JP6463246B2 - 光学式表面検査装置及び光学式表面検査方法 - Google Patents

光学式表面検査装置及び光学式表面検査方法 Download PDF

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本発明は、磁気ディスク又はその基板(以下、これらを総称して、「磁気ディスク」と呼ぶ)や、光学メディア、ウエハ、ガラス基板等の表面を光学的に検査する光学式表面検査装置及び光学式表面検査方法に関する。
磁気ディスクや、光学メディア、ウエハ、ガラス基板等の表面には、製造工程において、傷、汚れ、異物等の欠陥が発生する恐れがあるため、光学式の検査装置を用いて、欠陥の検査が行われている。例えば、特許文献1には、試料からの正反射光を複数の検出素子を有する検出器で検出し、この検出器からの出力信号を処理して試料上の欠陥の凹凸を判定するようにした磁気メディアの光学式検査方法及びその装置が開示されている。
特開2013−210232号公報
例えば、磁気ディスクの場合、ハードディスクドライブ(HDD)の記憶容量は、記録するコンテンツの容量の増大に伴い、ますます高容量化が要求されている。磁気ディスクが高容量化されると、それまでは問題とされなかった微小な欠陥も高容量化を阻害する原因となるため、その様な欠陥も検査で検出する必要がある。そして、検査の際には、欠陥がどの製造工程で発生したものであるかを判別するため、凹凸のある欠陥の断面形状を検出して、欠陥をより細かく分類したいという要求がある。特許文献1に記載された従来の検査方法及び検査装置は、欠陥の凹凸を判定することはできても、欠陥の断面形状を検出することはできなかった。
本発明の課題は、被検査物に存在する凹凸のある欠陥の断面形状を検出して、欠陥をより細かく分類することである。
本発明の光学式表面検査装置は、被検査物を移動するステージと、検査光を被検査物へ照射する検査光照射装置と、検査光が被検査物の欠陥により反射された正反射光を複数の検出素子により分割して受光して、各検出素子から検出信号を出力する正反射光検出系と、複数の検出素子から出力された各検出信号を処理して、被検査物の欠陥を検出する処理装置とを備え、処理装置が、各検出信号を演算して、欠陥による正反射光の光軸の傾きを検出し、検出した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成する演算部と、演算部により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理して、欠陥の断面形状を示す信号を作成する検出部とを有するものである。
また、本発明の光学式表面検査方法は、被検査物を移動しながら、検査光を被検査物へ照射し、検査光が被検査物の欠陥により反射された正反射光を複数の検出素子により分割して受光して、各検出素子から検出信号を出力し、複数の検出素子から出力した各検出信号を演算して、欠陥による正反射光の光軸の傾きを検出し、検出した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成し、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理して、欠陥の断面形状を示す信号を作成するものである。
被検査物を移動しながら、検査光を被検査物へ照射し、検査光が被検査物の欠陥により反射された正反射光を、複数の検出素子により分割して受光する。被検査物に凹凸のある欠陥が存在すると、正反射光の光軸がずれ、欠陥の凹凸に応じて、正反射光の光軸が変化する方向が異なる。そこで、複数の検出素子から出力し、ディジタル信号に変換した各検出信号を演算して、欠陥による正反射光の光軸の傾きを検出し、検出した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成する。そして、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理して、欠陥の断面形状を示す信号を作成する。これにより、被検査物に存在する凹凸のある欠陥の断面形状を検出して、欠陥をより細かく分類することが可能となる。従って、欠陥の発生原因の調査が容易となる。
さらに、本発明の光学式表面検査装置は、検出部が、作成した欠陥の断面形状を示す信号から、欠陥の凹凸を判定し、欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出するものである。また、本発明の光学式表面検査方法は、作成した欠陥の断面形状を示す信号から、欠陥の凹凸を判定し、欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出するものである。欠陥の凹凸の高さ又は深さの情報を用いて、欠陥をさらに細かく分類することが可能となる。
さらに、本発明の光学式表面検査装置は、処理装置が、演算部により検出された正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定する判定部と、演算部により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、判定部により正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、そのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータを一時的に保持するメモリとを有し、検出部が、判定部により正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、メモリに保持されたデータを読み出して、演算部により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理するものである。
また、本発明の光学式表面検査方法は、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを、メモリの複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、検出した正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定し、正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定したとき、メモリに記憶されたそのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータをメモリに一時的に保持し、メモリに保持したデータを読み出して、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理するものである。
作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを全て保存すると、データを記憶するメモリには大きな容量が必要となる。また、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を常に処理していると、データの処理量が膨大となる。作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを、メモリの複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、検出した正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定し、正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定したとき、メモリに記憶されたそのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータをメモリに一時的に保持し、メモリに保持したデータを読み出して、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理するので、必要なメモリの容量が少なく済み、またデータの処理量が少なくなる。
さらに、本発明の光学式表面検査装置は、検出部が、作成した欠陥の断面形状を示す信号に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差を補正する補正部を有するものである。また、本発明の光学式表面検査方法は、作成した欠陥の断面形状を示す信号に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差を補正するものである。検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差を補正することで、欠陥の断面形状がより正確に検出される。
本発明によれば、被検査物に存在する凹凸のある欠陥の断面形状を検出して、欠陥をより細かく分類することができる。従って、欠陥の発生原因の調査を容易にすることができる。
さらに、作成した欠陥の断面形状を示す信号から、欠陥の凹凸を判定し、欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出することにより、欠陥をさらに細かく分類することができる。
さらに、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを、メモリの複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、検出した正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定し、正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定したとき、メモリに記憶されたそのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータをメモリに一時的に保持し、メモリに保持したデータを読み出して、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理することにより、必要なメモリの容量が少なく済み、またデータの処理量を少なくすることができる。
さらに、作成した欠陥の断面形状を示す信号に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差を補正することにより、欠陥の断面形状をより正確に検出することができる。
本発明の一実施の形態による光学式表面検査装置の概略構成を示す図である。 表面変位測定器の概略構成を示す図である。 検出光学系の概略構成を示す図である。 磁気ディスクの平面図である。 欠陥による正反射光の光軸の傾きを説明する図である。 欠陥による正反射光の光軸の傾きを説明する図である。 本発明の一実施の形態による断面形状検査部のブロック図である。 演算部の動作を説明する図である。 メモリの動作を説明する図である。 本発明の一実施の形態による検出部のブロック図である。 検出部の動作を説明する図である。 検出部の動作を説明する図である。 処理装置による検出信号の処理を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態による光学式表面検査装置の概略構成を示す図である。本実施の形態の光学式表面検査装置100は、磁気ディスク1の表面及び裏面の欠陥を、表面及び裏面について同時に検査するものである。光学式表面検査装置100は、検査光照射装置10,10’、ミラー11、ステージ駆動装置15、ステージ16、表面変位測定器19、検出光学系20,20’、アナログディジタル変換装置40.処理装置50、入出力装置60、及び制御装置70を含んで構成されている。
被検査物である磁気ディスク1が、ステージ16に搭載されている。ステージ16は、磁気ディスク1を回転させるスピンドル17と、磁気ディスク1が回転する面内で、磁気ディスク1を少なくとも1軸方向に移動可能な直進ステージ18とを備えている。スピンドル17及び直進ステージ18は、ステージ駆動装置15により駆動される。
検査光照射装置10は、磁気ディスク1の表面へ検査光を照射する。検査光照射装置10’は、ミラー11を介して、磁気ディスク1の裏面へ検査光を照射する。検査光照射装置10,10’は、所定の波長のレーザー光を出力するレーザー光源を備えている。
表面変位測定器19は、磁気ディスク1の表面の高さの変位を測定する。図2は、表面変位測定器の概略構成を示す図である。表面変位測定器19は、投光器19aと受光器19bとを含んで構成されている。投光器19aは、光ビームを磁気ディスク1の表面へ斜めに投射する。受光器19bは、磁気ディスク1の表面へ投射された光ビームが磁気ディスク1の表面で反射された反射光を受光し、反射光の受光位置に応じた検出信号を出力する。受光器19bの検出信号は、制御装置70により処理されて、磁気ディスク1の表面の高さの変位量が検出される。
図1において、検出光学系20は、磁気ディスク1の表面へ照射された検査光が、磁気ディスク1の表面で反射された正反射光、及び磁気ディスク1の表面で散乱された散乱光を集光して検出する。検出光学系20’は、磁気ディスク1の裏面へ照射された検査光が、磁気ディスク1の裏面で反射された正反射光、及び磁気ディスク1の裏面で散乱された散乱光を集光して検出する。
図3は、検出光学系の概略構成を示す図である。検出光学系20と検出光学系20’とは、基本的に同じ構成であるので、磁気ディスク1の表面側に設けられた検出光学系20について説明する。図3(a)において、検出光学系20は、ミラー21、正反射光検出系22、及び散乱光検出系23を含んで構成されている。ミラー21は、磁気ディスク1の表面からの正反射光を、正反射光検出系22の方向へ反射させる。
正反射光検出系22は、集光レンズ24、及び正反射光検出器25を含んで構成されている。集光レンズ24は、ミラー21で反射された正反射光を集光して、平行光線束にする。正反射光検出器25は、集光レンズ24により集光された正反射光を検出する。図3(b)は、正反射光検出器25の正面図である。正反射光検出器25の受光面は、ステージ16のスピンドル17による磁気ディスク1の回転方向に、複数の検出素子25a及び検出素子25c、または検出素子25b及び検出素子25dを有するセンサーアレイで構成されている。各検出素子25a,25b,25c,25dは、受光した光の強度に応じた大きさの検出信号を出力する。なお、本実施の形態の正反射光検出器25は、4つの検出素子25a,25b,25c,25dを有するが、検出素子の数はこれに限るものではない。
図3(a)において、散乱光検出系23は、集光レンズ26、収束レンズ27、ピンホール板28、及び散乱光検出器29を含んで構成されている。集光レンズ26は、ミラー21で反射されなかった正反射光の周辺の散乱光を集光する。収束レンズ27は、集光レンズ26で集光された散乱光を収束させる。ピンホール板28は、収束レンズ27の収束点に位置して収束された散乱光を通過させるピンホールを有し、収束レンズ27により収束されなかった光を遮光する。散乱光検出器29は、例えば、光電子倍増管(フォトマルチプライヤー)からなり、ピンホール板28を通過した散乱光を検出する。
図1において、アナログディジタル変換装置40は、複数のA/D変換器41,41’,42,42’を備えている。検出光学系20から出力されたアナログの検出信号は、それぞれA/D変換器41,42で増幅され、ディジタル信号に変換されて、処理装置50へ入力される。同様に、検出光学系20’から出力されたアナログの検出信号は、それぞれA/D変換器41’,42’で増幅され、ディジタル信号に変換されて、処理装置50へ入力される。
処理装置50は、欠陥候補検出部51と、断面形状検査部52と、欠陥連続性判定部53と、欠陥特徴量抽出部54と、欠陥分類部55と、欠陥分布算出部56と、基板良否判定部57とを備え、アナログディジタル変換装置40によりディジタル信号に変換された各検出信号を処理する。入出力装置60は、表示画面61を備え、処理装置50の処理条件を入力し、また処理装置50の処理結果を表示する。制御装置70は、光学式表面検査装置100全体を制御する。
図4は、磁気ディスクの平面図である。図1の制御装置70は、ステージ駆動装置15を制御して、ステージ16のスピンドル17と直進ステージ18とを駆動し、磁気ディスク1を図4に矢印で示すθ方向に回転させながら、磁気ディスク1をその半径rの方向に一定の速度で直進させる。これにより、磁気ディスク1の内周部から外周部にかけて、検査光による欠陥の検査がスパイラル状に行われて、磁気ディスク1の表面及び裏面の全体の検査が行われる。
図1において、検査中、制御装置70は、表面変位測定器19の受光器19bの検出信号から、磁気ディスク1の表面の高さの変位量を検出する。そして、制御装置70は、図示しないオートフォーカス機構により、磁気ディスク1の表面又は裏面に対する、検出光学系20,20’の高さを調整する。これにより、常に安定した検査を実行することができる。
図5及び図6は、欠陥による正反射光の光軸の傾きを説明する図である。図5(a),(b),(c)は、磁気ディスク1の表面に凹状の欠陥2が存在する場合の、磁気ディスク1の表面からの正反射光Raを示している。図5(d),(e),(f)は、それぞれ、図5(a),(b),(c)の場合における、正反射光検出器25による正反射光Raの受光位置を示している。
まず、図5(a)に示す様に、検査光Iaが磁気ディスク1の平坦な部分へ照射されているとき、正反射光Raのスポットは、図5(d)に示す様に、正反射光検出器25の4分割された受光面の中央部へ照射される。各検出素子25a,25b,25c,25dは、正反射光Raをそれぞれ均等に受光する。
次に、磁気ディスク1が矢印Aで示す方向へ回転し、検査光Iaが図5(b)に示す位置へ照射されると、検査光Iaは、凹状の欠陥2の図面左側の斜面で反射され、その正反射光Raは、正反射光検出器25の受光面の中央部から図面下側へずれた位置へ照射される。従って、正反射光Raの光軸が検出素子25c,25dの側へずれ、正反射光検出器25の受光面で受光される正反射光Raのスポットは、図5(e)に示す様に、検出素子25c,25dの側へ移動する。
さらに、磁気ディスク1が矢印Aで示す方向へ回転し、検査光Iaが図5(c)に示す位置へ照射されると、検査光Iaは、凹状の欠陥2の図面右側の斜面で反射され、その正反射光Raは、正反射光検出器25の受光面の中央部から図面上側へずれた位置へ照射される。従って、正反射光Raの光軸が検出素子25a,25bの側へずれ、正反射光検出器25の受光面で受光される正反射光Raのスポットは、図5(f)に示す様に、検出素子25a,25bの側へ移動する。
一方、図6(a),(b),(c)は、磁気ディスク1の表面に凸状の欠陥3が存在する場合の、磁気ディスク1の表面からの正反射光Raを示している。図6(d),(e),(f)は、それぞれ、図6(a),(b),(c)の場合における、正反射光検出器25による正反射光Raの受光位置を示している。
まず、図6(a)に示す様に、検査光Iaが磁気ディスク1の平坦な部分へ照射されているとき、正反射光Raのスポットは、図6(d)に示す様に、正反射光検出器25の4分割された受光面の中央部へ照射される。各検出素子25a,25b,25c,25dは、正反射光Raをそれぞれ均等に受光する。
次に、磁気ディスク1が矢印Aで示す方向へ回転し、検査光Iaが図6(b)に示す位置へ照射されると、検査光Iaは、凸状の欠陥3の図面左側の斜面で反射され、その正反射光Raは、正反射光検出器25の受光面の中央部から図面上側へずれた位置へ照射される。従って、正反射光Raの光軸が検出素子25a,25bの側へずれ、正反射光検出器25の受光面で受光される正反射光Raのスポットは、図6(e)に示す様に、検出素子25a,25bの側へ移動する。
さらに、磁気ディスク1が矢印Aで示す方向へ回転し、検査光Iaが図6(c)に示す位置へ照射されると、検査光Iaは、凸状の欠陥3の図面右側の斜面で反射され、その正反射光Raは、正反射光検出器25の受光面の中央部から図面下側へずれた位置へ照射される。従って、正反射光Raの光軸が検出素子25c,25dの側へずれ、正反射光検出器25の受光面で受光される正反射光Raのスポットは、図6(f)に示す様に、検出素子25c,25dの側へ移動する。
図5及び図6に示す様に、磁気ディスク1の表面の欠陥が、凹状の欠陥2であるか、凸状の欠陥3であるかによって、正反射光Raの光軸が変化する方向が異なる。
図7は、本発明の一実施の形態による断面形状検査部のブロック図である。本実施の形態の断面形状検査部52は、演算部521、判定部522、メモリ523、及び検出部524を含んで構成されている。演算部521は、アナログディジタル変換装置40によりディジタル信号に変換された検出素子25a,25b,25c,25dの各検出信号を演算して、磁気ディスク1の表面の欠陥による正反射光の光軸の傾きを検出し、検出した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成する。
図8は、演算部の動作を説明する図である。図8(a)は、凹状の欠陥2の断面形状の一例を示し、図8(d)は、凸状の欠陥3の断面形状の一例を示している。演算部521は、図5(d),(e),(f)及び図6(d),(e),(f)において、検出素子25aの出力と検出素子25bの出力の和と、検出素子25cの出力と検出素子25dの出力の和との差D={(検出素子25aの出力)+(検出素子25bの出力)}−{(検出素子25cの出力)+(検出素子25dの出力)}を演算する。
図5(d)及び図6(d)の場合、差Dはゼロとなる。図5(e)の場合、差Dはマイナスの値となり、検査光Iaが凹状の欠陥2の中央部へ照射されると、差Dはゼロに戻る。そして、図5(f)の場合、差Dはプラスの値となり、検査光Iaが凹状の欠陥2から外れると、差Dはゼロに戻る。一方、図6(e)の場合、差Dはプラスの値となり、検査光Iaが凸状の欠陥3の中央部へ照射されると、差Dはゼロに戻る。そして、図6(f)の場合、差Dはマイナスの値となり、検査光Iaが凸状の欠陥3から外れると、差Dはゼロに戻る。
図8(b),(e)は、正反射光Raの像にぼけが生じないときの、差Dの変化を示すグラフである。磁気ディスク1の表面に図8(a)に示す凹状の欠陥2がある場合、差Dは、図8(b)に示す様に、最初ゼロであったものが一旦マイナス側にピークとなった後にゼロとなり、次にプラス側にピークとなった後にゼロに戻る。一方、磁気ディスク1の表面に図8(d)に示す凸状の欠陥3がある場合、差Dは、図8(e)に示す様に、最初ゼロであったものが一旦プラス側にピークとなった後にゼロとなり、次にマイナス側にピークとなった後にゼロに戻る。図8(b),(e)の差Dの波形は、磁気ディスク1の表面の欠陥による正反射光の光軸の傾きの変化を示している。
実際の装置では、検査光Iaの広がりに起因して正反射光Raの像にぼけが生じ、このぼけにより差Dの値に誤差が発生する。図8(c),(f)は、正反射光Raの像にぼけが生じたときの差Dの変化を示している。図8(c)では、正反射光Raの像に生じたぼけのために、差Dがゼロからマイナス側へ変化する位置と、差Dがプラス側からゼロへ戻る位置とが、欠陥2の縁の位置からすれている。同様に、図8(f)では、正反射光Raの像に生じたぼけのために、差Dがゼロからプラス側へ変化する位置と、差Dがマイナス側からゼロへ戻る位置とが、欠陥3の縁の位置からすれている。
図7において、判定部522は、演算部521により検出された正反射光の光軸の傾き(差Dの値)が、所定のしきい値を超えたか否かを判定する。図8(c),(f)には、判定部522で用いられるしきい値の一例が破線で示されている。図7において、メモリ523は、演算部521により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号(図8(c),(f)の差Dの波形)のデータを、複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶する。そして、メモリ523は、判定部522により正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、そのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータを一時的に保持する。
図9は、メモリの動作を説明する図である。図9では、一例として、図8(c)の差Dの波形における、演算部521により検出された正反射光の光軸の傾きのサンプリング点を、黒い点で表している。判定部522により点Daの値が所定のしきい値を超えたと判定されたとき、メモリ523は、点Daのデータのアドレスから所定数N1だけ遡ったアドレスの点Dn1のデータと、点Daのデータのアドレスから所定数N2だけ経過したアドレスの点Dn2のデータとの間にある、各サンプリング点のデータを一時的に保持する。なお、所定数N1,N2は、検出する欠陥の大きさに応じて、適宜決定される。
図7において、検出部524は、判定部522により正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、メモリ523に保持されたデータを読み出し、演算部521により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理して、欠陥の断面形状を示す信号を作成する。
図10は、本発明の一実施の形態による検出部のブロック図である。本実施の形態の検出部524は、積分部524a、補正部524b、及び高さ/深さ算出部524cを含んで構成されている。積分部524aは、メモリ523に保持されている、演算部521により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を積分して、欠陥の断面形状を示す信号を作成する。演算部521により作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号は、欠陥の表面の傾きに応じて変化する微分波形であり、これを積分することにより、欠陥の断面形状に相似した位置波形が得られる。
図11は、検出部の動作を説明する図である。図11(a)は、図8(a)と同じ凹状の欠陥2の断面形状の一例を示し、図11(e)は、図8(d)と同じ凸状の欠陥3の断面形状の一例を示している。図11(b),(f)は、それぞれ図8(c),(f)の正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号(差Dの波形)を示している。そして、図11(c),(g)は、図11(b),(f)の信号Dの波形を、積分部524aによりそれぞれ積分して得られた信号Sを示している。
図11(c),(g)の信号Sの波形は、図11(a),(e)の欠陥2,3の断面形状にそれぞれ似ているものの、検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差が含まれている。ぼけの含まれた正反射光の像は、光の波長より小さな輝点が三次元的にどの様に広がるか表す点像分布関数(PSF:Point Spread Function)を用い、畳み込み演算(コンボリューション)により算出することができ、逆に、ぼけの含まれた正反射光の画像に対して、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行うことにより、正反射光の画像からぼけを取り除くことができる。図10において、補正部524bは、作成した欠陥の断面形状を示す信号(図11(c),(g)の信号Sの波形)に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差を補正する。
図11(d),(h)は、補正して得られた信号Scを示しており、各信号Scは、それぞれ、図11(a),(e)の欠陥2,3の断面形状をより正確に表している。図10の高さ/深さ算出部524cは、補正した欠陥の断面形状を示す信号Scから、欠陥の凹凸を判定し、信号Scのプラス側又はマイナス側のピーク値に補正係数を掛け算して、欠陥の凹凸の高さZh又は深さZdを検出する。
ここで、図7において、演算部521が作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを全て保存すると、データを記憶するメモリには大きな容量が必要となる。また、検出部524において、演算部521が作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を常に処理していると、データの処理量が膨大となる。本実施の形態では、演算部521が作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを、メモリ523の複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶する。そして、判定部522において、演算部521が検出した正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたか否かを判定し、正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、メモリ523に記憶されたそのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータをメモリ523に一時的に保持する。検出部524は、判定部522において正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、メモリ523に保持されたデータを読み出して、正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理するので、必要なメモリの容量が少なく済み、またデータの処理量が少なくなる。
図12は、図11と同様に、検出部の動作を説明する図である。図12(a)は、凸部の中央に凹部が形成された欠陥4の断面形状の一例を示している。図12(b)は、図12(a)の場合における、正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号(差Dの波形)を示している。図12(c)は、図12(b)の信号Dの波形を、積分部524aにより積分して得られた、欠陥の断面形状を示す信号Sを示している。そして、図12(d)は、図12(c)の信号Sの波形を、補正部524bにより補正して得られた信号Scを示している。
図12(e)は、凸部が2つ続いて形成された欠陥5の断面形状の一例を示している。図12(f)は、図12(e)の場合における、正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号(差Dの波形)を示している。図12(g)は、図12(f)の信号Dの波形を、積分部524aにより積分して得られた、欠陥の断面形状を示す信号Sを示している。そして、図12(h)は、図12(g)の信号Sの波形を、補正部524bにより補正して得られた信号Scを示している。図10の高さ/深さ算出部524cは、補正した欠陥の断面形状を示す信号Scから、欠陥の凹部及び凸部を判定し、信号Scのプラス側又はマイナス側のピーク値に補正係数を掛け算して、欠陥の各凹凸部の高さZh又は深さZdを検出する。
図13は、処理装置による検出信号の処理を示すフローチャートである。図1において、処理装置50が行う、磁気ディスク1の表面側に設けられた検出光学系20からの各検出信号の処理と、磁気ディスク1の裏面側に設けられた検出光学系20’からの各検出信号の処理とは同じであるので、磁気ディスク1の表面側に設けられた検出光学系20からの各検出信号の処理について説明する。
図13において、まず、検出光学系20から出力されて、アナログディジタル変換装置40によりディジタル信号に変換された各検出信号を、処理装置50へ入力する(ステップ301)。処理装置50の欠陥候補検出部51は、散乱光検出系23の検出信号のレベルを、予め設定したしきい値と比較し、しきい値を超えた検出信号を、欠陥候補として検出する(ステップ302)。このとき、欠陥候補検出部51は、各欠陥候補を、ステージ駆動装置15及びステージ16の図示しない検出系から得られる、各欠陥候補の磁気ディスク1の表面上の位置情報と関連付けて抽出する。
これと並行して、処理装置50の断面形状検査部52は、正反射光検出系22の複数の検出素子25a,25b,25c,25dの各検出信号から、正反射光の光軸の傾きを検出し、正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成する。そして、断面形状検査部52は、作成した信号のレベルが所定のしきい値を越えたか否かを判定し、しきい値を超えた信号を、凹凸のある欠陥として検出する(ステップ303)。このとき、断面形状検査部52は、検出した各欠陥を、ステージ駆動装置15及びステージ16の図示しない検出系から得られる、各欠陥の磁気ディスク1の表面上の位置情報と関連付けて抽出する。
次に、断面形状検査部52は、ステップ303で作成された正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号に基づき、欠陥の断面形状を検出して、欠陥の凹凸を判定し、欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出する(ステップ304)。
次に、処理装置50の欠陥連続性判定部53は、ステップ302及びステップ303で得られた各欠陥候補及び各欠陥の磁気ディスク1の表面上の位置情報から、各欠陥候補及び各欠陥の二次元マップを作成し、各欠陥候補及び各欠陥が互いに所定の距離内に存在するか否を確認して、欠陥の連続性を判定する(ステップ305)。連続性があると判定された欠陥候補及び欠陥は、一つの欠陥として、以降の処理を行う。
次に、処理装置50の欠陥特徴量抽出部54は、各欠陥について、欠陥の寸法(θ方向の大きさ、半径rの方向の大きさ)及び面積等の欠陥の特徴量を抽出する(ステップ306)。
次に、処理装置50の欠陥分類部55は、ステップ304で検出された欠陥の断面形状、欠陥の凹凸、及び欠陥の凹凸の高さ又は深さと、ステップ306で抽出された欠陥の特徴量とに基づいて、各欠陥を種類毎に分類する(ステップ307)。続いて、処理装置50の欠陥分布算出部56は、ステップ307で分類された欠陥の種類毎に、欠陥の磁気ディスク1の表面上の数と分布とを算出して、欠陥マップを作成する(ステップ308)。
次に、処理装置50の基板良否判定部57は、ステップ308で算出された欠陥の種類毎の欠陥の数を、予め設定した基準値と比較して、磁気ディスク1の良否判定を行う(ステップ309)。そして、処理装置50は、ステップ308で作成された欠陥マップや、ステップ309で判定された磁気ディスク1の良否判定の結果等の検査結果を、入出力装置60の表示画面61に表示する(ステップ310)。
以上説明した実施の形態によれば、磁気ディスク1に存在する凹凸のある欠陥の断面形状を検出して、欠陥をより細かく分類することができる。従って、欠陥の発生原因の調査を容易にすることができる。
さらに、作成した欠陥の断面形状を示す信号から。欠陥の凹凸を判定し、欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出することにより、欠陥をさらに細かく分類することができる。
さらに、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを、メモリ523の複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、検出した正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定し、正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定したとき、メモリ523に記憶されたそのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータをメモリ523に一時的に保持し、メモリ523に保持したデータを読み出して、作成した正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理することにより、必要なメモリの容量が少なく済み、またデータの処理量を少なくすることができる。
さらに、作成した欠陥の断面形状を示す信号に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、検査光の広がりに起因する正反射光の像のぼけによる誤差を補正することにより、欠陥の断面形状をより正確に検出することができる。
本発明は、磁気ディスクの欠陥の検査に限らず、光学メディア、ウエハ、液晶表示装置に用いられるガラス基板等の媒体表面に存在する欠陥の検査にも適用することができる。
1 磁気ディスク
100 光学式表面検査装置
10,10’ 検査光照射装置
11 ミラー
15 ステージ駆動装置
16 ステージ
17 スピンドル
18 直進ステージ
19 表面変位測定器
20,20’ 検出光学系
21 ミラー
22 正反射光検出系
23 散乱光検出系
24 集光レンズ
25 正反射光検出器
25a,25b,25c,25d 検出素子
40 アナログディジタル変換装置
50 処理装置
52 断面形状検査部
521 演算部
522 判定部
523 メモリ
524 検出部
60 入出力装置
70 制御装置

Claims (8)

  1. 被検査物を移動するステージと、
    検査光を前記被検査物へ照射する検査光照射装置と、
    前記検査光が前記被検査物の欠陥により反射された正反射光を複数の検出素子により分割して受光して、各検出素子から検出信号を出力する正反射光検出系と、
    前記複数の検出素子から出力された各検出信号を処理して、前記被検査物の前記欠陥を検出する処理装置とを備え、
    前記処理装置は、
    前記各検出信号を演算して、前記欠陥による前記正反射光の光軸の傾きを検出し、検出した前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成する演算部と、
    前記演算部により作成された前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理して、前記欠陥の断面形状を示す信号を作成する検出部とを有することを特徴とする光学式表面検査装置。
  2. 前記検出部は、作成した前記欠陥の断面形状を示す信号から、前記欠陥の凹凸を判定し、前記欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出することを特徴とする請求項1に記載の光学式表面検査装置。
  3. 前記処理装置は、
    前記演算部により検出された前記正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定する判定部と、
    前記演算部により作成された前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、前記判定部により前記正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、そのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータを一時的に保持するメモリとを有し、
    前記検出部は、前記判定部により前記正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定されたとき、前記メモリに保持されたデータを読み出して、前記演算部により作成された前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学式表面検査装置。
  4. 前記検出部は、作成した前記欠陥の断面形状を示す信号に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、前記検査光の広がりに起因する前記正反射光の像のぼけによる誤差を補正する補正部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光学式表面検査装置。
  5. 被検査物を移動しながら、
    検査光を前記被検査物へ照射し、
    前記検査光が前記被検査物の欠陥により反射された正反射光を複数の検出素子により分割して受光して、各検出素子から検出信号を出力し、
    前記複数の検出素子から出力した各検出信号を演算して、前記欠陥による前記正反射光の光軸の傾きを検出し、検出した前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を作成し、
    作成した前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理して、前記欠陥の断面形状を示す信号を作成することを特徴とする光学式表面検査方法。
  6. 作成した前記欠陥の断面形状を示す信号から、前記欠陥の凹凸を判定し、前記欠陥の凹凸の高さ又は深さを検出することを特徴とする請求項5に記載の光学式表面検査方法。
  7. 作成した前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号のデータを、メモリの複数のアドレスに順番に上書きを繰り返して記憶し、
    検出した前記正反射光の光軸の傾きが、所定のしきい値を超えたか否かを判定し、
    前記正反射光の光軸の傾きが所定のしきい値を超えたと判定したとき、前記メモリに記憶されたそのときのデータ及びその前後の各所定数のアドレスのデータを前記メモリに一時的に保持し、前記メモリに保持したデータを読み出して、作成した前記正反射光の光軸の傾きの変化を示す信号を処理することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の光学式表面検査方法。
  8. 作成した前記欠陥の断面形状を示す信号に対し、逆畳み込み演算(デコンボリューション)処理を行って、前記検査光の広がりに起因する前記正反射光の像のぼけによる誤差を補正することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の光学式表面検査方法。
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