JP6471309B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、移動部材を備えた遊技機に関する。
下記特許文献1には、装飾部材によって隠れた状態と、露出した状態に変化可能な移動部材(いわゆる役物)を備えた遊技機が開示されている。
特開2003−190401号公報
上記移動部材を用いた演出を実行する際、当該移動部材は決まって同じ露出状態となるため、演出の面白みに欠ける。
本発明が解決しようとする課題は、移動部材を用いた趣向性の高い演出を実行することが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、所定の移動範囲内を移動可能に設けられた移動部材と、前記移動部材の前方に設けられた部材であって、前記移動部材が第一姿勢にあるときには当該移動部材を隠すように重なり、前記移動部材が第二姿勢にあるときには当該移動部材の少なくとも一部を視認可能な状態とする被覆部材と、を備え、前記移動部材は、前記所定の移動範囲内におけるどの位置に位置する場合であっても、その姿勢を前記第一姿勢から前記第二姿勢に変化させることが可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、所定の移動範囲内におけるどの位置に位置する場合であっても、移動部材はその姿勢を第一姿勢から第二姿勢に変化させることが可能である。つまり、移動部材があらゆる位置において露出する可能性がある趣向性の高い演出を実行することが可能である。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図である(第一姿勢にある移動部材と第二姿勢にある移動部材を併せて示している)。 演出装置を説明するための模式図であって、(a)は移動部材が第一姿勢にある状態を、(b)は移動部材が第二姿勢(基本姿勢)にある状態を示している。 演出装置を説明するための模式図であって、(a)は移動部材が左に傾倒した別姿勢となった状態を、(b)は移動部材が右に傾倒した別姿勢となった状態を示している。 演出装置を説明するための模式図であって、(a)は移動部材が第一姿勢の状態で幅方向にスライドする様子を、(b)は移動部材が第二姿勢となって一部が露出した状態を示している。 連動演出を説明するための模式図であって、(a)は移動部材(ライター)から炎が発生し、識別図柄を燃やすような画像が表示された状態を、(b)は炎によって識別図柄が燃やされて変化した状態を示している。 連動演出を説明するための模式図であって、(a)は中の識別図柄に最も近い位置に位置する移動部材(ライター)が基本姿勢から左側に傾倒した左別姿勢に変化して左の識別図柄を燃やすような画像が表示された状態を、(b)は炎によって左の識別図柄が燃やされて変化した状態を示している。 連動演出を説明するための模式図であって、(a)は中の識別図柄に最も近い位置に位置する移動部材(ライター)が基本姿勢から右側に傾倒した右別姿勢に変化して右の識別図柄を燃やすような画像が表示された状態を、(b)は炎によって右の識別図柄が燃やされて変化した状態を示している。 連動演出を説明するための模式図であって、(a)は右の識別図柄に最も近い位置に位置する移動部材(ライター)が基本姿勢から左側に傾倒した左別姿勢に変化して中の識別図柄を燃やすような画像が表示された状態を、(b)は炎によって中の識別図柄が燃やされて変化した状態を示している。 連動演出を説明するための模式図であって、(a)は移動部材が中の識別図柄と右の識別図柄(識別図柄群)の間に位置する移動部材(ライター)が基本姿勢から左側に傾倒した左別姿勢に変化して中の識別図柄を燃やすような画像が表示された状態を、(b)は炎によって中の識別図柄が燃やされて変化した状態を示している。 連動演出を利用した演出の具体例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明における平面方向とは遊技盤90の平面方向に沿う(平行な)方向を、前後方向とは遊技盤90の平面方向に直交する方向(遊技者側を前、その反対側を後とする)を、左右方向(幅方向)とは図1の左右方向を、上下方向とは図1の上下方向をいうものとする。
まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する金属製の薄板からなる帯状のガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置50、第一始動入賞口904、第二始動入賞口905、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。表示装置50は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置50の表示画面(表示部)において特別図柄や普通図柄等が表示される。かかる表示装置50の表示画面は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能である。
遊技盤90に形成された開口901の下側縁側には、演出効果を発現する移動部材10を備えた演出装置1uが設けられている。かかる演出装置1uの詳細については後述する。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904、905や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。その他、大当たりの抽選方法や以下で説明する以外の演出等は、公知の遊技機と同様のものが適用できるため、説明は省略する。
以下、演出装置1uについて説明する。図1〜図4に示す演出装置1uは、移動部材10およびこれを誘導するレール部材20を備える。また、本実施形態では、移動部材10(演出装置1u)の前方に被覆部材40が設けられている。
移動部材10は、本体部11および従属部12を有する。本体部11は、遊技盤90の裏側に設けられたセンターベース(図示せず)に固定されたレール部材20に対し、所定の移動範囲を移動可能となるように支持されている。詳しくは後述するように、本体部11はレール部材20によって誘導されるベース部材30に対してその姿勢を変化させることが可能となるように支持されており、本体部11は、レール部材20に構築されたガイド部21の全体を利用して移動することが可能である。
本実施形態では、レール部材20は、細長い平面方向に沿う板状の部材であって、その長手方向が幅方向と一致するようにして設置されている。レール部材20には、幅方向に延びるガイド部21が形成されている。ガイド部21は、ベース部材30を介して本体部11を誘導することが可能な構成であればどのような構成であってもよい。例えば、レール部材20に形成された幅方向に延びる長孔であってもよいし、幅方向に延びる細長い突起等であってもよい。
レール部材20には、そのガイド部21によって幅方向にスライド自在となるようにベース部材30が取り付けられている。ベース部材30は、図示されない駆動源の動力によって幅方向にスライドする。ベース部材30には、移動部材10の本体部11がその姿勢を変化させることが可能となるように取り付けられている。本実施形態では、ベース部材30の後面側がガイド部21に係合され、ベース部材30の前面側に本体部11が取り付けられている。本実施形態における本体部11は、詳細を後述する従属部12が取り付けられた側(以下先端(側)と称することもある)の反対側(以下基端(側)と称することもある)がベース部材30に対し回動自在に支持されている。移動部材10は、その本体部11の基端から先端に向かう方向が、レール部材20(ガイド部21)の長手方向に沿う状態である第一姿勢(図2(a)参照)、または基端から先端に向かう方向がレール部材20の長手方向に交差する状態(以下、「起立した状態」と称することもある)である第二姿勢(図2(b)参照)に変化させることが可能となるようにベース部材30に支持されている。
本実施形態では、移動部材10の第二姿勢として、本体部11がレール部材20の長手方向に略直交するように起立した基本姿勢と、本体部11がレール部材20の長手方向と略直交する方向(基本姿勢)に対して傾斜するように起立した別姿勢とが設定されている。なお、本実施形態では、当該別姿勢として、基本姿勢から左側に傾くように起立した左別姿勢(図3(a)参照)と、右側に傾くように起立した右別姿勢(図3(b)参照)が設定されている。当該別姿勢の基本姿勢に対する傾斜角度は一定であってもよいし、不定であってもよい。
移動部材10が第一姿勢にあるとき、前後方向において移動部材10の全体に被覆部材40が重なる(図4(a)参照)。移動部材10が第二姿勢にあるとき、前後方向において移動部材10の一部に被覆部材40が重なる(図4(b)参照)。つまり、移動部材10が第一姿勢にあるときには、移動部材10が被覆部材40に覆われることにより、遊技者が移動部材10を視認することが困難になる。本実施形態では、被覆部材40の上側から覗き込むようにしないと移動部材10を視認することはできないように構成されている。一方、移動部材10が第二姿勢(基本姿勢および別姿勢)にあるときには、移動部材10の少なくとも一部が露出するため、遊技者が当該露出した部分を視認することが可能となる。なお、被覆部材40は、このように移動部材10を覆うものであればどのようなものであってもよい。装飾機能を発揮する装飾部材であってもよいし、遊技球を誘導する誘導部材であってもよい。
本実施形態における移動部材10は、どのような姿勢にあっても、ベース部材30を介してレール部材20の長手方向、すなわち幅方向にスライドすることが可能である。つまり、第一姿勢にあるときであっても幅方向にスライドすることが可能である。第一姿勢にある移動部材10は、被覆部材40に覆われることによって遊技者が視認することが困難な状態であるから、移動部材10が第一姿勢のまま移動したときには、遊技者は移動部材10が幅方向にスライドしたことに気付かない場合が多い。
ベース部材30には、駆動源である本体駆動モータやその動力を本体部11に伝達する一または複数の歯車等から構成される動力伝達機構がベース部材30に設けられている(図を分かりやすくするため動力伝達機構は図示せず)。本体駆動モータを駆動させることにより、本体部11がその姿勢を変化させる。本体部11の姿勢を変化させることが可能であれば、上記動力伝達機構はどのようなものであってもよい。
本体部11には、この本体部11とともに移動部材10を構成する従属部12が取り付けられている。従属部12は、本体部11の先端側(本体部11がベース部材30に支持された基端側の反対側)に、本体部11に対して回動自在に支持されている。具体的には、従属部12の一端側(左端側)が、本体部11に回動自在に支持されている。本実施形態では、本体部11と従属部12の相対位置は、本体部11の姿勢の変化に伴って変化する。具体的には、本体部11がその姿勢を第一姿勢から第二姿勢に変化させるにつれて、従属部12が本体部11に対して回動(変位)していく。具体的には、本体部11がその姿勢を第一姿勢から第二姿勢に変化させるにつれて、先端が本体部11に近接した状態(以下、この状態時における本体部11に対する従属部12の相対位置を原位置と称することもある)から先端が本体部11より離れる方向に変位する。本体部11が第二姿勢となって起立した状態となると、従属部12の先端(右端)が本体部11から最も離れた状態(以下、この状態時における本体部11に対する従属部12の相対位置を終端位置と称することもある)となる。従属部12全体で見れば、本体部11が第二姿勢にあるときには、従属部12は本体部11に対して左側に変位した状態となるということである。
本体部11の姿勢の変化に伴って、従属部12が本体部11に対して変位していく構造(従属部12の駆動機構)はどのようなものであってもよい。例えば、上記本体駆動モータの動力により本体部11の姿勢が変化したとき、本体部11の姿勢の変化に伴って従属部12を本体部11に対して変位させる歯車機構(例えば差動歯車機構)等を適用した構造とすることができる。また、本体部11とは別の駆動源によって従属部12を本体部11に対して変位させる構造(二つの駆動源を制御する構造)としてもよい。
以下、上記演出装置1uの動作およびこの演出装置1uと表示装置50(本発明における遊技部材に相当する)を用いた連動演出(この連動演出を実行する手段が、本発明における連動手段に相当する。本実施形態では、演出装置1uおよび表示装置50を制御する一または複数の基板である)について説明する。
上記移動部材10は、「ライター」を模した構造物である。具体的には、本体部11がライターの本体部分であり、従属部12がライターの蓋部分である。移動部材10が第二姿勢になったとき、本体部11の上側の一部と、本体部11の上側に支持された従属部12が被覆部材40に覆われずに露出することとなる。また、当該露出した部分は、表示装置50の表示領域に重なる。これを利用して連動演出が実行される。
例えば、図5に示すように、第二姿勢となり、従属部12が本体部11に対して離れる方向に変位した移動部材10の間に炎の画像を表示する(図5(a)参照)ことで、あたかもライターから炎が発生したような演出態様となる。そして、その炎によって、表示装置50に表示される遊技に関する情報を報知するための情報画像が燃やされて変化する(図5(b)参照)、といった態様の連動演出を実行することが可能である。
移動部材10は、レール部材20によって誘導される所定の範囲内を幅方向に移動可能である。そして、当該所定の範囲内であれば、どの位置に位置するときであってもその姿勢を変化させることができる。例えば、移動部材10が表示装置50の左側に位置する状態で連動演出を実行することだけでなく、それとは異なる位置である表示装置50の右側に位置する状態で連動演出を実行することが可能である。このように移動部材があらゆる位置において露出する可能性があるようにすれば、露出したときの驚きが大きい演出を実行することが可能である。
このように、移動部材10は、移動可能な所定の範囲内におけるあらゆる個所において第二姿勢となって連動演出を実行することが可能である。本実施形態では、移動部材10がその位置を変えるとき、第一姿勢となって幅方向に移動する。第一姿勢にある移動部材10は、被覆部材40に覆われた状態にあるため遊技者には視認困難である。したがって、移動部材10がその位置を変化させたとしても、遊技者は移動部材10の位置を認識することが困難である。例えば、ある位置において第二姿勢となった移動部材10が連動演出を実行した後、第一姿勢となってその位置を変化させ、再び第二姿勢となって連動演出を実行する、という一連の演出を実行することが可能である。つまり、移動部材10が移動したとしても、次に移動部材10が第二姿勢となって露出する位置を遊技者が認識することが困難であるから、驚きのある演出とすることが可能である。なお、移動部材10が第二姿勢のまま、上記所定の範囲内を移動することがあってもよい。
また、上述したように、本実施形態における移動部材10の第二姿勢として、基本姿勢およびそれとは異なる別姿勢が設定されている。以下、これを利用した連動演出の一例について説明する。
図5等に示すように、表示装置50には、当否判定結果を報知するための識別図柄51が表示される。本実施形態では、複数の識別図柄51から構成される識別図柄51群(例えば1〜9の数字を含む複数種の識別図柄51から構成される図柄群)は、表示装置50の左側、中央、右側において変動表示され、最終的に停止した識別図柄51の組み合わせが所定の組み合わせとなったときに大当たりとなり(大当たりであることが報知され)、それ以外の組み合わせとなったときにははずれとなる(はずれであることが報知される)。つまり、識別図柄51は、表示装置50に表示される情報画像の一種であると言える。大当たりとなる所定の組み合わせとしては、三つの識別図柄51が全て同じ図柄で停止した態様が例示できる。なお、図示する識別図柄51の態様はあくまで一例である。数字図柄以外の文字図柄やキャラクタ図柄等であってもよいし、これらを組み合わせたものであってもよい。
本実施形態では、変動している識別図柄51群の少なくとも一部が停止または停止したように見せかけ(以下、このように停止したように見せかける状態を仮停止と称することもある)、その識別図柄51の一つが変化する、といった演出を実行する際に、移動部材10を用いる。また、表示装置50において変動している識別図柄51群のうち停止する識別図柄51に期待をもたせる、といった演出を実行する際に移動部材10を用いる。
具体的には、図5に示すように、停止または仮停止した識別図柄51が、ライターを模した移動部材10によって燃やされたかのような態様を表示することで、停止する識別図柄51がどのようなものとなるかについて期待をもたせたり、一旦停止(仮停止)した識別図柄51が変化したりするといった連動演出を実行することが可能である。
この場合、左、中、右、いずれの識別図柄51(識別図柄51群)が燃やされるかということは、遊技者が注目するところである。本実施形態では、当該演出を実行する場合、基本的には、ライターを模した移動部材10が燃やす対象の識別図柄51に最も近い位置まで移動する(基本パターンの連動演出)。例えば、図5に示すように、中の識別図柄51(識別図柄51群)が燃やされる連動演出を実行する場合には、移動部材10が複数(本実施形態では三つ)の識別図柄51(識別図柄51群)のうち、左や右の識別図柄51(識別図柄51群)よりも、中の識別図柄51(識別図柄51群)に最も近い位置に位置した状態で第二姿勢となって連動演出が実行される。つまり、第二姿勢にある移動部材10が表示装置50の右側に重なった状態で連動演出が実行される。この場合、移動部材10は、第二姿勢の一態様である基本姿勢となる。
本実施形態では、この基本パターンの連動演出とは異なる連動演出(変則パターンの連動演出)が実行される場合がある。例えば、移動部材10が複数の識別図柄51(識別図柄51群)のうち、左や右の識別図柄51(識別図柄51群)よりも、中の識別図柄51(識別図柄51群)に最も近い位置に位置した状態で第二姿勢となって連動演出が実行されることがある。この場合、移動部材10は、第二姿勢の一態様である別姿勢となって、左や右の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすような演出を実行する。移動部材10は、左の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やす場合には左側に傾倒した左別姿勢となり(図6参照)、右の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やす場合には右側に傾倒した右別姿勢となる(図7参照)。つまり、左や右の識別図柄51(識別図柄51群)よりも、中の識別図柄51(識別図柄51群)に最も近い位置に位置した状態で第二姿勢となって露出する移動部材10を見た遊技者は、中の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすのではないかという印象を受けるが、それに反して移動部材10が左や右の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やす演出が実行されるため、驚きのある演出とすることが可能である。この場合、移動部材10が一旦基本姿勢となって、中の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすのではないかという印象を与えた後、移動部材10が別姿勢となって左や右の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすような連動演出とすればよい。
かかる変則パターンの演出としては種々考えられる。移動部材10が複数の識別図柄51(識別図柄51群)のうち、左や中の識別図柄51(識別図柄51群)よりも、右の識別図柄51(識別図柄51群)に最も近い位置に位置した状態で基本姿勢から別姿勢となり、左や中の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすような演出(図8参照)や、移動部材10が複数の識別図柄51(識別図柄51群)のうち、中や右の識別図柄51(識別図柄51群)よりも、左の識別図柄51(識別図柄51群)に最も近い位置に位置した状態で別姿勢となり、中や右の識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすような演出が考えられる。また、移動部材10が中の識別図柄51(識別図柄51群)と、左または右の識別図柄51(識別図柄51群)の間に位置した状態で基本姿勢から別姿勢となって、中の識別図柄51(識別図柄51群)、左または右の識別図柄51(識別図柄51群)のいずれかを燃やすような演出(図9参照)が考えられる。
なお、移動部材10が第二姿勢となったときに必ずいずれかの識別図柄51(識別図柄51群)を燃やすような演出態様が発生しなければならないものではない。移動部材10が第二姿勢となったにも拘わらず、このような演出態様が発生しない(移動部材10が第一姿勢に戻る)演出態様が発生することがあるようにしてもよい。
上記連動演出は、いわゆる擬似連続予告や保留連続予告といった連続予告に用いることができる。具体的には、停止または仮停止した識別図柄51の組み合わせが所定の組み合わせ態様となった場合に、演出の継続性を担保しつつ、再び識別図柄51が変動を開始するような連続予告(連続の回数等が大当たりとなる蓋然性を示唆する予告)において、一旦停止または仮停止した識別図柄51の組み合わせが上記所定の組み合わせ態様でない場合に、いずれかの識別図柄51が移動部材10(ライター)によって燃やされて変化することで、所定の組み合わせ態様となる、という演出に上記連動演出を利用することが可能である。
例えば、中の識別図柄51が所定の図柄となった場合に演出が連続する、という設定にした場合には、遊技者が注目する中の識別図柄51が変化するかどうかについて上記連動演出を利用すればよい。
さらに具体的には、中の識別図柄51が所定の図柄となった場合に演出が連続し、それとは異なる図柄である左の識別図柄51と右の識別図柄51が同じ図柄となった場合にいわゆるリーチ状態となる設定とした場合、移動部材10(ライター)が左または右の識別図柄51を燃やしリーチ状態とする場合あるとともに、移動部材10が中の識別図柄51を燃やして所定の図柄に変化させ演出が継続する場合がある構成とすればよい。
この種の演出の具体例は図10に示す通りである。左の識別図柄51と右の識別図柄51が停止または仮停止し、リーチ状態にならなかった場合、当該リーチ状態を構成する停止または仮停止した識別図柄51、すなわち左や右の識別図柄51に最も近い位置に位置した状態で移動部材10(ライター)が露出する(図10(a)参照)。基本パターンの演出においては、そのまま移動部材10が最も近い左や右の識別図柄51を燃やし図柄を変化させ(図10(b)参照)、リーチ状態とする(図10(c)参照)。つまり、移動部材が左や右の識別図柄51に最も近い位置で露出したとき、遊技者はリーチ状態に変化するのではないかという印象を受ける。
一方、変則パターンの演出においては、左や右の識別図柄51に最も近い位置に位置した状態で露出した移動部材10(ライター)が、基本姿勢から別姿勢に変化し、演出の継続を示す識別図柄51、すなわち中の識別図柄51(変動中であってもよいし、停止または仮停止した状態であってもよい)を燃やし(図10(d)参照)、上記所定の図柄に変化させる(図10(e)参照。なお本例では「7」の図柄が所定の図柄として設定された構成であるとする)。これにより、演出が継続することを示す。このような一連の演出が実行される可能性があるようにすることで、リーチ状態に変化するのではないかという印象を与えた後、演出の継続が報知される場合があるという面白みのある演出とすることが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態では、移動部材10ととともに連動演出を実行する対象が、遊技部材の一種である表示装置50(表示装置50に表示される識別図柄51(識別図柄51群))であることを説明したが、これに限られるものではない。例えば、遊技機1に設置された被覆部材40や演出部材(いわゆる役物)と移動部材10とによって連動演出が実行されるようにしてもよい。また、移動部材10とともに連動演出を実行する表示装置50に表示される情報画像は識別図柄51に限られるものではない。表示装置50に表示され、遊技に関する情報を表示する画像であれば、どのような画像であってもよい。
また、上記実施形態における連動演出は、停止または仮停止した識別図柄51と移動部材10が連動する演出(停止または仮停止した識別図柄51のいずれかが燃やされる演出)であることを説明したが、変動中の識別図柄51群と移動部材10が連動する演出(例えば、変動中の識別図柄51群が燃やされ、その後ある識別図柄51が停止または仮停止状態となる演出)としてもよい。また、上記実施形態における連動演出は、移動部材10が、一の識別図柄51(識別図柄51群)と連動する演出であることを説明したが、複数の識別図柄51(識別図柄51群)と連動する演出(例えば、二以上の識別図柄51が一度に燃やされる演出)としてもよい。
また、上記実施形態では、移動部材10は、本体部11およびこれに支持された従属部12を有するものであることを説明したが、これはあくまで一例である。所定の範囲内を移動可能であり、かつその姿勢を上記のように変化させることができるものであればどのようなものであってもよい。例えば、従属部12を有していない構成であってもよいし、複数の従属部12を有する構成であってもよい。また、従属部12は本体部11に対して回動自在に支持されたものであることを説明したが、従属部12の本体部11に対する変位の態様は、回動に限られるものではなく、従属部12が本体部11に対してスライドする構成であってもよい。
また、上記実施形態では、移動部材10は、幅方向に移動することを説明したが、その移動方向はどのような方向であってもよい。移動部材10の移動方向および移動範囲に合わせて、第一姿勢にある移動部材10を覆う被覆部材40が設置されていればよい
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1の発明にかかる遊技機は、所定の移動範囲内を移動可能に設けられた移動部材と、前記移動部材の前方に設けられた部材であって、前記移動部材が第一姿勢にあるときには当該移動部材を隠すように重なり、前記移動部材が第二姿勢にあるときには当該移動部材の少なくとも一部を視認可能な状態とする被覆部材と、を備え、前記移動部材は、前記所定の移動範囲内におけるどの位置に位置する場合であっても、その姿勢を前記第一姿勢から前記第二姿勢に変化させることが可能であることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記移動部材がその位置を変化させるとき、前記第一姿勢で移動することを特徴とする。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、前記移動部材および前記被覆部材とは異なる部材である一または複数の遊技部材と、前記移動部材と前記遊技部材を連動させた演出を実行する連動手段と、を備え、前記連動手段は、前記移動部材がある位置に位置するときに前記第二姿勢となって前記遊技部材と連動する演出が実行可能であるとともに、前記移動部材が前記ある位置とは異なる位置に位置するときに前記第二姿勢となって前記遊技部材と連動する演出が実行可能であることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機は、手段3に記載の遊技機において、前記移動部材の前記第二姿勢として、基本姿勢およびこの基本姿勢とは異なる一または複数の別姿勢が設定されており、前記連動手段は、前記移動部材が前記基本姿勢にあるときに前記遊技部材と連動する演出が実行可能であるとともに、前記移動部材が前記別姿勢にあるときに前記遊技部材と連動する演出が実行可能であることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機は、手段4に記載の遊技機において、前記遊技部材は、遊技に関する複数の情報画像が表示される表示装置であって、前記連動手段は、前記表示装置に表示される複数の情報画像のうち、ある情報画像に最も近い所定位置に位置する前記移動部材が前記基本姿勢となって当該ある情報画像と連動する演出が実行可能であるとともに、前記所定位置に位置する前記移動部材が前記基本姿勢から前記別姿勢に変化して前記ある情報画像とは異なる別の情報画像と連動する演出が実行可能であることを特徴とする。
手段1にかかる遊技機によれば、所定の移動範囲内におけるどの位置に位置する場合であっても、移動部材はその姿勢を第一姿勢から第二姿勢に変化させることが可能である。つまり、移動部材があらゆる位置において露出する可能性がある趣向性の高い演出を実行することが可能である。
手段2にかかる遊技機のように、移動部材が第一姿勢で移動するように構成されていれば、遊技者が移動部材の移動を認識することが困難となる。つまり、移動部材がどの位置から露出するか分からないインパクトのある演出を実行することが可能である。
手段3にかかる遊技機のように、移動部材がある位置に位置するときだけでなく、当該ある位置とは異なる位置に位置するときに第二姿勢となって遊技部材と連動する演出が実行可能であれば、移動部材と遊技部材が連動した複数種の演出を提供することが可能となる(移動部材と遊技部材が連動した演出が一種ではない)。
手段4にかかる遊技機のように、移動部材の第二姿勢として基本姿勢およびそれとは異なる別姿勢が設定されていれば、移動部材が基本姿勢にあるときに遊技部材と連動する演出だけでなく、移動部材が別姿勢にあるときに遊技部材と連動する演出が実行可能となり、提供可能な演出の種類を増加させることが可能である。
手段4にかかる遊技機のように、ある情報画像に最も近い所定位置に位置する移動部材が基本姿勢となって当該ある情報画像と連動する演出が実行可能であるとともに、所定位置に位置する移動部材が基本姿勢から別姿勢に変化してある情報画像とは異なる別の情報画像と連動する演出が実行可能であるようにすれば、基本姿勢にある移動部材がある情報画像と連動する演出が実行されると思いきや、別姿勢に変化して別の情報画像と連動する演出が実行される、という驚きのある演出を提供することが可能となる。
1 遊技機
1u 演出装置
10 移動部材
11 本体部
12 従属部
20 レール部材
21 ガイド部
30 ベース部材
40 被覆部材
50 表示装置
51 識別図柄

Claims (1)

  1. 所定の移動範囲内を移動可能に設けられた移動部材と、
    前記移動部材の前方に設けられた部材であって、前記移動部材が第一姿勢にあるときには当該移動部材を隠すように重なり、前記移動部材が第二姿勢にあるときには当該移動部材の少なくとも一部を視認可能な状態とする被覆部材と、
    を備え、
    前記移動部材は、前記所定の移動範囲内におけるどの位置に位置する場合であっても、その姿勢を前記第一姿勢から前記第二姿勢に変化させることが可能であることを特徴とする遊技機。
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