以下、保険受付装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、クレジットカード(以下、適宜「カード」と言う。)で購入した1以上の商品に関する情報の集合である商品リストを用いて、各商品に対する保険の申し込みを受け付け、保険の契約のための処理を行う保険処理システムについて説明する。なお、商品とは、購入対象であり、サービスも含み、広く解する。つまり、購入対象は、物品だけではなく、サービスも含む、と考える。
また、本実施の形態において、予め決められた条件を満たす商品のみに対して、保険の申し込みが可能な保険処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、商品情報を用いて、1または2以上の保険会社を自動的に選択するため、容易に保険の申し込みが可能な保険処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、1以上の保険会社に見積もり依頼を送信可能な保険処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、保険条件が自動決定される保険処理システムについて説明する。なお、保険条件は、例えば、購入時からの経過期間、商品に対するカード支払い情報、カードの利用履歴等に応じて、自動決定されても良い。
また、本実施の形態において、保険の加入に対して、クレジットカードのポイント加算を行う保険処理システムについて説明する。
また、本実施の形態において、購入商品の贈呈先情報を受け付け、当該贈呈先情報を用いて、贈呈先に保険の加入について通知し、贈呈先が保険に加入できる保険処理システムについて説明する。なお、贈呈先とは、クレジットカードを用いて購入した商品の贈り先である。
図1は、本実施の形態における保険処理システムの概念図である。保険処理システムは、保険受付装置1、1または2以上の端末装置2、および1または2以上の保険会社装置3を備える。保険受付装置1は、保険への加入の指示を受け付け、保険への加入のための処理を行う装置である。端末装置2は、ユーザが使用する装置であり、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、携帯端末、携帯電話等である。保険会社装置3は、サーバ装置であり、例えば、保険会社のサーバ装置である。
図2は、本実施の形態における保険処理システムのブロック図である。保険処理システムを構成する保険受付装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、送信部14を備える。
また、格納部11は、ユーザ情報格納部111、購入情報格納部112、保険情報格納部113、保険申込情報格納部114を備える。
また、受信部12は、指示受信部121、申込指示受信部122、商品購入情報受付部123を備える。
また、処理部13は、保険条件決定部131、保険会社選択部132、見積依頼部133、保険申込情報構成部134、保険促進情報構成部135、保険処理部136、ポイント処理部137を備える。
また、保険条件決定部131は、保険条件格納手段1311、保険条件取得手段1312を備える。
また、保険処理部136は、保険申込情報蓄積手段1361、保険申込情報送信手段1362、保険申込情報印刷手段1363を備える。
さらに、送信部14は、保険促進情報送信部141、贈呈先送信部142を備える。
また、端末装置2は、端末格納部20、端末受付部21、端末処理部22、端末送信部23、端末受信部24、端末出力部25を備える。
また、保険会社装置3は、保険会社格納部30、保険会社受信部31、保険会社出力部32、保険会社受付部33、保険会社処理部34、保険会社送信部35を備える。
保険受付装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。ここで、情報は、例えば、後述するユーザ情報、購入情報、保険情報、保険申込情報等である。
格納部11を構成するユーザ情報格納部111は、1または2以上のユーザ情報を格納し得る。ユーザ情報はクレジットカードを利用するユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子、氏名、住所、電話番号、カード識別子、ポイント、メールアドレス等を有する。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報であり、通常、ユーザIDであるが、例えば、ユーザID、メールアドレス、電話番号(携帯の電話番号でも良い)、ユーザが保持する端末装置2を識別する端末識別子等でも良い。端末識別子は、例えば、端末装置2のIPアドレス、MACアドレス等である。また、カード識別子は、例えば、クレジットカード番号、クレジットカードを識別するID等である。さらに、ポイントとは、カードの利用により増える報酬である。ポイントは、クーポンも含む概念である、と考えても良い。
購入情報格納部112は、1または2以上の購入情報を格納し得る。購入情報は、1以上の商品購入情報とユーザ識別子とを有する。商品購入情報は、クレジットカードを用いた商品の購入に関する情報である。商品購入情報は、通常、商品情報、カード識別子を有する。商品購入情報は、例えば、日情報、カードの支払い方法に関する支払方法情報などを有する。日情報とは、カード利用日(商品の購入日)を特定する情報である。また、商品情報とは、購入した商品に関する情報であり、商品識別子、商品名、商品の種類、価格(購入金額)などを有する。また、支払方法情報は、一括払い(1回払い)、分割払い、リボ払い等を示す情報である。
保険情報格納部113は、1または2以上の保険情報を格納し得る。保険情報とは、保険に関する情報である。保険情報は、保険会社が取り扱う保険に関する情報である。保険情報は、例えば、商品条件と1以上の保険会社識別子とを有する。保険情報は、例えば、保険会社装置3と通信するための通知先識別子を有する。ここで、商品条件とは、商品情報に関する条件である。商品条件は、商品を選別するための条件を示す情報である。商品条件は、例えば、商品の種類を特定する情報を含む。商品条件は、例えば、価格の下限の情報を含んでも良い。また、保険会社識別子とは、保険会社を特定する情報である。保険会社識別子は、例えば、ID、保険会社名などである。
保険申込情報格納部114は、1または2以上の保険申込情報を格納し得る。保険申込情報は、保険の申込を示す情報である。保険申込情報は、例えば、ユーザ識別子、商品識別子、保険条件等の情報を有する。保険申込情報は、例えば、購入情報を識別する購入情報識別子を有しても良い。また、保険条件は、例えば、保証期間、保険金額、免責の有無、免責金額、保証の対象、程度等の情報を有する。
受信部12は、端末装置2や保険会社装置3等から、情報や指示等を受信する。
受信部12を構成する指示受信部121は、端末装置2や保険会社装置3等から、指示を受信する。指示は、例えば、カードの利用明細をダウンロードする利用明細取得指示である。利用明細取得指示は、通常、ユーザ識別子を有する。指示は、例えば、保険の見積もりを指示である見積指示である。見積指示は、通常、ユーザと対象商品を識別する情報とを有する。見積指示は、例えば、ユーザ識別子、および商品識別子または商品購入情報を識別する商品購入情報識別子等を有する。なお、対象商品を識別する情報は、商品購入情報識別子でも良いし、購入情報識別子でも良いし、商品識別子等でも良い。
申込指示受信部122は、端末装置2から申込指示を受信する。申込指示とは、商品に対する保険の申し込みの指示である。この商品は、商品購入情報に対応する。つまり、申込指示に対応する商品は、カードを利用して購入した商品である。申込指示は、例えば、購入情報識別子、または/およびユーザ識別子等を有する。申込指示は、例えば、商品購入情報を識別する商品購入情報識別子等を有しても良い。
また、申込指示は、2以上の商品に対する保険の申し込みの指示であっても良い。かかる場合、申込指示は、例えば、2以上の購入情報識別子を有する。また、ここでの2以上の商品は、同じ種類の商品であることが好適である。かかることにより、ユーザは、例えば、貴金属の複数の商品をまとめて保険に加入できる。
申込指示受信部122は、予め決められた条件を満たす商品に対してのみ、申込指示を受信することは好適である。ここで、予め決められた条件とは、例えば、商品に対する条件である商品条件、またはユーザに対する条件であるユーザ条件などである。商品条件は、例えば、特定種類の商品、特定の商品のみ、購入してからN(Nは自然数)日以内などである。ユーザ条件は、カードを利用して、予めきめられた金額以上の金額を消費しているユーザ、予めきめられた期間において予めきめられた金額以上の金額を消費しているユーザ等である。
商品購入情報受付部123は、贈呈先情報を有する商品購入情報を受け付ける。贈呈先情報は、購入する商品の贈呈先に関する情報である。贈呈先情報は、例えば、贈呈先を識別する贈呈先識別子、贈呈先への通知先を示す贈呈先通知識別子等を含む。また、ここでの受け付けとは、通常、通信手段を用いた受信である。
商品購入情報受付部123は、カードを用いた商品の商品購入情報を受け付けても良い。つまり、商品購入情報受付部123が受け付ける商品購入情報は、カードを用いた商品の商品購入情報であれば良く、自分に購入した商品の商品購入情報でも、第三者に購入した商品の商品購入情報でも良い。
処理部13は、各種の処理を行う。処理部13が行う処理の例は、保険条件決定部131、保険会社選択部132、見積依頼部133、保険申込情報構成部134、保険促進情報構成部135、保険処理部136、またはポイント処理部137が行う処理である。
保険条件決定部131は、保険の条件である保険条件を取得する。例えば、保険条件決定部131は、商品情報(例えば、商品種類、金額等)を用いて、保険条件を取得する。保険条件決定部131は、例えば、商品情報に対応する保険条件を格納しており、保険の対象の商品の商品情報に対応する保険条件を取得する。
また、保険条件決定部131は、例えば、ユーザ情報(例えば、ユーザのカード利用額、予め決められた期間のカード利用額など)を用いて、保険条件を取得する。保険条件決定部131は、例えば、ユーザ情報に対応する保険条件を格納しており、保険の対象の商品を購入したユーザ情報に対応する保険条件を取得する。
また、保険条件決定部131は、例えば、日情報が示す日から現在までの期間である経過期間を取得し、経過期間を用いて、保険条件を取得する。つまり、保険条件決定部131は、経過期間に応じて、同じ商品でも、異なる保険条件を取得することは好適である。なお、ここで、現在とは、通常、ユーザが保険を申し込む日であるが、保険の開始日等でも良い。
また、保険条件決定部131は、例えば、支払方法情報を用いて、保険条件を取得する。つまり、保険条件決定部131は、支払方法情報に応じて、同じ商品でも、異なる保険条件を取得することは好適である。
また、保険条件決定部131は、例えば、端末装置2が送信したユーザ識別子と対になる1または2以上の商品購入情報に応じて、異なる保険条件を取得することは好適である。
例えば、保険条件決定部131は、今月のお支払い額、所定期間のお支払い額、または家族全員の所定期間のお支払い額等に応じて、異なる保険条件を取得しても良い。例えば、保険条件決定部131は、今月のお支払い額が多いほど、保険料金を安くしたり、保険期間を長くしたりする。また、例えば、保険条件決定部131は、所定期間のお支払い額が多いほど、保険料金を安くしたり、保険期間を長くしたりする。また、保険条件決定部131は、家族全員の所定期間のお支払い額が多いほど、保険料金を安くしたり、保険期間を長くしたりする。また、保険条件決定部131は、例えば、保険対象の商品の数、保険の合計金額等に応じて、保険期間を長くする等、異なる保険条件を取得しても良い。
保険条件決定部131を構成する保険条件格納手段1311は、カード利用情報と保険条件情報とを対応付けて有する1以上の保険条件関連情報を格納している。カード利用情報は、カードの利用に関する情報であり、例えば、商品情報に関する商品条件または/およびユーザ情報に関するユーザ条件を有する。保険条件情報は、保険条件に関する情報であり、保険条件そのものでも良いし、保険条件を取得するための情報でも良い。
また、保険条件格納手段1311は、経過期間に応じた保険条件に関する情報を保持していても良い。例えば、保険条件格納手段1311は、経過期間が「1か月以上:保険金額=1.2倍」、「商品種類=カメラ,3か月以上:保険不可」等である。「1か月以上:保険金額=1.2倍」は、経過期間が1か月以上である場合に、保険の金額が1.2倍になることを示す。また、「商品種類=カメラ,3か月以上:保険不可」は、保険の対象が「カメラ」であり、経過期間が3か月以上である場合には、保険に入ることができないことを示す。
また、保険条件格納手段1311は、支払方法情報に応じた保険条件に関する情報を保持していても良い。例えば、保険条件格納手段1311は、「支払方法情報=分割,保険金額=1.5倍」等の情報を保持していても良い。「支払方法情報=分割,保険金額=1.5倍」は、分割払いの場合は、保険の金額が1.5倍になることを示す。
保険条件取得手段1312は、保険対象の商品の購入情報(商品購入情報でも良い)に対応する保険条件を、保険条件格納手段1311から取得する。購入情報に対応する保険条件とは、商品情報に対応する保険条件であると言っても良いし、商品を購入したユーザのユーザ情報に対応する保険条件であると言っても良い。
保険会社選択部132は、商品情報が合致する商品条件に対応する1以上の保険会社識別子を保険情報格納部113から取得する。なお、この商品情報は、ユーザがカードを利用して購入した商品の情報である。保険会社選択部132は、保険を申し込むユーザのユーザ情報に合致する1以上の保険会社識別子を保険情報格納部113から取得しても良い。
見積依頼部133は、予め決められた条件を満たす場合、1以上の保険会社の1以上の保険会社装置3に送信する。予め決められた条件とは、例えば、保険会社選択部132が保険会社識別子を取得しないこと、受信部12が端末装置2からの保険会社識別子の選択に関する選択情報を受信しなかったこと、または受信部12が端末装置2から保険の見積もりの指示である見積指示を受信したこと等である。見積もりを依頼する対象の保険に対する商品は、申込指示に対応する商品、見積指示に対応する商品等である。
保険申込情報構成部134は、申込指示受信部122が受信した申込指示に対応する商品の保険申込情報を構成する。保険申込情報とは、保険の申し込みに関する情報であり、例えば、購入した商品の情報である購入情報を識別する購入情報識別子、ユーザ識別子、保険条件等を有する。保険条件とは、保険の金額、期間、その他の条件(例えば、ユーザ不注意の場合にも保険で対応できるのか、免責金額の有無等)である。保険申込情報は、商品購入情報識別子を有しても良い。
保険促進情報構成部135は、保険促進情報を構成する。保険促進情報とは、保険の購入(加入)を促すための情報である。保険促進情報は、例えば、商品情報(ここで、商品情報の一部でも良い趣旨である)と、保険条件決定部131が取得した保険条件とを有する。但し、保険促進情報は、保険条件を有しなくても良い。保険促進情報は、例えば、商品の購入者を識別するユーザ識別子、ユーザの氏名等を有しても良い。保険促進情報構成部135は、例えば、商品情報の一部(例えば、商品名)を、カレントの商品購入情報を用いて取得する。そして、保険促進情報構成部135は、保険条件決定部131が取得した保険条件を取得する。また、保険促進情報構成部135は、カレントの商品購入情報を用いて、購入者のユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対になる氏名等を、ユーザ情報格納部111から取得する。そして、保険促進情報構成部135は、商品情報の一部(例えば、商品名)、購入者の氏名、保険条件を有する保険促進情報を構成する。なお、カレントの商品購入情報とは、処理対象の着目している商品購入情報であり、ここでは、保険促進情報に対応する商品購入情報である。
保険処理部136は、申込指示に対応する商品に対する保険の契約のための処理を行う。保険処理部136が行う処理は、各種の処理が考えられる。なお、各種の処理とは、例えば、保険の申し込みの情報である保険申込情報の保険申込情報格納部114への蓄積、保険会社のサーバ装置である保険会社装置3への保険申込情報の送信、保険申込情報の印刷、保険の申し込みを受け付けた旨の端末装置2への送信などである。また、申込指示が複数の商品に対する保険の申込みの指示である場合、保険処理部136は、例えば、複数の商品ごとに、保険の契約のための処理を行う。申込指示が複数の商品に対する保険の申込みの指示である場合とは、例えば、申込指示が2以上の購入情報識別子を有する場合である。
例えば、保険処理部136は、申込指示で特定される商品に対して、保険会社選択部132が選択した1以上の保険会社識別子で識別される保険会社のうちのいずれかの保険会社に対する保険の契約のための処理を行う。
保険申込情報蓄積手段1361は、保険申込情報構成部134が構成した保険申込情報を保険申込情報格納部114に蓄積する。なお、保険申込情報格納部114に蓄積された保険申込情報は、保険の契約のために、どのように利用されても良い。
保険申込情報送信手段1362は、保険申込情報構成部134が構成した保険申込情報を保険会社装置3に送信する。なお、保険申込情報は、通常、申込指示に対応する商品に関する商品情報および申込指示に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに関するユーザ情報を有する。
保険申込情報印刷手段1363は、保険申込情報格納部114の保険申込情報を印刷する。保険申込情報印刷手段1363は、保険申込情報構成部134が構成した保険申込情報を印刷しても良い。
ポイント処理部137は、申込指示受信部122が申込指示を受信した場合、申込指示に対応するユーザ識別子で識別されるユーザのクレジットカードに対するポイントを増加させる処理を行う。増加させるポイントは、保険の価格をパラメータとする増加関数により算出されても良い。
送信部14は、各種の情報を、端末装置2、または保険会社装置3に送信する。各種の情報とは、例えば、保険促進情報、保険の申し込みを受け付けた旨の情報等である。なお、保険促進情報は、通常、商品を特定する情報(例えば、商品の種類、商品名、購入情報識別子など)を有する。
送信部14を構成する保険促進情報送信部141は、保険促進情報を、商品情報と対になるユーザ識別子に対応する端末装置2に送信する。
贈呈先送信部142は、贈呈先情報に対応する贈呈先に、商品購入情報に対応する商品の保険への加入を促す保険促進情報を送信する。
端末装置2を構成する端末格納部20は、情報を格納し得る。情報は、例えば、ユーザ識別子である。
端末受付部21は、ユーザから情報や指示等を受け付ける。指示とは、例えば、利用明細取得指示、申込指示、見積指示、保険会社の選択指示等である。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
情報や指示等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部21は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部22は、端末装置2における各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、保険受付装置1に送信する情報や指示を構成する処理である。
端末送信部23は、利用明細取得指示、申込指示、見積指示等を、保険受付装置1に送信する。
端末受信部24は、保険受付装置1から情報を受信する。ここで、情報とは、例えば、利用明細情報である。利用情明細情報は、カードの利用明細に関する情報である。利用情明細情報は、例えば、カードの利用日に関する日情報、カードの利用店舗名、購入した商品の商品名、金額、保険条件を含む。また、利用情明細情報は、例えば、保険申し込みのためのチェックボックス等の情報を含んでも良い。また、保険条件は、例えば、保証期間、保険金額等の情報を含む。
端末出力部25は、端末受信部24が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
保険会社装置3を構成する保険会社受信部31は、情報や指示等を受信する。情報は、例えば、保険申込情報である。また、指示は、例えば、見積もり指示である。
保険会社出力部32は、保険会社受信部31が受信した情報を出力する。
保険会社受付部33は、保険会社の社員等からの情報や指示を受け付ける。ここで、情報とは、例えば、保険の見積もりの情報である見積情報である。見積情報は、通常、保険の対象の商品の情報、保険条件等を含む。
なお、情報や指示の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。保険会社受付部33は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
保険会社処理部34は、各種の処理を行う。処理は、例えば、保険会社受信部31が受信した保険申込情報を蓄積する処理である。また、処理は、例えば、保険会社受信部31における保険申込情報の受信に対して、保険の申し込みを受け付けた旨の情報を構成することである。
保険会社送信部35は、保険会社処理部34における処理の結果を、保険受付装置1、または端末装置2等に送信する。保険会社送信部35は、保険会社受付部33が受け付けた情報(例えば、見積情報)を、保険受付装置1に送信する。
格納部11、ユーザ情報格納部111、購入情報格納部112、保険情報格納部113、保険申込情報格納部114、保険条件格納手段1311、端末格納部20、保険会社格納部30は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報等が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報等が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報等が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、指示受信部121、申込指示受信部122、商品購入情報受付部123、見積依頼部133、端末受信部24、保険会社受信部31は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、保険条件決定部131、保険会社選択部132、見積依頼部133、保険申込情報構成部134、保険促進情報構成部135、保険処理部136、ポイント処理部137、保険条件取得手段1312、保険申込情報蓄積手段1361は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
保険申込情報送信手段1362、送信部14、保険促進情報送信部141、贈呈先送信部142、端末送信部23、保険会社送信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
保険申込情報印刷手段1363は、プリンタを含むと考えても、含まないと考えても良い。保険申込情報印刷手段1363は、例えば、プリンタドライバー、またはプリンタドライバーとプリンタにより実現され得る。
端末出力部25、保険会社出力部32は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部25は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、保険処理システムの動作について説明する。まず、保険受付装置1の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)指示受信部121は、端末装置2から利用明細取得指示を受信したか否かを判断する。利用明細取得指示を受信すればステップS302に行き、利用明細取得指示を受信しなければステップS304に行く。
(ステップS302)処理部13は、利用明細取得指示の受信に応じて、利用明細情報を構成する。利用明細情報の構成処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS303)送信部14は、ステップS302で構成された利用明細情報を、端末装置2に送信する。ステップS301に戻る。なお、この端末装置2は、利用明細取得指示を送信した端末装置2である。
(ステップS304)申込指示受信部122は、端末装置2から申込指示を受信したか否かを判断する。申込指示を受信すればステップS305に行き、申込指示を受信しなければステップS314に行く。
(ステップS305)処理部13は、ステップS304で受信された申込指示に対応する1以上の購入情報識別子を取得する。通常、処理部13は、申込指示に含まれる1以上の購入情報識別子を取得する。
(ステップS306)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS307)処理部13は、ステップS305で取得した購入情報識別子のうち、i番目の購入情報識別子が存在するか否かを判断する。i番目の購入情報識別子が存在すればステップS308に行き、i番目の購入情報識別子が存在しなければステップS301に戻る。
(ステップS308)保険申込情報構成部134は、i番目の購入情報識別子に対応する保険条件を取得する。なお、保険条件は、ステップS304で受信された申込指示に含まれていても良いし、i番目の購入情報識別子に対応付けて、購入情報格納部112等に格納されていても良い。また、保険申込情報構成部134は、ステップS304で受信された申込指示に対応するユーザ識別子を取得する。なお、ユーザ識別子は、通常、申込指示に含まれている。また、保険申込情報構成部134は、申込指示に対応する保険会社識別子を取得する。また、保険会社識別子は、例えば、申込指示に含まれている。なお、保険会社識別子は、例えば、保険会社選択部132が取得した情報である。
そして、保険申込情報構成部134は、例えば、ユーザ識別子、購入情報識別子、保険条件、および保険会社識別子を有する保険申込情報を構成する。
(ステップS309)保険申込情報蓄積手段1361は、ステップS308で構成された保険申込情報を保険申込情報格納部114に蓄積する。
(ステップS310)保険申込情報送信手段1362は、ステップS308で構成された保険申込情報を保険会社装置3に送信する。なお、保険申込情報送信手段1362は、保険申込情報に含まれる保険会社識別子に対応する通知先情報(保険会社への連絡先の情報)を、保険情報格納部113から取得する。そして、保険申込情報送信手段1362は、当該通知先情報が示す通知先に、保険申込情報を送信する。
(ステップS311)ポイント処理部137は、ステップS308で構成された保険申込情報に対応するポイントを算出する。なお、例えば、ポイント処理部137は、保険金額をパラメータとする増加関数に、保険申込情報が有する保険金額を代入し、演算することにより、ポイントを算出する。
(ステップS312)ポイント処理部137は、ステップS311で算出したポイントを、保険申込情報に含まれるユーザ識別子に対応するポイントに加算する。例えば、ポイント処理部137は、保険申込情報に含まれるユーザ識別子と対になるポイントを、ユーザ情報格納部111から取得する。次に、ポイント処理部137は、当該取得したポイントとステップS311で算出したポイントとを加算する。次に、ポイント処理部137は、算出した新しいポイントを、ユーザ識別子と対になるポイントの属性値に上書きする。
(ステップS313)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS307に戻る。
(ステップS314)商品購入情報受付部123は、商品購入情報を受信したか否かを判断する。商品購入情報を受信すればステップS315に行き、商品購入情報を受信しなければステップS323に行く。
(ステップS315)処理部13は、ステップS314で受信された商品購入情報を用いて、購入情報を構成する。なお、処理部13は、例えば、ステップS314で受信された商品購入情報とユーザ識別子とを有する購入情報を構成する。このユーザ識別子は、ステップS314で受信された情報でも良い。また、処理部13は、例えば、ステップS314で受信された商品購入情報が有するカード識別子等に対応するユーザ識別子を、ユーザ情報格納部111から取得しても良い。
(ステップS316)処理部13は、ステップS315で構成した購入情報を、購入情報格納部112に蓄積する。
(ステップS317)保険条件決定部131は、ステップS314で受信された商品購入情報に対応する保険条件を決定する。かかる保険条件決定処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS318)保険促進情報構成部135は、ステップS317で取得された保険条件を用いて、保険促進情報を構成する。保険促進情報構成部135は、通常、ステップS315で構成した購入情報が有する商品情報の全部または一部と、保険条件とを有する保険促進情報を構成する。
(ステップS319)保険促進情報送信部141は、ステップS314で受信された商品購入情報が贈呈先識別子を有するか否かを判断する。贈呈先識別子を有する場合はステップS320に行き、贈呈先識別子を有さない場合はステップS321に行く。
(ステップS320)保険促進情報送信部141は、ステップS314で受信された商品購入情報に含まれる贈呈先識別子と対になる通信先識別子を取得する。なお、通信先識別子は、贈呈先識別子そのものでも良いし、贈呈先識別子と共にステップS314で受信された商品購入情報に含まれていても良いし、贈呈先識別子と対にユーザ情報格納部111に格納されていても良い。
(ステップS321)保険促進情報送信部141は、ステップS314で受信された商品購入情報と対になるユーザ識別子と対になる通信先識別子を取得する。保険促進情報送信部141は、例えば、ユーザ情報格納部111から、通信先識別子を取得する。
(ステップS322)保険促進情報送信部141は、通信先識別子が示す通信先に、ステップS318で構成された保険促進情報を送信する。ステップS301に戻る。
(ステップS323)受信部12は、見積指示を受信したか否かを判断する。見積指示を受信すればステップS324に行き、見積指示を受信しなければステップS301に戻る。
(ステップS324)見積依頼部133は、見積指示に含まれる1以上の購入情報識別子を取得する。
(ステップS325)見積依頼部133は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS326)見積依頼部133は、ステップS324で取得した購入情報識別子のうち、i番目の購入情報識別子が存在するか否かを判断する。i番目の購入情報識別子が存在すればステップS327に行き、i番目の購入情報識別子が存在しなければステップS301に戻る。
(ステップS327)保険会社選択部132は、i番目の購入情報識別子に対応する商品情報を取得する。例えば、保険会社選択部132は、i番目の購入情報識別子に対応する商品情報を購入情報格納部112から取得する。そして、保険会社選択部132は、当該商品情報が合致する商品条件に対応する1以上の保険会社識別子を保険情報格納部113から取得する。
(ステップS328)見積依頼部133は、ステップS327で取得された1以上の各保険会社識別子に対応する保険会社装置3に、i番目の購入情報識別子に対応する商品の見積依頼を送信する。なお、見積依頼部133は、保険会社識別子に対応する通知先識別子を、保険情報格納部113から取得する。そして、見積依頼部133は、i番目の購入情報識別子に対応する商品情報を用いて、見積依頼を構成する。次に、見積依頼部133は、取得した通知先識別子で識別される通知先に、見積依頼を送信する。
(ステップS329)見積依頼部133は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS326に戻る。
なお、図3のフローチャートのステップS318において、商品購入情報が贈呈先識別子を有する場合と、商品購入情報が贈呈先識別子を有さない場合とで、異なる保険促進情報を構成することは好適である。商品購入情報が贈呈先識別子を有する場合は、例えば、商品の贈呈元が分かるような保険促進情報を構成する。
また、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS302の利用明細情報構成処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)処理部13は、ユーザ識別子を取得する。なお、ユーザ識別子は、受信された利用明細取得指示が有しても良いし、利用明細取得指示と対に受信された情報等でも良い。
(ステップS402)処理部13は、ステップS401で取得したユーザ識別子に対応する1以上の商品購入情報を、購入情報格納部112から取得する。なお、例えば、処理部13は、利用明細取得指示で示される期間の1以上の商品購入情報であり、ステップS401で取得したユーザ識別子に対応する1以上の商品購入情報を取得することは好適である。例えば、処理部13は、日情報が示す日が最近1か月以内である商品購入情報を取得する。また、例えば、処理部13は、ユーザが指定した期間(例えば、「2013年12月10日支払分」「最近6か月」等)に対応する日情報を有する商品購入情報を取得しても良い。
(ステップS403)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS404)処理部13は、ステップS402で取得した商品購入情報の中に、i番目の商品購入情報が存在するか否かを判断する。i番目の商品購入情報が存在すればステップS405に行き、i番目の商品購入情報が存在しなければステップS408に行く。
(ステップS405)保険条件決定部131は、i番目の商品購入情報に対応する保険条件を決定する。なお、保険条件決定処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS406)保険促進情報構成部135は、ステップS405で取得された保険条件を用いて、保険促進情報を構成する。なお、本ステップの処理は、ステップS318における処理と同じ処理で良い。また、保険促進情報構成部135は、構成した保険促進情報を、例えば、i番目の商品購入情報に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS407)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS307に戻る。
(ステップS408)処理部13は、図示しないバッファに一時蓄積されている商品購入情報と保険促進情報とを用いて、利用明細情報を構成する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS317の保険条件決定処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)保険条件決定部131は、保険の対象となる商品の商品購入情報を取得する。なお、保険条件決定部131は、例えば、受信された商品購入情報を取得する。
(ステップS502)保険条件決定部131は、保険をかける候補となるユーザのユーザ情報を取得する。なお、保険条件決定部131は、例えば、商品購入情報と対になるユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子で識別されるユーザ情報を、ユーザ情報格納部111から取得する。
(ステップS503)保険条件決定部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS504)保険条件決定部131は、保険条件格納手段1311に、i番目の保険条件関連情報が存在するか否かを判断する。i番目の保険条件関連情報が存在すればステップS505に行き、i番目の保険条件関連情報が存在しなければステップS510に行く。
(ステップS505)保険条件決定部131は、ステップS501で取得した商品購入情報、または/およびステップS502で取得したユーザ情報が、i番目の保険条件関連情報が有する保険条件に合致するか否かを判断する。
(ステップS506)保険条件決定部131は、における判断結果が「合致」である場合はステップS506に行き、「合致」でない場合はステップS509に行く。
(ステップS507)保険条件決定部131は、ステップS501で取得した商品購入情報、または/およびステップS502で取得したユーザ情報を用いて、保険条件を構成するパラメータ値を取得する。なお、パラメータ値は、例えば、保険金額、保険期間等のうちの1以上の情報である。ここで、保険条件決定部131は、経過期間を取得し、当該経過期間に応じて、パラメータ値等の保険条件を変更することは好適である。なお、保険条件決定部131は、現在日時を図示しない時計から取得し、当該現在日時と、購入情報が有する日情報とを用いて、経過期間を取得する。また、保険条件決定部131は、購入情報が有する支払方法情報を取得し、当該支払方法情報に応じて、パラメータ値等の保険条件を変更することは好適である。
(ステップS508)保険条件決定部131は、ステップS506で取得したパラメータ値を有する保険条件を取得する。上位処理にリターンする。
(ステップS509)保険条件決定部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS504に戻る。
(ステップS510)保険条件決定部131は、「保険がない」という保険条件を取得する。上位処理にリターンする。なお、ここで、保険条件決定部131は、デフォルトの保険条件を取得しても良い。
なお、図5のフローチャートにおいて、保険条件決定部131は、保険条件格納手段1311に格納されている保険条件関連情報の中で、商品購入情報または/およびユーザ情報が複数の保険条件関連情報に合致すると判断し、当該複数の保険条件関連情を用いて、保険条件を取得しても良い。
次に、端末装置2の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)端末受付部21は、ユーザから利用明細取得指示を受け付けたか否かを判断する。利用明細取得指示を受け付ければステップS602に行き、利用明細取得指示を受け付けなければステップS611に行く。
(ステップS602)端末処理部22は、ステップS601で受け付けられた利用明細取得指示を用いて、送信する利用明細取得指示を構成する。なお、例えば、端末処理部22は、端末格納部20のユーザ識別子を読み出し、受け付けられた情報とともに、利用明細取得指示を構成する。そして、端末送信部23は、構成された利用明細取得指示を、保険受付装置1に送信する。
(ステップS603)端末受信部24は、保険受付装置1から利用明細情報を受信したか否かを判断する。利用明細情報を受信すればステップS604に行き、利用明細情報を受信しなければステップS603に戻る。
(ステップS604)端末出力部25は、ステップS603で受信された利用明細情報を出力する。
(ステップS605)端末受付部21は、ユーザから申込指示を受け付けたか否かを判断する。申込指示を受け付ければステップS606に行き、申込指示を受け付けなければステップS607に行く。
(ステップS606)端末処理部22は、ステップS601で受け付けられた申込指示を用いて、送信する申込指示を構成する。なお、例えば、端末処理部22は、端末格納部20のユーザ識別子を読み出し、受け付けられた情報とともに、申込指示を構成する。そして、端末送信部23は、構成された申込指示を、保険受付装置1に送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS607)端末受付部21は、ユーザから見積指示を受け付けたか否かを判断する。見積指示を受け付ければステップS608に行き、見積指示を受け付けなければステップS609に行く。
(ステップS608)端末処理部22は、ステップS601で受け付けられた見積指示を用いて、送信する見積指示を構成する。なお、例えば、端末処理部22は、端末格納部20のユーザ識別子を読み出し、受け付けられた情報とともに、見積指示を構成する。そして、端末送信部23は、構成された見積得指示を、保険受付装置1に送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS609)端末受付部21は、ユーザから出力終了指示を受け付けたか否かを判断する。出力終了指示を受け付ければステップS610に行き、出力終了の指示を受け付けなければステップS605に戻る。なお、出力終了指示とは、利用明細情報の出力を停止する指示(例えば、ウィンドウを閉じる指示)である。
(ステップS610)端末処理部22は、利用明細情報が出力されている画面を閉じる処理を行う。ステップS601に戻る。
(ステップS611)端末受信部24は、保険促進情報を受信したか否かを判断する。保険促進情報を受信すればステップS612に行き、保険促進情報を受信しなければステップS613に行く。
(ステップS612)端末出力部25は、ステップS611で受信された保険促進情報を出力する。ステップS605に行く。
(ステップS613)端末受信部24は、見積結果を受信したか否かを判断する。見積結果を受信すればステップS614に行き、見積結果を受信しなければステップS601に戻る。
(ステップS614)端末出力部25は、ステップS613で受信された見積結果を出力する。ステップS605に行く。
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、保険会社装置3の動作の例について説明する。保険会社装置3の保険会社受信部31は、見積もり依頼を受信する。そして、保険会社出力部32は、当該見積もり依頼を出力する。
そして、保険会社のユーザは、見積もり依頼に対応する見積情報を入力し、保険会社受付部33が当該見積情報を受け付ける。次に、保険会社処理部34は、送信する見積情報を構成する。次に、保険会社送信部35は、構成された見積情報を保険受付装置1に送信する。
以下、本実施の形態における保険処理システムの具体的な動作について説明する。保険処理システムの概念図は図1である。
今、ユーザ情報格納部111は、図7に示すユーザ情報管理表を保持している。ユーザ情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「クレジットカード番号」「氏名」「ポイント」「メールアドレス」等を有する1以上のレコードを格納し得る。なお、「ID」はレコードを識別する情報である。また、「クレジットカード番号」は、上述したカード識別子である。なお、ユーザ情報管理表の各レコードは、ユーザの今までのカード利用金額、ユーザの予め決められた期間のカード利用金額、ユーザのカード利用金額の上限等を有しても良い。
また、購入情報格納部112は、図8に示す購入情報管理表を保持している。購入情報管理表は、「ID」「購入情報」を有する1以上のレコードを格納し得る。「購入情報」は、「商品購入情報」「ユーザ識別子」を有する。「商品購入情報」は、「利用日」「利用店名」「商品種類」「商品識別子」「金額」「支払方法」等を有する。「利用日」は、カードを利用した日であり、上述した日情報である。「利用店名」は、カードを利用した店舗を識別する情報である。「商品種類」は商品の種類、商品の種別を示す。「商品識別子」は商品を識別する情報である。「金額」は、カードの利用金額であり、通常、商品の購入金額である。「支払方法」は、支払方法を特定する情報であり、例えば、1回払いを示す「1回」、分割払いを示す「分割」、リボ払いを示す「リボ」等である。
また、保険情報格納部113は、図9に示す保険情報管理表を保持している。保険情報管理表は、「ID」「保険情報」を有する1以上のレコードを格納し得る。「保険情報」は、「商品条件」「保険会社識別子」「通知先識別子」を有する。「ID=1」のレコードは、商品の種類が「腕時計」の場合に、保険を販売する会社が「AC保険」で識別される会社であり、その通知先は「ac@ac.com」であることを示す。また、「ID=2」のレコードは、商品の種類が「カメラ」または「パソコン」であり、かつ金額が「10000円以上」である場合に、保険を販売する会社が「XY保険」で識別される会社であり、その通知先は「xy@xy.com」であることを示す。また、「ID=3」のレコードは、金額が「300000円以上」である場合に、保険を販売する会社が「TX保険」で識別される会社であり、その通知先は「tx@tx.co.jp」であることを示す。
また、保険申込情報格納部114は、図10に示す保険申込情報管理表を保持している。保険申込情報管理表は、「ID」「保険申込情報」を有する1以上のレコードを格納し得る。「保険申込情報」は、「ユーザ識別子」「購入情報識別子」「保険条件」「保険会社識別子」等の情報を有する。「購入情報識別子」は、ここでは、購入情報を識別するIDである。購入情報を識別するIDは、図8の購入情報管理表のレコードのIDである。また、「保険条件」は「保証期間」「保険金額」「免責」を含む。なお、「免責」は、免責金額を示す。なお、「免責」がNULLの場合は、免責金額が「0」であることを示す。また、図10の保険申込情報管理表の構造は、保険申込情報の構造の一例であることは言うまでもない。つまり、例えば、図10の保険申込情報管理表は、ユーザ識別子を有さなくても良い。
さらに、保険条件格納手段1311は、図11に示す保険条件管理表を保持している。保険条件管理表は、「ID」「カード利用情報」「保険条件情報」を有する1以上のレコードを格納し得る。「カード利用情報」は「商品条件」「ユーザ条件」を有する。「商品条件」は保険対象の商品に関する条件である。「ユーザ条件」は、商品を購入したユーザに関する条件である。「保険条件情報」は、「保険期間情報」「保険金額情報」「免責情報」を有する。「保険期間情報」は保険期間そのものでも良いし、保険期間を算出するための元になる情報等でも良い。「保険金額情報」は保険金額そのものでも良いし、保険金額を算出するための元になる情報等でも良い。「免責情報」は、免責そのものでも良いし、免責を算出するための元になる情報等でも良い。
かかる状況において、以下の4つの具体例について説明する。具体例1は、ユーザがカードの利用明細取得指示を入力した場合についてである。具体例2は、保険受付装置1が、贈呈品ではない商品の商品購入情報を受信した場合についてである。具体例3は、保険受付装置1が、贈呈品の商品購入情報を受信した場合である。具体例4は、ユーザが見積指示を入力した場合についてである
(具体例1)
以下、ユーザがカードの利用明細取得指示を入力した場合について説明する。
まず、ユーザ「山田太郎」は、端末装置2に、利用明細取得指示(ここでは、例えば、「利用明細取得指示 2013年12月10日支払分」)を入力する。すると、端末装置2の端末受付部21は、ユーザから当該利用明細取得指示を受け付ける。次に、端末処理部22は、端末格納部20のユーザ識別子「1001」を読み出し、受け付けられた利用明細取得指示を用いて、送信する利用明細取得指示「利用明細取得指示 2013年12月10日支払分,1001」を構成する。そして、端末送信部23は、構成された利用明細取得指示「利用明細取得指示 2013年12月10日支払分,1001」を、保険受付装置1に送信する。
次に、保険受付装置1の指示受信部121は、端末装置2から利用明細取得指示「利用明細取得指示 2013年12月10日支払分,1001」を受信する。
次に、処理部13は、利用明細取得指示の受信に応じて、例えば、以下のように利用明細情報を構成する。
まず、処理部13は、利用明細取得指示が有するユーザ識別子「1001」を取得する。
次に、処理部13は、ユーザ識別子「1001」に対応する1以上の商品購入情報であり、利用明細取得指示が有する期間の条件「2013年12月10日支払分」に対応する1以上の商品購入情報を、購入情報管理表から取得する。ここで、取得された商品購入情報は、図12である。なお、図12において、各レコードは、購入情報管理表の「ID」である購入情報識別子を有する。
次に、保険条件決定部131は、まず、1番目の商品購入情報に対応する保険条件を決定する。つまり、保険条件決定部131は、ユーザ識別子「1001」と対になるユーザ情報をユーザ情報管理表(図7)から取得する。そして、保険条件決定部131は、保険条件管理表の各レコードのカード利用情報に対して、1番目の商品購入情報とユーザ情報とを適用し、合致する「ID=1」のカード利用入情報に対応する保険条件情報(「保証期間情報=5年」「保険金額=金額×5%」「免責情報=NULL」)を得る。次に、保険条件決定部131は、「保険金額=金額×5%」の変数「金額」に、1番目の商品購入情報が有する金額「50000円」を代入し、「保険金額=2500円」を得る。つまり、保険条件決定部131は、保険条件「保証期間情報=5年」「保険金額=2500円」を取得する。次に、保険促進情報構成部135は、取得された保険条件を用いて、「保証期間情報=5年」「保険金額=2500円」を有する保険促進情報を構成する。
次に、保険条件決定部131は、2番目の商品購入情報に対しても同様に、保険条件を決定する。つまり、保険条件決定部131は、保険条件管理表の各レコードのカード利用情報に対して、2番目の商品購入情報とユーザ情報とを適用し、合致する「ID=2」のカード利用入情報に対応する保険条件情報(「保証期間情報=5年」「保険金額=金額×5%」「免責情報=NULL」)を取得する。また、保険条件決定部131は、合致する「ID=5」のカード利用入情報に対応する保険条件情報(「免責情報=金額×10%」)を取得する。次に、保険条件決定部131は、「保険金額=金額×5%」の変数「金額」に、2番目の商品購入情報が有する金額「100000円」を代入し、「保険金額=5000円」を得る。また、保険条件決定部131は、「免責情報=金額×10%」の変数「金額」に、2番目の商品購入情報が有する金額「100000円」を代入し、「免責情報=10000円」を得る。つまり、保険条件決定部131は、保険条件「保証期間情報=5年」「保険金額=5000円」「免責情報=10000円」を取得する。次に、保険促進情報構成部135は、取得された保険条件を用いて、「保証期間情報=5年」「保険金額=5000円」「免責情報=10000円」を有する保険促進情報を構成する。
次に、保険条件決定部131は、3番目の商品購入情報に対しても同様に、保険条件を決定する。つまり、保険条件決定部131は、保険条件管理表の各レコードのカード利用情報に対して、3番目の商品購入情報とユーザ情報とを適用し、合致する「ID=3」のカード利用入情報に対応する保険条件情報(「保証期間情報=5年」「保険金額=金額×1%」「免責情報=NULL」)を取得する。次に、保険条件決定部131は、「保険金額=金額×1%」の変数「金額」に、3番目の商品購入情報が有する金額「10000円」を代入し、「保険金額=100円」を得る。つまり、保険条件決定部131は、保険条件「保証期間情報=5年」「保険金額=100円」を取得する。次に、保険促進情報構成部135は、取得された保険条件を用いて、「保証期間情報=5年」「保険金額=100円」を有する保険促進情報を構成する。
次に、保険条件決定部131は、4番目の商品購入情報に対しても同様に、保険条件を決定する。つまり、保険条件決定部131は、保険条件管理表の各レコードのカード利用情報に対して、4番目の商品購入情報とユーザ情報とを適用し、合致する「ID=4」のカード利用入情報に対応する保険条件情報(「保証期間情報=3年」「保険金額=金額×1%」「免責情報=NULL」)を取得する。次に、保険条件決定部131は、「保険金額=金額×1%」の変数「金額」に、4番目の商品購入情報が有する金額「3000円」を代入し、「保険金額=30円」を得る。つまり、保険条件決定部131は、保険条件「保証期間情報=3年」「保険金額=30円」を取得する。次に、保険促進情報構成部135は、取得された保険条件を用いて、「保証期間情報=3年」「保険金額=30円」を有する保険促進情報を構成する。
次に、処理部13は、商品購入情報と保険促進情報とを用いて、利用明細情報を構成する。そして、送信部14は、構成された利用明細情報を、端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部24は、保険受付装置1から利用明細情報を受信する。そして、端末出力部25は、受信された利用明細情報を出力する。かかる出力例は、図13である。
次に、ユーザ「山田太郎」は、図13の「カメラ」の保険申込のチェックボックス1301をチェックした、とする。そして、ユーザは、「保険申込」ボタン1302を押下した、とする。すると、端末受付部21は、ユーザから、「カメラ」の保険の申込指示を受け付ける。次に、端末処理部22は、端末格納部20のユーザ識別子「1001」を読み出し、受け付けられた申込指示を用いて、送信する申込指示を構成する。そして、端末送信部23は、構成された申込指示を、保険受付装置1に送信する。なお、送信された保険申込は、ユーザ識別子「1001」、商品種類「カメラ」、購入情報識別子「3」、金額「100,000円」を含む、とする。なお、購入情報識別子「3」は、利用明細情報に含まれている情報である。
次に、保険受付装置1の申込指示受信部122は、端末装置2から申込指示を受信する。次に、処理部13は、受信された申込指示に対応する購入情報識別子「3」を取得する。
次に、保険申込情報構成部134は、購入情報識別子「3」に対応する保険条件(「保証期間情報=5年」「保険金額=5000円」「免責情報=10000円」)を取得する。また、保険申込情報構成部134は、受信された申込指示に対応するユーザ識別子「1001」を取得する。また、保険会社選択部132は、申込指示が有する情報(商品種類「カメラ」、金額「100,000円」)を用いて、当該申込指示に対応する保険会社識別子「XY保険」を、図9の保険情報管理表から取得する。そして、保険申込情報構成部134は、ユーザ識別子、商品識別子、保険条件、および保険会社識別子を有する保険申込情報を構成する。
次に、保険申込情報蓄積手段1361は、構成された保険申込情報を保険申込情報格納部114に蓄積する。蓄積された保険申込情報は、図10の「ID=2」のレコードである。
次に、保険申込情報送信手段1362は、構成された保険申込情報を保険会社装置3に送信する。そして、保険会社装置3の保険会社受信部31は、保険申込情報を受信する。次に、保険会社出力部32は、当該保険申込情報を図示しない記録媒体に蓄積する。以上により、保険会社装置3において、保険申込情報が管理される。
次に、ポイント処理部137は、保険申込情報に対応するポイントを算出する。ここで、ポイント処理部137は、格納しているポイント算出式「ポイント=保険金額×1%」を用いて、「ポイント=50」を算出する。そして、ポイント処理部137は、ポイント「50」を、保険申込情報に含まれるユーザ識別子「1001」に対応するポイントに加算する。その結果、ユーザ識別子「1001」に対応するポイントは、「110」から「160」になった(図7の「ID=1」のレコードを参照のこと)。
(具体例2)
以下、保険受付装置1が、贈答品ではない商品の商品購入情報を受信した場合について説明する。
図示しない装置から、保険受付装置1の商品購入情報受付部123は、商品購入情報とユーザ識別子とを受信した、とする。なお、ここで、商品購入情報は、「利用日:2013/11/1,利用店名:AB百貨店,商品種類:腕時計,商品識別子:腕時計,金額:50000円,支払方法:1回」、ユーザ識別子は、「1001」であった、とする。また、図示しない装置は、例えば、クレジットカードが利用された店舗の装置である。また、図示しない装置は、例えば、クレジットカード会社の装置でも良い。
次に、処理部13は、受信された商品購入情報を用いて、購入情報「ユーザ識別子:1001,利用日:2013/11/1,利用店名:AB百貨店,商品種類:腕時計,商品識別子:腕時計,金額:50000円,支払方法:1回」を構成する。
次に、処理部13は、構成した購入情報を、購入情報管理表(図8)に蓄積する。なお、ここで蓄積された購入情報は、図8の「ID=1」のレコードである。
次に、保険条件決定部131は、受信された商品購入情報に対応する保険条件を、以下のように決定する。
つまり、保険条件決定部131は、ユーザ識別子「1001」と対になるユーザ情報をユーザ情報管理表(図7)から取得する。そして、保険条件決定部131は、保険条件管理表の各レコードのカード利用情報に対して、商品購入情報「利用日:2013/11/1,利用店名:AB百貨店,商品種類:腕時計,商品識別子:腕時計A,金額:50000円,支払方法:1回」とユーザ情報とを適用し、合致する「ID=1」のカード利用入情報に対応する保険条件情報(「保証期間情報=5年」「保険金額=金額×5%」「免責情報=NULL」)を得る。次に、保険条件決定部131は、「保険金額=金額×5%」の変数「金額」に、1番目の商品購入情報が有する金額「50000円」を代入し、「保険金額=2500円」を得る。つまり、保険条件決定部131は、保険条件「保証期間情報=5年」「保険金額=2500円」を取得する。次に、保険促進情報構成部135は、取得された保険条件を用いて、「保証期間情報=5年」「保険金額=2500円」を有する保険促進情報を構成する。なお、構成された保険促進情報は、例えば、「貴殿がAB百貨店において50000円で購入された腕時計A(腕時計)に対する保険は、以下の条件で入ることができます。いかがでしょうか? <保証期間情報>5年,<保険金額>2500円」である。つまり、保険条件決定部131は、雛形情報「貴殿が$利用店名$において$金額$で購入された$商品識別子$($商品種類$)に対する保険は、以下の条件で入ることができます。いかがでしょうか? <保証期間情報>$保証期間情報$,<保険金額>$保険金額$」の変数に、取得した商品購入情報または保険条件情報を代入して、保険促進情報を構成する。
次に、保険促進情報送信部141は、受信された商品購入情報が贈呈先識別子を有しない、と判断する。
次に、保険促進情報送信部141は、ユーザ識別子「1001」と対になる通信先識別子「yt@xxc.com」をユーザ情報管理表から取得する。そして、保険促進情報送信部141は、通信先識別子が示す通信先に、保険促進情報「貴殿がAB百貨店において50000円で購入された腕時計A(腕時計)に対する保険は、以下の条件で入ることができます。いかがでしょうか? <保証期間情報>5年,<保険金額>2500円」を送信する。
そして、ユーザ識別子「1001」で識別されるユーザの端末装置2は、保険促進情報を受信し、出力する。
(具体例3)
以下、保険受付装置1が、贈答品の商品購入情報を受信した場合について説明する。
図示しない装置から、保険受付装置1の商品購入情報受付部123は、商品購入情報とユーザ識別子とを受信した、とする。なお、ここで、商品購入情報は、「利用日:2013/11/1,利用店名:AB百貨店,商品種類:腕時計,商品識別子:腕時計,金額:50000円,支払方法:1回,贈呈先識別子:1002」、ユーザ識別子は、「1001」であった、とする。また、図示しない装置は、例えば、クレジットカードが利用された店舗の装置である。また、図示しない装置は、例えば、クレジットカード会社の装置でも良い。
次に、処理部13は、受信された商品購入情報を用いて、購入情報「ユーザ識別子:1001,利用日:2013/11/1,利用店名:AB百貨店,商品種類:腕時計,商品識別子:腕時計,金額:50000円,支払方法:1回,贈呈先識別子:1002」を構成する。
次に、処理部13は、構成した購入情報を、購入情報管理表に蓄積する。
次に、保険条件決定部131は、受信された商品購入情報に対応する保険条件を、具体例2と同様に決定する。つまり、保険条件決定部131は、保険条件「保証期間情報=5年」「保険金額=2500円」を取得する。
次に、保険促進情報送信部141は、受信された商品購入情報が贈呈先識別子を有する、と判断する。
次に、保険促進情報構成部135は、取得された保険条件を用いて、「保証期間情報=5年」「保険金額=2500円」を有する保険促進情報を構成する。ここで、保険条件決定部131は、保険促進情報「山田太郎さんから贈呈された腕時計A(腕時計)に対する保険は、以下の条件で入ることができます。いかがでしょうか? <保証期間情報>5年,<保険金額>2500円」を取得する、とする。つまり、保険条件決定部131は、雛形情報「$氏名$さんから贈呈された$商品識別子$($商品種類$)に対する保険は、以下の条件で入ることができます。いかがでしょうか? <保証期間情報>$保証期間情報$,<保険金額>$保険金額$」の変数に、取得した商品購入情報または保険条件情報を代入して、保険促進情報を構成する。なお、ここでの「$氏名$」は、商品購入情報に対応するユーザ識別子と対になる「氏名」であり、贈呈者の氏名である。
次に、保険促進情報送信部141は、贈呈先識別子「1002」と対になる通信先識別子「oh@yi.co.jp」をユーザ情報管理表から取得する。そして、保険促進情報送信部141は、通信先識別子が示す通信先に、保険促進情報「山田太郎さんから贈呈された腕時計A(腕時計)に対する保険は、以下の条件で入ることができます。いかがでしょうか? <保証期間情報>5年,<保険金額>2500円」を送信する。
そして、ユーザ識別子「1002」で識別されるユーザの端末装置2は、保険促進情報を受信し、出力する。
(具体例4)
以下、ユーザが見積指示を入力した場合について説明する。まず、ユーザ「山田太郎」がカードの利用明細取得指示を入力し、具体例1と同様の処理により、図14に示す利用明細情報が、端末装置2に出力された、とする。なお、図14の利用明細情報を構成する各レコードは、購入情報識別子に対応付いている、とする。
次に、ユーザ「山田太郎」は、「腕時計A」に対応する「保険見積申込」のチェックボックス1401にチェックを入れ、「保険見積申込」ボタン1402を押下した、とする。
次に、ユーザ「山田太郎」の端末装置2の端末受付部21は、ユーザから見積指示を受け付ける。
次に、端末処理部22は、受け付けられた見積指示を用いて、送信する見積指示を構成する。端末処理部22は、端末格納部20のユーザ識別子「1001」を読み出し、見積指示「見積指示 ユーザ識別子:1001,購入情報識別子:1」を構成する。
次に、端末送信部23は、見積得指示「見積指示 ユーザ識別子:1001,購入情報識別子:1」を、保険受付装置1に送信する。
次に、保険受付装置1の受信部12は、見積指示を受信する。
次に、見積依頼部133は、見積指示に含まれる購入情報識別子「1」に対応する商品情報(ここでは、商品種類「腕時計」,金額「50000円」)を購入情報管理表から取得する。
次に、保険会社選択部132は、当該商品情報が合致する商品条件に対応する1以上の保険会社識別子を図9の保険情報管理表から取得する。ここで、保険会社選択部132は、商品情報(商品種類「腕時計」,金額「50000円」)に合致する「ID=1」の商品条件と対になる保険会社識別子「AC保険」を、保険情報管理表から取得する。
次に、見積依頼部133は、取得された保険会社識別子「AC保険」に対応する通知先識別子「ac@ac.com」を、保険情報管理表から取得する。そして、見積依頼部133は、通知先識別子「ac@ac.com」で識別される通知先に、購入情報識別子「1」に対応する商品の見積依頼を送信する。なお、見積依頼は、例えば、「見積依頼 商品種類:腕時計,金額:50000円」である。
そして、保険会社識別子「AC保険」に対応する保険会社装置3は、見積依頼を受信し、出力する。
そして、保険会社識別子「AC保険」で識別される会社の社員は、見積結果を保険会社装置3に入力し、保険受付装置1に送信する。
次に、保険受付装置1は、見積結果を受信し、ユーザ識別子「1001」に対応する端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部24は、見積結果を受信する。次に、端末出力部25は、受信された見積結果を出力する。
以上、本実施の形態によれば、クレジットで購入した商品について、商品ごとに、購入後に保険をかけることができる。
また、本実施の形態によれば、クレジットで購入した商品について、商品ごとに、購入後に保険をかけることを、ユーザに促すことができる。
また、本実施の形態によれば、予め決められた条件を満たす商品にのみに、商品ごとに、購入後に保険をかけることができる。
また、本実施の形態によれば、適切な保険会社を自動的に選択できる。
また、本実施の形態によれば、保険の見積もりを容易に請求できる。
また、本実施の形態によれば、適切な保険の条件を自動的に決定できる。
また、本実施の形態によれば、商品を贈呈された者が、贈呈品に対して保険をかけることができる。
なお、上記の具体例1の図13において、利用明細情報は一つの商品について一件の保険申込みが可能である構造(一つの保険条件を含む構造)である。しかし、利用明細情報は、複数の保険条件を含む構造であっても良い。かかる場合、ユーザは、一つの商品について複数件の保険申込みが可能であっても良いし、一つの商品について複数の選択対象の保険から一の保険を選択できても良い。また、かかる場合、通常、複数の各選択対象の保険の条件が異なる。保険の条件は、例えば、保険金額や保証期間や免責有無等である。
また、上記の具体例4において、ユーザによる保険の見積指示の入力に対して、端末装置2は、一の保険会社装置3からの見積結果を受信して、出力した。しかし、ユーザによる保険の見積指示の入力に対して、複数の保険会社装置3からの見積結果を受信して、出力しても良い。かかる場合、保険受付装置1の保険会社選択部132は、商品情報が合致する商品条件に対応する2以上の保険会社識別子を図9の保険情報管理表から取得する。そして、具体例4で説明した処理を行うことにより、端末装置2は、複数の保険会社装置3からの見積結果を受信して、出力できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における保険受付装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、クレジットカードを用いた商品の購入に関する1以上の商品購入情報と、ユーザを識別するユーザ識別子とを有する1以上の購入情報を格納し得る購入情報格納部を具備し、コンピュータを、端末装置から、前記商品購入情報に対応する商品に対する保険の申し込みの指示である申込指示を受信する申込指示受信部と、前記申込指示に対応する商品に対する保険の契約のための処理を行う保険処理部として機能させるためのプログラム、である。
上記プログラムにおいて、前記申込指示受信部は、予め決められた条件を満たす商品に対してのみ、申込指示を受信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記商品購入情報は、商品に関する商品情報を有し、記録媒体は、商品情報に関する条件である商品条件と保険会社を特定する1以上の保険会社識別子とを有する1以上の保険情報を格納し得る保険情報格納部をさらに具備し、コンピュータを、商品情報が合致する商品条件に対応する1以上の保険会社識別子を前記保険情報格納部から取得する保険会社選択部としてさらに機能させ、前記保険処理部は、前記申込指示で特定される商品情報に対して、前記保険会社選択部が選択した1以上の保険会社識別子で識別される保険会社のうちのいずれかの保険会社に対する保険の契約のための処理を行うものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記保険会社選択部が保険会社識別子を取得しない場合、または前記受信部が前記端末装置からの保険会社識別子の選択に関する選択情報を受信しなかった場合、または前記受信部が前記端末装置から保険の見積もりの指示である見積指示を受信した場合、商品情報に対する保険の見積もり依頼を、1以上の保険会社の1以上の保険会社装置に送信する見積依頼部としてさらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、保険の条件である保険条件を取得する保険条件決定部と、前記商品情報と、前記保険条件決定部が取得した保険条件とを有する保険促進情報を構成する保険促進情報構成部と、前記保険促進情報を、前記商品情報と対になるユーザ識別子に対応する端末装置に送信する保険促進情報送信部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記商品購入情報は、クレジットカードの利用日に関する日情報を有し、前記保険条件決定部は、前記日情報が示す日から現在までの期間である経過期間を取得し、当該経過期間を用いて、保険条件を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記商品購入情報は、カードの支払い方法に関する支払方法情報を有し、前記保険条件決定部は、前記支払方法情報を用いて、保険条件を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記保険条件決定部は、端末装置が送信したユーザ識別子と対になる1または2以上の商品購入情報に応じて、異なる保険条件を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記申込指示受信部が申込指示を受信した場合、当該申込指示に対応するユーザ識別子で識別されるユーザのクレジットカードに対するポイントを増加させる処理を行うポイント処理部として、さらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、購入する商品の贈呈先に関する情報である贈呈先情報を有する商品購入情報を受け付ける商品購入情報受付部と、前記贈呈先情報に対応する贈呈先に、前記商品購入情報に対応する商品の保険への加入を促す保険促進情報を送信する贈呈先送信部として、さらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記保険処理部は、前記申込指示に対応する商品に関する商品情報および前記申込指示に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに関するユーザ情報を有する保険申込情報を保険会社装置に送信する保険申込情報送信手段を具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、図15は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の保険受付装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図15は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図16は、システム300のブロック図である。
図15において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図16において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。なお、バス3014は、MPU3013やCD−ROMドライブ3012に接続されている。また、ROM3015には、ブートアッププログラム等のプログラムが記憶されている。また、RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのものである。また、ハードディスク3017は、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのものである。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の保険受付装置の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の保険受付装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信するステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。