JP6466295B2 - 映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6466295B2
JP6466295B2 JP2015177713A JP2015177713A JP6466295B2 JP 6466295 B2 JP6466295 B2 JP 6466295B2 JP 2015177713 A JP2015177713 A JP 2015177713A JP 2015177713 A JP2015177713 A JP 2015177713A JP 6466295 B2 JP6466295 B2 JP 6466295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
unit
video
storage area
video data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015177713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017054305A (ja
Inventor
博之 渡邉
博之 渡邉
雄一郎 花房
雄一郎 花房
祐紀 上嶋
祐紀 上嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015177713A priority Critical patent/JP6466295B2/ja
Publication of JP2017054305A publication Critical patent/JP2017054305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6466295B2 publication Critical patent/JP6466295B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Memory System (AREA)

Description

本発明の実施形態は、映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
テレビ番組などのコンテンツの収録や再生を行う映像収録再生装置は、APC(Automatic Program Controller:自動番組送出制御装置)が制御するタイミングに同期してコンテンツの収録及び再生を行う必要がある。APCは1フレームの再生及び収録が33msecで実行されるようにタイミングを制御する。映像収録再生装置がAPCの制御タイミングに同期できなくなると、コンテンツの収録や再生が正常に行われなくなってしまう。いずれも放送事故を引きおこす要因となり、このような放送事故は社会的に大きな問題となる。そのため、映像収録再生装置は、コンテンツの収録時や再生時において、APCの制御タイミングに同期することができるように確実に制御される必要がある。
一方で、映像収録再生装置は、不揮発性を有する記憶媒体を複数備え、これらの記憶媒体に映像データを記録することでコンテンツを収録する。このようなコンテンツの収録に用いられる記憶媒体の一つに、NAND型フラッシュメモリがある。NAND型フラッシュメモリはフラッシュメモリの一種であり、NOR型フラッシュメモリと比べて回路規模が小さく、安価に大容量化できるというメリットを持つ。しかしながら、NAND型フラッシュメモリには、長期間のデータ保持によってデータの読み出し時にビットエラーが発生するというデータ保持寿命(Data Retention)の問題がある。またNAND型フラッシュメモリには、データの読み出し回数が増加するにつれて、データの読み出し時にビットエラーが発生する可能性が高くなるというリードディスターブ(Read Disturb)現象の問題がある。そして、リードディスターブ現象が発生するまでの読み出し回数やデータ保持寿命には、データの書き込み回数の影響を受けることが知られている。
映像収録再生装置は、コンテンツの収録及び再生においてAPCの制御タイミングに同期する必要があるため、性能面での高い品質が求められる。そのため、従来の映像収録再生装置では、データの書き込み回数が所定の上限(以下、「書き込み可能回数」という。)を超えないように制御することで、求められる品質を確保しつつNAND型フラッシュメモリの利用を可能としていた。
しかしながら、NAND型フラッシュメモリをこのような制限の範囲内で利用することは非経済的である。さらに近年では、NAND型フラッシュメモリの低価格化が進むにつれて、データ保持寿命は短くなる傾向にあり、リードディスターブ現象が発生するまでの読み出し回数も減少傾向にある。また、リードディスターブ現象が発生するまでの読み出し回数やデータ保持寿命に影響を与える書き込み回数も減少傾向にある。このような傾向は上記の非経済性をより高めることとなり、装置寿命の短命化や装置コストの増大を招く可能性があった。
特開2009−223876号公報 特開2008−192266号公報 特開2012−238259号公報
本発明が解決しようとする課題は、コンテンツの収録及び再生に求められる処理性能を維持しつつ、コンテンツの収録及び再生に用いられる記憶媒体をより効率良く利用することができる映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
実施形態の映像収録再生装置は、記憶部と、収録再生部と、複製処理部と、実行判定部と、を持つ。記憶部は、映像データを記憶する。収録再生部は、前記映像データを前記記憶部に記憶させることによって映像を収録し、前記記憶部に記憶された映像データを再生する。複製処理部は、前記映像データの再生によって、前記映像データが記憶された記憶領域に対するアクセスが発生した場合、前記記憶領域に対して行われたアクセスに関するアクセス情報に基づいて、前記映像データの一部又は全部を前記記憶部のデータを記憶していない空き領域に複製する。実行判定部は、前記収録再生部の動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製処理部による複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記複製処理が実行可能であるか否かを判定する。前記複製処理部は、前記実行判定部によって前記複製処理が実行可能であると判定された場合に前記複製処理を実行する。
第1の実施形態の映像収録再生装置1を用いて構成される放送番組送出システムの概要を示す概略図。 映像収録再生装置1の機能構成を示す機能ブロック図。 記憶部13の機能構成の詳細を示す機能ブロック図。 メモリ制御部23の機能構成の詳細を示す機能ブロック図。 管理情報に含まれる性能情報の具体例を示す図。 管理情報に含まれる設定情報の具体例を示す図。 管理情報に含まれるアクセス情報の具体例を示す図。 管理情報に含まれる経過時間情報の具体例を示す図。 第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第1のフローチャート。 第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第2のフローチャート。 第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第3のフローチャート。 第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第4のフローチャート。 第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第5のフローチャート。 第2の実施形態におけるメモリ制御部23aの機能構成の詳細を示す機能ブロック図。 第2の実施形態における設定情報の具体例を示す図。 第2の実施形態における設定情報の具体例を示す図。 第3の実施形態におけるメモリ制御部23bの機能構成の詳細を示す機能ブロック図。 管理情報に含まれるチャネル情報の具体例を示す図。 第3の実施形態における設定情報の具体例を示す図。 第3の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示すフローチャート。 第4の実施形態におけるメモリ制御部23cの機能構成の詳細を示す機能ブロック図。 第4の実施形態における設定情報の具体例を示す図。
以下、実施形態の映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の映像収録再生装置1を用いて構成される放送番組送出システムの概要を示す概略図である。放送番組送出システム100は、映像収録再生装置1、映像取得装置2、再生装置3、ノンリニア編集機4、操作端末5、映像確認用モニタ6及び放送設備7等を備える。映像収録再生装置1は、番組として放送されるコンテンツの収録及び再生を行う装置である。映像収録再生装置1は、APCが制御する1フレーム当たり33msecの制御タイミングに同期して収録及び再生収録を行う。
映像収録再生装置1は、映像取得装置2又は再生装置3から映像信号を取得する。映像収録再生装置1は、取得した映像信号を符号化し再生可能な映像データを生成する。また、映像収録再生装置1は、ノンリニア編集機4から映像ファイルを取得する。映像収録再生装置1は、ノンリニア編集機4から取得された映像ファイルや映像信号から生成された映像データをコンテンツの放送用データ(以下、「コンテンツデータ」という。)として記憶する。映像収録再生装置1が、映像データや映像ファイルをコンテンツデータとして記憶することを収録と呼ぶ。なお、コンテンツの収録は、映像信号の符号化によって生成される映像データをコンテンツデータとして記憶するエンコーダ収録と、ファイルとして取得される映像データをコンテンツデータとして記憶するファイル収録とに分類される。
また、映像収録再生装置1は、自装置に記憶されたコンテンツデータを読み出して映像を再生する。ここでいう再生とは、コンテンツデータに基づいて映像信号を生成することを意味する。映像収録再生装置1は、コンテンツデータの再生により生成した映像信号を映像確認用モニタ6及び放送設備7にストリーム出力する。ストリーム出力とは、映像信号が時系列に連続して出力されることを指す。これに対して、ファイル出力は、映像データをファイルとして出力することを指す。映像収録再生装置1は、ストリーム出力又はファイル出力のいずれかの態様で、映像データを他の装置に出力する。
映像取得装置2は、コンテンツの映像を撮影する装置である。例えば、映像取得装置2はビデオカメラなどの撮影装置である。映像取得装置2は、撮影したコンテンツの映像信号を生成し、映像収録再生装置1にストリーム出力する。
再生装置3は、種々の記録メディアに記録された映像データを再生する装置である。再生装置3は、記録メディアの再生によって映像信号を生成し、映像収録再生装置1にストリーム出力する。記録メディア8は、映像が記録された記録媒体である。例えば、記録メディア8は、8mmフィルム、ビデオテープ、半導体メモリなどの記録媒体である。
ノンリニア編集機4は、映像ファイルに対してノンリニア編集を行う端末である。ノンリニア編集機4は、編集した映像ファイルを映像収録再生装置1に送信する。
操作端末5は、映像収録再生装置1を操作するために用いられる端末装置である。
映像確認用モニタ6は、コンテンツの提供者が視聴者に配信される映像を確認するために用いられるモニタ装置である。映像確認用モニタ6は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を用いて構成される。映像確認用モニタ6は、映像収録再生装置1から映像信号を取得して表示する。
放送設備7は、取得した映像信号をオンエアで放送する設備である。
なお、以下では、収録時に取得される映像信号や映像ファイル等の情報を総称して収録情報と称する。また、収録情報やコンテンツデータなどの映像データを含む情報を総称して映像情報と称する。これに対して、映像収録再生装置1の動作の制御に関する情報を制御情報と称する。
図2は、映像収録再生装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。映像収録再生装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、映像収録再生プログラムを実行する。映像収録再生装置1は、映像収録再生プログラムの実行によって、制御部11、収録出力部12、記憶部13、再生部14及び伝送部15を備える装置として機能する。なお、映像収録再生装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。映像収録再生プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。映像収録再生プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
制御部11は、収録出力部12、記憶部13及び再生部14との間で制御情報を送受信することによって、映像収録再生装置1におけるコンテンツの収録及び再生に関する動作を制御する。
収録出力部12(収録再生部)は、収録情報の取得及びコンテンツデータの外部出力を行う。具体的には、収録出力部12は、コンテンツの収録時において、映像取得装置2や再生装置3、ノンリニア編集機4などの装置から収録情報を取得する。収録出力部12は、収録情報に含まれる映像信号をMPEG−2(Moving Picture Experts Group Phase2)等の符号化方式を用いて符号化する。また、収録出力部12は、収録情報に含まれる映像ファイルについてMXF(Material Exchange Format)解析などの処理を行う。収録出力部12は、符号化や解析処理を施した収録情報を、伝送部15を介して記憶部13に出力する。また、収録出力部12は、ノンリニア編集機4や操作端末5などの外部機器から要求されたコンテンツデータを、伝送部15を介して記憶部13から取得する。収録出力部12は、要求元の外部機器に対して、取得したコンテンツデータをファイル形式で送信する。以下、外部機器に対し、コンテンツデータをファイル形式で送信することをファイル出力と称する。
記憶部13は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部13は、収録出力部12から出力された収録情報をコンテンツデータとして記憶し、管理する。
再生部14(収録再生部)は、伝送部15を介して記憶部13からコンテンツデータを取得する。再生部14は、取得されたコンテンツデータの再生によってコンテンツデータを復号化し、映像信号を生成する。再生部14は、生成した映像信号を映像確認用モニタ6及び放送設備7にストリーム出力する。
伝送部15は、収録出力部12、記憶部13及び再生部14との間で映像情報の転送を行う。収録時において伝送部15は、収録出力部12から収録情報を取得し、記憶部13に出力する。また再生時において、伝送部15は、記憶部13からコンテンツデータを取得し、再生部14に出力する。
なお、図2において、収録出力部12、記憶部13、再生部14及び各機能部間の入出力を示す矢印が複数表示されているのは、映像収録再生装置1が、複数のコンテンツの収録及び再生を並行して行うことを表している。以下、映像収録再生装置1がコンテンツの収録及び再生を実行する単位をチャネルと呼ぶ。
図3は、記憶部13の機能構成の詳細を示す機能ブロック図である。図3において破線矢印は映像情報を伴う入出力を表し、細線の矢印は映像情報を伴わない入出力を表す。記憶部13は、メモリ部10、メモリコントローラ部20及びメモリ管理部30を備える。メモリ部10は、複数のNAND型フラッシュメモリ(以下、「NANDメモリ」という。)を備える。メモリ部10は、複数のNANDメモリ上に、映像情報を記憶する映像情報記憶領域110を備えるとともに、コンテンツ情報を記憶するためのNORメモリやHDD、SD、NVSRAM等の不揮発性の補助記憶装置からなるコンテンツ情報記憶領域120を持つ。コンテンツ情報は、収録されたコンテンツデータの管理情報である。
メモリコントローラ部20は、映像情報入力部21、映像情報出力部22及びメモリ制御部23を備える。コンテンツの収録時においては、映像情報入力部21が伝送部15を介して収録出力部12から収録情報を取得する。映像情報入力部21は、取得した収録情報をメモリ管理部30に出力する。一方、コンテンツの再生時においては、映像情報出力部22が、メモリ部10から読み出されたコンテンツデータをメモリ管理部30から取得する。映像情報出力部22は、取得したコンテンツデータを、伝送部15を介して再生部14に出力する。
メモリ制御部23は、制御部11との間で制御情報の送受信を行う。メモリ制御部23は、メモリ管理部30の制御情報入出力部32に制御情報を出力することでメモリ管理部30の各機能部を制御する。
メモリ管理部30は、映像情報入出力部31、制御情報入出力部32、メモリ入出力部33、コンテンツ制御部34及びメモリ処理部35を備える。映像情報入出力部31は、映像情報入力部21及びメモリ入出力部33との間で、映像情報の入出力を行う。収録時において映像情報入出力部31は、映像情報入力部21から収録情報を取得する。映像情報入出力部31は、取得した収録情報をメモリ入出力部33に出力する。また、再生時において映像情報入出力部31は、メモリ入出力部33からコンテンツデータを取得する。映像情報入出力部31は、取得したコンテンツデータを映像情報出力部22に出力する。
制御情報入出力部32は、メモリ制御部23と、コンテンツ制御部34及びメモリ処理部35との間で制御情報の入出力を行う。
メモリ入出力部33は、メモリ部10に対するコンテンツデータ及びコンテンツ情報の書き込み及び読み出しを行う。収録時においてメモリ入出力部33は、映像情報入出力部31から収録情報を取得し、コンテンツデータとして映像情報記憶領域110に保存する。またメモリ入出力部33は、コンテンツ制御部34からコンテンツ情報を取得し、コンテンツ情報記憶領域120に保存する。一方、再生時においてメモリ入出力部33は、コンテンツ情報記憶領域120からコンテンツ情報を取得してコンテンツ制御部34に出力する。またメモリ入出力部33は、コンテンツ制御部34の指示に応じて映像情報記憶領域110からコンテンツデータを取得し、映像情報入出力部31に出力する。
コンテンツ制御部34は、制御情報入出力部32から制御情報を取得する。コンテンツ制御部34は、制御情報に基づいてコンテンツの収録及び再生に関するメモリ管理部30の動作を制御する。具体的には、コンテンツ制御部34は、コンテンツの収録時において、コンテンツデータの記憶領域及びデータ構成を管理するためのコンテンツ情報を生成する。コンテンツ制御部34は、生成したコンテンツ情報をメモリ入出力部33に出力する。また、コンテンツ制御部34は、コンテンツ情報で管理される記憶領域に収録情報が保存されるように、映像情報入出力部31及びメモリ入出力部33を制御する。また、コンテンツ制御部34は、コンテンツの再生時において、再生対象のコンテンツ情報をメモリ入出力部33から取得する。コンテンツ制御部34は、コンテンツ情報が示す記憶領域からコンテンツデータを読み出し、読み出したコンテンツデータをメモリコントローラ部20に出力するように映像情報入出力部31及びメモリ入出力部33を制御する。
メモリ処理部35(複製処理部)は、メモリ部10のNANDメモリの使用効率の向上や、アクセス効率の向上、データの信頼性の確保、メモリの長寿命化などを目的としたメモリ処理を実行する機能を有する。いずれの目的によるメモリ処理も、処理対象として選択されたエリアに保持されるデータを、他のエリアに複製する複製処理を実行することで実現される。
図4は、メモリ制御部23の機能構成の詳細を示す機能ブロック図である。メモリ制御部23は、管理情報記憶部231、制御情報取得部232及びメモリ処理制御部233を備える。制御情報取得部232は、制御部11から送信される制御情報を取得する。管理情報記憶部231は、メモリ処理の制御に必要な管理情報を記憶する。管理情報には、自装置の性能に関する性能情報、自装置に予め設定された設定値を示す設定情報、自装置におけるメモリ部10へのアクセス状況を示すアクセス情報、及び各コンテンツが収録されてから経過した時間を示す経過時間情報が含まれる。
図5は、管理情報に含まれる性能情報の具体例を示す図である。例えば、性能情報は、図5に示される性能情報テーブル200として管理情報記憶部231に記憶される。性能情報テーブル200は、性能種別ごとの性能情報レコードを有する。性能情報レコードは性能種別及び性能値の各値を有する。性能種別は、自装置の性能に関する項目を表す。性能値は、性能種別が示す項目の値を表す。
例えば、性能情報テーブル200は、コンテンツ再生時における1フレーム当たりの読み出し回数、コンテンツ収録時における1フレーム当たりの書き込み回数、1回の読み出しに要する性能量(以下、「読み出し性能」という。)、1回の書き込みに要する性能量(以下、「書き込み性能」という。)、記憶部13が有する全体の性能量(以下、「全体性能」という。)、及びメモリ処理の実行に要する性能量(以下、「メモリ処理性能」という。)を記憶する。ここでいう性能量とは、性能種別が示す項目に必要な映像収録再生装置1のリソース(資源)量を意味する。例えば性能量は、CPUやメモリなどのリソースの使用率で表されてもよい。また性能量は、1種類のリソース量で表されてもよいし、複数種類のリソース量に基づいて算出される値であってもよい。
図6は、管理情報に含まれる設定情報の具体例を示す図である。例えば、設定情報は、図6に示される設定情報テーブル300として管理情報記憶部231に記憶される。設定情報テーブル300は、設定項目ごとの設定情報レコードを有する。設定情報レコードは設定項目及び設定値の各値を有する。
例えば、設定情報テーブル300は、リトライ回数閾値、エラービット数閾値、読み出し可能回数、書き換え可能回数及び最大データ保持期間を記憶する。リトライ回数閾値はデータの読み出しをリトライする回数の上限である。一般にNANDメモリには、構造上の理由により、読み出し時においてビットエラーが発生しやすいという特徴がある。そのため、このようなビットエラーを検出及び訂正するために、NANDメモリに記憶されるデータにはECC(Error Correction Code)等の誤り検出訂正符号が付加される。データ読み出しのリトライは、このような誤り検出訂正符号によってもビットエラーを訂正できない場合に実行される。
エラービット数閾値は、データの読み出し時にビットエラーが発生したビット数の累積値に対する閾値である。読み出し可能回数は、データの読み出しが行われる単位の記憶領域(以下、「単位領域」という。)に対してデータの読み出しを行うことができる回数の上限である。書き込み可能回数は、データの書き込みが行われる単位領域に対してデータの書き込みを行うことができる回数の上限である。
図7は、管理情報に含まれるアクセス情報の具体例を示す図である。例えば、アクセス情報は、図7に示されるアクセス情報テーブル400として管理情報記憶部231に記憶される。アクセス情報テーブル400は、領域IDごとのアクセス情報レコードを有する。アクセス情報レコードは、領域ID、読み出し回数及び書き込み回数の各値を有する。領域IDは、メモリ部10における各単位領域の識別情報である。読み出し回数は、領域IDが示す単位領域に対して行われたデータの読み出し回数の累積値である。書き込み回数は、領域IDが示す単位領域に対して行われたデータの書き込み回数の累積値である。アクセス情報は、コンテンツの収録及び再生においてメモリ部10へのアクセスが発生するごとにメモリ制御部23によって更新される。なお、メモリ部10に対して発生したアクセスは、コンテンツ制御部34によってメモリ制御部23に通知される。
図8は、管理情報に含まれる経過時間情報の具体例を示す図である。例えば、経過時間情報は、図8に示される経過時間情報テーブル500として管理情報記憶部231に記憶される。経過時間情報テーブル500は、コンテンツIDごとの経過時間情報レコードを有する。コンテンツIDは、メモリ部10に収録されたコンテンツの識別情報である。経過時間は、コンテンツIDが示すコンテンツが収録されてから経過した時間を表す。
図4の説明に戻る。制御情報取得部232は、制御部11及び制御情報入出力部32との間で制御情報の送受信を行う。制御情報取得部232は、制御部11からコンテンツの収録及び再生に関する制御情報を取得し、制御情報入出力部32を介してコンテンツ制御部34に出力する。また、制御情報取得部232は、コンテンツの収録及び再生に関するアクセス情報を、制御情報入出力部32を介してコンテンツ制御部34から取得する。制御情報取得部232は、取得したアクセス情報をメモリ処理制御部233に出力する。
メモリ処理制御部233(実行判定部)は、制御情報取得部232から出力されるアクセス情報に基づいて管理情報を更新するとともに、アクセス対象のメモリ領域についてメモリ処理の要否を判定する。メモリ処理制御部233は、メモリ処理の要否の判定結果に応じて、メモリ処理の実行を指示する制御情報を、制御情報入出力部32を介してメモリ処理部35に送信する。
図9は、第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第1のフローチャートである。なお、図9のフローチャートが示す処理は、再生される映像のフレームごとに実行される。図9のフローチャートは、コンテンツの再生中において、あるフレーム(以下、「対象フレーム」という。)の読み出しにおいてエラーが発生したことを契機に開始される。
この場合、まずコンテンツ制御部34が、対象フレームの読み出しにおいて発生したエラーに関する情報(以下、「エラー情報」という。)をメモリ制御部23に送信する。エラー情報は、対象フレームに関するアクセス情報に含めて送信されてもよい。メモリ処理制御部233は、コンテンツ制御部34から送信されたエラー情報を取得する(ステップS101)。このエラー情報には、対象フレームの読み出しにおいて発生したリトライ回数が含まれる。
メモリ処理制御部233は、エラー情報が示すリトライ回数がリトライ回数閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS102)。リトライ回数がリトライ回数閾値を超過していない場合(ステップS102−NO)、メモリ処理制御部233は処理を終了する。一方、リトライ回数がリトライ回数閾値を超過している場合(ステップS102−YES)、メモリ処理制御部233は性能情報に基づいて、現時点での自装置の動作に必要な性能量(以下、「現在性能」という。)を算出する(ステップS103)。
例えば、映像収録再生装置1において、ある1つのチャネルでコンテンツの収録が行われ、他の1つのチャネルでコンテンツの再生が行われている場合、現在性能Pnowは、例えば次の式(1)で算出される。
Figure 0006466295
式(1)において、nは1フレーム当たりの読み出し回数を表し、Pは読み出し性能を表す。また、nは1フレーム当たりの書き込み回数を表し、Pは書き込み性能を表す。
続いて、メモリ処理制御部233は、自装置が現時点でメモリ処理を実行した場合の性能量(以下、「合計性能」という。)を算出する(ステップS104)。例えば、合計性能Ptotalは次の式(2)によって算出される。式(2)においてPmemは、メモリ処理性能を表す。
Figure 0006466295
続いて、メモリ処理制御部233は、合計性能が全体性能未満であるか否かを判定する(ステップS105)。合計性能が全体性能未満である場合(ステップS105−YES)、メモリ処理制御部233は、メモリ処理部35に対してメモリ処理の実行を指示する制御情報を生成する。メモリ処理制御部233は、生成した制御情報をメモリ処理部35に送信する。
メモリ処理部35は、メモリ処理制御部233から送信された制御情報を受信する。メモリ処理部35は、制御情報の受信に応じてメモリ処理を実行する。具体的には、メモリ処理部35は、対象フレームのデータが記憶された単位領域のうち、リトライ回数がリトライ回数閾値を超過した領域のデータを他の領域に複製する(ステップS106)。
なお、複製先となる記憶領域は、データの複製先として使用可能な空き領域であればどのように決定されてもよい。なお、NANDメモリの未使用領域は、空き領域と削除済み領域とに分類される。空き領域はデータを保持していない領域であり、削除済み領域は削除済みのデータを保持する領域である。削除済み領域は、データ消去の操作が行われることによって空き領域となる。このような未使用領域の管理は、コンテンツ情報で管理される。そのため、メモリ処理部35は、コンテンツ制御部34への問い合わせによって複製先の空き領域を決定してもよい。
また、複製先となる空き領域は、メモリ処理制御部233から制御情報によって通知されてもよい。この場合、メモリ処理制御部233は、コンテンツ制御部34への問い合わせによって複製先となる空き領域を取得してもよいし、コンテンツ制御部34から送信されるアクセス情報に基づいてメモリ部10の空き領域を管理してもよい。また、メモリ処理制御部233は、消去可能な削除済み領域のデータを消去することによって、空き領域を確保してもよい。
メモリ処理部35は、複製対象のデータを複製した後、複製元のデータを削除する(ステップS107)。メモリ処理部35は、複製元と複製先の領域の情報をコンテンツ制御部34やメモリ処理制御部233に通知する。コンテンツ制御部34やメモリ処理制御部233は、通知された情報に基づいて各々の管理情報を更新する。
一方、ステップS105において、合計性能が全体性能以上である場合(ステップS105−NO)、メモリ処理制御部233は、メモリ処理の実行を次のフレームまで待機する(ステップS108)。このように次のフレームに持ち越されたメモリ処理は、後続のフレームの読み出しにおいて、合計性能が全体性能未満となったタイミングでまとめて実行される。なお、メモリ処理が持ち越された場合、メモリ処理制御部233は、持ち越されたメモリ処理のデータ量等に応じて、メモリ処理性能に重み付けを行ってもよい。
図10は、第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第2のフローチャートである。なお、第2のフローチャートにおいて第1のフローチャートと同様の処理については、図9と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
第1のフローチャートと同様に、まず、コンテンツ制御部34がエラー情報をメモリ制御部23に送信する。このエラー情報には、対象フレームの読み出しを行った際のエラービット数が含まれる。
メモリ処理制御部233は、エラー情報が示すエラービット数がエラービット数閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS201)。エラービット数がエラービット数閾値を超過していない場合(ステップS201−NO)、メモリ処理制御部233は処理を終了する。一方、エラービット数がエラービット数閾値を超過している場合(ステップS201−YES)、メモリ処理制御部233は性能情報に基づいて、自装置の現在性能を算出する(ステップS103)。
図11は、第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第3のフローチャートである。図11のフローチャートは、コンテンツの再生においてフレームの読み出しが行われたことを契機に開始される。なお、第3のフローチャートにおいて第1のフローチャートと同様の処理については、図9と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
この場合、まずコンテンツ制御部34が、対象フレームの読み出しに関するアクセス情報をメモリ制御部23に送信する。メモリ制御部23は、コンテンツ制御部34からアクセス情報を取得する(ステップS301)。メモリ処理制御部233は、アクセス情報が示す読み出し回数が読み出し可能回数を超過しているか否かを判定する(ステップS302)。読み出し回数が読み出し可能回数を超過していない場合(ステップS302−NO)、メモリ処理制御部233は処理を終了する。
一方、読み出し回数が読み出し可能回数を超過している場合(ステップS302−YES)、メモリ処理制御部233は性能情報に基づいて自装置の現在性能を算出する(ステップS103)。
図12は、第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第4のフローチャートである。なお、第4のフローチャートにおいて第3のフローチャートと同様の処理については、図11と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
メモリ処理制御部233は、アクセス情報が示す書き込み回数が書き込み可能回数を超過しているか否かを判定する(ステップS401)。書き込み回数が書き込み可能回数を超過していない場合(ステップS401−NO)、メモリ処理制御部233は処理を終了する。
一方、書き込み回数が書き込み可能回数を超過している場合(ステップS401−YES)、メモリ処理制御部233は性能情報に基づいて自装置の現在性能を算出する(ステップS103)。
図13は、第1の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示す第5のフローチャートである。なお、第5のフローチャートにおいて第1のフローチャートと同様の処理については、図9と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
まず、メモリ処理制御部233は、管理情報記憶部231から経過時間情報を取得する(ステップS501)。メモリ処理制御部233は、対象フレームを記憶する領域の経過時間が最大データ保持期間を超過しているか否かを判定する(ステップS502)。経過時間が最大データ保持期間未満である場合(ステップS502−NO)、メモリ処理制御部233は処理を終了する。
一方、経過時間が最大データ保持期間を超過している場合(ステップS502−YES)、メモリ処理制御部233は性能情報に基づいて自装置の現在性能を算出する(ステップS103)。
このように構成された第1の実施形態の映像収録再生装置1は、コンテンツの収録及び再生において、フレームごとに現在性能を算出し、メモリ処理が実行可能か否かを判定するメモリ処理制御部233を持つ。このような機能を備えることによって、映像収録再生装置1は、コンテンツの収録及び再生に求められる処理性能を維持しつつ、コンテンツの収録及び再生に用いられる記憶媒体をより効率良く利用することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態の映像収録再生装置1は、リトライ回数、エラービット数、読み出し回数、書き込み回数及び経過時間のそれぞれを、予め設定された1つの設定値と比較することによってメモリ処理の実行可否を判断した。これに対して第2の実施形態の映像収録再生装置1a(図示せず)は、リトライ回数、エラービット数、読み出し回数、書き込み回数及び経過時間のそれぞれを、書き込み回数に応じて設定された設定値を用いてメモリ処理の実行可否を判断する。第2の実施形態の映像収録再生装置1aは、メモリ制御部23に代えてメモリ制御部23aを備える点で第1の実施形態の映像収録再生装置1と異なる。
図14は、第2の実施形態におけるメモリ制御部23aの機能構成の詳細を示す機能ブロック図である。メモリ制御部23aは、管理情報記憶部231に代えて管理情報記憶部231aを備える点、メモリ処理制御部233に代えてメモリ処理制御部233aを備える点でメモリ制御部23と異なる。他の機能部は第1の実施形態におけるメモリ処理制御部233と同様である。そのため、図4と同じ符号を付すことにより、メモリ処理制御部233と同様の機能部についての説明を省略する。
図15及び図16は、第2の実施形態における設定情報の具体例を示す図である。例えば第2の実施形態における設定情報は、図15に示される第1設定情報テーブル310及び図16に示される第2設定情報テーブル320として管理情報記憶部231aに記憶される。
第1設定情報テーブル310は、設定項目ごとの第1設定情報レコードを有する。第1設定情報レコードは、設定項目、第1設定値、第2設定値及び第3設定値の各値を有する。第1設定値、第2設定及び第3設定値は、設定項目に対する設定値であり、書き込み回数に応じて異なる値を持つ。
第2設定情報テーブル320は、書き込み回数範囲ごとの第2設定情報レコードを有する。第2設定情報レコードは、書き込み回数範囲と、設定項目ごとの設定値種別の各値を有する。設定値種別は、書き込み回数が書き込み回数範囲内にある場合に適用される設定値の種別(第1設定値、第2設定値又は第3設定値)を表す。
図14の説明に戻る。メモリ処理制御部233aは、コンテンツの再生において、アクセス対象のメモリ領域についてメモリ処理の要否を判定する。具体的には、メモリ処理制御部233aは、アクセス対象のメモリ領域に対する書き込み回数に応じて、異なる設定値を用いてメモリ処理の要否を判定する。
例えば図9の例のように、リトライ回数でメモリ処理の要否を判定する場合、メモリ処理制御部233aは、ステップS102の判定に用いられるリトライ回数閾値を次のように選択する。まず、メモリ処理制御部233aは、管理情報記憶部231aに記憶されているアクセス情報に基づいて、アクセス対象のメモリ領域について行われた書き込み回数の累積値を取得する。メモリ処理制御部233aは、第2設定情報テーブル320を参照し、取得した書き込み回数の累積値が含まれる書き込み回数範囲を持つ第2設定情報レコードを選択する。メモリ処理制御部233aは、選択された第2設定情報レコードからリトライ回数の設定値種別を取得する。例えば、アクセス対象のメモリ領域の書き込み回数が5000回である場合、図15の第2設定情報テーブル320からは“第1設定値”の値がリトライ回数の設定値種別として選択される。メモリ処理制御部233aは、第1設定情報テーブル310を参照し、選択された設定値種別に応じた設定値を取得する。
このように構成された第2の実施形態の映像収録再生装置1aは、アクセス対象のメモリ領域の書き込み回数に応じた設定値でメモリ処理の要否を判定する。このような機能を備えることにより、映像収録再生装置1aは、コンテンツの収録及び再生に求められる処理性能を維持しつつ、コンテンツの収録及び再生に用いられる記憶媒体をより効率良く利用することが可能となる。
例えば、書き込み回数が少ない場合、記憶領域の劣化の度合いは小さいと考えられるため、メモリ処理の実行頻度が小さくなるように各設定値を設定することによって、メモリ処理が過度に実行されることによる記憶領域の劣化を抑制することができる。これに対して、書き込み回数が多い場合、記憶領域の劣化の度合いが大きいと考えられるため、メモリ処理の実行頻度が大きくなるように各設定値を設定することによって、記憶領域の劣化が及ぼす収録及び再生に対する影響を抑制することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態の映像収録再生装置1及び第2の実施形態の映像収録再生装置1aは、自装置の合計性能が全体性能を越えない場合にメモリ処理を実行した。これに対して、第3の実施形態の映像収録再生装置1b(図示せず)は、自装置で実行されている処理のうち、優先度の低い処理を停止又は中断してメモリ処理を実行する。第3の実施形態の映像収録再生装置1bは、メモリ制御部23に代えてメモリ制御部23bを備える点で第1の実施形態の映像収録再生装置1と異なる。
図17は、第3の実施形態におけるメモリ制御部23bの機能構成の詳細を示す機能ブロック図である。メモリ制御部23bは、管理情報記憶部231に代えて管理情報記憶部231bを備える点、メモリ処理制御部233に代えてメモリ処理制御部233bを備える点でメモリ制御部23と異なる。他の機能部はメモリ制御部23と同様である。そのため、図4と同じ符号を付すことにより、メモリ制御部23と同様の機能部についての説明を省略する。
管理情報記憶部231bには、性能情報、設定情報、アクセス情報及び経過時間情報に加えて、チャネル情報が管理情報としてさらに記憶される。チャネル情報は、自装置の各チャネルにおける収録及び再生の状態を示す情報である。
図18は、管理情報に含まれるチャネル情報の具体例を示す図である。例えば、チャネル情報は、図18に示されるチャネル情報テーブル600として管理情報記憶部231bに記憶される。チャネル情報テーブル600は、チャネルIDごとのチャネル情報レコードを有する。チャネル情報レコードは、チャネルID及びチャネル状態の各値を有する。チャネルIDはチャネルの識別情報である。チャネル状態は、チャネルIDが示すチャネルの状態を表す。
例えば、映像収録再生装置1bが行うコンテンツの収録は、エンコーダ収録とファイル収録とに大別される。エンコーダ収録は、ストリームとして入力される信号を、APCの制御タイミングに同期しつつ符号化する収録方法である。これに対してファイル収録は、符号化されたファイルをコンテンツとして記憶する収録方法であり、APCの制御タイミングに同期して行われる必要がない。
同様に、映像収録再生装置1bがコンテンツのデータを出力する処理は、コンテンツの再生とファイル出力とに大別される。コンテンツの再生は、コンテンツの映像データを、APCの制御タイミングに同期してストリーム出力する処理である。これに対してファイル出力は、コンテンツの映像データをファイルとして出力する処理であり、他の映像収録再生装置に対するコンテンツの配信や、ノンリニア編集機に対する映像データの送信などで行われる処理である。ファイル出力は、APCの制御タイミングに同期して行われる必要がない。
映像収録再生装置1bは、このようなエンコーダ収録、ファイル収録、再生及びファイル出力の処理ごとに複数のチャネルを有している。チャネル情報レコードのチャネルIDは、映像収録再生装置1bが有するこれらの複数のチャネルの識別情報であり、チャネル状態は、各チャネルが使用中の状態であるか、又は未使用の状態であるかを示す。
図19は、第3の実施形態における設定情報の具体例を示す図である。例えば第3の実施形態における設定情報は、図6の設定情報テーブル300と同様の第1設定情報テーブルと、図19に示される第2設定情報テーブル330として管理情報記憶部231bに記憶される。
第2設定情報テーブル330は、チャネルIDごとの第2設定情報レコードを有する。第2設定情報レコードは、チャネルID及び優先度の各値を有する。優先度は、チャネルIDが示すチャネルの優先度を表す。例えば、図19の例では、“○”及び“×”の2種類の優先度が示されている。ここで“○”は、チャネルIDが示すチャネルで行われる処理の停止又は中断が不可能であることを示す優先度であり、“×”は当該チャネルで行われる処理の停止又は中断が可能であることを示す優先度である。
図17の説明に戻る。メモリ処理制御部233bは、メモリ処理の要否の判定結果に応じて、メモリ処理部35にメモリ処理の実行を指示する制御情報を送信する。このときメモリ処理制御部233bは、メモリ処理の実行に必要な性能量を確保して制御情報を送信する。
図20は、第3の実施形態の映像収録再生装置1が行うメモリ処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、リトライ回数に基づいてメモリ処理の実行要否を判定する場合を例に説明する。なお、図20のフローチャートにおいて、第1実施形態における第1のフローチャートと同様の処理については、図9と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
ステップS105において、合計性能が全体性能以上である場合(ステップS105−NO)、メモリ処理制御部233bは、自装置で収録処理又は再生処理を実行しているチャネルのうち、実行中の処理を停止又は中断可能なチャネルがあるか否かを判定する(ステップS601)。具体的には、メモリ処理制御部233bは、チャネル情報テーブル600を参照し、チャネル状態が“使用中”であるチャネル情報レコードを選択する。メモリ処理制御部233bは、選択されたチャネル情報レコードのチャネルIDを取得する。メモリ処理制御部233bは、第2設定情報テーブル330を参照し、取得したチャネルIDと優先度の値“×”とを持つ第2設定情報レコードを選択する。メモリ処理制御部233bは、選択された第2設定情報レコードが持つチャネルIDを、実行中の処理を停止又は中断可能なチャネルであると判定する。
実行中の処理を停止又は中断可能なチャネルがある場合(ステップS601−YES)、メモリ処理制御部233bは、当該チャネルで実行中の処理を停止又は中断(ステップS602)し、ステップS105に戻る。一方、実行中の処理を停止又は中断可能なチャネルがない場合(ステップS601−NO)、メモリ処理制御部233bはステップS108を実行して処理を終了する。
このように構成された第3の実施形態の映像収録再生装置1bは、合計性能が全体性能を超過する場合、自装置で実行中の収録処理及び再生処理のうち、優先度の低い処理を停止又は中断してメモリ処理の実行に必要なリソースを確保する。このような機能を備えることにより、映像収録再生装置1bは、優先度の高い処理を停止させることなくメモリ処理を実行することができる。
例えば、映像収録再生装置1bは、APCの制御タイミングに同期する必要のないファイル収録処理及びファイル出力処理を停止又は中断して、メモリ処理を実行することができる。これにより、APCの制御タイミングに同期して処理を行う必要のあるエンコーダ収録処理及び再生処理を停止させることなく、メモリ処理を実行することができる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態の映像収録再生装置1bは、優先度の低い処理を停止又は中断してメモリ処理を実行した。これに対して第4の実施形態の映像収録再生装置1c(図示せず)は、メモリ処理の実行に必要な性能量を予め確保したうえでメモリ処理を実行する。映像収録再生装置1cは、メモリ制御部23bに代えてメモリ制御部23cを備える点、コンテンツ制御部34に代えてコンテンツ制御部34c(図示せず)を備える点で第3の実施形態の映像収録再生装置1bと異なる。
図21は、メモリ制御部23cの機能構成の詳細を示す機能ブロック図である。メモリ制御部23cは、管理情報記憶部231bに代えて管理情報記憶部231cを備える点、メモリ処理制御部233bに代えてメモリ処理制御部233cを備える点でメモリ制御部23bと異なる。
図22は、第4の実施形態における設定情報の具体例を示す図である。例えば第4の実施形態における設定情報は、図22に示される第1設定情報テーブル340及び図19に示される第2設定情報テーブル330として管理情報記憶部231cに記憶される。
第1設定情報テーブル340は、エンコーダ収録可能チャネル数、再生可能チャネル数、ファイル収録可能チャネル数及びファイル出力可能チャネル数の設定項目を持つ第1設定情報レコードをさらに有する点で、第3の実施形態における第1設定情報テーブルと異なる。これらの設定項目の設定値は、映像収録再生装置1cがエンコーダ収録、再生、ファイル収録及びファイル出力を実行可能なチャネル数の上限である。
図21の説明に戻る。コンテンツ制御部34cは、予め設定されたチャネル数の範囲内で収録処理又は再生処理を実行する。例えば、コンテンツ制御部34cは、メモリ制御部23cからチャネル情報と、設定情報とを取得する。コンテンツ制御部34cは、設定情報が示すエンコーダ収録可能チャネル数、再生可能チャネル数、ファイル収録可能チャネル数及びファイル出力可能チャネル数に基づいて、コンテンツの収録要求及び再生要求を受け付けるか否かを判定する。
例えば、エンコーダ収録可能チャネル数が2であり、チャネル情報が自装置の2つのチャネルでエンコーダ収録が実行中であることを示す場合、コンテンツ制御部34cは、新規のエンコーダ収録の実行要求を受け付けない。また例えば、再生可能チャネル数が3であり、チャネル情報が自装置の1つのチャネルで再生が実行中であることを示す場合、コンテンツ制御部34cは、新規の再生要求を2チャネルまで受け付ける。
このように構成された第4の実施形態の映像収録再生装置1cは、予め設定されたチャネル数の範囲内で、エンコーダ収録、再生、ファイル収録及びファイル出力を実行する。このような機能を備えることにより、映像収録再生装置1cは、メモリ処理の実行に必要な性能量を予め確保しておくことが可能となる。
以下、実施形態の映像収録再生装置の変形例について説明する。
上記実施形態の映像収録再生装置は、リトライ回数、エラービット数、読み出し回数、書き込み回数又は経過時間のいずれかに基づいてメモリ処理の実行要否を判断したが、映像収録再生装置1は、これらの複数の条件を組み合わせてメモリ処理の実行要否を判断してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、コンテンツの再生時における記憶領域へのアクセスの状況に応じて、コンテンツデータの一部又は全部を空き領域に複製するメモリ処理部と、コンテンツの収録及び再生の動作に必要な性能を示す値と、複製処理に必要な性能を示す値と、自装置が持つ性能の全体を示す値と、に基づいて複製処理が実行可能であるか否かを判定するメモリ処理制御部と、を持つことにより、コンテンツの収録及び再生に求められる処理性能を維持しつつ、コンテンツの収録及び再生に用いられる記憶媒体をより効率良く利用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…放送番組送出システム、1,1a,1b,1c…映像収録再生装置、2…映像取得装置、3…再生装置、4…ノンリニア編集機、5…操作端末、6…映像確認用モニタ、7…放送設備、8…記録メディア、11…制御部、12…収録出力部、13…記憶部、14…再生部、15…伝送部、10…メモリ部、110…映像情報記憶領域、120…コンテンツ情報記憶領域、20…メモリコントローラ部、21…映像情報入力部、22…映像情報出力部、23,23a,23b,23c…メモリ制御部、231,231a,231b,231c…管理情報記憶部、232…制御情報取得部、233,233a,233b,233c…メモリ処理制御部、30…メモリ管理部、31…映像情報入出力部、32…制御情報入出力部、33…メモリ入出力部、34,34c…コンテンツ制御部、35…メモリ処理部、200…性能情報テーブル、300…設定情報テーブル、310,340…第1設定情報テーブル、320,330…第2設定情報テーブル、400…アクセス情報テーブル、500…経過時間情報テーブル、600…チャネル情報テーブル

Claims (13)

  1. 映像データを記憶する記憶部と、
    前記映像データを前記記憶部に記憶させることによる映像の収録と、前記記憶部に記憶された映像データの再生と、を前記映像のフレームごとに行う収録再生部と、
    前記映像データの再生によって、前記映像データが記憶された記憶領域に対するアクセスが発生した場合、前記記憶領域に対して行われたアクセスに関するアクセス情報に基づいて、前記映像データの一部又は全部を前記記憶部のデータを記憶していない空き領域に複製する複製処理部と、
    前記収録再生部の動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製処理部による複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記フレームに関する複製処理が実行可能であるか否かを前記フレームごとに判定する実行判定部と、
    を備え、
    前記複製処理部は、前記実行判定部によって前記複製処理が実行可能であると判定された場合に前記複製処理を実行し、あるフレームに関する複製処理が実行不可と判定された場合、複製処理が実行可能と判定されるタイミングまでの間に収録又は再生されるフレームに関して、複製処理の実行を前記タイミングまで待機する、
    映像収録再生装置。
  2. 前記アクセス情報は、前記記憶領域ごとにデータの読み出しにおいて発生したリトライの回数を示す情報を含み、
    前記複製処理部は、前記フレームの記憶領域の読み出しにおいて発生したリトライの回数が所定の閾値を越えている場合に、前記記憶領域の複製処理を実行する、
    請求項に記載の映像収録再生装置。
  3. 前記アクセス情報は、前記記憶領域ごとにデータの読み出しにおいてエラーが発生したビット数を示す情報を含み、
    前記複製処理部は、前記フレームの記憶領域の読み出しにおいてエラーが発生したビット数が所定の閾値を越えている場合に、前記記憶領域の複製処理を実行する、
    請求項1又は2に記載の映像収録再生装置。
  4. 前記アクセス情報は、前記記憶領域ごとにデータの読み出しが行われた回数を示す情報を含み、
    前記複製処理部は、前記フレームの記憶領域の読み出しが行われた回数が所定の閾値を越えている場合に、前記記憶領域の複製処理を実行する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の映像収録再生装置。
  5. 前記アクセス情報は、前記記憶領域ごとにデータの書き込みが行われてから現在までの経過時間を示す情報を含み、
    前記複製処理部は、前記フレームの記憶領域の経過時間が所定の閾値を越えている場合に、前記記憶領域の複製処理を実行する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の映像収録再生装置。
  6. 前記アクセス情報は、前記記憶領域ごとにデータの書き込みが行われた回数を示す情報を含み、
    前記複製処理部は、前記リトライ回数、前記エラービット数、前記読み出し回数及び前記経過時間の一部又は全部が、前記書き込み回数に応じたそれぞれの閾値を越えている場合に、前記記憶領域の複製処理を実行する、
    請求項に記載の映像収録再生装置。
  7. 前記実行判定部は、前記収録再生部の動作のうち、優先度の高い動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製処理部による複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記複製処理が実行可能であるか否かを判定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の映像収録再生装置。
  8. 前記収録再生部は、自装置が持つ資源の全体量を示す値から前記複製処理に必要な資源の量を示す値を引いた値が示す量の資源の範囲内で動作する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の映像収録再生装置。
  9. 前記複製処理部は、前記実行判定部によって前記複製処理が実行不可と判定された場合、前記収録再生部が実行中の収録処理又は再生処理のうち、優先度の低い処理を中断して前記複製処理の実行に必要な量の資源を確保して前記複製処理を実行する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の映像収録再生装置。
  10. 映像データを記憶する記憶部と、
    前記映像データを前記記憶部に記憶させることによって映像を収録し、前記記憶部に記憶された映像データを再生する収録再生部と、
    前記映像データの再生によって、前記映像データが記憶された記憶領域に対するアクセスが発生した場合、前記記憶領域に対して行われたアクセスに関するアクセス情報に基づいて、前記映像データの一部又は全部を前記記憶部のデータを記憶していない空き領域に複製する複製処理部と、
    前記収録再生部の動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製処理部による複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記複製処理が実行可能であるか否かを判定する実行判定部と、
    を備え、
    前記複製処理部は、前記実行判定部によって前記複製処理が実行可能であると判定された場合に前記複製処理を実行し、
    前記実行判定部は、前記収録再生部の動作のうち、優先度の高い動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製処理部による複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記複製処理が実行可能であるか否かを判定する、
    映像収録再生装置。
  11. 映像データを記憶する記憶部と、
    前記映像データを前記記憶部に記憶させることによって映像を収録し、前記記憶部に記憶された映像データを再生する収録再生部と、
    前記映像データの再生によって、前記映像データが記憶された記憶領域に対するアクセスが発生した場合、前記記憶領域に対して行われたアクセスに関するアクセス情報に基づいて、前記映像データの一部又は全部を前記記憶部のデータを記憶していない空き領域に複製する複製処理部と、
    前記収録再生部の動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製処理部による複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記複製処理が実行可能であるか否かを判定する実行判定部と、
    を備え、
    前記複製処理部は、前記実行判定部によって前記複製処理が実行可能であると判定された場合に前記複製処理を実行し、前記実行判定部によって前記複製処理が実行不可と判定された場合、前記収録再生部が実行中の収録処理又は再生処理のうち、優先度の低い処理を中断して前記複製処理の実行に必要な量の資源を確保して前記複製処理を実行する、
    映像収録再生装置。
  12. 映像データを記憶する記憶部と、前記映像データを前記記憶部に記憶させることによる映像の収録と、前記記憶部に記憶された映像データの再生と、を前記映像のフレームごとに行う収録再生部と、を備える映像収録再生装置が行う制御方法であって、
    前記映像データの再生によって、前記映像データが記憶された記憶領域に対するアクセスが発生した場合、前記記憶領域に対して行われたアクセスに関するアクセス情報に基づいて、前記映像データの一部又は全部を前記記憶部のデータを記憶していない空き領域に複製する複製ステップと、
    前記収録再生部の動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製ステップにおける複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記フレームに関する複製処理が実行可能であるか否かを前記フレームごとに判定する実行判定ステップと、
    前記実行判定ステップにおいて前記複製処理が実行可能であると判定された場合に前記複製処理を実行し、あるフレームに関する複製処理が実行不可と判定された場合、複製処理が実行可能と判定されるタイミングまでの間に収録又は再生されるフレームに関して、複製処理の実行を前記タイミングまで待機するステップと、
    を有する制御方法。
  13. 映像データを記憶する記憶部と、前記映像データを前記記憶部に記憶させることによる映像の収録と、前記記憶部に記憶された映像データの再生と、を前記映像のフレームごとに行う収録再生部と、を備える映像収録再生装置に対して、
    前記映像データの再生によって、前記映像データが記憶された記憶領域に対するアクセスが発生した場合、前記記憶領域に対して行われたアクセスに関するアクセス情報に基づいて、前記映像データの一部又は全部を前記記憶部のデータを記憶していない空き領域に複製する複製ステップと、
    前記収録再生部の動作に必要な資源の量を示す値と、前記複製ステップにおける複製処理に必要な資源の量を示す値と、自装置が持つ資源の全体量を示す値と、に基づいて前記フレームに関する複製処理が実行可能であるか否かを前記フレームごとに判定する実行判定ステップと、
    前記実行判定ステップにおいて前記複製処理が実行可能であると判定された場合に前記複製処理を実行し、あるフレームに関する複製処理が実行不可と判定された場合、複製処理が実行可能と判定されるタイミングまでの間に収録又は再生されるフレームに関して、複製処理の実行を前記タイミングまで待機するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2015177713A 2015-09-09 2015-09-09 映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム Active JP6466295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015177713A JP6466295B2 (ja) 2015-09-09 2015-09-09 映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015177713A JP6466295B2 (ja) 2015-09-09 2015-09-09 映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017054305A JP2017054305A (ja) 2017-03-16
JP6466295B2 true JP6466295B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=58320897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015177713A Active JP6466295B2 (ja) 2015-09-09 2015-09-09 映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6466295B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5661227B2 (ja) * 2007-02-07 2015-01-28 株式会社メガチップス メモリコントローラ
JP2009087509A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US8458409B2 (en) * 2008-03-27 2013-06-04 Panasonic Corporation Access controller
JP6180271B2 (ja) * 2013-10-09 2017-08-16 日本放送協会 映像記録装置及び映像記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017054305A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8208793B2 (en) Recording apparatus
JP4444314B2 (ja) 半導体メモリ情報蓄積装置とその書き込み制御方法
JP2015028826A (ja) ホストとの間で映像データを含む複数のレコードを転送するテープドライブ、方法、およびプログラム
JP6466295B2 (ja) 映像収録再生装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2008192224A (ja) データ及びファイルシステム情報の記録装置及び記録方法
US9786317B2 (en) Recording apparatus and method of controlling recording apparatus
JP4325194B2 (ja) 記憶媒体へのアクセスを管理する装置及び方法
JP2011159239A (ja) 記録装置及びその制御方法
JP5178355B2 (ja) 記録装置
JP2016170595A (ja) 映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラム
US10978110B2 (en) Image recording apparatus and control method thereof
JP2016133916A (ja) 映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラム
JP6847635B2 (ja) メモリ管理装置、映像収録再生装置、メモリ管理方法、映像収録再生方法及びコンピュータプログラム
JP2013090134A (ja) 記録装置及び記録方法
JP5375134B2 (ja) 録画装置
JP2017187817A (ja) メモリ管理装置、メモリ管理方法及び映像収録再生装置
JP6884675B2 (ja) ビデオサーバ、及び放送システム
JP5453191B2 (ja) ビデオサーバ
US10950274B2 (en) Image recording apparatus, method for controlling same, and non-transitory computer-readable storage medium
JP2010109493A (ja) コンテンツ記録装置、方法、コンピュータプログラムおよび記憶媒体
JP2023005845A (ja) 編集装置、及び、その制御方法、プログラム
JP2007072839A (ja) 記録制御装置および方法、並びにプログラム
JP2009199309A (ja) デジタルデータのコピーを管理する装置および方法
JP2011061720A (ja) 情報処理装置、放送素材記録装置及び放送素材記録制御方法
JP2004355792A (ja) データ処理装置、データ処理方法、プログラム及びプログラム記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6466295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150