JP6462596B2 - イメージャの自動位置合わせ - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、2013年2月27日に出願された米国仮出願番号61/770,289号及び2014年2月27日に出願された米国非仮出願番号14/191,973号の優先権を主張し、これらの文献は、引用によって全体が本願に援用される。
技術分野
本発明は、撮像に関し、特に、自動的又は半自動的に動作して画像を生成するイメージャに関する。
様々な評価技術において、撮像技術は、大きな役割を担い続けている。例えば、光干渉断層法(Optical Coherence Tomography:OCT)は、眼科撮像装置から進化したものであり、10年前から網膜の専門家及び主要な研究所で多く採用され、多くの眼科医及び検眼士の診療室で日常的に使用されている臨床ツールである。診療室に来る患者の大多数の眼の状態の兆候は、OCTイメージャによって検査できる。OCT技術によって検査される患者の数は、近年になって激増している。一方、小規模な診療環境では、高度な眼科撮像システムの使用についてのオペレータの経験及び技能が不十分であることも多い。OCTイメージのオペレータの経験が不十分であると、検査時間が長くなり、このような器具の使用に制約が生じる。
従来のOCT設計では、オペレータは、撮像を行う前に、ジョイスティックを用いて患者の眼に走査光学素子群(scanner optics)を位置合わせし、OCT信号強度及び位置を最適化する技能が必要である。システムを位置合わせし、OCT信号を最適化するには、複数のステップが必要となることが多い。このような位置合わせ及び最適化では、オペレータは、患者が検査に疲弊する前に、非常に短時間で複数の整列ステップ及び最適化ステップを実行する必要がある。このプロセスは、高度な訓練が必要であり、必要な技能を取得するためには、オペレータの経験が要求される。
したがって、使い易く、検査時間を短くできるOCTイメージャ等のイメージャを開発する必要がある。
本発明の側面として、自動位置合わせを行うイメージャを提供する。幾つかの実施形態に基づく撮像システムは、調整ステージと、調整ステージに取り付けられ、対象物を撮像するように接続され、対象物の画像を提供する少なくとも1つのビデオカメラを含む自動位置合わせ光学素子群(auto-alignment optics)と、調整ステージに取り付けられ、対象物を走査するように接続された撮像走査光学素子群(imaging scanning optics)と、撮像走査光学素子群に接続されたイメージャと、調整ステージ及び自動位置合わせ光学素子群に接続され、対象物の画像を受信し、調整ステージを調整して光学素子群を撮像走査光学素子群に位置合わせする命令を実行するプロセッサと、を備える。
本発明の幾つかの実施形態に基づく撮像システムを位置合わせする方法は、非テレセントリック光学素子群(non-telecentric optics)を介して対象物に接続された遠位カメラから対象物の遠位カメラ画像をプロセッサに供給するステップと、プロセッサによって検出された遠位カメラ画像内の特徴に基づいて、遠位カメラ及び非テレセントリック光学素子群が取り付けられているステージを、対象物に対して調整することによって、対象物を中心合わせするステップと、遠位カメラ画像内で対象物が所定のサイズに達するまでプロセッサによってステージを移動させて対象物に近付けるステップと、を含む。
以下の図面を参照して、これらの及びこの他の実施形態を説明する。
本発明の幾つかの実施形態に基づく自動位置合わせイメージャを示す図である。 本発明の幾つかの実施形態に基づくOCTイメージャを有する自動位置合わせ光学素子群の概要を示す図である。 図1A及び図1Bに示す撮像走査光学素子群の概要を示す図である。 図1に示す遠位カメラによって検出された眼の画像を示す図である。 図1に示す近位カメラによって検出された眼の画像を示す図である。 本発明の幾つかの実施形態に基づく自動位置合わせ撮像システムの動作のフローチャートである。 本発明の幾つかの実施形態に基づく自動位置合わせ撮像システムの動作のフローチャートである。
図面は、実際の縮尺を示しておらず、部品の相対的寸法を表していない。同じ符合が付された部品は、同じ又は同様の機能を有する。以下では、本発明の幾つかの実施形態を説明するために具体的な詳細を開示する。但し、幾つかの実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずに実現できることは、当業者にとって明らかである。ここに開示する特定の実施形態は、例示的なものであって、限定的なものではない。ここに特に開示していない他の要素も、本発明の範囲及び思想に含まれることがあることは、当業者にとって明らかである。
本発明の側面及び実施形態を例示する記述及び添付の図面は、本発明を制限するものではなく、保護される本発明は、特許請求の範囲によって画定される。この開示及び発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができる。幾つかの場合、本発明を不明瞭にしないために、周知の構造及び技術については、詳細に開示又は記述しない。
以下に説明する実施形態は、本発明のある側面を例示的に示すものであり、本発明の範囲を限定するものとは解釈されない。例えば、以下の説明では、検査される対象物は眼である。これは本発明を明瞭にするための説明に過ぎず、本発明の用途を限定する意図はない。したがって、「眼」という用語を用いている箇所は、より一般化して、透明で散乱性を有する対象物又は組織に置き換えてもよい。更に、特定の実施形態をOCTシステムに関連付けて説明する。但し、他の撮像システムを用いてもよく、OCTシステムに関する記述は、便宜上の説明に過ぎない。本発明の様々な実施形態を以下に例示し、詳細に説明するが、当業者は、本発明の開示を組み込んだ他の様々な実施形態を想到することができる。
本発明の実施形態の側面では、イメージャの手動操作に代えて、患者の眼に対する走査光学素子群の自動位置合わせ、イメージャの信号強度及び位置の自動最適化、及び画像の自動捕捉及び保存を行う。したがって、OCTイメージャ等の非侵襲的光学撮像及び測定デバイスで使用できる患者の眼の自動位置合わせシステム及び方法を開示する。以下の記述では、OCTイメージャを説明するが、本発明は、OCTイメージャに限定されず、他の非侵襲的光学撮像システムにも適用できる。
図1Aは、本発明の幾つかの実施形態に基づく自動位置合わせイメージャシステム150を示している。図1Aに示すように撮像走査光学素子群102及び自動位置合わせ光学素子群120からの光は、ビームスプリッタ101で結合され、レンズシステム100を介して、患者の眼122に向けられる。図1Aに示すように走査光学素子群102、位置合わせ光学素子群120、ビームスプリッタ101及びレンズシステム100は、XYZ駆動モータ124によって駆動されるXYZ平行移動ステージ134に取り付けられる。XYZ駆動モータ124は、プロセッサ128によって駆動され、XYZステージ134の位置を制御する。プロセッサ128は、如何なるプロセッサシステムであってもよく、通常、1個以上のマイクロプロセッサを含み、関連する揮発性メモリ及び不揮発性メモリ、並びにデータストレージドライブに接続されている。また、プロセッサ128は、ビデオ出力及びオペレータ入力を提供するユーザインタフェース130と、画像及び他のデータのストレージのためのリムーバブル媒体を含むデータストレージ132とに接続することができる。
図1Aに示すように、プロセッサ128は、位置合わせ光学素子群120において遠位カメラ(far camera)及び近位カメラ(near camera)から眼の画像を受信し、画像を処理して、眼122に対してXYZステージ134を位置決めする。更に、プロセッサ128は、イメージャ126からデータを受信し、イメージャ126からの画像を最適化する。一旦、位置合わせが完了すると、イメージャ126は、画像を取得し、プロセッサ128は、取得した画像をユーザインタフェース130に表示でき、及びデータストレージ132に保存できる。幾つかの実施形態では、位置合わせが完了すると、プロセッサ128は、位置合わせ光学素子群120を切り離し、イメージャ126及び走査光学素子群102による撮像プロセスを妨げないようにすることができる。
図1Bは、位置合わせ光学素子群120及びイメージャ126の具体例を示している。図1Bに示すイメージャ126は、OCTイメージャであるが、上述したように、他のイメージャを用いてもよい。図1Bに更に示すように、ビームスプリッタ101は、OCT走査光学素子群102が提供する光を自動位置合わせ光学素子群120が提供する光に結合し、結合された光を、光学素子群100を介して、眼122に方向付ける。
図1Bの具体例では、イメージャ126は、光源201、カプラ202、分光光度計及び検出器206、並びに動力付きステージ204に取り付けられた参照ミラー205を含むOCT干渉計である。図1Bに示すように、検出器アーム208内に取り付けられた偏光コントローラ203は、1個以上の偏光ホイールを含むことができ、これらは、個別のモータで駆動される。
図1Bに示すように、位置合わせ光学素子群120は、ビームスプリッタ108において分離された2つの撮像経路を含む。遠位カメラ110で終わる遠位経路は、遠位(far position)98において眼120を撮像する。近位経路は、近位カメラ111で終わり、眼122が近位(near position)99にある場合、眼122を撮像する。幾つかの実施形態では、レンズ100と近位99との間の走査ヘッドにLEDを設け、これらを位置決めして、眼122の上に光パターンを提供し、これをカメラ110、111に反射させてもよい。眼122を走査光学素子群に位置合わせするための最初のステップでは、眼122に対して、遠位カメラ110を位置決めする。そして、プロセッサ128は、遠位カメラ110を作動させ、遠位カメラ110から遠位カメラ画像を受信する。遠位カメラ110の初期の視野は、眼122が容易に視界に収まるように、十分大きい必要がある。遠位カメラ110の撮像のための光学素子群設計は、開口数が小さい非テレセントリック光学システム(non-telecentric optical system)であってもよい。
図1Bは、眼122と遠位カメラ110との間の開口数が小さい非テレセントリック光学システムの具体例を示している。位置98における眼122は、遠い距離位置にある。眼122の画像は、レンズシステム100を通過し、ビームスプリッタ101で反射し、レンズグループ103を通過し、ビームスプリッタ108を通過し、レンズグループ104を通過し、遠位カメラ110のセンサに到達して撮像することができる。アパーチャ112によって制御される小さい開口数のために、光学素子群は、遠位カメラ110が眼122を撮像する際の深い焦点深度を実現する。眼122と、レンズシステム100から始まる走査光学素子群との間の距離が広い距離範囲に亘って変化しても、眼の画像は、焦点に近い状態を保つ。しかしながら、これは、図1Bに示すように、非テレセントリックシステムであるので、光線ファン(ray fan)113は、互いに平行ではなく、視野は、眼122とレンズシステム100又は走査光学素子群102との間の距離の変化に応じて変化する。
図2A、図2B及び図2Cは、遠位カメラ110からの3つの距離における眼122の画像を示している。図2Aは、遠い距離おける眼122の遠位カメラ110からの画像を示している。図2Bは、眼122が近い距離にあるときの遠位カメラ110からの画像を示している。図2Cは、眼122が所望の作動距離にあるときの遠位カメラ110からの画像を示している。3つの画像は、全て焦点合わせされており、したがって、プロセッサ128上で動作する画像アルゴリズムは、例えば、眼122の瞳孔250又は虹彩254等、眼の上の特徴のサイズを容易に検出できる。更に、これらの画像では、照射LEDの反射(この具体例では、6個の明るいドット252)が視認できる。これらの特徴のサイズ及び位置から距離情報を取得できる。また、眼122の画像は、焦点合わせされているので、プロセッサ128上で動作する画像処理アルゴリズムによって瞳孔152の中心を判定できる。プロセッサ128は、距離及びセンタリング情報に基づいて、XYZステージ134を誘導し、走査光学素子群(例えば、レンズシステム100)を動かして眼122に近付けることができる。幾つかの実施形態では、プロセッサ128は、遠位カメラ110によって捕捉される画像内の眼122のサイズが所定のサイズになるまで、又は幾つかの場合、画像が大きくなって、眼の上の特徴が遠位カメラ110の視野から外れるまで、XYZステージ134を移動させる。この時点で、プロセッサ128は、遠位カメラ110によって検出された画像を用いて、XYZステージ134を移動させ、粗い整列を達成する。
幾つかの実施形態では、一旦、遠位カメラ110を用いて粗い整列が達成されると、遠位カメラ110をシャットオフし、近位カメラ111を起動して、走査光学素子群位置の微調整を続ける。幾つかの実施形態では、近位カメラ111のための光学素子群は、開口数がより大きいテレセントリック光学システム(telecentric optical system)である。この時点で、眼122は、望ましい作動距離位置に近い位置99にある。眼122の画像は、レンズ100を通過し、ビームスプリッタ101で反射し、レンズグループ103を通過し、ビームスプリッタ108で反射し、レンズグループ105を通過し、中間画像109を形成する。そして、中間画像109は、レンズグループ106及びレンズグループ107によって、近位カメラ111のセンサに中継される。アパーチャ108によって制御される大きい開口数のために、近位カメラ111における焦点深度は、非常に浅い。換言すれば、近位カメラ111における眼122の画像は、眼122が、レンズシステム100から始まる走査光学素子群から望ましい作動距離にあるときだけ焦点が合う。また、近位カメラ111に到達するまでに画像が通過する光学素子群は、実質的にテレセントリックであり、倍率は、一定であり、眼の画像の寸法は、眼122が望ましい位置にないときでも実質的に変化しない。この固有の特徴によって、プロセッサ128上で動作する撮像アルゴリズムは、画像の焦点を用いて、走査光学素子群からの眼122の距離を決定する。このようにして、プロセッサ128は、XYZステージ134の位置決めによって、近位カメラ111からの画像を焦点合わせすることができる。
図3A及び図3Bは、近位カメラ111からの眼122の画像及び近位カメラ111から眼122までの距離が眼の画像に与える影響を示している。図3Aは、図2Bと同じ距離にあり、望ましい作動距離にない眼122を示している。図3Bは、望ましい作動距離にある患者の眼を示している。大きい開口数を有する近位カメラ111は、眼122への距離に非常に敏感であり、したがって、患者の作動距離を高精度で微調整するために用いることができる。
したがって、幾つかの実施形態では、遠位カメラ110からの画像を用いて、走査光学素子群を眼122に対して、図2Aに示すように、遠い距離から、図2Cに示すように、近い距離に移動する。そして、遠位カメラ110をオフにし、近位カメラ111を起動して、図3Aに示すような画像を取得する。そして、走査光学素子群を望ましい作動距離に移動させ、微調整し、図3Bに示すように、画像の焦点を合わせる。これらのステップによって患者の眼を、OCT走査等の画像走査が準備される位置に自動的に整列させることができる。
OCT画像を取得するために、参照アーム207の干渉計の参照ミラー205までの光路長を調整し、サンプルアーム208の眼122までの光路長に一致させる必要がある。これは、幾つかの実施形態では、プロセッサ128によって、参照ミラーマウント204をモータ駆動することによって実現できる。この時点で、イメージャ126及び走査光学素子群102を起動して、検出器206がOCT画像を受信するまで、プロセッサ128が動力付きミラーマウント204を駆動する。
OCT画像が取得された後、次のステップでは、OCT信号強度を最適化する。これは、走査光学素子群102を調整することによって部分的に達成される。図1Cは、走査光学素子群102の実施形態を示している。図1Cに示すように、走査光学素子群102は、走査ミラー150、152及び可調整ファイバコリメータレンズ154を含む。走査ミラー150、152は、眼122を横断する所定のパターンでビームを走査する。プロセッサ128は、ファイバコリメータレンズ154を調整してOCTビームの焦点を眼122に合わせることによって、OCT信号を最大にすることができる。OCT信号を最大にするコリメータレンズ154の位置は、総合的なOCT信号強度を調べ、OCT信号強度が最大になるようにファイバコリメータレンズ154を調整することによって判定できる。
コリメータレンズ154を用いて焦点を最適化した後に、OCTビームの偏光を最適化することによってOCT信号を更に最大化することができる。これは、信号強度が最大になるまで偏光コントローラ203を回転させることによって達成できる。図1Bでは、偏光コントローラ203は、サンプルアーム208に設けているが、参照アーム207に偏光コントローラ203を設けてもよい。また、眼122の一方の側と、眼122の他方の側とにおいて眼122における走査ビーム光路長が異なるために、OCT画像が一方に傾くことがある。これは、OCT画像が水平になるまで瞳孔面上で走査ビーム位置を横断方向に動かすことによって調整できる。プロセッサ128は、ステアリングミラー150、152の位置を調整して画像の傾斜を調整することができる。
図4A及び図4Bは、本発明の幾つかの実施形態に基づく自動位置合わせを実現するためにプロセッサ128が実行するアルゴリズム400を示している。図4Aに示すように、アルゴリズム400を開始する前に、通常、撮像システム150のオペレータの指示の下で、手順450を行ってもよい。手順450は、ステップ452で開始され、ここで、撮像システム150に対して患者を位置決めし、具体的には、撮像システム150に対して、眼122を粗く位置決めする。ステップ454において、オペレータは、眼122が遠位カメラ110から可視であることを確認する。眼122が遠位カメラ110から可視でない場合、ステップ456において、患者に対して固定光を見るよう指示し、ステップ452において、再び位置決めを行う。眼122が遠位カメラ110から可視になると、アルゴリズム400を実行できる。アルゴリズム400が実行された後、アルゴリズム400を実現する命令を実行するプロセッサ128の指示によって、更なる調整が自動的に行われる。
自動位置合わせアルゴリズム400は、ステップ402から開始される。幾つかの実施形態では、患者がシステム150に対して位置決めされた後に、システム150のオペレータがアルゴリズム400を開始できる。
ステップ404では、遠位カメラ110からの眼122の画像を用いて、プロセッサ128が、例えば、XYZステージ134を移動させて瞳孔250をシステム150の光軸に揃えることによって眼122を中心合わせする。一旦、眼122が中心合わせされると、アルゴリズム400は、ステップ406に進む。ステップ406において、プロセッサ128は、XYZステージ134を動かし、レンズシステム100を眼122に近付ける。この動きは、漸増的に行うことができ、すなわち、最初の一定量の増分のステップの後に、アルゴリズム400がステップ408に進み、眼122がレンズシステム100の近くに適切に配置されているかを確認することによって達成できる。ステップ408において、眼122の特徴が予め定義されたサイズにまで増加した場合、アルゴリズム400は、ステップ410に進み、これ以外の場合、アルゴリズム400は、ステップ406に戻り、プロセッサ128が再びXYZステージ134を動かして、眼122により近付ける。
ステップ410では、遠位カメラ110を切断し、近位カメラ111を有効にする。このステップにおいて、近位カメラ111からの画像を用いた微調整が開始される。ステップ412では、プロセッサ128が眼122に対してXYZステージ134を移動させる。ステップ414では、プロセッサ128は、近位カメラ111から受信した画像が可能な限り最良に焦点合わせされているかを判定する。焦点合わせが最良でない場合、アルゴリズム400は、ステップ412に進み、焦点がより合う方向に眼122に対してXYZステージ134を動かす。
近位カメラ111からの画像の焦点合わせが達成されると、アルゴリズム134は、ステップ416に進む。ステップ416では、プロセッサ128が近位カメラ111からの画像を解析し、眼122の特徴の位置を特定し、この特徴を用いて、眼122が中心合わせされるようにXYZステージ134を動かす。
このステップ416によって、イメージャシステム150は、眼122対して光学的に位置合わせされる。そして、近位カメラ111をオフにすることができ、ステップ418に示すように、イメージャシステム150の撮像の準備が整う。ここに開示する具体例では、上述したように、イメージャは、OCTイメージャであり、したがって、イメージャシステム150は、OCTシステムである。なお、他の撮像システムを用いてもよい。
ステップ420では、OCTイメージャ126が起動され、走査光学素子群102が有効にされる。図1A及び図1Bに示すように、プロセッサ128は、分光光度計及び検出器206からOCTデータを受信する。プロセッサ128は、分光光度計及び検出器206からの信号を監視しながら、OCT画像が得られるまで、動力付きマウント204を調整することによって、参照ミラー205の位置を調整できる。図4Bに示すように、ステップ422では、参照ミラー205の位置を調整し、ステップ424において、プロセッサ128は、OCT画像が達成され、正しく位置決めされているかを判定する。一旦、OCT画像が達成されると、アルゴリズム400は、ステップ426に進む。
ステップ426では、プロセッサ128は、OCT信号が最大になるようにコリメータレンズを調整する。この調整が完了すると、アルゴリズム400は、ステップ428に進み、OCT信号が最大になるように偏光子203を調整する。偏光子が調整されると、アルゴリズム400は、ステップ430、432に進む。ステップ430では、OCTビームが調整され、ステップ432において、プロセッサ128は、生成されたOCT画像が水平になっていることを確認する。
OCTイメージャ126の調整が完了すると、アルゴリズム400は、ステップ434に示すように、OCT画像を捕捉する準備が整う。そして、ステップ436において、OCT画像が捕捉及び保存される。
図4A及び図4Bに示すように、オペレータが撮像システム150の正面に患者を位置決めした後は、撮像システム150は、オペレータからの更なる入力なしで、眼122に対して自動的に自らを位置合わせし、イメージャ126を調整し、画像を捕捉する。患者の位置決めは、撮像システム150の正面に患者を座らせ、頭をマウントに対向させ、眼を接眼レンズに位置決めするという簡単な作業によって行うことができる。
上述した詳細な説明は、本発明の特定の実施形態を例示するものであり、本発明を限定する意図はない。本発明の範囲内で多くの変形及び修正が可能である。本発明は、特許請求の範囲によって定義される。

Claims (10)

  1. 調整ステージと、
    前記調整ステージに取り付けられ、対象物を撮像するように接続され、遠位カメラと近位カメラとを含む自動位置合わせ光学素子群と、
    前記調整ステージに取り付けられ、前記対象物を走査するように接続された撮像走査光学素子群と、
    前記撮像走査光学素子群に接続されたイメージャと、
    前記調整ステージ及び前記自動位置合わせ光学素子群に接続され、前記対象物の画像を受信し、前記調整ステージを調整して前記光学素子群を撮像走査光学素子群に位置合わせする命令を実行するプロセッサと、
    を備え
    前記自動位置合わせ光学素子群は、前記遠位カメラと前記対象物との間の非テレセントリック光路を含み、前記近位カメラと前記対象物との間のテレセントリック光路を含む、撮像システム。
  2. 前記プロセッサは、
    前記遠位カメラから遠位カメラ画像を受信し、
    前記遠位カメラ画像に基づいて、前記調整ステージを調整して前記対象物を中心合わせし、
    前記遠位カメラ画像に基づいて、前記調整ステージを調整して前記対象物距離を位置決めし、
    前記近位カメラから近位カメラ画像を受信し、
    前記調整ステージを調整して前記近位カメラ画像の焦点を合わせ、
    前記近位カメラ画像に基づいて、前記調整ステージを調整して前記対象物を中心合わせする命令を実行する、請求項記載の撮像システム。
  3. 前記プロセッサは、更に、
    前記イメージャを前記対象物に対して調整し、
    前記イメージャから画像を捕捉する命令を実行する請求項記載の撮像システム。
  4. 前記イメージャは、OCTイメージャであり、前記イメージャを調整する命令は、参照アーム内の参照ミラーの位置を調整してOCT画像を取得することを含む、請求項記載の撮像システム。
  5. 前記イメージャを調整する命令は、更に、偏光を調整してOCT信号を最大にすることを含む、請求項記載の撮像システム。
  6. 前記イメージャを調整する命令は、更に、前記対象物に対する前記OCT画像の傾斜を調整することを含む、請求項記載の撮像システム。
  7. 前記調整ステージを調整して前記対象物を中心合わせすることは、前記対象物の特徴を判定し、前記調整ステージを調整して前記特徴を位置決めすることを含む、請求項記載の撮像システム。
  8. 前記特徴は、眼の瞳孔である、請求項記載の撮像システム。
  9. 撮像システムを位置合わせする方法において、
    非テレセントリック光学素子群を介して対象物に接続された遠位カメラから対象物の遠位カメラ画像をプロセッサに供給するステップと、
    前記プロセッサによって検出された前記遠位カメラ画像内の特徴に基づいて、前記遠位カメラ及び非テレセントリック光学素子群が取り付けられているステージを、前記対象物に対して調整することによって、前記対象物を中心合わせするステップと、
    前記遠位カメラ画像内で前記対象物が所定のサイズに達するまで前記プロセッサによって前記ステージを移動させて前記対象物に近付けるステップと、
    を含む方法。
  10. テレセントリック光学素子群を介して前記対象物に接続されている近位カメラから、前記対象物の近位カメラ画像を前記プロセッサに供給するステップと、
    前記プロセッサによって前記ステージを移動させ、前記近位カメラ画像の焦点を合わせるステップと、
    を更に含む、請求項記載の撮像システムを位置合わせする方法。
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