以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構成のサイズおよび位置関係等は適宜変更され得る。
<(1)一実施形態>
<(1−1)学習支援システムの概略構成>
図1は、一実施形態に係る学習支援システム1の概略的な構成を例示する図である。
学習支援システム1は、サーバー2と端末機器3〜7とを備えた情報処理を行うシステム(情報処理システムとも言う)において実現される。サーバー2と端末機器3〜7とは通信回線1nwによってデータの送受信が可能に接続されている。通信回線1nwとしては、例えば、インターネット回線およびLAN等が採用され得る。サーバー2は、例えば、学習支援システム1を運営する団体または会社等に設置され得る。また、端末機器3〜7は、例えば、学習支援システム1を利用して学習を行うユーザー等によって使用される。
図2は、サーバー2の一構成を例示するブロック図である。サーバー2は、例えば、パーソナルコンピューターと同様に、入力部21、出力部22、インターフェース(I/F)部23、記憶部24、入出力(I/O)部25、および制御部26を備えており、各部がバス2busを介してデータ送受信可能に接続される。
入力部21は、例えば、ユーザーの動作に応じて信号を入力する部分である。入力部21としては、例えば、ユーザーによる各種ボタンの操作等に応じて信号を入力する操作部、およびユーザーの発する音声に応じて音声の認識を行って信号を入力する音声入力部等が採用され得る。
出力部22は、例えば、ユーザーが認識可能な態様で各種情報を出力する部分である。出力部22としては、例えば、各種情報をユーザーが視認可能な態様で出力する表示デバイスまたはプロジェクター、ならびに各種情報をユーザーが聞き分け可能な態様で出力するスピーカー等が採用され得る。
I/F部23は、通信回線1nwを介して、サーバー2以外の機器との間で、各種信号および各種データの送受信を行う部分である。
記憶部24は、例えば、プログラム2Pおよび各種情報等を記憶する部分である。記憶部24としては、例えば、ハードディスクおよびROM等の不揮発性の記憶媒体等が採用され得る。
I/O部25は、記憶媒体27を受け付けて、該記憶媒体27と制御部26との間でデータの授受を行う部分である。I/O部25としては、例えば、ディスクドライブ、USBポートおよびカードリーダー等が採用され得る。また、記憶媒体27としては、例えば、CDおよびDVD等の各種ディスク、フラッシュメモリー、ならびにSDメモリーカード等が採用され得る。
制御部26は、プロセッサー26aおよびメモリー26b等を備えた電気回路である。ここで、プロセッサー26aとしては、例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等が採用され、メモリー26bとしては、揮発性のメモリーであるRAM(Random Access Memory)等が採用され得る。制御部26は、記憶部24に記憶されているプログラム2Pとの協働によって各種処理を実行し、サーバー2の各部の動作およびサーバー2における各種処理を制御する。また、制御部26は、記憶部24に記憶されている学習支援用のプログラム2Pを読み込んで実行することで、各種機能および各種情報処理等を実現する。つまり、情報処理システムに含まれる制御部26においてプログラム2Pが実行されることで、情報処理システムが学習支援システム1として機能し得る。なお、各種情報処理において一時的に生成されるデータは、メモリー26b等に適宜記憶される。
図3は、端末機器3〜7の構成を示すブロック図である。各端末機器3〜7は、略同一の構成を有するため、ここでは、代表例として端末機器3の構成について説明する。端末機器3は、例えば、パーソナルコンピューター等の機能を有し、入力部31、出力部32、インターフェース(I/F)部33、記憶部34、入出力(I/O)部35および制御部36を備え、各部がバス3busを介してデータ送受信可能に接続される。
入力部31は、例えば、ユーザーの動作に応じて信号を入力する部分である。入力部31としては、例えば、ユーザーによる各種ボタンの操作等に応じて信号を入力する操作部、およびユーザーの発する音声に応じて音声の認識を行って信号を入力する音声入力部等が採用され得る。
出力部32は、例えば、ユーザーが認識可能な態様で各種情報を出力する部分である。出力部32としては、例えば、各種情報をユーザーが視認可能な態様で出力する表示デバイスおよびプロジェクター、ならびに各種情報をユーザーが聞き分け可能な態様で出力するスピーカー等が採用され得る。
I/F部33は、通信回線1nwを介して、端末機器3以外の機器との間で、各種信号および各種データの送受信を行う部分である。
記憶部34は、例えば、プログラム3Pおよび各種情報等を記憶する部分である。記憶部34としては、例えば、ハードディスクおよびROM等の不揮発性の記憶媒体等が採用され得る。
I/O部35は、記憶媒体37を受け付けて、該記憶媒体37と制御部36との間でデータの授受を行う部分である。I/O部35としては、例えば、ディスクドライブ、USBポートおよびカードリーダー等が採用され得る。また、記憶媒体37としては、例えば、CDおよびDVD等の各種ディスク、フラッシュメモリー、ならびにSDメモリーカード等が採用され得る。
制御部26は、プロセッサー36aおよびメモリー36b等を備えた電気回路である。ここで、プロセッサー36aとしては、例えば、中央処理装置(CPU)等が採用され、メモリー36bとしては、揮発性のメモリーであるRAM等が採用され得る。制御部36は、記憶部34に記憶されているプログラム3Pとの協働によって各種処理を実行し、端末機器3の各部の動作および端末機器3における各種処理を制御する。また、制御部36は、記憶部34に記憶されている学習支援用のプログラム3Pを読み込んで実行することで、各種機能および各種情報処理等を実現する。つまり、情報処理システムに含まれる制御部36においてプログラム3Pが実行されることで、情報処理システムが学習支援システム1として機能し得る。なお、各種情報処理において一時的に生成されるデータは、メモリー36b等に適宜記憶される。
<(1−2)学習支援システムの機能的な構成>
図4は、サーバー2の制御部26で実現される機能的な構成を示すブロック図である。サーバー2は、プログラム2Pを読み込んで実行することで、例えば、複数の機能的な構成を実現する。つまり、サーバー2が、複数の機能的な構成を備える。該複数の機能的な構成には、例えば、モード設定部261、レベル設定部262、画像設定部263、語句認識部264、組合せ検出部265、選択肢決定部266および送信制御部267等が含まれる。また、該複数の機能的な構成には、例えば、情報取得部268、指定語句認識部269、正解判定部270、スコア付与部271、時間情報付与部272および序列情報生成部273等が含まれる。さらに、該複数の機能的な構成には、例えば、診断情報受付部274、診断解析部275および情報更新部276等が含まれる。
ここで、上記複数の機能的な構成が利用または生成する各種データは、例えば、記憶部24等に適宜記憶される。具体的には、記憶部24に記憶される各種データには、ユーザー情報テーブル241、組合せ情報テーブル242、画像データベース(DB)243、出題ルール情報244および用語テーブル245等が含まれる。また、該各種データには、解説情報データベース(DB)246、スコア情報247、スコア序列情報248および時間序列情報249等が含まれる。
図5は、各端末機器3〜7の制御部36で実現される機能的な構成を示すブロック図である。各端末機器3〜7は、プログラム3Pを読み込んで実行することで、例えば、複数の機能的な構成を実現する。つまり、各端末機器3〜7が、複数の機能的な構成を備える。該複数の機能的な構成には、例えば、情報取得部361、出力制御部362、信号受付部363、語句指定部364、情報要求部365および送信制御部366等が含まれる。
以下、記憶部24内の各種データの内容、サーバー2の各種機能的な構成における処理内容、および端末機器3〜7の各種機能的な構成における処理内容について順に説明する。ここでは、端末機器3を操作するユーザーが学習支援システム1を用いて学習を行う場合を例に挙げて説明する。
<(1−2−1)記憶部内の各種データ>
ユーザー情報テーブル241は、学習支援システム1を利用するユーザーの情報を記憶するテーブルである。図6は、ユーザー情報テーブル241のデータの内容を例示する図である。図6で示されるように、ユーザー情報テーブル241には、例えば、ユーザー毎に、ユーザー名(USER NAME)、ユーザーID(USER ID)、パスワード(PASS WORD)、学習レベル(LEVEL)、得点(SCORE)および解答に要した時間に係る数値(TIME)等の情報が記述されている。ここで、例えば、ユーザー名およびユーザーIDは、ユーザーを特定する情報(特定情報とも言う)を構成する。また、学習レベルについては、例えば、ユーザー毎に、総得点が所定値を超える度に、学習レベルが向上する態様が採用され得る。なお、本実施形態では、学習レベルを示す数値が大きくなれば大きくなる程、相対的に難しい内容の学習までユーザーが到達していることを意味している。
組合せ情報テーブル242は、複数の組合せ情報が記述されたテーブルである。ここで、組合せ情報は、複数の項目にわたる複数の語句の組合せを示す情報である。つまり、記憶部24には、複数の組合せ情報が記憶されている。ここで、複数の項目は、診断情報を構成する語句が属する2以上の項目に含まれる。つまり、組合せ情報は、各診断情報についての複数の項目にわたる複数の語句の組合せを示す。各診断情報には、例えば、ある患者についての診断に供する検査の情報と診断の情報とが含まれる。
図7は、組合せ情報テーブル242のデータの内容を例示する図である。図7で示されるように、組合せ情報テーブル242には、例えば、3つの項目(基本部位、基本所見、診断)にわたる3つの語句の組合せをそれぞれ示す複数の組合せ情報が記述されている。具体的には、組合せ情報テーブル242には、例えば、3つの項目(基本部位、基本所見、診断)にわたって、基本部位に係る語句「上肺野」、基本所見に係る語句「結節影」および診断に係る語句「転移性肺癌」の組合せを示す組合せ情報が含まれている。
また、組合せ情報テーブル242には、複数の組合せ情報における複数の語句の組合せ毎の組合せの強度(組合せ強度とも言う)を示す情報(組合せ強度情報とも言う)が更に記憶されている。ここで、組合せ強度としては、例えば、複数の語句の組合せ回数等が含まれ得る。具体的には、図7で示されるように、組合せ情報テーブル242には、例えば、3つの項目(基本部位、基本所見、診断)にわたる複数の語句の各組合せに対して組合せの回数が記述されている。ここで、複数の語句の組合せには、例えば、「上肺野」−「結節影」−「転移性肺癌」の3つの語句の組合せが含まれ、該3つの語句の組合せに対して、組合せ強度である「1」が関連付けられ得る。なお、ここでは、組合せ強度情報が、組合せ情報テーブル242に含まれていたが、これに限られず、例えば、組合せ強度情報が、組合せ情報テーブル242とは別に記憶されていても良い。
画像DB243は、出題の対象となり得る複数の画像(出題用の画像とも言う)を蓄積している。出題用の画像には、複数の項目の少なくとも2項目についての少なくとも2つの語句が関連付けられている。
ここで、出題用の画像としては、例えば、生体が捉えられた画像(生体画像とも言う)が採用される。そして、生体画像としては、例えば、生体のうちの症例の対象部位が捉えられた画像(医用画像とも言う)が採用され得る。医用画像には、例えば、各種検査装置によって生体の内部構造が捉えられた画像、および各種撮影装置によって生体の外部構造が捉えられた画像が含まれ得る。生体の内部/外部構造が捉えられた画像を取得することが可能な検査装置には、例えば、コンピューターX線撮影装置(CR)、コンピューター断層撮影装置(CT)、内視鏡(ES)および超音波検査装置(US)等が含まれ得る。
また、ここで、少なくとも2項目は、例えば、診断情報を構成する複数の語句が属する複数の項目に含まれる。具体的には、例えば、3つの項目(例えば、基本部位、基本所見、診断)にわたる3つの語句(例えば、上肺野、結節影、肺癌等)が、生体画像に関連付けられている態様が挙げられる。出題用の画像に対する少なくとも2項目にわたる少なくとも2つの語句は、該出題用の画像についての読影レポートあるいは確定診断の内容を受けて作成された症例を説明する情報であり、例えば、タグ情報等の形態で出題用の画像に関連付けられ得る。
出題ルール情報244は、出題に関するルールを規定する情報である。
用語テーブル245は、複数の項目のそれぞれに対して使用され得る語句が列挙されたテーブルである。図8は、用語テーブル245の一例を示す図である。図8には、3つの項目「基本部位」「基本所見」「診断」それぞれに対して使用され得る語句が列挙されている例が示されている。ここでは、項目「基本部位」に対して複数の語句(肺野全体、肺尖部、・・・)が列挙され、項目「基本所見」に対して複数の語句(スリガラス影、網状影、・・・)が列挙され、項目「診断」に対して複数の語句(間質性肺炎、慢性気管支炎、・・・)が列挙されている。
解説情報DB246は、出題に対する解答を説明する情報(解説情報とも言う)を蓄積している。解説情報DB246では、例えば、画像DB243に蓄積された複数の出題用の画像のそれぞれに対して、解答としての症例を説明する解説情報が関連付けられた状態で蓄積されている。
スコア情報247は、正誤の判定結果に応じた得点(スコア)を付与するルールを規定する情報である。
スコア序列情報248は、個人別の得点(スコア)の序列に従った複数のユーザーの序列を示す情報である。図9は、スコア序列情報248の一例を示す図である。図9で示されるように、例えば、スコア序列情報248において、得点の高い順にユーザー名が順位付けされている態様が考えられ得る。なお、該スコア序列情報248は、例えば、序列情報生成部273によって生成され得る。
時間序列情報249は、個人別の解答に要した時間(所要時間とも言う)の統計値の序列(ランキング)に従った複数のユーザーの序列を示す情報である。ここで、所要時間の統計値には、例えば、複数の出題の解答に要した所要時間の総和および算術平均等と言った値が含まれ得る。なお、例えば、単純に所要時間の統計値の序列が生成されるのではなく、予め設定された得点の1つの値域について、または予め設定された得点の2つの値域の各値域について、所要時間の統計値の序列が生成されれば、ユーザーの実力が所要時間に係るランキングに適切に反映され得る。
図10は、時間序列情報249の一例を示す図である。図10で示されるように、例えば、時間序列情報249において、所要時間の統計値の高い順にユーザー名が順位付けされている態様が考えられ得る。なお、該時間序列情報249は、例えば、序列情報生成部273によって生成され得る。
<(1−2−2)サーバーの各種機能的な構成における処理>
モード設定部261は、ユーザーの動作に応じて入力部31によって入力される信号に応じて、学習モードを設定する。例えば、複数の学習モードが準備されており、該複数の学習モードから1つの学習モードを指定することで、該1つの学習モードが選択的に設定される態様が考えられる。
ここで、複数の学習モードは、出題の対象となる項目(出題対象項目とも言う)および出題の形式等によって規定される。複数の学習モードには、例えば、5つの学習モード(第1〜5学習モード)が含まれる。例えば、第1学習モードとして、基本部位について選択肢を指定させるモードが採用され、第2学習モードとして、基本所見について選択肢を指定させるモードが採用され、第3学習モードとして、診断について選択肢を指定させるモードが採用される。また、例えば、第4学習モードとして、基本部位、基本所見および診断について順に選択肢を指定させるモードが採用され、第5学習モードとして、基本部位、基本所見および診断のそれぞれについて選択肢を指定させるモードが採用される。
レベル設定部262は、ユーザーの動作に応じて入力部31によって入力される信号に応じて、学習レベルを設定する。例えば、各学習モードに対して、複数の学習レベルが準備されており、該複数の学習レベルから1つの学習レベルを指定することで、該1つの学習レベルが選択的に指定される態様が考えられる。
ここで、複数の学習レベルには、例えば、5つの学習レベル(学習レベル1〜5)が含まれる。なお、ここでは、学習レベル1〜5の順に、出題の難易度が高くなる。学習レベル1〜5の間における出題の難易度の差は、例えば、出題の対象に係る画像(出題画像とも言う)の状態、および提示される選択肢の内容等によって変更され得る。
画像設定部263は、出題画像を設定する。なお、以下では、出題画像および該出題画像を示すデータを単に「出題画像」と総称する。画像設定部263では、出題ルール情報244に従って、画像DB243に含まれる複数の出題用の画像のうちの1つの出題用の画像が出題画像として設定される。ここで、例えば、画像DB243に含まれる各出題用の画像には、複数の項目についての複数の語句が関連付けられている。これにより、ここで設定される出題画像には、複数の項目についての複数の語句が関連付けられている。また、複数の項目は、予め設定されたものであれば良く、3項目(基本部位、基本所見、診断)等によって構成され得る。なお、以下では、語句および該語句を示すデータを単に「語句」と総称する。
語句認識部264は、画像設定部263によって設定された出題画像に関連付けられている複数の語句を認識する。ここで、例えば、出題画像に3項目(基本部位、基本所見、診断)についての3つの語句が関連付けられていれば、語句認識部264によって、出題画像に関連付けられている3つの語句が認識される。具体的には、例えば、語句認識部264によって、3項目(基本部位、基本所見、診断)についての3つの語句(例えば、上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され得る。
組合せ検出部265は、語句認識部264によって認識された複数の語句のうちの複数の項目の出題対象項目を除く残余の項目についての少なくとも2つの語句を含んでいる、複数の項目に係る複数の語句の1以上の組合せを、組合せ情報テーブル242から検出する。ここでは、該1以上の組合せは、語句認識部264によって認識された複数の語句のうちの複数の項目の出題対象項目を除く残余の全ての項目についてのそれぞれの語句を含んでいる。
ここで、例えば、図7で示されるような組合せ情報テーブル242が記憶部24に記憶されているものとする。このとき、一例として、出題対象項目が「診断」であり、語句認識部264によって、例えば、3項目(基本部位、基本所見、診断)について、図11において太枠で囲まれた3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識される場合を想定する。この場合、例えば、3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)のうち、3項目(基本部位、基本所見、診断)における出題対象項目(診断)を除く残余の2項目(基本部位、基本所見)についての2つの語句(上肺野、腫瘤影)を含んでいる図11でハッチングが付された3つの語句の4つの組合せが、組合せ情報テーブル242の複数の組合せ情報から検出される。このとき、検出される3つの語句の4つの組合せには、第1組合せ(上肺野−腫瘤影−転移性肺癌)、第2組合せ(上肺野−腫瘤影−誤嚥性肺炎)、第3組合せ(上肺野−腫瘤影−肺癌)および第4組合せ(上肺野−腫瘤影−サルコイドーシス)が含まれる。
選択肢決定部266は、出題対象項目について、正解を示す語句(第1語句とも言う)、および不正解を示す1以上の語句(第2語句とも言う)を含む2以上の語句を決定する。ここで、第1語句は、語句認識部264によって認識された複数の語句に含まれている出題対象項目についての正解を示す語句である。また、第2語句は、組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せに含まれていない出題対象項目についての不正解を示す1以上の語句である。2以上の語句は、出題に係る2以上の選択肢として利用される。これにより、正解の語句に対して比較的紛らわしくない語句が出題の選択肢に含まれるため、難易度が低い出題の作成が容易となり、出題の難易度が容易に設定され得る。
ここで、例えば、語句認識部264によって3項目についての3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され、出題対象項目が診断であり、組合せ検出部265によって、上記第1〜4組合せが検出された場合を想定する。この場合、選択肢決定部266によって、出題対象項目に対して、語句認識部264で認識された「肺癌」が第1語句として決定される。そして、選択肢決定部266によって、第1〜4組合せにおける4つの語句(転移性肺癌、誤嚥性肺炎、肺癌、サルコイドーシス)以外の1以上の語句(例えば、LAM、肺門部の腫瘤等)が第2語句として決定される。このとき、第2語句は、例えば、用語テーブル245(図8)が参照されることで決定されても良いし、用語テーブル245の有無に拘わらず、組合せ情報テーブル242が参照されることで決定されても良い。
また、選択肢決定部266では、例えば、組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せに含まれている、出題対象項目についての第1語句とは異なる1以上の語句(第3語句とも言う)が、2以上の語句のうちの一部の語句として決定されても良い。これにより、正解の語句と紛らわしい語句も出題の選択肢に含まれる。このとき、出題の難易度が容易に高められ得る。
ここで、例えば、図11で示されるように、語句認識部264で3項目(基本部位、基本所見、診断)について太枠で囲まれた3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され、組合せ検出部265によって、ハッチングが付された3つの語句の第1〜4組合せが検出された場合を想定する。この場合、選択肢決定部266によって、出題対象項目である「診断」に対して、第1〜4組合せにおける4つの語句(転移性肺癌、誤嚥性肺炎、肺癌、サルコイドーシス)のうちの第1語句(肺癌)とは異なる1以上の語句(例えば、転移性肺癌、誤嚥性肺炎、サルコイドーシス)が第3語句として決定され得る。
また、選択肢決定部266では、例えば、組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せのうちの予め設定された条件を満たす少なくとも1つの組合せに含まれている、出題対象項目についての第1語句とは異なる1以上の第3語句が、2以上の語句のうちの一部の語句として決定されても良い。このような構成が採用されることで、正解の語句と紛らわしい語句を選択肢に含ませる条件が設定され、出題の難易度が容易に設定され得る。
ここで、例えば、図11で示されるように、語句認識部264で3項目(基本部位、基本所見、診断)について太枠で囲まれた3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され、組合せ検出部265によって、ハッチングが付された3つの語句の第1〜4組合せが検出された場合を想定する。この場合、選択肢決定部266によって、第1〜4組合せのうちの予め設定された条件を満たす少なくとも1つの組合せに含まれている、出願対象項目である「診断」についての第1語句である「肺癌」とは異なる1以上の第3語句が、2以上の語句のうちの一部の語句として決定され得る。
そして、予め設定された条件を満たす少なくとも1つの組合せが、例えば、組合せ情報テーブル242の組合せ強度情報において予め設定された組合せの強度よりも高い組合せの強度が付与された複数の語句の1つ以上の組合せを含んでいても良い。ここでは、例えば、複数の語句の組合せに対する組合せ強度が、組合せの回数を示す任意の自然数で規定されていれば、予め設定された組合せ強度は、閾値であり、例えば、任意の自然数等で規定され得る。このような態様が採用されれば、正解の語句とかなり紛らわしい語句が選択肢に含まれ、出題の難易度が大きく高められ得る。なお、予め設定された組合せ強度が“5”であれば、図11で示される例では、5を超える組合せ強度が付与された3つの組合せ(第1,3,4組合せ)が、予め設定された条件を満たす組合せとなる。
一方、予め設定された条件を満たす少なくとも1つの組合せが、例えば、組合せ情報テーブル242の組合せ強度情報において予め設定された組合せの強度以下の組合せの強度が付与された複数の語句の1以上の組合せを含んでいても良い。ここでは、例えば、複数の語句の組合せに対する組合せ強度が、組合せの回数を示す任意の自然数で規定されていれば、予め設定された組合せ強度は、閾値であり、例えば、任意の自然数等で規定され得る。このような態様が採用されれば、正解の語句と若干紛らわしい語句が選択肢に含まれ、出題の難易度が若干高められ得る。なお、予め設定された組合せ強度が“5”であれば、図11で示される例では、5以下の組合せ強度が付与された1つの組合せ(第2組合せ)が、予め設定された条件を満たす組合せとなる。
さらに、予め設定された条件を満たす少なくとも1つの組合せが、例えば、組合せ情報テーブル242の組合せ強度情報において予め設定された組合せの強度よりも高い組合せの強度が付与された複数の語句の1つ以上の組合せ、および予め設定された組合せの強度以下の組合せの強度が付与された複数の語句の1以上の組合せを含んでいても良い。ここでは、例えば、複数の語句の組合せに対する組合せ強度が、組合せの回数を示す任意の自然数で規定されていれば、予め設定された組合せ強度は、閾値であり、例えば、任意の自然数等で規定され得る。このような態様が採用されれば、正解の語句とかなり紛らわしい語句および正解の語句と若干紛らわしい語句が選択肢に含まれ、出題の難易度がさらに高められ得る。なお、予め設定された組合せ強度が“5”であれば、図11で示される例では、5を超える組合せ強度が付与された3つの組合せ(第1,3,4組合せ)、および5以下の組合せ強度が付与された1つの組合せ(第2組合せ)が、予め設定された条件を満たす組合せとなる。
ところで、例えば、組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せが、予め設定された条件を満たす複数の語句の少なくとも2つの組合せを含んでいる場合がある。この場合、選択肢決定部266では、該少なくとも2つの組合せに含まれている、出題対象項目についての少なくとも2つの語句から、出題対象項目についての1以上の第3語句が、乱数に応じてランダムに出題に係る2以上の選択肢として利用される2以上の語句のうちの一部の語句として決定されても良い。これにより、出題の度に正解の語句と紛らわしい異なる語句が選択肢とされ得るため、出題の度に選択肢が容易に変更され得る。つまり、同様な出題であっても、出題の度に異なる問題となり、正解を記憶してしまうことによる学習効果の低下が抑制され得る。なお、少なくとも2つの語句から、出題対象項目についての1以上の第3語句が、乱数に応じたランダムな決定方法の代わりに、例えば、予め設定されたルールに従って、出題に係る2以上の選択肢として利用される2以上の語句の一部の語句として決定されても良い。このとき、予め設定されたルールとしては、例えば、決定処理の回数と利用される語句が何番目の語句であるのかを示す情報とが関連付けられたルールが採用され得る。
また、例えば、選択肢決定部266では、組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せに含まれていない複数の語句から、不正解を示す1以上の第2語句が、乱数に応じてランダムに出題に係る2以上の選択肢として利用される2以上の語句のうちの一部の語句として決定されても良い。これにより、出題の度に正解の語句とは比較的紛らわしくない異なる語句が選択肢とされる。このため、出題の度に選択肢が容易に変更され得る。つまり、同様な出題であっても、出題の度に異なる問題となり、正解を記憶してしまうことによる学習効果の低下が抑制され得る。なお、複数の語句から、出題対象項目についての不正解を示す1以上の第2語句が、乱数に応じたランダムな決定方法の代わりに、例えば、予め設定されたルールに従って、出題に係る2以上の選択肢として利用される2以上の語句の一部の語句として決定されても良い。このとき、予め設定されたルールとしては、例えば、決定処理の回数と利用される語句が何番目の語句であるのかを示す情報とが関連付けられたルールが採用され得る。
送信制御部267は、各種情報をI/F部23と通信回線1nwとを介して、端末機器3に送信する。ここで送信される各種情報には、例えば、画像設定部263で設定された出題画像、および選択肢決定部266で決定された出題用の選択肢となる2以上の語句が含まれ得る。また、ここで送信される各種情報には、情報取得部268で取得された各種情報が含まれ得る。
情報取得部268は、端末機器3からの情報の要求に応答して、要求された情報を記憶部24から取得する。情報取得部268で取得された各種情報は、送信制御部267に送出される。ここで、端末機器3から要求される情報には、例えば、出題に係る解説情報、スコア序列情報248および時間序列情報249等が含まれ得る。
指定語句認識部269は、端末機器3の語句指定部364によって指定された語句を認識する。例えば、項目「診断」に係る4つの選択肢である語句「転移性肺癌」「誤嚥性肺炎」「肺癌」「サルコイドーシス」のうち、ユーザーによって1つの選択肢である語句「肺癌」が指定されれば、該指定された語句「肺癌」が、指定語句認識部269で認識される。
正解判定部270は、端末機器3の語句指定部364によって指定された語句が、正解を示す第1語句であれば、ユーザーによって正解の語句が指定されたとの判定を行う。なお、正解判定部270では、指定語句認識部269で認識された語句が、正解を示す第1語句であるか否か判定され得る。ここでは、ユーザーによって指定された語句が正解であるか判定されるため、答え合わせが容易となる。
ところで、例えば、出題に係る選択肢としての2以上の語句に、正解の第1語句と紛らわしい1以上の第3語句が含まれている場合が生じ得る。この場合、例えば、語句指定部364によって指定された語句が1以上の第3語句に含まれていれば、ユーザーによって正解にも不正解にも属さない語句が指定されたとの判定が、正解判定部270によって行われても良い。このように、正解の語句と紛らわしい語句が指定されても、ある程度は正解に近い語句が指定されたものと判定されれば、ユーザーの実力に応じた答え合わせが可能となる。
また、例えば、語句指定部364で指定された語句が1以上の第3語句に含まれていれば、語句指定部364で指定された語句を含み且つ組合せ検出部265で検出された語句の組合せについての組合せ情報テーブル242の組合せ強度情報における組合せの強度に応じた判定が、正解判定部270によって行われても良い。これにより、正解の語句に対する紛らわしさの程度に応じた答え合わせが可能となり得る。具体的には、例えば、組合せの強度が高ければ高い程、正解の語句に対する紛らわしさの程度が高い。このため、例えば、指定された語句に係る組合せの強度が予め設定された強度以上であれば、正解の語句でなくても、正解に準じた語句が指定されたとの判定がなされ、指定された語句に係る組合せの強度が予め設定された強度未満であれば、正解の語句に対して若干紛らわしい語句が指定されたとの判定がなされる。
スコア付与部271は、正解判定部270による判定結果に応じたスコア(得点)を、ユーザーを特定する特定情報に対して付与する。これにより、ユーザーの実力を示す客観的な評価が取得され得る。そして、例えば、スコア付与部271では、複数のユーザーをそれぞれ特定する各特定情報に対して、正解判定部270による判定結果に応じたスコアが付与される。
ここでは、例えば、図6で示されたユーザー情報テーブル241のように、ユーザーを特定する特定情報(ユーザー名およびユーザーID等)に対して、スコアが付与され得る。なお、判定結果に応じたスコアは、例えば、スコア情報247に基づいて設定され得る。具体的には、ユーザーによって指定された語句が正解の語句であると判定されれば、予め設定された第1のスコア(例えば、5点)が採用され、ユーザーによって指定された語句が不正解の語句であると判定されれば、予め設定された第2のスコア(例えば、0点)が採用され得る。また、判定結果に応じたスコアは、例えば、ユーザーによって指定された語句が正解に準じた語句であると判定されれば、第1のスコアよりも低く且つ第2のスコアよりも高い予め設定された第3のスコア(例えば、3点)とされても良い。さらに、判定結果に応じたスコアは、例えば、ユーザーによって指定された語句が正解の語句に対して若干紛らわしい語句であると判定されれば、第3のスコアよりも低く且つ第2のスコアよりも高い予め設定された第4のスコア(例えば、1点)とされても良い。
時間情報付与部272は、端末機器3の出力制御部362によって2以上の選択肢が認識可能な態様で出力され始めてから、語句指定部364によって語句が指定されるまで要した時間(所要時間とも言う)の統計値を、解答者であるユーザーを特定する特定情報に対して付与する。そして、例えば、時間情報付与部272では、複数のユーザーをそれぞれ特定する各特定情報に対して、所要時間の統計値が付与される。
ここでは、例えば、図6で示されたユーザー情報テーブル241のように、ユーザーを特定する特定情報(ユーザー名およびユーザーID等)に対して、所要時間の統計値が付与され得る。なお、例えば、所要時間の統計値としては、1つの学習モードのうちの1つの学習レベルにおける全問題の解答に要した所要時間の総和または算術平均等が採用され得る。
序列情報生成部273は、スコア付与部271によって各特定情報に付与されたスコアの序列に従った複数のユーザーの序列を示す情報(スコア序列情報)を生成する。これにより、ユーザーの相対的な実力を示す客観的な評価が取得され得る。また、序列情報生成部273は、時間情報付与部272によって各特定情報に付与された所要時間の統計値の序列に従った複数のユーザーの序列を示す情報(時間序列情報)を生成する。これにより、ユーザー毎に解答に要する時間を示す指標が取得され得る。
診断情報受付部274は、例えば、端末機器3〜7から通信回線1nwを介した新規な診断情報の入力を受け付ける。ここで、診断情報には、例えば、生体画像と、該生体画像を対象とした読影レポートや確定診断等の情報とが含まれ得る。
診断解析部275は、例えば、予め設定された解析ルール情報に基づき、診断情報受付部274によって受け付けられた新規な診断情報から複数の項目に関する複数の語句を抽出する。これにより、複数の語句の組合せを示す新規な組合せ情報が取得され得る。
情報更新部276は、例えば、診断解析部275によって取得された複数の項目にわたる複数の語句の組合せを示す新規な組合せ情報を、記憶部24内の組合せ情報テーブル242に反映させる。例えば、新規な組合せ情報が、組合せ情報テーブル242に未だに存在していなければ、該新規な組合せ情報が組合せ情報テーブル242に追加される。このとき、新規な組合せ情報についての組合せ強度が新たに記述される。一方、例えば、新規な組合せ情報が、組合せ情報テーブル242に既に存在していれば、既存の組合せ情報についての組合せ強度が増加される。さらに、例えば、情報更新部276は、診断解析部275で取得された複数の項目にわたる複数の語句の組合せを示す新規な組合せ情報を、診断情報受付部274で取得された生体画像にも付属させるように追加するとともに、該生体画像を画像DB243に格納させる。これにより、新たな診断情報も加味した適切な出題が行われ得る。
<(1−2−3)端末機器の各種機能的な構成における処理>
情報取得部361は、サーバー2の送信制御部267によって出力される各情報を取得する。ここで、情報取得部361で取得される各情報には、例えば、画像設定部263で設定された出題画像、選択肢決定部266で決定された出題用の選択肢となる2以上の語句、および情報取得部268で取得された各種情報が含まれ得る。該各種情報には、例えば、出題に係る解説情報、スコア序列情報248および時間序列情報249等が含まれ得る。情報取得部361は、取得された各情報を出力制御部362に送出する。
出力制御部362は、出力部32において各種情報を出力させる。
ここで、情報取得部361によって出題画像および2以上の選択肢が取得される場合、出力部32で出力される各種情報には、例えば、出題画像および2以上の選択肢としての2以上の語句等が含まれ得る。このとき、出力制御部362は、出力部32において、出題画像を可視的に出力させるとともに、選択肢決定部266によって決定された2以上の語句を出題用の2以上の選択肢としてユーザーが認識可能な態様で出力させる。
なお、可視的な出力の態様としては、例えば、出力部32としての表示デバイスまたはプロジェクターによって表示される態様が考えられる。また、ユーザーが認識可能な態様としては、例えば、出力部32としての表示デバイスまたはプロジェクターによって表示される態様が採用されても良いし、出力部32としてのスピーカーによって発声される態様が採用されても良い。なお、例えば、出題画像と選択肢としての2以上の語句とは、同時に出力されても良いし、ユーザーの動作に応じて入力部31から入力される信号に応答して順次に表示されても良い。
また、ここで、情報取得部361によってスコア序列情報248が取得される場合、出力制御部362は、スコア序列情報に248に基づいて、スコアに係るユーザーの序列を、出力部32によって、ユーザーが認識することが出来る態様で出力させる。これにより、ユーザーの相対的な実力を示す客観的な評価が提示されることで、ユーザーの学習意欲が維持され得る。
また、ここで、情報取得部361によって時間序列情報249が取得される場合、出力制御部362は、時間序列情報に249に基づいて、時間の統計値に係るユーザーの序列を、出力部32によって、ユーザーが認識することが出来る態様で出力させる。これにより、ユーザーによる迅速な解答能力のレベルが容易に把握され得る。
また、ここで、情報取得部361によって出題に係る解説情報が取得される場合、出力制御部362は、ユーザーの動作に応じて、出題に対する解説情報を、出力部32によって、ユーザーが認識可能な態様で出力させる。ユーザーが認識可能な態様には、例えば、表示による可視的な態様、および発声による可聴的な態様等の種々の態様が含まれ得る。このように、出題に係る解答の説明が提示されることで、出題内容に関するユーザーの理解度が深められ得る。
信号受付部363は、ユーザーの動作に応じて入力部31から入力される信号を受け付ける。信号受付部363は、例えば、受け付けられた信号に応じて、出力制御部362に各種情報の出力を要求する信号、語句指定部364に少なくとも1つの語句の指定を要求する信号、および情報要求部365に各種情報の取得を要求する信号の少なくとも1つの信号を出力する。
語句指定部364は、ユーザーの動作に応じて、出力制御部362によって出力部32において選択肢として出力された2以上の語句のうち、少なくとも1つの語句を指定する。例えば、ユーザーの動作に応じて入力部31から入力される信号が信号受付部363で受け付けられ、該信号受付部363から少なくとも1つの語句の指定を要求する信号が語句指定部364に入力される。このとき、例えば、語句指定部364によって、出力部32としての表示部に可視的に出力されている選択肢としての2以上の語句のうち、少なくとも1つの語句が指定される。そして、例えば、指定された少なくとも1つの語句を示す信号が、送信制御部366を介して、サーバー2に向けて送信される。
情報要求部365は、ユーザーの動作に応じて各種情報を要求する。例えば、ユーザーの動作に応じて入力部31から入力される信号が信号受付部363で受け付けられ、該信号受付部363から各種情報の取得を要求する信号が情報要求部365に入力される。このとき、例えば、情報要求部365によって、送信制御部366を介して、各種情報の取得を要求する信号が、サーバー2に向けて送信される。
送信制御部366は、端末機器3からサーバー2に向けた各種信号の送信を制御する。例えば、送信制御部366によって、語句指定部364によって指定された少なくとも1つの語句を示す信号、および情報要求部365による各種情報の取得を要求する信号が、サーバー2に向けて送信される。
<(1−3)学習支援システムにおける画面遷移>
次に、各端末機器3〜7を操作するユーザーが学習を行う場合に、出力部32において可視的に出力される画面(表示画面とも言う)および該表示画面の遷移について説明する。ここでは、ユーザーが、端末機器3によって、eラーニングのサービスを提供するサイト(学習サイトとも言う)を運営する団体のサーバー2にアクセスして、eラーニングによって医療の学習を行う場合を例に挙げて説明する。なお、ユーザーは、例えば、入力部21に含まれるキーボードおよびマウスを適宜操作することで、表示画面上において、文字列の入力、ならびにマウスポインターMP1による各種ボタンの押下および選択肢の指定等を行うことができる。
<(1−3−1)ログイン画面>
図12は、端末機器3の出力部32に表示される学習サイトのログイン画面Sc1の一例を示す図である。図12で示されるように、ログイン画面Sc1には、ユーザーIDの入力欄W1、パスワードの入力欄W2、ログインボタンBi1、クリアボタンBc1および閉じるボタンBc0が設けられている。
ユーザーによって、入力欄W1にユーザーIDが記入されるとともに、入力欄W2にパスワードが記入されて、ログインボタンBi1が押下されと、ユーザーの認証動作が行われる。このとき、認証が成功すれば、ログイン状態となり、学習サイトが提供する各種コンテンツの利用が可能な状態となる。ここでは、コンピューターX線撮影装置(CR)によって取得されたX線画像の読影を学習するコンテンツの利用が可能な状態となった場合について説明する。
なお、ログイン画面Sc1では、例えば、クリアボタンBc1が押下されると、入力欄W1,W2に記入されている文字および文字列が消去され得る。また、例えば、閉じるボタンBc0が押下されると、ログイン画面Sc1の表示が終了する。
<(1−3−2)モード選択画面>
図13は、端末機器3の出力部32に表示される学習サイトのモード選択画面Sc2の一例を示す図である。図13で示されるように、ユーザーは、モード選択画面Sc2において、複数の学習のモード(学習モードとも言う)から、学習する1つの学習モードを選択することができる。
具体的には、図13で示されるモード選択画面Sc2では、5つの学習モードのうちの所望の1つの学習モードが選択可能となるように、各学習モードに対して第1〜5学習開始ボタンBm1〜Bm5が設けられている。5つの学習モードには、例えば、第1〜5学習モードが含まれている。
例えば、第1学習モードは、出題画像としてのX線画像で捉えられた領域において異常陰影が認められる場所(基本部位)を学習するモードである。第2学習モードは、出題画像としてのX線画像で捉えられた領域についての基本所見を学習するモードである。第3学習モードは、出題画像としてのX線画像で捉えられた領域についての診断を学習するモードである。第4学習モードは、出題画像としてのX線画像に関して、基本部位、基本所見、診断の3項目について順に解答していくステップアップの学習(ステップアップ学習とも言う)を行うモードである。第5学習モードは、出題画像としてのX線画像について、基本部位、基本所見、診断の3項目の語句を同時に解答する読影に係る所見文の作成(レポート作成とも言う)を学習するモードである。
ここで、例えば、第1学習開始ボタンBm1が押下されると、第1学習モードが選択される。また、例えば、第2学習開始ボタンBm2が押下されると、第2学習モードが選択される。また、例えば、第3学習開始ボタンBm3が押下されると、第3学習モードが選択される。また、例えば、第4学習開始ボタンBm4が押下されると、第4学習モードが選択される。また、例えば、第5学習開始ボタンBm5が押下されると、第5学習モードが選択される。
また、モード選択画面Sc2には、戻るボタンBr0が設けられている。例えば、戻るボタンBr0が押下されると、表示画面が1つ前の画面へ戻る。具体的には、表示画面が、モード選択画面Sc2から、図12で示されたログイン画面Sc1に遷移する。なお、例えば、モード選択画面Sc2上に設けられた成績表ボタンが押下されると、表示画面がログイン中のユーザーの成績表を提示する画面に遷移しても良い。
<(1−3−3)レベル選択画面>
図14は、端末機器3の出力部32に表示される学習サイトのレベル選択画面Sc3の一例を示す図である。図14には、図13で示されたモード選択画面Sc2において第3学習モードが選択されることで表示されるレベル選択画面Sc3が示されている。つまり、モード選択画面Sc2(図13)において、第3学習開始ボタンBm3が押下されると、表示画面が、レベル選択画面Sc3(図14)に遷移する。
図14で示されるように、レベル選択画面Sc3では、複数の学習のレベルから、学習する1つの学習レベルを選択することができる。
具体的には、図14で示されるレベル選択画面Sc3には、5つの学習レベルのうちの所望の1つの学習レベルが選択可能となるように、5つの学習レベルに対して第1〜5学習開始ボタンBl1〜Bl5が設けられている。5つの学習レベルには、例えば、学習レベル1〜5が含まれている。ここでは、学習レベル1〜5の順に、出題の難易度が上がる例が示されている。なお、出題の難易度は、例えば、出題画像における、異常陰影の見易さおよび異常陰影の数、ならびに解答に係る選択肢の数および選択肢の紛らわしさ等によって適宜調整され得る。
また、図14のレベル選択画面Sc3には、例えば、各学習レベルについて、ログイン中のユーザーについての過去の学習の履歴および結果ならびに全ユーザーの過去の学習の結果が提示される。ここでは、例えば、ログイン中のユーザーについての過去の学習の履歴として、全問のうちの何問の出題に解答しているのかを示す解答率が提示される。また、例えば、ログイン中のユーザーについての過去の学習の結果として、全問のうちの何問の出題に正答しているのかを示す正答率が提示される。さらに、例えば、全ユーザーの過去の学習の結果として、全ユーザーについての正答率の算術平均が平均正答率として提示される。ログイン中のユーザーは、各学習レベルについて提示されている過去の学習の履歴および結果を参照することで、比較的容易に学習レベルを選択することができる。
ここで、レベル選択画面Sc3(図14)における第1〜5学習開始ボタンBl1〜Bl5のうちの所望の学習レベルに対応する1つのボタンが押下されると、表示画面が、所望の学習レベルについての出題を行う画面(出題画面とも言う)に遷移する。
また、レベル選択画面Sc3には、戻るボタンBr0が設けられている。例えば、戻るボタンBr0が押下されると、表示画面が1つ前の画面へ戻る。具体的には、表示画面が、レベル選択画面Sc3から、図13で示されたモード選択画面Sc2に遷移する。
<(1−3−4)学習レベル1における出題画面>
図15は、学習レベル1における出題画面Sc1aの一例(出題1の表示例)を示す図である。図15で示される出題画面Sc1aは、第3学習モードの学習レベル1における出題画面の一例である。
図15で示されるように、出題画面Sc1aには、出題画像表示部Q1、解答部An1、ヒント表示部Ar1および終了ボタンBe0が設けられている。
出題画像表示部Q1は、画像設定部263によって設定された出題画像を表示する部分である。
解答部An1は、出題に対してユーザーが解答を行う部分である。解答部An1には、出題画像に対して選択肢決定部266で決定された出題対象項目についての複数の選択肢がそれぞれ描かれたボタン(選択肢ボタンとも言う)Bo1〜Bo5、および答え合わせボタンBa0が設けられている。ここで、学習レベル1の出題では、複数の選択肢には、正解に係る選択肢および不正解に係る選択肢が含まれる。このとき、例えば、選択肢決定部266では、語句認識部264で認識された複数の語句に含まれている出題対象項目についての正解を示す第1語句、および組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せに含まれていない出題対象項目についての不正解を示す1以上の第2語句が、2以上の選択肢として決定される。
ここでは、ユーザーによって、出題画面Sc1aで表示されている出題画像が視認され、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢が、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの何れか1つの選択肢ボタンの押下によって指定され得る。例えば、入力部31のマウスが適宜操作されることで、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの所望のボタンにマウスポインターMP1が合わされて該所望のボタンが押下されることで、該所望のボタンで示される選択肢が指定される。このとき、例えば、該所望のボタンの表示の態様が、明暗が反転する表示(反転表示ともいう)等によって、他のボタンとは区別可能な態様となる。そして、例えば、この状態で答え合わせボタンBa0がマウスポインターMP1で押下されると、答え合わせが行われ得る。
ヒント表示部Ar1は、出題に対して解答を行う際にユーザーの要求に応じてヒントを提示する部分である。ヒント表示部Ar1には、ヒントボタンBh0、第1のヒントが示される領域(第1ヒント領域とも言う)Ah1および第2のヒントが示される領域(第2ヒント領域とも言う)Ah2が設けられている。第1ヒント領域Ah1には、例えば、語句認識部264で認識された出題画像に関連付けられている複数の語句のうち、出題対象項目とは異なる1つの項目(第1項目とも言う)に係る語句(第1語句とも言う)が示され得る。第2ヒント領域Ah2には、例えば、語句認識部264で認識された出題画像に関連付けられている複数の語句のうち、出題対象項目および第1項目とは異なる他の1つの項目(第2項目とも言う)に係る語句(第2語句とも言う)が示され得る。
例えば、ヒント表示部Ar1においては、初期状態では、第1ヒント領域Ah1および第2ヒント領域Ah2には、第1語句も第2語句も記載されていない。この状態で、例えば、ヒントボタンBh0がマウスポインターMP1で押下されると、第1および第2ヒント領域Ah1,Ah2に第1および第2語句が表示され得る。ここで、例えば、第1ヒント領域Ah1がマウスポインターMP1で押下されると、第1ヒント領域Ah1に第1語句(例えば、基本部位に係る“右上肺野”)が表示されても良い。また、例えば、第2ヒント領域Ah2がマウスポインターMP1で押下されると、第2ヒント領域Ah2に第2語句(例えば、基本所見に係る“腫瘤影”)が表示され得る。なお、例えば、ヒント表示部Ar1に基本部位に係る語句が表示される際には、併せて、出題画像のうちの異状が認められる領域が矢印Aw1等によって指し示され得る。
このような構成が採用されることで、ユーザーは、例えば、第1ヒント領域Ah1および第2ヒント領域Ah2に表示されている第1語句および第2語句や矢印Aw1等を参照することで、複数の選択肢のうちの所望の選択肢を容易に選択することが出来る。
終了ボタンBe0は、表示画面において現在表示されている画面の表示を終了させるボタンである。出題画面Sc1aでは、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されることで、表示画面が、出題画面Sc1aからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
<(1−3−5)学習レベル1の採点解説画面>
図16および図17は、それぞれ出題画面Sc1aにおける出題および解答に対して採点および解答の解説を示す画面(採点解説画面とも言う)Sc1b,Sc1cの一例を示す図である。つまり、図16および図17で示される各採点解説画面Sc1b,Sc1cは、第3学習モードの学習レベル1における採点解説画面の一例である。
ここで、例えば、出題画面Sc1a上で、答え合わせボタンBa0がマウスポインターMP1で押下されると、表示画面が、出題画面Sc1aから採点解説画面Sc1bまたは採点解説画面Sc1cに遷移し得る。図16では、出題画面Sc1a上でユーザーによって指定された選択肢が正解である際における採点解説画面Sc1bの一例が示されている。図17では、出題画面Sc1a上でユーザーによって指定された選択肢が不正解である際における採点解説画面Sc1cの一例が示されている。
図16および図17で示されるように、採点解説画面Sc1b,Sc1cには、それぞれ解説表示領域Ex1、答え合わせ領域As1、次へボタンBn0および終了ボタンBe0が設けられている。
解説表示領域Ex1は、例えば、情報取得部361によって出題画像(図15)について取得された解説情報が表示される領域である。解説情報には、例えば、異状が認められる部位を示すマーク、異状が認められる基本部位、基本所見、診断、および画像の見方の説明等が含まれる。これにより、例えば、ユーザーは、出題に係る解答情報を見ることで、出題内容に関する理解度を深めることができる。
答え合わせ領域As1は、出題画面Sc1a(図15)で指定された選択肢の正解判定部270による正誤の判定結果、および該判定結果に応じてスコア付与部271によって付与されるスコアを示す領域である。答え合わせ領域As1では、例えば、出題画面Sc1a(図15)の選択肢ボタンBo1〜Bo5に対応する複数の表示要素(選択肢表示要素とも言う)Wd1〜Wd5が示される。そして、該複数の選択肢表示要素Wd1〜Wd5のうちの出題画面Sc1aで指定された選択肢に対応する選択肢表示要素が、反転表示等によって他の選択肢表示要素とは区別可能な態様で表示される。
例えば、図16で示されるように、出題画面Sc1aで“肺癌”が指定されたことに応じて、答え合わせ領域As1に“肺癌”を示す選択肢表示要素Wd1が、反転表示によって、他の選択肢表示要素Wd2〜Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図16で示される採点解説画面Sc1bでは、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“正解”が表示され、指定された選択肢である“肺癌”を示す選択肢表示要素Wd1の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“正”が表示される。さらに、図16で示される採点解説画面Sc1bには、判定結果に応じたスコアである“5点”が示される。
また、図17で示されるように、出題画面Sc1aで“無気肺”が指定されたことに応じて、答え合わせ領域As1に“無気肺”を示す選択肢表示要素Wd2が、反転表示によって、他の選択肢表示要素Wd1,Wd3〜Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図17で示される採点解説画面Sc1cでは、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“不正解”が表示され、指定された選択肢である“無気肺”を示す選択肢表示要素Wd2の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“誤”が表示される。さらに、図17では、判定結果に応じたスコアである“0点”が示される。
次へボタンBn0は、表示画面に、次の出題を表示させるボタンである。例えば、マウスポインターMP1によって次へボタンBn0が押下されることで、表示画面が、採点解説画面Sc1b,Sc1cから次の出題を示す出題画面に遷移する。具体的には、例えば、表示画面が、学習レベル1の出題1の採点解説画面Sc1b,Sc1cから、学習レベル1の出題2の出題画面(不図示)に遷移する。
終了ボタンBe0は、表示画面において現在表示されている画面の表示を終了させるボタンである。採点解説画面Sc1b,Sc1cにおいて、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されると、表示画面が、採点解説画面Sc1b,Sc1cからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
<(1−3−6)学習レベル2の出題画面>
図18は、学習レベル2の出題画面Sc2aの一例(出題1の表示例)を示す図である。図18で示される出題画面Sc2aは、第3学習モードの学習レベル2における出題画面の一例である。
図18で示されるように、出題画面Sc2aには、上記学習レベル1の出題画面Sc1aと同様に、出題画像表示部Q1、解答部An1、ヒント表示部Ar1および終了ボタンBe0が設けられている。
ここでは、ユーザーによって、出題画面Sc2aで表示されている出題画像が視認され、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢が、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの何れか1つの選択肢ボタンの押下によって指定され得る。また、出題画面Sc2aでも、上記出題画面Sc1aと同様に、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されることで、表示画面が、出題画面Sc2aからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
学習レベル2の解答部An1には、上記学習レベル1の解答部An1と同様に、出題画像に対して選択肢決定部266で決定された出題対象項目についての複数の選択肢がそれぞれ描かれた選択肢ボタンBo1〜Bo5、および答え合わせボタンBa0が設けられている。上記学習レベル1の出題では、複数の選択肢には、正解に係る選択肢および不正解に係る選択肢が含まれていたが、学習レベル2の出題では、複数の選択肢には、正解に係る選択肢と不正解に係る選択肢に加えて、正解の選択肢と若干紛らわしい選択肢が含まれる。
このとき、例えば、選択肢決定部266では、組合せ検出部265で検出された1以上の組合せのうち、予め設定された組合せの強度以下の組合せの強度が付与された複数の語句の1以上の組合せに含まれている、出題対象項目についての第1語句とは異なる1以上の第3語句が、複数の選択肢としての複数の語句のうちの一部の語句として決定される。
例えば、語句認識部264によって、図11において太枠で囲まれた3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され、組合せ検出部265によって、図11でハッチングが付された3つの語句の第1〜4組合せが、組合せ情報テーブル242から検出される。そして、選択肢決定部266によって、第1〜4組合せに含まれている、出題対象項目についての第1語句(肺癌)とは異なる1以上の第3語句(転移性肺癌、誤嚥性肺炎、サルコイドーシス)が、複数の選択肢としての複数の語句のうちの一部の語句として決定され得る。但し、ここでは、第1〜4の組合せのうち、予め設定された組合せ強度(例えば、5)以下の組合せの強度が付与された複数の語句の1以上の組合せに含まれている、1以上の第3語句(誤嚥性肺炎)が、複数の選択肢としての複数の語句のうちの一部の語句として決定され得る。
図18の解答部An1で示される選択肢ボタンBo1〜Bo5には、正解に係る第1語句としての“肺癌”、不正解に係る第2語句としての“無気肺、肺水腫、Bulla”、および第3語句としての“誤嚥性肺炎”が描かれている。
ここで、ユーザーによって、出題画面Sc2aで表示されている出題画像が視認され、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢が、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの何れか1つの選択肢ボタンの押下によって指定され得る。例えば、マウスポインターMP1によって、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの所望のボタンが押下されて、答え合わせボタンBa0が押下されると、該所望のボタンで示される選択肢が指定され、答え合わせが行われ得る。
<(1−3−7)学習レベル2の採点解説画面>
図19から図21は、それぞれ出題画面Sc2aにおける出題および解答に対して採点および解答の解説を示す画面(採点解説画面)Sc2b〜Sc2dの一例を示す図である。つまり、図19から図21で示される各採点解説画面Sc2b〜Sc2dは、第3学習モードの学習レベル2における採点解説画面の一例である。
ここで、例えば、出題画面Sc2a上で、答え合わせボタンBa0がマウスポインターMP1で押下されると、表示画面が、出題画面Sc2aから採点解説画面Sc2b〜Sc2dの何れか1つの画面に遷移し得る。図19では、出題画面Sc2a上でユーザーによって指定された選択肢が正解である際における採点解説画面Sc2bの一例が示されている。図20では、出題画面Sc2a上でユーザーによって指定された選択肢が正解と若干紛らわしいものである際における採点解説画面Sc2cの一例が示されている。図21では、出題画面Sc2a上でユーザーによって指定された選択肢が不正解である際における採点解説画面Sc2dの一例が示されている。
図19から図21で示されるように、採点解説画面Sc2b〜Sc2dには、上記学習レベル1の採点解説画面Sc1b,Sc1cと同様に、それぞれ解説表示領域Ex1、答え合わせ領域As1、次へボタンBn0および終了ボタンBe0が設けられている。
例えば、図19で示されるように、出題画面Sc2aで正解の第1語句である“肺癌”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“肺癌”を示す選択肢表示要素Wd1が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd2〜Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図19で示される採点解説画面Sc2bでは、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“正解”が表示され、指定された選択肢である“肺癌”を示す選択肢表示要素Wd1の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“正”が表示される。さらに、図19で示される採点解説画面Sc2bには、判定結果に応じたスコアである“5点”が示される。
また、例えば、図20で示されるように、出題画面Sc2aで正解の第1語句と若干紛らわしい第3語句である“誤嚥性肺炎”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“誤嚥性肺炎”を示す選択肢表示要素Wd2が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd1,Wd3〜Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図20では、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“惜しい”が表示され、指定された選択肢である“誤嚥性肺炎”を示す選択肢表示要素Wd2の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“可”が表示される。さらに、図20では、判定結果に応じたスコアである“1点”が示される。
また、例えば、図21で示されるように、出題画面Sc2aで不正解の第2語句である“無気肺”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“無気肺”を示す選択肢表示要素Wd3が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd1,Wd2,Wd4,Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図21では、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“不正解”が表示され、指定された選択肢である“無気肺”を示す選択肢表示要素Wd3の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“誤”が表示される。さらに、図21では、判定結果に応じたスコアである“0点”が示される。
なお、例えば、採点解説画面Sc2b〜Sc2dの何れかにおいて、次へボタンBn0がマウスポインターMP1によって押下されると、表示画面が、学習レベル2の出題1の採点解説画面Sc2b〜Sc2dから、学習レベル2の出題2の出題画面(不図示)に遷移する。また、採点解説画面Sc2b〜Sc2dの何れかにおいて、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されると、表示画面が、採点解説画面Sc2b〜Sc2dからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
<(1−3−8)学習レベル3の出題画面>
図22は、学習レベル3の出題画面Sc3aの一例(出題1の表示例)を示す図である。図22で示される出題画面Sc3aは、第3学習モードの学習レベル3における出題画面の一例である。
図22で示されるように、出題画面Sc3aには、上記学習レベル1,2の出題画面Sc1a,Sc2aと同様に、出題画像表示部Q1、解答部An1、ヒント表示部Ar1および終了ボタンBe0が設けられている。
ここでは、ユーザーによって、出題画面Sc3aに表示されている出題画像が視認され、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢が、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの何れか1つの選択肢ボタンの押下によって指定され得る。また、出題画面Sc3aでも、上記出題画面Sc1a,Sc2aと同様に、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されることで、表示画面が、出題画面Sc3aからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
学習レベル3の解答部An1には、上記学習レベル1,2の解答部An1と同様に、出題画像に対して選択肢決定部266で決定された出題対象項目についての複数の選択肢がそれぞれ描かれた選択肢ボタンBo1〜Bo5、および答え合わせボタンBa0が設けられている。上記学習レベル1,2の出題では、複数の選択肢には、正解に係る選択肢および不正解に係る選択肢が含まれていたが、学習レベル3の出題では、複数の選択肢には、正解に係る選択肢、不正解に係る選択肢および正解の選択肢と若干紛らわしい選択肢に加えて、正解の選択肢とかなり紛らわしい選択肢が含まれる。
このとき、例えば、選択肢決定部266では、組合せ検出部265で検出された1以上の組合せのうち、予め設定された組合せの強度よりも高い組合せの強度が付与された複数の語句の1以上の組合せに含まれている、出題対象項目についての第1語句とは異なる1以上の第3語句が、複数の選択肢としての複数の語句のうちの一部の語句として決定される。
例えば、語句認識部264によって、図11において太枠で囲まれた3つの語句(上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され、組合せ検出部265によって、図11でハッチングが付された3つの語句の第1〜4組合せが、組合せ情報テーブル242から検出される。そして、選択肢決定部266によって、第1〜4組合せに含まれている、出題対象項目についての第1語句(肺癌)とは異なる1以上の第3語句(転移性肺癌、誤嚥性肺炎、サルコイドーシス)が、複数の選択肢としての複数の語句のうちの一部の語句として決定され得る。但し、ここでは、第1〜4の組合せのうち、予め設定された組合せ強度(例えば、5)よりも高い組合せの強度が付与された複数の語句の1以上の組合せに含まれている、1以上の第3語句(転移性肺癌、サルコイドーシス)が、複数の選択肢としての複数の語句のうちの一部の語句として決定され得る。
図22の解答部An1で示される選択肢ボタンBo1〜Bo5には、正解に係る第1語句としての“肺癌”、不正解に係る第2語句としての“肺水腫、Bulla”、および第3語句としての“サルコイドーシス、誤嚥性肺炎”が描かれている。
ここで、ユーザーによって、出題画面Sc3aに表示された出題画像が視認され、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢が、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの何れか1つの選択肢ボタンの押下によって指定され得る。例えば、マウスポインターMP1によって、選択肢ボタンBo1〜Bo5のうちの所望のボタンが押下されて、答え合わせボタンBa0が押下されると、該所望のボタンで示される選択肢が指定され、答え合わせが行われ得る。
<(1−3−9)学習レベル3の採点解説画面>
図23から図26は、それぞれ出題画面Sc3aにおける出題および解答に対して採点および解答の解説を示す画面(採点解説画面)Sc3b〜Sc3eの一例を示す図である。つまり、図23から図26で示される各採点解説画面Sc3b〜Sc3eは、第3学習モードの学習レベル3における採点解説画面の一例である。
ここで、例えば、出題画面Sc3a上で、答え合わせボタンBa0がマウスポインターMP1で押下されると、表示画面が、出題画面Sc3aから採点解説画面Sc3b〜Sc3eの何れか1つの画面に遷移し得る。図23では、出題画面Sc3a上でユーザーによって指定された選択肢が正解である際における採点解説画面Sc3bの一例が示されている。図24では、出題画面Sc3a上でユーザーによって指定された選択肢が正解とかなり紛らわしいものである際における採点解説画面Sc3cの一例が示されている。図25では、出題画面Sc3a上でユーザーによって指定された選択肢が正解と若干紛らわしいものである際における採点解説画面Sc3dの一例が示されている。図26では、出題画面Sc3a上でユーザーによって指定された選択肢が不正解である際における採点解説画面Sc3eの一例が示されている。
図23から図26で示されるように、採点解説画面Sc3b〜Sc3eには、上記学習レベル1,2の採点解説画面Sc1b,Sc1c,Sc2b〜Sc2dと同様に、それぞれ解説表示領域Ex1、答え合わせ領域As1、次へボタンBn0および終了ボタンBe0が設けられている。
例えば、図23で示されるように、出題画面Sc3aで完全な正解の第1語句である“肺癌”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“肺癌”を示す選択肢表示要素Wd1が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd2〜Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図23では、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“正解”が表示され、指定された選択肢である“肺癌”を示す選択肢表示要素Wd1の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“正”が表示される。さらに、図23では、判定結果に応じたスコアである“5点”が示される。
また、例えば、図24で示されるように、出題画面Sc3aで正解の第1語句とかなり紛らわしい第3語句である“サルコイドーシス”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“サルコイドーシス”を示す選択肢表示要素Wd2が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd1,Wd3〜Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図24では、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“良解”が表示され、指定された選択肢である“サルコイドーシス”を示す選択肢表示要素Wd2の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“良”が表示される。さらに、図24では、判定結果に応じたスコアである“3点”が示される。
また、例えば、図25で示されるように、出題画面Sc3aで正解の第1語句と若干紛らわしい第3語句である“誤嚥性肺炎”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“誤嚥性肺炎”を示す選択肢表示要素Wd3が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd1,Wd2,Wd4,Wd5とは区別可能な態様で表示される。そして、図25では、例えば、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“惜しい”が表示され、指定された選択肢である“誤嚥性肺炎”を示す選択肢表示要素Wd3の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“可”が表示される。さらに、図25では、判定結果に応じたスコアである“1点”が示される。
また、例えば、図26で示されるように、出題画面Sc3aで不正解の第2語句である“肺水腫”を示す選択肢が指定されると、答え合わせ領域As1に“肺水腫”を示す選択肢表示要素Wd4が、反転表示によって他の選択肢表示要素Wd1〜Wd3,Wd5とは区別可能な態様で表示される。例えば、図26では、答え合わせ領域As1の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“不正解”が表示され、指定された選択肢である“肺水腫”を示す選択肢表示要素Wd4の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“誤”が表示される。さらに、図26では、判定結果に応じたスコアである“0点”が示される。
なお、例えば、採点解説画面Sc3b〜Sc3eの何れかにおいて、次へボタンBn0がマウスポインターMP1によって押下されと、表示画面が、学習レベル3の出題1の採点解説画面Sc3b〜Sc3eから、学習レベル3の出題2の出題画面(不図示)に遷移する。また、採点解説画面Sc3b〜Sc3eの何れかにおいて、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されると、表示画面が、採点解説画面Sc3b〜Sc3eからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
<(1−3−10)第4学習モードにおける出題画面>
図27から図30は、第4学習モードの出題画面Sc4aの一例(出題1の表示例)を示す図である。
図27から図30で示されるように、出題画面Sc4aには、出題画像表示部Q1、解答部An2および終了ボタンBe0が設けられている。
解答部An2には、第1〜3プルダウンリストPL1〜PL3が設けられている。第1プルダウンリストPL1は、基本部位について、複数の選択肢としての複数の語句のうちの所望の選択肢としての語句を選択的に指定するものである。第2プルダウンリストPL2は、基本所見について、複数の選択肢としての複数の語句のうちの所望の選択肢としての語句を選択的に指定するものである。第3プルダウンリストPL3は、診断について、複数の選択肢としての複数の語句のうちの所望の選択肢としての語句を選択的に指定するものである。
このため、ユーザーは、出題画面Sc4aに表示されている出題画像を視認して、該出題画像について、異状が認められている基本部位、生じている異状の状況を表現する基本所見、および捉えられている可能性が高い疾患を示す診断を、順に指定することができる。なお、診断に係る複数の選択肢は、上記学習レベル1〜3における処理と同様な処理によって設定され得る。また、診断以外の他の項目(基本部位および基本所見)については、出題対象項目が診断から他の項目に変わるだけであり、選択肢決定部266によって、それぞれ上記学習レベル1〜3における診断についての複数の選択肢の設定処理と同様な処理によって複数の選択肢が設定され得る。
ここで、図27で示されているように、出題画面Sc4aが表示されている状態では、ユーザーは、1番目の項目である基本部位に対して選択肢を指定することができる。このとき、まず、ユーザーは、出題画像表示部Q1に表示されている出題画像を視認して、該出題画像で異状が捉えられている可能性が高い部分を示す基本部位に係る選択肢を、第1プルダウンリストPL1で指定することができる。図28には、基本部位に係る選択肢である“上肺野”が指定されている状態が一例として示されている。このとき、1番目の項目である基本部位に対して指定された選択肢が正解であれば、ユーザーによって、出題画面Sc4aにおいて、次の2番目の項目である基本所見に対して選択肢を指定することが可能な状態となる。
次に、ユーザーは、出題画像表示部Q1に表示されている出題画像を視認して、該出題画像で捉えられている可能性が高い異状の状態を示す基本所見に係る選択肢を、第2プルダウンリストPL2で指定することができる。図29には、基本所見に係る選択肢である“腫瘤影”が指定されている状態が一例として示されている。ここで、2番目の項目である基本所見に対して指定された選択肢が正解であれば、ユーザーによって、出題画面Sc4aにおいて、次の3番目の項目である診断に対して選択肢を指定することが可能な状態となる。
その次に、ユーザーは、出題画像表示部Q1に表示されている出題画像を視認して、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢を、第3プルダウンリストPL3で指定することができる。図30には、基本所見に係る選択肢である“肺癌”が指定されている状態が一例として示されている。ここで、3番目の項目である診断に対して指定された選択肢が正解であれば、例えば、その出題については、正解であるとして、表示画面が、出題画面Sc4aから採点解説画面Sc4b(図31)に遷移する。一方、1〜3番目の何れかの項目に対して指定された選択肢が不正解であれば、例えば、その出願については、不正解であるとして、表示画面が、出題画面Sc4aから採点解説画面Sc4c(図32)に遷移する。
<(1−3−11)第4学習モードにおける採点解説画面>
図31および図32は、それぞれ出題画面Sc4aにおける出題および解答に対して採点および解答の解説を示す画面(採点解説画面)Sc4b,Sc4cの一例を示す図である。図31では、出題画面Sc4a上でユーザーによって全ての項目に対して指定された選択肢が正解である際における採点解説画面Sc4bの一例が示されている。図32では、出題画面Sc4a上でユーザーによって少なくとも1つの項目に対して指定された選択肢が不正解である際における採点解説画面Sc4cの一例が示されている。
図31および図32で示されるように、採点解説画面Sc4b,Sc4cには、上記学習レベル1〜3と同様に、それぞれ解説表示領域Ex1、次へボタンBn0および終了ボタンBe0が設けられ、さらに、答え合わせ領域As2がそれぞれ設けられている。
例えば、図31で示される採点解説画面Sc4bでは、答え合わせ領域As2の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“正解”が表示され、各項目に対してユーザーによって指定された選択肢(上肺野、腫瘤影、肺癌)を示す選択肢表示要素Wd6〜Wd8が表示される。また、採点解説画面Sc4bでは、例えば、各選択肢表示要素Wd6〜Wd8の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“正”が表示される。さらに、採点解説画面Sc4bでは、判定結果に応じたスコアである“5点”が示される。
また、例えば、図32で示される採点解説画面Sc4cでは、答え合わせ領域As2の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“不正解”が表示され、各項目に対してユーザーによって指定された選択肢(上肺野、腫瘤影、肺癌)を示す選択肢表示要素Wd6〜Wd8が表示される。また、採点解説画面Sc4cでは、例えば、各選択肢表示要素Wd6〜Wd8の左方に、正誤の判定結果を示す文字である“正または誤”が表示される。さらに、採点解説画面Sc4cでは、判定結果に応じたスコアである“0点”が示される。ここで、ユーザーによって誤って指定された選択肢については、誤って指定された選択肢であることを示す文字である“誤”が該選択肢の左方に付されるとともに、正解の選択肢としての語句である“肺癌”を示す表示要素(正解選択肢表示要素とも言う)Wd9が示される。これにより、ユーザーは、自らが指定した正解の語句および不正解の語句を認識することができるとともに、不正解の語句を指定した項目についての正解の語句を認識することができる。
なお、ユーザーによって指定された選択肢が不正解であったとしても、例えば、途中の項目まで正解の選択肢が指定されていれば、全項目について正解の選択肢が指定されている場合に得られるスコアの一部のスコアが付与されても良い。例えば、1〜2項目目のそれぞれについて正解の選択肢が順に指定される毎に1点のスコアが付与され、3項目目について正解の選択肢が指定されると、全項目についての正解の選択肢の指定に対するボーナスポイントとして3点のスコアが付与されても良い。このとき、合計で5点のスコアが付与される。
また、例えば、採点解説画面Sc4b,Sc4cの何れかにおいて、次へボタンBn0がマウスポインターMP1によって押下されると、表示画面が、出題1の採点解説画面Sc4b,Sc4cから、出題2の出題画面(不図示)に遷移する。また、採点解説画面Sc4b,Sc4cの何れかにおいて、例えば、マウスポインターMP1によって終了ボタンBe0が押下されると、表示画面が、採点解説画面Sc4b,Sc4cからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
<(1−3−12)第5学習モードにおける出題画面>
図33は、第5学習モードの出題画面Sc5aの一例(出題1の表示例)を示す図である。図33で示されるように、出題画面Sc5aには、出題画像表示部Q1、解答部An3および終了ボタンBe0が設けられている。
解答部An3には、上記第4学習モードの出題画面Sc4aと同様な第1〜3プルダウンリストPL1〜PL3が設けられ、さらに答え合わせボタンBa0が設けられている。ここで、各項目についての複数の選択肢は、上記第4学習モードと同様な処理によって設定され得る。
そして、ユーザーは、出題画面Sc5aに表示されている出題画像を視認して、該出題画像について、異状が認められている基本部位、生じている異状の状況を表現する基本所見、および捉えられている可能性が高い疾患を示す診断を、指定することができる。つまり、出題画面Sc5aが表示されている状態で、ユーザーは、1〜3番目の項目のうちの任意の項目に対して選択肢を指定することができる。
具体的には、ユーザーは、出題画像表示部Q1に表示されている出題画像を視認して、該出題画像で異状が捉えられている可能性が高い部分を示す基本部位に係る選択肢を、第1プルダウンリストPL1で指定することができる。また、ユーザーは、出題画像表示部Q1に表示されている出題画像を視認して、該出題画像で捉えられている可能性が高い異状の状態を示す基本所見に係る選択肢を、第2プルダウンリストPL2で指定することができる。また、ユーザーは、出題画像表示部Q1に表示されている出題画像を視認して、該出題画像で捉えられている可能性が高い疾患を示す診断に係る選択肢を、第3プルダウンリストPL3で指定することができる。図33には、基本部位に対して選択肢としての“上肺野”が指定され、基本所見に対して選択肢としての“腫瘤影”が指定され、診断に対して選択肢としての“肺癌”が指定されている状態が例示されている。
全項目(ここでは3項目)に対して所望の選択肢がそれぞれ指定されている状態で答え合わせボタンBa0がマウスポインターMP1で押下されると、答え合わせが行われ得る。また、終了ボタンBe0がマウスポインターMP1等によって押下されると、表示画面が、出題画面Sc5aからレベル選択画面Sc3に遷移し得る。
<(1−3−13)第5学習モードにおける採点解説画面>
図34および図35は、それぞれ出題画面Sc5aにおける出題および解答に対して採点および解答の解説を示す画面(採点解説画面)Sc5b,Sc5cの一例を示す図である。図34では、出題画面Sc5a上でユーザーによって全ての項目に対して指定された選択肢が正解である際における採点解説画面Sc5bの一例が示されている。図35では、出題画面Sc5a上でユーザーによって少なくとも1つの項目に対して指定された選択肢が不正解である際における採点解説画面Sc5cの一例が示されている。
図34および図35で示されるように、採点解説画面Sc5b,Sc5cには、上記第4学習モードと同様に、それぞれ解説表示領域Ex1、次へボタンBn0および終了ボタンBe0が設けられ、さらに、答え合わせ領域As3がそれぞれ設けられている。
例えば、図34で示される採点解説画面Sc5bでは、答え合わせ領域As3の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“正解”が表示され、各項目に対してユーザーによって指定された選択肢(上肺野、腫瘤影、肺癌)を示す選択肢表示要素Wd6〜Wd8が表示される。また、採点解説画面Sc5bでは、例えば、各選択肢表示要素Wd6〜Wd8の左方に、項目毎に正誤の判定結果を示す文字である“正”が表示される。さらに、採点解説画面Sc5bでは、判定結果に応じたスコアである“5点”が示される。
また、例えば、図35で示される採点解説画面Sc5cでは、答え合わせ領域As3の上部に、正誤の判定結果を示す用語である“不正解”が表示され、各項目に対してユーザーによって指定された選択肢(上肺野、結節影、無気肺)を示す選択肢表示要素Wd6〜Wd8が表示される。また、採点解説画面Sc5cでは、例えば、各選択肢表示要素Wd6〜Wd8の左方に、項目毎に正誤の判定結果を示す文字である“正または誤”が表示される。さらに、採点解説画面Sc5cでは、判定結果に応じたスコアである“0点”が示される。
ところで、ユーザーによって誤って指定された選択肢については、選択肢毎に、誤って指定された選択肢であることを示す文字が該選択肢の左方に付されるとともに、正解の選択肢としての語句を示す表示要素(正解選択肢表示要素とも言う)が示される。図35で示される採点解説画面Sc5cでは、基本所見について、誤って指定された選択肢である“結節影”を示す選択肢表示要素Wd7に、誤って指定された選択肢であることを示す文字である“誤”が付されるとともに、正解の選択肢としての語句である“腫瘤影”を示す正解選択肢表示要素Wd9が示される。また、図35で示される採点解説画面Sc5cでは、診断について、誤って指定された選択肢である“無気肺”を示す選択肢表示要素Wd8に、誤って指定された選択肢であることを示す文字である“誤”が付されるとともに、正解の選択肢としての語句である“肺癌”を示す正解選択肢表示要素Wd10が示される。これにより、ユーザーは、項目毎に自らが指定した正解の語句および不正解の語句を認識することができるとともに、不正解の語句を指定した項目についての正解の語句を認識することができる。
なお、ユーザーによって指定された何れか1つの項目に係る選択肢が不正解であったとしても、例えば、一部の項目について正解の選択肢が指定されていれば、全項目について正解の選択肢が指定されている場合に得られるスコアの一部のスコアが付与されても良い。例えば、1項目または2項目について正解の選択肢が指定される毎に1点のスコアが付与されても良い。この場合、全項目について正解の選択肢が指定されると、ボーナスポイントとして3点のスコアが付与されて、合計で5点のスコアが付与され得る。また、例えば、ユーザーによって出題に対する1回目の解答で全項目について正解の選択肢が指定されれば、該ユーザーに対して満点のスコアが付与されるのに対して、1回目の解答で全項目のうちの少なくとも一部の項目について不正解の選択肢が指定され、2回目以降の解答で全項目について正解の選択肢が指定されれば、満点のスコアのうちの一部のスコアが付与されても良い。
<(1−3−14)学習レベル毎の成績の表示>
ところで、各学習レベルの最後の出題についての採点解説画面が表示されている際に、マウスポインターMP1で次へボタンBn0が押下されると、表示画面が、採点解説画面から、その学習レベルにおける総合的な成績を示す画面(総合成績画面とも言う)に遷移する。総合成績画面は、例えば、ユーザーが直前まで出題に対して解答してきた学習レベルについて、総合的な成績を示す画面である。
図36は、総合成績画面の一例として、学習レベル3における総合成績画面Sc11を例示する図である。
図36で示されるように、総合成績画面Sc11には、判定結果一覧Atf1、統計表示部Ast1、得点ランキングボタンBsr0、時間ランキングボタンBtr0、モード選択ボタンBm0、レベル選択ボタンBl0およびログアウトボタンBe1が設けられている。
判定結果一覧Atf1には、1つの学習レベルにおける全出題について、各出題に対するユーザーによる解答の正誤に係る判定結果(正解、良解、惜しい、または不正解)が列挙される。
統計表示部Ast1には、1つの学習レベルの全出題について、ユーザーの解答に係る統計情報が表示される。統計情報には、例えば、1つの学習レベルの全問題について、ユーザーの解答によって得られたスコアの合計(総得点とも言う)、および1つの学習レベルの全問題について、ユーザーが解答に要した時間の合計(所要時間とも言う)が含まれる。図36で示されるように、総得点は、例えば、100点満点に対するユーザーが得た総得点(例えば、73点)の形式で表示され得る。また、所要時間は、例えば、単純な時間の形式で提示され得る。図36では、例えば、ユーザーによって100点満点中の73点が得られたことが示されており、ユーザーによって全出題の解答に25分の時間を要したことが示されている。
得点ランキングボタンBsr0は、1つの学習レベルについての個人別の得点(スコア)の序列を示す画面(得点ランキング画面とも言う)の表示を要求するボタンである。ここで、得点ランキングボタンBsr0がマウスポインターMP1等で押下されると、記憶部24に記憶されている現在の学習レベルについてのスコア序列情報248(図9等)が出力部32において可視的に出力される。これにより、現在の学習レベルについての個人別の得点ランキング画面Sc12(図37)が出力部32によって表示される。
図37で示される得点ランキング画面Sc12には、例えば、得られた得点が高い順に、ランキングの番号、ユーザー名、および獲得したスコアが並べられた得点ランキングの一覧が示され、該一覧に対して、ユーザー自身の成績を示す領域にマーク(例えば、太枠)が付される。ユーザーは、このような得点ランキング画面Sc12を見ることで、自身の相対的なレベルの把握と、より高い目標に向けた学習の取り組みに対する強い動機付けを得ることができる。
また、得点ランキング画面Sc12には、例えば、戻るボタンBr0が設けられており、該戻るボタンBr0がマウスポインターMP1で押下されると、表示画面が、得点ランキング画面Sc12から1つ前の総合成績画面Sc11に遷移する。なお、ここでは、得点ランキングが、個人別の得点の序列を示すものであったが、これに限られず、例えば、複数人によって構成されるユーザーのグループの単位で得点の序列を示すものであっても良い。この場合、ユーザーを特定する特定情報は、例えば、ユーザーのグループを特定する特定情報であれば良い。
解答時間ランキングボタンBtr0は、1つの学習レベルについての個人別の解答に要する時間の序列を示す画面(解答時間ランキング画面とも言う)の表示を要求するボタンである。ここで、解答時間ランキングボタンBtr0がマウスポインターMP1等で押下されると、記憶部24に記憶されている現在の学習レベルについての時間序列情報249(図10等)が出力部32において可視的に出力される。これにより、現在の学習レベルについての個人別の解答時間ランキング画面Sc13(図38)が出力部32によって表示される。
図38で示される解答時間ランキング画面Sc13には、例えば、解答に要した時間が短い順に、ランキングの番号、ユーザー名、および解答に要した時間が並べられた解答時間ランキングの一覧が示され、該一覧に対して、ユーザー自身の成績を示す領域にマーク(例えば、太枠)が付される。ユーザーは、このような解答時間ランキング画面Sc13を見ることで、自身の相対的なレベルの把握と、より高い目標に向けた学習の取り組みに対する強い動機付けを得ることができる。特に、X線画像等を対象とした読影については、短時間で所見文を作成するスピードがユーザー(読影医または読影医を志す者)に求められるため、解答時間ランキングは、ユーザー自身のレベルの的確な把握に資する。
また、解答時間ランキング画面Sc13には、例えば、戻るボタンBr0が設けられており、該戻るボタンBr0がマウスポインターMP1で押下されると、表示画面が、解答時間ランキング画面Sc13から1つ前の総合成績画面Sc11に遷移する。なお、ここでは、解答時間ランキングが、個人別の解答時間の序列を示すものであったが、これに限られず、例えば、複数人によって構成されるユーザーのグループの単位で解答時間の序列を示すものであっても良い。この場合、ユーザーを特定する特定情報は、例えば、ユーザーのグループを特定する特定情報であれば良い。
モード選択ボタンBm0は、モード選択画面Sc2の表示を要求するボタンである。ここで、モード選択ボタンBm0がマウスポインターMP1等で押下されると、表示画面が、総合成績画面Sc11からモード選択画面Sc2に遷移する。
レベル選択ボタンBl0は、レベル選択画面Sc3の表示を要求するボタンである。ここで、モード選択ボタンBm0がマウスポインターMP1等で押下されると、表示画面が、総合成績画面Sc11からレベル選択画面Sc3に遷移する。
ログアウトボタンBe1は、学習を終了するためにログアウトを指示するボタンである。ここで、ログアウトボタンBe1がマウスポインターMP1等で押下されると、ログイン状態が解除されて、ログアウト状態となり、表示画面が、総合成績画面Sc11からログイン画面Sc1に遷移する。
<(1−4)学習支援システムの動作フロー>
図39から図46は、学習支援システム1の動作フローの一例を示すフローチャートである。本動作フローは、例えば、サーバー2の制御部26と端末機器3の制御部36との協働によって実行され得る。そして、例えば、端末機器3を使用するユーザーの動作に応じた入力部31における信号の入力に応じて、サーバー2が提供する学習サイトに端末機器3がアクセスすることで、本動作フローが開始され、ステップS1に進む。
ステップS1では、出力制御部362によって、学習サイトのログイン画面Sc1(図12等)が出力部32において表示される。該ログイン画面Sc1上では、ユーザーの動作に応じて、ユーザーIDおよびパスワードと言ったユーザー自身を識別するための情報(識別情報とも言う)の記入および入力が実行され得る。
ステップS2では、制御部36によって、ログイン画面Sc1を閉じるか否か判定される。ここでは、例えば、ログイン画面Sc1上において、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、閉じるボタンBc0が押下され得る。そして、ログイン画面Sc1上で閉じるボタンBc0が押下されていなければ、ログイン画面Sc1を閉じないものと判定されて、ステップS3に進む。一方、ログイン画面Sc1上で閉じるボタンBc0が押下されれば、ログイン画面Sc1を閉じるものと判定されて、本動作フローを終了する。
ステップS3では、制御部26,36によって、ログイン画面Sc1上で識別情報が入力されたか否か判定される。ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、ログイン画面Sc1上では、例えば、入力欄W1,W2に、ユーザーIDおよびパスワードが記入されて、ログインボタンBi1が押下されると、識別情報が入力される。ここで、ログイン画面Sc1上で識別情報が入力されていなければ、ステップS2に戻る。一方、ログイン画面Sc1上で識別情報が入力されれば、ステップS4に進む。
ステップS4では、制御部26によって、ユーザー情報テーブル241が参照されることで、ログイン画面Sc1上で入力された識別情報とユーザー情報テーブル241の情報との照合が行われる。つまり、ユーザーの認証動作が行われる。
ステップS5では、制御部26によって、ステップS4における照合の結果に応じて、学習サイトが提供するコンテンツの利用を可能とするためのログインを許可するか否か判定される。ここで、ログインが許可されなければ、ステップS1に戻る。一方、ログインが許可されれば、ステップS6に進む。このとき、端末機器3によって、学習サイトが提供する各種コンテンツの利用が可能な状態(ログイン状態)となる。
ステップS6では、出力制御部362によって、モード選択画面Sc2(図13等)が出力部32において表示される。なお、例えば、モード選択画面Sc2上において、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、第1〜5学習開始ボタンBm1〜Bm5のうちの1つの学習開始ボタンが押下されることで、1つの学習モードが選択され得る。
ステップS7では、制御部26,36によって、戻るボタンBr0が押下されたか否か判定される。ここでは、戻るボタンBr0が押下されれば、ステップS1に戻る。一方、戻るボタンBr0が押下されていなければ、ステップS8に進む。なお、例えば、モード選択画面Sc2上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、戻るボタンBr0が押下され得る。
ステップS8では、モード設定部261によって、モード選択画面Sc2上で1つの学習モードが選択されたか否か判定される。ここで、1つの学習モードが選択されていなければ、ステップS7に戻る。一方、1つの学習モードが選択されれば、ステップS9に進む。なお、例えば、モード選択画面Sc2上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、1つの学習モードが選択され得る。
ステップS9では、モード設定部261によって、モード選択画面Sc2上での選択結果に応じて、1つの学習モードが設定される。
ステップS10では、出力制御部362によって、レベル選択画面Sc3(図14等)が出力部32において表示される。なお、例えば、該レベル選択画面Sc3上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、第1〜5学習開始ボタンBl1〜Bl5のうちの1つの学習開始ボタンが押下されることで、1つの学習レベルが選択され得る。
ステップS11では、制御部26,36によって、戻るボタンBr0が押下されたか否か判定される。ここでは、戻るボタンBr0が押下されれば、ステップS6に戻る。一方、戻るボタンBr0が押下されていなければ、ステップS12に進む。なお、例えば、レベル選択画面Sc3上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、戻るボタンBr0が押下され得る。
ステップS12では、レベル設定部262によって、レベル選択画面Sc3上で1つの学習レベルが選択されたか否か判定される。ここで、1つの学習レベルが選択されていなければ、ステップS11に戻る。一方、1つの学習レベルが選択されれば、ステップS13に進む。なお、例えば、レベル選択画面Sc3上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、1つの学習レベルが選択され得る。
ステップS13では、レベル設定部262によって、レベル選択画面Sc3上での学習レベルの選択結果に応じて、1つの学習レベルが設定される。
ステップS14では、制御部26によって、ステップS9で設定された学習モードが、第1〜3学習モードの何れかであるか否か判定される。ここで、学習モードが、第1〜3学習モードの何れかであれば、図40のステップS21に進む。一方、学習モードが、第1〜3学習モードの何れでもなければ、図43のステップS71に進む。
図40のステップS21では、制御部26によって、ステップS13で設定された1つの学習レベルにおける全ての出題数M(Mは自然数)の出題のうちのm番目(mは自然数)が処理対象であることを示す数値mが、初期値である1に設定される。なお、Mは、予め設定された数であれば良く、例えば、20に設定され得る。
ステップS22では、画像設定部263によって、出題画像が設定される。ここでは、例えば、画像DB243に含まれる複数の出題用の画像のうちの1つの出題用の画像が、出題画像として設定される。各出題用の画像に、複数の項目についての複数の語句が関連付けられているため、ここで設定される出題画像には、複数の項目についての複数の語句が関連付けられている。
ステップS23では、語句認識部264によって、ステップS22で設定された出題画像に関連付けられている複数の語句が認識される。例えば、出題画像に3項目(基本部位、基本所見、診断)についての3つの語句が関連付けられていれば、3項目(基本部位、基本所見、診断)についての3つの語句(例えば、上肺野、腫瘤影、肺癌)が認識され得る。
ステップS24では、組合せ検出部265によって、複数の項目にわたる複数の語句の1以上の組合せが、組合せ情報テーブル242から検出される。ここで、複数の項目にわたる複数の語句の1以上の組合せは、ステップS23で認識された複数の語句のうちの複数の項目の出題対象項目を除く残余の項目についての少なくとも2つの語句を含んでいる。ここで、出題対象項目は、ステップS9で設定された学習モードに応じて決定される。例えば、第1学習モードに設定されていれば、出題対象項目は「基本部位」であり、第2学習モードに設定されていれば、出題対象項目は「基本所見」であり、第3学習モードに設定されていれば、出題対象項目は「診断」である。
ステップS25では、選択肢決定部266によって、出題対象項目について、第1語句および1以上の第2語句を含む2以上の語句が決定される。ここで、第1語句は、ステップS23で認識された複数の語句に含まれている該出題対象項目に係る正解を示す語句である。また、1以上の第2語句は、ステップS24で検出された1以上の組合せに含まれていない不正解を示す1以上の語句である。また、選択肢決定部266で決定される2以上の語句に第3語句が含まれるか否かについては、例えば、ステップS13で設定された学習レベルに応じて決定される。
ステップS26では、送信制御部267によって、出題に係る情報が端末機器3に向けて送信される。ここで、出題に係る情報には、例えば、ステップS22で設定された出題画像およびステップS25で決定された出題対象項目についての2以上の語句等が含まれ得る。該ステップS26の処理が終了すると、図41のステップS31に進む。
図41のステップS31では、出力制御部362によって、m問目の出題画面(図15、図18または図22等)が表示される。該m問目の出題画面には、出題画像および出題対象項目についての2以上の選択肢が含まれる。つまり、出力制御部362によって、出力部32に、ステップS22で設定された出題画像を可視的に出力させるとともに、ステップS25で決定された2以上の語句を2以上の選択肢としてユーザーが視認可能な態様で出力させる。
ステップS32では、制御部26によって、出題画面上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS33に進む。なお、例えば、出題画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、終了ボタンBe0が押下され得る。
ステップS33では、制御部26,36によって、出題画面上におけるヒントボタンBh0が押下されたか否かが判定される。ここで、ヒントボタンBh0が押下されていれば、ステップS34に進む。一方、ヒントボタンBh0が押下されていなければ、ステップS36に進む。なお、例えば、出題画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、ヒントボタンBh0が押下され得る。
ステップS34では、情報取得部268によって、出題についてのヒントに係る情報(ヒント情報とも言う)が取得される。ここで、該ヒント情報は、例えば、ステップS23で認識された複数の項目についての複数の語句等が含まれ得る。
ステップS35では、出力部32によって、ステップS34で取得されたヒント情報が表示される。
ステップS36では、制御部26,36によって、答え合わせボタンBa0が押下されたか否か判定される。ここで、答え合わせボタンBa0が押下されていなければ、ステップS32に戻る。一方、答え合わせボタンBa0が押下されていれば、ステップS37に進む。なお、例えば、出題画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、答え合わせボタンBa0が押下され得る。
ステップS37では、語句指定部364によって、出題画面において出題対象項目に対して選択肢が指定されたか否かが判定される。ここで、選択肢が指定されていれば、ステップS38に進み、選択肢が指定されていなければ、ステップS32に戻る。なお、例えば、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、出題画面において、端末機器3の語句指定部364によって2以上の選択肢のうちの少なくとも1つの選択肢が指定され得る。
ステップS38では、時間情報付与部272によって、m番目の出題の解答に要した解答時間が認識される。ここでは、例えば、時間情報付与部272によって認識された解答時間が、ユーザー情報テーブル241のユーザーを特定する特定情報に対して付与される。
ステップS39では、指定語句認識部269によって、語句指定部364で指定された少なくとも1つの選択肢(語句)が認識される。
ステップS40では、正解判定部270によって、ステップS39で認識された、語句指定部364で指定された少なくとも1つの選択肢(語句)について、正誤の判定が行われる。例えば、語句指定部364で指定された少なくとも1つの選択肢(語句)が、正解を示す第1語句および不正解を示す第2語句のうちの何れの語句に相当するのか等と言った事項が判定される。なお、正誤に係る判定結果については、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報に関連づけて記憶される態様が考えられる。
ステップS41では、スコア付与部271によって、正解判定部270による判定結果に応じたスコア(得点)が、ユーザーを特定する特定情報に対して付与される。ここでは、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報に出題毎のスコアが関連づけられ得る。
ステップS42では、出力制御部362によって、出力部32に、採点解説画面(図16、図17、図19〜図21および図23〜図26の何れか1つ等)を表示させる。ここでは、例えば、解説情報DB246内の出題に係る解説情報、ステップS39で認識された少なくとも1つの選択肢、ステップS40における判定結果、およびステップS41で付与されたスコア(得点)に基づいて、採点解説画面が表示され得る。
ステップS43では、制御部26,36によって、採点解説画面上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS44に進む。なお、例えば、出題画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、終了ボタンBe0が押下され得る。
ステップS44では、制御部26,36によって、採点解説画面上における次へボタンBn0が押下されたか否かが判定される。ここで、次へボタンBn0が押下されていれば、ステップS45に進む。一方、次へボタンBn0が押下されていなければ、ステップS43に戻る。なお、例えば、出題画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、次へボタンBn0が押下され得る。
ステップS45では、制御部26,36によって、現在の処理対象であることを示す数値mが、現在の学習レベルにおける全ての出題数M(例えば、20)に到達しているか否かが判定される。ここで、数値mが全ての出題数Mに到達していなければ、図40のステップS27に進む。このとき、ステップS27では、数値mが1つ増加され、ステップS22に進む。
ステップS46では、序列情報生成部273によって、序列情報が生成される。ここでは、1〜M番目の出題について、ステップS41で付与されたスコアに基づいて、スコア序列情報248が生成または更新される。また、1〜M番目の出題について、ステップS38で認識された解答時間に基づいて、時間序列情報249が生成または更新される。該ステップS46の処理が終了されれば、図42のステップS51に進む。
ステップS51では、出力制御部362によって、出力部32に総合成績画面Sc11(図36等)を表示させる。なお、総合成績画面Sc11の表示に必要な情報は、例えば、情報取得部268によって記憶部24から取得され、送信制御部267によって端末機器3へ送信されることで、端末機器3に入力され得る。
ステップS52では、制御部26,36によって、総合成績画面Sc11上における得点ランキングボタンBsr0が押下されたか否かが判定される。ここで、得点ランキングボタンBsr0が押下されていれば、ステップS53に進む。一方、得点ランキングボタンBsr0が押下されていなければ、ステップS55に進む。なお、例えば、総合成績画面Sc11上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、得点ランキングボタンBsr0が押下され得る。
ステップS53では、出力制御部362によって、出力部32に得点ランキング画面Sc12(図37等)を表示させる。なお、得点ランキング画面Sc12の表示に必要な情報は、例えば、情報取得部268によって記憶部24から取得され、送信制御部267によって端末機器3へ送信されることで、端末機器3に入力され得る。
ステップS54では、制御部26,36によって、得点ランキング画面Sc12上における戻るボタンBr0が押下されたか否かが判定される。ここで、戻るボタンBr0が押下されるまで、ステップS54の判定が繰り返され、戻るボタンBr0が押下されれば、ステップS51に戻る。なお、例えば、得点ランキング画面Sc12上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、戻るボタンBr0が押下され得る。
ステップS55では、制御部26,36によって、総合成績画面Sc11上における時間ランキングボタンBtr0が押下されたか否かが判定される。ここで、時間ランキングボタンBtr0が押下されていれば、ステップS56に進む。一方、時間ランキングボタンBtr0が押下されていなければ、ステップS58に進む。なお、例えば、総合成績画面Sc11上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、時間ランキングボタンBtr0が押下され得る。
ステップS56では、出力制御部362によって、出力部32に時間ランキング画面Sc13(図38等)を表示させる。なお、時間ランキング画面Sc13の表示に必要な情報は、例えば、情報取得部268によって記憶部24から取得され、送信制御部267によって端末機器3へ送信されることで、端末機器3に入力され得る。
ステップS57では、制御部26,36によって、時間ランキング画面Sc13上における戻るボタンBr0が押下されたか否かが判定される。ここで、戻るボタンBr0が押下されるまで、ステップS57の判定が繰り返され、戻るボタンBr0が押下されれば、ステップS51に戻る。なお、例えば、時間ランキング画面Sc13上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、戻るボタンBr0が押下され得る。
ステップS58では、制御部26,36によって、総合成績画面Sc11上におけるモード選択ボタンBm0が押下されたか否かが判定される。ここで、モード選択ボタンBm0が押下されていれば、図39のステップS6に進み、モード選択画面Sc2が表示される。一方、モード選択ボタンBm0が押下されていなければ、ステップS59に進む。なお、例えば、総合成績画面Sc11上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、モード選択ボタンBm0が押下され得る。
ステップS59では、制御部26,36によって、総合成績画面Sc11上におけるレベル選択ボタンBl0が押下されたか否かが判定される。ここで、レベル選択ボタンBl0が押下されていれば、図39のステップS10に進み、レベル選択画面Sc3が表示される。一方、レベル選択ボタンBl0が押下されていなければ、ステップS60に進む。なお、例えば、総合成績画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、レベル選択ボタンBl0が押下され得る。
ステップS60では、制御部26,36によって、総合成績画面Sc11上におけるログアウトボタンBe1が押下されたか否かが判定される。ここで、ログアウトボタンBe1が押下されていれば、ステップS61に進む。一方、ログアウトボタンBe1が押下されていなければ、ステップS51に戻る。なお、例えば、総合成績画面Sc11上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、ログアウトボタンBe1が押下され得る。
ステップS61では、制御部26,36によって、ログアウトの処理が行われて、ログイン状態が解除される。このとき、必要に応じて、記憶部24にユーザーの成績等に係る情報が記憶され得る。該ステップS61の処理が終了すると、図39のステップS1に戻る。
ところで、図39のステップS14から図43のステップS71に進んで来た場合、ステップS71では、制御部26によって、ステップS13で設定された1つの学習レベルにおける全ての出題数M(Mは自然数)の出題のうちのm番目(mは自然数)が処理対象であることを示す数値mが、初期値である1に設定される。なお、Mは、予め設定された数であれば良く、例えば、20に設定され得る。
ステップS72では、ステップS22と同様に、画像設定部263によって、出題画像が設定される。該出題画像には、複数の項目についての複数の語句が関連付けられている。
ステップS73では、ステップS23と同様に、語句認識部264によって、ステップS72で設定された出題画像に関連付けられている複数の語句が認識される。
ステップS74では、ステップS24と同様に、組合せ検出部265によって、複数の項目にわたる複数の語句の1以上の組合せが、組合せ情報テーブル242から検出される。ここで、複数の項目にわたる複数の語句の1以上の組合せは、ステップS73で認識された複数の語句のうちの複数の項目の出題対象項目を除く残余の項目についての少なくとも2つの語句を含んでいる。
ステップS75では、選択肢決定部266によって、各項目について、第1語句および1以上の第2語句を含む2以上の語句が決定される。ここで、第1語句は、ステップS73で認識された複数の語句に含まれている出題対象項目についての正解を示す語句である。また、1以上の第2語句は、ステップS74で検出された1以上の組合せに含まれていない出題対象項目についての不正解を示す1以上の語句である。また、ここで、例えば、ステップS13で設定された学習レベルに応じて、各項目について選択肢決定部266で決定される2以上の語句に第3語句が含まれるか否かが決定されても良いし、該第3語句の数および内容が適宜決定されても良い。このようにして、選択肢用の語句が決定されることで、出題の難易度が容易に変更され得る。
ステップS76では、送信制御部267によって、出題に係る情報が端末機器3に向けて送信される。ここで、出題に係る情報には、例えば、ステップS72で設定された出題画像およびステップS75で決定された各項目についての2以上の語句等が含まれ得る。
ステップS77では、制御部26,36によって、ステップS9で設定された学習モードが、第4学習モードであるか否か判定される。ここで、学習モードが、第4学習モードであれば、図44のステップS81に進む。一方、学習モードが、第4学習モードでなければ、図46のステップS111に進む。なお、ここで、学習モードが、第4学習モードでなければ、学習モードが、第5学習モードである。
図44のステップS81では、出力制御部362によって、第4学習モードのステップS13で設定された学習レベルにおけるm問目の出題画面Sc4a(図27等)が出力部32に表示される。該m問目の出題画面Sc4aには、出題画像および各項目についての2以上の選択肢を選択可能に表示する第1〜3プルダウンリストPL1〜PL3が含まれる。つまり、出力制御部362によって、出力部32に、出題画像を可視的に出力させるとともに、ステップS75で各項目について決定された2以上の語句を2以上の選択肢としてユーザーが視認可能な態様で出力させる。
ステップS82では、制御部26によって、出題画面Sc4a上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS83に進む。なお、例えば、出題画面Sc4a上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、終了ボタンBe0が押下され得る。
ステップS83では、語句指定部364によって、出題画面Sc4a上で第1項目の基本部位についての選択肢が指定されたか否かが判定される。ここで、選択肢が指定されていれば、ステップS84に進み、選択肢が指定されていなければ、ステップS82に戻る。なお、例えば、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、出題画面Sc4a上の第1プルダウンリストPL1で所望の選択肢が指定され得る。
ステップS84では、時間情報付与部272によって、第1項目の選択肢の指定に要した解答時間が認識される。ここでは、例えば、時間情報付与部272によって認識された解答時間が、ユーザー情報テーブル241のユーザーを特定する特定情報に対して付与される。
ステップS85では、指定語句認識部269によって、語句指定部364で第1項目に対して指定された選択肢(語句)が認識される。
ステップS86では、正解判定部270によって、ステップS85で認識された選択肢(語句)について、正誤の判定が行われる。なお、正誤に係る判定結果については、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報に関連づけて記憶され得る。
ステップS87では、正解判定部270によって、ステップS86における判定の結果から、ステップS85で認識された、語句指定部364で指定された選択肢(語句)が、正解の第1語句であるか否か判定される。ここで、語句指定部364で指定された語句が、第1語句であれば、ステップS88に進み、語句指定部364で指定された語句が、第1語句でなければ、図45のステップS101に進む。
ステップS88では、ステップS82と同様に、制御部26によって、出題画面Sc4a上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS89に進む。
ステップS89では、語句指定部364によって、出題画面Sc4a上で第2項目の基本所見についての選択肢が指定されたか否かが判定される。ここで、選択肢が指定されていれば、ステップS90に進み、選択肢が指定されていなければ、ステップS88に戻る。なお、例えば、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、出題画面Sc4a上の第2プルダウンリストPL2で所望の選択肢が指定され得る。
ステップS90では、時間情報付与部272によって、第2項目の選択肢の指定に要した解答時間が認識される。ここでは、例えば、時間情報付与部272によって認識された解答時間が、ユーザー情報テーブル241のユーザーを特定する特定情報に対して付与される。
ステップS91では、指定語句認識部269によって、語句指定部364で第2項目に対して指定された選択肢(語句)が認識される。
ステップS92では、正解判定部270によって、ステップS91で認識された選択肢(語句)について、正誤の判定が行われる。なお、正誤に係る判定結果については、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報に関連づけて記憶され得る。
ステップS93では、正解判定部270によって、ステップS92における判定の結果から、ステップS91で認識された、語句指定部364で指定された選択肢(語句)が、正解の第1語句であるか否か判定される。ここで、語句指定部364で指定された語句が、第1語句であれば、ステップS94に進み、語句指定部364で指定された語句が、第1語句でなければ、図45のステップS101に進む。
ステップS94は、ステップS82,S88と同様に、制御部26によって、出題画面Sc4a上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS95に進む。
ステップS95では、語句指定部364によって、出題画面Sc4a上で第3項目の診断についての選択肢が指定されたか否かが判定される。ここで、選択肢が指定されていれば、ステップS96に進み、選択肢が指定されていなければ、ステップS94に戻る。なお、例えば、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、出題画面Sc4a上の第3プルダウンリストPL3で所望の選択肢が指定され得る。
ステップS96では、時間情報付与部272によって、第3項目の選択肢の指定に要した解答時間が認識される。ここでは、例えば、時間情報付与部272によって認識された解答時間が、ユーザー情報テーブル241のユーザーを特定する特定情報に対して付与される。
ステップS97では、指定語句認識部269によって、語句指定部364で第3項目に対して指定された選択肢(語句)が認識される。
ステップS98では、正解判定部270によって、ステップS97で認識された選択肢(語句)について、正誤の判定が行われる。なお、正誤に係る判定結果については、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報に関連づけて記憶され得る。当該処理が行われれば、図45のステップS101に進む。
図45のステップS101では、スコア付与部271によって、正解判定部270による判定結果に応じたスコア(得点)が、ユーザーを特定する特定情報に対して付与される。ここでは、例えば、第1〜3項目の何れの項目まで正解の選択肢が指定されたかによって、付与されるスコアが異なる。スコア付与部271では、ステップS87からステップS101に進んで来た場合には、1項目も正解の選択肢が指定されなかったものと認識され得る。また、スコア付与部271では、ステップS93からステップS101に進んで来た場合には、1項目しか正解の選択肢が選択されなかったものと認識され得る。また、スコア付与部271では、ステップS98における判定結果に応じて、2項目について正解の選択肢が選択されたのか、3項目全てについて正解の選択肢が選択されたのかが認識され得る。なお、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報にスコアが関連づけられ得る。
ステップS102では、出力制御部362によって、出力部32に、採点解説画面(図31または図32等)を表示させる。ここでは、例えば、解説情報DB246内の出題に係る解説情報、ステップS85,S91,S97で認識された選択肢、ステップS86,S92,S98における判定結果、およびステップS101で付与されたスコア(得点)に基づいて、採点解説画面が表示され得る。
ステップS103では、制御部26,36によって、採点解説画面上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS104に進む。なお、例えば、採点解説画面上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、終了ボタンBe0が押下され得る。
ステップS104では、制御部26,36によって、採点解説画面上における次へボタンBn0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されない限り、次へボタンBn0が押下されるまで、ステップS103,104の処理が行われる。一方、次へボタンBn0が押下されると、ステップS105に進む。
ステップS105では、制御部26,36によって、現在の処理対象であることを示す数値mが、現在の学習レベルにおける全ての出題数M(例えば、20)に到達しているか否かが判定される。ここで、数値mが全ての出題数Mに到達していなければ、図43のステップS77に進む。このとき、ステップS77では、数値mが1つ増加され、スップS72に進む。一方、数値mが出題数Mに到達していれば、ステップS106に進む。
ステップS106では、序列情報生成部273によって、序列情報が生成される。ここでは、1〜M番目の出題について、ステップS101で付与されたスコアに基づいて、スコア序列情報248が生成または更新される。また、1〜M番目の出題について、ステップS84,S90,S96で認識された解答時間に基づいて、時間序列情報249が生成または更新される。該ステップS106の処理が終了されれば、図42のステップS51に進む。
ところで、図43のステップS77から図46のステップS111に進んだ場合、ステップS111では、出力制御部362によって、第5出題モードのステップS13で設定された学習レベルにおけるm問目の出題画面Sc5a(図33等)が表示される。該m問目の出題画面Sc5aには、出題画像および各項目についての2以上の選択肢を選択可能に表示する第1〜3プルダウンリストPL1〜PL3が含まれる。つまり、出力制御部362によって、出力部32に、出題画像を可視的に出力させるとともに、ステップS75で各項目について決定された2以上の語句を各項目についての2以上の選択肢としてユーザーが視認可能な態様で出力させる。
ステップS112では、制御部26によって、出題画面Sc5a上における終了ボタンBe0が押下されたか否かが判定される。ここで、終了ボタンBe0が押下されていれば、図39のステップS10に戻る。一方、終了ボタンBe0が押下されていなければ、ステップS113に進む。なお、例えば、出題画面Sc5a上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、終了ボタンBe0が押下され得る。
ステップS113では、制御部26,36によって、出題画面Sc5a上で答え合わせボタンBa0が押下されたか否か判定される。ここで、答え合わせボタンBa0が押下されていなければ、ステップS112に戻る。一方、答え合わせボタンBa0が押下されていれば、ステップS114に進む。なお、例えば、出題画面Sc5a上では、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、答え合わせボタンBa0が押下され得る。
ステップS114では、語句指定部364によって、出題画面Sc5a上で全項目に対して選択肢が指定されたか否かが判定される。ここで、全項目に対して選択肢が指定されていれば、ステップS115に進み、全項目に対して選択肢が指定されていなければ、ステップS112に戻る。なお、例えば、ユーザーによる入力部31から信号受付部363への信号の入力に応じて、出題画面Sc5a上の第1〜3プルダウンリストPL1〜PL3で各項目に対する所望の選択肢がそれぞれ指定され得る。
ステップS115では、時間情報付与部272によって、全項目に対する選択肢の指定に要した解答時間が認識される。ここでは、例えば、時間情報付与部272によって認識された解答時間が、ユーザー情報テーブル241のユーザーを特定する特定情報に対して付与される。
ステップS116では、指定語句認識部269によって、語句指定部364で各項目に対して指定された選択肢(語句)が認識される。
ステップS117では、正解判定部270によって、ステップS116で認識された選択肢(語句)について、正誤の判定が行われる。なお、正誤に係る判定結果については、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報に関連づけて記憶され得る。当該処理が行われれば、図45のステップS101に進む。このとき、図45における動作フローは、上記第4学習モードに係るステップS101〜S106の処理がベースとされて、ステップS101,S102がステップS101A,S102Aに置換されたものとなる。
ステップS101Aでは、スコア付与部271によって、ステップS117における正解判定部270による判定結果に応じたスコア(得点)が、ユーザーを特定する特定情報に対して付与される。ここでは、例えば、第1〜3項目のうちの幾つの項目について正解の選択肢が指定されたかによって、付与されるスコアが異なる。なお、例えば、ユーザー情報テーブル241のユーザー情報にスコアが関連づけられ得る。
ステップS102Aでは、出力制御部362によって、出力部32に、採点解説画面(図34または図35等)を表示させる。ここでは、例えば、解説情報DB246内の出題に係る解説情報、ステップS116で認識された各項目の選択肢、ステップS117における判定結果、およびステップS101Aで付与されたスコア(得点)に基づいて、採点解説画面が表示され得る。
<(1−5)まとめ>
以上のように、本実施形態に係る学習支援システム1は、記憶部24、画像設定部263、語句認識部264、組合せ検出部265、選択肢決定部266および出力制御部362を備えている。ここで、記憶部24は、複数の項目にわたる複数の語句の組合せをそれぞれ示す複数の組合せ情報を記憶する。画像設定部263は、複数の項目について複数の語句が関連付けられている出題画像を設定する。語句認識部264は、画像設定部263によって設定された出題画像に関連付けられている複数の語句を認識する。組合せ検出部265は、語句認識部264によって認識された複数の語句のうちの複数の項目の出題対象項目を除く残余の項目についての少なくとも2つの語句を含んでいる、複数の項目に係る複数の語句の1以上の組合せを、記憶部24に記憶されている複数の組合せ情報から検出する。選択肢決定部266は、語句認識部264によって認識された複数の語句に含まれている出題対象項目に係る正解を示す第1語句、および組合せ検出部265によって検出された1以上の組合せに含まれていない出題対象項目についての不正解を示す1以上の第2語句、を含む2以上の語句を決定する。そして、出力制御部362は、出力部32において、出題画像を可視的に出力させるとともに、選択肢決定部266によって決定された2以上の語句を出題用の2以上の選択肢としてユーザーが認識可能な態様で出力させる。
このような構成が採用されることで、正解の語句に対して比較的紛らわしくない語句が選択肢に含まれる。このため、難易度が低い出題の作成が容易となる。したがって、出題の難易度が容易に設定され得る。
また、ここでは、例えば、複数の語句が関連付けられた出題用の画像、および読影によって得られる所見が記述されたレポートが登録されると、自動的に出題画像と該出題画像に対する解答に係る選択肢とが提示され得る。そして、複数の組合せ情報における複数の語句の組合せ毎の組合せ強度を示す組合せ強度情報が利用されて、出題において提示される2以上の選択肢に、正解の選択肢に対して紛らわしさの程度が適宜調整された選択肢を含ませることで、出題の難易度がさらに容易に設定され得る。その結果、学習支援システムを用いた学習における学習効果の向上が図られ得る。
<(2)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上記一実施形態では、選択肢決定部266によって、用語テーブル245が参照されることで、正解の選択肢に対して比較的紛らわしくない第2語句が決定されたが、これに限られない。例えば、選択肢決定部266によって、組合せ情報テーブル242の語句が参照されることで、正解の選択肢に対して比較的紛らわしくない第2語句が決定されても良い。この場合、用語テーブル245は、存在していても、存在していなくても良い。つまり、例えば、選択肢決定部266によって、組合せ情報テーブル242および用語テーブル245の少なくとも一方が参照されることで、正解の選択肢に対して比較的紛らわしくない第2語句が決定され得る。すなわち、選択肢決定部266では、例えば、出題対象項目に係る複数の語句を含む情報が参照されれば、正解の選択肢に対して比較的紛らわしくない第2語句が決定され得る。
また、上記一実施形態では、学習レベル1の出題における2以上の選択肢に、第1語句と第2語句とが含まれ、学習レベル2,3の出題における2以上の選択肢に、第1〜3語句が含まれていたが、これに限られない。例えば、何れかの学習レベルの出題において、2以上の選択肢に、第1語句と第3語句とが含まれていても良い。また、学習レベル3の出題における2以上の選択肢に含まれる第3語句には、正解の選択肢に対して若干紛らわしい選択肢としての第3語句と、正解の選択肢に対してかなり紛らわしい選択肢としての第3語句とが含まれていたが、これに限られない。何れかの学習レベルの出題における2以上の選択肢に含まれる第3語句には、例えば、正解の選択肢に対して若干紛らわしい選択肢としての第3語句のみが含まれていても良いし、正解の選択肢に対してかなり紛らわしい選択肢としての第3語句のみが含まれていても良い。なお、例えば、第2語句および第3語句の数ならびに第3語句の内容が適宜変更されることで、学習レベル4,5の出題が実現される態様が考えられる。
また、上記一実施形態では、画像DB243が準備されていたが、これに限られない。例えば、出題用の画像がリアルタイムに入力され、該出題用の画像が出題画像として設定される態様が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、学習レベル1〜3の出題画面のヒント表示部Ar1において、ユーザーの要求に応じてヒントが提示された。このとき、例えば、ある出題について、ヒントの提示の実施およびヒントが提示される度合い等と言ったヒントの提示に応じて、得られる得点が減点される態様が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、診断について選択肢を指定させる第3学習モードにおける学習レベル1〜3について、例を挙げて説明したが、これに限られない。例えば、基本部位について選択肢を指定させる第1学習モードおよび基本所見について選択肢を指定させる第2学習モードにおける各種処理は、例えば、診断について選択肢を指定させる第3学習モードの処理をベースに、出題対象項目を異ならせた処理によって実現され得る。なお、例えば、“基本部位”を学習する第1学習モードが選択され、疾患が疑われる部位を示す項目“基本部位”に係る2以上の選択肢が指定される構成が採用されても良い。この場合には、例えば、出題画面に“複数回答可”等と言った2以上の選択肢の指定が許容される旨が表示されれば、如何なる解答を行えば良いか、ユーザーが容易に把握することができる。
また、上記一実施形態では、第4学習モードについては、1つの出題における1項目でも指定された選択肢が正解でなければ、その時点で、その1つの出題が終了したが、これに限られない。例えば、1つの出題における1項目について指定された選択肢が正解でなくても、正解でない旨が提示されて、再度、その1項目について選択肢の指定が可能であっても良い。このとき、例えば、2回目以降に指定された選択肢が正解であれば、得られる得点が減じられる構成が採用されても良い。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。