JP6464949B2 - 状態推定方法、湯面レベル制御方法および状態推定装置 - Google Patents
状態推定方法、湯面レベル制御方法および状態推定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6464949B2 JP6464949B2 JP2015139635A JP2015139635A JP6464949B2 JP 6464949 B2 JP6464949 B2 JP 6464949B2 JP 2015139635 A JP2015139635 A JP 2015139635A JP 2015139635 A JP2015139635 A JP 2015139635A JP 6464949 B2 JP6464949 B2 JP 6464949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molten metal
- metal surface
- state estimation
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Description
図1は、本発明の一実施形態におけるシステム構成の例を示す図である。図1を参照すると、システム1は、連続鋳造機の鋳型2に配置される湯面レベル計3と、状態推定装置4と、表示/印刷装置5と、記録装置6と、連続鋳造制御装置7とを含む。湯面レベル計3は、例えば渦流式のレベル計であり、鋳型2の所定の位置における湯面高さを測定する。なお、後述するように、本実施形態では複数の湯面レベル計3が設置される。状態推定装置4は、湯面レベル計3の測定値に基づいて、鋳型2内の湯面形状を推定する。湯面形状の推定結果は、表示/印刷装置5、記録装置6、または連続鋳造制御装置7の一部または全部に送信される。
続いて、上記のシステム1において状態推定装置4によって実行される湯面形状の推定処理について、さらに説明する。
n:偶数 fn(x)=cos(2πnx/2W)、
n:奇数 fn(x)=sin(2πnx/2W)
一般化逆行列F+は、式(8)のように表される。この一般化逆行列F+を用いて、展開係数ベクトルa(t)は、式(9)のように求められる。この解法は、上記の式(4)を満たすベクトルa(t)の中から、二乗ノルムが最小になる解を求めるものである。なお、この解は、後述する正則化最小二乗問題の解とは一致しない。
一般化逆行列F+は、式(10)のように表される。この一般化逆行列F+を用いて、展開係数ベクトルa(t)は、式(11)のように求められる。なお、この解は、後述する正則化最小二乗問題において、正則化パラメータμを0とおいたものに等しい。
一般化逆行列F+は、式(12)のように表される。この場合、一般化逆行列F+は、行列Fの逆行列に等しい。この一般化逆行列F+を用いて、展開係数ベクトルa(t)は、式(13)のように求められる。なお、この解は、後述する正則化最小二乗問題において、正則化パラメータμを0とおいたものに等しい。
図4は、本発明の一実施形態に係る状態推定装置の構成を示すブロック図である。図4を参照すると、本実施形態においてシステム1に設けられる状態推定装置4は、測定値取得部41と、演算部42と、出力部43と、記憶部44とを含む。以下、各部の機能について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る状態推定装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図5の例において、状態推定装置4は、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。状態推定装置4は、さらに、バス907と、入力装置909と、出力装置911と、ストレージ装置913と、ドライブ915と、接続ポート917と、通信装置919とを備える。
・Tは、時間方向のサンプリング点数、
・Δtは、サンプリング間隔、
・Pは、撮影画像中幅方向の総画素数、
・yimage(p,kΔt)は、画像解析で検出した水面のサンプリング時刻t=kΔtにおける幅方向p画素目位置の水面高さ、
・yestimate(p,kΔt)は本発明により推定したサンプリング時刻t=kΔtにおける幅方向p画素目位置の水面高さ
を、それぞれ表す。
2 鋳型
3 湯面レベル計
4 状態推定装置
41 測定値取得部
42 演算部
43 出力部
44 記憶部
5 表示/印刷装置
6 記録装置
7 連続鋳造制御装置
8 浸漬ノズル
Claims (5)
- 連続鋳造機の鋳型内の湯面高さの鋳型幅方向位置に対する分布である湯面形状を推定する状態推定方法であって、
任意の時刻および鋳型幅方向任意の位置における湯面高さを、全体上下動成分、および前記鋳型の両端が波の腹となる波長2W/n(但しWは鋳型の幅、nは1以上の整数)の正弦波の波長成分の重ね合わせにより得られる線型方程式によって表現するステップと、
前記鋳型内の湯面高さを少なくとも2つの異なる測定点で測定するステップと、
前記各測定点で測定された湯面高さを記述する少なくとも2つの前記線型方程式を含む連立方程式を解くことによって、前記線型方程式における前記波長成分の展開係数を推定するステップと
を含む、状態推定方法。 - 前記少なくとも2つの異なる測定点は、湯面レベル制御用の湯面レベル計の設置位置と、前記鋳型の幅方向端部と、である、請求項1に記載の状態推定方法。
- 前記推定された展開係数を用いて前記任意の時刻および前記任意の位置における前記湯面高さを推定するステップをさらに含む、請求項1または2に記載の状態推定方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の状態推定方法に於いて、前記推定された展開係数を用いて、前記任意の時刻および前記任意の位置における前記湯面高さを前記全体上下動成分と前記波長成分とに分離して記述するステップをさらに含み、
前記全体上下動成分に基づいて、前記鋳型への溶鋼注入量または前記鋳型からの鋳片引き抜き速度を制御するステップをさらに含む、湯面レベル制御方法。 - 連続鋳造機の鋳型内の湯面高さの鋳型幅方向位置に対する分布である湯面形状を推定する状態推定装置であって、
前記鋳型内の湯面高さを異なる位置で測定する少なくとも2つの湯面レベル計から測定結果を取得する測定値取得部と、
任意の時刻および鋳型幅方向任意の位置における前記湯面高さを、全体上下動成分、および前記鋳型の両端が波の腹となる波長2W/n(但しWは鋳型の幅、nは1以上の整数)の正弦波の波長成分の重ね合わせにより得られる線型方程式によって表現し、前記各測定点で測定された湯面高さを記述する少なくとも2つの前記線型方程式を含む連立方程式を解くことによって、前記線型方程式における前記波長成分の展開係数を推定する演算部と
を備える、状態推定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015139635A JP6464949B2 (ja) | 2015-07-13 | 2015-07-13 | 状態推定方法、湯面レベル制御方法および状態推定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015139635A JP6464949B2 (ja) | 2015-07-13 | 2015-07-13 | 状態推定方法、湯面レベル制御方法および状態推定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017018994A JP2017018994A (ja) | 2017-01-26 |
JP6464949B2 true JP6464949B2 (ja) | 2019-02-06 |
Family
ID=57889081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015139635A Active JP6464949B2 (ja) | 2015-07-13 | 2015-07-13 | 状態推定方法、湯面レベル制御方法および状態推定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6464949B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6536384B2 (ja) * | 2015-12-02 | 2019-07-03 | 日本製鉄株式会社 | 状態推定方法、湯面レベル制御方法、プログラム及び状態推定装置 |
CN109948279B (zh) * | 2019-03-29 | 2022-12-20 | 江苏精研科技股份有限公司 | 一种金属件整形的仿真设计方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6372217B2 (ja) * | 2014-07-23 | 2018-08-15 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造鋳型内の湯面変動の状態推定方法、及び、装置 |
JP6443165B2 (ja) * | 2015-03-25 | 2018-12-26 | 新日鐵住金株式会社 | 状態推定方法および状態推定装置 |
-
2015
- 2015-07-13 JP JP2015139635A patent/JP6464949B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017018994A (ja) | 2017-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6443165B2 (ja) | 状態推定方法および状態推定装置 | |
JP6237774B2 (ja) | 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム | |
JP5169096B2 (ja) | 品質予測装置、品質予測方法及び製品の製造方法 | |
CN110559966B (zh) | 一种反应釜多模联合控制方法及系统 | |
JP6816794B2 (ja) | 溶鋼の流動状態推定方法、流動状態推定装置、溶鋼の流動状態のオンライン表示装置および鋼の連続鋳造方法 | |
CN102257448B (zh) | 使用切换模型对信号进行滤波的方法和设备 | |
JP2020052740A (ja) | 異常検知装置、異常検知方法及びプログラム | |
JPWO2018008708A1 (ja) | 震央距離推定装置、震央距離推定方法、及びプログラム | |
JP6536384B2 (ja) | 状態推定方法、湯面レベル制御方法、プログラム及び状態推定装置 | |
JP6464949B2 (ja) | 状態推定方法、湯面レベル制御方法および状態推定装置 | |
JP2019124539A5 (ja) | ||
Zeng et al. | Automated operational modal analysis using variational Gaussian mixture model | |
JP2020186957A (ja) | 振動解析システム、振動解析方法及びプログラム | |
JP6471632B2 (ja) | 鋳型内湯面形状推定方法、湯面レベル制御方法および装置 | |
JP6809202B2 (ja) | 湯面形状推定方法及び湯面形状推定装置 | |
JP6372217B2 (ja) | 連続鋳造鋳型内の湯面変動の状態推定方法、及び、装置 | |
JP6737164B2 (ja) | 液面形状の抽出方法、装置及びプログラム | |
Guan et al. | Output-only modal identification with recursive dynamic mode decomposition for time-varying systems | |
CN110100164A (zh) | 疲劳限度应力确定系统、疲劳限度应力确定装置以及疲劳限度应力确定方法 | |
JP7367733B2 (ja) | 鋼素材の表面欠陥推定方法および装置、鋼素材の製造仕様決定支援方法および装置、ならびに鋼素材の製造方法 | |
JP2019141895A (ja) | 状態推定方法、湯面レベル制御方法、プログラム、及び状態推定装置 | |
Jabri et al. | Cancellation of bulging effect on mould level in continuous casting: Experimental validation | |
JP2019217510A (ja) | 連続鋳造鋳型内可視化装置、方法、およびプログラム | |
Duan et al. | Video Motion Magnification and Subpixel Edge Detection‐Based Full‐Field Dynamic Displacement Measurement | |
JP4746466B2 (ja) | スラグ流出検知方法、溶融金属の注入制御方法、スラグ流出検知装置、溶融金属の注入制御装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181224 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6464949 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |