JP6466641B2 - 流体加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体加熱装置に関するものである。
流体加熱装置としては、特許文献1に示すように、中空導体管を通電加熱して、当該導体管の内部を流れる流体を加熱して加熱流体を生成するものがある。この流体加熱装置では、導体管の両端部に設けた電極から交流電圧が印加されて、導体管の側壁に交流電流が流れることにより、導体管の内部抵抗により発生するジュール熱によって導体管が自己発熱する。この導体管の自己発熱によって、当該導体管を流れる流体が加熱される。
しかしながら、導体管の両端部に交流電圧を印加するものでは、導体管が有するインピーダンスによって電圧降下が生じ、当該導体管に交流電圧を印加する回路の力率が低下するという問題がある。
特開2011−86443号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、内部に流体が流れる導体管を通電加熱する流体加熱装置において、回路力率を改善して設備効率を向上させることをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る流体加熱装置は、内部に流体が流れる導体管に交流電圧を印加して通電加熱し、前記導体管内を流れる流体を加熱する流体加熱装置であって、2N本(Nは1以上の整数である。)の前記導体管が互いに平行となるように配置されており、前記2N本の導体管の一端部が互いに電気的に接続され、前記2N本の導体管の他端部において、互いに隣接する他端部に接続される単相交流電源の極性が異なるように、単相交流電源のU相及びV相が交互に接続されていることを特徴とする。
このようなものであれば、互いに隣接する導体管に流れる電流が互いに逆向きとなるので、それぞれの電流により発生する磁束が打ち消し合い、導体管に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置の設備効率を向上させることができる。
前記2N本の導体管の一端部に接続されるとともに、前記2N本の導体管に前記流体を分流させる導電性を有する分流管を有しており、当該分流管により前記2N本の導体管が電気的に接続されていることが望ましい。これならば、分流管から2N本の導体管に流体を流すことによって、流体流入口の数を2N個よりも少なくすることができ、配管構成を簡略化することができる。また、分流管が導電性を有することから、配管構成の簡略化とともに、電気的な接続も実現することができる。特に配管構成を簡略化するためには、2N本の導体管の一端部に、2N本に分岐した単一の分流管を接続することが望ましい。
また本発明に係る流体加熱装置は、内部に流体が流れる導体管に交流電圧を印加して通電加熱し、前記導体管内を流れる流体を加熱する流体加熱装置であって、3N本(Nは1以上の整数である。)の前記導体管が互いに平行となるように配置されており、前記3N本の導体管の一端部が互いに電気的に接続され、前記3N本の導体管の他端部において、連続して並ぶ3つの他端部に接続される三相交流電源の極性がそれぞれ異なるように、三相交流電源のU相、V相及びW相が交互に接続されていることを特徴とする。
このようなものであれば、連続して並ぶ3つの他端部に接続される三相交流電源の極性がそれぞれ異なるように三相交流電源のU相、V相及びW相が接続されているので、連続して並ぶ3つの導体管に流れる電流により発生する磁束が打ち消し合い導体管に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置の設備効率を向上させることができる。
前記3N本の導体管の一端部に接続されるとともに、前記3N本の導体管に前記流体を分流させる導電性を有する分流管を有しており、当該分流管により前記3N本の導体管が電気的に接続されていることが望ましい。これならば、分流管から3N本の導体管に流体を流すことによって、流体流入口の数を3N個よりも少なくすることができ、配管構成を簡略化することができる。また、分流管が導電性を有することから、配管構成の簡略化とともに、電気的な接続も実現することができる。特に配管構成を簡略化するためには、3N本の導体管の一端部に、3N本に分岐した単一の分流管を接続することが望ましい。
1つの熱源で加熱された流体は、1箇所から集中的に排出されることが一般的であるが、加熱された流体を利用する場合は分散させることが多い。しかも、加熱された流体は、温度低下しないように、保温するか若しくはさらに加熱することがある。このため、前記導体管の他端部が閉塞されるとともに、前記導体管の途中に複数の流体噴出口が形成されており、前記流体噴出口から前記流体が噴出されるように構成されていることが望ましい。
また、前記導体管が、加熱された流体を収容するための収容容器等の収容室、又は、加熱された流体により被処理物を処理するための処理容器等の処理室内に挿入して設けられていることが望ましい。これならば、加熱された流体を収容室に収容させることで保温又は加熱することができる。また、処理室内で被処理物を処理することができる。このとき、前記導体管に接続される単相交流電源又は三相交流電源が、前記収容室又は前記処理室とは別の空間に設けられていることが望ましい。本発明では、導体管が過熱蒸気発生部として機能するため、導体管を保温室又は処理室に挿入して設け、保温室又は処理室の外部に設けられた単相交流電源又は三相交流電源により電力を供給すれば良く、配管構成を簡略化することができるとともに、熱効率を向上させることができ、省エネにも大きく貢献することができる。また、保温室又は処理室と単相交流電源又は三相交流電源が設置された空間(例えば電源室)とを電気配線で接続すればよく、流体加熱装置の全体構成を簡略化することができるとともに、単相交流電源又は三相交流電源が導電管からの熱影響を受けることもない。
前記導体管の他端部に接続される電極が、前記導体管の外側周面に沿った形状であることが望ましい。これならば、導体管が、保温室又は処理室の側壁等の囲繞壁から挿入して設けられるものの場合に、導体管を前記保温室又は処理室の側壁等の囲繞壁に取り付ける際又は取り外す際に電極が邪魔にならない。
前記導体管が円管状をなすものであり、前記電極が部分円筒形状をなすものであることが望ましい。これならば、流体と導体管との接触面積を可及的に大きくして加熱効率を向上させることができる。また、電極が部分円筒形状をなすものであり、導体管を前記保温室又は処理室の側壁等の囲繞壁に取り付ける際又は取り外す際に電極が邪魔にならない。
前記導体管の途中に1又は複数の流体噴出ノズルが設けられており、前記流体噴出ノズルから前記流体が噴出されるように構成されていることが望ましい。これならば、導体管に流体噴出ノズルを設けることによって、加熱された流体を当該流体噴出ノズルにより定められる所定の噴射範囲に噴出することができる。ここで、導体管に設けられる流体噴出ノズルは、用途に応じて選択される。
前記導体管が、円管状をなすものであり、前記導体管の途中に複数の流体噴出ノズルが設けられており、前記導体管の他端部に接続される電極が、前記導体管と同材質かつ中実材料であって、電極幅寸法が前記導体管の直径以下であり、前記導体管の延長線上に配置された直線状をなすものであることが望ましい。
前記導体管に印加される交流電圧を検出する電圧検出部と、前記導体管に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電圧検出部により得られる電圧値及び前記電流検出部から得られる電流値により得られるインピーダンスと前記導体管の温度との関係から、前記導体管の温度を算出する温度検出機構とを備えることが望ましい。
金属の固有抵抗は、概ね絶対温度に比例した特性を示すが、実際には金属種毎に固有の変化特性を示す。予め導体管のインピーダンスと温度との関係を計測しておけば、インピーダンスによって導体管の温度を検出することができる。これにより、導体管の温度を計測する温度センサを不要にすることができる。
流体加熱装置の電源回路が、前記導体管に流れる電流又は電圧を制御する制御素子を有し、当該制御素子が通電角を変化させるものである場合、通電角が変わると電流波形及び電圧波形の歪率も変化するので、実効値を検出した電圧/電流によるインピーダンス算出値と温度との関係に誤差が発生する。このため、通電角に伴うインピーダンスの変化を補正しなければならない。
制御素子がサイリスタであり、検証したSUS304製の導体管(外径Φo、内径Φi、長さL、本数N)の場合は、電圧変動と波形歪による実効値変化による影響を補正した補正インピーダンスZは、下記となる。
Z=a×Z
ここで、C=V/Vinとすると、
a=a+an−1n−1+an−2n−2+,・・・,+a+aC+a
は各導体管により定まる実測値に基づく係数であり、aは定数である。また、Zは、補正前のインピーダンスであり、Vinは、サイリスタの受電電圧であり、Vは、サイリスタの出力電圧である。
前記導体管に印加する交流電圧を生成する変圧器と、前記変圧器の一次側の交流電圧を検出する電圧検出部と、前記変圧器の一次側の電流を検出する電流検出部と、前記電圧検出部により得られる電圧値及び前記電流検出部から得られる電流値により得られるインピーダンスから前記変圧器のインピーダンスを除去する補正をして得られた補正インピーダンスと前記導体管の温度との関係から、前記導体管の温度を算出する温度検出機構とを備えることが望ましい。
導体管の抵抗値は、その形状によってさまざまな値となるため、所望の電気容量を得るためには、変圧器を用いて適正な電圧を印加することが多い。変圧器には、通電する巻き線があり、この巻き線は温度に関係する電気抵抗値とリアクタンスからなるインピーダンスと鉄心による励磁インピーダンスとを有している。
導体管の抵抗値が低く大電流となる場合は変圧器の一次側で電圧及び電流を計測する方が容易である。この変圧器の一次側からインピーダンスを検出する場合、導体管と変圧器の巻き線との合成インピーダンスを検出することになるので、変圧器の巻き線のインピーダンスを除外する補正を行わなければならない。
巻き線抵抗値は、巻き線に温度センサを埋設して、当該温度センサから得られた温度から抵抗値を算出することができる。変圧器の巻き線は、導体管のように高温になることは無いので、温度センサを埋設することはさほど困難ではない。また、巻き線に周期的に短時間の直流を通電して抵抗値を直接計測することもできる。リアクタンス及び励磁インピーダンスは予め計測しておけば良い。
このように構成した本発明によれば、内部に流体が流れる導体管を通電加熱する流体加熱装置において、回路力率を改善して設備効率を向上させることができる。
第1実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図、A−A’線断面図及び回路構成図。 第2実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図、A−A’線断面図及び回路構成図。 第2実施形態の変形例を示す平面図、A−A’線断面図及び回路構成図。 第3実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図及び回路構成図。 第4実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図及び回路構成図。 第4実施形態の変形例を示す平面図及び回路構成図。 変形実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図及び回路構成図。 変形実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図及び回路構成図。 収容容器を有する流体加熱装置の構成を模式的に示す正面図。 収容容器を有する流体加熱装置の構成を模式的に示すA−A’線断面図。 変形実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図。 変形実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図。 変形実施形態の流体加熱装置の構成を模式的に示す平面図、A−A’線断面図及び回路構成図。 流体噴出ノズルを有する2本の導体管を備えた流体加熱装置の設計例を示す六面図。 流体噴出ノズルを有する3本の導体管を備えた流体加熱装置の設計例を示す六面図。
以下に本発明に係る流体加熱装置の各実施形態について図面を参照して説明する。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る流体加熱装置100は、内部に流体が流れる流路Rが形成された導電性材料からなる導体管2に交流電圧を印加して直接通電し、導体管2の内部抵抗により発生するジュール熱によって導体管2を加熱することにより、前記流路Rを流れる流体を加熱するものである。
具体的に流体加熱装置100は、図1に示すように、2本の導体管2が互いに平行となるように配置されており、当該2本の導体管2の流体導入側である一端部2aが互いに電気的に接続されている。各導体管2は、直管状をなす円筒管であり、同一形状をなすものである。
具体的に2本の導体管2の一端部2aは、導電性を有する分流管3により電気的に接続されている。この分流管3は、2本の導体管2の一端部2aに接続されるとともに、当該2本の導体管2に流体を分流させるものである。また、本実施形態では、導体管2及び分流管3が一体構成されたものである。つまり、本実施形態の流体加熱装置100の配管構成は、上流側に1つの流体導入口P1を有し、その下流側で2本の流路Rに分岐して2つの流体導出口P2を有する。なお、分流管3の上流側開口により構成される流体導入口P1には、フランジ部が形成されており、外部配管との接続が可能となるように構成されている。また、導体管2の他端部2bにより構成される流体導出口P2には、フランジ部が形成されており、外部配管との接続が可能となるように構成されている。
そして、2本の導体管2の流体導出側である他端部2bに単相交流電源4が接続されている。具体的には、2本の導体管2の他端部2bの一方に単相交流電源4のU相が接続されており、2本の導体管2の他端部2bの他方に単相交流電源4のV相が接続されている。各導体管2の他端部2bに接続される電極5は、図1に示すように、他端部2bの外側周面の一部に巻き回されて溶接等により接続されている。これらの電極5は、2本の導体管2の配列方向に直交する方向に延出するように設けられている。
このように構成した流体加熱装置100において、単相交流電源4から単相交流電圧を電極5を介して導体管2に印加すると、一方の導体管2に流れる電流の向きと、他方の導体管2に流れる電流の向きとが逆向きとなる。そうすると、それぞれの電流により発生する磁束が打ち消し合い、導体管2に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置100の設備効率を向上させることができる。
2.第2実施形態
次の第2実施形態の流体加熱装置100について説明する。
第2実施形態の流体加熱装置100は、図2に示すように、3本の導体管2が互いに平行となるように配置されており、当該3本の導体管2の流体導入側である一端部2aが互いに電気的に接続されている。各導体管2は、直管状をなす円筒管であり、同一形状をなすものである。また、3本の導体管2は、同一平面上に等間隔に配列されている。
具体的に3本の導体管2の一端部2aは、導電性を有する分流管3により電気的に接続されている。この分流管3は、3本の導体管2の一端部2aに接続されるとともに、当該3本の導体管2に流体を分流させるものである。また、本実施形態では、導体管2及び分流管3が一体構成されたものである。つまり、本実施形態の流体加熱装置100の配管構成は、上流側に1つの流体導入口P1を有し、その下流側で3本の流路に分岐して3つの流体導出口P2を有する。なお、流体導入口P1及び流体導出口P2には、前記第1実施形態と同様にフランジ部が形成されている。
そして、3本の導体管2の流体導出側である他端部2bに三相交流電源6が接続されている。具体的には、3本の導体管2の他端部2bにおいて1つ目の他端部2bに三相交流電源6のU相が接続されており、2つ目の他端部2bに三相交流電源6のV相が接続されており、3つ目の他端部2bに三相交流電源6のW相が接続されている。各導体管2の他端部2bに接続される電極7は、図2に示すように、他端部2bの外側周面の一部に巻き回されて溶接等により接続されている。これらの電極7は、3本の導体管2の配列方向に直交する方向に延出するように設けられている。
このように構成した流体加熱装置100において、三相交流電源6から三相交流電圧を電極7を介して導体管2に印加すると、3本の導体管2に流れる電流により発生する磁束が打ち消し合い、導体管2に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置100の設備効率を向上することができる。
3.第2実施形態の変形例
前記第2実施形態の3本の導体管2は、同一平面上に等間隔に配列されたものであったが、図3に示すように、3本の導体管2を三角形の3つの頂点に位置するように配置したものであっても良い。また、この場合、各導体管2の他端部2bに設けられる電極7は、例えば三角形の外側に放射状に延びるように設けられる。このように電極7を放射状に設けることによって、配線を容易にすることができるとともに、短絡を防止している。
4.第3実施形態
次に本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。
第3実施形態に係る流体加熱装置100は、図4に示すように、2本の導体管2が互いに平行となるように配置されており、当該2本の導体管2の流体導入側である一端部2aが互いに電気的に接続されている。各導体管2は、直管状をなす円筒管であり、同一形状をなすものである。
具体的に2本の導体管2の一端部2aは、導電性を有する分流管3により電気的に接続されている。この分流管3は、2本の導体管2の一端部2aに接続されるとともに、当該2本の導体管2に流体を分流させるものである。また、本実施形態では、導体管2及び分流管3が一体構成されたものである。
また、2本の導体管2の他端部2bは閉塞されており、導体管2の途中(一端部2a及び他端部2bの間)の側壁に複数の流体噴出口2xが形成されている。この複数の流体噴出口2xは、導体管2の側壁において周方向全体に形成されるものであっても良いし、導体管2の側壁において配列方向に直交する一方向側に形成されるものであっても良い。また、図4では、複数の流体噴出口2xは、側壁において一端部2aから他端部2bに亘って長手方向の略全体に形成されているが、長手方向の一部、例えば導体管2の長手方向中央部から他端部2bに形成しても良い。
以上により、本実施形態の流体加熱装置100の配管構成は、上流側に1つの流体導入口P1を有し、その下流側で2本の流路Rに分岐して、各流路Rから複数の流体噴出口2xを介して加熱された流体を噴出するように構成されている。
そして、2本の導体管2の閉塞された他端部2bに単相交流電源4が接続されている。具体的には、2本の導体管2の他端部2bの一方に単相交流電源4のU相が接続されており、2本の導体管2の他端部2bの他方に単相交流電源4のV相が接続されている。各導体管2の他端部2bに接続される電極5は、図4に示すように、導体管2の外側周面に沿った形状であり、当該導体管2の他端部2bよりも長手方向外側に延出して設けられている。具体的には導体管2が円管状をなすものであり、電極5は部分円筒形状の所謂半円樋形状をなすものである。この電極5は、導体管2の他端部2bに溶接等により接続されている。このように電極5が半円樋形状をなし、導体管2の長手方向に沿って延びているので、導体管2を加熱された流体を収容する収容容器内に挿入して用いる場合に、導体管2を収容容器に取り付ける際又は取り外す際に電極5が邪魔にならない。
このように構成した流体加熱装置100において、単相交流電源4から単相交流電圧を電極5を介して導体管2に印加すると、一方の導体管2に流れる電流の向きと、他方の導体管2に流れる電流の向きとが逆向きとなる。そうすると、それぞれの電流により発生する磁束が打ち消し合い、導体管2に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置100の設備効率を向上させることができる。また、導体管2の一端部2a及び閉塞された他端部2bの間に複数の流体噴出口2xを形成しているので、加熱された流体を分散させて利用する場合に使い勝手を良くすることができる。
5.第4実施形態
次に、第4実施形態の流体加熱装置について説明する。
第4実施形態の流体加熱装置100は、図5に示すように、3本の導体管2が互いに平行となるように配置されており、当該3本の導体管2の流体導入側である一端部2aが互いに電気的に接続されている。各導体管2は、直管状をなす円筒管であり、同一形状をなすものである。また、3本の導体管2は、同一平面上に等間隔に配列されている。
具体的に3本の導体管2の一端部2aは、導電性を有する分流管3により電気的に接続されている。この分流管3は、3本の導体管2の一端部2aに接続されるとともに、当該3本の導体管2に流体を分流させるものである。また、本実施形態では、導体管2及び分流管3が一体構成されたものである。
また、3本の導体管2の他端部2bは閉塞されており、導体管2の途中(一端部2a及び他端部2bの間)の側壁に複数の流体噴出口2xが形成されている。この複数の流体噴出口2xは、導体管2の側壁において周方向全体に形成されるものであっても良いし、導体管2の側壁において配列方向に直交する一方向側に形成されるものであっても良い。また、図5では、複数の流体噴出口2xは、側壁において一端部2aから他端部2bに亘って長手方向の略全体に形成されているが、長手方向の一部、例えば導体管2の長手方向中央部から他端部2bに形成しても良い。
以上により、本実施形態の流体加熱装置100の配管構成は、上流側に1つの流体導入口P1を有し、その下流側で3本の流路Rに分岐して、各流路Rから複数の流体噴出口2xを介して加熱された流体を噴出するように構成されている。
6.第4実施形態の変形例
前記第4実施形態の3本の導体管2は、同一平面上に等間隔に配列されたものであったが、前記第2実施形態の変形例と同様に、図6に示すように、3本の導体管2を三角形の3つの頂点に位置するように配置したものであっても良い。
7.その他の変形実施形態
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。例えば、前記実施形態では、導体管2及び分流管3を一体構成したものであったが、導体管2及び分流管3を別部材として、それらをフランジを介して接続して構成しても良い。
また、前記第1実施形態及び第3実施形態では、2本の導体管2を有する流体加熱装置100について説明したが、図7に示すように、2N本(Nは2以上の整数)の導体管2を有するものであっても良い。なお、図7では、4本の導体管2を有する流体加熱装置100について例示している。そして、2N本の導体管2の一端部2aに、2Nの流路に分岐した単一の分流管3を接続することで電気的に接続する。また、2N本の導体管2の他端部2bにおいて、互いに隣接する他端部2bに接続される単相交流電源4の極性が異なるように、単相交流電源4のU相及びV相が交互に接続されている。図7においては、4本の導体管2の他端部2bに、上から順にU相、V相、U相、V相となるように接続されている。
このようなものであっても、互いに隣接する導体管2に流れる電流が互いに逆向きとなるので、それぞれの電流により発生する磁束が打ち消し合い、導体管2に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置100の設備効率を向上させることができる。また、導体管2の本数を増やすことによって、加熱された流体を大容量化することができる。さらに、2N本の導体管2に複数の流体噴出口2xを形成することで、加熱された流体の噴出面積を大きくすることができ、これにより、流体を広い範囲に拡散させることができる。
なお、図7では、導体管2の他端部2bが閉塞されており、導体管2の途中に複数の流体噴出口2xが形成されたものを示しているが、前記第1実施形態と同様に、複数の流体噴出口2xを有さずに、導体管2の他端部2bが開口されて流体導出口を形成するものであっても良い。
さらに、前記第2実施形態及び第4実施形態では、3本の導体管2を有する流体加熱装置100について説明したが、図8に示すように、3N本(Nは2以上の整数)の導体管2を有するものであっても良い。なお、図8では、6本の導体管2を有する流体加熱装置100について例示している。そして、3N本の導体管2の一端部2aに3Nの流路に分岐した単一の分流管3を接続することで電気的に接続する。また、3N本の導体管2の他端部2bにおいて、連続して並ぶ3つの他端部2bに接続される三相交流電源6の極性がそれぞれ異なるように、三相交流電源6のU相、V相及びW相が交互に接続されている。図8においては、6本の導体管2の他端部2bに、上からW相、V相、U相、W相、V相、U相となるように接続されている。
このようなものであっても、連続して並ぶ3つの他端部2bに接続される三相交流電源6の極性がそれぞれ異なるように三相交流電源6のU相、V相及びW相が接続されているので、連続して並ぶ3つの導体管2に流れる電流により発生する磁束が打ち消し合い導体管2に発生するインピーダンスが低減されて回路力率を改善することができる。したがって、流体加熱装置100の設備効率を向上させることができる。また、導体管2の本数を増やすことによって、加熱された流体を大容量化することができる。さらに、3N本の導体管2に複数の流体噴出口2xを形成することで、加熱された流体の噴出面積を大きくすることができ、これにより、流体を広い範囲に拡散させることができる。
なお、図8では、導体管2の他端部2bが閉塞されており、導体管2の途中に複数の流体噴出口2xが形成されたものを示しているが、前記第2実施形態と同様に、複数の流体噴出口2xを有さずに、導体管2の他端部2bが開口されて流体導出口を形成するものであっても良い。
その上、前記第3実施形態及び第4実施形態の流体加熱装置100のように、導体管2に複数の流体噴出口2xが形成されたものの場合には、図9及び図10に示すように、流体加熱装置100が、導体管2の流体噴出口2xから噴出された加熱された流体を収容して保温するための収容室を形成する保温容器8を有するものであっても良い。具体的には、保温容器8の左右側壁81、82を貫通するように導体管2を挿入して設ける。このとき、導体管2には、保温容器8の左右側壁81、82に挿入された状態で、当該左右側壁81、82の間、つまり、保温容器8の密閉された内部空間に位置する部分に複数の流体噴出口2xを形成している。また、導体管2が保温容器8に挿入された状態で、当該導体管2に接続される電極5は、保温容器8の外側に位置している。さらに、この電極5は、前記第3実施形態のように、半円樋形状をなすものとしている。これにより、保温容器8の左右側壁81、82に導体管2を通るための孔を形成するだけで、電極5が設けられた導体管2を簡単に着脱することができる。つまり、導体管2を保温容器8に挿入して取り付ける際、又、導体管2を保温容器8から抜き出して取り外す際に、電極5が左右側壁81、82に干渉して邪魔になることを防止できる。また、導体管2に接続される単相交流電源4は、前記保温容器8の外部に設けられた電源室PR内に設けられている。このように保温容器8とは異なる空間に設置された単相交流電源4は、電気配線によって導電管2の電極5に電気的に接続される。
この保温容器8に収容された加熱された流体は、保温容器8に設けられた流体導出ポート(不図示)から外部に導出されて利用される。なお、上記では、収容室が保温容器により形成される場合を説明したが、その他、収容室としては、導体管2で加熱された流体をさらに加熱するための加熱機構を有する加熱容器により形成されるものであっても良いし、加熱された流体の温度調節をするための温度調節機能を有する温度調節容器により形成されるものであっても良い。また、導体管2は、収容室の他に、加熱された流体により被処理物を処理するための処理室に挿入して設けられたものであっても良い。ここで、被処理物は、前記処理室に搬送ベルト等の搬送機構により連続的に搬送される構成とすることが考えられる。
さらに、前記各実施形態では複数の導体管2の一端部2aに単一の分流管3が接続されて流体導入口P1が1つとされていたが、図11に示すように、複数の導体管2の一端部2aそれぞれが開口して複数の流体導入口P1を有するものであっても良い。この場合、複数の導体管2の一端部2aは、導電性部材9により電気的に接続されている。
加えて、図12に示すように、複数の要素配管2mを直列に接続することによって導体管2を構成するものであっても良い。この場合、各要素配管2mには、別の要素配管2mに接続するためのフランジ部等の接続部が設けられている。これならば、複数の要素配管2mを接続することによって、所望の長さの流路を有する流体加熱装置を構成することができる。
さらに加えて、図13に示すように、導体管2の途中(一端部2a及び他端部2bの間)の側壁に複数の流体噴出ノズル21を設けたものであっても良い。この複数の流体噴出ノズル21は、導体管2の側壁において周方向全体に形成されるものであっても良いし、導体管2の側壁において配列方向に直交する一方向側に形成されるものであっても良い。また、図13では、複数の流体噴出ノズル21は、側壁において一端部2aから他端部2bに亘って等間隔に設けられているが、これに限られない。なお、図13には、前記第1実施形態のような2本の導体管2を有する流体加熱装置100に適用した場合を示しているが、その他、前記第2実施形態のような3本の導体管2を有する流体加熱装置100に適用しても良いし、前記第3、第4実施形態のような他端部2bが閉塞された導体管2を有する流体加熱装置100に適用しても良い。さらに、2N本又は3N本(Nは2以上の整数)の導体管2を有する流体加熱装置100に適用しても良い。このように流体噴出ノズル21を有するものであれば、流体噴出ノズル21を用途に合わせて選択することにより、加熱された流体を当該流体噴出ノズルにより定められる所定の噴射範囲に噴出することができる。なお、図14に、複数の流体噴出ノズル21を有する2本の導体管2を備えた流体加熱装置100の設計例について示し、図15に、複数の流体噴出ノズル21を3本の導体管2を備えた流体加熱装置100の設計例について示している。図14及び図15に示す導体管2は、円管状をなすものである。また、導体管2の他端部2bに接続される電極5は、導体管2と同材質(例えばステンレス)かつ中実材料であって、電極幅寸法が導体管2の直径以下であり、導体管2の延長線上に配置された直線状をなすものである。なお、電極幅寸法とは、導体管2の管軸方向に直交する方向の寸法である。また、電極5における導体管2との接続部の外面は、導体管2の外側周面と面一又は径方向内側に位置するように構成されている。これにより、収容室又は処理室への挿入を簡単に行うことができるようにしている。さらに、電極5には、外部配線をボルト等により接続するための接続孔5hが形成されている。図14及び図15において、接続孔5hは、導体管2の配列方向に沿って形成されているが、接続孔5hの形成位置及び向きは、これに限られず、例えば配列方向とは異なる向きに沿って形成されていても良い。
また、導体管の温度を計測する温度センサが不要となるように構成しても良い。具体的には、流体加熱装置が、導体管に印加される交流電圧を検出する電圧検出部と、導体管に流れる電流を検出する電流検出部と、電圧検出部により得られる電圧値及び電流検出部から得られる電流値からインピーダンスを算出するインピーダンス算出部と、インピーダンスと導体管の温度との関係を示す関係データを格納する関係データ格納部と、インピーダンス算出部により得られたインピーダンスと関係データ格納部に格納された関係データとから導体管の温度を算出する温度算出部とを備えている。ここで、インピーダンス算出部、関係データ格納部及び温度算出部は、コンピュータから構成されており、これらにより、温度検出機構が構成される。また、前記関係データは、例えば基準となる導体管を用いて得られものであり、関係データ格納部は、コンピュータの内部メモリの所定領域に設定されたものであっても良いし、コンピュータに外付けされる外部メモリの所定領域に設定されたものであっても良い。
さらに、流体加熱装置が、導体管に印加する交流電圧を生成する変圧器と、変圧器の一次側の交流電圧を検出する電圧検出部と、変圧器の一次側の電流を検出する電流検出部と、電圧検出部により得られる電圧値及び前記電流検出部から得られる電流値からインピーダンスを算出するインピーダンス算出部と、当該インピーダンス算出部により得られたインピーダンスから変圧器のインピーダンスを除去する補正をするインピーダンス補正部と、インピーダンスと導体管の温度との関係を示す関係データを格納する関係データ格納部と、インピーダンス補正部により得られた補正インピーダンスと関係データ格納部に格納された関係データとから導体管の温度を算出する温度算出部とを備えている。ここで、インピーダンス算出部、インピーダンス補正部、関係データ格納部及び温度算出部は、コンピュータから構成されており、これらにより、温度検出機構が構成される。また、前記関係データは、例えば基準となる導体管を用いて得られものであり、関係データ格納部は、コンピュータの内部メモリの所定領域に設定されたものであっても良いし、コンピュータに外付けされる外部メモリの所定領域に設定されたものであっても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・流体加熱装置
2 ・・・導体管
2a ・・・導体管の一端部
2b ・・・導体管の他端部
2x ・・・流体噴出口
21 ・・・流体噴出ノズル
3 ・・・分流管
4 ・・・単相交流電源
5 ・・・電極
6 ・・・三相交流電源
7 ・・・電極
8 ・・・保温容器(収容容器)

Claims (12)

  1. 内部に流体が流れる導体管に交流電圧を印加して通電加熱し、前記導体管内を流れる流体を加熱する流体加熱装置であって、
    2N本(Nは1以上の整数である。)の前記導体管が互いに平行となるように配置されており、
    前記2N本の導体管の一端部が互いに電気的に接続され、前記2N本の導体管の他端部において、互いに隣接する他端部に接続される単相交流電源の極性が異なるように、単相交流電源のU相及びV相が交互に接続されており、
    前記導体管の他端部に接続される電極が、前記導体管と同材質かつ中実材料であって、電極幅寸法が前記導体管の直径以下であり、前記導体管の延長線上に配置された直線状をなすものである流体加熱装置。
  2. 内部に流体が流れる導体管に交流電圧を印加して通電加熱し、前記導体管内を流れる流体を加熱する流体加熱装置であって、
    2N本(Nは1以上の整数である。)の前記導体管が互いに平行となるように配置されており、
    前記2N本の導体管の一端部が互いに電気的に接続され、前記2N本の導体管の他端部において、互いに隣接する他端部に接続される単相交流電源の極性が異なるように、単相交流電源のU相及びV相が交互に接続されており、
    前記導体管の他端部が閉塞されるとともに、前記導体管の途中に前記流体が噴出される流体噴出口又は流体噴出ノズルが形成され、
    前記導体管の閉塞された他端部に接続される電極が、前記導体管の延長線上に配置された直線状をなすものである流体加熱装置。
  3. 前記2N本の導体管の一端部に接続されるとともに、前記2N本の導体管に前記流体を分流させる導電性を有する分流管を有しており、当該分流管により前記2N本の導体管が電気的に接続されている請求項1又は2記載の流体加熱装置。
  4. 内部に流体が流れる導体管に交流電圧を印加して通電加熱し、前記導体管内を流れる流体を加熱する流体加熱装置であって、
    3N本(Nは1以上の整数である。)の前記導体管が互いに平行となるように配置されており、
    前記3N本の導体管の一端部が互いに電気的に接続され、前記3N本の導体管の他端部において、連続して並ぶ3つの他端部に接続される三相交流電源の極性がそれぞれ異なるように、三相交流電源のU相、V相及びW相が交互に接続されており、
    前記導体管の他端部に接続される電極が、前記導体管と同材質かつ中実材料であって、電極幅寸法が前記導体管の直径以下であり、前記導体管の延長線上に配置された直線状をなすものである流体加熱装置。
  5. 内部に流体が流れる導体管に交流電圧を印加して通電加熱し、前記導体管内を流れる流体を加熱する流体加熱装置であって、
    3N本(Nは1以上の整数である。)の前記導体管が互いに平行となるように配置されており、
    前記3N本の導体管の一端部が互いに電気的に接続され、前記3N本の導体管の他端部において、連続して並ぶ3つの他端部に接続される三相交流電源の極性がそれぞれ異なるように、三相交流電源のU相、V相及びW相が交互に接続されており、
    前記導体管の他端部が閉塞されるとともに、前記導体管の途中に前記流体が噴出される流体噴出口又は流体噴出ノズルが形成され、
    前記導体管の閉塞された他端部に接続される電極が、前記導体管の延長線上に配置された直線状をなすものである流体加熱装置。
  6. 前記3N本の導体管の一端部に接続されるとともに、前記3N本の導体管に前記流体を分流させる導電性を有する分流管を有しており、当該分流管により前記3N本の導体管が電気的に接続されている請求項4又は5記載の流体加熱装置。
  7. 前記導体管が、加熱された流体を収容するための収容室、又は加熱された流体により被処理物を処理するための処理室内に設けられている請求項1乃至の何れかに記載の流体加熱装置。
  8. 前記導体管に接続される単相交流電源又は三相交流電源が、前記収容室又は前記処理室とは別の空間に設けられている請求項記載の流体加熱装置。
  9. 前記導体管の他端部に接続される電極が、前記導体管の外側周面に沿った形状である請求項1乃至の何れかに記載の流体加熱装置。
  10. 前記導体管が円管状をなすものであり、
    前記電極が部分円筒形状をなすものである請求項記載の流体加熱装置。
  11. 前記導体管に印加される交流電圧を検出する電圧検出部と、
    前記導体管に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部により得られる電圧値及び前記電流検出部から得られる電流値により得られるインピーダンスと前記導体管の温度との関係から、前記導体管の温度を算出する温度検出機構とを備える請求項1乃至10の何れかに記載の流体加熱装置。
  12. 前記導体管に印加する交流電圧を生成する変圧器と、
    前記変圧器の一次側の交流電圧を検出する電圧検出部と、
    前記変圧器の一次側の電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部により得られる電圧値及び前記電流検出部から得られる電流値により得られるインピーダンスから前記変圧器のインピーダンスを除去する補正をして得られた補正インピーダンスと前記導体管の温度との関係から、前記導体管の温度を算出する温度検出機構とを備える請求項1乃至10の何れかに記載の流体加熱装置。
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