JP6467300B2 - 蒸気システムの異常検出システム - Google Patents

蒸気システムの異常検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP6467300B2
JP6467300B2 JP2015126604A JP2015126604A JP6467300B2 JP 6467300 B2 JP6467300 B2 JP 6467300B2 JP 2015126604 A JP2015126604 A JP 2015126604A JP 2015126604 A JP2015126604 A JP 2015126604A JP 6467300 B2 JP6467300 B2 JP 6467300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
sensor
valve
vibration
abnormality detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015126604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017009070A (ja
Inventor
健 浅岡
健 浅岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tlv Co Ltd
Original Assignee
Tlv Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tlv Co Ltd filed Critical Tlv Co Ltd
Priority to JP2015126604A priority Critical patent/JP6467300B2/ja
Publication of JP2017009070A publication Critical patent/JP2017009070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467300B2 publication Critical patent/JP6467300B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本願は、蒸気システムにおいてドレンを通過させる弁の異常状態を検出する異常検出システムに関する。
従来より、蒸気が使用される蒸気使用部(蒸気タービン等)を備えた蒸気システムが知られている。この種の蒸気システムでは、蒸気使用部の下流側にスチームトラップ等の弁が設けられ、蒸気使用部で蒸気が使用されて発生したドレンが弁を介して排出される。また、上述したような蒸気システムにおける弁の異常状態を検出する技術が、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1の検出技術は、振動センサ(振動検出部)をスチームトラップに接触させて該スチームトラップの振動を検出し、その検出した振動のレベルに基づいてスチームトラップの異常状態が判定される。
特開平8−4993号公報
ところで、上記特許文献1に記載の検出技術では、誤検出する場合があった。即ち、蒸気使用部(特に、蒸気タービン)で発生した振動がスチームトラップに伝わり、スチームトラップが振動しその振動が振動センサによって検出される。そのため、スチームトラップは正常状態であるにも拘わらず、スチームトラップが異常状態であると誤判定されてしまう場合があった。
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸気システムにおけるスチームトラップ等の弁の異常状態を検出する異常検出システムにおいて、誤検出を防止することにある。
本願に開示の技術は、蒸気が使用される蒸気使用部と、該蒸気使用部と配管接続され、該蒸気使用部で蒸気が使用されて発生したドレンを通過させる弁とを備えた蒸気システムにおいて、上記弁の異常状態を検出する蒸気システムの異常検出システムを前提としている。本願の異常検出システムは、第1センサおよび第2センサと、異常判定部とを備えている。上記第1センサは、上記弁に取り付けられ、該弁の振動を検出するものである。上記第2センサは、上記蒸気使用部またはその近傍に取り付けられ、該蒸気使用部の振動を検出するものである。上記異常判定部は、上記第1センサが振動を検出した時に、上記第2センサが振動を検出した場合は上記弁は正常であると判定し、上記第2センサが振動を検出していない場合は上記弁は異常であると判定する。
以上のように、本願の蒸気システムの異常判定システムによれば、2つのセンサのうち第1センサのみが振動を検出した場合は、弁は異常状態であると判定される。つまり、第1センサによって検出された弁の振動は蒸気使用部の振動によるものではなく弁自身によるものであるとして、弁は異常状態であると判定することができる。また、第1センサおよび第2センサの両方が同時期に振動を検出した場合は、弁は正常状態であると判定される。つまり、第1センサによって検出された弁の振動は弁自身によるものではなく蒸気使用部の振動によるものであるとして、弁は正常状態であると判定することができる。これにより、蒸気使用部の振動によって起こる弁の振動に基づいて異常状態であるとする誤判定を防止することができる。したがって、弁の異常検出の誤検出を防止することができる。
図1は、実施形態に係る蒸気システムの異常検出システムの概略構成を示す図である。 図2は、第1センサおよび第2センサの動作状態の一例を示す図である。
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、本実施形態の蒸気システム1は、蒸気使用部2とスチームトラップ3を備えている。そして、蒸気システム1には本願の請求項に係る異常検出システム10が設けられている。
蒸気使用部2は、高温高圧の蒸気が使用されてドレン(復水)が発生するものである。具体的に、蒸気使用部2は蒸気によって羽根車を回転させ動力を得る蒸気タービンである。蒸気使用部2には、蒸気供給管4およびドレン排出管5が接続されている。蒸気使用部2では、ボイラー等の蒸気生成部(図示省略)から蒸気供給管4を通じて高温高圧の蒸気が供給される。また、蒸気使用部2では、羽根車の回転に使用された蒸気の一部が凝縮してドレン(復水)となりドレン排出管5に排出される。なお、図示しないが、蒸気使用部2では使用された残りの蒸気は別の配管に排出される。
スチームトラップ3は、蒸気使用部2の下流側であるドレン排出管5に設けられている。スチームトラップ3は、蒸気使用部2からドレン排出管5を介してドレンまたは蒸気混じりのドレンが流入する。そして、スチームトラップ3は、流入したドレンのみを自動的に出口部から排出するものである。つまり、スチームトラップ3は、蒸気使用部2と配管接続され、蒸気使用部2で蒸気が使用されて発生したドレン(復水)を通過させる弁である。
異常検出システム10は、スチームトラップ3の異常状態を検出するものである。本実施形態において、スチームトラップ3の異常状態は蒸気漏れ(蒸気の排出)が生じている状態である。異常検出システム10は、2つのセンサ11,12(第1センサ11、第2センサ12)と、異常判定部13とを備えている。
2つのセンサ11,12は、それぞれ、対象物に接触してその対象物の振動(例えば、40キロヘルツの振動周波数)を検出するものである。具体的に、第1センサ11は、スチームトラップ3に取り付けられ、スチームトラップ3の振動周波数を検出する。第2センサ12は、蒸気使用部2の近傍に位置するドレン排出管5に取り付けられ、ドレン排出管5の振動周波数を検出する。第2センサ12によって検出される振動周波数は、蒸気使用部2の振動周波数に相当する。そして、第1センサ11および第2センサ12は、検出した振動周波数の大きさ(音圧レベル)(以下、検出値という。)が所定値以上になると、信号(ON信号)を異常判定部13に送信する。上述した所定値は、第1センサ11および第2センサ12について同じ値とすることができる。
スチームトラップ3では、流体が流れるときに振動が発生する。そして、このスチームトラップ3の振動は、蒸気漏れが生じるとドレンが正常に排出されているときよりも大きくなる。上述した所定値は、スチームトラップ3で蒸気漏れが生じたときに発生する振動周波数の大きさを示す値に予め設定されている。
異常判定部13は、第1センサ11および第2センサ12からの信号の組み合わせに基づいて、スチームトラップ3が異常状態であるか否かを判定するように構成されている。具体的に、異常判定部13の判定動作について図2も参照しながら説明する。第1センサ11および第2センサ12の両方からON信号が異常判定部13に送信された場合(図2の時間t1)、異常判定部13はスチームトラップ3が正常状態であると判定する。また、2つのうち第1センサ11からのみON信号が異常判定部13に送信された場合(図2の時間t3)、異常判定部13はスチームトラップ3が異常状態であると判定する。なお、当然ではあるが、2つのうち第2センサ12からのみON信号が異常判定部13に送信された場合(図2の時間t2)、異常判定部13はスチームトラップ3が正常状態であると判定する。
つまり、本実施形態の異常判定部13は、第1センサ11の検出値が所定値以上になった時に、第2センサ12の検出値も所定値以上になっている場合、スチームトラップ3は正常であると判定する。また、異常判定部13は、第1センサ11の検出値が所定値以上になった時に、第2センサの検出値が所定値未満である場合、スチームトラップ3は異常であると判定する。
以上のように、上記実施形態の異常検出システム10によれば、2つのセンサ11,12のうち第1センサの検出値のみが所定値以上になった場合は、スチームトラップ3は異常状態であると判定される。つまり、スチームトラップ3の振動周波数の大きさのみが所定値以上になった場合、スチームトラップ3の振動は蒸気使用部2の振動が伝達されたものではなくスチームトラップ3自身によるものであると把握できる。したがって、この場合、スチームトラップ3は異常状態であると判定することができる。
また、第1センサおよび第2センサの両方の検出値が同時期に所定値以上になった場合は、スチームトラップ3は正常状態であると判定される。つまり、蒸気使用部2およびスチームトラップ3の両方の振動周波数の大きさが所定値以上になった場合、スチームトラップ3の振動はスチームトラップ3自身によるものではなく蒸気使用部2の振動が伝達されたものであると把握できる。したがって、この場合、スチームトラップ3は正常状態であると判定することができる。
以上により、異常検出システム10によれば、蒸気使用部2の振動が伝達されて起こるスチームトラップ3の振動に基づいて異常状態であるとする誤判定を防止することができる。したがって、スチームトラップ3の異常検出の誤検出を防止することができる。
また、本願の異常検出システム10は、上記実施形態のように蒸気使用部2が蒸気タービンである場合は特に有効である。即ち、蒸気タービンは比較的大きな振動が発生するところ、その蒸気タービンの振動によるスチームトラップ3の振動が発生しやすくなるが、この場合でもスチームトラップ3の異常検出の誤検出を防止することができる。
なお、上記実施形態の異常検出システム10では異常検出対象をスチームトラップ3としたが、その他の弁類を異常検出対象としてもよい。つまり、本願に開示の技術は、蒸気使用部2と配管接続され、蒸気使用部2のドレンを通過させる弁であって、振動に基づいて異常状態を検出することができる弁であれば同様に適用することができる。
また、上記実施形態の異常検出システム10において、第2センサ12は蒸気使用部2に取り付けるようにしてもよいことは勿論である。
本願に開示の技術は、蒸気システムにおいてドレンを通過させる弁の異常状態を検出する異常検出システムについて有用である。
1 蒸気システム
2 蒸気使用部
3 スチームトラップ(弁)
5 ドレン排出管(配管)
10 異常検出システム
11 第1センサ
12 第2センサ
13 異常判定部

Claims (2)

  1. 蒸気が使用される蒸気使用部と、該蒸気使用部と配管接続され、該蒸気使用部で蒸気が使用されて発生したドレンを通過させる弁とを備えた蒸気システムにおいて、上記弁の異常状態を検出する蒸気システムの異常検出システムであって、
    上記弁に取り付けられ、該弁の振動周波数を検出する第1センサと、
    上記蒸気使用部またはその近傍に取り付けられ、該蒸気使用部の振動周波数を検出する第2センサと、
    上記第1センサによって検出された振動周波数の音圧レベルが所定値以上になった時に、上記第2センサによって検出された振動周波数の音圧レベルが上記所定値以上になっている場合は上記弁は正常であると判定し、上記第2センサによって検出された振動周波数の音圧レベルが上記所定値未満になっている場合は上記弁は異常であると判定する異常判定部とを備えている
    ことを特徴とする蒸気システムの異常検出システム。
  2. 請求項1に記載の蒸気システムの異常検出システムにおいて、
    上記弁は、スチームトラップである
    ことを特徴とする蒸気システムの異常検出システム。
JP2015126604A 2015-06-24 2015-06-24 蒸気システムの異常検出システム Active JP6467300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015126604A JP6467300B2 (ja) 2015-06-24 2015-06-24 蒸気システムの異常検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015126604A JP6467300B2 (ja) 2015-06-24 2015-06-24 蒸気システムの異常検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017009070A JP2017009070A (ja) 2017-01-12
JP6467300B2 true JP6467300B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=57761362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015126604A Active JP6467300B2 (ja) 2015-06-24 2015-06-24 蒸気システムの異常検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6467300B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7044628B2 (ja) * 2018-05-14 2022-03-30 株式会社テイエルブイ 流体トラップの詰まり検出システム及び詰まり検出方法
JP7221540B2 (ja) * 2020-03-03 2023-02-14 株式会社ミヤワキ 性能評価方法、性能評価装置、及び制御プログラム
WO2023089902A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 株式会社テイエルブイ 判定システム
JP7208446B1 (ja) * 2021-11-19 2023-01-19 株式会社テイエルブイ 判定システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59222697A (ja) * 1983-06-01 1984-12-14 富士電機株式会社 蒸気トラツプの閉塞検知装置
JPS6128968U (ja) * 1984-07-23 1986-02-21 財団法人 電力中央研究所 バルブの異常検出装置
JPH01187430A (ja) * 1988-01-22 1989-07-26 Toshiba Corp 弁シートリーク検出装置
JPH01213539A (ja) * 1988-02-22 1989-08-28 Babcock Hitachi Kk バルブ監視装置
JP2714896B2 (ja) * 1991-09-13 1998-02-16 株式会社テイエルブイ フロ―ト弁
JPH06258198A (ja) * 1993-03-02 1994-09-16 Hitachi Ltd 異常診断方法及びその装置
JPH06323945A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Tohoku Electric Power Co Inc 弁漏洩探知装置
JP3924038B2 (ja) * 1997-03-14 2007-06-06 株式会社テイエルブイ スチ―ムトラップの作動状態評価方法
US9528629B2 (en) * 2012-06-27 2016-12-27 Fisher Controls International Llc Methods and apparatus to use vibration data to determine a condition of a process control device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017009070A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6467300B2 (ja) 蒸気システムの異常検出システム
JP2014505874A5 (ja)
NO753556L (ja)
JP6287467B2 (ja) 分析装置、分析システム及び分析方法
JP6483550B2 (ja) 蒸気システムの水撃検知システム
JP2016017418A (ja) 直動式水力機械
JP6776049B2 (ja) 配管内の水撃予知システム及び水撃予知方法
UA95813C2 (ru) Система и способ выявления перегрева
JP2012127882A (ja) 漏洩検知装置及び漏洩検知方法
WO2015178487A1 (ja) 蒸気使用設備の監視システム
JP5194684B2 (ja) 流量計測装置とこの装置を用いたガス供給システム
GB2506836A (en) A method of identifying leaks in a fluid carrying conduit
JP2009192418A (ja) 送液管の漏洩検知システム
JP2009024577A (ja) 真空度異常判定方法およびその装置
JP6480213B2 (ja) 蒸気システムの機器状態検出装置および機器状態検出方法
JP2012185003A (ja) 羽根車式流量計
JP2017211026A (ja) ドレントラップの診断装置およびドレントラップ
JP5427851B2 (ja) 蒸気システム
JP2011021887A (ja) 電極式漏洩検出装置
JP2016014544A (ja) ガス遮断装置
EP3211330A1 (en) A method and detector for detecting air bubbles or air pockets in a system, as well as an installation which contains such a detector
JP6630488B2 (ja) 判定器、及び、判定方法
JP7208446B1 (ja) 判定システム
WO2023089902A1 (ja) 判定システム
JP2019529789A (ja) タービン発電機を動作させる方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6467300

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250