JP6464208B2 - 振動抑制構造部を備えた三相リアクトル - Google Patents

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Description

本発明は、三相リアクトルに関する。
三相リアクトル、例えば三相ACリアクトルの駆動時に振動が生じる場合がある。この振動によって、騒音が発生したり、三相リアクトルを劣化させたりするので、振動を抑制する必要がある。このような振動の原因は、ギャップを挟んで対向する二つの鉄心の間に作用する磁気力、もしくはリアクトルの鉄心自体が磁歪することである。
特許文献1においては、リアクトルの鉄心を板に固定している。さらに、特許文献2においては、ハウジング内にリアクトルを配置し、ハウジングの内面とリアクトルとの間に板バネを配置することが開示されている。
特開2009−212384号公報 特開2008−028288号公報
しかしながら、リアクトルの各相における鉄心の厚さは製造時の諸条件および材料の公差に応じて異なっている。このため、各相における鉄心の厚さが異なる場合には、特許文献1のように板により鉄心を固定するのは力が不均一になり十分ではない。
さらに、特許文献2の構成では、ハウジングおよび板バネが必要であるので、製造コストが増加すると共に、全体の寸法が大きくなる等の問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、各相の鉄心の厚さの差に関係なく固定することができ、製造コストおよび寸法が大幅に増すことなしに、振動を抑えられる三相リアクトルを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、外周を取り囲む外周部鉄心と、前記外周部鉄心の内側に接するか、または、結合された、少なくとも三つの鉄心コイルとを具備し、該少なくとも三つの鉄心コイルは鉄心と該鉄心に巻かれたコイルから構成されており、互いに隣接する二つの鉄心の間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、さらに、少なくとも三つのギャップの交点またはその近傍に配置されていて前記ギャップにおいて生じる振動を抑制する振動抑制構造部を具備する三相リアクトルが提供される。
2番目の発明によれば、外周を取り囲む外周部鉄心と、前記外周部鉄心の内側に接するか、または、結合された、少なくとも三つの鉄心コイルとを具備し、該少なくとも三つの鉄心コイルは鉄心と該鉄心に巻かれたコイルから構成されており、互いに隣接する二つの鉄心の間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、さらに、前記ギャップ近傍に配置されていて前記ギャップにおいて生じる振動を抑制する振動抑制構造部を具備し、前記振動抑制構造部が、前記鉄心の積層方向における前記三相リアクトルの一方の端面のみに配置される、三相リアクトルが提供される。
3番目の発明によれば、外周を取り囲む外周部鉄心と、前記外周部鉄心の内側に接するか、または、結合された、少なくとも三つの鉄心コイルとを具備し、該少なくとも三つの鉄心コイルは鉄心と該鉄心に巻かれたコイルから構成されており、互いに隣接する二つの鉄心の間には磁気的に連結可能なギャップが形成されており、さらに、前記ギャップ近傍に配置されていて前記ギャップにおいて生じる振動を抑制する振動抑制構造部を具備し、前記振動抑制構造部は、弾性構造からなる振動低減部と、前記振動低減部を前記鉄心に固定させる固定部とを含んでおり、前記振動低減部が、互いに隣接する二つの鉄心の間に挿入される少なくとも一つの脚部を含む、三相リアクトルが提供される。
4番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記振動抑制構造部は、弾性構造からなる振動低減部と、前記振動低減部を前記鉄心に固定させる固定部とを含む。
5番目の発明によれば、1番目、2番目または4番目の発明において、前記振動抑制構造部が、前記鉄心の積層方向における前記三相リアクトルの少なくとも一方の端面に配置される。
6番目の発明によれば、4番目の発明において、前記固定部がネジまたはネジとナットとの組合わせである。
7番目の発明によれば、4番目の発明において、前記振動低減部が、互いに隣接する二つの鉄心の間に挿入される少なくとも一つの脚部を含む。
8番目の発明によれば、4番目の発明において、前記振動低減部は非磁性体から形成される。
9番目の発明によれば、7番目の発明において、前記振動低減部は、さらに、前記脚部の先端から該脚部に対して垂直に少なくとも部分的に延びていて前記鉄心の側面に接触する追加脚部を含む。
10番目の発明によれば、7番目の発明において、前記振動低減部は、さらに、前記脚部に対して垂直に少なくとも部分的に延びていて前記ギャップのそれぞれに挿入される追加脚部を含む。
11番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの三相リアクトルを具備するモータ駆動装置が提供される。
1番目および4番目の発明においては、振動低減部と固定部とを含む振動抑制構造部がギャップ近傍にのみ配置されている。このため、三相リアクトルが振動抑制構造部によって大型化することはなく、製造コストも大幅に増大することはない。さらに、各相の鉄心の厚さに依存せず鉄心を固定することができる。
5番目の発明においては、比較的簡易な構成で、振動の抑制効果を高められる。
6番目の発明においては、比較的簡易な構成で、振動の抑制効果を高められる。
7番目の発明においては、脚部が鉄心の間に配置されるので、鉄心が回転するのを防止でき、鉄心をさらに堅固に固定できる。
8番目の発明においては、透磁率が小さくなるので、磁気飽和を抑制できる。
11番目の発明においては、モータ駆動装置の製造コストおよび寸法が大幅に増すのを避けることができる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれら目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明解になるであろう。
本発明に基づく三相リアクトルの頂面図である。 図1Aに示される三相リアクトルの斜視図である。 鉄心の分解斜視図である。 振動抑制構造部の斜視図である。 本発明の他の実施形態に基づく三相リアクトルの側面図である。 本発明のさらに他の実施形態に基づく三相リアクトルの側面図である。 図5Aに示される三相リアクトルの斜視図である。 追加の実施形態における振動低減部の頂面図である。 図6Aに示される振動低減部が取付けられた三相リアクトルの頂面図である。 追加の実施形態における他のリアクトルの分解斜視図である。 さらに別の実施形態におけるリアクトルの分解斜視図である。 図7Aに示されるリアクトルの斜視図である。 図4に示される実施形態の変形例である。 本発明の三相リアクトルを含むモータ駆動装置を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1Aは本発明に基づく三相リアクトルの頂面図である。さらに、図1Bは図1Aに示される三相リアクトルの斜視図である。
図1Aおよび図1Bに示されるように、三相リアクトル5は、外周部鉄心20と、外周部鉄心20に磁気的に互いに連結する三つの鉄心コイル31〜33とを含んでいる。図1Aにおいては、六角形状の外周部鉄心20の内側に鉄心コイル31〜33が配置されている。なお、鉄心コイルの数は3より大きい3の倍数であってもよい。
図面から分かるように、それぞれの鉄心コイル31〜33は、半径方向に延びる鉄心41〜43と該鉄心に巻回されたコイル51〜53とを含んでいる。鉄心41〜43のそれぞれの半径方向外側端部は、外周部鉄心20に接するか、もしくは外周部鉄心20と一体的に形成されている。
さらに、鉄心41〜43のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心近傍に位置している。図1A等においては鉄心41〜43のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約120度である。そして、鉄心41〜43の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜103を介して互いに離間している。
言い換えれば、鉄心41の半径方向内側端部は、隣接する二つの鉄心42、43のそれぞれの半径方向内側端部とギャップ101、102を介して互いに離間している。他の鉄心42、43についても同様である。また、後述する実施形態においては、ギャップ101〜103の図示を省略する場合がある。
このように、本発明では、三相リアクトル5の中心部に位置する中心部鉄心が不要であるので、三相リアクトル5を軽量かつ簡易に構成することができる。さらに、三つの鉄心コイル31〜33が外周部鉄心20により囲まれているので、コイル51〜53から発生した磁界が外周部鉄心20の外部に漏洩することもない。また、ギャップ101〜103を任意の厚さで低コストで設けることができるので、従来構造のリアクトルと比べて設計上有利である。
さらに、本発明の三相リアクトル5においては、従来構造のリアクトルに比較して、相間の磁路長の差が少なくなる。このため、本発明においては、磁路長の差に起因するインダクタンスのアンバランスを軽減することもできる。
ところで、図2は鉄心の分解斜視図である。図2に示される例においては、外周部鉄心20および鉄心41〜43は一体的に形成されている。そして、図2から分かるように、外周部鉄心20および鉄心41〜43は複数のシート状の磁性材、例えば電磁鋼板を積層することにより形成されている。この場合には、外周部鉄心20および鉄心41〜43の製造コストを抑えることができる。なお、外周部鉄心20および鉄心41〜43のそれぞれを、複数のシート状の磁性材、例えば電磁鋼板を積層することにより別々に形成してもよい。なお、鉄心41〜43はシート状の磁性材ではなく、磁性材から成るコア形状の成形品でも良い。
このような三相リアクトル5を駆動すると、鉄心41〜鉄心43が特にギャップ101〜103の近傍で振動する。鉄心41〜43が外周部鉄心20とは別に形成されている場合には、そのような振動はさらに大きくなる。
このような問題に対処するために、図1Aから分かるように、本発明の三相リアクトル5の中心には、振動抑制構造部60が配置されている。図3は振動抑制構造部の斜視図である。図3に示されるように、振動抑制構造部60は、振動低減部61と固定部65とを含んでいる。
振動低減部61は弾性構造であるか、または弾性体、例えばゴムから形成される。言い換えれば、振動低減部61は非磁性体から形成されるのが好ましい。この場合には、透磁率が小さくなるので、磁気飽和を抑制できる。
振動低減部61は中心部62と、中心部62から半径方向に等間隔で延びる複数、例えば三つの延長部61a〜61cとを有している。延長部61a〜61cの数は、三相リアクトル5のギャップ101〜103の数に等しいか、またはギャップ101〜103の数よりも少ない。
延長部61a〜61cは中心部62を含む面に対して傾斜して延びるのが好ましい。言い換えれば、延長部61a〜61cは中心部62に対して所定の角度で延びている。また、固定部65は中心部62の開口部63に挿入される形状であり、固定部65は例えばネジである。
再び図1Aを参照すると、振動抑制構造部60は三相リアクトル5の中心に配置される。言い換えれば、振動抑制構造部60はギャップ101〜103の交点またはその近傍に配置される。図1Aから分かるように、振動低減部61の延長部61a〜61cは鉄心41〜43のそれぞれの上面に係合する。
固定部65を中心部62の開口部63に通して、振動低減部61を鉄心41〜43に押圧する。これにより、振動低減部61のそれぞれの延長部61a〜61cは変形して、中心部62と同一平面内に位置する。その結果、固定部65によって、振動低減部61は鉄心41〜43に固定されるようになる。この目的のために、固定部65として雄ネジを使用すると共に、鉄心41〜43の対応した位置に固定部65に螺合するネジ山(雌ネジ)が形成されていてもよい。なお、固定部65に雌ネジが形成されていて、鉄心41〜43の対応した位置に雄ネジが形成されていてもよい。後述する実施形態においても同様である。
このように本発明においては、振動抑制構造部60が鉄心41〜43を固定するようにしている。このため、三相リアクトル5の駆動時に、振動を抑えることができ、その結果、騒音が発生したり、三相リアクトルが劣化するのを防止できる。
また、振動抑制構造部60はギャップ101〜103の交点またはその近傍にのみ配置されている。このため、三相リアクトル5が振動抑制構造部60によって大型化することはなく、製造コストも大幅に増大することはない。
さらに、振動低減部61が弾性を有しているので、各相の鉄心41〜43の厚さに依存せず鉄心41〜43を固定することができる。このため、振動抑制構造部60の取付作業を極めて簡易に行うことが可能である。
図4は本発明の他の実施形態に基づく三相リアクトルの側面図である。図4に示されるように、振動低減部61を三相リアクトル5の両端面のそれぞれに配置するのが好ましい。図4には示さないものの、振動低減部61は固定部65により前述したように固定されるものとする。このように、一つの三相リアクトル5に対して、二つの振動抑制構造部60を使用するのが好ましい。これにより、比較的簡易な構成で、振動の抑制効果を高められる。
なお、前述のように、固定部65として雄ネジを使用すると共に、鉄心41〜43の対応した位置に固定部65に螺合するネジ山が形成されていない場合でも、鉄心の厚みより長いネジとナット69により固定しても良い(図6C参照)。
図5Aは本発明のさらに他の実施形態に基づく三相リアクトルの側面図であり、図5Bは図5Aに示される三相リアクトルの斜視図である。図5Aおよび図5Bに示される実施形態においては、長尺のロッド66が三相リアクトル5の中心に挿入されている。厳密には、ロッド66はギャップ101〜103の交点に対応した位置において三相リアクトル5に挿入されている。ロッド66の長さは三相リアクトル5の軸線方向長さに概ね等しいか、これよりもわずかながら短い。
ロッド66の一方の端面に形成された凹部の内面にはネジ山部が形成されている。ネジとしての固定部65は、ロッド66のネジ山部に螺合する。固定部65がロッド66に螺合することにより、振動低減部61はさらに堅固に固定され、その結果、振動の抑制効果をさらに高められるのが分かるであろう。なお、ロッド66が雌ネジで固定部65が雄ネジであってもよく、また、それらの反対でもよい。
なお、ロッド66の他方の端面にも同様なネジ山部を備えた凹部が形成されていてもよい。その場合、他の固定部65が他の振動低減部61と共にロッド66に螺合される。これにより、振動の抑制効果をさらに高められる。また、ロッド66を単にギャップ101〜103の交点に対応した位置において三相リアクトル5に挿入のみであっても、概ね同様な効果が得られるのが分かるであろう。なお、ロッド66が雌ネジで固定部65が雄ネジであってもよく、また、それらの反対でもよい。
図6Aは追加の実施形態における振動低減部の頂面図である。図6Aに示される振動低減部61は、隣接する二つの延長部61a〜61cの間に、脚部67a〜67cを備えている。これら脚部67a〜67cは、隣接する二つの延長部の間の中心位置において半径方向外側に延びている。なお、脚部67a〜67cは、振動低減部61と一体的に形成されているものとする。
図6Bは図6Aに示される振動低減部が取付けられた三相リアクトルの頂面図である。なお、理解を容易にする目的で、図6Bにおいてはコイル51〜53の図示を省略している。図6Bに示されるように、振動抑制構造部60を取付けると、振動低減部61の延長部61a〜61cが鉄心41〜43のそれぞれの上面に係合すると共に、脚部67a〜67cがギャップ101〜103のそれぞれに挿入されるようになる。
この場合には、脚部67a〜67cが鉄心41〜43の間に配置されるようになる。従って、鉄心41〜43が外周部鉄心20と別々に形成されている場合であっても、鉄心41〜43が回転するのを防止でき、鉄心41〜43をさらに堅固に固定できる。その結果、振動がさらに抑えられるのが分かるであろう。
図6Cは、追加の実施形態における他のリアクトルの分解斜視図である。なお、理解を容易にするために、図6Cではコイル51〜53の図示を省略している。図6Cに示される振動低減部61の脚部67a〜67cの先端から、脚部67a〜67cに対して垂直に棒状の追加脚部68a〜68cが延びている。
脚部67a〜67cの長さは、ギャップ101〜103の長さ(半径方向距離)よりもわずかながら長い。
振動低減部61をリアクトル5の一端に配置すると、追加脚部68a〜68cは鉄心41〜43の側面に接触する。この目的のために、追加脚部68a〜68cの断面は、略Y字形状であるのが好ましい。次いで、固定部65であるネジを開口部63に挿入し、リアクトル5の他端においてナット69により固定部65を固定する。この場合には、追加脚部68a〜68cが鉄心41〜43に対して半径方向内側に保持している。そして、固定部65とナット66により鉄心41〜43は軸方向に保持される。このため、前述した効果に加えて、ギャップ101〜103近傍で発生する振動をさらに抑制できるのが分かるであろう。なお、ナット69の使用を省略してもよく、その場合にも概ね同様な効果が得られる。また、ナット69が固定部65の一部であってもよい。
さらに、図7Aはさらに別の実施形態におけるリアクトルの分解斜視図であり、図7Bは図7Aに示されるリアクトルの斜視図である。簡易にする目的で、図7Aおよび図7Bでは固定部65等の図示を省略している図7Aに示される振動低減部61の追加脚部68a〜68cは脚部67a〜67cに対応した長さ部分を有する平坦な構成である。このため、振動低減部61をリアクトル5の一端に配置すると、図7Bに示されるように、追加脚部68a〜68cはギャップ101〜103にそれぞれ挿入される。従って、ギャップ101〜103近傍で発生する振動を図6Cの場合よりも抑制できるのが分かるであろう。
図7Cは図4に示される実施形態の変形例である。図7Cにおいては、図7Aに示されるのと同様な振動低減部61が示されている。追加脚部68a〜68cの軸方向長さはリアクトル5の軸方向長さの半分以下であるのが好ましい。この場合にも図4に示される実施形態と概ね同様の効果が得られるのが分かるであろう。
さらに、図8は本発明の三相リアクトルを含むモータ駆動装置を示す図である。図7においては、三相リアクトル5はモータ駆動装置に備えられている。
このような場合には、三相リアクトル5を含むモータ駆動装置を容易に提供できるのが分かるであろう。また、前述した実施形態のいくつかを適宜組み合わせることは本発明の範囲に含まれる。
典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
5 三相リアクトル
20 外周部鉄心
31〜33 鉄心コイル
41〜43 鉄心
51〜53 コイル
60 振動抑制構造部
61 振動低減部
61a〜61c 延長部
62 中心部
63 開口部
65 固定部
67a〜67c 脚部
68a〜68c 追加脚部
69 ナット
101〜103 ギャップ

Claims (11)

  1. 外周を取り囲む外周部鉄心(20)と、
    前記外周部鉄心の内側に接するか、または、結合された、少なくとも三つの鉄心コイル(31〜33)とを具備し、
    該少なくとも三つの鉄心コイルは鉄心(41〜43)と該鉄心に巻かれたコイル(51〜53)から構成されており、
    互いに隣接する二つの鉄心の間には磁気的に連結可能なギャップ(101〜103)が形成されており、
    さらに、
    少なくとも三つのギャップの交点またはその近傍に配置されていて前記ギャップにおいて生じる振動を抑制する振動抑制構造部(60)を具備する三相リアクトル。
  2. 三相リアクトルにおいて、
    外周を取り囲む外周部鉄心(20)と、
    前記外周部鉄心の内側に接するか、または、結合された、少なくとも三つの鉄心コイル(31〜33)とを具備し、
    該少なくとも三つの鉄心コイルは鉄心(41〜43)と該鉄心に巻かれたコイル(51〜53)から構成されており、
    互いに隣接する二つの鉄心の間には磁気的に連結可能なギャップ(101〜103)が形成されており、
    さらに、
    前記ギャップ近傍に配置されていて前記ギャップにおいて生じる振動を抑制する振動抑制構造部(60)を具備し、
    前記振動抑制構造部が、前記鉄心の積層方向における前記三相リアクトルの一方の端面のみに配置される、三相リアクトル。
  3. 外周を取り囲む外周部鉄心(20)と、
    前記外周部鉄心の内側に接するか、または、結合された、少なくとも三つの鉄心コイル(31〜33)とを具備し、
    該少なくとも三つの鉄心コイルは鉄心(41〜43)と該鉄心に巻かれたコイル(51〜53)から構成されており、
    互いに隣接する二つの鉄心の間には磁気的に連結可能なギャップ(101〜103)が形成されており、
    さらに、
    前記ギャップ近傍に配置されていて前記ギャップにおいて生じる振動を抑制する振動抑制構造部(60)を具備し、
    前記振動抑制構造部は、弾性構造からなる振動低減部(61)と、前記振動低減部を前記鉄心に固定させる固定部(65)とを含んでおり、
    前記振動低減部が、互いに隣接する二つの鉄心の間に挿入される少なくとも一つの脚部(67a〜67c)を含む、三相リアクトル。
  4. 前記振動抑制構造部は、弾性構造からなる振動低減部(61)と、前記振動低減部を前記鉄心に固定させる固定部(65)とを含む、請求項1または2に記載の三相リアクトル。
  5. 前記振動抑制構造部が、前記鉄心の積層方向における前記三相リアクトルの少なくとも一方の端面に配置される請求項1、2、4のいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  6. 前記固定部がネジまたはネジとナットとの組合わせである、請求項4に記載の三相リアクトル。
  7. 前記振動低減部が、互いに隣接する二つの鉄心の間に挿入される少なくとも一つの脚部(67a〜67c)を含む請求項4に記載の三相リアクトル。
  8. 前記振動低減部は非磁性体から形成される請求項4に記載の三相リアクトル。
  9. 前記振動低減部は、さらに、前記脚部の先端から該脚部に対して垂直に少なくとも部分的に延びていて前記鉄心の側面に接触する追加脚部を含む、請求項7に記載の三相リアクトル。
  10. 前記振動低減部は、さらに、前記脚部に対して垂直に少なくとも部分的に延びていて前記ギャップのそれぞれに挿入される追加脚部を含む、請求項7に記載の三相リアクトル。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の三相リアクトルを具備するモータ駆動装置。
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