JP6479700B2 - イベント管理サーバー、情報処理システム、およびイベント実現方法 - Google Patents

イベント管理サーバー、情報処理システム、およびイベント実現方法 Download PDF

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Description

本発明はネットワークを利用して提供される電子コンテンツの処理技術に関する。
近年の情報処理技術の発展、ネットワークの充実化などにより、パーソナルコンピュータ、携帯端末などユーザが操作する装置の性能や使用環境によらず、ゲーム、動画、電子書籍など、様々な電子コンテンツを容易に楽しむことができるようになってきた。またそのような電子コンテンツを、異なる場所にいる複数のユーザが同時に楽しんだり、1つのゲームを一緒にプレイしたりすることも可能になっている。
複数のユーザが異なる場所から1つの電子コンテンツを共有する態様を実現するため、電子コンテンツを提供する会社などがイベントを企画し参加希望者を募るといったことがなされる。この場合ユーザは、そのようなイベントに係る情報を収集したり、会社ごと、電子コンテンツごとなどでユーザ登録を行ったりする必要があり、実際の参加に至るまでの手続きを手間と感じることが考えられる。また開催時刻やイベントの内容については主催者側の決定に委ねられることが多く、参加者個人の様々な要望に添った態様を実現することが難しい。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のユーザによる電子コンテンツの共有を、ユーザの要望に添った良好な環境で行えるようにする技術を提供することにある。
本発明のある態様はイベント管理サーバーに関する。このイベント管理サーバーは、ネットワークを介して提供される電子コンテンツを、異なる情報処理装置を操作する複数のユーザが共有するイベントを管理するイベント管理サーバーであって、複数のユーザがコミュニケーションを実現する仮想空間を生成し各情報処理装置を介した参加を受け入れるコミュニケーション空間制御部と、仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施するイベント処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の別の態様は情報処理装置に関する。この情報処理装置は、ネットワークを介して提供される電子コンテンツを複数のユーザが共有するイベントに参加するために、各ユーザが操作する情報処理装置であって、複数のユーザがコミュニケーションを実現する仮想空間への参加操作に応じて、当該仮想空間でのコミュニケーションに係る処理を行うコミュニケーション制御部と、仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を受け付け、イベントを管理するイベント管理サーバーに送信することにより、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施させるコンテンツ共有開始制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様は情報処理システムに関する。この情報処理システムは、ネットワークを介して提供される電子コンテンツを複数のユーザが共有するイベントに参加するために、各ユーザが操作する情報処理装置と、当該イベントを管理するイベント管理サーバーとを含み、管理サーバーは、複数のユーザがコミュニケーションを実現する仮想空間を生成し各情報処理装置を介した参加を受け入れるコミュニケーション空間制御部と、仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施するイベント処理部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様はイベント実現方法に関する。このイベント実現方法は、ネットワークを介して提供される電子コンテンツを、異なる情報処理装置を操作する複数のユーザが共有するイベントを管理するサーバーが、複数のユーザがコミュニケーションを実現する仮想空間を生成し各情報処理装置を介した参加を受け入れるステップと、仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施するステップと、を含むことを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によると、ユーザの要望に添った良好な環境で複数のユーザによる電子コンテンツの共有を行える。
本実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。 本実施の形態における情報処理装置の内部回路構成を示す図である。 本実施の形態における情報処理装置の構成を示す図である。 本実施の形態における管理サーバーの構成を示す図である。 本実施の形態におけるコンテンツ提供サーバーの機能ブロックの構成を示す図である。 本実施の形態において、事前に企画されたイベントによってコミュニケーション空間を生成する場合の、管理サーバーが実施する処理手順の概要を示すフローチャートである。 本実施の形態において、コミュニケーション空間においてイベントを発生させる場合の、管理サーバーが実施する処理手順の概要を示すフローチャートである。 本実施の形態において、事前のイベント企画および参加登録の段階で、情報処理装置と管理サーバーの間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。 本実施の形態において、イベントの開始段階で、情報処理装置および管理サーバーの間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。 本実施の形態において、コミュニケーション空間でさらに参加者を招待する場合に、情報処理装置および管理サーバーの間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。 本実施の形態において、電子コンテンツ共有のフェーズへ移行する際の、情報処理装置、管理サーバー、コンテンツ提供サーバーの間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。 図6のS10の前段階として、ユーザがイベントを企画する際に表示される、イベント企画入力画面の例を示す図である。 図6のS14からS18の期間において、イベントに招待されたユーザが、自らの情報処理装置で閲覧できるイベント情報表示画面の例を示す図である。 本実施の形態において、イベントの招待先としてコミュニティーを指定した場合に、対応するコミュニケーション空間に参加しているユーザの情報処理装置に表示される画面の例を示す図である。 本実施の形態において、イベント開始時に、参加登録したユーザが使用する情報処理装置において表示される画面の変遷例を示す図である。 本実施の形態において、イベントの一部として情報処理装置に表示されるコミュニケーション空間を表す画面を例示する図である。 本実施の形態において表示される、電子コンテンツ共有フェーズへの移行の最終確認画面を例示する図である。 本実施の形態において表示される、電子コンテンツの選択を受け付ける画面を例示する図である。 本実施の形態において表示される、電子コンテンツを共有するメンバーの選択を受け付ける画面を例示する図である。 本実施の形態における、途中でイベントを発生させることのできるコミュニケーション空間を表す画面を例示する図である。 本実施の形態において、コミュニケーション空間からコンテンツ共有フェーズへ移行する際になされる、情報処理装置における表示処理の手順例を示すフローチャートである。
図1は本実施の形態における情報処理システムの構成例を示す。情報処理システム1は、情報処理装置10a、10bと、ネットワーク8を介して情報処理装置10a、10bと通信可能な管理サーバー20およびコンテンツ提供サーバー22a、22bを含む。情報処理装置10a、10bはユーザが操作する装置であり、情報処理装置10aのように表示装置16aおよび入力装置14aが有線または無線で接続されていてもよいし、情報処理装置10bのように、タッチパネル(入力装置14b及び表示装置16b)と一体的に構成されていてもよい。なお入力装置14a、14bは図示するようなコントローラやタッチパッドのみならず、マイクロフォンやカメラなどを含んでいてよい。
また、情報処理装置の形態は図示するものに限らない。すなわち情報処理装置10a、10bは、ゲーム機、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯端末、携帯電話など、一般的な装置のいずれで実現してもよい。ネットワーク8に接続する情報処理装置10a、10bの数は特に限定されない。以後、情報処理装置10a、10bを情報処理装置10、入力装置14a、14bを入力装置14、表示装置16a、16bを表示装置16と総称する場合がある。コンテンツ提供サーバー22a、22bは、ネットワーク8を介して情報処理装置10に対し電子コンテンツを提供する。本実施の形態では特に、ネットワーク8を介してアクセスした複数の情報処理装置10に同時期に電子データを提供することにより、複数のユーザが電子コンテンツに係る体験を共有する。
その限りにおいて、コンテンツ提供サーバー22a、22bが提供する電子コンテンツの内容は特に限定されないが、例えば、ゲーム制作会社などにより提供される、複数プレイヤによるゲームの実行や、ライブストリーミングによる動画配信などが考えられる。したがってコンテンツ提供サーバー22a、22bは、ゲーム制作会社、ライセンシー、動画配信会社など様々な組織によってそれぞれ管理されるものであり、その数は限定されない。以後、コンテンツ提供サーバー22a、22bをコンテンツ提供サーバー22と総称する。
このように、複数のユーザによって電子コンテンツに係る体験を共有する機会を「イベント」と呼ぶ。本実施の形態では情報処理装置10の1つを操作するユーザがイベントを企画できるようにする。管理サーバー20は、当該情報処理装置10からイベントの企画を受け付けて管理する。企画されたイベントは、管理サーバー20あるいはその他の手段により、他のユーザやコミュニティーに告知される。以後、このような告知のためのイベント情報の伝送処理を「招待」と呼ぶ。
告知によりイベントの企画を認識したユーザが情報処理装置10に対しイベントの詳細を表示させる操作を行った場合、管理サーバー20は随時、詳細情報を提供する。そして当該ユーザが参加登録を行ったら、管理サーバー20がそれを受け付け、設定によってはイベント開始時などに情報処理装置10への通知などを行う。
管理サーバー20はさらに、イベントとして電子コンテンツの共有が開始されるのに先立ち、参加者が集まることのできるネットワーク上の空間を立ち上げる。ここでネットワーク上の空間とは、ネットワークを介してアクセスでき、表示画像上でアクセスしたユーザがそこに存在するように見せる仮想的な空間であり、オンライン通信やオンラインゲームなどで広く普及している。そして当該空間に入った参加者同士で会話したり、集まり具合や参加者の顔ぶれを踏まえて電子コンテンツ共有開始のタイミングを計ったりできるようにする。会話の行方や集合人数などに応じて、共有対象の電子コンテンツを決定したり、共有するメンバーを調整したりしてもよい。
そのようなことを可能にするネットワーク上の空間は、上述のとおりユーザがあらかじめ開始時刻を設定するなどして企画したイベントの一部として立ち上げてもよいし、従来のSNS(Social Netoworking Service)のように、ユーザが自由に出入りしたり任意のタイミングで構築したりできる空間でもよい。後者の場合、当該空間にいるユーザ同士のコミュニケーションの結果として、電子コンテンツを共有するイベントを即時に開催できるようにする。
いずれにしろそのようなネットワーク上の空間において、共有する電子コンテンツや共有メンバーを最終決定したら、共有メンバーのいずれかの情報処理装置10において、電子コンテンツの共有フェーズへの移行操作を受け付ける。これに応じて管理サーバー20は、その他の共有メンバーの情報処理装置10へ、コンテンツ提供サーバー22とのセッションIDを通知するなど、電子コンテンツ共有のための手続きを実施する。これによりコンテンツ提供サーバー22と共有メンバーの情報処理装置10との間で通信が確立され、電子コンテンツの共有が開始される。
このような構成とすることで、ユーザの意向を反映させて管理サーバー20が生成するコミュニケーションのための空間(以後、「コミュニケーション空間」と呼ぶ)から、コンテンツ提供サーバー22が提供するゲーム空間への移行をシームレスに実現する。これにより、スケジュールや内容が一方的になりがちな電子コンテンツ提供サービスに、各ユーザの嗜好や都合を即時かつ容易に反映させることができ、より高い自由度でサービスを利用できるようになる。また、ユーザ同士のコミュニケーションの雰囲気や盛り上がりを持続させたまま、一緒に電子コンテンツの世界へ入ることができる。
図2は情報処理装置10の内部回路構成を示している。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)23、GPU(Graphics Processing Unit)24、メインメモリ26を含む。これらの各部は、バス30を介して相互に接続されている。バス30にはさらに入出力インターフェース28が接続されている。入出力インターフェース28には、USBやIEEE1394などの周辺機器インターフェースや、有線又は無線LANのネットワークインターフェースからなる通信部32、ハードディスクドライブや不揮発性メモリなどの記憶部34、表示装置16へデータを出力する出力部36、入力装置14からデータを入力する入力部38、磁気ディスク、光ディスクまたは半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体を駆動する記録媒体駆動部40が接続される。
CPU23は、記憶部34に記憶されているオペレーティングシステムを実行することにより情報処理装置10の全体を制御する。CPU23はまた、リムーバブル記録媒体から読み出されてメインメモリ26にロードされた、あるいは通信部32を介してダウンロードされた各種プログラムを実行する。通信部32はまた、管理サーバー20およびコンテンツ提供サーバー22と通信を確立し、内部の処理に必要な各種データを取得したりユーザが入力した内容を表すデータを送信したりする。
GPU24は、ジオメトリエンジンの機能とレンダリングプロセッサの機能とを有し、CPU23からの描画命令に従って描画処理を行い、表示画像を図示しないフレームバッファに格納する。そしてフレームバッファに格納された表示画像をビデオ信号に変換して出力部36に出力する。メインメモリ26はRAM(Random Access Memory)により構成され、処理に必要なプログラムやデータを記憶する。なお管理サーバー20およびコンテンツ提供サーバー22の内部回路構成も同様でよい。
図3は、情報処理装置10の機能ブロックの構成を示している。同図および後述する図4、図5においてさまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、既述したようにCPU、GPU、メインメモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、記録媒体や記憶装置に格納されメモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
情報処理装置10は、入力装置14を介してユーザ操作を受け付ける入力情報取得部42、受け付けた操作の内容に応じて情報処理を実施する情報処理部44、イベントに係る動作を制御するイベント動作制御部48、出力すべき画像や音声のデータを生成する出力データ生成部46、管理サーバー20およびコンテンツ提供サーバー22と通信を確立しデータの送受を行う通信部52、情報処理装置10を操作するユーザに係る各種情報を記憶するユーザ情報記憶部50含む。
入力情報取得部42は、イベントの企画や参加登録に係る入力、コミュニケーション空間での発言や各種コマンドの入力、ゲームなど電子コンテンツに対する操作入力など、ユーザが行った操作の内容を示す信号を入力装置14から取得する。情報処理部44は、入力情報取得部42が取得したユーザの操作内容や、管理サーバー20またはコンテンツ提供サーバー22から送信されるデータに基づき、必要な情報処理を実施する。
具体的には、イベントに係る情報表示制御や登録の受け付け、コミュニケーション空間の表示や共有する電子コンテンツを進捗させるために情報処理装置10側で必要な処理などを行う。情報処理部44はそのほか、情報処理装置10の内部で処理が完遂されるゲームなどの情報処理を適宜行ってよい。
イベント動作制御部48は、イベント管理部54、コミュニケーション制御部56、およびコンテンツ共有制御部58を含み、情報処理部44が行う処理のうち、イベントの企画や遂行に必要な処理を管理、制御する。すなわち管理サーバー20やコンテンツ提供サーバー22から送信されたデータに基づき情報処理部44に処理を要求したり、情報処理部44からイベント遂行に必要なデータを取得し、管理サーバー20やコンテンツ提供サーバー22への送信データを発行したりする。
イベント管理部54は、ユーザが入力したイベントの企画内容を情報処理部44から取得し、管理サーバー20に送信する。また、他のユーザにより企画されているイベントや参加登録したイベントなどの情報を管理サーバー20から取得し、適切に表示されるように情報処理部44に処理を要求する。さらにイベント管理部54は、参加登録したイベントの開始時刻に、イベント用のコミュニケーション空間に係る処理を開始するよう情報処理部44に要求する。その前段階としてイベント管理部54は、情報処理部44において他の情報処理を実行中の場合は、イベント開始時刻が近づいている旨が表示されるような処理を要求したり、情報処理部44自体が処理機能を停止させた待機状態(スリープ状態)にある場合に、処理機能を復活させたりする。
コミュニケーション制御部56は、情報処理部44により処理されているコミュニケーション空間においてイベントに係る操作入力がなされたときに、その情報を情報処理部44から取得して管理サーバー20へ送信する。具体的には、新たなユーザやコミュニティーの招待、共有する電子コンテンツの選択、共有メンバーの選択、電子コンテンツ共有フェーズへの移行、といった操作の内容を取得して送信する。
なお招待先の「コミュニティー」は、複数のユーザからなる集合や組織を指すものであればその実体は特に限定されない。例えばテキストチャットやボイスチャットなどネットワーク上に形成されている仮想空間に参加しているユーザの集合体、あるいはその仮想空間など動的なものでもよいし、ある組織にメンバー登録しているユーザの集合体やネットワーク上で共通の対象に関連づけられたユーザの集合体など、比較的定常的なものでもよい。いずれにしろ、集合体に属するユーザがアクセスすることのできる場がネットワーク上に存在すれば、当該場を招待先として指定できるようにする。
コンテンツ共有制御部58は、電子コンテンツ共有フェーズへの移行がなされたときに、コミュニケーション空間に集まったユーザ、あるいは選択されたメンバーによって電子コンテンツの共有が実現されるよう、必要な処理を管理サーバー20に要求したり管理サーバー20から必要な情報を取得したりする。そして電子コンテンツ共有フェーズにおいては、コンテンツ共有制御部58はコンテンツ提供サーバー22から電子コンテンツの開始ポイントや他のユーザの入力情報などを取得して、情報処理部44に供給する。
また情報処理装置10を操作するユーザによる入力情報を入力情報取得部42あるいは情報処理部44から取得し、コンテンツ提供サーバー22に発行する。このようにして各情報処理装置10において、複数のユーザの操作内容を入力情報として情報処理を進捗させることにより、複数のプレイヤが1つのゲームで遊ぶなどの電子コンテンツの共有が達成される。
以後の説明では、電子コンテンツの共有として、このような複数のプレイヤによる電子ゲームの実施を想定するが、上述のとおり電子コンテンツはゲームに限らず、動画や音声の配信、それに対するコメント入力などでもよいし、それらを適宜組み合わせてもよい。また電子コンテンツの共有には様々な手法が考えられることは当業者には理解されるところであり、実用化されている技術を適用できるため、以後、イベントの企画や登録、コミュニケーション空間の構築、および電子コンテンツ共有フェーズへの移行処理に主眼を置いて説明する。
出力データ生成部46は、情報処理部44が行った情報処理の結果として出力すべき画像や音声のデータを生成し、表示装置16や図示しないスピーカーなどから出力させる。共有する電子コンテンツが、コンテンツ提供サーバー22から送信されたストリームデータを表示装置に表示させる形式の場合、出力データ生成部46は当該ストリームデータを直接復号して表示装置16に出力してもよい。
ユーザ情報記憶部50は、情報処理装置10を使用するユーザの識別情報と、当該ユーザが企画したイベント、招待されたイベント、参加登録したイベント、参加済みのイベントなど、関連するイベントとを対応づけて格納する。ユーザごとにイベントを管理することにより、1つの情報処理装置10を複数のユーザが使用する場合であっても、ログインしているユーザに対応するイベントの情報を提供できる。また自分が過去に企画したり参加したりしたイベントを参照可能とすることにより、新たなイベントの企画を効率的に行える。
さらにイベントの開始時刻が近づいたとき、イベント管理部54が当該対応情報を参照することにより、その時点でログインしているユーザが、参加登録したユーザと同一か否かを判定でき、その結果に応じて通知内容やその後の処理を切り替えられる。例えば別のユーザがログインしている場合は、参加登録しているユーザの名前を提示してログインさせるよう促したり、参加登録しているユーザがログインしない場合はイベントのための処理が開始されないようにしたりできる。
通信部52は、管理サーバー20およびコンテンツ提供サーバー22と通信を確立し、情報処理部44、イベント動作制御部48などの要求に従い必要なデータの送受を行うインターフェースである。
図4は、管理サーバー20の機能ブロックの構成を示している。管理サーバー20は、イベント情報を管理するイベント管理部62、イベント情報を格納するイベント情報記憶部64、ユーザと関連するイベント等を対応づけた情報を格納するユーザ情報記憶部66、イベントの遂行に必要な処理を行うイベント処理部68、コミュニケーション空間を構築するコミュニケーション空間制御部70、情報処理装置10およびコンテンツ提供サーバー22と通信を確立しデータの送受を行う通信部60を含む。
イベント管理部62は、イベントの企画内容を、ユーザが企画の入力に用いた情報処理装置10から取得し、イベント情報記憶部64に格納する。企画内容としては、イベントの開始時刻、イベントの内容、対象とするゲーム、招待したい他のユーザやコミュニティー名などが考えられるが、そのうちの一部は省略可能にできる。イベント管理部62はさらに、イベントの企画を認識したユーザ、つまり招待を受けたユーザが参加登録を行った旨の情報を、各ユーザが使用する情報処理装置10から取得する。
そしてイベント管理部62は、イベントを企画したユーザ、それに招待されたユーザ、招待を受けて参加登録をしたユーザの識別情報と、イベントの識別情報とを対応づけてユーザ情報記憶部66に格納する。ユーザ情報記憶部66にはあらかじめ、各ユーザの識別情報と対応づけて、使用する情報処理装置10、友達として登録されているユーザ、参加しているコミュニティーなどの識別情報も格納しておく。
イベント管理部62はまた、情報処理装置10において表示処理させるべきイベントの情報をイベント情報記憶部64から読み出し、当該情報処理装置10に送信する。例えば企画されたイベントの招待を受けたユーザが、情報処理装置10においてその詳細を表示させる操作を行ったとき、イベント管理部62はその旨の通知を取得して、当該イベントの情報を送信する。このほか、ユーザが参加登録済みのイベント、過去に参加したイベントなどの情報も、ユーザからの要求に応じて表示されるようにデータを送信する。この場合、イベント管理部62は、ユーザ情報記憶部66に格納された情報に基づき、指定した条件に該当するイベントを特定する。
イベント処理部68は、新たに企画されたイベントの招待先としてユーザ個人が指定されたとき、ユーザ情報記憶部66を参照し、当該ユーザが使用する情報処理装置10に対し、招待されている旨の通知を行う。通知にはユーザの識別情報を含めることにより、情報処理装置10に該当ユーザがログインしている間に、招待された旨が表示されるようにする。イベント処理部68はまた、参加登録されたイベントの開始時刻を基準とした所定のタイミングで、イベントの開始時刻が近づいていることやイベントが開始されたことなどが参加登録をしたユーザに通知されるようにする。例えば、参加登録がなされた時点で、イベント開始前後でなすべき処理を情報処理装置10に通知してタイマーを設定させる。
このようにすると、情報処理装置10や表示装置16がスリープ状態であっても、機能を自動で復帰させたうえで、イベントが開始される旨を表示させ、ユーザに知らせることができる。タイマーを設定するばかりでなく、情報処理装置10において随時表示可能なカレンダーにスケジュールの1つとして設定して閲覧できるようにしたり、カレンダーが保持する通知機能を利用して通知させたりしてもよい。
なお当該カレンダーによって閲覧したり開始時刻を通知したりする対象は、上述のような一ユーザが企画したイベントに限らなくてもよい。例えばコンテンツ提供サーバー22を保持する会社が企画したオフィシャルイベントなども同様に、ユーザによる参加登録に応じてカレンダーに表示させたり開始時刻の到来を通知させたりできるようにしてよい。いずれにしろ、イベントの開始時刻や参加登録の状況が変更された場合、イベント処理部68は情報処理装置10におけるそれらの設定内容を更新する。
イベントの開始時刻や参加登録の状況に係る最新情報は、イベント管理部62がイベント情報記憶部64およびユーザ情報記憶部66に格納したものを読み出す。なお情報処理装置10によるネットワーク接続が定期的あるいは常時、維持されていることが明らかなシステムでは、事前のタイマー設定に代えて、通知すべき時刻になったら、その旨の表示処理を行う要求を情報処理装置10に送信するのでもよい。いずれにしろ情報処理装置10において、参加登録したイベントの開始時刻が近づいていることを通知することにより、忘却による不参加の可能性を抑えることができる。
さらにイベント処理部68は、イベント参加者の情報処理装置10にコミュニケーション空間のセッションIDを通知したり、電子コンテンツの共有フェーズにおいて対応するコンテンツ提供サーバー22を特定し、共有メンバーの情報処理装置10と当該コンテンツ提供サーバー22の間で適切に通信がなされるように処理したりする。
コミュニケーション空間制御部70は、異なる情報処理装置10を使用する複数のユーザ同士のコミュニケーションを実現するコミュニケーション空間を提供する。具体的には、一般的なテキストチャット、ボイスチャット、ビデオチャット、電子掲示板などと同様、各ユーザの発言を全てのメンバーの情報処理装置10に即時出力できるしくみを実現する。コミュニケーションのための処理には実用化されている一般的な技術を適用できる。一方、本実施の形態では上述のとおり、コミュニケーション空間において電子コンテンツ共有フェーズへの移行操作が行えるようにする。
また、共有する電子コンテンツの決定、共有するメンバーの選択、といった操作も可能にする。コミュニケーション空間制御部70は、コミュニケーション空間においてそのような操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などを設けておき、それに対する選択操作がなされたら、イベント処理部68がそれを受け付け、その後の処理に反映させる。コミュニケーション空間制御部70が提供するコミュニケーション空間は上述のとおり、イベントの一部として立ち上げられる場合と、当初はイベントと関わりなく立ち上げられ、その場でイベントが発生され得る場合とがある。
後者の場合、イベントを発生させる操作がなされていないうちは、一般的なSNSと同様の空間を提供すればよい。したがってコミュニケーション空間制御部70は、そのようなコミュニケーションサービスを、いくつもの仮想空間を生成して提供してもよい。そして、新たに企画されたイベントの招待先として、そのうちの1つのコミュニティーが指定されたとき、コミュニケーション空間制御部70は対応する仮想空間に、イベント企画者の発言などの形式でイベントの情報を表示させる。このとき同時に、イベントの詳細を表示させるためのGUIを設けることにより、イベント管理部62の制御のもと、詳細情報が別途、表示されるようにできる。
なお、コミュニケーション空間においてイベントを発生させる場合は、情報処理装置10において、イベントを発生させる操作およびイベントの企画内容の入力がなされたのち、当該情報が管理サーバー20に送信される。その後のイベント管理部62の処理は上述したのと同様である。またこの場合、イベント処理部68が有する機能のうち、イベント開始時のユーザへの通知や自動起動の機能は省略できる。イベントを事前に企画する態様であっても、ユーザの設定によって、自動起動や通知を行わないようにしてもよい。
図5は、コンテンツ提供サーバー22の機能ブロックの構成を示している。コンテンツ提供サーバー22は、電子コンテンツを処理する電子コンテンツ処理部78、および、情報処理装置10および管理サーバー20と通信を確立しデータの送受を行う通信部76を含む。電子コンテンツ処理部78は、電子コンテンツの共有に必要な電子データを、共有メンバーが使用する情報処理装置10へ、通信部76を介して送信する。提供するデータは上述のとおり様々に考えられ、例えばオンラインゲームの画面データ、動画のストリームデータ、各ユーザの操作入力情報など一般的なものでよい。また、イベント用に準備されている特別な処理プログラムや制御用パラメータなどでもよい。
通信部76は、共有メンバーの情報処理装置10との間でそのようなデータの送受を実現するための通信を確立する。この際、管理サーバー20は、共有メンバーの情報処理装置10に、電子コンテンツの共有に対する招待を送信するなどして当該通信が適切になされるように制御する。例えば、コンテンツ提供サーバー22と複数の情報処理装置10が同一のセッションに入れるよう、コンテンツ提供サーバー22からセッションIDを取得し、情報処理装置10に当該セッションに入るように通知する。
次に、上記構成によって実現される管理サーバー20の動作について説明する。図6は、事前に企画されたイベントによってコミュニケーション空間を生成する場合における、イベント企画から電子コンテンツの共有開始までに、管理サーバー20が実施する処理手順の概要を示すフローチャートである。まず情報処理装置10においてイベント作成画面が表示され、ユーザがそれに対して新たなイベントの企画内容を入力したら、管理サーバー20のイベント管理部62は、当該情報を受け付け(S10)、イベント情報記憶部64に格納したりユーザ情報記憶部66に格納された情報を更新したりする(S12)。
続いてユーザ情報記憶部66およびコミュニケーション空間制御部70は、企画されたイベントの招待先として指定されたユーザの情報処理装置10やコミュニケーション空間に、当該イベントへの招待を表示させる(S14)。それを見たユーザがイベントの詳細を表示させる操作を行ったり、イベントへの参加登録を行ったりしたら、イベント管理部62がそれを受け付ける(S16)。具体的には、詳細表示の操作がなされたら、当該情報処理装置10にイベントの詳細情報のデータを送信する。参加登録がなされたら、ユーザ情報記憶部66に格納された情報を更新する。
イベント処理部68は、イベントの開始までの時間を監視し、それまでの間はイベントの詳細情報の表示や参加登録ができるようにしておく(S18のN、S16)。開始時刻が到来したら、コミュニケーション空間制御部70は、イベントのためのコミュニケーション空間の提供を開始する(S20)。なお設定によっては上述のとおり、開始時刻より前の所定のタイミングでユーザに通知されるように情報処理装置10を制御してもよい。
また、コミュニケーション空間の生成処理は、企画者を含め参加登録したユーザのいずれかにより、最初にコミュニケーション空間へ入る操作がなされた時点で行ってもよいし、開始時刻に自動的に行ってもよい。上述のとおりコミュニケーション空間の構築には、従来のSNSなどのしくみをそのまま適用してよい。一方で、当該空間は、電子コンテンツの共有に参加するユーザ集合を構築するための空間であればよく、厳密な意味でのコミュニケーションがなされる場でなくてもよい。例えば単に同じセッションに入っているユーザのアイコンのみを示すなど、よりシンプルな構成としてもよい。
すなわちS20において提供する空間は、ユーザの状況を相互かつリアルタイムに確認できるものであれば、そのしくみや表示内容は特に限定されない。ただしリアルタイムでの会話を介して電子コンテンツの共有フェーズに移行することにより、お互いの意思疎通や細かい状況確認が行え、移行のタイミングや共有する電子コンテンツを好適に調整しやすい。電子コンテンツ共有フェーズへの移行操作がなされるまで、そのようにして互いの状況確認を行う(S22のN、S20)。
移行操作がなされたら(S22のY)、イベント処理部68は、対象となる電子コンテンツの提供を行っているコンテンツ提供サーバー22と共有メンバーの情報処理装置10との間で適切に通信が開始されるよう、必要な手続きを実施する(S24)。これに応じて各情報処理装置10がコンテンツ提供サーバー22にアクセスすることにより、電子コンテンツが共有される。
なお参加登録したものの、個人的な都合で参加を見送ったなど、イベントに参加登録したユーザと、コミュニケーション空間に実際に参加しているユーザは、必ずしも一致するとは限らない。これを踏まえ、電子コンテンツを共有するメンバーは原則として、共有フェーズへ移行する操作がなされたときにコミュニケーション空間にいるユーザとする。メンバーをさらに集めたいときの対応として、S20において提供しているコミュニケーション空間にも、指定したユーザや別のコミュニティーに対する招待送付の機能を設けてよい。逆にコミュニケーション空間にいるメンバーが多すぎて、共有できるユーザ数の上限を超えている場合の対応として、上述のとおり共有メンバーを選択する機能を設ける。
図7は、コミュニケーション空間においてイベントを発生させる場合における、電子コンテンツの共有開始までに管理サーバー20が実施する処理手順の概要を示すフローチャートである。まずコミュニケーション空間制御部70はユーザ操作に応じて随時、コミュニケーション空間を生成する(S30)。コミュニケーション空間によっては、ウェブページのように常時、形成されている場合もある。そして当該コミュニケーション空間に入ったユーザによって、イベントを発生させる操作がなされ、企画内容が入力されたら、管理サーバー20のイベント管理部62は、当該情報を受け付け(S32)、イベント情報記憶部64に格納したりユーザ情報記憶部66に格納された情報を更新したりする(S34)。
このときコミュニケーション空間に集まっているメンバーを踏まえ、さらにメンバーを増やしたい場合、コミュニケーション空間にいるユーザによって、新たなユーザを招待する操作がなされる。するとユーザ情報記憶部66およびコミュニケーション空間制御部70は、招待先として指定されたユーザの情報処理装置10やコミュニケーション空間に、当該イベントへの招待を表示させる(S36)。それを見たユーザがイベントの詳細を表示させる操作を行ったら、イベント管理部62は当該情報処理装置10にイベントの詳細情報のデータを送信して表示させる(S38)。
招待を見たユーザが参加登録を行ったら、コミュニケーション空間制御部70がそれを受け付けてコミュニケーション空間のメンバーとする処理を行う(S40)。なおメンバーを増やす必要がない場合、S36〜S40の処理は省略される。電子コンテンツ共有フェーズへの移行操作がなされるまで、互いの状況確認やメンバー募集などができるようにする(S42のN、S36〜S40)。移行操作がなされたら(S42のY)、イベント処理部68は、対象となる電子コンテンツの提供を行っているコンテンツ提供サーバー22と共有メンバーの情報処理装置10との間で適切に通信が開始されるよう、必要な手続きを実施する(S44)。
図8は、事前のイベント企画および参加登録の段階で、情報処理装置10と管理サーバー20の間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。同図および後述する図9〜11において複数の情報処理装置を情報処理装置10a、10b、10cなどと区別するが、情報処理装置の役割は流動的であり、必ずしも同じ符号が、複数の図にわたり共通の情報処理装置を示すものではない。まずイベントを企画するユーザが操作する情報処理装置10aにおいて、ユーザがイベント企画入力画面に対し企画内容を入力するなどして登録操作を行うと、当該企画内容は管理サーバー20に送信される(S50)。
すると管理サーバー20のイベント管理部62は、当該イベントに識別情報(「イベントID」と表記)を付与して、登録元の情報処理装置10aへ返信する(S52)。イベント管理部62はこのとき、イベントIDに対応づけてイベントの内容に係る情報をイベント情報記憶部64に格納する。以後のデータ送受信や各種処理において、イベントはイベントIDに基づき認識される。情報処理装置10aにおいてユーザが、企画したイベントに招待したいユーザやコミュニティーの指定を行うと、情報処理装置10aは、イベントIDと対応づけて招待先の情報を管理サーバー20へ送信する(S54、S58)。
管理サーバー20のイベント処理部68は、指定先のユーザが使用する情報処理装置10bの識別情報を特定し、イベントID、ユーザの識別情報、イベントの概要などを含む招待を送信する(S56)。管理サーバー20のコミュニケーション空間制御部70は、指定先のコミュニティーに対応するコミュニケーション空間を特定し、そこにイベントの概要が表示されるようにする(S58)。この招待は、情報処理装置10cにより当該コミュニケーション空間にアクセスしたユーザにより認識される(S60)。
直接の通知またはコミュニケーション空間において招待を認識したユーザが、それぞれの情報処理装置10b、10cにおいて参加登録を行うと、情報処理装置10b、10cはユーザの識別情報とイベントIDとを対応づけたうえで、参加登録がなされた旨の通知を管理サーバー20へ送信する(S62、S64)。イベント管理部62は、ユーザ情報記憶部66において各ユーザと参加登録されたイベントとを対応づける。なお図示を省略しているが、情報処理装置10a、10b、10cにおいてイベントの詳細情報を表示させる操作がなされた場合は、イベント管理部62が随時、それらの装置へ詳細情報を送信する。
図9は、イベントの開始段階において、情報処理装置10および管理サーバー20の間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。まず管理サーバー20のイベント処理部68は、ユーザ情報記憶部66を参照し、イベントを企画したユーザや参加登録をしたユーザが使用する情報処理装置10a、10bにおいて、開始時刻が近づいたり到来したりした旨の通知がなされるように制御する(S70a、S70b)。この処理は上述のとおり、事前にタイマー設定をするものでもよいし、通知すべき段において直接処理要求を発行するものでもよい。
これに応じて情報処理装置10a、10bは、通知の表示処理を実施する。当該通知を見たユーザのうち、最初にイベントへの参加操作を行ったユーザが使用している情報処理装置(図では情報処理装置10a)から、イベント用のコミュニケーション空間へ入るためのセッションIDの取得が試みられる(S72)。管理サーバー20のイベント処理部68がそれを受け付けるが、この時点では該当イベントのコミュニケーション空間が生成されていないため、セッションが登録されていない旨が返信される(S74)。
これを受けて情報処理装置10aが、イベント用のコミュニケーション空間の生成を依頼すると、管理サーバー20のコミュニケーション空間制御部70がそれを受け付け、コミュニケーション空間を生成する(S76)。そして、コミュニケーション空間の識別情報とともに、生成が完了した旨の通知を情報処理装置10aに返す(S78)。それを受けた情報処理装置10aは、イベントID、コミュニケーション空間の識別情報とともにセッションの生成および登録を要求すると、管理サーバー20のイベント処理部68がそれを受け付ける(S80)。
そしてセッションを生成して、イベントIDやコミュニケーション空間の識別情報に対応づけて登録したうえ、セッションIDとともに、登録が完了した旨の通知を情報処理装置10aに返す(S82)。その後、他の情報処理装置(図では情報処理装置10b)から、イベント用のコミュニケーション空間へ入るためのセッションIDの取得が試みられたら、管理サーバー20のイベント処理部68がそれを受け付ける(S84)。この時点でイベントに対応するコミュニケーション空間は生成されているため、イベント処理部68はセッションIDやコミュニケーション空間の識別情報を情報処理装置10bに返す(S86)。
これらの手続きにより、イベント開示に伴い対応するコミュニケーション空間が生成され、各情報処理装置10a、10bからのアクセスが可能になる。そして各ユーザは自らの情報処理装置10a、10bを介してコミュニケーション空間に参加し(S88a、S88b)、他のユーザの発言などの更新情報を受信することで(S90a、S90b)、ユーザ同士のコミュニケーションが実現される。なおコミュニケーション空間を新たに生成したり、そこに参加したりするための詳細な処理は、図示するものに限らず、実用化されている技術を適宜利用してよい。
図10は、コミュニケーション空間においてさらに参加者を招待する場合に、情報処理装置10および管理サーバー20の間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。まずコミュニケーション空間に参加中のユーザが、コミュニケーション空間において招待したいユーザやコミュニティーの指定を行うと、当該ユーザの情報処理装置10aは、セッションIDと対応づけて招待先の情報を管理サーバー20へ送信する(S100、S104)。
管理サーバー20のイベント処理部68は、指定先のユーザが使用する情報処理装置10bの識別情報を特定し、ユーザの識別情報やセッションIDなどを含む招待を送信する(S102)。対応するイベントが確定している場合は、イベントIDやイベントの概要も送信してよい。管理サーバー20のコミュニケーション空間制御部70は、指定先のコミュニティーに対応するコミュニケーション空間を特定し、イベントに対応する別のコミュニケーション空間へ招待された旨が表示されるようにする(S104)。
この場合、招待にはセッションIDが紐付けられているが、対応するイベントが確定している場合は、イベントの概要を表示させ、イベントIDとも紐付けてよい。このように表示された招待は、情報処理装置10cにより当該コミュニケーション空間にアクセスしたユーザにより認識される(S106)。直接の通知またはコミュニケーション空間において招待を認識したユーザが、それぞれの情報処理装置10b、10cを介してコミュニケーション空間に参加し(S108、S112)、他のユーザの発言などの更新情報を受信することで(S110、S114)、新たに招待され参加したユーザを含めたユーザ同士のコミュニケーションが実現される。
図11は、電子コンテンツ共有のフェーズへ移行する際の、情報処理装置10、管理サーバー20、コンテンツ提供サーバー22の間でなされるデータの送受信を示すタイムチャートである。まず図9で示したように生成されたコミュニケーション空間において、あるユーザが電子コンテンツ共有フェーズへの移行操作を行うと、当該ユーザが使用する情報処理装置10aから管理サーバー20へその旨が送信される(S120)。管理サーバー20は、このタイミング、あるいはそれより前のいずれかのタイミングで、共有対象の電子コンテンツの識別情報および共有メンバーの識別情報も取得している。
電子コンテンツ共有フェーズへの移行操作を受け付けると、管理サーバー20のイベント処理部68は、共有対象の電子コンテンツの処理を開始するよう、コンテンツ提供サーバー22に要求する(S122)。この処理には共有のためのセッションの生成も含まれる。コンテンツ提供サーバー22から、生成したセッションのIDが通知されたら(S126)、管理サーバー20のイベント処理部68は、当該セッションIDを情報処理装置10aに通知する(S124)。
セッションIDを取得したら、情報処理装置10aはコミュニケーション空間に参加しているユーザ、あるいは共有メンバーとして選択されたユーザへ招待が送信されるよう、セッションIDとともに管理サーバー20に要求する(S126)。これを受けて管理サーバー20のイベント処理部68は、該当するユーザが使用する情報処理装置10bの識別情報を特定し、セッションIDとともに招待を送信する(S128)。
これにより、情報処理装置10a、10bは、電子コンテンツを共有するための共通のセッションに入ることができる。そしてそれぞれがコンテンツ提供サーバー22にアクセスし、当該セッションを利用して、適宜、電子コンテンツのデータを受信したり、ユーザの操作内容を送信したりすることにより、電子コンテンツの共有が実現される(S130a、S130b)。
図12は、図6のS10の前段階として、ユーザがイベントを企画する際に表示される、イベント企画入力画面の例を示している。イベント企画入力画面80は、イベント名設定欄82a、イベント説明入力欄82b、ゲーム設定欄82c、開始日時設定欄82d、最大参加者数設定欄82e、招待先設定欄82f、登録用GUI84を含む。
イベント名設定欄82a、およびイベント説明入力欄82bは、図中、矩形で表されるように文字列を直接入力する欄を含み、イベント名およびイベントの主旨などを自由に入力できるようにする。ゲーム設定欄82cは「Set」なるGUIを含み、当該イベントにおいて共有したい電子コンテンツを選択できるようにする。例えば当該GUIを選択操作することにより、選択可能なゲームのタイトルがプルダウン表示され、そのうちのいずれかをポインタにより選択可能とする。あるいは別途、ゲームの詳細情報などをリスト表示させるとともに選択を受け付ける画面を出現させてもよい。
ゲームが選択されたら、ゲーム設定欄82cにおいて「Not Set(未設定)」とされている文字列を、選択されたゲームのタイトルに変化させる。開始日時設定欄82dは、イベントを開始する日時を編集する「Edit」なるGUIを含み、イベントの開始日時を設定できるようにする。例えば当該GUIを選択操作することにより、左側に表示されているイベントの開始時刻を直接編集できるようにする。
最大参加者数設定欄82eは、イベントに参加するユーザ数の上限を設定するGUIを含み、ゲームのプレイヤなど電子コンテンツを共有可能な人数を考慮して上限を設定できるようにする。例えば当該GUIの選択操作によって、設定可能な人数がプルダウン表示され、そのうちのいずれかをポインタにより選択できるようにする。招待先設定欄82fは、イベントの招待先を設定する「Set」なるGUIを含み、イベント登録とともに招待先を選択できるようにする。
例えば当該GUIを選択操作することにより、候補のユーザのアイコンやニックネーム、コミュニティーの名前、電子掲示板の名前などがリスト表示され、そのうちのいずれかをポインタにより選択できるようにする。あるいは別途、招待先の候補をリスト表示させるとともに選択を受け付ける画面を出現させてもよい。ここで候補とされるユーザやコミュニティーは、企画入力を行っているユーザの友達として登録されているユーザ、属しているコミュニティー、過去に参加したコミュニティーなどであり、それらの情報はユーザ情報記憶部50に格納しておく。
なお図示した入力項目は一例であり、その全てがイベントの企画に必要とは限らない。例えば共有する電子コンテンツの選択は、イベント開始時に形成されるコミュニティー空間でも選択可能なため、イベント企画の段階では保留としてもよい。ユーザがこれらの項目を適宜、入力し、登録用GUI84を選択操作すると、イベント動作制御部48のイベント管理部54は、通信部52を介して管理サーバー20にその内容を送信する。これにより図8のS50の処理が実現される。
このようにして一旦登録された企画内容は、情報処理装置10のユーザ情報記憶部50にも、ユーザの識別情報と対応づけて格納しておく。これにより、同じユーザが新たなイベントを企画する際に、過去の企画内容を呼び出してイベント企画入力画面に表示できるようにすれば、過去のイベント内容や招待先を参考に、それを踏襲したり調整したりして少ない労力で所望のイベントを企画することができる。
図13は、図6のS14からS18の期間において、イベントに招待されたユーザが、自らの情報処理装置10bで閲覧できるイベント情報表示画面の例を示している。この画面は、例えばユーザが情報処理装置10bにおいて、新たなイベントに招待されている旨の通知を受け、さらなる詳細情報を表示させる操作を行ったときに表示される。イベント動作制御部48のイベント管理部54はこのとき、管理サーバー20に対し、選択されたイベントの詳細情報を要求し、表示に必要な情報を得る。なお同様の画面は、参加登録の有無にかかわらず、ユーザ操作に応じて随時表示できるようにする。
イベント情報表示画面90は、イベントバナー欄92a、イベント名欄92b、イベントホスト欄92c、開始日時欄92d、登録者数欄92e、ゲーム欄92f、登録メンバー欄92g、参加登録用GUI94、不参加登録用GUI96を含む。画面左上のイベントバナー欄92aは、イベントの概要を把握するためのものであり、イベント名、イベントを企画したユーザのアイコン、共有する電子コンテンツのバナーなどで構成する。
画面の右半分には、イベントの詳細を表示する。イベント名欄92b、イベントホスト欄92c、開始日時欄92dには、イベント名および共有対象の電子コンテンツのタイトル、イベントを企画したユーザのアイコンおよびニックネーム、イベントの開始時刻を、それぞれ表示する。登録者数欄92eには、参加人数の上限に対する参加登録済みのユーザの人数を表す。ゲーム欄92fには、共有対象として設定されている電子コンテンツのバナーおよびタイトルを表示する。
登録メンバー欄92gには、この画面を表示させた段階で参加登録済みのユーザのアイコンおよびニックネームを表示する。このうちイベントを企画したユーザにはその旨を示す「Event Host」なる文字列を付加する。なお図示する画面は一例であり、それ以外の項目を表示させてもよいし、表示項目をさらに限定的にしてもよい。また、ユーザが共有対象の電子コンテンツを動作させるためのアプリケーションを保持していない場合に備え、ゲーム欄92fに表示させたバナーを選択操作することで、ネットショップのウェブサイトを表示させアプリケーションを購入できるようにしてもよい。
イベント情報表示画面90により、招待を受けたイベントの詳細を認識したユーザが、イベントに参加したいと考えた場合、参加登録用GUI94を選択操作する。イベントへ参加しないと考えた場合、不参加登録用GUI96を選択操作する。これらの操作内容はイベント動作制御部48のイベント管理部54が受け付け、管理サーバー20に送信する。これにより、図6のS16や図8のS62、S64の処理が実現される。なお参加登録用GUI94が操作された場合、それ以後のイベント情報表示画面90においては、参加登録用GUI94は非表示となり、登録メンバー欄92gに自分のアイコンおよびニックネームが追加で表示されることになる。不参加登録用GUI96が操作された場合、当該イベントは、ユーザに関連するイベントリストから除外される。
図13は、招待されたユーザの情報処理装置10において表示されるイベント情報表示画面であったが、イベントを企画したユーザの情報処理装置10においても同様の内容でイベント情報表示画面を確認できるようにする。ただしこの場合、参加登録用GUI94および不参加登録用GUI96の代わりに、内容更新用GUIおよび招待先選択用GUIを設ける。内容更新用GUIが選択操作された場合、開始日時などイベントの企画内容の少なくとも一部の更新を受け付けるための画面を表示させる。招待先選択用GUIが選択操作された場合は、イベントへの招待を送信する先をさらに選択できるようにする。
そのような場合も、新たにイベントが企画された場合と同様、イベント動作制御部48のイベント管理部54がそれを受け付け、管理サーバー20へその内容が送信される。企画内容の変更や招待先の追加なども、管理サーバー20が一律に管理し、各情報処理装置10へ最新の情報を送信することにより、ユーザはそれを踏まえて参加登録を見合わせたり、新たに参加登録を行ったりできる。なお企画内容に変更があった場合、イベント情報表示画面を表示させずとも各ユーザに認識されるような形式で、当該変更が通知されるように、管理サーバー20から情報処理装置10を制御してもよい。
またイベント開始時に、自動でイベント参加画面を表示させるよう情報処理装置10内のタイマーを設定している場合、管理サーバー20は開始日時の変更に応じて当該タイマーの設定も更新する。なお図13で示したようなイベント情報表示画面は、イベント開始時刻を過ぎても表示できるようにしてよい。この場合、参加登録をしていないユーザが参加登録用GUI94を選択操作することで、すぐさまイベント用のコミュニティー空間へ画面が切り替わるようにすれば、途中からの参加も容易になる。
図14は、イベントの招待先としてコミュニティーを指定した場合に、対応するコミュニケーション空間に参加しているユーザの情報処理装置10に表示される画面の例を示している。この例では「Game Party」なるテキストチャットの場が形成され、複数のユーザが会話をしている。図12で示したイベント企画入力画面80において、招待先としてこのコミュニティーが選択されたときに、図8のS58の処理として、図示するような画面が表示される。ただし上述のとおり招待先の選択はイベント開始前後の任意のタイミングで可能なため、図示するのと同様の画面は、当該コミュニティーが招待先に選択された時点で随時表示される。
テキストチャット画面100は、チャットに参加している複数のユーザの発言を、上下方向を時間軸として発言順に並べたものである。発言内容は、発言者のアイコンやニックネームとともに吹き出し(例えば吹き出し102a、102b)内に表示される。このうち吹き出し102b内には、新たなイベントが企画されたことが示されている。ここで表示する内容は、図13で示したイベント情報表示画面90のイベントバナー欄92aと同様、イベントの概要が一見してわかるものとする。図示する例ではさらに、イベント開始時刻や、参加人数の上限に対する参加登録済みのユーザの人数も表している。
そして吹き出し102bの上には発言者である「Tom」がイベントに招待している旨の文字情報104、および、イベントの詳細情報を表示させるための「View Detail」なるGUIを表示させる。これを見たユーザが当該GUIを選択操作すると、図13で示したイベント情報表示画面90が表示されることにより、より詳しい情報を認識したり、参加登録を行ったりできる。なお図示するコミュニケーション空間の構成は一例であり、複数のユーザが会話したり情報を共有したりするSNSなどのサービスにおいて、一発言やトピックとして、企画されたイベントに係る情報を表示させることができれば、その形式は限定されない。
図15は、イベント開始時に、参加登録したユーザが使用する情報処理装置10において表示される画面の変遷例を示している。この例では、ユーザがレースゲームなどイベント外のゲームをしていることを想定している。また図示するような画面の変遷を実現するための手法として、上述のとおり、管理サーバー20が事前に情報処理装置10のタイマーを設定しておく場合と、管理サーバー20がその場で情報処理装置10に要求する場合がある。
まずイベントの開始時刻Tより所定時間Δt1だけ前の時刻になったら、各情報処理装置10におけるイベント動作制御部48のイベント管理部54は、イベント開始時刻が近づいていることを示すメッセージウィンドウ232aを、その時点での表示画面230に重ねて表示させる。同図の例では、表示画面230の下に拡大表示するように、参加登録したイベントの開始時刻が近づいている旨の文章と、この情報処理装置10で参加登録したユーザの名前「John」が記載されている。ここで所定時間Δt1は例えば1分などとする。
次に、イベントの開始時刻Tより所定時間Δt2だけ前の時刻になったことを検出したら、イベント用の画面に自動で切り替えるまでのカウントダウンを示すメッセージウィンドウ232bを、その時点での表示画面234に重ねて表示させる。ここで所定時間Δt2はΔt1より小さい値であり、例えば15秒などとする。初回のメッセージウィンドウ232aを表示させた後、次のメッセージウィンドウ232bを表示させるまでは、元のメッセージウィンドウ232aを表示させた状態を維持してもよいし、所定時間後に非表示としてもよい。
表示画面234の下に拡大表示したように、メッセージウィンドウ232bには、画面が切り替わるまでの時間を秒単位でカウントダウンして示す数値と時計を表示する。ここまでの画面の変遷が、図9のS70a、S70bに対応する。そして開始時刻Tが到来したら、イベント管理部54はイベントの初期画面として、コミュニケーション空間への参加/不参加を最終的に確定させるための画面236へ表示を切り替える。画面236には、イベントの情報とともに、参加を確定させる「Join」なるGUI238aと不参加を確定させる「Cancel」なるGUI238bを表示する。
参加を確定させるGUI238aが選択操作された場合、イベント参加者によるコミュニケーションの空間を表した画面へ表示を移行させる。詳細には、最初に参加を確定させたユーザの情報処理装置10aと管理サーバー20の間で、図9のS72〜S82の処理によりコミュニケーション空間が生成されセッションIDが取得される。それ以後に参加を確定させたユーザの情報処理装置10bと管理サーバー20の間では、図9のS84、S86の処理により同じセッションIDが取得される。そして各情報処理装置10a、10bがセッションに参加することにより、コミュニケーション空間へ画面が切り替わる。
なおメッセージウィンドウ232a、232bが表示されている段階で、所定のキャンセル操作や参加登録したユーザのログアウト操作を受け付けることにより、イベントへの参加を中止できるようにしてもよい。この場合、画面236へ切り替える代わりに、元々表示していたレースゲームの画面などへ表示を戻す。画面236において不参加を確定させるGUI238bが選択操作された場合も、元の画面へ表示を戻す。
なお図示した例は、イベントの開始時刻に自動でイベントへ参加させる場合の画面の変遷であったが、実際にはその時々の状況に応じて様々なパターンが考えられる。例えば上記のように情報処理装置10がスリープ状態にあるか否か、参加登録しているユーザがログインしているか否か、ログインにパスコード入力が必要か否か、といった場合分けが考えられる。これらの条件分岐に対応させて、様々な表示や確認を行えることは当業者には理解されるところである。
図16は、イベントの一部として情報処理装置10に表示されるコミュニケーション空間を表す画面を例示している。このコミュニケーション画面240は、図15の画面236において参加を確定させるGUI238aが選択操作された場合に表示される。ただし当該画面の表示への経路はそれに限らない。
例えばイベント開始時点で参加登録していないユーザが、図13で示したようなイベント情報表示画面を表示させ、参加登録操作を行った場合、その場でコミュニケーション空間への参加処理がなされ、コミュニケーション画面240へ表示が切り替わる。この態様は、図14で示したような自動でのイベント参加が設定されていない場合であっても有効である。またこのようなコミュニケーション画面240において、新たに招待されたユーザが参加登録を行ったときも、当該ユーザの情報処理装置10においてコミュニケーション画面240が表示される。
同図のコミュニケーション画面240はボイスチャットを想定しており、イベント名242a、参加人数の上限に対する、この時点で参加しているユーザの人数242b、参加しているユーザのリスト244a、244b、および各種GUI246、248、250を含む。ユーザのリスト244a、244bは、このコミュニケーション空間に参加しているユーザのアイコンおよびニックネームの配列であり、現在発言しているユーザには黒丸印が付加されている。図15の画面236などにより参加を確定させたユーザが増えるほど、リスト表示されるユーザの数も増えていき、それらのユーザ間で自由な会話を行える。
ただし上述のとおりコミュニケーションの手段はボイスチャットに限らない。またコミュニケーション空間の画面構成は図示するものに限らない。コミュニケーション画面240に表示させるGUIとして、招待先をさらに指定する「Invite」なるGUI246、電子コンテンツの共有を開始する「Play Together」なるGUI248、このコミュニケーション空間から抜ける「Leave This Community」なるGUI250を設ける。コミュニケーション空間に参加しているいずれかのユーザによって、招待先をさらに指定するGUI246が選択操作された場合、イベント企画時に招待しなかったユーザやコミュニティーを追加で招待したり、招待済みでもその場に参加していないユーザを再度招待したりすることができる。
このGUI246の機能は、図12のイベント企画入力画面80における招待先設定欄82fの機能と同等でよい。これにより、招待を受けたユーザの情報処理装置10に、イベントに招待された旨の通知がなされたり、別のコミュニティー空間に、図14で示したような形式でイベントの概要が表示されたりする。そしてユーザ操作に応じて図12で示したようなイベント情報表示画面90を各情報処理装置10で表示させ、参加登録操作がなされたら、そのユーザが図15に示したコミュニティー空間の新たな参加者となる。
コミュニケーション空間に参加しているいずれかのユーザによって、電子コンテンツの共有を開始するGUI248が選択操作された場合、後述する最終確認画面を経て、その時点でコミュニケーション空間に参加しているユーザによって電子コンテンツを共有するフェーズへ移行する。この電子コンテンツは、イベント企画時に設定されたものでもよいし、当該コミュニケーション空間で決定したものでもよい。コミュニケーション空間に参加しているユーザを自動的に電子コンテンツの共有メンバーとすることで、ユーザはメンバーを別途、設定し直すことなく、コミュニケーション空間の延長として電子コンテンツを共有することができる。
詳細には、電子コンテンツの共有を開始するGUI248を選択操作したユーザの情報処理装置10a、管理サーバー20、コンテンツ提供サーバー22の間で、図11のS120からS124の処理がなされ、それ以外のユーザの情報処理装置10bに対しS126、S128で示したように招待がなされる。このときに送信されるセッションIDに基づき、各情報処理装置10a、10bとコンテンツ提供サーバー22との間でデータの送受信がなされ、電子コンテンツが共有される(S130a、S130b)。
図17は、図16において電子コンテンツの共有を開始するGUI248が選択操作された際に表示される、電子コンテンツ共有フェーズへの移行の最終確認画面を例示している。この画面は、イベント企画時など電子コンテンツの共有を開始するGUI248が操作される前のいずれかの段階で、共有する電子コンテンツが設定済みの場合を想定している。この最終確認画面260では、設定されている電子コンテンツのバナーやタイトルなどの情報262、共有を確定させるための「OK」なるGUI264、他の電子コンテンツを選択し直すための「Play Other Game」なるGUI266が表示されている。
共有を確定させるためのGUI264が選択操作された場合に、管理サーバー20がそれを受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始させるための手続きを行う。他の電子コンテンツを選択し直すためのGUI266が選択操作された場合は、別途、電子コンテンツの選択を受け付ける画面を表示させる。図18は、このような場合に電子コンテンツの選択を受け付ける画面を例示している。電子コンテンツ選択画面270には、共有が可能な電子コンテンツのバナー272aおよびタイトル272bがリスト表示される。電子コンテンツを共有できる人数に上限がある場合は、当該上限情報272cも表示される。
ここで表示する内容は、情報処理装置10自身が保持していてもよいし、電子コンテンツ選択画面270を表示する必要が生じたときに、管理サーバー20にデータを要求してもよい。共有が可能な電子コンテンツとして、コンテンツ提供サーバー22が提供可能な電子コンテンツのほか、その時点で開催中のオフィシャルイベントやそれにより提供されている電子コンテンツなどの情報も表示に含めてよい。電子コンテンツ選択画面270に対し、ユーザが枠274を移動させるなどして選択を確定させる操作がなされたら、図17で示したような最終確認画面260を表示させ、選択された電子コンテンツの共有フェーズへの移行を最終確認できるようにする。
なお図18で示した電子コンテンツ選択画面270は、図16のコミュニケーション画面240において、電子コンテンツの共有を開始するGUI248が選択操作された時点で、共有対象の電子コンテンツが設定されていなかった場合にも表示させる。これにより、イベントの企画時には電子コンテンツを保留としておき、コミュニケーション空間での会話の行方、盛り上がり、参加人数、参加者などに応じて、最適な電子コンテンツを選択する態様も可能になる。
電子コンテンツを共有できる人数に上限が設定されており、コミュニケーション空間に参加しているユーザの数がそれを超えている場合、電子コンテンツを共有するメンバーを選択する機会を与える。例えば管理サーバー20は、電子コンテンツの共有を開始するGUI248が操作された段階で、人数の比較を行いそのようなケースを検出する。そして、操作したユーザの情報処理装置10にその旨を通知する。これに応じて情報処理装置10は、メンバーの選択画面を表示させ、選択入力を受け付ける。
図19は、電子コンテンツを共有するメンバーの選択を受け付ける画面を例示している。共有メンバー選択画面280には、コミュニケーション空間に参加しているユーザのアイコン282aおよびニックネーム282bがリスト表示される。各ユーザのこれまでの参加状況やゲームの戦績など、必要な情報をさらに表示させてもよい。またリストが一画面に収まらない場合は、スライドバー286を表示させてリストをスクロールできるようにする。共有メンバー選択画面280にはさらに、対象となる電子コンテンツを共有できる人数の上限に対する、選択済みのユーザの人数を示す情報287を表示させる。
メンバーの選択を担うユーザは、当該情報287を確認しながら、各ユーザの先頭に表示されたチェックボックス284をポインタ等で指示することによりユーザを選択していく。当然、上限を超えた選択は無効とされる。このようにして上限以下の数のユーザを選択したら、それを確定させるための「OK」なるGUIを選択操作する。管理サーバー20は当該操作入力を受け付け、図11のS126で情報処理装置10aからなされた要求に従い、選択されたユーザの情報処理装置10bに招待を送信する。これにより、コミュニケーション空間への参加者からさらに絞り混んだメンバーで、電子コンテンツの共有を開始できる。
図16は、あらかじめ企画されたイベントの開始後に、そのイベントの一部として表示されるコミュニケーション空間の画面を例示していた。一方、上述のとおりイベントはコミュニケーション空間において発生させてもよい。図20は、途中でイベントを発生させることのできるコミュニケーション空間を表す画面を例示している。このコミュニケーション画面290は、ユーザが任意のタイミングでコミュニケーション空間の生成操作を行った場合などに表示される。
同図のコミュニケーション画面290は、図16の場合と同様、ボイスチャットを想定しており、コミュニティー名292a、参加者の上限数に対する、この時点で参加しているユーザの人数292b、参加しているユーザのリスト294a、294b、294c、および各種GUI296、298、300を含む。参加しているユーザの人数292bおよび参加しているユーザのリスト294a、294b、294cは、図16のコミュニケーション画面240における参加しているユーザの人数242bおよび参加しているユーザのリスト244a、244bと同様である。ただしこの場合も、コミュニケーションの手段はボイスチャットに限らない。
また招待先をさらに設定する「Invite」なるGUI296、およびこのコミュニケーションの場から抜ける「Leave This Community」なるGUI300も、図16に示したGUI246およびGUI250とそれぞれ同様の機能を有する。一方、この画面では、イベントを作成する「Create New Event」なるGUI298を、図16の電子コンテンツの共有を開始するGUI248の代わりに設けている。当該GUI298を選択操作することにより、図12で示したイベント企画入力画面80と同様のイベント内容入力画面が表示され、イベントの内容を入力できるようにする。
ただしこの場合、コミュニケーション空間が生成済みであり、参加者が明確であることも踏まえ、入力項目の一部を省略することもできる。例えば、コミュニケーション空間に参加しているユーザをそのまま電子コンテンツの共有メンバーとする場合、最大参加者数設定欄82eや招待先設定欄82fを省略したり、当該メンバーを確定とさせてリスト表示させてたりしてもよい。また、すぐに電子コンテンツの共有フェーズへ移行したい場合に備え、イベント企画入力画面に電子コンテンツの共有を開始するGUIをさらに表示させてもよい。
このGUIを選択操作することにより、イベントを作成したユーザの情報処理装置10a、コミュニケーション空間に参加しているそれ以外のユーザの情報処理装置10b、管理サーバー20、およびコンテンツ提供サーバー22の間で、図11で示したような処理がなされ、電子コンテンツの共有が開始される。なお電子コンテンツの共有開始までには、共有フェーズへの移行の最終確認、電子コンテンツの選択し直し、共有メンバーの選択などを適宜受け付けてよい。
図21は、コミュニケーション空間からコンテンツ共有フェーズへ移行する際になされる、情報処理装置10における表示処理の手順例を示すフローチャートである。なお当該フローチャートは表示の変遷処理に主眼を置いており、処理を分岐させるための判定処理は、別途、管理サーバー20などが行う。まず、コミュニケーション空間を表す画面を表示する(S200)。このコミュニケーション空間は、あらかじめ企画されたイベントの一部として生成された場合と、ユーザが任意のタイミングでイベントに関わらず生成させた場合とがある。
前者の場合(202のY)、図16で示したようなコミュニケーション画面が表示されているため、コンテンツの共有を開始するGUIが操作されるのを待機する(S206のN)。後者の場合(202のN)、図20で示したようなコミュニケーション画面が表示されているため、イベントを作成するGUIが操作されるのを待機する(S204のN)。イベントを作成するGUIが操作されたら、イベント内容入力画面にイベント内容を入力ささせ(S204のY)、コンテンツの共有を開始するGUIが操作されるのを待機する(S206のN)。
これらの待機時間には、適宜、ユーザ同士の会話を表示させたり、新たに招待するユーザやコミュニティーの指定を受け付けたりしてよい。そしてコンテンツの共有を開始するGUIが操作されたら(S206のY)、共有対象の電子コンテンツが選択されていなければ(S208のN)、電子コンテンツ選択画面を表示させ選択入力を受け付ける(S210)。
電子コンテンツが選択済みで(S208のY)、コミュニケーション空間に参加しているユーザの人数が電子コンテンツを共有できる人数の上限を超えている場合は(S212のN)、メンバー選択画面を表示させ選択入力を受け付ける(S214)。そのようにしてメンバーを選択したり、最初からコミュニケーション空間に参加しているユーザの人数が電子コンテンツを共有できる人数以下であったりしたら(S212のY)、電子コンテンツ共有フェーズへの移行処理が適宜なされることにより、電子コンテンツの空間へ画面が切り替えられる(S216)。
以上述べた本実施の形態によれば、複数のユーザで電子コンテンツの共有を行う前段階として、ユーザ同士でコミュニケーションを実現できる仮想空間を設ける。これにより、異なる場所にいるユーザが参加するという性質上、固定的になりやすい共有の開始時間に、その場での調整の余地を与えられるため、個々のユーザの諸事情による多少の遅れを許容し、最適な状態で共有を開始できる。
またコミュニケーション空間において、電子コンテンツ共有フェーズへの移行操作を受け付け、当該空間にいるユーザをそのまま共有メンバーとするように、管理サーバーが制御する。これにより、電子コンテンツを提供する実体がコミュニケーションサービスを提供する実体と異なっていても、ユーザが新たにログインし直したり、別途、参加者を集めたりする手間がなく、コミュニケーション空間での盛り上がりを持続させたまま電子コンテンツの世界に入ることができる。
さらに、このようなイベントをユーザ自身が企画し、そこで指定したユーザやコミュニティーに参加者が限定されるため、個人の都合や嗜好、人間関係などの観点で、最適な環境でのイベント開催が可能となる。またコミュニケーション空間においては、共有開始時間のみならず、共有する電子コンテンツや共有するメンバーなども決定できるようにすることで、コミュニケーション空間での会話の行方、参加人数、顔ぶれなどその場での状況をさらに考慮して臨機応変に、最も楽しめる電子コンテンツ共有空間を構築できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 情報処理システム、 10 情報処理装置、 14 入力装置、 16 表示装置、 20 管理サーバー、 22 コンテンツ提供サーバー、 23 CPU、 24 GPU、 26 メインメモリ、 42 入力情報取得部、 44 情報処理部、 46 出力データ生成部、 48 イベント動作制御部、 50 ユーザ情報記憶部、 54 イベント管理部、 56 コミュニケーション制御部、 58 コンテンツ共有制御部、 62 イベント管理部、 64 イベント情報記憶部、 66 ユーザ情報記憶部、 68 イベント処理部、 70 コミュニケーション空間制御部、 78 電子コンテンツ処理部78。

Claims (11)

  1. ネットワークを介して提供される電子コンテンツを、異なる情報処理装置を操作する複数のユーザが共有するイベントを管理するイベント管理サーバーであって、
    一のユーザが情報処理装置に入力した、開始日時を含むイベントの企画の登録を受け付けるとともに、当該イベントの開始前に、他のユーザによる参加登録を受け付けるイベント管理部と、
    登録された前記開始日時の到来を監視し、当該開始日時に合わせて、参加登録済みのユーザがコミュニケーションを実現する、イベントのための仮想空間を新たに生成したうえ、当該仮想空間に実際に参加しているユーザによる、前記電子コンテンツを共有するメンバーの調整操作を受け付けるコミュニケーション空間制御部と、
    前記仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施するイベント処理部と、
    を備えることを特徴とするイベント管理サーバー。
  2. 前記イベント処理部は、前記調整操作の結果、前記仮想空間に参加しているユーザ、または参加しているユーザから選択されたユーザを、前記電子コンテンツを共有するメンバーとして、共有を開始するための処理を実施することを特徴とする請求項1に記載のイベント管理サーバー。
  3. 前記イベント管理部は、イベントの企画として、イベントに招待するユーザまたはコミュニティーの指定を受け付けるとともに、招待先に含まれるユーザの情報処理装置に当該イベントに係る情報が表示された結果なされた参加登録を受け付け、
    前記コミュニケーション空間制御部は、参加登録したユーザの前記仮想空間への参加を受け入れることを特徴とする請求項1または2に記載のイベント管理サーバー。
  4. 前記イベント処理部は前記開始日時に合わせて、前記イベントに参加登録したユーザに対し、イベント開始時刻を基準とした所定のタイミングでイベントが開始される旨の通知処理がなされるように当該ユーザの情報処理装置を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のイベント管理サーバー。
  5. 前記イベント処理部は、前記仮想空間において共有対象の電子コンテンツの選択を受け付け、選択された電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のイベント管理サーバー。
  6. 前記イベント処理部は、前記仮想空間に実際に参加しているユーザによる、他のユーザをさらに招待する操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、該当ユーザの情報処理装置にイベントに係る情報を送信し、
    前記コミュニケーション空間制御部は、送信された情報に基づき参加登録したユーザの、前記仮想空間への参加を受け入れることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のイベント管理サーバー。
  7. 前記コミュニケーション空間制御部は、前記仮想空間に実際に参加しているユーザによる、他の仮想空間に参加しているユーザをさらに招待する操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、イベントにかかる情報が前記他の仮想空間に示されるように制御し、示された情報に基づき参加登録したユーザの、前記仮想空間への参加を受け入れることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のイベント管理サーバー。
  8. ネットワークを介して提供される電子コンテンツを複数のユーザが共有するイベントに参加するために、各ユーザが操作する情報処理装置と、当該イベントを管理するイベント管理サーバーとを含み、
    前記管理サーバーは、
    一のユーザが情報処理装置に入力した、開始日時を含むイベントの企画の登録を受け付けるとともに、当該イベントの開始前に、他のユーザによる参加登録を受け付けるイベント管理部と、
    登録された前記開始日時の到来を監視し、当該開始日時に合わせて、参加登録済みのユーザがコミュニケーションを実現する、イベントのための仮想空間を新たに生成したうえ、当該仮想空間に実際に参加しているユーザによる、前記電子コンテンツを共有するメンバーの調整操作を受け付けるコミュニケーション空間制御部と、
    前記仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施するイベント処理部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  9. ネットワークを介して提供される電子コンテンツを、異なる情報処理装置を操作する複数のユーザが共有するイベントを管理するサーバーが、
    一のユーザが情報処理装置に入力した、開始日時を含むイベントの企画の登録を受け付けるステップと、
    当該イベントの開始前に、他のユーザによる参加登録を受け付けるステップと、
    登録された前記開始日時の到来を監視し、当該開始日時に合わせて、参加登録済みのユーザがコミュニケーションを実現する、イベントのための仮想空間を新たに生成したうえ、当該仮想空間に実際に参加しているユーザによる、前記電子コンテンツを共有するメンバーの調整操作を受け付けるステップと、
    前記仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施するステップと、
    を含むことを特徴とするイベント実現方法。
  10. ネットワークを介して提供される電子コンテンツを、異なる情報処理装置を操作する複数のユーザが共有するイベントを管理するサーバーに、
    一のユーザが情報処理装置に入力した、開始日時を含むイベントの企画の登録を受け付けるとともに、当該イベントの開始前に、他のユーザによる参加登録を受け付ける機能と、
    登録された前記開始日時の到来を監視し、当該開始日時に合わせて、参加登録済みのユーザがコミュニケーションを実現する、イベントのための仮想空間を新たに生成したうえ、当該仮想空間に実際に参加しているユーザによる、前記電子コンテンツを共有するメンバーの調整操作を受け付ける機能と、
    前記仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施する機能と、
    を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. ネットワークを介して提供される電子コンテンツを、異なる情報処理装置を操作する複数のユーザが共有するイベントを管理するサーバーに、
    一のユーザが情報処理装置に入力した、開始日時を含むイベントの企画の登録を受け付けるとともに、当該イベントの開始前に、他のユーザによる参加登録を受け付ける機能と、
    登録された前記開始日時の到来を監視し、当該開始日時に合わせて、参加登録済みのユーザがコミュニケーションを実現する、イベントのための仮想空間を新たに生成したうえ、当該仮想空間に実際に参加しているユーザによる、前記電子コンテンツを共有するメンバーの調整操作を受け付ける機能と、
    前記仮想空間における、電子コンテンツの共有を開始させる操作を、前記情報処理装置を介して受け付け、当該電子コンテンツの共有を開始するための処理を実施する機能と、
    を実現させるコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータにて読み取り可能な記録媒体。
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