JP6470242B2 - 外壁パネル用吊具 - Google Patents

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本発明は、住宅などの建物の外壁パネルを吊り上げる際に用いられる外壁パネル用吊具に関するものであり、特に、外壁パネルの内、アーチの円弧部分やバルコニーなどに施工される垂れ壁パネルを吊り上げる際に用いられる外壁パネル用吊具に関するものである。
従来、垂れ壁パネルなどの一部の外壁は、納まりや作業効率の観点から、人力により設置箇所まで持ち上げられて、建物の構造躯体に取り付けられる。垂れ壁パネルをクレーンにて施工する場合には、垂れ壁パネルにスリングをくくり付けて、設置箇所まで吊り上げている。
また、下記特許文献1には、端部に一方の面側から厚み方向に形成された挿入孔を有するパネルを吊り下げるためのパネル用吊り具であって、吊り下げられる吊り具本体と、この吊り具本体に設けられて挿入孔に一方の面側から挿入される吊りピンと、吊り具本体に設けられて、挿入孔が形成されているパネルの一方の面と反対側の面に当接してパネルを押さえる押さえ部とを備えるパネル用吊り具が開示されている。このパネル用吊り具の押さえ部は、反対側の面に対しほぼ平行に移動することで、その反対側の面から退避可能に設けられている。
特開2001−3573号公報
しかしながら、人力により垂れ壁パネルを持ち上げて施工する場合、足場板上で重量のある垂れ壁パネルの取付作業を行うことになり、作業の安全性の面で問題がある。人力による場合、安全性を最優先にするため、重量の大きな垂れ壁パネルは、一階部分にのみ設置可能とされている。垂れ壁パネルをクレーンで施工する場合、スリングを垂れ壁パネルから取り外すことになるが、このスリングの取り外しは困難であり、その取外し作業時に危険が生じることになる。
また、上記特許文献1に開示されるパネル用吊り具は、吊り具本体の厚みが大きく形成されている上、その吊り具本体から吊りピンが突出した構成であるので、パネルからパネル用吊り具を取り外す際に、屋内側にスペースを確保する必要がある。従って、構造躯体に接触または近接してパネルを取り付ける場合には、パネルの屋内側に十分なスペースを確保することができず、パネル用吊り具を使用することができない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、外壁パネルへの取り付けおよび外壁パネルからの取り外しを容易に行うことができ、外壁パネルのクレーンでの施工時の安全性を向上させることができ、さらに、施工後の外壁パネルの屋内側にスペースを確保することができない場合にもクレーンでの施工を容易に行うことができる外壁パネル用吊具を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る外壁パネル用吊具は、後面にリップ付き溝型鋼からなる溝が左右方向へ沿って設けられる外壁パネルの吊具であって、前記溝の上側のリップ部に下から引っ掛けられる係合部を有する板状の吊具本体と、前記吊具本体の前面に設けられて前記外壁パネルを押さえる押え体とを備え、前記押え体は、前記吊具本体の前面に対面して配置される板状の第一片と、前記第一片の下端部から前方へ延出する板状で前記外壁パネルの上面に当接する第二片と、前記第二片の前端部から下方へ延出する板状で前記外壁パネルの前面に当接する第三片とを有し、前記吊具本体には、前後方向へ貫通して貫通穴が形成され、前記第一片には、上下に細長い長穴である貫通穴が前後方向へ貫通して形成されており、前記吊具本体の後面側から、前記吊具本体の貫通穴および前記第一片の貫通穴に順に貫通して配置されたボルトにナットがねじ込まれることで、前記吊具本体に前記押え体が設けられ、前記押え体は、前記ナットがねじ込まれて前記第二片が前記外壁パネルの上面に当接すると共に前記第三片が前記外壁パネルの前面に当接して前記外壁パネルを押さえた状態から、前記ナットを緩めることで上下方向および前後方向へ移動可能とされることを特徴とする。
また、本発明に係る外壁パネル用吊具は、前記第三片は、前記押え体が最も上方へ移動した状態で前記外壁パネルの前面に当接する長さを有していることを特徴とする。
さらに、本発明に係る外壁パネル用吊具は、前記吊具本体には、上下に離隔して前記貫通穴が複数形成されており、前記吊具本体の複数の前記貫通穴の内、いずれかの貫通穴に前記ボルトが通されて、前記吊具本体に前記押え体が設けられることを特徴とする。
本発明に係る外壁パネル用吊具によれば、外壁パネルの溝の上側のリップ部に下から係合部を引っ掛ける構成であると共に、第一片、第二片および第三片からなる押え体にて外壁パネルを押さえる構成である。従って、本発明に係る外壁パネル用吊具は、外壁パネルへの取り付けおよび外壁パネルからの取り外しを容易に行うことができる。本発明に係る外壁パネル用吊具は、前述したように外壁パネルから容易に取り外すことができるので、スリングをくくり付ける場合と比較して、クレーンでの施工時の安全性を向上させることができる。本発明に係る外壁パネル用吊具は、外壁パネル施工時に後方である屋内側に配置される吊具本体が板状に形成されると共に、外壁パネルの溝の上側のリップ部に下から引っ掛けられるよう係合部が形成される。従って、本発明に係る外壁パネル用吊具は、施工された外壁パネルの屋内側にスペースが確保できない場合にも用いることができる。
また、本発明に係る外壁パネル用吊具によれば、外壁パネルから取り外すために押え体を最も上方へ移動させた際においても、押え体の第三片が外壁パネルの前面に当接しているので、施工時に外壁パネル用吊具から外壁パネルが不意に落下するのを防止することができる。
さらに、本発明に係る外壁パネル用吊具によれば、吊具本体が押え体の取付位置を上下に複数有しているので、係合部と押え体との間の距離を調整することができる。従って、外壁パネルの上面と溝との間の距離が異なる複数種の外壁パネルに使用することができる。
本発明の外壁パネル用吊具の一実施例を示す斜視図である。 図1の外壁パネル用吊具の分解斜視図である。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す斜視図である。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、係合部をリップ部に引っ掛ける状態を示している。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、押え体を下方へスライドさせる状態を示している。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、ボルトにナットをねじ込んで、押え体で外壁パネルを押さえた状態を示している。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、外壁パネルが構造躯体に取り付けられた状態を示している。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、ナットを緩めた状態を示している。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、外壁パネルから押え体を離した状態を示している。 図1の外壁パネル用吊具の使用状態を示す左側面図であり、溝のリップ部への吊具本体の係合部の係合を解除し、外壁パネルから外壁パネル用吊具を取り外した状態を示している。
以下、本発明の外壁パネル用吊具の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図3は、本発明の外壁パネル用吊具の一実施例を示す図であり、図1は斜視図、図2は分解斜視図、図3は使用状態を示す斜視図である。本実施例の外壁パネル用吊具1は、後面にリップ付き溝型鋼からなる溝2が左右方向へ沿って設けられる外壁パネル3の吊具であって、溝2の上側のリップ部4に下から引っ掛けられる係合部5を有する板状の吊具本体6と、吊具本体6の前面に設けられて外壁パネル3を押さえる押え体7と、吊具本体6と押え体7とを接続する接続体8とを備える。
本実施例の外壁パネル用吊具1が用いられる外壁パネル3は、たとえば、建物に形成されるアーチの円弧状部分に施工されるパネルである。図示例では、アーチの円弧状部分の左側に施工されるパネルである。この外壁パネル3は、略四角形の板状とされ、下面が左端部を残して円弧状に上方へ凹んで形成されている。外壁パネル3の後面には、上下に離隔して複数(図示例では三つ)の溝2が左右方向へ沿って形成されている。各溝2は、外壁パネル3の後面に形成された凹部に、リップ付き溝型鋼が固定されて形成されている。このような外壁パネル3である垂れ壁パネルに、本実施例の外壁パネル用吊具1が適用される。
外壁パネル用吊具1の吊具本体6は、上下方向を長手方向とする略長方形の金属製の薄板状とされ、上端部が円弧状に上方へ膨出して形成されている。吊具本体6の下端部には、左右に離隔して係合部5が形成されている。各係合部5は、吊具本体6の一部を切り起こすことで形成され、上方へ行くに従って前方へ傾斜した後に上方へ垂直に延出して形成されている。
吊具本体6は、押え体7が取付可能な複数(図示例では二つ)の取付位置を有している。複数の取付位置は、上下に互いに離隔している。本実施例では、吊具本体6に前後方向へ貫通して円形状の貫通穴9,10が形成されており、その貫通穴9,10が押え体7の取付位置と対応する箇所に形成されている。二つの貫通穴9,10は、吊具本体6の左右方向略中央部に上下に離隔して形成されており、下側の貫通穴10が吊具本体6の上下方向略中央部に形成されている。
なお、吊具本体6には、左右の係合部5,5間、および上下方向略中央部よりも若干下方の左右両端部に、後方へ膨出して膨出部11が形成されている。各膨出部11は、上下に細長い形状とされている。また、吊具本体6の上端部には、外壁パネル3をクレーンで施工する際に用いられるベルト12と吊具本体6とを接続する接続部材13のための貫通穴14が前後方向へ貫通して形成されている。
押え体7は、金属製とされ、吊具本体6の前面に対面して配置される矩形板状の第一片15と、第一片15の下端部から前方へ延出する矩形板状で外壁パネル3の上面に当接する第二片16と、第二片16の前端部から下方へ延出する矩形板状で外壁パネル3の前面に当接する第三片17とを有している。本実施例の押え体7は、板材が側面視略L字形状に折り曲げられた後さらに側面視略L字形状に折り曲げられて形成されている。押え体7の第一片15には、前後方向へ貫通して貫通穴18が形成されている。この貫通穴18は、上下に細長い長穴とされており、第一片15の左右方向略中央部に形成されている。なお、押え体7の第二片16および第三片17からなるL字形状部分の内面には、略L字形状のゴム製の板材19が設けられる。具体的には、板材19の一片20が第二片16の下面に固定されると共に、板材19の他片21が第三片17の後面に固定される。
接続体8は、吊具本体6に押え体7を接続するものであり、本実施例では、ボルト22およびナット23を備えて構成される。ボルト22は、吊具本体6の後面側から、吊具本体6に上下に離隔して形成された貫通穴9,10の内の上側の貫通穴9および第一片15に形成された貫通穴18を順に貫通して配置される。そして、その状態において、ボルト22にナット23がねじ込まれることで、吊具本体6に押え体7が取り付けられる。
従って、ナット23を緩めた状態では、押え体7は、長穴である貫通穴18の上下の範囲内で上下方向へ移動可能に吊具本体6に設けられると共に、ボルト22に沿って前後方向へ移動可能に吊具本体6に設けられる。なお、押え体7の第三片17は、長穴の下端部にボルト22が接触した状態、すなわち、押え体7が最も上方へ移動した状態で外壁パネル3の前面に当接する長さを有している。
ここでは、ボルト22は、吊具本体6に上下に離隔して形成された貫通穴9,10の内の上側の貫通穴9を貫通して配置されたが、下側の貫通穴10を貫通して配置してもよい。この場合、ボルト22は、吊具本体6の後面側から、吊具本体6に形成された下側の貫通穴10および第一片15に形成された貫通穴18を順に貫通して配置される。そして、その貫通状態において、ボルト22にナット23がねじ込まれることで、吊具本体6に押え体7が取り付けられる。すなわち、押え体7は、前述した複数の取付位置の内、いずれかの取付位置に設けることができる。
図3に示されるように、本実施例の外壁パネル用吊具1は、外壁パネル3の上端部に左右に離隔して設けられる。各外壁パネル用吊具1には、前述した接続部材13が設けられる。接続部材13は、略コ字形状のアーム24と、アーム24の開放両端部間を架け渡すように設けられる棒材25とを備えており、棒材25が吊具本体6の上端部に形成された貫通穴14を貫通して配置されることで、外壁パネル用吊具1に取り付けられる。左側の接続部材13のアーム24には、ベルト12の一端部が固定され、右側の接続部材13のアーム24には、ベルト12の他端部が固定される。図示しないが、ベルト12は、クレーンに接続される。
次に、本実施例の外壁パネル用吊具1の使用について具体的に説明する。図4から図6は、外壁パネルに本実施例の外壁パネル用吊具を取り付ける状態を時系列に示す左側面図であり、一部を断面にして示している。また、図7から図10は、施工された外壁パネルから本実施例の外壁パネル用吊具を取り外す状態を時系列に示す左側面図であり、一部を断面にして示している。
図4に示されるように、外壁パネル3に外壁パネル用吊具1を取り付ける際には、まず、ナット23を緩めて、押え体7を上方へ移動させると共に、押え体7をその第二片16が上方へ傾斜するよう前方へ移動させる。このような押え体7の移動は、第一片15の貫通穴18が長穴に形成されていることにより可能とされる。
その状態で、外壁パネル3の最も上部に形成された溝2の上側のリップ部4に、吊具本体6に形成された係合部5が下から引っ掛けられる。この際、吊具本体6の前面が外壁パネル3の後面に当接される。そして、図5に示されるように、押え体7を下方へ移動させ、第二片16が板材19を介して外壁パネル3の上面に当接されると共に、第三片17が板材19を介して外壁パネル3の前面に当接される。この状態で、図6に示されるように、ボルト22にナット23をねじ込むことで、押え体7により外壁パネル3が押えられる。
このようにして、外壁パネル3に外壁パネル用吊具1が取り付けられる。前述したように、外壁パネル3は、外壁パネル用吊具1およびベルト12などを介して、クレーンに取り付けられる。従って、クレーンを操作することで、外壁パネル3を取付位置まで吊り上げることができる。そして、図7に示されるように、外壁パネル3は、取付金具などを介して、構造躯体を構成する軸組26に固定される。軸組26は、断面が略C字形状のリップ付き溝型鋼27を矩形枠状に組み付けて構成される。外壁パネル3が軸組26に固定された状態では、上枠を構成するリップ付き溝型鋼27と外壁パネル3との間には、若干隙間が形成される。
外壁パネル3から外壁パネル用吊具1を取り外す際には、まず、図8に示されるように、ナット23が緩められる。そして、図9に示されるように、押え体7を上方へ移動させると共に、押え体7をその第二片16が上方へ傾斜するよう前方へ移動させて、外壁パネル3から押え体7が離される。その状態で、外壁パネル用吊具1を下方へ移動させつつ後方へ移動させて、リップ部4への係合部5の係合が解除される。これにより、図10に示されるように、外壁パネル3から外壁パネル用吊具1を取り外すことができる。
本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、吊具本体6に形成された係合部5は、溝2の上側のリップ部4に下から引っ掛けることができる。また、押え体7は、第一片15、第二片16および第三片17を有し、ボルト22およびナット23からなる接続体8にて吊具本体6に取り付けられる。すなわち、押え体7は、第二片16が外壁パネル3の上面に当接すると共に第三片17が外壁パネル3の前面に当接して外壁パネル3を押さえた状態から、上下方向および前後方向へ移動可能に吊具本体6に設けられる。このような構成であるので、本実施例の外壁パネル用吊具1によれば、外壁パネル3への取り付けおよび外壁パネル3からの取り外しを容易に行うことができる。
また、本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、それを介してベルトが外壁パネル3に接続される。従って、本実施例の外壁パネル用吊具1によれば、スリングを外壁パネル3にくくり付ける場合と比較して、外壁パネル3から容易に取り外すことができる。従って、外壁パネル3のクレーンでの施工時の安全性を向上させることができる。
また、本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、外壁パネル用吊具1を下方へ移動させつつ後方へ移動させることで、リップ部4への係合部5の係合を解除することができる。すなわち、外壁パネル用吊具1の後方への移動を少なくすることができる構成である。これに加えて、外壁パネル用吊具1の吊具本体6は、板状に形成されている。従って、上枠を構成するリップ付き溝型鋼27と外壁パネル3との隙間が小さい場合においても、外壁パネル3から外壁パネル用吊具1を容易に取り外すことができる。
また、本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、外壁パネル3から外壁パネル用吊具1を取り外す際に押え体7を最も上方へスライドさせても、第三片17が外壁パネル3の前面に当接している。従って、外壁パネル3の施工時に不意に外壁パネル3が落下するのを防止することができる。
また、本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、吊具本体6に対する押え体7の取付位置を上下方向に変更して、係合部5と押え体7との間の距離を調整することができる。従って、外壁パネル3の上面と係合部5が係合される溝2との間の距離が異なる複数の外壁パネル3に対応することができる。
また、本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、クレーンを用いて外壁パネル3を吊り上げることができるので、2階以上に設置される外壁パネル3に適用することができる。従って、建物の2階以上まで開口したアーチを形成することができ、建物のデザイン性を向上させることができる。さらに、本実施例の外壁パネル用吊具1の場合、吊具本体6に膨出部11が形成されているので、吊具本体6の強度を高めることができ、これにより、吊具本体6を薄板状に形成することができる。
本発明の外壁パネル用吊具は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、外壁パネル用吊具1は、アーチを構成する垂れ壁パネルである外壁パネル3に適用されたが、これに限定されるものではなく、たとえば、軒先の垂れ壁パネルである外壁パネル3に適用してもよい。この場合、接続体8のボルト22は、上下に離隔して配置された貫通穴9,10の内、下側の貫通穴10に貫通して配置される。
本発明の外壁パネル用吊具は、後面にリップ付き溝型鋼からなる溝が左右方向へ沿って設けられる外壁パネルをクレーンで吊り上げる際に好適に用いられる。
1 外壁パネル用吊具
2 溝
3 外壁パネル
4 リップ部
5 係合部
6 吊具本体
7 押え体
8 接続体
9 貫通穴
10 貫通穴
15 第一片
16 第二片
17 第三片
18 貫通穴
22 ボルト
23 ナット

Claims (3)

  1. 後面にリップ付き溝型鋼からなる溝が左右方向へ沿って設けられる外壁パネルの吊具であって、
    前記溝の上側のリップ部に下から引っ掛けられる係合部を有する板状の吊具本体と、
    前記吊具本体の前面に設けられて前記外壁パネルを押さえる押え体とを備え、
    前記押え体は、前記吊具本体の前面に対面して配置される板状の第一片と、前記第一片の下端部から前方へ延出する板状で前記外壁パネルの上面に当接する第二片と、前記第二片の前端部から下方へ延出する板状で前記外壁パネルの前面に当接する第三片とを有し、
    前記吊具本体には、前後方向へ貫通して貫通穴が形成され、
    前記第一片には、上下に細長い長穴である貫通穴が前後方向へ貫通して形成されており、
    前記吊具本体の後面側から、前記吊具本体の貫通穴および前記第一片の貫通穴に順に貫通して配置されたボルトにナットがねじ込まれることで、前記吊具本体に前記押え体が設けられ、
    前記押え体は、前記ナットがねじ込まれて前記第二片が前記外壁パネルの上面に当接すると共に前記第三片が前記外壁パネルの前面に当接して前記外壁パネルを押さえた状態から、前記ナットを緩めることで上下方向および前後方向へ移動可能とされる
    ことを特徴とする外壁パネル用吊具。
  2. 前記第三片は、前記押え体が最も上方へ移動した状態で前記外壁パネルの前面に当接する長さを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の外壁パネル用吊具。
  3. 前記吊具本体には、上下に離隔して前記貫通穴が複数形成されており、
    前記吊具本体の複数の前記貫通穴の内、いずれかの貫通穴に前記ボルトが通されて、前記吊具本体に前記押え体が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の外壁パネル用吊具。
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