JP6478088B2 - めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6478088B2
JP6478088B2 JP2014138621A JP2014138621A JP6478088B2 JP 6478088 B2 JP6478088 B2 JP 6478088B2 JP 2014138621 A JP2014138621 A JP 2014138621A JP 2014138621 A JP2014138621 A JP 2014138621A JP 6478088 B2 JP6478088 B2 JP 6478088B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primer layer
prepreg
resin
film
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014138621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016016532A (ja
Inventor
仁 小野関
仁 小野関
翼 井上
翼 井上
山岸 一次
一次 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Showa Denko Materials Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2014138621A priority Critical patent/JP6478088B2/ja
Publication of JP2016016532A publication Critical patent/JP2016016532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6478088B2 publication Critical patent/JP6478088B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

本発明は、プライマ層付プリプレグ及びそれを用いた多層プリント配線板の製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化、軽量化、多機能化に伴い、プリント板実装の高密度化、さらには電子部品等の実装密度向上のため多層配線板の微細配線化が急速に進んでいる。小型・軽量化、微細配線化を可能とする多層配線板の製造手法としては、ガラスクロスを含まない絶縁樹脂(ビルドアップフィルム)をプリプレグの代わりとして用い、ビアホールによる層間接続を行うセミアディティブ工法を適用したビルドアップ多層配線板が知られている。このような多層配線板は、ビルドアップ層にガラスクロス等の基材を含まないためプリプレグに比較して高熱膨脹、低弾性率である。これらの理由のため基板の剛性が低下し、そりが増加することによって、チップクラックや実装不良が生じる可能性が高くなる課題があった。このため、低熱膨脹、高弾性率、かつ微細配線化に適応するため、めっき銅との高い接着強度を発現するセミアディティブ対応材料が求められていた。
この課題は、絶縁樹脂の高熱膨脹、低弾性率化である。これらを解決するため、例えば特許文献1のように、高強度、高弾性率かつ誘電特性に優れた液晶ポリマからなる不織布を基材として用い、これに絶縁樹脂を含浸し、半硬化させた接着シートをビルドアップ対応材料して用いることで、低熱膨脹、高弾性率をはかる方法がある。
特開2005−175265号公報
しかし、特許文献1の方法では、低熱膨脹、高弾性率を最優先で求められる中、ガラスクロスを基材とし、フィラーを高充填したプリプレグと同等レベルの低熱膨脹、高弾性率を得ることができない。
一方、ビルドアップフィルムの代わりに、ガラスクロスを基材とし、フィラーを高充填したプリプレグを用いると、低熱膨脹及び高弾性率化は可能である。しかし、このプリプレグではめっき銅との高い接着強度が確保できないため、微細配線化を目的としたセミアディティブ工法への対応が困難である。
本発明は、公知の方法の不具合点を解消し、低熱膨脹、高弾性率、かつ微細配線化を目的としたセミアディティブ工法への対応を可能とするめっきプロセス用プライマ層付プリプレグ及び、これを用いたプリント配線板の製造方法を提供するものである。
本発明は、[1]プリプレグの片面に貼り合わせたプライマ層付プリプレグであって、フィルム上に、プライマ層となる(A)ビフェニル構造を有するノボラック型エポキシ樹脂、(B)アクリロニトリルブタジエンゴム粒子、カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム粒子、ブタジエンゴム−アクリル樹脂のコアシェル粒子から選択される少なくとも一種からなる高分子成分、(C)エポキシ樹脂硬化剤としてトリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂、(D)硬化促進剤を含む熱硬化性樹脂組成物を厚さ10μm以下で形成したプライマ層付フィルムを、プリプレグの片面に貼り合わせたことを特徴とするめっきプロセス用プライマ層付プリプレグである。
本発明によると、プライマ層付プリプレグと、プライマ層側に銅箔、その反対側に回路加工した積層板を重ね、加熱加圧により得られる積層板を成形した場合、銅箔とプリプレグの間に極薄のセミアディティブ工法対応可能なプライマ層を設けてあるため、プリプレグが有する低熱膨脹、高弾性率とプライマ層が可能とするセミアディティブ工法による微細配線化を併せ持つ配線板を供することができる。実際に、この積層板を用いる際には、銅箔を全面エッチングしてセミアディティブ工法に投入する。プライマ層は、プリプレグの両面に形成することができ、一方のプライマ層と他方のプライマ層は、異なる組成物としてもよい。他方のプライマ層には、無機フィラーを多量に配合することでより低熱膨脹と高弾性率とすることができる
た、本発明は、[]前記熱硬化性樹脂組成物が、さらに平均一次粒径100nm以下の無機フィラー(E)を含有する上記[1]に記載のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグである。
また、本発明は、[]上記[1]又は[2]に記載のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグのプライマ層側に銅箔、その反対側に回路加工した積層板を重ね、加熱加圧して得られる積層板の銅箔をエッチング除去し、露出したプライマ層にセミアディティブ工法で回路を形成する多層プリント配線板の製造方法である。
また、本発明は、[]上記[]の多層プリント配線板の製造方法において、めっきプロセス用プライマ層付プリプレグのプライマ層側に銅箔、その反対側に少なくとも1枚以上のプリプレグを介して回路加工した積層板を重ねる多層プリント配線板の製造方法である。
本発明のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグを用い、プライマ層側に銅箔、その反対側に少なくとも1枚以上のプリプレグを介して、または介さずに回路加工した積層板を重ね、加熱加圧により得られる積層板とすることで、銅箔とプリプレグの間に極薄のセミアディティブ工法対応可能なプライマ層を設けることができ、プリプレグが有する低熱膨脹、高弾性率とプライマ層が可能にするセミアディティブ工法による微細配線化を併せ持つ配線板を供することができる。
本発明のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグは、プライマ層付フィルムとプリプレグを用いる。このプライマ層付フィルムに用いる熱硬化性樹脂組成物は、(A)エポキシ樹脂、(B)高分子成分(C)エポキシ樹脂硬化剤、(D)硬化促進剤を含む熱硬化性樹脂組成物であり、該樹脂組成物をプライマ層として用いたプライマ層付フィルムは、プライマ層側に銅箔、その反対側に少なくとも1枚以上のプリプレグを介して、又は介さずに回路加工した積層板を重ね、加熱加圧により得られる積層板では、銅箔とプリプレグの間に極薄のセミアディティブ工法対応可能なプライマ層を設けるため、プリプレグが有する低熱膨脹、高弾性率とプライマ層が可能にするセミアディティブ工法による微細配線化を併せ持つ配線板を供することができる。
本発明で用いる熱硬化性樹脂組成物を構成する(A)成分のエポキシ樹脂は、1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂であれば特に制限されず、例えば、ビスフェノールA系、ビスフェノールF系、ビフェニル系、ノボラック系、多官能フェノール系、ナフタレン系、脂環式系及びアルコール系のグリシジルエーテル、グリシジルアミン系並びにグリシジルエステル系が挙げられ、1種又は2種以上を混合して使用することができる。具体的には、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、及びクレゾールノボラック型エポキシ樹脂が挙げられる。
本発明では、ノボラック型エポキシ樹脂を含むことが望ましい。本発明におけるノボラック型エポキシ樹脂は、ビフェニル構造を有するノボラック型エポキシ樹脂であることが好ましい。ビフェニル構造を有するノボラック型エポキシ樹脂は、分子中にビフェニル誘導体の芳香族環を含有したノボラック型のエポキシ樹脂をいい、例えば、式(1):
Figure 0006478088
(式(1)中、pは、1〜5を示す)で示されるエポキシ樹脂が挙げられる。
市販品としては、日本化薬株式会社製のNC−3000(pが1.7の式(1)のエポキシ樹脂)、NC−3000−H(pが2.8の式(1)のエポキシ樹脂)が挙げられる。
(A)成分のエポキシ樹脂は、ゴム変性エポキシ樹脂と併用して使用することも出来る。ゴム変性エポキシ樹脂は、接着剤用または塗料用として市販されている製品であれば、とくに制限なく使用することができる。
市販品としては、DIC株式会社製のEPICLON TSR−960や、東都化成株式会社製のEPOTOHTO YR−102や、スミエポキシ ESC−500等が挙げられる。
併用するゴム変性エポキシ樹脂の含有量は、全エポキシ樹脂の10〜80質量%が好ましい。ゴム変性エポキシ樹脂を配合すると、硬化時の伸びが大きくなる他、銅箔表面への接着性が向上する。しかしながら、10質量%未満では、その効果を十分に発揮することができず、80質量%を超えると、耐熱性に劣る。30〜70質量%の範囲がより好ましい。
また、ゴム変性エポキシ樹脂は、2種類以上を使用しても良いが、その総量は前述の質量%以内とすることが好ましい。
本発明で用いる(B)成分の高分子成分として、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等のポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、キシレン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、アクリルゴム、架橋ゴム粒子等が挙げられる。これら高分子成分は、分子量が5,000〜500,000のものが好ましい。
ポリビニルアセタール樹脂、カルボン酸変性ポリビニルアセタール樹脂、アクリルゴム、架橋ゴム粒子から選択される少なくとも一種からなることが好ましい。
ポリビニルアセタール樹脂の種類、水酸基量、アセチル基量は特に限定されないが、数平均重合度は1000〜2500のものが好ましい。この範囲にあると、はんだ耐熱性が確保でき、また、ワニスの粘度、取り扱い性も良好である。ここでポリビニルアセタール樹脂の数平均重合度は、たとえば、その原料であるポリ酢酸ビニルの数平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィによる標準ポリスチレンの検量線を用いて測定する)から決定することができる。また、カルボン酸変性品などを用いることもできる。
ポリビニルアセタール樹脂は、たとえば、積水化学工業株式会社製の商品名、エスレックBX−1、BX−2、BX−5、BX−55、BX−7、BH−3、BH−S、KS−3Z、KS−5、KS−5Z、KS−8、KS−23Z(「エスレック」は登録商標)、電気化学工業株式会社製の商品名、電化ブチラール4000−2、5000A、6000C、6000EP等を使用することができる。これらの樹脂は単独で、または2種類以上混合して用いることもできる。
高分子成分としては、架橋ゴム粒子であることが好ましく、具体的には、アクリロニトリルブタジエンゴム粒子,カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム粒子,ブタジエンゴム−アクリル樹脂のコアシェル粒子から選択される少なくとも一種からなることが好ましい。
アクリロニトリルブタジエンゴム粒子とは、アクリロニトリル、ブタジエンを共重合させ、かつ共重合する段階で、部分的に架橋させ、粒子状にしたものである。またアクリル酸、メタクリル酸等のカルボン酸を併せて共重合することにより、カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム粒子を得ることも可能である。ブタジエンゴム−アクリル樹脂のコアシェル粒子は、乳化重合でブタジエン粒子を重合させ、引き続きアクリル酸エステル、アクリル酸等のモノマーを添加して重合を続ける二段階の重合方法で得ることができる。粒子の大きさは、一次平均粒子径で、50nm〜1μmにすることができる。これらは、単独でも、2種以上を組み合せて用いてもよい。
例えば、カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム粒子の市販品としては日本合成ゴム株式会社製のXER−91が挙げられ,ブタジエンゴム−アクリル樹脂のコアシェル粒子は呉羽化学工業株式会社製のEXL−2655や武田薬品工業株式会社のAC−3832が挙げられる。
(B)成分の高分子成分は、(A)成分の100質量部に対し、(B)成分が0.5〜30質量部であることが好ましい。(B)成分が0.5質量部未満では、ピール強度や化学粗化後の無電解めっきのピール強度が低く、30質量部を超えるとはんだ耐熱性や絶縁信頼性が低下するため、好ましくない。特に架橋ゴム粒子とポリビニルアセタール樹脂をそれぞれ1質量部以上配合すると、銅箔の引き剥がし強さや化学粗化後の無電解めっきの引き剥がし強さが向上し、さらに好ましい。
本発明で用いる(C)成分のエポキシ樹脂硬化剤は、エポキシ樹脂の硬化剤として通常用いられているものを使用でき、アミン、ポリアミド、酸無水物、ポリスルフィド、三弗化硼素及びフェノール性水酸基を1分子中に2個以上有する化合物であるビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、フェノールノボラック樹脂、ビスフェノールノボラック樹脂等のフェノール樹脂などが挙げられる。
フェノール樹脂は、分子内に2個以上のフェノール性水酸基を有するものであれば特に制限はなく、例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、クレゾールナフトールホルムアルデヒド重縮合物、トリフェニルメタン型多官能フェノール樹脂、各種多官能フェノール樹脂を使用することができる。これらは単独または2種以上の混合体として使用することができる。エポキシ樹脂とフェノール樹脂の当量比は、硬化性や接着性、保存安定性などの観点から0.4〜1.2に設定することが望ましい。
(C)成分のエポキシ樹脂硬化剤は、ノボラック型フェノール樹脂であることが好ましく、トリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂であると銅箔の引き剥がし強さや化学粗化後の無電解めっきの引き剥がし強さが向上し、さらに好ましい。
本発明における、トリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂とは、ノボラック型フェノール樹脂の主鎖にトリアジン環を含むノボラック型フェノール樹脂を示し、トリアジン環を含むクレゾールノボラック型フェノール樹脂でも構わない。窒素含有量は、トリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂中、10〜25質量%が好ましく、より好ましくは12〜19質量%である。分子中の窒素含有量がこの範囲であると、誘電損失が大きくなりすぎることもなく、ワニスとする場合に、溶剤への溶解度が適切で、未溶解物の残存量が抑えられる。トリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂は、数平均分子量が、500〜600であるものを用いることができる。これらは単独でも、2種以上を組み合せて用いてもよい。
なお、トリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂は、フェノールとアデヒドとトリアジン環含有化合物を、pH5〜9の条件下で反応させて得ることができる。フェノールに換えクレゾールを用いるとトリアジン環含有クレゾールノボラック型フェノール樹脂となる。クレゾールは、o−、m−、p−クレゾールのいずれも使用することができ、トリアジン環含有化合物としてはメラミン、グアナミン及びその誘導体、シアヌル酸及びその誘導体を使用することができる。
市販品としては、DIC株式会社製のトリアジン環含有クレゾールノボラック型フェノール樹脂フェノライトLA−3018(窒素含有量18質量%)が挙げられる。
本発明で用いる(D)成分の硬化促進剤として、どのようなものを用いても構わないが、潜在性の熱硬化剤である各種イミダゾール類やBFアミン錯体、シクロアミジン化合物、その誘導体、ホスフィン類を配合することが好ましい。
イミダゾール類として、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノ−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾールトリメリテイト、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテイト、2,4−ジアミノ−6−[2´−メチルイミダゾリル−(1´)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2´−エチル−4´−メチルイミダゾリル−(1´)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2´−メチルイミダゾリル−(1´)]−エチル−s−トリアジンイソシアヌル酸付加体、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加体、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、エポキシ樹脂とイミダゾール類の付加体などが挙げられる。中でも、硬化性や保存安定性の観点から、イミダゾール類と有機酸の付加体である、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾールトリメリテイト、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテイト、2,4−ジアミノ−6−[2´−メチルイミダゾリル−(1´)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2´−エチル−4´−メチルイミダゾリル−(1´)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2´−メチルイミダゾリル−(1´)]−エチル−s−トリアジンイソシアヌル酸付加体、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加体や、高融点イミダゾールである2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールが好ましい。これらは単独または2種以上を併用してもよい。また、これらをマイクロカプセル化して潜在性を高めたものを用いてもよい。
シクロアミジン化合物、その誘導体として、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7等のジアザビシクロアルケン等があげられ、ホスフィン類として、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、テトラフェニルホスホニウムテトラ(4−メチルフェニル)ボレート、テトラフェニルホスホニウム(4−フルオロフェニル)ボレート等が挙げられる。
(D)成分の配合量は、熱硬化性樹脂組成物中の(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、0.1〜5質量部の範囲が好ましく、0.3〜1質量部の範囲がより好ましい。これらの範囲にあると、十分なはんだ耐熱性、良好な接着性、保存安定性及びBステージにした際の良好な取り扱い性が得られる。
本発明で用いる熱硬化性樹脂組成物には、(E)成分として無機フィラーを用いてもよい。無機フィラーとしては、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、タルク、クレー、雲母粉、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、ホウ酸アルミニウム、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ビスマス、酸化チタン、ジルコン酸バリウム、ジルコン酸カルシウム等が挙げられる。なかでもヒュームドシリカが好ましい。
無機フィラーは、層間絶縁層上に微細配線を形成する観点から、比表面積が20m/g以上であることが好ましい。また、めっきプロセスにおける粗化処理後の表面形状を小さくする観点から、平均一次粒径は100nm以下であることが好ましい。
なお、ここでいう「平均一次粒径」とは、凝集した粒子の平均径、つまり二次粒子径ではなく、凝集していない単体での平均粒子径をいう。当該平均一次粒径(一次平均粒子径)は、例えば、レーザ回折式粒度分布計により測定して求めることができる。
さらに、無機フィラーは、耐湿性を向上させるためにシランカップリング剤等の表面処理剤で表面処理していることが好ましく、分散性を向上させるために疎水性化処理されていることが好ましい。
(E)成分の含有量としては、熱硬化性樹脂組成物中10質量%以下であることが好ましい。配合量が10質量%以下であると、粗化処理後の良好な表面形状を維持することができ、めっき特性及び層間の絶縁信頼性の低下を防ぐことができる。
平均一次粒径が100nm以下の無機フィラーの市販品としては、日本アエロジル株式会社製のAEROSIL R972(商品名、「AEROSIL」は登録商標))及びAEROSIL R202、扶桑化学工業株式会社製のPL−1(商品名、比表面積181m/g)及びPL−7(商品名、比表面積36m/g)等がある。既述のような無機フィラーは、1種類のみでも構わなく、2種類以上を併用しても構わない。また、これらの無機フィラーは、分散性を高める目的でニーダー、ボールミル、ビーズミル、3本ロール、ナノマイザー等既知の混練・分散方法により使用に供してもよい。
本発明におけるプライマ層用熱硬化性樹脂組成物は、既述の(A)〜(D)を配合して得られる他、(E)成分、通常の樹脂組成物に使用されるチキソ性付与剤、界面活性剤、カップリング剤等の各種添加剤を適宜配合できる。これらを充分に撹拌した後、脱泡処理等で泡がなくなる状態としてプライマ層用熱硬化性樹脂組成物を得ることができる。
本発明で用いるプライマ層用熱硬化性樹脂組成物には難燃性を向上させるため、(F)フェノール性水酸基含有リン化合物を含有させても良い。
(F)フェノール性水酸基含有リン化合物は、一般式(2):
Figure 0006478088
(一般式(2)中、nが、1の場合、R4は、水素原子、直鎖状若しくは分枝状のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基であり、nが2の場合、それぞれのRは独立して、水素原子、直鎖状若しくは分枝状のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基であるか、2つのRは、それぞれが結合している炭素原子と一緒になって、非置換又はアルキル基若しくはシクロアルキル基で置換されているベンゼン環を形成し、xは、2以上の自然数である)で示されるような、フェノール性水酸基を含有するリン化合物である。これらは、単独でも、2種以上を組み合せて用いてもよい。
一般式(2)において、R4が直鎖状若しくは分枝状のアルキル基の場合、C〜C(炭素数が1〜6を示す。)アルキル基が好ましく、シクロアルキル基の場合は、C〜Cシクロアルキル基が好ましい。アリール基の場合、フェニル基が好ましく、アラルキルの場合、C〜C10アラルキル基が好ましい。xは、2が好ましい。また、一般式(2)において、nが2であり、2つのRが、それぞれが結合している炭素原子と一緒になって、2つのRは、それぞれが結合している炭素原子と一緒になって、非置換又はアルキル基若しくはシクロアルキル基で置換されているベンゼン環を形成する場合は、非置換又はC〜Cアルキル基若しくはC〜Cシクロアルキル基で置換されているベンゼン環が好ましい。
具体的には、式(3)又は式(4):
Figure 0006478088
(式(3)、(4)中、Rは、水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル基、シクロヘキシル基を表す)で示されるリン化合物が挙げられる。
特に、10−(2,5−ジヒドロキシフェニル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキシド及びそれらの誘導体が好ましい。
市販品としては、三光株式会社製のHCA−HQが挙げられる。
難燃性を付与する場合、本発明で用いるプライマ層用熱硬化性樹脂組成物における、(F)フェノール性水酸基含有リン化合物の配合量は、(A)〜(E)成分の質量の合計中、リン原子換算で、1.5〜3.5質量%の範囲であり、より好ましくは1.8〜2.5質量%の範囲である。配合量がこの範囲にあると、難燃性が良好で、絶縁信頼性に優れ、かつ硬化塗膜のTgが低すぎることもない。
本発明におけるプライマ層用熱硬化性樹脂組成物には、可とう性向上のため、(G)熱可塑性樹脂を含有していても良い。
本発明における、(G)熱可塑性樹脂としては、フッ素樹脂、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレート、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリブタジエン等が例示されるが、これらに限定されるわけではない。熱可塑性樹脂は、1種類のものを単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。
熱可塑性樹脂の中でも、ポリフェニレンエーテルおよび変性ポリフェニレンエーテルを配合すると、硬化物の誘電特性が向上するので有用である。ポリフェニレンエーテルおよび変性ポリフェニレンエーテルとしては、例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとポリスチレンのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとスチレン−ブタジエンコポリマのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとスチレン−無水マレイン酸コポリマのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとポリアミドのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとスチレン−ブタジエン−アクリロニトリルコポリマのアロイ化ポリマ等が挙げられる。また、ポリフェニレンエーテルに反応性、重合性を付与するために、ポリマー鎖末端にアミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、スチリル基、メタクリル基などの官能基を導入したり、ポリマー鎖側鎖にアミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、スチリル基、メタクリル基などの官能基を導入したりしてもよい。
熱可塑性樹脂の中でも、ポリアミドイミド樹脂は、耐熱性、耐湿性に優れることに加え、金属に対する接着性が良好であるので有用である。ポリアミドイミドの原料のうち、酸成分としては、無水トリメリット酸、無水トリメリット酸モノクロライド、アミン成分としては、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、4,4´-ジアミノジフェニルエーテル、4,4´-ジアミノジフェニルメタン、ビス[4-(アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、2,2´-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン等が例示されるが、これに限定されるわけではない。乾燥性を向上させるためにシロキサン変性としても良く、この場合、アミノ成分にシロキサンジアミンが用いられる。フィルム加工性を考慮すると、分子量は5万以上のものを用いるのが好ましい。
本発明で用いるプライマ層用熱硬化性樹脂組成物には、必要に応じて、顔料、レベリング剤、消泡剤、イオントラップ剤等の添加剤を配合してもよい。
以上のように作製したプライマ層用熱硬化性樹脂組成物は、溶剤に希釈してワニスにして、離型処理したフィルム上に塗工し、半硬化させることにより、プライマ層付フィルムを得ることができる。
溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ベンゼン、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素類、エチレングリコールモノエチルエーテル等のアルコール類、エチルエトキシプロピオネート等のエステル類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド等のアミド類などが挙げられる。これらの溶剤は、単独でも、2種以上を混合して用いてもよい。熱硬化性樹脂組成物に対する溶剤の使用量は、特に限定されず、従来から使用されている量とすることができる。
本発明で用いるプライマ層用熱硬化性樹脂組成物をワニスとして、コンマコータやグラビアコータでフィルムに塗布する場合は、プライマ層用熱硬化性樹脂組成物の全固形分量が、10〜50質量%となるように溶剤の使用量を調節することが好ましい。
このときのプライマ層の厚みは、10μm以下とし、1.0〜5.0μmであることが好ましい。1.0μm未満では、デスミア処理時にプライマ層がなくなってしまい、セミアディティブ工法の際にめっき銅との高い接着強度を確保できない恐れがある。また、10μmを超える場合には、成形時に用いるプリプレグの特性、例えば、加熱加圧後の基板としての弾性率や、Tgなどを著しく低下させる恐れがある。プリプレグの特性を十分に発揮するためには、プライマ層が2.0〜4.0μmの範囲内にあることがより好ましい。
プライマを塗布するフィルムは、本発明におけるプライマ層付フィルムを製造する際の支持体となり、多層プリント配線板を製造する際に、通常、最終的に剥離、または除去されるものである。この支持体フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(「PET」と省略することがある)、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド等を挙げることができる。
支持体フィルムには、離形処理、マット処理、コロナ処理を施してあってもよく、剥離し易くするため離形処理したフィルムを用いることが好ましい。支持体フィルムの厚さは、通常、10〜150μmであり、好ましくは、25〜50μmである。10μm以上とすることにより取扱い性が容易となる。一方、支持体フィルムは、前記のとおり、通常、最終的に剥離、または除去されるため、省エネ等の観点から150μm以下の厚さとする。
本発明で用いるプリプレグは、樹脂組成物を基材に含浸又は塗工してなるものであり、基材としては各種の電気絶縁材料用積層板に用いられている周知のものが使用できる。基材の材質の例としては、Eガラス、Dガラス、Sガラス又はQガラス等の無機物繊維、ポリイミド、ポリエステル又はテトラフルオロエチレン等の有機繊維、及びそれらの混合物等が挙げられる。
これらの基材は、例えば織布、不織布、ロービンク、チョップドストランドマット、サーフェシングマット等の形状を有するが、材質及び形状は、目的とする成形物の用途や性能により選択され必要により単独もしくは2種類以上の材質及び形状からの使用が可能である。基材の厚みには特に制限はないが、通常0.01〜0.5mmのものを使用し、シランカップリング剤等で表面処理したものや機械的に開繊処理を施したものは耐熱性や耐湿性、加工性の面から好適である。本発明では、通常多用されているEガラスの織布を用いるのが好ましい。
プリプレグに用いられる樹脂組成物は、プリント配線板の絶縁材料として用いられる公知慣例の樹脂組成物を用いることができる。通常、耐熱性、耐薬品性の良好な熱硬化性樹脂がベースとして用いられ、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シアネート樹脂、マレイミド樹脂、イソシアネート樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、ビニル樹脂が例示されるが、これらに限定されるわけではない。熱硬化性樹脂は、1種類のものを単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。
熱硬化性樹脂の中でも、エポキシ樹脂は耐熱性、耐薬品性、電気特性に優れ、比較的安価であることから、絶縁樹脂として広く用いられており特に重要である。エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、ビフェノールのジグリシジルエーテル化物、ナフタレンジオールのジグリシジルエーテル化物、フェノール類のジグリシジルエーテル化物、アルコール類のジグリシジルエーテル化物、及びこれらのアルキル置換体、ハロゲン化物、水素添加物などが例示される。エポキシ樹脂は、1種類のものを単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。また、このエポキシ樹脂とともに用いる硬化剤はエポキシ樹脂を硬化させるものであれば、限定することなく使用でき、例えば、多官能フェノール類、多官能アルコール類、アミン類、イミダゾール化合物、酸無水物、有機リン化合物及びこれらのハロゲン化物などがある。これらのエポキシ樹脂硬化剤は、1種類のものを単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。
シアネートエステル樹脂は、加熱によりトリアジン環を繰り返し単位とする硬化物を生成する樹脂であり、硬化物は誘電特性に優れるため、特に高周波特性が要求される場合などに用いられることが多い。シアネートエステル樹脂としては、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エタン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−シアナトフェニル)メタン、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、α,α´−ビス(4−シアナトフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン、フェノールノボラック及びアルキルフェノールノボラックのシアネートエステル化物等が挙げられる。その中でも、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパンは硬化物の誘電特性と硬化性のバランスが特に良好であり、コスト的にも安価であるため好ましい。またシアネートエステル化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。また、ここで用いられるシアネートエステル化合物は予め一部が三量体や五量体にオリゴマー化されていても構わない。さらに、シアネート樹脂に対して硬化触媒や硬化促進剤を入れても良い。硬化触媒としては、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛等の金属類が用いられ、具体的には、2−エチルヘキサン酸塩、ナフテン酸塩、オクチル酸塩等の有機金属塩及びアセチルアセトン錯体などの有機金属錯体として用いられる。これらは、単独で使用しても良いし、二種類以上を混合して使用しても良い。硬化促進剤としてはフェノール類を使用することが好ましく、ノニルフェノール、パラクミルフェノール等の単官能フェノールや、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等の二官能フェノールあるいはフェノールノボラック、クレゾールノボラック等の多官能フェノールなどを用いることができる。これらは、単独で使用しても良いし、二種類以上を混合して使用しても良い。
絶縁材料として用いられる樹脂組成物には、誘電特性、耐衝撃性、フィルム加工性などを考慮して、熱可塑性樹脂がブレンドされてあっても良い。熱可塑性樹脂としては、フッ素樹脂、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレート、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリブタジエン等が例示されるが、これらに限定されるわけではない。熱可塑性樹脂は、1種類のものを単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。
熱可塑性樹脂の中でも、ポリフェニレンエーテルおよび変性ポリフェニレンエーテルを配合すると、硬化物の誘電特性が向上するので有用である。ポリフェニレンエーテルおよび変性ポリフェニレンエーテルとしては、例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとポリスチレンのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとスチレン−ブタジエンコポリマのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとスチレン−無水マレイン酸コポリマのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとポリアミドのアロイ化ポリマ、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルとスチレン−ブタジエン−アクリロニトリルコポリマのアロイ化ポリマ等が挙げられる。また、ポリフェニレンエーテルに反応性、重合性を付与するために、ポリマー鎖末端にアミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、スチリル基、メタクリル基等の官能基を導入したり、ポリマー鎖側鎖にアミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、スチリル基、メタクリル基等の官能基を導入したりしてもよい。
熱可塑性樹脂の中でも、ポリアミドイミド樹脂は、耐熱性、耐湿性に優れることに加え、金属に対する接着性が良好であるので有用である。ポリアミドイミドの原料のうち、酸成分としては、無水トリメリット酸、無水トリメリット酸モノクロライド、アミン成分としては、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、4,4´-ジアミノジフェニルエーテル、4,4´-ジアミノジフェニルメタン、ビス[4-(アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、2,2´-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン等が例示されるが、これに限定されるわけではない。乾燥性を向上させるためにシロキサン変性としても良く、この場合、アミノ成分にシロキサンジアミンが用いられる。フィルム加工性を考慮すると、分子量は5万以上のものを用いるのが好ましい。
絶縁材料として用いられる樹脂組成物には、無機フィラーが混合されてあっても良い。
無機フィラーとしては、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化亜鉛、溶融シリカ、ガラス粉、石英粉、シラスバルーンなどが挙げられる。これら無機フィラーは単独で使用しても良いし、2種類以上を混合して使用しても良い。
絶縁材料として用いられる樹脂組成物は、有機溶剤を含有しても良い。有機溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼンのような芳香族炭化水素系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン系溶剤;テトラヒドロフランのようなエーテル系溶剤;イソプロパノール、ブタノールのようなアルコール系溶剤;2−メトキシエタノール、2−ブトキシエタノールのようなエーテルアルコール系溶剤;N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド系溶剤などを、適宜、併用しても良い。プリプレグを作製する場合におけるワニス中の溶剤量は40〜80質量%の範囲とするのが好ましく、また、ワニスの粘度は20〜1000cP(0.02〜1Pa・s)の範囲とするのが好ましい。
絶縁材料として用いられる樹脂組成物は難燃剤を含有しても良い。難燃剤としては、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモ無水フタル酸、トリブロモフェノール等の臭素化合物、トリフェニルフォスフェート、トリクレジルフォスフェート、トリキシリルフォスフェート、クレジルジフェニルフォスフェート等のリン化合物、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、赤リン及びその変性物、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン等のアンチモン化合物、メラミン、シアヌール酸、シアヌール酸メラミン等のトリアジン化合物など公知慣例の難燃剤を用いることができる。
絶縁材料として用いられる樹脂組成物に対して、さらに必要に応じて硬化剤、硬化促進剤、熱可塑性粒子、着色剤、紫外線不透過剤、酸化防止剤、還元剤などの各種添加剤や充填剤を加えて調合する。
通常、基材に対する樹脂組成物の付着量が、乾燥後のプリプレグの樹脂含有率で20〜90質量%となるように基材に含浸又は塗工した後、通常100〜200℃の温度で1〜30分加熱乾燥し、半硬化状態(Bステージ状態)のプリプレグを得る。
フィルムを支持体とするプライマ層をプリプレグにラミネートする際、プリプレグの反対面に保護フィルムを同時にラミネートしても良い。フィルムを支持体とするプライマ層を加熱しながらプリプレグに圧着する場合の加熱温度は120〜190℃とすることが好ましく、圧着圧力は0.1〜2.0MPa程度とすることが好ましいが、これらの条件には特に制限はない。また、フィルムを支持体とするプライマ層を上述のように120〜190℃に加熱すれば、予めプリプレグを予熱処理することは必要ではないが、ラミネート性を更に向上させるために、それらの予熱処理を行うこともできる。ラミネートの方法は、バッチ式であっても、ロールを用いた連続式であってもよい。ラミネート後は、支持体のフィルム及び保護フォルムを積層工程の前に剥離して使用する。
以上のようなプライマ層付プリプレグを用いた基板の製造方法は、銅箔とプライマ層付プリプレグとは従来公知の方法により積層一体化され、積層板を得ることができる。
本発明の多層プリント配線板の製造方法は、本発明のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグのプライマ層側に銅箔、その反対側に回路加工した積層板を重ね、加熱加圧して得られる積層板の銅箔をエッチング除去し、露出したプライマ層にセミアディティブ工法で回路を形成する。セミアディティブ工法による回路の形成は、一般的に用いられている方法で行うことができ、その一例を実施例で示している。
上記の銅箔の代わりに離形フィルムを用いて、プライマ層にセミアディティブ工法で回路を形成することもでき、銅箔を用いない分、効率的となる。銅箔を用いる場合、成形性や銅箔粗化面をプライマ層に転写できるのでセミアディティブ工法で得られる銅回路の接着性が高まるので微細加工に適している。
(実施例1)
下記に示す樹脂組成物Aを作製した。
(樹脂組成物Aの作製)
(A)エポキシ樹脂
・ビフェニル構造を有するノボラック型エポキシ樹脂,NC3000S−H(日本化薬株式会社製) 100質量部
(B)高分子成分
・カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム粒子、XER−91SE−15(JSR株式会社製) 10質量部
(C)エポキシ樹脂硬化剤
・トリアジン環含有クレゾールノボラック型フェノール樹脂、フェノライトLA−3018−50(窒素含有量18%、水酸基当量151、DIC株式会社製)
70質量部
(D)硬化促進剤
・アミン化合物、1,8−ジアザビシクロウンデセン、DBU(関東化学株式会社製)
1質量部
・溶剤、メチルエチルケトン
(フィルムを支持体とするプライマBの作製)
離型処理したPETフィルムの離型面に、上記樹脂組成物Aを塗布し、フィルムを支持体とするプライマBを作製した。塗布後は残溶剤が1質量%以下になるように180℃で10分の乾燥を行った。塗布した樹脂組成物Aの厚みは、3.0μmであった。
(プライマ層付プリプレグを作製)
ラミネーターを用い、フィルムを支持体とするプライマB、プリプレグ(日立化成株式会社製 ガラス布基材高Tgエポキシ樹脂プリプレグGEA−679FG(厚み0.1mm))及び保護フィルム(PETフィルム)を150℃、1.0MPaのラミネートを行ってプライマ層付プリプレグを作製した。この際に、プライマBがプリプレグ側になるようにし、フィルムを支持体とするプライマB、プリプレグ、保護フィルムとなるようにした。
上記で得られたプライマ層付プリプレグのフィルム支持体と保護フィルムを剥がし、プライマ層側に銅箔(F2WS−12、古河電気工業株式会社製)、その反対側に予め回路を形成した銅箔厚み18μm、板厚0.4mmの銅張り積層板MCL−E−679FG(日立化成株式会社製)を積層(銅箔−プライマ層・プリプレグ−回路形成基板)し、180℃、3.0MPaの条件で1時間プレス成形し、基板を製造した。
(実施例2)
実施例1において、樹脂組成物Aを8μmの厚みに塗布した以外は、実施例1と同様にして基板を作製した。
(実施例3)
実施例1において、ヒュームドシリカ(日本アエロジル株式会社製、商品名:R972)を5質量部、配合した以外は実施例1と同様にして基板を作製した。
(比較例1)
実施例1において、フィルムを支持体とするプライマBをラミネートしないプリプレグ(日立化成株式会社製、ガラス布基材高Tgエポキシ樹脂プリプレグGEA−679FG(厚み0.1mm))単独としたこと以外は実施例1と同様にして基板を作製した。
(比較例2)
実施例1において、樹脂組成物Aを15μmの厚みに塗布した以外は、実施例1と同様にして基板を作製した。
(微細配線形成評価)
実施例1〜3及び比較例1、2で得られた基板を全面エッチングし、以下に示すセミアディティブ法を用いて、最小回路導体幅/回路導体間隔(L/S)=15/15μmとなるように回路パターンを形成した。
全面エッチングした基板を粗化処理した。粗化処理は、70℃に加温した溶剤膨潤液(ローム・アンド・ハース電子材料株式会社製、MLBコンディショナー211:商品名)に5分間、80℃に加温した過マンガン酸粗化液(ローム・アンド・ハース電子材料株式会社製、MLBプロモータ213:商品名)に10分間、硫酸ヒドロキシルアミン系中和液(ローム・アンド・ハース電子材料株式会社製、MLBニュートラライザー216−2:商品名)に5分間浸漬して行った。
粗化処理を施した基板に、次に、コンディショナー(日立化成株式会社製、CLC−601(商品名)を使用)に60℃で5分間浸漬、60℃の湯による湯洗、水洗(常温(25℃)の水による、以下同じ)、無電解めっき用触媒液(日立化成株式会社製、HS−202B(商品名)を使用)に常温で10分間浸漬、常温の水による水洗、パラジウムの活性化処理液(日立化成株式会社製、ADP−401(商品名)を使用)に常温で5分間浸漬、水洗をこの順に行った。
次に、無電解銅めっき液(日立化成株式会社製、CUST201(商品名)を使用)に常温で15分間浸漬し、水洗、80℃、10分間乾燥後を行い、無電解めっき薄付けを行った。
次に、ドライフィルムフォトレジストであるRY−3325(日立化成株式会社製、商品名)を、無電解めっき層の表面にラミネートし、電解銅めっきを行う箇所をマスクしたフォトマスク((L/S)=15/15μm)を介して紫外線で露光し、現像してめっきレジストを形成した。
次に、硫酸銅浴を用いて、液温25℃、電流密度1.0A/dmの条件で、電解銅めっきを20μmほど行い、回路形成を行った。続いてレジストを剥離し、レジストの下面の無電解銅めっきをソフトエッチングし除去した。
次に、回路パターンが確実に形成されているかを、顕微鏡と抵抗計を用いて評価した。
(めっきピールの測定)
実施例1〜3、比較例1、2における微細配線形成評価用の回路パターンの一部を用いて、評価サンプルの導体引き剥がし強さを測定した。引き剥がしは垂直引き剥がし強さを測定した。測定は常に20℃で行った。測定方法は、JIS−C−6481に準じた。
(吸湿耐熱試験)
実施例1〜3、比較例1、2の基板の吸湿耐熱試験を行った。基板の試験は各サンプルを121℃、湿度100%RH、2気圧の条件で2時間処理し、その後288℃のはんだ浴に20秒浸漬して、基板に膨れ等が発生しないかどうかの確認を行った。試験には株式会社平山製作所製飽和型PCT装置PC−242を用いた。
(試験結果)
試験結果を表1に示した
Figure 0006478088

実施例1、2、3で作製した基板は、微細配線形成にも優れ、めっきピールも高く、めっき銅との密着性に優れていることが分かった。また、基板の吸湿耐熱性も良好であった。比較例1については、接着層がないため、めっき銅との密着性が悪く、回路形成時にライン剥れが発生し、微細配線形成が困難であった。また、吸湿耐熱性試験でふくれが発生した。比較例2は接着補助剤の層が厚くなったため、吸湿耐熱性試験でふくれが発生した。

Claims (4)

  1. プリプレグの片面に貼り合わせたプライマ層付プリプレグであって、フィルム上に、プライマ層となる(A)ビフェニル構造を有するノボラック型エポキシ樹脂、(B)アクリロニトリルブタジエンゴム粒子、カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム粒子、ブタジエンゴム−アクリル樹脂のコアシェル粒子から選択される少なくとも一種からなる高分子成分、(C)エポキシ樹脂硬化剤としてトリアジン環含有ノボラック型フェノール樹脂、(D)硬化促進剤を含む熱硬化性樹脂組成物を、厚さ10μm以下で形成したプライマ層付フィルムを、プリプレグの片面に貼り合わせたことを特徴とするめっきプロセス用プライマ層付プリプレグ。
  2. 前記熱硬化性樹脂組成物が、さらに平均一次粒径100nm以下の無機フィラー(E)含有する請求項1に記載のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のめっきプロセス用プライマ層付プリプレグのプライマ層側に銅箔、その反対側に回路加工した積層板を重ね、加熱加圧して得られる積層板の銅箔をエッチング除去し、露出したプライマ層にセミアディティブ工法で回路を形成する多層プリント配線板の製造方法。
  4. 請求項の多層プリント配線板の製造方法において、めっきプロセス用プライマ層付プリプレグのプライマ層側に銅箔、その反対側に少なくとも1枚以上のプリプレグを介して回路加工した積層板を重ねる多層プリント配線板の製造方法。
JP2014138621A 2014-07-04 2014-07-04 めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法 Active JP6478088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014138621A JP6478088B2 (ja) 2014-07-04 2014-07-04 めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014138621A JP6478088B2 (ja) 2014-07-04 2014-07-04 めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016016532A JP2016016532A (ja) 2016-02-01
JP6478088B2 true JP6478088B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=55232157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014138621A Active JP6478088B2 (ja) 2014-07-04 2014-07-04 めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6478088B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220154009A1 (en) * 2019-08-06 2022-05-19 Showa Denko K.K. Thermoplastic resin material with primer, and resin-resin conjugate

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482083B2 (ja) * 2009-10-14 2014-04-23 日立化成株式会社 配線板用積層板及びその製造方法、プライマー層用樹脂フィルム、多層配線板及びその製造方法
JP2012045887A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Sumitomo Bakelite Co Ltd 金属張積層板、及びその製造方法
JP5803404B2 (ja) * 2011-08-09 2015-11-04 日立化成株式会社 めっきプロセス用プライマー層、めっきプロセス用プライマー層付き積層板及びその製造方法、めっきプロセス用プライマー層付き多層配線板及びその製造方法
JP2014240456A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 住友ベークライト株式会社 プライマー層付きプリプレグ、金属張積層板、プリント配線基板および半導体パッケージ
JP6217165B2 (ja) * 2013-06-20 2017-10-25 住友ベークライト株式会社 プライマー層付きプリプレグ、プライマー層付き金属箔、金属張積層板、プリント配線基板、半導体パッケージおよび半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016016532A (ja) 2016-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI731158B (zh) 樹脂組成物
US8465837B2 (en) Epoxy resin composition, prepreg, laminate board, multilayer printed wiring board, semiconductor device, insulating resin sheet, and process for manufacturing multilayer printed wiring board
KR102142753B1 (ko) 열경화성 수지 조성물, 및 이를 이용한 프리프레그, 지지체 부착 절연 필름, 적층판 및 인쇄 배선판
JP5692201B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、並びにこれを用いたプリプレグ、積層板及び多層プリント配線板
JP6308344B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
KR102376003B1 (ko) 수지 조성물
KR102658499B1 (ko) 지지체 부착 수지 시트
JP2007305963A (ja) 応力緩和層付半導体素子搭載用基板並びにその製造方法
JP6156020B2 (ja) 樹脂組成物
KR102422859B1 (ko) 수지 시트
JP6931542B2 (ja) 樹脂組成物の硬化物、樹脂組成物及び多層基板
JP2003286390A (ja) エポキシ樹脂組成物、ワニス、このエポキシ樹脂組成物を用いたフィルム状接着剤及びその硬化物
JP2003286391A (ja) エポキシ樹脂組成物、ワニス、このエポキシ樹脂組成物を用いたフィルム状接着剤及びその硬化物
JP2017059779A (ja) プリント配線板の製造方法
JP2014156515A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP6534986B2 (ja) 樹脂組成物
JP2020029494A (ja) 絶縁層用樹脂組成物、シート状積層材料、多層プリント配線板及び半導体装置
JP2009167396A (ja) 接着剤組成物、それを用いた銅張り積層板、カバーレイフィルムおよび接着剤シート
JP6984579B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、並びに該樹脂組成物を用いて製造された接着フィルム、プリプレグ、多層プリント配線板、及び半導体装置
JP5914988B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物を用いたプリプレグ、積層板、及びプリント配線板
JP2018095749A (ja) 樹脂組成物
JP6152246B2 (ja) プリント配線板用プリプレグ、積層板及びプリント配線板
JP2018101703A (ja) プリント配線板の製造方法
JP6478088B2 (ja) めっきプロセス用プライマ層付プリプレグ、それを用いた多層プリント配線板の製造方法
JP2006089595A (ja) ビルドアップ用樹脂組成物およびその用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180329

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6478088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350