JP4808162B2 - 基板検査装置及び基板検査方法 - Google Patents

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本発明は、光が透過する基板に傷や異物等の欠陥が存在するか否かを検査する基板検査装置及び基板検査方法に係り、特に露光用マスク等に用いられる板厚の大きな基板を検査するのに好適な基板検査装置及び基板検査方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。その際、基板の表面に傷や異物等の欠陥が存在すると、パターンが良好に形成されず、不良の原因となる。このため、従来、基板検査装置を用いて、基板の表面の傷や異物等の欠陥の検査が行われていた。
基板の製造工程では、基板の内部に異物が混入したり気泡が発生したりすることがある。従来、表示用パネルの製造に用いられるガラス基板やプラスチック基板等の光が透過する基板の検査では、この様な基板の内部の欠陥が、基板の表面の欠陥と合わせて検出されていた。特許文献1には、基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光から、基板の表面の異物と内部の異物とを弁別する技術が開示されている。
特開2005−201887号公報
表示用パネルの製造に用いられる基板は板厚が小さいので、基板の内部の欠陥は、基板の表面に近い位置に存在する。これに対し、例えば、露光用マスクに用いられる基板は板厚が5mm〜25mm程度と大きく、基板の内部の欠陥は、基板の表面から離れた深い位置にも存在する可能性がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、基板の表面又は内部の異物により散乱された散乱光を基板の真上で受光するため、基板の表面付近の欠陥しか検出することができなかった。
また、表示用パネルの製造に用いられる基板では、パターンを形成する基板の表面に存在する欠陥が主に問題となり、パターンに影響のない基板の内部又は裏面に存在する微小な欠陥はほとんど問題とならなかった。これに対し、露光用マスクに用いられる基板では、基板の内部又は裏面の微小な欠陥も、基板の表面の欠陥と同様に露光光の透過を阻害するため問題となる。従って、露光用マスクに用いられる基板の検査では、基板の内部又は裏面の微小な欠陥も、基板の表面の欠陥と同様、高精度に検出する必要がある。そして、検出した欠陥が、基板の表面に存在するのか、あるいは基板の内部又は裏面に存在するのかを識別することが望まれる。
本発明の課題は、基板の内部又は裏面の欠陥を基板の表面からの深さに関わらず検出し、かつ基板の表面の欠陥を検出して基板の内部又は裏面の欠陥と区別することである。さらに、本発明の課題は、基板の内部又は裏面の欠陥を高精度に検出することである。
本発明の基板検査装置は、光線をその一部が基板の表面で反射され一部が基板の内部へ透過する角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第1の走査を行う第1の投光系と、第1の投光系による第1の走査と時間的に前後して、光線をそのほとんどが基板の表面で反射される角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第2の走査を行う第2の投光系と、基板と第1の投光系及び第2の投光系とを相対的に移動する移動手段と、移動手段による基板と第1の投光系及び第2の投光系との相対的な移動に応じて、第1の走査時に第1の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出し、また第2の走査時に第2の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出する位置検出手段と、レンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有し、基板の表面側に配置され、光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を受光する第1の受光系と、垂直に対して所定の角度傾けたレンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有し、基板の裏面側に配置され、光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を受光する第2の受光系と、第1の受光系が受光した散乱光から基板の欠陥を検出する第1の検出手段と、第2の受光系が受光した散乱光から基板の欠陥を検出する第2の検出手段と、位置検出手段の検出結果に基づき、第1の走査時及び第2の走査時に第1の検出手段が同じ位置で検出した欠陥を、基板の表面の欠陥と判定し、第1の走査時に第2の検出手段が検出したそれ以外の欠陥を、基板の内部又は裏面の欠陥と判定する処理手段とを備えたものである。
また、本発明の基板検査方法は、第1の投光系から、光線をその一部が基板の表面で反射され一部が基板の内部へ透過する角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第1の走査を行い、第1の投光系による第1の走査と時間的に前後して、第2の投光系から、光線をそのほとんどが基板の表面で反射される角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第2の走査を行い、基板と第1の投光系及び第2の投光系とを相対的に移動しながら、第1の走査時に第1の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置し、また第2の走査時に第2の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出し、光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を、基板の表面側に配置された、レンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有する第1の受光系で受光し、光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を、基板の裏面側に配置された、垂直に対して所定の角度傾けたレンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有する第2の受光系で受光し、第1の受光系で受光した散乱光から基板の欠陥を検出し、第2の受光系で受光した散乱光から基板の欠陥を検出し、第1の走査時及び第2の走査時の光線が照射されている基板の表面の位置の検出結果に基づき、第1の走査時及び第2の走査時に第1の受光系で受光した散乱光から同じ位置で基板の欠陥を検出したとき、その欠陥を基板の表面の欠陥と判定し、第1の走査時に第2の受光系で受光した散乱光から検出したそれ以外の欠陥を、基板の内部又は裏面の欠陥と判定するものである。
光線をその一部が基板の表面で反射され一部が基板の内部へ透過する角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第1の走査を行うと、基板の表面に欠陥が存在する場合、基板の表面へ照射された光線が欠陥により散乱され、散乱光が発生する。また、基板の内部に欠陥が存在する場合、基板の内部へ透過した光線が欠陥により散乱されて、散乱光が発生する。また、基板の裏面に欠陥が存在する場合、基板の内部へ透過して基板の裏面から射出された光線が欠陥により散乱されて、散乱光が発生する。これらの散乱光が、基板の表面側に配置された第1の受光系及び基板の裏面側に配置された第2の受光系で受光される。
一方、光線をそのほとんどが基板の表面で反射される角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第2の走査を行うと、基板の表面に欠陥が存在する場合、基板の表面へ照射された光線が欠陥により散乱され、散乱光が発生する。この散乱光が、基板の表面側に配置された第1の受光系で受光される。基板の裏面側に配置された第2の受光系では、側方散乱による散乱光であるため光量が少なく、検出レベルに達する程強度がない。また、基板の内部に欠陥が存在する場合、光線のほとんどが基板の表面で反射されて基板の内部へ透過しないので、散乱光がほとんど発生しない。基板の裏面に欠陥が存在する場合も同様である。従って、基板の表面に欠陥が存在する場合は、第1の走査時及び第2の走査時のいずれでも第1の受光系で散乱光が受光され、基板の内部又は裏面に欠陥が存在する場合は、第1の走査時のみ第1の受光系で散乱光が受光される。
本発明では、第1の投光系による第1の走査と、第2の投光系による第2の走査とを、時間的に前後して行い、基板と第1の投光系及び第2の投光系とを相対的に移動しながら、第1の走査時に第1の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置し、また第2の走査時に第2の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出する。そして、第1の受光系で受光した散乱光から基板の欠陥を検出し、第2の受光系で受光した散乱光から基板の欠陥を検出し、第1の走査時及び第2の走査時の光線が照射されている基板の表面の位置の検出結果に基づき、第1の走査時及び第2の走査時に第1の受光系で受光した散乱光から同じ位置で基板の欠陥を検出したとき、その欠陥を基板の表面の欠陥と判定し、第1の走査時に第2の受光系で受光した散乱光から検出したそれ以外の欠陥を、基板の内部又は裏面の欠陥と判定する。これにより、基板の表面の欠陥が、基板の内部又は裏面の欠陥と区別される。そして、基板の裏面側に配置された第2の受光系により、基板を透過した散乱光又は基板の裏面で発生した散乱光を受光するので、基板の表面付近の欠陥だけでなく、基板の表面から離れた深い位置にある欠陥も検出される。
さらに、本発明の基板検査装置は、欠陥を検出しようとする基板の内部又は裏面の、基板の表面からの深さに応じて、第2の受光系の位置を、第1の投光系から照射された光線が基板の表面へ入射する位置に対して調節する位置調節手段を備えたものである。また、本発明の基板検査方法は、欠陥を検出しようとする基板の内部又は裏面の、基板の表面からの深さに応じて、第2の受光系の位置を、第1の投光系から照射された光線が基板の表面へ入射する位置に対して調節するものである。
第1の走査において、光線を基板の表面へ斜めに照射するため、基板の内部へ透過した光線が基板の内部の欠陥へ到達して散乱光が発生する位置は、光線が基板の表面へ入射した位置からずれる。さらに、基板の内部へ透過して基板の裏面から射出された光線が基板の裏面の欠陥へ到達して散乱光が発生する位置は、光線が基板の表面へ入射した位置からさらにずれる。この様に広がりを持った領域からの散乱光を一定の位置で受光しようとすると、第2の受光系のレンズによる受光領域を広くして、分解能を低く抑えなければならない。本発明では、欠陥を検出しようとする基板の内部又は裏面の、基板の表面からの深さに応じて、第2の受光系の位置を、第1の投光系から照射された光線が基板の表面へ入射する位置に対して調節するので、第2の受光系のレンズによる受光領域を最適位置にすることにより、分解能を高くすることが可能となる。
本発明によれば、第1の走査時に第2の受光系で受光した散乱光から、基板の内部又は裏面の欠陥を基板の表面からの深さに関わらず検出し、かつ基板の表面の欠陥を、第1の受光系で受光した散乱光から検出して、基板の内部又は裏面の欠陥と区別することができる。
さらに、本発明によれば、第2の受光系のレンズによる受光領域を最適位置にして、分解能を高くすることが可能となるので、基板の内部又は裏面の欠陥を高精度に検出することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による基板検査装置の概略構成を示す図である。基板検査装置は、検査テーブル5、高角度投光系、低角度投光系、角度検出器15a,15b、上受光系、下受光系、アンプ24,34、欠陥検出回路25,35、焦点調節機構40、焦点調節制御回路41、位置調節機構42、位置調節制御回路43、基板移動機構50、基板移動制御回路51、CPU60、及びメモリ70を含んで構成されている。
検査対象の基板1が、検査テーブル5上に搭載されている。検査テーブル5には、図面横方向に伸びる基板支持部5aが、図面奥行き方向に2つ平行に配置されている。各基板支持部5aは、図面横方向の長さに渡って、基板1に接触する傾斜面を有する(図3参照)。基板1を検査テーブル5に搭載したとき、基板支持部5aの傾斜面が基板1の向かい合う二辺の底に接触して、検査テーブル5は基板1をその向かい合う二辺だけで支持する。
検査テーブル5に搭載された基板1の上方には、走査部10a及びミラー14aからなる高角度投光系と、走査部10b及びミラー14b,14cからなる低角度投光系とが配置されている。図2は、走査部の上面図である。走査部10aは、レーザー光源11a、レンズ12a、fθレンズ12c、及びポリゴンミラー13aを含んで構成されている。同様に、走査部10bは、レーザー光源11b、レンズ12b、fθレンズ12d、及びポリゴンミラー13bを含んで構成されている。レーザー光源11a,11bは、検査光となるレーザー光線を発生する。レンズ12a,12bは、レーザー光源11a,11bから発生されたレーザー光線を集光し、基板1の表面に焦点が合う様に収束する。レンズ12a,12bで集光されたレーザー光線は、ポリゴンミラー13a,13bで反射され、fθレンズ12c,12dへ入射する。fθレンズ12c,12dは、ポリゴンミラー13a,13bの回転により振られるレーザー光線の焦点面を平面位置に合わせる。fθレンズ12c,12dを透過したレーザー光線は、図1のミラー14a,14bへ照射される。
図1において、ミラー14aは、走査部10aから照射されたレーザー光線を、その一部が基板1の表面で反射され一部が基板1の内部へ透過する入射角θ1で基板1の表面へ斜めに照射する。このとき、ポリゴンミラー13aが図2の矢印方向へ回転することにより、ミラー14aから基板1の表面へ照射されるレーザー光線が図1の図面奥行き方向へ移動して、レーザー光線による基板1の第1の走査が行われる。
一方、ミラー14bは、走査部10bから照射されたレーザー光線をミラー14cへ照射する。ミラー14cは、ミラー14bから照射されたレーザー光線をそのほとんどが基板1の表面で反射される入射角θ2で基板1の表面へ斜めに照射する。このとき、ポリゴンミラー13bが図2の矢印方向へ回転することにより、ミラー14cから基板1の表面へ照射されるレーザー光線が図1の図面奥行き方向へ移動して、レーザー光線による基板1の第2の走査が行われる。高角度投光系による第1の走査と、低角度投光系による第2の走査とは、同時ではなく、時間的に前後して行われる。本実施の形態では、一例として、第1の走査及び第2の走査の走査範囲を180〜200mm程度とする。
図1において、CPU60は、基板移動制御回路51へ基板1の移動を指示する。基板移動制御回路51は、CPU60の指示により、基板移動機構50を駆動する。基板移動機構50は、例えば直動モータを含んで構成され、検査テーブル5を図面横方向へ移動する。基板移動機構50が検査テーブル5を移動することにより、検査テーブル5に搭載された基板1が矢印に示す基板移動方向へ移動され、高角度投光系及び低角度投光系からのレーザー光線が基板1の図面横方向の長さに渡って照射される。従って、検査テーブル5の一回の移動により、図面奥行き方向に走査範囲の幅だけ基板1の検査が行われる。そして、高角度投光系及び低角度投光系を図示しない移動機構により図面奥行き方向へ移動し、第1の走査及び第2の走査と検査テーブル5の移動とを繰り返すことにより、基板1全体の検査が行われる。高角度投光系及び低角度投光系を図面奥行き方向へ移動する際は、上受光系及び下受光系を、高角度投光系及び低角度投光系と一緒に移動する。
なお、検査ステージ5を移動する代わりに、高角度投光系及び低角度投光系を図面横方向へ移動することにより、基板1と高角度投光系及び低角度投光系とを、走査方向と直交する方向へ相対的に移動してよい。その場合も、上受光系及び下受光系を、高角度投光系及び低角度投光系と一緒に移動する。
高角度投光系から入射角θ1で基板1へ斜めに照射されたレーザー光線の一部は基板1の表面で反射され、一部は基板1の内部へ透過する。基板1の内部へ透過したレーザー光線の一部は基板1の裏面で反射され、一部は基板1の裏面から基板1の外へ射出される。基板1の表面に欠陥が存在する場合、基板1の表面へ照射されたレーザー光線が欠陥により散乱され、散乱光が発生する。また、基板1の内部に欠陥が存在する場合、基板1の内部へ透過したレーザー光線が欠陥により散乱されて、散乱光が発生する。また、基板1の裏面に欠陥が存在する場合、基板1の内部へ透過して基板1の裏面から射出されたレーザー光線が欠陥により散乱されて、散乱光が発生する。
一方、低角度投光系から入射角θ2で基板1へ斜めに照射されたレーザー光線のほとんどは、基板1の表面で反射される。基板1の表面に欠陥が存在する場合、基板1の表面へ照射されたレーザー光線が欠陥により散乱され、散乱光が発生する。また、基板1の内部に欠陥が存在する場合、レーザー光線のほとんどが基板1の表面で反射されて基板1の内部へ透過しないので、散乱光がほとんど発生しない。基板1の裏面に欠陥が存在する場合も同様である。
基板1の表面側において、高角度投光系から照射されて基板1の表面で反射されたレーザー光線の光軸及び低角度投光系から照射されて基板1の表面で反射されたレーザー光線の光軸から外れた位置に、上受光系が配置されている。上受光系は、レンズ21、受光部22、及び光電子倍増管23を含んで構成されている。図3は、上受光系を上から見た図である。レンズ21は、基板1からの散乱光を集光し、受光部22へ照射する。レンズ21の焦点位置は、基板1の表面に合っている。受光部22は、複数の光ファイバーを束ねて構成され、レンズ21で集光した散乱光を受光して光電子倍増管23の受光面へ導く。光電子倍増管23は、受光面で受光した散乱光の強度に応じた検出信号を出力する。図1において、光電子倍増管23の検出信号は、アンプ24で増幅され、欠陥検出回路25へ入力される。欠陥検出回路25は、アンプ24で増幅された検出信号の強度から、基板1の欠陥を検出する。
図4は、上受光系が受光する基板の表面の欠陥からの散乱光を説明する図である。図4(a)は高角度投光系による第1の走査時を示し、基板1の表面に欠陥2が存在する場合、基板1の表面へ照射されたレーザー光線L1が欠陥2により散乱された散乱光のうち、破線で示す方向の散乱光が上受光系で受光される。また、図4(b)は低角度投光系による第2の走査時を示し、基板1の表面に欠陥2が存在する場合、基板1の表面へ照射されたレーザー光線L2が欠陥2により散乱された散乱光のうち、破線で示す方向の散乱光が上受光系で受光される。
図5は、上受光系が受光する基板の内部の欠陥からの散乱光を説明する図である。図5(a)は高角度投光系による第1の走査時を示し、基板1の内部に欠陥2が存在する場合、基板1の内部へ透過したレーザー光線L1が欠陥2により散乱された散乱光のうち、破線で示す方向の散乱光が上受光系で受光される。一方、図5(b)は低角度投光系による第2の走査時を示し、基板1の内部に欠陥2が存在する場合、基板1の表面へ照射されたレーザー光線L2のほとんどが基板1の表面で反射されて基板1の内部へ透過しないので、散乱光はほとんど発生せず上受光系で受光されない。
図6は、上受光系が受光する基板の裏面の欠陥からの散乱光を説明する図である。図6(a)は高角度投光系による第1の走査時を示し、基板1の裏面に欠陥2が存在する場合、基板1の内部へ透過して基板1の裏面から射出されたレーザー光線L1が欠陥2により散乱された散乱光のうち、破線で示す方向の散乱光が上受光系で受光される。一方、図6(b)は低角度投光系による第2の走査時を示し、基板1の裏面に欠陥2が存在する場合、基板1の表面へ照射されたレーザー光線L2のほとんどが基板1の表面で反射されて基板1の裏面へ射出されないので、散乱光はほとんど発生せず上受光系で受光されない。
従って、図4に示す様に、基板1の表面に欠陥2が存在する場合は、第1の走査時及び第2の走査時のいずれでも上受光系で散乱光が受光され、図5又は図6に示す様に、基板1の内部又は裏面に欠陥2が存在する場合は、第1の走査時のみ上受光系で散乱光が受光される。
図1に示した基板1の裏面側において、基板1の裏面から基板1の外へ射出されたレーザー光線の光軸から外れた位置に、下受光系が配置されている。下受光系は、レンズ31、受光部32、及び光電子倍増管33を含んで構成されている。図7は、下受光系を横から見た図である。レンズ31は、基板1からの散乱光を集光し、受光部32へ照射する。図1に示す様に、レンズ31の光軸は、高角度投光系からのレーザー光線が欠陥により前方へ散乱された散乱光を受光する様に、垂直に対して角度αだけミラー14a側へ傾けられている。レンズ31の焦点位置は、後述する焦点調節機構40により、基板1の内部又は裏面に合っている。図7に示す様に、受光部32は、複数の光ファイバー32aを束ねて構成され、レンズ31で集光した散乱光を受光して光電子倍増管33の受光面へ導く。光電子倍増管33は、受光面で受光した散乱光の強度に応じた検出信号を出力する。図1において、光電子倍増管33の検出信号は、アンプ34で増幅され、欠陥検出回路35へ入力される。欠陥検出回路35は、アンプ34で増幅された検出信号の強度から、基板1の表面の欠陥を検出する。
高角度投光系による第1の走査時、基板1の表面に欠陥が存在する場合、基板1の表面の欠陥により散乱された散乱光が、基板1を透過して、基板1の裏面側に配置された下受光系で受光される。また、基板1の内部に欠陥が存在する場合、基板1の内部の欠陥により散乱された散乱光が、基板1を透過して、基板1の裏面側に配置された下受光系で受光される。さらに、基板1の裏面に欠陥が存在する場合、基板1の裏面の欠陥により散乱された散乱光が、基板1の裏面側に配置された下受光系で受光される。
図1において、角度検出器15aは、走査部10aのポリゴンミラー13aの回転角度を検出する。また、角度検出器15bは、走査部10bのポリゴンミラー13bの回転角度を検出する。基板移動制御回路51は、基板移動機構50への駆動信号から、検査テーブル5の図面横方向の位置を把握する。CPU60は、高角度投光系及び低角度投光系の図面奥行き方向の位置、角度検出器15a,15bの検出結果及び基板移動制御回路51からの位置情報に基づき、高角度投光系及び低角度投光系からのレーザー光線が照射されている基板1の表面の位置を検出し、欠陥検出回路25,35の検出結果と検出した位置とをメモリ70に記憶する。
そして、CPU60は、メモリ70に記憶した欠陥検出回路25,35の検出結果と検出した位置とから、検出された欠陥が基板1の表面の欠陥か基板1の内部又は裏面の欠陥かの判定を行う。即ち、CPU60は、第1の走査時及び第2の走査時に欠陥検出回路25が上受光系で受光した散乱光から同じ位置で検出した欠陥を、基板1の表面の欠陥と判定し、第1の走査時に欠陥検出回路35が下受光系で受光した散乱光から検出したそれ以外の欠陥を、基板1の内部又は裏面の欠陥と判定する。これにより、基板1の表面の欠陥が、基板1の内部又は裏面の欠陥と区別される。そして、基板1の裏面側に配置された下受光系により、基板1を透過した散乱光又は基板1の裏面で発生した散乱光を受光するので、基板1の表面付近の欠陥だけでなく、基板1の表面から離れた深い位置にある欠陥も検出される。
さらに、本実施の形態では、検出すべき欠陥の基板の表面からの深さに応じて、下受光系の位置を調節する。図8は、欠陥の基板の表面からの深さによる散乱光の位置の変化を説明する図である。高角度投光系による第1の走査において、レーザー光線L1を基板1の表面へ斜めに照射するため、基板1の中ほどに欠陥2が存在する場合、基板1の内部へ透過したレーザー光線L1が基板1の内部の欠陥2へ到達して散乱光が発生する位置は、レーザー光線L1が基板1の表面へ入射した位置から距離d1だけずれる。さらに、基板1の裏面に欠陥2が存在する場合、基板1の内部へ透過して基板1の裏面から射出されたレーザー光線L1が基板1の裏面の欠陥2へ到達して散乱光が発生する位置は、レーザー光線L1が基板1の表面へ入射した位置から距離d2だけずれる。この様に広がりを持った領域からの散乱光を一定の位置で受光しようとすると、下受光系のレンズ31による受光領域を広くして、分解能を低く抑えなければならない。本実施の形態では、検出すべき欠陥の基板の表面からの深さに応じて、下受光系の位置を調節するので、下受光系のレンズ31による受光領域を最適位置にすることにより、分解能を高くすることが可能となる。
図1において、CPU60は、焦点調節制御回路41へ下受光系の焦点の調節を指示する。焦点調節制御回路41は、CPU60の指示により、焦点調節機構40を駆動する。焦点調節機構40は、例えばパルスモータを含んで構成され、レンズ31及び受光部32を上下に移動する。焦点調節機構40がレンズ31及び受光部32を上下に移動することにより、下受光系の焦点が基板1の内部又は裏面に合う様に調節される。
続いて、CPU60は、位置調節制御回路43へ下受光系の位置の調節を指示する。位置調節制御回路41は、CPU60の指示により、位置調節機構42を駆動する。位置調節機構42は、例えばパルスモータを含んで構成され、レンズ31及び受光部32を左右に移動する。位置調節機構42がレンズ31及び受光部32を左右に移動することにより、下受光系の位置が検出すべき欠陥の基板の表面からの深さに応じて調節される。
図9は、基板の中ほどに存在する基板の内部の欠陥を検出する場合の下受光系の位置を示す図である。基板1の中ほどに存在する基板1の内部の欠陥2を検出する場合、下受光系の焦点を基板1の中ほどに合わせ、図9に示す様に、下受光系の位置をレーザー光線L1が基板1の表面へ入射した位置から距離d1だけ移動する。図10は、基板の裏面の欠陥を検出する場合の下受光系の位置を示す図である。基板1の裏面の欠陥2を検出する場合、下受光系の焦点を基板1の裏面に合わせ、図10に示す様に、下受光系の位置をレーザー光線L1が基板1の表面へ入射した位置から距離d2だけ移動する。
以上説明した実施の形態によれば、第1の走査時に下受光系で受光した散乱光から、基板の内部又は裏面の欠陥を基板の表面からの深さに関わらず検出し、かつ基板の表面の欠陥を、上受光系で受光した散乱光から検出して、基板の内部又は裏面の欠陥と区別することができる。
さらに、以上説明した実施の形態によれば、下受光系のレンズ31による受光領域を最適位置にして、分解能を高くすることが可能となるので、基板の内部又は裏面の欠陥を高精度に検出することができる。
本発明の一実施の形態による基板検査装置の概略構成を示す図である。 走査部の上面図である。 上受光系を上から見た図である。 上受光系が受光する基板の表面の欠陥からの散乱光を説明する図である。 上受光系が受光する基板の内部の欠陥からの散乱光を説明する図である。 上受光系が受光する基板の裏面の欠陥からの散乱光を説明する図である。 下受光系を横から見た図である。 欠陥の基板の表面からの深さによる散乱光の位置の変化を説明する図である。 基板の中ほどに存在する基板の内部の欠陥を検出する場合の下受光系の位置を示す図である。 基板の裏面の欠陥を検出する場合の下受光系の位置を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 欠陥
5 検査テーブル
10a.10b 走査部
11a,11b レーザー光源
12a,12b レンズ
12c,12d fθレンズ
13a,13b ポリゴンミラー
14a,14b,14c ミラー
15a,15b 角度検出器
21,31 レンズ
22,32 受光部
22a,32a 光ファイバー
23,33 光電子倍増管
24,34 アンプ
25,35 欠陥検出回路
40 焦点調節機構
41 焦点調節制御回路
42 位置調節機構
43 位置調節制御回路
50 基板移動機構
51 基板移動制御回路
60 CPU
70 メモリ

Claims (4)

  1. 光線をその一部が基板の表面で反射され一部が基板の内部へ透過する角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第1の走査を行う第1の投光系と、
    前記第1の投光系による第1の走査と時間的に前後して、光線をそのほとんどが基板の表面で反射される角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第2の走査を行う第2の投光系と、
    基板と前記第1の投光系及び前記第2の投光系とを相対的に移動する移動手段と、
    前記移動手段による基板と前記第1の投光系及び前記第2の投光系との相対的な移動に応じて、第1の走査時に前記第1の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出し、また第2の走査時に前記第2の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出する位置検出手段と、
    レンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有し、基板の表面側に配置され、光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を受光する第1の受光系と、
    垂直に対して所定の角度傾けたレンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有し、基板の裏面側に配置され、光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を受光する第2の受光系と、
    前記第1の受光系が受光した散乱光から基板の欠陥を検出する第1の検出手段と、
    前記第2の受光系が受光した散乱光から基板の欠陥を検出する第2の検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に基づき、第1の走査時及び第2の走査時に前記第1の検出手段が同じ位置で検出した欠陥を、基板の表面の欠陥と判定し、第1の走査時に前記第2の検出手段が検出したそれ以外の欠陥を、基板の内部又は裏面の欠陥と判定する処理手段とを備えたことを特徴とする基板検査装置。
  2. 欠陥を検出しようとする基板の内部又は裏面の、基板の表面からの深さに応じて、前記第2の受光系の位置を、前記第1の投光系から照射された光線が基板の表面へ入射する位置に対して調節する位置調節手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 第1の投光系から、光線をその一部が基板の表面で反射され一部が基板の内部へ透過する角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第1の走査を行い、
    第1の投光系による第1の走査と時間的に前後して、第2の投光系から、光線をそのほとんどが基板の表面で反射される角度で基板の表面へ斜めに照射しながら、光線を移動して光線による基板の第2の走査を行い、
    基板と第1の投光系及び第2の投光系とを相対的に移動しながら、第1の走査時に第1の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置し、また第2の走査時に第2の投光系からの光線が照射されている基板の表面の位置を検出し、
    光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を、基板の表面側に配置された、レンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有する第1の受光系で受光し、
    光線が基板の欠陥により散乱された散乱光を、基板の裏面側に配置された、垂直に対して所定の角度傾けたレンズと複数の光ファイバーを束ねた受光部とを有する第2の受光系で受光し、
    第1の受光系で受光した散乱光から基板の欠陥を検出し、
    第2の受光系で受光した散乱光から基板の欠陥を検出し、
    第1の走査時及び第2の走査時の光線が照射されている基板の表面の位置の検出結果に基づき、第1の走査時及び第2の走査時に第1の受光系で受光した散乱光から同じ位置で基板の欠陥を検出したとき、その欠陥を基板の表面の欠陥と判定し、第1の走査時に第2の受光系で受光した散乱光から検出したそれ以外の欠陥を、基板の内部又は裏面の欠陥と判定することを特徴とする基板検査方法。
  4. 欠陥を検出しようとする基板の内部又は裏面の、基板の表面からの深さに応じて、第2の受光系の位置を、第1の投光系から照射された光線が基板の表面へ入射する位置に対して調節することを特徴とする請求項3に記載の基板検査方法。
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