JP6476706B2 - 照明装置、光学モジュール及び投射装置 - Google Patents

照明装置、光学モジュール及び投射装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学素子と、光学素子上を走査するように光学素子に光を照射する照射装置と、を備えた照明装置に関する。また、本発明は、この照明装置を有する投射装置に関する。さらに、本発明は、入射光の光路を変更する走査装置および光学モジュールに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、レンズアレイやホログラムからなる光学素子を用いた照明装置が知られている。特許文献1に開示された照明装置では、光を射出する光源装置と、光源装置からの光の光路を周期的に変化させる走査装置と、を有した照射装置が設けられている。この照射装置は、光学素子上を走査するように光を当該光学素子へ照射する。光学素子の各領域に入射した光は、当該光学素子で整形されて所定の領域を照明するようになる。この照明装置によれば、所定の領域を経時的に異なる方向から照明することができ、当該所定の領域をより均一に照明することができる。また、特許文献1では、所定の領域を経時的に異なる方向から照明することに起因して、照明光によって照明される領域上でのスペックル、ならびに、照明された粗面、例えばスクリーンの光拡散によって生じるスペックルを抑制し得ることが報告されている。
特開2012−123381号公報
特許文献1に開示された照明装置は、スペックルの不可視化において有用であるが、装置が複雑化または大型化してしまうといった問題が生じ得る。本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、スペックルを目立たなくさせることができる照明装置を簡易化及び小型化することを目的とする。
本発明による照明装置は、
光学素子と、
前記光学素子上を走査するように前記光学素子に光を照射する照射装置と、を備え、
前記照射装置は、光を射出する光源装置と、前記光源装置からの光の進行方向を変化させる走査装置と、を含み、
前記走査装置は、前記光源装置からの光を反射する反射面を有した反射板と、回転可能な支持部を有した駆動装置と、前記反射面の法線方向が前記支持部の回転軸線に対して傾斜するように前記反射板を前記支持部に取り付ける接続手段と、を有する。
本発明による照明装置において、前記反射板は、一定の厚みを有するようにしてもよい。
本発明による照明装置において、前記支持部の前記反射板に対面する面は、前記反射面と非平行であってもよい。
本発明による照明装置において、前記接続手段は、前記回転軸線に直交する一軸方向に沿って厚みが漸次薄くなる接合層であってもよい。
本発明による照明装置において、前記接合層は、母材と、母材中に分散した粒子と、を含んでもよい。
本発明による照明装置において、前記接続手段は、前記反射板と前記駆動装置の前記支持部とを連結するヒンジと、前記反射板と前記駆動装置の前記支持部との相対位置を固定する固定具と、を有してもよい。
本発明による照明装置において、
前記走査装置は、前記反射板の前記反射面からの光を反射する第2反射面を含む第2反射板を、さらに有し、
前記第2反射板は、前記第2反射面の法線方向に対して傾斜した回転軸線を中心として回転可能であってもよい。
本発明による照明装置において、前記反射面と前記第2反射面とが平行に維持されるよう、前記反射板および前記第2反射板は回転可能であるようにしてもよい。
本発明による光学モジュールは、
光源装置から光を受ける光学モジュールであって、
光学素子と、
前記光源装置からの光の進行方向を変化させ、前記光学素子上を走査するように前記光学素子に光を入射させる走査装置と、を備え、
前記走査装置は、前記光源装置からの光を反射する反射面を有した反射板と、回転可能な支持部を有した駆動装置と、前記反射面の法線方向が前記支持部の回転軸線に対して傾斜するように前記反射板を前記支持部に取り付ける接続手段と、を有する。
本発明による光学モジュールが、前記光学素子からの光によって照明される空間光変調器を、さらに備えるようにしてもよい。
本発明による走査装置は、
入射光を反射する反射面を有した反射板と、
回転可能な支持部を有した駆動装置と、
前記反射面の法線方向が前記支持部の回転軸線に対して傾斜するように前記反射板を前記支持部に取り付ける接続手段と、を備える。
本発明による投射装置は、
上述した本発明による照明装置のいずれかと、
前記照明装置からの光によって照明される空間光変調器と、を備える。
本発明によれば、スペックルを目立たなくさせることができる照明装置を簡易化且つ小型化することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、照明装置、投射装置および投射型表示装置の概略構成を示す図である。 図2は、図1に示された照明装置の照射装置を示す斜視図である。 図3は、図2に示された照射装置の走査装置の一例を示す側面図である。 図4は、走査装置の他の例を示す側面図である。 図5は、照明装置の光学素子の一例を示す側面図である。 図6は、光学素子の他の例を示す側面図である。 図7は、図1に対応する図であって、走査装置の一変形例を示す図である。 図8は、図2に対応する図であって、図7の走査装置を示す斜視図である。 図9は、図7及び図8の走査装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。 図10は、光学素子の一変形例を示す側面図である。 図11は、投射装置の一変形例を示す図である。 図12は、投射装置の他の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1に示す投射型映像表示装置10は、スクリーン15と、映像光を投射する投射装置20と、を有している。投射装置20は、仮想面上に位置する被照明領域LZを照明する照明装置40と、被照明領域LZと重なる位置に配置され照明装置40によって照明される空間光変調器30と、空間光変調器30からのコヒーレント光をスクリーン15に投射する投射光学系25と、を有している。図示された例において、投射光学系25は、フィールドレンズ26とプロジェクションレンズ27とを、光路に沿ってこの順番で含んでいる。すなわち、ここで説明する一実施の形態において、照明装置40は、空間光変調器30を照明するための照明装置として、投射装置20に組み込まれている。とりわけ本実施の形態において、照明装置40は、コヒーレント光によって被照明領域LZを照明し、且つ、照明装置40には、簡易および小型化可能な構成を有しながら、スペックルを目立たなくさせる工夫がなされている。
まず、照明装置40について説明する。図1に示されているように、照明装置40は、光の進行方向を被照明領域LZへ向ける光学素子50と、光学素子50へ光、とりわけ本例ではコヒーレント光を照射する照射装置60と、を有している。図1に示された例において、照射装置60は、コヒーレント光が光学素子50上を走査するように、光学素子50へコヒーレント光を照射する。したがって、ある瞬間に、照射装置60によってコヒーレント光を照射されている光学素子50上の領域は、光学素子50の表面の一部分となる。
照射装置60は、特定波長帯域のコヒーレント光を射出する光源装置61と、光源装置61からの光の進行方向を光学素子50に向ける走査装置70と、を有している。なお、走査装置70、光学素子50によって、光学モジュール45が形成されている。また、上記光学モジュールの構成の他に、さらに空間光変調器30等を含んでもよい。光源装置61は、コヒーレント光を生成する光源62、例えばレーザー光源62を有している。
図示された具体例として、走査装置70は、光源62からの光を反射する反射面89aを有した反射デバイス80と、反射デバイス80に接続された制御器72と、を有している。反射デバイス80の反射面89aの向きは、所定の可動範囲内において繰り返し変動可能となっている。反射面89aの向きが、繰り返し変動することにより、光源装置61から照射された光が、光学素子50上を走査するようになる。
図示された例において、反射デバイス80は、光源62からの光を反射する反射面89aを有した反射板89と、回転可能な支持部84aを有した駆動装置81と、反射面89aが支持部84aの回転軸線Ra1に対して傾斜するように反射板89を支持部84aに接続する接続手段85と、を有している。図2に示すように、駆動装置81は、一例としてモータとして構成される。図示された駆動装置81は、ステータとして機能するケーシング82と、ロータとして機能する軸部材83と、軸部材83に取り付けられた支持部材84と、を有している。軸部材83は、その軸線によって画成される回転軸線Ra1を中心として、支持部材84とともに回転可能となっている。すなわち、支持部材84は、軸部材83と同期して回転可能となっている。
図示された駆動装置81では、支持部材84が支持部84aを構成している。したがって、接続手段85は、駆動装置81の支持部材84に反射板89を接続している。一例として、図3及び図4に示すように、フランジ材等からなる支持具73を介して、支持部材84は、軸部材83に取り付けられ得る。図3に示すように、支持部84aの反射板89に対面する面84aaは、回転軸線Ra1と直交している。
反射板89は、接続手段85を介して駆動装置81の支持部84aに接続されている。したがって、反射板89は、駆動装置81の軸部材83とともに回転軸線Ra1を中心として回転可能となっている。ただし、反射面89aは、回転軸線Ra1に対して直交していない。言い換えると、図1に示すように、反射面89aの法線方向nd1は、回転軸線Ra1と非平行であり、回転軸線Ra1に対して傾斜している。したがって、反射板89が、回転軸線Ra1を中心として回転すると、反射面89aは、向きを変化させるようになる。このとき、反射板89の回転が定速であれば、反射面89aは、回転軸線Ra1と直交する第1仮想直交面Vp1を中心として、周期的に向きを変動させることになる。なお、図示された例において、反射板89は、一定の厚さを有する板状の部材となっている。したがって、反射板89の板面への法線方向は、反射面89aの法線方向nd1と平行になり、回転軸線Ra1に対して直交していない。
図示された例において、反射デバイス80の反射面89aは、反射面89aへの法線方向ndからの観察において、円形状または楕円形状となっている。上述した光源装置61から放出される光は、円形状または楕円形状の反射面89a内に効率的に入射することができる。すなわち、駆動装置81によって高速駆動される反射板89を不必要に大きくすることなく、光源装置61からの光を優れた利用効率で利用することが可能となる。反射デバイス80の占有面積は、反射板89の回転にともなって、大きく変更することはない。したがって、反射デバイス80の占有面積を省スペースすること、これにともなって走査装置70及び照明装置40を小型化することが可能となる。
以上の構成の反射デバイス80において、支持部84aの反射板89に対面する対向面84aaは、反射板89の支持部84aに対面する裏面89bと非平行となっている。接続手段85は、このような対向面84aa及び裏面89bの相対位置を保持している。
図3に示された例において、接続手段85は、駆動装置81の支持部84aと反射板89とを接合する接合層86からなっている。図3から明らかなように、接合層86は、一定ではない厚みを有している。言い換えると、接合層86の厚みは、変化している。図示された接合層86の厚みは、反射板89の回転軸線Ra1とへ平行な断面において、とりわけ回転軸線Ra1を通過し且つ回転軸線Ra1と平行な図3に示された断面において、回転軸線Ra1に直交する一軸方向d1に沿って、漸次薄くなっている。
具体的な構成として、接合層86は、母材86aと、母材86a中に分散した粒子86bと、を有している。母材86aは、例えば樹脂からなる。母材86aは、樹脂、硬化性モノマー、硬化剤等からなる硬化性樹脂の硬化物であるようにしてもよい。母材86aに分散している粒子86bはプラスチック・金属など材料種や粒径の異なる複数の粒子から構成される。そして粒径の大きい粒子がより多く集合している領域と、粒径の小さい粒子がより多く集合している領域とが接合層の回転中心に対して対向するように配向性を持って分散している。粒子86bを分散させる方法としてはディスペンサーによる塗布やインクジェット方式などが挙げられる。
また、図4に示された例において、接続手段85は、反射板89と駆動装置81の支持部84aとを連結するヒンジ87と、反射板89と駆動装置81の支持部84aとの相対位置を固定する固定具88と、を有している。図4に示された例において、ヒンジ87は、支持部材84と反射板89との相対傾斜角度が変化し得るように、支持部材84と反射板89とを連結している。固定具88は、支持部材84及び反射板89にそれぞれ設けられたボルト支持具88cと、一対のボルト支持具88cを貫通して延びるボルト88aと、ボルト88aに取り付けられたナット88bと、を有している。この固定具88では、ボルト88a上におけるナット88bの位置を変更することにより、反射板89の支持部材84に対する傾斜角度を調節することができる。すなわち、図4に示された例では、駆動装置81の支持部84aに対する反射板89の傾斜角度を調整することができる。したがって、反射面89aの法線方向nd1が、反射面89aの回転軸線Ra1に対してなす傾斜角度を調節することができる。
次に、光学素子50について説明する。光学素子50は、各領域への入射光を当該領域の位置に応じた特定の方向に向ける光路制御機能を有している。ここで説明する光学素子50は、各領域への入射光の進行方向を補正して所定の領域LZに向ける。この領域が、被照明領域LZとなる。すなわち、光学素子50の入射面を平面分割してなる各領域に照射された照射装置60からの光は、光学素子50を経由した後に、少なくとも一部分において重なり合う領域を照明するようになる。
一例として、図1及び図5に示された例において、光学素子50は、照射装置60からの光の入射方向に対応して形成されたレンズアレイ51を含んで構成され得る。ここで「レンズアレイ」とは、単位レンズとも呼ばれる小さなレンズの集合体であり、屈折または反射によって光の進行方向を偏向させる素子として機能する。図示された例において、光学素子50は、各単位レンズ51aに対応する各領域に入射する光を、それぞれ、少なくとも被照明領域LZの全域に入射するように拡散させる。すなわち、光学素子50は、各領域に照射装置60から入射する光を拡散させることによって、同一の被照明領域LZを照明する。
図5に示された一具体例において、光学素子50は、凸レンズからなる単位レンズ51aを敷き詰めてなるフライアイレンズとして構成されたレンズアレイ51と、レンズアレイ51に対向して配置されたコンデンサレンズ52またはフィールドレンズと、を有している。図5の光学素子50において、レンズアレイ51が、光学素子50の最入光側に配置されており、照射装置60からの光を受ける。レンズアレイ51をなす各単位レンズ51aは、所定の発散光束をなす光線の光路をたどるようにして入射する光を、一点に収束させることができる。そして、コンデンサレンズ52は、各単位レンズ51aによる収束点によって画成される面上に配置され、各凸レンズからの光を、被照明領域LZに向ける。とりわけ、コンデンサレンズ52によれば、各凸レンズからの光を、同一の被照明領域LZのみに向けることができ、各方向からの照明光を被照明領域LZに重畳させる。なお、照射装置60から照射される発散光の発散角度を制御するため、レンズアレイ51の入射前となる光路上にコリメータレンズ等の調整手段を設けるようにしてもよい。
また、図6に示された他の具体例において、光学素子50は、図5に示されたレンズアレイ51及びコンデンサレンズ52に加えて、これらの間に配置された第2レンズアレイ53をさらに有している。図6に示された例において、第2レンズアレイ53も、レンズアレイ51と同様に、凸レンズからなる単位レンズ53aを敷き詰めるようにして形成されたフライアイレンズとして構成されている。第2レンズアレイ53は、レンズアレイ51の各単位レンズ51aによる収束点上に各単位レンズ53aが位置するよう、配置されている。図6の光学素子50において、第2レンズアレイ53の各単位レンズ53aは、レンズアレイ51からの光を発散させる。そして、第2レンズアレイ53の各単位レンズ53aからの発散光は、コンデンサレンズ52によって、被照明領域LZに重畳される。
次に、空間光変調器30について説明する。空間光変調器30は、被照明領域LZに重ねて配置される。そして、空間光変調器30は、照明装置40によって照明され、変調画像を形成する。照明装置40からの光は、上述したように被照明領域LZの全域のみを照明する。したがって、空間光変調器30の入射面は、照明装置40によって光を照射される被照明領域LZと同一の形状および大きさであることが好ましい。この場合、照明装置40からの光を、変調画像の形成に高い利用効率で利用することができるからである。
空間光変調器30は、特に制限されることなく、種々の公知の空間光変調器を利用することができる。例えば、偏光を利用することなく変調画像を形成する空間光変調器、例えばデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)や、偏光を利用して変調画像を形成する透過型の液晶マイクロディスプレイや反射型のLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を、空間光変調器30として用いることができる。
図1に示された例のように、空間光変調器30が、透過型の液晶マイクロディスプレイである場合、照明装置40によって面状に照明される空間光変調器30が、画素毎にコヒーレント光を選択して透過させることにより、空間光変調器30をなすディスプレイの画面上に変調画像が形成されるようになる。こうして得られた変調画像は、最終的には、投射光学系25によって、等倍で或いは変倍されてスクリーン15へ投射される。これにより、観察者は、スクリーン15上に投射された当該画像を観察することができる。スクリーン15は、透過型スクリーンとして構成されていてもよいし、反射型スクリーンとして構成されていてもよい。
次に、以上の構成からなる照明装置40、投射装置20および投射型映像表示装置10の作用について説明する。
まず、照射装置60は、光学素子50上を走査するようにして、光学素子50へコヒーレント光を照射する。具体的には、光源装置61の光源62で一定方向に沿って進む特定波長帯域のコヒーレント光が生成され、このコヒーレント光が走査装置70で進行方向を変えられる。走査デバイス70は、周期的な動作を行っており、この結果、光学素子50上でのコヒーレント光の入射位置も、周期的に変化するようになる。
光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光は、それぞれ、光学素子50での光路調整機能により、被照明領域LZに重畳されるようになる。すなわち、照射装置60から光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光は、それぞれ、光学素子50で拡散ないしは拡げられて、被照明領域LZの全域に入射するようになる。このようにして、照射装置60は、被照明領域LZをコヒーレント光で照明することができる。
図1に示すように、投射装置20においては、照明装置40の被照明領域LZと重なる位置に空間光変調器30が配置されている。このため、空間光変調器30は、照明装置40によって面状に照明され、画素毎にコヒーレント光を選択して透過させることにより、映像を形成するようになる。この映像は、投射光学系25によってスクリーン15に投射される。スクリーン15に投射されたコヒーレント光は、拡散され、観察者に映像として認識されるようになる。
ところで、スクリーン上に投射されたコヒーレント光は拡散によって干渉し、スペックルを生じさせることになる。一方、ここで説明する照明装置40によれば、次に説明するように、スペックルを極めて効果的に目立たなくさせることができる。
スペックルを目立たなくさせるには、偏光・位相・角度・時間といったパラメータを多重化し、モードを増やすことが有効であるとされている。ここでいうモードとは、互いに無相関なスペックルパターンのことである。例えば、複数のレーザー光源から同一のスクリーンに異なる方向からコヒーレント光を投射した場合、レーザー光源の数だけ、モードが存在することになる。また、同一のレーザー光源からのコヒーレント光を、時間を区切って異なる方向から、スクリーンに投射した場合、人間の目で分解不可能な時間の間にコヒーレント光の入射方向が変化した回数だけ、モードが存在することになる。そして、このモードが多数存在する場合には、光の干渉パターンが無相関に重ねられ平均化され、結果として、観察者の目によって観察されるスペックルが目立たなくなるものと考えられている。
上述した照明装置40では、コヒーレント光が、光学素子50上を走査するように光学素子50に照射される。また、照射装置60から光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光は、それぞれ、同一の被照明領域LZの全域をコヒーレント光で照明するが、当該被照明領域LZを照明するコヒーレント光の照明方向は互いに異なる。そして、コヒーレント光が入射する光学素子50上の領域が経時的に変化するため、被照明領域LZへのコヒーレント光の入射方向も経時的に変化する。
被照明領域LZを基準にして考えると、被照明領域LZ内の各領域には絶えずコヒーレント光が入射してくるが、その入射方向は、図1に矢印A1で示すように、常に変化し続けることになる。結果として、空間光変調器30の透過光によって形成された映像の各画素をなす光が、図1に矢印A2で示すように経時的に光路を変化させながら、スクリーン15の特定の位置に投射されるようになる。
以上のことから、上述してきた照明装置40を用いることによれば、映像を表示しているスクリーン15上の各位置において時間的にコヒーレント光の入射方向が変化していき、且つ、この変化は、人間の目で分解不可能な速さであり、結果として、人間の目には、相関の無いコヒーレント光の散乱パターンが多重化されて観察されることになる。したがって、各散乱パターンに対応して生成されたスペックルが重ねられ平均化されて、観察者に観察されることになる。これにより、スクリーン15に表示されている映像を観察する観察者に対して、スペックルを極めて効果的に目立たなくさせることができる。
なお、人間によって観察される従来のスペックルには、スクリーン15上でのコヒーレント光の散乱を原因とするスクリーン側でのスペックルだけでなく、スクリーンに投射される前におけるコヒーレント光の散乱を原因とする投射装置側でのスペックルも発生し得る。この投射装置側で発生したスペックルパターンは、空間光変調器30を介してスクリーン15上に投射されることによって、観察者に認識され得るようにもなる。しかしながら、本実施の形態によれば、コヒーレント光が光学素子50上を連続的に走査し、そして光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光が、それぞれ、空間光変調器30が重ねられた被照明領域LZの全域を照明するようになる。すなわち、光学素子50が、スペックルパターンを形成していたそれまでの波面とは別途の新たな波面を形成し、複雑且つ均一に、被照明領域LZ、さらには、空間光変調器30を介してスクリーン15を照明するようになる。このような光学素子50での新たな波面の形成により、投射装置側で発生するスペックルパターンは不可視化されることになる。
ところで、光源装置61からの光の光路を変化させる走査装置70は、光源装置61からの光を反射する反射板89を含んだ反射デバイス80を有している。反射板89は、接続手段85を介して、駆動装置81の回転可能な支持部84aに接続されている。接続手段85は、反射板89の反射面89aの法線方向nd1が支持部84aの回転軸線Ra1に対して傾斜するように、支持部84aと反射板89とを連結している。すなわち、反射デバイス90の反射板89は、反射面89aの法線方向nd1と非平行な回転軸線Ra1を中心として、回転するようになっている。したがって、反射板89が回転すると、反射面89aの向きが経時的に変化し、且つ、反射面89aの向きの変化は周期性を持つようになる。このため、反射面89aで反射した光の進行方向は経時的に変化し、且つ、反射光の進行方向の変化は周期性を持つようになる。
このような反射デバイス80によれば、コンパクトな構成及び簡易な制御により、光路を大きく変化させることができる。加えて、反射デバイス80は、反射面89aの向きの変化にともなって、占有スペースを大きく変化させることはない。したがって、本実施の形態によれば、省スペースを図りながら、光学素子50上の広い領域に亘った入射光の走査が可能となる。
また、図2から理解され得るように、図示された走査装置70を用いた場合、照射装置60から光学素子50上に入射する光の光学素子50上での走査経路は、矢印ARxで示すように、円形状となる。すなわち、簡易な構成の走査装置70を用いながら、光学素子50上での光の入射位置を広範囲に分布させること、言い換えると、大きく広げることができる。これにより、光学素子50の大きさを有効に利用して、被照明領域LZの各位置へ向かう照明光の入射角度範囲を大きく広げることができる。結果として、光学素子50を小型化しながら、これにともなって照明装置40を小型化しながら、スペックルを目立たなくさせることができる。
以上に説明してきたように、本実施の形態によれば、光源装置61からの光の進行方向を、十分に小型化かつ簡易化した走査装置70によって、高精度に制御することができる。この結果、スペックルを効果的に目立たなくさせながら、照明装置40によって所望の領域LZを所望の方向から高精度に照明することができる。
上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態において、走査装置70が、一つの反射デバイス80を有する例を示したが、これに限られない。一例として、主に図7〜図9を参照して以下に説明するように、走査装置70が、上述した反射デバイス80に加え、反射デバイス80の反射面89aからの光を反射する第2反射面99aを含んだ第2反射デバイス90を、さらに有するようにしてもよい。
図7〜図9に示された例において、第2反射デバイス90は、上述した反射デバイス80と同様に構成され得る。図7〜図9及び以下の説明では、反射デバイス80の各構成に対応する第2反射デバイス90の各構成に対し、反射デバイス80に関連して用いた八十番台の符号を、九十番台の符号に変更して付している。すなわち、第2反射デバイス90は、反射デバイス80からの光を反射する第2反射面99aを有した第2反射板99と、回転可能な支持部94aを有した第2駆動装置91と、第2反射面99aの法線方向nd2が支持部94aの回転軸線Ra2に対して傾斜するように支持部94aと第2反射面99aとを連結する接続手段95と、を有している。図8に示すように、第2駆動装置91は、ステータとして機能するケーシング92と、ロータとして機能する軸部材93と、軸部材93に取り付けられた支持部材94と、を有している。軸部材93は、その軸線によって画成される回転軸線Ra2を中心として、支持部材94とともに回転可能となっている。すなわち、支持部材94は、軸部材93と同期して回転可能となっている。
図示された第2駆動装置91では、支持部材94が支持部94aを構成している。したがって、接続手段95は、第2駆動装置91の支持部材94に第2反射板99を接続している。第2反射板99は、第2駆動装置91の軸部材93及び支持部材94とともに回転軸線Ra2を中心として回転可能となっている。ただし、第2反射面99aは、回転軸線Ra2に対して直交していない。言い換えると、第2反射面99aの法線方向nd2(図7参照)は、回転軸線Ra2と非平行であり、回転軸線Ra2に対して傾斜している。したがって、第2反射板99が、回転軸線Ra2を中心として回転すると、第2反射面99aは、向きを変化させるようになる。このとき、第2反射板99の回転が定速であれば、第2反射面99aは、回転軸線Ra2と直交する第2仮想直交面Vp2を中心として、周期的に向きを変動させることになる。
その他、第2反射デバイス90の第2駆動装置91、接続手段95及び第2反射板99は、それぞれ、反射デバイス80の駆動装置81、接続手段85及び反射板89と同一に構成され得る。例えば、図7及び図8に示すように、第2反射板99は、一定の厚さを有する板状の部材とすることができる。このとき、第2反射板99の板面への法線方向は、第2反射面99aの法線方向nd2と平行になり、回転軸線Ra2に対して直交していない。
ここで、反射デバイス80の反射面89aの向きの変動と、第2反射デバイス90の第2反射面99aの向きの変動が、同期するようにしてもよい。すなわち、反射面89aの向き及び第2反射面99aの向きの一方は、他方の向きに応じて所定の向きを向くようにしてもよい。とりわけ、反射面89aの向きと第2反射面99aの向きとが互いに平行となるよう、反射面89aと第2反射面99aとが動作するようにしてもよい。
図7及び図8に示された例において、反射面89aの回転軸線Ra1と第2反射面99aの回転軸線Ra2は平行となっている。また、反射面89aの回転軸線Ra1を中心とした回転の向きと、第2反射面99aの回転軸線Ra2を中心とした回転の向きは、同一の向きとなっている。そして、反射面89aの回転周期と第2反射面99aの回転周期は同一となっている。この結果、反射面89aと第2反射面99aは、互いに対して平行な状態に維持される。なお、反射面89a,99aの回転軸線Ra1,Ra2を中心とした回転の向きは、回転軸線Ra1,Ra2に沿って一方の側から他方の側へ反射面89a,99aを観察した場合における反射面89a,99aの回転の向き(図8における矢印AR1)であり、第2反射面99aの回転軸線Ra2を中心とした回転の向きは、回転軸線Ra1と平行な回転軸線Ra2に沿って前記一方の側から前記他方の側へ第2反射面99aを観察した場合における第2反射面99aの回転の向き(図8における矢印AR2)である。
図9には、制御器72による、反射面89a及び第2反射面99aの向きを制御する方法の一例が示されている。図9に示された例では、走査装置70の動作が開始すると、まず、反射面89aを回転駆動する駆動装置81の位相が検出される。同時に、第2反射面99aを回転駆動する第2駆動装置91の位相が検出される。そして、制御器72は、駆動装置81の位相および第2駆動装置91の位相のずれ量を特定する。制御器72は、特定された位相のずれ量に基づき、駆動装置81の位相および第2駆動装置91の位相を同一にするよう、駆動装置81及び第2駆動装置91を調整する。これにより、反射デバイス80の反射面89aと、第2反射デバイス90の第2反射面99aとが、平行に保持されて、それぞれ対応する駆動装置81,91によって回転駆動される。
図9に示された制御方法では、走査装置70の動作が終了するまでの間、例えば連続的に又は一定間隔をあけて、駆動装置81の位相および第2駆動装置91の位相が確認される。駆動装置81,91間で位相にずれが生じている場合には、当該ずれを解消して、駆動装置81の位相および第2駆動装置91の位相を合わせる。このようにして、反射面89aと第2反射面99aは、回転駆動されている間、互いに対して平行な状態に維持され得る。
以上のようにして、反射面89aと第2反射面99aが平行に維持されると、第2反射面99aから進み出る光の進行方向は、反射面89aへ入射する光の進行方向と平行になる。一方、光源装置61のコリメートレンズアレイ66が固定されており、光源装置61から射出される光は、常に一定方向から反射デバイス80へ向かう。すなわち、反射面89aへ入射する光源装置61からの光の進行方向は、常に一定である。したがって、第2反射デバイス90の第2反射面99aで反射された光は、常に一定の向きに進む。図示された例では、照射装置60から光学素子50へ向けて、常に一定の方向から光が入射している。すなわち、照射装置60からの光は、平行光束をなす光線の光路を辿るようにして、光学素子50へ入射することになる。
このように、照射装置60からの出射光が一定の方向になると、当該出射光の取り扱い、例えば搬送が、非常に容易となる。また、発散光束の場合と異なり、照射装置60からの出射光が通過することになる光路幅は一定であり、光路幅の変動が生じない。したがって、照明装置40が大型化してしまうことを効果的に回避することができる。また、照射装置60から光を照射される光学素子50は、その各領域への入射光を異なる方向に曲げることによって、入射光を照明光として被照明領域LZに誘導している。そして、光学素子50への入射方向が一定となっていれば、光学素子50の設計及び製造を簡易化することができる。
なお、装置の大型化を回避する観点からすれば、その法線方向nd1,nd2に対して傾斜した軸線Ra1,Ra2を中心として回転可能な反射面89a,99aは、走査経路に対応して、円形状又は楕円形状の輪郭を有していることが好ましい。この例によれば、走査デバイス80,90の反射面89a,99aを有効に利用しながら、走査装置70の大型化を回避することができる。また、第2走査デバイス90の第2反射面99aが、走査デバイス80の反射面89aよりも大きくなっていることが好ましい。この例によれば、走査デバイス80によって光路が拡大された光を、第2走査デバイス90によって有効に反射することができる。すなわち、走査装置70によって上述した有用な光路制御を可能にしながら、走査装置70の大型化を回避することができる。
別の変形例として、上述した実施の形態において、光源装置61は、単一の光源62を有していた。しかしながら、この例に限られず、光源装置61が、複数の光源を含むようにしてもよい。一例として、光源装置61が、複数のレーザー光源を含むレーザーアレイとして構成されていてもよい。光源装置61に含まれる複数の光源は、互いに異なる波長帯域の光を生成するようにしてもよいし、同一波長帯域の光を生成するようにしてもよい。異なる波長帯域の光源を用いた場合、加法混色により、単一の光源では生成することができない色の光によって、被照明領域LZを照明することができる。また、光源が、赤色波長帯域の光、緑色波長帯域の光、青色波長帯域の光をそれぞれ生成する場合には、白色光にて被照明領域LZを照明することができる。一方、同一の波長帯域の光源を用いた場合、高出力で被照明領域LZを照明することが可能となる。
さらに上述した実施の形態において、光学素子50が、レンズアレイ51を含んで構成される例を示したが、これに限られない。図10に示すように、光学素子50が、ホログラム記録媒体57を含むようにしてもよい。図10に示された例において、照射装置60から照射されてホログラム記録媒体57上を走査する光は、ホログラム記録媒体57上の各領域に、当該ホログラム記録媒体57の回折条件を満たすような入射角度で、入射するようになっている。照射装置60からホログラム記録媒体57の各領域に入射した光は、それぞれ、ホログラム記録媒体57で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明する。図10に示された例では、照射装置60からホログラム記録媒体57の各領域に入射した光は、それぞれ、ホログラム記録媒体57で回折されて同一の被照明領域LZを照明するようになっている。例えば、照射装置60からホログラム記録媒体57の各領域に入射した光が、それぞれ、被照明領域LZに重ねて散乱板の像を再生するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態では、照明装置40によって照明される被照明領域LZに空間光変調器30が配置されていたが、この例に限られない。一例として、図11及び図12に示された例では、被照明領域LZに均一化光学系37の入射面37aが配置されている。すなわち、照明装置40からの光は、均一化光学系37に入射するようになる。均一化光学系37に入射した光は、全反射を繰り返しながら均一化光学系37内を伝搬して、均一化光学系37から出射する。このような均一化光学系37の出射面37b上の各位置での照度は、均一化されることになる。均一化光学系37として、例えばインテグレータロッドを用いることができる。
図11に示された例では、空間光変調器30が、均一化光学系37の出射面37bに直面するように配置され、空間光変調器30が均一な光量にて照明されるようになっている。一方、図12に示された例においては、均一化光学系37と空間光変調器30との間にリレー光学系35が配置されている。この例において、リレー光学系35は、第1のレンズ35a及び第2のレンズ35bを、光路に沿ってこの順で含んでいる。リレー光学系35によって、空間光変調器30が配置されている位置は、均一化光学系37の出射面37bと共役な面となっている。このため、図12に示された例においても、空間光変調器30は、均一な光量にて照明される。また、均一化光学系37を用いずに、照明装置40によって被照明領域LZに中間像を形成し、中間像の位置は図12のインテグレータロッド37の出射面37bに対応する位置であり、リレー光学系35は、この中間像を空間光変調器30に写像する態様も可能である。
さらに、上述した実施の形態において、照明装置40が、投射装置20及び投射型映像表示装置10に組み込まれた例を示したが、これに限られず、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなどのディスプレイ用途、建築物のライトアップなどの装飾照明用途、車両のヘッドライト、テールライトなどの移動体照明用途、測定機器や医療機器等に使用されるスキャナ用の照明装置等、種々の用途に適用され得る。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 投射型表示装置
15 スクリーン
20 投射装置
25 投射光学系
30 空間光変調器
35 リレー光学系
35a 第1のレンズ
35b 第2のレンズ
37 均一化光学系
40 照明装置
45 光学モジュール
50 光学素子
51 レンズアレイ
51a 単位レンズ
52 コンデンサレンズ
53 第2レンズアレイ
53a 単位レンズ
57 ホログラム記録媒体
60 照射装置
61 光源装置
62 光源
70 走査装置
72 制御器
73 支持具
80 反射デバイス
81 駆動装置
82 ケーシング
83 軸部材
84 支持部材
84a 支持部
84aa 面、対向面
85 接続手段
86 接合層
86a 母材
86b 粒子
87 ヒンジ
88 固定具
88a ボルト
88b ナット
88c ボルト支持具
89 反射板
89a 反射面
89b 面、裏面
90 第2反射デバイス
91 第2駆動装置
92 ケーシング
93 軸部材
94 支持部材
94a 支持部
95 接続手段
99 第2反射板
99a 第2反射面
Ra1,Ra2 回転軸線
nd1,nd2 法線方向
Vp1,Vp2 仮想面
LZ 被照明領域

Claims (9)

  1. 光学素子と、
    前記光学素子上を走査するように前記光学素子に光を照射する照射装置と、を備え、
    前記照射装置は、光を射出する光源装置と、前記光源装置からの光の進行方向を変化させる走査装置と、を含み、
    前記走査装置は、前記光源装置からの光を反射する反射面を有した反射板と、回転可能な支持部を有した駆動装置と、前記反射面の法線方向が前記支持部の回転軸線に対して傾斜するように前記反射板を前記支持部に取り付ける接続手段と、を有し、
    前記接続手段は、前記回転軸線に直交する一軸方向に沿って厚みが漸次薄くなる接合層であり、
    前記接合層は、母材と、母材中に分散した粒子と、を含み、
    前記接合層は、粒径の大きい粒子がより多く集合している領域と、粒径の小さい粒子がより多く集合している領域と、を有する、照明装置。
  2. 粒径の大きい粒子がより多く集合している領域と、粒径の小さい粒子がより多く集合している領域は、回転軸線を間に挟んで位置している、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記支持部の前記反射板に対面する面は、前記反射面と非平行である、請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記走査装置は、前記反射板の前記反射面からの光を反射する第2反射面を含む第2反射板を、さらに有し、
    前記第2反射板は、前記第2反射面の法線方向に対して傾斜した回転軸線を中心として回転可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記走査装置は、前記反射面と前記第2反射面とが平行に維持されるよう、前記反射板および前記第2反射板が回転可能である、請求項に記載の照明装置。
  6. 光源装置から光を受ける光学モジュールであって、
    光学素子と、
    前記光源装置からの光の進行方向を変化させ、前記光学素子上を走査するように前記光学素子に光を入射させる走査装置と、を備え、
    前記走査装置は、前記光源装置からの光を反射する反射面を有した反射板と、回転可能な支持部を有した駆動装置と、前記反射面の法線方向が前記支持部の回転軸線に対して傾斜するように前記反射板を前記支持部に取り付ける接続手段と、を有し、
    前記接続手段は、前記回転軸線に直交する一軸方向に沿って厚みが漸次薄くなる接合層であり、
    前記接合層は、母材と、母材中に分散した粒子と、を含み、
    前記接合層は、粒径の大きい粒子がより多く集合している領域と、粒径の小さい粒子がより多く集合している領域と、を有する、光学モジュール。
  7. 前記光学素子からの光によって照明される空間光変調器を、さらに備える、請求項に記載の光学モジュール。
  8. 入射光を反射する反射面を有した反射板と、
    回転可能な支持部を有した駆動装置と、
    前記反射面の法線方向が前記支持部の回転軸線に対して傾斜するように前記反射板を前記支持部に取り付ける接続手段と、を備え
    前記接続手段は、前記回転軸線に直交する一軸方向に沿って厚みが漸次薄くなる接合層であり、
    前記接合層は、母材と、母材中に分散した粒子と、を含み、
    前記接合層は、粒径の大きい粒子がより多く集合している領域と、粒径の小さい粒子がより多く集合している領域と、を有する、走査装置。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載された照明装置と、
    前記照明装置からの光によって照明される空間光変調器と、を備える、投射装置。
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