JP6463487B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、据付工事の際のドレンパン排水確認のための水注入窓に関する。
室内壁面に据え付ける壁掛け型の空気調和機の室内機では、室内機の内部に室内熱交換器を有している。この室内熱交換器は、室内の空気と熱交換を行う。室内熱交換器が空気を冷却する際に、空気中の水分は、室内熱交換器の表面で凝縮し、室内熱交換器に水滴が付着する。室内熱交換器の下側にドレンパンが配置されており、室内熱交換器についた水滴は、室内熱交換器を構成する複数のフィンの隙間を伝わりながら下部に移動し、ドレンパンに滴下され捕集された後、ドレンパンに備えられている排水管(ドレンホース)を通り室外に排出される。据付工事の際は、室内機の設置時の傾きやドレンパンを構成する部品の破損等により、ドレンパンに溜まった水が正しく排出されず室内機内に漏れてしまっていないかを確認するために、ドレンパンに直接水を注いで排水確認を行う。(たとえば、特許文献1参照)
特開平5−141685号公報
従来の空気調和機の室内機では、室内熱交換器の下流側にクロスフローファンを備えており、クロスフローファンが作動すると室内機の上部の吸入口から室内の空気を吸い込む。吸入口から室内機内に入った空気は、室内熱交換器を通過し熱交換された後、クロスフローファンにより吹出口から室内に吹き出される。このような構成の室内機は、室内熱交換器の上流側にある空気を、室内熱交換器の下流側にあるクロスフローファンにより引き込む構成となっている。そのため、室内熱交換器の上流側の風路は、空気を引き込めれば、構造的に隙間があっても室内機の性能に大きく影響しない。よって、従来構成の空気調和機の室内機においては、据え付け時のドレン排水確認を行う際に、室内機の前面側のパネルを開けて、ドレンパン又は室内熱交換器を大きく露出させて、ドレンパンまたは室内熱交換器に直接水を注ぎドレン排水確認を行っていた。
また、特許文献1に開示されているドレンテスト装置は、室内熱交換器の冷媒を通すための配管に引っかけることできる。そして、ドレンテスト装置に直接水を注ぎドレン排水確認を行っている。ドレンテスト装置を使用するためには、室内機の前面を大きく開け、ドレンテスト装置を室内熱交換器に設置する必要があった。
一方、室内機の送風ファンとして軸流ファンが使用され、風路内において軸流ファンの下流側に室内熱交換器が配置される構成の室内機においては、軸流ファンから室内熱交換器に空気を押し込む構成となっている。このため、軸流ファンから室内熱交換器までの風路に隙間があると、軸流ファンにより室内熱交換器側に押し込まれた空気が、室内熱交換器を通過する前に隙間から漏れ出てしまう。また、室内熱交換器から吹出口までの風路に隙間があると、室内熱交換器を通過した後の調和空気が、吹出口以外へ漏れ出たりする。そのため、風路を構成する壁等の部品は、隙間を無くすように構成されており、室内機の据え付け時に容易に着脱できる構成にはされていない。つまり、軸流ファンを備えた室内機においては、据え付け作業時に熱交換機を大きく露出させることができない室内機の構成になっており、特許文献1のようなドレンテスト装置を用いたドレン排水確認を行うことはできないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、熱交換器の上流側に軸流ファンを備えた空気調和機の室内機であっても、室内機据え付け時のドレン排水確認を容易に行える空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、上面に吸入口が設けられ、下部に吹出口が設けられ、内部に風路が形成され、背面側が室内壁面に固定されるケーシングと、前記風路に設けられた軸流ファンと、前記風路において該軸流ファンの下流に設けられた室内熱交換器と、該室内熱交換器の下端を下側から覆うドレンパンと、前記風路のケーシング前面側を構成する前面風路パネルと、を備え、該前面風路パネルは、前記室内熱交換器より上側に水注入窓が開口されている。
本発明に係る空気調和機の室内機によれば、熱交換器の上流側に軸流ファンを備えた空気調和機の室内機において、風路のケーシング前面側を構成する風路壁に設置された水注入窓から水を注入し、ドレン排水確認を容易に行うことができるものである。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の全体の外観を示す図である。 図1の室内機の分解斜視図を示す。 図1の室内機の断面A−Aを示した図である。 図1の空気調和機の室内機の前面パネルを分解した斜視図である。 図1の空気調和機の室内機を上面から見た図である。 図5の空気調和機の室内機の断面B−Bを示す図である。 図1の室内機の前面の意匠パネルを外した状態の図である。 図7のC部の拡大図である。 図6の注入窓周辺の構造の拡大図である。 図7の窓開閉蓋を開けた状態の図である。 図1の室内熱交換器が2つの熱交換器で構成され、逆V字形状に連結されている場合の図である。 図1の室内熱交換器がM字形状に連結されている場合の図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。各図において、同一の符号を付した機器等については、同一の又はこれに相当する機器を表すものであって、これは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であって、本発明は明細書内の記載のみに限定されるものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。さらに、添字で区別等している複数の同種の機器等について、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合がある。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
(室内機100の構造)
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の全体の外観を示す図である。図2は、図1の室内機100の分解斜視図を示す。図3は、図1の室内機100の断面A−Aを示した図である。前面パネル60側を室内機100の前側、台枠20側を室内機100の後側(背面側)とし、ファンユニット30が配置してある側を上側、吹出口40がある側を下側とする。
室内機100は、後側の外観となる台枠20と、前面側の外観となる前面パネル60と、左右の側面の外観となる左側面パネル66及び右側面パネル67とを備える。なお、台枠20、前面パネル60のうち外観面側に位置する意匠パネル61、左側面パネル66、及び右側面パネル67をあわせたものが、本発明の「ケーシング」に相当する。室内機100の上面側には、2つの軸流ファン31が室内機100の長手方向に並列に配置されたファンユニット30が配置されている。ファンユニット30の開口部分が室内機100の吸入口34となっている。室内機100の内部に形成された風路は、室内機100の後ろ側は台枠20と、室内機100の前側は前面パネル60のうちの最も内部側の部材である風路壁65とにより形成されている。軸流ファン31の下側であり風路の下流に室内熱交換器10が配置されている。室内熱交換器10の下側には、ドレンパンユニット50があり、ドレンパン51a及びドレンパン51bが配置されている。ドレンパン51の下側に吹出口40〜42が設けられている。また、室内熱交換器10の長手方向の端部には電気部品箱70が配置されている。電気部品箱70は、右側面パネル67に覆われており、外部からは見えないようになっている。
(ファンユニット30)
軸流ファン31は、室内機100の上面に設けられた吸入口34の下側に設けられている。実施の形態1の室内機100は、2つの軸流ファン31がケーシング左右方向に沿って並列に配置されている。また、2つの軸流ファン31は、1つのまとまったユニットとして室内機100に取り付けられるものであり、ファンユニット30を構成している。ファンユニット30の内部は、それぞれの軸流ファン31の周囲を囲うベルマウス35が形成されている。軸流ファン31は、中央部にファンモーター33を備え、ファンモーター33にプロペラ32が取り付けられている構成になっている。なお、軸流ファン31は、回転軸の平行方向に空気を送るものであれば、プロペラ32の形状が異っても良く、例えば斜流ファンを用いても良い。また、軸流ファン31の設置数は一例であり、室内機100に要求される風量により適宜決定すれば良い。
(室内熱交換器10)
図3に示されるように、実施の形態1の室内熱交換器10は、熱交換器13a、熱交換器13b、熱交換器13c、熱交換器13dの4つから構成されている。熱交換器13a〜13dは、室内機100の左右方向に垂直な断面において、W形に並べられている。ただし、室内熱交換器10の断面形状は、W形に限られない。例えば、V形、逆V形、M形などであっても良い。室内熱交換器10の断面形状をV形にした場合は、W形と同じく、ケーシング前面側に配置されている熱交換器13aが、前から後ろに向かって傾斜されて配置されており、熱交換器13aの上端が水注入窓80の近くに配置されることになる。各熱交換器13は、複数のフィン11が室内機100の左右方向に積み重なっており、そのフィン11を貫通して伝熱管12が通っている。伝熱管12は、端部で折り返されることにより、同一断面においては複数の伝熱管12がフィン11を貫通している。また、実施の形態1においては、4つの熱交換器13a〜13dから室内熱交換器10が構成されているが、各熱交換器は、分離されていても一体となっていても良い。
室内熱交換器10には、仕切板16a〜16cが備えられている。仕切板16a及び仕切板16bは、室内熱交換器10の長手方向の両端、すなわちケーシング左右方向の端部に設けられている。仕切板16aと仕切板16bとは、室内機100の内部の風路を構成する部品であり、室内熱交換器10の端部からの空気が漏れ出すのを防止している。また、中央部の仕切板16bは、2つの軸流ファン31の間に位置し、軸流ファン31がそれぞれ生じさせている気流を独立させるものである。
(ドレンパンユニット50)
図3に示されるように、室内熱交換器10の下にドレンパン51a及びドレンパン51bが配置されている。ドレンパン51aは、室内熱交換器10の熱交換器13aと熱交換器13bの端部が向かい合っている頂点部分を下側から覆うように配置されている。ドレンパン51bは、室内熱交換器10の熱交換器13cと熱交換器13dの端部が向かい合っている頂点部分を下側から覆うように配置されている。室内熱交換器10は冷房運転時に空気を冷却するが、その際に空気中の水分が凝集しフィン11に付着する。フィン11に付着した結露水は、フィン11の隙間を伝って室内熱交換器10の下側へ移動し、ドレンパン51a及びドレンパン51bの上に落ちる。ドレンパン51は、室内機100の左右方向に勾配がつけられており、ドレンパン51上に落ちた結露水は、ドレンパン51の勾配方向に流れ、ドレンパン51に接続されている図示されていない排水管から室内機100の外へ排出される。なお、ドレンパン51a及びドレンパン51bは接続されており、どちらに落ちた結露水も合流し、排水管から排出される。
ドレンパン51には室内機100の左右方向に勾配がつけられているが、その角度は、例えば2°といった小さい角度である。よって、室内機100を室内壁面に取り付ける際に室内機100が左右方向に傾いて取り付けられると、ドレンパン51に溜まった結露水が、排水管が配置されている方向に流れていかず、排出されない。ドレンパン51上の結露水が排出されない場合は、ドレンパン51上に結露水が溜まりやすくなり、結露水が長時間溜まることに伴う異臭の発生、又はドレンパン51から室内機100の内部に結露水が溢れ出てしまうという課題があった。そこで、ドレンパン51から適正に結露水が排出されているかどうかを確認するために、室内機100の据え付け時にドレンパン51に水を入れて、排出管から水が排出されているかの確認が行われている。しかし、実施の形態1に置ける室内機100においては極力風路に隙間が無いように構成されているため、ドレンパン51に直接水を注入したり、室内熱交換器10を露出させてそこに水を直接滴下してドレンパン51へ水を送るということが困難な構造になっている。そこで、実施の形態1の室内機100においては、後述するように、水注入窓80を設け、そこから水を注入することによりドレンパン51へ水を送るように構成されている。
(前面パネル60の構成)
図4は、図1の空気調和機の室内機100の前面パネル60を分解した斜視図である。図4に示されるように、室内機100の前面パネル60は、意匠パネル61と前面風路パネル62との2つの部分から構成される。前面風路パネル62は、内部パネル63、断熱材64、風路壁65の3つから構成される。風路壁65は、室内機100の内部に設置されている室内熱交換器10に対面しており、熱交換された冷気及び暖気が接する。特に風路壁65の内部側の壁に冷気が接すると、風路壁65は冷やされ、外気が接する側は結露が生じ易い。また、隣接する内部パネル63及び意匠パネル61も併せて冷やされることになり結露が生じ易くなる。よって、風路壁65の前面側には断熱材64が配置される。又は、断熱材64は、風路壁65に接着などの手段により固定されても良い。これにより、風路側と外部とが断熱され、意匠パネル61、内部パネル63、風路壁65の外側面に水滴が付着するのを防止することができる。なお、実施の形態1において、前面風路パネル62は、3つのパネルから構成されているが、これに限られない。例えば、実施の形態1において内部パネル63は、周辺の構造を支え、固定する。例えば、実施の形態1においては、前面風路パネル62は、左側面パネル66及び右側面パネル67を固定する等の構造を支える機能を有するものであるが、その機能を風路壁65に持たせることにより省略することも可能である。ただし、風路壁65は、室内機100の内部の室内熱交換器10から吹出口40〜42までの風路から、熱交換された冷気又は暖気が漏れ出ないようにするためのものであり、空気が漏れ出ないように隙間をシールするなどして構成される。
また、意匠パネル61は製品の外観を構成するものであるため、構造部品としての強度及び剛性などの機能だけでなく、外観面を美麗に仕上げてあり、内部の構造を覆う必要がある。前面パネル60は、意匠パネル61と前面風路パネル62とからなるが、周辺部品の構造などに応じ適宜枚数及び構造を決定すればよい。
(水注入窓80の配置)
図5は、図1の空気調和機の室内機100を上面から見た図である。図6は、図5の空気調和機の室内機100の断面B−Bを示す図である。断面B−Bは、室内機100の左右方向に垂直な断面であり、軸流ファン31の回転中心を通り、かつ水注入窓80の中心を通る断面である。軸流ファン31の周囲にはベルマウス35が形成され、吸入口34から入った空気の流れを整える。図4に示されるように、空気調和機の室内機100を上面から見て、室内機100の前後方向に延びるベルマウス35の円形の開口の中心線から左方向に外れた位置で、かつ室内機100の前面側に水注入窓80は設けられている。つまり、図4に示されている室内機100の上面図において、四角形の室内機100に対して、吸入口34及びベルマウス35は円形に設けられているが、その四角形の角の周辺であってベルマウス35の外側のスペースに水注入窓80が設けられている。このように配置することにより、軸流ファン31及び水注入窓80の室内機100の上下方向の位置を合わせて配置することができる。もし、軸流ファン31の下側に水注入窓80を設けた場合、室内熱交換器10の前側熱交換器13aの上端を水注入窓80の下に配置する必要があるため、その分だけファンユニット30と室内熱交換器10との高さ方向の距離を離さなければならない。ドレンパン51の排水確認をする際に、水注入窓80から前側熱交換器13aの上端に向かって水を滴下する構成が必要があるためである。上記のように、実施の形態1の水注入窓80の配置にすることにより、軸流ファン31と室内熱交換器10との室内機100の上下方向位置を近づけて配置することができる。
水注入窓80は、空気調和機の室内機100の前面側に配置されている。これは、室内に設置された時に、左側面及び右側面に水注入窓80が配置された場合は、設置される環境により室内の壁が障害となり水注入作業ができない可能性があり、また上面に水注入窓80が配置された場合は、天井が障害となり水注入作業ができない可能性があるためである。また、実施の形態1の室内機100は、右側面に電気部品箱70が配置されているため、右側面側に水注入窓80を設置することは困難である。
水注入窓80は、室内機100の高さ方向(上下方向)の位置において軸流ファン31と同じ高さに配置されており、室内熱交換器10の上流側に位置する。水注入窓80には、窓開閉蓋81が取り付けられているが、厳密には隙間がある。しかし、水注入窓80から空気が漏れるとしても熱交換前の空気であるため、空気調和機の性能には大きな影響は無い。実施の形態1の室内機100において、水注入窓80は、軸流ファン31と同じ高さに並列に配置されていることから、軸流ファン31から吹き出される空気が直接水注入窓80側に流れることは無く、空気の漏出も少ない構造になっている。なお、実施の形態1においては、水注入窓80は、軸流ファン31と同じ高さ位置に設けられているが、室内熱交換器10の形状によっては軸流ファン31よりも下側に設けても良い。ただし、その場合でも水注入窓80は室内熱交換器10よりも上流側である必要がある。これについては実施の形態2で述べる。
(水注入窓80及び窓開閉蓋81の構造)
図4に示されるように、室内機100の前面側に向かって左上側に水注入窓80が設けられている。これは、風路壁65に開口が設けられており、開口された水注入窓80に開閉可能な窓開閉蓋81が取り付けられている。また、風路壁65の前面側にある内部パネルにも風路壁65に設けられた水注入窓80に合わせて開口されている。また、室内機100の上下方向における水注入窓80の位置については、図6に示されるように、水注入窓80は、室内熱交換器10の前側の熱交換器13aの上端部より上に配置するように設けられている。
図7は、図1の室内機100の前面の意匠パネル61を外した状態の図である。図8は、図7のC部の拡大図である。図9は、図6の水注入窓80周辺の構造の拡大図である。図10は、図7の窓開閉蓋81を開けた状態の図である。水注入窓80には、窓開閉蓋81が回転軸82の回りに回転可能に取り付けられている。図7に示されるように、窓開閉蓋81が開けられている状態で、窓開閉蓋81の室内機100前面側及び左右側の3方の縁には壁84が設けられている。これにより、窓開閉蓋81が開いている状態で、壁84a〜84cで囲まれた内側に水を滴下すれば、左右、又は前面側に滴下した水がこぼれるのを防止でき、作業性が向上する。
また、窓開閉蓋81の室内機100前面側の縁に窓開閉蓋81が閉じた状態を保持するための爪85が設けられている。爪85は、水注入窓80の上側の一辺の一部に設けられている突起69に引っ掛かり、窓開閉蓋81を閉じた状態に固定する。爪85は、振動やユーザーが触れることにより容易に開くことを防止するために、容易に変形しないようにされている。据え付け作業時にドレンパン51からの排水確認をするために窓を開閉するときには、図9に示すように窓開閉蓋81の爪85と水注入窓80の枠の上側面との間に例えば棒状の工具90を図中の矢印方向に差し込み、爪85を図7の下側に弾性変形させて係止を外す。このようにすることで、窓開閉蓋81が容易に開かないように爪85を硬く設計した場合であっても、据え付け作業者は身近な工具90を用いて窓開閉蓋81を開けることができる。
窓開閉蓋81の室内機100の前面側には突起83が設けられている。図10に示されるように、窓開閉蓋81が開けられた状態において、突起83は、水注入窓80の枠の下側面に当接する。突起83が当接することにより、窓開閉蓋81は、室内機100の前面側から室内機100の内部側に向かって下るように勾配がついた状態が維持される。なお、突起83は、窓開閉蓋81側に設けられていなくとも良く、水注入窓80の枠と窓開閉蓋81の面とを当接させても良い。また、水注入窓80側に突起を設けて窓開閉蓋81の面と当接させても良い。また、窓開閉蓋81の室内機100の前面側にはつまみ部86が設けられ、窓開閉蓋81を開けるときに作業者がつまめるようになっており作業性を向上させている。
水注入窓80の枠の室内機100の内部側は、下側の縁68が伸びており、熱交換器13aの上部まで縁68の先端が届くようになっている。水注入窓80から注入された水が、縁68を伝わって熱交換器13aの上端に滴下され、熱交換器13aのフィン11の隙間を水の表面張力により伝わってドレンパン51に滴下させるためである。
窓開閉蓋81は、回転軸82の回りに回転可能な構造になっており、風路壁65に設けられた水注入窓80に取り付けられている。窓開閉蓋81は、閉じられた状態における回転軸82から上端、すなわち壁84aが備えられている縁までの長さをできる限り長くとることにより、開けた時に室内機100の前面側に突出する量を大きくできる。これにより、水注入窓80から注水するときの作業性が向上する。また、窓開閉蓋81は、閉じられた状態における回転軸82から下端までの長さをできる限り長くとることにより、開けた時に室内機100の内部に突出する量を大きくできる。これにより、水注入窓80から注入された水が、より室内機100の風路の内部まで届くようにできる。ただし、前述のように水注入窓80の下側の縁68が、内部に長く伸びているのであれば、窓開閉蓋81の回転軸82から下端までは長くなくともよく、縁68の上に届く程度でよい。なお、窓開閉蓋81は、回転による開閉構造で無くとも良い。ドレンパン51の排水確認のために水を注ぐのが容易であり、水をドレンパン51に導くことができれば、窓開閉蓋81は、例えば、室内機100の前面側に引き出される構造の蓋であっても良く、水注入窓80から取り外しできる蓋でも良い。
(室内機100の空気の流れ)
図3を用いて、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の空気の流れについて説明する。室内機100の上面には吸入口34があり、室内の空気は軸流ファン31によって吸入口34より吸い込まれ、室内熱交換器10側へ送られる。送られた空気は、室内熱交換器10のフィン11の間を通過し、伝熱管12の内部を通る冷媒と熱交換する冷気又は暖気になる。
室内熱交換器10の下側には、ドレンパン51a及びドレンパン51bが形成されており、室内熱交換器10の後述するW形状の熱交換器13の下部の端部周辺を下側から覆っている。風路壁65とドレンパン51aとの間、ドレンパン51aとドレンパン51bとの間、ドレンパン51bと台枠20との間は、それぞれ風路となっている。室内熱交換器10において熱交換された空気は、ドレンパンユニット50の風路を通り、吹出口40〜42より室内へ送風される。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の風路は、上流側にファンユニット30が配置され、ファンユニット30の下流に室内熱交換器10が配置されている。室内熱交換器10の上流側とは、室内機100の内部であって、室内熱交換器10を通過していない空気が流れる部分を意味する。吸入口34から吸い込まれた空気は、軸流ファン31を通過した後に下流にある室内熱交換器10に押し込まれ、確実に熱交換が行われるようにする必要がある。よって、ファンユニット30から室内熱交換器10までの風路は、できる限り風路外に漏出しないようにされている。また、室内熱交換器10において熱交換された調和空気は、室内機100に設けられた吹出口40〜42から吹き出させる必要がある。よって、室内熱交換器10から吹出口40〜42までの風路もできる限り風路外に漏出しないようにされている。例えば、室内機100の風路は、前側に風路壁65、後側に台枠20、室内機100の左右方向の側面においては仕切板16a及び仕切板16bを配置して構成され、風路壁65、台枠20、仕切板16a、仕切板16bの間をシールすることにより、軸流ファン31から室内熱交換器10までの風路及び室内熱交換器10から吹出口40〜42までの間の風路に隙間を生じさせないようにしている。ただし、厳密に隙間を無くす必要は無く、室内機100の内部風路の形状や風路に配置される部材などに応じて空気調和機の性能を確保できるのであれば隙間を許容しても良い。
また、室内熱交換器10と風路壁65、台枠20、仕切板16a、及び仕切板16bとの間は、空気が通らない構成になっているのが望ましい。ただし、室内熱交換器10と風路壁65及び台枠20との間の隙間が小さくされていたり、又は隙間に弾性部材15等を入れる等の空気が通りにくい構成になっていても良い。このように構成することにより、軸流ファン31により室内熱交換器10側へ送り込まれた空気が室内熱交換器10のフィン11の間を通過し、確実に熱交換されるようにすることができる。なお、図3に示されるように実施の形態1においては、室内熱交換器10と風路壁65の間に弾性部材を備えており、台枠20側は、室内熱交換器10の端部の形状に合わせて凹み形状が設けられている。弾性部材15は、ゴム、スポンジ、弾性のある接着材等を適宜選択すれば良い。
(ドレンパン51の排水確認作業)
ここで、室内機100を設置する際にドレンパン51が正常に設置されているかどうかを確認する作業について説明する。まず、室内の壁面に設置された図1の室内機100の前面にある意匠パネル61を外し、前面風路パネル62が露出する状態にする。前面風路パネル62が露出すると、水注入窓80も露出するため、水注入窓80に設置されている窓開閉蓋81を開け、図7に示される状態にする。次に、図10に示されるように、窓開閉蓋81が開けられた状態で壁84a〜84cに囲まれた内側部に水を注ぐ。注がれた水は、窓開閉蓋81の勾配を伝わり、室内機100の内部へ流入する。室内機100の内部に流入した水は、水注入窓80の枠の室内機100内部側に延びた縁68上を伝わり、室内機100の前面側に配置されている熱交換器13aの上部に滴下される。熱交換器13aの上部に滴下された水は、熱交換器13aのフィン11を水の表面張力により伝わってドレンパン51aに滴下する。ドレンパン51aに溜まった水は、室内機100が正常に据え付けられていればドレンパン51につけられている勾配に従い排水管へ流入し、室内機100の外部へ流出する。しかし、室内機100の設置した角度が正常の範囲内でない場合は、ドレンパン51の勾配が排水管側に向かって下り勾配になるように、室内機100の傾きを調整する。
(効果)
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100は、上面に吸入口34が設けられ、下部に吹出口40〜42が設けられ、内部に風路が形成され、背面側が室内壁面に固定されるケーシングと、風路に設けられた軸流ファン31と、風路において軸流ファン31の下流に設けられた室内熱交換器10と、室内熱交換器10の下端を下側から覆うドレンパン51とを備える。風路は、風路のケーシング前面側を構成する前面風路パネルを備える。前面風路パネルは、室内熱交換器10より上流に水注入窓80が開口されている。なお、ケーシングは、前面パネル60、台枠20、左側面パネル66、及び右側面パネル67を組み合わせて構成されるものである。このように構成することにより、実施の形態1における室内機100は、前面側にある風路壁65を外して内部の室内熱交換器10を露出させることなくドレンパン51に溜まった水が排出可能かどうかを容易に確認することができる。実施の形態1の空気調和機の室内機100は、室内熱交換器10の上流側に軸流ファン31が設置されているため、軸流ファン31を通る空気が室内熱交換器10に入り、かつ熱交換後の空気が風路から漏出せずに吹出口40〜42から出るように、例えば内部の風路がシールされている。よって、室内機100は、室内機100の設置時に風路壁65を簡単に外して内部の室内熱交換器10及びドレンパン51を露出させてからドレンパン51に溜まった水の排出確認を実施できるような構成にはなっていない。しかし、実施の形態1のように室内機100を構成することにより、容易にドレンパン51の水の排出確認が実現できる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、室内熱交換器10は、ケーシング左右方向に重ねられた複数のフィン11と、フィン11を貫通する伝熱管12を有する少なくとも1つ以上の熱交換器13を備える。風路内においてケーシングの前面側に配置されている前側熱交換器13aは、ケーシングの前面側から背面側へ向かい下がる方向に傾斜して配置され、水注入窓80は、前側熱交換器13aの上側端部より上側に配置されている。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、熱交換器13が、例えばW形又はV形に並べられたとしても、容易にドレンパン51の水の排出確認が実現でき、また、室内機100も上下方向の寸法を小さくすることが可能となる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、軸流ファン31は、ケーシング上部に配置され、水注入窓80は、ケーシングの上下方向における位置が軸流ファン31と同じ高さになるように配置され、かつケーシングの上面側からみて軸流ファン31と重ならない位置に配置される。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、ファンユニット30と室内熱交換器10との間を短くすることができる。ファンユニット30と室内熱交換器10との間に水注入窓80を設置するスペースを確保する必要が無いからである。この構成により、室内機100の上下方向の寸法を小さくすることが可能となる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、水注入窓80は、開口部下側の縁68がケーシングの内部に突出し、縁68の先端は、室内熱交換器10の上側に配置されている。このように構成されることにより、縁68は、ケーシング内部に注入した水を熱交換器13aの前側端部の上に導くガイドとなる。実施の形態1の空気調和機の室内機100は、注入された排水確認用の水が熱交換器13aの上部に確実に導かれ、ドレンパン51の水の排出確認を確実に実行することができる。また、窓開閉蓋81が小さい、又は窓開閉蓋を備えていなくとも、ケーシング内部に注入した水を導くことができるため、水注入窓80を小さくすることができ、ひいては室内機100の上下方向の寸法を小さくすることも可能となる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、水注入窓80は、開閉可能な窓開閉蓋81を備える。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、軸流ファン31から室内熱交換器10へ向けて送られる空気が水注入窓80から流出するのを抑えることができ、ひいては室内機100の吹出口40〜42から吹き出される調和空気の風量を十分に確保することができる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、窓開閉蓋81は、回転軸82を有し、回転軸82回りに窓開閉蓋81が回転し開けられた状態にすることにより、窓開閉蓋81の一方の端がケーシング前面側に突出し、窓開閉蓋81の他方の端がケーシング内部側へ突出し、ケーシング前面からケーシング内部側に向かって下がる勾配となる。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、窓開閉蓋81を閉じたときは水注入窓80から空気が流出するのを抑えることができる。また、設置時のドレンパン51からの水排出確認時において、窓開閉蓋81が前面側に突出することにより、前面側から水を注ぎ易くなっており、作業性が向上する。また、窓開閉蓋81がケーシング側に取り付けられているため、設置時に窓開閉蓋81を紛失することがない。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、窓開閉蓋81は、閉じた状態において、ケーシング前面側に設けられたつまみ部と、閉じた状態において、ケーシング内部側に設けられ窓開閉蓋の上側及び左右両側の3方向の縁を囲う壁と、を備える。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、前面側のつまみ部を掴んで窓開閉蓋の開閉作業ができ、また、前面側から水を注ぎ易くなっているため作業性が向上する。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、ケーシングの前面側は、ケーシング内部の風路を形成する風路壁65と、風路壁65に接し、風路と外部との断熱をする断熱材64と、により構成される。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、風路に流れる冷気によりケーシング前面側の結露を抑制することができる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、室内熱交換器10は、ケーシングの左右方向の垂直断面において、W形状に熱交換器13が並べられている。また、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100において、室内熱交換器10は、ケーシングの左右方向の垂直断面において、V形状に熱交換器13が並べられている。このように構成されることにより、実施の形態1の空気調和機の室内機100は、熱交換器の形態が異なっても、容易にドレンパン51の水の排出確認が実現できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1に対し、室内機100内に設置されている室内熱交換器10の形状を変更し、風路内においてケーシング前面側に配置されている熱交換器13aの傾斜している方向を変更したものである。実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図11は、図1の室内熱交換器10が2つの熱交換器13で構成され、逆V字形状に連結されている場合の図である。図11の室内熱交換器110は、熱交換器113aが風路内においてケーシング前側から後側に向かって上がるように傾斜して配置されている。つまり、熱交換器113aのケーシング前側の端部は、軸流ファン31から遠い位置に配置され、熱交換器113aのケーシング後側の端部は、軸流ファン31に近い位置に配置されている。熱交換器113が逆V字形状に並べられている下端部2箇所を下側から覆うようにドレンパン151a、151bが設けられている。実施の形態1においては、熱交換器113aのケーシング前側の端部は軸流ファン31に近い側に配置されていたため、水注入窓80は、ファンユニット30と同じ高さに配置されていた。しかし、実施の形態2においては、熱交換器113aのケーシング前側の端部は、軸流ファン31から遠い位置にあるため、図11に示されるように、軸流ファン31よりも下側でかつ室内熱交換器110の上流に配置することができる。ドレンパン151aは、熱交換器113aのケーシング前側の端部の下側に配置されている。また、水注入窓180が熱交換器113aのケーシング前側の端部の上に配置されており、窓開閉蓋181から水を注入しても、水は確実に熱交換器113aの上に滴下される。
図12は、図1の室内熱交換器10がM字形状に連結されている場合の図である。室内熱交換器210は、熱交換器213a〜213dが断面形状がM字形状になるように並べられている。熱交換器213がM字形状に並べられている下端部3箇所を下側から覆うようにドレンパン251a〜251cが設けられている。図11の室内熱交換器110と同じく、図12の室内熱交換器210は、熱交換器213aが風路内においてケーシング前側から後側に向かって上がるように傾斜して配置されている。また、水注入窓280が熱交換器213aのケーシング前側の端部の上に配置されており、窓開閉蓋281から水を注入しても、水は確実に熱交換器213aの上に滴下される。
(効果)
実施の形態2の空気調和機の室内機100においては、室内熱交換器110又は室内熱交換器210は、ケーシング左右方向に重ねられた複数のフィン11と、フィン11を貫通する伝熱管12を有する熱交換器113a、113b、213a〜213dを備える。風路内においてケーシングの前面側に配置されている熱交換器113a、213aは、風路内において、ケーシングの前側から後側へ向かい上がる方向に傾斜して配置され、水注入窓180、280は、前側熱交換器113aの下側端部より上側に配置されている。このように構成されることにより、実施の形態2の空気調和機の室内機100は、熱交換器の形状が異なっても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、ドレンパン151及びドレンパン251の排水確認を容易に実施することができる。また、実施の形態1の場合と同じく、ファンユニット30と室内熱交換器110、210との間に水注入窓180、280を設置するスペースを確保する必要が無く、ファンユニット30と室内熱交換器110、210との間を短くすることができる。これは、実施の形態2においては、水注入窓180、280及び室内熱交換器110、210の上下方向の位置を同じ高さに配置することが可能であるからである。この構成により、室内機100の上下方向の寸法を小さくすることが可能となる。
実施の形態2の空気調和機の室内機100においては、室内熱交換器110は、複数の熱交換器113a及び熱交換器113bを有し、断面形状が上下逆転したV形状に熱交換器113が並べられている。また、室内熱交換器210は、複数の熱交換器213a〜213dを有し、断面形状がM形状に熱交換器213が並べられている。このように構成することにより、室内熱交換器の形態が異なっても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
10 室内熱交換器、11 フィン、12 伝熱管、13 熱交換器、13a 熱交換器、13b 熱交換器、13c 熱交換器、13d 熱交換器、15 弾性部材、16a 仕切板、16b 仕切板、16c 仕切板、20 台枠、30 ファンユニット、31 軸流ファン、32 プロペラ、33 ファンモーター、34 吸入口、35 ベルマウス、40 吹出口、41 吹出口、42 吹出口、50 ドレンパンユニット、51 ドレンパン、51a ドレンパン、51b ドレンパン、60 前面パネル、61 意匠パネル、62 前面風路パネル、63 内部パネル、64 断熱材、65 風路壁、66 左側面パネル、67 右側面パネル、68 縁、69 突起、70 電気部品箱、80 水注入窓、81 窓開閉蓋、82 回転軸、83 突起、84 壁、84a 壁、84b 壁、84c 壁、85 爪、86 つまみ部、90 工具、100 室内機、110 室内熱交換器、113 熱交換器、113a 熱交換器、113b 熱交換器、151 ドレンパン、151a ドレンパン、151b ドレンパン、180 水注入窓、181 窓開閉蓋、210 熱交換器、213 熱交換器、213a 熱交換器、213b 熱交換器、213c 熱交換器、213d 熱交換器、251 ドレンパン、251a ドレンパン、251b ドレンパン、251c ドレンパン、280 水注入窓、281 窓開閉蓋。

Claims (13)

  1. 上面に吸入口が設けられ、下部に吹出口が設けられ、内部に風路が形成され、背面側が室内壁面に固定されるケーシングと、
    前記風路に設けられた軸流ファンと、
    前記風路において該軸流ファンの下流に設けられた室内熱交換器と、
    該室内熱交換器の下端を下側から覆うドレンパンと、
    前記風路のケーシング前面側を構成する前面風路パネルと、を備え、
    該前面風路パネルは、
    前記室内熱交換器より上側に水注入窓が開口されている、空気調和機の室内機。
  2. 前記室内熱交換器は、
    前記ケーシングの左右方向に重ねられた複数のフィンと、該フィンを貫通する伝熱管を有する少なくとも1つ以上の熱交換器を備え、
    該熱交換器のうち、前記風路内において前記ケーシング前面側に配置されている前側熱交換器は、
    前記ケーシングの前面側から背面側へ向かい下がる方向に傾斜して配置され、
    前記水注入窓は、
    前記前側熱交換器の上側端部より上側に配置されている、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記室内熱交換器は、
    前記ケーシングの左右方向に重ねられた複数のフィンと、該フィンを貫通する伝熱管を有する少なくとも1つ以上の熱交換器を備え、
    該熱交換器のうち、前記風路内において前記ケーシング前面側に配置されている前側熱交換器は、
    前記ケーシングの前面側から背面側へ向かい上がる方向に傾斜して配置され、
    前記水注入窓は、
    前記前側熱交換器の下側端部より上側に配置されている、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記軸流ファンは、
    前記ケーシングの上部に配置され、
    前記水注入窓は、
    前記ケーシングの上下方向における位置が前記軸流ファンと同じ高さ又は前記軸流ファンより下側になるように配置され、
    前記ケーシングの上側から見たときに前記軸流ファンと重ならない位置に配置される、請求項1〜3の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記水注入窓は、
    開口部下側の縁が前記風路に突出し、
    該縁の先端は、
    前記室内熱交換器の上側に配置されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記水注入窓は、
    開閉可能な窓開閉蓋を備える、請求項1〜5の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記窓開閉蓋は、
    回転軸を有し、
    該回転軸の回りに当該窓開閉蓋を回転させて開けた状態において、当該窓開閉蓋の一方の端が前記ケーシングの前面側に突出し、当該窓開閉蓋の他方の端が前記風路へ突出し、前記ケーシングの前面から前記ケーシング内部側に向かって下がる勾配となる、請求項6に記載の空気調和機の室内機。
  8. 前記窓開閉蓋は、
    当該窓開閉蓋を閉じた状態において前記ケーシング前面側となる位置に設けられたつまみ部と、
    当該窓開閉蓋を閉じた状態において前記ケーシング内部側となる位置に設けられ、当該窓開閉蓋の上側及び左右両側の3方向の縁から前記風路側へ突出する壁と、を備える、請求項7に記載の空気調和機の室内機。
  9. 前記前面風路パネルは、
    前記風路を形成する風路壁と、
    該風路壁に接し、前記風路と外部の断熱をする断熱材と、を備える、
    請求項1〜8の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  10. 前記室内熱交換器は、
    前記ケーシングの左右方向の垂直断面において、前記熱交換器がW形状に並べられている、請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  11. 前記室内熱交換器は、
    前記ケーシングの左右方向の垂直断面において、前記熱交換器がV形状に並べられている、請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  12. 前記室内熱交換器は、
    前記ケーシングの左右方向の垂直断面において、前記熱交換器が上下逆転したV形状に並べられている、請求項3に記載の空気調和機の室内機。
  13. 前記室内熱交換器は、
    前記ケーシングの左右方向の垂直断面において、前記熱交換器がM形状に並べられている、請求項3に記載の空気調和機の室内機。
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