JP6470550B2 - スライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造 - Google Patents

スライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造 Download PDF

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Description

本発明は、溶融金属の流量制御を行うスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造に関する。
スライディングノズル装置は、2枚又は3枚のノズル孔を有する耐火物製のプレートを高圧で挟んだ状態(面圧を負荷した状態)で、これらのうち1枚のプレートをスライド(摺動)することにより、ノズル孔の開度を変えて溶融金属の流量を制御する。このスライドするプレートはスライド金枠に保持されており、スライド金枠は、プレートを交換するため開閉可能に取り付けられている。中でも、スライド金枠のスライドによって溶鋼の流量制御と面圧の負荷又は解除とを行う場合は、スライド金枠が固定金枠に対して開閉可能に取り付けられることが多い。
プレートは数回の使用で寿命となるため、プレートの交換時あるいは損傷状態をチェックする場合にはスライド金枠を開く必要がある。この際、スライド金枠を開く前には面圧を解除し、スライド金枠を閉じた後には面圧を負荷しなければならない。

スライディングノズル装置において面圧を負荷解除する方式の一つとして、スライド金枠のスライド(摺動)によって面圧を負荷解除する方式が知られている。すなわち、スライド金枠がスライドするときの駆動力を使ってバネを撓ませる方式である。この方式では、面圧を負荷解除するときのスライド金枠のスライド範囲(移動範囲)を、鋳造中のスライド範囲外で行うようになっている。このため、鋳造中と面圧負荷解除作業時とでストロークの異なるシリンダー装置を使用する場合があるが、この場合、2台のシリンダー装置を必要とするためにコストアップになる問題がある。
一方、1台のシリンダー装置を使用して、このシリンダー装置とスライド金枠との連結位置を切り替えることも提案されている。
例えば特許文献1には、駆動装置とスライドケース(スライド金枠)とをガイドピースを介して連結し、駆動装置とガイドピースとの連結位置を、ガイドピースに設けた開口内で連結切り替え手段によって切り替える方式が開示されている。また、このガイドピースは、基枠に設けられたガイドレール及び当該ガイドレールを摺動して延伸するように配設された延伸ガイドにより直線移動するように構成されている。
より具体的には、連結切り替え手段20は、図9に示されるように、全体形状が平面でみて四角状の角材よりなると共に、その一面側に半円柱状の凹部20aを有する構成で、他の一面には取手20bが設けられている。
この連結切り替え手段20は、図10において第1連結位置では駆動装置7の連結部材7aと開口25の第1位置決め面aとの間に配設され、また、図示していないが、第2連結位置では、連結切り替え手段20は、ロッド7Aの外周に位置すると共に連結部材7aの張出し部7eと第2位置決め面bとの間に配設される。
また、連結切り替え手段20の移動は、図11に示すように、ガイドピース24の開口25内で溶融金属容器1側(矢印A方向)に押し込んでずらすことにより行うことが記載されている。
しかし、特許文献1に開示された方式では、実際のところ、連結切り替え手段20を移動することができない問題がある。すなわち、連結切り替え手段20を移動するために、連結切り替え手段20をガイドピース24の開口内で押し込んでも、連結切り替え手段の取手20bが、連結部材7aに当たるため開口内で連結部材7aを移動することができない。そこで、取手20bが連結部材7aに当たらないようにするためには、連結部材7aを小さくしなければならず、この場合にはスライドケースへ駆動力が均等に伝達しない問題がある。また逆に連結切り替え手段20を大きくすると連結切り替え手段20を人手でハンドリングできなくなる問題がある。
さらに、連結切り替え手段20を溶融金属容器1側に押し込む場合、溶融金属容器側へ連結切り替え手段20を押し込むためのスペースの確保が必要になる。さらに、押し込んだ場合には、連結切り替え手段20が落下する恐れがある。また、連結切り替え手段20は、圧力に耐えるために頑丈な構造にしなければならないため金属製の重量物となるが、開口内で連結部材7aを移動する際には、取手以外の本体を保持できないため人が連結切り替え手段20の取手20bを手の指でつまむ程度では支えらない問題もある。
また、駆動装置7とスライドケース4とをガイドピース24を介して連結しているが、このガイドピース24は、基枠に設けられたガイドレール及び当該ガイドレールを摺動して延伸するように配設された延伸ガイドにより直線移動するように構成されているため、ガイドピース24を介した連結構造が複雑かつ大型となっている。さらに、ガイドピース24にはスライドケース4との着脱部を有するため、ガイドピースがより大型になっている。
特許第5283772号公報
本発明が解決しようとする課題は、スライディング装置のスライド金枠と駆動装置との連結位置を切り替えるための、単純かつ小型な切り替え構造を提供することである。
本発明の一観点によれば、次の連結切り替え構造が提供される。
「駆動装置の駆動ロッドの進退動作によりスライド金枠を固定金枠に対してスライドさせることで面圧を負荷又は解除するスライディングノズル装置において、スライド金枠と駆動装置との連結部の連結空間内に駆動装置の駆動ロッドを進退可能に配置し、連結空間へスペーサーを挿入することでスライド金枠と駆動装置との連結位置を切り替える、スライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造であって、
連結部は、スライド金枠から駆動装置側に突設して設けられ、
駆動ロッドは、連結部に着脱可能であり、
スペーサーは、駆動ロッドが嵌入する溝を有すると共にこの溝の開口部以外に取手を有し、
スペーサーの取手を連結部又は連結部に設けた防熱カバーに係合するスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。」
本発明では、連結部がスライド金枠から突設されているため、上述したガイドピースを連結部とする特許文献1では必要であったガイドレール及び当該ガイドレールを摺動して延伸するように配設された延伸ガイドが不要となる。さらに本発明では、駆動ロッドがスライド金枠から突設した連結部に着脱可能であるため、特許文献1のようなスライド金枠との着脱機構も不要となる。したがって、本発明によれば、連結部の構造が単純となり、小型にすることができ、さらに駆動装置とスライド金枠との距離を短くできるためスライディングノズル装置も小型にすることができる。
また、本発明では、スペーサーには駆動ロッドが嵌入するロッド用溝の開口部以外の部分に取手を設けているため、スペーサーの連結空間への挿脱を容易に行うことができると共に、特許文献1のように連結空間内での駆動ロッドと取手との干渉を考慮する必要がなくなり、スペーサーを小型にすることができる。
さらに、本発明によれば、スペーサーの取手を連結部又は連結部に設けた防熱カバーに係合することができるので、主に鋳造中のスペーサーの落下を防止することができる。
本発明の一実施例に係るスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造を示す斜視図である。 図1の連結切り替え構造を適用するスライディングノズル装置の斜視図である。 スペーサーの斜視図である。 スペーサーの固定手段を示す斜視図である。 図4aのスペーサーの固定手段を単独で示す斜視図である。 スペーサーの固定手段の他の実施例を示す斜視図である。 図5aのスペーサーの固定手段を単独で示す斜視図である。 駆動ロッドの斜視図である。 図1の連結切り替え構造において、ロッドヘッドが連結フレームに当接し、連結空間へスペーサーが挿入された状態を示す斜視図である。 図7aの後、連結空間からスペーサーが外されてロッドヘッドが基端フレームに当接した状態を示す斜視図である。 図7bの後、連結空間へスペーサーが挿入された状態を示す斜視図である。 図7cの後、駆動装置を後退限にしたときの状態を示す斜視図である。 図7dの後、連結空間からスペーサーが外されてロッドヘッドが連結フレームに当接した状態を示す斜視図である。 図7eの後、ロッドヘッドが基端フレームに当接した状態を示す斜視図である。 図7fの後、ロッドヘッドが連結フレームに当接した状態を示す斜視図である。 図7gの後、連結空間へスペーサーが挿入された状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に係るスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造を適用したスライディングノズル装置の斜視図であって、面圧が負荷されしかも2枚のプレートのノズル孔どうしが合致した状態である。 本発明の他の実施例に係るスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造を適用したスライディングノズル装置の斜視図であって、面圧が負荷されしかも2枚のプレートのノズル孔どうしが最も離れた状態である。 本発明の他の実施例に係るスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造を適用したスライディングノズル装置の斜視図であって、面圧が解除された状態である。 従来(特許文献1)の連結切り替え構造における連結切り替え手段の斜視図である。 従来(特許文献1)の連結切り替え構造の平面図である。 従来(特許文献1)の連結切り替え構造の断面図である。
図1は、本発明の一実施例に係るスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造を示す斜視図、図2は、図1の連結切り替え構造を適用するスライディングノズル装置の斜視図である。なお、先に説明したプレートのチェックや交換は、スライディングノズル装置のスライド金枠1を鉛直状態に立てた状態で行うので、図1及び図2でもスライド金枠1を鉛直状態に立てた状態で示している。
図1及び図2に示すように本発明の一実施例に係るスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造は、スライド金枠1に設けた連結部3と、連結部3の連結空間35内にスライド金枠1のスライド方向に進退可能に配置された駆動装置2の駆動ロッド21と、連結空間35内に挿入されるスペーサー4とを含む。駆動装置2は、スライディングノズル装置の固定金枠5に保持されている。
連結部3は、スライド金枠1から駆動装置2側に延びるように突設され、スライド金枠1によって保持されている。具体的には連結部3は、スライド金枠1の駆動装置2側の側面に接続される基端フレーム31と、この基端フレーム31からスライド金枠1のスライド方向Xに平行に延びる2つの平行フレーム32、33と、この2つの平行フレーム32、33どうしを繋ぐ連結フレーム34とで構成され、その内側に貫通孔状の連結空間35を有する。すなわち、連結空間35は、基端フレーム31と2つの平行フレーム32、33と連結フレーム34とで囲まれ、平面視が矩形をしている。なお、基端フレーム31は、スライド金枠1と共有することもできる。
連結フレーム34の駆動装置2側でしかも固定金枠5側には、駆動装置2の駆動ロッド21がスライド方向Xに移動可能に嵌入するロッド用溝37が設けられている。このロッド用溝37を介して駆動ロッド21は連結部3に着脱可能である。
基端フレーム31は、駆動ロッドのロッドヘッド22の突起26が嵌合する凹部を、固定金枠5側に開口する突起用溝38として有している。この突起用溝38は、スライド金枠1を開閉する際にロッドヘッド22から基端フレーム31すなわち連結部3が離れるために設けている。
ここで、連結部3は、上述のとおりスライド金枠1によって保持されているから、スライド金枠1のスライド過程において固定金枠5に接触することはないし、ガイドされることもない。
連結部の連結空間35内には、スペーサー4が挿脱可能である。スペーサー4は、図3に示すように略円柱状をしており断面がU字状の溝41が長手方向に延びるように設けられている。また、スペーサー4の両端部には、駆動ロッド21の長手方向中心軸に対して垂直な2つの面である当接面43、44を有している。さらに、スペーサー4の溝41の開口部45とは反対側に取手42を有している。なお、面圧を解除してスライド金枠1を開く際、スペーサー4を取り忘れた状態でスライド金枠1を空けた時スペーサー4が奥に振り落とされないよう連結空間35の溶融金属容器側に邪魔板を設置することもできる。
そして、連結部3の2つの平行フレーム32、33の一方(平行フレーム32)に、スペーサー4の取手42との係合部として取手42を嵌入するための取手用溝36が設けられている。この取手用溝36にスペーサー4の取手42を嵌入させて係合させることで、連結空間35に挿入したスペーサー4が鋳造中に連結空間35から脱落して落下することを防止できる。
取手42の取手用溝36への係合方法は、取手42をピンやコッターなどの公知の固定手段で連結部3へ固定する方法などを採用することができるが、本実施例では図4a及び図4bに示す固定手段を採用している。
図4a及び図4bに示す固定手段では、スペーサー4の取手42をスペーサー本体に螺合し、取手42に盤状の固定部46を設けている。また、取手42の端部は回転させやすくするためのハンドル47になっている。したがって、ハンドル47を操作して取手42を回転させると取手42がスペーサー本体に螺合し、この螺合動作により固定部46が連結部3(平行フレーム32)に当接する。これにより、スペーサー4が連結部3に固定される。
さらに本実施例では、連結部3の2つの平行フレーム32、33の他方(平行フレーム33)に防熱カバー6がヒンジ61によって回動可能に設けられている。この防熱カバー6は連結部3の連結空間35を覆い、その端部62は2つの平行フレーム32、33の一方(平行フレーム32)の側面を覆うことができるように折り曲げられている。そして、この端部62にスペーサー4の取手42を嵌入させるための溝63が設けられている。すなわち、防熱カバー6を閉じて連結空間35を覆うと、スペーサー4の取手42が溝63に嵌入する。つまり、溝63は、防熱カバー6が連結空間35を覆う状態において、取手42の固定部46と連結部3(平行フレーム32の側面)との間に位置する。この状態で、上述のように取手42をスペーサー本体に螺合させると、防熱カバー6がスペーサー4と共に連結部3に固定される。これにより、スペーサー4の脱落と同時に防熱カバー6の開きが防止される。また、防熱カバー6の開きはスペーサー4がないと防止できないので、防熱カバーのロックができないとき、あるいはその後の工程で防熱カバー6の開きが認められたときは、スペーサー4が挿入されていないということであり、このことから、スペーサー4の挿入し忘れを防止する効果が得られる。
図5a及び図5bには、スペーサー4の固定手段の他の例を示す。図5a及び図5bにおいて先に説明した図4a及び図4bの構成と対応する構成には同一の符号を付している。
図5a及び図5bに示す固定手段では、防熱カバー6の本体に係合片64を設けると共に、スペーサー4の取手42にも係合片48を設けている。そして、これらの係合片64及び係合片48には、防熱カバー6を閉じたときに整合する位置にそれぞれ係合孔64a及び係合孔48aを設けており、これらの係合孔64a及び係合孔48aにピン65を貫通させるようにしている。
この固定手段では、防熱カバー6とスペーサー4との回転軸が異なり、しかも防熱カバー6の回転半径がスペーサー4の回転半径よりも大きいため、防熱カバー6及びスペーサー4の回動を制限することができる。このため、スペーサー4の脱落を防止することができる。また、防熱カバー6の開きはスペーサー4がないと防止できないので、防熱カバー6のロックができないとき、あるいはその後の工程で防熱カバー6の開きが認められたときは、スペーサー4が挿入されていないということであり、このことから、スペーサー4の挿入し忘れを防止する効果が得られる。
駆動ロッド21は、駆動装置2(本実施例では油圧シリンダー)の一部として進退するロッドであり、図6に示すように駆動ロッド21の一方の端部は、駆動ロッド本体よりも大きな外径を有する円盤型をしたロッドヘッド22になっている。また、ロッドヘッド22は、駆動装置側とスライド金枠側にそれぞれに駆動ロッド21の長手方向中心軸に対して垂直な前面23、24と背面25とをそれぞれ有している。なお、本実施例では、スペーサー4との位置決めを容易にしかつスペーサー4の脱落を防止するためにロッドヘッド22にはスペーサー4の溝41に嵌合可能な突起26を設けているが、この突起26は必要に応じて設ければよい。前面23は、スペーサー4の当接面44及び基端フレーム31に当接可能な面である。背面25は、スペーサー4の当接面43及び連結フレーム34に当接可能な面である。
次に面圧負荷解除の操作手順を説明する。
まず、面圧を解除する手順について説明する。
(1)図7aの状態で、スペーサー4を連結空間内35で右方向に回転させてから、連結空間35からスペーサー4を抜く。その後、駆動装置2を前進限にし、駆動ロッド21のロッドヘッド22(前面24)を連結部3の基端フレーム31に当接させる(図7b)。
(2)駆動ロッド21のロッドヘッド22と連結部3の連結フレーム34との間に再びスペーサー4を挿入する(図7c)。
(3)駆動装置2を後退限にすると面圧が解除され図7dの状態となる。
(4)面圧を解除した後は、スペーサー4を外して開閉金枠7を開くとスライド金枠1を駆動ロッド21から離して開くことができる。
次に、面圧を負荷する手順について説明する。
(6)プレートのチェック又は交換が終わった後、開閉金枠7及びスライド金枠1を閉じると図7eの状態となる。
(7)駆動装置2を前進限として面圧を負荷する(図7f)。
(8)駆動装置2を後退限とする(図7g)。
(9)スペーサー4を入れ、スペーサー4を左方向に回転させて取手42を連結部3の取手用溝36に入れる(図7h)。
以上のとおり本発明では、連結部3がスライド金枠1から突設されているため、上述したガイドピースを連結部とする特許文献1では必要であったガイドレール及び当該ガイドレールを摺動して延伸するように配設された延伸ガイドが不要となる。さらに、駆動ロッド21がスライド金枠1から突設した連結部3に着脱可能であるため、特許文献1のようなスライド金枠との着脱機構も不要となる。したがって、連結部3の構造が単純となり、小型にすることができ、さらに駆動装置2とスライド金枠1との距離を短くできるためスライディングノズル装置も小型にすることができる。
また、スペーサー4には駆動ロッド21が嵌入する溝41の開口部とは反対側に取手42を設けているため、スペーサー4の連結空間35への挿脱を容易に行うことができると共に、特許文献1のように連結空間内での駆動ロッドと取手との干渉を考慮する必要がなくなり、スペーサー4を小型にすることができる。しかも、駆動装置を駆動する際には、スペーサーを手で保持する必要がなく安全である。
さらに、スペーサー4を連結空間35内で回転することで取手42を連結部3に係合することができるので、主に鋳造中のスペーサー4の脱落を防止することができる。
以上の実施例は、開閉金枠7を開くときに駆動装置2がスライド金枠1よりも下に位置する場合であったが、本発明では、駆動装置2がスライド金枠1の上に来る場合にも問題なく対応することができる。
この駆動装置2がスライド金枠1の上に来る場合には、図8aから図8cに示すように鋳造中(図8a及び図8b)はロッドヘッド22が基端フレーム31とスペーサー4との間に位置して、面圧を解除する場合(図8c)にはロッドヘッド22が連結フレーム31とスペーサー4との間に位置する構造とすることができる。
1 スライド金枠
2 駆動装置
21 駆動ロッド
22 ロッドヘッド
23,24 前面
25 背面
26 突起
3 連結部
31 基端フレーム
32、33 平行フレーム
34 連結フレーム
35 連結空間
36 取手用溝
37 ロッド用溝
38 突起用溝
4 スペーサー
41 溝
42 取手
43 当接面
44 当接面
45 開口部
46 固定部
47 ハンドル
48 係合片
48a 係合孔
5 固定金枠
6 防熱カバー
61 ヒンジ
62 端部
63 溝
64 係合片
64a 係合孔
65 ピン
65a 抜け止め具
7 開閉金枠
8 プレート

Claims (6)

  1. 駆動装置の駆動ロッドの進退動作によりスライド金枠を固定金枠に対してスライドさせることで面圧を負荷又は解除するスライディングノズル装置において、スライド金枠と駆動装置との連結部の連結空間内に駆動装置の駆動ロッドを進退可能に配置し、連結空間へスペーサーを挿入することでスライド金枠と駆動装置との連結位置を切り替える、スライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造であって、
    連結部は、スライド金枠から駆動装置側に突設して設けられ、
    駆動ロッドは、連結部に着脱可能であり、
    スペーサーは、駆動ロッドが嵌入する溝を有すると共にこの溝の開口部以外に取手を有し、
    スペーサーの取手を連結部又は連結部に設けた防熱カバーに係合するスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。
  2. スペーサーの取手は開口部とは反対側に設けられ、スペーサーの取手を連結部又は連結部に設けた防熱カバーに係合するためにスペーサーを連結空間内で回転させる請求項1に記載のスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。
  3. 連結部にスペーサーの取手との係合部として取手用溝を、連結部の駆動装置側に駆動ロッドが嵌入するロッド用溝をそれぞれ有する請求項1又は請求項2に記載のスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。
  4. 連結部は、基端フレームと、この基端フレームからスライド金枠のスライド方向に延びる2つの平行フレームと、この2つの平行フレームどうしを繋ぐ連結フレームとで構成され、その内側に貫通孔状の連結空間を有し、
    一方の平行フレームにスペーサーの取手との係合部として取手用溝を、連結フレームに駆動ロッドが嵌入するロッド用溝をそれぞれ有し、
    しかも連結部は、スライド金枠のスライド過程で固定金枠に接触することがない請求項1から請求項3のいずれかに記載のスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。
  5. スペーサーの取手は固定部を有すると共にスペーサー本体に螺合されており、この取手の螺合動作により固定部が連結部に当接することでスペーサーが連結部に固定される請求項1から請求項4のいずれかに記載のスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。
  6. スペーサーの取手は固定部を有すると共にスペーサー本体に螺合されており、
    連結部に連結空間を覆う防熱カバーを回動可能に設け、防熱カバーはスペーサーの取手が嵌入する溝を有し、この溝は防熱カバーが連結空間を覆う状態において、前記固定部と連結部との間に位置し、この状態でスペーサーの取手をスペーサー本体に螺合させることにより、防熱カバーがスペーサーと共に連結部に固定される請求項1から請求項4のいずれかに記載のスライディングノズル装置のスライド金枠と駆動装置との連結切り替え構造。
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