JP6481200B2 - 電気二重層キャパシタのユニット構造 - Google Patents

電気二重層キャパシタのユニット構造 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電気二重層キャパシタを収納する際に、電気二重層キャパシタの固定構造を改善することにより、冷却性能の向上を図るようにした電気二重層キャパシタのユニット構造に関する。
従来から、充放電サイクル特性(寿命)や急速充放電に優れた特徴を有する蓄電池の1つとして、電気二重層キャパシタが知られている。この電気二重層キャパシタは、電気二重層という界面現象を蓄電に利用したものであり、エネルギや環境に優しいデバイスとして、近年注目されている。これにより、電気二重層キャパシタが使用される機器については、携帯機器、車載機器、及び、ソーラー応用製品等となっており、非常に幅広い分野で多岐に亘っている。更に、その主な用途としては、アクチュエータやモータ等の駆動源を駆動するための電源に多く使用されている。
また、電気二重層キャパシタが振動を受け易い位置に設置される場合には、外部からの衝撃及び振動に耐え得る丈夫な筐体内に、複数の電気二重層キャパシタを収納することにより、ユニット化を図るようにしている。そして、このような、従来の電気二重層キャパシタのユニット構造としては、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2011−222573号公報
上記従来のユニット構造においては、筐体内に隙間無く一列に並べた複数の電気二重層キャパシタに対して、筐体内に支持された固定具を押し付けることにより、それらの電気二重層キャパシタを筐体内に固定するようにしている。
ここで、電気二重層キャパシタにおいては、充放電時におけるジュール熱によって発熱してしまい、この発熱によって電気二重層キャパシタ自体の温度を上昇させる要因となっている。このため、上記従来のユニット構造のように、複数の電気二重層キャパシタを隙間なく密着させて収納してしまうと、電気二重層キャパシタからの放熱が著しく阻害されることになる。特に、充放電を頻繁に繰り返すような用途に適用される電気二重層キャパシタにおいては、当該電気二重層キャパシタの温度が急激に上昇して、使用可能な温度上限を超えてしまうため、劣化が促進され、寿命が短くなるおそれがある。
そこで、複数の電気二重層キャパシタを筐体内に収納する際に、隣接する電気二重層キャパシタ間に隙間を形成して、冷却性能の向上を図ることも考えられる。しかしながら、単に、隣接する電気二重層キャパシタ間に隙間を形成したのでは、固定具やこれを留めるためのねじ等の設置数量が増えたり、固定具の長さが長くなったりしてしまい、生産性の低下や製造コストの増加を招くおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、冷却性能の向上を図りつつ、生産性の向上及び製造コストの抑制を図ることができる電気二重層キャパシタのユニット構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造は、
箱型の筐体内に、並列または直列に接続される複数の電気二重層キャパシタを一列に並べて収納するようにした電気二重層キャパシタのユニット構造において、
前記電気二重層キャパシタが、当該電気二重層キャパシタの表面の少なくとも一部分を覆う保護部材を有し、
前記筐体内における対向した一方の壁面及び他方の壁面に、複数の凸部及び複数の凹部がキャパシタ配列方向に沿って交互に形成される固定部材を、互いの前記凸部及び前記凹部が対向するように設け、
対向した前記一方の壁面側の前記凹部と前記他方の壁面側の前記凹部との間に、前記保護部材と共に前記電気二重層キャパシタを嵌め込
前記保護部材を前記筐体内に向けて押し付ける押付部材を前記一方の壁面及び前記他方の壁面に設け、
前記押付部材が、前記保護部材を押さえ付けるときに、前記固定部材と接触する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造は、
前記筐体は、前記一方の壁面と前記他方の壁面とを連結する連結壁を有し、
前記連結壁における対向した前記一方の壁面側の前記凸部と前記他方の壁面側の前記凸部との間に対応した位置に形成され、前記筐体の外部と連通する通風孔を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造は、
前記筐体は、前記複数の電気二重層キャパシタのうち、キャパシタ配列方向両端に配置された電気二重層キャパシタとキャパシタ配列方向で対向する対向壁面を有し、
前記通風孔は、隣接した前記電気二重層キャパシタ間、及び、キャパシタ配列方向両端に配置された前記電気二重層キャパシタと前記対向壁面との間に、配置される
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造によれば、筐体内の対向した位置に設けた固定部材の凹部間に、電気二重層キャパシタを嵌め込むことにより、筐体内に、凸部のキャパシタ配列方向長さの分だけの隙間を形成することができるので、電気二重層キャパシタに対する冷却性能を向上させることができる。また、対向した凹部間に電気二重層キャパシタを嵌め込むだけで、当該電気二重層キャパシタを固定することができるので、生産性の向上を図ることができる。更に、追加する部材を固定部材のみとすることができるので、製造コストの抑制を図ることができる。
本発明の一実施例に係る電気二重層キャパシタをモジュール化したときの斜視図である。 キャパシタモジュールを下ケース内に固定するときの様子を示した斜視図である。 図2のA矢視図である。 下ケース内に固定されたキャパシタモジュールを上ケースに固定するときの様子を示した斜視図である。 図4のB矢視図である。 本発明の一実施例に係るキャパシタモジュールをユニット化したときの斜視図である。 固定金具によるキャパシタモジュールの固定状態を示した断面図である。
以下、本発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造について、図面を用いて詳細に説明する。なお、下記の実施形態では、電気化学蓄電素子の一例として、電気二重層キャパシタを挙げることにしている。
始めに、図6に示すように、本発明に係るキャパシタユニット1は、複数のキャパシタモジュール10を、横置きで、且つ、隣接したキャパシタモジュール10間の前面と後面とが対向するように一列に並べた状態で、筐体20内に収納するようにした構成を採用している。
先ず、キャパシタモジュール10の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、キャパシタモジュール10は、平板状をなす電気二重層キャパシタ11に、前後一対の緩衝材(保護部材)12を組み付けたものとなっている。電気二重層キャパシタ11の外周は、アルミラミネートフィルム(図示省略)によって覆われている。このように、電気二重層キャパシタ11をアルミラミネートフィルムによって覆うことにより、水分の浸入を防止して、キャパシタ内部に存在する電解液に水分を混入させないようにしている。
このとき、アルミラミネートフィルムの内部及び電気二重層キャパシタ11の内部を減圧して、それらの内部を真空とした状態で、アルミラミネートフィルムの外周縁部を溶着するものの、電気二重層キャパシタ11の正極端子11a及び負極端子11bは、アルミラミネートフィルムから露出している。
また、電気二重層キャパシタ11の前面及び後面には、衝撃吸収材としての緩衝材12がそれぞれ設けられている。これらの緩衝材12は、両面テープや接着剤等によって、電気二重層キャパシタ11の前面及び後面(アルミラミネートフィルムの表面)に貼り付けられており、その材質としては、例えば、弾性力に富んだ、熱可塑性エラストマ、加硫ゴム、発泡樹脂、発砲ゴム等が、採用されている。
緩衝材12は、矩形の枠状平板部材となっており、上下方向で対向する2つの横枠部12aと、左右方向(幅方向)で対向する2つの縦枠部12bとから構成されている。各横枠部12aは、電気二重層キャパシタ11の前面及び裏面における上縁部及び下縁部にそれぞれ貼り付けられており、各縦枠部12bは、電気二重層キャパシタ11の前面及び裏面における左縁部及び右縁部にそれぞれ貼り付けられている。
即ち、電気二重層キャパシタ11には、枠状をなす緩衝材12が、その表面及び裏面における外周縁部全周に亘って、貼り付けられている。このように、電気二重層キャパシタ11を緩衝材12によって前後方向両側から挟むことにより、電気二重層キャパシタ11の中でも、特に、外周縁部及び4つの隅部を、外的衝撃から保護している。
更に、前後一対の緩衝材12が貼り付けられた電気二重層キャパシタ11には、左右一対の環状バンド13が巻かれている。この環状バンド13は、電気二重層キャパシタ11の左右両端部を、その縦方向において、前後一対の緩衝材12ごと締め付けている。これにより、緩衝材12の剥がれを防止することができる。
そして、上述したように、電気二重層キャパシタ11に前後一対の緩衝材12を設けて、それらを左右一対の環状バンド13によって締め付けることにより、キャパシタモジュール10が構成されることになる。
次に、複数のキャパシタモジュール10を収納する筐体20の構成について、図2乃至図7を用いて説明する。
図2乃至図5に示すように、筐体20は、外部からの衝撃及び振動に耐え得る強度を有する金属材料や樹脂材料等から形成されており、上ケース及び下ケース22を備えている。なお、図6に示すように、筐体20は、上ケースと下ケース22とを上下方向において重ね合わせることにより、前方に向けて開口する前側開口部20aを有する箱型をなすこととなる。
図2及び図3に示すように、下ケース22は、底板23、左右一対の側板24,25、及び、背面板(連結壁)26から構成されている。このとき、底板23、側板24,25、及び、背面板26は、一体的に形成されている。即ち、底板23の左右両端部には、側板24,25がそれぞれ立設されており、底板23の後端部には、背面板26が立設されている。そして、背面板26の左右両端部は、側板24,25の各後端部と連結されている。また、詳細は後述するが、背面板26には、複数の通風孔26aが形成されている。
なお、図4及び図5に示すように、上ケースは、天板21のみによって構成されているが、例えば、上述した下ケース22の構成と同様に、天板21だけでなく、左右一対の側板、及び、背面板から構成しても構わない。
更に、図2乃至図5に示すように、筐体20内の上部及び下部には、上下一対の固定部材31が着脱可能に設けられている。言い換えれば、筐体20内の上面(一方の壁面または他方の壁面)となる天板21の下面21a、及び、筐体20内の下面(他方の壁面または一方の壁面)となる底板23の上面23aには、上下一対の固定部材31が固定可能となっている。
固定部材31は、複数の凸部31a及び複数の凹部31bが、キャパシタ配列方向に沿って、交互に形成されるような、波状部材となっている。凸部31aは、並列に配置された複数のキャパシタモジュール10のうち、キャパシタ配列方向に隣接したキャパシタモジュール10間に、一定量の隙間を形成するものとなっている。一方、凹部31bは、並列に配置された複数のキャパシタモジュール10の各側部を嵌め込むための嵌合溝となっている。
つまり、天板21に固定された波型の固定部材31においては、凸部31aが、天板21から離れる方向に(下方に向けて)膨出する一方、凹部31bが、天板21に接近する方向に(上方に向けて)凹んでいる。これに対して、底板23に固定された波型の固定部材31においては、凸部31aが、底板23から離れる方向(上方に向けて)膨出する一方、凹部31bが、底板23に接近する方向(下方に向けて)凹んでいる。
なお、固定部材31を天板21及び底板23に固定する場合には、凸部31a及び凹部31bの端面は、背面板26に接している。また、凹部31bは、天板21及び底板23に接しているが、それらとの間に隙間を空けて離間させても構わない。
また、天板21に固定された固定部材31と、底板23に固定された固定部材31とは、それぞれの凸部31aと凹部31bとが、上下方向において直線的に対向するように配置されている。よって、並列に配置された複数のキャパシタモジュール10の各左側部及び各右側部を、筐体20内の上部に位置する凹部31bと、筐体20内の下部に位置する凹部31bとの間に、それぞれ嵌め込むことにより、それらのキャパシタモジュール10は、凸部31aのキャパシタ配列方向長さの分だけの隙間を空けながら、凹部31bの設置間隔で1列に並ぶことになる。
更に、図2、図3、及び、図5に示すように、背面板26には、複数の通風孔26aが形成されている。これらの通風孔26aは、天板21に固定された凸部31aと、底板23に固定された凸部31aとによって、上下方向両側から挟まれた位置で、且つ、キャパシタ配列方向に隣接したキャパシタモジュール10間、及び、キャパシタ配列方向両端に配置されたキャパシタモジュール11と、キャパシタ配列方向で対向する側板24,25の内面(対向壁面)24a,25aとの間に配置されている。
これにより、キャパシタモジュール10の前面側及び後面側には、前側開口部20aと背面板26の通風孔26aとを繋いだ冷却用通路が、形成されることになる。即ち、キャパシタモジュール10は、その厚さ方向(キャパシタ配列方向)両側から冷却用通路に挟まれた状態となる。
そして、図6に示すように、筐体20内に収納された複数のキャパシタモジュール10は、正極端子11a及び負極端子11bを前側開口部20aから臨めるような、横置き状態となると共に、上下一対の固定金具(押付部材)32によって、背面板26側に向けて押し付けられている。
図6及び図7に示すように、固定金具32は、キャパシタ配列方向に延在すると共に、キャパシタ配列方向と直交する断面がL字状をなしている。また、固定金具32の上下方向一端(L字断面を構成する一辺)32aは、天板21の下面21a及び底板23の上面23aにビス等によって固定されている。一方、固定金具32の上下方向他端(L字断面を構成する他辺)32bは、筐体20内に収納された複数のキャパシタモジュール10における緩衝材12の各上端面を押圧している。このとき、固定金具32は、緩衝材12の各上端面と天板21の下面21a及び底板23の上面23aとがなす角部に合致すると共に、他端32bが凸部31a及び凹部31bの各端面と接触する。
このように、複数のキャパシタモジュール10を、固定金具32によって背面板26aに向けて押し付けることにより、キャパシタモジュール10における凹部31b内での位置ずれや、キャパシタモジュール10の前側開口部20からの飛び出しを、防止することができる。また、固定金具32を固定部材31に接触させることにより、筐体20の剛性を向上させることができるため、当該筐体20を、外部からの衝撃や振動に対して、十分に耐え得る構成とすることができる。
次に、キャパシタモジュール10の筐体20内への固定方法、即ち、キャパシタユニット1の組み立て方法について、図2乃至図7を用いて説明する。
先ず、図2及び図3に示すように、下ケース22における底板23の上面23aに、固定部材31をリベットやビス等によって固定する。続いて、複数のキャパシタモジュール10を、正極端子11a及び負極端子11bが下ケース22の前方を向くように横向きにして、固定部材31の凹部31bに上方から嵌め込む。
このとき、キャパシタモジュール10における一方の側部(左側部または右側部)が、凹部31bに嵌め込まれることになるが、詳細には、電気二重層キャパシタ11における一方の側部を、その前面及び後面に設けられた緩衝材12の縦枠部12bによって挟んだ状態で、それらが凹部31bに嵌め込まれることになる。これにより、複数のキャパシタモジュール10は、凹部31bの設置間隔となる一定量の間隔を有して、一列に並べられることになり、隣接したキャパシタモジュール10間におけるキャパシタ配列方向の隙間量(隙間長さ)は、凸部31aのキャパシタ配列方向長さとなる。
次いで、図4及び図5に示すように、天板21の下面21aに、固定部材31をリベットやビス等によって固定する。続いて、その天板21を下ケース21の側板24,25及び背面板26の内側に嵌め込む。即ち、天板21に固定された固定部材31の凹部31bに、下ケース22内に固定された複数のキャパシタモジュール10における他方の側部(右側部または左側部)が押し込まれるように、天板21を下ケース21内に上方から嵌め込む。
このとき、キャパシタモジュール10における他方の側部が、凹部31bに嵌め込まれることになるが、詳細には、電気二重層キャパシタ11における他方の側部を、その前面及び後面に設けられた緩衝材12の縦枠部12bによって挟んだ状態で、それらが凹部31bに嵌め込まれることになる。これにより、筐体20内に、複数のキャパシタモジュール10が並列に配置された状態で収納されたことになり、その前方には、前側開口部20aが形成される。
そして、図6に示すように、固定金具32を、筐体20の前側開口部20aから挿入した後、複数のキャパシタモジュール10をそれらの固定金具32によって更に固定する。即ち、図7に示すように、筐体20内に収納された複数のキャパシタモジュール10を、天板21及び底板23に固定された固定金具32によって、背面板26側に押し付ける。
次いで、正極端子11a同士を電気的に並列または直列に接続すると共に、負極端子11b同士を電気的に並列または直列に接続する。これにより、複数の電気二重層キャパシタ11は筐体20用いてユニット化されたことになり、キャパシタユニット1の組み立てが完了する。
従って、本発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造によれば、筐体20内における上下方向で対向した位置に設けた固定部材31の凹部31b間に、キャパシタモジュール10を嵌め込むことにより、筐体20内に、凸部31bのキャパシタ方向長さの分だけの隙間を形成することができるので、電気二重層キャパシタ11に対する冷却性能を向上させることができる。また、上下方向で対向した凹部31b間にキャパシタモジュール10を嵌め込むだけで、当該キャパシタモジュール10を固定することができるので、生産性の向上を図ることができる。更に、従来構成に比べて、追加する部材を固定部材31のみとすることができるので、製造コストの抑制を図ることができる。
そして、背面板26における上下方向で対向した凸部31a間に対応した位置に、通風孔26aを形成することにより、電気二重層キャパシタ11に対する冷却性能を更に向上させることができる。
また、電気二重層キャパシタ11を保護する緩衝材12を、その電気二重層キャパシタ11と共に固定部材31の凹部31bに嵌め込むことにより、キャパシタモジュール10を固定部材31の凹部31bに嵌め込んでも、電気二重層キャパシタ11への損傷を防止することができると共に、緩衝材12の剥がれを防止することができる。
更に、キャパシタモジュール10の緩衝材12を、固定金具32によって押し付けることにより、キャパシタモジュール10における凹部31b内での位置ずれを防止することができる。しかも、固定金具32を固定部材31における凸部31a及び凹部31bの端面に接触させているため、筐体20全体の剛性を向上させることができる。
本発明に係る電気二重層キャパシタのユニット構造を、リチウム電池のユニット構造等の電気化学蓄電素子のユニット構造に適用しても、同様の効果を奏する。
1 キャパシタユニット
10 キャパシタモジュール
11 電気二重層キャパシタ
11a 正極端子
11b 負極端子
12 緩衝材
12a 横枠部
12b 縦枠部
13 環状バンド
20 筐体
20a 前側開口部
21 天板
21a 下面
22 下ケース
23 底板
23a 上面
24,25 側板
24a,25a 内面
26 背面板
26a 通風孔
31 固定部材
31a 凸部
31b 凹部
32 固定金具
32a 一端
32b 他端

Claims (3)

  1. 箱型の筐体内に、並列または直列に接続される複数の電気二重層キャパシタを一列に並べて収納するようにした電気二重層キャパシタのユニット構造において、
    前記電気二重層キャパシタが、当該電気二重層キャパシタの表面の少なくとも一部分を覆う保護部材を有し、
    前記筐体内における対向した一方の壁面及び他方の壁面に、複数の凸部及び複数の凹部がキャパシタ配列方向に沿って交互に形成される固定部材を、互いの前記凸部及び前記凹部が対向するように設け、
    対向した前記一方の壁面側の前記凹部と前記他方の壁面側の前記凹部との間に、前記保護部材と共に前記電気二重層キャパシタを嵌め込
    前記保護部材を前記筐体内に向けて押し付ける押付部材を前記一方の壁面及び前記他方の壁面に設け、
    前記押付部材が、前記保護部材を押さえ付けるときに、前記固定部材と接触する
    ことを特徴とする電気二重層キャパシタのユニット構造。
  2. 請求項1に記載の電気二重層キャパシタのユニット構造において
    前記筐体は、前記一方の壁面と前記他方の壁面とを連結する連結壁を有し、
    前記連結壁における対向した前記一方の壁面側の前記凸部と前記他方の壁面側の前記凸部との間に対応した位置に形成され、前記筐体の外部と連通する通風孔を備える
    ことを特徴とする電気二重層キャパシタのユニット構造。
  3. 請求項2に記載の電気二重層キャパシタのユニット構造において、
    前記筐体は、前記複数の電気二重層キャパシタのうち、キャパシタ配列方向両端に配置された電気二重層キャパシタと対向する対向壁面を有し、
    前記通風孔は、隣接した前記電気二重層キャパシタ間、及び、キャパシタ配列方向両端に配置された前記電気二重層キャパシタと前記対向壁面との間に、配置される
    ことを特徴とする電気二重層キャパシタのユニット構造。
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