JP6474329B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、捲回型の電極体を備えた二次電池に関する。
従来からリチウムイオン二次電池を含む二次電池の分野において、正負の電極と2枚のセパレータとを交互に積層して捲回した捲回型の電極体を備えた二次電池が用いられている(例えば、下記特許文献1を参照)。
特許文献1に記載された発明は、耐熱塗工層のような熱溶着性の低い層を設けたセパレータを採用した蓄電素子において、性能低下を抑えることのできる蓄電素子を提供することを目的としている。その目的を達成するために、特許文献1は、2枚のセパレータの少なくとも一方が熱溶着性の高い方の第一面において巻芯に溶着固定される構成を開示している。
特許文献1には、前記構成を備える蓄電素子によって、次の作用効果を奏することが記載されている。捲回体は、熱溶着性が両面において異なる2枚のセパレータの内の少なくとも一方が熱溶着性の高い方の第一面で巻芯に溶着固定される。そのため、捲回体の巻き始めの位置におけるセパレータの少なくとも一方に対して引張力がかかった状態で正極および負極と2枚のセパレータとを捲回することを容易に実現できる。これにより、捲回時に捲回型電極体の正極と負極との間に空間(距離)が空くことが防止され、性能が悪い蓄電素子を製造することを抑えることができる。
特開2013−191467号公報
特許文献1に記載された蓄電素子では、捲回型電極体は、2枚のセパレータの少なくとも一方が、巻芯、すなわち電極体の中心に配置された軸芯に溶着固定される。しかし、リチウムイオン二次電池を含む二次電池では、高容量化に対する要求の高まりに応えるために、軸芯を有しない捲回型の電極体を備えた二次電池が提案されている。軸芯を有しない捲回型の電極体は、例えば、電極体を捲回するための捲回装置の巻芯に電極とセパレータを捲回して捲回電極体を構成した後に、捲回電極体の中心から捲回装置の巻芯を抜き取ることによって製作することができる。
しかし、捲回電極体から捲回装置の巻芯を抜き取るときに、巻芯と捲回電極体の最内周のセパレータとの間に摩擦力が作用し、捲回電極体の電極とセパレータとの間に巻芯の抜き取り方向、すなわち捲回電極体の捲回軸方向の巻きずれが生じる虞がある。このような捲回電極体の巻きずれは、正極電極と負極電極との間の短絡や、電極体の捲回軸方向の両端部で正極電極及び負極電極の金属箔を集電板に接合するときの接合不良の要因となり、二次電池の信頼性を低下させる虞がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、捲回装置の巻芯に捲回された捲回電極体から巻芯を抜き取るときに、捲回電極体の巻きずれを防止することができる二次電池を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の二次電池は、正極電極と負極電極とをセパレータを介在させて捲回軸を中心に捲回した捲回電極体を備えた二次電池であって、前記捲回電極体は、最内周に捲回された前記セパレータの内周面に無機物層を有することを特徴とする。
本発明の二次電池によれば、捲回装置の巻芯の回転中心軸を捲回軸として電極等を捲回し、巻芯を抜き取って捲回電極体を形成するときに、無機物層によって捲回電極体と巻芯との間の摩擦力を低減し、捲回電極体の巻きずれを防止することができる。したがって、正極電極と負極電極との間の短絡や、捲回電極体の捲回軸方向の両端部における正極電極及び負極電極の接合不良を防止し、二次電池の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る二次電池の外観斜視図。 図1に示す二次電池の分解斜視図。 図2に示す二次電池の捲回電極体の一部を展開した斜視図。 図3に示す捲回電極体を捲回するための捲回装置の概略図。 図1に示す二次電池の製造方法を示す第1工程図。 図1に示す二次電池の製造方法を示す第2工程図。 図1に示す二次電池の製造方法を示す第3工程図。 本発明の実施形態2に係る二次電池の製造方法を示す第1工程図。 本発明の実施形態2に係る二次電池の製造方法を示す第2工程図。 本発明の実施形態3に係る二次電池の製造方法を示す第1工程図。 本発明の実施形態3に係る二次電池の製造方法を示す第2工程図。 本発明の実施形態4に係る二次電池の製造方法を示す第1工程図。 本発明の実施形態4に係る二次電池の製造方法を示す第2工程図。 本発明の実施形態4に係る二次電池の製造方法を示す第3工程図。
以下、図面を参照して本発明の二次電池の実施の形態を詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る二次電池100の外観斜視図である。図2は、図1に示す二次電池100の分解斜視図である。図3は、図2に示す捲回電極体30の一部を展開した斜視図である。本実施形態の二次電池100は、例えば、ハイブリッド電気自動車や純粋な電気自動車等の動力源として用いられる大容量でエネルギー密度の高い角形のリチウムイオン二次電池である。詳細は後述するが、本実施形態の二次電池100は、捲回電極体30の最内周のセパレータ34の内周面34iに無機物層34aを有することを最大の特徴としている(図5C参照)。
本実施形態の二次電池100は、主に、扁平角形の電池容器10と、該電池容器10の外部に設けられた正極外部端子20A及び負極外部端子20Bと、該電池容器10に収容された捲回電極体30と、該捲回電極体30を正極外部端子20A及び負極外部端子20Bに接続する正極集電板40A及び負極集電板40Bとを有している。正極外部端子20A及び負極外部端子20B、捲回電極体30、並びに正極集電板40A及び負極集電板40Bは、ガスケット1、絶縁板2、及び絶縁保護フィルム3によって、電池容器10に対して電気的に絶縁されている。
電池容器10、正極外部端子20A、及び正極集電板40Aは、例えば、アルミニウム合金によって製作することができる。また、負極外部端子20B及び負極集電板40Bは、例えば、銅合金によって製作することができる。また、ガスケット1及び絶縁板2は、例えば、ポリブチレンテレフタレートやポリフェニレンサルファイド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂等の絶縁性を有する樹脂材料によって製作することができる。絶縁保護フィルム3は、例えばPP(ポリプロピレン)などの合成樹脂製の一枚のシートまたは複数のフィルム部材によって製作することができる。
本実施形態の二次電池100は、正極側と負極側、例えば、正極外部端子20Aと負極外部端子20B、及び、正極集電板40Aと負極集電板40Bが、二次電池100の幅方向Wにおける中心線に概ね対称な構成を有している。したがって、以下では、正極側と負極側において共通する構成については、正極外部端子20A及び負極外部端子20Bを一括して外部端子20と表記し、正極集電板40A及び負極集電板40Bを一括して集電板40と表記して説明する。
電池容器10は、上部に開口部11aを有する扁平な有底角筒状の電池缶11と、該電池缶11の開口部11aを封止する矩形平板状の電池蓋12とを有している。電池缶11は、概ね長方形の底面11bと、該底面11bから垂直に立ち上がる概ね矩形の広側面11c及び狭側面11dを有し、上部が開放されて概ね長方形の開口部11aを有している。電池缶11は、内部に捲回電極体30を収容した状態で、電池蓋12が開口部11aを塞ぐように溶接されて封止される。
電池蓋12は、二次電池100の幅方向Wを長手方向とする概ね長方形の板状の形状を有している。電池蓋12の上面12aの長手方向の一端と他端には、正極外部端子20Aと負極外部端子20Bが設けられている。電池蓋12は、これらの外部端子20が配置された長手方向の一端と他端に、外部端子20の柱状の接続部22を挿通させる貫通孔12bを有している。電池蓋12は、ガスケット1及び絶縁板2によって外部端子20及び集電板40に対して電気的に絶縁されている。
電池蓋12の長手方向の中間部には、ガス排出弁13と注液口14が設けられている。ガス排出弁13は、例えば、電池蓋12を薄肉化することによって電池蓋12と一体的に設けられ、電池容器10の内部圧力が所定の値を超えて上昇したときに開裂してガスを排出し、電池容器10の内部圧力を低下させて二次電池100の安全性を確保する。注液口14は、電池容器10内に電解液を注入するのに用いられ、電解液の注入後に、注液栓15が、例えばレーザ溶接によって溶接されて封止される。電池容器10内に注入する電解液としては、例えば、エチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を適用することができる。
外部端子20は、バスバー等に溶接接合される溶接接合部21と、集電板40に接続される接続部22とを有している。溶接接合部21は、電池蓋12の外側に配置される直方体のブロック形状を有し、下面が電池蓋12の上面に対向し、上面が所定の高さ位置で電池蓋12の上面と平行になる構成を有している。接続部22は、溶接接合部21の下面から電池蓋12を貫通する方向に突出し、電池蓋12の円形の貫通孔12bに挿通可能な円柱形状を有している。
集電板40は、電池蓋12の下面に対向して配置される矩形板状の基部41と、基部41の側端で折曲されて電池缶11の広側面11cに沿って底面に向かう方向に延びる接続端部42を有している。集電板40の基部41は、外部端子20の接続部22を挿通させる貫通孔43を有している。集電板40の接続端部42は、捲回電極体30の捲回軸A方向の両端部で束ねられた箔露出部31c,32cに対向して重ね合わされた状態で、例えば超音波圧接や抵抗溶接等によって箔露出部31c,32cに接合され、捲回電極体30を構成する正極電極31、負極電極32と電気的に接続される。
外部端子20の接続部22は、ガスケット1の貫通孔1a、電池蓋12の貫通孔12b、絶縁板2の貫通孔2a、及び集電板40の基部41の貫通孔43に順次挿通され、集電板40の基部41の下面すなわち電池蓋12と反対側の面に突出した先端が拡径するようにかしめられる。これにより、外部端子20及び集電板40がガスケット1及び絶縁板2を介して電池蓋12に一体に固定され、捲回電極体30が集電板40及び絶縁板2を介して電池蓋12に固定される。また、外部端子20が集電板40を介して捲回電極体30を構成する正極電極31、負極電極32と電気的に接続される。
捲回電極体30は、集電板40及び絶縁板2を介して電池蓋12に固定された状態で、図2に示す絶縁保護フィルム3によって覆われ、電池缶11の開口部11aから電池缶11内に挿入され、電池蓋12の全周が電池缶11の開口部11aの全周に亘って、例えばレーザ溶接によって接合されて、電池容器10内に封入される。その後、電池蓋12の注液口14を介して電池容器10内に電解液を注入し、注液口14に注液栓15を、例えばレーザ溶接によって接合し、電池容器10を密閉する。
捲回電極体30は、図3に示すように、長尺帯状の正極電極31と負極電極32とを長尺帯状のセパレータ33,34を介在させて捲回軸Aを中心に捲回することによって構成されている。セパレータ33,34は、正極電極31と負極電極32との間を絶縁する役割を有している。
正極電極31は、正極集電体である正極箔31aと、正極箔31aの両面に塗布された正極活物質合剤からなる正極合剤層31bとを有している。正極電極31の幅方向Wの一側は、正極合剤層31bが形成されず、正極箔31aが露出した箔露出部31cとされている。正極電極31は、箔露出部31cが負極電極32の箔露出部32cと捲回軸A方向の反対側に配置されて捲回軸Aを中心に捲回される。
正極電極31は、例えば、正極活物質に導電材、結着剤及び分散溶媒を添加して混練した正極活物質合剤を、正極箔31aの両面に幅方向Wの一側を除いて塗布し、乾燥、プレス、裁断することによって製作することができる。正極箔31aとしては、例えば、厚さ約20μmのアルミニウム箔を用いることができる。正極箔31aの厚みを含まない正極合剤層31bの厚さは、例えば、約90μmである。
正極活物質合剤の材料としては、例えば、正極活物質として100重量部のマンガン酸リチウム(化学式LiMn)を、導電材として10重量部の鱗片状黒鉛を、結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)を、分散溶媒としてN−メチルピロリドン(以下、NMPという。)を、それぞれ用いることができる。
正極活物質は、前記したマンガン酸リチウムに限定されず、例えば、スピネル結晶構造を有する他のマンガン酸リチウム、一部を金属元素で置換又はドープしたリチウムマンガン複合酸化物を用いてもよい。また、正極活物質として、層状結晶構造を有するコバルト酸リチウムやチタン酸リチウム、及びこれらの一部を金属元素で置換又はドープしたリチウム−金属複合酸化物を用いてもよい。また、正極用導電材は、前記した鱗片状黒鉛に限定されず、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラックや各種グラファイトを単独で又は組み合わせて用いることができる。
負極電極32は、負極集電体である負極箔32aと、負極箔32aの両面に塗布された負極活物質合剤からなる負極合剤層32bとを有している。負極電極32の幅方向Wの一側は、負極合剤層32bが形成されず、負極箔32aが露出した箔露出部32cとされている。負極電極32は、その箔露出部32cが正極電極31の箔露出部31cと捲回軸A方向の反対側に配置されて、捲回軸Aの周りに捲回される。
負極電極32は、例えば、負極活物質に結着剤及び分散溶媒を添加して混練した負極活物質合剤を、幅方向Wの一側を除く負極箔32aの両面に塗布し、乾燥、プレス、裁断することによって製作することができる。負極箔32aとしては、例えば、厚さ約10μmの銅箔を用いることができる。負極箔32aの厚みを含まない負極合剤層32bの厚さは、例えば、約70μmである。
負極活物質合剤の材料としては、例えば、負極活物質として98重量部の天然黒鉛粉末を、結着剤として1重量部のスチレンブタジエンゴム(以下、SBRという。)を、増粘剤として、1重量部のカルボキシメチルセルロース(以下、CMCという。)を分散溶媒として純水をそれぞれ用いることができる。負極活物質は、前記した天然黒鉛に限定されず、リチウムイオンを挿入、脱離可能な非晶質炭素や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料やチタン酸リチウム(以下、LTOという。)などの化合物、又はそれらの複合材料を用いてもよい。負極活物質の粒子形状についても特に限定されず、鱗片状、球状、繊維状又は塊状等の粒子形状を適宜選択することができる。
なお、前記した正極合剤層31bに用いる結着材は、PVDFに限定されず、負極合剤層32bに用いる結着材は、SBRに限定されない。前記した正極用又は負極用の結着材として、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリスチレン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、アクリル系樹脂などの重合体及びこれらの混合体等を用いてもよい。
捲回電極体30の捲回軸A方向において、負極電極32の負極合剤層32bの幅は、正極電極31の正極合剤層31bの幅よりも広くなっている。また、捲回電極体30の最内周と最外周には負極電極32が捲回されている。これにより、正極電極31の始端部から終端部まで、正極合剤層31bが負極合剤層32bの間に挟まれている。
捲回電極体30は、正極電極31及び負極電極32が平坦に積層された平坦部30aと、平坦部30aの両側で正極電極31及び負極電極32が湾曲して積層された湾曲部30bとを有する扁平形状に成形されている。すなわち、捲回電極体30は、捲回軸A方向から見て、平坦な平坦部30aの両端に一対の半円形状の湾曲部30bが形成されている。
正極電極31及び負極電極32の箔露出部31c,32cは、図2に示すように、それぞれ捲回電極体30の平坦部30aで束ねられ、例えば超音波圧接、抵抗溶接等によって、集電板40の接続端部42に接合される。これにより、正極外部端子20A及び負極外部端子20Bが、それぞれ正極集電板40A及び負極集電板40Bを介して、捲回電極体30を構成する正極電極31及び負極電極32とそれぞれ電気的に接続される。これにより、捲回電極体30は、一方の湾曲部30bが電池蓋12に対向して配置され、捲回軸A方向が二次電池100の幅方向Wに沿うように電池缶11内に挿入され、他方の湾曲部30bが電池缶11の底面11bに対向して配置される。
なお、捲回電極体30の捲回軸A方向において、図3に示すように、セパレータ33,34の幅は負極合剤層32bの幅よりも広いが、正極電極31及び負極電極32の箔露出部31c,32cは、それぞれセパレータ33,34の幅方向W端部よりも幅方向W外側に突出している。したがって、セパレータ33,34は、箔露出部31c,32cを束ねて溶接する際の支障にはならない。
このような構成を有する二次電池100は、例えば、外部端子20の溶接接合部21の上面にバスバーが溶接され、複数の二次電池100を直列に接続した組電池として用いられる。二次電池100は、例えば、発電機等の電力供給源から供給された電力を、外部端子20及び集電板40を介して捲回電極体30に蓄積することで充電される。また、二次電池100は、捲回電極体30に蓄積した電力を、集電板40及び外部端子20を介して、例えば、モーター等の電力を消費する装置に供給する。
図4は、図3に示す捲回電極体30を捲回するための捲回装置200の概略図である。捲回装置200は、スピンドル201と、材料供給部202と、テープ貼付部203と、溶着部204と、仮押さえ部205とを備えている。
スピンドル201は、装置中央に回転可能に支持され、材料供給部202から供給される捲回電極体30の長尺帯状の材料、すなわち、負極電極32、セパレータ33、正極電極31、及びセパレータ34を捲回するための偏平板状の巻芯201aを有している。スピンドル201及び巻芯201aは、例えば、アルミニウム合金やステンレス鋼等の金属材料によって製作することができる。
材料供給部202は、支持ローラ202a〜202dと、送りローラ202e〜202hと、カッター202i〜202lとを備えている。支持ローラ202a〜202dは、それぞれ、ロール状に捲回された長尺帯状の負極電極32、セパレータ33、正極電極31、及びセパレータ34を支持して回転可能に設けられている。送りローラ202e〜202hは、各材料のロールから各材料の端部を繰り出してスピンドル201に供給する。カッター202i〜202lは、スピンドル201による捲回電極体30の各材料の捲回終了後に各材料を切断し、各材料の供給を停止する。
テープ貼付部203は、テープ支持部203aと、テープ供給部203bと、テープ押圧部203cと、テープカッター203dとを有している。テープ支持部203aは、ロール状に捲回された長尺帯状の粘着テープを回転可能に支持している。テープ供給部203bは、スピンドル201による捲回電極体30の各材料の捲回が終了し、材料供給部202による各材料の供給が停止された後に、ロール状の粘着テープの端部を繰り出して、捲回電極体30の外周面に貼り付ける粘着テープを供給する。
テープ押圧部203cは、テープ供給部203bによって供給された粘着テープを、捲回電極体30の最外周に捲回されたセパレータ33,34の終端部に押し付けて貼り付ける。テープカッター203dは、テープ押圧部203cによってセパレータ33,34の終端部に貼り付けた粘着テープを所定の長さに切断する。これにより、捲回電極体30の最外周のセパレータ33,34の終端部が、粘着テープによって捲回電極体30の最外周のセパレータ34に固定され、捲回電極体30の各材料がほどけることが防止される。
溶着部204は、ヒータヘッド204aと、ヒータ移動機構204bとを有している。ヒータ移動機構204bは、ヒータヘッド204aを移動させ、例えば、スピンドル201の巻芯201aに捲回したセパレータ33,34にヒータヘッド204aを押し付ける。ヒータヘッド204aは、セパレータ33,34を加熱して巻芯201aに捲回したセパレータ33,34の積層部分を溶着する。なお、溶着部204を、前述のテープ貼付部203に置き換えて、セパレータ33,34を粘着テープによって固定してもよい。
仮押さえ部205は、例えば、スピンドル201の巻芯201aに捲回した各材料の切断時、又は粘着テープや熱溶着によるセパレータ33,34の固定時に、捲回電極体30の各材料がほどけないように、各材料を巻芯201a上に仮押さえして保持する。
以下、二次電池100の製造方法のうち、図4に示す捲回装置200を用い、正極電極31と負極電極32とをセパレータ33,34を介在させて捲回軸Aを中心に捲回して捲回電極体30を構成する工程について、図5Aから図5Cを参照して説明する。図5A、図5B及び図5Cは、二次電池100の製造方法のうち捲回電極体30の製造工程を示す第1工程図、第2工程図及び第3工程図である。
まず、本実施形態の二次電池100が備える捲回電極体30の構成部材であるセパレータ33,34の構成について説明する。セパレータ33,34は、それぞれ、基材層33b,34bと、基材層33b,34bの一方の表面に形成された無機物層33a,34aと、を備えている。無機物層33a,34aは、基材層33b,34bと比較して耐熱性が高く、セパレータ33,34の耐熱層として機能する。なお、無機物層33a,34aは、基材層33b,34bの少なくとも一方の面に形成されていればよく、基材層33b,34bの表裏両面に形成することもできる。
基材層33b,34bは、例えば、電解液を通すことが可能な多孔質フィルムによって構成されている。多孔質フィルムとしては、例えば、ポリオレフィン系の樹脂材料からなる多孔質フィルムを用いることができる。基材層33b,34bを構成する多孔質フィルムの樹脂材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等を用いることができる。また、基材層33b,34bを構成する多孔質フィルムは、例えば、ポリマー繊維、天然繊維、炭化水素繊維、ガラス繊維、及びセラミック繊維の識物、若しくは不織繊維を含んでもよい。好ましくは、基材層33b,34bを構成する多孔質フィルムは、ポリマー繊維として、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリエチレン、又は、ポリオレフィンの混合物から選択したポリマーの非導電性繊維を含む。また、基材層33b,34bを構成する多孔質フィルムは、ポリオレフィン多孔質シートや不織紙であっても良い。また、基材層33b,34bを構成する多孔質フィルムは、単層多孔質フィルムであってもよく、同一又は異種の材料からなる複数の多孔質フィルムが積層された積層多孔質フィルムであってもよい。より好ましくは、基材層33b,34bを構成する多孔質フィルムとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はこれらの複合シート等を適用することができる。
無機物層33a,34aは、微粒子からなるフィラーと、無機又は有機酸化物を含むバインダとによって構成されている。無機物層33a,34aは、例えば、フィラーおよびバインダを混合した樹脂溶液を基材層33b,34bの少なくとも一方の面に塗布し、溶剤を気化させることによって製作することができる。無機又は有機酸化物を含むバインダとしては、例えば、アクリル系、ポリオレフィン系、フッ素樹脂系、SBR系の樹脂材料等を用いることができる。無機物層33a,34aのフィラーは、耐熱性および絶縁性を有する微粒子であれば、特に限定されない。例えば、酸化鉄、SiO、Al、TiO、ZrO、及びアルミナ−シリカ複合酸化物等の酸化物の微粒子、窒化アルミニウム及び窒化ケイ素等の無機窒化物の微粒子、ベーマイト(アルミナ水和物)、ゼオライト、アパタイト、カオリン、ムライト、スピネル、マイカなどの鉱物資源由来物質又はその人造物等の微粒子を、無機物層33a,34aのフィラーとして用いることができる。また、無機物層33a,34aのフィラーとして、電気絶縁性を有する材料によって表面処理をすることで電気絶縁性を持たせたカーボンブラックやグラファイトなどの導電性微粒子を用いることもできる。
本実施形態の二次電池100では、2枚のセパレータ33,34のうち、一方を第1のセパレータ34とし、他方を第2のセパレータ33として説明する。すなわち、本実施形態の二次電池100において、セパレータ33,34は、第1のセパレータ34と、第2のセパレータ33とを有する。
第1のセパレータ34は、正極電極31の外側表面31eに対向する無機物層34aが形成された正極側表面34pと、負極電極32の内側表面32iに対向する負極側表面34nとを有している。第1のセパレータ34の正極側表面34pは、第1のセパレータ34が巻芯201aに捲回されたときに、巻芯201aの外周面に対向する内周面34iを含む。第1のセパレータ34の負極側表面34nは、無機物層が形成されず、基材層34bが露出している。第2のセパレータ33は、負極電極32の外側表面32eに対向する負極側表面33nと、正極電極31の内側表面31iに対向する無機物層33aが形成された正極側表面33pとを有している。第2のセパレータ33の負極側表面33nは、無機物層が形成されず、基材層33bが露出している。
次に、正極電極31と負極電極32とをセパレータ33,34を介在させて捲回軸Aを中心に捲回して捲回電極体30を構成する工程について説明する。
まず、第1のセパレータ34を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、第1のセパレータ34は、捲回時に内周側を向く正極側表面34pが巻芯201aの外周面に対向するように配置される。これにより、第1のセパレータ34の正極側表面34pに形成された無機物層34aが、巻芯201aの外周面に対向する。この状態で、第1のセパレータ34の始端部34sを巻芯201aの外周面上に保持し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。
これにより、図5Aに示すように、巻芯201aの回転中心軸を捲回軸Aとし、捲回軸Aを中心に第1のセパレータ34を巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回する。図5Aに示す例では、第1のセパレータ34を巻芯201aの周りに一周だけ捲回している。このように、第1のセパレータ34は、捲回電極体30の最内周に捲回され、筒状の内周面34iに形成された無機物層34aが巻芯201aの外周面に対向する。このように、第1のセパレータ34は、巻芯201aの回転方向Rと逆の捲回電極体30の捲回方向rにおいて、負極電極32の始端部32sよりも内周側に一周以上に亘って捲回される。
次に、負極電極32と第2のセパレータ33を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、負極電極32は、捲回時に内周側を向く内側表面32iが、巻芯201aに捲回された第1のセパレータ34の外側表面である負極側表面34nに対向し、捲回時に外周側を向く外側表面32eが、第2のセパレータ33の内側表面である負極側表面33nに対向するように配置される。これにより、負極電極32の始端部32sは、第1のセパレータ34の負極側表面34nと第2のセパレータ33の負極側表面33nとの間に配置される。
また、第2のセパレータ33は、捲回時に内周側を向く負極側表面33nが内周側に配置された負極電極32の外側表面32eに対向するように配置される。これにより、第2のセパレータ33の始端部33sは、負極電極32の外側表面32eと、これから巻芯201aに捲回される第1のセパレータ34の正極側表面34pとの間に配置される。この状態で、負極電極32の始端部32sと第2のセパレータ33の始端部33sとを、巻芯201aに捲回された第1のセパレータ34の負極側表面34nと、これから巻芯201aに捲回する第1のセパレータ34の正極側表面34pとの間に挟み込むように配置する。そして、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。
これにより、図5Bに示すように、捲回軸Aを中心に、負極電極32、第2のセパレータ33、及び第1のセパレータ34を、巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回する。図5Bに示す例では、負極電極32、第2のセパレータ33、及び第1のセパレータ34を巻芯201aの周りに一周だけ捲回している。このようにして、負極電極32の始端部32sは、正極電極31の始端部31sよりも捲回方向rの内周側に配置される。また、負極電極32は、正極電極31の始端部31sよりも捲回方向rの内周側で巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回される。
次に、正極電極31を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、正極電極31は、捲回時に内周側を向く内側表面31iが第2のセパレータ33の正極側表面33pに対向し、捲回時に外周側を向く外側表面31eが第1のセパレータ34の正極側表面34pに対向するように配置される。この状態で、正極電極31の始端部31sを第1のセパレータ34と第2のセパレータ33との間に挟み込むように配置し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。
これにより、図5Cに示すように、捲回軸Aを中心に、負極電極32、第2のセパレータ33、正極電極31及び第1のセパレータ34を、巻芯201aの周りに複数周に亘って捲回することで、捲回電極体30を構成することができる。より詳細には、捲回電極体30の最外周部分では、前述の捲回装置200のカッター202kによって正極電極31を切断して正極電極31の捲回を終了した後に、セパレータ33,34を介して負極電極32を巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回することができる。
また、捲回装置200のカッター202iによって負極電極32を切断して負極電極32の捲回を終了した後に、セパレータ33,34を巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回することができる。その後、捲回装置200のカッター202j,202lよってセパレータ33,34を切断してセパレータ33,34の捲回を終了する。このとき、捲回装置200のテープ貼付部203によってセパレータ33,34の終端部に粘着テープを貼り付けて、セパレータ33,34の終端部を捲回電極体30の最外周のセパレータ34に固定することができる。
最後に、捲回装置200の巻芯201aに捲回された捲回電極体30から巻芯201aを抜き取って、軸芯を有しない捲回電極体30を得る。このとき、巻芯201aの外周面と、捲回電極体30の最内周に捲回されて巻芯201aの外周面に対向するセパレータ34との間に作用する摩擦力等の応力が問題になる。
従来の二次電池では、捲回電極体から捲回装置の巻芯を抜き取るときに、巻芯と捲回電極体の最内周のセパレータとの間に摩擦力等の応力が作用し、捲回電極体の電極とセパレータとの間に巻芯の抜き取り方向、すなわち捲回電極体の捲回軸方向の巻きずれが生じる虞がある。このような捲回電極体の巻きずれは、正極電極と負極電極との間の短絡や、電極体の捲回軸方向の両端部で正極電極及び負極電極の金属箔を集電板に接合するときの接合不良の要因となり、二次電池の信頼性を低下させる虞がある。
これに対し、本実施形態の二次電池100は、前述のように、正極電極31と負極電極32とをセパレータ33,34を介在させて捲回軸Aを中心に捲回した捲回電極体30を備え、捲回電極体30は、最内周に捲回されたセパレータ34の内周面34iに無機物層34aを有している。セパレータ34の無機物層34aは、基材層34bと比較して、例えば、硬度が高く、表面積が小さく、表面が滑らかである。また、セパレータ34の無機物層34aは、捲回装置200の巻芯201aの外周面に対し、基材層34bと比較して、例えば、接触面積が小さく、引っ掛かりが少なく、滑り抵抗及び摩擦抵抗が小さい。
したがって、本実施形態の二次電池100によれば、捲回電極体30から捲回装置200の巻芯201aを抜き取るときに、最内周のセパレータ34の内周面34iの無機物層34aによって、捲回電極体30と巻芯201aとの間の摩擦力等の捲回軸A方向に作用する応力を低減することができる。これにより、捲回電極体30の捲回軸A方向の巻きずれを防止することができ、正極電極31と負極電極32との間の短絡や、捲回電極体30の捲回軸A方向の両端部における正極電極31及び負極電極32の接合不良を防止することができる。よって、二次電池100の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の二次電池100は、捲回電極体30のセパレータ33,34として、第1のセパレータ34と第2のセパレータ33とを有している。第1のセパレータ34は、巻芯201aに対向する内周面34iを含み、正極電極31の外側表面31eに対向する無機物層34aが形成された正極側表面34pと、負極電極32の内側表面32iに対向する負極側表面32nとを有している。また、第2のセパレータ33は、負極電極32の外側表面32eに対向する負極側表面32nと、正極電極31の内側表面31iに対向する無機物層33aが形成された正極側表面33pとを有している。
これにより、負極電極32よりも高温になりやすい正極電極31を、第1のセパレータ34の耐熱層として機能する無機物層34aと、第2のセパレータ33の耐熱層として機能する無機物層33aとの間に配置することができる。これにより、セパレータ33,34の耐久性を向上させ、二次電池100の安全性を向上させることができる。
また、本実施形態の二次電池100は、捲回電極体30の第1のセパレータ34が、捲回電極体30の捲回方向rにおいて、負極電極32の始端部32sよりも内周側に一周以上に亘って捲回されている。これにより、巻芯201aの外周面の全周に亘って、第1のセパレータ34の無機物層34aを対向させ、捲回電極体30と巻芯201aとの間に作用する摩擦力等の応力をより確実に低減することができる。
また、本実施形態の二次電池100は、捲回電極体30の負極電極32の始端部32sが、正極電極31の始端部31sよりも捲回方向rの内周側に配置されている。これにより、正極電極31の始端部31sを、内周側に捲回された負極電極32と、外周側に捲回された負極電極32との間に配置することが可能になり、正極電極31の全体を負極電極32の間に配置することができる。
また、本実施形態の二次電池100は、捲回電極体30の負極電極32が、正極電極31の始端部31sよりも捲回方向rの内周側に一周以上に亘って捲回されている。これにより、正極電極31の始端部31sを、内周側に捲回された負極電極32と、外周側に捲回された負極電極32との間に、より確実に配置することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態の二次電池100によれば、捲回装置200の巻芯201aに捲回された捲回電極体30から巻芯201aを抜き取るときに、捲回電極体30の巻きずれを防止して、二次電池100の信頼性を向上させることができる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る二次電池について、図1から図4を援用し、図6A及び図6Bを用いて説明する。図6A及び図6Bは、本実施形態に係る二次電池の製造方法のうち、捲回電極体30の製造工程を示す第1工程図及び第2工程図である。
本実施形態の二次電池は、正極電極31の始端部31sよりも捲回方向rの内周側に負極電極32が捲回されていない点で、前述の実施形態1で説明した二次電池100と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、前述の実施形態1で説明した二次電池100と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、本実施形態の二次電池の捲回電極体30の製造工程について説明する。図6Aに示すように、実施形態1の捲回電極体30の製造工程と同様に、第1のセパレータ34を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給して、捲回軸Aを中心に第1のセパレータ34を巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回する。図6Aに示す例では、第1のセパレータ34を巻芯201aの周りに一周だけ捲回している。
次に、負極電極32と第2のセパレータ33と正極電極31とを材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。そして、これらの始端部32s,33s,31sを、巻芯201aに捲回された第1のセパレータ34の負極側表面34nと、これから巻芯201aに捲回する第1のセパレータ34の正極側表面34pとの間に挟み込むように配置する。そして、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。これにより、図6Bに示すように、捲回軸Aを中心に、負極電極32、第2のセパレータ33、正極電極31及び第1のセパレータ34を、巻芯201aの周りに複数周に亘って捲回することで、前述の実施形態1で説明した捲回電極体30の製造工程と同様に、捲回電極体30を構成することができる。
本実施形態の二次電池は、前述の実施形態1の二次電池100と同様に、捲回電極体30が軸芯を有さず、最内周に捲回されたセパレータ34の内周面34iに無機物層34aを有している。したがって、本実施形態の二次電池によれば、前述の実施形態1の二次電池100と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の二次電池は、正極電極31の始端部31sよりも捲回方向rの内周側に負極電極32が一周以上に亘って捲回されていない。より具体的には、正極電極31の始端部31sと負極電極32の始端部31sとが積層方向に概ね重なる位置に配置されるか、又は、負極電極32の始端部32sが正極電極31の始端部31sよりも僅かに捲回方向rの内周側に配置されている。これにより、捲回電極体30の製造工程において、正極電極31と負極電極32とを捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに同時に供給して捲回することができる。したがって、本実施形態の二次電池によれば、製造工程を簡略化して生産性を向上させることができるだけでなく、前述の実施形態1の二次電池100と比較して、負極電極32の使用量を削減することが可能になる。
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3に係る二次電池について、図1から図4を援用し、図7A及び図7Bを用いて説明する。図7A及び図7Bは、本実施形態に係る二次電池の製造方法のうち、捲回電極体30の製造工程を示す第1工程図及び第2工程図である。なお、本実施形態では、図4に示す捲回装置200の材料供給部202における正極電極31と負極電極32の配置が、実施形態1におけるこれらの配置と逆になる。
本実施形態の二次電池は、捲回電極体30の捲回方向rにおいて、第1のセパレータ33が、負極電極32の始端部32sよりも捲回方向rの内周側に捲回されていない点で、前述の実施形態1で説明した二次電池100と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、前述の実施形態1で説明した二次電池100と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の二次電池では、2枚のセパレータ33,34のうち、一方を第1のセパレータ33とし、他方を第2のセパレータ34として説明する。すなわち、本実施形態の二次電池100において、セパレータ33,34は、第1のセパレータ33と、第2のセパレータ34とを有する。第1のセパレータ33は、捲回装置200の巻芯201aに対向する内周面33iを含み、正極電極31の外側表面31eに対向する無機物層33aが形成された正極側表面33nと、負極電極32の内側表面32iに対向する負極側表面33nとを有している。第2のセパレータ34は、負極電極32の外側表面32eに対向する負極側表面34nと、正極電極31の内側表面31iに対向する無機物層34aが形成された正極側表面34pとを有している。
以下、本実施形態の二次電池の捲回電極体30の製造工程について説明する。まず、第1のセパレータ33と負極電極32と第2のセパレータ34とを前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、第1のセパレータ33は、捲回時に内周側を向く正極側表面33pが巻芯201aの外周面に対向し、正極側表面33pに形成された無機物層33aが巻芯201aの外周面に対向するように配置される。また、負極電極32は、捲回時に内周側を向く内側表面32iが第1のセパレータ33の基材層33bに対向し、捲回時に外周側を向く外側表面32eが第2のセパレータ34の基材層34bに対向するように配置される。また、第2のセパレータ34は、捲回時に内周側を向く負極側表面34nが負極電極32の外側表面32eに対向するように配置される。
この状態で、第1のセパレータ33の始端部33s、負極電極32の始端部32s、及び第2のセパレータ34の始端部34sを巻芯201aの外周面上に保持し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。これにより、図7Aに示すように、巻芯201aの回転中心軸を捲回軸Aとし、捲回軸Aを中心に第1のセパレータ33と負極電極32と第2のセパレータ34とを巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回する。図7Aに示す例では、これらを巻芯201aの周りに一周だけ捲回している。このように、第1のセパレータ33は、捲回電極体30の最内周に捲回され、筒状の内周面33iに形成された無機物層33aが巻芯201aの外周面に対向する。
次に、正極電極31を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、正極電極31は、捲回時に内周側を向く内側表面31iが第2のセパレータ34の正極側表面34pに対向し、捲回時に外周側を向く外側表面31eが第1のセパレータ33の正極側表面33pに対向するように配置される。この状態で、正極電極31の始端部31sを第1のセパレータ33と第2のセパレータ34との間に挟み込むように配置し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。これにより、図7Bに示すように、捲回軸Aを中心に、正極電極31、第1のセパレータ33、負極電極32及び第2のセパレータ34を、巻芯201aの周りに複数周に亘って捲回することで、前述の実施形態1で説明した捲回電極体30の製造工程と同様に、捲回電極体30を構成することができる。
本実施形態の二次電池は、前述の実施形態1の二次電池100と同様に、捲回電極体30が軸芯を有さず、最内周に捲回されたセパレータ33の内周面33iに無機物層33aを有している。したがって、本実施形態の二次電池によれば、前述の実施形態1の二次電池100と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の二次電池は、捲回電極体30の捲回方向rにおいて、第1のセパレータ33が、負極電極32の始端部32sよりも内周側に捲回されていない。より具体的には、第1のセパレータ33の始端部33s、負極電極32の始端部32s、及び第2のセパレータ34の始端部34sが積層方向に概ね重なる位置に配置されている。これにより、捲回電極体30の製造工程において、第1のセパレータ33と負極電極32と第2のセパレータ34とを捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに同時に供給して捲回することができる。したがって、本実施形態の二次電池によれば、製造工程を簡略化し、生産性を向上させることができる。
[実施形態4]
次に、本発明の実施形態4に係る二次電池について、図1から図4を援用し、図8Aから図8Cを用いて説明する。図8A、図8B及び図8Cは、本実施形態に係る二次電池の製造方法のうち、捲回電極体30の製造工程を示す第1工程図、第2工程図、及び第3工程図である。
本実施形態の二次電池は、セパレータ33,34の無機物層33a,34aの間に負極電極32が配置されている点で、前述の実施形態1で説明した二次電池100と異なっている。本実施形態の二次電池のその他の点は、前述の実施形態1で説明した二次電池100と同一であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の二次電池では、2枚のセパレータ33,34のうち、一方を第1のセパレータ33とし、他方を第2のセパレータ34として説明する。すなわち、本実施形態の二次電池100において、セパレータ33,34は、第1のセパレータ33と、第2のセパレータ34とを有する。第1のセパレータ33は、捲回装置200の巻芯201aに対向する内周面33iを含み、負極電極32の外側表面32eに対向する無機物層33aが形成された負極側表面33nと、正極電極31の内側表面31iに対向する正極側表面33pとを有している。第2のセパレータ34は、正極電極31の外側表面31eに対向する正極側表面34pと、負極電極32の内側表面32iに対向する無機物層34aが形成された負極側表面34nとを有している。
以下、本実施形態の二次電池の捲回電極体30の製造工程について説明する。まず、第1のセパレータ33と第2のセパレータ34とを前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、第1のセパレータ33は、捲回時に内周側を向く負極側表面33nが巻芯201aの外周面に対向し、負極側表面33nに形成された無機物層33aが巻芯201aの外周面に対向するように配置される。また、第2のセパレータ34は、捲回時に内周側を向く正極側表面34pが第1のセパレータ33の正極側表面33pに対向するように配置される。この状態で、第1のセパレータ33の始端部33s及び第2のセパレータ34の始端部34sを巻芯201aの外周面上に保持し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。
これにより、図8Aに示すように、巻芯201aの回転中心軸を捲回軸Aとし、捲回軸Aを中心に第1のセパレータ33と第2のセパレータ34とを巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回する。図8Aに示す例では、これらを巻芯201aの周りに一周だけ捲回している。このように、第1のセパレータ33は、捲回電極体30の最内周に捲回され、筒状の内周面33iに形成された無機物層33aが巻芯201aの外周面に対向する。また、捲回電極体30の捲回方向rにおいて、第1のセパレータ33及び第2のセパレータ34が、負極電極32の始端部32sよりも内周側に一周以上に亘って捲回される。
次に、負極電極32を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、負極電極32は、捲回時に内周側を向く内側表面32iが第2のセパレータ34の負極側表面34nに対向し、捲回時に外周側を向く外側表面32eが第1のセパレータ33の負極側表面33nに対向するように配置される。この状態で、負極電極32の始端部32sを第1のセパレータ33と第2のセパレータ34との間に挟み込むように配置し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。
これにより、図8Bに示すように、捲回軸Aを中心に負極電極32と第1のセパレータ33と第2のセパレータ34とを巻芯201aの周りに一周以上に亘って捲回する。図8Bに示す例では、これらを巻芯201aの周りに一周だけ捲回している。次に、正極電極31を前述の捲回装置200の材料供給部202からスピンドル201の巻芯201aに供給する。このとき、正極電極31は、捲回時に内周側を向く内側表面31iが第1のセパレータ33の正極側表面33pに対向し、捲回時に外周側を向く外側表面31eが第2のセパレータ34の正極側表面34pに対向するように配置される。
この状態で、正極電極31の始端部31sを第1のセパレータ33と第2のセパレータ34との間に挟み込むように配置し、スピンドル201を回転方向Rに回転させる。これにより、図8Cに示すように、捲回軸Aを中心に、負極電極32、第1のセパレータ33、正極電極31及び第2のセパレータ34を、巻芯201aの周りに複数周に亘って捲回することで、前述の実施形態1で説明した捲回電極体30の製造工程と同様に、捲回電極体30を構成することができる。
本実施形態の二次電池は、前述の実施形態1の二次電池100と同様に、捲回電極体30が軸芯を有さず、最内周に捲回されたセパレータ33の内周面33iに無機物層33aを有している。したがって、本実施形態の二次電池によれば、前述の実施形態1の二次電池100と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の二次電池は、捲回電極体30の捲回方向rにおいて、第1のセパレータ33及び第2のセパレータ34が、負極電極32の始端部32sよりも内側に一周以上に亘って捲回されている。これにより、第1のセパレータ33と第2のセパレータ34の捲回を同時に開始することができ、二次電池の製造を容易にすることができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
例えば、前述の実施形態では、第1のセパレータ及び第2のセパレータは、それぞれ正極側表面及び負極側表面のいずれか一方に無機物層が形成されている場合について説明した。しかし、第1のセパレータ及び第2のセパレータは、それぞれ正極側表面及び負極側表面の両面に無機物層が形成されていてもよい。これにより、セパレータの耐久性をより向上させ、二次電池の安全性をより一層向上させることができる。
30 捲回電極体、31 正極電極、31e 外側表面、31i 内側表面、31s 始端部、32 負極電極、32e 外側表面、32i 内側表面、32s 始端部、33 セパレータ(第2のセパレータ/第1のセパレータ)、33a 無機物層、33i 内周面、33n 負極側表面、33p 正極側表面、34 セパレータ(第1のセパレータ/第2のセパレータ)、34a 無機物層、34i 内周面、34n 負極側表面、34p 正極側表面、100 二次電池、A 捲回軸、r 捲回方向

Claims (7)

  1. 正極電極と負極電極とをセパレータを介在させて捲回軸を中心に捲回した軸芯を有しない捲回電極体を備えた二次電池であって
    前記セパレータは、多孔質フィルムによって構成された基材層と、該基材層の少なくとも一方の表面に形成された無機物層とを有し、
    前記無機物層は、フィラーとバインダとによって構成され、前記基材層と比較して耐熱性及び硬度が高くかつ滑り抵抗及び摩擦抵抗が小さくされ、
    前記捲回電極体は、最内周に捲回された前記セパレータの内周面に前記無機物層を有し、
    前記セパレータは、第1のセパレータと第2のセパレータとを有し、
    前記第1のセパレータは、前記内周面を含み前記正極電極の外側表面に対向する前記無機物層が形成された正極側表面と、前記負極電極の内側表面に対向する負極側表面とを有し、
    前記第2のセパレータは、前記負極電極の外側表面に対向する負極側表面と、前記正極電極の内側表面に対向する前記無機物層が形成された正極側表面とを有することを特徴とする二次電池。
  2. 前記捲回電極体の捲回方向において、前記第1のセパレータは、前記負極電極の始端部よりも内周側に一周以上に亘って捲回されていることを特徴とする請求項に記載の二次電池。
  3. 正極電極と負極電極とをセパレータを介在させて捲回軸を中心に捲回した軸芯を有しない捲回電極体を備えた二次電池であって、
    前記セパレータは、多孔質フィルムによって構成された基材層と、該基材層の少なくとも一方の表面に形成された無機物層とを有し、
    前記無機物層は、フィラーとバインダとによって構成され、前記基材層と比較して耐熱性及び硬度が高くかつ滑り抵抗及び摩擦抵抗が小さくされ、
    前記捲回電極体は、最内周に捲回された前記セパレータの内周面に前記無機物層を有し、
    前記セパレータは、第1のセパレータと第2のセパレータとを有し、
    前記第1のセパレータは、前記内周面を含み前記負極電極の外側表面に対向する前記無機物層が形成された負極側表面と、前記正極電極の内側表面に対向する正極側表面とを有し、
    前記第2のセパレータは、前記正極電極の外側表面に対向する正極側表面と、前記負極電極の内側表面に対向する前記無機物層が形成された負極側表面とを有することを特徴とする二次電池。
  4. 前記捲回電極体の捲回方向において、前記第1のセパレータ及び前記第2のセパレータは、前記負極電極の始端部よりも内周側に一周以上に亘って捲回されていることを特徴とする請求項に記載の二次電池。
  5. 前記第1のセパレータ及び前記第2のセパレータは、それぞれ前記正極側表面及び前記負極側表面に無機物層が形成されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の二次電池。
  6. 前記捲回方向において、前記負極電極の始端部は、前記正極電極の始端部よりも内周側に配置されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の二次電池。
  7. 前記捲回方向において、前記負極電極は、前記正極電極の始端部よりも内周側に一周以上に亘って捲回されていることを特徴とする請求項に記載の二次電池。
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