JP6476847B2 - エンジンの吸気構造 - Google Patents

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Description

本開示は、エンジンの吸気通路に介設されるインタークーラの耐久性を向上可能にしたエンジンの吸気構造に関する。
車両に搭載されるエンジンは、エンジンの出力向上を目的として過給機が設けられているものがあり、またエンジンによって駆動されるスーパーチャージャー(機械式過給機)を設けるものが知られている。スーパーチャージャーはクランク軸から伝達される駆動力で回転する。
特に、V型エンジンにおいては、Vバンク間の上方にスーパーチャージャーを配置し、該スーパーチャージャーから吐出される吸気を、Vバンク間に配置される分配吸気通路を介して両バンクの各気筒の吸気ポートに供給するようにした構造が知られている。
かかるスーパーチャージャーを備えたV型エンジンは、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
スーパーチャージャーをVバンク間の上方に配置したV型エンジンは高さ方向の寸法が大きくなるので、前記構成のV型エンジンを車体のエンジンルームに配置する場合、全高を低く抑える必要がある。
特許文献1及び2には、スーパーチャージャーの上部に吐出口を形成し、吸気通路を前記吐出口からスーパーチャージャーのケーシングを囲むように下方に導設する吸気構造が開示されている。かかる構成により、吐出口をスーパーチャージャーの下部に配置するよりも、吸気通路のレイアウトが容易になるため、スーパーチャージャーの設置位置を下げてV型エンジンの全高を低減することを目的としている。
また、スーパーチャージャーを備えたエンジンは、スーパーチャージャーで加熱された吸気を冷却するため、吸気通路にインタークーラを必要とする。スーパーチャージャーを含む吸気構造はかなりの重量となるので、前記吸気構造の剛性及びインタークーラを収納するインタークーラハウジングの強度を高める必要がある。また、車両のエンジンルームに収納可能なように、前記支持部をコンパクト化する必要があり、特に、V型エンジンにおいては全高増加を抑える必要がある。
特許第3362162号公報 特許第3870451号公報
インタークーラが設けられ、スーパーチャージャーの重量が吸気構造に付加される吸気構造においては、インタークーラにかなりの重量が付加される。そのため、インタークーラハウジングに付加される荷重の軽減を図り、かつインタークーラの強度を確保しつつ、吸気構造の重量増加及びエンジンの全高増加を抑制する必要がある。
前記技術的課題に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、吸気通路にインタークーラが設けられたエンジンの吸気構造において、インタークーラに付加される荷重の軽減を図り、かつインタークーラの強度を確保しつつ、吸気構造の重量増加及びエンジンの全高増加を抑制することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係るエンジンの吸気構造は、
(1)第1の吸気通路と第2の吸気通路の間に配置され、吸気を冷却するインタークーラが収納されるインタークーラハウジングと、前記インタークーラハウジングの一辺の長さより長い軸方向長さを有し、前記インタークーラハウジングの周囲で前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとの間に挿入され、前記第1吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとに連結されて前記インタークーラハウジングを前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとの間に固定するための柱部材と、前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記インタークーラハウジングとの間に形成された隙間に介装された弾性パッキンと、を備え、前記柱部材は軸方向に貫通した中空部が形成され、前記中空部に挿入され該中空部の両端から突出した締結ボルトの両端が前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとに夫々連結され、前記第2の吸気通路の入口ケーシングに対面する前記インタークーラハウジングの一端外周にフランジが形成され、前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に挿入固定されている。
前記構成(1)によれば、インタークーラは前記柱部材を用いて吸気通路間に固定されるので、吸気構造の重量増加をまねくことなくインタークーラの強度を高めることができる。
また、前記柱部材はインタークーラの一辺の長さより長い軸方向長さを有するため、前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記インタークーラハウジングとの間に隙間が形成される。この隙間によって、インタークーラに付加される吸気構造の重量を軽減でき、インタークーラの耐久性を向上できる。また、該隙間に前記弾性パッキンを介装することで、インタークーラハウジングに付加される荷重の増加を抑えつつ、インタークーラを安定支持できる。
また、前記隙間によってスーパーチャージャーの振動がインタークーラに伝わるのを抑制でき、これによって、インタークーラの金属疲労を抑制できる副次的効果もある。
なお、前記吸気構造を簡素化できるため、V型エンジンの場合、V狭角が60°以下のような狭い場合でも、V型エンジンの全高を極力抑えることができる。
また、前記第2の吸気通路の入口ケーシングに対面する前記インタークーラハウジングの一端外周にフランジが形成され、前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に挿入固定されているので、インタークーラハウジングの支持部の重量増加を抑制しつつ、インタークーラハウジングを安定支持できる。
また、前記柱部材は軸方向に貫通した中空部が形成され、前記中空部に挿入され該中空部の両端から突出した締結ボルトの両端が前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとに夫々連結されるので、前記締結ボルトを用いることで、前記出口通路部及び前記吸気導入部に対するインタークーラの取付け強度を高めることができる。
幾つかの実施形態では、前記構成(1)において、
(2)前記インタークーラハウジングの内部には、インタークーラコアが収納され、前記弾性パッキンは、前記柱部材の軸方向において前記インタークーラコアと重ならない位置に設けられている
幾つかの実施形態では、前記構成(2)において、
(3)前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に圧入固定されている。
前記構成(3)によれば、簡易かつ低コストな手段で、インタークーラハウジングへの柱部材の取付けが可能になる。
幾つかの実施形態では、前記構成(2)において、
(4)前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に螺合されている。
前記構成(4)によれば、簡易かつ低コストな手段で、インタークーラハウジングへの柱部材の取付けが可能になる。
幾つかの実施形態では、前記構成(1)〜(4)の何れかにおいて、
(5)前記第2の吸気通路の入口ケーシングに当接する前記インタークーラハウジングと前記柱部材の端面とは段差のない平坦な連続面を形成する。
前記構成(5)によれば、第1の吸気通路の出口ケーシングとインタークーラハウジングとの間に隙間を形成しつつ、前記連続面を形成することで、インタークーラハウジング及び柱部材が第2の吸気通路の入口ケーシングに隙間無く当接でき、インタークーラハウジングを第2の吸気通路の入口ケーシングに安定支持できる。
幾つかの実施形態では、前記構成(1)〜()の何れかにおいて、
)前記インタークーラケーシングは樹脂で構成され、前記柱部材は金属で構成されている。
前記構成()によれば、インタークーラを軽量化できると共に、柱部材の剛性を向上できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、インタークーラに付加される荷重の軽減及びインタークーラの強度増加が可能になる。
本発明の一実施形態に係るV型エンジンを備えた車両前部の一部断裁正面図である。 前記V型エンジンの斜視図である。 前記V型エンジンの平面図である。 図2中のA―A線に沿う断面図である。 前記車両前部の一部断裁側面図である。 一実施形態に係るインタークーラの支持構造の斜視図である。 一実施形態に係るインタークーラの支持構造の断面図である。 一実施形態に係るインタークーラの支持構造の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1〜図6は本発明の一実施形態に係るV型エンジン10の構成を示している。なお、図中、車体の前後、左右、上下の方向は、運転席に座った運転者の視点を基準とし、図1〜図3で定義している。
以下、図1〜図5に基づいて、エンジン全体構成を説明する。
(エンジン全体構成)
図1及び図2において、V型エンジン10は、4サイクルのV型6気筒のガソリンエンジンであって、車体前部のフロントフード1の内側のエンジンルームerに設けられている。Vバンクのバンク角(バンク挟角)は例えば60°である。V型をなす左右の各バンク12a及び12bには、夫々3つの気筒が並設されている。
各気筒において、シリンダ14a及び14bの内部にピストン16a及び16bが摺動自在に嵌装されている。各ピストン16a及び16bは、クランクケース18内に回転自在に収納されたクランク軸20にコンロッド22a及び22bを介して連結されている。
また、左右の各バンク12a及び12bは、シリンダブロック24a及び24bを有し、これらシリンダブロックの上部にシリンダヘッド26a及び26bが結合され、さらに、これらシリンダヘッドの上部にはカムシャフト等の動弁機構を覆うようにロッカーカバー28a及び28bが取り付けられている。ロッカーカバー28aの上面に潤滑油を供給する開口が形成され、該開口を遮蔽する蓋29が設けられている。
本実施形態に係るV型エンジン10は、各シリンダのシリンダ軸線をクランク軸中心に対してピストンのスラスト側(クランク軸の回転方向)にオフセットしたいわゆるオフセットエンジンである。このオフセットエンジンによれば、燃焼行程におけるピストンの側圧を低減でき、結果としてエンジンの低燃費化及び低振動騒音化を達成できる(オフセットエンジンの詳細は、例えば特開平3−281901号公報及び特開2007−332792号公報等を参照)。
そして、左右のバンク12a及び12b間であって、各バンクのシリンダヘッド26a及び26bの上方にスーパーチャージャー30が設けられている。スーパーチャージャー30はクランク軸20によって駆動され、吸気をシリンダヘッド26a及び26bに送り出す。
図1に示す例示的な構成では、スーパーチャージャー30は、クランク軸20の軸中心Pの上方に位置し、かつスーパーチャージャー30の下面がロッカーカバー28a及び26bの上面位置Hより上方位置に配置される。
スーパーチャージャー30の上部に出口通路部32(第1の吸気通路)が設けられている。出口通路部32は左右のバンクの方向に伸びて形成されている。スーパーチャージャー30は出口通路部32を構成する出口ケーシング34の略中央部分に吊り下げられて支持される。出口通路部32はスーパーチャージャー30から吐出された吸気の流路を形成し、吸気を左右のバンク方向に分配する。
図1〜図5に示す例示的な構成では、出口ケーシング34は高さが低い扁平形状の立体構造を有している。
各シリンダヘッド26a及び26bには、吸気弁及び排気弁(不図示)によって開閉制御される吸気ポート38a、38b及び排気ポート(不図示)が設けられている。該吸気ポート及び該排気ポートはシリンダ14a及び14bの内部に形成される燃焼室crに開口する。前記吸気弁及び前記排気弁はカム軸(不図示)を介して所定のタイミングで夫々駆動される。
一方、燃料噴射装置として、各吸気ポート38a及び38bに燃料を噴射するためのポートインジェクタ42a及び42bと、各気筒の燃焼室crに直接燃料を噴射するダイレクトインジェクタ44a及び44bとを備えている。
なお、ポートインジェクタ42a、42b及びダイレクトインジェクタ44a、44b等の配置スペースを確保するため、左右バンクは車体前後方向にずらして配置されている。
図3に示すように、各シリンダヘッド26a及び26bには、シリンダ14a及び14bの燃焼室crに供給された混合気、及び燃焼室crで混合した混合気を着火燃焼せしめる点火プラグ46a及び46bが装着されている。
以下、図1〜図8に基づいて吸気構造を説明する。
(吸気構造)
スーパーチャージャー30を駆動する駆動力として、クランク軸20の回転がベルト又はチェーン等の動力伝達手段48によってスーパーチャージャー30に伝達される。動力伝達手段48はスーパーチャージャー30の後述するロータ54,54の一方に連結されたプーリ50に巻回されている。
図4に示すように、スーパーチャージャー30は、筒状ケーシング52の内部に例えば4葉のルーツ型のロータ54、54を一対備えている。一対のロータ54,54が噛み合い、互いに逆回転して吸気を下流側に吐出する。一方のロータ54の回転軸は筒状ケーシング52から突出し、前端部にプーリ50が連結されている。他方のロータ54には前記一方のロータ54の回転がギヤなどの伝達手段を介して伝達される。筒状ケーシング52の両端は端板51及び53で遮蔽され、端板51にはプーリ50及びロータ54の回転軸を回転自在に支持する円錐形の軸受体51aがボルト結合されている。
図5に示すように、筒状ケーシング52の内部に吸気が流入する吸入口56は、筒状ケーシング52の後端部に形成され、吐出口58は筒状ケーシング52の前方上部に設けられている。ロータ54,54の回転により吸入口56から吸気が吸入され、吐出口58から上方に、即ち、出口ケーシング34の内部に形成された出口通路oに吐出する。
筒状ケーシング52及び出口ケーシング34の車体後方側に、バイパス通路bを形成する後部ケーシング60が接続されている。バイパス通路bは出口通路oと連通して上下方向に配置され、バイパスバルブ62が設けられている。また、バイパス通路bはバイパスバルブ62の下流側で外気を吸入する入口ダクト40が設けられ、吸入口56に連通している。
ロータ54,54の回転によって入口ダクト40から外気aが吸入され、吸入口56を介して筒状ケーシング52内に吸入される。スーパーチャージャー30から出口通路oに吐出された吸気の一部はバイパス通路bに戻され、これによって、出口通路oの吐出吸気圧を調整でき、戻り吸気量はバイパスバルブ62によって調整される。なお、入口ダクト40には吸入空気量を調整するスロットルバルブ(不図示)が設けられている。
図1及び図4に示すように、吐出口58から吐出された吸気がV型エンジン10の吸気ポート38a及び38bに導かれるための吸気通路は、大きく分けて出口通路部32と吸気導入部64a及び64b(第2の吸気通路)とで構成されている。
出口通路部32は、吐出口58から上方向に吐出された吸気を左右のバンク方向に分配する。
吸気導入部64a及び64bは、出口通路部32の左右の端部から下方向に延び、筒状ケーシング52の左右両側を通り、各バンクのシリンダ14a及び14bの吸気ポート38a及び38bに導く部分である。
出口通路部32と吸気導入部64a及び64bとによって、スーパーチャージャー30の筒状ケーシング52を出口通路部32の略中央部で吊り下げ支持している。本実施形態の例示的な構成では、筒状ケーシング52がボルト80によって出口ケーシング34に結合されている。
スーパーチャージャー30は出口通路部32に吊り下げ支持されるため、スーパーチャージャー30の下方に支持部用のスペースを必要としない。そのため、V型エンジン10の全高を低減できる。
なお、スーパーチャージャー30を出口ケーシング34に吊下げ支持させる代わりに、吸気導入部64a及び64bに固定するようにしてもよい。これによって、スーパーチャージャー30の重量を吸気導入部64a及び64bにのみ付加させることで、前記実施形態の吊下げ支持手段に対し位置精度を向上でき、かつ耐久信頼性を向上できる。この場合、出口ケーシング34は、吸気通路形成だけの目的でスーパーチャージャー30及び吸気導入部64a及び64bに結合される。
吸気導入部64a及び64bは、インタークーラ70a及び70bが装着される上部吸気導入部66a及び66bと、上部吸気導入部66a及び66bの下部に設けられた下部吸気導入部68a及び68bとで構成されている。
下部吸気導入部68a及び68bは各シリンダに向けて分岐された分岐通路で構成され、ロッカーカバー28a及び28bの外形に沿ってバンク内側に湾曲し、各バンクのシリンダ14a及び14bの吸気ポート38a及び38bに接続される。
図2に示すように、出口ケーシング34は、左右のバンク方向を長手形状とし、左右のバンクと直角方向(クランク軸30の軸方向)を短手形状として、扁平な略直方体形状柱部材なっている。
出口ケーシング34を左右のバンク方向に伸びる扁平形状とすることで、出口通路部32の高さを抑え、V型エンジン10の全高を抑えることができる。また、出口ケーシング34を立体形状とすることで、扁平であっても短手方向の長さを確保することで必要吸気量の確保が容易である。
出口ケーシング34の外表面はフロントフード1の内面に対向配置されると共に、フロントフード1との間で隙間cを有してフロントフード1の傾斜方向に沿って配置されている。
出口ケーシング34の底壁の左右方向の中央部分には、吐出口58と重なるように中央開口が形成され、該中央開口の周囲には吐出口58の周囲に形成されたフランジ部52aと接合するフランジ部34aが形成されている。
出口ケーシング34の底壁の左右両端部分に開口が形成されると共に、左右両端部分は夫々上部吸気導入部66a及び66bの上端部に接続されている。
さらに、出口ケーシング34の吐出口58に対向する内壁面に、車体前後方向に短手方向の全域に亘って内側に突出したスリット状の分配リブ36が形成されている。分配リブ36によって吐出口58から吐出された吸気を左右のバンク方向に均等に分配することができ、スーパーチャージャー30から吐出される吸気の左右バンクへの分配性が向上する。
本実施形態の例示的な構成では、出口ケーシング34の上壁部は、スーパーチャージャー30を吊り下げ支持するボルト80を収納するための凹部34b、及び出口ケーシング34にインタークーラハウジング72a及び72bを結合するためのボルト86a及び86bを収納するための凹部34cが形成されている。
図5に示すように、フロントフード1は車体後方に向かって緩やかに上方へ傾斜している。出口ケーシング34の外表面は、分配リブ36の領域を除き、実質的には全領域でフロントフード1の内面に沿う方向に配置され、フロントフード1の内面に対して同一間隔の隙間cを有するように形成されている。
そのため、出口ケーシング34とフロントフード1との間に十分な隙間cを確保できるので、万一歩行者と衝突してもフロントフード1の変形量を大きくできるので、歩行者に対するダメージを軽減できる。また、出口ケーシング34はフロントフード1に向けて部分的な突起を形成しないので、歩行者に対する加害性を抑制できる。
また、出口ケーシング34は吐出口58に対向する内壁面の高さが、短手方向に前方から後方にかけて高くなるように形成されているため、出口ケーシング34の内壁面はスーパーチャージャー30のロータ54,54の回転軸方向に対して傾斜している。
そのため、吐出口58から吐出された吸気は出口ケーシング34の内壁面に対して直角方向ではなく傾斜した状態で衝突するので、衝突時に発生する衝突音の低減効果が得られる。
スーパーチャージャー30は、出口ケーシング34の上壁部の凹部34bに形成された孔からフランジ部34aに形成された孔に挿入され、フランジ部52aに螺合する複数のボルト80によって出口ケーシング34に固定される。これによって、スーパーチャージャー30を容易に吊り下げ状態で固定できる。
また、出口ケーシング34は樹脂又はアルミなどの軽金属によって構成されている。これによって、出口ケーシング34の軽量化が可能になり、さらに、出口ケーシング34を樹脂又は軽金属によって鋳造などで一体成形することで、製造が容易になる。
次に、インタークーラ70a及び70bが装着される上部吸気導入部66a及び66bの構成を説明する。
図4に示すように、インタークーラ70a及び70bは、スーパーチャージャー30の左右両側であって、且つロッカーカバー28a及び28bの上方位置に、夫々左右のバンク12a及び12b用として設けられている。インタークーラ70a及び70bは、左右同一構造を有し、直方体形状のインタークーラハウジング72a及び72bの内部に、水冷式のインタークーラコア74a及び74bが収納されている。
図1及び図2に示すように、インタークーラコア74a及び74bに冷却水wが供給口76a及び76bから供給され、排出口78a及び78bから排出される。冷却水w内の気泡を排出しやすいように、冷却水wの供給口76a及び76bが下側に、排出口78a及び78bが上側に配置されている。
例えば図6に示すように、インタークーラ70a及び70bの周囲で出口通路部32を構成する出口ケーシング34と吸気導入部64a及び64bとの間に複数の柱部材84a及び84bが挿入されている。柱部材84a及び84bは出口ケーシング34と吸気導入部64a及び64bの入口ケーシングとに連結され、インタークーラ70a及び70bを出口ケーシング34と吸気導入部64a及び64bとの間に固定する。
例示的な構成では、インタークーラハウジング72a及び72bは樹脂で構成され、柱部材84a及び84bは金属で構成される。
図6に示す例示的な構成では、柱部材84a及び84bは軸方向に締結ボルト86a及び86bを挿入するための貫通した中空部100a及び100bを有し、柱部材84a及び84bは、中空部100a及び100bに挿入される締結ボルト86a及び86bによって、出口通路部32と上部吸気導入部66a及び66bの入口ケーシングとに結合される。
出口ケーシング34の下端外周にフランジ部88a及び88bが形成され、上部吸気導入部66a及び66bの入口ケーシング67a及び67bの上端外周にフランジ部90a及び90bが形成されている。フランジ部88a及び88bには貫通孔が形成され、フランジ部90a及び90bにはネジ孔が形成されている。
また、柱部材84a及び84bの上端及び下端結合部の上方部位には柱部材本体より大径の円盤状の鍔部102a、102b及び104a、104bが形成されている。
図7に示すように、鍔部102a及び102bはフランジ部88a及び88bの下面に当接され、柱部材84a及び84bの下端結合部はフランジ部82a及び82bに形成された貫通孔106a及び106に圧入される。
この状態で鍔部104a及び104bはフランジ部82a及び82bの上面に当接すると共に、柱部材84a及び84bの下端結合部の下端面はフランジ部90a及び90bの上面に当接する。鍔部104a及び104bの下面とフランジ部82a及び82bの上面との間に、環状の例えばゴム製の弾性パッキン108a及び108bが介装され、フランジ部82a及び82bの下面とフランジ部90a及び90bの上面との間に環状の弾性パッキン110及び110が介装されている。
図8は、フランジ部82a及び82bに対する柱部材84a及び84bの別な取付け構造を示している。この取付け構造では、貫通孔106a及び106の内面に雌ネジが形成されると共に、柱部材84a及び84bの下端結合部の外周面に雄ネジ114a及び114bが形成され、前記下端結合部の雄ネジ114a及び114bは前記雌ネジに螺合する。その他の構成は図7に示す実施形態と同様である。
図7及び図8に示す各実施形態において、フランジ部88a、88b及び柱部材84a及び84bの中空部100a、100bに上方から締結ボルト86a及び86bが挿入される。フランジ部90a及び90bの貫通孔には雌ネジが形成されており、締結ボルト86a及び86bの下端部は前記雌ネジに螺合する。こうして、インタークーラハウジング72a及び72bが出口ケーシング34と上部吸気導入部66a及び66bの入口ケーシング67a及び67bとの間に固定される。
前記の例示的な構成では、柱部材84a及び84bはフランジ部82a及び82bとは別体であり、前記各実施形態の取付け構造によってフランジ部82a及び82bに固定される。
また、例示的な構成では、柱部材84a及び84bはインタークーラ70a及び70bの周囲に配置され、少なくともインタークーラハウジング72a及び72bの四隅に配置される。図6では、6本の柱部材84a及び84bがインタークーラハウジング72a及び72bの周囲に配置されている。
また、例示的な構成では、出口通路部32は平面視でロッカーカバー28a及び28bの内側領域に配置されるように構成されている。
さらに、例示的な構成では、インタークーラハウジング72a及び72bは樹脂で構成され、インタークーラコア74a及び74bと一体成型するようにしてもよい。これによって、インタークーラ70a及び70bの重量を軽減でき、かつ製造が容易になる。
図7に示すように、柱部材84a及び84bの軸方向長さはインタークーラハウジング72a及び72bの高さより大きく形成されている。そのため、出口ケーシング34のフランジ部88a及び88bとインタークーラハウジング72a及び72bの上端に形成されたフランジ部73a及び73bの上面との間に隙間hが形成される。そして、隙間hには例えばゴム製の弾性パッキン112a及び112bが充填されている。
また、例示的な構成では、柱部材84a及び84bの下端面とフランジ部82a及び82bの下面は同一高さを有し、段差のない平坦な連続面を形成している。該連続面がフランジ部90a及び90bの平坦な上面に当接する。
次に、下部吸気導入部68a及び68bの構成を説明する。
例えば図1及び図4に示すように、下部吸気導入部68a及び68bは、上部吸気導入部66a及び66bの下部に設けられ、各シリンダに向けて分岐された分岐通路を有している。即ち、下部吸気導入部68a及び68bは吸気マニホールドに相当する部分であり、分岐通路を有する下部吸気導入部68a及び68bは、例えば、金属又は樹脂を用い、鋳造などの方法によって一体成形される。
前述のように、下部吸気導入部68a及び68bの上端フランジ部90a及び90bは、締結ボルト86a及び86bによって上部吸気導入部66a及び66bの下端フランジ部82a及び82bに締結される。下部吸気導入部68a及び68bの下端フランジ部92a及び92bは、シリンダヘッド26a及び26bの吸気ポート38a及び38bの開口部にボルト締結される。
下部吸気導入部68a及び68bの上部はインタークーラ70a及び70bを通過後の吸気を集合して流れ方向をバンク内側に指向させる集合部が設けられている。その集合部から分岐して各分岐通路が形成される。
前記分岐通路は、ロッカーカバー28a及び28bの外形に沿ってバンク内側に湾曲し、該ロッカーカバーの上面とスーパーチャージャー30の下面との間を通過して各シリンダ14a及び14bの吸気ポート38a及び38bに接続される。
また、下部吸気導入部68a及び68bの下端フランジ部92a及び92bから前記集合部に亘って、複数の分岐通路を車体前後方向に連結する前後連結部94が設けられ、前後連結部94によって一体化された壁面を形成している。さらに、この一体化された壁面及び前記集合部の壁面には補強用リブ96が形成されている。
これによって、左右の下部吸気導入部68a及び68bの内側が、前記一体化された両側壁面によって保護されるため、内側に配置される燃料噴射装置の配管及び部品の安全性が確保される。さらに、前記一体化された両側壁面は内側空間に空気の流れをガイドする作用を有しており、これによって、該内側空間に設けられた機器類の冷却効果も期待できる。
以下、V型エンジン10の吸気構造の作動について説明する。
V型エンジン10が始動されてクランク軸20が回転すると、クランク軸20の回転は動力伝達手段48によってプーリ50に伝達され、ロータ54,54が互いに逆回転する。ロータ54,54の回転によって、吸気は吸入口56を介して筒状ケーシング52の内部に吸入され、吐出口58から上方向に吐出されて、出口ケーシング34に形成された出口通路oに吐出される。
出口通路oで、吸気は分配リブ36によって左右バンクへ均等に振り分けられる。その後、各バンクに向かった吸気は、出口ケーシング34の両端部分で下方向に向きを変え、左右のインタークーラ70a及び70bに導入されて冷却される。
冷却された吸気は上部吸気導入部66a及び66bの集合部でバンク間の内側に流れの向きを変えつつ、下部吸気導入部68a及び68bでロッカーカバー28a及び28bの外形形状に沿って湾曲した分岐通路に流入する。そして、吸気はシリンダヘッド26a及び26bの上面に形成された吸気ポート38a及び38bの開口部から燃焼室crに供給される。
一方、ポートインジェクタ42a、42b及びダイレクトインジェクタ44a、44bから噴射される噴霧状の燃料と吸気が吸気ポート38a及び38b及び燃焼室crで混合して所望とする空燃比が形成される。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、インタークーラ70a及び70bは柱部材84a及び84bを用いて出口ケーシング34と上部吸気導入部66a及び66bの入口ケーシング67a及び67bとの間に固定されるので、吸気構造の重量増加をまねくことなく、インタークーラ70a及び70bの強度を向上できる。
また、柱部材84a及び84bはインタークーラハウジング72a及び72bの高さより長い軸方向長さを有するため、出口ケーシング34とインタークーラハウジング72a及び72bとの間に隙間hが形成される。この隙間hによって、インタークーラ70a及び70bに付加される吸気構造の重量を軽減でき、該インタークーラの耐久性を向上できる。また、隙間hに弾性パッキン112a及び112bを介装することで、該インタークーラに付加される荷重の増加を抑えつつ、該インタークーラを安定支持できる。
また、前記隙間によってスーパーチャージャー30の振動がインタークーラ70a及び70bに伝わるのを抑制でき、これによって、該インタークーラの金属疲労を抑制できる副次的効果もある。
なお、前記吸気構造を簡素化できるため、例えばV型エンジン10のV狭角が60°以下のような狭い場合でも、V型エンジン10の全高を極力抑えることができる。
また、柱部材84a及び84bの端部がインタークーラハウジング72a及び72bのフランジ部82a及び82bに形成された孔に圧入又は螺合によって固定されるので、インタークーラハウジング72a及び72bの支持部の重量増加を抑制しつつ、簡易かつ低コストな手段で、該インタークーラハウジングを安定支持できる。
また、上部吸気導入部66a及び66bのフランジ部90a及び90bに当接するインタークーラハウジング72a及び72bと柱部材84a及び84bの端面とは段差のない平坦な連続面を形成しているので、該インタークーラハウジング及び該柱部材がフランジ部90a及び90bに隙間無く当接でき、該インタークーラハウジングを上部吸気導入部66a及び66bの入口ケーシング67a及び67bに安定支持できる。
また、柱部材84a及び84bの中空部100a及び100bに挿入された締結ボルト86a及び86bで出口ケーシング34とフランジ部90a及び90bとを連結するので、
インタークーラ70a及び70bの取付け強度を高めることができる。
また、インタークーラハウジング72a及び72bが樹脂で構成され、柱部材84a及び84bが金属で構成されているので、インタークーラ70a及び70bを軽量化できると共に、該柱部材の剛性を向上でき、インタークーラ70a及び70bの取付け強度を高めることができる。
また、柱部材84a及び84bの鍔部102a及び102bはフランジ部88a及び88bの下面に当接し、柱部材84a及び84bの下端面はフランジ部90a及び90bの上面に当接するので、インタークーラ70a及び70bに作用する圧縮強度に対して耐久性を向上できる。
また、柱部材84a及び84bはフランジ部82a及び82bと別体に形成されるので、製造及び取扱いが容易になる。
また、複数の柱部材84a及び84bが少なくともケーシング72a及び72bの四隅に設けられているので、柱部材84a及び84bによってインタークーラ全域で均等な耐久性を得ることができる。
また、前記隙間hが形成されることで、スーパーチャージャー30の振動がインタークーラ70a及び70bに伝わるのを抑制でき、これによって、インタークーラ70a及び70bの金属疲労を抑制できる副次的効果がある。
前記実施形態ではV型エンジンを対象としたが、これに限定されるものではなく、例えば直列型エンジンや水平対向型エンジンであってもよい。これらエンジンのスーパーチャージャー出口に出口ケーシング34と上部吸気導入部66a及び66bの入口ケーシング67a及び67bとの間にインタークーラハウジングを挟む構造としてもよい。
また、前記実施形態では吸気通路にスーパーチャージャーを設けた例であるが、スーパーチャージャーを設ける代わりに、例えば、排気ターボチャージャのコンプレッサ出口に繋がる吸気通路に出口ケーシングと吸気通路の入口ケーシングとを設け、その間にインタークーラハウジングを挟む構造としてもよい。
本発明の一実施形態によれば、吸気通路にインタークーラを設けたエンジンの吸気構造において、インタークーラに付加される荷重の軽減及びインタークーラの強度増加が可能になり、かつ吸気構造の重量増加及びエンジンの全高増加を抑制できる。
10 V型エンジン
12a、12b バンク
14a、14b シリンダ
16a、16b ピストン
18 クランクケース
20 クランク軸
22a、22b コンロッド
24a、24b シリンダブロック
26a、26b シリンダヘッド
28a、28b ロッカーカバー
30 スーパーチャージャー
32 出口通路部(第1の吸気通路)
34 出口ケーシング
36 分配リブ
38a、38b 吸気ポート
40 入口ダクト
42a、42b ポートインジェクタ
44a、44b ダイレクトインジェクタ
46a、46b 点火プラグ
48 動力伝達手段
50 プーリ
52 筒状ケーシング
54 ロータ
56 吸入口
58 吐出口
60 後部ケーシング
62 バイパスバルブ
63 スロットルバルブ
64a、64b 吸気導入部(第2の吸気通路)
66a、66b 上部吸気導入部
67a、67b 入口ケーシング
68a、68b 下部吸気導入部
70a、70b インタークーラ
72a、72b インタークーラハウジング
73a、73b、82a、82b、88a、88b、90a、90b、92a、92b フランジ部
74a、74b インタークーラコア
76a、76b 供給口
78a、78b 排出口
80、86a、86b 締結ボルト
84a、84b 柱部材
94 前後連結部
96 補強用リブ
98 左右連結部
100a、100b 中空部
102a、102b、104a、104b 鍔部
106a、106b 貫通孔
108a、108b、110a、110b、112a、112b 弾性パッキン
a 外気
b バイパス通路
c 隙間
cr 燃焼室
er エンジンルーム

o 出口通路
w 冷却水

Claims (6)

  1. 第1の吸気通路と第2の吸気通路の間に配置され、吸気を冷却するインタークーラが収納されるインタークーラハウジングと、
    前記インタークーラハウジングの一辺の長さより長い軸方向長さを有し、前記インタークーラハウジングの周囲で前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとの間に挿入され、前記第1吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとに連結されて前記インタークーラハウジングを前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとの間に固定するための柱部材と、
    前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記インタークーラハウジングとの間に形成された隙間に介装された弾性パッキンと、を備え
    前記柱部材は軸方向に貫通した中空部が形成され、
    前記中空部に挿入され該中空部の両端から突出した締結ボルトの両端が前記第1の吸気通路の出口ケーシングと前記第2の吸気通路の入口ケーシングとに夫々連結され、
    前記第2の吸気通路の入口ケーシングに対面する前記インタークーラハウジングの一端外周にフランジが形成され、
    前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に挿入固定されていることを特徴とするエンジンの吸気構造。
  2. 前記インタークーラハウジングの内部には、インタークーラコアが収納され、
    前記弾性パッキンは、前記柱部材の軸方向において前記インタークーラコアと重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気構造。
  3. 前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に圧入固定されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気構造。
  4. 前記柱部材の端部が前記フランジに形成された貫通孔に螺合されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの吸気構造。
  5. 前記第2の吸気通路の入口ケーシングに当接する前記インタークーラハウジングと前記柱部材の端面とは段差のない平坦な連続面を形成することを特徴とする請求項から4の何れか1項に記載のエンジンの吸気構造。
  6. 前記インタークーラハウジングは樹脂で構成され、前記柱部材は金属で構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のエンジンの吸気構造。
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