JP6791742B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、特典の有効期間をユーザ毎に異ならせて特典の利用率を制御することを目的とする。
さらに、前記取得部は、前記ユーザの特典利用の計画性の高さを表す情報を前記傾向情報として取得し、前記期間決定部は、取得された前記傾向情報が示す計画性の高さに応じた長さの有効期間を決定してもよい。
さらに、前記特典は、物品又はサービスの形態で提供される商品の購入の際に利用され、前記取得部は、決められた基準以上の利益が得られる前記商品の購入における前記利用実績を表す情報を前記傾向情報として取得してもよい。
また、前記期間決定部は、前記利用実績が示す前記特典の利用間隔のばらつきの度合いに応じた長さの有効期間を決定してもよい。
さらに、決定された前記有効期間の長さに応じた条件を前記特典の利用条件として決定する条件決定部を備え、前記出力部は、決定された前記有効期間で且つ決定された前記利用条件の特典を示す特典情報を出力してもよい。
さらに、前記取得部は、前記傾向情報に加え、当該傾向情報が表す活用傾向の強さを表す傾向強さ情報を取得し、前記期間決定部は、取得された前記傾向情報が表す活用傾向に、取得された前記傾向強さ情報が表す強さを反映させた当該活用傾向に応じた期間を前記有効期間として決定してもよい。
図1は実施例に係る特典提供システム1の全体構成を表す。特典提供システム1は、商品の購入時に利用可能な特典をユーザに提供して、販売を促進するためのシステムである。商品には、物品の形態で提供されるもの(日用品、食品、飲料品及び衣料品等)と、サービスの形態で提供されるもの(交通、宿泊、外食及びコンテンツ等)の両方が含まれる。
図4は特典提供システム1が実現する機能構成を表す。店舗端末10は、電子決済処理部101と、特典提供指示部102と、利用特典情報出力部103とを備える。特典情報サーバ装置20は、特典処理開始指示部201と、傾向情報蓄積部202と、傾向情報取得部203と、有効期間決定部204と、特典情報生成部205と、提供特典情報出力部206と、特典管理部207とを備える。ユーザ端末30は、特典情報表示部301と、変更条件適否判断部302と、有効期間変更通知部303とを備える。
図6は表示された特典情報の一例を表す。図6の例では、特典情報表示部301が、自装置の出力装置36に、特典情報として、「Aさんに以下のポイントが提供されました。」という文字列と、ポイントが「50」であり、有効期間が「提供日から期間T1が経過するまで」であり、提供日が「2016/12/01」であることを示す文字列とを表示している。
図8は蓄積処理における各装置の動作手順の一例を表す。この動作手順は、例えば、ユーザが店舗で特典を利用した電子決済を行うことを契機に開始される。まず、店舗端末10(電子決済処理部101)は、上述した電子決済に関する処理を行う(ステップS11)。
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
有効期間の決定に用いられる傾向情報が実施例と異なっていてもよい。本変形例では、傾向情報蓄積部202が、ユーザの特典利用の計画性の高さを表す情報を傾向情報として蓄積し、傾向情報取得部203がその傾向情報を取得する。特典利用の計画性の高さを表す情報とは、例えば、ユーザが利用したポイントと、その際に購入した商品の購入価格と、その際に溜まっていたポイントの総計を示す情報であり、本変形例では、利用特典情報出力部103がこれらの情報を示す利用特典情報を出力する。
図10は活用傾向テーブルの一例を表す。図10の例では、「Th11未満」、「Th11以上Th12未満」、「Th12以上」という端数払い・低額全ポイント払いの回数に、「高」、「中」、「低」という特典利用の計画性の高さがそれぞれ対応付けられている。
図11は本変形例の有効期間テーブルの一例を表す。図11の例では、「高」、「中」、「低」という計画性の高さに、「T13」、「T12」、「T11」という有効期間(T11<T12<T13)がそれぞれ対応付けられている。本変形例では、T11を上述した標準有効期間、T12及びT13を上述した延長有効期間とする。有効期間決定部204は、この有効期間テーブルを用いることで、取得された傾向情報よりも低い計画性の高さを示す傾向情報が取得される場合に比べて、より長い期間を有効期間として決定する(例えば計画性の高さが「高」の場合の有効期間T13は、計画性の高さが「中」や「低」の有効期間T12、T11よりも長い)。
実施例では、特典の失効件数が失効実績として用いられたが、これに限らない。例えば、特典の失効頻度、平均失効ポイント(1回あたりの失効ポイントの平均値)又は平均失効率(1回あたりの失効ポイントの全ポイントに対する割合の平均値)等が失効実績として用いられてもよい。それらの場合は、例えば図5に表す有効期間テーブルの失効実績を失効回数ではなく失効頻度、平均失効ポイント又は平均失効率等に置き換えればよい。
傾向情報として、特典の利用実績が用いられてもよい。本変形例では、利用特典情報出力部103が、実施例で述べた利用特典情報が示す情報(特典ID、ユーザID、特典の内容及び利用日を示す情報)に加えて特典の利用時に購入された商品の商品IDを示す情報を利用特典情報として出力する。
図12は本変形例の有効期間テーブルの一例を表す。図12の例では、「Th21未満」、「Th21以上Th22未満」、「Th22以上」という利用実績に、「T21」、「T22」、「T23」という有効期間(T21<T22<T23)がそれぞれ対応付けられている。本変形例では、T21を標準有効期間、T22及びT23を延長有効期間とする。
図13は本変形例の有効期間テーブルの一例を表す。図13の例では、「Th31未満」、「Th31以上Th32未満」、「Th32以上」という利用間隔の分散に、「T33」、「T32」、「T31」という有効期間(T31<T32<T33)がそれぞれ対応付けられている。本変形例では、T31を標準有効期間、T32及びT33を延長有効期間とする。
傾向情報として、特典の受け取り実績(ユーザが特典を受け取った実績)が用いられてもよい。この場合、傾向情報取得部203は、ユーザによる特典の受け取り実績を表す情報を傾向情報として取得する。受け取り実績を表す情報とは、例えば傾向情報蓄積部202に蓄積されている提供特典情報(提供されたポイント、特典対象ユーザのユーザID、有効期間及び特典の提供日を示す情報)である。
上記の各例では、傾向情報に応じて有効期間を変動させたが、それだけではなく、利用条件も変動させてもよい。
図15は本変形例の特典提供システム1aの機能構成を表す。図15では説明に関係ない一部の機能について図示を省略している。特典提供システム1aは、特典情報サーバ装置20aを備え、特典情報サーバ装置20aは、図4に表す各部に加えて利用条件決定部208を備える。
上記の各例では、特典の活用傾向を直接的に表す傾向情報が用いられたが、これに限らず、特典の活用傾向を間接的に表す傾向情報が用いられてもよい。例えば、性別、年代、居住地域、職業及び趣味等のユーザ属性が活用傾向を間接的に表す傾向情報として用いられてもよい。
有効期間を決定する際に、傾向情報が表すユーザの特典の活用傾向に加えて、その活用傾向の強さをさらに判断してもよい。この場合、傾向情報取得部203は、ユーザの特典の活用傾向を表す傾向情報に加え、その傾向情報が表すユーザの特典の活用傾向の強さを表す傾向強さ情報を取得する。傾向強さ情報としては、例えば上述したユーザ属性のように特典の活用傾向を間接的に表す傾向情報が用いられる。
上記の各例ではポイントが特典としてユーザに提供されたが、これに限らない。例えば、クーポン、ギフト券、割引券、マイレージ及びノベルティ等の特典が提供されてもよい。いずれも、商品価格の値引き、購入商品とは別の商品(いわゆるおまけ)、及び、商品のグレードの向上(飛行機の席やホテルの部屋のアップグレード)等の価値をユーザに提供するものであればよい。
図4等に表す各機能を実現する装置は、それらの図に表された装置に限らない。例えば店舗端末10及び特典情報サーバ装置20が備える各機能を1台の装置が実現してもよいし、それらの各機能を3以上の装置がそれぞれ分担して実現してもよい。例えば特典情報サーバ装置が有効期間の決定までを行い、特典情報の生成及び出力を別の情報処理装置が行ってもよい。要するに、特典提供システム全体としてこれらの機能が実現されていれば、特典提供システムが何台の装置を備えていてもよい。
本発明は、特典情報サーバ装置、ユーザ端末及び店舗端末のような情報処理装置の他、それらの装置を備える特典提供システムのような情報処理システムとしても捉えられる。また、本発明は、各装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、各装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
本明細書で説明した各実施例の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾がない限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えばメモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書において、「A及びB」でも「A又はB」でも実施可能な構成については、一方の表現で記載された構成を、他方の表現で記載された構成として用いてもよい。例えば「A及びB」と記載されている場合、他の記載との不整合が生じず実施可能であれば、「A又はB」として用いてもよい。
本明細書で説明した各実施例は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
Claims (9)
- ユーザの特典の活用傾向を表す傾向情報を取得する取得部と、
前記ユーザに提供する特典の有効期間を、取得された前記傾向情報が表す活用傾向に応じた期間に決定する期間決定部と、
決定された前記有効期間の特典を示す特典情報を生成する生成部と、
生成された前記特典情報を出力する出力部と
を備え、
前記取得部は、前記ユーザの特典利用の計画性の高さを表す情報を前記傾向情報として取得し、
前記期間決定部は、取得された前記傾向情報が示す計画性の高さに応じた長さの有効期間を決定し、
前記特典は、商品の購入金額から値引きをするために利用されるポイントであり、
前記特典利用の計画性の高さを表す情報は、前記ユーザの利用する前記ポイントが所定の桁以下で、当該所定の桁と同じ桁数の購入金額の端数が0になっている端数払いの回数、又は、前記ポイントの総計が利用するポイントであり且つ当該利用するポイントが所定の桁以下のポイントである全ポイント利用の回数を表す情報である
情報処理装置。 - 前記取得部は、前記ユーザに提供された特典の有効期間切れによる失効実績を表す情報を前記傾向情報として取得し、
前記期間決定部は、取得された前記傾向情報が示す前記失効実績に応じた長さの有効期間を決定する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、前記ユーザが前記特典を利用した利用実績を表す情報を前記傾向情報として取得し、
前記期間決定部は、取得された前記傾向情報が示す前記利用実績に応じた長さの有効期間を決定する
請求項1又は2のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特典は、物品又はサービスの形態で提供される商品の購入の際に利用され、
前記取得部は、決められた基準以上の利益が得られる前記商品の購入における前記利用実績を表す情報を前記傾向情報として取得する
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記期間決定部は、前記利用実績が示す前記特典の利用間隔のばらつきの度合いに応じた長さの有効期間を決定する
請求項3又は4に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、前記ユーザによる前記特典の受け取り実績を表す情報を前記傾向情報として取得し、
前記期間決定部は、取得された前記傾向情報が示す前記受け取り実績に応じた長さの有効期間を決定する
請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 決定された前記有効期間の長さに応じた条件を前記特典の利用条件として決定する条件決定部を備え、
前記出力部は、決定された前記有効期間で且つ決定された前記利用条件の特典を示す特典情報を出力する
請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記生成部は、決定された前記有効期間の特典と、当該有効期間の変更条件とを示す情報を前記特典情報として生成し、
前記出力部は、生成された前記特典情報を前記ユーザに対応付けられた宛先に出力し、
前記生成部は、出力された前記特典情報が示す変更条件が満たされたことを示す通知があった場合、決定された期間とは異なる期間に前記有効期間を変更した特典を示す情報を前記特典情報として生成する
請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、共通の前記活用傾向を表す第1の前記傾向情報及び第2の前記傾向情報を取得し、
前記期間決定部は、取得された前記第1の傾向情報が表す活用傾向を、取得された前記第2の傾向情報が表す活用傾向で補正した活用傾向に応じた期間を前記有効期間として決定する
請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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