JP6468089B2 - 表示装置、表示方法及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、タッチパネル上におけるスライド操作の方向と速度とにより、動画像の再生速度を制御する技術(例えば、特許文献1参照)や、ユーザがタッチパネル上の位置と再生速度の関係を識別可能となるように動画像の表示に半透過で複数の再生速度を表示する技術(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置であって、
動画像を再生する再生手段と、
前記再生手段による動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、前記再生手段による動画像の再生速度を制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した実施形態1の表示装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1の表示装置100は、具体的には、中央制御部1と、メモリ2と、画像記録部3と、表示部4と、操作入力部5と、動作処理部6とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、画像記録部3、表示部4、操作入力部5及び動作処理部6は、バスライン7を介して接続されている。
なお、画像記録部3に記録されている画像データは、当該表示装置100の図示しない撮像部により撮影されたものであっても良いし、外部の撮像装置(図示略)により撮影された後、当該表示装置100に転送されて画像記録部3に記録されたものであっても良い。
また、画像記録部3は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
また、ネットワークに接続されている所定のサーバ装置の記憶領域(図示略)、から通信機能(図示略)を介して、データの読み出しや記録領域に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
すなわち、表示部4は、図示しない画像処理部により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル(表示手段)4aの表示画面に表示する。また、表示部4は、後述するように、動作処理部6の第1再生制御部6e(後述)の制御下にて、動画像を構成する複数のフレーム画像を表示パネル4aの表示画面に表示する。
なお、表示パネル4aは、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネル等から構成されているが、一例であってこれらに限られるものではない。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部5は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部5から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、動画像の再生等)を各部に実行させる。
タッチパネル5aは、表示パネル4aの表示領域をなす表示画面に直接的若しくは間接的に接触するユーザの指(手)やタッチペン等の接触位置を検出する。すなわち、タッチパネル5aは、例えば、表示パネル4aの表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を所定のサンプリング周期で検出する。そして、タッチパネル5aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を動作処理部6に出力する。
なお、動作処理部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
すなわち、再生部6aは、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像を所定の再生フレームレート(例えば、30fps等)で表示部4の表示パネル4aに表示させる。具体的には、再生部6aは、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなど(何れも図示略)を備えている。デジタルビデオエンコーダは、図示しない画像処理部により復号されてVRAMに記録されている複数のフレーム画像の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で読み出す。そして、デジタルビデオエンコーダは、読み出したデータを元にビデオ信号を発生して表示部4に出力し、表示パネル4aに表示させる。
すなわち、第1表示制御部(表示制御手段)6bは、再生部6aにより再生されている動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位(例えば、「時」、「分」、「秒」及び「1/100秒」等)により表示パネル4aに表示する制御を行う。具体的には、第1表示制御部6bは、再生部6aによる動画像の再生が開始されてから経過した時間を再生時間として再生部6aから取得する。そして、第1表示制御部6bは、取得した再生時間を所定の時間を表す単位毎に数字を用いて表した再生時間表示画像E1の画像データを表示部4に出力し、表示パネル4aの所定位置(例えば、右下等)にOSD(On-screen display)表示させる(図3等参照)。
ここで、所定の時間を表す単位には、「時(h)」、「分(min)」、「秒(s)」及び「1/100秒(s)」のうちの少なくとも一が含まれる。また、「1/100秒(s)」については、再生時間表示画像E1の視認性や後述する再生処理におけるユーザによるタッチパネル5aの操作性等を考慮して、「秒(s)」を10のべき乗で除算した単位であり、「1/100秒」以外にも、例えば、「1/10秒」や「1/1000秒」等であっても良い。
例えば、図3中の再生時間表示画像E1では、「時」、「分」、「秒」、「1/100秒」を単位とし、単位どうしをコロン「:」で区切って横書きしており、動画像の再生時間として「1時間0分22秒00」を表している。
なお、表示パネル4aにおける再生時間表示画像E1の表示位置は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
このドラムロールDsは、動画像を送り再生する際にユーザにより接触操作される操作子として機能する。具体的には、ドラムロールDsには、所定の時間を表す単位に応じた数字が所定の間隔Ynumber(px)で配置されている。例えば、「時」の単位に対応するドラムロール(図示略)には、「00」〜「99」(或いは、24時間を一日単位とする場合には、「23」)の数字が配置され、「分」の単位に対応するドラムロール(図示略)には、「00」〜「59」の数字が配置され、「秒」の単位に対応するドラムロールDsには、「00」〜「59」の数字が配置され、「1/10秒」の単位に対応するドラムロール(図示略)には、「00」〜「09」の数字が配置され、「1/100秒」の単位に対応するドラムロール(図示略)には、「00」〜「99」の数字が配置されている。各ドラムロールにおける数字の並びは、ドラムロールが所定方向(例えば、上方向)に回転した場合に、数字が大きくなるような配置となっている。
また、第1表示制御部6bは、ユーザにより接触操作された単位に対応するドラムロールを、ユーザによる直線状のスライド操作に応じて所定方向に擬似的に回転させるような制御を行う。
このとき、第1表示制御部6bは、再生時間表示画像E1における、ユーザによりスライド操作されている単位(例えば、「秒」)以外の単位(例えば、「1/100秒」)の数字もスライド量に応じて変化させる。例えば、図4(b)にあっては、「秒」の単位のドラムロールDsの数字が「23」となる直前までスライド操作されているため、再生時間表示画像E1の「1/100秒」の単位の数字が「99」となっている状態を模式的に表している。
また、撮像フレームレートに応じて用いられる所定の時間を表す単位として例示したものは、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
すなわち、判別部(判別手段)6cは、タッチパネル5a上のユーザによる接触位置が、再生時間の表示に係る「時」、「分」「秒」及び「1/100秒」のうちの何れの単位に対応するかを判別する。具体的には、再生時間表示画像E1は、表示パネル4aにおける表示位置が所定位置(例えば、右下等)に決められている場合、再生時間を表すのに用いられている各単位(例えば、「時」、「分」、「秒」、「1/100秒」等)の数字の表示領域もXY座標が規定されている。例えば、図4(a)に示すように、ユーザによりタッチパネル5aが接触操作されると、判別部6cは、タッチパネル5aから出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を取得する。そして、判別部6cは、再生時間表示画像E1における各単位の数字の表示領域の中で、取得された接触位置のXY座標に係る位置信号が含まれる領域(例えば、「22」の表示領域)を特定し、特定された領域に対応する単位(例えば、「秒」)を判別する。
ここで、直線状のスライド操作の態様としては、例えば、単位時間当たりのスライド量(画素数)であるスライド速度、スライド操作の開始から終了までのスライド量、ユーザによるタッチパネル5a上の接触位置の移動方向であるスライド方向等が挙げられる。例えば、横書きの再生時間表示画像E1では、所定の時間を表す単位に対応する数字がX方向に配置されるため、タッチパネル5a上のユーザによる直線状のスライド操作は、当該再生時間表示画像E1の長手方向(X方向)に略直行するY方向に沿って行われる(図4(a)及び図4(b)参照)。
また、第1特定部6dは、タッチパネル5aから逐次出力され、取得された接触位置YpositionのXY座標に係る位置信号に基づいて、接触位置Ypositionの単位時間当たりのY方向の変位量を算出し、ユーザによるスライド操作のスライド方向が上方向であるのか下方向であるのかを特定する。
また、第1特定部6dは、タッチパネル5a上のユーザによる直線状のスライド操作の終了後(接触解除後)、最終的にユーザによりタッチパネル5aが接触操作されていた接触位置を取得する。そして、第1特定部6dは、タッチパネル5a上のユーザによる直線状のスライド操作の開始から終了までのスライド量を算出する。
なお、Y方向のスライド操作を例示したが、例えば、再生時間表示画像が縦書きされている場合には、X方向のスライド操作となり、この場合の接触位置は、Xpositionとなる。
すなわち、第1再生制御部(再生制御手段)6eは、タッチパネル5a上の表示パネル4aに表示されている再生時間表示画像E1に対応する部分がユーザにより接触操作されると、再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、再生部6aによる動画像の再生速度を制御する。具体的には、第1再生制御部6eは、再生時間表示画像E1に係る「時」、「分」、「秒」及び「1/100秒」のうち、判別部6cにより判別されたタッチパネル5a上のユーザによる接触位置が対応する単位(例えば、「秒」等)に応じた再生速度で動画像を再生するように再生部6aを制御する。つまり、第1再生制御部6eは、タッチパネル5a上のユーザによる接触操作の態様、例えば、スライド速度、スライド量、スライド方向等が同じであっても、再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に応じて異なる再生速度で動画像を再生するように再生部6aを制御する。
ここで、再生速度の具体的な調整手法としては、例えば、再生フレームレートや間引き率の設定等が挙げられるが、再生フレームレートや間引き率の設定は、公知の技術であり、その詳細な説明は省略する。
ここで、送り再生とは、通常の再生速度に対して高速或いは低速で順方向或いは逆方向に再生することを言い、例えば、「早送り」、「早戻し」、「遅送り」、「遅戻し」等が挙げられる。
また、第1再生制御部6eは、タッチパネル5a上のユーザによる直線状のスライド操作の終了後(接触解除後)、このスライド操作が終了した時点のスライド速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御する。例えば、第1再生制御部6eは、最終的にユーザによりタッチパネル5aが接触操作された時点で第1特定部6dにより算出されたスライド速度V(px/s)にユーザにより接触操作された単位に対応する比率αを乗算して、直線状のスライド操作の終了後(接触解除後)の動画像の再生速度α・Vを算出する。
なお、タッチパネル5a上のユーザによる直線状のスライド操作が終了した時点のスライド速度が0の場合、すなわち、ユーザがタッチパネル5a上の直線状のスライド操作を一旦停止してから指を離した場合、第1再生制御部6eは、このスライド操作が終了した時点で表示パネル4aに表示されているフレーム画像を表示させたまま再生部6aによる動画像の再生を一時停止させても良い。
ここで、再生時間表示画像E1における各ドラムロールは、数字が大きくなる方向が動画像の時の流れる方向を表している。第1再生制御部6eは、ユーザによるタッチパネル5a上の直線状のスライド操作のスライド方向が、ドラムロールの数字が大きくなる方向、すなわち、上方向である場合には(図4(b)参照)、動画像を順方向に送り再生するように再生部6aを制御する。一方、第1再生制御部6eは、ユーザによるタッチパネル5a上の直線状のスライド操作のスライド方向が、ドラムロールの数字が小さくなる方向、すなわち、下方向である場合には、動画像を逆方向に送り再生するように再生部6aを制御する。
次に、表示装置100による再生処理について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3は、再生処理における動画像の再生画面の一例を模式的に示す図である。また、図4(a)及び図4(b)は、再生画面中の再生時間表示画像E1の一例を拡大して示す図である。
なお、画像処理部は、例えば、再生対象の動画像を構成する複数のフレーム画像のうち、所定時間分のフレーム画像の復号処理を事前に行って所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に格納しておくことで、第1再生制御部6eから指示されたフレーム画像を即座に表示パネル4aに表示可能となっている。
ここで、再生時間表示画像E1に対応する部分が接触操作されていないと判定されると(ステップS2;NO)、動作処理部6は、再生部6aによる動画像の再生が終了したか否かを判定する(ステップS3)。
一方、ステップS3にて、再生部6aによる動画像の再生が終了したと判定されると(ステップS3;YES)、動作処理部6は、当該再生処理を終了する。
ここで、タッチパネル5aが直線状にスライド操作されたと判定されると(ステップS7;YES)、第1特定部6dは、タッチパネル5aから逐次出力された接触位置YpositionのXY座標に係る位置信号を取得する(ステップS8)。そして、第1特定部6dは、ユーザによるタッチパネル5aの接触操作が開始されてから単位時間(例えば、一秒)が経過する毎に、単位時間当たりのスライド量をスライド速度V(px/s)として算出する(ステップS9)。
このとき、第1表示制御部6bは、第1特定部6dにより取得された接触位置YpositionのXY座標に係る位置信号に応じてドラムロールDsを回転させ、再生時間表示画像E1における、ユーザにより直線状のスライド操作が行われている単位(例えば、「秒」)の数字を更新する(ステップS11)。同様に、第1表示制御部6bは、再生時間表示画像E1における、ユーザにより直線状のスライド操作が行われている単位(例えば、「秒」)以外の単位(例えば、「1/100秒」)の数字も、このスライド操作のスライド量に応じて更新させる。つまり、第1表示制御部6bは、第1特定部6dにより特定される直線状のスライド操作の態様に応じて第1再生制御部6eにより制御される動画像の再生速度に追随して、再生時間の表示(再生時間表示画像E1)を制御する。
また、ステップS7にて、タッチパネル5aが直線状にスライド操作されていないと判定されると(ステップS7;NO)、第1特定部6dは、ステップS8〜S11の各処理をスキップして、ステップS12に移行する。
その後、動作処理部6は、処理をステップS2に戻す。
したがって、動画像の再生速度の変更度合を再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位と対応付けることで、当該動画像の再生速度の変更度合をユーザに把握させ易くすることができる。
また、タッチパネル5a上のユーザによる直線状のスライド操作のスライド方向を特定し、特定された直線状のスライド操作のスライド方向に基づいて、動画像の再生方向を制御するので、再生時間表示画像E1の数字の部分によって表される動画像の時の流れる方向をユーザに直感的に把握させることができ、直線状のスライド操作のスライド方向に応じて動画像の順方向或いは逆方向への再生を簡便に行うことができる。
以下に、実施形態1の表示装置100の変形例1について説明する。
変形例1の表示装置は、タッチパネル5a上のユーザによる接触位置が対応する単位毎に、ユーザによりタッチパネル5a上がスライド操作されたときのスライド量に応じて再生部6aによる動画像の再生速度を制御する。
そして、第1再生制御部6eは、ユーザによりタッチパネル5aが接触操作された接触位置Ypositionにユーザにより接触操作された単位に対応する比率βを乗算した値(β・Yposition)を再生速度として算出する。
例えば、第1再生制御部6eは、所定数として、単位が「時」では「3600」を加算し、単位が「分」では「60」を加算し、単位が「秒」では「1」を加算し、単位が「1/10秒」では「0.1」を加算し、単位が「1/100秒」では「0.01」を加算し、単位が「1/1000秒」では「0.001」を加算する。これにより、第1再生制御部6eは、タッチパネル5a上の再生時間表示画像E1における各単位(例えば、「分」)に対応する部分がユーザにより接触操作されるだけで、接触操作された単位に対応する所定数(例えば、「60」)を再生速度(倍速)として算出する。
また、第1再生制御部6eは、例えば、タッチパネル5a上のユーザによる接触位置が対応する単位毎に指定された所定数を用いるのではなく、ユーザによりタッチパネル5aが接触操作されていた時点での再生速度(例えば、等倍速の場合には、「1」等)を用いても良い。
以下に、実施形態2の表示装置200について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、本発明を適用した実施形態2の表示装置200の概略構成を示すブロック図である。
なお、以下に説明する以外の点は、上記実施形態1の表示装置100と略同様の構成及び機能をなし、その具体的な説明は省略する。
具体的には、第2表示制御部206bは、再生部6aによる動画像の再生が開始されてから経過した時間(再生時間)を所定の時間を表す単位毎に回転体の回転角度を用いて表した再生時間表示画像E2の画像データを表示部4に出力し、表示パネル4aの所定位置(例えば、右下等)にOSD表示させる(図7(a)参照)。
例えば、再生時間表示画像E2は、円形の回転体の外側に大小二つの環状の回転体が同心上に配置された構造をなしている(図7参照)。また、再生時間表示画像E2を構成する回転体の各々は、異なる所定の時間を表す単位が対応付けられている。図7(a)に示す再生時間表示画像E2は、円形の回転体が「1/100秒」の単位に対応し、小さい環状の回転体が「秒」の単位に対応し、大きい環状の回転体が「分」の単位に対応している。
なお、円形の回転体並びに大小二つの環状の回転体の各々と各単位との対応関係は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、再生時間表示画像E2を構成する回転体の形状は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。さらに、再生時間表示画像E2を構成する回転体の数は、所定の時間を表す単位の数に応じて適宜任意に変更可能である。
また、再生時間表示画像E2を構成する回転体の各々は、動画像を送り再生する際にユーザにより接触操作される操作子として機能する。具体的には、回転体の各々の一回転は、対応付けられている所定の時間を表す単位の長さとなっている。例えば、図6に示す再生時間表示画像E2では、円形の回転体の一回転が「1/100秒」の長さに対応し、小さい環状の回転体の一回転が「1秒」の長さに対応し、大きい環状の回転体の一回転が「1分」の長さに対応している。
また、第2表示制御部206bは、ユーザにより接触操作された単位に対応する回転体を、ユーザによる円弧状のスライド操作に応じて所定方向に回転させる制御を行う。
ここで、円弧状のスライド操作とは、一回転未満、すなわち、円形を形成しない操作であっても良いし、一回転以上の回動操作であっても良い。
具体的には、例えば、ユーザによりタッチパネル5a上の再生時間表示画像E2に対応する部分(例えば、小さい環状の回転体等)を所定方向(例えば、右周り方向等)に回転させるようにスライド操作させると、第2特定部206dは、タッチパネル5aから出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を逐次取得する。そして、第2特定部206dは、逐次取得された接触位置を回転体の回転中心を原点とする極座標系に配置し、単位時間当たりの回転角度θposition(例えば、一秒間に移動した画素数)を角速度ω(°/s)として算出する。
また、第2特定部206dは、タッチパネル5aから逐次出力され、取得された接触位置のXY座標に係る位置信号に基づいて、接触位置の単位時間当たりのX方向及びY方向の変位量を算出し、ユーザによる円弧状のスライド操作のスライド方向が右周り方向であるのか左周り方向であるのかを特定する。
また、第2特定部206dは、タッチパネル5a上のユーザによる円弧状のスライド操作の終了後、最終的にユーザによりタッチパネル5aが接触操作されていた接触位置を取得する。そして、第2特定部206dは、タッチパネル5a上のユーザによる円弧状のスライド操作の開始から終了までのスライド量(角度の変化量)を算出する。
また、第2再生制御部206eは、タッチパネル5a上のユーザによる接触位置が対応する単位毎に、ユーザによりタッチパネル5a上が円弧状にスライド操作されたときのスライド量に応じて再生部6aによる動画像の再生を制御する。具体的には、極座標系で1°に対応するユーザによるタッチパネル5a上の円弧状のスライド操作のスライド量に対して送り再生される時間の比率α(s/°)は、単位が「分」では比率α=1/6となり、単位が「秒」では比率α=1/360となり、単位が「1/10秒」では比率α=1/3600となり、単位が「1/100秒」では比率α=1/36000となり、単位が「1/1000秒」では比率α=1/360000となる。そして、第2再生制御部206eは、第2特定部206dにより算出された回転角度θpositionにユーザにより接触操作された単位に対応する比率αを乗算した値(α・θposition)と、ユーザによりタッチパネル5aが接触操作された時点の再生時間Ttouchとに基づいて、送り再生される時間を逐次算出する。
また、第2再生制御部206eは、タッチパネル5a上のユーザによる円弧状のスライド操作の終了後(接触解除後)、このスライド操作が終了した時点の角速度に応じた再生フレームレートで動画像が再生されるように当該動画像の再生を制御する。例えば、第2再生制御部206eは、最終的にユーザによりタッチパネル5aが接触操作された時点で第2特定部206dにより算出された角速度ω(°/s)にユーザにより接触操作された単位に対応する比率αを乗算して、円弧状のスライド操作の終了後(接触解除後)の動画像の再生速度α・ωを算出する。
ここで、再生時間表示画像E2を構成する各回転体は、時計回りである右周り方向が時の流れる方向を表している。第2再生制御部206eは、ユーザによるタッチパネル5a上の円弧状のスライド操作のスライド方向(回転方向)が右周り方向である場合には(図7(b)参照)、動画像を順方向に送り再生するように再生部6aを制御する。一方、第2再生制御部206eは、ユーザによるタッチパネル5a上の円弧状のスライド操作のスライド方向が左周り方向である場合には、動画像を逆方向に送り再生するように再生部6aを制御する。
次に、表示装置200による再生処理について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、再生処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図7(a)は、再生処理における動画像の再生画面の一例を模式的に示す図であり、図7(b)は、再生画面中の再生時間表示画像E2の一例を拡大して示す図である。
ここで、再生時間表示画像E2に対応する部分が接触操作されていないと判定されると(ステップS22;NO)、動作処理部206は、上記実施形態1の再生処理と略同様に、再生部6aによる動画像の再生が終了したか否かを判定する(ステップS23)。
一方、ステップS23にて、再生部6aによる動画像の再生が終了したと判定されると(ステップS23;YES)、動作処理部206は、当該再生処理を終了する。
ここで、タッチパネル5aが円弧状にスライド操作されたと判定されると(ステップS27;YES)、第2特定部206dは、タッチパネル5aから逐次出力された接触位置のXY座標に係る位置信号を取得して、回転角度θpositionを算出する(ステップS28)。そして、第2特定部206dは、ユーザによるタッチパネル5aの接触操作が開始されてから単位時間(例えば、一秒)が経過する毎に、単位時間当たりの回転角度θpositionを角速度ω(°/s)として算出する(ステップS29)。
このとき、第2表示制御部206bは、第2特定部206dにより取得された接触位置のXY座標に係る位置信号に応じて、再生時間表示画像E2における、ユーザにより円弧状のスライド操作が行われている単位の回転体(例えば、「秒」の回転体)の回転角度を更新する(ステップS31)。同様に、第2表示制御部206bは、ユーザにより円弧状のスライド操作が行われている回転体以外の回転体(例えば、「分」や「1/100秒」の回転体)の回転角度も、円弧状のスライド操作が行われている回転体の回転角度に応じて変化させる。つまり、第2表示制御部206bは、第2特定部206dにより特定される円弧状のスライド操作の態様に応じて第2再生制御部206eにより制御される動画像の再生速度に追随して、再生時間の表示(再生時間表示画像E2)を制御する。
また、ステップS27にて、タッチパネル5aが円弧状にスライド操作されていないと判定されると(ステップS27;NO)、第2特定部206dは、ステップS28〜S31の各処理をスキップして、ステップS32に移行する。
その後、動作処理部206は、処理をステップS22に戻す。
特に、タッチパネル5a上のユーザによる円弧状のスライド操作の態様、例えば、角速度や角度の変化量等を特定し、特定された円弧状のスライド操作の態様及び回転体の回転角度を用いて表された再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に基づいて、動画像の再生速度を制御するので、再生時間の表示に係る、例えば、「分」、「秒」及び「1/100秒」等の単位のうち、ユーザにより接触操作された単位毎に、タッチパネル5a上のユーザによる円弧状のスライド操作の態様に応じて動画像の再生速度を変更することができる。したがって、ユーザが所望する再生速度の選択を、タッチパネル5a上の再生時間表示画像E2におけるユーザによる接触位置と、この接触位置からのユーザによる円弧状のスライド操作の態様に応じて簡便に行うことができる。
また、タッチパネル5a上のユーザによる円弧状のスライド操作のスライド方向を特定し、特定された円弧状のスライド操作のスライド方向に基づいて、動画像の再生方向を制御するので、再生時間表示画像E2の回転体の回転方向によって表される動画像の時の流れる方向をユーザに直感的に把握させることができ、円弧状のスライド操作のスライド方向に応じて動画像の順方向或いは逆方向への再生を簡便に行うことができる。
例えば、動画像の再生時間を何れか一の所定の時間を表す単位により表しても良く、この場合、再生対象の動画像の撮像フレームレートに応じて所定の時間を表す単位を自動的に設定しても良い。具体的には、動画像の撮像フレームレートが、例えば、1000fpsの場合には、「1/100秒」の単位により再生時間を表し、また、120、240、480fpsの場合には、「1/10秒」の単位により再生時間を表し、また、30fpsの場合には、「秒」の単位により再生時間を表すようにしても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、再生処理ルーチン、表示制御処理ルーチン、再生制御処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、再生処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、動画像を再生する機能を実現させるようにしても良い。また、表示制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示パネル4aに表示する制御を行う機能を実現させるようにしても良い。また、再生制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、タッチパネル5a上の表示パネル4aに表示されている再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、動画像の再生速度を制御する機能を実現させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置であって、
動画像を再生する再生手段と、
前記再生手段による動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、前記再生手段による動画像の再生速度を制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。
<請求項2>
所定の時間を表す単位は、時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうちの少なくとも一を含み、
前記再生制御手段は、前記再生時間の表示に係る時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうちの少なくとも一の単位に応じた再生速度で動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
<請求項3>
前記タッチパネル上のユーザによる接触位置が、前記再生時間の表示に係る時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうちの何れの単位に対応するかを判別する判別手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記判別手段により判別された時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうち、前記タッチパネル上のユーザによる接触位置が対応する単位に応じた再生速度で動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
<請求項4>
前記表示制御手段は、前記再生時間を、数字を用いて前記表示手段に表示させ、
前記タッチパネル上のユーザによる直線状のスライド操作の態様を特定する第1特定手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線状のスライド操作の態様及び前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項5>
前記第1特定手段は、前記直線状のスライド操作のスライド速度及びスライド量のうちの少なくとも一方を特定し、
前記再生制御手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線状のスライド操作のスライド速度及びスライド量のうちの少なくとも一方に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
<請求項6>
前記第1特定手段は、前記直線状のスライド操作のスライド方向を特定し、
前記再生制御手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線状のスライド操作のスライド方向に基づいて、前記再生手段による動画像の再生方向を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の表示装置。
<請求項7>
前記表示制御手段は、前記第1特定手段により特定される前記直線状のスライド操作の態様に応じて前記再生制御手段により制御される動画像の再生速度に追随して、前記再生時間の表示を制御することを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項8>
前記表示制御手段は、前記再生時間を、回転体の回転角度を用いて前記表示手段に表示させ、
前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作の態様を特定する第2特定手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記第2特定手段により特定された前記円弧状のスライド操作の態様及び前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項9>
前記第2特定手段は、前記円弧状のスライド操作の角速度及び角度の変化量のうちの少なくとも一方を特定し、
前記再生制御手段は、前記第2特定手段により特定された前記円弧状のスライド操作の角速度及び角度の変化量のうちの少なくとも一方に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
<請求項10>
前記第2特定手段は、前記円弧状のスライド操作のスライド方向を特定し、
前記再生制御手段は、前記第2特定手段により特定された前記円弧状のスライド操作のスライド方向に基づいて、前記再生手段による動画像の再生方向を制御することを特徴とする請求項8又は9に記載の表示装置。
<請求項11>
前記表示制御手段は、前記第2特定手段により特定される前記円弧状のスライド操作の態様に応じて前記再生制御手段により制御される動画像の再生速度に追随して、前記再生時間の表示を制御することを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項12>
前記再生制御手段は、更に、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の再生速度を維持して動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項4〜11の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項13>
前記再生手段は、異なる撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能に構成され、
前記表示制御手段は、前記再生手段による動画像の再生時間を、この動画像の撮像フレームレートに応じて所定の時間を表す単位を異ならせて前記表示手段に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項14>
前記再生制御手段は、前記タッチパネル上のユーザによる接触操作が同じであっても、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に応じて異なる再生速度で動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の表示装置。
<請求項15>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置を用いた表示方法であって、
動画像を再生する処理と、
動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う処理と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、動画像の再生速度を制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。
<請求項16>
ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置のコンピュータに、
動画像を再生する機能と、
動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う機能と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、動画像の再生速度を制御する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1 中央制御部
4 表示部
4a 表示パネル
5 操作入力部
5a タッチパネル
6、206 動作処理部
6a 再生部
6b 第1表示制御部
206b 第2表示制御部
6c 判別部
6d 第1特定部
206d 第2特定部
6e 第1再生制御部
206e 第2再生制御部
Claims (16)
- ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置であって、
動画像を再生する再生手段と、
前記再生手段による動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、前記再生手段による動画像の再生速度を制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 所定の時間を表す単位は、時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうちの少なくとも一を含み、
前記再生制御手段は、前記再生時間の表示に係る時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうちの少なくとも一の単位に応じた再生速度で動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記タッチパネル上のユーザによる接触位置が、前記再生時間の表示に係る時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうちの何れの単位に対応するかを判別する判別手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記判別手段により判別された時、分、秒及び秒を10のべき乗で除する単位のうち、前記タッチパネル上のユーザによる接触位置が対応する単位に応じた再生速度で動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記再生時間を、数字を用いて前記表示手段に表示させ、
前記タッチパネル上のユーザによる直線状のスライド操作の態様を特定する第1特定手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線状のスライド操作の態様及び前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。 - 前記第1特定手段は、前記直線状のスライド操作のスライド速度及びスライド量のうちの少なくとも一方を特定し、
前記再生制御手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線状のスライド操作のスライド速度及びスライド量のうちの少なくとも一方に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記第1特定手段は、前記直線状のスライド操作のスライド方向を特定し、
前記再生制御手段は、前記第1特定手段により特定された前記直線状のスライド操作のスライド方向に基づいて、前記再生手段による動画像の再生方向を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記第1特定手段により特定される前記直線状のスライド操作の態様に応じて前記再生制御手段により制御される動画像の再生速度に追随して、前記再生時間の表示を制御することを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記再生時間を、回転体の回転角度を用いて前記表示手段に表示させ、
前記タッチパネル上のユーザによる円弧状のスライド操作の態様を特定する第2特定手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記第2特定手段により特定された前記円弧状のスライド操作の態様及び前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。 - 前記第2特定手段は、前記円弧状のスライド操作の角速度及び角度の変化量のうちの少なくとも一方を特定し、
前記再生制御手段は、前記第2特定手段により特定された前記円弧状のスライド操作の角速度及び角度の変化量のうちの少なくとも一方に基づいて、前記再生手段による動画像の再生速度を制御することを特徴とする請求項8に記載の表示装置。 - 前記第2特定手段は、前記円弧状のスライド操作のスライド方向を特定し、
前記再生制御手段は、前記第2特定手段により特定された前記円弧状のスライド操作のスライド方向に基づいて、前記再生手段による動画像の再生方向を制御することを特徴とする請求項8又は9に記載の表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記第2特定手段により特定される前記円弧状のスライド操作の態様に応じて前記再生制御手段により制御される動画像の再生速度に追随して、前記再生時間の表示を制御することを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記再生制御手段は、更に、前記タッチパネル上のユーザによるスライド操作の終了後、このスライド操作が終了した時点の再生速度を維持して動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項4〜11の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記再生手段は、異なる撮像フレームレートで撮影された動画像を再生可能に構成され、
前記表示制御手段は、前記再生手段による動画像の再生時間を、この動画像の撮像フレームレートに応じて所定の時間を表す単位を異ならせて前記表示手段に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の表示装置。 - 前記再生制御手段は、前記タッチパネル上のユーザによる接触操作が同じであっても、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位に応じて異なる再生速度で動画像を再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の表示装置。
- ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置を用いた表示方法であって、
動画像を再生する処理と、
動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う処理と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、動画像の再生速度を制御する処理と、
を含むことを特徴とする表示方法。 - ユーザにより接触操作されるタッチパネルを備える表示装置のコンピュータに、
動画像を再生する機能と、
動画像の再生時間を、所定の時間を表す単位により表示手段に表示する制御を行う機能と、
前記タッチパネル上の前記表示手段に表示されている前記再生時間に対応する部分がユーザにより接触操作されると、前記再生時間の表示に係る所定の時間を表す単位を基準として、動画像の再生速度を制御する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
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