JP2016133916A - 映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Hiroyuki Watanabe
博之 渡邉
祐紀 上嶋
Yuki Uejima
祐紀 上嶋
浩樹 永井
Hiroki Nagai
浩樹 永井
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Abstract

【課題】メモリを効率的に使用するためのメンテナンス処理を、コンテンツの収録又は再生に与える影響を抑制しつつ実行することができる映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の映像収録再生装置は、収録再生部と、記憶部と、状態監視部と、実行部とを持つ。収録再生部は、複数のチャネルでコンテンツの収録及び再生を行う。記憶部は、前記コンテンツの映像データを記憶する。状態監視部は、前記コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を監視する。実行部は、前記各チャネルの状態に基づいて、前記記憶部を効率的に使用するためのメンテナンス処理を実行する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラムに関する。
収録されたコンテンツの映像を放送する放送番組送出システムでは、コンテンツの再生障害は社会的に大きな問題となる。放送番組送出システムは、APC(Automatic Program Controller:自動番組送出制御装置)が制御するタイミングに同期してコンテンツの収録及び再生を行う。APCは1フレームの再生及び収録が33msecで実行されるようにタイミングを制御する。放送番組送出システムでは、映像収録再生装置によってコンテンツの収録及び再生が行われる。
一方で、映像収録再生装置は、不揮発性を有する記憶装置を備え、収録された映像データを自装置が備える記憶装置に保存する。一般に、記憶装置は、長時間の使用により記憶領域の使用効率やアクセス効率などが低下し、メモリを効率的に使用できなくなる場合がある。例えば、記憶装置がSSD(Solid State Drive)等のNAND型メモリを用いて構成される場合、データの削除がブロック単位で行われるため、ブロック内に再利用できないページが増え、記憶領域の使用効率が低下する。そのため、そのような記憶装置では、メモリを効率的に使用するためのメンテナンス処理が定期的に実行される。このような定期的に実行される処理をメモリ定期処理と呼ぶ。
しかしながら、このようなメモリ定期処理は、システムのリソースを圧迫しスループットを低下させる要因となりうる。そのため、コンテンツの収録中又は再生中にメモリ定期処理が実行されてしまうと、映像収録再生装置は、1フレームを33msecで再生するタイミングに同期することができなくなり、フレームの欠落や再生の遅延などが発生する可能性がある。その結果、映像収録再生装置は、コンテンツの収録及び再生を正常に行えなくなる可能性があった。
特開2008−59520号公報 特開2008−282461号公報 特開2001−266496号公報
本発明が解決しようとする課題は、メモリを効率的に使用するためのメンテナンス処理を、コンテンツの収録又は再生に与える影響を抑制しつつ実行することができる映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
実施形態の映像収録再生装置は、収録再生部と、記憶部と、状態監視部と、実行部とを持つ。収録再生部は、複数のチャネルでコンテンツの収録及び再生を行う。記憶部は、前記コンテンツの映像データを記憶する。状態監視部は、前記コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を監視する。実行部は、前記各チャネルの状態に基づいて、前記記憶部を効率的に使用するためのメンテナンス処理を実行する。
第1の実施形態の映像収録再生装置1を用いて構成される放送番組送出システムの概要を示す概略図。 映像収録再生装置1の機能構成を示す機能ブロック図。 記憶部30の機能構成の詳細を示す機能ブロック図。 コンテンツ情報の具体例を示す図。 ブロック管理情報の具体例を示す図。 ブロック使用情報の具体例を示す図。 メモリ定期処理におけるデータの複製の概要を示す概略図。 メモリ定期処理部330の詳細な構成を示す機能ブロック図。 状態情報テーブルの具体例を示す図。 メモリ最適化処理の流れを示すフローチャート図。 メモリ再配置処理の流れを示すフローチャート図。 第1のメモリ定期読み出し処理の流れを示すフローチャート図。 第2のメモリ定期読み出し処理の流れを示すフローチャート図。 第1の実施形態の映像収録再生装置1がメモリ定期処理の実行を制御する処理の流れを示すフローチャート図。 第2の実施形態の映像収録再生装置1aの機能構成を示す機能ブロック図。 記憶部30aの機能構成を示す機能ブロック図。 メモリ定期処理部330aの詳細な構成を示す機能ブロック図。 リソース情報テーブルの具体例を示す図。 第2の実施形態の映像収録再生装置1aがメモリ定期処理の実行を制御する処理の流れを示すフローチャート図。 設定画面の具体例を示す図。
以下、実施形態の映像収録再生装置、記憶媒体管理方法及びコンピュータプログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の映像収録再生装置1を用いて構成される放送番組送出システムの概要を示す概略図である。
図1の放送番組送出システムは、映像収録再生装置1、映像取得装置2、再生装置3、ノンリニア編集機4、操作端末5、映像確認用モニタ6及び放送設備7等を用いて構成される。
映像収録再生装置1は、番組として放送されるコンテンツの収録及び再生を行う装置である。映像収録再生装置1は、APCが制御する1フレーム当たり33msecのタイミングに同期して収録及び再生を行う。映像収録再生装置1は、映像取得装置2又は再生装置3から出力される映像信号を取得する。映像収録再生装置1は、取得した映像信号を符号化し映像データを生成する。また、映像収録再生装置1は、ノンリニア編集機4から映像ファイルを取得する。映像収録再生装置1は、取得した映像ファイルと映像信号から生成された映像データと、を放送用の映像データ(以下、「コンテンツデータ」という。)として記憶する。映像収録再生装置1が、映像信号や映像ファイルを取得して、コンテンツデータとして記憶することを「収録」と呼ぶ。映像収録再生装置1は、自装置に記憶されたコンテンツデータを読み出して映像を再生する。映像収録再生装置1は、再生された映像の映像信号を生成する。映像収録再生装置1は、生成した映像信号を映像確認用モニタ6及び放送設備7にストリーム出力する。
映像取得装置2は、コンテンツとなる映像を撮影する装置である。例えば、映像取得装置2はビデオカメラなどの撮影装置である。映像取得装置2は、撮影された映像の出力信号(以下、「映像信号」という。)を生成する。映像取得装置2は、生成した映像信号を映像収録再生装置1にストリーム出力する。ストリーム出力とは、撮影によって時系列に生成される映像信号が連続して出力されることを指す。
再生装置3は、各種記録メディアに記録された映像を再生する装置である。再生装置3は、再生された映像の映像信号を生成する。再生装置3は、生成した映像信号を映像収録再生装置1にストリーム出力する。記録メディア8は、映像が記録された記録媒体である。例えば、記録メディア8は、8mmフィルムやビデオテープなどの記録媒体である。
ノンリニア編集機4は、ファイル形式の映像データ(以下、「映像ファイル」という。)に対してノンリニア編集を行う端末である。ノンリニア編集機4は、編集した映像ファイルを映像収録再生装置1に送信する。
操作端末5は、映像収録再生装置1を操作するために用いられる端末装置である。
映像確認用モニタ6は、コンテンツの提供者がコンテンツの映像を確認するためのモニタ装置である。映像確認用モニタ6及び放送設備7は、映像収録再生装置1から映像信号を取得する。映像確認用モニタ6は、取得した映像信号に基づいてコンテンツの映像を表示する。放送設備7は、取得した映像信号に基づいて、コンテンツの映像をオンエアで放送する。
図2は、映像収録再生装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
映像収録再生装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、映像収録再生プログラムを実行する。映像収録再生装置1は、映像収録再生プログラムの実行によって、制御部10(収録再生部の一例)、収録出力部20(収録再生部の一例)、記憶部30、再生部40(収録再生部の一例)及び伝送部50(収録再生部の一例)を備える装置として機能する。なお、映像収録再生装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。映像収録再生プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。映像収録再生プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
制御部10は、収録出力部20、記憶部30、及び再生部40を制御し、映像収録再生装置1におけるコンテンツの収録及び再生に関する動作を制御する。
収録出力部20は、映像信号及び映像ファイルを取得する。収録出力部20は、取得した映像信号をMPEG−2(Moving Picture Experts Group Phase2)等の符号化方式を用いて符号化する。また、収録出力部20は、取得した映像ファイルについてMXF(Material Exchange Format)解析などの処理を行う。収録出力部20は、符号化後の映像信号及び解析後の映像ファイルを伝送部50に出力する。また、収録出力部20は、記憶部30からコンテンツデータを取得する。収録出力部20は、取得したコンテンツデータをノンリニア編集機4や操作端末5などの外部の機器にファイル形式で送信する。
記憶部30は、フラッシュメモリ等の記憶装置を備え、収録出力部20から出力された映像信号及び映像ファイルをコンテンツデータとして記憶し、管理する。
再生部40は、記憶部30からコンテンツデータを読み出して再生する。再生部40は、コンテンツデータの再生において、コンテンツデータを復号化して映像信号を生成する。再生部40は、生成した映像信号を映像確認用モニタ6及び放送設備7に出力する。
伝送部50は、収録出力部20から映像信号及び映像ファイルを取得する。伝送部50は、取得した映像信号及び映像ファイルを記憶部30に出力する。また、伝送部50は、記憶部30からコンテンツデータを取得する。伝送部50は、取得したコンテンツデータを再生部40に出力する。
なお、図2において、収録出力部20、記憶部30、再生部40及び各機能部間の入出力を示す矢印が複数表示されているのは、映像収録再生装置1が、複数のコンテンツの収録及び再生を並行して行うことができることを表している。以下、映像収録再生装置1がコンテンツの収録及び再生を並行して実行する単位をチャネルと呼ぶ。
図3は、記憶部30の機能構成の詳細を示す機能ブロック図である。
図3において太線の矢印は、映像情報を伴う入出力を表す。図3において細線の矢印は、映像情報を伴わない入出力を表す。映像情報は、映像信号や映像ファイル、コンテンツデータなどの映像データを含む情報である。記憶部30は、メモリコントローラ部31及びメモリ部32を備える。
メモリコントローラ部31は、映像情報入力部311及び映像情報出力部312を備える。
映像情報入力部311は、伝送部50を介して収録出力部20から映像信号及び映像ファイルを取得する。映像情報入力部311は、取得した映像信号及び映像ファイルをメモリ部32の映像情報送受信部321に出力する。
映像情報出力部312は、メモリ部32の映像情報送受信部321からコンテンツデータを取得する。映像情報出力部312は、取得したコンテンツデータを再生部40に出力する。
メモリ部32は、映像情報送受信部321、制御情報送受信部322、コンテンツ制御部323、映像情報管理部324、映像情報保存部325、映像情報メモリ326、コンテンツ情報管理部327、コンテンツ情報保存部328、コンテンツ情報メモリ329及びメモリ定期処理部330を備える。
映像情報送受信部321は、映像情報入力部311から映像信号及び映像ファイルを取得する。映像情報送受信部321は、取得した映像信号及び映像ファイルを映像情報管理部324に出力する。また、映像情報送受信部321は、映像情報管理部324からコンテンツデータを取得する。映像情報送受信部321は、取得したコンテンツデータを映像情報出力部312に出力する。
制御情報送受信部322は、制御部10から出力される制御情報を取得する。制御情報は、収録及び再生の制御に関する指示(以下、「制御指示」という。)や収録及び再生の制御に必要な情報(以下、「制御データ」という。)を含む情報である。制御情報送受信部322は、取得した制御情報をコンテンツ制御部323及びメモリ定期処理部330に出力する。
コンテンツ制御部323は、制御情報送受信部322から制御情報を取得する。コンテンツ制御部323は、制御部10の制御指示に応じて記憶部30における収録及び再生に関する動作を制御する。
映像情報管理部324は、コンテンツデータの記憶領域を管理する。映像情報管理部324は、ブロック単位及びページ単位でコンテンツデータを管理する。映像情報管理部324は、キャッシュメモリ等の記憶領域(以下、「一時領域」という。)を備え、コンテンツの収録時に取得されるコンテンツデータを一時領域に保持する。
映像情報保存部325は、コンテンツの収録時において、映像情報管理部324の一時領域の使用率が所定の閾値を超えた場合に、一時領域からコンテンツデータを取得し、映像情報メモリ326に書き込む。また、コンテンツの再生時には、映像情報保存部325は映像情報メモリ326からコンテンツデータを読み出し、読み出したコンテンツデータを映像情報管理部324に出力する。映像情報保存部325は、コンテンツデータの読み書きをページ単位で行う。
映像情報メモリ326は、不揮発性を有し、データの上書きに元のデータの消去を必要とする記憶装置を用いて構成され、映像情報を記憶する。不揮発性を有し、データの上書きに元のデータの消去を必要とする記憶装置とは、例えば、NAND型フラッシュメモリである。NAND型フラッシュメモリは、ブロック又はページ単位で読み書きされ、ブロック単位でデータが消去される。本実施形態では、映像情報メモリ326は上記のNAND型フラッシュメモリを用いて構成されると仮定して説明する。また、本実施形態では、映像情報メモリ326はページ単位で読み書きされると仮定する。
コンテンツ情報管理部327は、コンテンツ情報を管理する。コンテンツ情報とは、コンテンツデータのデータ構成や記憶領域を管理するための情報である。コンテンツ情報管理部327は、映像情報管理部324と同様に一時領域を備える。コンテンツ情報管理部327は、コンテンツの収録時において、収録中のコンテンツのコンテンツ情報を生成し、一時領域に保持する。
コンテンツ情報保存部328は、コンテンツの収録時において、コンテンツ情報管理部327の一時領域の使用率が所定の閾値を超えた場合に、一時領域からコンテンツ情報を取得し、コンテンツ情報メモリ329に書き込む。また、コンテンツの再生時には、コンテンツ情報保存部328はコンテンツ情報メモリ329からコンテンツ情報を読み出し、読み出したコンテンツ情報をコンテンツ情報管理部327に出力する。コンテンツ情報保存部328は、コンテンツ情報の読み書きをページ単位で行う。
コンテンツ情報メモリ329は、映像情報メモリ326と同様に、不揮発性を有し、データの上書きに元のデータの消去を必要とする記憶装置を用いて構成され、コンテンツ情報を記憶する。映像情報メモリ326又はコンテンツ情報メモリ329がコンテンツデータを記憶する領域とコンテンツ情報を記憶する領域とを分けて管理することが可能であれば、映像情報メモリ326及びコンテンツ情報メモリ329は1つの記憶装置を用いて構成されてもよい。
メモリ定期処理部330は、映像情報メモリ326に対して、メモリ定期処理(メンテナンス処理)を実行する。メモリ定期処理は、メモリの使用効率の向上や、アクセス効率の向上、記憶されるデータの信頼性の確保、メモリの長寿命化などを目的として、映像情報メモリ326に対して定期的に実行される処理である。例えば、メモリ定期処理には、メモリ最適化処理やメモリ再配置処理、メモリ定期読み出し処理などがある。いずれの処理においても、処理対象として選択されたブロックが有するページのデータが、他のブロックに複製されることで上記目的が実現される。
上記の構成を備える実施形態の映像収録再生装置1は、コンテンツの収録時において次のように動作する。まず、制御情報送受信部322が、制御部10からコンテンツの収録に関する制御情報を取得する。制御情報送受信部322は、取得した制御情報をコンテンツ制御部323に出力する。コンテンツ制御部323は、制御情報が示す制御指示に基づいて記憶部30の各機能部を制御する。コンテンツ制御部323の制御により、映像情報送受信部321は、映像情報入力部311から映像情報を取得する。映像情報送受信部321は、取得した映像情報を映像情報管理部324及びコンテンツ制御部323に出力する。
コンテンツ制御部323は、映像情報送受信部321から映像情報を取得する。コンテンツ制御部323は、取得した映像情報と制御情報に含まれる制御データと、をコンテンツ情報管理部327に出力し、コンテンツ情報の生成を指示する。コンテンツ情報管理部327は、コンテンツ制御部323から映像情報及び制御データを取得する。コンテンツ情報管理部327は、映像情報及び制御データに基づいてコンテンツ情報を生成する。
図4は、コンテンツ情報の具体例を示す図である。
コンテンツ情報100及び200は、ある1つのコンテンツに関して生成されるコンテンツ情報を表す。コンテンツ情報100は、コンテンツの収録中にコンテンツ情報管理部327の一時領域に保持された状態のコンテンツ情報を表す。コンテンツ情報200は、コンテンツの収録後にコンテンツ情報メモリ329に保存されたコンテンツ情報を表す。
コンテンツ情報100は、基本部及びブロック管理情報を有する。基本部には、コンテンツID、開始時間、終了時間、コンテンツ長、GOP(Group Of Pictures)数、フレーム数及び使用ブロック数が含まれる。これらの情報は、コンテンツデータの属性やデータ構造を表す情報である。さらに、ブロック管理情報にはブロック情報及びページ情報が含まれる。ブロック情報は、コンテンツIDが示すコンテンツのコンテンツデータを記憶するブロックの識別情報である。ページ情報は、ブロック情報と1対1に対応し、対応するブロック情報が示すブロックにおいて、コンテンツデータを記憶するページの識別情報である。
コンテンツの収録が開始されると、コンテンツ情報100を保持するための領域がコンテンツ情報管理部327の一時領域に確保される。なお、コンテンツの収録に要するブロック数は、コンテンツの収録が終了するまで確定しない。そのため、コンテンツの収録が開始された時点では、予め設定された最大数(図4ではn個、nは1以上の整数)のブロック情報及びページ情報を保持することができるサイズの領域がブロック管理情報に割り当てられる。
そして、一時領域の使用率が所定の閾値を超えると、既に収録済みのコンテンツ情報100は、コンテンツ情報保存部328によって、コンテンツ情報メモリ329に保存される。図4の例は、一時領域にあるコンテンツ情報100が、コンテンツ情報メモリ329にコンテンツ情報200として保存されることを示している。また、図4の例では、コンテンツ情報メモリ329にL(Lは1以上の整数)個のコンテンツ情報が保持されている。このとき、コンテンツ情報200のブロック管理情報に割り当てられる領域には、収録完了時に確定したブロック数のブロック情報を保持するのに必要な最低限のサイズが割り当てられる。図4の例は、コンテンツ情報1が示すコンテンツの収録完了時に確定したブロック数が5であったことを示している。
図5は、ブロック管理情報の具体例を示す図である。
符号300は、コンテンツ1〜3のコンテンツデータが書き込まれた映像情報メモリ326のブロックにおける書き込みの状況を示す概略図である。各ブロックは、m個(mは1以上の整数)のページを有する。コンテンツ1のコンテンツデータは、ブロック1の全ページと、ブロック2のページ1〜12とに書き込まれている。コンテンツ2のコンテンツデータは、ブロック2のページ13〜mと、ブロック3の全ページと、ブロック4のページ1〜28とに書き込まれている。コンテンツ3のコンテンツデータは、ブロック4のページ29〜mと、ブロック5の全ページと、ブロック6のページ1〜40とに書き込まれている。ブロック6のページ41〜mは、ブロック6の空きページである。ブロック7及びブロック8は、コンテンツデータの書き込みが行われていない未使用のブロックである。
符号401、402及び403は、符号300が示す書き込み状況におけるブロック管理情報を示す。コンテンツ1のコンテンツデータはブロック1及びブロック2の2つのブロックに書き込まれている。そのため、コンテンツ1のブロック管理情報401は、ブロック情報1及びブロック情報2の2つのブロック情報を有する。そして、各ブロック情報には、コンテンツデータが書き込まれた“ブロック1”と、“ブロック2”との値が記録される。また、ブロック管理情報401は、ブロック情報1及び2にそれぞれ対応するページ情報1及び2を有する。ブロック1は、全ページにコンテンツデータを記憶しているため、ページ情報1には“Full”の値が記録されている。ブロック2は、ページ1〜mにコンテンツデータを記憶しているため、ページ情報2には“1−12”の値が記録される。
同様に、コンテンツ2のブロック管理情報402は、ブロック情報1〜3及びページ情報1〜3を有する。ブロック情報1には“ブロック2”の値が記録される。ブロック情報2には“ブロック3”の値が記録される。ブロック情報3には“ブロック4”の値が記録される。ページ情報1には“13−m”の値が記録される。ページ情報2には“Full”の値が記録される。ページ情報3には“1−28”の値が記録される。
同様に、コンテンツ3のブロック管理情報403は、ブロック情報1〜3及びページ情報1〜3を有する。ブロック情報1には“ブロック4”の値が記録される。ブロック情報2には“ブロック5”の値が記録される。ブロック情報3には“ブロック6”の値が記録される。ページ情報1には“29−m”の値が記録される。同様に、ページ情報2には“Full”の値が記録される。ページ情報3には“1−40”の値が記録される。
また、コンテンツ情報管理部327は、コンテンツと記憶領域との対応を図5に示されるようなコンテンツ情報で管理することに加えて、ブロックごとの使用状況をブロック使用情報で管理する。
図6は、ブロック使用情報の具体例を示す図である。
ブロック使用情報は、ブロック内のページにおける書き込み済みのページ数及び使用中のページ数と、そのブロック内に記録されたコンテンツの識別情報とを、ブロックごとに保持する情報である。図6は、映像情報メモリ326がK個のブロック(ブロック1〜ブロックK)を持つ場合のブロック使用情報の例である。ブロック使用情報は、ブロックごとに、書き込み済みのページ数、使用中のページ数、使用中のページに記録されているコンテンツの識別情報(コンテンツID)を保持する。図6の例は、ブロック1の書き込み済みページ数が20であり、使用中のページ数が5であり、使用中のページ数に記録されているコンテンツのコンテンツIDが、7、14、20、21、37であることを示している。
ここで、書き込み済みのページ数と、使用中ページ数とが異なるのは、書き込み済みのページには、削除済みのページが含まれているためである。削除済みのページとは、削除されたデータを保持するページのことである。NANDメモリの場合、空きページとして管理されるデータ書き込みが可能なページにデータの書き込みが行われる。そのため、削除済みのページは、空きページとなるまで再利用されない。この削除済みページは、データの消去が行われることにより空きページとなる。上述したとおり、NANDメモリでは、データの消去が行われる単位はブロック単位である。そのため、ブロック単位のデータの消去は全てのページが削除済みのページ又は空きページのいずれかの状態にならないと実行されない。図6の例の場合、ブロック1には20−5=15個の削除済みのページが存在することが分かる。また、この場合、ブロック1が有するページ数を30とすれば、ブロック1には30−20=10個の空きページが存在することが分かる。
図7は、メモリ定期処理におけるデータの複製の概要を示す概略図である。
図7において、符号500−1、符号500−2、符号510−1及び符号510−2は、それぞれメモリのブロックを表す。ブロック500−1及び510−1は、メモリ定期処理が実行される前のブロックである。ブロック500−1はメモリ定期処理の対象として選択されたデータの複製元のブロックである。ブロック510−1は複製先として選択されたブロックである。また、ブロック500−2及び510−2は、メモリ定期処理が実行された後のブロックである。ブロック500−2は、メモリ定期処理が実行された後のブロック500−1を表す。同様に、ブロック510−2は、メモリ定期処理が実行された後のブロック510−1を表す。以下、説明の便宜のため、特に区別しない限りブロック500−1、500−2をブロック500と記載する。同様に、ブロック510−1及び510−2をブロック510と記載する。
図7の例では、ブロック500及び510は、アドレス方向に連続するページ1〜ページ14をそれぞれ有する。メモリ定期処理の実行前には、ブロック500は、コンテンツ1をページ1に、コンテンツ2をページ4及び5に、コンテンツ3をページ7に、コンテンツ4をページ10に記憶している。また、コンテンツデータが記憶されたページ以外のページは、削除済みのページ又は空きページである。
このように、メモリ定期処理の実行前では、ブロック500は、各コンテンツのコンテンツデータを不連続に記憶している。
また、メモリ定期処理の実行前には、ブロック510は、コンテンツ11〜16のコンテンツデータを連続するページ1〜ページ8に記憶している。このようにメモリ定期処理では、データを保持するページが断片化していない、又は断片化の程度が小さいブロックが複製先として選択される。
メモリ定期処理の実行により、ブロック500−1に記憶されたデータは、ブロック510−1の空きページに複製される。その結果、ブロック500−1及びブロック510−1は、メモリ定期処理の実行により、それぞれ、ブロック500−2及びブロック510−2の状態となる。メモリ定期処理の実行後は、ブロック500−1が有する全てのページが空きページ(500−2)となり、ブロック500−2は再利用可能となる。
図8は、メモリ定期処理部330の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
メモリ定期処理部330は、状態情報記憶部331、状態管理部332及び実行部333を備える。メモリ定期処理部330は、状態情報記憶部331として、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を備える。なお、状態情報記憶部331は、メモリ定期処理部330が備える記憶装置以外の記憶装置を用いて構成されてもよい。例えば、状態情報記憶部331は、映像情報メモリ326又はコンテンツ情報メモリ329の所定の領域を用いて構成されてもよい。
状態情報記憶部331は、状態情報を保持する状態情報テーブルを記憶する。状態情報は、コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を示す情報である。
図9は、状態情報テーブルの具体例を示す図である。
状態情報テーブルは、チャネルIDごとに状態情報レコードを有する。状態情報レコードは、チャネルID、再生状態及び収録状態の各値を有する。チャネルIDは、チャネルの識別情報である。再生状態は、チャネルIDが示すチャネルについて、コンテンツの再生に関する状態を示す情報である。例えば、再生状態の値には、“再生中”、“再生要求”又は“待機中”のいずれかの値が保持される。ここで、“再生要求”が示す状態は、制御部10によってコンテンツの再生指示がなされ、これからコンテンツの再生が開始されようとしている状態を表す。また、“待機中”が示す状態は、当該チャネルにおけるコンテンツの再生に関する状態が“再生中”及び“再生要求”のいずれでもなく、アイドル状態であることを表す。
収録状態は、チャネルIDが示すチャネルについて、コンテンツの収録に関する状態を示す情報である。例えば、収録状態の値には、“収録中”、“収録要求”又は“待機中”のいずれかの値が保持される。ここで、“収録要求”が示す状態は、制御部10によってコンテンツの収録指示がなされ、これからコンテンツの収録が開始されようとしている状態を表す。また、“待機中”が示す状態は、当該チャネルにおけるコンテンツの収録に関する状態が“収録中”及び“収録要求”のいずれでもなく、アイドル状態であることを表す。
状態情報レコードは、状態管理部332によって状態情報テーブルに登録され、各チャネルの状態の遷移に応じて状態管理部332により更新される。
状態管理部332(状態監視部)は、コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を管理する。状態管理部332は、制御情報送受信部322から制御情報を取得する。状態管理部332は、制御情報に基づいて各チャネルの状態を判断する。状態管理部332は、判断された各チャネルの状態に基づいて状態情報レコードを生成し、状態情報テーブルに登録する。
実行部333は、状態情報に基づいて定期メモリ処理を実行する。具体的には、実行部333は、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記メンテナンス処理を開始しない。コンテンツの収録又は再生にリソースが割り当てられている状態とは、具体的には、複数のチャネルのいずれかが、再生中、収録中、再生開始前又は収録開始前のいずれかの状態にある場合である。また、実行部333は、メンテナンス処理の実行中であり、かつ複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、実行中のメモリ定期処理を停止又は中断させる。また、実行部333は、全てのチャネルにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられていない場合、メモリ定期処理を開始する。また、この場合、実行部333は、中断されたメモリ定期処理を再開させてもよい。コンテンツの収録又は再生にリソースが割り当てられていない場合とは、具体的には、チャネルが待機中の状態にある場合である。
図10は、メモリ最適化処理の流れを示すフローチャートである。
メモリ最適化処理は、未使用のページが多く存在するブロックについて、使用中のページのデータを他のブロックに複製することによって、メモリの使用効率の向上やアクセス効率の向上を目的とした処理である。
まず、実行部333は、映像情報メモリ326についてブロックの空き容量を算出する(ステップS101)。このとき、実行部333は、コンテンツ情報管理部327からブロック使用情報を取得する。実行部333は、ブロック使用情報から書き込み済みのページ数を取得する。実行部333は、ブロック全体の容量から書き込み済みのページの容量を減算することによってブロックの空き容量を算出する。
次に、実行部333は、算出した空き容量が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS102)。空き容量が所定の閾値以下である場合(ステップS102−YES)、実行部333は、メモリ最適化処理の対象となるブロックが存在するか否かを判定する(ステップS103)。このとき、実行部333は、ブロック使用情報を参照し、削除済みのページを有するブロックを抽出する。実行部333は、抽出されたブロックの中から、各ブロックが有する削除済みのページ数に基づいて処理対象となるブロックを選択する(ステップS104)。例えば、実行部333は、削除済みのページ数が所定の閾値以上であるブロックを処理対象のブロックとして決定してもよいし、削除済みのページ数の多い順に抽出される所定の数のブロックを処理対象のブロックとして決定してもよい。実行部333は、処理対象として決定されたブロックについて、削除済みのページ数が多い順にメモリ最適化処理の実行対象とするブロックを選択する。
次に、実行部333は、実行対象のブロックが有する使用中のページに記憶されたデータの複製先となるブロックを決定する(ステップS105)。このとき、実行部333は、ブロック使用情報に基づいて、空きページを有し、かつ削除済みのページが少ないブロックの順に、複製先となるブロックを決定する。実行部333は、実行対象のブロックが有する使用中のページに記憶されたデータを、複製先として決定されたブロックの空きページに複製する(ステップS106)。データの複製が完了すると、実行部333は、複製元のページを削除済みとして管理するようにコンテンツ情報管理部327に指示する。さらに、データの複製により、実行対象のブロックの全てのページが削除済みのページ又は空ページとなった場合、実行部333は、実行対象のブロックについてデータの消去を行うようコンテンツ情報管理部327に指示する。
次に、実行部333は、処理対象の全ブロックについてメモリの複製処理を行ったか否かを判定する(ステップS107)。処理対象のブロックのうちメモリの複製処理を行っていないブロックが存在する場合(ステップS107−NO)、実行部333は、処理対象のブロックのうちの未処理のブロックから次の実行対象とするブロックを選択する(ステップS108)。そして、実行部333は、ステップS105に戻り、次の実行対象として選択されたブロックについてメモリの複製処理を実行する。
一方、ステップS107において、処理対象の全ブロックについてメモリの複製処理を行った場合(ステップS107−YES)、実行部333は、メモリ最適化処理を終了する。
図11は、メモリ再配置処理の流れを示すフローチャートである。
メモリ再配置処理は、データの削除回数を均一化することにより、メモリを長寿命化することを目的とした処理である。なお、図11では、図10と同様の処理については図10と同じ符号を付すことによって説明を省略する。
まず、実行部333は、映像情報メモリ326について各ブロックの使用中のページにデータが書き込まれた時点からの経過時間を算出する(ステップS201)。このとき、実行部333は、コンテンツ情報管理部327からコンテンツ情報を取得する。実行部333は、コンテンツ情報に含まれる基本部の情報に基づいて、コンテンツが収録された時刻を取得する。実行部333は、コンテンツが収録された時刻と現在時刻とからコンテンツが収録された時刻からの経過時間を算出する。
次に、実行部333は、算出した経過時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。経過時間が所定の閾値以上である場合(ステップS202−YES)、実行部333は、経過時間が所定の閾値以上であるページを持つブロックをデータ複製の処理対象として判断する(ステップS103)。実行部333は、処理対象のブロックについてステップS104〜S108のステップを実行し、メモリの複製処理を実行する。
NANDメモリの場合、データが削除される単位はブロック単位である。そのため、メモリ再配置処理では、書き込み後所定時間を経過したページに記憶されたデータが他のブロックの未使用のページに複製される。そして、複製元のブロックのデータが消去される。このようなメモリ再配置処理によって、長期間保持されるデータが再配置され、データの削除回数が均一化される。
図12は、第1のメモリ定期読み出し処理の流れを示すフローチャートである。
メモリ定期読み出し処理は、使用中のページに定期的にアクセスすることによって、データの信頼性を確保することを目的とした処理である。なお、図12では、図10と同様の処理については図10と同じ符号を付すことによって説明を省略する。
まず、実行部333は、所定のタイミングが到来するごとに各ブロックの使用中のページに書き込まれたデータを読み出す。このとき、実行部333は、コンテンツ情報管理部327からコンテンツ情報を取得する。実行部333は、ブロック使用情報に基づいて、使用中のページを識別する。実行部333は、当該ブロックからのデータの読み出しにおいて発生したビットエラーの総数を算出する(ステップS301)。なお、ビットエラーの発生を検出は、どのような方法で行われてもよい。例えば、ビットエラーは、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号を用いて検出されてもよいし、チェックサムを照合することにより検出されてもよい。
次に、実行部333は、算出したビットエラーの総数が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS302)。ビットエラーの総数が所定の閾値以上である場合(ステップS302−YES)、実行部333は、ビットエラーの総数が所定の閾値以上であるページを持つブロックをデータ複製の処理対象として判断する(ステップS103)。実行部333は、処理対象のブロックについてステップS104〜S108のステップを実行し、メモリの複製処理を実行する。
このように、第1のメモリ定期読み出し処理では、読み出し時に所定量以上のビットエラーが発生したページについて、そのページに記憶されたデータが他のブロックの未使用のページに複製される。そして、複製元のページは、以降書き込み不可のページとして管理される。このようなメモリ定期読み出し処理によって、データが常にアクセス可能な状態に維持され、データの信頼性が確保される。
図13は、第2のメモリ定期読み出し処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図13では、図10と同様の処理については図10と同じ符号を付すことによって説明を省略する。
まず、実行部333は、所定のタイミングが到来するごとに各ブロックの使用中のページに書き込まれたデータを読み出す。このとき、実行部333は、コンテンツ情報管理部327からコンテンツ情報を取得する。実行部333は、ブロック使用情報に基づいて、使用中のページを識別する。実行部333は、当該ブロックからのデータの読み出しにおいて、読み出しにかかった応答時間を計測する(ステップS401)。
次に、実行部333は、計測された応答時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS402)。応答時間が所定の閾値以上である場合(ステップS402−YES)、実行部333は、応答時間が所定の閾値以上であるページを持つブロックをデータ複製の処理対象として判断する(ステップS103)。実行部333は、処理対象のブロックについてステップS104〜S108のステップを実行し、メモリの複製処理を実行する。
このように、第2のメモリ定期読み出し処理では、読み出し時に所定時間以上の遅延が発生したページについて、そのページに記憶されたデータが他のブロックの未使用のページに複製される。そして、複製元のページは、以降書き込み不可のページとして管理される。このようなメモリ定期読み出し処理によって、データが常にアクセス可能な状態に維持され、データの信頼性が確保される。
図14は、第1の実施形態の映像収録再生装置1がメモリ定期処理の実行を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、実行部333は、状態情報に基づいて各チャネルの収録及び再生に関する状態を判断する。具体的には、実行部333は、状態情報テーブルを参照し、再生状態の値に“再生中”の値を持つ状態情報レコードが存在するか否かを判定する(ステップS501)。再生状態の値に“再生中”の値を持つ状態情報レコードが存在しない場合(ステップS501−NO)、実行部333は、状態情報テーブルを参照し、再生状態の値に“再生要求”の値を持つ状態情報レコードが存在するか否かを判定する(ステップS502)。再生状態の値に“再生要求”の値を持つ状態情報レコードが存在しない場合(ステップS502−NO)、収録状態の値に“収録中”の値を持つ状態情報レコードが存在するか否かを判定する(ステップS503)。収録状態の値に“収録中”の値を持つ状態情報レコードが存在しない場合(ステップS503−NO)、実行部333は、状態情報テーブルを参照し、収録状態の値に“収録要求”の値を持つ状態情報レコードが存在するか否かを判定する(ステップS504)。収録状態の値に“収録要求”の値を持つ状態情報レコードが存在しない場合(ステップS504−NO)、実行部333は、メモリ定期処理を実行する(ステップS505)。このとき、実行部333は、新規のメモリ定期処理を開始してもよいし、過去に中断されたメモリ定期処理を再開させてもよい。
一方、ステップS501において、再生状態の値に“再生中”の値を持つ状態情報レコードが存在した場合(ステップS501−YES)、又はステップS502において、再生状態の値に“再生要求”の値を持つ状態情報レコードが存在した場合(ステップS502−YES)、又はステップS503において、収録状態の値に“収録中”の値を持つ状態情報レコードが存在した場合(ステップS503−YES)、又はステップS504において、収録状態の値に“収録要求”の値を持つ状態情報レコードが存在した場合(ステップS504−YES)、実行部333は、メモリ定期処理が実行中であるか否かを判定する(ステップS506)。メモリ定期処理が実行中である場合(ステップS506−YES)、実行部333は、実行中のメモリ定期処理を停止又は中断させる(ステップS507)。実行中のメモリ定期処理を中断させる場合、実行部333は、メモリ定期処理の再開に必要となる情報を保存する。一方、メモリ定期処理が実行中でない場合(ステップS506−NO)、実行部333は処理を終了する。
このように構成された第1の実施形態の映像収録再生装置1は、コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態に基づいてメモリ定期処理を実行する。このようなメモリ定期処理の実行の制御により、映像収録再生装置1は、コンテンツの収録又は再生に影響を与えずにメモリ定期処理を実行することが可能となる。
(第2の実施形態)
図15は、第2の実施形態の映像収録再生装置1aの機能構成を示す機能ブロック図である。
映像収録再生装置1aは、記憶部30に代えて記憶部30aを備える点で第1の実施形態の映像収録再生装置1と異なる。映像収録再生装置1aの他の機能部は、第1の実施形態の映像収録再生装置1と同様である。映像収録再生装置1aの他の機能部には、第1の実施形態の映像収録再生装置1と同じ符号を付すことにより、他の同様の機能部についての説明を省略する。
図16は、記憶部30aの機能構成を示す機能ブロック図である。
記憶部30aは、メモリ定期処理部330に代えてメモリ定期処理部330aを備える点で記憶部30と異なる。記憶部30aの他の機能部は、記憶部30と同様である。記憶部30aの他の機能部には、記憶部30と同じ符号を付すことにより、他の同様の機能部についての説明を省略する。
図17は、メモリ定期処理部330aの詳細な構成を示す機能ブロック図である。
メモリ定期処理部330aは、実行部333に代えて実行部333aを備える点、リソース情報記憶部334をさらに備える点でメモリ定期処理部330と異なる。メモリ定期処理部330aの他の機能部は、メモリ定期処理部330と同様である。メモリ定期処理部330aの他の機能部には、メモリ定期処理部330と同じ符号を付すことにより、他の同様の機能部についての説明を省略する。
リソース情報記憶部334は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。リソース情報記憶部334は、リソース情報を保持するリソース情報テーブルを記憶する。リソース情報は、映像収録再生装置1aにおいて実行される処理について、各処理の実行に必要となるリソースを示す情報である。
図18は、リソース情報テーブルの具体例を示す図である。
リソース情報テーブルは、処理種別ごとにリソース情報レコードを有する。リソース情報レコードは、処理種別及び必要リソース情報の各値を有する。処理種別は、映像収録再生装置1aにおいて実行される処理の種別を示す。図18の例の場合、処理種別の値として、再生処理、収録処理、メモリ最適化処理、メモリ再配置処理、第1のメモリ定期読み出し処理及び第2のメモリ定期読み出し処理が登録されている。必要リソース情報は、処理種別が示す処理の実行に必要となるリソースを示す情報である。例えば、必要リソース情報は、メモリ定期処理の実行により消費されるCPUリソースや、メモリ容量などで表される。
ここで、コンテンツの再生及び収録に必要となる必要リソース情報は、1つのチャネルで再生又は収録を行う場合に必要となるリソースを示す。リソース情報レコードは、予め映像収録再生装置1aの管理者によって、予めリソース情報記憶部334に登録される。
本実施形態では、説明を簡単にするために、必要リソース情報は、映像収録再生装置1aで使用可能なリソースの全体を100とした場合に、各処理の実行に必要なリソースを表す数値として表されるものと仮定する。例えば、図18の例は、1つのチャネルで実行される再生処理には、15のリソースが必要であることを示している。同様に、図17の例は、1つのチャネルで実行される収録処理には20のリソースが、メモリ最適化処理には10のリソースが、メモリ再配置処理には15のリソースが、第1のメモリ定期読み出し処理には5のリソースが、第2のメモリ定期読み出し処理には5のリソースが、それぞれ必要であることを示している。
図16の説明に戻る。
実行部333aは、コンテンツの再生又は収録に必要となるリソースと、メンテナンス処理に必要なリソースとの合計が、自装置において使用可能なリソースを越えない範囲でメンテナンス処理を実行する。
図19は、第2の実施形態の映像収録再生装置1aがメモリ定期処理の実行を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、実行部333aは、状態情報に基づいてコンテンツの再生に必要となるチャネル数を取得する(ステップS601)。具体的には、実行部333aは、状態情報テーブルを参照し、再生状態の値に“再生中”又は“再生要求”の値を持つ状態情報レコードを計数する。また、実行部333aは、状態情報に基づいてコンテンツの収録に必要となるチャネル数を取得する(ステップS602)。具体的には、実行部333aは、状態情報テーブルを参照し、収録状態の値に“収録中”又は“収録要求”の値を持つ状態情報レコードを計数する。
次に、実行部333aは、取得したチャネル数に基づいて、コンテンツの再生及び収録に必要となるリソースを算出する(ステップS603)。具体的には、実行部333aは、リソース情報テーブルを参照し、1つのチャネルにおけるコンテンツの再生及び収録に必要となる必要リソース情報の値を取得する。実行部333aは、取得したチャネル数及び必要リソース情報から、コンテンツの再生及び収録に必要となるリソースを算出する。例えば、コンテンツの再生及び収録に必要となるリソースは、次の式で算出される。
コンテンツの再生及び収録に必要となるリソース=(コンテンツの再生に必要となるチャネル数)×再生処理の必要リソース+(コンテンツの収録に必要となるチャネル数)×収録処理の必要リソース
次に、実行部333aは、映像収録再生装置1aの空きリソースを算出する(ステップS604)。具体的には、実行部333aは、映像収録再生装置1aで使用可能なリソースの全体から、ステップS603において算出したコンテンツの再生及び収録に必要となるリソースを減算した値を空きリソースとして算出する。
次に、実行部333aは、メモリ定期処理が実行中であるか否かを判定する(ステップS605)。実行部333aは、メモリ定期処理が実行中である場合(ステップS605−YES)、実行中のメモリ定期処理の必要リソースの総和が空きリソースを越えているか否かを判定する(ステップS606)。実行中のメモリ定期処理の必要リソースの総和が空きリソースを越えている場合(ステップS606−YES)、実行部333aは、実行中のメモリ定期処理を停止又は中断させる(ステップS607)。実行中のメモリ定期処理を中断させる場合、実行部333aは、メモリ定期処理の再開に必要となる情報を保存する。
一方、ステップS605において、メモリ定期処理が実行中でない場合(ステップS605−NO)、又はステップS606において、実行中のメモリ定期処理の必要リソースの総和が空きリソースを越えていない場合(ステップS606−NO)、実行部333aは、実行可能なメモリ定期処理があるか否かを判定する(ステップS608)。具体的には、実行部333aは、リソース情報テーブルを参照し、空きリソースより少ないリソースで実行可能なメモリ定期処理を選択する。実行可能なメモリ定期処理がある場合(ステップS608−YES)、実行部333aは、選択されたメモリ定期処理を実行する(ステップS609)。一方、実行可能なメモリ定期処理がない場合(ステップS608−NO)、実行部333aは、処理を終了する。
このように構成された第2の実施形態の映像収録再生装置1aは、自装置におけるコンテンツの再生及び収録の状況に応じて、空きリソースの範囲内でメモリ定期処理を実行する。この機能により、映像収録再生装置1aは、自装置のリソースを有効に活用することが可能となる。
以下、実施形態の映像収録再生装置1aの変形例について説明する。
映像収録再生装置1aは、映像収録再生装置1の全ての機能部を備える装置として構成されてもよい。この場合、映像収録再生装置1aは、メモリ定期処理の実行の制御を実行部333が行う第1のモードと、実行部333aが行う第2のモードとのいずれかのモードで動作するように構成されてもよい。第1の方法は、コンテンツの再生又は収録が実行されていないときに、メモリ定期処理を実行する方法である。第2の方法は、空きリソースの範囲内でメモリ定期処理を実行する方法である。
また、映像収録再生装置1aは、各メモリ定期処理のうち、実行するメモリ定期処理を設定により変更可能なように構成されてもよい。例えば、映像収録再生装置1aは、次の図20の例のような設定画面を提供することによって、実行するメモリ定期処理の設定や動作モードの設定の入力を受け付けるように構成されてもよい。
図20は、設定画面の具体例を示す図である。
図20の例の設定画面600は、動作モード設定領域601及びメモリ定期処理設定領域602を備える。動作モード設定領域601は、映像収録再生装置1aの動作モードの設定が入力される領域である。動作モード設定領域601には、動作モードの種別と、各動作モードの設定値とが表示される。映像収録再生装置1aの管理者は、各動作モードの設定値にON又はOFFの値を入力することによって、動作モードの設定を行う。動作モードの設定値は、第1のモード及び第2のモードのいずれかのモードがONとなるように設定される。
メモリ定期処理設定領域602は、映像収録再生装置1aが実行するメモリ定期処理の設定が入力される領域である。メモリ定期処理設定領域602には、メモリ定期処理の種別と、各メモリ定期種別の設定値とが表示される。映像収録再生装置1aの管理者は、各メモリ定期処理の設定値にON又はOFFの値を入力することによって、メモリ定期処理の設定を行う。
映像収録再生装置1aが設定画面600を提供することによって、管理者は、映像収録再生装置1aの使用状況に応じて、映像収録再生装置1aの動作を設定することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、自装置におけるコンテンツの再生及び収録の状況に応じてメモリ定期処理を実行する実行部を持つことにより、コンテンツの収録又は再生に影響を与えずにメモリ定期処理を実行することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1a…映像収録再生装置,2…映像取得装置,3…再生装置,4…ノンリニア編集機,5…操作端末,6…映像確認用モニタ,7…放送設備,8…記録メディア,10…制御部,20…収録出力部,30、30a…記憶部,31…メモリコントローラ部,311…映像情報入力部,312…映像情報出力部,32…メモリ部,321…映像情報送受信部,322…制御情報送受信部,323…コンテンツ制御部,324…映像情報管理部,325…映像情報保存部,326…映像情報メモリ,327…コンテンツ情報管理部,328…コンテンツ情報保存部,329…コンテンツ情報メモリ,330、330a…メモリ定期処理部,331…状態情報記憶部,332…状態管理部,333、333a…実行部,334…リソース情報記憶部,40…再生部,50…伝送部

Claims (28)

  1. 複数のチャネルでコンテンツの収録及び再生を行う収録再生部と、
    前記コンテンツの映像データを記憶する記憶部と、
    前記コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を監視する状態監視部と、
    前記各チャネルの状態に基づいて、前記記憶部を効率的に使用するためのメンテナンス処理を実行する実行部と、
    を備える映像収録再生装置。
  2. 前記実行部は、複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記メンテナンス処理を開始しない、
    請求項1に記載の映像収録再生装置。
  3. 前記実行部は、前記メンテナンス処理の実行中であり、かつ複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記実行中のメンテナンス処理を停止又は中断させる、
    請求項1に記載の映像収録再生装置。
  4. 前記実行部は、中断された前記メンテナンス処理が存在し、全てのチャネルにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられていない場合、中断された前記メンテナンス処理を再開させる、
    請求項3に記載の映像収録再生装置。
  5. 前記実行部は、前記複数のチャネルにおけるコンテンツの再生又は収録に必要となるリソースと、前記メンテナンス処理に必要なリソースとの合計が、自装置において使用可能なリソースを越えない範囲で前記メンテナンス処理を実行する、
    請求項1に記載の映像収録再生装置。
  6. 前記記憶部は、NAND型フラッシュメモリを用いて構成される、
    請求項1に記載の映像収録再生装置。
  7. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、前記記憶部の空き容量が所定の閾値以下である場合、未使用のページと使用中のページとを含むブロックについて、使用中のページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元の前記ブロックのデータを消去するメモリ最適化処理を実行する、
    請求項6に記載の映像収録再生装置。
  8. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、書き込み後所定時間を経過したページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元の前記ブロックのデータを消去するメモリ再配置処理を実行する、
    請求項6に記載の映像収録再生装置。
  9. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、使用中のページから定期的にデータを読み出し、読み出し時に所定量以上のビットエラーが発生した場合、前記ページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元のページを書き込み不可のページとするメンテナンス読み出し処理を実行する、
    請求項6に記載の映像収録再生装置。
  10. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、使用中のページから定期的にデータを読み出し、読み出し時に所定時間以上の遅延が発生した場合、前記ページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元のページを書き込み不可のページとするメンテナンス読み出し処理を実行する、
    請求項6に記載の映像収録再生装置。
  11. コンテンツの映像データを記憶する記憶部を備える映像収録再生装置が行う記憶媒体管理方法であって、
    複数のチャネルで前記コンテンツの収録及び再生を行う収録再生ステップと、
    前記コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を監視する状態監視ステップと、
    前記各チャネルの状態に基づいて、前記記憶部を効率的に使用するためのメンテナンス処理を実行する実行ステップと、
    を有する記憶媒体管理方法。
  12. 前記実行ステップでは、複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記メンテナンス処理を開始しない、
    請求項11に記載の記憶媒体管理方法。
  13. 前記実行部において、前記メンテナンス処理の実行中であり、かつ複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記実行中のメンテナンス処理を停止又は中断させる、
    請求項11に記載の記憶媒体管理方法。
  14. 前記実行ステップにおいて、中断された前記メンテナンス処理が存在し、全てのチャネルにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられていない場合、中断された前記メンテナンス処理を再開させる、
    請求項13に記載の記憶媒体管理方法。
  15. 前記実行ステップにおいて、前記複数のチャネルにおけるコンテンツの再生又は収録に必要となるリソースと、前記メンテナンス処理に必要なリソースとの合計が、自装置において使用可能なリソースを越えない範囲で前記メンテナンス処理を実行する、
    請求項11に記載の記憶媒体管理方法。
  16. 前記記憶部が、NAND型フラッシュメモリを用いて構成される場合、
    前記実行ステップは、前記メンテナンス処理において、前記記憶部の空き容量が所定の閾値以下である場合、未使用のページと使用中のページとを含むブロックについて、使用中のページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元の前記ブロックのデータを消去するメモリ最適化処理を実行するステップを有する、
    請求項11に記載の記憶媒体管理方法。
  17. 前記実行ステップは、前記メンテナンス処理において、書き込み後所定時間を経過したページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元の前記ブロックのデータを消去するメモリ再配置処理を実行するステップを有する、
    請求項16に記載の記憶媒体管理方法。
  18. 前記実行ステップは、前記メンテナンス処理において、使用中のページから定期的にデータを読み出し、読み出し時に所定量以上のビットエラーが発生した場合、前記ページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元のページを書き込み不可のページとするメンテナンス読み出し処理を実行するステップを有する、
    請求項16に記載の記憶媒体管理方法。
  19. 前記実行ステップは、前記メンテナンス処理において、使用中のページから定期的にデータを読み出し、読み出し時に所定時間以上の遅延が発生した場合、前記ページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元のページを書き込み不可のページとするメンテナンス読み出し処理を実行するステップを有する、
    請求項16に記載の記憶媒体管理方法。
  20. 複数のチャネルでコンテンツの収録及び再生を行う収録再生部と、
    前記コンテンツの映像データを記憶する記憶部と、
    前記コンテンツの収録及び再生に関する各チャネルの状態を監視する状態監視部と、
    前記各チャネルの状態に基づいて、前記記憶部を効率的に使用するためのメンテナンス処理を実行する実行部と、
    を備える映像収録再生装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  21. 前記実行部は、複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記メンテナンス処理を開始しない、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項20に記載のコンピュータプログラム。
  22. 前記実行部は、前記メンテナンス処理の実行中であり、かつ複数のチャネルのいずれかにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられている場合、前記実行中のメンテナンス処理を停止又は中断させる、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項20に記載のコンピュータプログラム。
  23. 前記実行部は、中断された前記メンテナンス処理が存在し、全てのチャネルにおいて、コンテンツの収録又は再生に自装置のリソースが割り当てられていない場合、中断された前記メンテナンス処理を再開させる、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  24. 前記実行部は、前記複数のチャネルにおけるコンテンツの再生又は収録に必要となるリソースと、前記メンテナンス処理に必要なリソースとの合計が、自装置において使用可能なリソースを越えない範囲で前記メンテナンス処理を実行する、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項20に記載のコンピュータプログラム。
  25. 前記記憶部が、NAND型フラッシュメモリを用いて構成される場合、
    前記メンテナンス処理において、前記実行部は、前記記憶部の空き容量が所定の閾値以下である場合、未使用のページと使用中のページとを含むブロックについて、使用中のページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元の前記ブロックのデータを消去するメモリ最適化処理を実行する、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項20に記載のコンピュータプログラム。
  26. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、書き込み後所定時間を経過したページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元の前記ブロックのデータを消去するメモリ再配置処理を実行する、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項25に記載のコンピュータプログラム。
  27. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、使用中のページから定期的にデータを読み出し、読み出し時に所定量以上のビットエラーが発生した場合、前記ページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元のページを書き込み不可のページとするメンテナンス読み出し処理を実行する、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項25に記載のコンピュータプログラム。
  28. 前記メンテナンス処理において、前記実行部は、使用中のページから定期的にデータを読み出し、読み出し時に所定時間以上の遅延が発生した場合、前記ページに記憶されたデータを他のブロックの未使用のページに複製し、複製元のページを書き込み不可のページとするメンテナンス読み出し処理を実行する、
    映像収録再生装置としてコンピュータを機能させるための、請求項25に記載のコンピュータプログラム。
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