JP6473641B2 - 廃棄物選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄物選別装置に関する。更に詳しくは、風の力を利用して廃棄物を選別するための廃棄物選別装置に関する。
一般家庭等から回収された不燃ゴミ等の廃棄物には、金属や小型家電製品等の中に紙類やプラスチック類等の可燃物が混在していることがある。金属や小型家電製品等は、資源として再利用可能なものが多く、係る廃棄物を破砕しないで資源毎に分別することが行われている。
一方、資源として再利用しない場合であっても、不燃物や異種の材料が混在した廃棄物をそのまま焼却処分すると、焼却炉等の焼却設備に過大な負荷がかかることがある。そのため、回収された廃棄物を破砕しないまま可燃物と不燃物とに予め選別する作業が行われている。この作業は、主に作業者の手作業で行われており、当該手作業の前段階として廃棄物の選別装置を用いて可燃物及び不燃物を大まかに選別することがある。
例えば、風の力を利用して軽量物と重量物とに選別する「廃棄物の回転式風力選別装置」が知られている(特許文献1参照)。ここで、軽量物の中には、前述の紙類やプラスチック類等の可燃物が多く含まれ、一方、重量物の中には、一般家庭等から排出される金属や小型家電製品等の不燃物が多く含まれている。
上記選別装置の構成について更に詳述すると、軸回転する一つの回転ドラムを備え、当該回転ドラム内の中央付近にスクリューフィーダを通じて廃棄物を送り込む構成を有している。そして、回転ドラムのドラム内空間に空気供給管を通じて空気を供給し、気流の流れ(風)を発生させる機構を備えている。更に、回転ドラムのドラム内壁には、廃棄物を撹拌するための回転体掻上部が取設されている。
上記構成の選別装置を稼働させ、回転ドラムを軸回転させることで、ドラム内空間の廃棄物が回転体掻上部の作用によってドラム内空間の上方近傍まで掻き上げられるとともに、その後、重力に従ってドラム内空間の底面に向かって落下する運動を当該廃棄物が繰り返すこととなる。このとき、ドラム内空間に発生させた風の力によって、紙類やプラスチック類等の軽量物(可燃物)は、回転ドラムの一端側(風下側)に吹き飛ばされる。一方、金属等の重量物(不燃物)は、当該風の影響を受けることなく、ドラム内空間の底面にそのまま落下する。これにより、軽量物及び重量物を選別することができる。なお、回転体掻上部は、重量物を回転ドラムの他端側(風上側)に搬送する機能を備えている。そのため、回転ドラムの一端側では、吹き飛ばされた軽量物を回収することができ、回転ドラムの他端側では搬送された重量物を回収することができる。
更に、鉄類のような“重いごみ”と、ダスト類のような“軽いごみ”とを効率的に分離する「ごみの選別機」が提案されている(特許文献2参照)。これによると、一端同士を互いに向かい合わせて配置された第1回転ドラムと第2回転ドラムとがほぼ直線状に並設され、互いの回転ドラムの間をごみの投入部で連結して構成されている。
投入部を通じて選別機の略中央付近に投入されたごみは、各々回転する第1回転ドラム及び第2回転ドラムの軸回転に従ってドラム内空間で撹拌される。それぞれの回転ドラムのドラム内壁には、特許文献1において示した回転体掻上部のような構成を備えている。更に、第1回転ドラムの一端側には、吸引装置が設けられている。これにより、回転ドラムの回転によって“ごみ”がドラム内空間の上方に向かって掻き上げられ、底面に落下する際に、吸引装置の吸引力を利用して、“軽いごみ”のみを吸引装置側に吸い寄せることができる。一方、吸引装置によって吸い寄せられなかった“重いごみ”は、吸引装置と逆方向の第2回転ドラムの一端側まで搬送され、回収される。すなわち、吸引装置の吸引力(風の力)を利用して、軽いごみのみを選択的に吸引することで、軽いごみ及び重いごみの選別を行うことができる。
特開2001−162230号公報 特開平5−161878号公報
しかしながら、上述した選別装置等は、下記に掲げる問題点を生じることがあった。すなわち、特許文献1に開示された選別装置は、スクリューフィーダを介して回転ドラムの略中央付近まで廃棄物を送り込む必要があった。そのため、回転ドラムのドラム内空間にスクリューフィーダが挿設され、係るスクリューフィーダがドラム内空間を大きく占有していた。更に、廃棄物中の重量物は、空気供給管を通じて供給される風の流れと逆方向、換言すれば、風上側に向かって搬送する必要があった。
この場合、回転ドラムを通じて搬送される重量物は、スクリューフィーダ及び回転ドラムのドラム内壁の間を通過する必要があった。したがって、廃棄物が破砕されていない場合、スクリューフィーダ及びドラム内壁の間のスペースを通過することができず、当該スペースに重量物が挟まってしまう可能性があった。その結果、回転ドラムの回転を阻害し、当該回転が停止することがあった。係る問題を解消するために、選別装置に投入する前に、回収された廃棄物を予め破砕するなどの処理が必要となることがあり、破砕機及び破砕処理にコスト及び時間を要することがあった。また、ドラム内空間を占有するスクリューフィーダの構成によって、空気供給管から供給される空気の流れに乱れが生じ、軽量物及び重量物の選別効果が小さくなる虞があった。
一方、特許文献2に開示された選別機の場合、第1回転ドラム及び第2回転ドラムの間に設けられた投入部は、それ自体が回転する機能を有するものではなかった。そのため、第1回転ドラム及び第2回転ドラムをそれぞれ独立して回転させる機構が必要となった。更に、双方の回転ドラムを同期して回転させることが困難な場合があった。加えて、投入部自体が回転する機構を備えていないため、投入されたごみが、投入部近傍に溜まりやすく、ごみの選別に多くの時間がかかることがあった。
また、軽いごみを吸引装置を利用して吸引して選別を行うため、吸い寄せられた軽いごみが吸引装置の近傍に留まることとなり、長時間に亘って連続的にごみの選別処理をすることができない可能性があった。すなわち、吸引装置の近傍に溜まったごみを除去するために、一定期間毎に選別装置の稼働を停止する必要があり、効率的なごみの選別が困難となり、作業効率が低下する虞があった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、選別された重量物が未破砕の状態の比較的大型のものであっても、回転ドラムの回転を阻害することなく、気流(風)の力を利用した安定した選別処理が可能であり、かつ、作業効率を低下させることなく長時間に亘って連続的に廃棄物の選別が可能な廃棄物選別装置の提供を課題とする。
本発明によれば、下記に掲げる廃棄物選別装置が提供される。
[1]両端が開口した円筒状の第一回転ドラムと、円筒軸方向に一致した回転軸に従って前記第一回転ドラムを回転可能に支持する第一支持部と、両端が開口した円筒状の第二回転ドラムと、前記第一回転ドラムと回転軸を一致させ、前記第一回転ドラムの一方のドラム端面と相対するように離間して前記第二回転ドラムを配置し、前記回転軸に従って前記第二回転ドラムを回転可能に支持する第二支持部と、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムの間に設けられた廃棄物投入口を備え、選別対象の廃棄物を投入するための廃棄物投入部と、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム外壁の下方及び側方の一部を被覆するように当接し、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム内空間とそれぞれ連通し、前記廃棄物投入部から投入された前記廃棄物を収容する、下方に窪んだ上環部を含む帯状体側面によって側方及び下方が囲まれた断面凹状の廃棄物収容空間を備える、無端環状の帯状体と、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムとの密接状態及び断面凹状の前記廃棄物収容空間を保ちつつ、前記帯状体を回転支持する帯状体支持部と、前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の少なくとも一つを回転駆動させ、前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の回転を同期させる同期回転駆動部と、前記第一回転ドラムの前記一方のドラム端面から離間し、前記ドラム内空間及び前記廃棄物収容空間に気流を発生させる気流発生部と、前記一方のドラム端面及び前記気流発生部の間に設けられ、前記廃棄物に含まれる重量物を回収する重量物回収部と、前記第一回転ドラムと相対する前記一方のドラム端面と反対側に位置する、前記第二回転ドラムの他方のドラム端面と連通し、前記気流によって前記ドラム内空間から吹き飛ばされた前記廃棄物に含まれる軽量物を回収する軽量物回収部と、を有する廃棄物選別装置。
[2]両端が開口した円筒状の第一回転ドラムと、円筒軸方向に一致した回転軸に従って前記第一回転ドラムを回転可能に支持する第一支持部と、両端が開口した円筒状の第二回転ドラムと、前記第一回転ドラムと回転軸を一致させ、前記第一回転ドラムの一方のドラム端面と相対するように離間して前記第二回転ドラムを配置し、前記回転軸に従って前記第二回転ドラムを回転可能に支持する第二支持部と、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムの間に設けられた廃棄物投入口を備え、選別対象の廃棄物を投入するための廃棄物投入部と、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム外壁の下方及び側方の一部を被覆するように当接し、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム内空間とそれぞれ連通し、前記廃棄物投入部から投入された前記廃棄物を収容する断面凹状の廃棄物収容空間を備える、無端環状の帯状体と、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムとの密接状態を保ちつつ、前記帯状体を回転支持する帯状体支持部と、前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の少なくとも一つを回転駆動させ、前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の回転を同期させる同期回転駆動部と、前記第一回転ドラムの前記一方のドラム端面から離間し、前記ドラム内空間及び前記廃棄物収容空間に気流を発生させる気流発生部と、前記一方のドラム端面及び前記気流発生部の間に設けられ、前記廃棄物に含まれる重量物を回収する重量物回収部と、前記第一回転ドラムと相対する前記一方のドラム端面と反対側に位置する、前記第二回転ドラムの他方のドラム端面と連通し、前記気流によって前記ドラム内空間から吹き飛ばされた前記廃棄物に含まれる軽量物を回収する軽量物回収部と、を有し、前記帯状体は、帯状体外側面から突設され、前記廃棄物を前記廃棄物収容空間で上方に掻き上げながら、前記重量物を前記第一回転ドラムの前記ドラム内空間まで搬送する帯状体掻上部を更に備える廃棄物選別装置。
[3]前記帯状体は、帯状体外側面から突設され、前記廃棄物を前記廃棄物収容空間で上方に掻き上げながら、前記重量物を前記第一回転ドラムの前記ドラム内空間まで搬送する帯状体掻上部を更に備える前記[1]または[2]に記載の廃棄物選別装置。
[4]未破砕の前記廃棄物が前記廃棄物投入部から投入される前記[1]〜[3]のいずれかに記載の廃棄物選別装置。
[5]前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムは、前記重量物回収部を下方にして所定の傾斜角度で傾斜している前記[1]〜[4]のいずれかに記載の廃棄物選別装置。
[6]前記気流発生部は、前記気流の流量を調整する流量調整板を更に備える前記[1]〜[5]のいずれかに記載の廃棄物選別装置。
本発明の廃棄物選別装置によれば、互いに同期して回転する第一回転ドラム及び第二回転ドラムの間から廃棄物を投入することができ、ドラム内空間を広く利用することができる。その結果、廃棄物に含まれる重量物が比較的大きなサイズのものであっても、当該重量物が回転ドラムの回転を阻害することなく重量物回収部まで搬送することができ、廃棄物を効率的に軽量物及び重量物に選別することができる。
本実施形態の廃棄物選別装置の概略構成を示す模式図である。 廃棄物選別装置の概略構成を示す図1のA−A断面図である。 第一回転ドラム、第二回転ドラム、及び帯状体の構成を示す分解斜視図である。 第一回転ドラム、第二回転ドラム、及び帯状体の組立状態の構成を示す斜視図である。 帯状体支持部に支持された帯状体、及び形成された廃棄物収容空間を示す説明図である。 設置面に対して傾斜した選別装置の一例を示す一部断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対して適宜変更、修正、改良等を加えるものであっても構わない。
図1は、本発明の一実施形態の廃棄物選別装置(以下、単に「選別装置」と称す。)の概略構成を示す模式図である。更に、図2は、選別装置の概略構成を示す図1のA−A断面図であり、図3は、第一回転ドラム、第二回転ドラム、及び帯状体の構成を示す分解斜視図であり、図4は、第一回転ドラム、第二回転ドラム、及び帯状体の組立状態の構成を示す斜視図であり、図5は、帯状体支持部に支持された帯状体、及び形成された廃棄物収容空間を示す説明図であり、図6は、設置面に対して傾斜した選別装置の一例を示す一部断面図である。
本実施形態の選別装置1は、図1〜図6に示すように、互いに離間して配置された円筒状の第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20と、それぞれの回転ドラム10,20を回転可能に支持する第一支持部30及び第二支持部40と、選別対象の廃棄物Wを投入するための廃棄物投入部50と、投入された廃棄物Wを一時的に貯留するとともに、後述するドラム内空間12,22と連通し廃棄物Wを収容する廃棄物収容空間61を備える無端環状の帯状体60と、帯状体60を第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20の間に当接させた状態で支持する帯状体支持部70と、第一回転ドラム10、第二回転ドラム20、及び帯状体60を同期させて回転駆動する同期回転駆動部80と、ドラム内空間12,22及び廃棄物収容空間61に空気の流れ(気流F)を発生させるための気流発生部90と、気流Fの力を利用して廃棄物Wから選別された主に不燃物からなる重量物Hを回収する重量物回収部93と、気流Fの力を利用して廃棄物Wの中から吹き飛ばされた主に可燃物からなる軽量物Lを回収する軽量物回収部94とを、主に備えている。
上記各構成について更に詳述すると、第一回転ドラム10は、両端が開口した一方のドラム端面11a及び他方のドラム端面11bを備え、内部にドラム内空間12が形成された金属製の円筒状の部材である。また、ドラム内壁13からドラム内空間12の中心に向かって複数の回転体掻上部14が突設されている。なお、回転体掻上部14は、図2に示すように、ドラム内壁13の円周方向に沿って、互いに所定の角度間隔(例えば、90°)で設けられている。回転体掻上部14を備えることにより、第一回転ドラム10を円筒軸方向(図1における紙面左右方向に相当。)に一致させた回転軸Xに従って所定の回転方向(例えば、図4における回転方向R参照。)に回転させた場合、ドラム内空間12に位置する廃棄物Wが回転体掻上部14によって上方に掻き上げられる。そして、ドラム内空間12のある程度の高さまで廃棄物Wが到達する(持ち上げられる)と、当該高さ位置からドラム内空間12の底面に向かって落下する。すなわち、回転体掻上部14により、ドラム内空間12で廃棄物Wの撹拌が行われる。係る回転体掻上部14は、前述した従来技術と同様に、廃棄物W(主に重量物H)を所定方向(図1における紙面左方向)に搬送する搬送機能を備えている。
本実施形態の選別装置1において、第二回転ドラム20は、上記第一回転ドラム10と同一径、同一材質、及び同一形状のものから構成されており、両端が開口した一方のドラム端面21a及び他方のドラム端面21bをそれぞれ備え、内部にドラム内空間22が形成された金属製の円筒状の部材である。その他、第一回転ドラム10と同一の構成であるため、同一符号を付し、詳細な説明は以下に省略する。
第一支持部30は、第一回転ドラム10を回転軸Xに従って回転可能に支持するものである。具体的な構成について説明すると、本実施形態の選別装置1の設置面Gに載置された平板の装置基体2の基体上面2aから立設された複数の支持脚31及び当該支持脚31の上端の間を架設した支持板32を備える支持台33と、支持板32の板上面32aに取設されたローラ軸受部35と、当該ローラ軸受部35に回転自在に軸支された円板状のドラム支持ローラ36とを有している。更に詳細に説明すると、ドラム支持ローラ36は、ローラ軸受部35に軸支された金属製の円板状のディスク部(図示しない)と、ディスク部の周囲に樹脂が張設された樹脂ローラ部(図示しない)とから形成されている。係る樹脂ローラ部の側周面にローラ面36aが設けられ、当該ローラ面36aが第一回転ドラム10のドラム外壁15と当接している。
支持板32の板上面32aには、上記ドラム回転支持部34が略長方形状の各頂点付近に配置されている。更に具体的に説明すると、一対のドラム回転支持部34が、第一回転ドラム10の回転軸Xに直交する水平方向に沿って所定の間隔だけ離間して並設され、更にもう一組の一対のドラム回転支持部34が、第一回転ドラム10の円筒軸方向に沿って離間した位置にそれぞれ配置されている。この四つのドラム回転支持部34の上に、第一回転ドラム10が円筒軸方向を略水平方向に一致させて載置される。このとき、前述したように、第一回転ドラム10のドラム外壁15の一部と、ドラム回転支持部34のドラム支持ローラ36のローラ面36aとが当接している。すなわち、第一回転ドラム10は、一組のドラム支持ローラ36の間に跨がるようにして第一支持部30に支持されている。更に、第一回転ドラム10は、第一支持部30の上に載置されているに過ぎない。したがって、第一回転ドラム10が回転軸Xに従って回転した場合、当該回転に追従してドラム支持ローラ36が回転する。これにより、第一支持部30による第一回転ドラム10の滑らかな回転が支持される。
本実施形態の選別装置1において、第二支持部40は、上記第一支持部30と同一構成を示すものであり、第二回転ドラム20を回転軸Xに従って回転可能に支持するものである。そのため、その他の同一構成については、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20は、第一回転ドラム10の他方のドラム端面11bと、第二回転ドラム20の一方のドラム端面21aとを互いに相対させて、所定距離だけ離間するように配置したものである。このとき、円筒軸方向に沿った双方の回転軸Xが一致し、ほぼ直線状に配置されている。そして、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20の間の空間に、廃棄物Wを上方から投入するための廃棄物投入部50が設けられている。
廃棄物投入部50は、逆台形状を呈し、内部に廃棄物Wを貯留する廃棄物貯留空間51を有している。更に、廃棄物貯留空間51(廃棄物投入部50)の上方は開放され、ベルトコンベア等の搬送手段(図示しない)を用いて廃棄物投入部50の上方位置まで搬送された廃棄物Wを受け入れる廃棄物導入口52を備え、廃棄物導入口52の下方に相対し、帯状体60によって形成された廃棄物収容空間61に廃棄物Wを投入するための廃棄物投入口53(図6参照)が設けられている。なお、廃棄物投入部50に、廃棄物投入口53から投入される廃棄物Wの投入量を適宜調整する投入量調整機構を設けたものであっても構わない。
一方、帯状体60は、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20の間の距離よりも、幅広の帯状のゴム製素材から形成されており、当該帯状のゴム製素材の一端及び他端を互いに接続することで無端環状(リング状)を呈している。更に、ゴム製素材のため、応力に応じて自在に変形し、かつ引っ張り応力に対して弾性変形可能なものである。係る帯状体60が、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20のドラム外壁の下方及び側方付近のドラム外壁15,23と当接し被覆するように、帯状体支持部70によって支持されている。
一方、帯状体支持部70は、図3〜図5に示すような形状に帯状体60を支持するものであり、帯状体60の周囲に配された一本の円柱状の駆動ローラ71と、三本の円柱状の従動ローラ72a,72b,72cと、駆動ローラ71及び従動ローラ72a等を回転可能に軸支するローラ軸支部73(図6参照)とを備えている。ここで、帯状体60は、帯状体内側面62が上記駆動ローラ71及び従動ローラ72a等と当接している。更に、上環部63を下方に窪ませることにより、断面凹状となるように帯状体60を構築し、帯状体支持部70によって支持している。その結果、下方に窪んだ上環部63を含む帯状体外側面64によって側方及び下方が囲まれた廃棄物収容空間61が構築される。なお、帯状体60、帯状体支持部70、及び廃棄物投入部50の一部は、直方体状の筐体部74によって囲まれており、直接視認することはできない。
係る状態において、帯状体外側面64の一部が、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20のドラム外壁15,23の下方及び側方の一部を包み込むようにして密接している。そのため、廃棄物投入部50から投入された廃棄物Wが、回転ドラム10,20のドラム外壁15,23及び帯状体60の帯状体外側面64の間から落ちることがなく、廃棄物収容空間61に確実に収容される。更に、このドラム外壁15,23及び帯状体外側面64の密接状態は、帯状体支持部70に支持された帯状体60が回転する場合であっても保持される。廃棄物収容空間61は、第一回転ドラム10のドラム内空間12及び第二回転ドラム20のドラム内空間22とそれぞれ連通している。
廃棄物収容空間61に投入された廃棄物Wは、それぞれのドラム内空間12,22に向かって移動が可能である。なお、帯状体支持部70の駆動ローラ71及び従動ローラ72a等を支持するローラ軸支部73の少なくともいずれか一つは、水平方向及び/または上下方向に移動可能な機構を有するものであってもよい。これにより、帯状体60を帯状体支持部70に支持する作業を楽にすることができ、かつ、帯状体60に加わる張力を調整することができる。そのため、後述する第一回転ドラム10、第二回転ドラム20、及び帯状体60の回転を同期させる際に、帯状体60及び第一回転ドラム10、帯状体60及び第二回転ドラム20の間の滑りを小さくすることができる。
更に、帯状体60は、帯状体外側面64から所定の間隔で突設された複数の帯状体掻上部65を備えている。ここで、帯状体掻上部65の長さは、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20の間の距離よりも短く設定されている。これにより、帯状体60が回転した場合であっても、当該帯状体掻上部65が当該回転を阻害することがない。ここで、帯状体掻上部65は、前述の第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20における回転体掻上部14と略同一の機能を奏するものである。すなわち、帯状体支持部70に支持された帯状体60が回転することにより、廃棄物収容空間61に収容された廃棄物Wが帯状体掻上部65によって上方に掻き上げられる。そして、ある程度の高さに到達した廃棄物Wは重力に従って廃棄物収容空間61の底に向かって落下する。すなわち、帯状体掻上部65により廃棄物Wを廃棄物収容空間61で撹拌する機能を有している。
同期回転駆動部80は、第一支持部30に支持された第一回転ドラム10、第二支持部40に支持された第二回転ドラム20、及び帯状体支持部70に支持された帯状体60の回転を同期させるものであり、回転駆動力を発生させる駆動用モータ81と、当該駆動用モータ81の回転駆動力を駆動ローラ71に伝達する伝達機構部82とを備えている。ここで、帯状体60がゴム製素材によって形成されているため、駆動ローラ71を介して回転駆動力が帯状体60に伝達され、帯状体60が所定の回転方向R(図4及び図5参照)に回転する。
このとき、帯状体60を支持する三本の従動ローラ72a,72b,72cは帯状体60の動きに追従し、回転する。更に、帯状体60の回転に伴って、当該帯状体60と密接した第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20が、帯状体60に合わせて回転する。ここで、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20は、帯状体60との間の摩擦力によって回転する。すなわち、一つの駆動用モータ81の回転駆動力が帯状体60,第一回転ドラム10、及び第二回転ドラム20に伝達され、それぞれの回転を同期させることができる。なお、駆動用モータ81と第一回転ドラム10とを連結し、上記回転駆動力を第一回転ドラム10に伝達し、当該第一回転ドラム10を介して第二回転ドラム20及び帯状体60を同期して回転させるものであっても、或いは、駆動用モータ81と第二回転ドラム20とを連結し、上記回転駆動力を第二回転ドラム20に伝達し、当該第二回転ドラム20を介して第一回転ドラム10及び帯状体60を同期して回転させるものであってもよい。更に、駆動用モータ81は、一つに限定されるものではなく、第一回転ドラム10、第二回転ドラム20、及び帯状体60のそれぞれに配置し、各駆動用モータ81の回転数を調整することにより、各構成を同期させるものであってもよい。
本実施形態の選別装置1は、第一回転ドラム10の一方のドラム端面11aに相対し、かつ当該ドラム端面11aから離間した位置に設けられた気流発生部90を更に有している。ここで、気流発生部90は、ドラム内空間12,22及び廃棄物収容空間61に空気の流れによる気流F(風)を発生させるものである。係る気流発生部90は、周知の送風機等を用いることができる。なお、一方のドラム端面11aと相対する気流発生部90の気流発生口91には、複数の孔(図示しない)が設けられており、係る孔を個別に閉塞可能な複数の流量調整板92が取付けられている。
これにより、ドラム内空間12,22及び廃棄物収容空間61に発生させる気流Fの流量を調整することができる。すなわち、孔の閉塞度を変化させることにより、気流発生部90の送風量を変化させることなく、気流Fの総流量をコントロールすることができる。さらに、閉塞させる孔の位置を変化させ、例えば、ドラム内空間12,22の上方側または下方側に位置する孔のみを選択的に塞ぐことにより、気流Fを生じさせる位置や高さなどを任意に変化させることができる。
更に、本実施形態の選別装置1は、上記気流発生部90及び第一回転ドラム10の一方のドラム端面11aの間に廃棄物Wから選別された重量物Hを回収する重量物回収部93が設けられている。これにより、第一回転ドラム10のドラム内空間12を搬送され、一方のドラム端面11aに到達した重量物Hは、当該ドラム端面11aから重量物回収部93内に向けて下方に落下し重量物Hとして回収される。
一方、第一回転ドラム10と相対する一方のドラム端面21aの反対側に位置する、第二回転ドラム20の他方のドラム端面21bは廃棄物Wから選別された軽量物Lを回収する軽量物回収部94と接続している。これにより、気流Fの力を利用して吹き飛ばされた軽量物Lは他方のドラム端面21bから軽量物回収部94に到達し、回収される。このとき、ダストのような軽い軽量物Lはドラム端面21bから更に上方の第一回収部95に回収される。更に、紙類やプラスチック類のようなダストよりも重い軽量物Lはドラム端面21bから軽量物回収部94の下部に位置する第二回収部96に回収される。
また、図6に示すように、設置面Gに対して重量物回収部93側を下方にして、換言すると、第一回転ドラム10の一方のドラム端面11a側を下方にして所定の傾斜角度θだけ傾斜させて設置することもできる。これにより、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20によってドラム端面11aまで重量物Hを搬送することが容易となる。
次に、本実施形態の選別装置1を用いた廃棄物Wの選別の一例について説明する。なお、以下の説明において、廃棄物Wは、一般家庭等から回収された紙類等の可燃物を主とする軽量物Lと、金属や小型家電製品を含む不燃物を主とする重量物Hとを含むものを想定する。また、回収された廃棄物Wは、そのまま廃棄物投入部50から投入され、予め破砕機等により破砕処理を経ていない未破砕のものである。
始めに、選別装置1を稼働状態にする。具体的には、同期回転駆動部80の稼働を開始する。これにより、当該同期回転駆動部80の駆動用モータ81によって発生した回転駆動力が駆動ローラ71に伝達され、当該駆動ローラ71を介して帯状体60が回転する。更に、帯状体60の帯状体外側面64と密接した第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20が帯状体60の回転と同期して回転する。なお、係る回転の機構については既に詳述したため詳細な説明は省略する。
一方、上記第一回転ドラム10等の回転と同時に、気流発生部90の稼働を開始する。これにより、気流発生部90の気流発生口91から風がドラム内空間12に向かって送られ、ドラム内空間12及びこれに連通する廃棄物収容空間61、ドラム内空間22に気流Fが発生する。すなわち、第一回転ドラム10から第二回転ドラム20に向かう空気の流れが生じる。係る状態で、廃棄物投入部50から軽量物L及び重量物Hの混在した廃棄物Wを投入する。廃棄物投入口53から投入された廃棄物Wは、下方に位置する帯状体60の廃棄物収容空間61の最底部61aに到達する。
このとき、帯状体60は回転しており、帯状体外側面64に設けられた帯状体掻上部65の位置も当該回転に伴って変化している。そのため、廃棄物収容空間61の最底部61aに到達した廃棄物Wは帯状体掻上部65によって徐々に上方位置まで掻上げられる(図5参照)。そして、ある程度の高さまで到達すると、帯状体掻上部65による引っ掛かりが解除され、廃棄物収容空間61の最底部61aに向かって落下する。この落下の最中に、気流発生部90によって発生させた気流Fが廃棄物Wに直接当たることになる。そこで、廃棄物Wに含まれる軽量物Lが当該気流Fによって気流Fの下流側に吹き飛ばされる。一方、重量物Hは係る気流Fによって吹き飛ばされることなく、そのまま最底部61aに向かって落下する。これにより、重量物H及び軽量物Lの選別が行われる。なお、ダストや塵のような特に軽い軽量物Lの場合は、帯状体掻上部65によって掻き上げられ落下する前の段階で既に気流Fの力によって下流側に吹き飛ばされることもある。
廃棄物収容空間61の最底部61aに落下した重量物Hは、再び、帯状体掻上部65によって上方位置まで掻上げられ、落下を繰り返す。ここで、帯状体掻上部65には、前述したように、重量物H(廃棄物W)を第一回転ドラム10の一方のドラム端面11a側に搬送する搬送機能を備えている。そのため、上記掻き上げ及び落下を繰り返すことにより、廃棄物収容空間61から連通した第一回転ドラム10のドラム内空間12に到達する。なお、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20に設けられた回転体掻上部14も上記帯状体掻上部65と同様の作用効果を奏する。そのため、ドラム内空間12,22での掻き上げ及び落下を繰り返し、最終的に第一回転ドラム10の一方のドラム端面11aに重量物Hが到達し、気流発生部90と第一回転ドラム10の間に設けられた重量物回収部93に回収される。なお、図6に示すように、重量物回収部93側に僅かに傾斜するように選別装置1を設置することにより、重量物Hの回収を速やかに行うことができる。一方、気流Fの力によって下流側に吹き飛ばされた軽量物Lは、第二回転ドラム20の他方のドラム端面21bと連通した軽量物回収部94に到達し回収される。
本実施形態の選別装置1によれば、一対の回転ドラム10,20の回転を帯状体60によって同期させることができ、かつ当該帯状体60も一緒に回転することができる。そのため、廃棄物Wを選別装置1の中央付近から投入することができ、廃棄物Wのドラム内空間12,22の滞留時間を延ばすことができる。これにより、重量物H及び軽量物Lの選別の精度を高くすることができる。加えて、ドラム内空間12,22に従来のスクリューフィーダのような廃棄物Wの搬送及び選別を阻害する構成を備えておらず、かつ、気流Fを乱すこともない。これにより、一般家庭等から回収された廃棄物Wを破砕することなく、そのまま廃棄物投入部50から投入することができる。
以下に、本発明の選別装置を使用した廃棄物の選別の結果を示す。なお、選別対象の廃棄物は、下記表1の組成比率からなるものを用いた。また、選別装置の稼働条件は、表2とした。
Figure 0006473641
Figure 0006473641
上記表1及び表2の条件に基づいて廃棄物の選別を行った結果、軽量プラスチック及び紙・木類からなる可燃物(軽量物)の可燃物系純度が95%の廃棄物に対し、84%の高い回収率で可燃物を回収することができた。これにより、本発明の廃棄物選別装置が実用に耐え得る性能を有することが確認された。更に、上記稼働条件の場合、1m当たりの廃棄物を109秒で処理することができた。すなわち、1時間当たり33mの廃棄物を処理することができ、優れた処理能力を有することが示された。
以上、本発明において好適な実施形態である選別装置1を用いて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
すなわち、本実施形態の選別装置1において、第一回転ドラム10及び第二回転ドラム20を同一形状のものを示したが、これに限定されるものではなく、ドラム径及びドラム長さ等を異なる仕様にしたものであっても構わない。更に、実施例において、選別装置1を所定の傾斜角度θで重量物回収部に向かって傾斜させたものを示したが、傾斜角度θ及び傾斜の有無は任意に設定することができる。
本発明は、回収された廃棄物を処理する廃棄物処理業者や地方自治体においての使用が想定され、作業者が廃棄物を手選別することの代替、あるいはその前段階として、可燃物及び不燃物に選別する際に使用することができる。
1:選別装置(廃棄物選別装置)、2:装置基体、2a:基体上面、10:第一回転ドラム、11a,21a:一方のドラム端面、11b,21b:他方のドラム端面、12,22:ドラム内空間、13:ドラム内壁、14:回転体掻上部、15,23:ドラム外壁、20:第二回転ドラム、30:第一支持部、31:支持脚、32:支持板、32a:板上面、33:支持台、34:ドラム回転支持部、35:ローラ軸受部、36:ドラム支持ローラ、36a:ローラ面、40:第二支持部、50:廃棄物投入部、51:廃棄物貯留空間、52:廃棄物導入口、53:廃棄物投入口、60:帯状体、61:廃棄物収容空間、61a:最底部、62:帯状体内側面、63:上環部、64:帯状体外側面、65:帯状体掻上部、70:帯状体支持部、71:駆動ローラ、72a,72b,72c:従動ローラ、73:ローラ軸支部、74:筐体部、80:同期回転駆動部、81:駆動用モータ、82:伝達機構部、90:気流発生部、91:気流発生口、92:流量調整板、93:重量物回収部、94:軽量物回収部、95:第一回収部、96:第二回収部、F:気流、G:設置面、H:重量物、L:軽量物、R:回転方向、W:廃棄物、X:回転軸、θ:傾斜角度。

Claims (6)

  1. 両端が開口した円筒状の第一回転ドラムと、
    円筒軸方向に一致した回転軸に従って前記第一回転ドラムを回転可能に支持する第一支持部と、
    両端が開口した円筒状の第二回転ドラムと、
    前記第一回転ドラムと回転軸を一致させ、前記第一回転ドラムの一方のドラム端面と相対するように離間して前記第二回転ドラムを配置し、前記回転軸に従って前記第二回転ドラムを回転可能に支持する第二支持部と、
    前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムの間に設けられた廃棄物投入口を備え、選別対象の廃棄物を投入するための廃棄物投入部と、
    前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム外壁の下方及び側方の一部を被覆するように当接し、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム内空間とそれぞれ連通し、前記廃棄物投入部から投入された前記廃棄物を収容する、下方に窪んだ上環部を含む帯状体側面によって側方及び下方が囲まれた断面凹状の廃棄物収容空間を備える、無端環状の帯状体と、
    前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムとの密接状態及び断面凹状の前記廃棄物収容空間を保ちつつ、前記帯状体を回転支持する帯状体支持部と、
    前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の少なくとも一つを回転駆動させ、前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の回転を同期させる同期回転駆動部と、
    前記第一回転ドラムの前記一方のドラム端面から離間し、前記ドラム内空間及び前記廃棄物収容空間に気流を発生させる気流発生部と、
    前記一方のドラム端面及び前記気流発生部の間に設けられ、前記廃棄物に含まれる重量物を回収する重量物回収部と、
    前記第一回転ドラムと相対する前記一方のドラム端面と反対側に位置する、前記第二回転ドラムの他方のドラム端面と連通し、前記気流によって前記ドラム内空間から吹き飛ばされた前記廃棄物に含まれる軽量物を回収する軽量物回収部と、
    を有する廃棄物選別装置。
  2. 両端が開口した円筒状の第一回転ドラムと、
    円筒軸方向に一致した回転軸に従って前記第一回転ドラムを回転可能に支持する第一支持部と、
    両端が開口した円筒状の第二回転ドラムと、
    前記第一回転ドラムと回転軸を一致させ、前記第一回転ドラムの一方のドラム端面と相対するように離間して前記第二回転ドラムを配置し、前記回転軸に従って前記第二回転ドラムを回転可能に支持する第二支持部と、
    前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムの間に設けられた廃棄物投入口を備え、選別対象の廃棄物を投入するための廃棄物投入部と、
    前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム外壁の下方及び側方の一部を被覆するように当接し、前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム内空間とそれぞれ連通し、前記廃棄物投入部から投入された前記廃棄物を収容する断面凹状の廃棄物収容空間を備える、無端環状の帯状体と、
    前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムとの密接状態を保ちつつ、前記帯状体を回転支持する帯状体支持部と、
    前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の少なくとも一つを回転駆動させ、前記第一回転ドラム、前記第二回転ドラム、及び前記帯状体の回転を同期させる同期回転駆動部と、
    前記第一回転ドラムの前記一方のドラム端面から離間し、前記ドラム内空間及び前記廃棄物収容空間に気流を発生させる気流発生部と、
    前記一方のドラム端面及び前記気流発生部の間に設けられ、前記廃棄物に含まれる重量物を回収する重量物回収部と、
    前記第一回転ドラムと相対する前記一方のドラム端面と反対側に位置する、前記第二回転ドラムの他方のドラム端面と連通し、前記気流によって前記ドラム内空間から吹き飛ばされた前記廃棄物に含まれる軽量物を回収する軽量物回収部と、
    を有し、
    前記帯状体は、
    帯状体外側面から突設され、前記廃棄物を前記廃棄物収容空間で上方に掻き上げながら、前記重量物を前記第一回転ドラムの前記ドラム内空間まで搬送する帯状体掻上部を更に備える廃棄物選別装置。
  3. 前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムのドラム内壁から突設され、
    前記廃棄物を前記ドラム内空間で上方に掻き上げながら、前記重量物を前記重量物回収部まで搬送する回転体掻上部を更に備える請求項1または2に記載の廃棄物選別装置。
  4. 未破砕の前記廃棄物が前記廃棄物投入部から投入される請求項1〜3のいずれか一項に記載の廃棄物選別装置。
  5. 前記第一回転ドラム及び前記第二回転ドラムは、
    前記重量物回収部を下方にして所定の傾斜角度で傾斜している請求項1〜4のいずれか一項に記載の廃棄物選別装置。
  6. 前記気流発生部は、
    前記気流の流量を調整する流量調整板を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の廃棄物選別装置。
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