JP6463198B2 - 斜面構造物の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の保護パネルを並設して斜面を形成するとともに、その斜面を形成する保護パネル内に充填材を充填して斜面構造物を構築する斜面構造物の構築方法に関する。
従来、堰堤や擁壁などの斜面を有する土木構造物(斜面構造物)は、コンクリートを打設して構築されるコンクリート構造物が一般的であった。例えば、特許文献1には、鋼矢板をコンクリート型枠兼用の外壁材として用い、その内側へコンクリートを充填して構築する土木構造物の構築方法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0018]、図面の図1等参照)。
しかし、近年、地山を掘削してこれらの構造物を構築する場合、掘削により発生する土砂を運搬する運搬費や仮置き廃棄などに掛かる処分費などの費用が嵩むことや環境破壊につながることなどの理由から極力発生する土砂を少なくするため、複数の保護パネルを並設して斜面を形成するとともに、掘削により発生した土砂とセメントミルクなどを混ぜ合わせたソイルセメントを、斜面を形成する保護パネル内に充填しての斜面構造物を構築する斜面構造物の構築方法が提案されている。
このようなソイルセメント等を充填して斜面構造物を構築する斜面構造物の構築方法では、特許文献2の明細書の段落[0016]等に記載されているように、地山と外部保護材との間の隙間を埋めるための間詰めコンクリート120の型枠設置、コンクリートの養生期間、型枠解体等に多大な作業日数が費やされており、作業遅延の主な要因となっているという問題があった。
このような問題を解決するべく、特許文献2には、堰堤本体の上流側面と下流側面を外部保護材で被覆してなる砂防堰堤を施工する砂防堰堤の施工方法であって、前記外部保護材の下端部を支持する基礎均しコンクリートを形成する工程と、該基礎均しコンクリートの上に前記外部保護材を組み立てる工程と、前記外部保護材と地山との間に間詰めを形成する工程と、前記外部保護材の間に内部材を打設する工程とを備え、前記間詰めは、前記地山と前記外部保護材との間の隙間の形状と略同一形状の面板と、該面板の側縁に連結された縦板と、前記面板の上縁と前記縦板の上端部に連結された横板とからなり、前記基礎均しコンクリートに連結されていない外部保護材の下端部は前記間詰めの横板の上に連結されている砂防堰堤の施工方法が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項7、明細書の段落[0040]〜[0049]、図面の図7、図9等参照)。
この特許文献2に記載の砂防堰堤の施工方法によれば、砂防堰堤の各施工工程において、間詰めコンクリートの型枠設置、コンクリート打設、養生、型枠撤去など、施工に要する日数の割合が高いコンクリート製の間詰めの形成のための工程が無くなり、簡易な間詰めを取り付けるだけの作業になるので、砂防堰堤を短期間に施工することができるという利点があるとされている。
しかし、特許文献2に記載の砂防堰堤の施工方法では、間詰め20として、地山と外部保護材14,16との間の隙間の形状と略同一形状の面板22を作成する必要があり、急斜面にある前記隙間を測定して、その測定結果に合わせて鋼板からなる間詰め20の面板22を、現地で加工することが困難であるという問題があった。また、加工に手間が掛かる上、鋼材からなる縦板24や横板26なども必要であり、間詰め20の材料費が高くつくため結果的に築造コストが嵩んでしまうという問題もあった。
特開2002−212933号公報 特開2014−190100号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、間詰めコンクリートの型枠設置等の手間のかかる作業を省略して短期間で斜面構造物を構築することができ、且つ、材料費を低減して築造コストを削減することができる斜面構造物の構築方法を提供することにある。
第1発明に係る斜面構造物の構築方法は、複数の保護パネルを並設して斜面を形成するとともに、その斜面を形成する前記保護パネル内に充填材を充填して斜面を有する構造物を構築する斜面構造物の構築方法であって、段状に並設された前記保護パネルの各段の側端と前記斜面構造物を設置する地山との間の前記斜面外側に形成される隙間空間に合わせて金網を切断する金網切断工程と、切断した前記金網を前記側端において前記斜面と略直交する方向に立設する金網立設工程と、立設した前記金網まで前記斜面の外側に外部充填材を充填する斜面外部充填工程と、を備えることを特徴とする。
第2発明に係る斜面構造物の構築方法は、第1発明において、前記斜面外部充填工程では、前記外部充填材として前記保護パネル内に充填した充填材と同じ充填材を前記斜面の外側に充填することを特徴とする。
第3発明に係る斜面構造物の構築方法は、第1発明又は第2発明において、前記斜面外部充填工程で充填した前記外部充填材の上に、前記保護パネルを据え付ける基礎となる基礎均しコンクリートを打設する中間基礎均しコンクリート打設工程を有することを特徴とする。
第4発明に係る斜面構造物の構築方法は、第1発明ないし第3発明のいずれかの発明において、前記保護パネルとして、曲げ剛性を強化するため屈曲加工されたスチールパネルが使用されていることを特徴とする。
第5発明に係る斜面構造物の構築方法は、第1発明ないし第4発明のいずれかの発明において、前記充填材及び/又は前記外部充填材として、土砂に固化材を混ぜ合わせたソイルセメントが使用されていることを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、従来必要であった間詰めコンクリートの型枠設置、解体等の手間のかかる作業を省略して短期間で斜面構造物を構築することができ、且つ、材料費を低減して築造コストを削減することができる。また、金網立設工程で設置するのが金網であるため、鋼板等と比べて安価であり捨て枠としても設置費用を抑えることができる。その上、金網切断工程で切断するのが金網であるため、金切り鋏やニッパー等を用いて人力で切断可能である。このため、溶断用のガスボンベを設置したり、切断カッター用の電源を引いたりする必要がない。その上、外部充填工程において、金網で外部充填材を堰き止めることができるとともに、金網の隙間から雨水を逃がすことができ、施工中に雨水が溜まって後工程の作業に支障をきたすおそれがない。
特に、第2発明によれば、斜面外部充填工程では、外部充填材として保護パネル内に充填した充填材と同じ充填材を斜面の外側に充填するので、外部充填材として充填材と別のものを容易する必要がなくなる上、保護パネル内に充填材を充填する充填材充填工程と連続して斜面外部充填工程を行うことができ、次工程の転圧工程でも連続して充填材と外部充填材を転圧して締め固めることができる。このため、さらに短期間で斜面構造物を構築することができる。
特に、第3発明によれば、従来の間詰めコンクリートより打設するコンクリートを低減して材料費を低減できる上、鋼材上に保護パネル(斜面構造体)を取り付ける場合と比べて風により振動することもなく、安定して保護パネルを支持することができる。
特に、第4発明によれば、保護パネルとして曲げ剛性を強化するため屈曲加工されたスチールパネルを使用するので、必要強度の割に軽量で安価なスチールパネルを使用することで、材料費を低減することができるだけでなく、保護パネルを設置する際に使用するクレーン等の揚重機のサイズダウンにより斜面構造物の設置費用をさらに削減することができる。さらに、1枚1枚運ぶことにより人力で揚重及び取り付け作業を行うことも可能となる。
特に、第5発明によれば、充填材及び/又は外部充填材として土砂に固化材を混ぜ合わせたソイルセメントを使用するので、掘削により発生する土砂を運搬する運搬費やその土砂の処分費などの費用を低減することができる。また、環境破壊も防止することができる。
本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法により構築する斜面構造物を谷(沢)の上流側から見た斜視図である。 同上の斜面構造物の構成を示す鉛直断面図である。 同上の斜面構造物の構成を説明するため充填材が未充填の状態を下流側から一部を切断して示す斜視図である。 同上の斜面構造物の上流側斜面体の構成を主に示す裏面斜視図である。 同上の上流側斜面体を構成する鋼矢板を示す図面であり、A図が鋼矢板の長手方向を縦に配置した正面図、B図が鋼矢板の長手方向の上端面である小口を示す平面図である。 図4の上流側斜面体の一段目の鋼矢板を設置した状態を示す斜視図である。 図2の斜面構造物の下流側斜面体の構成を主に示す裏面斜視図である。 同上の下流側斜面体を構成するコンクリートパネルを示す図面であり、A図がコンクリートパネルの長手方向を横に配置した正面図、B図が鋼矢板の長手方向の右端面である小口を示す右側面図である。 同上のコンクリートパネルの他の実施形態を示す図面であり、A図がコンクリートパネルの長手方向を横にした正面図、B図が鋼矢板の長手方向の右端面である小口を示す右側面図である。 同上の斜面構造物の施工途中を下流側斜面体の裏面側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る斜面構造物の上流側斜面を示す上流側立面図である。 同上の斜面構造物の下流側斜面を示す下流側立面図である。 同上の斜面構造物の構成を示す鉛直断面図である。 本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法のフローチャートである。 同上の斜面構造物の構築方法の地山掘削工程を示す工程説明図である。 同上の斜面構造物の構築方法の基礎均しコンクリート打設工程を示す工程説明図である。 同上の斜面構造物の構築方法の保護パネル組立工程及び充填材充填工程を示す工程説明図である。 同上の斜面構造物の構築方法の金網切断工程、金網立設工程、斜面外部充填工程等を示す工程説明図である。 同上の斜面構造物の構築方法の金網立設工程、斜面外部充填工程等を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[斜面構造物の構成]
先ず、図1〜図10を用いて、本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法で構築する斜面構造物の構成について説明する。図1に示すように、実施形態に係る斜面構造物として、谷(沢)に土石流を防ぐために設けられる砂防堰堤を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る斜面構造物である砂防堰堤1は、図1等に示すように、谷(沢)を流れる河川を堰き止めるように鉛直断面が概略台形状の堤体10が築造されたソイルセメント重力式の不透過型の砂防堰堤であり、河川の中央付近に下流域に水を流す越流部11が設けられている。
この砂防堰堤1は、図2に示すように、堤体10の内部を構成する内部材である充填材2と、堤体10の外側表面を覆って保護する上流側斜面体3及び下流側斜面体4と、堤体10の頂部の天端面を覆って保護するキャッピングコンクリートである天端コンクリート5など、から構成されている。
<充填材>
本実施形態に係る充填材2は、いわゆるソイルセメントであり、現地において掘削等で発生した発生土砂と固化材とが撹拌混合されたうえ、上流側斜面体3と下流側斜面体4の間に充填される。この充填材2は、発生土砂に含まれる水分と固化材のセメント成分との水和反応により水和物が土砂の粒子を包含しつつ固化することで堤体10の所定形状を安定的に維持するとともに、堤体10の大部分の重量を占め土石流にその重量で対抗する機能を有している。
発生土砂は、ふるいにかけて粒度が調整されるとともに、含水比が測定されて固化材の配合が決定される。充填材2には、必要に応じてクラッシャーラン等を混入してもよい。
本実施形態に係る固化材は、安価であり、化学反応により発生する熱量が比較的少ないためセメント系の固化材が用いられている。しかし、本発明に係る固化材は、石灰系の固化材でも良いし、発生土砂に応じて特殊土用固化材や高分子凝集剤なども使用可能である。要するに、本発明に係る固化材は、発生土砂の粒子を包み込んで固化するものであれば適用可能である。
以上、本実施形態に係る充填材2としてソイルセメントを例示したが、本発明に係る充填材は、土石流に対抗できる重量があればよいので、土砂だけを使用することも可能である。また、施工費が高くなるが、特許文献1に記載された発明のように、充填材としてコンクリートを打設しても構わない。
このように、本実施形態に係る充填材2としてソイルセメントを使用するので、掘削により発生する発生土砂を運搬する運搬費やその土砂の処分費などの費用を低減することができる。また、環境破壊も防止することができる。
<上流側斜面体>
砂防堰堤1の上流側斜面体3は、図3、図4に示すように、外側表面を覆って保護する複数枚の保護パネル30と、これらの保護パネル30の脚部が撓まないように支持する1条の基礎梁31と、この基礎梁31に取り付けられ上流側斜面体3が所定の傾斜角度となるように支持する複数個のアングル材32と、保護パネル30の腹部が撓まないように支持する複数段の腹起し材33と、保護パネル30の上端に沿って設けられる1条の堤冠材34など、から構成されている。
(保護パネル)
土石流の衝撃荷重に耐え得る強度が要求されることと、人力で運搬取り付けが可能な重量であることなどの理由から、上流側斜面体3に用いられる本実施形態に係る保護パネル30には、図5に示す軽量鋼矢板が採用されている。この軽量鋼矢板は、一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる厚さ4mmの軽量鋼矢板であり、防錆のため外表面に塗装が施されている。
この保護パネル30は、図6等に示すように、長手方向の端部が揃って強度的な弱点ができないように上下端が互い違いにずれた馬貼り状に、且つ、凸面と凹面とが交互になるように取り付けられている。保護パネル30同士の接合は、図5Bに示した軽量鋼矢板の短手方向の端部(左右の縁)同士を対称に掛け止めて、左右にズレないように接合されている。
勿論、この保護パネルには、軽量鋼矢板以外であっても曲げ剛性を高めるため屈曲加工されたデッキプレートや波板鋼板などの他のスチールパネルも好適に用いることができる。保護パネルとして必要強度の割に軽量で安価なスチールパネルを使用することで、材料費を低減することができるだけでなく、保護パネルを設置する際に使用するクレーン等の揚重機のサイズダウンにより斜面構造物の設置費用をさらに削減することができる。さらに、1枚1枚運ぶことにより人力で揚重及び取り付け作業を行うことも可能となる。
但し、この保護パネルには、所望の強度を有するものであれば、樹脂パネルなど鋼材以外からなるパネル材を採用することも可能である。
(基礎梁)
基礎梁31は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる溝形鋼(125×65×6×8)であり、図6等に示すように、後述のアングル材32及び鉄筋コンクリートからなる基礎均しコンクリートF1に固定されている。また、基礎梁31同士の連結は、基礎梁31の端部同士を突き合わせて、それらを山形鋼(L-65×65×6)からなる接合アングルで連結・接合している。
(アングル材)
アングル材32は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる山形鋼(L-65×65×6)が三角形状に組み合わされた部材であり、保護パネル30に沿った柱材32aと、基礎均しコンクリートF1に沿って取り付けられるつなぎ材32bと、これら柱材32aとつなぎ材32bとを繋ぐ斜材であるサポート材32cなどから構成されている。また、アングル材32は、つなぎ材32bが基礎均しコンクリートF1にアンカーボルトで固定されることで、上流側斜面体3を基礎均しコンクリートF1上に所定角度で据え付ける機能を有している。
(腹起し材)
腹起し材33は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる山形鋼(L-75×75×6)からなり、図示形態では、4段に亘って設けられている。この腹起し材33は、保護パネル30を止め付けて、保護パネル30が上流側へ膨らんだり、下流側へ凹んだりすることを防ぐ機能を有している。また、腹起し材33同士の連結は、腹起し材33の端部同士を突き合わせて、それらを厚さ6mmの帯鋼(PL-6×119×513.4)からなる接合プレートで連結・接合している。
(アンカー材)
また、この腹起し材33には、図4等に示すように、D19の異形鉄筋(SD295)の先端に曲げ加工によりフックが形成されたアンカー材35が、所定間隔毎に充填材2の内部へ向け突設されている。このアンカー材35は、腹起し材33を充填材2に定着させて腹起し材33ごと複数枚の保護パネル30の連結体が外部(上流側)へ膨らむことを防止する機能を有している。
(堤冠材)
堤冠材34は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる溝形鋼(125×65×6×8)であり、保護パネル30の上端を覆って上流側斜面体3全体の上端の曲げ強度を高める機能を有している。なお、この堤冠材34については、後で詳述する。
<下流側斜面体>
砂防堰堤1の下流側斜面体4は、図3、図7に示すように、外側表面を覆って保護する複数枚の保護パネル40と、これらの保護パネル40の左右両端の脚部を所定の傾斜角度に固定する複数個の支持アングル41と、保護パネル40同士を上下に連結する複数個の上下連結材42と、保護パネル40同士を左右に連結する左右連結材である複数枚のペーシー43など、から構成されている。
(保護パネル)
土石流の直撃は考えにくいこと、及び下流域からも常に見渡せる面であることなどの理由から、下流側斜面体4に用いられる本実施形態に係る保護パネル40には、意匠性の高い図8に示すコンクリートパネルが採用されている。このコンクリートパネルは、厚さ150mmの鉄筋コンクリート製の立面視横長な矩形(幅1495×高さ1020)の平板パネルであり、裏面の四隅付近に後述のアンカー材44を掛け止めるフック40aが設置されている。
また、この保護パネル40も、図10、図7等に示すように、保護パネル30と同様に、パネル同士の上端又は下端が揃って強度的な弱点ができないように、上下端が互い違いとなった馬貼り状に取り付けられている。
なお、保護パネルとして、表面(下流側となる側面)が滑面タイプのものを例示して説明したが、図9に示すように、さらに意匠性を向上させた石積み模様タイプの保護パネル40’とすることもできる。また、前述の保護パネル30と同じ鋼矢板などの屈曲加工されたスチールパネルとしてもよい。さらに、下流側に設置される保護パネルなので、河川による浸食等を考慮しなくてもよいため、排水性を高めるため多数の孔が設けられたエキスパンドパネルなどとすることもできる。
(支持アングル)
支持アングル41は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる山形鋼(L-125×75×7)が三角形状に組み合わされた部材であり、保護パネル40に沿った長さ480mmの柱材41aと、基礎均しコンクリートF2に沿って取り付けられる長さ480mmの底辺材41bと、これら柱材41aと底辺材41bとを繋ぐ長さ600mmの斜材41cなどから構成されている。また、図7に示すように、支持アングル41は、底辺材41bが基礎均しコンクリートF2にアンカーボルトで固定されることで、1段目の保護パネル40を鉄筋コンクリート製の基礎均しコンクリートF2上に所定角度で据え付ける機能を有している。
(上下連結材)
上下連結材42は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)製の山形鋼(L-125×75×7)からなる、長さ810mmの部材であり、図7に示すように、保護パネル40の裏面に埋設されたインサートにボルト止めされることで、上下の保護パネル40同士を連結する機能を有している。なお、インサートは、回転防止のためパネル毎に2か所ずつ埋設されている。
(左右連結材)
左右連結材であるペーシー43は、防錆のため外表面に塗装が施された一般構造用圧延鋼材(SS400)からなる厚さ4.5mmの平鋼(4.5×60×280)であり、図7に示すように、保護パネル40の裏面に埋設されたインサートにボルト止めされることで、左右の保護パネル40同士を連結する機能を有している。
(アンカー材)
アンカー材44は、D16の異形鉄筋(SD295)からなり、両端に曲げ加工によりフックが形成されている部材である。このアンカー材44は、一方のフックが保護パネル40のフック40aに掛け止められ、他方のフックが充填材2内に挿置されることにより、保護パネル40を充填材2に定着させて複数枚の保護パネル40の連結体が外部(上流側)へ膨らむことを防止する機能を有している。
[斜面構造物の構築方法]
次に、図11〜図19を用いて、本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法について説明する。図11〜図13に示すように、斜面構造物として前述の砂防堰堤1と同様の砂防堰堤1’を築造する場合で説明する。なお、砂防堰堤1と同一構成は同一符号を付し説明を省略する。図11が、砂防堰堤1’の上流側斜面を主に示す上流側立面図であり、図12が、砂防堰堤1’の下流側斜面を主に示す下流側立面図であり、図13が、砂防堰堤1’の鉛直断面図である。要するに、砂防堰堤1’と砂防堰堤1とは、保護パネルの組合せ形と堤体10’と堤体10の形状が相違するだけである。
(1)地山掘削工程
図14に示すように、先ず、地山Gを砂防堰堤1’の設計に合わせて、図15、図16に示す所定形状に掘削する。
(2)基礎均しコンクリート打設工程
そして、測量等で上流側斜面体3及び下流側斜面体4の位置を出し、仮枠を設置して、所定の異形鉄筋を配筋したうえ、その仮枠内にコンクリートを打設して、上流側斜面体3及び下流側斜面体4のぞれぞれの下方に前述の基礎均しコンクリートF1,F2を打設する(図15、図16参照)。その後、仮枠を撤去する。
(3)保護パネル組立工程
次に、コンクリートF1,F2上に、アングル材32や支持アングル41をセットし、保護パネル30,40を馬貼り状に互い違いに並設して取り付け、上流側斜面体3及び下流側斜面体4の1段目を組み立てていく(図6、図10も参照)。このとき、保護パネル30は、クレーンや重機でまとめて堤体10の頂部付近に揚重した後は、軽量であるため作業員が人力で設置することができる。なお、保護パネル40は重いため設計法勾配に合わせた吊り冶具やクレーン等の揚重装置を利用して設置する。
(4)充填材充填工程
次に、砂防堰堤1’の築造現場とは、別ヤードで発生土砂と固化材とを混ぜ合わせた前述のソイルセメントからなる充填材2をダンプトラック等で搬入して、充填材2をアンカー材35,44の高さまで充填し、ブルドーザやバックホーなどで敷き均す。
(5)金網切断工程
また、本実施形態に係る斜面構造物の構築方法では、充填材充填工程と並行して、次工程で金網6を上流側斜面体3と略直交する方向に立設するため、図11に示す段状に並設された保護パネル30の各段の側端Xにおいて、図17〜図19に示すように、地山Gと上流側斜面体3の延長線の外側との間に形成される隙間空間Yに合わせて金網6を逆台形状(図17の一点鎖線、図19参照)に切断する。
このとき、切断するのが金網6であるため、金切り鋏やニッパー等を用いて人力で切断することができる。このため、溶断用のガスボンベを設置したり、切断カッター用の電源を引いたりする必要がないというメリットがある。
なお、本実施形態に係る金網6は、鋼板から形成されたエキスパンドメタルであるが、後述の支持棒7と一体となって外部充填材2’の土圧に耐えられるだけの強度や剛性があり、且つ、人力で切断容易であれば、ラス網、溶接金網、クリンプ金網等他の金網でも代替可能である。
(6)金網立設工程
そして、図19、図18に示すように、逆台形状に切断した金網6を保護パネル30の各段の側端X(図11等参照)において上流側斜面体3の斜面と略直交する方向に立設して、外部充填材2’の捨て枠とする。ここで、略直交とは、上流側斜面体3の斜面と平行又は斜面に沿って金網6を立て付けるのではなく、斜面と立設する金網6の面が直交するように交わる方向に設置することを意味し、厳密に垂直であることを意味していない。
このとき、金網6の外側(隙間空間Yの外側)には、土圧に対抗するため、支持棒7を格子状に組んで設置し、支持させるようにする。本実施形態に係る支持棒7には、安価なD13〜D19程度の異形鉄筋(SD295)が採用されているが、土圧に対抗し得る棒材であれば、素材に拘わらず採用可能である。
また、本実施形態に係る斜面構造物の構築方法では、金網6と支持棒7との固定は、溶接により固定しているが、勿論、結束線やなまし鉄線等で固定してもよいし、樹脂からなる結束バンド等で固定しても構わない。
このように、金網6を側端Xに立設することにより、地山Gと上流側斜面体3の延長線の外側との間に形成される隙間空間Y(図19等参照)の一面を金網6で堰き止めることができるとともに、隙間空間Yの他の面は、全て地山Gで囲まれているため他の型枠を設置する必要がなくなる。なお、従来の構築方法による間詰めコンクリートの打設の際は、打設のタイミングとして充填材の充填前であるため、堤体の端部にも型枠が必要であった。
その上、捨て枠として金網6を設置するので、金網6の隙間から雨水を逃がすことができ、施工中に雨水が溜まって後工程の作業に支障をきたすおそれがない。
(7)斜面外部充填工程
次に、本実施形態に係る斜面構造物の構築方法では、金網立設工程で立設した金網6を捨て枠として、上流側斜面体3の斜面外部となっている隙間空間Y(図19等参照)に金網6まで外部充填材2’を充填する。
この外部充填材2’は、前述の充填材2と同じソイルセメントであるが、保護パネル30内の内部充填材より、さらに強度が必要とされないので、固化材を混入しない発生土砂だけでも十分である。しかし、固化材等を混入する分材料費が高くなるが、外部充填材2’と充填材2と同材料とすることにより、斜面外部充填工程を充填材充填工程と連続して行うことができ、作業効率が向上する。
(8)転圧工程
次に、敷き均した充填材2及び外部充填材2’の上を振動ローラで走行したり、ブルドーザで走行したりして充填材2を転圧して締め固める。勿論、転圧機やランマ等で転圧してもよい。
(9)アンカー材設置工程
次に、転圧して締め固めた充填材2の上に、アンカー材35,44を載置(セット)し、一端を保護パネル30,40に取り付ける。なお、図17に示すように、保護パネル40と、保護パネル30のアンカー材35,44の設置高さが違うため、複数回に分けて、充填材2を充填することとなるが、前述の転圧工程は、アンカー材設置の全てのタイミングにおいて行う必要はない。転圧して締め固めるために必要な回数は、充填材2の厚みや粘度等から適宜判断すればよい。
次に、上流側斜面体3の2段目、3段目という具合に、保護パネル組立工程→充填材充填工程→斜面外部充填工程→転圧工程→アンカー材設置工程を繰り返す。
(10)中間基礎均しコンクリート打設工程
そして、図18等に示すように、保護パネル30の各段の下方に設置される中間基礎均しコンクリートF3の高さまで外部充填材2’の充填がされた場合は、基礎均しコンクリートF1と同様に仮枠を設置し、所定の異形鉄筋を配筋して鉄筋コンクリートからなる中間基礎均しコンクリートF3のコンクリートを打設する。
(11)型枠設置工程
その後、最上段の保護パネル組立工程→充填材充填工程→斜面外部充填工程→転圧工程→アンカー材設置工程を行い、保護パネル30(40)の上端に沿って上方へ延伸する天端コンクリート5の型枠を設置する。なお、上流側斜面体3には、上面に平面を有する堤冠材34が設置されているので、その堤冠材34の平面に直角の角を有する型枠の設置作業を効率よく行うことができる。このため、型枠設置作業を短時間で行うことができる。
(12)天端コンクリート打設工程
次に、前工程で設置した型枠内にコンクリートを打設して、充填材2の天端を雨水の浸食から保護する天端コンクリート5を構築する。
(13)仮設材撤去工程
次に、天端コンクリート5の型枠及び仮設足場などの仮設材を撤去して斜面構造物である砂防堰堤1’の構築が終了する。
以上説明した本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法によれば、従来必要であった間詰めコンクリートの型枠設置、解体等の手間のかかる作業を省略して短期間で斜面構造物を構築することができる。また、従来の間詰めコンクリートより打設するコンクリートの容量を低減した中間基礎均しコンクリートF3とすることができ、材料費を低減することができる。
また、本実施形態に係る斜面構造物の構築方法によれば、エキスパンドメタルからなる金網6や異形鉄筋(棒鋼)からなる支持棒7を捨て枠とすることで、従来必要であったコンクリート型枠の作業工賃を大幅に削減することができる。
その上、本実施形態に係る斜面構造物の構築方法によれば、特許文献2に記載の発明の鋼板等と比べても、同発明にも中間基礎均しコンクリートに相当するものが必要であることを勘案すると、金網6と支持棒7と外部充填材2’の材料費だけで鋼材等の加工手間が一切かからない本実施形態に係る斜面構造物の構築方法が、斜面構造物である砂防堰堤1’の築造コストを大幅に削減することができるのは明らかである。
また、本実施形態に係る斜面構造物の構築方法によれば、特許文献2に記載の発明のように、鋼材上に保護パネル30(上流側斜面体3)を取り付ける場合と比べて風により振動することもなく、安定して保護パネル30を支持することができる。
以上、本発明の実施形態に係る斜面構造物の構築方法及びその方法により構築された斜面構造物について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
特に、斜面構造物として上流側斜面体と下流側斜面体の2つの斜面を有する斜面構造物を例に挙げて説明したが、河川の護岸の擁壁など、一方にのみ斜面を有する斜面構造物にも適用できる。
また、砂防堰堤を例に挙げたが、斜面構造物の用途も砂防等に限られず、通常の堰堤や擁壁等、様々な用途に適用できる。要するに、一面であれ斜面を有する斜面構造物には本発明を適用できるものである。
1,1’ :砂防堰堤(斜面構造物)
10,10’ :堤体
11,11’ :越流部
2 :充填材
2’ :外部充填材
3 :上流側斜面体
30 :保護パネル
31 :基礎梁
32 :アングル材
33 :腹起し材
34 :堤冠材
PL :平鋼板
35 :アンカー材
4 :下流側斜面体
40,40’ :保護パネル
40a,40a’ :フック
41 :支持アングル
42 :上下連結材
43 :ペーシー(左右連結材)
44 :アンカー材
5 :天端コンクリート
6 :金網
7 :支持棒
F1,F2 :基礎均しコンクリート
F3 :中間基礎均しコンクリート
G :地山
X :保護パネルの側端
Y :隙間空間

Claims (5)

  1. 複数の保護パネルを並設して斜面を形成するとともに、その斜面を形成する前記保護パネル内に充填材を充填して斜面を有する構造物を構築する斜面構造物の構築方法であって、
    段状に並設された前記保護パネルの各段の側端と前記斜面構造物を設置する地山との間の前記斜面外側に形成される隙間空間に合わせて金網を切断する金網切断工程と、切断した前記金網を前記側端において前記斜面と略直交する方向に立設する金網立設工程と、立設した前記金網まで前記斜面の外側に外部充填材を充填する斜面外部充填工程と、を備えること
    を特徴とする斜面構造物の構築方法。
  2. 前記斜面外部充填工程では、前記外部充填材として前記保護パネル内に充填した充填材と同じ充填材を前記斜面の外側に充填すること
    を特徴とする請求項1に記載の斜面構造物の構築方法。
  3. 前記斜面外部充填工程で充填した前記外部充填材の上に、前記保護パネルを据え付ける基礎となる基礎均しコンクリートを打設する中間基礎均しコンクリート打設工程を有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の斜面構造物の構築方法。
  4. 前記保護パネルとして、曲げ剛性を強化するため屈曲加工されたスチールパネルが使用されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の斜面構造物の構築方法。
  5. 前記充填材及び/又は前記外部充填材として、土砂に固化材を混ぜ合わせたソイルセメントが使用されていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の斜面構造物の構築方法。
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