JP6471544B2 - 車両用ワイパ - Google Patents

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本発明は、車両用ワイパに関するものである。
従来、車両用ワイパとしては、払拭面に洗浄液を噴射可能なノズル部材と、ワイパアームに沿って配策され前記ノズル部材に洗浄液を送給するホースとを備え、更に洗浄液を加熱するための導線がホース内に埋め込まれたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような車両用ワイパでは、例えば、洗浄液を噴射した直後にワイパブレードが迅速に払拭することになり、洗浄液が視界を遮ってしまう時間を短くすることができるとともに、ノズル部材やホース内の洗浄液の凍結状態を解除することが可能となる。
特表2013−538743号公報
しかしながら、上記した車両用ワイパのように、ホースに沿って導線が配策される構成では、ワイパアームにおける可動部の連結部分と対応した位置で導線に大きな引っ張り力が掛かって断線してしまう虞があった。例えば、アームヘッドに対してリテーナが回動可能に設けられたワイパアームにおいてホース及び導線がワイパアームの下面(払拭面側の面)に沿って配策されている構成では、リテーナを払拭面に対して起立した起立状態とした際に、その連結部分と対応した位置でホースと導線に引っ張り力が掛かってしまうことになる。この際、ホースは伸びやすいが、導線は伸びにくいため、断線してしまう虞がある。尚、ワイパアームにおける連結部分で導線に弛み部を持たせることで導線に引っ張り力が掛かってしまうことを防止することも可能であるが、この場合では長い導線が必要になったり、導線の弛み部が自由に動けるスペースを確保したり、導線の弛み部が美観を低下させるといった他の問題が生じることになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、導線に弛みを持たせないようにしつつ大きな引っ張り力が掛かることを抑えることができる車両用ワイパを提供することにある。
上記課題を解決する車両用ワイパは、往復回動されるピボット軸に固定されるアームヘッドと、前記アームヘッドの長手方向先端部に前記ピボット軸と異なる方向に沿った軸中心で回動可能に連結されたリテーナとを有するワイパアームと、前記ワイパアーム、又は前記ワイパアームの先端側に連結されるワイパブレードに設けられ、洗浄液を噴射可能なノズル部材と、前記ワイパアームに沿って配策され前記ノズル部材に洗浄液を送給する可撓性を有するホースと、前記ホースに沿って配策される導線とを備えた車両用ワイパであって、前記導線は、前記リテーナと前記アームヘッドとが連結された軸部分と対応した位置の前後に亘って前記ホースに螺旋状に巻装されるとともに、カウルルーバーに取付けられるグロメットを介して前記ホースと共に前記カウルルーバーの内部に導入される
同構成によれば、可撓性を有するホースに沿って配策される導線は、ワイパアームにおけるリテーナとアームヘッドとが連結された軸部分と対応した位置の前後に亘って前記ホースに螺旋状に巻装されるため、例えば、可動部が非可動状態でも導線がホースから離間するような弛みを持たせない状態としつつも、可動部が可動状態とされたときには導線に大きな引っ張り力が掛からないようにすることができる。
上記車両用ワイパにおいて、前記ノズル部材には、凍結解除用のヒータが設けられ、前記導線は、前記ヒータに接続されるヒータ用導線であることが好ましい。
同構成によれば、ノズル部材には、凍結解除用のヒータが設けられるため、例えばノズル部材の噴射口付近における洗浄液等の凍結を解除することができる。そして、前記導線は、ヒータに接続されるヒータ用導線であるため、ヒータ用導線に弛みを持たせないようにしつつ大きな引っ張り力が掛かることを抑えることができる。
上記車両用ワイパにおいて、前記ノズル部材は、前記リテーナの長手方向先端部において外部に露出して設けられた先端側ノズル部材と、前記リテーナの長手方向中間部における内部に設けられた中間ノズル部材とを有し、前記凍結解除用のヒータは、前記先端側ノズル部材に設けられた。
本発明の車両用ワイパでは、ワイパアームに配策された導線に弛みを持たせないようにしつつ大きな引っ張り力が掛かることを抑えることができる。
一実施形態における車両用ワイパとその動作を説明するための模式図。 一実施形態における車両用ワイパの平面図。 一実施形態における車両用ワイパの構成を説明するための一部斜視図。 一実施形態における車両用ワイパの基端部を説明するための一部斜視図。 一実施形態における車両用ワイパの基端部を説明するための一部平面図。 一実施形態における車両用ワイパの動作を説明するための模式図。 別例における車両用ワイパの構成を説明するための一部平面図。
以下、車両用ワイパの一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、車両用ワイパ1は、車両のウインドガラスGの車室外側の面である払拭面Gaを払拭するためのものであり、運転席側(図1中、右側)と助手席側(図1中、左側)とにそれぞれ設けられている。
図1及び図2に示すように、車両用ワイパ1は、ワイパアーム2と、該ワイパアーム2に連結されるワイパブレード3とを備えている。
ワイパアーム2は、図示しないモータの駆動力によって往復回動されるピボット軸4(図4及び図5参照)に固定され該ピボット軸4と一体回動する長尺状のアームヘッド5と、該アームヘッド5の長手方向先端部にピボット軸4と異なる方向に沿った軸中心Lで回動可能に連結される長尺状の可動部としてのリテーナ6とを備える。そして、リテーナ6の長手方向先端部には、払拭面Gaを払拭するためのワイパブレード3が連結されている。
図3〜図5に示すように、本実施形態のアームヘッド5は、金属製のアームヘッド本体7と、該アームヘッド本体7に上方側(反払拭面側)から組み付けられる樹脂製のアームヘッドカバー8とを有する。アームヘッド本体7は、長手直交方向の断面形状が略コ字状であって、払拭面Gaと対向する下方側(裏面側)が開口した長尺状に形成されている。又、図4及び図5に示すように、アームヘッド本体7の中間部には、幅方向の一方側が切り欠かれてなる切り欠き部7aが形成されている。この切り欠き部7aは、アームヘッド本体7の中間部の側面が溝状に形成されて幅方向の一方側に開放するとともにアームヘッド本体7の下方側を上方側へと連通している。そして、アームヘッド5は、アームヘッド本体7の基端部がピボット軸4に固定されて該ピボット軸4と一体回動する。アームヘッドカバー8は、アームヘッド本体7の上面及び側面を略覆う形状に形成され、その基端側には、ピボット軸4の上方に隙間S(図4参照)が形成されるようにピボット軸4の上方を覆う軸カバー部8aが形成されている。又、アームヘッド5の基端部には、前記隙間Sを(長手方向の)基端方向に開放する開口部5aが(アームヘッド本体7とアームヘッドカバー8とによって)形成されている。
又、図3に示すように、アームヘッド本体7の長手方向先端部には、リテーナ6の長手方向基端部における両側壁間に入り込む連結用凸部7bが形成され、該連結用凸部7bを貫通する軸11がリテーナ6の両側壁に支持されてアームヘッド5とリテーナ6とが相対回動可能に連結されている。
又、アームヘッド本体7の連結用凸部7bの先端部には、前記軸11と平行なピン12がその長手方向中間部を除いて埋設され、該ピン12の長手方向中間部には、支持棒13の基端部が回転可能に連結されている。又、支持棒13の先端部は、リテーナ6のピン12よりも先端側の両側壁に支持されたピン14に支持され、その支持棒13には、アームヘッド5に対してリテーナ6の先端側(即ちワイパブレード3)が払拭面Ga側に付勢されるように、付勢スプリング15が圧縮された状態で外嵌保持されている。
又、図1及び図2に示すように、車両用ワイパ1は、リテーナ6の先端部に、送給されてきた洗浄液を払拭面Gaに噴射可能なノズル部材としての先端側ノズル部材21を備えている。又、車両用ワイパ1は、リテーナ6の中間部に、送給されてきた洗浄液を払拭面Gaに噴射可能な中間ノズル部材22を備えている。
又、図3に示すように、車両用ワイパ1は、ワイパアーム2(アームヘッド5及びリテーナ6)に沿って配策され先端側ノズル部材21に洗浄液を送給するホース23と、ワイパアーム2(アームヘッド5及びリテーナ6)に沿って配策され中間ノズル部材22に洗浄液を送給するホース24とを備えている。これらホース23,24は、ゴムなどの弾性材料からなる可撓性を有した良く知られたホースであり、特に、伸縮や変形、撓みのほか自然状態では元の形状に復帰できる自己復元力を備えている。
詳しくは、本実施形態の先端側ノズル部材21は、リテーナ6の長手方向先端部における一方の側壁(車両用ワイパ1の往動方向の側壁)から突出するように(外部に露出して)設けられている。図1に示すように、先端側ノズル部材21は、車両に搭載された状態で、前記ワイパブレード3よりも車両用ワイパ1の往動方向側(上方側であって、払拭終端側)に配置され、車両用ワイパ1の主に往動時に洗浄液が送給されるものであって、送給された洗浄液を払拭面Gaの往動方向エリアZ1に噴射するためのものである。
そして、図3に示すように、先端側ノズル部材21には、ワイパアーム2(アームヘッド5及びリテーナ6)の下面(払拭面Gaと対向する側の面)側にワイパアーム2の長手方向に沿って配策されたホース23が接続されている。
又、本実施形態の先端側ノズル部材21には、凍結解除用のヒータ25(例えばPTCサーミスタ等)が一体的に(密着されて又は内蔵されて)組み込まれている。図3に示すように、ヒータ25にはヒータ用導線26が電気的に接続され、該ヒータ用導線26は前記ホース23に沿って配策されている。尚、本実施形態のヒータ用導線26は、プラス電源用導体とグランド用導体とを有し、それらの平行が維持されるように被覆部材にて被覆されてなる導線である。
又、中間ノズル部材22は、リテーナ6の長手方向中間部における内部(上壁と一対の側壁とに囲まれた空間)に設けられている。図1に示すように、中間ノズル部材22は、車両に搭載された状態で、前記ワイパブレード3よりも車両用ワイパ1の復動方向側(下方側であって、ホーム位置側)に配置され、車両用ワイパ1の主に復動時に洗浄液が送給されるものであって、送給された洗浄液を払拭面Gaの復動方向エリアZ2に噴射するためのものである。
そして、図3に示すように、中間ノズル部材22には、ワイパアーム2(アームヘッド5及びリテーナ6)の下面(払拭面Gaと対向する側の面)に沿って配策されたホース24が接続されている。
図4に示すように、前記ホース23,24及びヒータ用導線26は、アームヘッド本体7の前記切り欠き部7aを通ってアームヘッド本体7の上方(前記隙間S)に導かれ、更に前記隙間Sを通ってアームヘッド5の基端部に設けられた前記開口部5aから外部に導出される。そして、開口部5aから外部に導出されたホース23,24及びヒータ用導線26は、カウルルーバー27に取り付けられるグロメット28を介してカウルルーバー27の内部に導かれ、ホース23,24は図示しないウォッシャポンプに接続され、ヒータ用導線26は、図示しない電源装置に接続されることになる。
ここで、ヒータ用導線26は、リテーナ6のアームヘッド5に対する連結部分、即ち前記軸11と対応した位置で前記ホース23に巻装されている。詳しくは、本実施形態のヒータ用導線26は、前記軸11と対応した位置の前後に亘ってホース23の外周面に複数回(3回か4回程度)螺旋状に巻き付けて巻装されている。
又、本実施形態のヒータ用導線26は、前記軸11と対応した位置以外でも、所々でホース23に一巻き、又は二巻き程度巻装されている。具体的には、本実施形態では、ヒータ用導線26は、前記ピン14と中間ノズル部材22との間(図3参照)や、前記アームヘッド5の基端部近傍(図4及び図5参照)で、ホース23に一巻き、又は二巻き程度巻装されている。
なお、ホース23,24及びヒータ用導線26は、アームヘッド5の基端部に設けられた開口部5aから外部に導出されているが、アームヘッド5の基端部は、上部が不図示のエンジンフード後端縁にて覆われているため、外観を損ねることなく、直射日光などの照射も防止されている。
上記のように構成された車両用ワイパ1の作用について説明する。
例えば、運転席に設けられたウォッシャスイッチが操作されると、モータの駆動力によってピボット軸4が往復回動され、車両用ワイパ1が往復回動(揺動)される。この車両用ワイパ1の往動時には、ウォッシャポンプからホース23を介して先端側ノズル部材21に洗浄液が送給され、先端側ノズル部材21から前記往動方向エリアZ1に洗浄液が噴射される。又、車両用ワイパ1の復動時には、ウォッシャポンプからホース24を介して中間ノズル部材22に洗浄液が送給され、中間ノズル部材22から前記復動方向エリアZ2に洗浄液が噴射される。これにより、往動時であっても復動時であっても洗浄液が噴射された払拭面Gaを車両用ワイパ1のワイパブレード3が迅速に払拭することになり、払拭面Gaが良好に洗浄される。
次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ヒータ用導線26は、リテーナ6のアームヘッド5に対する連結部分(即ち軸11)と対応した位置で可撓性を有するホース23に巻装される。より詳細には、軸11と対応した位置の前後に亘ってホース23の外周面に複数回螺旋状に巻き付けて巻装される。よって、例えば、リテーナ6が払拭面Gaに沿った通常状態(図6中、実線参照)でもヒータ用導線26がホース23から離間するような弛み部を持たせない状態とし(ホース23との一体感を有し)つつも、リテーナ6が払拭面Gaに対して起立した起立状態とされたとき(図6中、2点鎖線参照)にはヒータ用導線26に大きな引っ張り力が掛からないようにすることができる。つまり、ホース23の外周面にヒータ用導線26が複数回螺旋状に巻き付けられることによりホース23に沿ってある程度の移動ができる。さらに、ホース23は可撓性を有しているので引っ張られた場合には縮径し巻き付けられたヒータ用導線26との間に更なる隙間ができてヒータ用導線26に引っ張り力が掛り難くなる。
(2)先端側ノズル部材21には、凍結解除用のヒータ25が設けられるため、例えば先端側ノズル部材21の噴射口付近における洗浄液等の凍結を解除することができる。即ち、先端側ノズル部材21の噴射口付近における洗浄液等は、先端側ノズル部材21が外部に露出していることなどから寒冷環境では凍結し易いが、凍結した場合でもヒータ25が発熱することによって洗浄液等の凍結を速やかに解除することができる。
(3)ワイパアーム2におけるアームヘッド5の基端部には、ピボット軸4の上方に隙間Sが形成されるようにピボット軸4の上方を覆う軸カバー部8aが設けられるとともに、隙間Sを基端方向に開放する開口部5aが設けられ、ホース23,24及びヒータ用導線26は、隙間Sを通って開口部5aから外部に導出される。これにより、ワイパアーム2の回動(図5中、矢印参照)によってホース23,24及びヒータ用導線26が引っ張り力を受け難い構成とすることができる。よって、例えば、ホース23,24及びヒータ用導線26に予め弛み部を持たせておくといった必要がなくなる。これによって、例えば、ホース23,24及びヒータ用導線26を短くすることができたり、弛んだホース23,24及びヒータ用導線26の分のスペースを確保しておくといった必要がなくなる。
(4)ヒータ用導線26は、前記軸11と対応した位置以外でも、所々でホース23に一巻き、又は二巻き程度巻装されるため、前記軸11と対応した位置以外でも粘着テープ等を用いることなく、ヒータ用導線26がホース23に沿った一体感を有する状態を維持させる(ワイパアーム2への配策においてヒータ用導線26とホース23とを一体的に取り扱う)ことができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ホース23,24及びヒータ用導線26は、ワイパアーム2の基端部の隙間Sを通って開口部5aから外部に導出される構成としたが、これに限定されず、例えば、図7に示すように、ピボット軸4の上方を通らずに、ワイパアーム2(アームヘッド5)の基端部における側方から外部に導出される構成としてもよい。この場合、ヒータ用導線26は、ワイパアーム2のピボット軸4に対する連結部分と対応した位置でホース23に(複数回)巻装することが好ましい。即ち、この場合では、ヒータ用導線26が巻装されない構成では、ワイパアーム2が回動した際に、その連結部分と対応した位置でホース23とヒータ用導線26に引っ張り力が掛かってしまい、伸びにくいヒータ用導線26が断線してしまう虞がある。そこで、ヒータ用導線26をホース23に巻装しておくことで、ヒータ用導線26に大きな引っ張り力が掛からないようにすることができる。詳しくは、ワイパアーム2がホーム位置にある状態でもヒータ用導線26がホース23から離間するような弛みを持たせない状態としつつも、ワイパアーム2が払拭終端位置にある状態(図7中、2点鎖線参照)とされたときにはヒータ用導線26に大きな引っ張り力が掛からないようにすることができる。
・上記実施形態では、車両用ワイパ1がヒータ25及びヒータ用導線26を備えた構成としたが、これに限定されず、例えばヒータ25を備えずに、他の目的で配策される導線を備えた車両用ワイパ1として、その導線をホースに巻装した構成としてもよい。
・上記実施形態では、ヒータ用導線26は、前記軸11と対応した位置以外でも、所々でホース23に一巻き、又は二巻き程度巻装されるとしたが、これに限定されず、例えば前記軸11と対応した位置以外では粘着テープ等を用いてヒータ用導線26がホース23に沿った状態を維持させてもよい。
・上記実施形態では、ヒータ用導線26は、前記軸11と対応した位置でホース23に3回か4回程度巻装されるとしたが、巻装する回数は他の回数に変更してもよい。例えば、ヒータ用導線26の断線の虞を回避することができれば、一巻きや二巻き程度としてもよい。
・上記実施形態では、先端側ノズル部材21にのみヒータ25を設けたが、これに限定されず、中間ノズル部材22にもヒータを設けてもよい。尚、勿論、この場合は、中間ノズル部材22に設けられたヒータに接続されるヒータ用導線を前記軸11と対応した位置でホース23に巻装することが好ましい。又、ノズル部材は、先端側ノズル部材21や中間ノズル部材22の他にも設けてもよいし、車両用ワイパ1にノズル部材が1つのみ設けられた構成としてもよい。又、ノズル部材は、ワイパブレード3に設けてもよい。
上記各実施形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)前記可動部は、前記ワイパアーム自体を含み、前記導線は、前記ワイパアームの前記ピボット軸に対する連結部分と対応した位置で前記ホースに巻装されたことを特徴とする。
同構成によれば、例えば、ワイパアームがホーム位置にある状態でも導線がホースから離間するような弛みを持たせない状態としつつも、ワイパアームが払拭終端位置にある状態とされたときには導線に大きな引っ張り力が掛からないようにすることができる。
(ロ)往復回動されるピボット軸に固定されるワイパアームと、前記ワイパアームの先端側、又は前記ワイパアームの先端側に連結されるワイパブレードに設けられ、噴射部から洗浄液を噴射可能なノズル部材と、前記ワイパアームに沿って配策され前記ノズル部材に洗浄液を送給するホースとを備えた車両用ワイパであって、前記ワイパアームの基端部には、前記ピボット軸の上方に隙間が形成されるように前記ピボット軸の上方を覆う軸カバー部が設けられるとともに、前記隙間を(長手方向の)基端方向に開放する開口部が設けられ、前記ホースは、前記隙間を通って前記開口部から外部に導出されたことを特徴とする車両用ワイパ。
同構成によれば、ワイパアームの基端部には、ピボット軸の上方に隙間が形成されるように前記ピボット軸の上方を覆う軸カバー部が設けられるとともに、隙間を基端方向に開放する開口部が設けられ、ホースは、前記隙間を通って開口部から外部に導出されるため、ワイパアームの回動によってホースが引っ張り力を受けない構成とすることができる。よって、例えば、ホースに予め弛みを持たせておくといった必要がなくなる。これによって、例えば、ホースを短くすることができたり、弛んだホースの分のスペースを確保しておくといった必要がなくなる。
2…ワイパアーム、3…ワイパブレード、4…ピボット軸、5…アームヘッド、6…リテーナ、21…先端側ノズル部材(ノズル部材)、23…ホース、25…ヒータ、26…ヒータ用導線(導線)、Ga…払拭面。

Claims (3)

  1. 往復回動されるピボット軸に固定されるアームヘッドと、前記アームヘッドの長手方向先端部に前記ピボット軸と異なる方向に沿った軸中心で回動可能に連結されたリテーナとを有するワイパアームと、
    前記ワイパアーム、又は前記ワイパアームの先端側に連結されるワイパブレードに設けられ、洗浄液を噴射可能なノズル部材と、
    前記ワイパアームに沿って配策され前記ノズル部材に洗浄液を送給する可撓性を有するホースと、
    前記ホースに沿って配策される導線と
    を備えた車両用ワイパであって、
    前記導線は、前記リテーナと前記アームヘッドとが連結された軸部分と対応した位置の前後に亘って前記ホースに螺旋状に巻装されるとともに、カウルルーバーに取付けられるグロメットを介して前記ホースと共に前記カウルルーバーの内部に導入されることを特徴とする車両用ワイパ。
  2. 請求項1に記載の車両用ワイパにおいて、
    前記ノズル部材には、凍結解除用のヒータが設けられ、
    前記導線は、前記ヒータに接続されるヒータ用導線であることを特徴とする車両用ワイパ。
  3. 請求項2に記載の車両用ワイパにおいて、
    前記ノズル部材は、前記リテーナの長手方向先端部において外部に露出して設けられた先端側ノズル部材と、前記リテーナの長手方向中間部における内部に設けられた中間ノズル部材とを有し、
    前記凍結解除用のヒータは、前記先端側ノズル部材に設けられたことを特徴とする車両用ワイパ。
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