JP6476940B2 - 溶鋼の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シャフト炉を用いて酸化鉄原料を還元ガスで直接還元して還元鉄を製造し、その還元鉄をアーク式還元溶解炉を用いて追還元および溶解して溶鋼を製造する方法に関するものである。
鉄鉱石等の酸化鉄原料から還元鉄を製造する直接還元製鉄法は、シャフト炉、ロータリーキルン、回転炉床、流動床炉等の還元炉形式による方法と、天然ガス、石炭等の還元剤による方法とに分類され、これらの組み合わせによる各種の製鉄プロセスが提案され、工業化されている。
このうち、最も広く利用されている方法の一つに、還元炉として連続式の移動層シャフト炉を用い、還元剤として、特に天然ガス、又は、天然ガスを改質したガス(CO及びH2が主成分)といった還元ガスを用いる方法が知られている。この方法では、酸化鉄原料と還元ガスとがシャフト炉内で向流接触するので反応効率が高く、また排ガスの循環使用が可能であるためエネルギー効率も比較的高いという特長があり、しかも設計並びに操業が容易であるため、直接還元製鉄法の主力プロセスとなっている。
しかしながら、上記方法の適用は、天然ガスが安価で、安定供給が可能な天然ガス産出国にほぼ限られてしまう。そこで、CO、H2の少なくとも一方を所要量含んでいれば直接還元製鉄法の還元ガスとして機能するので、コークス製造用の原料炭に比べて安価な一般炭をガス化炉でガス化し、該ガスを還元ガスとして使用する還元鉄の製造方法も提案されている(特許文献1および2参照)。
また、CO、H2の少なくとも一方を所要量含む製鉄プロセスから発生するガスを酸化鉄原料の直接還元に用いる方法も提案されている。特許文献3には、高炉やコークス炉、転炉より発生した副生ガスを還元鉄製造装置に供給する方法が提案されている。また、特許文献4には、コークス炉で発生したガスを水蒸気や二酸化炭素と触媒とを用いて改質して還元鉄の製造に用いる方法が記載されている。
直接還元製鉄法により製造された還元鉄を用いて溶鉄を製造する方法としては、天然ガスを用いて、上記のシャフト炉内による還元方法で製造された還元率の高い還元鉄をアーク式電気炉を用いて溶解し、溶鋼を製造する方法が、現在最も主流となっている。したがって、特許文献3または4に記載の方法と組み合わせれば、天然ガスを用いることなく溶鋼を製造することも可能であるが、直接還元製鉄法と高炉一貫製鉄法との併用が必須となる。
特許文献5には、シャフト炉による直接還元製鉄法と溶融還元炉による溶鉄の製造方法とを組み合わせ、溶融還元炉から発生する排ガスを天然ガスの改質部における燃料ガスとして使用する方法が記載されている。この方法は、排ガスを直接還元ガスとして使用するものでないため、天然ガスの使用量を削減することは可能であるが、天然ガスの使用を無くすには至らない。また、溶融還元炉は炭材を還元剤および燃料として利用するプロセスのため、生成される溶鉄は炭素が飽和した溶鉄であり、溶融還元炉の他に脱炭用の転炉を必要とし、多額の設備費を要するという課題もあった。
また、通常COREXと呼ばれるバッチ式の固定層シャフト炉と溶融還元炉とを組み合わせたプロセスでは、天然ガスを用いることなく溶鉄を製造できるが、バッチ式であるため、シャフト炉内において還元効率を十分に向上させることができなかった。また、特許文献5と同じように、溶鋼を製造するためには脱炭用の転炉を必要とする課題もあった。
そこで、一つの溶解炉を用いて還元鉄から溶鋼を製造する方法としては、予備還元炉で製造した半還元鉄に対して溶融還元炉で追還元及び溶解を行った後、同じ炉で脱炭して溶鋼を製造する方法が提案されている(特許文献6参照)。
特許文献5及び6に記載の方法やCOREX法のように、還元剤及び燃料として炭材を利用する溶融還元法の場合は、多量の排ガスが発生する。このため、予備還元炉の還元効率が高い場合には、還元に必要な排ガス量に対して発生する排ガスが過剰となり、予備還元炉の還元効率が低い場合は全体のエネルギー効率が低下する。全体のエネルギー効率を最適化するためには、二次燃焼率と着熱効率とを高めて溶融還元炉側の還元負荷と還元効率とを高めるしかないが、耐火物への負荷増大は避けられない。更に、特許文献6に記載の方法のように同一炉で脱炭まで行うと、炉寿命が極めて短くなる課題があった。
特開昭56−105411号公報 特開2004−169074号公報 特開2010−43314号公報 特開2011−213545号公報 特開昭63−213613号公報 特開昭59−107013号公報
上述したように、直接還元製鉄法により還元鉄を製造するに当たり、エネルギー効率の高い連続式の移動層シャフト炉方式を用いる場合には、天然ガス、または、天然ガスを改質したガスを用いる方法が一般的であるが、天然ガスの産出がなく天然ガス価格が高い国や地域では製造コストが高いという課題があった。
特許文献1または2に記載されている方法のように、石炭をガス化して還元ガスとして利用する方法では、還元鉄を溶解して溶鋼を製造する溶解精錬炉とは別のプロセスを新たに設置する必要があり、特許文献3または4に記載されているような高炉やコークス炉、転炉の排ガスを還元ガスとして利用する方法も高炉一貫製鉄プロセスとの併用が必須であった。
特許文献5及び6に記載の方法、並びにCOREX法のように予備還元炉と溶融還元炉とを組み合わせたプロセスでは、溶融還元炉から発生する排ガスが多量であるため、移動層シャフト炉方式のようにエネルギー効率の高い還元炉の還元ガスとして使用するには排ガス量が過剰であり、プロセス全体として炭材が保有する還元能を十分に活用できないという課題があった。
本発明では、還元鉄を追還元および溶解して溶鋼を製造するプロセスとは別の新たなプロセスを設置することなく、移動層シャフト炉での天然ガスの使用量を大幅に削減もしくは不使用とし、天然ガス価格が高い国や地域においても、酸化鉄原料から安価に溶鋼を製造可能な方法を提供することを第1の目的とする。
また、エネルギー効率の高い移動層シャフト炉を1段目の還元炉として用い、2段目の還元溶解炉で発生する排ガス量をシャフト炉の還元ガスとして必要十分な量となるように還元負荷を最適化して、天然ガスを使用せずに還元鉄から安価に溶鋼を製造する方法を提供することを第2の目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)シャフト炉において還元ガスを用いて酸化鉄原料を直接還元して還元鉄を製造し、該還元鉄をアーク式還元溶解炉に装入して、追還元および溶解を行って溶鋼を製造する方法において、前記アーク式還元溶解炉に炭材を添加しながら電気アークにより前記還元鉄を還元溶解し、その後、必要に応じて酸素ガスを溶鉄に吹き付けて脱炭処理を行って溶鋼を製造するとともに、前記アーク式還元溶解炉で発生した排ガスを前記シャフト炉における還元ガスに利用し、前記シャフト炉で製造する還元鉄の還元率を50%以上とし、電気アークによる還元鉄の溶け落ち時の溶鉄中の炭素濃度を1質量%以上とすることを特徴とする溶鋼の製造方法。
(2)前記シャフト炉において用いる還元ガスを全て前記アーク式還元溶解炉からの排ガスとし、天然ガスを使用しないようにすることを特徴とする上記(1)に記載の溶鋼の製造方法。
(3)前記シャフト炉で製造する還元鉄の還元率を50%以上95%以下とし、該還元率の還元鉄の製造に必要な排ガスが発生するように前記アーク式還元溶解炉で前記炭材の添加量を調整することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の溶鋼の製造方法。
(4)前記アーク式還元溶解炉および前記シャフト炉のうち少なくとも一方からの排ガスを冷却および集塵することなく、前記シャフト炉にそのまま吹き込み、前記排ガス中のダストも前記還元鉄の原料として利用することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の溶鋼の製造方法。
本発明によれば、天然ガス価格が高い国や地域においても、酸化鉄原料から安価に溶鋼を製造することが可能となる。また、天然ガスを全く使用することなく安価に還元鉄を製造し、一つの溶解精錬炉で該還元鉄から溶鋼を製造することが可能となる。
本発明の溶鋼の製造方法について、シャフト炉とアーク式還元溶解炉とを用いて酸化鉄原料から安価に溶鋼を製造するプロセスを説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の溶鋼の製造方法について、シャフト炉とアーク式還元溶解炉とを用いて酸化鉄原料から安価に溶鋼を製造するプロセスを説明するための図である。
図1において、シャフト炉1には、上部から鉄鉱石等の酸化鉄原料が投入される。また、アーク式還元溶解炉2と連結した排ガスダクト3を通して、COガス主体の排ガスがシャフト炉1下部に吹き込まれるようになっている。シャフト炉1に投入された酸化鉄原料は、シャフト炉1下部に吹き込まれる排ガスにより、下記(1)〜(3)式の反応により還元され、シャフト炉1最下部より高温の還元鉄4として還元鉄供給路5を通してアーク式還元溶解炉2に連続的もしくはバッチ的に排出される。
Fe23+3CO→2Fe+3CO2 ・・・(1)
Fe23+CO→2FeO+CO2 ・・・(2)
FeO+CO→Fe+CO2 ・・・(3)
ここで、酸化鉄原料は、その種類は特には限定されず、種々のものが使用できる。その中でも、例えば、塊状鉄鉱石(塊鉱石)や粉状鉄鉱石(製鋼ダスト等の鉄含有ダスト類を含む)を塊成化した焼結鉱、及び、粉状鉄鉱石(鉄含有ダスト類を含む)を塊成化したペレットが好ましい。
シャフト炉1内部で酸化鉄原料を還元するガスとしては、アーク式還元溶解炉2からの排ガスの他に天然ガスを併用しても良いが、シャフト炉1が加圧されていない場合には、リフォーマーを必要とし、天然ガス価格が高い場合には、できるだけアーク式還元溶解炉2からの排ガスの利用率を高めることが望ましい。リフォーマーを設置することなく、天然ガスを使用せず、アーク式還元溶解炉2からの排ガスのみを還元ガスとして使用してシャフト炉内で酸化鉄の還元を行うのが最良の実施の形態である。
シャフト炉1から排出された還元鉄4は、ホッパーを介した添加孔6および黒鉛電極7の中空部8のうち、少なくとも一方から添加される炭材中の固定炭素分により、下記(4)式の反応で追還元及び溶解される。
FeO+C→Fe+CO ・・・(4)
シャフト炉1の還元に天然ガス等の水素を含む炭化水素ガスを使用せず、酸化鉄(Fe23)を全て炭素Cで還元する場合は、トータルの還元反応式は下記(5)式のようになる。
Fe23+3/2C→2Fe+3/2CO2 ・・・(5)
したがって、シャフト炉1とアーク式還元溶解炉2とで下記(6)式及び(7)式のように還元負荷を分担する場合に炭素原単位が最少となる。
シャフト炉:Fe23+3/2CO→Fe21.5+3/2CO2 ・・・(6)
還元溶解炉:Fe21.5+3/2C→2Fe+3/2CO ・・・(7)
すなわち、化学量論的には、シャフト炉で還元率50%の還元鉄を製造し、残りの追還元についてはアーク式還元溶解炉で炭素還元を行って溶鋼を製造し、その際に発生するCOガスを全てシャフト炉に導入してシャフト炉内の還元に利用する場合に、還元に必要なトータルの炭素量が最少となる。
しかしながら、実操業においては、シャフト炉での還元効率やアーク式還元溶解炉で添加する炭材の固定炭素量などにより、実際の炭材原単位最少点は変化する。シャフト炉内で(6)式の反応に利用されるCOガスの割合をシャフト炉還元効率と定義すると、シャフト炉還元効率が低下した場合はより多くのCOガスを必要とするため、還元負荷をよりアーク式還元溶解炉側に掛けた方に、すなわちシャフト炉で製造する還元鉄の還元率を50%よりも低下させた方に、炭材原単位最少点は移行する。
本発明者らがシャフト炉を用いたCOガスによる還元試験を行った結果、シャフト炉還元効率は平均90%程度で低くても82%であり、溶解還元炉で固定炭素分がほぼ100%である黒鉛を用いた場合でも炭材原単位が最少となる還元鉄の還元率は平均47%程度で低くても45%であった。
一方で、アーク式溶解還元炉で添加する炭材の炭素分には、固定炭素(FC)と揮発分(VM)中の炭素とがあり、揮発分は還元反応には殆ど寄与しないことが知られている。固定炭素の濃度が低い一般炭を使用する方が炭材コストは低減するが、還元率の低い還元鉄を還元するのに必要な固定炭素量を確保しようとすると、VM中のCと合わせて、シャフト炉で必要なCOガス量を上回ってしまう。このため、上記炭材原単位最少点はより高還元率側に移行する。
本発明者らが行った還元試験の結果では、シャフト炉還元効率が90%で、アーク式溶解還元炉で使用したトータルC分(FCとVM中のCとの合計)が80質量%であって炭材中FCが75質量%の場合は、炭材原単位が最少となる還元鉄の還元率は約50%であったが、FCが50質量%の炭材を使用した場合は還元鉄の還元率が約60%の時に炭材原単位は最少となった。なお、還元反応に寄与しないVM中のCはシャフト炉での還元に利用するCOガスとするため、アーク式還元溶解炉に設けた酸素ランスから酸素ガスを吹き付けて燃焼させる。
上述の通り、シャフト炉での還元効率やアーク式還元溶解炉で使用する炭材のFC量などの実操業条件に応じて、アーク式還元溶解炉で添加する炭材量を調整して溶解炉排ガス量を調整し、シャフト炉での還元に天然ガスを使用することなく還元鉄の還元率を45%以上の炭材原単位最少点に制御するのが本発明の望ましい実施の形態の一つである。
還元鉄の還元率が炭材原単位最少点よりも低下すると、シャフト炉での還元に必要なCOガス以上に排ガスが発生するため、全体の還元効率が低下して炭材原単位が増加するとともに、アーク式還元溶解炉側での必要還元熱が増加して電力原単位も増加するため、望ましくない。
一方で、還元鉄の還元率が炭材原単位最少点よりも増加した場合は、シャフト炉での還元に必要なCOガス量を確保するため、アーク式還元溶解炉側での追還元に必要な量以上の炭材を添加することとなり炭材原単位は増加する。ところが、過剰な炭素分は溶鉄の加炭に利用されるため、溶け落ち時点での溶鉄中C濃度が増加して融点が低下し、必要なアーク電力原単位が削減されるとともに耐火物寿命が向上する。飽和炭素濃度以上に溶鉄中C濃度は増加しないが、加炭に必要な量以上の炭材の燃焼熱を利用して、還元鉄や鉄鉱石、屑鉄等の冷鉄源を追装して溶解することも可能である。この過剰な炭素分も、酸素ランスから酸素ガスを吹き付けてシャフト炉での還元に利用可能なCOガスとするとともに溶鉄も脱炭して所定のC濃度の溶鋼を製造する。
なお、シャフト炉で天然ガスを用いずにCO主体のアーク式溶解還元炉からの排ガスのみを用いて還元する場合、還元率95%超の還元鉄を製造することは困難である。還元率をそれ以上高くしても、シャフト炉で必要なCOガス量を確保するために、アーク式還元溶解炉での炭材量とその燃焼熱を利用するための冷鉄源量とが増えるだけであり、その分耐火物への負荷も増大しメリットは小さい。したがって、還元鉄の還元率は95%以下とすることが望ましい。
また、溶け落ち後の溶鉄の炭素濃度を高めた後、酸素ガスを吹き付けて脱炭処理を行うことによって、脱炭により発生するCOガスとともに脱窒が進行し、低窒素鋼も溶製することが可能となる。本発明者らによるアーク式還元溶解炉を用いた還元、脱炭実験では、溶け落ち時点での溶鉄中C濃度を1質量%以上とすることにより安定してN濃度が15ppm以下の低窒素鋼を製造することが可能であった。
溶鉄中のC濃度を1質量%以上とする際に、アーク式還元溶解炉で発生するCOガス量がシャフト炉での還元に必要なCOガス量以上とならないような還元鉄の最低必要還元率も、アーク式還元溶解炉で添加する炭材のFC分に依存する。本発明者らの還元試験では、FC50%の一般炭を使用した場合でも還元率を50%以上とすることにより、溶け落ち時の溶鉄中において1質量%以上の炭素濃度を確保でき、低窒素鋼を溶製できることが確認できた。以上のように低窒素鋼を製造する場合には、還元鉄の還元率を50%以上とし、電気アークによる還元鉄の溶け落ち時の溶鉄中の炭素濃度を1質量%以上とすることが望ましい。
本発明において、シャフト炉で製造された還元鉄は、一度冷却したHBI(Hot Briquetted Iron)等のものでも良いが、アーク式還元溶解炉との直結や高温ガスによる圧送、高温バケット等の利用などによってできるだけ高温でアーク式還元溶解炉に装入する方がアーク式還元溶解炉の電力原単位を削減することができるため望ましい。また、アーク式還元溶解炉での鉄源としては還元鉄だけでなく、スクラップや溶銑などの他の鉄源と適宜併用することができる。
また、本実施形態では、図1に示すように、アーク式還元溶解炉2から排出される排ガスは、湿式等の除塵装置11を通してガスホルダー12に一旦貯留される。その後、ガスホルダー12に貯留された排ガスを、CO2除去装置13及びガス予熱装置14を通してシャフト炉1に還元ガスとして吹き込むことができる。また、排ガスの組成や温度に応じて、CO2除去装置13及びガス予熱装置14を通さずにシャフト炉1に吹き込むこともできる。
ここで、排ガスを冷却、集塵することなく、そのままシャフト炉に吹き込むと、シャフト炉内部の還元速度が増加し、シャフト炉の生産性が向上するとともに、排ガス中のダストもシャフト炉内部で鉄源に吸着、捕捉され、還元鉄の原料として利用されるため、本発明のさらに望ましい実施の形態といえる。この場合、排ガスを貯留するガスホルダーもガス予熱装置も不要となるが、アーク式還元溶解炉で発生する排ガス量がアークでの溶解期と過剰な炭素分を脱炭する脱炭期とで大きく異なる場合がある。その場合は、シャフト炉1基に対してアーク式還元溶解炉を2基組み合わせ、溶解期にはシャフト炉から還元鉄をアーク式還元溶解炉に連続供給を行い、もう一つの還元溶解炉を脱炭期としてその排ガスをシャフト炉に連続供給するという操業を交互に行うことも発明の実施の形態の一つである。
なお、図1に示すように、シャフト炉1からの排ガスも、除塵装置15、CO2除去装置13、ガス予熱装置14を通して循環利用することでシャフト炉での還元効率をより高めることもできる。
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例で採用する条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
(実施例1)
図1に示すようなシャフト炉1とアーク式還元溶解炉2とを組み合わせた溶鋼製造装置を用いて、以下のような手順により酸化鉄原料から溶鋼を製造した。ここで、シャフト式還元設備は、内径6mの縦型のシャフト炉1、除塵装置11、15、CO2除去装置13、ガス予熱装置14、ガスホルダー12等から構成されている。なお、除塵装置11は、アーク式還元溶解炉2からの排ガスをシャフト炉での還元に利用するための装置であり、除塵装置15は、シャフト炉1から排出される排ガスを循環利用するための装置である。また、アーク式還元溶解炉2は、電源容量80MWの直流式アーク炉であり、2本の酸素ランス10を具備している。
シャフト炉1には、酸化鉄原料として、塊鉱石及びペレットを半々で配合したものを上部から装入した。塊鉱石及びペレットの直径は、略10mm程度である。また、当該チャージ以前に発生したアーク式還元溶解炉2からの排ガスを、除塵装置11で除塵した後にガスホルダー12に貯留しておいた。そして、ガスホルダー12に貯留された排ガスをCO2除去装置13で脱炭酸してガス予熱装置14で800℃まで加熱してから流量30000Nm3/hでシャフト炉1に供給した。このとき、脱炭酸前の排ガス中のCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であり、脱炭酸後のCO濃度は94体積%、CO2濃度は1体積%であった。また、シャフト炉1からの排ガスも、除塵装置15、CO2除去装置13、ガス予熱装置14を通して循環利用した。この結果、シャフト炉1内部で還元されて下部から排出された還元鉄4は還元率96%で、生産速度は57t/hであった。
次に、シャフト炉1で製造された還元鉄4の約30トン分をシャフト炉1下部に貯め置き、還元鉄供給路5を通して約700℃の高温のまま、アーク式還元溶解炉2に約25分かけて連続添加し、直流アークで加熱して追還元及び溶解を行った。トータルの還元鉄の添加量は57トンであった。この際、トータルC分が80質量%、FC分75質量%の炭材17.1トン(約430kg/トン−溶鋼)を炭材添加孔6から添加した。還元鉄4は約30分で全量57トンが溶解し、そこまでの電力消費量は12MWh(約300kWh/トン−溶鋼)であった。また、溶け落ち時の溶鉄温度は1300℃で、溶鉄中の炭素濃度は4.5質量%であった。
その後、2本の酸素ランス10から、合わせて32500Nm3/hの酸素を約25分吹き付けて脱炭を行い、溶鋼を製造した。生成した溶鋼は約40トンであり、吹き止め温度は1650℃、溶鋼中の炭素濃度は0.05質量%、窒素濃度は出鋼後の鍋内でも12ppmであった。
また、アーク式還元溶解炉2から発生した排ガスはアーク溶解期も含めて、集塵後にガスホルダー12に回収貯蔵され、回収された排ガス量は約30000Nm3で、回収された排ガスのCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。このように、シャフト炉1で天然ガスを全く用いずに、低窒素濃度の溶鋼を製造できることを確認した。
(実施例2)
実施例1と同じシャフト式還元設備とアーク式還元溶解炉2とを用いて、以下のような手順により酸化鉄原料から溶鋼を製造した。酸化鉄原料も実施例1と同じものを使用した。
アーク式還元溶解炉2からの排ガスを、実施例1と同様に、当該チャージ以前の排ガスを除塵装置11で除塵した後にガスホルダー12に貯留しておいた。そして、ガスホルダー12に貯留された排ガスを、CO2除去装置13を通さずにガス予熱装置14で800℃まで加熱してから流量28000Nm3/hでシャフト炉1に供給した。このとき、排ガス中のCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。また、シャフト炉1からの排ガスも、CO2除去装置13は通さずに、除塵装置15とガス予熱装置14とを通して循環利用した。この結果、シャフト炉1内部で還元されて下部から排出された還元鉄4は還元率90%で、生産速度は57t/hであった。
次に、シャフト炉1で製造された還元鉄4の約30トン分をシャフト炉1下部に貯め置き、還元鉄供給路5を通して約700℃の高温のまま、アーク式還元溶解炉2に約25分かけて連続添加し、直流アークで加熱して追還元及び溶解を行った。トータルの還元鉄の添加量は57トンであった。この際、トータルC分が80質量%、FC分75質量%の微粉炭16.0トン(約400kg/トン−溶鋼)を黒鉛電極7の中空部8から添加した。還元鉄4は約30分で全量57トンが溶解し、そこまでの電力消費量は16MWh(約400kWh/トン−溶鋼)であった。また、溶け落ち時の溶鉄温度は1200℃で、溶鉄中の炭素濃度は4.5質量%であった。
その後、2本の酸素ランス10から、合わせて28500Nm3/hの酸素を約25分吹き付けて脱炭を行い、溶鋼を製造した。生成した溶鋼は約40トンであり、吹き止め温度は1650℃、溶鋼中の炭素濃度は0.05質量%、窒素濃度は出鋼後の鍋内でも11ppmであった。
また、アーク式還元溶解炉2から発生した排ガスはアーク溶解期も含めて、集塵後にガスホルダー12に回収貯蔵され、回収された排ガス量は約28000Nm3で、回収された排ガスのCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。このように、シャフト炉1で天然ガスを全く用いずに、また、CO2除去装置を使用することなく、低窒素濃度の溶鋼を製造できることを確認した。
(実施例3)
実施例1と同じシャフト式還元設備とアーク式還元溶解炉2とを用いて、以下のような手順により酸化鉄原料から溶鋼を製造した。酸化鉄原料も実施例1と同じものを使用した。
アーク式還元溶解炉2からの排ガスを、実施例1と同様に、当該チャージ以前の排ガスを除塵装置11で除塵した後にガスホルダー12に貯留しておいた。そして、ガスホルダー12に貯留された排ガスを、CO2除去装置13を通さずにガス予熱装置14で800℃まで加熱してから流量19000Nm3/hでシャフト炉1に供給した。このとき、排ガス中のCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。また、シャフト炉1からの排ガスも、CO2除去装置13は通さずに、除塵装置15とガス予熱装置14とを通して循環利用した。この結果、シャフト炉1内部で還元されて下部から排出された還元鉄4は還元率61%で、生産速度は57t/hであった。
次に、シャフト炉1で製造された還元鉄4の約25トン分をシャフト炉1下部に貯め置き、還元鉄供給路5を通して約700℃の高温のまま、アーク式還元溶解炉2に約35分かけて連続添加し、直流アークで加熱して追還元及び溶解を行った。トータルの還元鉄の添加量は57トンであった。この際、トータルC分が80質量%、FC分50質量%の微粉炭10.8トン(約270kg/トン−溶鋼)を黒鉛電極7の中空部8から添加した。還元鉄4は約40分で全量57トンが溶解し、そこまでの電力消費量は40MWh(約1000kWh/トン−溶鋼)であった。また、溶け落ち時の溶鉄温度は1500℃で、溶鉄中の炭素濃度は1.1質量%であった。
その後、2本の酸素ランス10から、合わせて15000Nm3/hの酸素を約15分吹き付けて脱炭を行い、溶鋼を製造した。生成した溶鋼は約40トンであり、吹き止め温度は1650℃、溶鋼中の炭素濃度は0.05質量%、窒素濃度は出鋼後の鍋内で14ppmであった。
また、アーク式還元溶解炉2から発生した排ガスはアーク溶解期も含めて、集塵後にガスホルダー12に回収貯蔵され、回収された排ガス量は約19000Nm3で、回収された排ガスのCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。このように、シャフト炉1で天然ガスを全く用いずに、また、CO2除去装置を使用することなく、少ない炭材原単位で低窒素濃度の溶鋼を製造できることを確認した。
(実施例4)
実施例1と同じシャフト式還元設備とアーク式還元溶解炉2とを用いて、以下のような手順により酸化鉄原料から溶鋼を製造した。酸化鉄原料も実施例1と同じものを使用した。
アーク式還元溶解炉2からの排ガスを、実施例1と同様に、当該チャージ以前の排ガスを除塵装置11で除塵した後にガスホルダー12に貯留しておいた。そして、ガスホルダー12に貯留された排ガスを、CO2除去装置13を通さずにガス予熱装置14で800℃まで加熱してから流量15000Nm3/hでシャフト炉1に供給した。このとき、排ガス中のCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。また、シャフト炉1からの排ガスも、CO2除去装置13は通さずに、除塵装置15とガス予熱装置14とを通して循環利用した。この結果、シャフト炉1内部で還元されて下部から排出された還元鉄4は還元率47%で、生産速度は57t/hであった。
次に、シャフト炉1で製造された還元鉄4の約10トン分をシャフト炉1下部に貯め置き、還元鉄供給路5を通して約700℃の高温のまま、アーク式還元溶解炉2に約50分かけて連続添加し、直流アークで加熱して追還元及び溶解を行った。トータルの還元鉄添加量は57トンであった。この際、トータルC分が80質量%、FC分75質量%の微粉炭9.1トン(約230kg/トン−溶鋼)を黒鉛電極7の中空部8から添加した。還元鉄4は約55分で全量57トンが溶解し、そこまでの電力消費量は55MWh(約1360kWh/トン−溶鋼)であった。また、溶け落ち時の溶鉄温度は1650℃で、溶鉄中の炭素濃度は0.05質量%であったため、酸素ガスによる脱炭を行わずにそのまま出鋼した。生成した溶鋼は約40トンであり、窒素濃度は出鋼後の鍋内で30ppmであった。
また、アーク式還元溶解炉2から発生した排ガスは集塵後にガスホルダー12に回収貯蔵され、回収された排ガス量は約15000Nm3で、回収された排ガスのCO濃度は85体積%、CO2濃度は10体積%であった。このように、シャフト炉1で天然ガスを全く用いずに、また、CO2除去装置を使用することなく、少ない炭材原単位でかつ酸素ガスを用いることなく溶鋼を製造できることを確認した。
(実施例5)
実施例1と同じシャフト式還元設備とアーク式還元溶解炉2とを用いて、以下のような手順により酸化鉄原料から溶鋼を製造した。酸化鉄原料も実施例1と同じものを使用した。
アーク式還元溶解炉2からの排ガスは、除塵装置11、CO2除去装置13、ガス予熱装置14を通さずに、そのままシャフト炉1に直結した排ガスダクトを通じて供給した。このとき、排ガス中の平均CO濃度は85体積%で、CO2濃度は10体積%であった。また、シャフト炉1からの排ガスも除塵装置15、CO2除去装置13、ガス予熱装置14を通さずに、アーク式還元溶解炉2からの排ガスに混合して循環利用した。この結果、シャフト炉1内部で還元されて下部から排出された還元鉄4は還元率47%で、生産速度は57t/hであった。
次に、シャフト炉1で生産された還元鉄4の約10トン分をシャフト炉1下部に貯め置き、還元鉄供給路5を通して約700℃の高温のまま、アーク式還元溶解炉2に約50分かけて連続添加し、直流アークで加熱して追還元及び溶解を行った。トータルの還元鉄添加量は57トンであった。この際、トータルC分が80質量%、FC分75質量%の微粉炭9.1トン(約230kg/トン−溶鋼)を黒鉛電極7の中空部8から添加した。還元鉄4は約55分で全量57トンが溶解し、そこまでの電力消費量は55MWh(約1360kWh/トン−溶鋼)であった。また、溶け落ち時の溶鉄温度は1650℃、溶鉄中の炭素濃度は0.05質量%であったため、酸素ガスによる脱炭を行わずにそのまま出鋼した。この結果、生成した溶鋼は約41トンであり、酸化鉄原料に対する溶鋼の鉄分歩留まりは、約95%から98%に向上した。なお、溶鋼中の窒素濃度は出鋼後の鍋内で30ppmであった。
このように、シャフト炉1で天然ガスを全く用いずに、また、除塵装置、CO2除去装置、ガス予熱装置を使用することなく、少ない炭材原単位でかつ酸素ガスを用いることなく溶鋼を製造できることを確認した。また、還元溶解炉やシャフト炉からの排ガスを除塵することなく、そのままシャフト炉に吹き込むことにより鉄分歩留まりが向上することが確認された。
1 シャフト炉
2 アーク式還元溶解炉
3 還元溶解炉の排ガスダクト
4 還元鉄
5 還元鉄供給路
6 添加孔
7 黒鉛電極
8 中空部
9 溶鋼
10 酸素ランス
11 除塵装置(アーク式還元溶解炉排ガス用)
12 ガスホルダー
13 CO2除去装置
14 ガス予熱装置
15 除塵装置(シャフト炉排ガス循環用)

Claims (4)

  1. シャフト炉において還元ガスを用いて酸化鉄原料を直接還元して還元鉄を製造し、該還元鉄をアーク式還元溶解炉に装入して、追還元および溶解を行って溶鋼を製造する方法において、
    前記アーク式還元溶解炉に炭材を添加しながら電気アークにより前記還元鉄を還元溶解し、その後、必要に応じて酸素ガスを溶鉄に吹き付けて脱炭処理を行って溶鋼を製造するとともに、前記アーク式還元溶解炉で発生した排ガスを前記シャフト炉における還元ガスに利用し、前記シャフト炉で製造する還元鉄の還元率を50%以上とし、電気アークによる還元鉄の溶け落ち時の溶鉄中の炭素濃度を1質量%以上とすることを特徴とする溶鋼の製造方法。
  2. 前記シャフト炉において用いる還元ガスを全て前記アーク式還元溶解炉からの排ガスとし、天然ガスを使用しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の溶鋼の製造方法。
  3. 前記シャフト炉で製造する還元鉄の還元率を50%以上95%以下とし、該還元率の還元鉄の製造に必要な排ガスが発生するように前記アーク式還元溶解炉で前記炭材の添加量を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の溶鋼の製造方法。
  4. 前記アーク式還元溶解炉および前記シャフト炉のうち少なくとも一方からの排ガスを、冷却および集塵することなく、前記シャフト炉にそのまま吹き込み、前記排ガス中のダストも前記還元鉄の原料として利用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の溶鋼の製造方法。
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