JP6476903B2 - 歩行支援装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、歩行支援装置の転倒や誤動作の際に被介助者が容易に歩行支援装置から離れることができる、両足の歩行動作を補助する歩行支援装置を提供する。
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態の歩行支援装置1について説明する。
図1に示すように、歩行支援装置1は、本体2の右側面に右脚3Rの上端を回転可能に保持し、右脚3Rの下端には第1車輪4Rと第1踏板5Rを備えている。また、本体2の左側面に左脚3Lの上端を回転可能に保持し、左脚3Lの下端には第2車輪4Lと第2踏板5Lを備えている。さらに、本体2の前面に固定脚6が固定され、固定脚6の下端には第3車輪7を備えている。また、本体2の上面には、被介助者が把持する把持部13を備えている。第1車輪4Rと第2車輪4Lと第3車輪7は、接地面に接地し、接地点を結ぶ3角形が形成される。歩行支援装置1の重心は、常にこの3角形内部にあるように構成されている。
ここで、固定脚6を複数備える場合は、車輪の接地点数が多くなるので、それに応じた多角形の内部に重心があるように構成すればよい。
すなわち、モータ16の回転により、右脚3Rと左脚3Lを同時に逆方向に回転させることができる。
第2踏板5Lは、第1踏板5Rと左右対称の同様の構造であり、被介助者の左足に板ばね5Lbの弾性力より大きな体重が加わると、踏板本体5Laは、第2車輪4Lの軸端との係合部を中心に旋回降下し、その後端部が接地面FL(図2)に接触する。
図2に示すように、被介助者が手で把持部13を持ち、右足を第1踏板5Rの上に載せ、左足を第2踏板5Lの上に載せ、右足に重心を移し左足を軽く浮かせる。次に、操作手段を操作して歩行動作を開始する。具体的には、図2において、右脚3Rが右回転し、左脚3Lが左回転する。こうすると、第1踏板5Rの本体5Raは被介助者の体重により、接地面FLと接触し摩擦により固着しているので、本体2が前方に押し出される。一方、第2踏板5Lの本体5Laは、ローラにより支持されているので接地面FLからの抵抗が少なく、前方に移動し、第2踏板5Lに軽く載せられている被介助者の左足も前方に押し出される。
被介助者は足を踏板の上に載せておくだけなので、歩行支援装置1の転倒や誤動作の際に被介助者が容易に歩行支援装置から離れることができる。
図7、図8を参照して、本発明の第2実施形態の歩行支援装置100について説明する。
第2実施形態は、図7に示すように、第1実施形態における右脚3Rを、右第1リンク103Raと右第2リンク103Rbの2つのリンクにより構成されるリンク機構に置き換えたものである。同様に、左脚3Lを、左第1リンク103Laと左第2リンク103Lbの2つのリンクにより構成されるリンク機構に置き換えたものである。その他の、第1車輪4R、第1踏板5R、第2車輪4L、第2踏板5L、および、固定脚6、第3車輪7と把持部13は、第1実施形態と同じである。
右第1リンク103Raの一端は、本体102に対して軸受け112Rを介して回転自在に保持され、歯車108、17を介してモータ16により本体102に対して第1軸Pの回りに回転する。第1回転力伝達車である歯付プーリ103Rcは、一端が本体102に固定され、軸受け103Rhにより第1軸Pと同軸上に保持されている。
歯車103Rgの一端に右第2リンク103Rbが結合されており、右第2リンク103Rbは右第1リンク103Raに対して第2軸Rの回りに回転する。右第2リンク103Rbの下端には、第1実施形態と同じ第1車輪4Rが軸受14Rを介して回転自在に保持され、第1車輪4Rの軸端に先端が回転自在に係合する第1実施形態と同じ踏板5Rを備えている。
すなわち、モータ16の回転により、右第1リンク103Raと左第1リンク103Laを同時に逆方向に回転させることができる。
踏板5R、5Lはローラ5Rd、5Ldを備えているが、ローラを廃止して踏板本体5Ra、5Laが常に接地面FLと接触しているようにしてもよい。また、ローラの制動手段を備え、体重が加わるとローラに制動力が作用するようにしてもよい。
本体2、102に被介助者の上体を支える上体支持手段を備えてもよい。
Claims (5)
- 本体と、
一端が前記本体に対して回転可能に支持され、他端に第1車輪を備える第1脚と、
一端が前記本体に対して回転可能に支持され、他端に第2車輪を備え、前記第1脚と左右一対に配置される第2脚と、
一端が前記本体に固定され、他端に第3車輪を備える少なくも1つの固定脚と、
前記第1脚の他端に係合する第1踏板と、
前記第2脚の他端に係合する第2踏板と、
前記第1脚と前記第2脚のそれぞれ回転方向が互いに逆方向となるように同時に回転させる駆動装置と、
前記駆動装置の回転を制御する制御装置を備え、
前記第1車輪と前記第2車輪と前記第3車輪が接地し、被介助者が前記第1踏板と前記第2踏板に左右の足を載せ、前記駆動装置の正転逆転により前記第1脚と前記第2脚を往復運動させ、前記被介助者の歩行を支援し、
前記第1踏板と前記第2踏板は、接地するローラにより弾性部材を介して接地しないように支持され、前記第1踏板と前記第2踏板に前記被介助者が体重を載せると接地するとともに接地面との固着力が増大する歩行支援装置。 - 本体と、
一端が前記本体に対して回転可能に支持され、他端に第1車輪を備える第1脚と、
一端が前記本体に対して回転可能に支持され、他端に第2車輪を備え、前記第1脚と左右一対に配置される第2脚と、
一端が前記本体に固定され、他端に第3車輪を備える少なくも1つの固定脚と、
前記第1脚の他端に係合する第1踏板と、
前記第2脚の他端に係合する第2踏板と、
前記第1脚と前記第2脚のそれぞれ回転方向が互いに逆方向となるように同時に回転させる駆動装置と、
前記駆動装置の回転を制御する制御装置を備え、
前記第1車輪と前記第2車輪と前記第3車輪が接地し、被介助者が前記第1踏板と前記第2踏板に左右の足を載せ、前記駆動装置の正転逆転により前記第1脚と前記第2脚を往復運動させ、前記被介助者の歩行を支援し、
前記第1脚と前記第2脚は、リンク機構で構成され、
前記リンク機構は、一端が前記本体に対して第1軸のまわりに回転可能に支持され、前記駆動装置により回転される第1リンクと、
前記第1軸と同心で前記本体に固定した第1回転力伝達車と、
前記第1リンクの他端に配置される第2軸まわりで、前記第1リンクに対して回転可能な第2回転力伝達車と、
前記第1回転力伝達車と前記第2回転力伝達車の間の回転力を逆回転となるように伝達する第1回転力伝達手段と、
一端が前記第2回転力伝達車に連結され、他端に、前記第1車輪または前記第2車輪および、前記第1踏板または前記第2踏板を係合する第2リンクを備える歩行支援装置。 - 前記第1踏板と前記第2踏板は、前記第1踏板と前記第2踏板に前記被介助者が体重を載せると接地面との固着力が増大する請求項2に記載の歩行支援装置。
- 前記第1踏板と前記第2踏板は、接地するローラにより弾性部材を介して接地しないように支持され、前記第1踏板と前記第2踏板に前記被介助者が体重を載せると接地する請求項3に記載の歩行支援装置。
- 前記本体に前記被介助者が把持する把持部を備え、前記把持部に前記制御装置を操作する操作手段を備える請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の歩行支援装置。
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JP2015010121A JP6476903B2 (ja) | 2015-01-22 | 2015-01-22 | 歩行支援装置 |
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