルの読み取りは行わないため、受信したデータの内容に応じて処理を行うわけではない。図3に示すように、所定時間t1ごとに受信する接続確認通信K3及びK4は接続確認通信の受信タイミングにおいて受信されているため、通信インタフェースにおいて受信データのプロトコルを読み取ることなくこれらは接続確認通信であると判定される。他方、デバイス接続要求J2は、接続確認通信の受信タイミングとは異なるタイミングで受信されるため、接続確認通信ではないと判定され、その結果、省電モードから通常モードへ移行させるのである。
次に、画像処理装置7の構成について説明する。図4は画像処理装置7のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置7は、CPUとメモリとにより構成される制御部15と、アプリケーションサーバー5と通信を行うための通信インタフェース19と、各部に対して供給する電力を制御する通電制御部17と、印刷出力を行うプリンタ部21と、スキャン処理を行うスキャナ部22とを備える。制御部15はさらに、アプリケーションサーバー5との接続状態を確立させる接続制御部25と、アプリケーションサーバー5から取得したデータに基づきジョブを実行する実行部26と、接続確認通信に対して、これに応じた応答を生成してアプリケーションサーバー5へ送信する応答部27とを備える。
接続制御部25は、アプリケーションサーバー5との接続状態を確立させる処理部である。例えば接続制御部25は、画像処理装置7が電源投入により起動するとアプリケーションサーバー5に対する接続状態を確立させ、この接続状態を継続させる。また、接続制御部25は、通電制御部17により省電モードが解除されて通電モードへ移行し、制御部15への電力供給が開始すると、アプリケーションサーバー5との接続状態が確立されているか否かを判定し、接続状態が確立されていない場合に、アプリケーションサーバー5との接続状態を確立させてもよい。後述するように、省電モードにおいてアプリケーションサーバー5から接続確認通信の受信タイミングにてデータを受信しない場合に、省電モードが解除されることがある。このような事態が生じた原因として、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態が切断されていることがあり得る。そこで、接続制御部25は、省電モードが解除されたことにより起動すると、アプリケーションサーバー5との接続状態につき確認することにより、速やかに接続状態を回復できるのである。
実行部26は、アプリケーションサーバー5から取得したデータに基づきジョブを実行する処理部である。実行部26は、アプリケーションサーバー5から受信したジョブを実行するほか、図示しない操作パネルに対するユーザーによる操作を検知すると、操作に応じてジョブを生成し、実行する。実行部26によるジョブの実行が終了するまでは、通電制御部17によるタイマの時間計測動作は開始しない。
応答部27は、データ取得部30により取得された接続確認通信に応じた応答を生成してアプリケーションサーバー5へ送信する処理部である。応答部27は、アプリケーションサーバー5に対して送信した応答を応答情報として記憶部32に記憶させてもよい。後述するように、記憶部32に記憶された応答情報は記録データ40に含まれ、省電モードにおいて仮応答部37が応答情報を参照してアプリケーションサーバー5に応答する。これにより、仮応答部37は簡単な処理により応答を行うことが可能となる。そして、仮応答部37が応答を行うことにより、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7の接続状態がファイヤウォール4によりタイムアウトであると判定され、切断されるのを防止できる。
通電制御部17は、画像処理装置7の通電状態を通常モード及び省電モードのいずれかに移行させる処理部である。例えば画像処理装置7の電源スイッチがオンにされ、電源が投入されると、通電部17は、制御部15と、通信インタフェース19と、プリンタ部21と、スキャナ部22に電力を供給し、通常モードで画像処理装置7を起動させる。
通電制御部17は、所定条件成立により実行部26の通電状態を通常モードから省電モードへ移行させる。例えば通常制御部17は、実行部26によってジョブが実行されていないときに制御部15を監視し、タイマ18を作動させる。そしてタイマ18が時間計測動作を開始してから所定時間を計測すると、通電制御部17は画像処理装置7の通電状態を通常モードから省電モードへ移行させる。タイマ18の時間計測動作開始タイミングは、例えば画像処理装置7におけるジョブの実行が終了したタイミングであり、時間計測動作中に新たなジョブの受信を検知すると、タイマ18は時間計測動作を停止させ、それまでの計測時間をリセットする。通電制御部17は、タイマ18が所定時間を計測することにより通常モードから省電モードへ移行させると、例えばプリンタ部21、スキャナ部22、制御部15への電力供給を停止させる。
通信インタフェース19は、ローカルネットワーク3に接続し、アプリケーションサーバー5からデータを受信すると共に、アプリケーションサーバー5に対してデータの送信を行う処理部である。通信インタフェース19には、画像処理装置7が省電モードへ移行して制御部15に対する電力供給が停止される場合にも、通電制御部17により電力の供給が停止されることなく継続される。そのため通信インタフェース19は、省電モード中にアプリケーションサーバー5から受信したデータが接続確認通信であるか否かを判定する。アプリケーションサーバー5から受信したデータが接続確認通信であると判定した場合、これに対する応答を行う。他方、省電モード中にアプリケーションサーバー5から受信したデータが接続確認通信ではないと判定した場合、通信インタフェース19は、通電制御部17に対して省電モードを解除して制御部15に対して電力の供給を開始することを要求する。また、通信インタフェース19は、所定時間以上アプリケーションサーバー5からデータを受信しない場合に、通電制御部17に対して省電モードの解除を要求する。すなわち、アプリケーションサーバー5は画像処理装置7に対して所定時間ごとに接続確認通信を送信するため、画像処理装置7は所定時間ごとに接続確認通信を受信するはずである。にもかかわらず、画像処理装置7がアプリケーションサーバー5からデータを受信することなく所定時間が経過した場合、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態が中断した可能性がある。そこで、通信インタフェース19は、所定時間以上アプリケーションサーバー5からデータを受信しない場合に、通電制御部17に対して省電モードを解除して制御部15への電力供給を開始することを要求するのである。
通信インタフェース19は、例えばCPUとメモリとを備え、メモリに予め記憶されるプログラムをCPUが読み出して実行することにより、CPU及びメモリを、アプリケーションサーバー5から送信されるデータを取得するデータ取得部30と、記録管理部31と、省電モード中にアプリケーションサーバー5から受信したデータが接続確認通信であるか否かを判定する判定部35と、省電モード中に通電制御部17に対して省電モードの解除を要求する解除要求部36と、省電モード中にアプリケーションサーバー5に対して応答を行う仮応答部37と、接続確認通信を受信する受信予測期間を設定する受信期間予測部38として機能させる。また、メモリなどの記憶部32を備え、接続確認通信に関する記録データ40が記憶部32に記憶される。
データ取得部32は、アプリケーションサーバー5との接続状態において、アプリケーションサーバー5から送信されるデータを取得する処理部である。データ取得部32は、取得したデータを解析することなく、画像処理装置7が通常モード又は省電モードのいずれの通電状態であるかに応じて、取得したデータの処理を行う処理部に通知する。画像処理装置7が通常モードである場合には、データ取得部32は、取得したデータを制御部15に通知する。通知を受けた制御部15は、取得したデータに応じたジョブを実行したり、或いは取得したデータが接続通信確認である場合には応答部27により応答を行う。画像処理装置7が省電モードであり、制御部15が停止している場合、データ取得部30は取得したデータを判定部35に通知し、判定部35は取得したデータが接続確認通信であるか否かを判定する。
記録管理部31は、アプリケーションサーバー5から受信した接続確認通信のデータサイズに関するサイズ情報を抽出して記憶部32に記憶させる処理部である。例えば記録管理部31は、画像処理装置7の通電状態が通常モードである場合に、応答部27により接続確認通信に対する応答が行われると、制御部15から接続確認通信に関するデータを取得して接続確認通信のサイズ情報を抽出する。また、画像処理装置7の通電状態が省電モードである場合に、記録管理部31は、判定部35によりアプリケーションサーバー5から取得したデータが接続確認通信であると判定されると、判定部35から当該データを取得して当該データのサイズ情報を抽出する。記録管理部31が抽出したサイズ情報は、記録データ40として記憶部32に保存されており、記録管理部31は抽出したサイズ情報を記録部32に記憶させ、記録データ40を更新する。
また記録管理部31は、接続確認通信の受信時間を抽出して記憶部32に記憶させる。接続確認通信の受信時間は、データサイズの抽出について上述したものと同じ方法により抽出可能である。なお、本実施形態では記録管理部31は通信インタフェース19において機能する場合を示す。しかし、本願発明はこれに限られるものではなく、記録管理部31は制御部15において機能してもよい。記録管理部31が制御部15において機能する場合、画像処理装置7が省電モードに移行させた場合、記録管理部15も停止する。
記憶部32は、例えば通信インタフェース19に設けられる半導体メモリなどの記憶装置であり、アプリケーションサーバー5から所定時間毎に接続状態が確立されていることを確認するために送信される接続確認通信に関する記録データ40を記憶する。記憶部32が記憶する記録データ40には接続確認通信の受信周期に関する周期情報が含まれる。接続確認通信の受信周期に関する周期情報は、例えば画像処理装置7が接続確認通信の受信時刻を記録データ40として記憶し、接続確認通信を受信するインターバルを算出することにより取得する。或いはこれとは異なり、例えばアプリケーションサーバー5から周期情報を取得してもよい。
図5は、記憶部32に記憶される記録データ40の一例を示す図である。記録データ40は、接続確認通信の送信元アドレス、接続確認通信のデータサイズ、接続確認通信に対して応答部27がアプリケーションサーバー5に対して行った応答に関する応答データ、接続確認通信を受信した受信時刻、及び、次回の受信予測時間を含む。接続確認通信のデータサイズ及び受信時刻は記録管理部31により抽出され、記憶部32に記憶されたものである。次回の受信予測時間は、接続確認通信の受信周期に関する周期情報に基づき登録される。受信予測時間は、最短予測時間と最長予測時間を含んでいる。そのため、最短予測時間から最長予測時間までの期間を受信予測期間として、次回の接続確認通信を受信すると予測することになる。受信予測期間は、受信期間予測部38により設定される。受信期間予測部38は、周期情報に基づき接続確認通信の受信タイミングを算出し、受信タイミングを含む所定期間を受信予測期間として設定する処理部である。受信期間予測部38は、例えば記録データ40における受信時刻を参照して接続確認通信の受信タイミングを算出し、この受信タイミングを含む所定期間を受信予測期間として設定する。
図4に戻り、判定部35は、画像処理装置7が省電モードである場合に、アプリケーションサーバー5から取得したデータが接続確認通信であるか否かを判定する処理部である。判定部35は、記憶部32に記憶される接続確認通信の受信周期に関する周期情報に基づく受信タイミングでデータを受信した場合に接続確認通信であると判定し、受信タイミングとは異なるタイミングでデータを受信した場合に接続確認通信ではないと判定する。判定部35は受信したデータのプロトコルを解読するのではなく、接続確認通信の周期情報に基づく受信タイミングにてデータを受信したか否かにより、受信したデータが接続確認通信であるか否かを判定する。これにより、CPUを含む制御部15を起動させることなく、通信インタフェース19により接続確認通信であるか否かの判定が可能となり、消費電力を低減させることができる。
判定部35は、受信期間予測部38により設定された受信予測期間内にアプリケーションサーバー5からデータを取得した場合に接続確認通信であると判定し、受信予測期間とは異なるタイミングでデータを受信した場合に接続確認通信ではないと判定してもよい。これにより、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との間の接続の状況によって受信タイミングと実際にデータを受信した受信時刻との間に差が生じた場合であっても、直ちに接続確認通信ではないと判定するのではなく、受信予測期間内にデータを受信したのであれば接続確認通信であると判定することができる。
判定部35は、接続確認通信であると判定した場合に、仮応答部37に通知し、仮応答部37はアプリケーションサーバー5に対して応答する。仮応答部37は、省電モードであるときに、受信タイミングでアプリケーションサーバー5からデータを取得した場合に、記憶部32から応答データを読み出して応答を行う処理部である。すなわち、仮応答部37は、判定部35により受信したデータが接続確認通信であると判定されると、応答部27により行われた応答データを記録データ40から読み出して応答を行う。これにより、省電モードを継続させて制御部15の停止状態を維持することができるため、消費電力を低減させることができる。
判定部35は、接続確認通信ではないと判定した場合に解除要求部36に通知する。解除要求部36は、省電モードであるときに、周期情報に基づく受信タイミングとは異なるタイミングでアプリケーションサーバー5からデータを受信した場合に、通電制御部17に対して省電モードの解除を要求する処理部である。すなわち、解除要求部36は、判定部35により受信したデータが接続確認通信でないと判定された場合に、通電制御部17に対して省電モードの解除を要求し、通電制御部17に省電モードを解除させて制御部15への電力供給を開始させることができる。これにより、制御部15においてデータを解読し、適切な処理を行うことが可能となる。
次に、本実施形態における画像処理装置7の具体的な処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図6は、画像処理装置7における処理手順の一例を示すフローチャートである。電源投入により画像処理装置7が起動すると、画像処理装置7は、アプリケーションサーバー5との接続状態を確立すると(ステップS1)、通電制御部17のタイマ18が時間計測動作を開始する(ステップS2)。次に、画像処理装置7は、アプリケーションサーバー5からデータを受信したか否かを判定する(ステップS3)。データを受信したと判定した場合(ステップS3でYES)、さらに受信したデータが接続確認通信であるか否かを、当該データのプロトコルを解析して判定する(ステップS4)。そして、接続確認通信でないと判定した場合(ステップS4でNO)、時間計測動作中のタイマ18をリセットし(ステップS5)、当該データに含まれるジョブを実行する(ステップS6)。ジョブの実行が終了するとステップS2に戻り、タイマ計測を開始させる(ステップS2)。すなわち、受信したデータが接続確認通信ではなくジョブ実行を要求するものである場合には、ジョブ実行中に省電モードに移行しないようにタイマをリセットし、データに対応するジョブを実行する。そして、ジョブの実行が終了した後に、再びタイマの時間計測動作を開始するのである。
ステップS3においてデータを受信していないと判定した場合(ステップS3でNO)、データを受信しない状態すなわち待機状態のまま所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS10)。そして、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS10でNO)、ステップS3に戻り、データを受信するか所定時間が経過するまで待機する。
データを受信した場合に(ステップS3でYES)受信したデータが接続確認通信であった場合(ステップS4でYES)、画像処理装置7は、接続確認通信に応じた応答を生成して(ステップS7)アプリケーションサーバー5に送信する(ステップS8)。そして、接続確認通信の受信時間やデータサイズ、或いは接続確認通信に応じた応答データを記憶部32に記憶させ、記録データ40を更新させる。なお、受信したデータが接続確認通信である場合には、タイマ18はリセットされることなく時間計測動作を継続する。そして、所定時間が経過したか否かを判定し(ステップS10)、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS10でNO)、再びステップS3に戻り、データを受信したか否かを判定する。そして、データを受信するか所定時間が経過するまで待機する。他方、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS10でYES)、画像処理装置7は通電状態を通常モードから省電モードへ移行させる省電モード処理(ステップS11)を行う。省電モード処理の具体的な処理手順については後述する。
次に省電モード処理(ステップS11)を終了し、省電モードが解除されて通常モードへ移行すると、画像処理装置7は受信したデータがあるか否かを判定し(ステップS12)、受信したデータがあると判定した場合(ステップS12でYES)、受信したデータに応じて処理を実行し、ステップS2に戻り、再びタイマ計測を開始する。そして、ステップS3以下の処理を繰り返す。ステップS12において受信したデータがないと判定した場合(ステップS12でNO)、画像処理装置7は、アプリケーションサーバー5との接続状態を確認し(ステップS14)、アプリケーションサーバー5と接続中であるか否かを判定する(ステップS15)。すなわち、受信したデータがないにもかかわらず省電モードを解除するのは、後述するように受信予測期間内にアプリケーションサーバー5からデータを受信しなかった場合である。このような場合、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7との接続状態が既に終了しているために、アプリケーションサーバー5からのデータを受信しなかった可能性がある。そこで、画像処理装置7は、通常モードに復帰したらアプリケーションサーバー5との接続状態を確認するのである。
そして、アプリケーションサーバー5と接続中であると判定した場合(ステップS15でYES)、ステップS2に戻りタイマの計測を開始する。他方、アプリケーションサーバー5と接続中でないと判定した場合(ステップS15でNO)、ステップS1に戻り、画像処理装置7は、アプリケーションサーバー5との接続状態を確立させ、ステップS2以下の処理を繰り返す。
図7は、省電モード処理(図6のステップS11)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。タイマの時間計測動作が継続して所定時間が経過した場合(図6のステップS10でYES)、タイマをリセットし(ステップS21)、画像処理装置7は、実行部及び応答部を含む制御部15への電力供給を停止させる(ステップS22)ことにより、省電モードに移行させる。そして、省電モードへ移行した後にアプリケーションサーバー5からデータを受信した否かを判定し(ステップS23)、データを受信していないと判定した場合(ステップS23でNO)、さらに接続確認通信の受信予測期間を経過したか否かを判定する(ステップS24)。受信予測期間を経過していないと判定した場合(ステップS24でNO)、ステップS23に戻り、データを受信したと判定されるか受信予測期間を経過したと判定されるまで待機する。受信予測期間を経過したと判定した場合(ステップS24でYES)、画像処理装置7は、実行部26及び応答部27を含む制御部15に電力供給を開始し(ステップS26)、省電モード処理を終了する。
他方、省電モードに移行した後にデータを受信したと判定した場合(ステップS23でYES)、当該データは自機宛てのユニキャストか否かを判定する(ステップS30)。自機宛てのユニキャストではなく、複数の装置を送信先としたマルチキャストである場合(ステップS30でNO)、再びステップS23に戻り、データを受信したか否か判定する。すなわち、マルチキャストで送信されたデータはジョブが送信されたものではないと判断されるからである。受信したデータが自機宛のユニキャストである場合(ステップS30でYES)、受信したデータが接続確認通信か、或いは接続確認通信以外の通信か否かを判定する判定処理(ステップS31)を行う。判定処理の具体的な処理手順については後述する。
判定処理終了後、判定処理において省電解除フラグがONとされたか否かを判定する(ステップS32)。なお、後述するが判定処理において受信したデータが接続確認通信であると判定された場合は省電解除フラグがOFFに設定されており、受信したデータが接続確認通信ではないと判定された場合には省電解除フラグがONに設定される。省電解除フラグがONであると判定した場合(ステップS32でYES)、実行部26及び応答部27を含む制御部15への電力供給を開始し(ステップS26)、省電モード処理を終了する。なお、電力供給を開始すると共に、ONになっている省電解除フラグをOFFにセットする。省電解除フラグがONではないと判定した場合(ステップS32でNO)、すなわち判定処理において受信したデータが接続確認通信であると判定された場合には、応答データを記憶部32から読み出し(ステップS33)、応答を生成してアプリケーションサーバー5に送信する(ステップS34)。そして、記録データ40を更新してステップS23に戻る。これにより、省電モード中にアプリケーションサーバー5から受信したデータについて通信インタフェース19にて接続確認通信か否かを判定し、接続確認通信であると判定した場合には通信インタフェース19が応答を行う。よって、省電モードを継続できるため、制御部15は停止したままであり、消費電力量を低減させることが可能となる。
図8は、判定処理(図7のステップS31)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、データを受信したタイミングが接続確認通信の受信予測期間内か否かを判定する(ステップS41)。そして、受信予測期間内であると判定した場合(ステップS41)、次に記憶部32の記録データ40から接続確認通信のサイズ情報を読み出し(ステップS42)、受信したデータのデータサイズと接続確認通信のサイズ情報とを比較する(ステップS43)。そして、受信したデータのデータサイズと接続確認通信のサイズ情報との差分が所定値以内であるか否かを判定する(ステップS44)。そして、両者の差分が所定値以内であると判定した場合(ステップS44でYES)、判定処理をそのまま終了する。すなわち、受信予測期間内に受信されたデータであり(ステップS41でYES)、接続確認通信のサイズ情報との差分が所定値以内である(ステップS44でYES)データについては、通信インタフェース19において接続確認通信であると判定され、その結果、省電解除フラグをOFFに設定したまま判定処理を終了するのである。他方、受信したデータが受信予測期間内でないと判定した場合(ステップS41でNO)、又は接続確認通信のサイズ情報との差分が所定値を超える場合(ステップS44でNO)、省電解除フラグをONに設定して(ステップS45)判定処理を終了する。すなわち、この場合には受信したデータは接続確認通信ではなく、それ以外の通信であると判定され、その結果、省電モードを解除して制御部15を起動させて制御部15による処理が必要であるからである。なお、判定処理において、アプリケーションサーバー5から受信したデータが受信予測期間内に受信されたものであるか(ステップS41)のみを判定してもよく、接続確認通信のサイズ情報との差分を比較(ステップS43)しなくともよい。受信予測期間内に受信されたものか否かの判定に加え、接続確認通信のサイズ情報との差分を比較することにより、受信したデータが接続確認通信であるか否かより正確に判定可能となる。
(変形例)
以上、本発明に関する実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態において説明したものには限られない。すなわち、本発明には、上述した実施形態のほか、種々の変形例を適用することが可能である。
本実施形態の画像処理システム1は、アプリケーションサーバー5と画像処理装置7とがファイヤウォール4を介してネットワークで接続される場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばアプリケーションサーバー5と画像処理装置7とが同じローカルネットワーク内において接続される場合であってもよい。
また、画像処理装置7は複合機である場合を例示したが、これに限らずプリント機能のみを有する装置、FAX機能のみを有する装置、スキャン機能のみを有する装置であってもよい。
1 画像処理システム
2 インターネット
3 ローカルネットワーク
4 ファイヤウォール
5 アプリケーションサーバー
7 画像処理装置
15 制御部
17 通電制御部(通電制御手段)
18 タイマ
19 通信インタフェース
25 接続制御部(接続制御手段)
26 実行部(実行手段)
27 応答部(応答手段)
30 データ取得部(取得手段)
31 記録管理部(記録管理手段)
32 記憶部(記憶手段)
35 判定部
36 解除要求部(解除要求手段)
37 仮応答部(仮応答手段)
38 受信期間予測部(受信予測手段)

Claims (12)

  1. アプリケーションサーバーとネットワークを介して通信を行うことにより前記アプリケーションサーバーから受信するジョブを実行可能な画像処理装置であって、
    前記アプリケーションサーバーとの接続状態を確立させる接続制御手段と、
    前記アプリケーションサーバーとの前記接続状態において、前記アプリケーションサーバーから送信されるデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたデータに基づいてジョブを実行する実行手段と、
    前記アプリケーションサーバーから所定時間毎に前記接続状態が確立されていることを確認するために送信される接続確認通信の受信周期に関する周期情報を記憶する記憶手段と、
    所定条件成立することにより前記実行手段の通電状態を通常電力状態から省電力状態へ移行させる通電制御手段と、
    を備え、
    前記通電制御手段は、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記取得手段が前記アプリケーションサーバーから前記周期情報に基づく受信タイミングでデータを取得した場合に前記省電力状態を継続させ、前記取得手段が前記受信タイミングとは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記省電力状態を解除することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記周期情報に基づき前記接続確認通信の前記受信タイミングを算出し、前記受信タイミングを含む所定期間を受信予測期間として設定する受信予測手段、
    をさらに備え、
    前記通電制御手段は、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記取得手段が前記アプリケーションサーバーから前記受信予測期間内にデータを取得した場合に前記省電力状態を継続させ、前記取得手段が前記受信予測期間とは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記省電力状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 通電状態が通常電力状態であるときに、前記取得手段により取得された前記接続確認通信に応じた応答を生成して前記アプリケーションサーバーへ送信する応答手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記通電制御手段は、
    所定時間を計時するタイマを備え、前記タイマにより前記所定時間が計時された場合に前記所定条件が成立したと判断し、前記実行手段と前記応答手段の通電状態を省電力状態へ移行させると共に、
    通電状態が通常電力状態である場合において、前記実行手段によりジョブが実行されるときには前記タイマをリセットし、前記応答手段により前記応答が生成されて送信されるときには前記タイマに継続して計時させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記応答手段が省電力状態であるときに動作する仮応答手段をさらに備え、
    前記応答手段は、通電状態が通常電力状態であるときに、前記アプリケーションサーバーに対して送信した前記応答を応答情報として前記記憶手段に記憶させ、
    前記仮応答手段は、前記応答手段が省電力状態であるときに、前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合、前記記憶手段から前記応答情報を読み出して応答を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記アプリケーションサーバーから受信した前記接続確認通信のデータサイズに関するサイズ情報を抽出して前記記憶手段に記憶させる記録管理手段、
    をさらに備え、
    前記仮応答手段は、前記実行手段と前記応答手段とが省電力状態であるときに、前記サイズ情報を参照して、前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーから受信したデータのデータサイズと前記サイズ情報との差分が所定値以内である場合に前記応答を行い、
    前記通電制御手段は、前記差分が前記所定値以内でない場合に、前記実行手段と前記応答手段の省電力状態を解除することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記記録管理手段は、前記接続確認通信の受信時間を抽出して前記記憶手段に記憶させ、
    前記受信予測手段は、前記受信時間を参照して前記受信予測期間を更新することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. アプリケーションサーバーとの接続状態を確立させる接続制御手段と、前記アプリケーションサーバーとの前記接続状態において前記アプリケーションサーバーから送信されたデータに基づいてジョブを実行する実行手段と、前記アプリケーションサーバーから所定時間ごとに前記接続状態が確立されていることを確認するために送信される接続確認通信の受信周期に関する周期情報を記憶する記憶手段と、所定条件成立することにより前記実行手段の通電状態を通常電力状態から省電力状態へ移行させる通電制御手段とを備える画像処理装置において実行されるプログラムであって、
    前記画像処理装置を、
    前記アプリケーションサーバーとの前記接続状態において、前記アプリケーションサーバーから送信されるデータを取得する取得手段、及び、
    前記実行手段が省電力状態であるときに、前記周期情報に基づく受信タイミングとは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記通電制御手段に対して前記省電力状態の解除を要求する解除要求手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 前記画像処理装置を、
    前記周期情報に基づき前記接続確認通信の前記受信タイミングを算出し、前記受信タイミングを含む所定期間を受信予測期間として設定する受信予測手段、
    としてさらに機能させ、
    前記解除要求手段は、前記実行手段が省電力状態であるときに、前記受信予測期間とは異なるタイミングで前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記通電制御手段に対して前記省電力状態の解除を要求することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 通電状態が通常電力状態であるときに前記アプリケーションサーバーから受信した前記接続確認通信に応じた応答を生成して前記アプリケーションサーバーへ送信すると共に送信した前記応答を応答情報として前記記憶手段に記憶させる応答手段をさらに備え、前記通電制御手段は所定時間を計時するタイマを備え、前記タイマにより前記所定時間が計時された場合に前記所定条件が成立したと判断し、前記実行手段と前記応答手段の通電状態を省電力状態へ移行させる前記画像処理装置を、
    前記応答手段が省電力状態であるときに、前記取得手段が前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーからデータを取得した場合に、前記記憶手段から前記応答情報を読み出して応答を行う仮応答手段、
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記画像処理装置を、
    前記アプリケーションサーバーから受信した前記接続確認通信のデータサイズに関するサイズ情報を抽出して前記記憶手段に記憶させる記録管理手段、
    としてさらに機能させ、
    前記仮応答手段は、前記実行手段と前記応答手段とが省電力状態であるときに、前記サイズ情報を参照して、前記受信予測期間内に前記アプリケーションサーバーから受信したデータのデータサイズと前記サイズ情報との差分が所定値以内である場合に前記応答を行い、
    前記解除要求手段は、前記差分が所定値以内でない場合に、前記通電制御手段に対して前記実行手段と前記応答手段の省電力状態の解除を要求することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記記録管理手段は、前記接続確認通信の受信時間を抽出して前記記憶手段に記憶させ、
    前記受信予測手段は、前記受信時間を参照して前記受信予測期間を更新することを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
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