JP2014154908A - 動画再生装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】動画の再生速度の変更操作をより容易にする、動画再生装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】携帯端末10の演算手段11は、タッチパネル13に動画が再生されている間にタッチ操作が入力されると、再生速度調整バー20およびノブ21を表示するとともに、動画再生速度を所定の速度とする。その後、スライド操作が入力された場合に、スライド操作の内容に応じて動画再生速度を変更する。たとえば上方向へのスライド操作が入力された場合には、演算手段11は、スライド操作の距離に応じて動画再生速度を増加させる。
【選択図】図4

Description

本発明は動画再生装置およびプログラムに関し、とくにタッチパネルを備え動画再生速度が変更可能なものに関する。
動画の再生速度を変更する機能を持つ動画再生装置が公知である。また、動画再生装置において、ハードウエアとしてのキーやボタンではなく、画面上にキーやボタンを表す画像を表示するものも公知である。たとえば特許文献1には、一時停止や早送りを指示するためのボタンを、画面の最下部に表示することが記載されている。
特開2009−141559号公報
しかしながら、従来の技術では、動画の再生速度を変更するための操作について、画面に表示されるユーザインタフェース(ボタン等)の利便性に限界があった。
たとえば、画面内に常時ユーザインタフェースが表示されるため動画を表示する領域が狭くなったり、再生速度が2倍、4倍および8倍という飛び飛びの値しか指定できなかったり、操作のために一旦動画から目を離す必要があったり、という問題がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、動画の再生速度を変更するための操作の利便性をより高くする動画再生装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る動画再生装置は、タッチパネルを備える動画再生装置であって、前記タッチパネルに動画が再生されている間に、前記タッチパネルにおいて動画が再生されている領域にタッチ操作が入力され、その後、前記タッチパネルにスライド操作が入力された場合に、前記スライド操作の内容に応じて動画再生速度を変更する。
動画再生速度を、前記スライド操作の向きおよび距離に応じて異なる値に変更してもよい。
前記タッチ操作が入力された位置に応じた位置に、スライド操作の向きと動画再生速度との関係を表すガイドマークを表示してもよい。
前記タッチ操作が入力されることに応じて、動画再生速度を、通常の速度とは異なる所定の速度に変更し、前記タッチ操作の後にタッチ解除操作が入力された場合、または、前記スライド操作の後にタッチ解除操作が入力された場合に、動画再生速度を前記通常の速度に変更してもよい。
前記動画再生装置は、動画再生速度を0倍速とすることにより静止画表示を行い、動画再生速度を0倍速よりも小さい速度とすることにより逆再生を行ってもよい。
前記動画再生装置は、動画が再生されている間、前記タッチ操作が入力されるまでは、動画再生速度の変更を指示するためのユーザインタフェースを表示しないものであってもよい。
また、この発明に係るプログラムは、タッチパネルを備えるコンピュータを上述の動画再生装置として機能させる。
この発明に係る動画再生装置によれば、タッチパネルにおいて動画が再生されている領域へのタッチ操作およびスライド操作によって動画再生速度の変更が可能なので、操作の利便性が高まる。
たとえば、画面内に常時ユーザインタフェースを表示する必要がないので動画を表示する領域を広く確保できる。また、スライド操作に応じて再生速度をより連続的に指定できる。また、操作のために動画から目を離す必要がない。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末(動画再生装置)の外観の例を示す図である。 図1の携帯端末の内部構成の例を示す図である。 図2の演算手段が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 動作に伴って変化するタッチパネルの表示内容を示す図である。 実施の形態2に係るガイドマークである操作円の例を示す図である。 連続するスライド操作を示す。 図4の再生速度調整バーが図6のスライド操作に応じて移動する動作の例である。 図5の操作円が図6のスライド操作に応じて移動する動作の例である。 ガイドマークの変形例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1および図2に、本発明の実施の形態1に係る動画再生装置である携帯端末10の構成の例を示す。図1は外観を示し、図2は内部構成を示す。携帯端末10は公知のコンピュータとしての構成を有し、演算を行う演算手段11と、情報を格納する記憶手段12とを備える。演算手段11はCPU(中央処理装置)を含み、記憶手段12は半導体メモリおよびHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶媒体を含む。
また、携帯端末10はタッチパネル13を備える。タッチパネル13は、画像(静止画および動画)を表示する画像表示手段として機能し、また、ユーザからの入力操作を受け付ける入力手段としても機能する。タッチパネル13において、画像を表示することが可能な領域と、ユーザからの入力操作を受け付けることが可能な領域とは、少なくとも一部が重複する。
本実施形態では、携帯端末10はいわゆるスマートフォンとして構成される。とくに図示しないが、携帯端末10は、マイク等の音声入力手段と、スピーカ等の音声出力手段と、他のコンピュータや情報記憶媒体と通信するためのコネクタまたはアンテナ等を備える。また、携帯端末10は、タッチパネル13の他に追加の入力手段(ボタンやキーボード等)を備えてもよい。
演算手段11は、タッチパネル13に対するタッチ操作、スライド操作およびタッチ解除操作を入力として受け付けることが可能である。
タッチ操作の例は、ユーザの指等の物理構造がタッチパネル13のいずれかの位置に接触することである。演算手段11は、タッチパネル13に対するタッチ操作を検出するとともに、タッチパネル13においてタッチ操作が入力された位置を特定することができる。
スライド操作の例は、タッチパネル13のある位置に接触していた物理構造が、タッチパネル13に接触したまま別の位置に移動することである。演算手段11は、タッチパネル13に対するスライド操作を検出するとともに、スライド操作の開始位置および終了位置を特定することができる。また、スライド操作の向きおよび距離も特定することができる。
タッチ解除操作の例は、タッチパネル13に接触していた物理構造がタッチパネル13から離れることである。このタッチ解除操作は、タッチ操作の後、そのタッチ位置において行われるものと、1回以上のスライド操作を経て、タッチ操作とは異なる位置において行われるものとを含む。
なお、演算手段11およびタッチパネル13は、これらの操作に加え、公知のタップ操作、ダブルタップ操作、フリック操作等を入力として受け付けるものであってもよい。
記憶手段12は、携帯端末10の動作を規定するプログラムと、動画に関連するデータとを記憶する。演算手段11がこのプログラムを実行することにより、携帯端末10は動画再生装置として機能し、本明細書に記載の各機能を実現する。動画は、たとえばMPEG等の動画に関連する規格に従うデータとして生成されたものである。または、表示領域全体または一部に表示される静止画のパターンを変更しながら逐次表示することによるアニメーション等であってもよい。記憶手段12への動画の記憶形式はどのようなものであってもよく、MPEG等の規格において規定される形式の他、たとえば異なるパターンを表す複数の静止画の集合であってもよいし、動画または静止画の特徴を表すパラメータのリストであってもよい。
携帯端末10の動作を規定するプログラムは、たとえばゲームプログラムを含む。また、携帯端末10は、状況(たとえばゲームの進行状況)に応じて異なる動画を表示する。動画の具体例として、ゲーム内での戦闘における演出動画や、状況の変化を示す表示変更を扱うことができる。しかしながら、プログラムはゲームに関連しないものであってもよく、また予め内容が決定されている動画(映画等)の再生を主な目的とするものであってもよい。
以上のように構成される携帯端末10の動作を、以下に説明する。
図3は、演算手段11が実行する処理の流れを示すフローチャートである。また、図4は、このフローチャートに示す動作に伴って変化するタッチパネル13の表示内容を示す。
まず演算手段11は動画の再生を開始する(ステップS1)。図4(a)はこの時点における表示の一例を示す。この時点では、動画再生速度の変更を指示するためのユーザインタフェース(一時停止ボタン、早送りボタン等)は表示されていない。動画の再生は、1倍速すなわち通常の動画再生速度で開始される。なお、「通常の動画再生速度」の意味は当業者に明らかであるが、たとえば動画再生速度の変更に関する操作を一切していない状態(すなわちデフォルト設定の状態)で携帯端末10が動画を表示する際の速度と定義してもよい。
演算手段11は、動画が再生されている間に、タッチパネル13において動画が再生されている領域に対するタッチ操作を入力として受け付ける(ステップS2)。ここで、ユーザがタッチ操作を入力しない場合には1倍速で動画の再生が進行し、ステップS2以降が実行されないまま動画の再生が終了する場合もある。
演算手段11は、ステップS2のタッチ操作に応じて、動画再生速度に関するガイドマークおよび速度ポインタを表示する(ステップS3)。図4(b)では、ガイドマークの例として、再生速度調整バー20が表示されている。また、速度ポインタとしてノブ21が表示されている。なお、図4および他の図に、ユーザの指30が示されているが、これは入力と表示との関係を説明するため便宜的に図示するものであって、タッチパネル13が表示する内容の一部ではない(ただし、タッチパネル13が、指30に対応する画像等、たとえばカーソル等を表示する態様を除外するものではない。)
再生速度調整バー20およびノブ21は、タッチ操作が入力された位置(またはその位置に応じた位置)に表示される。再生速度調整バー20は、後述するスライド操作の向きと動画再生速度との関係を表す。図4の例では、再生速度調整バー20は上下に延びるバーとして表示されており、上方向がより大きい動画速度に対応し、下方向がより小さい動画速度に対応する。また、再生速度調整バー20およびノブ21は、たとえば半透明処理を用いて表示され、動画と重なって表示された場合でも動画の内容をある程度透過して表示することができるように構成される。
ノブ21は、後述するようにスライド操作に応じてその位置が変化するものであり、各時点での動画再生速度を示す。図4(b)では、ノブ21は、再生速度調整バー20における所定の基準位置(たとえば中央)に表示されているが、これはたとえば動画再生速度が2倍速であることを示す。また、たとえば、ノブ21が再生速度調整バー20の中央よりも上寄りに表示されていれば、動画再生速度が2倍速よりも大きいことを示し、ノブ21が再生速度調整バー20の中央よりも下寄りに表示されていれば、動画再生速度が2倍速よりも小さいことを示す。
再生速度調整バー20は、動画再生速度が変更可能な範囲の上限および下限を示すものであってもよい。たとえば、ノブ21が再生速度調整バー20の上端に表示されていれば、動画再生速度が所定の上限値(たとえば15倍速)であることを示す。また、ノブ21が再生速度調整バー20の下端に表示されていれば、動画再生速度が所定の下限値(たとえば1倍速)であることを示す。ここで、再生速度調整バー20におけるノブ21の位置(座標)と、動画再生速度とは、線形の関係でなくともよい。
また、演算手段11は、ステップS2のタッチ操作に応じて、動画再生速度を、2倍速(すなわち通常の2倍の速度)に変更する(ステップS4)。その後、演算手段11は、変更された動画再生速度で動画を再生する(ステップS5)。2倍速で動画を再生することは、早送りを行うことに対応する。
次に、演算手段11は、タッチパネル13において動画が再生されている領域に対する操作を入力として受け付ける(ステップS6)。ステップS6において演算手段11が受け付ける入力は、たとえばタッチ解除操作およびスライド操作である。
ステップS6においてタッチ解除操作が入力された場合、演算手段11は、再生速度調整バー20を消去する(ステップS7)とともに、動画再生速度を1倍速に変更する(ステップS8)。この時点のタッチパネル13の表示は図4(a)のようになる。その後、演算手段11は処理をステップS2に戻し、動画を再生しつつ次のタッチ操作の入力を待つ。なお、図3のフローチャートから明らかなように、タッチ操作の後にスライド操作を経ずに直接タッチ解除操作が入力された場合も、タッチ操作の後にスライド操作を経てからタッチ解除操作が入力された場合も、動画再生速度は1倍速となる。
ステップS6において操作が入力されない場合、すなわちステップS2のタッチ操作がそのまま継続している場合には、演算手段11は処理をステップS5に戻し、動画を再生しつつ操作の入力を待つ。
ステップS6において上方向(第1の向き)へのスライド操作が入力された場合、演算手段11は、スライド操作に応じてノブ21の位置を変更する(ステップS9)。たとえば、ノブ21を、再生速度調整バー20上で終了位置に対応する位置に移動させる。図4(c)はこの時点における表示の一例である。
次に、演算手段11は、動画再生速度を、スライド操作の距離に応じて異なる値に増加させる(ステップS10)。動画再生速度の変化量は、スライド操作の距離(またはスライド操作の距離の上方向成分)に応じて決定され、たとえば距離の単調増加関数である。
具体例として、スライド操作の距離が上方向に10ドットであれば、動画再生速度に0.1を加算する。この結果、それまでの動画再生速度が2倍速であれば、変更された動画再生速度は2.1倍速となる。また、スライド操作の距離が上方向に20ドットであれば、動画再生速度に0.5を加算する。この結果、それまでの動画再生速度が2倍速であれば、変更された動画再生速度は2.5倍速となる。
その後、演算手段11は処理をステップS5に戻し、変更された動画再生速度で動画を再生しつつ、新たな操作の入力を待つ。
ステップS6において下方向(第1の向きとは逆向きとなる第2の向き)へのスライド操作が入力された場合、演算手段11は、スライド操作に応じてノブ21の位置を変更する(ステップS11)。次に、演算手段11は、動画再生速度を、スライド操作の距離に応じて異なる値に減少させる(ステップS12)。動画再生速度の変化量は、スライド操作の距離(またはスライド操作の距離の下方向成分)に応じて決定され、たとえば距離の単調増加関数である。
具体例として、スライド操作の距離が下方向に10ドットであれば、動画再生速度から0.1を減算する。この結果、それまでの動画再生速度が2倍速であれば、変更された動画再生速度は1.9倍速となる。また、スライド操作の距離が下方向に20ドットであれば、動画再生速度から0.5を減算する。この結果、それまでの動画再生速度が2倍速であれば、変更された動画再生速度は1.5倍速となる。
その後、演算手段11は処理をステップS5に戻し、変更された動画再生速度で動画を再生しつつ、新たな操作の入力を待つ。
ステップS10およびS12における動画再生速度の変更において、動画再生速度には上限および下限が設けられてもよい。たとえば、スライド操作の終了位置が再生速度調整バー20の上端よりも上側であった場合には、実際の終了位置に関わらず、演算手段11はノブ21を再生速度調整バー20の上端に表示するとともに、動画再生速度を15倍速としてもよい。また、スライド操作の終了位置が再生速度調整バー20の下端よりも下側であった場合には、実際の終了位置に関わらず、演算手段11はノブ21を再生速度調整バー20の下端に表示するとともに、動画再生速度を1倍速としてもよい。
また、スライド操作が再生速度調整バー20に沿って行われなかった場合であっても、スライド操作の移動量が上向きまたは下向きの成分を含んでいれば、同様に動画再生速度を変更することが可能である。たとえば、ユーザの指が再生速度調整バー20から離れて斜め上方向に移動した場合であっても、上向きの成分に応じてノブ21を移動させ、動画再生速度を増加すればよい。すなわち、再生速度調整バー20およびノブ21は、あくまでも動画再生速度調整を行うための指針となるガイドマークであり、これら自体に対する厳密な操作を要求する必要はない。(ただし、スライド操作が再生速度調整バー20に沿って行われなかった場合に、スライド操作を無効とするような実施形態を除外するものではない。)
なお、上述のように、ステップS3において、再生速度調整バー20およびノブ21はタッチ操作が入力された位置に表示される。図4(d)および図4(e)は、図4(b)とは異なる位置にタッチ操作が入力された場合の表示例である。図4(e)のように再生速度調整バー20の一部が画面外(または動画が再生されている領域の外)にはみ出すような位置にタッチ操作が入力された場合には、画面(または動画が再生されている領域)の境界が動画再生速度の上限または下限を制限することになる。このような場合には、ユーザは指を離し(すなわちタッチ解除操作を行い)、改めて適切な位置にタッチ操作を行うことで、動画再生速度の全範囲を有効に指定することができる。
なお、図3にはとくに示さないが、動画の再生が終了することに応じて図3の処理も終了する。
携帯端末10が以上のように動作することにより、ユーザの利便性が以下のように向上する。
たとえば、再生速度調整バー20およびノブ21は常時表示されるわけではないので、タッチパネル13において動画を表示する領域を広く確保できる。また、再生速度調整バー20およびノブ21は、最初にタッチした位置を基準位置(たとえば再生速度調整バー20の中央位置)として表示されるので、画面内で見たい対象物から離れた位置を選んでタッチすれば、シーンの邪魔にならない。
また、擬似アナログ的なスライド操作によって動画再生速度をより連続的に(原理的にはスライド操作の検出分解能に応じた離散度で)指定できるので、所望の速度を適切に選択することができる。また、早送りの速度を段階的に入力する(たとえば早送りボタンを何度も押して速度を上げる)必要がなく、一瞬で好みの速度に調節できる。
さらに、タッチパネル13において動画が再生されている領域であれば、どこでも任意の位置にタッチすればよく、操作のために動画から目を離す必要がない。とくに、動画再生速度は、最初にタッチした位置を基準位置(たとえば再生速度調整バー20の中央位置)とするスライド操作により決定されるので、基準位置の感覚的な把握が容易である。
また、元の速度すなわち1倍速に戻すためには、指を離すだけ(タッチ解除操作)でよいので、従来のように再生ボタンを押さなければならない装置や、早送りボタンを数回押さなければならない装置と比較すると操作が容易である。
なお、スライド操作の方向と、動画再生速度の増減とは、実施の形態1で示したものに限らない。たとえば増減を逆転させてもよい。また、たとえば再生速度調整バーを左右に延びる形式とし、左右方向のスライド操作に応じて動画再生速度を変更してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、上向きおよび下向きのスライド操作がそれぞれ動画再生速度の増加および減少に対応しているが、スライド操作の向きと動画変更速度の変化との対応関係はこれに限らない。実施の形態2は、この対応関係を異なる態様で実現する一例である。
図5に、再生速度調整バー20およびノブ21に代えて表示される操作円22の例を示す。操作円22は、実施の形態2において、動画再生速度に関するガイドマークとなる。操作円22は、最初にタッチ操作が入力された位置を中心として表示される。操作円22は、たとえば所定の角度範囲を占める扇形を含む。
図5の例では、操作円22は、第1の扇形23および第2の扇形24を含む。第1の扇形23は角度範囲αを占める中心角を有し、第2の扇形24は、角度範囲αと重複しない角度範囲βを占める中心角を有する。図5の例ではこれらの中心角は互いに等しい。第1の扇形23は第1の態様(平行斜線のパターンで示す)で表示され、第2の扇形24は第2の態様(点描のパターンで示す)で表示される。第1の態様はたとえば赤色の半透明領域とすることができ、第2の態様はたとえば緑色の半透明領域とすることができる。
角度範囲αは、たとえば鉛直方向上向きおよび水平方向右向きを含む連続した範囲であり、角度範囲βは、たとえば鉛直方向下向きおよび水平方向左向きを含む連続した範囲である。また、第1の扇形23および第2の扇形24の半径は、それぞれ動画再生速度の上限および下限を表す。図5の例ではこれらの半径は互いに等しい。
スライド操作の終了位置が第1の扇形23または第2の扇形24に含まれる場合、演算手段11は、動画再生速度を、操作円22の中心からスライド操作の終了位置までの距離に応じて異なる値に制御する。たとえば、第1の扇形23において距離が増加した場合には、動画再生速度を増加させ、第1の扇形23において距離が減少した場合には、動画再生速度を減少させ、第2の扇形24において距離が増加した場合には、動画再生速度を減少させ、第2の扇形24において距離が減少した場合には、動画再生速度を増加させる。
なお、第1の扇形23および第2の扇形24は、全方位をカバーする必要はない。スライド操作の終了位置が第1の扇形23にも第2の扇形24にも含まれない場合、演算手段11は動画再生速度を変更しない。または、スライド操作の終了位置が第1の扇形23にも第2の扇形24にも含まれない場合、演算手段11は動画再生速度を1倍速に変更してもよい。
以上のように説明される実施の形態2においても、実施の形態1と同様にユーザの利便性が向上する。
実施の形態3.
実施の形態1の再生速度調整バー20および実施の形態2の操作円22は、最初にタッチ操作が入力された位置に固定されており、消去されるまで移動しない(ただし実施の形態1ではノブ21は移動する)。実施の形態3は、これらのガイドマークがスライド操作に応じて移動する態様としたものである。
図6は、実施の形態3において例示に用いる、連続するスライド操作を示す。この例は、タッチ操作の後、6回のスライド操作R1〜R6が入力されたケースである。
図7を参照して、実施の形態1における再生速度調整バー20がこのようなスライド操作に応じて移動する動作の例を説明する。再生速度調整バー20の向きは、スライド操作が入力される度に、そのスライド操作の向きと平行になるよう変更される。また、スライド操作の距離が再生速度調整バー20の中央から端部までの長さを超える場合には、再生速度調整バー20は、その一端がスライド操作の終了位置と一致するよう移動する。このように再生速度調整バー20が移動することにより、スライド操作の終了位置は常に再生速度調整バー20に重なる位置となるので、ノブ21は、常に、再生速度調整バー20上にくるように、かつ、常にスライド操作の終了位置に表示可能である。
図7において、スライド操作R1、R2およびR5は上下方向において上向きの成分を含むものであり、したがって動画再生速度は増加する。また、スライド操作R3、R4およびR6は上下方向において下向きの成分を含むものであり、したがって動画再生速度は減少する。なお、複数回のスライド操作の結果として、再生速度調整バー20またはノブ21が元の位置に戻った場合であっても、動画再生速度はその元の時点での動画再生速度と同一とはならない場合がある。
また、図8を参照して、実施の形態2における操作円22が図6のスライド操作に応じて移動する動作の例を説明する。操作円22の位置は、スライド操作が入力される度に、そのスライド操作の終了位置が操作円22の中心となるよう移動する。
スライド操作R1、R2およびR5は角度範囲αに含まれる向きに対応するものであり、したがって動画再生速度は増加する。また、スライド操作R3、R4およびR6は角度範囲βに含まれる向きに対応するものであり、したがって動画再生速度は減少する。なお、複数回のスライド操作の結果として、操作円22が元の位置に戻った場合であっても、動画再生速度はその元の時点での動画再生速度と同一とはならない場合がある。
以上のように説明される実施の形態3においても、実施の形態1と同様にユーザの利便性が向上する。
実施の形態1〜3において、以下のような変形を施すことが可能である。
ガイドマークは、実施の形態1の再生速度調整バー20や、実施の形態2における操作円22に限らず、様々な態様で構成することができる。
また、ガイドマークはたとえば図9のような態様であってもよい。図9(a)は、ガイドマークが矢印および文字列を含む構成としたものである。矢印によってスライド操作の方向を示し、文字列によってその方向に対応する動画再生速度の変更内容を示す。たとえば、上向きの矢印に関連する位置(例として、図9(a)のように矢印と文字列とが少なくとも一部重なる位置)に、動画再生速度が増加することを示す文字列(図9の例では「FAST」)が表示されている。また、下向きの矢印に関連する位置に、動画再生速度が減少することを示す文字列(図9の例では「SLOW」)が表示されている。
図9(b)は、ガイドマークが操作円および文字列を含む構成としたものである。図5の操作円22のように、角度範囲によってスライド操作の方向を示し、文字列によってその方向に対応する動画再生速度の変更内容を示す。たとえば、第1の扇形に関連する位置(例として、図9(b)のように、第1の扇形と文字列とが少なくとも一部重なる位置)に、動画再生速度が増加することを示す文字列が表示されている。また、第2の扇形に関連する位置に、動画再生速度が減少することを示す文字列が表示されている。
また、ガイドマークを表示しないものであってもよい。すなわち、たとえば図3のステップS3、S7、S9およびS11を省略してもよい。ガイドマークを表示しなくとも、スライド操作の方向に応じた動画再生速度の変更は実施の形態1および2と同様に実行することができる。このようにすると、タッチパネル13において動画を表示する領域を常に広く確保できる。
さらに、ガイドマークを表示するか否かを変更可能としてもよい。たとえば、ガイドマークを表示するか否かを示すパラメータを記憶手段12に記憶しておき、ゲーム内オプション設定等によりこのパラメータを変更可能としてもよい。このようにすると、ユーザが操作に慣れないうちはガイドマークを表示させて操作の理解を容易にし、ユーザが操作に慣れた時点でガイドマークを表示させないようにして動画を見易くすることができる。
実施の形態1〜3では、タッチ操作が入力されること(ステップS2)に応じて、動画再生速度を2倍速に変更する(ステップS4)。これは2倍速である必要はなく、1倍速のままであってもよいし、1倍速以外の所定の速度であってもよい。また、たとえば0倍速(すなわち一時停止)としてもよい。0倍速による動画表示とは、たとえば静止画表示を行うことと同等である。
ステップS4において1倍速のままとする場合には、その後上方向へのスライド操作に応じて早送りがなされ、下方向へのスライド操作に応じて、1倍速より小さい動画再生速度による再生(たとえばスロー再生またはコマ送り再生)がなされることになる。
また、ステップS4において0倍速に変更する場合には、その後上方向へのスライド操作に応じて、スロー再生、通常の再生、または早送りがなされ、下方向へのスライド操作に応じて、負倍速による再生がなされることになる。負倍速による再生とは、たとえばマイナス1倍速による逆再生(時間逆転再生)、絶対値が1倍速より小さい負倍速による逆スロー再生、絶対値が1倍速より大きい速度による巻き戻し再生、等を含む。
実施の形態1〜3では、動画再生速度の上限は所定値(たとえば15倍速)であるが、上限を無限大倍速として扱ってもよい。たとえば、実施の形態1においてスライド操作の終了位置が再生速度調整バー20の上端またはこれより上側である場合、そのスライド操作が入力された時点で動画の再生を終了してもよい。
実施の形態1〜3では、図4(a)に示すように、携帯端末10は、動画が再生されている間、タッチ操作が入力されるまでは、動画再生速度の変更を指示するためのユーザインタフェースを表示しない。このためより広い領域を用いて、またはインタフェース表示に干渉されずに動画を再生することができる。しかしながら、変形例として、タッチ操作が入力されるまでの間であっても、動画再生速度の変更を指示するための公知のユーザインタフェース(一時停止ボタン、早送りボタン等)を表示してもよい。
動画再生装置は、携帯端末でなくともよい。デスクトップPCおよび固定式のタッチパネルを用いても、実施の形態1と同様に本発明を実施することができる。
10 携帯端末(動画再生装置)、11 演算手段、12 記憶手段、13 タッチパネル、20 再生速度調整バー(ガイドマーク)、21 ノブ、22 操作円(ガイドマーク)、30 指。

Claims (7)

  1. タッチパネルを備える動画再生装置であって、
    前記タッチパネルに動画が再生されている間に、前記タッチパネルにおいて動画が再生されている領域にタッチ操作が入力され、その後、前記タッチパネルにスライド操作が入力された場合に、前記スライド操作の内容に応じて動画再生速度を変更する、動画再生装置。
  2. 動画再生速度を、前記スライド操作の向きおよび距離に応じて異なる値に変更する、請求項1に記載の動画再生装置。
  3. 前記タッチ操作が入力された位置に応じた位置に、スライド操作の向きと動画再生速度との関係を表すガイドマークを表示する、請求項1または2に記載の動画再生装置。
  4. 前記タッチ操作が入力されることに応じて、動画再生速度を、通常の速度とは異なる所定の速度に変更し、
    前記タッチ操作の後にタッチ解除操作が入力された場合、または、前記スライド操作の後にタッチ解除操作が入力された場合に、動画再生速度を前記通常の速度に変更する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の動画再生装置。
  5. 前記動画再生装置は、
    動画再生速度を0倍速とすることにより静止画表示を行い、
    動画再生速度を0倍速よりも小さい速度とすることにより逆再生を行う、請求項1〜4のいずれか一項に記載の動画再生装置。
  6. 前記動画再生装置は、動画が再生されている間、前記タッチ操作が入力されるまでは、動画再生速度の変更を指示するためのユーザインタフェースを表示しない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の動画再生装置。
  7. タッチパネルを備えるコンピュータを、請求項1〜6のいずれか一項に記載の動画再生装置として機能させるプログラム。
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