JP6463209B2 - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

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Description

本発明はタッチパネルを搭載した表示装置に関する。
スマートフォンやタブレット端末に代表されるタッチパネルを搭載したデバイスにおいて、指やスタイラスペンなどを用いてさまざまな操作を行うことが可能となっている。その1つに、デバイス表示部に表示される文字列の一部を範囲選択して、選択した文字列のコピーやペーストを行う操作がある。デバイスによってはこのような操作を複数の指を同時に表示部に接触させることで行うことも可能となっている。
しかし、デバイス表示部に表示されている文字列に対して範囲選択する際に、タッチ操作の過程で表示部の一部を操作者の視界から指で遮る状況が生じる。そのため、範囲選択の状況を目視で確認することが困難になり、選択範囲がずれてしまう場合があるという課題があった。従来では、選択する文字列に対して構文解析を行って文節に区切り、文字列選択時に文節の境界を指が通過すると、デバイスに付与されたバイブレーション機能により振動させるものがあった(特許文献1)。この方法によれば、文節の境界で発生する振動によって、どの文字までが選択できているかの目安をユーザに知らせることができるというものであった。
特開2012−048497号公報
しかしながら、従来技術では選択する文字列を指でなぞらなければならないという制限があり、始点と終点を指定することで選択範囲を決定する方法には適用できないという課題があった。また、タッチ操作において表示部から指を離す際に、選択した範囲がずれてしまうことがあるという課題があった。
そこで本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、デバイス表示部に表示された文字列を、タッチ操作でより正確に範囲選択できる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、少なくとも文字列を表示する表示手段と、前記表示手段に対して操作体が接触する又は接近することによって入力を受け付けるタッチパネルと、前記表示手段および前記タッチパネルを制御する制御手段とを有する表示装置であって、
前記制御手段は、
表示されている文字列のキャレット位置を取得するキャレット位置取得手段と、
前記タッチパネルへの操作がなされた位置に近いキャレット位置を入力位置として受け付ける入力受付手段と、
既に選択されている選択範囲の始点となるキャレット位置および終点となるキャレット位置を取得する選択範囲取得手段と、
前記始点又は前記終点のうち、前記入力位置に近い方の点の位置を初期位置として決定し、前記入力位置を目標位置として決定する変更範囲決定手段と、
前記初期位置から前記目標位置までを、時間の経過に応じて、前記選択範囲に加える又は前記選択範囲から除く選択範囲変更手段と、
前記選択範囲に加えられた範囲又は前記選択範囲から除かれた範囲の表示状態を変更する選択範囲表示手段と、を有する。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置の制御方法は、少なくとも文字列を表示する表示手段と、前記表示手段に対するタッチ入力を受け付けるタッチパネルとを有する表示装置の制御方法であって、
表示されている文字列のキャレット位置を取得するキャレット位置取得工程と、
前記タッチパネルへの操作がなされた位置に近いキャレット位置を入力位置として受け付ける入力受付工程と、
既に選択されている選択範囲の始点となるキャレット位置および終点となるキャレット位置を取得する選択範囲取得工程と、
前記始点又は前記終点のうち、前記入力位置に近い方の点の位置を初期位置として決定し、前記入力位置を目標位置として決定する変更範囲決定工程と、
前記初期位置から前記目標位置までを、時間の経過に応じて、前記選択範囲に加える又は前記選択範囲から除く選択範囲変更工程と、
前記選択範囲に加えられた範囲又は前記選択範囲から除かれた範囲の表示状態を変更する選択範囲表示工程と、を有する。
本発明により、タッチ操作による範囲選択の際の誤選択を低減させた表示装置を提供することが可能となる。
本実施形態のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の機能構成の一例を示した図である。 範囲を選択する処理フローの一例を示した図である。 選択範囲の始点を変更した時の表示状態の一例を示した図である。 選択範囲の始点を変更した時の表示状態の一例を示した図である。 選択範囲の始点を変更した時の表示状態の一例を示した図である。 選択範囲の終点を変更した時の選択範囲の変更方法の一例を示した図である。 入力された座標に基づいて目標位置の決定方法の一例を示した図である。 現在の選択範囲と目標位置で決まる変更速度の一例をグラフ化した図である。 範囲を選択する処理フローの一例を示した図である。 選択範囲の始点と終点を入力した時の表示状態の一例を示した図である。 選択範囲の始点と終点を入力した時の表示状態の一例を示した図である。 指定した選択範囲の始点を変更した時の表示状態の一例を示した図である。 指定した選択範囲の始点を変更した時の処理フローの一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に関る本発明を限定するものではなく、また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一な構成については、同じ符号を付して説明する。
<実施形態1>
図1のブロック図を参照して、本実施形態の表示装置の構成について説明する。図1における100は表示装置全体を示す。CPU101はシステム制御部であり表示装置全体を制御する。ROM102は変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する読み取り専用のメモリである。RAM103は外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶する書き換え可能なメモリである。描画処理部104はプログラムによって描画したグラフィックスを出力する。
表示部105は、描画処理部104で描画したグラフィックスやユーザインターフェースを表示する。入力部106はユーザからの入力を受信するもので、マウスやキーボード、タッチパネルなどがこれに該当する。システムバス107は101〜106の各ユニットを通信可能に接続する。
タッチパネルは、表示パネルの表示画面に対して操作体が接触又は接近した位置を検出する位置検出部として機能する。タッチパネルという語を使用するが、タッチすること、つまり接触することは、タッチパネルが位置を検出するための必須条件ではない。本発明は、操作体がパネルの表面に接触した位置を検出するタッチパネル、操作体がパネルの表面に接近した位置を検出するタッチパネルのいずれにも適用できる。タッチパネルは、表示パネルに重ねて配設されており、操作体が接触又は接近した表示画面上の位置を検知するセンサを具備する。
かかるセンサにより、タッチパネルは、操作体により指定された表示画面上の位置や、操作体の移動軌跡や移動速度を検出することができる。タッチパネルの操作に用いられる操作体は、例えば、ユーザの指やスタイラス、タッチペン等である。タッチパネルは、操作体が接触又は接近した表示画面上の位置を座標として検出し、タッチパネルにより検出された座標は、システム制御部に伝送されて、所定の処理が実行される。
タッチパネルとしては、例えば、感圧式、静電気式、光学式など、任意の方式のタッチパネルを使用できる。感圧式タッチパネルは、操作体によりパネルを押圧したときの圧力の変化を検知する。静電気式タッチパネルは、パネルに対する操作体の接触に伴う静電気による電気信号を検知する。光学式タッチパネルは、表示パネルの外枠に設けられた光学センサにより、パネルに接触した操作体の位置や移動方向を検知する方式が一般的である。
また、タッチパネルとしては、操作体の接触を検知する接触式のタッチパネル(例えば、上記感圧式、静電気式のタッチパネル)が一般的である。ユーザは、指やスタイラス等でタッチパネルの面上を押圧(即ち、タップ)したり、当該押圧した指やスタイラス等を移動させたりすることで、表示装置に対して各種の操作を行うことができる。
説明した構成に対して、プログラムコードを供給するための記憶媒体としてROMのほかに以下のものがある。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、メモリカード、DVDなどが本実施形態の表示装置の構成に加わってもよい。
第1の実施形態では、静電式タッチパネルつきディスプレイに表示されている表示コンテンツに対して、タッチ操作により範囲を選択する一例を、図を用いて説明する。
図2は、本発明を適用した表示装置100に内蔵される各処理部を示したブロック図である。これらの各機能部は、ROM102に格納されたプログラムをCPU101がRAM103に展開し、後述する各フローチャートに従った処理を実行することで実現されている。また例えば、CPU101を用いたソフトウェア処理の代替としてハードウェアを構成する場合には、ここで説明する各機能部の処理に対応させた演算部や回路を構成すればよい。
図3は、タッチ操作により文字列の範囲を選択する処理フローの一例を示したものである。なお、本処理はタッチパネルに表示されている文字列の一部が既に範囲選択されている状態から処理を開始し、その範囲の始点あるいは終点の位置を変更することで選択範囲を決定する。
図2の表示装置の制御部200において、入力受付部201は範囲を選択するための位置情報の入力を受け付ける(S301)。ここで受け付ける入力は、選択する範囲の始点と終点の少なくともいずれかの座標であり、既に選択されている範囲の始点や終点を変更した座標であってもよい。入力受付部201は、タッチパネルへの入力がなされた位置に近いキャレット位置を入力位置として受け付ける。
選択範囲取得部202は、既に選択されている範囲があればその選択範囲の少なくとも始点および終点を取得する(S302)。選択範囲の始点と終点に関する位置情報は表示されている文字列における先頭からの文字数などであってもよいが、ここではタッチパネルにおける座標を想定している。
入力受付部201で受け付けた座標が、前記選択範囲の始点あるいは終点の位置を変更したものであるか否かを判別し(S303)、前記選択範囲の始点あるいは終点の位置を変更したものでなければ処理を終了する。そうでなければ、キャレット位置取得部203は表示されている文字列のキャレット位置情報を取得する(S304)。
一般的にキャレットとはテキストフィールド内で文字を入力する位置に表示されている縦棒などを意味し、キャレット位置とは文字入力画面における入力文字の挿入位置である。本実施例においては文字と文字の境界の座標をキャレット位置とする。S302で取得した始点は前記選択範囲の先頭文字の直前にあるキャレット位置であり、終点は前記選択範囲の末尾文字の直後にあるキャレット位置である。
既に選択されている範囲の始点と終点にカーソルなどの目印を表示させ、タッチ操作によってカーソルの位置を移動させることで選択範囲の変更を行う方法について、図4を用いて説明する。
<選択範囲を広げる>
図4は、前記選択範囲の始点をタッチ操作によって変更するときのタッチパネルの表示状態を示したものである。
図4(a)は、タッチパネル401に表示されている文字列において、既に選択範囲402が選択されている状態を示したものであり、選択範囲402の始点と終点に該当するキャレット位置をそれぞれキャレット位置403とキャレット位置404で示している。以下、選択範囲402は単に「範囲402」とも表記する。また、図4(a)では、キャレットはキャレット位置403に表示されている。
図4(b)を用いて、キャレットをキャレット位置403からキャレット位置407へ移動させるための操作を説明する。
入力受付部201が、位置(「キャレット位置」ではない。)405がタッチされたという入力を受け付けると、変更範囲決定部204が、キャレット位置403を初期位置として、位置405の付近のキャレット位置を目標位置として決定する(S305)。
前記初期位置は、範囲の変更が開始されるキャレット位置であり、前記目標位置は範囲の変更が終了するキャレット位置である。
ここでは、範囲402の始点を変更しているため、前記初期位置はキャレット位置403である。
一方、前記目標位置は、位置405に該当する文字列行406において、位置405のx座標の直前のキャレット位置又は直後のキャレット位置のいずれかとなる。
位置405は範囲402の始点より文字列配置において前方に位置し、変更後の選択範囲の始点になる。そのため前記目標位置は、位置405のx座標の直前のキャレット位置である図4(c)に示すキャレット位置407となる。
図4(c)は、キャレット位置407にキャレットが表示されている状態を示している。
図4(d)は、選択範囲の始点がキャレット位置407に向かって移動している途中であって、選択範囲の始点がキャレット位置409に表示されている状態を示している。
範囲402の始点を時間に応じて移動させ、前記目標位置であるキャレット位置407に到達したか否かを判別する(S306)。
選択範囲の始点がキャレット位置407に到達していないと判別された場合、選択範囲変更部205は前記初期位置と前記目標位置に基づいて、時間に応じて範囲の始点や終点を移動させることによって選択範囲を変更する(S307)。前記初期位置と前記目標位置の位置関係によって選択範囲を広げる場合と狭める場合とがある。
図4(c)では、前記目標位置であるキャレット位置407が前記初期位置であるキャレット位置403よりも文字列配置上で前に位置するので、選択範囲を広げるように変更する。
本実施例では、範囲402の始点を、前記初期位置から前記目標位置に近づけるように移動させることで、時間に応じて離散的に選択範囲を広げて表示するアニメーションを想定している。選択範囲の始点や終点を移動させる速度は一定である必要はなく、前記目標位置に近づくにつれて減速するなど、現在の選択範囲の位置と前記目標位置に応じて変えてよい。また、キャレット位置に依存せず1文字分の幅未満の刻みで滑らかに選択範囲を広げるようなアニメーションにしてもよい。
図4(c)では、キャレット位置403からキャレット位置407の間に15文字が存在する。選択範囲の始点が3秒でキャレット位置407に到達するように変更するには、3秒/15文字=0.2秒ごとに1文字分、キャレット位置403に近づけるように選択範囲の始点を移動させればよい。
図4(d)は、範囲402の始点がキャレット位置403から移動し始めて1秒後の状態を示したものである。範囲408は新たに広がった範囲であり、便宜上、範囲402と背景パターンを区別して図示しているがハイライト表示させる際には同じ背景パターンで表示してもよい。このときの範囲408の始点であるキャレット位置409はタッチパネル401の左端であるため、1秒後からは図4(e)に示すように、前行の末尾であるキャレット位置410からキャレット位置407に向けて範囲408の始点を移動させる。キャレット位置409とキャレット位置410は、座標は異なるが同じ文字と文字の境界を表しているため、同一のキャレット位置と見做す。範囲411は図4(d)における範囲402と範囲408の和集合である。
選択範囲表示部206は、選択範囲変更部205による変更に基づいて、その時点での選択範囲をハイライト表示させる(S308)。操作者(ユーザ)に対して選択範囲を明示的に表示させる他の方法として、選択範囲に含まれる文字列の色を変更する、あるいはボールド表示するなどの方法でもよい。
S308で現在の選択範囲が表示された後、入力受付部201で受け付けた入力によって決定される前記目標位置が、入力解除部208によって解除されたか否かを判別する(S309)。
本実施例では、タッチ操作により指定された選択範囲の始点や終点の座標が入力受付部201で受け付けられて前記目標位置が決定される。操作者の指413がタッチパネルに触れている間は前記目標位置が有効と見做し、タッチパネルから離れることによって、前記目標位置の解除が受け付けられるものとする。
S309で前記目標座標が解除されていないと判別される間は処理をS306に移し、その時の選択範囲が前記目標位置に到達していればS307の処理を省略する。S309で解除されたと判別されると、選択範囲決定部207はその時点でハイライト表示されている範囲を選択範囲として決定して(S310)処理を終了する。
図4(f)は、選択範囲の変更が開始されてから3秒が経過し、選択範囲の始点がキャレット位置407に到達した時の状態を示したものである。選択範囲の始点が目標位置であるキャレット位置407に到達すると、S306はYesに分岐し、S307を経由せず(つまり、選択範囲を変更せず)、S308に進み、現在の選択範囲の表示状態を維持する。つまり、タッチパネルに指が触れたままであっても選択範囲の変更は停止されてハイライト表示され続ける。
操作者の指がタッチパネルから離れることによって、入力が解除され(S309 Yes)、選択範囲が決定される(S310)。
<選択範囲を狭める>
前述では、既に選択されていた範囲の始点を、文字列の配置において前方の位置に移動させて選択範囲を変更したときの処理を説明した。ここでは図3の処理フローに従い、前記始点を既に選択されている範囲内のキャレット位置に移動させて選択範囲を変更する処理について説明する。
図5はそのときのタッチパネルの表示状態を示した図である。初期状態は図4(a)と同じ状態であり、範囲402が既に選択されている。
図5(a)では、タッチ操作により範囲402の始点をキャレット位置403からキャレット位置501に移動させることで、入力受付部201は範囲402の始点の変更を受け付ける。S302からS306は前述と同様の処理のため説明を省略する。
S307では、キャレット位置501は範囲402内にあり、かつキャレット位置403より文字列配置において後方に位置するため、範囲402を狭めるように変更する。
図5(b)は、範囲402の始点をキャレット位置403からキャレット位置502に移動させたことにより、範囲402の上から1行目部分が範囲503に狭まったことを示したものである。
図5(c)は、範囲の変更が進んで範囲504の始点が前記目標位置であるキャレット位置501に到達した時の状態を示したものである。
同様に、既に選択されている範囲の始点を、文字列配置上で選択範囲の終点より後方に移動させて選択範囲を変更する処理について、図3の処理フローに従い説明する。図6はそのときのタッチパネルの表示状態を示した図である。初期状態は図4(a)と同じ状態であり、範囲402が既に選択されている。
<新たな選択範囲の始点を、既存の選択範囲の終点よりも後方に設定する>
図6(a)では、タッチ操作により範囲402の始点をキャレット位置403からキャレット位置601に移動させることで、入力受付部201は範囲402の始点の変更を受け付ける。S302からS306は前述と同様の処理のため説明を省略する。
S307では、キャレット位置601は範囲402の終点であるキャレット位置404より文字列配置において後方に位置する。
このため、範囲402の始点の移動先がキャレット位置403からキャレット位置404の間のときは(つまり、選択範囲の始点がキャレット位置404に到達するまでは)、範囲402を狭めるように変更する。
図6(b)はそのときの状態を示したものである。このとき範囲402は狭まり、キャレット位置602を始点とした範囲603となっている。
さらに範囲603の始点が図6(c)に示すようにキャレット位置404に到達すると、一時的に選択範囲がない状態となる。
その後は、図6(d)に示すように、選択範囲の始点はキャレット位置404に固定され、終点をキャレット位置404からキャレット位置601向けて移動させることで範囲605を広げるように変更する。
選択範囲の別の変更方法として、キャレット位置601は文字列配置においてキャレット位置404より後方に位置することから、S305では前記初期位置をキャレット位置404、前記目標位置をキャレット位置601とする。そしてS307では、はじめに範囲402の選択を解除し、選択範囲の始点をキャレット位置404に固定し、終点をキャレット位置404からキャレット位置601に向けて移動させることで選択範囲を広げてもよい。
後者の方法では、図6(a)に示す状態から、図6(b)に示す状態を経ずに、図6(c)に示す状態となり、図6(c)に示す選択範囲が無い状態からS307による範囲の変更が開始されることになる。
図6(e)は範囲の変更が進んで、範囲605の終点がキャレット位置601に到達し、選択範囲の変更を停止した時の状態を示したものであり、範囲606が選択範囲となる。
図4から図6では、既に選択されている範囲402の始点を異なる位置に移動することによって、選択範囲を変更した時のタッチパネルの表示状態を説明した。タッチ操作により範囲402の始点ではなく終点を変更する場合であっても、図3に示す処理フローに従って前記初期位置と前記目標位置を決定することで、時間に応じて選択範囲を変更することができる。
<選択範囲の始点や終点が移動する速度を適宜変更する>
選択範囲変更部205において、前記初期位置から前記目標位置に向けて、選択範囲の始点や終点を移動させるときの変更速度を決定する処理の一例を、図7を用いて説明する。
図7は既に選択されている範囲の終点を、タッチ操作により文字列配置上の更に後方に移動させたときの、時間に応じた選択範囲の表示状態を示したものである。
図7(a)において、範囲701は既に選択されている範囲を表しており、キャレット位置702は範囲701の終点を表している。タッチ操作によりキャレット位置702を位置703に移動させることによって選択範囲を広げることを想定しているため、前記初期位置はキャレット位置702である。
図8を用いて、変更範囲決定部204による目標位置の決定方法の一例について説明する。図8は、図7に示す位置703の近傍を拡大したものであり、位置703から半径rピクセルの範囲を円801で表している。タッチパネルに表示されている文字の大きさがユーザの指先の大きさに比べて小さいと、タッチ操作による選択範囲の始点や終点の位置を正確に指定することが困難な場合がある。
そこで、円801の範囲に一部でも含まれる文字に関するキャレット位置を目標位置の候補とする。半径rの値は、半径rによって規定される円の円周がユーザの指先によって隠れる領域の外に存在するようになる値であることが望ましい。
本実施例では、各行において円801の範囲に含まれる文字のうち、先頭文字の直前のキャレット位置から末尾文字の直後のキャレット位置までの各キャレット位置を目標位置の候補とする。その場合、円801の範囲を含む最初の行についてはキャレット位置802からキャレット位置803までの全てのキャレット位置が目標位置の候補となる。円801の範囲を含む他の行でも同様に目標位置の候補が決定する。
目標位置の候補であるキャレット位置やその近傍では、選択範囲の始点や終点の変更速度を減速させる。
目標位置の候補は、位置703に該当する文字の上下左右に隣接した文字に関するキャレット位置としてもよく、目標位置の候補の決定方法については限定しない。
図8に示す例では、
位置703に該当する文字とは、2行目の「あ」と「る」であり、
2行目の「あ」と「る」の上下左右に隣接した文字とは、1行目の「無闇をし」、2行目の「が」と「か」、および3行目の「別段深い」であり、
それらの文字に関するキャレット位置とは、
キャレット位置802からキャレット位置803までの全てのキャレット位置、
キャレット位置804からキャレット位置805までの全てのキャレット位置、および
キャレット位置806からキャレット位置807までの全てのキャレット位置
の全てである。
本実施例では、図8に示す目標位置の候補の中で前記初期位置(キャレット位置702)から文字列配置上で最も遠い位置にあるキャレット位置807を最終到達位置とする。時間に応じて変更される選択範囲が前記最終到達位置に達したら、範囲の変更を停止させる。キャレット位置802〜803の間の各キャレット位置、キャレット位置804〜805の間の各キャレット位置およびキャレット位置806〜807の間の各キャレット位置が、図8に示す目標位置の候補となる。
図7(b)は、時間に応じて範囲701が範囲704に広がり、その終点がキャレット位置705まで到達した時の状態を示したものである。キャレット位置702からキャレット位置705までの範囲には、図8で説明した目標位置の候補が存在しないため、行単位で選択範囲が広がるように変更してもよい。
図7(c)は、さらに範囲704が範囲707に広がり、円801の範囲に含まれるキャレット位置803(図7のキャレット位置706に該当)に到達したときの状態を示したものである。図7(b)から図7(c)での選択範囲の変更では、選択範囲の終点が目標位置の候補に該当するキャレット位置802〜803を通過するため、その間は範囲707の変更速度(終点の移動速度)を減速させる。
図7(d)は範囲707が広がり、その終点がキャレット位置708まで移動した時の範囲709の状態を示したものである。範囲707から範囲709への変更は、円801の範囲に該当する行ではあるが、目標位置の候補であるキャレット位置802〜803を含まない部分である。そのため、図7(a)から図7(b)での変更速度よりは遅く、図7(b)から図7(c)での変更速度よりは速く、選択範囲が変更(終点が移動)される。
図7(e)は範囲709の終点がキャレット位置710に到達した時の範囲711の状態を示したものである。キャレット位置710は前記最終到達位置である図8に示すキャレット位置807に該当するため、ここで選択範囲の変更が停止される。
図7における選択範囲の変更速度の一例について説明する。
目標位置の候補が無い行では、毎秒90文字分、選択範囲の終点を移動させる。
目標位置の候補がある行では、その行の中で
1)目標位置の候補であるキャレット位置の部分(例えば、キャレット位置802〜803)と、
2)そうでない部分とで変更速度を変える。
目標位置の候補であるキャレット位置では毎秒10文字分、選択範囲の終点を移動させ、
そうでない部分では毎秒50文字分、選択範囲の終点を移動させる。
そのときの図7における選択範囲の変更速度の遷移をグラフ化したのが図9である。
図9の横軸は時間を表し、縦軸は選択範囲の終点の移動数(キャレット位置の数)を表している。左下を原点901とすると、原点901及び点902から点905がそれぞれ順に、図7(a)から図7(e)の状態での変更速度を示す。
図7(a)のキャレット位置702は図9の原点901に対応し、図7(b)のキャレット位置705は図9の点902に対応する。
図7(a)のキャレット位置702から図7(b)のキャレット位置705までは、目標位置の候補が無い行であるから、図9の点901と点902とを結ぶ直線の傾きが示すように、変更範囲の終点の移動速度は速い。
図7(c)のキャレット位置706は図9の点903に対応する。
図7(c)のキャレット位置706が属する行の先頭のキャレット位置から図7(c)のキャレット位置706までは、目標位置の候補がある部分であるから、図9の点902と点903とを結ぶ直線の傾きが示すように、変更範囲の終点の移動速度は遅い。
図7(d)のキャレット位置708は図9の点904に対応する。
図7(c)のキャレット位置706から図7(d)のキャレット位置708までは、目標位置の候補が無い部分であるから、図9の点903と点904とを結ぶ直線の傾きが示すように、変更範囲の終点の移動速度は速い。
このように選択範囲の表示状態の変更速度を、1)目標位置の候補が無い部分又目標位置の候補が近くに無い部分であれば速くし、2)目標位置の候補がある部分又目標位置の候補が近くにある部分であれば遅くする。
その結果、1)選択範囲の表示状態の変更速度が遅いためにユーザを不快にすることも少なくなる。また、2)選択範囲の表示状態の変更速度が速いためにユーザが目標位置の決定を失敗する(意図した位置よりも手前の位置又は意図した位置を通過した位置が目標位置として決定されてしまう)ことを回避することができる。
図7(a)から図7(b)までのように、目標位置の候補が無い行での選択範囲の変更では、1行単位で選択範囲を広げてもよい。あるいは、キャレット位置702を位置703に移動させると同時に範囲704をハイライト表示させ(つまり、目標位置の候補が無い部分は瞬時にハイライト表示させ)、キャレット位置705を範囲変更の初期位置としてもよい。
<実施形態2>
本実施形態におけるハードウェア構成は、実施形態1で説明した図1を参照する。実施形態1の初期状態において、選択されている範囲の無い状態から選択範囲の始点と終点の両方を指定した場合に適用してもよい。本実施例ではマルチタッチの入力操作により選択範囲の始点と終点の2点の座標が入力として受け付けられた場合の処理について、図10に示す処理フロー、および図11を用いて説明する。なお図10中の図3と同じ番号が付してあるステップについては説明を省略する。
選択範囲取得部202は、
1)選択範囲が選択されていない場合であって、かつ
2)入力受付部201が、第1の操作による第1の入力位置を受け付け、第1の操作が継続している間に、第2の操作による第2の入力位置を受け付けた場合に、
第1の入力位置又は第2の入力位置の一方を始点とし、他方を終点とする選択範囲を取得する。
図11は、タッチパネルに表示された文字列において範囲が選択されていない状態で、タッチ操作により範囲選択するための始点と終点を入力した時のタッチパネルの表示状態を示したものである。
図11(a)ではタッチ操作により、範囲を選択するための始点1101と終点1102の座標の入力が受け付けられる(S301)。本実施例ではマルチタッチによる入力操作を想定しているが、入力方法はマルチタッチに限定しない。
入力を受け付けた2点のうちのどちらが始点かは、受け付けられた座標の位置関係によって決定される。ここではタッチパネルの左上を原点とした時の座標によって始点と終点が決まるものとする。S301で受け付けられた座標が1点であれば範囲選択の処理を終了し(S1001 No)、2点であればS304に処理を移し(S1001 Yes)、変更範囲決定部204で前記初期位置と、始点側と終点側の目標位置をそれぞれ決定する(S1002)。
図11(b)で、始点側の目標位置は、始点1101の座標に該当する文字の直前にあるキャレット位置1104とし、終点側の目標位置は、終点1102の座標に該当する文字の直後にあるキャレット位置1105とする。前記初期位置は、始点1101と終点1102との中点1103の座標に該当する文字の前後のキャレット位置のうち、より中点1103に近いキャレット位置1106とする。
選択範囲変更部205は、前記初期位置から範囲の変更を開始し、始点側と終点側の2つの方向に対して選択範囲を広げるように変更を行う(S1003)。この2方向への変更は同時に行ってもよいし、独立して別々のタイミングで行ってもよい。また、2方向への変更速度をそれぞれ独立して決定してもよい。但し、2方向への変更を同時に行った場合、始点側と終点側の両方を同時に目視しなければならず操作が煩雑になることから、本実施例ではこの2方向への変更を独立して行う処理について説明する。始点側への範囲の変更と、終点側への範囲の変更はそれぞれ同じ処理であり、図10のS1003以降の処理は図3と同じであるため説明を省略する。
図11(c)に示すように、一定の割合でキャレット位置1106からキャレット位置1104に近づけるように、範囲1107の始点を移動させる。範囲1107の終点はキャレット位置1106に固定する。
図11(d)は範囲1107の始点がキャレット位置1104に到達したときの状態を示している。このとき、タッチ操作により選択範囲の始点を指定していた指を操作パネルから離すことで、始点側の入力座標の解除を受け付け、選択範囲の始点がキャレット位置1104に決定して、終点側への範囲の変更が開始される。
図11(e)では、始点の時と同様に一定の割合でキャレット位置1106からキャレット位置1105に近づけるように範囲1108の終点を移動させる。範囲1108の始点はキャレット位置1106に固定する。
図11(f)は範囲1108を広げていき、範囲1108の終点がキャレット位置1105に到達したときの状態を示している。このとき、タッチ操作により選択範囲の終点を指定していた指を操作パネルから離すことで、終点側の入力座標の解除を受け付けて選択範囲の終点がキャレット位置1105に決定し、範囲1107と範囲1108の和集合が選択範囲として決定される。
図12を用いて、図10のS1002について前記始点位置を決定する別の方法を説明する。タッチ操作により選択範囲の始点と終点の座標が入力受付部201で受け付けられると、図11(a)での説明と同様に、図12(a)に示すように、始点側の目標位置がキャレット位置1201に、終点側の目標位置がキャレット位置1202に、それぞれ決まる。キャレット位置1201が属する行の末尾のキャレット位置1203を始点とし、キャレット位置1202が属する行の先頭のキャレット位置1204を終点とする範囲1205を選択範囲としてハイライト表示させたときの状態を図12(b)に示す。
キャレット位置1203を始点側の初期位置とし、キャレット位置1204を終点側の初期位置とする。キャレット位置1203からキャレット位置1201に向けて選択範囲を広げたときの状態を図12(c)に示す。
範囲1206の終点はキャレット位置1203に固定する。キャレット位置1203からキャレット位置1201に近づけるように、範囲1206の始点を移動させる。範囲1206の始点がキャレット位置1201に到達するか、キャレット位置1201に到達する前であっても始点側の指がタッチパネルから離されて、始点側の入力座標の解除が受け付けられると、終点側に向けた選択範囲の変更が開始される。図12(d)は、範囲1206の始点がキャレット位置1201に到達し、始点側の入力座標の解除が受け付けられ、終点側に向けた選択範囲の変更が開始される直前の状態を示す。選択する範囲の終点側への変更も同様の処理であるため説明を省略する。
<実施形態3>
タッチ操作による選択範囲の始点や終点の入力が受け付けられると、入力された位置に近づくようにハイライト表示される範囲が時間に応じて変更される。選択範囲が決定しないうちに、最初に入力を受け付けた始点や終点の位置をタッチ操作で移動させた場合におけるタッチパネルの表示状態を示したのが図13であり、その時の処理を図14に示す処理フローに従って説明する。
図13(a)はタッチパネルに表示された文字列に対して、タッチ操作で選択範囲の始点を指定した状態を示している。ハイライト表示されている範囲1301が既に指1302で指定した始点付近まで到達しているが、指1302がタッチパネルから離れていないため、選択範囲は決定してはいない。このとき、指1302がタッチパネルの一部を覆っているので、操作者は文字列のどこまでがハイライト表示されているのかが細部までは見えず、文字列のどこまでがハイライト表示されているのかを正確に把握できない場合がある。
そこで図13(b)に示したように、指1302をタッチパネルに接触させたまま最初に指定した位置からスライドさせて、ハイライト表示されている範囲の端を目視可能とし、ハイライト表示されている範囲の端を確認する。このとき、選択範囲の始点の入力は解除されないまま、始点の位置を変更することになる。スライドさせる方向はどの方向でもよいが、本実施例では図13(a)の状態に至るまでに範囲1301が広がってきた方向と同じ向きに指1302をスライドさせている。
図14において図3と重複している処理については同じ番号を付しており、その処理については説明を省略する。S305で前記初期位置と前記目標位置が決定した後は、S309でタッチ操作による入力の解除が確認されるまで、入力を受け付けた座標(目標位置の座標)に変更があるかを判別する(S1401)。入力を受け付けた座標(目標位置の座標)に変更がなければS306に処理を移す。
図13(b)に示すようにタッチ操作による始点や終点の座標に変更があれば、その時点でハイライト表示されている範囲の始点と終点のキャレット位置を保持する(S1402)。所定の時間内に、タッチ操作で受け付けられた座標に変更がある場合は、入力操作が停止していないと判断し、他の処理を行わない(S1403)。所定の時間内に、タッチ操作で受け付けられた座標に変更がなければ処理をS305に移し、そのときの入力座標に基づいて前記初期位置と前記目標位置が決定される。
図13(c)において、指1302のスライド動作を停止した位置によって決定される初期位置のキャレット位置1303と目標位置のキャレット位置1304に基づいて、範囲1305の変更を開始する。
そして、図13(d)に示すように、選択したいキャレット位置に範囲1305の始点が到達したときにタッチ操作による入力の解除を受け付けると、範囲1305の変更を停止させ、範囲1301と範囲1305の和集合を選択範囲に決定する。
本実施形態によれば、ユーザは、範囲の変更を停止させたいキャレット位置がユーザ自身の指などによって隠されていない状態で、つまり範囲の変更を停止させたいキャレット位置を直接見ながら、範囲の変更を停止させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 表示装置全体
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 描画処理部
105 表示部
106 入力部
107 システムバス

Claims (11)

  1. 少なくとも文字列を表示する表示手段と、前記表示手段に対して操作体が接触又は接近することによって入力を受け付けるタッチパネルと、前記表示手段および前記タッチパネルを制御する制御手段とを有する表示装置であって、
    前記制御手段は、
    表示されている文字列のキャレット位置を取得するキャレット位置取得手段と、
    前記タッチパネルへの入力がなされた位置に近いキャレット位置を入力位置として受け付ける入力受付手段と、
    既に選択されている選択範囲の始点となるキャレット位置および終点となるキャレット位置を取得する選択範囲取得手段と、
    前記選択範囲取得手段により取得される始点および終点と、前記入力位置に基づいて、前記選択範囲を変更するための初期位置と目標位置と、を決定する変更範囲決定手段と、
    前記初期位置から前記目標位置までを、時間の経過に応じて、前記選択範囲に加える又は前記選択範囲から除く選択範囲変更手段と、
    前記選択範囲に加えられた範囲又は前記選択範囲から除かれた範囲の表示状態を変更する選択範囲表示手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記選択範囲取得手段は、
    前記選択範囲が選択されていない場合であって、
    前記入力受付手段が、
    第1の操作による第1の入力位置を受け付け、
    前記第1の操作が継続している間に、
    第2の操作による第2の入力位置を受け付けた場合に、
    前記第1の入力位置又は前記第2の入力位置の一方を前記始点とし、他方を前記終点とする選択範囲を取得することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記入力受付手段は、
    前記操作がなされた位置に近い少なくとも1つのキャレット位置を入力位置として受け付け、
    前記変更範囲決定手段は、
    前記入力位置のうちの1つを最終到達位置とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記選択範囲変更手段は、
    前記選択範囲の始点又は終点が前記最終到達位置に到達すると、選択範囲の変更を停止することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記選択範囲変更手段は、
    所定の時間内に前記目標位置の変更を受け付けると、選択範囲の変更を停止させ、
    所定の時間内に前記目標位置の変更を受け付けなれば、選択範囲の変更を開始することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記選択範囲変更手段は、
    前記選択範囲の始点又は終点の位置と前記目標位置との関係に応じて、選択範囲の変更速度を変えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記選択範囲変更手段は、
    前記選択範囲の変更速度のうちの、
    前記選択範囲の始点から前記目標位置までの変更速度と
    前記選択範囲の終点から前記目標位置までの変更速度と
    を、それぞれ独立して決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記選択範囲変更手段は、
    前記選択範囲の始点から前記目標位置までの選択範囲の変更を開始するタイミングと
    前記選択範囲の終点から前記目標位置までの選択範囲の変更を開始するタイミングと
    を、それぞれ独立して決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記目標位置を解除する入力解除手段をさらに有し、
    前記入力解除手段による前記目標位置の解除を、前記入力受付手段が受け付けた時点で、前記選択範囲表示手段により表示されている範囲を、選択範囲として決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 少なくとも文字列を表示する表示手段と、前記表示手段に対して操作体が接触する又は接近することによって入力を受け付けるタッチパネルと、を有する表示装置の制御方法であって、
    表示されている文字列のキャレット位置を取得するキャレット位置取得工程と、
    前記タッチパネルへの操作がなされた位置に近いキャレット位置を入力位置として受け付ける入力受付工程と、
    既に選択されている選択範囲の始点となるキャレット位置および終点となるキャレット位置を取得する選択範囲取得工程と、
    前記始点又は前記終点のうち、前記入力位置に近い方の点の位置を初期位置として決定し、前記入力位置を目標位置として決定する変更範囲決定工程と、
    前記初期位置から前記目標位置までを、時間の経過に応じて、前記選択範囲に加える又は前記選択範囲から除く選択範囲変更工程と、
    前記選択範囲に加えられた範囲又は前記選択範囲から除かれた範囲の表示状態を変更する選択範囲表示工程と、
    を有することを特徴とする表示装置の制御方法。
  11. コンピュータを請求項1乃至9のいずれか1項に記載の表示装置が備える各手段として機能させるためのプログラム。
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