JP6480530B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばカメラ付き携帯機器に搭載されるレンズ駆動装置に関する。
近年、携帯電話に代表される携帯機器にカメラ機構が搭載されているのは一般的となってきた。そして、この小型の携帯機器に搭載されるカメラ機構の主要部品であるレンズ駆動装置には、小型化の要求に加え、精度良くレンズバレル(鏡筒)を駆動させるという要求が高まってきた。この2つの要求を満たすべきレンズ駆動装置として、レンズバレル(鏡筒)を保持するレンズホルダ(レンズ保持部材)を駆動するための磁気回路をレンズホルダの周囲に設けたものが良く知られている。
このようなレンズ駆動装置として、特許文献1(従来例)では、図12に示すようなレンズ駆動装置910が提案されている。図12は、従来例のレンズ駆動装置910の斜視横断面図である。図12に示すレンズ駆動装置910は、レンズアセンブリ(レンズバレル)を保持するための筒状のレンズホルダ914と、このレンズホルダ914に固定され八角形筒状に巻かれた駆動コイル916と、この駆動コイル916と対向して配置された4つの平板状の永久磁石918と、この永久磁石918を保持する四角筒形状のシールドヨーク922(外筒部)を有したヨーク920と、レンズホルダ914の光軸方向の両側に設けられた一対の板バネ(図示されていない)と、を備えて構成されている。
特開2012−88432号公報
しかしながら、従来例では、駆動コイル916が略矩形状に巻かれているので、駆動コイル916における長い寸法の部分に膨らみが生じてしまうという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、コイルの膨らみを抑制できるレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置は、光軸方向と直交する方向において互いに対向する一対の第1平板部を有した筒状の外壁部と、前記外壁部の一端に設けられるとともに開口部が形成された上板部とを有する矩形状のヨークと、該ヨークの前記外壁部の内側に配設されレンズ体を保持可能な筒状のレンズ保持部材と、該レンズ保持部材の周囲に巻かれた環状のコイルと、前記第1平板部の内面にそれぞれ固定され前記第1平板部に沿うとともに光軸方向と直交する方向に延在する一対の平板状の磁石と、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する付勢部材と、を備えたレンズ駆動装置において、前記コイルが前記磁石と対向して当該磁石の延在方向に沿って延在する延在部を有しており、前記延在部が当該延在部の中央部分に位置し前記磁石と平行な平行部と、当該延在部の延在方向において該平行部の両側に位置し前記延在部の端部に向かうにしたがって前記磁石から離れるように、0.5°以上で5°以下の第1角度を有して形成された第1傾斜部と、を備え、前記磁石の延在方向における寸法は、前記第1傾斜部を含む前記延在部の長さ寸法よりも大きいことを特徴としている。
これによれば、導線を巻いたコイルは、長い寸法の部分に膨らみが生じてしまうが、長い寸法の部分の延在部が中央部分の平行部から両側の端部に向かうにしたがって磁石から離れるように微小な第1角度を有して形成された第1傾斜部を備えているので、その膨らみを抑制することができる。このため、微小な角度を設けなく膨らんで直線にならない場合に比べて、延在部の部分をより直線に近付けて形成することができ、延在部と磁石を延在部の全域に渡ってほぼ平行状態にすることができる。このことにより、コイルと磁石との間隔距離が安定し、特性にばらつきの少ないレンズ駆動装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置は、コイルの長い寸法の部分に生じてしまう膨らみを抑制できる。
本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図2(a)は、斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すX1側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図3(a)は、図2(a)に示すZ1側から見た上面図であり、図3(b)は、図2(a)に示すZ2側から見た底面図である。 本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図4(a)は、図3(a)に示すIII−III線における断面図であり、図4(b)は、図3(a)に示すIV−IV線における断面図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置のヨークを説明する図であって、図5(a)は、図1に示すZ1側から見たヨークの上方斜視図であり、図5(b)は、図1に示すZ2側から見たヨークの下方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置のヨークとコイルと磁石を説明する図であって、図3(b)に示す底面図において、レンズ保持部材、付勢部材の一部、ベース部材及び端子を省略した底面図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置のレンズ保持部材を説明する図であって、図7(a)は、図1に示すZ1側から見たレンズ保持部材の上方斜視図であり、図7(b)は、レンズ保持部材にコイルが巻回された状態を示す上方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置のレンズ保持部材を説明する図であって、図8(a)は、図2(a)に示す斜視図において、ヨーク及びスペーサ部材を省略した斜視図であり、図8(b)は、図8(a)に示す斜視図において、付勢部材の一部を省略した上面図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置のコイルを説明する図であって、図6に示すP部分の拡大底面図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置の付勢部材を説明する図であって、図10(a)は、図1に示す上側板ばねをZ1側から見た上面図であり、図10(b)は、図1に示す下側板ばねをZ1側から見た上面図である。 本発明の第1実施形態に係わるレンズ駆動装置の付勢部材を説明する図であって、下側板ばねがベース部材に載置されている状態を示した斜視図である。 従来例のレンズ駆動装置の斜視横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する分解斜視図である。図2(a)は、レンズ駆動装置101の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すX1側から見たレンズ駆動装置101の側面図である。図3(a)は、図2(a)に示すZ1側から見たレンズ駆動装置101の上面図であり、図3(b)は、図2(a)に示すZ2側から見たレンズ駆動装置101の底面図である。図4(a)は、図3(a)に示すIII−III線におけるレンズ駆動装置101の断面図であり、図4(b)は、図3(a)に示すIV−IV線におけるレンズ駆動装置101の断面図である。
本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101は、図2及び図3に示すような直方体形状の外観を呈し、図1及び図4に示すように、筒状の外壁部11を有するヨーク1と、レンズ体(図示していない)を保持可能な筒状のレンズ保持部材2と、レンズ保持部材2の周囲に巻かれたコイル3と、一対の平板状の磁石5と、レンズ保持部材2を光軸方向JD(図1に示すZ方向)へ移動可能に支持する付勢部材6と、を備えて構成される。なお、本発明の第1実施形態では、レンズ保持部材2を支持する付勢部材6は、レンズ保持部材2の上部に一方側(内側部分)が固定される上側板ばね16と、レンズ保持部材2の下部に一方側(内側部分)が固定される下側板ばね26A及び下側板ばね26Bと、で構成されている。他に、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101では、図4に示すように、付勢部材6(具体的には上側板ばね16)の上方(図4に示すZ1方向)に配設されたスペーサ部材4と、レンズ保持部材2の下方(図4に示すZ2方向)に配設されヨーク1と係合されるベース部材8と、外部機器と電気的に接続するための端子9と、を有している。
また、このレンズ駆動装置101は、図示しないレンズ体をレンズ保持部材2に保持し、撮像素子を実装した基板(図示していない)上に取り付けられる。そして、レンズ駆動装置101は、基板からの電源よりコイル3に通電されて生じる電磁力により、撮像素子に対して、レンズ体に保持されたレンズを光軸方向JD(図2に示すZ方向)に駆動させて焦点距離を調整するために、レンズ保持部材2を光軸方向JDに沿って移動させるものである。つまり、レンズ駆動装置101は、撮像素子に対して、レンズ体に保持されたレンズを離れる方向に移動させてマクロ撮影を可能にし、レンズ体に保持されたレンズを近づける方向に移動させて無限遠撮影を可能にしている。
次に、各構成部品について詳細に説明する。先ず、レンズ駆動装置101のヨーク1について説明する。図5(a)は、図1に示すZ1側から見たヨーク1の上方斜視図であり、図5(b)は、図1に示すZ2側から見たヨーク1の下方斜視図である。図6は、ヨーク1とコイル3と磁石5を説明する図であって、図3(b)に示す底面図において、レンズ保持部材2、付勢部材6の一部(具体的には、下側板ばね26A及び下側板ばね26B)、ベース部材8及び端子9を省略した底面図である。
レンズ駆動装置101のヨーク1は、鉄等の軟磁性体の金属板を用いて折り曲げ加工、絞り加工等を行い作製されており、図5に示すように、矩形状で箱状形状に形成されている。また、ヨーク1は、矩形状で筒状の外壁部11と、外壁部11の上端(図5に示すZ1側)と連続して設けられた平板状の上板部31と、上板部31に形成された開口部1kの一部から下方(図5に示すZ2方向)に延設され外壁部11の内側に位置する複数(2つ)の内壁部51と、を有して構成されている。そして、ヨーク1は、図4に示すように、レンズ保持部材2、コイル3、スペーサ部材4、磁石5及び付勢部材6(上側板ばね16、下側板ばね26A及び下側板ばね26B)を覆うようにして、それらの部材を収容して、図2に示すように、ベース部材8に係合され、ベース部材8と一体化されている。
また、ヨーク1の外壁部11は、図6に示すように、内壁部51側で互いに対向する一対の第1平板部11aと、第1平板部11aと直交するとともに互いに対向する一対の第2平板部11bと、を有している。また、第1平板部11a側の上板部31は、図5に示すように、第1平板部11a(外壁部11)と内壁部51とを間隔をあけて連結する機能を有している。
また、ヨーク1の内壁部51は、図6に示すように、第1平板部11aと平行状態で対向しそれぞれ離間した位置に形成された第1内壁部51Aと第2内壁部51Bとで構成されている。そして、内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)と外壁部11(第1平板部11a)との間には、コイル3及び磁石5が配設されている。言い換えると、内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)は、コイル3(後述する延在部13)を介して磁石5と平行状態でそれぞれ対向している。
次に、レンズ駆動装置101のレンズ保持部材2について説明する。図7は、レンズ保持部材2を説明する図であって、図7(a)は、図1に示すZ1側から見たレンズ保持部材2の上方斜視図であり、図7(b)は、レンズ保持部材2にコイル3が巻回された状態を示す上方斜視図である。図8(a)は、図2(a)に示す斜視図において、ヨーク1及びスペーサ部材4を省略した斜視図であり、図8(b)は、図8(a)に示す斜視図において、付勢部材6の一部(具体的には上側板ばね16)を省略した上面図である。
レンズ駆動装置101のレンズ保持部材2は、液晶ポリマー(LCP、Liquid Crystal Polymer)等の合成樹脂を用い、図7(a)に示すように、筒状に形成されており、円形の内周面を有する筒部12(図8(b)を参照)と、筒部12の下端(図4に示すZ2側)の外周面から径方向外側に突出した鍔部32とから構成されている。そして、レンズ保持部材2は、図4に示すように、ヨーク1の外壁部11の内側に配設されるとともに、ベース部材8の上方(図1に示すZ1方向)に配設されている。
レンズ保持部材2の筒部12の内周面には、図7に示すように、雌ねじ部12nが形成されており、この雌ねじ部12nに図示しないレンズ体が装着されて、保持される。
レンズ保持部材2の筒部12の外周面には、図4及び図7(a)に示すように、コイル3を内側から支持するコイル支持部12jが設けられており、このコイル支持部12jは、図7(a)に示すように、四方の箇所(図7(a)ではX1方向及びY2方向の2箇所を図示している)にそれぞれ2つずつ設けられている。そして、レンズ駆動装置101が組み立てられた際には、コイル3を挟んで磁石5と対向する側(図7に示すX方向側)のコイル支持部12jの側方側(図7に示すY方向側)でレンズ保持部材2とコイル3とで挟まれた空間に、ヨーク1の内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)が配設される(図4(a)を参照)。
コイル支持部12jの一端側(上端側)には、図7に示すように、鍔部32と対向して径方向外側に突出した庇部12hが形成されている。また、図7に示すように、庇部12hの更に上方の筒部12の外周面には、台座部12dが2箇所、対向して(図7に示すY方向)形成されている。そして、レンズ駆動装置101が組立てられた際には、図8(a)に示すように、対向する2箇所の台座部12dと上側板ばね16とが接着剤で固定される。
次に、レンズ駆動装置101のコイル3について説明する。図9は、コイル3を説明する図であって、図6に示すP部分の拡大底面図である。
レンズ駆動装置101のコイル3は、外周に絶縁被覆(コーティング)が施された金属線材(導線)からなり、図1に示すような略矩形状の環状で、図7(b)及び図8(b)に示すように、レンズ保持部材2の筒部12の周囲に巻かれている。そして、コイル3は、図4に示すように、コイル支持部12j(図4(b)を参照)により内側から支持された状態で、コイル3の一部が庇部12hと鍔部32に挟まれるようにして、鍔部32の上面に固定されている。つまり、コイル3は、ヨーク1の第1内壁部51Aと第2内壁部51Bとの間の位置に対向した部分でレンズ保持部材2に保持されていることとなる。なお、図1、図6、図7(b)及び図8では、絶縁部材で表面を被覆していることもあり、導線の詳細な巻回状態を省略して示している。また、詳細な図示はしていないが、コイル3を形成する金属線材の両端部は電気的に導通可能となっており、コイル端部93(図1を参照)のそれぞれが2つの下側板ばね(26A、26B)と電気的に接続されている。
また、矩形状の環状に形成されたコイル3は、図6に示すように、磁石5と対向し磁石5が延在する延在方向LD(図6に示すY方向)に沿って延在する一対の延在部13と、延在部13の端部同士を繋ぐ一対の連結部33と、を有して構成されている。なお、後述する磁石5は、図6に示すY方向に長く延在していることから、延在部13は、磁石5の長手方向に沿って延在するものとなる。
先ず、コイル3の延在部13は、図6に示すように、延在部13の中央部分に位置する平行部13pと、平行部13pの両側に位置し微小な第1角度AG1(図9を参照)を有して形成された第1傾斜部13sと、を備えている。そして、平行部13pと第1傾斜部13sとの角度が変化する境界部BDが、ヨーク1の第1内壁部51Aと第2内壁部51Bとが対向する側の端部の近傍であって(図9を参照)、コイル支持部12jの外側に設けられている(図7(b)を参照)。
延在部13の平行部13pは、対向する磁石5及び第1平板部11aと平行になっているとともに、レンズ保持部材2のコイル支持部12jに支持されている。これにより、平行部13pと磁石5との平行を確実に保つことができる。しかも、延在部13の角度が変化する、平行部13pと第1傾斜部13sとの境界部BDが、コイル支持部12jの外側に設けられているので、コイル支持部12jが延在部13の角度形成に対して影響を及ぼさないので、所望の形状(角度)の延在部13を形成することができる。
延在部13の第1傾斜部13sは、前述したように、延在部13の端部に向かうにしたがって磁石5から離れるように、微小な第1角度AG1(図9を参照)を有して形成されている。この微小な第1角度AG1とは、本発明の第1実施形態では、1°であり、延在部13と内壁部51の配設位置から、0.5°以上で5°以下であることが好ましい。この微小な第1角度AG1を延在部13に設けることで、角度を設けずにコイル3を矩形状になるように導線を巻くと長い寸法の部分に膨らみが生じてしまう、という不具合を抑制することができる。このことにより、微小な角度を設けなく膨らんで直線にならない場合と比べて、延在部13の部分をより直線に近付けて形成することができ、延在部13と磁石5及び延在部13と内壁部51を延在部13の全域に渡ってほぼ平行状態にすることができる。なお、前述したように、第1角度AG1が0.5°から5°までの微小な角度なので、延在部13の全域に渡ってほぼ平行状態であるといえる。
次に、コイル3の連結部33は、図6に示すように、連結部33の中央部分に位置する連結中央部33cと、連結中央部33cの両側に位置する第2傾斜部33sと、第2傾斜部33sと延在部13の端部とを繋ぐコーナ部33rと、を備えて構成されている。そして、2つの連結部33は、ヨーク1の第2平板部11bとそれぞれ直接対向するように設けられている。
連結部33の連結中央部33cは、対向する第2平板部11bと平行になっているとともに、レンズ保持部材2に支持されている。また、第2平板部11bと平行な連結中央部33cは、第1平板部11aと平行な平行部13pと直交している。また、連結中央部33cからコイル端部93が引き出されている。
連結部33の第2傾斜部33sは、延在部13側に向かうにしたがって第2平板部11bから離れるように第2角度AG2(図9を参照)を有して形成されている。この第2角度AG2は、第1傾斜部13sの第1角度AG1よりも大きく設定されている。この第2角度AG2を連結部33に設けることで、コイル3が矩形状になるように若干の腰がある導線を巻いたとしても、延在部13が外側に膨らむことが抑制されて、延在部13に対して影響を少なくしてコイル3を矩形状に形成することができる。
更に、本発明の第1実施形態では、コイル3の連結部33とヨーク1の第2平板部11bとの間に平板状の永久磁石が配設されていない。このため、連結部33の第2角度AG2を延在部13の第1角度AG1よりも大きくしてコイル3の形状をばらつきの少ないものにできるとともに、レンズ駆動装置101における外形サイズの大型化を抑制することができる。なお、本発明の第1実施形態では、第2角度AG2は第1角度AG1の1°より大きい13°となっているが、外形サイズとコイル3の配設位置との関係を勘案して任意に決めることができ、この角度に限るものではなく、5°以上で20°以下とするのが好ましい。
次に、レンズ駆動装置101のスペーサ部材4について説明する。レンズ駆動装置101のスペーサ部材4は、ポリブチレンテレフタレート(PBT、polybutyleneterephtalate)等の合成樹脂を用い、図1に示すように、中央に矩形状の開口部4kを有した枠形の形状で形成されている。そして、スペーサ部材4は、図4に示すように、上側板ばね16(付勢部材6)の上方に配設されて、図4(a)に示すように、磁石5との間で上側板ばね16を挟持している。
次に、レンズ駆動装置101の磁石5について説明する。レンズ駆動装置101の磁石5は、例えばサマリウムコバルト磁石を用い、図1に示すような長方形で平板状の形状を有しており、図8(a)に示すように、コイル3の外側に対向して2つ配設されている。また、磁石5は、図6に示すように、ヨーク1の外壁部11の第1平板部11aに沿うようにして第1平板部11aの内面に接着剤等を用いてそれぞれ固定されている。その際には、板厚方向(図6に示すX方向)の面を第1平板部11aの内面に当接させて、磁石5の延在方向LDが第1平板部11aに沿うようにして配置する。その結果として、磁石5の長手方向でもある延在方向LDが光軸方向JD(図6では紙面を貫く方向、)と直交する方向になる。なお、磁石5の着滋方向は、板厚方向になされており、2つの磁石5の対向する面が同じ磁極となるように、2つの磁石5を配置している。
また、磁石5は、図6に示すように、磁石5の延在方向LDにおける寸法(磁石5の長さ寸法)がコイル3の延在部13の長さ寸法(コイル3の電流が流れる方向の寸法)よりも大きく形成されている。同時に、磁石5は、磁石5の延在方向LDにおける寸法が第1内壁部51A及び第2内壁部51Bを配設している延在方向LDの領域の寸法(第1内壁部51Aの一方の連結部33側の端部と第2内壁部51Bの他方の連結部33側の端部との間の寸法)よりも大きく形成されている。
以上に説明したように、ヨーク1の外壁部11(第1平板部11a)、磁石5、コイル3(延在部13)、ヨーク1の内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)及び上板部31を配設したので、磁石5から発生した磁束が外壁部11と上板部31と内壁部51を通って再び磁石5に戻るような磁界が形成される。これにより、平板状の磁石5と内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)との間に平行な磁界を形成することができ、従来例のように永久磁石918とバックヨーク926との間の磁束が漏れることない。このため、磁束が閉じ込められた磁界を作ることができるで、コイル3の延在部13が磁束を確実に受けることができる。このことにより、ヨーク1、コイル3及び磁石5で作られる磁気回路による推力を高めることができる。
更に、第1内壁部51Aと第2内壁部51Bの間に位置する延在部13の中央部(具体的には平行部13p)がレンズ保持部材2に保持されているので、内壁部51と磁石5との間の適切な位置に、コイル3の延在部13(本発明の第1実施形態では第1傾斜部13s)をバランス良く配置できる。このため、推力特性等のばらつきが少なくなる。
また、本発明の第1実施形態では、磁石5の延在方向LDにおける寸法が延在部13の長さ寸法よりも大きいとともに、第1内壁部51A及び第2内壁部51Bが配設される領域の寸法よりも大きいので、平板状の磁石5から発生する磁束を内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)で確実に受けることができる。このため、磁石5と内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)との間に位置するコイル3の延在部13が磁束を確実に受けることができる。このことにより、確実に推力を高めることができる。
次に、レンズ駆動装置101の付勢部材6について説明する。図10は、付勢部材6を説明する図であって、図10(a)は、図1に示す上側板ばね16をZ1側から見た上面図であり、図10(b)は、図1に示す下側板ばね26A及び下側板ばね26BをZ1側から見た上面図である。図11は、下側板ばね26A及び下側板ばね26Bがベース部材8に載置されている状態を示した斜視図である。
レンズ駆動装置101の付勢部材6は、銅合金を主な材質とした金属板から作製されており、図3(a)に示すように、レンズ保持部材2の筒部12の内周面よりも大径な開口を有し、図4に示すように、レンズ保持部材2とスペーサ部材4との間に配設される上側板ばね16と、レンズ保持部材2とベース部材8との間に配設される2つの下側板ばね26A及び下側板ばね26Bと、から構成されている。そして、レンズ保持部材2に付勢部材6のそれぞれ(上側板ばね16、下側板ばね26A、下側板ばね26B)が固定されて、レンズ保持部材2が光軸方向JD(図4に示すZ方向)へ移動可能になるように、レンズ保持部材2を空中で支持している。なお、下側板ばね26A及び下側板ばね26B(2つの板ばね)は、コイル3と電気的に接続されているので、コイル3への給電部材としても用いられている。
先ず、付勢部材6の上側板ばね16は、図10(a)に示すように、略矩形状をしており、対向して設けられレンズ保持部材2に固定される2箇所の第1部分16aと、対向して設けられスペーサ部材4と磁石5とで挟持されて固定される2箇所の第2部分16bと、一方側(内側)の第1部分16aと他方側(外側)の第2部分16bとの間に位置する4箇所の弾性腕部16gと、2箇所の第2部分16b同士を繋ぐ桟部16rと、を有して構成されている。
そして、上側板ばね16がレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図8(a)に示すように、第1部分16aがレンズ保持部材2の台座部12dに載置され、第1部分16aと台座部12dとを接着剤で固定することにより、上側板ばね16の一方側がレンズ保持部材2に固定されるようになる。また、図4(a)に示すように、第2部分16bは、磁石5の上面部5uと当接するとともに、スペーサ部材4を介して磁石5とヨーク1の上板部31との間に挟持されている。そして、上側板ばね16の他方側が固定側の部材(ヨーク1、スペーサ部材4、磁石5及びベース部材8)に固定されるようになる。
これにより、弾性腕部16gと連結される第2部分16bがヨーク1と磁石5との間で挟持されているので、弾性腕部16gの根元をガタつきなく固定することができ、上側板ばね16によって適切にレンズ保持部材2を光軸方向JDに付勢することができる。このことにより、レンズ保持部材2の姿勢が安定し、レンズ駆動装置101の性能を高めることができる。
更に、上側板ばね16は、図10(a)に示すように、ほぼ線対称の形状に構成されており、第1部分16aの2箇所の均等な位置で可動側の部材であるレンズ保持部材2に固定されているとともに、第2部分16bの2箇所の均等な位置で固定側の部材に固定されている。このことにより、上側板ばね16がレンズ保持部材2をバランス良く空中で支持することができ、レンズ保持部材2の姿勢を確実に安定させることができる。
次に、付勢部材6の下側板ばね(26A、26B)は、図10(b)に示すように、それぞれの内側形状が半円形状をしており、レンズ保持部材2と係合される4箇所の第3部分26cと、ベース部材8と係合される4箇所の第4部分26dと(図11を参照)、第3部分26cと第4部分26dとの間に位置する4箇所の弾性腕部26gと、2箇所の第3部分26cを繋ぐ2つの第1連結部26pと、2箇所の第4部分26dを繋ぐ2つの第2連結部26qと、を有して構成されている。
そして、この下側板ばね(26A、26B)がレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図示していないレンズ保持部材2の鍔部32の下方に設けられた4つの凸部が、図10(b)に示す下側板ばね(26A、26B)の第3部分26cに設けられた貫通孔26kに挿通されて嵌合される。これにより、下側板ばね26A及び下側板ばね26Bの一方側(内側)がレンズ保持部材2に位置決めされるとともに、レンズ保持部材2に固定される。なお、この際には、レンズ保持部材2の凸部に熱かしめを施して、より確実に下側板ばね26A及び下側板ばね26Bをレンズ保持部材2に固定している。
一方、図11に示すように、下側板ばね(26A、26B)の第4部分26dに設けられた6つの貫通孔26m(図10(b)を参照)に、後述するベース部材8の上面に設けられた突設部8tが挿通されて嵌合される。これにより、下側板ばね26A及び下側板ばね26Bの他方側(外側)がベース部材8に位置決めされるとともに、ベース部材8に固定される。
また、下側板ばね26Aと下側板ばね26Bとは、図10(b)に示すように、ほぼ線対称の形状に構成されており、レンズ保持部材2に対して第3部分26cの4箇所の均等な位置で固定されているとともに、ベース部材8に対して第4部分26dの4箇所の均等な位置で固定されている。このことにより、下側板ばね(26A、26B)がレンズ保持部材2をバランス良く空中で支持することができ、レンズ保持部材2の姿勢を確実に安定させることができる。従って、以上のように構成された付勢部材6(上側板ばね16、下側板ばね26A及び下側板ばね26B)により、レンズ保持部材2を光軸方向JDへ安定的に移動可能に支持している。
最後に、レンズ駆動装置101のベース部材8及び端子9について説明する。先ず、レンズ駆動装置101のベース部材8は、液晶ポリマー(LCP)等の合成樹脂を用いて射出成形して作製されており、図11に示すように、外形が矩形の板状形状で構成され、中央に円形で凹状の開口部8k及び長方形で貫通孔からなる開口部8mが形成されている。また、ベース部材8の上面には、上方に向けて突出する6つの突設部8tが四隅に設けられている。そして、前述したように、突設部8tが下側板ばね(26A、26B)の第4部分26dに設けられた貫通孔26m(図10(b)を参照)に挿通されて、突設部8tと貫通孔26mとが嵌合される。なお、この際には、ベース部材8の突設部8tに熱かしめを施して、より確実に下側板ばね26A及び下側板ばね26Bをベース部材8に固定している。
また、ベース部材8には、図4に示すように、銅や鉄若しくはそれらを主成分とした合金等の材質を用いた金属板からなる接続部材57が、インサート成形されて埋め込まれており、この接続部材57の一部は、図3に示すように、ヨーク1の四隅に一部を露出している。そして、ヨーク1の外壁部11の内面とベース部材8の外周側面が組み合わさって位置決めされた後に、ベース部材8に設けられた接続部材57とヨーク1の四隅とのつなぎ目部分を4箇所溶接して、ヨーク1をベース部材8に固定している。
次に、レンズ駆動装置101の端子9は、銅や鉄若しくはそれらを主成分とした合金等の材質の金属板に抜き加工や曲げ加工等を施して作製されており、接続部材57と同様に、インサート成形されてベース部材8に埋め込まれている(図4を参照)。そして、電気的に絶縁された2つの端子9(端子9A及び端子9B)のそれぞれは、図示していない撮像素子を実装した基板と電気的に接続され、この2つの端子9から電力を供給できるようになっている。
また、端子9の一方の端子9Aは、下側板ばね26Aと電気的に接続されるとともに、端子9の他方の端子9Bは、下側板ばね26Bと電気的に接続されており、この端子9A及び端子9Bから、下側板ばね26A及び下側板ばね26Bを介して、コイル3に電流を流すことができる。
以上のように構成された本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101における、効果について、以下に纏めて説明する。
本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101は、レンズ保持部材2の周囲に巻かれた環状のコイル3が磁石5と対向して光軸方向JDと直交する方向に沿って延在する延在部13を有しており、ヨーク1の内壁部51が、延在部13の延在方向LDにおける離間した位置に、延在部13を介して磁石5と平行状態でそれぞれ対向する第1内壁部51A及び第2内壁部51Bを有し、コイル3の延在部13が第1内壁部51Aと第2内壁部51Bとの間に対応した部分でレンズ保持部材2に保持されている構成とした。このため、平板状の磁石5と内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)との間に平行な磁界を形成することができる。このため、従来例のように永久磁石918とバックヨーク926との間の磁束が漏れることなく、磁束が閉じ込められた磁界を作ることができるで、コイル3の延在部13が磁束を確実に受けることができる。このことにより、ヨーク1、コイル3及び磁石5で作られる磁気回路による推力を高めることができる。
また、磁石5の延在方向LDにおける寸法が延在部13の長さ寸法よりも大きいとともに、第1内壁部51A及び第2内壁部51Bが配設される領域の寸法よりも大きいので、平板状の磁石5から発生する磁束を内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)で確実に受けることができる。このため、磁石5と内壁部51(第1内壁部51A及び第2内壁部51B)との間に位置するコイル3の延在部13が磁束を確実に受けることができる。このことにより、確実に推力を高めることができる。
また、コイル3が矩形状になるように導線を巻くと、長い寸法の部分に膨らみが生じてしまうが、長い寸法の部分の延在部13が中央部分の平行部13pから両側の端部に向かうにしたがって磁石5から離れるように微小な第1角度AG1を有して形成された第1傾斜部13sを備えているので、その膨らみを抑制することができる。このため、微小な角度を設けなく膨らんで直線にならない場合に比べて、延在部13の部分をより直線に近付けて形成することができ、延在部13と磁石5及び延在部13と内壁部51を延在部13の全域に渡ってほぼ平行状態にすることができる。このことにより、コイル3と磁石5及び内壁部51との間隔距離が安定し、特性にばらつきの少ないレンズ駆動装置101を提供できる。
また、レンズ保持部材2のコイル支持部12jに磁石5と平行な延在部13の平行部13pが支持されるので、磁石5と平行部13pとの平行を確実に保つことができる。しかも、延在部13の角度が変化する、平行部13pと第1傾斜部13sとの境界部BDが、コイル支持部12jの外側に設けられているので、コイル支持部12jが延在部13の角度形成に対して影響を及ぼさないので、所望の形状の延在部13を形成することができる。このことにより、コイル3と磁石5及び内壁部51との間隔距離がより安定し、特性にばらつきのより少ないレンズ駆動装置101を提供できる。
また、第1角度AG1が0.5°以上で5°以下と微小な角度なので、磁石5、延在部13及び内壁部51を所望の状態で配置することができる。このことにより、コイル3と磁石5及び内壁部51との間隔距離がより一層安定し、特性にばらつきのより一層少ないレンズ駆動装置101を提供できる。
また、延在部13の端部同士を繋ぎ互いに対向する連結部33には、連結中央部33cの両側に形成され延在部13に向かうにしたがって第2平板部11bから離れるように第2角度AG2を有して形成された第2傾斜部33sを備え、第2角度AG2が第1角度AG1よりも大きく設定されている構成とした。コイル3が矩形状になるように導線を巻いたとしても、延在部13が外側に膨らみ難くなり、延在部13に対して影響を少なくしてコイル3を矩形状に形成することができる。このことにより、コイル3と磁石5及び内壁部51との間隔距離がより一層安定し、特性にばらつきのより一層少ないレンズ駆動装置101を提供できる。
また、弾性腕部16gと連結される第2部分16bがヨーク1と磁石5との間で挟持されているので、弾性腕部16gの根元をガタつきなく固定することができ、上側板ばね16によって適切にレンズ保持部材2を光軸方向JDに付勢することができる。このことにより、レンズ保持部材2の姿勢が安定し、レンズ駆動装置101の性能を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
<変形例1><変形例2>
上記第1実施形態では、コイル支持部12jを四方の箇所にそれぞれ2つずつ設ける構成としたが、これに限るものではない。例えば、四方の箇所にそれぞれ1つずつ設ける構成でも良いし(変形例1)、例えば、延在部13と対向する側の2箇所でのみで構成しても良い(変形例2)。
<変形例3>
上記第1実施形態では、好適に連結部33に第2傾斜部33sを設けた構成にしたが、これに限るものではなく、連結中央部33cとコーナ部33rとで構成しても良い。
<変形例4>
上記第1実施形態では、スペーサ部材4を用いて、上側板ばね16の第2部分16bをスペーサ部材4と磁石5の上面部5uとで挟持するようにして確実に固定する構成としたが、スペーサ部材4を用いない構成でも良い。その際には、第2部分16bが磁石5の上面部5uとヨーク1の上板部31との間に直接挟持されて固定される構成となる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
1 ヨーク
11 外壁部
11a 第1平板部
11b 第2平板部
31 上板部
51 内壁部
51A 第1内壁部
51B 第2内壁部
2 レンズ保持部材
12j コイル支持部
3 コイル
13 延在部
13p 平行部
13s 第1傾斜部
33 連結部
33c 連結中央部
33s 第2傾斜部
5 磁石
5u 上面部
6 付勢部材
16 上側板ばね
16a 第1部分
16b 第2部分
16g 弾性腕部
101 レンズ駆動装置
AG1 第1角度
AG2 第2角度
BD 境界部
JD 光軸方向
LD 延在方向

Claims (8)

  1. 光軸方向と直交する方向において互いに対向する一対の第1平板部を有した筒状の外壁部と、前記外壁部の一端に設けられるとともに開口部が形成された上板部とを有する矩形状のヨークと、
    該ヨークの前記外壁部の内側に配設されレンズ体を保持可能な筒状のレンズ保持部材と、
    該レンズ保持部材の周囲に巻かれた環状のコイルと、
    前記第1平板部の内面にそれぞれ固定され前記第1平板部に沿うとともに光軸方向と直交する方向に延在する一対の平板状の磁石と、
    前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する付勢部材と、を備えたレンズ駆動装置において、
    前記コイルは、前記磁石と対向して当該磁石の延在方向に沿って延在する延在部を有しており、
    前記延在部は、当該延在部の中央部分に位置し前記磁石と平行な平行部と、当該延在部の延在方向において該平行部の両側に位置し前記延在部の端部に向かうにしたがって前記磁石から離れるように、0.5°以上で5°以下の第1角度を有して形成された第1傾斜部と、を備え
    前記磁石の延在方向における寸法は、前記第1傾斜部を含む前記延在部の長さ寸法よりも大きいことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記外壁部は、前記第1平板部と直交するとともに互いに対向する一対の第2平板部を有しており、
    前記コイルには、前記延在部の端部同士を繋ぐ連結部が設けられ、
    前記連結部は、当該連結部の中央部分に位置し前記第2平板部と平行な連結中央部と、当該連結部の両側の端部に位置し前記延在部側に向かうにしたがって前記第2平板部から離れるように形成された第2傾斜部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記連結中央部と前記第2傾斜部とのなす第2角度が、前記第1角度よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記レンズ保持部材は、前記平行部を支持するコイル支持部を有し、前記コイル支持部には、前記レンズ保持部材の外側に突出する庇部と、当該庇部と光軸方向において対向する鍔部とが設けられており、前記平行部が、前記庇部と前記鍔部との間で支持されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記平行部と前記第1傾斜部との境界部が前記コイル支持部の外側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記外壁部は、前記第1平板部と直交するとともに互いに対向する一対の第2平板部を有しており、
    前記磁石の端部は、前記第1傾斜部を含む前記延在部の端部よりも前記第2平板部に近い位置にあることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記第1傾斜部を含む前記延在部は、当該延在部の延在方向における全域にわたって、前記磁石と対向していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記付勢部材は、前記レンズ保持部材の上部に一方側が固定される上側板ばねを有し、
    該上側板ばねは、前記レンズ保持部材に固定される第1部分と、他方側に設けられた第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する弾性腕部と、を有し、
    前記第2部分が、前記磁石の上面部と前記ヨークの前記上板部との間で挟持されて固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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