JP6465987B2 - 空気調和装置および空気調和制御方法 - Google Patents

空気調和装置および空気調和制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、室内の空気を暖める暖房、および水を加熱する給湯を同時に実行することができる空気調和装置および空気調和制御方法に関し、特に、暖房時の吹出空気温度を高くする手法に関するものである。
室内空気を暖める暖房運転、および給湯用途として貯湯タンクへの蓄熱を行う給湯運転を同時に行うヒートポンプ熱源システムが、従来から存在する。このような従来のヒートポンプ熱源システムでは、暖房と給湯を1つのシステムにて行うことができる。このため、別々のシステムで構築する場合と比較して、設置スペースを小さくすることができる。この結果、設置制約の大きい物件に対しても、暖房と給湯の両方を備えるシステムを提供することが可能となる。
特開2014―109430号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1では、1つのヒートポンプ熱源機に対して、暖房熱媒体による暖房と、湯水による給湯とを同時に行うことができるシステムにおいて、暖房時の熱効率を高くする手法として、以下の2つが開示されている。
(手法1)暖房熱媒体と湯水の温度差が小さい場合に、同時運転を許可する。
(手法2)暖房熱媒体と湯水との温度差を小さくするように、湯水の流量分配変更制御を行う。
しかしながら、空気を加熱する暖房と、湯水を加熱する給湯の同時運転を行う場合には、湯水の水温が低いと、ヒートポンプ熱源機の冷媒温度が低下し、暖房の加熱能力が低下してしまう。このため、室内に供給される吹出空気温度が低くなる。そして、吹出空気温度の低い風が人体に当たった場合には、冷風感を与えてしまい、快適性を損なってしまう問題がある。従って、低温吹出の風が人体に当たることがないような工夫が必要となる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、室内空気を加熱する暖房と、湯水を加熱する給湯の同時運転を行う場合において、快適性を損なう低温吹出の風が人体に当たることがないように、低凝縮温度から高凝縮温度へ凝縮温度を速やかに立ち上げることができる空気調和装置および空気調和制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、冷媒との熱交換によって水を加熱する水熱交換器と、冷媒との熱交換によって室内空気を加熱する利用側熱交換器と、冷媒の凝縮温度を計測する凝縮温度検出器と、水熱交換器による加熱動作と、利用側熱交換器による加熱動作とを同時実行中において、凝縮温度検出器により計測された凝縮温度が、あらかじめ設定された目標凝縮温度未満である場合には、凝縮温度を目標凝縮温度以上とするように、同時実行を行う際の通常の制御状態とは異なる第1の制御を行い、第1の制御により凝縮温度が目標凝縮温度に到達した場合には、通常の制御状態に段階的に戻すように第2の制御を行うことで、凝縮温度調整制御を実行する制御装置とを備えるものである。
また、本発明に係る空気調和制御方法は、冷媒との熱交換によって水を加熱する水熱交換器と、冷媒との熱交換によって室内空気を加熱する利用側熱交換器と、冷媒の凝縮温度を計測する凝縮温度検出器とを備えた空気調和装置に対して、マイクロコンピュータを有する制御装置により実行される空気調和制御方法であって、制御装置において、水熱交換器による加熱動作と、利用側熱交換器による加熱動作とを同時実行中に、凝縮温度検出器により計測された凝縮温度が、あらかじめ設定された目標凝縮温度未満である場合には、凝縮温度を目標凝縮温度以上とするように、同時実行を行う際の通常の制御状態とは異なる第1の制御を行い、第1の制御により凝縮温度が目標凝縮温度に到達した場合には、通常の制御状態に段階的に戻すように第2の制御を行うことで、凝縮温度調整制御を実行する制御ステップを有し、制御ステップは、水熱交換器の加熱負荷を小さくする第1ステップと、利用側熱交換器の加熱負荷を小さくする第2ステップと、水熱交換器に供給される冷媒の流量を絞るように制御する第3ステップと、利用側熱交換器に供給される冷媒の流量を増やすように制御する第4ステップの少なくとも1つのステップを実行することで、凝縮温度調整制御を実行するものである。
本発明によれば、冷媒温度を暖房に必要な温度以上に維持する制御構成を備えることにより、室内空気を加熱する暖房と、湯水を加熱する給湯の同時運転を行う場合において、快適性を損なう低温吹出の風が人体に当たることがないように、低凝縮温度から高凝縮温度へ凝縮温度を速やかに立ち上げることができる空気調和装置および空気調和制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における空気調和装置の全体構成を示した概略図である。 本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷媒回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の暖房給湯同時運転時において、制御装置で実行される凝縮温度調整制御の一連動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1における凝縮温度調整制御を実施した際の、運転状態変化を示した概略図である。 本発明の実施の形態1における制御装置で実行される減圧機構能力分配調整による凝縮温度調整制御に関する説明図である。 本発明の実施の形態1における制御装置で実行される利用側送風機調整による凝縮温度調整制御に関する説明図である。 本発明の実施の形態1における制御装置で実行される水ポンプ調整による凝縮温度調整制御に関する説明図である。 本発明の実施の形態1に係る制御装置で実行される暖房一時中断による凝縮温度調整制御の一連動作を示したフローチャートである。
以下、本発明の空気調和装置および空気調和制御方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和装置の全体構成を示した概略図である。室外に熱源ユニット301が配置され、室内の1階に分岐ユニット302、利用ユニット303a、温水ユニット304が配置され、室内の2階に利用ユニット303bが設置されている。そして、各ユニットが、図1に示すように、配管により接続されている。
利用ユニット303a,303bは、室内に温風を供給して暖房を行う。また、温水ユニット304は、給湯熱を蓄熱する。なお、図1は、ユニット設置の一例を示したものであり、本発明が適用されるユニット配置は、このような図1に限定されるものではない。例えば、温水ユニット304は、2台以上であってもよく、利用ユニット303a、303bも、1台または3台以上であってもよい。
<機器構成>
図2は、本発明の実施の形態1における空気調和装置100の冷媒回路構成図である。この図2に示した本実施の形態1における空気調和装置100は、蒸気圧縮式のサイクル運転を行うことによって、利用ユニット303a、303bによる暖房指令(暖房ON/OFF)と、温水ユニット304による給湯要求指令(給湯ON/OFF)とを同時に処理することができる。
熱源ユニット301と分岐ユニット302とは、冷媒配管である配管3および配管9を介して接続されている。また、分岐ユニット302と利用ユニット303a,303bとは、冷媒配管である配管4a,4b、および配管7a,7bを介して接続されている。さらに、分岐ユニット302と温水ユニット304とは、冷媒配管である配管10および配管12を介して接続されている。
空気調和装置に用いられる冷媒は、特に限定されない。例えば、R410A、R32などのHFC(Hydro Fluoro Carbon)冷媒、HCFC(Hydro Chloro Fluoro Carbon)冷媒、炭化水素、ヘリウム等の自然冷媒を用いることができる。
熱源ユニット301は、圧縮機1と、四方弁2と、熱源側熱交換器14と、熱源側送風機15と、アキュムレータ16とを備えて構成されている。また、圧力センサ201が圧縮機1の吐出側に設けられており、設置場所の冷媒圧力を計測する。また、温度センサ202が、圧縮機1の吐出側に設けられており、温度センサ212が、熱源側熱交換器14の液側に設けられており、それぞれ、設置場所の冷媒温度を計測する。また、温度センサ207が空気吸込口に設けられており、外気温度を計測する。
分岐ユニット302は、利用側減圧機構8a,8bと、温水側減圧機構13とを備えて構成されている。また、温度センサ203a、203bは、利用ユニット303a、303bのガス側に設けられ、温度センサ206は、温水ユニット304のガス側に設けられており、それぞれの設置場所の冷媒温度を計測する。
利用ユニット303aは、利用側熱交換器5aと、利用側送風機6aとを備えて構成されている。同様に、利用ユニット303bは、利用側熱交換器5bと、利用側送風機6bとを備えて構成されている。利用側送風機6a、6bは、ともに送風量の調整が可能である。そして、利用ユニット303a,303bは、利用側送風機6a、6bの働きにより吸入した室内空気を、利用側熱交換器5a,5bにて冷媒と熱交換させた後に、室内に吹出す。
なお、利用ユニット303a、303bには、温度センサ205a,205bが利用側熱交換器5a,5bの液側に設けられており、それぞれの設置場所の冷媒温度を計測する。また、温度センサ204a,204bが室内空気の吸入口側に設けられており、ユニットに流入する室内空気の温度を計測する。
温水ユニット304は、水熱交換器11と、水側回路とを備えて構成されている。ここで、水側回路は、水ポンプ17と、コイル熱交換器18と、貯湯タンク19とにより構成されており、水媒体が熱交換の媒体として水回路を循環する。水ポンプ17は、回転数がインバータで可変にできるように構成され、水媒体を循環させる。貯湯タンク19は、満水式である。
図2では詳細には示していないが、この貯湯タンク19は、沸きあげられた湯を貯留するとともに、出湯要求に応じてタンク上部より湯が出水し、出水した量だけ、低温の市水がタンク下部より給水される。なお、水媒体として用いられるものは、水あるいは不凍液を混合したブライン等である。
温水ユニット304には、温度センサ208が水熱交換器11の液側に設けられており、この温度センサ208は、設置場所の冷媒温度を計測する。また、温度センサ209が水熱交換器11の下流側に設置され、温度センサ210が水熱交換器11の上流側に設置され、温度センサ211が貯湯タンク19の側面に設置され、それぞれの設置位置の水温を計測する。
次に、水側回路の運転状態について説明する。水ポンプ17により送水された水媒体は、水熱交換器11で冷媒により加熱され、高温となる。そして、高温となった水媒体は、貯湯タンク19内に流入し、コイル熱交換器18にて貯湯水を加熱することで、温度低下する。その後、水媒体は、貯湯タンク19内を経由して水熱交換器11に再送水され、水熱交換器11にて温水となる。このようなプロセスにて、貯湯タンク19に湯が沸き上げられる。
次に、制御装置101による具体的な制御内容について、詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の構成を示すブロック図である。この図3には、本実施の形態1に係る空気調和装置100の制御を行う制御装置101、およびこの制御装置101に対する入力となるセンサ群および出力となるアクチュエータ群との接続構成を示している。なお、図3には示していないが、制御装置101は、リモートコントローラからの指令も読み取ることができる構成となっている。
センサ群とは、各種温度センサ202〜212、および圧力センサ201を含む総称である。また、アクチュエータ群とは、圧縮機1、四方弁2、減圧機構8a、8b、13、送風機6a、6b、15、および水ポンプ17を含む総称である。
制御装置101は、測定部102、演算部103、制御部104、記憶部105を備えて構成されている。
測定部102は、圧力センサ201および各種温度センサ202〜212によって検知された各諸量を読み取る。そして、演算部103は、測定部102を介して読み取られた情報に基づき、制御演算を実行する。そして、制御部104は、演算部103による演算結果に基づく制御動作を実行することにより、アクチュエータ群の制御を行う。
また、制御装置101は、あらかじめ定められた定数、あるいはリモートコントローラから送信される設定値等を記憶する記憶部105を内蔵している。そして、制御部104は、必要に応じて、これらの記憶内容の参照、および書き換えを実施することが可能である。
図2、図3では図示していないが、分岐ユニット302と、利用ユニット303a,303bと、温水ユニット304とは、熱源ユニット301に対して、それぞれ通信線(有線または無線)で接続されている。このような構成を備えることで、制御装置101内の制御部104は、制御動作を分岐ユニット302と、利用ユニット303a,303bと、温水ユニット304のそれぞれに、直接、指令することができる。
上述した測定部102、演算部103、制御部104は、マイクロコンピュータにより構成されており、記憶部105は、半導体メモリなどによって構成されている。
また、図2では、熱源ユニット301に制御装置101を配置した場合を例示しているが、制御装置101の配置場所は、これに限定されない。
また、ユーザーは、リモートコントローラを介して、冷房ON/OFF、暖房ON/OFF、給湯ON/OFFを選択できるとともに、室内設定温度や沸き上げ温度を入力することができる。そして、制御装置101内の制御部104は、ユーザーの操作に基づく設定データを読み取ることができる。
また、演算部103は、測定部102によって読み取られた、貯湯タンク19の壁側面に設置されている温度センサ211の検出温度が、所定値以下(例えば、45℃以下)となった場合には、自動的に給湯ONと判断することができる。
<暖房給湯同時運転モード>
次に、本願の目的である、低凝縮温度から高凝縮温度へ凝縮温度を速やかに立ち上げ、快適性を損なうことのない暖房給湯同時運転モードを実行するための具体的な制御方法について、詳細に説明する。
本実施の形態1における空気調和装置100は、リモートコントローラにて設定された暖房ONおよび給湯ONを、同時に処理することが可能であり、暖房給湯同時運転を実施することができる。以下に、暖房給湯同時運転モードにおける冷媒の流れ状態および各機器の制御方法を説明する。
暖房給湯同時運転モードにおいて、四方弁2は、圧縮機1の吐出側を配管3と接続され、圧縮機1の吸入側を熱源側熱交換器14のガス側に接続される。圧縮機1から吐出した高温・高圧のガス冷媒は、四方弁2を経由して配管3を流れ、配管4a,4bと配管10とに分配される。
配管4a,4bに流れる冷媒は、利用側熱交換器5a,5bに流入し、利用側送風機6a,6bによって供給される室内空気を加熱して、利用側熱交換器5a,5bから流出する。その後、利用側熱交換器5a,5bから流出した冷媒は、配管7a,7bを経由して、利用側減圧機構8a,8bにより減圧され、配管10、12および温水側減圧機構13を通過した冷媒と合流する。
一方、配管10に分配された冷媒は、水熱交換器11に流入し、水ポンプ17によって供給される中間水を加熱する。その後、冷媒は、水熱交換器11から流出し、配管12を経由して、温水側減圧機構13により減圧され、配管4a,4bに分配され、利用側減圧機構8a,8bにより減圧された冷媒と合流する。
合流後の冷媒は、配管9を経由して熱源側熱交換器14に流入し、熱源側送風機15によって供給される室外空気と熱交換を行ない、低圧ガス冷媒となる。熱源側熱交換器14から流出した低圧ガス冷媒は、その後、四方弁2を経由して、アキュムレータ16を通過後、再び圧縮機1に吸入される。
給湯ONの状態では、湯切れ防止を優先して、圧縮機1の運転周波数を最大固定とする。また、熱源側送風機15の回転数は、最大回転数で固定とする。利用側送風機6a、6bの回転数は、利用者によりリモコンで設定入力された指令値に固定され、水ポンプ17の回転数は、所定の回転数に固定される。
利用側減圧機構8a,8bと温水側減圧機構13は、利用ユニット303aの容量、利用ユニット303bの容量、温水ユニット304の容量に基づいて、各ユニットの容量比に応じて、制御装置101によって開度制御される。
例えば、利用ユニット303aが0.5馬力、利用ユニット303bが0.8馬力、温水ユニット304が2馬力の場合、利用側減圧機構8aは、100pulse、利用側減圧機構8bは、160pulse、温水側減圧機構13は、400pulseとして、開度制御される。なお、各ユニットの容量は、記憶部105にあらかじめ記憶されている。
<凝縮温度調整制御>
図4は、本発明の実施の形態1の暖房給湯同時運転時において、制御装置101で実行される凝縮温度調整制御の一連動作を示したフローチャートである。まず始めに、ステップS401において、制御装置101は、暖房ONである暖房指令を受けることで、利用ユニット303a、303bの暖房運転を開始させる。
次に、ステップS402において、制御装置101は、温水ユニット304の運転が開始となるか否かを判定する。そして、制御装置101は、Noと判定した場合には、ステップS402を繰り返し、Yesと判定した場合には、ステップS403に進む。そして、ステップS403において、制御装置101は、所定時間、利用ユニット303a、303bおよび温水ユニット304のそれぞれに関して、そのままの運転を継続する。
そして、ステップS404において、制御装置101は、凝縮温度があらかじめ設定された低凝縮温度以下になったか否かを判断する。ここで、凝縮温度は、圧力センサ201による計測圧力に対応する飽和温度として検出することができる。従って、圧力センサ201は、凝縮温度検出器に相当する。
ただし、凝縮温度の検出は、このような構成に限定されず、例えば、利用側熱交換器5a,5bに温度センサを設置し、その温度センサによる計測温度を凝縮温度の検出値としてもよい。
そして、制御装置101は、凝縮温度が低凝縮温度以下である場合には、ステップS405に進み、凝縮温度調整制御を実施することとなる。一方、制御装置101は、凝縮温度が低凝縮温度以下でない場合には、ステップS406に進み、凝縮温度調整制御を実施することなく、通常運転を継続することとなる。
なお、温水ユニット304は、貯湯タンク19の湯(およそ55℃)がタンク上部より出水されると、タンク下部より市水(およそ10℃)が入水される。そして、市水が温度センサ211の設置高さまで入水し、温度センサ211による計測温度が沸き上げ開始温度(例えば、45℃)以下になると、温水ユニット304の運転がON状態となる。
そのため、給湯開始初期は、水熱交換器11に低温の水が入水し、凝縮温度が急激に低くなる。さらに、凝縮温度が低くなると、利用側熱交換器5a、5bの熱交換量が低下し、吹出温度が低下することとなる。
この結果、低温風が室内に吹出され、人体に低温風が当たることで、快適性が低下する。人体の温度は、およそ36℃程度である。このため、吹出温度は、36℃以上の確保が必要であり、快適性を保つための目標凝縮温度も、同様に36℃以上とする必要がある。この快適性を保つための目標凝縮温度のことを、以下では、暖房時目標凝縮温度と称す。
なお、湯が長時間使われず、タンク放熱によって温度センサ211による計測温度が沸き上げ温度以下となり、温水ユニット304が運転開始となる場合には、比較的高温の湯が水熱交換器11に流入する。このため、凝縮温度は、低下しない。
図5は、本発明の実施の形態1における凝縮温度調整制御を実施した際の、運転状態変化を示した概略図である。横軸は、比エンタルピー(kJ/kg)を示しており、縦軸は、圧力(MPaG)を示している。
本実施の形態1における制御装置101は、凝縮温度調整制御によって、図5に示すように、低凝縮温度から高凝縮温度へ凝縮温度を上げる動作を行う。凝縮温度を上げるための具体的な動作としては、減圧機構能力分配調整、利用側送風機調整、水ポンプ調整、暖房一時中断、暖房運転ON制限、などが挙げられる。
なお、以下では、水ポンプ調整により凝縮温度を上げる動作のことを「水熱交換器加熱負荷調整」あるいは「第1加熱負荷調整」と称し、利用側送風機調整、暖房一時中断により凝縮温度を上げる動作のことを「利用側熱交換器加熱負荷調整」あるいは「第2加熱負荷調整」と称す。
また、凝縮温度調整制御を実行するに当たっては、上述した動作のうちの1つを実行してもよく、必要に応じて、複数の動作を適宜組み合わせて、同時、あるいは適切な順序で実行してもよい。
最初に、制御装置101は、水熱交換器加熱負荷と利用側熱交換器加熱負荷のどちらを小さくするかを決める。どちらを小さくするかについては、インストール工事中に、熱源ユニット301によってあらかじめ設定しておくことができ、ユーザーが設定できるようにしてもよい。
後者であるユーザー設定時には、制御装置101は、暖房優先という設定で水熱交換器加熱負荷を小さくすると判断し、給湯優先という設定で利用側熱交換器加熱負荷を小さくすると判断する。
なお、加熱負荷を小さくしても凝縮温度が暖房時目標凝縮温度まで高くならなかった場合には、制御装置101は、次に、減圧機構能力分配調整を行い、凝縮温度を高くするように、減圧機構を制御する。
ただし、本実施の形態1における凝縮温度調整制御においては、減圧機構能力分配調整を行ってから、加熱負荷を小さくする順序で行うようにしてもよい。
図6は、本発明の実施の形態1における制御装置101で実行される減圧機構能力分配調整による凝縮温度調整制御に関する説明図である。上段は、減圧機構開度(pulse)の時間変化、中段は、凝縮温度(℃)の時間変化、下段は、タンク水温(℃)の時間変化をそれぞれ示している。
制御装置101は、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上になるように、時刻T0において、水熱交換器11側の減圧機構13を絞り、利用側熱交換器5a、5b側の減圧機構8a,8bを開ける。
その後、制御装置101は、凝縮温度が、例えば、暖房時目標凝縮温度より2℃高い値である制御閾値以上になった場合には、少しずつ水熱交換器11側の減圧機構13を開け、その一方で、利用側熱交換器5a、5b側の減圧機構8aを閉め、通常の制御状態に戻していく。図6では、時刻T1、時刻T2の2段階で、減圧機構開度を徐々に通常の制御状態に戻している場合を例示している。
このように、減圧機構8a、8b、13の開度を制御量として凝縮温度調整制御を行うことで、図6の中段、下段に示したように、凝縮温度を速やかに暖房時目標凝縮温度以上にするとともに、貯湯タンク19のタンク水温を上げることができる。この結果、利用側熱交換器5a、5b側の加熱能力が高くなり、吹出空気温度を高くすることができる。
図7は、本発明の実施の形態1における制御装置101で実行される利用側送風機調整による凝縮温度調整制御に関する説明図である。上段は、利用側送風機回転数(rpm)の時間変化、中段は、凝縮温度(℃)の時間変化、下段は、タンク水温(℃)の時間変化をそれぞれ示している。
制御装置101は、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上になるように、時刻T0において、利用側送風機6a、6bのファン回転数(ファンノッチ)を自動で低くする。その後、制御装置101は、凝縮温度が制御閾値以上になった場合には、利用側送風機6a、6bのファン回転数を設定された値に戻し、通常の制御状態に復帰する。図7では、時刻T3の1段階で、制御装置101が利用側送風機回転数を弱ノッチから強ノッチに切り替え、通常の制御状態に戻している場合を例示している。
このように、利用側送風機6a、6bの回転数を制御量として凝縮温度調整制御を行うことで、図7の中段、下段に示したように、凝縮温度を速やかに暖房時目標凝縮温度以上にするとともに、貯湯タンク19のタンク水温を上げることができる。この結果、室内に供給される風量が小さくなり、吹出空気温度を高くすることができる。
図8は、本発明の実施の形態1における制御装置101で実行される水ポンプ調整による凝縮温度調整制御に関する説明図である。上段は、水ポンプ回転数(rpm)の時間変化、中段は、凝縮温度(℃)の時間変化、下段は、タンク水温(℃)の時間変化をそれぞれ示している。
制御装置101は、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上となるように、時刻T0において、水ポンプ17の回転数を徐々に低く制御する。その後、制御装置101は、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上になった場合には、貯湯タンク19のタンク水温が高くなることに伴って、水ポンプ17の回転数を上昇させていく。図8では、時刻T4において、制御装置101が水ポンプ17の回転数を下降から上昇に切り替えている場合を例示している。
その後、制御装置101は、水ポンプ回転数が設定されている回転数まで高くなった時刻T5において、その回転数に固定されるように制御することで、凝縮温度をさらに上昇させていく。
このように、水ポンプ17の回転数を制御量として凝縮温度調整制御を行うことで、図8の中段、下段に示したように、凝縮温度を速やかに暖房時目標凝縮温度以上にするとともに、貯湯タンク19のタンク水温を上げることができる。この結果、利用側熱交換器5a,5bの加熱能力が大きくなり、吹出空気温度を高くすることができる。
次に、暖房一時中断による凝縮温度調整制御について説明する。
近年は、住宅の断熱性能がますます向上しており、従来の住宅よりも暖房負荷が低いことが想定される。そして、壁が暖まっていれば、室内空気温度は、暖房OFFとしてもあまり低下してこない。すなわち、今後、高断熱住宅が増えれば、暖房負荷が低下する見込みであり、暖房一時中断による凝縮温度調整制御が有効になると考えられる。
図9は、本発明の実施の形態1に係る制御装置101で実行される暖房一時中断による凝縮温度調整制御の一連動作を示したフローチャートである。このフローチャートによる制御を、各利用ユニット303a、303bに適用する場合について、以下に説明する。
まず始めに、制御装置101は、ステップS901において、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上であるか否かを判断する。そして、制御装置101は、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上である場合には、一連処理を終了する。一方、制御装置101は、凝縮温度が暖房時目標凝縮温度以上でない場合には、ステップS902に進む。
そして、ステップS902において、制御装置101は、利用ユニット303a、303bに関して、室内差温が中断判定閾値以下か否かを判断する。ここで、室内差温とは、利用ユニット303a,303bの設定温度と、温度センサ204a,204bにより計測される吹出空気温度との温度差のことであり、下式として定義される。
室内差温=設定温度−吹出空気温度
また、中断判定閾値としては、例えば、3℃を設定することができる。そして、制御装置101は、室内差温が中断判定閾値以下の利用ユニットに関しては、室内の壁が暖まっていると判断し、ステップS903において、利用側熱交換器5a,5bの加熱がされないように暖房を一時中断し、該当する利用ユニット303a,303bを暖房OFFとする。
一方、先のステップS902において、室内差温が中断判定閾値以下ではないと判断された利用ユニットに関しては、制御装置101は、室内の壁が冷えていると判断し、ステップS904において、該当する利用ユニット303a,303bの暖房をONのまま継続し、ステップS905に進む。
そして、ステップS905において、制御装置101は、凝縮温度が暖房目標凝縮温度以上になったか否かを判断する。そして、制御装置101は、凝縮温度が暖房目標凝縮温度以上になったと判断した場合には、ステップS906に進み、一時中断していた利用ユニットがある場合には、ステップS907において、該当する利用ユニットの暖房を開始して、暖房ONとする。
このように、制御装置101は、室内の暖房負荷が高い利用ユニットに関しては、暖房ONのままとし、室内の暖房負荷が低い利用ユニットに関しては、暖房OFFとするようにして、凝縮温度調整制御を行う。この結果、暖房OFFとした室内においては、快適性を損なうことがなく、かつ、暖房ONとした室内においては、吹出空気温度を高くすることができる。
なお、同時運転中において、加熱を中断する利用側熱交換器5a、5bの優先順位を、ユーザーがあらかじめ設定できるようにして、暖房運転ON制限をかけてもよい。このような暖房運転ON制限を行う具体例として、制御装置101は、例えば、1階リビングでは、暖房をできるだけ止めたくない場合に、同時運転中において、2階リビングの暖房を優先的に停止するようにする。このような制御を行うことで、1階リビングの暖房を中断する機会が減少し、高い快適性を確保できるとともに、運転状態も安定しやすくすることができる。
また、図9のフローチャートによる暖房一時中断処理を適用すべき利用ユニットを、ユーザーがあらかじめ設定できるようにしてもよい。このような制御を行うことによっても、1階リビングの暖房を中断することをなくし、高い快適性を確保できるとともに、運転状態も安定しやすくすることができる。
また、室内差温に基づく凝縮温度調整制御としては、暖房の一時中断動作を行う以外の方法も考えられる。具体的には、算出した室内差温が、あらかじめ設定した差温判定閾値以下の場合には、利用側熱交換器加熱負荷を小さくし、室内差温が差温判定閾値よりも大きい場合には、水熱交換器の加熱負荷を小さくする。このような制御を行うことによっても、快適性を損なうことを防止することができる。
また、簡易的な凝縮温度調整制御として、制御装置101は、以下のような手法を採用することもできる。
(手法1)水熱交換器による加熱動作と、利用側熱交換器による加熱動作を同時実行中においては、水熱交換器を加熱動作させずに利用側熱交換器のみを加熱動作させる際の加熱負荷よりも、利用側熱交換器の加熱負荷を小さくする。
(手法2)水熱交換器による加熱動作と、利用側熱交換器による加熱動作を同時実行中においては、あらかじめ設定された利用側熱交換器の加熱を停止する。
以上のように、実施の形態1によれば、減圧機構能力分配調整、利用側送風機調整、水ポンプ調整、暖房一時中断、暖房運転ON制限といった具体的な動作により、凝縮温度調整制御を行うことで、暖房と給湯を同時実行中に、低凝縮温度から高凝縮温度へ凝縮温度を速やかに立ち上げることができる。
この結果、室内空気を加熱する暖房と、湯水を加熱する給湯の同時運転を行う場合において、快適性を損なう低温吹出の風が人体に当たることがないように、低凝縮温度から高凝縮温度へ凝縮温度を速やかに立ち上げることができる空気調和装置および空気調和制御方法を実現できる。

Claims (14)

  1. 冷媒との熱交換によって水を加熱する水熱交換器と、
    前記冷媒との熱交換によって室内空気を加熱する利用側熱交換器と、
    前記冷媒の凝縮温度を計測する凝縮温度検出器と、
    前記水熱交換器による加熱動作と、前記利用側熱交換器による加熱動作とを同時実行中において、前記凝縮温度検出器により計測された前記凝縮温度が、あらかじめ設定された目標凝縮温度未満である場合には、前記凝縮温度を前記目標凝縮温度以上とするように、同時実行を行う際の通常の制御状態とは異なる第1の制御を行い、前記第1の制御により前記凝縮温度が前記目標凝縮温度に到達した場合には、前記通常の制御状態に段階的に戻すように第2の制御を行うことで、凝縮温度調整制御を実行する制御装置と
    を備える空気調和装置。
  2. 前記水熱交換器は、前記冷媒の流量を制御する温水側減圧機構を有し、
    前記利用側熱交換器は、前記冷媒の流量を制御する利用側減圧機構を有し、
    前記制御装置は、前記温水側減圧機構を絞り、前記利用側減圧機構を開けることで前記第1の制御を行うことにより前記凝縮温度調整制御を実行する
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御装置は、前記水熱交換器の加熱負荷である第1加熱負荷を小さくする第1加熱負荷調整、および前記利用側熱交換器の加熱負荷である第2加熱負荷を小さくする第2加熱負荷調整の少なくともいずれか一方を行うことで前記第1の制御を行うことにより、前記凝縮温度調整制御を実行する
    請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御装置は、前記利用側熱交換器により暖房される室内の空気温度を、温度センサからの検出値として取得し、前記室内の設定温度と前記空気温度とに基づいて、前記第2加熱負荷を小さくするか、または前記第1加熱負荷を小さくするかを決定する
    請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記利用側熱交換器は、少なくとも2つ以上で構成された複数の利用側熱交換器であり、
    前記制御装置は、前記複数の利用側熱交換器のそれぞれにより個別に暖房されるそれぞれの室内の空気温度を、各温度センサからの検出値として取得し、それぞれの室内について空気温度と設定温度との差温が、あらかじめ設定した中断判定閾値以下の室内に対応する利用側熱交換器については、加熱せずに暖房を一時中断し、前記差温が前記中断判定閾値よりも大きい室内に対応する利用側熱交換器については、加熱を継続することで前記第1の制御を行うことにより、前記凝縮温度調整制御を実行する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御装置は、暖房を一時中断する利用側熱交換器の順番を中断優先順位としてあらかじめ設定しておき、前記差温が前記中断判定閾値以下の室内に対応する利用側熱交換器が複数ある場合には、前記中断優先順位に従って、優先順位の最も高い利用側熱交換器から順番に暖房を一時中断させる
    請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記制御装置は、前記凝縮温度を前記目標凝縮温度以上とする前記凝縮温度調整制御を実行する際に暖房を一時中断する利用側熱交換器を中断用熱交換器としてあらかじめ設定しておき、前記差温が前記中断判定閾値以下の室内に対応する利用側熱交換器のうち、前記中断用熱交換器に相当する利用側熱交換器の暖房を一時中断させる
    請求項5に記載の空気調和装置。
  8. 前記利用側熱交換器は、室内空気を供給する利用側送風機を有し、
    前記制御装置は、前記利用側送風機の回転数を低く制御することで前記第1の制御を行うことにより、前記凝縮温度調整制御を実行する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  9. 前記水熱交換器は、熱媒体を供給する水ポンプを有し、
    前記制御装置は、前記水ポンプの回転数を低く制御することで前記第1の制御を行うことにより、前記凝縮温度調整制御を実行する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  10. 前記制御装置は、前記水熱交換器による加熱動作と前記利用側熱交換器による加熱動作を同時実行中において、前記水熱交換器を加熱せず前記利用側熱交換器を加熱しているときよりも、前記利用側熱交換器の加熱負荷を小さくする
    請求項1から9のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  11. 前記制御装置は、前記水熱交換器による加熱動作と前記利用側熱交換器による加熱動作を同時実行中において、あらかじめ設定された利用側熱交換器の加熱を停止する
    請求項1から9のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  12. 冷媒との熱交換によって水を加熱する水熱交換器と、
    前記冷媒との熱交換によって室内空気を加熱する利用側熱交換器と、
    前記冷媒の凝縮温度を計測する凝縮温度検出器と
    を備えた空気調和装置に対して、マイクロコンピュータを有する制御装置により実行される空気調和制御方法であって、
    前記制御装置において、
    前記水熱交換器による加熱動作と、前記利用側熱交換器による加熱動作とを同時実行中に、前記凝縮温度検出器により計測された前記凝縮温度が、あらかじめ設定された目標凝縮温度未満である場合には、前記凝縮温度を前記目標凝縮温度以上とするように、同時実行を行う際の通常の制御状態とは異なる第1の制御を行い、前記第1の制御により前記凝縮温度が前記目標凝縮温度に到達した場合には、前記通常の制御状態に段階的に戻すように第2の制御を行うことで、凝縮温度調整制御を実行する制御ステップを有し、
    前記制御ステップは、
    前記水熱交換器の加熱負荷を小さくすることで前記第1の制御を行う第1ステップと、
    前記利用側熱交換器の加熱負荷を小さくすることで前記第1の制御を行う第2ステップと、
    前記水熱交換器に供給される冷媒の流量を絞るように制御することで前記第1の制御を行う第3ステップと、
    前記利用側熱交換器に供給される冷媒の流量を増やすように制御することで前記第1の制御を行う第4ステップ
    を有する
    空気調和制御方法。
  13. 冷媒との熱交換によって水を加熱する水熱交換器と、
    前記冷媒との熱交換によって室内空気を加熱する利用側熱交換器と、
    前記冷媒の凝縮温度を計測する凝縮温度検出器と、
    前記水熱交換器による加熱動作と、前記利用側熱交換器による加熱動作とを同時実行中において、前記凝縮温度検出器により計測された前記凝縮温度が、あらかじめ設定された目標凝縮温度未満である場合には、前記凝縮温度を前記目標凝縮温度以上とする凝縮温度調整制御を実行する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記水熱交換器の加熱負荷である第1加熱負荷を小さくする第1加熱負荷調整、および前記利用側熱交換器の加熱負荷である第2加熱負荷を小さくする第2加熱負荷調整の少なくともいずれか一方を行うことで、前記凝縮温度調整制御を実行し、
    前記利用側熱交換器により暖房される室内の空気温度を、温度センサからの検出値として取得し、前記室内の設定温度と前記空気温度とに基づいて、前記第2加熱負荷を小さくするか、または前記第1加熱負荷を小さくするかを決定する
    空気調和装置。
  14. 冷媒との熱交換によって水を加熱する水熱交換器と、
    前記冷媒との熱交換によって室内空気を加熱する利用側熱交換器と、
    前記冷媒の凝縮温度を計測する凝縮温度検出器と、
    前記水熱交換器による加熱動作と、前記利用側熱交換器による加熱動作とを同時実行中において、前記凝縮温度検出器により計測された前記凝縮温度が、あらかじめ設定された目標凝縮温度未満である場合には、前記凝縮温度を前記目標凝縮温度以上とする凝縮温度調整制御を実行する制御装置と
    を備え、
    前記利用側熱交換器は、少なくとも2つ以上で構成された複数の利用側熱交換器であり、
    前記制御装置は、前記複数の利用側熱交換器のそれぞれにより個別に暖房されるそれぞれの室内の空気温度を、各温度センサからの検出値として取得し、それぞれの室内について空気温度と設定温度との差温が、あらかじめ設定した中断判定閾値以下の室内に対応する利用側熱交換器については、加熱せずに暖房を一時中断し、前記差温が前記中断判定閾値よりも大きい室内に対応する利用側熱交換器については、加熱を継続することで、前記凝縮温度調整制御を実行する
    空気調和装置。
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