JP2015114628A - 照明装置、投射装置および走査装置 - Google Patents

照明装置、投射装置および走査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な経路にて光学素子上を広範囲に亘って走査して、被照明領域を種々の方向から照明することができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置40は、光学素子50と、光学素子上を走査するようにして光学素子に光を照射する照射装置60と、を含む。照射装置は、光を射出する光源装置61と、特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイス71と、特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイス73と、を有する。光源装置からの光の光路を第1走査デバイス及び第2走査デバイスで変更して光を光学素子に照射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学素子と、光学素子上を走査するようにして光学素子に光を照射する照射装置と、を備えた照明装置に関する。また、本発明は、この照明装置を有する投射装置に関する。さらに、本発明は、入射光の光路を変更する走査装置に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、レンズアレイやホログラムからなる光学素子を用いた照明装置が知られている。とりわけ特許文献1に開示された照明装置では、コーレント光を射出する光源と、光源からの光の光路を周期的に変化させる走査装置と、を有した照射装置が設けられている。この照明装置では、光学素子上の各領域に入射した光の光路が、光学素子によって調整されて一定の被照明領域に向けられる。この結果、被照明領域は、光学素子上の各領域に対応した種々の方向から照明されることになる。
なお、レーザー光などのコヒーレント光を射出する照明装置では、スペックルの発生という問題が生じる。スペックル(speckle)は、レーザー光などのコヒーレント光を散乱面に照射したときに現れる斑点状の模様である。スペックルは、例えばスクリーン上に発生すると斑点状の輝度ムラ(明るさのムラ)として観察され、観察者に対して生理的な悪影響を及ぼす要因になる。特許文献1に開示された照明装置によれば、照明光の散乱面への入射角度が経時的に変化するため、コヒーレント光の拡散で生じる散乱面上でのスペックルが時間的に平均化されて目立たなくなる。
また、特許文献1では、光学素子上を第1区域と第2区域とに平面分割し、各区域から進み出た光の偏光状態を制御している。そして、空間光変調器を照明する照明光の偏光状態が時分割的に変化し、その一方で、空間光変調器は、偏光状態に応じた変調画像を形成する。このような照明装置と空間光変調器との組み合わせによれば、画像を立体的に表示することが可能となる。
WO2012/033178A1
ところで、光学素子の劣化防止の観点、均一照明の観点、加えてスペックルの不可視化の観点からすれば、光学素子上における光の走査経路は、単なる直線状ではなく光学素子上の広範囲に広がっていることが好ましく、さらに、単なる円経路や楕円経路のような周状経路ではなく周状の内側領域内も光が走査するように広面積又は長距離に亘っていることが好ましい。本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、広範囲に広がり且つ広面積又は長距離に亘る走査を可能にして、被照明領域を種々の方向から照明することができる照明装置、この照明装置を有する投射装置、並びに、この照明装置に用いられる走査装置を提供することを目的とする。
なお、照明装置を用いて3D表示を行う場合には、クロストークを回避する観点から、光学素子上における光の走査経路を二以上の区域に区分けしやすくなっていることが好ましい。本発明において、この点が満たされれば、非常に都合が良い。
本発明による照明装置は、
光学素子と、
前記光学素子上を走査するようにして前記光学素子に光を照射する照射装置と、を備え、
前記照射装置は、光を射出する光源装置と、特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイスと、特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイスと、を有し、前記光源装置からの光の光路を前記第1走査デバイス及び前記第2走査デバイスで変更して当該光を前記光学素子に照射する。
本発明による照明装置において、前記照射装置から照射されて前記光学素子内の複数の領域に入射した光が、少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明するようにしてもよい。
本発明による照明装置において、前記第1走査デバイスは、一つの軸を中心として回動可能に保持された光路変更部材を有するようにしてもよい。
本発明による照明装置において、前記第1走査デバイスは、一つの軸を中心として回動可能に保持された反射部材を有し、前記反射部材は、前記一つの軸と平行な反射面を有するようにしてもよい。
本発明による照明装置において、
前記第2走査デバイスは、光を反射する反射面を有し、
前記反射面は、前記反射面の法線方向に対して傾斜した軸を中心として回転可能であるようにしてもよい。
本発明による照明装置において、前記光学素子は、光の進行方向を変化させるレンズアレイを含むようにしてもよい。
本発明による照明装置において、前記光学素子は、ホログラム記録媒体を含むようにしてもよい。
本発明による投射装置は、
上述した本発明による第1及び第2の照明装置のいずれかと、
前記照明装置からの光によって照明される空間光変調器と、を備える。
本発明による投射装置が、前記空間光変調器からの光を被投射体に上に向ける投射光学系を、さらに備えるようにしてもよい。
本発明による投射装置が、光の偏光状態を制御する偏光制御手段を、さらに備え、
前記光学素子は、第1区域と第2区域とを含み、
前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光が第1偏光成分の光となり且つ前記光学素子の前記第2区域から進み出た光が前記第1偏光成とは異なる第2偏光成分の光となるように、光の偏光状態を制御するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、前記偏光制御手段は、前記光学素子が配置されている面に対する共役面上に配置され、前記空間光変調器は、前記光学素子から前記偏光制御手段までの光路中に配置されていてもよい。
本発明による投射装置において、前記偏光制御手段は、前記光学素子に積層されていてもよいし、或いは、前記照射装置から前記光学素子までの光路中に配置されていてもよい。
本発明による投射装置において、前記第1偏光成分および前記第2偏光成分の一方が、右回りの円偏光または右回りの楕円偏光であり、前記第1偏光成分および前記第2偏光成分の他方が、左回りの円偏光または左回りの楕円偏光であるようにしてもよい。
本発明による投射装置において、前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光が入射するようになる第1制御区域と、前記光学素子の前記第2区域から進み出た光が入射するようになる第2制御区域と、を含み、前記第1制御区域から進みでる光が前記第1偏光成分の光となり且つ前記第2制御区域から進みでる光が前記第2偏光成分の光となるように光の偏光状態を制御するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、
前記照射装置は、振動方向が一定となっている直線偏光の光を射出し、
前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上に設けられた1/2波長板を有するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上と、前記光学素子の前記第2区域から進み出た光の光路上と、に設けられた1/4波長板を、さらに有するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、前記照射装置は、旋回方向が一定となっている円偏光または楕円偏光の光を射出し、前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上に設けられた1/2波長板を有するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、
前記照射装置は、無偏光の光を射出し、
前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上に設けられ前記第1偏光成分を選択的に透過させる第1偏光板と、前記光学素子の前記第2区域から進み出た光の光路上に設けられ前記第2の偏光成分を選択的に透過させる第2偏光板と、を有するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、
前記光学素子は、第1区域と第2区域とを含み、
前記光源装置は、交互に光を射出する第1光源および第2光源を含み、
前記第1光源が、前記光学素子の前記第1区域に第1偏光成分の光を照射し、前記第2光源が、前記光学素子の前記第2区域に前記第1偏光成分とは異なる第2偏光成分の光を照射するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、前記光学素子は、前記第1区域および前記第2区域の間に位置する中間領域を、さらに含み、前記中間領域へ向けて進む前記光の光路上または前記中間領域への入射後に前記照明されるべき領域へ進む前記光の光路上に、当該光を吸収する光吸収体が設けられていてもよい。
本発明による投射装置において、前記光学素子は、前記第1区域および前記第2区域の間に位置する中間領域を、さらに含み、前記照射装置が、光が前記第1区域および前記第2区域へ入射し且つ前記中間領域へ入射しないよう、間欠的に前記光を照射するようにしてもよい。
本発明による投射装置において、前記空間光変調器は、前記第1の偏光成分の光に対応した第1変調画像と、前記第2の偏光成分の光に対応した第2変調画像と、を時分割で形成するようにしてもよい。
本発明による投射装置が、前記空間光変調器からの光を被投射体上に向ける投射光学系を、さらに備えるようにしてもよい。
本発明による投射型表示装置は、
上述した本発明による投射装置のいずれかと、
前記投射装置から光を投射される被投射体と、を備える。
本発明による走査装置は、
特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイスと、
特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイスと、を備える。
本発明による走査装置において、
前記第2走査デバイスは、光を反射する反射面を有し、
前記反射面は、前記反射面の法線方向に対して傾斜した軸を中心として回転可能であるようにしてもよい。
本発明による光学素子は、
上述した本発明による照明装置のいずれかに用いられる光学素子であって、
前記照射装置から照射される光の光路を変更する。
本発明による光学素子が、複数の単位レンズを含むレンズアレイを備え、
前記各単位レンズに入射した光が、それぞれ、前記少なくとも一部分において互いに重なり合う領域に向かうようにしてもよい。
本発明による光学素子が、入射光を回折させて前記少なくとも一部分において互いに重なり合う領域に向けるホログラム記録媒体を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、広範囲に広がり且つ広面積又は長距離に亘る走査を実現することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、投射装置および投射型表示装置の概略構成を示す図である。 図2は、図1の投射装置に含まれた照明装置の照射装置を示す斜視図である。 図3は、照射装置から照射された光の光学素子上での走査経路を示す平面図である。 図4は、図1の投射装置に含まれた照明装置の光学素子を示す側面図である。 図5は、光学素子の一変形例を示す側面図である。 図6は、偏光制御手段を有した投射装置の一例を示す図である。 図7は、図6の投射装置に含まれた偏光制御手段の一例を示す側面図である。 図8は、偏光制御手段の他の例を示す側面図である。 図9は、偏光制御手段を有した投射装置の他の例を示す図である。 図10は、光学素子の他の変形例を示す側面図である。 図11は、投射装置の一変形例を示す図である。 図12は、投射装置の他の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1に示す投射型映像表示装置10は、スクリーン15と、映像光を投射する投射装置20と、を有している。投射装置20は、仮想面上に位置する被照明領域LZを照明する照明装置40と、被照明領域LZと重なる位置に配置され照明装置40によって照明される空間光変調器30と、空間光変調器30からのコヒーレント光をスクリーン15に投射する投射光学系25と、を有している。すなわち、ここで説明する一実施の形態において、照明装置40は、空間光変調器30を照明するための照明装置として、投射装置20に組み込まれている。とりわけ本実施の形態では、照明装置40は、コヒーレント光によって被照明領域LZを照明し、且つ、照明装置40には、スペックルを目立たなくさせる工夫がなされている。
まず、照明装置40について説明する。図1に示されているように、照明装置40は、光の進行方向を被照明領域LZへ向ける光学素子50と、光学素子50へ光、とりわけ本例ではコヒーレント光を照射する照射装置60と、を有している。図1に示された例において、照射装置60は、コヒーレント光が光学素子50上を走査するようにして、光学素子50へコヒーレント光を照射するようになっている。したがって、ある瞬間に、照射装置60によってコヒーレント光を照射されている光学素子50上の領域は、光学素子50の表面の一部分となる。
照射装置60は、特定波長帯域のコヒーレント光を射出する光源装置61と、光源装置61からの光の進行方向を光学素子50に向ける走査装置70と、を有している。光源装置61は、コヒーレント光を生成する光源62、例えばレーザー光源62を有している。
図示された具体例として、走査装置70は、ある特定の方向からの入射光を線状走査経路で走査させ得る第1走査デバイス71と、ある特定方向からの光を周状走査経路で走査させ得る第2走査デバイス73と、を有している。光源装置61からの光は、その光路を第1走査デバイス71及び第2走査デバイス73によって繰り返し変更されることにより、光学素子50上を走査するようになる。ここで線状の走査経路とは、領域を取り囲むようになる周状の走査経路と区別される走査経路である。
第1走査デバイス71は、一つの回動軸Ra1を中心として回動可能な光路変更部材を有している。光路変更部材は、それ自体、入射光の光路を変更する機能を有している。この光路変更部材が、一つの軸Ra1を中心として回動することにより、ある一定の方向から第1走査デバイス71に入射する光が、線状経路を走査することが可能となる。すなわち、第1走査デバイス71は、一次元走査デバイスとして構成されている。光路変更部材としては、プリズム等を例示することができる。図示された例では、光路変更部材は、第1反射面72を有した反射部材71aとして構成されている。この反射部材71aは、第1反射面72と平行な回動軸Ra1を中心として回動可能に保持されている。このような第1走査デバイス71は、共振ミラーデバイスから構成され得る。
第2走査デバイス73は、二次元走査デバイスとして構成されており、ある一定の方向から第2走査デバイス73に入射する光が周状経路を走査することを可能としている。第2走査デバイス73は、例えば、入射光の光路を変更する機能を有した光路変更部材を含み、この光路変更部材が、非平行な二方向を中心として回動可能となっているようにしてもよい。
図示された具体例において、第2走査デバイス73は、第2反射面74を有した反射部材73aと、反射部材73aを支持した軸部材73bと、を有している。図2に示すように、軸部材73bは、その軸線方向である回転軸Ra2を中心として回転可能となっている。軸部材73bが回転することにより、軸部材73bに支持された反射部材73aも、回転軸Ra2を中心として回転する。ただし、第2反射面74は、回転軸Ra2に対して直交していない。言い換えると、第2反射面74の法線方向は、回転軸Ra2と非平行であり、回転軸Ra2に対して傾斜している。したがって、反射部材73aが、回転軸Ra2を中心として回転すると、第2反射面74は、向きを変化させるようになる。このとき、反射部材73aの回転が定速であれば、第2反射面74は、回転軸Ra2と直交する仮想面Vpを中心として、周期的に向きを変動させることになる。そして、このような第2走査デバイス73によれば、回転軸Ra2を中心として反射部材73aを回転させるといった極めて簡単な制御により、或る一定の方向から第2走査デバイス73の第2反射面74上に入射する光が、円周状または楕円周状の周状経路を走査することが可能となる。
図示された走査装置70では、第1走査デバイス71が、第2走査デバイス73よりも、光源装置61から光学素子50へ向かう光路における上流側に位置している。すなわち、光源装置61から射出された光は、まず、第1走査デバイス71によって光路を変更されて、次に、第2走査デバイス73に向かうようになる。
第1走査デバイス71で光路を繰り返し変更された光の、第2走査デバイス73の第2反射面74上への入射位置は、直線状に振動する。このため、図2及び図3に示すように、照射装置60で照射された光の光学素子50上への入射位置は、第2走査デバイス73での光路変更機能に依存した単なる周状経路ではなく、周状経路を辿りながら更に光学素子50の入射面上における一方向に振動する経路となる。この一方向は、第1走査デバイス71の第1反射面72の回動に依存して決定され、図示された例では回動軸Ra1に直交する方向となっている。すなわち、この走査装置70を用いた場合、光学素子50上への入射位置は、第2走査デバイス73に依存した単或る周状経路ではなく、第1走査デバイス71に依存した振動方向に沿ってこの周状経路からずれた位置も含まれるようになる。
次に、光学素子50について説明する。光学素子50は、各領域への入射光を当該領域の位置に応じた特定の方向に向ける光路制御機能を有している。ここで説明する光学素子50は、各領域への入射光の進行方向を補正して所定の領域LZに向ける。この領域が、被照明領域LZとなる。すなわち、光学素子50の入射面を平面分割してなる各領域に照射された照射装置60からの光は、光学素子50を経由した後に、少なくとも一部分において重なり合う領域を照明するようになる。
一例として、図1及び図3に示された例において、光学素子50は、照射装置60からの光の入射方向に対応して形成されたレンズアレイ51を含んで構成され得る。ここで「レンズアレイ」とは、単位レンズとも呼ばれる小さなレンズの集合体であり、屈折または反射によって光の進行方向を偏向させる素子として機能する。図示された例において、光学素子50は、各単位レンズ51aに対応する各領域に入射する光を、それぞれ、少なくとも被照明領域LZの全域に入射するように拡散させる。すなわち、光学素子50は、各領域に照射装置60から入射する光を拡散させることによって、同一の被照明領域LZを照明する。
図4に示された一具体例において、光学素子50は、凸レンズからなる単位レンズ51aを敷き詰めてなるフライアイレンズとして構成されたレンズアレイ51と、レンズアレイ51に対向して配置されたコンデンサレンズ52またはフィールドレンズと、を有している。図4の光学素子50において、レンズアレイ51が、光学素子50の最入光側に配置されており、照射装置60からの光を受ける。レンズアレイ51をなす各単位レンズ51aは、概ね発散光束をなす光線の光路をたどるようにして入射する光を、一点に収束させる。そして、コンデンサレンズ52は、各単位レンズ51aによる収束点によって画成される面上に配置され、各凸レンズからの光を、被照明領域LZに向ける。とりわけ、コンデンサレンズ52によれば、各凸レンズからの光を、同一の被照明領域LZのみに向けることができ、各方向からの照明光を被照明領域LZに重畳させる。なお、照射装置60から照射される発散光の発散角度を制御するため、レンズアレイ51の入射前となる光路上にコリメータレンズ等の調整手段を設けるようにしてもよい。
また、図5に示された他の具体例において、光学素子50は、図4に示されたレンズアレイ51及びコンデンサレンズ52に加えて、これらの間に配置された第2レンズアレイ53をさらに有している。図5に示された例において、第2レンズアレイ53も、レンズアレイ51と同様に、凸レンズからなる単位レンズ53aを敷き詰めるようにして形成されたフライアイレンズとして構成されている。第2レンズアレイ53は、レンズアレイ51の各単位レンズ51aによる収束点上に各単位レンズ53aが位置するよう、配置されている。図5の光学素子50において、第2レンズアレイ53の各単位レンズ53aは、レンズアレイ51からの光を発散させる。そして、第2レンズアレイ53の各単位レンズ53aからの発散光は、コンデンサレンズ52によって、被照明領域LZに重畳される。
次に、空間光変調器30について説明する。空間光変調器30は、被照明領域LZに重ねて配置される。そして、空間光変調器30は、照明装置40によって照明され、変調画像を形成する。照明装置40からの光は、上述したように被照明領域LZの全域のみを照明する。したがって、空間光変調器30の入射面は、照明装置40によって光を照射される被照明領域LZと同一の形状および大きさであることが好ましい。この場合、照明装置40からの光を、変調画像の形成に高い利用効率で利用することができるからである。
空間光変調器30は、特に制限されることなく、種々の公知の空間光変調器を利用することができる。例えば、偏光を利用することなく変調画像を形成する空間光変調器、例えばデジタルミラーデバイス(DMD)や、偏光を利用して変調画像を形成する透過型の液晶マイクロディスプレイや反射型のLCoS(Liquid Crystal On Silicon(登録商標))を、空間光変調器30として用いることができる。
図1に示された例のように、空間光変調器30が、透過型の液晶マイクロディスプレイである場合、照明装置40によって面状に照明される空間光変調器30が、画素毎にコヒーレント光を選択して透過させることにより、空間光変調器30をなすディスプレイの画面上に変調画像が形成されるようになる。こうして得られた変調画像は、最終的には、投射光学系25によって、等倍で或いは変倍されてスクリーン15へ投射される。これにより、観察者は、スクリーン15上に投射された当該画像を観察することができる。スクリーン15は、透過型スクリーンとして構成されていてもよいし、反射型スクリーンとして構成されていてもよい。
次に、以上の構成からなる照明装置40、投射装置20および投射型映像表示装置10の作用について説明する。
まず、照射装置60は、光学素子50上を走査するようにして、光学素子50へコヒーレント光を照射する。具体的には、光源装置61の光源62で一定方向に沿って進む特定波長帯域のコヒーレント光が生成され、このコヒーレント光が走査装置70で進行方向を変えられる。走査デバイス70は、周期的な動作を行っており、この結果、光学素子50上でのコヒーレント光の入射位置も、周期的に変化するようになる。
光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光は、それぞれ、光学素子50での光路調整機能により、被照明領域LZに重畳されるようになる。すなわち、照射装置60から光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光は、それぞれ、光学素子50で拡散ないしは拡げられて、被照明領域LZの全域に入射するようになる。このようにして、照射装置60は、被照明領域LZをコヒーレント光で照明することができる。
図1に示すように、投射装置20においては、照明装置40の被照明領域LZと重なる位置に空間光変調器30が配置されている。このため、空間光変調器30は、照明装置40によって面状に照明され、画素毎にコヒーレント光を選択して透過させることにより、映像を形成するようになる。この映像は、投射光学系25によってスクリーン15に投射される。スクリーン15に投射されたコヒーレント光は、拡散され、観察者に映像として認識されるようになる。
ところで、スクリーン上に投射されたコヒーレント光は拡散によって干渉し、スペックルを生じさせることになる。一方、ここで説明する照明装置40によれば、次に説明するように、スペックルを極めて効果的に目立たなくさせることができる。
スペックルを目立たなくさせるには、偏光・位相・角度・時間といったパラメータを多重化し、モードを増やすことが有効であるとされている。ここでいうモードとは、互いに無相関なスペックルパターンのことである。例えば、複数のレーザー光源から同一のスクリーンに異なる方向からコヒーレント光を投射した場合、レーザー光源の数だけ、モードが存在することになる。また、同一のレーザー光源からのコヒーレント光を、時間を区切って異なる方向から、スクリーンに投射した場合、人間の目で分解不可能な時間の間にコヒーレント光の入射方向が変化した回数だけ、モードが存在することになる。そして、このモードが多数存在する場合には、光の干渉パターンが無相関に重ねられ平均化され、結果として、観察者の目によって観察されるスペックルが目立たなくなるものと考えられている。
上述した照明装置40では、コヒーレント光が、光学素子50上を走査するようにして、光学素子50に照射される。また、照射装置60から光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光は、それぞれ、同一の被照明領域LZの全域をコヒーレント光で照明するが、当該被照明領域LZを照明するコヒーレント光の照明方向は互いに異なる。そして、コヒーレント光が入射する光学素子50上の領域が経時的に変化するため、被照明領域LZへのコヒーレント光の入射方向も経時的に変化する。
被照明領域LZを基準にして考えると、被照明領域LZ内の各領域には絶えずコヒーレント光が入射してくるが、その入射方向は、図1に矢印A1で示すように、常に変化し続けることになる。結果として、空間光変調器30の透過光によって形成された映像の各画素をなす光が、図1に矢印A2で示すように経時的に光路を変化させながら、スクリーン15の特定の位置に投射されるようになる。
以上のことから、上述してきた照明装置40を用いることによれば、映像を表示しているスクリーン15上の各位置において時間的にコヒーレント光の入射方向が変化していき、且つ、この変化は、人間の目で分解不可能な速さであり、結果として、人間の目には、相関の無いコヒーレント光の散乱パターンが多重化されて観察されることになる。したがって、各散乱パターンに対応して生成されたスペックルが重ねられ平均化されて、観察者に観察されることになる。これにより、スクリーン15に表示されている映像を観察する観察者に対して、スペックルを極めて効果的に目立たなくさせることができる。
なお、人間によって観察される従来のスペックルには、スクリーン15上でのコヒーレント光の散乱を原因とするスクリーン側でのスペックルだけでなく、スクリーンに投射される前におけるコヒーレント光の散乱を原因とする投射装置側でのスペックルも発生し得る。この投射装置側で発生したスペックルパターンは、空間光変調器30を介してスクリーン15上に投射されることによって、観察者に認識され得るようにもなる。しかしながら、本実施の形態によれば、コヒーレント光が光学素子50上を連続的に走査し、そして光学素子50の各領域に入射したコヒーレント光が、それぞれ、空間光変調器30が重ねられた被照明領域LZの全域を照明するようになる。すなわち、光学素子50が、スペックルパターンを形成していたそれまでの波面とは別途の新たな波面を形成し、複雑且つ均一に、被照明領域LZ、さらには、空間光変調器30を介してスクリーン15を照明するようになる。このような光学素子50での新たな波面の形成により、投射装置側で発生するスペックルパターンは不可視化されることになる。
なお、ここで説明した照明装置40では、光源装置61からの光の光路を変化させる走査装置70は、特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイス73を有している。したがって、照射装置60の光が、光学素子50上を周状走査経路に沿って走査することができる。すなわち、照射装置60からの光の走査経路が、光学素子50の入射面上において広範囲に広がる。このため、被照明領域LZに入射する光の入射角度が経時的に大きな角度範囲内にて変化することになる。つまり、光学素子50の広さを有効に利用して、広い角度範囲から、被照明領域LZを照明することができる。これにより、被照明領域LZを均一に照明することができ、また、スペックルを効果的に目立たなくさせることが可能となる。
とりわけ、ここで説明した照明装置40では、走査装置70が、特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイス73に加えて、さらに特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイス71を有している。第1走査デバイス71と第2走査デバイス73との組み合わせによれば、図2及び図3に示すように、照射装置60で照射された光の光学素子50上への入射位置は、第2走査デバイス73での光路変更機能に依存した単なる周状経路ではなく、周状経路を辿りながら更に光学素子50の入射面上における一方向に振動する経路となる。すなわち、この走査装置70を用いた場合、光学素子50上への入射位置は、第2走査デバイス73に依存した単なる周状経路ではなく、第1走査デバイス71に依存した振動方向に沿ってこの周状経路からずれた位置も含まれるようになる。
このような走査装置70によれば、走査装置70を複雑化または大型化させることなく、広範囲に広がり且つ広面積又は長距離に亘る走査経路を実現することができる。したがって、広い角度範囲の種々の方向から、被照明領域LZを照明することができ、被照明領域LZをより均一に照明することができる。また、スペックるパターンの多重化が進み、スペックルをより効果的に目立たなくさせることが可能となる。また、光源装置61から射出された光が、光学素子50の広い領域に分散して入射するので、光学素子50の局所的な劣化を効果的に回避することができる。
以上のように本実施の形態によれば、照射装置60は、光を射出する光源装置61と、特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイス71と、特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイス73と、を有している。そして、光源装置61からの光の光路を第1走査デバイス71及び第2走査デバイス73で変更して当該光を光学素子50に照射する。このような本実施の形態によれば、広範囲に広がり且つ広面積又は長距離に亘る走査を実現することができる。また、走査装置70を複雑化または大型化させることもない。
上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
<3D表示への適用>
まず、図3に示された走査経路は、第1走査デバイス71の振動周波数が、第2走査デバイス73の振動周波数よりも大きくなっている。具体的には、第2走査デバイス73の周波数を30Hzとしているのに対して、第1走査デバイス71の周波数は500Hzっと、格段に高く設定している。この結果として、図3における左右に光学素子50を第1区域Z1及び第2区域Z2に区分けした場合、照射装置60からの光が、光学素子50の第1区域Z1内を走査している時間帯と、光学素子50の第2区域Z2内を走査している時間帯と、に区分けしやすくなる。このような照明装置40は、3D表示に好適に使用され得る。以下、上述した照明装置40を、3D表示可能な投射装置20及び投射型表示装置10に適用した変形例について、主として、図6〜図9を参照して説明する。
図6に示された例において、投射装置20は、図1に示された実施の形態の投射装置に加えて、光の偏光状態を制御する偏光制御手段80と、光学素子50と偏光制御手段80との間に配置されたリレー光学系33と、を有している。リレー光学系33は、光学素子50についての結像光学系を構成し、図示された例では、一枚のフィールドレンズとしても作用している。一方、偏光制御手段80は、光学素子50の第1区域Z1で拡散されてその後に空間光変調器30から進み出た光が第1偏光成分の光となり且つ光学素子50の第2区域Z2で拡散されてその後に空間光変調器30から進み出た光が第1偏光成とは異なる第2偏光成分の光となるように光の偏光状態を制御する。すなわち、空間光変調器30から進み出る光は既に変調画像を形成する画像光をなしているが、偏光制御手段80は、この画像光が、光学素子50の第1区域Z1を経由する光か、光学素子50の第2区域Z2を経由する光かに依存して、当該画像光の偏光状態を制御するようになっている。
結像素子として機能するリレー光学系33は、光学素子50の面A上の各位置から発散する光を面Aの共役面B上の一点に収束させる。つまり、共役面Bは、面Aの像面となっている。そして、図6に示すように、面A上に光学素子50が配置され、共役面B上に次に説明する偏光制御手段80が配置されている。すなわち、光学素子50は面Aと少なくとも部分的に重なるように配置され、偏光制御手段80は共役面Bと少なくとも部分的に重なるように配置されている。図6に示された例では、光学素子50は、複数のレンズ素子を含んでおり、最も入光側に位置するレンズ素子が、面A上に配置されている。また、図6に示された例では、リレー光学系33が、一枚のフィールドレンズによって構成されているため、図面において上方に位置する光学素子50の第1区域Z1内の各位置で拡散された光は、図面において下方に位置する偏光制御手段80の第1制御区域CZ1内の対応する各位置で収束する。その一方で、図面において下方に位置する光学素子50の第2区域Z2内の各位置で拡散された光は、図面において上方に位置する偏光制御手段80の第2制御区域CZ2内の対応する各位置で収束する。
偏光制御手段80は、偏光状態を制御することができる種々の素子を用いて構成される。より具体的には、光学素子50の第1区域Z1を経由してきた光が入射する共役面B上における第1制御区域CZ1と、光学素子50の第2区域Z1を経由してきた光が入射する共役面B上における第2制御区域CZ2と、に配置された異なる素子によって、偏光制御手段80が形成され得る。図7に示された例において、偏光制御手段80は、第1制御区域CZ1上に配置された第1偏光制御素子81と、第1制御区域CZ1及び第2制御区域CZ2に跨って配置された第2偏光制御素子82と、を有している。第1偏光制御素子81は、1/2波長板81aであり、第2偏光制御素子82は、1/4波長板82aである。
照射装置60の光源装置61が、振動方向が一定の直線偏光を、言い換えると、所定の偏光軸を有した直線偏光を投射する場合、図7に示すように、光学素子50の第1区域Z1を経由して共役面Bまで到達した光L71は、偏光制御手段80の第1偏光制御素子81及び第2偏光制御素子82に入射する。当該直線偏光の光L71は、1/2波長板81aとしての第1偏光制御素子81によって、偏光軸とも呼ばれるその振動方向を90°ずらすことになる。この光L71は、その後、1/4波長板82aとしての第2偏光制御素子82に入射し、直線偏光から円偏光へと変換される。これに対して、光学素子50の第2区域Z2を経由して第2共役面Bまで到達した光L72は、偏光制御手段80の第1偏光制御素子81に入射することなく第2偏光制御素子82のみに入射する。この光L72は、第2偏光制御素子82によって、直線偏光から円偏光へと変換される。
ただし、光学素子50の第1区域Z1を経由して偏光制御手段80の第1制御区域CZ1に進んだ光L71と、第2区域Z2を経由して第2制御区域CZ2に進んだ光L72とは、第1偏光制御素子81による偏光制御作用の有無に依存して、円偏光の旋回方向が逆向きとなる。一例として、図7に示された例では、光学素子50の第1区域Z1に入射して偏光制御手段80の第1制御区域CZ1に進んだ光L71が、第1の偏光成分としての左円偏光(旋回方向が左回りである円偏光)となり、光学素子50の第2区域Z2に入射して偏光制御手段80の第2制御区域CZ2に進んだ光L72が、第1の偏光成分とは異なる第2の偏光成分としての右円偏光(旋回方向が右回りである円偏光)となっている。
なお、照射装置60の光源装置61から、旋回方向が一定となっている円偏光の光が射出されている場合、図7の偏光制御手段80では、第1偏光制御素子81において、光学素子50の第1区域Z1を経由して第1制御区域CZ1に進んだ光の旋回方向が、逆向きに変換される。次に、光学素子50の第1区域Z1を経由して第1制御区域CZ1に進んだ光及び光学素子50の第2区域Z2を経由して第2制御区域CZ2に進んだ光は、円偏光から直線偏光へと変換される。結果として、光学素子50の第1区域Z1に入射して偏光制御手段80の第1制御区域CZ1に進んだ光は、第1の偏光成分としての一方向に振動する直線偏光となり、光学素子50の第2区域Z2に入射して偏光制御手段80の第2制御区域CZ2に進んだ光は、第1の偏光成分の振動方向となる一方向に対して90°ずれた他方向に振動する直線偏光となる。
図8には、偏光制御手段80の別の具体例が示されている。図8に示された偏光制御手段80は、第1制御区域CZ1に配置された1/2波長板81aとしての第1偏光制御素子81のみを有しており、第2偏光制御素子82を有していない。図8の偏光制御手段80によれば、照射装置60の光源装置61が一定方向に振動する直線偏光を投射する場合、光学素子50の第1区域Z1に入射して偏光制御手段80の第1制御区域CZ1に進んだ光L81は、一方向に振動する直線偏光となり、光学素子50の第2区域Z2に入射して偏光制御手段80の第2制御区域CZ2に進んだ光L82は、当該一方向に対して90°ずれた他方向に振動する直線偏光となる。また、照射装置60の光源装置61が一定方向に旋回する円偏光又は楕円偏光を投射する場合、光学素子50の第1区域Z1に入射して偏光制御手段80の第1制御区域CZ1に進んだ光は、一方向に旋回する円偏光又は楕円偏光となり、光学素子50の第2区域Z2に入射して偏光制御手段80の第2制御区域CZ2に進んだ光は、当該一方向とは逆向きに旋回する円偏光又は楕円偏光となる。
さらに他の例として、照射装置60の光源装置61が無偏光の光を射出し、偏光制御手段80が、第1制御区域CZ1上に設けられた第1の偏光成分を選択的に透過させる第1偏光板と、第2制御区域CZ2上に設けられた第2の偏光成分を選択的に透過させる第2偏光板と、を有するようにしてもよい。この例において、第1偏光板及び第2偏光板として、吸収軸が直交するようにして配置された偏光子を用いることができる。
このようなリレー光学系33及び偏光制御手段80を含んだ投射装置20において、空間光変調器30は、光学素子50の第1区域Z1を経由して空間光変調器30に入射するコヒーレント光に対応した第1変調画像と第2区域Z2を経由して空間光変調器30に入射するコヒーレント光に対応した第2変調画像との二つの変調画像を時分割で、すなわち、二つの変調画像を細かい時間単位で順繰りに、形成する。
第1変調画像及び第2変調画像をなす光は、光学素子50が配置された第1共役面Aに対して共役となる第2共役面B上に設けられた偏光制御手段80に入射する。光学素子50の第1区域Z1を経由した第1変調画像をなす光は、第2共役面B上における偏光制御手段80の第1制御区域CZ1を入射し、一方、光学素子50の第2区域Z2を経由した第2変調画像をなす光は、第2共役面B上における偏光制御手段80の第2制御区域CZ2を入射する。そして、偏光制御手段80によって、第1変調画像をなす光及び第2変調画像をなす光は、互いに異なる偏光成分の光をなすようになる。
このようにして偏光状態を制御された第1変調画像をなす光及び第2変調画像をなす光は、その後、投射光学系25によってスクリーン15に投射される。すなわち、第1偏光成分の光からなる第1変調画像光と、第1偏光成分とは異なる第2偏光成分の光からなる第2変調画像光とが、時分割的に、スクリーンに投射される。
このため、観察者による一方の目(例えば、右目)での第1偏光成分の光からなる画像の観察および当該観察者による他方の目(例えば、左目)での第2偏光成分の光からなる画像の観察を可能とする「偏光めがね方式」用の専用めがねを用いることにより、観察者が、一方の目で第1変調画像としてスクリーン15上に映し出される第1の画像を観察し、他方の目で第2変調画像としてスクリーン15上に映し出される第2の画像を観察することができる。なお、第1変調画像および第2変調画像は、交互に、スクリーン15上に表示されるが、照射装置60による走査動作に対応した空間光変調器30の時分割動作が人間の目で検出不可能な程度に高速であれば、一方の目用の第1の画像が連続的に表示され続け且つ他方の目用の第2の画像も連続的に表示され続けているかのように、観察者によって観察される。この結果、一方の目を介した第1の画像の観察および他方の目を介した第2の画像の観察が同時に行われ、結果として、観察者は画像を立体的に観察することができる。
また、観察者による右目での画像の観察および当該観察者による左目での画像の観察を交互に時分割で可能とする「液晶シャッター方式」用の専用めがねを用いることによっても、観察者が、一方の目(例えば、右目)で第1変調画像としてスクリーン15上に映し出される第1の画像を観察し、他方の目(例えば、左目)で第2変調画像としてスクリーン15上に映し出される第2の画像を観察することができる。すなわち、ここで説明する投射装置20によれば、「偏光めがね方式」用の専用めがねを用いた場合だけでなく、「液晶シャッター方式」用の専用めがねを用いた場合においても、画像を立体的に観察することが可能となる。
さらに、このような変形例では、上述したように、また図3に示すように、光学素子50上における照射装置60からの光の走査経路を、二以上の区域Z1,Z2の間で、区分けしやすくなっている。また、光学素子50上における照射装置60からの光の走査経路が、二つの区域Z1,Z2の境界を頻繁に横切ることもない。したがって、クロストークを効果的に回避して、表示画像を明瞭に立体的に把握することが可能となる。この点において、上述した照明装置40は、画像を立体的に表示する投射装置20及び投射型表示装置10に好適に利用され得る。なお、クロストークを効果的に回避し且つスペックルを効果的に不可視化する観点から、第1走査デバイス71の振動周波数と、第2走査デバイス73の振動周波数の比が5:1より大きいことが好ましく、10:1より大きいことがより好ましい。また、第2走査デバイス73の振動周波数は30Hzより大きいことが好ましい。
なお、上述したように、空間光変調器30として、照明光の偏光状態に依存して変調画像を形成する空間光変調器、例えば、特定の偏光成分の照明光により変調画像を形成する液晶型のマイクロディスプレイを利用することができる。その一方で、空間光変調器30として、照明光の偏光状態に依存することなく変調画像を形成することが可能な空間光変調器、例えばデジタルマイクロディスプレイデバイス(DMD)等の空間光変調器を使用することもできる。そして、照明光の偏光状態に依存することなく変調画像を形成することが可能な空間光変調器を利用する場合には、偏光制御手段80の配置を図9に示すように変更してもよい。図9に示された例において、偏光制御手段80は、光学素子50に積層されている。また、偏光制御手段80は、照射装置60から光学素子50までの光路中に配置されていてもよい。
また、光学素子50が、第1区域Z1および第2区域Z2に隣接して当該第1区域Z1および第2区域Z2の間に位置する中間区域を、さらに含むようにしてもよい。この例において、共役面B上に配置された偏光制御手段80は、第1制御区域CZ1および第2制御区域CZ2に隣接して当該第1制御区域CZ1および第2制御区域CZ2の間に位置する中間区域3を、さらに含むようになる。そして、中間区域へ向けて進む光の光路上または中間区域への入射後に被照明領域LZ(空間光変調器30)へ進む光の光路上に、当該光を吸収する光吸収体が設けられているようにしてもよい。光吸収体の一例として、黒色顔料を含んで成る樹脂硬化物や黒色の金属酸化物を例示することができる。このような例によれば、第1変調画像をなす光がより確実に第1の偏光成分からなり、且つ、第2変調画像をなす光がより確実に第2の偏光成分からなるようにすることができる。結果として、表示される画像が、より安定して、立体的に観察され得るようにすることができる。
さらに、光吸収体を設けることに変えて或いは光吸収体を設けることに加えて、光が第1区域Z1および第2区域Z2へ入射し且つ中間区域へ入射しないよう、照射装置60が間欠的に光を照射するようにしてもよい。すなわち、仮に照射装置60から光が照射されたとするならば、当該光が中間区域に入射するようになるタイミングでは、照射装置60から光が照射されないようにしてもよい。このような例によっても、第1変調画像をなす光がより確実に第1の偏光成分からなり、且つ、第2変調画像をなす光がより確実に第2の偏光成分からなるようにすることができる。
さらに、図3に示された例では、光学素子50が、左右に二等分されて、第1区域Z1および第2区域Z2に区分けされていたが、これに限られない。例えば、第1区域Z1および第2領域2が、ストライプ状や格子状に、交互に並べられていてもよい。
光源装置61は、交互に光を射出する第1光源および第2光源を含み、第1光源が、光学素子50の第1区域Z1に第1偏光成分の光を照射し、第2光源が、光学素子50の第2区域Z2に第1偏光成分とは異なる第2偏光成分の光を照射するようにしてもよい。この例によれば、偏光制御手段80を用いることなく、立体表示を可能とすることができる。
<走査装置>
上述した走査装置70は、一例に過ぎない。例えば、第1走査デバイス71として、図示された例では共振ミラーデバイスを用いたが、共振ミラーデバイスに代えてポリゴンミラーデバイスを用いることができる。ポリゴンミラーデバイスを用いた場合、反射部材71aの第1反射面72の傾斜角度が、一定速で又はステップ状に変化する。したがって、第1反射面72の傾斜角度の変化速度が0となる瞬間を含む共振ミラーデバイスと比較して、ポリゴンミラーデバイスはスペックルを安定して不可視化することができる点において優れる。
また、図示された例では、光源装置61から光学素子50に向かう光路において、第1走査デバイス71が第2走査デバイス73よりも上流側に配置されている例を示したが、この例に限られず、第2走査デバイス73が第1走査デバイス71よりも上流側に配置されていてもよい。このような変形例においても、上述してきた作用効果を奏することができる。さらに、光学素子の劣化防止の観点、均一照明の観点、スペックルの不可視化の観点からすれば、第1走査デバイス71の振動周波数は、第2走査デバイス73の振動周波数よりも高くなっている必要はなく、第2走査デバイス73の振動周波数が第1走査デバイス71の振動周波数よりも高くなっていてもよい。
<光源装置>
また上述した実施の形態において、光源装置61は、単一の光源62を有していた。しかしながら、この例に限られず、光源装置61が、複数の光源を含むようにしてもよい。一例として、光源装置61が、複数のレーザー光源を含むレーザーアレイとして構成されていてもよい。光源装置61に含まれる複数の光源は、互いに異なる波長帯域の光を生成するようにしてもよいし、同一波長帯域の光を生成するようにしてもよい。異なる波長帯域の光を生成する複数の光源を用いた場合、加法混色により、単一の光源では生成することができない色の光によって、被照明領域LZを照明することができる。また、複数の光源が、赤色波長帯域の光、緑色波長帯域の光、青色波長帯域の光をそれぞれ生成する場合には、白色光にて被照明領域LZを照明することができる。一方、同一の波長帯域の光うぃ生成する複数の光源を用いた場合、高出力で被照明領域LZを照明することが可能となる。
<光学素子>
さらに上述した実施の形態において、光学素子50が、レンズアレイ51を含んで構成される例を示したが、これに限られない。図10に示すように、光学素子50が、ホログラム記録媒体57を含むようにしてもよい。図10に示された例において、照射装置60から照射されてホログラム記録媒体57上を走査する光は、ホログラム記録媒体57上の各領域に、当該ホログラム記録媒体57の回折条件を満たすような入射角度で、入射するようになっている。照射装置60からホログラム記録媒体57の各領域に入射した光は、それぞれ、ホログラム記録媒体57で回折されて少なくとも一部分において互いに重なり合う領域を照明する。図10に示された例では、照射装置60からホログラム記録媒体57の各領域に入射した光は、それぞれ、ホログラム記録媒体57で回折されて同一の被照明領域LZを照明するようになっている。例えば、照射装置60からホログラム記録媒体57の各領域に入射した光が、それぞれ、被照明領域LZに重ねて散乱板の像を再生するようにしてもよい。
<投射装置>
さらに上述した実施の形態では、照明装置40によって照明される被照明領域LZに空間光変調器30が配置されていたが、この例に限られない。一例として、図11及び図12に示された例では、被照明領域LZに均一化光学系37の入射面37aが配置されている。すなわち、照明装置40からの光は、均一化光学系37に入射するようになる。均一化光学系37に入射した光は、全反射を繰り返しながら均一化光学系37内を伝搬して、均一化光学系37から出射する。このような均一化光学系37の出射面37b上の各位置での照度は、均一化されることになる。均一化光学系37として、例えばインテグレーターロッドを用いることができる。
図11に示された例では、空間光変調器30が、均一化光学系37の出射面37bに直面するようにして配置され、空間光変調器30が均一な光量にて照明されるようになっている。一方、図12に示された例においては、均一化光学系37と空間光変調器30との間にリレー光学系35が配置されている。リレー光学系35によって、空間光変調器30が配置されている位置は、均一化光学系37の出射面37bと共役な面となっている。このため、図12に示された例においても、空間光変調器30は、均一な光量にて照明される。
<他の用途>
さらに、上述した実施の形態において、照明装置40が、投射装置20及び投射型映像表示装置10に組み込まれた例を示したが、これに限られず、種々の用途に照明装置40を用いることができる。一例として、上述した照明装置40を、スキャナ用の照明装置等に用いることができる。
<変形例の組み合わせ>
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
Ra1 回動軸
Ra2 回転軸
Z1 第1区域
Z2 第2区域
CZ1 第1制御区域
CZ2 第2制御区域
LZ 被照明領域
10 投射型表示装置
15 スクリーン
20 投射装置
25 投射光学系
30 空間光変調器
35 リレー光学系
37 均一化光学系
40 照明装置
50 光学素子
51 レンズアレイ
51a 単位レンズ
52 フィールドレンズ、コンデンサレンズ
53 第2レンズアレイ
53a 単位レンズ
57 ホログラム記録媒体
60 照射装置
61 光源装置
62 光源
66 第1光源
67 第2光源
68 第3光源
70 走査装置
71 第1走査デバイス、第1光路変更デバイス
71a 反射部材、光路変更部材
72 第1反射面
73 第2走査デバイス、第2光路変更デバイス
73a 反射部材、光路変更部材
73b 軸部材
74 第2反射面
80 偏光制御手段
81 第1偏光制御素子
81a 1/2波長板
82 第2偏光制御素子
82a 1/4波長板

Claims (15)

  1. 光学素子と、
    前記光学素子上を走査するようにして前記光学素子に光を照射する照射装置と、を備え、
    前記照射装置は、光を射出する光源装置と、特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイスと、特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイスと、を有し、前記光源装置からの光の光路を前記第1走査デバイス及び前記第2走査デバイスで変更して当該光を前記光学素子に照射する、照明装置。
  2. 前記第2走査デバイスは、光を反射する反射面を有し、
    前記反射面は、前記反射面の法線方向に対して傾斜した軸を中心として回転可能である、請求項1に記載の照明装置。
  3. 請求項1または2に記載された照明装置と、
    前記照明装置からの光によって照明される空間光変調器と、を備える、投射装置。
  4. 光の偏光状態を制御する偏光制御手段を、さらに備え、
    前記光学素子は、第1区域と第2区域とを含み、
    前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光が第1偏光成分の光となり且つ前記光学素子の前記第2区域から進み出た光が前記第1偏光成分とは異なる第2偏光成分の光となるように、光の偏光状態を制御する、請求項3に記載の投射装置。
  5. 前記偏光制御手段は、前記光学素子が配置されている面に対する共役面上に配置され、
    前記空間光変調器は、前記光学素子から前記偏光制御手段までの光路中に配置されている、請求項4に記載の投射装置。
  6. 前記照射装置は、振動方向が一定となっている直線偏光の光を射出し、
    前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上に設けられた1/2波長板を有する、請求項4又は5に記載の投射装置。
  7. 前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上と、前記光学素子の前記第2区域から進み出た光の光路上と、に設けられた1/4波長板を、さらに有する、請求項6に記載の投射装置。
  8. 前記照射装置は、旋回方向が一定となっている円偏光または楕円偏光の光を射出し、
    前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上に設けられた1/2波長板を有する、請求項4又は5に記載の投射装置。
  9. 前記照射装置は、無偏光の光を射出し、
    前記偏光制御手段は、前記光学素子の前記第1区域から進み出た光の光路上に設けられ前記第1偏光成分を選択的に透過させる第1偏光板と、前記光学素子の前記第2区域から進み出た光の光路上に設けられ前記第2の偏光成分を選択的に透過させる第2偏光板と、を有する、請求項4又は5に記載の投射装置。
  10. 前記光学素子は、第1区域と第2区域とを含み、
    前記光源装置は、交互に光を射出する第1光源および第2光源を含み、
    前記第1光源が、前記光学素子の前記第1区域に第1偏光成分の光を照射し、前記第2光源が、前記光学素子の前記第2区域に前記第1偏光成分とは異なる第2偏光成分の光を照射する、請求項3に記載の投射装置。
  11. 特定方向からの光を線状走査経路で走査させる第1走査デバイスと、
    特定方向からの光を周状走査経路で走査させる第2走査デバイスと、を備える、走査装置。
  12. 前記第2走査デバイスは、光を反射する反射面を有し、
    前記反射面は、前記反射面の法線方向に対して傾斜した軸を中心として回転可能である、請求項7に記載の走査装置。
  13. 請求項1または2に記載の照明装置に用いられる光学素子であって、前記照射装置から照射される光の光路を変更する、光学素子。
  14. 複数の単位レンズを含むレンズアレイを備え、
    前記各単位レンズに入射した光が、それぞれ、前記少なくとも一部分において互いに重なり合う領域に向かう、請求項13に記載の光学素子。
  15. 入射光を回折させて前記少なくとも一部分において互いに重なり合う領域に向けるホログラム記録媒体を備える、請求項13に記載の光学素子。
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