JP6465001B2 - ワイヤハーネス用のクランプ - Google Patents

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Description

本発明はワイヤハーネス用のクランプに関し、特に、自動車に配索するワイヤハーネスを車体等の被取付材に取り付けるクランプにおいて、車体にクランプ穴を設けることが出来ない箇所に用いられるものである。
従来、自動車等に配索するワイヤハーネスは所要箇所にバンドクランプ等を取り付け、該バンドクランプのバンドの先端に設けた係止羽根を車体に穿設したクランプ穴に挿入係止してワイヤハーネスを車体に固定している場合が多い。本出願人は特開2004−129445号公報等で、この種のバンドクランプを提供している。
バンドクランプと共に汎用されている基板型クランプもワイヤハーネスに粘着テープで巻き付ける基板から係止羽根を突設し、車体に穿設されたクランプ穴に挿入係止する構造となっている。
また、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに挿通し、該コルゲートチューブを車体パネル等に取り付ける場合、コルゲートクランプが用いられる。該コルゲートクランプも前記バンドクランプと同様に、コルゲートチューブに外嵌する円環部の外面から係止羽根を突設して車体パネルに穿設しているクランプ穴に挿入係止するタイプが多い。なお、コルゲートクランプにおいては、円環部の外面に設けた係止溝に車体から突設したタブ等の係止突起を挿入係止するタイプもあるが、この場合は車体から係止突起を突設する必要があり、車体に該係止突起を設けられない箇所もある。
このように、ワイヤハーネスを車体に固定するクランプは、車体に穿設したクランプ穴に係止羽根を挿入固定する必要があるため、車体パネルにクランプ穴を穿設することが出来ない箇所では用いることが出来ない。
よって、車体にクランプ穴を設けることができない箇所には、図12に示すように、ワイヤハーネス100の表面から車体パネルP等の被固定材の表面にかけて粘着シートSを張り付けて粘着している。コルゲートチューブにワイヤハーネスを通す場合は、コルゲートチューブを粘着テープを用いて車体パネル等に粘着することになる。
特開2004−129445号公報
図12に示すように、粘着シートSを用いてワイヤハーネスを車体パネル等の被固定材に粘着した場合、取付時に粘着位置がずれやすいと共に、剥がれた箇所にゴミや埃が付着する可能性があり、取付強度が低く、車両振動等により位置ずれが発生しやすい。位置ずれが発生すると、ワイヤハーネスが周辺機器と干渉し、損傷が発生する恐れがある。さらに、ワイヤハーネスを粘着テープを用いて車体等に取り付けると見栄えが悪くなる。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、車体パネル等の被固定材にクランプ穴を穿設できない箇所に、粘着テープを用いず、ワイヤハーネスを車体等の被固定材に位置ずれを発生させない取付強度で取り付けることができるワイヤハーネス用のクランプを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索するワイヤハーネスにバンドを巻き付けて取り付けるバンドクランプ、粘着テープでワイヤハーネスに取り付ける基板型クランプまたはワイヤハーネスを通すコルゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプからなるワイヤハーネス用のクランプであって、
前記バンドクランプのバンドおよびバンド係止ボックス、前記基板型クランプの基板、あるいは前記コルゲートクランプの外嵌部からなるワイヤハーネス取付部と、ワイヤハーネス取付部から突出する吸盤とを備え、
前記吸盤を車体表面に押し広げて吸着固定する構造とし
前記ワイヤハーネス取付部は樹脂製とすると共に前記吸盤は他の樹脂製とし、2色成形して連続した一体物とし、または別体の吸盤をワイヤハーネス取付部に取り付けて組み合わせていることを特徴とするワイヤハーネス用のクランプを提供している。
前記のように、ワイヤハーネス取付部から突出する吸盤を設けておくと、該吸盤を車体表面に押し付けて真空吸着させると、吸盤の外側の大気圧により吸盤が車体から離脱せず、車体側にクランプ穴を設けることなくワイヤハーネスを取り付けることができる。
また、例えば、吸盤を変形容易なEPDM等からなるゴム製とすると、車体に対して真空吸着する状態に拡がりやすい。一方、ワイヤハーネス取付部を樹脂製、例えば樹脂成形品とするとワイヤハーネスを強く結束して取り付けることができる。なお、吸盤を柔らかい変形しやすい樹脂で形成してもよい。
前記ワイヤハーネス取付部から突設する支軸に前記吸盤の頂部を連続させている。
具体的には、バンドクランプのバンド係止ボックスのワイヤハーネス側と反対側壁の外面または該反対側壁から延在させるオフセット板に前記吸盤を支持する支軸を突設している。
基板型クランプでは、粘着テープで巻き付ける基板のワイヤハーネス側と反対面または該基板から突設するオフセット板に前記吸盤を支持する支軸を突設している。
コルゲートクランプでは、コルゲートチューブの外嵌の外面に前記吸盤を支持する支軸を突設している。
また、前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索するワイヤハーネスにバンドを巻き付けて取り付けるバンドクランプ、粘着テープでワイヤハーネスに取り付ける基板型クランプ、またはワイヤハーネスを通すコルゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプからなるワイヤハーネス用のクランプであって、
前記バンドクランプのバンドおよびバンド係止ボックス、前記基板型クランプの基板、あるいは前記コルゲートクランプの外嵌部からなるワイヤハーネス取付部と、該ワイヤハーネス取付部から突出する吸盤とを備え、
前記吸盤を車体表面に押し広げて吸着固定する構造とし、
前記吸盤の内面に磁性層、ゲル素材層または粘着層を設けていることを特徴とするワイヤハーネス用のクランプを提供している。
前記のように、ワイヤハーネス取付部から突出する吸盤を設けておくと、該吸盤を車体表面に押し付けて真空吸着させると、吸盤の外側の大気圧により吸盤が車体から離脱せず、車体側にクランプ穴を設けることなくワイヤハーネスを取り付けることができる。
また、前記吸盤の内面に磁性層、ゲル素材層または粘着層を設けて、吸盤の車体への固定強度を高めてもよい。
前記のように、本発明のワイヤハーネス用のクランプは、吸盤を用いて車体に真空吸着で固定しているため、車体にクランプ穴を設ける必要はなく、クランプ穴を設けることが出来ない箇所にワイヤハーネスをクランプを介して取り付けることができる。
本発明の第1実施形態のバンドクランプを示し、(A)は該バンドクランプをワイヤハーネスに取り付けた状態を示す一部断面図、(B)はバンドクランプの要部拡大図、(C)はバンドクランプの斜視図である。 前記バンドクランプを車体に固定した状態を示す一部断面図である。 第1実施形態の第1変形例を示す概略図である。 第1実施形態の第2変形例を示す概略図である。 第1実施形態の第3変形例を示す概略図である。 第1実施形態の第4変形例を示す概略図である。 第1実施形態の第5変形例を示す概略図である。 第1実施形態の第6変形例を示す概略図である。 本発明の第2実施形態の基板タイプのクランプを示し、(A)は該クランプをワイヤハーネスに取り付けた状態を示す斜視図、(B)は(A)のクランプの概略正面図である。 本発明の第3実施形態のコルゲートクランプを示し、(A)は斜視図、(B)は要部側面図、(C)は車体への固定状態を示す断面図である。 第3実施形態の変形例を示し、(A)は分解斜視図、(B)は吸盤部分の正面図である。 従来例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に本発明の第1実施形態を示す。
第1実施形態は自動車に配索するワイヤハーネス50を構成する複数本の電線Wに締結するバンドクランプ1からなる。
バンドクランプ1は、ワイヤハーネス50に巻き付けるバンド2と、該バンド2を一端から延在させるバンド係止ボックス3と、該バンド係止ボックス3の下壁部から側方に突設したオフセット板4と、該オフセット板4の下面から下向きに突出する支軸5と、該支軸5の下端に連続して設けた吸盤6とを一体的に設けた構造としている。該吸盤6は対象面に押し付けられると対象面との接合部が真空となって吸着する真空吸盤からなる。
前記バンド2とバンド係止ボックス3からなるワイヤハーネス取付部は汎用されている締結バンドと同様な構成であり、バンド係止ボックス3から車体取付部分として前記オフセット板4、支軸5および吸盤6を設けている。該吸盤6は突出側に向けて円錐状に拡径し、該吸盤6の内周面がワイヤハーネスを配索する車体パネルPの車体表面Psに押し当てられて真空となって接合し、車体に吸着固定されるものとしている。
汎用されている従来のバンドクランプはバンド係止ボックスから車体に穿設したクランプ穴に挿入係止する羽根状係止部を設けているが、本発明では、羽根状係止部に代えて、車体表面に吸着固定する吸盤6を設けている。
前記吸盤6のみをEPDMからなるゴムで成形し、他の部分(バンド2、バンド係止ボックス3、オフセット板4、支軸5)はポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂で成形し、これらの部分を樹脂成形した後にゴムを用いて2色成形し、吸盤6を支軸に連続させて一体的に設けている。
前記バンド係止ボックス3は上下左右壁で囲むバンド通し空間3aに係止片3bを上壁から突設し、前端開口の上端から延在するバンド2をワイヤハーネス50に巻き付けた後に後端開口からバンド通し空間3aにバンド2を通し、該バンド2に鋸歯状に設けた係止突起2aに係止片3bを係止して、バンド2でワイヤハーネス50を締結している。
前記バンド2で締結するワイヤハーネス50の下方に隠れない位置まで前記オフセット板4を突出させ、該オフセット板4の突出側の下面に吸盤6の中心軸となる支軸5を突出している。
前記構造としたバンドクランプ1は、図1(A)に示すように、ワイヤハーネス50に取り付けて、図2に示すように、自動車の車体パネルPに固定している。
即ち、ワイヤハーネス50の所要箇所にバンド2を巻き付けた後にバンド係止ボックス3内に通して締め付けて取り付けておく。自動車組み立てラインにおいて、ワイヤハーネス50を車体に沿って配索する時、車体パネルPの所要位置の平滑な車体表面Psにバンドクランプ1の吸盤6を配置する。この状態で、ワイヤハーネス50により隠れない位置にオフセット板4に設けた支軸5が位置するため、該支軸5を上方から強い力で押し下げる。この支軸5の押し下げで吸盤6が拡がって内周面が車体表面Psと真空状態で接触することになり、吸盤6は車体表面に吸着固定される。
吸盤6が車体表面Psに一旦吸着されると、吸着面は真空となる一方、吸盤6の外面に大気圧が負荷されるため、吸盤6を車体表面Psから引き離す力が作用しない限り、バンドクランプ1は車体パネルPに固定される。なお、ワイヤハーネス50を車体パネルに沿って配索する箇所は通常外部からは見えない箇所であるため、バンドクランプ1に引き離し力は加えられる恐れはない。
図3に第1実施形態の第1変形例を示す。
第1変形例のバンドクランプ1−Aは、吸盤6−Aの内周面に磁性塗料を塗布して磁性層7を設けている。該磁性塗料はフェライト粉、鉄粉等の磁性粉末を樹脂バインダーと混合した溶液からなり、該磁性塗料を吸盤6−Aの内面に噴射塗布している。
このように、支軸5を押し下げて吸盤6−Aを広げ、吸盤6−Aの内面を車体表面Psに押し付けて吸着固定すると共に、吸盤6−Aの内面の磁性層7を鉄系金属板からなる車体表面に磁着固定して、車体への吸盤6ーAの取り付け強度を高めている。
図4に第2変形例を示す。
第2変形例のバンドクランプ1−Bは、円錐状の吸盤6の頂面に位置する支軸5の下面、即ち、吸盤6の中心部の内面に、ゲル材あるいは粘着材8を塗布している。これにより、支軸5を押し下げて吸盤6を広げ、該吸盤6の内面を車体表面Psに吸着固定すると同時に吸盤6の中心を車体表面Psに粘着材8で粘着固定することができ、バンドクランプの車体への取付強度を高めることができる。
図5に第3変形例を示す。
第3変形例のバンドクランプ1−Cは、支軸5−Cの外周の中間位置から断面L形状の環状保持枠5fを突設している。一方、該支軸5−Cの下端の外周縁から突設する吸盤6ーCの基部に支軸5−Cの先端部を囲む折返部6fを設けている。
前記構造とすると、吸盤6−Cを車体表面Psに吸着させる過程で、支軸5−Cが押し下げられると、吸盤6−Cは外周側から車体表面Psに向けて拡がると共に、折返部6fの折り返し量が増加し、下降する支軸5−Cの環状保持枠5f内に折返部6fが押し込まれていく。その結果、吸盤6ーCの外周部は車体表面Psに真空状態で吸着されると共に内周部は環状保持枠5f内に押し込められたままとなり、吸盤6ーCは元の円錐状に復帰できず、車体表面Psに吸着固定された状態で保持でき、取付信頼性を高めることができる。
図6に第4変形例を示す。
第4変形例のバンドクランプ1−Dは、支軸5を突設するオフセット板4−Dの下面に、支軸5の基部を取り囲むように下向きの環状枠突起4dを突設している。吸盤6を車体に向かって押し下げる時にオフセット板4−Dも押し下げることとなり、環状枠突起4dは吸盤6の中央の支軸5から距離をあけた外周面に当接し、吸盤6を効率よく押し広げる。バンドで締結したワイヤハーネス50により車体側に向けて荷重がかけられているバンド係止ボックス3にオフセット板4が連続しているため、オフセット板4にも車体側への押し下げ力が常時作用し、該オフセット板4から突設した環状枠突起4dによる吸盤6への押し下げ力は持続される。
なお、図6(B)に示すように、吸盤6を押し下げる環状枠突起5vを支軸5の外周面から突設してもよい。
図7に第5変形例を示す。
第5変形例のバンドクランプ1−Eは、バンド係止ボックス3の下壁の下面中央に支軸5を突設し、該支軸5の下端外周から吸盤6を設けている。
このように、ワイヤハーネスの締結部の真下に車体取付用の吸盤6を設けると、吸盤6を車体に押し付ける作業時に、ワイヤハーネスを車体側に押し付ける作業となる。このように、ワイヤハーネスを車体側へ押圧することで、下部の吸盤6を車体に押し付けて吸着固定してもよい。
図8に第6変形例を示す。
第6変形例のバンドクランプ1−Fは樹脂成形品からなるワイヤハーネス取付部と、吸盤6−Fと支軸5−FとをEPDMで一体成形した車体取付部とを別体とし、ワイヤハーネス取付部のバンド係止ボックス3の下壁に設けた取付穴または下壁を延在させて設けたオフセット板4に設けた取付穴4hに、EPDM製の支軸5ーFの上部を押し込んで、先端の拡径した頭部5jで取付穴4hに係止して取り付けている。
該構成とすると、バンドクランプのゴム製の吸盤を2色成形する必要はなくなり、成形が容易となる。
さらに、第1実施形態および第1〜第6変形例のバンドクランプにおいて、吸盤6をEPDMに代えて他のゴム材で成形しても良いと共に該ゴム材に代えて、可撓性を有するとともに変形しやすいポリプロピレン等の樹脂を用いて薄肉に形成してもよい。
さらに、支軸5に別部品のレバーの一端を回転可能に取り付け、該レバーを回転させて吸盤を車体に向けて押し付ける構成としてもよい。
図9に第2実施形態の基板タイプのクランプを示す。
基板型クランプ20はワイヤハーネス取付部として、ワイヤハーネス50の表面に長さ方向に沿って配置する基板21を備え、該基板21の両端をワイヤハーネス50に粘着テープTで巻き付けて取り付けるものである。基板21はT形状のオフセット型とし、ワイヤハーネスへの巻付部21aの中央より外方へ突出するオフセット部21bに第1実施形態と同様な形状の支軸5と吸盤6を設けている。
吸盤6は基板21及び支軸5と一体に同一樹脂で成形しており、吸盤6は薄肉として変形容易にしている。なお、第1実施形態と同様にEPDMから成形し、2色成形で基板型クランプ20を設けてもよい。
基板型クランプ20の吸盤6を車体に吸着固定する作用第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
また、第1実施形態の第1〜第6変形例を第2実施形態の基板型クランプにも採用することができる。
図10に第3実施形態を示す。
第3実施形態のクランプは、ワイヤハーネス50に外装するコルゲートチューブ9を車体に固定するコルゲートクランプ30からなる。
コルゲートクランプ30に取り付けるコルゲートチューブ9は汎用の連続押出成形されたコルゲートチューブからなり、環状の山部9aと谷部9bが長さ方向に交互に設けられている。
コルゲートクランプ30は車体係止部が汎用品のコルゲートクランプと相違するだけでコルゲートチューブ9の外嵌部となるワイヤハーネス取付部30Aは従来と同様な構成である。即ち、一対の半円環状の内面を有する分割体31、32の一端を薄肉ヒンジ部33で連結すると共に、他端に互いに結合するロック部31r、32rを備え、各内周面にコルゲートチューブ9の谷部9bに嵌合する円弧状突起31v、32vを備えている。
一方の分割体32の薄肉ヒンジ部33に近接した下面から支軸5を突設して吸盤6を設けている。支軸5は他の部分の分割体31、32と同じ樹脂で一体成形し、吸盤6はEPDMで2色成形により他の部分と一体的に成形している。
コルゲートチューブ9に外嵌したコルゲートクランプ30を車体パネルPに取り付ける際、吸盤6を平滑な車体表面Psに当接させ、ワイヤハーネス50を内嵌したワイヤハーネス取付部30Aを車体側に向け、下部の吸盤6が拡がって車体表面Psに吸着するように押し付ける。これにより、第1実施形態と同様に、図10(C)に示すように、コルゲートクランプ30を車体パネルPに吸着固定することができる。
図11に第3実施形態のコルゲートクランプの変形例を示す。
変形例のコルゲートクランプ30−Gは、支軸5−Gと吸盤6−GをEPDMで一体成形し、樹脂成形した別体の車体取付部35をワイヤハーネス取付部30Aの分割体32に設けた取付穴32hに支軸5−Gを挿入して取り付けている。
詳しくは、前記取付穴32hより大径とした頭部35aを支軸5−Gの上端に突設し、該頭部35aを縮径して取付穴32hに通した後に頭部35aを原状に復元させて係止している。かつ、該頭部35aの上面にコルゲートチューブ9の谷部9bに嵌合するリブ35bを設け、車体取付部35がコルゲートチューブ9と嵌合してズレが発生しないようにしている。
他の構成および作用は図10に示すコルゲートクランプ30と同様であるため、説明を省略する。
また、第1実施形態の第1〜第6変形例を第3実施形態のコルゲートクランプにも採用することができる。
(技術的思想)前記ワイヤハーネス取付部は樹脂製とすると共に前記吸盤はゴム製とし、2色成形して連続した一体物とし、または別体の吸盤をワイヤハーネス取付部に取り付けて組み合わせている。
1 バンドクランプ
2 バンド
3 バンド係止ボックス
4 オフセット板
5 支軸
6 吸盤
9 コルゲートチューブ
20 基板型クランプ
30 コルゲートクランプ
50 ワイヤハーネス
W 電線
P 車体パネル
Ps 車体表面

Claims (2)

  1. 車両に配索するワイヤハーネスにバンドを巻き付けて取り付けるバンドクランプ、粘着テープでワイヤハーネスに取り付ける基板型クランプ、またはワイヤハーネスを通すコルゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプからなるワイヤハーネス用のクランプであって、
    前記バンドクランプのバンドおよびバンド係止ボックス、前記基板型クランプの基板、あるいは前記コルゲートクランプの外嵌部からなるワイヤハーネス取付部と、該ワイヤハーネス取付部から突出する吸盤とを備え、
    前記吸盤を車体表面に押し広げて吸着固定する構造とし
    前記ワイヤハーネス取付部は樹脂製とすると共に前記吸盤は他の樹脂製とし、2色成形して連続した一体物とし、または別体の吸盤をワイヤハーネス取付部に取り付けて組み合わせていることを特徴とするワイヤハーネス用のクランプ。
  2. 車両に配索するワイヤハーネスにバンドを巻き付けて取り付けるバンドクランプ、粘着テープでワイヤハーネスに取り付ける基板型クランプ、またはワイヤハーネスを通すコルゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプからなるワイヤハーネス用のクランプであって、
    前記バンドクランプのバンドおよびバンド係止ボックス、前記基板型クランプの基板、あるいは前記コルゲートクランプの外嵌部からなるワイヤハーネス取付部と、該ワイヤハーネス取付部から突出する吸盤とを備え、
    前記吸盤を車体表面に押し広げて吸着固定する構造とし
    前記吸盤の内面に磁性層、ゲル素材層または粘着層を設けていることを特徴とするワイヤハーネス用のクランプ。
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