JP6462954B1 - 保守計画システムおよび保守計画方法 - Google Patents

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Abstract

管理端末(300)は、リスク値時系列を表すリスクグラフと許容値を表す許容マークとリスク値が前記許容値に達する期限日を表す期限マークと前記許容値を変更するための変更インタフェースとを含んだ調整画面を表示する。管理端末は、前記変更インタフェースによって指定された指定許容値を受け付ける。保守計画装置(200)は、前記指定許容値と前記リスク値時系列とに基づいて新期限日を算出し、前記新期限日に基づいて保守作業日を決定する。

Description

本発明は、遠隔監視を伴う機械製品に対する保守計画を立てるためのシステムに関するものである。
リスクベースメンテナンス(RBM)では、プラントなどの設備の各部位ごとに異常発生時のリスクおよびその発生確率が求められ、その掛け合わせによって算出されるリスクを元に最適な保守計画が立案される。
特許文献1には、リスクベースメンテナンスにおいて、機器の破損または機器の性能低下の時期を予測して、その予測結果をコストとして扱って適切な保守時期を決定する手法が提案されている。
エレベータなどの一部の機械設備においては、機体内のセンサなどの情報を元に異常発生を検知する遠隔監視が実施されている。
特許文献2には、遠隔監視において、様々なセンサから収集される情報を集約して、マハラノビス距離の変化量を元に異常の発生時期を算出する技術が提案されている。
特開2003−303243号公報 特開2013−113775号公報
装置の所有者に保守サービスを提供するに当たって、ダウンタイム基準が適用される。具体的には、昇降機のように十分な保守品質が確保されなくても動作が止まることが少ない装置の保守サービスを提供する場合にダウンタイム基準が適用される場合がある。
しかし、ダウンタイム基準は所有者の要望を適切に反映したものではないため、顧客満足度を維持したまま保守計画を効率化することが困難であった。
本発明は、管理者(所有者を含む)が指定する許容リスクに応じて保守計画を立てることができるようにすることを目的とする。
本発明の保守計画システムは、
リスク値時系列を表すリスクグラフと許容値を表す許容マークとリスク値が前記許容値に達する期限日を表す期限マークと前記許容値を変更するための変更インタフェースとを含んだ調整画面を表示する表示部と、
前記変更インタフェースによって指定された指定許容値を受け付ける受付部と、
前記指定許容値と前記リスク値時系列とに基づいて新期限日を算出する調整部と、
前記新期限日に基づいて保守作業日を決定する計画部とを備える。
本発明によれば、管理者(所有者を含む)が指定する許容リスクに応じて保守計画を立てることができる。
実施の形態1における保守計画システム100の構成図。 実施の形態1における保守計画装置200の構成図。 実施の形態1における管理端末300の構成図。 実施の形態1における保守計画データ120の説明図。 実施の形態1における保守計画方法のフローチャート。 実施の形態1における調整画面130を示す図。 実施の形態1における調整画面130の動きを示す図。 実施の形態1における保守作業日の説明図。 実施の形態1における保守作業日の説明図。 実施の形態1における保守作業日の説明図。 実施の形態2における保守計画装置200の構成図。 実施の形態2における保守計画方法のフローチャート。 実施の形態2における保守計画方法のフローチャート。 実施の形態2における制限画面140を示す図。 実施の形態2における保守作業日の説明図。 実施の形態2における保守作業日の説明図。 実施の形態3における保守計画装置200の構成図。 実施の形態4における保守計画装置200の構成図。 実施の形態4における事象対応方法のフローチャート。 実施の形態における保守計画装置200のハードウェア構成図。 実施の形態における管理端末300のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素および対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
保守計画システム100について、図1から図10に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、保守計画システム100の構成を説明する。
保守計画システム100は、監視対象110に対する保守計画を立てるためのシステムである。
保守計画システム100は、監視対象110と保守計画装置200と管理端末300とを備える。
監視対象110と保守計画装置200と管理端末300とはネットワーク101を介して互いに通信を行う。
監視対象110は、遠隔で監視される装置であり、各種のセンサ111を備える。例えば、監視対象110はエレベータまたはエスカレータである。
保守計画装置200は、監視対象110に対する保守計画の立案を行う。
管理端末300は、保守計画を管理するために用いられる。
図2に基づいて、保守計画装置200の構成を説明する。
保守計画装置200は、プロセッサ201とメモリ202と補助記憶装置203と通信装置204といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ201は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ201は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、またはGPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ202は揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAM(Random Access Memory)である。メモリ202に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置203に保存される。
補助記憶装置203は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置203は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラッシュメモリである。補助記憶装置203に記憶されたデータは必要に応じてメモリ202にロードされる。
通信装置204はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置204は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
保守計画装置200は、画面部211と調整部212と計画部213といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置203には、画面部211と調整部212と計画部213と記憶部291と通信部292としてコンピュータを機能させるための保守計画プログラムが記憶されている。保守計画プログラムは、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
さらに、補助記憶装置203にはOS(Operating System)が記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
つまり、プロセッサ201は、OSを実行しながら、保守計画プログラムを実行する。
保守計画プログラムを実行して得られるデータは、メモリ202、補助記憶装置203、プロセッサ201内のレジスタまたはプロセッサ201内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
メモリ202は記憶部291として機能する。但し、他の記憶装置が、メモリ202の代わりに、又は、メモリ202と共に、記憶部291として機能してもよい。
通信装置204は通信部292として機能する。
保守計画装置200は、プロセッサ201を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ201の役割を分担する。
保守計画プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータで読み取り可能に記録(格納)することができる。
図3に基づいて、管理端末300の構成を説明する。
管理端末300は、プロセッサ301とメモリ302と補助記憶装置303と通信装置304と入出力インタフェース305といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ301は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ301は、CPU、DSPまたはGPUである。
メモリ302は揮発性の記憶装置である。メモリ302は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ302はRAMである。メモリ302に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置303に保存される。
補助記憶装置303は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置303は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。補助記憶装置303に記憶されたデータは必要に応じてメモリ302にロードされる。
通信装置304はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置304は通信チップまたはNICである。
入出力インタフェース305は入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース305はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイである。USBはUniversal Serial Busの略称である。
管理端末300は、記憶部391と通信部392と表示部393と受付部394とを制御する制御部311を備える。制御部311はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置303には、制御部311と記憶部391と通信部392と表示部393と受付部394としてコンピュータを機能させるための管理プログラムが記憶されている。管理プログラムは、メモリ302にロードされて、プロセッサ301によって実行される。
さらに、補助記憶装置303にはOSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ302にロードされて、プロセッサ301によって実行される。
つまり、プロセッサ301は、OSを実行しながら、管理プログラムを実行する。
管理プログラムを実行して得られるデータは、メモリ302、補助記憶装置303、プロセッサ301内のレジスタまたはプロセッサ301内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
メモリ302は記憶部391として機能する。但し、他の記憶装置が、メモリ302の代わりに、又は、メモリ302と共に、記憶部391として機能してもよい。
通信装置304は通信部392として機能する。
入出力インタフェース305は、表示部393および受付部394として機能する。
管理端末300は、プロセッサ301を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ301の役割を分担する。
管理プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータで読み取り可能に記録(格納)することができる。
図4に基づいて、保守計画データ120を説明する。
保守計画データ120は、監視対象110に対する保守計画を示す。
具体的には、保守計画データ120は、訪問日程と保守作業日程とを示す。
訪問日程は、訪問日の日程である。
訪問日は、作業員が対象施設に訪問する日である。
対象施設は、監視対象110を有する施設である。
破線の三角形は、定期の訪問日を示している。
保守作業日程は、保守作業日の日程である。
保守作業日は、作業員が監視対象110に対する保守作業を行う日である。
実線の三角形は、保守作業日を示している。
保守作業日は、監視対象110のリスク値時系列に基づいて決定される。
具体的には、リスク値(合計)が許容値に達する日よりも前の訪問日が保守作業日に決定される。
許容値は、許容される最大のリスク値として決められた値である。
リスク値(合計)は、個々のリスク値の合計である。例えば、リスク値(合計)は、リスク値Aとリスク値Bとの合計である。
リスク値Aは、故障リスクAのリスク値である。
リスク値Bは、故障リスクBのリスク値である。
リスク値は、故障リスクの度合いを表す値である。リスク値が大きいほど、故障リスクは高い。故障リスクは時間の経過につれて高くなる。
各リスク値時系列および初期の保守計画データ120は、リスクベースメンテナンス(RBM)における従来方法によって得られる。
例えば、各リスク値の時系列および初期の保守計画データ120は、特許文献1に開示された方法で得られる。
***動作の説明***
保守計画システム100の動作(特に保守計画装置200の動作)は保守計画方法に相当する。また、保守計画方法の手順は保守計画プログラムの手順に相当する。
図5に基づいて、保守計画方法を説明する。
保守計画方法の説明において、リスク値はリスク値(合計)を意味する。
初期の保守計画データ120は、保守計画装置200の記憶部291に記憶されている。さらに、リスク値時系列および初期許容値が、保守計画装置200の記憶部291に記憶されている。
ステップS110において、表示部393は、ディスプレイに調整画面130を表示する。
図6に基づいて、調整画面130を説明する。
調整画面130は、リスクグラフ131と許容マーク132と期限マーク133と変更インタフェース134とを有する。
リスクグラフ131は、監視対象110のリスク値時系列を表す。
具体的には、リスクグラフ131は、リスク値時系列を表す線グラフである。縦軸はリスク値を示し、横軸は時刻を示す。
リスクグラフ131の実線部分は実績値時系列を表している。実績値は、過去のリスク値である。
リスクグラフ131の破線部分は予測値時系列を表している。予測値は、将来のリスク値である。
許容マーク132は許容値を表す。具体的には、許容マーク132は直線である。
期限マーク133は期限日を表す。期限日は、リスク値が許容値に達する日である。言い換えると、期限日は、許容値と同じ値のリスク値に対応する日である。具体的には、期限マーク133は、期限日を指し示す矢印である。
変更インタフェース134は、許容値を変更するためのインタフェースである。
具体的には、変更インタフェース134は上昇ボタンおよび下降ボタンである。上昇ボタンは許容値を上げるために押下され、下降ボタンは許容値を下げるために押下される。
図5に戻り、ステップS110の手順を説明する。
まず、画面部211は、調整画面130のデータを生成する。
次に、通信部292は、調整画面130のデータを管理端末300へ送信する。
次に、通信部392は、調整画面130のデータを保守計画装置200から受信する。
そして、表示部393は、調整画面130のデータを用いて、調整画面130をディスプレイに表示する。
調整画面130のデータを生成する手順を説明する。
まず、画面部211は、リスク値時系列と初期許容値とに基づいて、初期期限日を算出する。初期期限日は、初期許容値と同じ値のリスク値に対応する日である。
次に、画面部211は、リスク値時系列に基づいてリスクグラフ131を生成し、初期許容値に基づいて許容マーク132を生成し、初期期限日に基づいて期限マーク133を生成する。
そして、画面部211は、調整画面130のデータを生成する。
ステップS120において、受付部394は指定許容値を受け付ける。
指定許容値は、調整画面130の変更インタフェース134によって指定された許容値である。
ステップS120の手順を説明する。
まず、管理者は、管理端末300の入力装置を操作することによって、変更インタフェース134を利用して許容値を指定する。具体的には、管理者は、マウスを操作することによって、上昇ボタンまたは下降ボタンを押下する。
そして、受付部394は、指定許容値を受け付ける。
ステップS130において、調整部212は新期限日を算出する。
新期限日は、指定許容値に対応する期限日である。
ステップS130の手順を説明する。
まず、通信部392は、指定許容値を保守計画装置200へ送信する。
次に、通信部292は、指定許容値を管理端末300から受信する。また、記憶部291は、記憶している許容値を指定許容値に更新する。
そして、調整部212は、リスク値時系列と指定許容値とに基づいて、新期限日を算出する。新期限日は、リスク値が指定許容値に達する日である。言い換えると、新期限日は、指定許容値と同じ値のリスク値に対応する日である。また、記憶部291は、記憶している期限日を新期限日に更新する。
ステップS140において、画面部211は調整画面130を更新する。
具体的には、画面部211は、指定許容値に基づいて調整画面130の許容マーク132を移動し、新期限日に基づいて調整画面130の期限マーク133を移動する。
図7に基づいて、調整画面130の動きを説明する。
変更インタフェース134である上昇ボタンが押下されると、許容マーク132は上方に移動し、期限マーク133が右方に移動する。
また、変更インタフェース134である下降ボタンが押下されると、許容マーク132は下方に移動し、期限マーク133は左方に移動する。
図5に戻り、ステップS140の手順を説明する。
まず、画面部211は、リスク値時系列に基づいてリスクグラフ131を生成し、指定許容値に基づいて許容マーク132を生成し、新期限日に基づいて期限マーク133を生成する。
次に、画面部211は、調整画面130の更新後のデータを生成する。
次に、通信部292は、調整画面130の更新後のデータを管理端末300へ送信する。
次に、通信部392は、調整画面130の更新後のデータを保守計画装置200から受信する。
そして、表示部393は、調整画面130の更新後のデータを用いて、調整画面130をディスプレイに表示する。
ステップS150において、計画部213は、新期限日に基づいて保守作業日を決定する。
そして、計画部213は、保守作業日を保守計画データ120に登録する。
ステップS150の手順を説明する。
まず、計画部213は、保守計画データ120から次回の訪問日を選択する。
次に、計画部213は、次回の訪問日を新期限日と比較する。
次回の訪問日が新期限日より前の日である場合、計画部213は、新期限日の前の訪問日を保守作業日に決定する。具体的には、計画部213は、新期限日の直前の訪問日を保守計画データ120から選択する。選択される訪問日が保守作業日となる。そして、計画部213は、保守作業日を保守計画データ120に登録する。
次回の訪問日が新期限日以後の日である場合、計画部213は、新期限日より前の追加の訪問日を保守作業日に決定する。具体的には、計画部213は、新期限日までのいずれかの日を選択する。選択される日が追加の訪問日および保守作業日となる。そして、計画部213は、追加の訪問日を保守計画データ120に登録する。さらに、計画部213は、保守作業日を保守計画データ120に登録する。
図8から図10に基づいて、保守作業日の決定について説明する。
現在は、第2訪問日より後の日であり、第3訪問日より前の日である。つまり、次回の訪問日は第3訪問日である。
図8から図10には、3つの許容値を示している。第1許容値は最大の許容値であり、第2許容値は中間の許容値であり、第3許容値は最小の許容値である。
図8において、管理者が第1許容値を指定したものとする。
この場合、次回の訪問日(第3訪問日)は期限日より前の日であり、期限日の直前の訪問日は第4訪問日である。したがって、計画部213は第4訪問日を保守作業日に決定する。
図9において、管理者が第2許容値を指定したものとする。
この場合、次回の訪問日(第3訪問日)は期限日より前の日であり、期限日の直前の訪問日は第3訪問日である。したがって、計画部213は第3訪問日を保守作業日に決定する。
図10において、管理者が第3許容値を指定したものとする。
この場合、次回の訪問日(第3訪問日)は期限日より後の日である。したがって、計画部213は、次回の訪問日より前の日を追加の訪問日として選択し、追加の訪問日を保守作業日に決定する。
***実施の形態1の補足***
監視対象110の具体例は、機械設備である。
機械設備は多様な部品から構成されており、それぞれの部品の劣化は使用回数または経年に応じて進行する。そのため、サービス停止などの異常が発生しないように、定期的に保守作業(点検、調整および部品交換など)が実施されている。
機械設備の具体例は、エレベータである。
エレベータに対する遠隔監視が実施されている。遠隔監視において、機体内のセンサ111よって得られたセンサ情報がセンターに集約される。遠隔監視によって異常が検知されると、保守作業員は現場に出動して修理を行う。
監視対象110または監視対象110を有する施設の具体例は、プラントである。
プラントに対する合理的な保守計画を立案するため、異常の項目ごとの影響度と発生頻度との掛け合わせにより、リスクが計算される。そして、リスクベースメンテナンス(RBM)が実施される。RBMでは、リスクに応じて保守周期および保守内容が決定される。影響度は、異常が発生した場合の影響を表している。具体的には、影響度は、人命への影響、金銭的な損失または対処に要する時間などを元に求められる。発生頻度は、異常の発生する可能性を表している。一般的なRBMにおいては、発生頻度は、機種の故障発生実績または設計者の知見などを元に求められる。
更に、解析技術およびシミュレーション技術の進歩により、使用による部材の劣化を予測する技術が提案されている。シミュレーションが困難であっても、耐久試験の実施によって異常が発生する使用回数または使用時間を予測できることも多い。
ここで、故障の発生頻度は、故障の原因となる部品の劣化に応じて増加する。そのため、劣化予測技術によって得られる推定結果を用いると、特定のタイミングにおける各故障の発生頻度を推定することができる。
また、保守作業が実施されると部品の状態が改善されるため、保守作業が実施された部品に関する異常の発生頻度が低下する。
各異常の影響度は劣化状況が変化しても変わらない。そのため、発生頻度と影響度との掛け合わせを行うと、特定のタイミングにおけるリスクを計算することができる。
ここで、利用者の傷害につながる故障の影響度を通常の故障よりも有意に高い値にすることで、重要部品の劣化がより大きくリスクに反映されるようになる。
保守計画システム100は、管理者(監視対象110の所有者を含む)が保守作業の実施の基準となる許容値を容易に変更することを可能とする。監視対象110のリスク値はRBMを利用して計算される。
まず、監視対象110の設置時に、初期の許容値(許容レベルの初期値)が決定される。そして、加速試験の結果または過去の故障実績データなどを用いて劣化予測が行われ、予測結果を元にリスク値時系列が計算され、リスク値時系列を元に初期の保守計画データ120が生成される。
一定周期で作業員が現場を訪問している場合、保守作業は、リスク値が許容値を超える直前の定期訪問時に実施されることとなる。そのほか、リスク値が許容値を超えず、且つ、作業量が最小化されるように、定期保守計画(初期保守計画)が立てられる。このとき、保守作業の実施拠点における人員計画および複数の作業の依存関係などの条件が考慮される。
監視対象110の運用が開始された後には、監視対象110に備わるセンサ111を利用して遠隔監視が実施される。そして、監視対象110の各部品の劣化状況が把握される。
ここで、劣化推定から得られたデータと観測されたデータとが存在するが、観測されたデータには計測ばらつきが存在している。そこで、この2種類のデータをカルマンフィルタのような手法を用いて組み合わせることにより、より精度の高い劣化推定を行うことができる。遠隔監視を行わない部位については、訪問時の点検結果を用いて状態推定を行ってもよい。
すべての部品の劣化状況と設置時に予測された劣化状況との差異が一定範囲内である場合、保守計画の修正は不要である。そのため、そのまま運用が継続される。
一方、差異が一定範囲を超えた場合には保守計画は修正される。
第1段階の修正として、定期保守実施のタイミングおよび内容が調整される。
状態の劣化が事前予測より早い場合、1回前の定期訪問時に対処するように保守計画を変更する。また、劣化により、保守実施日の直前でリスク値が許容値を越えてしまう場合、保守作業の日程を数日単位で調整することもできる。
状態の劣化が事前予測よりも遅い場合、1回後の定期訪問時に対処するように保守計画を変更することもできる。
さらに、初期の保守計画の作成時と同様の制約条件を踏まえて保守計画を最適化することにより、最終的な定期保守の実施内容を決定することもできる。
第1段階の修正によってリスク値の上昇を許容範囲内に収めることができない場合、非定期の保守が実施されるように保守計画を変更する。特に、リスク値が許容値に達するまでの時間に余裕がない場合には、緊急出動が実施されるように保守計画を変更する。緊急出において、作業員は現場に急行して対象部位に対する保守作業を行う。一方、時間的余裕がある場合、非定期保守の実施前に、非定期保守の実施のための訪問実施を前提に対象機体の全体の保守計画を最適化することもできる。これにより、他の部位に対する保守作業と共に対象部位に対する保守作業を行うことができる。
なお、次回以降訪問時の作業内容が調整された場合、保守計画データ120が更新され、更新後のデータを基に引き続き状態変化が監視される。この保守計画でリスクに対処しきれないことが判明した時点で保守計画を修正することで、常にこの保守計画システム100に則って最適な対処方針を決定できる。
また、このシステムを運用していく中で、劣化予測の精度が改善されていく。そこで、この改善の効果が初期の保守計画に反映されるように、初期の保守計画そのものを長期の周期で見直してもよい。
リスクの許容値は、管理者の要望に応じて設定することが望ましい。
例えば、高級ホテルでは、騒音および振動を極めて低い水準に維持することが求められる。また、医療機関では、極めて短いダウンタイムが求められる。
このような場合、許容値が通常よりも低く設定されることにより、要望が反映された最適な保守計画を立案することができる。ただし、このように許容値が調整される場合であっても、利用者の人体に影響を及ぼす故障が発生するようなレベルへの調整を許容することはありえない。
リスク値は、保守サービス会社が保守計画を作成する際に活用されるほかに、管理者にリアルタイムで開示されることで有効に活用される。
保守計画システム100は管理端末300を備える。管理端末300は、保守計画システム100が運用されているセンター施設に設けてもよいし、ネットワーク101によって接続された遠隔地に設置されていてもよい。
管理者は、管理端末300を用いて、保守サービス会社が機体のリスクを管理しながら適切に保守作業を実施していることを確認することができる。さらに、管理者は、適切な許容値についての検討結果を元に、許容値をその場で変更することができる。
管理者が許容値を変更した場合、現状のリスク値の予測を用いて、保守計画が再計算される。すでにリスク値が新たな許容値を上回っている場合、または、次回の定期訪問までにリスク値が新たな許容値を上回ってしまうことが予測される場合、保守計画システム100は非定期の保守を計画する。これにより、管理者の要望にすばやく対応することが可能となる。
***実施の形態1の効果***
保守計画システム100が管理者に調整画面130を提供するため、管理者は許容値を適宜に調整することができる。その結果、管理者が望む保守サービスが提供されることとなる。したがって、顧客満足度を向上させることができる。
***他の構成***
保守計画システム100(例えば、保守計画装置200)は、初期の保守計画データ120を生成する生成部を備えてもよい。この生成部は、過去のリスク値時系列に基づいて将来のリスク値時系列を予測し、将来のリスク値時系列に基づいて保守計画データ120を生成する。リスク値の予測および保守計画データ120の生成には、従来のリスクベースメンテナンスにおける方法を利用することができる。
実施の形態2.
次回の訪問日が新期限日より後の日である場合に訪問日を追加する代わりに監視対象110の動作を制限する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図11から図16に基づいて説明する。
***構成の説明***
保守計画システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
図11に基づいて、保守計画装置200の構成を説明する。
保守計画装置200は、さらに、制限部214と予測部215とを備える。
保守計画プログラムは、さらに、制限部214と予測部215としてコンピュータを機能させる。
***動作の説明***
図12および図13に基づいて、保守計画方法を説明する。
ステップS201(図12参照)において、表示部393は、ディスプレイに制限画面140を表示する。
図14に基づいて、制限画面140を説明する。
制限画面140は、制限インタフェース141を有する。
制限インタフェース141は、監視対象110に対する動作制限を指定するためのインタフェースである。制限インタフェース141には、推奨の動作制限を指定するためのインタフェースが含まれる。
具体的には、制限インタフェース141は、動作制限の種類毎にチェックボックスを有する。
図12に戻り、ステップS201の手順を説明する。
まず、画面部211は、制限画面140のデータを生成する。
次に、通信部292は、制限画面140のデータを管理端末300へ送信する。
次に、通信部392は、制限画面140のデータを保守計画装置200から受信する。
そして、表示部393は、制限画面140のデータを用いて、制限画面140をディスプレイに表示する。
ステップS202において、受付部394は指定動作制限を受け付ける。
指定動作制限は、制限画面140の制限インタフェース141によって指定された動作制限である。
ステップS202の手順を説明する。
まず、管理者は、管理端末300の入力装置を操作することによって、制限インタフェース141を利用して動作制限を指定する。具体的には、管理者は、マウスを操作することによって、いずれかの動作制限のチェックボックスにチェックを入れる。
そして、受付部394は、指定動作制限を受け付ける。
さらに、通信部392は、指定動作制限の通知を保守計画装置200へ送信する。
次に、通信部292は、指定動作制限の通知を管理端末300から受信する。
そして、記憶部291は、指定動作制限を記憶する。
ステップS211において、表示部393は、ディスプレイに調整画面130を表示する。
ステップS211は、実施の形態1におけるステップS110(図5参照)と同じである。
ステップS212において、受付部394は指定許容値を受け付ける。
ステップS212は、実施の形態1におけるステップS120(図5参照)と同じである。
ステップS213において、調整部212は新期限日を算出する。
ステップS213は、実施の形態1におけるステップS130(図5参照)と同じである。
ステップS220において、制限部214は、保守計画データ120から次回の訪問日を選択する。
そして、制限部214は、次回の訪問日を新期限日と比較する。
次回の訪問日が新期限日より前の日である場合、処理はステップS221およびステップS222に進む。
次回の訪問日が新期限日以後の日である場合、処理はステップS231(図13参照)に進む。
ステップS221において、画面部211は、調整画面130を更新する。
更新方法は、実施の形態1におけるステップS140(図5参照)と同じである。
ステップS222において、計画部213は、新期限日の前の訪問日を保守作業日に決定する。具体的には、計画部213は、新期限日の直前の訪問日を保守計画データ120から選択する。選択される訪問日が保守作業日となる。
そして、計画部213は、保守作業日を保守計画データ120に登録する。
ステップS231(図13参照)において、制限部214は、監視対象110の動作を制限する。
具体的には、制限部214は、指定動作制限に対応する動作命令を生成する。そして、通信部292は、生成された動作命令を監視対象110へ送信する。監視対象110は、動作命令を受信し、受信した動作命令に従って動作する。これにより、監視対象110の動作が制限される。
ステップS232において、予測部215は、制限後のリスク値時系列を算出する。
制限後のリスク値時系列は、監視対象110の動作が制限された後のリスク値時系列である。
具体的には、予測部215は、監視対象110の制限後の動作と監視対象110の過去のリスク値時系列とに基づいて、監視対象110の将来のリスク値時系列を算出する。
リスク値時系列の算出には、従来のリスクベースメンテナンスにおける算出方法を利用することができる。
ステップS233において、調整部212は制限後の期限日を算出する。
制限後の期限日は、監視対象110の動作が制限された後において指定許容値に対応する期限日である。
具体的には、調整部212は、指定許容値と制限後のリスク値時系列とに基づいて、制限後の期限日を算出する。制限後の期限日は、リスク値が指定許容値に達する日である。言い換えると、制限後の期限日は、指定許容値と同じ値のリスク値に対応する日である。また、記憶部291は、記憶している期限日を制限後の期限日に更新する。
ステップS234において、画面部211は調整画面130を更新する。
具体的には、画面部211は、指定許容値に基づいて調整画面130の許容マーク132を移動し、制限後の期限日に基づいて調整画面130の期限マーク133を移動する。
ステップS234の手順は、実施の形態1におけるステップS140(図5参照)の手順と同じである。
ステップS235において、計画部213は、制限後の期限日に基づいて保守作業日を決定する。
そして、計画部213は、保守作業日を保守計画データ120に登録する。
ステップS235の手順は、実施の形態1におけるステップS150(図5参照)の手順と同じである。
図15および図16に基づいて、保守作業日の決定について説明する。
現在は、第2訪問日より後の日であり、第3訪問日より前の日である。つまり、次回の訪問日は第3訪問日である。
図15において、リスクグラフは、監視対象110の動作が制限される前のリスク値時系列を表している。
次回の訪問日(第3訪問日)は期限日より後の日である。そのため、監視対象110の動作が制限される。
図16において、リスクグラフは、監視対象110の動作が制限された後のリスク値時系列を表している。監視対象110の動作が制限されたため、リスク値の上昇が抑えられている。
次回の訪問日(第3訪問日)は期限日より前の日であり、期限日の直前の訪問日は第3訪問日である。したがって、計画部213は第3訪問日を保守作業日に決定する。
***実施の形態2の補足***
計画されている訪問時の作業内容の修正のみでリスク値の上昇を許容値以下に収めることが困難な場合、非定期保守を実施する代わりに、監視対象110の動作を一部制限する。部材の多くは、使用回数に応じて劣化が進行する。そのため、使用回数を制限することで劣化の進行を抑えることができる。制限部214は、次回の訪問日におけるリスク値が許容値未満になるように、動作制限のレベルを決定する。動作制限のみでリスク値を抑制することができない場合、計画部213は追加の訪問日を保守作業日に決定する。
動作制限の内容は、あらかじめ決定されて記憶部291に登録される。動作制限の内容は管理端末300のディスプレイに表示することができる。さらに、動作制限の実施状況は管理端末300のディスプレイに表示することができる。そして、管理者は、制限画面140で動作制限の内容を変更することができる。
動作制限の内容が変更された場合、予測部215は、リスク値時系列を改めて算出する。リスク値が許容値を上回ることが推定された場合、動作制限が実施されない場合と同様に、計画部213は、非定期保守が実施されるように、保守計画を立てる。
動作制限は,装置全体を対象にしてもよいし、劣化が進行している部材に直接関係する範囲に限定してもよい。
例えば、エレベータの特定の乗場ドアに劣化が発生している場合、そのフロアでのエレベータの利用回数を制限してもよい。
また、エレベータの駆動機構に関連する劣化が発生している場合、エレベータかごの動作速度を低下してもよいし、定員検知部の設定を変化させることで、乗客数が制限されるようにエレベータかごを動作させてもよい。
また、乗場ドアの劣化が発生している場合、戸開時および戸閉時においてドアの動作速度または起動加速度を低下させてもよい。
また、昇降路の一部に劣化が発生している場合、エレベータかごが劣化部分を通過するときに限定してエレベータかごの速度を低下させてもよい。
管理者は推奨項目(推奨の動作制限)を選択することができる。推奨項目は、影響が小さい項目であり、通常の使用パターンを参考に選定される。
選択された動作制限が適用される前に確認工程が設けられてもよい。確認工程において、表示部393は、保守計画装置200から通知される制限後のリスク値時系列および次回の保守作業日結果をディスプレイに表示する。管理者は、その表示を確認した後、適用する動作制限を決定する。そして、適用する動作制限が決定された後、制限部214は監視対象110の動作を制限する。
動作制限が適用された際には、制限部214は、適用した動作制限の内容を監視対象110の利用者に通知してもよい。
監視対象110がエレベータである場合、エレベータかご内のディスプレイにメッセージが表示されてもよいし、あらかじめ登録されたメールアドレス宛てにメールが送信されてもよいし、乗場ドアの周辺に設置されている広告用ディスプレイにメッセージが表示されてもよい。
***実施の形態2の効果***
次回の訪問日が新期限日より後の日である場合であっても訪問日を追加せずにいずれかの訪問日を保守作業日にすることができる。
実施の形態3.
推奨の動作制限を提案する形態について、主に実施の形態1および実施の形態2と異なる点を図17に基づいて説明する。
***構成の説明***
保守計画システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
図17に基づいて、保守計画装置200の構成を説明する。
保守計画装置200は、さらに、推奨部216を備える。
保守計画プログラムは、さらに、推奨部216としてコンピュータを機能させる。
***動作の説明***
推奨部216は、推奨の動作制限を予め決定する。
具体的には、推奨部216は、監視対象110の動作履歴に基づいて、推奨の動作制限を決定する。
監視対象110の動作履歴は、監視対象110の過去の動作状況を示すデータであり、記憶部291に予め記憶される。
管理者が動作制限の許容範囲を設定するに当たり、許容範囲を明確に指定することは難しい。
そこで、推奨部216が、監視対象110の動作履歴に基づいて、推奨の動作制限を決定する。
例えば、監視対象110がエレベータである場合、推奨部216は、時間帯毎または階床毎の利用頻度を求める。そして、推奨部216は、影響が少ない時間帯または階床を制限対象として選択し、制限対象における利用制限または速度制限を推奨の動作制限に決定する。推奨部216は、各ビルの情報を示すビルデータに基づいて監視対象110のエレベータを有するビルと用途または階層数などが似通ったビルを選択し、選択したビルにおけるエレベータの動作制限の効果を評価したデータに基づいて推奨の動作制限を決定してもよい。つまり、推奨部216は、以前に似通ったビルで動作制限が実施されたときの影響を元に推奨の動作制限を決定してもよい。
***実施の形態3の効果***
保守計画システム100において推奨の動作制限が決定されるため、管理者が制限画面140で推奨の動作制限を選択することによって、監視対象110の動作を適切に制限することができる。
実施の形態4.
大規模災害のような事象が発生した場合に保守計画を適宜に変更する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図18から図20に基づいて説明する。
***構成の説明***
保守計画システム100の構成は、実施の形態1における構成(図1参照)と同じである。
図18に基づいて、保守計画装置200の構成を説明する。
保守計画装置200は、さらに、事象部217を備える。
保守計画プログラムは、さらに、事象部217としてコンピュータを機能させる。
***動作の説明***
図19に基づいて、事象対応方法を説明する。
事象対応方法は、保守計画方法の一部である。
ステップS410において、事象部217は、特定事象が発生したか判定する。
特定事象は、許容値の変更を要する事象、つまり、保守計画の変更を要する事象である。具体的な特定事象は大規模災害である。
特定事象の発生は、人またはセンサによって検出される。
特定事象の発生が検出された場合、発生通知が保守計画装置200に入力される。
そして、発生通知が保守計画装置200に入力された場合、事象部217は、特定事象が発生したと判定する。
特定事象が発生した場合、処理はステップS420に進む。
特定事象が発生していない場合、処理は終了する。
ステップS420において、調整部212は事象期限日を算出する。
事象期限日は、事象許容値に対応する期限日である。
事象許容値は、特定事象が発生した場合に使用される許容値である。
具体的には、許容値の設定範囲が記憶部291に予め記憶されている。
そして、調整部212は、設定範囲から上限許容値を選択し、上限許容値とリスク値時系列とに基づいて、事象期限日を算出する。事象期限日は、リスク値が上限許容値に達する日である。言い換えると、事象期限日は、上限許容値と同じ値のリスク値に対応する日である。また、記憶部291は、記憶している許容値を上限許容値に更新し、記憶している期限日を事象期限日に更新する。
ステップS430において、計画部213は、事象期限日に基づいて新保守作業日を決定する。
そして、計画部213は、保守計画データ120に登録されている保守作業日を新保守作業日に変更する。
新保守作業日を決定する手順は、実施の形態1のステップS150(図5参照)において保守作業日を決定する手順と同じである。
***実施の形態4の補足***
大規模災害が発生した場合、復旧作業のような緊急の作業が大量に発生するため、人員リソースが不足することが予想される。
一方、管理者は、大規模災害が発生した場合であっても設備を可能な限り使用したいという要望を持っている。
そこで、大規模災害が発生した場合、調整部212は、自動的に許容値を引き上げる。但し、調整部212は、引き上げ後の許容値を、通常時に設定されうる許容値の上限と一致させる。つまり、許容値が低く設定されている場合にのみ許容値は引き上げられる。
これにより、緊急対応を優先しつつ、保守作業の増大を抑制することができる。
緊急時に許容値が引き上げられることは、あらかじめ管理者に明示される。例えば、表示部393は、適用条件および変動範囲を示す通知画面をディスプレイに表示する。
監視対象110の用途によっては、緊急時であっても優先的な保守作業が求められる。例えば、医療機関の装置については、緊急時であっても優先的な保守作業が求められる。
このような監視対象110に対しては、許容値の引き上げを行わないように設定することもできる。
また、災害の規模に応じて、許容値の上昇幅を変化するように設定することもできる。例えば、災害規模と許容値とが互いに対応付けられたテーブルから災害規模に対応する許容値が選択される。
このように、緊急時のサービスであっても、リスク値および許容値に基づく管理によって、管理者の意向に沿った形で適切なサービスを提供することができる。
さらに、大規模災害が発生した場合に、災害発生時用の動作制限(事象動作制限)に従って監視対象110の動作を制限することで、より適切なサービスを実行することができる。
また、表示部393は、緊急時に適用される許容値および動作制限を指定するための設定画面をディスプレイに表示することができる。そして、通常時に許容値および動作制限が指定される場合と同じく、設定画面において、管理者は、緊急時に適用される許容値および動作制限を指定することができる。
***他の構成***
実施の形態4は、実施の形態2または実施の形態3と組み合わせて実施してもよい。つまり、保守計画装置200は、制限部214、予測部215および推奨部216を備えてもよい。
***実施の形態の補足***
保守計画装置200は、遠隔監視により把握した装置を構成する複数の部品の劣化状態の情報を用いて、各故障モードの発生頻度を求める。保守計画システム100は、各故障モードの発生時の影響から求めた影響度を各故障モードの発生頻度に掛け合わせることで故障モードごとのリスク値を算出し、それらのリスク値の合計を取得する。
保守計画装置200は、あらかじめ設定された許容リスク値と現状の設備のリスク合計値とを比較する。そして、保守計画装置200は、許容リスク値を上回ることが予測された段階で、その設備に対する保守作業の計画を修正する。
管理端末300は、管理者(設備の所有者を含む)に対してリスク合計値の実績値および予測される時系列変化を表示する。管理端末300において、表示されたリスク合計値を元に管理者が許容リスク値を変動させる操作が可能である。
保守計画装置200は、操作が実施されたことを検知し、保守作業の計画を修正する。
基本的には、保守作業は、あらかじめ設定された許容値を元に計画および実施される。しかし、管理者が状況に応じて許容値を変動させることで、管理者が必要とするレベルで保守サービスを提供することが可能となる。
保守計画装置200は、加速試験によって取得された要素の時間経過または使用回数に伴う劣化の進行のモデルを有する。
保守計画装置200は、劣化の進行モデルの出力と、遠隔監視の結果の情報との両方を活用して部品の劣化状態を推定した結果を利用する。
部品劣化の状態推定において、あらかじめ加速試験によって推定されている時系列モデルでの計算結果を遠隔監視データと訪問時検査データと統合することで、より精度の高い状態推定が実現できる。
保守計画装置200は、合計リスクが次回に予定されている訪問の前に許容値を上回ることが推定される場合に、装置(全体または一部)の動作(回数または速度)を制限(または抑制)するように遠隔から機体を設定する。また、保守計画装置200は、動作制限の内容を管理する。
管理端末300は、管理者に対して動作制限の許容内容および実際に適用されている動作制限の内容を表示する。管理端末300において、許容する動作制限の内容を書き換える操作を実行できる。
保守計画装置200は、操作が実施されたことを検知して、保守作業の計画を修正する。
部品の急激な劣化などで、予定されている次回の定期保守まで部品が持ちそうにない場合、動作制限を実施することで部品の劣化が抑制され、追加の保守実施を回避できる。どのような動作制限を許容するかは、あらかじめ契約時に設定しておくこととなる。動作制限の範囲には完全停止も含まれる。しかし、動作制限が実際に適用されると影響が大きいため早急に動作制限を解除したいという要望が発生する可能性がある。そこで、管理者が容易に動作制限の内容を変更したり解除したりすることを可能とする。
保守計画装置200は、対象となる装置の通常時における時間帯ごとまたは動作対象ごとの運行履歴データを元に、サービスの実施回数が少ない条件を抽出する。そして、保守計画装置200は、動作制限の対象および内容を選定し、選定した情報を推奨内容として管理端末300に表示させる。
保守計画装置200は、大規模災害時などのあらかじめ決定された重大事象が発生した場合に、設備ごとに設定されたリスクの許容値を、通常よりも高い値に一時的に変更する。
大規模災害時など、保守リソースが不足する可能性が高い場合には、各機体の許容リスク値を変動させることにより、保守作業量の増大を抑制することができる。ただし、変動可能な最大許容リスク(利用者の身体への影響が回避できる最低限)は変化させず、通常時に許容値が低く設定されている機体の許容値を最大値までの範囲内で引き上げる。
保守計画装置200は、大規模災害時などのあらかじめ決定された重大事象が発生した場合に、設備ごとに設定された動作制限の許容内容を、通常よりも広い範囲に一時的に変更する。
エレベータまたはエスカレータが対象となる。
保守計画装置200は、一定時間内の特定の階床の扉の開閉回数を一定回数以下に制限し、それ以上の回数の呼びに対してはサービスを実施しない。または、保守計画装置200は、同一バンク内の別の機体のみを割り当てる。
保守計画装置200は、特定の階床またはすべての階床において、戸開時または戸閉時の起動加速度または動作速度を抑制する。
保守計画装置200は、すべての走行、特定の方向への走行または特定の階床からのサービスにおいて、かご内の定員を検知するセンサの計測設定値またはそのセンサの出力を元に、走行可否を判定する装置における判定の基準値を変更する。
図20に基づいて、保守計画装置200のハードウェア構成を説明する。
保守計画装置200は処理回路209を備える。
処理回路209は、画面部211と調整部212と計画部213と制限部214と予測部215と推奨部216と事象部217と記憶部291とを実現するハードウェアである。
処理回路209は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ202に格納されるプログラムを実行するプロセッサ201であってもよい。
処理回路209が専用のハードウェアである場合、処理回路209は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
保守計画装置200は、処理回路209を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路209の役割を分担する。
保守計画装置200において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、処理回路209はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
図21に基づいて、管理端末300のハードウェア構成を説明する。
管理端末300は処理回路309を備える。
処理回路309は、制御部311と記憶部391とを実現するハードウェアである。
処理回路309は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ302に格納されるプログラムを実行するプロセッサ301であってもよい。
処理回路309が専用のハードウェアである場合、処理回路309は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
管理端末300は、処理回路309を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路309の役割を分担する。
管理端末300において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、処理回路309はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
100 保守計画システム、101 ネットワーク、110 監視対象、111 センサ、120 保守計画データ、130 調整画面、131 リスクグラフ、132 許容マーク、133 期限マーク、134 変更インタフェース、140 制限画面、141 制限インタフェース、200 保守計画装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 補助記憶装置、204 通信装置、209 処理回路、211 画面部、212 調整部、213 計画部、214 制限部、215 予測部、216 推奨部、217 事象部、291 記憶部、292 通信部、300 管理端末、301 プロセッサ、302 メモリ、303 補助記憶装置、304 通信装置、305 入出力インタフェース、309 処理回路、311 制御部、391 記憶部、392 通信部、393 表示部、394 受付部。

Claims (8)

  1. リスク値時系列を表すリスクグラフと許容値を表す許容マークとリスク値が前記許容値に達する期限日を表す期限マークと前記許容値を変更するための変更インタフェースとを含んだ調整画面を表示する表示部と、
    監視対象の設置時に生成された保守計画または前記監視対象の設置後に修正された保守計画に基づいて保守が実施されている間であれば常に、前記変更インタフェースによって指定された指定許容値を受け付ける受付部と、
    前記指定許容値と前記リスク値時系列とに基づいて新期限日を算出する調整部と、
    訪問日程を示す保守計画データから次回の訪問日を選択し、前記次回の訪問日が前記新期限日より前の日である場合に前記新期限日の前の訪問日を保守作業日に決定する計画部と
    前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に前記監視対象であるエレベータに対し、特定のフロアでの利用回数を制限するという動作制限と、エレベータかごの動作速度を低下させるという動作制限と、乗客数を制限するという動作制限と、戸開時および戸閉時にドアの動作速度またはドアの起動加速度を低下させるという動作制限と、エレベータかごが昇降路の一部を通過するときにエレベータかごの速度を低下させるという動作制限との少なくともいずれかの動作制限を実施する制限部と、
    前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に制限後のリスク値時系列を算出する予測部とを備え、
    前記調整部は、前記指定許容値と前記制限後のリスク値時系列とに基づいて制限後の期限日を算出し、
    前記計画部は、前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に前記制限後の期限日に基づいて前記保守作業日を決定する
    保守計画システム。
  2. 前記指定許容値に基づいて前記調整画面の前記許容マークを移動し、前記新期限日に基づいて前記調整画面の前記期限マークを移動する画面部を備える
    請求項1に記載の保守計画システム。
  3. 前記リスクグラフは線グラフであり、
    前記許容マークは直線であり、
    前記変更インタフェースは、前記許容マークを上げるための上昇ボタンと前記許容マークを下げるための下降ボタンとである
    請求項1または請求項2に記載の保守計画システム。
  4. 前記表示部は、前記監視対象に対する動作制限を指定するための制限インタフェースを含んだ制限画面を表示し、
    前記受付部は、前記監視対象の設置時に生成された保守計画または前記監視対象の設置後に修正された保守計画に基づいて保守が実施されている間であれば常に、前記制限インタフェースによって指定された指定動作制限を受け付け、
    前記制限部は、前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に前記指定動作制限に従って前記監視対象の動作制限を変更し、
    前記予測部は、前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に前記指定動作制限に基づいて前記制限後のリスク値時系列を算出する
    請求項に記載の保守計画システム。
  5. 前記制限インタフェースは、推奨の動作制限を指定するためのインタフェースを含む
    請求項に記載の保守計画システム。
  6. 各ビルの情報を示すビルデータに基づいて前記監視対象を有するビルと似通ったビルを選択し、選択したビルにおけるエレベータの動作制限の効果を評価したデータに基づいて前記推奨の動作制限を決定する推奨部を備える
    請求項に記載の保守計画システム。
  7. 前記保守計画システムは、大規模災害が発生したか判定する事象部を備え、
    前記調整部は、大規模災害が発生した場合に事象許容値と前記リスク値時系列とに基づいて事象期限日を算出し、
    前記計画部は、大規模災害が発生した場合に前記事象期限日に基づいて前記保守作業日を変更する
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の保守計画システム。
  8. 表示部が、リスク値時系列を表すリスクグラフと許容値を表す許容マークとリスク値が前記許容値に達する期限日を表す期限マークと前記許容値を変更するための変更インタフェースとを含んだ調整画面を表示し、
    受付部が、監視対象の設置時に生成された保守計画または前記監視対象の設置後に修正された保守計画に基づいて保守が実施されている間であれば常に、前記変更インタフェースによって指定された指定許容値を受け付け、
    調整部が、前記指定許容値と前記リスク値時系列とに基づいて新期限日を算出し、
    計画部が、訪問日程を示す保守計画データから次回の訪問日を選択し、前記次回の訪問日が前記新期限日より前の日である場合に前記新期限日の前の訪問日を保守作業日に決定し、
    制限部が、前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に前記監視対象であるエレベータに対し、特定のフロアでの利用回数を制限するという動作制限と、エレベータかごの動作速度を低下させるという動作制限と、乗客数を制限するという動作制限と、戸開時および戸閉時にドアの動作速度またはドアの起動加速度を低下させるという動作制限と、エレベータかごが昇降路の一部を通過するときにエレベータかごの速度を低下させるという動作制限との少なくともいずれかの動作制限を実施し、
    予測部が、前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に制限後のリスク値時系列を算出し、
    前記調整部は、前記指定許容値と前記制限後のリスク値時系列とに基づいて制限後の期限日を算出し、
    前記計画部は、前記次回の訪問日が前記新期限日より後の日である場合に前記制限後の期限日に基づいて前記保守作業日を決定する
    保守計画方法。
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