JP6466627B1 - 弾性車輪および動滑車 - Google Patents

弾性車輪および動滑車 Download PDF

Info

Publication number
JP6466627B1
JP6466627B1 JP2018526824A JP2018526824A JP6466627B1 JP 6466627 B1 JP6466627 B1 JP 6466627B1 JP 2018526824 A JP2018526824 A JP 2018526824A JP 2018526824 A JP2018526824 A JP 2018526824A JP 6466627 B1 JP6466627 B1 JP 6466627B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
buffer member
side pin
ring
pin portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018526824A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018216250A1 (ja
Inventor
広紀 小林
広紀 小林
英男 寺澤
英男 寺澤
康祐 関根
康祐 関根
雄也 江崎
雄也 江崎
市弥 高橋
市弥 高橋
伊藤 洋平
洋平 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6466627B1 publication Critical patent/JP6466627B1/ja
Publication of JPWO2018216250A1 publication Critical patent/JPWO2018216250A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B9/00Wheels of high resiliency, e.g. with conical interacting pressure-surfaces
    • B60B9/02Wheels of high resiliency, e.g. with conical interacting pressure-surfaces using springs resiliently mounted bicycle rims
    • B60B9/10Wheels of high resiliency, e.g. with conical interacting pressure-surfaces using springs resiliently mounted bicycle rims of rubber or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B9/00Wheels of high resiliency, e.g. with conical interacting pressure-surfaces
    • B60B9/26Wheels of high resiliency, e.g. with conical interacting pressure-surfaces comprising resilient spokes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K7/00Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/124Elastomeric springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B2360/00Materials; Physical forms thereof
    • B60B2360/30Synthetic materials
    • B60B2360/34Reinforced plastics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2224/00Materials; Material properties
    • F16F2224/02Materials; Material properties solids
    • F16F2224/0241Fibre-reinforced plastics [FRP]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

弾性車輪又は動滑車は、輪芯と、輪芯の径方向外側に設けられる車輪と、輪芯に設けられる少なくとも3つの輪芯側ピン部と、車輪に設けられる少なくとも3つの車輪側ピン部と、輪芯側ピン部と車輪側ピン部との間にテンションをかけられた状態で架け渡される緩衝部材とを備え、緩衝部材は繊維強化プラスチックによって構成される。弾性車輪又は動滑車には、繊維強化プラスチック製の緩衝部材が使用されているので、合成ゴムを用いた緩衝部材を使用した場合よりも劣化に強い。また、緩衝部材に予めテンションをかけるので、圧縮強度が低く引張強度が高い繊維強化プラスチックの耐荷重を確保することができ、弾性車輪又は動滑車を軽量化することができる。

Description

この発明は弾性車輪および動滑車の構造に関するものである。
鉄道車両や路面電車などレール上を走行する車両において、走行時に車輪とレールとの間で発生する振動は、客室の振動となる上に、車両設備に損傷を与える要因になる。このような振動の対策として、合成ゴムを緩衝部材として内蔵する弾性車輪を使用することがある。例えば特許文献1に示すように、一般的な弾性車輪は、車輪部と輪心部とが分割され、両者間に合成ゴム製の緩衝部材が配置された制振構造となっている。この構造では、鉄製の輪芯と鉄製の車輪との間に合成ゴム製の緩衝部材が挟まれ、この合成ゴムが圧縮されることで車輪とレールとの接触で発生する振動が輪芯に伝わるのが緩和される。また、特許文献2に記載される非空気圧タイヤは、輪芯と車輪との間に繊維強化プラスチック製緩衝部材が挟み込まれた構造となっている。
また、ロープ式のエレベータに設けられる動滑車についても、かごの昇降の際にロープと動滑車との摩擦により振動が発生し、かご室に振動が伝わってしまうという問題があった。このような振動の対策としては、車輪と同様に、動滑車の内部に合成ゴム等の緩衝部材を設ける方法が考えられていた。
特開昭62−214001号公報 特開2015−39986号公報
しかしながら、特許文献1の弾性車輪のように、合成ゴムを緩衝部材とした場合、合成ゴムの劣化が著しいため、短期間で合成ゴムを交換しなければならないという課題がある。一方、特許文献2の非空気圧タイヤのように、繊維強化プラスチックを緩衝部材とした弾性車輪は、合成ゴムよりも耐劣化性に優れるが、繊維強化プラスチックの圧縮強度が低いため壊れやすい。そのため、圧縮荷重で壊れないように緩衝部材を設計した場合には材料の使用量が多くなり軽量性が損なわれるという課題がある。また、繊維強化プラスチックは、合成ゴムより破断ひずみが小さいので緩衝部材の長さを確保する必要がある。
また、動滑車についても同様に、耐久性及び強度に優れて劣化に強く、かつ軽量な緩衝部材で振動を低減したいという要求があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、振動が輪芯に伝わるのを緩和し、劣化に強く、かつ軽量な弾性車輪を提供することを目的とする。
また、この発明は、振動を緩和し、劣化に強く、かつ軽量な動滑車を提供することを目的とする。
この発明に係る弾性車輪は、輪芯と、輪芯の径方向外側に設けられる車輪と、輪芯に設けられる少なくとも3つの輪芯側ピン部と、車輪に設けられる少なくとも3つの車輪側ピン部と、輪芯側ピン部と車輪側ピン部との間に予め所定のテンションをかけられた状態で架け渡される緩衝部材とを備え、緩衝部材は繊維強化プラスチックによって構成されており、緩衝部材はリング形状であるとともに、緩衝部材の繊維強化プラスチックの強化繊維は連続繊維の炭素繊維であり、強化繊維の半分以上は緩衝部材の周方向に延びており、所定のテンションは、車輪が荷重または振動を受けた場合には緩衝部材に圧縮応力がかからない範囲に設定されており、
所定のテンションは、繊維強化プラスチックの引張破断ひずみの4分の1から2分の1の範囲であり、輪芯側ピン部及び車輪側ピン部の各々には、少なくとも2つの緩衝部材が90°以上180°以下の角度をなして接続される。
また、この発明に係る動滑車は、ロープ式エレベータのロープが掛け渡されるものであって、内輪部と、内輪部の径方向外側に設けられるとともに、ロープに接する外輪部と、内輪部に設けられる少なくとも3つの内輪側ピン部と、外輪部に設けられる少なくとも3つの外輪側ピン部と、内輪側ピン部と外輪側ピン部との間に予め所定のテンションをかけられた状態で架け渡される緩衝部材とを備え、緩衝部材は繊維強化プラスチックによって構成されており、緩衝部材はリング形状であるとともに、緩衝部材の繊維強化プラスチックの強化繊維は連続繊維の炭素繊維であり、強化繊維の半分以上は緩衝部材の周方向に延びており、所定のテンションは、外輪部が荷重または振動を受けた場合には緩衝部材に圧縮応力がかからない範囲に設定されており、所定のテンションは、繊維強化プラスチックの引張破断ひずみの4分の1から2分の1の範囲であり、内輪側ピン部及び外輪側ピン部の各々には、少なくとも2つの緩衝部材が90°以上180°以下の角度をなして接続される。
この発明に係る弾性車輪および動滑車によれば、各々、振動が輪芯又は内輪部に伝わるのを緩和することができるとともに、繊維強化プラスチック製の緩衝部材を使用しているので、合成ゴムを用いた緩衝部材よりも劣化に強く、長期間の使用が可能となる。また、緩衝部材に予めテンションをかけているので、圧縮強度が低く引張強度が高い繊維強化プラスチックの材料特性を十分に活かすことができ、少ない材料で耐荷重を確保できるので軽量性に優れる。
この発明の実施の形態1に係る弾性車輪の構造を模式的に示す斜視図である。なお、構造をわかりやすく説明するため、緩衝部材は2つのみ図示している。 図1に示す弾性車輪をA方向から見たときの形状を示す正面図であって、対称性を考慮し右半分を省略して左半分のみの構造を示したものである。 図2Aに示す弾性車輪を切断線II−IIに沿って切断し、B方向から見た時の断面側面図である。 図1に示す弾性車輪の輪芯側ピン部、車輪側ピン部及び緩衝部材の位置関係及び接合パターンを示す模式図である。 図1に示す弾性車輪に設けられる緩衝部材を示す正面図である。 図4Aに示す緩衝部材を示す右側面図である。 図1に示す弾性車輪の緩衝部材の強化繊維の繊維配向の例を示す図である。 図1に示す弾性車輪の緩衝部材の強化繊維の繊維配向の例を示す図である。 図1に示す弾性車輪の緩衝部材の強化繊維の繊維配向の例を示す図である。 図1に示す弾性車輪の緩衝部材に関する応力−ひずみ線を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係る弾性車輪の輪芯側ピン部、車輪側ピン部及び緩衝部材の位置関係及び接合パターンを示す模式図である。 図1に示す弾性車輪の緩衝部材の形状のバリエーションを示す図である。 図1に示す弾性車輪の緩衝部材の形状のバリエーションを示す図である。 この発明の実施の形態3に係る動滑車をロープ式エレベータに用いた時の構造を模式的に示す図である。 図9に示す動滑車の構造を示す正面図である。 図10Aに示す動滑車を切断線X−Xに沿って切断し、側面から見た時の断面側面図である。
まずは、この発明に係る弾性車輪の実施の形態1及び2について、図1〜8Bに基づいて以下に説明する。
実施の形態1.
以下の説明において、図1における紙面上手前側を正面側Fとし、正面側Fの反対側を背面側Dとする。
図1及び図2A,2Bに示すように、弾性車輪1は、略円柱形状の輪芯3と、輪芯3の径方向外側に設けられる略円筒形状の車輪2とを有している。図2Bに示すように、車輪2の背面側Dの一端部の径方向内側には、略円環形状の車輪側突出部2aが構成されている。車輪側突出部2aには、図2Aに示すように、周方向に一定の間隔で複数の車輪側ピン部2bが設けられている。車輪側ピン部2bは、車輪2の内周面側を正面側Fに向かって延びている。一方、輪芯3の正面側Fの一端部には、周方向に一定の間隔で略半円形状の輪芯側突出部3aが構成される。輪芯側突出部3aの各々には、背面側Dに向かって延びる輪芯側ピン部3bが設けられている。また、図2Aに示すように、車輪側ピン部2bと輪芯側ピン部3bとは、弾性車輪1の周方向において互い違いの位相に配置されるように設けられる。
なお、弾性車輪1はインホイールモータ式の車輪であり、輪芯3は内部にモータ3cを備えている。
そして、図2A及び図3に示すように、互いに隣り合って配置される各々の車輪側ピン部2bと輪芯側ピン部3bとの間には緩衝部材5が架け渡される。緩衝部材5は、図4A及び図4Bに示すようなリング形状をなす。また、緩衝部材5は車輪側ピン部2bと輪芯側ピン部3bとの間で、リング形状が広げられる方向、すなわち引張方向にテンションをかけられた状態となっている。また、複数の緩衝部材5は、図2Aに示すように、車輪2と輪芯3との間で互い違いに略トラス形状をなすような角度に配置され、車輪側ピン部2b及び輪芯側ピン部3bには、各々2つの緩衝部材5の端部が架けられる。
緩衝部材5は、予めテンションがかけられた繊維強化プラスチック、好ましくは、炭素繊維強化プラスチックから構成される。炭素繊維強化プラスチックの繊維はピッチ系炭素繊維、PAN系炭素繊維のうち、必要な強度と剛性が得られるようにいずれか一方もしくは両方を使用すると良い。より好ましくは弾性車輪としての可動範囲を大きく確保する観点から、破断ひずみの大きなPAN系炭素繊維のみで構成すると良い。このとき、炭素繊維はチョップドファイバーのように切断された状態ではなく、連続繊維の状態で複合化されている方が、機械特性が優れるので、良好な緩衝部材5が得られる。
繊維強化プラスチックのマトリックス樹脂は、エポキシ、ビニルエステル、不飽和ポリエステル、フラン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、アクリロニトリル、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリカーボネイト、アクリロニトリルタジエンスチレン、アクリロニトリルスチレン、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレン、ポリアセタールとすることで繊維と樹脂が良好に密着し、機械特性に優れた繊維強化プラスチック製の緩衝部材5が得られる。中でも、振動減衰の観点からガラス転移温度Tgが使用温度以下であり、融点が使用温度以上である結晶性熱可塑性樹脂が適している。より好ましくはポリプロピレンが、室温よりも低温側の0℃付近にガラス転移温度Tgを有しており結晶融点は180℃付近にあるので、一般的な車輪の使用温度10〜60℃において、弾性率と強度が確保でき、かつ振動減衰性に優れるので好ましい。他にも、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアセタールが同様の理由で好ましい。また、マトリックス樹脂にフィラーを含有させ、弾性率、熱膨張率を調整しても良い。ここで、ガラス転移温度Tgは動的粘弾性測定の曲げ試験によって得られる損失正接tanδのピークとして一般に測定されるTgのことを指す。
また、図2Aに示すように、車輪側ピン部2bに架けられる2つの緩衝部材5は互いに角度θ1をなし、輪芯側ピン部3bに架けられる2つの緩衝部材5は互いに角度θ2をなす。2つの緩衝部材5のなす角度θ1及びθ2は、車輪軸方向から見て90°以上180°以下であり、より好ましくは120°である。この角度θ1又はθ2が90°より小さい場合、長さが短い緩衝部材5の材料の破断伸びによる制約から、振動を受けた時の輪芯3と車輪2との相対距離の可動範囲が狭く、緩衝性能が損なわれる。一方、角度θ1又はθ2が180°以上の角度では、緩衝部材5と車輪2又は輪芯3とが干渉するため実現することができない。
また、緩衝部材5の繊維強化プラスチックの強化繊維は連続繊維であり、繊維配向は、その半分以上がリング形状の緩衝部材5の周方向に向けられ、1割以上は幅方向の破損を防止するために緩衝部材5の幅方向に向けられる。具体的には図5Aの繊維配向10に示すように、緩衝部材5の周方向Rに対して0°/90°の平織りクロスを用いると、強化繊維の半分が緩衝部材5の周方向R、もう半分が緩衝部材5の幅方向に延びるように配向される。これにより、テンションがかかる方向の引張強度が高く、かつ緩衝部材5が幅方向に割ける故障を防止することができる。また、図5Bの繊維配向20に示すように、強化繊維の一方向材を全て周方向Rに延びるように配向すると、最も引張強度を高くすることができる。なお、この場合には、幅方向に割ける故障を防止するために、緩衝部材5の表層に平織りクロスを配置すると良い。また、引張強度に余裕がある場合は、図5Cの繊維配向30に示すように、強化繊維の延びる方向を周方向Rからなす角±30°以内で傾ければ、破断伸びをより大きくできるので緩衝部材5の可動範囲を大きくすることができる。なす角±30°以内であれば、強化繊維が受け持つ荷重の内、リング周方向の分力が半分以上となり、強化繊維の半分以上を周方向に向けているのと同等の性能が得られる。
次に、緩衝部材5にテンションをかけた際の最適な応力・ひずみの範囲について、図6を用いて説明する。
図6は、緩衝部材5にかけるテンションの大きさについて、応力−ひずみ線図上で良好な範囲を示したものである。応力・ひずみともにプラス側を引張、マイナス側を圧縮として図示している。図中の一点鎖線は緩衝部材5に用いる繊維強化プラスチックの応力ひずみ線図であり、εTはその引張破断ひずみを、εCは圧縮の破断ひずみを示している。繊維強化プラスチックは多くの場合、圧縮破断ひずみεCよりも引張破断ひずみεTが大きく、弾性変形の範囲が大きいので、緩衝部材5に予めテンションをかける方が、より広い範囲で緩衝機能を発現させることができる。
緩衝部材5にかけるテンションは、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態において、図6の条件C1に示すように、繊維強化プラスチックの引張破断ひずみεTを上回らない範囲のひずみを生じた状態となるように適宜設計される。
また、緩衝部材5は車輪側ピン部2b及び輪芯側ピン部3bに接続されているので、圧縮ひずみが付与されることは無いため、圧縮破壊の心配は無い。一方で、緩衝部材5に圧縮力もテンションもかからない場合、緩衝部材5が車輪側ピン部2b又は輪芯側ピン部3bから離れてしまい、力が伝達しなくなってしまうおそれがある。そのため、緩衝部材5にはある程度のテンションがかける必要があり、図6の条件C2に示すように、応力・ひずみはともに0よりもプラス側に大きい値をとるものとする。
また、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態で緩衝部材5にεT/2より大きなひずみを与えると、引張側の破断ひずみの制約から、輪芯3と車輪2との相対距離の可動範囲が小さくなってしまう。従って、図6の条件C3に示すように、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態において、緩衝部材5に生じるひずみは、εT/2以下になるように設定されることが好ましい。
さらに、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態で緩衝部材5にεT/4より小さいひずみを与えると、緩衝部材5が伸び縮みして緩衝する際に車輪側ピン部2b又は輪芯側ピン部3bから離れてしまい、力を伝達することができなくなるおそれがある。従って、輪芯3と車輪2との相対距離の可動範囲を確保するため、図6の条件C4に示すように、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態において、緩衝部材5に生じるひずみはεT/4以上になるように設定されることが好ましい。
図6の条件C1〜C4より、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態で緩衝部材5に生じるひずみはεT/4〜εT/2となるように設定されることが好ましい。ここで、緩衝部材5は、εT/2のひずみを与えられている時に最も可動範囲が大きくなるが、そこから疲労強度及びクリープ強度に対する強度低下見込み及び安全率を設けて耐久性を確保する必要があるため、設定されるひずみの大きさはεT/3が最も好ましい。
図6に示す実線は、弾性車輪1に車体重量が負荷されていない状態でひずみεT/3に対応するテンションを緩衝部材5にかけた場合の可動範囲を示す。ただし、図6の実線は、線が重ならないようずらして表記しているものとする。
ここで、弾性車輪1がレールから振動を受けた場合に緩衝部材5は、車輪側ピン部2b又は輪芯側ピン部3bから離れることなくマイナス側に最大でεT/3の範囲で縮むことができ、プラス側にも最大でεT/3伸びることができる。これにより、ひずみとしては0〜2εT/3と大きな可動域が得られ、緩衝性と信頼性に優れた弾性車輪1が得られる。
以上より、この実施の形態1に係る弾性車輪1では、繊維強化プラスチックによって構成された緩衝部材5が、輪芯側ピン部3bと車輪側ピン部2bとの間にテンションをかけられた状態で架け渡されている。
従って、弾性車輪1がレールから振動を受けた場合に緩衝部材5の伸びによってばね性とダンパー性が得られ、車輪2から輪芯3へ伝達される振動が緩和される。特に、弾性車輪1が、輪芯3の内部にモータ3cを配置する、いわゆるインホイールモータ式の車輪である場合、車輪2からモータ3cまでの短い距離の中で振動を緩和できるので、モータ3cの故障を防止するために有効である。
また、緩衝部材5が繊維強化プラスチックによって構成されていることにより、弾性車輪1の緩衝部材5は耐久性が向上し、劣化に強く、長期間の使用が可能となる。
さらに、緩衝部材5は、輪芯側ピン部3bと車輪側ピン部2bとの間に予めテンションをかけられた状態で予めテンションをかけられた状態で架け渡されているため、緩衝部材5には圧縮力がかからない。そのため、圧縮強度が低く引張強度が高い繊維強化プラスチックの材料特性を十分に活かすことができ、少ない材料で耐荷重を確保でき、軽量性に優れた緩衝部材5を構成することができる。
また、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bの各々には2つの緩衝部材5の端部が接続される。
そのため、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bの各々につき緩衝部材5の一端が1つずつ接続される場合と比較して、ピン部の数を少なくすることができる。従って、狭い空間でも、弾性車輪1に充分な緩衝性を有する緩衝構造を設けることができる。
また、2つの緩衝部材5が1つのピン部を共有して連結されているので、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bの各々に発生するモーメントを打ち消すことができる。従って、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bを過剰に太く設計する必要が無く、弾性車輪1の軽量性を向上させることができる。
また、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bは、弾性車輪1の周方向に等間隔で配置されているので、弾性車輪1が回転して運用される間、車輪2と輪芯3との相対距離の変形抵抗、つまり正味のばね定数を常に一定に保つことができる。
また、緩衝部材5は、リング形状であるとともに、緩衝部材5の繊維強化プラスチックの強化繊維は連続繊維であり、強化繊維の半分以上は緩衝部材5の周方向Rに延びている。
従って、緩衝部材5の周方向R、すなわちテンションがかかる方向の引張強度を高くすることができるとともに、緩衝部材5が幅方向に裂ける故障を防止することができる。また、緩衝部材5がリング形状であることにより、狭い空間でも緩衝部材5の周方向Rの長さを確保することができるため、緩衝性がより向上する。
また、緩衝部材5の繊維強化プラスチックのマトリックス樹脂は結晶性の熱可塑性樹脂であるとともに、ガラス転移温度は10℃以下であり、結晶融点は60℃以上に存在する。
これにより、緩衝部材5の弾性率及び強度を確保することができるとともに、緩衝部材5の振動減衰性を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る弾性車輪101の構成を図7に示す。弾性車輪101は、実施の形態1に係る弾性車輪1の輪芯側ピン部3b、車輪側ピン部2b及び緩衝部材5の位置関係及び接合パターンを変更した構造のものである。なお、図1〜6の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、輪芯側ピン部3bには、3つの緩衝部材5の端部が取り付けられる。そして、輪芯側ピン部3bに隣り合う2つの車輪側ピン部2bのうち一方には、1つの緩衝部材5aの他端が接続され、他方の車輪側ピン部2bには、残りの2つの緩衝部材5bが接続される。ここで、均一に荷重を分散するため、緩衝部材5aの幅は、緩衝部材5bの幅の2倍となっている。また、輪芯側ピン部3bには、2つの緩衝部材5bが1つの緩衝部材5aを間に挟むように取付けられている。
以上より、この実施の形態2に係る弾性車輪101では、輪芯側ピン部3bに3つの緩衝部材5a,5bの端部が取り付けられる構造であっても、緩衝部材5a,5bは輪芯側ピン部3bと車輪側ピン部2bとの間にテンションをかけられた状態で架け渡される。従って、実施の形態1の弾性車輪1と同様に、繊維強化プラスチックによって構成される緩衝部材5a,5bには圧縮力がかからず、緩衝性及び耐久性を向上させることができるとともに、緩衝部材5a,5bを軽量化させることができる。
なお、実施の形態1及び2において、緩衝部材5の形状は、図4A及び図4Bに示すようなリング形状に限定されず、輪芯側ピン部3bと車輪側ピン部2bとの間にテンションをかけられた状態で架け渡されることが可能な形状であればよい。例えば、緩衝部材は、図8A又は図8Bに示すような形状の緩衝部材15又は緩衝部材25であってもよい。ここで、図8Aに示す緩衝部材15の両端部には、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bに取り付けるための円形状の取付環状部15aが設けられている。また、図8Bに示す緩衝部材25の両端部にも、緩衝部材15と同様に取付環状部25aが設けられる。緩衝部材25の取付環状部25aは、円形状の一部が緩衝部材25の中央側に向かって突出した形状となっている。
また、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bの数及び配置は、図2Aに示す構造に限定されず、各々、3つ以上設けられていればよい。
また、輪芯側ピン部3b及び車輪側ピン部2bの各々に取りつけられる緩衝部材5の数も2つ又は3つに限定されず、さらに多くてもよい。
次に、この発明に係る動滑車の例を示す実施の形態3について、図9、10A及び10Bに基づいて以下に説明する。
実施の形態3.
図9に示すように、エレベータ300は、かご9と、かご9を支持する梁8とを有する。梁8は縦梁6と横梁7とを有し、横梁7の上部には動滑車301が設けられる。動滑車301にはロープ13が架け渡され、これによりエレベータ300のかご9はロープ13によって吊り下げられている。
動滑車301の詳細な構造について、図10A及び図10Bを用いて説明する。
動滑車301は、略円筒形状の内輪部303と、内輪部303の径方向外側に設けられる略円筒形状の外輪部302とを有している。図10Bに示すように、外輪部302の背面側Dの一端部の径方向内側には、略円環形状の外輪側突出部302aが構成されている。外輪側突出部302aには、図10Aに示すように、周方向に一定の間隔で複数の外輪側ピン部302bが設けられている。外輪側ピン部302bは、外輪部302の内周面側を正面側Fに向かって延びている。一方、内輪部303の正面側Fの一端部には、周方向に一定の間隔で略半円形状の内輪側突出部303aが構成される。内輪側突出部303aの各々には、背面側Dに向かって延びる内輪側ピン部303bが設けられている。また、図2Aに示すように、外輪側ピン部302bと内輪側ピン部303bとは、動滑車301の周方向において互い違いの位相に配置されるように設けられる。また、外輪部302の外周面には、ロープ13に係合する3つの環状溝302cが形成されている。すなわち、外輪部302はロープ13に接している。
そして、図10Aに示すように、互いに隣り合って配置される各々の外輪側ピン部302bと内輪側ピン部303bとの間には緩衝部材5が架け渡される。緩衝部材5は外輪側ピン部302bと内輪側ピン部303bとの間で、リング形状が広げられる方向、すなわち引張方向にテンションをかけられた状態となっている。また、複数の緩衝部材5は、外輪部302と内輪部303との間で互い違いに略トラス形状をなすような角度に配置され、外輪側ピン部302b及び内輪側ピン部303bには、各々2つの緩衝部材5の端部が架けられる。
なお、緩衝部材5は、実施の形態1及び2に係る弾性車輪1,101に設けられる緩衝部材5と同一の構成を有するものである。
以上より、この実施の形態3に係る動滑車301では、繊維強化プラスチックによって構成された緩衝部材5が、内輪側ピン部303bと外輪側ピン部302bとの間にテンションをかけられた状態で架け渡されている。
従って、動滑車301がロープ13との摩擦等により振動を受けた場合に緩衝部材5の伸びによってばね性とダンパー性が得られ、外輪部302から内輪部303へ伝達される振動が緩和される。これにより、エレベータ300のかご9へ伝達される振動も低減され、乗り心地が向上する。
また、緩衝部材5が繊維強化プラスチックによって構成されていることにより、動滑車301の緩衝部材5は耐久性が向上し、劣化に強く、長期間の使用が可能となる。
さらに、緩衝部材5は、内輪側ピン部303bと外輪側ピン部302bとの間に予めテンションをかけられた状態で架け渡されているため、緩衝部材5には圧縮力がかからない。そのため、圧縮強度が低く引張強度が高い繊維強化プラスチックの材料特性を十分に活かすことができ、少ない材料で耐荷重を確保でき、軽量性に優れた緩衝部材5を構成することができる。
また、内輪側ピン部303b及び外輪側ピン部302bの各々には2つの緩衝部材5の端部が接続される。
そのため、内輪側ピン部303b及び外輪側ピン部302bの各々につき緩衝部材5の一端が1つずつ接続される場合と比較して、ピン部の数を少なくすることができる。従って、狭い空間でも、動滑車301に充分な緩衝性を有する緩衝構造を設けることができる。
また、2つの緩衝部材5が1つのピン部を共有して連結されているので、内輪側ピン部303b及び外輪側ピン部302bの各々に発生するモーメントを打ち消すことができる。従って、内輪側ピン部303b及び外輪側ピン部302bを過剰に太く設計する必要が無く、動滑車301の軽量性を向上させることができる。
また、内輪側ピン部303b及び外輪側ピン部302bは、動滑車301の周方向に等間隔で配置されているので、動滑車301が回転して運用される間、外輪部302と内輪部303との相対距離の変形抵抗、つまり正味のばね定数を常に一定に保つことができる。
1,101 弾性車輪、2 車輪、2b 車輪側ピン部、3 輪芯、3b 輪芯側ピン部、3c モータ、5,5a,5b,15,25 緩衝部材、301 動滑車、302 外輪部、302b 外輪側ピン部、303 内輪部、303b 内輪側ピン部。

Claims (5)

  1. 輪芯と、
    前記輪芯の径方向外側に設けられる車輪と、
    前記輪芯に設けられる少なくとも3つの輪芯側ピン部と、
    前記車輪に設けられる少なくとも3つの車輪側ピン部と、
    前記輪芯側ピン部と前記車輪側ピン部との間に予め所定のテンションをかけられた状態で架け渡される緩衝部材とを備え、
    前記緩衝部材は繊維強化プラスチックによって構成されており、
    前記緩衝部材はリング形状であるとともに、前記緩衝部材の繊維強化プラスチックの強化繊維は連続繊維の炭素繊維であり、前記強化繊維の半分以上は前記緩衝部材の周方向に延びており、
    前記所定のテンションは、前記車輪が荷重または振動を受けた場合には前記緩衝部材に圧縮応力がかからない範囲に設定されており、
    前記所定のテンションは、前記繊維強化プラスチックの引張破断ひずみの4分の1から2分の1の範囲であり、
    前記輪芯側ピン部及び前記車輪側ピン部の各々には、少なくとも2つの前記緩衝部材が90°以上180°以下の角度をなして接続される弾性車輪。
  2. 前記緩衝部材の繊維強化プラスチックのマトリックス樹脂は結晶性の熱可塑性樹脂であるとともに、ガラス転移温度は10℃以下であり、結晶融点は60℃以上に存在する請求項に記載の弾性車輪。
  3. 前記輪芯の内部にモータを備えたインホイールモータ式であることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性車輪。
  4. ロープ式エレベータのロープが掛け渡される動滑車であって、
    内輪部と、
    前記内輪部の径方向外側に設けられるとともに、前記ロープに接する外輪部と、
    前記内輪部に設けられる少なくとも3つの内輪側ピン部と、
    前記外輪部に設けられる少なくとも3つの外輪側ピン部と、
    前記内輪側ピン部と前記外輪側ピン部との間に予め所定のテンションをかけられた状態で架け渡される緩衝部材とを備え、
    前記緩衝部材は繊維強化プラスチックによって構成されており、
    前記緩衝部材はリング形状であるとともに、前記緩衝部材の繊維強化プラスチックの強化繊維は連続繊維の炭素繊維であり、前記強化繊維の半分以上は前記緩衝部材の周方向に延びており、
    前記所定のテンションは、前記外輪部が荷重または振動を受けた場合には前記緩衝部材に圧縮応力がかからない範囲に設定されており、
    前記所定のテンションは、前記繊維強化プラスチックの引張破断ひずみの4分の1から2分の1の範囲であり、
    前記内輪側ピン部及び前記外輪側ピン部の各々には、少なくとも2つの前記緩衝部材が90°以上180°以下の角度をなして接続される動滑車。
  5. 前記緩衝部材の繊維強化プラスチックのマトリックス樹脂は結晶性の熱可塑性樹脂であるとともに、ガラス転移温度は10℃以下であり、結晶融点は60℃以上に存在する請求項に記載の動滑車。
JP2018526824A 2017-05-22 2017-12-06 弾性車輪および動滑車 Active JP6466627B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017100685 2017-05-22
JP2017100685 2017-05-22
PCT/JP2017/043837 WO2018216250A1 (ja) 2017-05-22 2017-12-06 弾性車輪および動滑車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6466627B1 true JP6466627B1 (ja) 2019-02-06
JPWO2018216250A1 JPWO2018216250A1 (ja) 2019-06-27

Family

ID=64396519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018526824A Active JP6466627B1 (ja) 2017-05-22 2017-12-06 弾性車輪および動滑車

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6466627B1 (ja)
CN (1) CN110621510B (ja)
DE (1) DE112017007575B4 (ja)
WO (1) WO2018216250A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR392922A (fr) * 1908-08-03 1908-12-09 Alfred Eduard Hofmann Roue élastique pour véhicules
GB151601A (en) * 1919-09-27 1921-08-11 George Hunter Robinson Improvements in and relating to resilient wheels
US1717548A (en) * 1923-09-27 1929-06-18 Berg Fritz Resilient wheel
JPS5815435B2 (ja) * 1975-10-07 1983-03-25 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション エレベ−タ装置
JP2003220944A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Toyo Electric Mfg Co Ltd 鉄道車輌用インホイールモータ
JP2015120467A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 東洋ゴム工業株式会社 非空気圧タイヤ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR575521A (fr) 1923-03-19 1924-08-01 Roue élastique
GB656432A (en) * 1949-01-12 1951-08-22 Cornercroft Ltd Improvements relating to means for embellishing the wheels of vehicles
JPS62214001A (ja) 1986-03-13 1987-09-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 弾性車輪
JP2004345522A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd サポートリング及びこれを用いたタイヤ組立体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR392922A (fr) * 1908-08-03 1908-12-09 Alfred Eduard Hofmann Roue élastique pour véhicules
GB151601A (en) * 1919-09-27 1921-08-11 George Hunter Robinson Improvements in and relating to resilient wheels
US1717548A (en) * 1923-09-27 1929-06-18 Berg Fritz Resilient wheel
JPS5815435B2 (ja) * 1975-10-07 1983-03-25 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション エレベ−タ装置
JP2003220944A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Toyo Electric Mfg Co Ltd 鉄道車輌用インホイールモータ
JP2015120467A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 東洋ゴム工業株式会社 非空気圧タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
DE112017007575T5 (de) 2020-03-05
WO2018216250A1 (ja) 2018-11-29
JPWO2018216250A1 (ja) 2019-06-27
CN110621510A (zh) 2019-12-27
DE112017007575B4 (de) 2024-05-29
CN110621510B (zh) 2022-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107662448B (zh) 免充气轮胎
JP4990882B2 (ja) 非空気圧式ホイールアセンブリ
EP2794292B1 (en) Shear band with interlaced reinforcements
JP6025315B2 (ja) 非空気圧タイヤ
US11577548B2 (en) Reinforced resilient support for a non-pneumatic tire
KR20120109658A (ko) 연속 루프 보강조립체를 가지는 구조적 지지, 비-공압 휠
JP2009538243A (ja) 改良された剪断バンド
WO2014020942A1 (ja) 空気ばね
JP6445238B2 (ja) 非空気圧タイヤ
US20240100883A1 (en) Non-pneumatic tire
EP3727884B1 (en) Reinforced resilient support for a non-pneumatic tire
US8973885B2 (en) Structural rod incorporating a vibration filtration mode
WO2018216419A1 (ja) 空気入りタイヤ
US11745542B2 (en) Curved reinforced resilient support for a non-pneumatic tire
JP2019043505A (ja) 非空気圧タイヤ
WO2019125462A1 (en) Reinforced resilient support for a non-pneumatic tire
JP6535498B2 (ja) 非空気圧タイヤ
JP6153463B2 (ja) 非空気圧タイヤ
JP6466627B1 (ja) 弾性車輪および動滑車
CN109642636A (zh) 扭矩杆
KR102211026B1 (ko) 비공기입 타이어
JP6529833B2 (ja) 非空気圧タイヤ
EP3727885B1 (en) Non-pneumatic tire with reinforced annular support
JP6351109B2 (ja) 非空気圧タイヤ
JP6553420B2 (ja) 非空気圧タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180523

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180523

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180816

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6466627

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250