JP6475889B1 - 塩の包装体、塩の包装体の製造方法 - Google Patents

塩の包装体、塩の包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができ、盛り塩を交換するたびに成形作業をする必要のない塩の包装体を提供する。また、本発明は、盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができ、盛り塩を交換するたびに成形作業をする必要のない塩の包装体の製造方法を提供する。【解決手段】本発明の塩の包装体1は、錐形の収容空間を有し、当該収容空間の底面が開口面111となった容器本体11と、開口面111を塞ぐように容器本体11に取り付けられる容器蓋体12と、容器本体11に収容される盛り塩用の塩Sと、塩Sと容器蓋体12との間に配置され、塩Sに接する接触面131を有する押圧部材13と、を備える。容器蓋体12を容器本体11に取り付けた状態において、押圧部材13の接触面131が容器本体11の開口面111よりも容器本体11の内側方向に位置する。また、本発明の塩の包装体の製造方法は、錐形の収容空間を有し、当該収容空間の底面が開口面111となった容器本体11に塩Sを充填し、接触面131を有する押圧部材13を、接触面131が塩Sに接するように、容器本体11に充填した塩Sの上に載せ、押圧部材13を容器本体11の内側方向に押し込みながら、容器蓋体12を容器本体11に取り付ける。【選択図】図2

Description

本発明は、盛り塩用の塩を容器に収容した塩の包装体とその製造方法に関する。
盛り塩は、縁起担ぎや厄除け等のために、塩を角錐状あるいは円錐状に盛り、一般家庭や事務所の玄関先や店先、神棚、あるいは神社等に置かれるものである。一般に盛り塩は、塩を皿に盛ってから人の手で形を整えるか、特許文献1に開示されているような成形器に塩を入れ、ヘラで押し固めながら成形される。
実登第3082332号公報
しかしながら、塩を手で錐形に成形する場合、見栄え良く一定形状に成形することが難しく、慣れるまでは成形に時間も要する。また手が汚れてしまうこともあって、だんだんと盛り塩を交換することが面倒になってしまうという問題があった。成形器を用いることによって、見栄え良く一定形状に成形することは可能となるが、盛り塩を交換するたびに作業を行う必要があることは変わらず、作業時に手に塩が付着したり、周りに塩が散乱したりすることもある。加えて、盛り塩に使う袋入りの塩は、一度開封してしまうと湿気で固まりやすく、管理が面倒であるという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができ、盛り塩を交換するたびに成形作業をする必要のない、塩の包装体を提供することを目的とする。また、本発明は、盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができ、盛り塩を交換するたびに成形作業をする必要のない塩の包装体が製造できる、塩の包装体の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第一に、錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体と、前記容器本体に収容される盛り塩用の塩と、前記塩と前記容器蓋体との間に配置され、前記塩に接する接触面を有する押圧部材と、を備え、前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けた状態において、前記押圧部材の前記接触面が前記容器本体の前記開口面よりも前記容器本体の内側方向に位置することを特徴とする、塩の包装体を提供する(発明1)。
かかる発明(発明1)によれば、押圧部材の接触面が開口面よりも容器本体の内側方向に位置するように容器蓋体を容器本体に取り付けることにより、容器本体に充填された塩が、押圧部材によって押し固められて容器本体に収容された状態となっている。そのため、塩の包装体から容器蓋体を取り外し、収容された塩を皿等に取り出すだけで、見栄え良く一定形状に成形された盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができる。また、盛り塩を一回分ずつ個包装にすることにより、盛り塩を交換するたびに成形作業を行う必要がなく、作業時に手に塩が付着したり、周りに塩が散乱したりすることもない。さらに、大袋に入った塩を小分けにして使用するわけではないため、開封後に湿気を気にする必要もなくなる。
また本発明は、第二に、錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体と、前記容器本体に収容される盛り塩用の塩と、を備え、前記容器蓋体が、前記容器本体への取り付け方向に張り出した押圧部を有し、前記押圧部が、前記塩に接する接触面を有し、前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けた状態において、前記押圧部の前記接触面が前記容器本体の前記開口面よりも前記容器本体の内側方向に位置することを特徴とする、塩の包装体を提供する(発明2)。
かかる発明(発明2)によれば、押圧部の接触面が開口面よりも容器本体の内側方向に位置するように容器蓋体を容器本体に取り付けることにより、容器本体に充填された塩が、押圧部によって押し固められて容器本体に収容された状態となっている。そのため、塩の包装体から容器蓋体を取り外し、収容された塩を皿等に取り出すだけで、見栄え良く一定形状に成形された盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができる。また、盛り塩を一回分ずつ個包装にすることにより、盛り塩を交換するたびに成形作業を行う必要がなく、作業時に手に塩が付着したり、周りに塩が散乱したりすることもない。さらに、大袋に入った塩を小分けにして使用するわけではないため、開封後に湿気を気にする必要もなくなる。
上記発明(発明1,2)においては、前記容器本体には、前記開口面を取り囲む周端部が形成されており、前記容器蓋体が前記周端部に封着されることによって、前記容器蓋体が前記容器本体に取り付けられてもよい(発明3)。
また、上記発明(発明1,2)においては、前記容器蓋体が、内周面に雌ネジ部が形成された蓋側円筒部を有し、前記容器本体が、外周面に雄ネジ部が形成された本体側円筒部を有し、前記容器蓋体に形成された前記雌ネジ部が、前記容器本体に形成された前記雄ネジ部に螺合することによって、前記容器蓋体が前記容器本体に取り付けられてもよい(発明4)。
さらに、上記発明(発明1,2)においては、前記容器本体には、前記開口面を取り囲む周端部が形成されており、前記容器蓋体には、前記容器本体への取り付け方向に向かってリング状の係合溝が形成されており、前記周端部が前記係合溝に係合することによって、前記容器蓋体が前記容器本体に取り付けられてもよい(発明5)。
本発明は、第三に、錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体と、前記容器本体に収容される盛り塩用の塩とを備えた塩の包装体の製造方法であって、前記容器本体に前記塩を充填し、接触面を有する押圧部材を、前記接触面が前記塩に接するように、前記容器本体に充填した前記塩の上に載せ、前記押圧部材を前記容器本体の内側方向に押し込みながら、前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けることを特徴とする、塩の包装体の製造方法を提供する(発明6)。
本発明は、第四に、錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体であって、前記容器本体への取り付け方向に張り出した押圧部を有する容器蓋体と、前記容器本体に収容される盛り塩用の塩とを備えた塩の包装体の製造方法であって、前記容器本体に前記塩を充填し、前記押圧部が前記塩に接するように、前記容器蓋体を前記容器本体に充填した前記塩の上に載せ、前記押圧部を前記容器本体の内側方向に押し込みながら、前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けることを特徴とする、塩の包装体の製造方法を提供する(発明7)。
本発明の塩の包装体によれば、盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができ、盛り塩を交換するたびに成形作業をする必要もない。また、本発明の塩の包装体の製造方法によれば、盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができ、盛り塩を交換するたびに成形作業をする必要のない塩の包装体が製造できる。
本発明の第1実施形態に係る塩の包装体の全体概要図である。 同第1実施形態に係る塩の包装体の構造を示す断面説明図である。 同第1実施形態に係る塩の包装体の構造を示す分解説明図である。 同第1実施形態に係る塩の包装体の製造工程を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る塩の包装体の全体概要図である。 同第2実施形態に係る塩の包装体の構造を示す分解説明図である。 同第2実施形態に係る塩の包装体の構造を示す分解断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る塩の包装体の全体概要図である。 同第3実施形態に係る塩の包装体の構造を示す断面説明図である。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係る塩の包装体1の全体概要図であり、図2は塩の包装体1の構造を示す断面説明図であり、図3は塩の包装体1の構造を示す分解説明図である。
本実施形態に係る塩の包装体1は、図1に示すように、全体が略円錐形状を有しており、図2に示すように、容器本体11と容器蓋体12とによって構成される容器の内部に、盛り塩用の塩Sと、押圧部材13とが収容されたものである。
容器本体11は、図2及び図3に示すように、外形が略円錐形状を有し、内部にも略円錐形状の収容空間を有している。収容空間の底面、すなわち容器本体11の上端面には開口面111が設けられており、製造時にはその開口面111から収容される盛り塩用の塩Sが容器本体11へと充填され、使用時には押し固められた盛り塩用の塩Sをそのまま容器本体11から取り出すことが可能になっている。
本実施形態の容器本体11は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂製であるが、木材や陶器、紙等の材料から製造されたものでもよい。また、容器本体11の収容空間は、盛り塩の型枠として適切な錐形であれば円錐形状である必要はなく、例えば三角錐や四角錐、五角錐、八角錐等の角錐形状であってもよい。さらに、容器本体11は、収容空間の形状に合わせた錐形の外形形状を有している必要はなく、錐形の収容空間を有し、当該収容空間の底面が開口面となっていれば、円柱状、角柱状、あるいは何らかの物(例えば人形や動物等)を模した形状等、どのような外形形状を有していてもよい。
容器本体11には、図2及び図3に示すように、開口面111を取り囲む周端部112が設けられており、本実施形態では、開口面111の周囲から外側に向かってつば状の周端部112が延設されている。周端部112には後述する容器蓋体12が封着され、これによって容器蓋体12が容器本体11に取り付けられる。容器本体11の形状によって周端部112の設け方は異なってもよく、例えば容器本体11が円柱状であり、収容空間が容器本体11の一方の底面に開口面111を有するように円錐形状に形成されている場合、開口面111を底面全体に設けずに底面の中心付近にのみ設け、当該底面の開口面の周囲に残った部分を周端部112としてもよい。
容器蓋体12は、容器本体11の開口面111を塞ぐように容器本体11に取り付けられるものであり、図2及び図3に示すように、平面視略正円形状のシート状部材である。容器蓋体12には、その周縁部の一箇所に外側に向かって突出したつまみ部121が形成されている。本実施形態の容器蓋体12は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂製や、アルミ等の金属製、あるいはそれらの積層フィルム材製等であってよいが、容器本体11の収容空間への湿気の侵入を防ぐ性質を有することが好ましい。
押圧部材13は、図2及び図3に示すように、扁平な円錐台形状を有し、容器本体11に収容される塩Sと容器蓋体12との間に配置された状態で、容器本体11と容器蓋体12とによって構成される容器の内部に収容される。収容された状態において、押圧部材13の径大側底面131は容器蓋体12に当接し、径小側底面132は塩Sに当接する接触面132となる。押圧部材13の径大側底面131は容器本体11の開口面111よりも僅かに小さくなっており、押圧部材13の周面の傾斜度合いは容器本体11の周面の傾斜度合いと略一致している。
押圧部材13の形状は塩Sに当接する接触面132を有する形状であれば円錐台形状に限られるものではなく、さらには接触面132が平面でなく曲面や凹凸のある面であってもよい。例えば押圧部材13を半球形状とし、円形の底面を容器蓋体12に当接させ、曲面を塩Sに当接する接触面132として、塩Sと容器蓋体12との間に配置してもよい。
本実施形態の押圧部材13は、容器蓋体12によって容器本体11の内部に押し込まれて塩Sを押し固める程度の硬さを有するものであり、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂製や、アルミ等の金属製、ゴム、木材、陶器、紙等その他の材質製であってよいが、塩の包装体1の重量を抑えるために比較的軽量な樹脂製であることが好ましい。また、本実施形態では押圧部材13が容器蓋体12とは別部材となっているが、例えば押圧部材13の径大側底面131を周知の接着技術で容器蓋体12に接着して容器蓋体12と押圧部材13とを一部材として構成してもよいし、押圧部材13を容器蓋体12と同じ材質で一体成形し、容器本体11への取り付け方向に張り出した押圧部を有する容器蓋体12として構成してもよい。
容器本体11に収容される塩Sは、例えば海水から製造された天然粗塩等、押し固めたときにある程度形状を維持できる盛り塩用の塩である。盛り塩に適用できる塩であれば、岩塩や化学的に精製された塩、添加物が添加された塩であってもよいし、塩の粒径や色等によって限定されることもない。
本実施形態においては、図3及び図4に示すように、容器蓋体12を容器本体11に取り付けた状態において、押圧部材13の接触面132が容器本体11の開口面111よりも容器本体11の内側方向に位置している。
上述の本実施形態の塩の包装体1の製造工程を、図4を参照しながら説明する。まず、図4(a)及び(b)に示すように、容器本体11に塩Sを充填する。このとき、塩Sを容器本体11の開口面111まで充填し、あとで押圧部材13が容器本体11に押し込まれたときに塩Sが容器本体11の収容空間の形状に合わせて押し固められ、容器本体11の収容空間が盛り塩の型枠として機能するようにする。容器本体11に充填される塩Sの量は、塩Sの種類や押圧部材13の大きさ等によって適宜調整される。
続いて、図4(b)に示すように、接触面132を有する押圧部材13を、接触面132が塩Sに接するように、容器本体11に充填した塩Sの上に載せ、図4(c)及び(d)に示すように、押圧部材13を容器本体11の内側方向に押し込みながら、容器蓋体12を容器本体11に取り付ける。容器蓋体12の容器本体11への取り付けは、容器本体11の周端部112に容器蓋体12を、接着剤を用いた接着や熱圧着等、周知の封着技術を用いて封着させることによって行う。外側に向かって突出している容器蓋体12のつまみ部121は、容器本体11の周端部112に封着されない。
本実施形態の塩の包装体1を使用するときは、容器蓋体12のつまみ部121をつまんで容器蓋体12を容器本体11から引き剥がし、押圧部材13を容器本体11から取り出す。そして、容器本体11の収容空間で押し固められ、盛り塩に適した形状に整形された塩Sを容器本体11から取り出し、別途用意された陶器製等の皿に載せる。
本実施形態の塩の包装体1は、図2及び図4に示すように、押圧部材13の接触面132が開口面111よりも容器本体11の内側方向に位置するように容器蓋体12を容器本体11に取り付けられていることにより、容器本体11に充填された塩Sが、押圧部材13によって押し固められて容器本体11に収容された状態となっている。そのため、塩の包装体1から容器蓋体12を取り外し、収容された塩Sを皿等に取り出すだけで、見栄え良く一定形状に成形された盛り塩を簡易かつ迅速に成形することができる。また、盛り塩を一回分ずつ個包装にすることにより、盛り塩を交換するたびに成形作業を行う必要がなく、作業時に手に塩が付着したり、周りに塩が散乱したりすることもない。さらに、大袋に入った塩を小分けにして使用するわけではないため、開封後に湿気を気にする必要もなくなる。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図5は第2実施形態に係る塩の包装体2の全体概要図であり、図6は塩の包装体2の構造を示す断面説明図であり、図7は塩の包装体2の構造を示す分解断面説明図である。
本実施形態に係る塩の包装体2は、図5に示すように、全体が略円錐形状を有しており、図6に示すように、容器本体21と容器蓋体22とによって構成される容器の内部に、盛り塩用の塩Sと、押圧部材23とが収容されたものである。第2実施形態の塩の包装体2は、第1実施形態の塩の包装体1とは異なる方式で、容器蓋体22が容器本体21に取り付けられるものであり、第1実施形態と共通する構成についてはその説明を省略する。
容器本体21は、図6及び図7に示すように、外形が円錐と円筒とを組み合わせた形状を有し、具体的には円錐の底部側に円筒が連結された形状を有している。容器本体21は、その内部に外形同様に円錐と円筒とを組み合わせた形状の収容空間を有し、収容空間の底面側には外周面に雄ネジ部213が形成された円筒形状の本体側円筒部212が形成されており、当該本体側円筒部212の上端面には開口面211が設けられている。製造時にはその開口面211から収容される盛り塩用の塩Sが容器本体21へと充填され、使用時には押し固められた盛り塩用の塩Sをそのまま容器本体21から取り出すことが可能になっている。
容器蓋体22は、容器本体21の開口面211を塞ぐように容器本体21に取り付けられるものであり、図6及び図7に示すように、有底円筒形状のボトルキャップ状部材である。容器蓋体22には、内周面に雌ネジ部が形成された蓋側円筒部221が形成されている。本実施形態の容器蓋体22は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂製であってよいが、容器本体21の収容空間への湿気の侵入を防ぐ性質を有することが好ましい。
容器蓋体22の内側には扁平な円柱形状の押圧部材23が取り付けられており、押圧部材23は、容器本体21に収容される塩Sと容器蓋体22との間に配置された状態で、容器本体21と容器蓋体22とによって構成される容器の内部に収容される。収容された状態において、押圧部材23の一方の底面231が容器蓋体22に取り付けられており、もう一方の底面232は塩Sに当接する接触面232となる。押圧部材23の外形は、容器本体21の開口面211よりも僅かに小さくなっており、ちょうど容器本体21の本体側円筒部212の内側に収まる形状になっている。押圧部材23の形状はこの形状に限られず、塩Sに当接する接触面232を有する形状であれば他の形状でもよいことは第1実施形態と同様である。
本実施形態においては、図6に示すように、容器蓋体22に形成された雌ネジ部222が、容器本体21に形成された雄ネジ部213に螺合することによって、容器蓋体22が容器本体21に取り付けられる。容器蓋体22を容器本体21に取り付ける際には、容器蓋体22が押圧部材23を容器本体21に充填された塩Sを押し込み、塩Sが容器本体21の収容空間の形状に合わせて押し固められる。容器本体21の内側方向に容器蓋体22を容器本体21に取り付けた状態において、押圧部材23の接触面232が容器本体21の開口面211よりも容器本体21の内側方向に位置していることは第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
続いて、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。図8は第3実施形態に係る塩の包装体3の全体概要図であり、図9は塩の包装体3の構造を示す分解断面説明図である。
本実施形態に係る塩の包装体3は、図8に示すように、全体が略円柱形状を有しており、容器本体31と容器蓋体32とによって構成される容器の内部に、盛り塩用の塩Sが収容されたものである。第3実施形態の塩の包装体3は、第1実施形態の塩の包装体1や第2実施形態の塩の包装体2とは異なる方式で、容器蓋体32が容器本体31に取り付けられるものであり、かつ容器蓋体32の一部が押圧部321となっているため、第1実施形態の塩の包装体1や第2実施形態の塩の包装体2のような押圧部材は容器内部に収容されていない。第1実施形態や第2実施形態と共通する構成についてはその説明を省略する。
容器本体31は、外形が略円筒形状を有し、図9に示すように、内部には略円錐形状の収容空間311が形成されている。収容空間311の底面側には円筒形状の蓋体取付部312が形成されており、当該蓋体取付部312の上端面には開口面313が設けられている。製造時にはその開口面313から収容される盛り塩用の塩Sが容器本体31へと充填され、使用時には押し固められた盛り塩用の塩Sをそのまま容器本体31から取り出すことが可能になっている。また、容器本体31には、開口面313を取り囲む周端部314が形成されている。本実施形態では、開口面313の周囲から外側に向かってつば状の周端部314が延設されている。
容器蓋体32は、容器本体31の開口面313を塞ぐように容器本体31に取り付けられるものであり、図9に示すように、平面視略正円形状の底部321の周囲に容器本体への取り付け方向に向かってリング状の係合溝322が形成された形状を有している。係合溝322は、底部321から容器本体31への取り付け方向と逆の方向に張り出した内側周壁部323と、内側周壁部323を取り囲むように容器本体31への取り付け方向に張り出した外側周壁部324と、内側周壁部323と外側周壁部324とを連結する環状底部325とによって形成され、断面視コの字形状を有している。本実施形態の容器蓋体32は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂製であってよいが、容器本体31の収容空間への湿気の侵入を防ぐ性質を有することが好ましい。
容器蓋体32の底部321は、容器本体31への取り付け方向に張り出した円筒形状の押圧部321として機能する。また、押圧部321の容器本体31への取り付け方向の面は塩Sに当接する接触面3211となる。押圧部321は、容器本体31の開口面313よりも僅かに小さくなっており、ちょうど容器本体31の蓋体取付部312の内側に収まる形状になっている。押圧部321の形状はこの形状に限られず、塩Sに当接する接触面3211を有する形状であれば他の形状でもよいことは第1実施形態、第2実施形態と同様である。
本実施形態においては、容器本体31の周端部314が容器蓋体32の係合溝322に係合することによって、容器蓋体32が容器本体31に取り付けられる。容器蓋体32を容器本体31に取り付ける際には、容器蓋体32の押圧部321が容器本体31に充填された塩Sを押し込み、塩Sが容器本体31の収容空間の形状に合わせて押し固められる。容器蓋体32を容器本体31に取り付けた状態において、押圧部321の接触面3211が容器本体31の開口面313よりも容器本体31の内側方向に位置していることは第1実施形態、第2実施形態と同様である。
以上、本発明に係る塩の包装体及びその製造方法について図面に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、種々の変更実施が可能である。
1、2、3 塩の包装体
11、21、31 容器本体
12、22、32 容器蓋体
13、23 押圧部材

Claims (7)

  1. 錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、
    前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体と、
    前記容器本体に収容される盛り塩用の塩と、
    前記塩と前記容器蓋体との間に配置され、前記塩に接する接触面を有する押圧部材と、を備え、
    前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けた状態において、前記押圧部材の前記接触面が前記容器本体の前記開口面よりも前記容器本体の内側方向に位置することを特徴とする、塩の包装体。
  2. 錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、
    前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体と、
    前記容器本体に収容される盛り塩用の塩と、を備え、
    前記容器蓋体が、前記容器本体への取り付け方向に張り出した押圧部を有し、
    前記押圧部が、前記塩に接する接触面を有し、
    前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けた状態において、前記押圧部の前記接触面が前記容器本体の前記開口面よりも前記容器本体の内側方向に位置することを特徴とする、塩の包装体。
  3. 前記容器本体には、前記開口面を取り囲む周端部が形成されており、
    前記容器蓋体が前記周端部に封着されることによって、前記容器蓋体が前記容器本体に取り付けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の塩の包装体。
  4. 前記容器蓋体が、内周面に雌ネジ部が形成された蓋側円筒部を有し、
    前記容器本体が、外周面に雄ネジ部が形成された本体側円筒部を有し、
    前記容器蓋体に形成された前記雌ネジ部が、前記容器本体に形成された前記雄ネジ部に螺合することによって、前記容器蓋体が前記容器本体に取り付けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の塩の包装体。
  5. 前記容器本体には、前記開口面を取り囲む周端部が形成されており、
    前記容器蓋体には、前記容器本体への取り付け方向に向かってリング状の係合溝が形成されており、
    前記周端部が前記係合溝に係合することによって、前記容器蓋体が前記容器本体に取り付けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の塩の包装体。
  6. 錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体と、前記容器本体に収容される盛り塩用の塩とを備えた塩の包装体の製造方法であって、
    前記容器本体に前記塩を充填し、
    接触面を有する押圧部材を、前記接触面が前記塩に接するように、前記容器本体に充填した前記塩の上に載せ、
    前記押圧部材を前記容器本体の内側方向に押し込みながら、前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けることを特徴とする、塩の包装体の製造方法。
  7. 錐形の収容空間を有し、該収容空間の底面が開口面となった容器本体と、前記開口面を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる容器蓋体であって、前記容器本体への取り付け方向に張り出した押圧部を有する容器蓋体と、前記容器本体に収容される盛り塩用の塩とを備えた塩の包装体の製造方法であって、
    前記容器本体に前記塩を充填し、
    前記押圧部が前記塩に接するように、前記容器蓋体を前記容器本体に充填した前記塩の上に載せ、
    前記押圧部を前記容器本体の内側方向に押し込みながら、前記容器蓋体を前記容器本体に取り付けることを特徴とする、塩の包装体の製造方法。
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