JP6477544B2 - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーを収容する容器本体を備えたトナー容器と、このトナー容器を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、像担持体(例えば、感光体ドラム)の表面に形成された静電潜像に現像器からトナーを供給することで、現像処理を行っている。このような現像処理に用いられるトナーは、トナー容器から現像器に供給されている。
近年、環境保全のためにトナーの低融点化が進んでいることや、画像形成装置の小型化に伴って機内に熱がこもりやすくなっていることに関連して、トナー容器の容器本体(トナーを収容する部分)の温度上昇を抑制する要請が高まっている。そこで、排出トレイとトナー容器との間隙に外気による気流を発生させてトナー容器を冷却する技術がある(特許文献1参照)。
また、トナー容器は消耗部品(交換部品)であるため、重量を極力軽くして、低価格化及び環境への負荷の軽減を図ることが望ましい。そのため、トナー容器の容器本体の薄肉化が進んでいる。
特開2010−66429号公報
しかしながら、上記のように容器本体の薄肉化が進むと、容器本体の強度が低下してしまい、容器本体の変形等につながる恐れがある。
また、上記のように排出トレイとトナー容器との間隙に外気による気流を発生させるだけでは、容器本体の温度上昇を効果的に抑制することは困難である。
そこで、本発明は、容器本体の温度上昇を効果的に抑制すると共に、容器本体を薄肉化した場合でも容器本体の強度を十分に確保することを目的とする。
本発明のトナー容器は、トナーを収容する容器本体を備えたトナー容器であって、前記容器本体の外面には、同一の方向に沿って延びる複数のリブが、前記容器本体の長手方向又は幅方向の一端側から他端側まで設けられていることを特徴とする。
上記のように同一の方向に沿って延びる複数のリブが容器本体の外面に設けられることで、容器本体の表面積を増加させ、容器本体の放熱性能を高めることが可能となる。そのため、容器本体の温度上昇を効果的に抑制することが可能となる。また、複数のリブによって容器本体の強度を高めることができるため、容器本体を薄肉化した場合でも容器本体の強度を十分に確保することが可能となる。特に、複数のリブが容器本体の長手方向又は幅方向の一端側から他端側まで設けられているため、容器本体の長手方向又は幅方向の全域において、容器本体の温度上昇を抑制すると共に容器本体の強度を高めることが可能となる。
前記容器本体の内面は、前記複数のリブの裏側の部分が平面状を成していても良い。
このような構成を採用することで、複数のリブの裏側の部分に複数の凹部が形成される場合と比較して、トナー容器の使用終了後に容器本体の内部に残留するトナーの量を少なくすることが可能となる。
前記容器本体の内面には、前記複数のリブの裏側の部分に、前記複数のリブと同一の方向に沿って延びる複数の凹部が形成されていても良い。
このような構成を採用することで、複数のリブの裏側の部分が平面状を成している場合と比較して、複数のリブが設けられている部分における容器本体の肉厚を薄くすることが可能となる。これに伴って、容器本体の放熱性能を高めることが可能となる。
前記トナー容器は、前記容器本体に回転可能に支持され、前記容器本体内のトナーを撹拌する撹拌部材と、前記容器本体に回転可能に支持され、前記容器本体に設けられたトナー排出口へと前記容器本体内のトナーを搬送する搬送部材と、を更に備え、前記容器本体は、上面が開口された箱型形状を成し、トナーを収容する収容体と、前記収容体の開口を閉止する蓋体と、を備え、前記収容体は、前記撹拌部材を収容する第1収容部と、前記搬送部材を収容する第2収容部と、を備え、前記第1収容部には、前記複数のリブ及び前記複数の凹部が設けられ、前記撹拌部材の回転に伴って前記撹拌部材の先端部が前記複数の凹部に入り込んでいても良い。
このような構成を採用することで、複数の凹部にトナーが入ったとしても、このトナーを撹拌部材の先端部によって掻き出すことが可能となる。そのため、容器本体の内面に複数の凹部が形成されていても、トナー容器の使用終了後に容器本体の内部にトナーが残留しにくくなる。
前記容器本体は、上面が開口された箱型形状を成し、トナーを収容する収容体と、前記収容体の開口を閉止する蓋体と、を備え、前記複数のリブは、前記蓋体に設けられていても良い。
このような構成を採用することで、収容体の構成を複雑化することなく、複数のリブを設けることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかのトナー容器を備えていることを特徴とする。
前記画像形成装置は、前記トナー容器が着脱可能に装着される装置本体と、前記装置本体に開閉可能に取り付けられ、前記トナー容器を覆うカバーと、前記トナー容器と前記カバーの間に形成される風路に冷却風を送る送風部材と、を更に備え、前記複数のリブは、前記風路に面して配置されていても良い。
このような構成を採用することで、容器本体の冷却効果を高めることが可能となり、容器本体の温度上昇を一層効果的に抑制することが可能となる。
前記風路は、前記容器本体の長手方向に沿って設けられ、前記複数のリブは、前記容器本体の長手方向に沿って延びており、前記容器本体の幅方向に間隔をおいて設けられていても良い。
このような構成を採用することで、複数のリブが風路と平行に配置されることになるため、風路を通過する冷却風の流れを円滑化して、容器本体の冷却効果を一層高めることが可能となる。
前記風路は、前記容器本体の幅方向に沿って設けられ、前記複数のリブは、前記容器本体の幅方向に沿って延びており、前記容器本体の長手方向に間隔をおいて設けられていても良い。
このような構成を採用することで、複数のリブが風路と平行に配置されることになるため、風路を通過する冷却風の流れを円滑化して、容器本体の冷却効果を一層高めることが可能となる。
前記カバーは、前記風路を介して前記複数のリブと対向する対向板と、前記対向板の内面に立設され、前記風路と前記風路に隣接する空間とを区画する仕切板と、を備えていても良い。
このような構成を採用することで、冷却風の一部が風路に隣接する空間に流れ込んでしまうのを抑制することが可能となる。これに伴って、容器本体の冷却効果を一層高めることが可能となる。
本発明によれば、容器本体の温度上昇を効果的に抑制すると共に、容器本体を薄肉化した場合でも容器本体の強度を十分に確保することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンターにおいて、カバーが閉止された状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンターにおいて、カバーが開放された状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンターの前上部を示す正断面図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンターの前上部を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るトナーコンテナを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るプリンターにおいて、カバーが開放された状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るプリンターの前上部を示す平断面図である。 本発明の第3実施形態に係るプリンターの前上部を示す側断面図である。 本発明の第3実施形態に係るトナーコンテナを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るプリンターの前上部を示す側断面図である。 本発明の第4実施形態に係るトナーコンテナを示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るプリンターの前上部を示す側断面図である。 本発明の第5実施形態に係るトナーコンテナを示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るプリンターの前上部を示す側断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係るプリンター1(画像形成装置)について、図1〜図6を用いて説明する。説明の便宜上、図1における紙面左側を、プリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している(後述する第2〜第6実施形態についても同様である)。
まず、図1を用いて、プリンター1の全体の構成について説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2(装置本体)を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の前上部にはトナーコンテナ5が収納されており、トナーコンテナ5(トナー容器)の上方にはカバー6が設けられている。
プリンター本体2の上部には、排紙トレイ4の下方にレーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、感光体ドラム10(像担持体)が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部20が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路21が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部20から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、プリンター本体2について更に説明する。
図2、図3等に示されるように、プリンター本体2は、略直方体形状を成している。プリンター本体2の後下部には、ファン23(送風部材)が収容されている。ファン23は、冷却風を発生させる機能を有している。
プリンター本体2の前上部には、コンテナ装着部24が設けられている。コンテナ装着部24は、上側に向かって開放されている。図4、図5等に示されるように、コンテナ装着部24の上方には、風路Yが左右方向に沿って設けられている。なお、図4、図6に付される点線矢印Aは、風路Yを通過する冷却風の流動方向を示している。
次に、トナーコンテナ5について更に説明する。
トナーコンテナ5は、プリンター本体2のコンテナ装着部24に着脱可能に装着されている。図5等に示されるように、トナーコンテナ5は、容器本体26と、容器本体26に収容される撹拌部材27及び搬送部材28と、を備えている。
図6等に示されるように、トナーコンテナ5の容器本体26は、左右方向に長い形状を成している。つまり、本実施形態では、左右方向が容器本体26の長手方向であり、前後方向が容器本体26の幅方向である。容器本体26は、収容体31と、収容体31の上側に設けられる蓋体32と、を備えている。
図5等に示されるように、容器本体26の収容体31は、上面が開口された箱型形状を成している。収容体31には、トナー(図示せず)が収容されている。なお、収容体31には、トナーのみが収容されていても良いし、トナーと共にキャリアが収容されていても良い。収容体31の上端外周には、収容体側フランジ部34が設けられている。なお、収容体31の外面には、リブが設けられていない。
容器本体26の収容体31は、第1収容部35と、第1収容部35の後側に設けられる第2収容部36と、を備えている。第1収容部35及び第2収容部36の底面は、円弧状に湾曲している。第1収容部35の底面が形成する円弧の曲率半径は、第2収容部36の底面が形成する円弧の曲率半径よりも大きい。これに伴って、第1収容部35の容積は、第2収容部36の容積よりも大きくなっている。第2収容部36の底面には、トナー排出口37が設けられている。トナー排出口37は、開閉可能なシャッター(図示せず)によって覆われている。
容器本体26の蓋体32は、下面が開口された箱型形状を成している。蓋体32の下端外周には、蓋体側フランジ部40が設けられている。蓋体側フランジ部40は、収容体31の収容体側フランジ部34に固定されている。これにより、蓋体32が収容体31と一体化されると共に、蓋体32によって収容体31の開口が閉止されている。
図5、図6等に示されるように、容器本体26の蓋体32は、第1上壁部41と、第1上壁部41の後側に設けられる第2上壁部42と、第1上壁部41と第2上壁部42を連結する連結壁部43と、第1上壁部41及び第2上壁部42の外周から下方に向かって延出する周壁部45と、を備えている。第1上壁部41と第2上壁部42は、略水平に設けられている。第2上壁部42は、第1上壁部41よりも下方に位置している。周壁部45は、矩形枠状を成している。
容器本体26の蓋体32には、第1上壁部41及び第2上壁部42の上面(外面)の全域に亘って、複数のリブ44が設けられている。複数のリブ44は、容器本体26の左端側(長手方向一端側)から右端側(長手方向他端側)まで設けられている。複数のリブ44は、左右方向(容器本体26の長手方向)に沿って延びており、前後方向(容器本体26の幅方向)に一定の間隔をおいて設けられている。複数のリブ44の形成幅Wは、複数のリブ44の基端側(下端側)から先端側(上端側)まで一定であり、且つ、容器本体26の左端側(長手方向一端側)から右端側(長手方向他端側)まで一定である。蓋体32の第1上壁部41及び第2上壁部42の下面(内面)は、複数のリブ44の裏側の部分が平面状を成している。なお、蓋体32の連結壁部43及び周壁部45の外面にはリブが設けられていないため、連結壁部43及び周壁部45の外面は平面状を成している。
図5等に示されるように、トナーコンテナ5の撹拌部材27は、容器本体26の収容体31の第1収容部35に収容されている。撹拌部材27は、容器本体26に回転可能に支持されている。撹拌部材27は、モーターなどによって構成される駆動源(図示せず)に接続されており、駆動源によって撹拌部材27を回転させると、撹拌部材27によって第1収容部35内のトナーが撹拌されるように構成されている。
撹拌部材27は、撹拌軸46と、撹拌軸46に取り付けられる撹拌羽根47と、を備えている。撹拌軸46は、左右方向に延びており、容器本体26に回転可能に取り付けられている。撹拌羽根47は、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)等の合成樹脂によって形成されるフィルムであり、可撓性を有している。
トナーコンテナ5の搬送部材28は、容器本体26の収容体31の第2収容部36に収容されている。搬送部材28は、容器本体26に回転可能に支持されている。搬送部材28は、上記の駆動源(図示せず)に接続されており、駆動源によって搬送部材28を回転させると、搬送部材28によって第2収容部36内のトナーがトナー排出口37へと搬送され、トナー排出口37から排出されるようになっている。なお、トナー排出口37から排出されたトナーは、現像器12に供給されるようになっている。
搬送部材28は、搬送軸49と、搬送軸49の外周に設けられるフィン50と、を備えている。搬送軸49は、左右方向に延びており、容器本体26に回転可能に取り付けられている。フィン50は、例えば螺旋状を成している。
次に、カバー6について更に説明する。
カバー6は、トナーコンテナ5を覆う閉止姿勢(図2等参照)と、トナーコンテナ5を露出させる開放姿勢(図3等参照)と、を切り替え可能な状態で、プリンター本体2の前上部に取り付けられている。つまり、カバー6は、プリンター本体2の前上部に開閉可能に取り付けられている。以下、カバー6に関する説明では、閉止姿勢(図2等参照)を基準として、上下左右等の方向を示す語を用いることにする。
図2等に示されるように、カバー6は、対向板52と、対向板52の外周から下方に向かって延出する延出板53と、を備えている。図4、図5等に示されるように、対向板52は、トナーコンテナ5の上側を覆っている。対向板52とトナーコンテナ5の容器本体26の蓋体32の間には、前述の風路Yが形成されている。対向板52は、蓋体32の第1上壁部41及び第2上壁部42の上面に設けられた複数のリブ44と風路Yを介して対向している。延出板53は、略コ字状を成しており、トナーコンテナ5の前側及び左右両側を覆っている。
上記のように構成されたプリンター1において、ファン23が稼働すると、ファン23が冷却風を発生させる。ファン23からの冷却風は、風路Yの左端部(上流端部)へと送られて、図4に点線矢印Aで示されるように、風路Yを左側(上流側)から右側(下流側)へと通過する。これにより、トナーコンテナ5の容器本体26に収容されたトナーが冷却される。
本実施形態では上記のように、同一の方向に沿って延びる複数のリブ44が容器本体26の上面(外面)に設けられている。そのため、容器本体26の表面積を増加させ、容器本体26の放熱性能を高めることが可能となり、容器本体26の温度上昇を効果的に抑制することが可能となる。そのため、容器本体26に収容されるトナーの融点が比較的低い場合であっても、トナーの特性の変化を抑制することが可能となる。また、複数のリブ44によって容器本体26の強度を高めることができるため、容器本体26を薄肉化した場合でも容器本体26の強度を十分に確保することが可能となる。特に、複数のリブ44が容器本体26の左端側(長手方向一端側)から右端側(長手方向他端側)まで設けられているため、左右方向(容器本体26の長手方向)の全域において、容器本体26の温度上昇を抑制すると共に容器本体26の強度を高めることが可能となる。
また、容器本体26の蓋体32の下面(内面)は、複数のリブ44の裏側の部分が平面状を成している。そのため、複数のリブ44の裏側の部分に複数の凹部が形成される場合と比較して、トナーコンテナ5の使用終了後に容器本体26の内部に残留するトナーの量を少なくすることが可能となる。
また、容器本体26の蓋体32に複数のリブ44が設けられているため、容器本体26の収容体31の構成を複雑化することなく、複数のリブ44を設けることが可能となる。
また、複数のリブ44は、ファン23からの冷却風が通過する風路Yに面して配置されている。そのため、容器本体26の冷却効果を高めることが可能となり、容器本体26の温度上昇を一層効果的に抑制することが可能となる。
また、風路Yは、左右方向(容器本体26の長手方向)に沿って設けられ、複数のリブ44は、左右方向(容器本体26の長手方向)に沿って延びており、前後方向(容器本体26の幅方向)に間隔をおいて設けられている。このような構成を採用することで、複数のリブ44が風路Yと平行に配置されることになるため、風路Yを通過する冷却風の流れを円滑化して、容器本体26の冷却効果を一層高めることが可能となる。
本実施形態では、容器本体26の蓋体32の上面(外面)の全域に亘って、複数のリブ44が設けられていた。一方で、他の異なる実施形態では、容器本体26の蓋体32の上面(外面)の一部のみに、複数のリブ44が設けられていても良い。
本実施形態では、複数のリブ44が一定の間隔をおいて設けられていた。一方で、他の異なる実施形態では、複数のリブ44の間隔が一定でなくても良い。
本実施形態では、複数のリブ44の形成幅W(図5、図6参照)が、複数のリブ44の基端側(下端側)から先端側(上端側)まで一定であり、且つ、容器本体26の左端側(長手方向一端側)から右端側(長手方向他端側)まで一定であった。一方で、他の異なる実施形態では、複数のリブ44の形成幅Wが、複数のリブ44の基端側(下端側)から先端側(上端側)まで一定でなくても良いし、容器本体26の左端側(長手方向一端側)から右端側(長手方向他端側)まで一定でなくても良い。
本実施形態では、容器本体26の蓋体32は、下面が開口された箱型形状を成していた。一方で、他の異なる実施形態では、容器本体26の蓋体32が平板状を成していても良い。
本実施形態では、別個に成型された収容体31と蓋体32を一体化することによって容器本体26が形成されていた。一方で、他の異なる実施形態では、一体成型された部品によって容器本体26が形成されていても良い。
本実施形態では、トナーコンテナ5に本発明の構成を適用したが、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ5と現像器12の間に介装されるトナー容器(所謂「中間ホッパー」)などに本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態に係るプリンター61(画像形成装置)について、図7、図8を用いて説明する。なお、カバー62以外の部材については、第1実施形態に係るプリンター1と同様であるため、第1実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。カバー62についても、第1実施形態に係るカバー6と同様の部分については、第1実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。
第1実施形態では、カバー6が対向板52と延出板53によって構成されていた。一方で、第2実施形態では、カバー62が対向板52と延出板53の他に、仕切板64を備えている。仕切板64は、カバー62の対向板52の下面(内面)に立設されており、左右方向(容器本体26の長手方向)に沿って延びている。仕切板64は、風路Yと風路Yの後側の空間Z(風路Yに隣接する空間)とを区画している。仕切板64の左端部には導風口65が設けられ、仕切板64の右端部には排風口66が設けられている。
上記のように構成されたプリンター61において、ファン23が稼働すると、ファン23が冷却風を発生させる。ファン23からの冷却風は、図8に点線矢印Bで示されるように、仕切板64の導風口65を介して風路Yの左端部(上流端部)へと流入し、風路Yを左側(上流側)から右側(下流側)へと通過した後、仕切板64の排風口66を介して風路Yの右端部(下流端部)から排出される。これにより、トナーコンテナ5の容器本体26に収容されたトナーが冷却される。
本実施形態では上記のように、風路Yと風路Yの後側の空間Z(風路Yに隣接する空間)とを区画する仕切板64がカバー62に設けられている。そのため、冷却風の一部が風路Yの後側の空間Zに流れ込んでしまうのを抑制することが可能となる。これに伴って、容器本体26の冷却効果を一層高めることが可能となる。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態に係るプリンター71(画像形成装置)について、図9、図10を用いて説明する。なお、風路Yとトナーコンテナ72(トナー容器)以外の部材については、第1実施形態に係るプリンター1と同様であるため、第1実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。トナーコンテナ72についても、第1実施形態に係るトナーコンテナ5と同様の部分については、第1実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。
第1実施形態では、左右方向(容器本体26の長手方向)に沿って風路Yが設けられていた。これに対して、第3実施形態では、前後方向(容器本体26の幅方向)に沿って風路Yが設けられている。図9、図10に付される点線矢印Cは、風路Yを通過する冷却風の流動方向を示している。
第1実施形態では、蓋体32の第1上壁部41及び第2上壁部42の上面(外面)に複数のリブ44が設けられていた。これに対して、第3実施形態では、蓋体32の第1上壁部41及び第2上壁部42の上面(外面)に加えて、蓋体32の連結壁部43の後面(外面)にも複数のリブ73が設けられている。なお、蓋体32の連結壁部43の前面(内面)は、複数のリブ73の裏側が平面状を成している。
第1実施形態では、複数のリブ44が左右方向(容器本体26の長手方向)に沿って延びており、前後方向(容器本体26の幅方向)に間隔をおいて設けられていた。これに対して、第3実施形態では、複数のリブ73が前後方向(容器本体26の幅方向)に沿って延びており、左右方向(容器本体26の長手方向)に間隔をおいて設けられている。
以上のような構成を採用することで、第1実施形態と同様に、複数のリブ73が風路Yと平行に配置されることになるため、風路Yを通過する冷却風の流れを円滑化して、容器本体26の冷却効果を一層高めることが可能となる。
第1実施形態では、複数のリブ44が容器本体26の左端側(長手方向一端側)から右端側(長手方向他端側)まで設けられていた。これに対して、第3実施形態では、複数のリブ73が容器本体26の前端側(幅方向一端側)から後端側(幅方向他端側)まで設けられている。このような構成を採用することで、前後方向(容器本体26の幅方向)の全域において、容器本体26の温度上昇を抑制すると共に容器本体26の強度を高めることが可能となる。
<第4実施形態>
以下、本発明の第4実施形態に係るプリンター81(画像形成装置)について、図11、図12を用いて説明する。図11、図12に付される点線矢印Dは、風路Yを通過する冷却風の流動方向を示している。なお、トナーコンテナ82(トナー容器)以外の部材については、第3実施形態に係るプリンター71と同様であるため、第3実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。トナーコンテナ82についても、第3実施形態に係るトナーコンテナ72と同様の部分については、第3実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。
第3実施形態では、容器本体26の蓋体32の外面のみに複数のリブ73が設けられていた。これに対して、第4実施形態では、容器本体26の蓋体32の外面に複数のリブ73が設けられているのに加えて、容器本体26の収容体31の第1収容部35の前面(外面)と第2収容部36の後面(外面)にも複数のリブ83が設けられている。なお、収容体31の第1収容部35及び第2収容部36の内面は、複数のリブ83の裏側が平面状を成している。
以上のような構成を採用することで、容器本体26の蓋体32の放熱性能だけでなく、容器本体26の収容体31の放熱性能も高めることが可能となる。そのため、容器本体26の冷却効果を一層高めることができる。
<第5実施形態>
以下、本発明の第5実施形態に係るプリンター91(画像形成装置)について、図13、図14を用いて説明する。図14に付される点線矢印Eは、風路Yを通過する冷却風の流動方向を示している。なお、トナーコンテナ92(トナー容器)以外の部材については、第1実施形態に係るプリンター1と同様であるため、第1実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。トナーコンテナ92についても、第1実施形態に係るトナーコンテナ5と同様の部分については、第1実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。
第1実施形態では、容器本体26の蓋体32の内面における複数のリブ44の裏側の部分が平面状を成していた。一方で、第5実施形態では、容器本体26の蓋体32の内面における複数のリブ93の裏側の部分に、左右方向(複数のリブ93と同一の方向)に沿って延びる複数の凹部94が形成されている。そのため、複数のリブ93の裏側の部分が平面状を成している場合と比較して、複数のリブ93が設けられている部分における蓋体32の肉厚を薄くすることが可能となる。これに伴って、容器本体26の放熱性能を高めることが可能となる。
<第6実施形態>
以下、本発明の第6実施形態に係るプリンター101(画像形成装置)について、図15を用いて説明する。なお、トナーコンテナ102(トナー容器)以外の部材については、第5実施形態に係るプリンター91と同様であるため、第5実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。トナーコンテナ102についても、第5実施形態に係るトナーコンテナ92と同様の部分については、第5実施形態と同一の符号を図中に付し、適宜説明を省略する。
第5実施形態では、容器本体26の蓋体32の外面のみに複数のリブ93が設けられていた。これに対して、第6実施形態では、容器本体26の蓋体32の外面に複数のリブ93が設けられているのに加えて、容器本体26の収容体31の第1収容部35の前面(外面)にも複数のリブ103が設けられている。収容体31の第1収容部35の後面(内面)には、複数のリブ103の裏側の部分に、左右方向(複数のリブ103と同一の方向)に沿って延びる複数の凹部104が形成されている。なお、収容体31の第2収容部36には、リブ及び凹部が設けられていない。
上記のように構成されたプリンター101において、撹拌部材27が回転すると、撹拌部材27の撹拌羽根47の先端部が複数の凹部104に入り込む。そのため、複数の凹部104にトナーが入ったとしても、このトナーを撹拌羽根47の先端部によって掻き出すことが可能となる。そのため、容器本体26の内面に複数の凹部104が形成されていても、トナーコンテナ102の使用終了後に容器本体26の内部にトナーが残留しにくくなる。
1 プリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体(装置本体)
5 トナーコンテナ(トナー容器)
6 カバー
23 ファン(送風部材)
26 容器本体
27 撹拌部材
28 搬送部材
31 収容体
32 蓋体
35 第1収容部
36 第2収容部
37 トナー排出口
44 複数のリブ
52 対向板
61 プリンター(画像形成装置)
62 カバー
64 仕切板
71 プリンター(画像形成装置)
72 トナーコンテナ(トナー容器)
73 複数のリブ
81 プリンター(画像形成装置)
82 トナーコンテナ(トナー容器)
83 複数のリブ
91 プリンター(画像形成装置)
92 トナーコンテナ(トナー容器)
93 複数のリブ
94 複数の凹部
101 プリンター(画像形成装置)
102 トナーコンテナ(トナー容器)
103 複数のリブ
104 複数の凹部
Y 風路
Z 風路の後側の空間(風路に隣接する空間)

Claims (6)

  1. トナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体に回転可能に支持され、前記容器本体内のトナーを撹拌する撹拌部材と、
    前記容器本体に回転可能に支持され、前記容器本体に設けられたトナー排出口へと前記容器本体内のトナーを搬送する搬送部材と、を備えたトナー容器であって、
    前記容器本体の外面には、同一の方向に沿って延びる複数のリブが、前記容器本体の長手方向又は幅方向の一端側から他端側まで設けられており、
    前記容器本体の内面には、前記複数のリブの裏側の部分に、前記複数のリブと同一の方向に沿って延びる複数の凹部が形成されており、
    前記容器本体は、
    上面が開口された箱型形状を成し、トナーを収容する収容体と、
    前記収容体の開口を閉止する蓋体と、を備え、
    前記収容体は、
    前記撹拌部材を収容する第1収容部と、
    前記搬送部材を収容する第2収容部と、を備え、
    前記第1収容部には、前記複数のリブ及び前記複数の凹部が設けられ、
    前記撹拌部材の回転に伴って前記撹拌部材の先端部が前記複数の凹部に入り込むことを特徴とするトナー容器。
  2. 請求項に記載のトナー容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記トナー容器が着脱可能に装着される装置本体と、
    前記装置本体に開閉可能に取り付けられ、前記トナー容器を覆うカバーと、
    前記トナー容器と前記カバーの間に形成される風路に冷却風を送る送風部材と、を更に備え、
    前記複数のリブは、前記風路に面して配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記風路は、前記容器本体の長手方向に沿って設けられ、
    前記複数のリブは、前記容器本体の長手方向に沿って延びており、前記容器本体の幅方向に間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記風路は、前記容器本体の幅方向に沿って設けられ、
    前記複数のリブは、前記容器本体の幅方向に沿って延びており、前記容器本体の長手方向に間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記カバーは、
    前記風路を介して前記複数のリブと対向する対向板と、
    前記対向板の内面に立設され、前記風路と前記風路に隣接する空間とを区画する仕切板と、を備えていることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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