JP6464476B2 - 光柱 - Google Patents
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Description
また、上記の光柱では、側壁を開いた状態にした際に開口部の近傍に光源があるので、メンテナンス作業をし易くなる。なお、上記の側壁の「近傍」とは、例えば側壁を開いた状態にした際に、開口部から作業者の手又はメンテナンス作業用の工具等が容易に届く範囲を示す。
上記の光柱では、光源の姿勢及び出射面の向きが調整可能となる。従って、メンテナンス作業中或いは施工時に側壁を開いた状態とすると、光源の姿勢、出射面が反射板の反射面に対してなす角度等を容易に調整することができる。例えば、メンテナンス作業中に光源の出射面を作業者側に向ければ、作業者が光源の出射面を清掃し易くなる。なお、従来のように光透過パネルを第二のフレームから外す必要はないので、光源のメンテナンス作業の効率化が図られる。また、光源を回動可能にすることで、光の見え具合が容易に調整される。
上記の光柱では、光源が隙間において連結部分を中心として回動可能となる。従って、メンテナンス作業中或いは施工時に側壁を開いた状態とすれば、光源の位置等を容易に変更し、光源に接触し易くすることができる。これにより、光源のメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
上記の光柱では、側壁を閉じた状態から開いた状態にすると、それに連動して、光源が隙間の空間内から外側へ移動する。このように側壁を開いた状態に変更すると同時に光源を作業者の手元に配置し、隙間の空間内に作業者自身が入ったり、手を入れたりすることなく、容易にメンテナンス作業が行われる。これにより、光源のメンテナンス作業の効率化を図ることができる。
本発明を適用した第一実施形態の光柱1Aについて、図1から図3を参照し、説明する。図1は光柱1の正面図である。図2は第一実施形態の光柱1Aの断面図である。図3は第一実施形態の光柱1Aの一部の断面図であり、図2に示す領域R1を拡大した図である。
図2に示すように、第一実施形態の光柱1Aは、柱体4と、フレーム(第一のフレーム)5と、フレーム(第二のフレーム)30と、反射板40と、光透過パネル20と、光源44と、を備えている。
コーナー部材6はフレーム5の四隅で前記床に立設されている。フレーム部材2,8の各側端部はコーナー部材6に接続されている。平面視において、二つのフレーム部材2,2は柱体4を挟んで互いに対向して配置されている。また、二つのフレーム部材8,8は二つのフレーム部材2,2に直交し、柱体4を挟んで互いに対向して配置されている。このようなコーナー部材6及びフレーム部材2,8としては、例えば鉄骨が挙げられるが、特に限定されない。
本実施形態のフレーム30は、フレーム5のうちフレーム部材8に対して厚み方向(即ち、図1から図5に示す矢印D1方向)に間隔Hをあけて配置されている。
ここで、フレーム5,30に共通する厚み方向においてフレーム30側を「前側」、フレーム5側を「後側」とする。
横枠材14Tは光柱1の延在方向(即ち、図1から図5に示す矢印D2方向)において所定の間隔をあけて複数設けられている。横枠材14Tの両端部は縦枠材14Sに接続されている。
縦枠材14Sの板面14b(即ち、前記複数の枠の内側に向いている面)及び横枠材の板面14c,14dには、枠部材14の各枠内に突出するとともに、枠部材14の前側と後側で対を成す突起部16,16が設けられている。
本実施形態の光透過パネル20は三枚のガラス22,24,26を備えている。また、ガラス24,26は合わせガラスとされている。この合わせガラスは、既存の合わせガラスと同様に、二枚のガラス24,26を強靭な中間膜(図示略)で接着して一体化することで形成されている。中間膜の厚み寸法や素材は、合わせガラスの後側から照射された光の透過を妨げなければ特に制限されず、光柱1のデザインコンセプトや安全性等を考慮して適宜設定されている。さらに、光透過パネル20では、ガラス24,26の合わせガラスとガラス22とはペアガラスとされている。
ガラス22には、例えばフロートガラスが用いられる。ガラス24,26にも例えばフロートガラスが用いられるが、光柱1の外方からの通行者や任意の物体が光柱1に衝突した際等のあらゆる衝撃から光柱1を保護する目的から、光柱1の下方のガラス24,26には例えば耐衝撃性に優れた強化ガラスが用いられる。ガラス22,24,26の厚み寸法は例えば5mm程度に設定されている。なお、ガラス22,24,26の種類及び厚み寸法は、反射板40の反射光L2の前側への透過を妨げなければ、特に限定されない。また、ガラス22と、ガラス24,26の合わせガラスとの間隔は例えば15mm程度に設定されているが、特に限定されない。
ガラス22と合わせガラス24との間には、スペーサー27が介在している。また、ガラス22と突起部16との間には、ガスケット28Aが介在している。合わせガラスと突起部16との間には、シーリング28B,スペーサー29が介在している。スペーサー27,29は、例えば硬質素材で構成されている。ガスケット28Aは、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂等で構成されている。シーリング28Bは、例えば合成ゴム等の弾性体で構成されている。このような構成により、合わせガラス22,24,26はスペーサー27,29、ガスケット28A、シーリング28Bを介して一対の突起部16,16に押圧された状態で枠部材14の枠内に把持されている。なお、ガラス22,24,26を突起部16,16同士の間に安定して収容できれば、スペーサー27,29及びガスケット28A、シーリング28Bの構成は上記内容に限定されず、これら以外の構成であってもよい。
このような光源44としては、例えばLEDや蛍光灯が挙げられる。消費電力及び小型化、設計の自由度と費用に優れている点から、光源44としてはLEDが好適である。
詳細には、支持部33は、台座32と、回動部材47と、軸部(連結部分)48と、を備えている。台座32は、矢印D2方向に立ち上がる壁部32dを備えている。回動部材47は、壁部32dと、固定部材46の双方に当接して設けられている。固定部材46は、コーナー部材13の板面13aと、コーナー部材13からフレーム5側に突出した縦枠材14Sの一部の板面14aに、当接して設けられている。軸部48は回動部材47を貫通し、回動部材47の回転中心をなしている。台座32は、回動部材47、軸部48、固定部材46を介してフレーム30に接続されている。また、平面視において、支持部33は隙間Pの側端部に配置されている。回動部材47としては、例えば平型丁番等のヒンジが挙げられる。このような構成によれば、台座32が軸部48の軸線48Cを中心に回動可能とされている。
また、光柱1によれば、光源44から発せられた光L1が反射板40で反射され、光透過パネル20の後側から前側に透過し、光透過パネル20の前側から外方に向けて出射される。光透過パネル20の後側から照射する光を、従来のように光源44から発せられた直接的な光ではなく、反射光L2とすることで、光透過パネル20の前側の板面全体から略均一な光を出射させることができる。光源44を柱体4の延在方向に連ねて配置する、或いは前記延在方向に延びる光源44を使用することで、光柱1の明るさを均一にすることができる。
なお、側壁11の閉状態から開状態への変更と台座32の第一姿勢S1から第三姿勢S3への変更とを連動させれば、光源44の点検又は交換等のメンテナンス作業のさらなる効率化を図ることができる。
次いで、本発明を適用した第二実施形態の光柱1Bについて、図4及び図5を参照し、説明する。図4は第二実施形態の光柱1Bの平面図である。図5は第二実施形態の光柱1Bの一部の平面図であり、図4に示す領域R2を拡大した図である。なお、図4及び図5に示す光柱1Bの構成要素のうち、図2及び図3に示す光柱1Aと同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
支持部38は台座39を備えている。台座39は、矢印D2方向に立ち上がる壁部39dを備えている。壁部39dが側壁11の内壁面に当接していることで、支持部38は側壁11の内側(即ち、閉状態における隙間P側)に連設されている。側壁11が閉状態である場合、平面視において、支持部38は隙間Pの側端部に配置されている。このような構成によれば、支持部38は回転軸18の軸線18Cを中心として回動可能とされている。
5 フレーム(第一のフレーム)
11 側壁
30 フレーム(第二のフレーム)
20 光透過パネル
33,38 支持部
40 反射板
40r 反射面
44 光源
44C 軸線
48 軸部(連結部分)
H 間隔
P 隙間
Claims (4)
- 床に立設された柱体と、
前記柱体を覆う第一のフレームと、
前記第一のフレームに対して間隔をあけて配置された第二のフレームと、
前記第一のフレームに設置された反射板と、
前記第二のフレームに設置された光透過パネルと、
前記反射板と前記光透過パネルとの隙間に配置された光源と、
前記第一のフレームの側端と前記第二のフレームの側端との隙間を覆う側壁と、
を備え、
前記光源は、前記反射板の反射面に向かって光を出射し、前記側壁の近傍に配置され、
前記側壁は開閉可能とされていることを特徴とする光柱。 - 前記光源が前記柱体の延在方向を中心に回転可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の光柱。
- 前記隙間に配置されるとともに前記第二のフレームに連結され、前記第二のフレームとの連結部分を中心として回動可能とされた支持部を備え、
前記光源は前記支持部に支持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光柱。 - 前記光源は前記側壁の内側に連設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光柱。
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