JP6461034B2 - 電磁開閉器 - Google Patents

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Description

本発明は、操作コイルを励消磁して接点の開閉動作を行なう電磁開閉器に関するものである。
この種の電磁開閉器においては、閉極時、操作コイルの電磁力で、可動鉄心を固定鉄心に吸引するため、鉄心同士が衝突する。衝突時の衝撃は、可動接触子および固定接触子の接点まで伝わり、可動接触子の接点と固定接触子の接点が瞬間的に離間する。その結果、この離間した瞬間にアーク電流が発生し、アーク電流のエネルギ―で接点が消耗するので、電磁開閉器の寿命に大きく影響を及ぼすことになる。
この衝突時の衝撃を緩和するため、緩衝ゴムを固定鉄心の下部に配置していた(例えば、特許文献1参照)。
実開平6-5084号公報
従来の電磁開閉器は上述のように構成されているので、可動鉄心が固定鉄心に衝突した衝撃力と電磁力で固定鉄心下部の緩衝ゴムは圧縮される。衝撃力は一時的なため、圧縮された緩衝ゴムは反動で伸長する。このとき可動鉄心と固定鉄心は磁力で吸引されて一体となっているが、この可動鉄心と固定鉄心は緩衝ゴムの伸長により跳ね返る。この跳ね返りは接点部まで影響を及ぼし、接点は瞬間的に離間する。この離間した瞬間にアーク電流が発生し、アーク電流のエネルギ―で接点が消耗し、電磁開閉器の寿命に大きく影響を及ぼすことになる。
本発明は、かかる課題を解決するためなされたものであって、可動鉄心と固定鉄心の衝突後の跳ね返りを抑制することができる電磁開閉器を得ることを目的とする。
本発明に係る電磁開閉器においては、固定接点を有した固定接触子及び、固定接点に対向して設けられた可動接点を有した可動接触子が配置された可動鉄心と、可動鉄心と対向して配置されており、取付部材に支持された固定鉄心と、可動鉄心を固定鉄心から離れる方向に力を与える引き外しばねと、引き外しばねの弾性力に抗して可動鉄心を固定鉄心に吸着させる電磁力を励磁時に発生させる操作コイルと、固定鉄心と取付部材との間に配置されており、固定鉄心に加わる力を吸収する弾性を有した緩衝部材と、固定鉄心が緩衝部材を圧縮する位置に固定鉄心を配置し、可動鉄心が固定鉄心に吸引されていない状態において、固定鉄心を介して緩衝部材を圧縮する方向に加圧した状態で取付部材に緩衝部材を保持するよう固定鉄心を位置決めしており、且つ可動鉄心が固定鉄心に衝突後さらに緩衝部材を圧縮する方向に固定鉄心を移動可能に保持する押さえ部材とを備えたものである。
また、本発明に係る電磁開閉器においては、固定接点を有した固定接触子及び、固定接点に対向して設けられた可動接点を有した可動接触子が配置された可動鉄心と、一方が可動鉄心と対向して配置されており、他方が取付部材に対向して配置された固定鉄心と、可動鉄心を固定鉄心から離れる方向に力を与える引き外しばねと、引き外しばねの弾性力に抗して可動鉄心を固定鉄心に吸着させる電磁力を励磁時に発生させる操作コイルと、固定鉄心を取付部材との間に弾性を有して保持する緩衝部材と、緩衝部材を圧縮する方向に加圧した状態で取付部材に緩衝部材を保持する押さえ部材とを備え、緩衝部材は、緩衝ゴムであり、緩衝ゴムは、操作コイルを固定鉄心に配置する巻き枠体と取付部材との間に配置されており、押さえ部材によって巻き枠体を介して押圧されている。
また、本発明に係る電磁開閉器においては、固定接点を有した固定接触子及び、固定接点に対向して設けられた可動接点を有した可動接触子が配置された可動鉄心と、一方が可動鉄心と対向して配置されており、他方が取付部材に対向して配置された固定鉄心と、可動鉄心を固定鉄心から離れる方向に力を与える引き外しばねと、引き外しばねの弾性力に抗して可動鉄心を固定鉄心に吸着させる電磁力を励磁時に発生させる操作コイルと、固定鉄心を取付部材との間に弾性を有して保持する緩衝部材と、緩衝部材を圧縮する方向に加圧した状態で取付部材に緩衝部材を保持する押さえ部材とを備え、緩衝部材は、緩衝ゴムであり、固定鉄心の下部に設けられた連結部材の端部に緩衝ゴムが挿入されており、緩衝ゴムの連結部材と接する側が盛り上がった形状である。

本発明に係る電磁開閉器は、緩衝部材を押さえ部材によってあらかじめ加圧した状態で取付台に保持することにより、固定鉄心の跳ね返りが小さくなるため、可動接点が固定接点から浮き上がることが少なくなり、アークの発生が減少し、接点消耗が抑制される。このため、長寿命の電磁開閉器が得られる。
本発明の目的、特徴、効果は、以下の実施の形態における詳細な説明および図面の記載からより明らかとなる。
本発明の実施の形態1における電磁開閉器を示す全体断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器の緩衝ゴムを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器の緩衝ゴムを示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器の緩衝ゴムを示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における可動鉄心の変位の時間変化を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における緩衝ゴムの応力−歪みの関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における緩衝ゴムの圧縮歪みとヒステリシス性を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における緩衝ゴムの圧縮歪みとヒステリシス性の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における緩衝ゴムの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図8に示す緩衝ゴムの平面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図8に示す緩衝ゴムの正面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図8に示す緩衝ゴムの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における緩衝ゴムの別の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図12に示す緩衝ゴムの平面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図12に示す緩衝ゴムの正面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図12に示す緩衝ゴムの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における緩衝ゴムの更に別の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図16に示す緩衝ゴムの平面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図16に示す緩衝ゴムの正面図である。 本発明の実施の形態1に係る電磁開閉器における図16に示す緩衝ゴムの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における電磁開閉器を示す全体断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電磁開閉器における緩衝ゴムと連結バーの断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電磁開閉器における緩衝ゴムと連結バーの変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における電磁開閉器を示す全体断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳述する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示している。
実施の形態1.
図1から図20に基づいて本発明の実施の形態1を説明する。
図1は電磁開閉器100の全体断面図を示している。絶縁物で成形された絶縁性を有する取付部材である取付台1には、ケイ素鋼板を積層した固定鉄心2が後述する固定鉄心押さえ部材17を介して配置、固定されている。同じく絶縁物で成形された絶縁性を有する筺体3には固定接触子4が支持部材(支持板)にて取り付けられている。
可動鉄心5は、固定鉄心2と同じくケイ素鋼板を積層した鉄心で、両方の鉄心は対向配置されている。また、固定鉄心2の一方側(図では上面側)は可動鉄心5と対向して配置され、他方側(図では下面側)は取付台1に対向して配置されている。操作コイル6は、励磁時に、引き外しばね7に抗して固定鉄心2と可動鉄心5とを吸引する駆動力を発生する。角窓8が設けられているクロスバー9は絶縁物で形成され、その下端で可動鉄心5を保持している。
可動接触子10はクロスバー9の角窓8に挿入されていて、押さえばね11により保持されている。固定接触子4は可動接触子10に対向して設けられている。可動接触子10には可動接点12が両端に分かれて接合されており、固定接触子4には固定接点13が接合されている。
可動接点12と固定接点13が接触すると電流が流れる状態になる。可動接触子10と固定接触子4は、三相交流の各相に対応するために、3組が設けられている。アークカバー14は接点開離時に発生するアークが外部へ排出することを防ぐため筺体3の上面を覆うように設置されている。
取付台1に設けた凹状の穴部15には、可動鉄心5が固定鉄心2に衝突した衝撃を緩和する緩衝部材である緩衝ゴム16が配置されている。緩衝ゴム16は固定鉄心2を取付台1との間に弾性を有して保持している。また、緩衝ゴム16は固定鉄心2を介して圧縮される方向に固定鉄心と緩衝ゴムの自重以上に加圧された状態で、緩衝ゴム(緩衝部材)の押さえ部材に相当する固定鉄心押さえ部材17で取付台1に保持されている。この固定鉄心押さえ部材17は、筺体3に設けられた固定鉄心押さえ部材差込部18に挿入され、固定鉄心2が位置決めされる。固定鉄心2は、操作コイル6の中空空間部に操作コイル6の内周面との間に隙間を有して配置されている。
図2、図3、図4は緩衝ゴム16の実施例を示す斜視図、平面図、正面図であり、固定鉄心2、取付台1に接触する側の端部は、平面からみると矩形であり、正面から見ると、固定鉄心2と接触する部分(上面、以下同様)、及び取付台1と接触する部分(下面、以下同様)は、円筒(円柱ともいう、以下同様)の側面のような平らでない面、即ち、円筒側面の形状をしており、中央部より断面積を小さくしている。緩衝ゴム16の材料はたとえばエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)である。なお取付台1と接触する部分は平面状であってもよい。
次に動作について説明する。操作コイル6を励磁すると、引き外しばね7に抗して可動鉄心5が固定鉄心2に吸引され、これにともない、クロスバー9、可動接触子10が移動し、可動接点12が固定接点13に接触する。接点接触後も可動鉄心5、クロスバー9は移動を続けるが、可動接触子10は可動接点12が固定接点13に接触しているため移動できず押さえばね11が縮み、可動接点12と固定接点13の接合は加圧され、接点間の接触抵抗が低減し、電流が流れる。
まず操作コイルが励磁されておらず可動鉄心と固定鉄心が離れた状態にある場合(以後初期状態と呼ぶ)に、緩衝ゴムが加圧されていない場合(従来技術)について説明する。
可動鉄心5と固定鉄心2が衝突するとその衝撃力で緩衝ゴム16は圧縮される。図5に可動鉄心5の位置の時間変位示している。破線で示す特性曲線において、可動鉄心5が固定鉄心2に衝突する直前の位置がa1であり、電磁力と衝突の衝撃力で緩衝ゴム16が圧縮され可動鉄心5はa2の位置まで動く。その反動で緩衝ゴム16が伸長し、固定鉄心2と可動鉄心5が跳ね返り、a3の位置まで戻る。a3の位置は操作コイル6の電磁力と、引き外しばね7及び緩衝ゴム16の弾性力が釣り合うところでその位置が決定される。固定鉄心2は、緩衝ゴム16が圧縮されると操作コイル6内の空間部を取付台1の方向に移動する。
図6は緩衝ゴム16の応力−歪み曲線を示した図であり、ヒステリシス性は少なく、ほぼ弾性変形となり、加圧した応力で圧縮された歪み量と加圧を開放したときに伸長する歪量はほぼ等しい。このため、可動鉄心と固定鉄心は大きく跳ね上がり、この状況で瞬間的に接点は離間し、アークが流れて接点は消耗する。
なお図6の記号a1,a2,a3は図5記号と一致する。また後の説明ででてくる記号b1,b2,b3も同様、図5と図6の記号と一致する。
次に緩衝ゴムを初期状態(可動鉄心が固定鉄心に吸引されていない状態)から加圧した本実施の形態の場合を説明する。
固定鉄心2に固定鉄心押さえ部材17をはめ込み、固定鉄心押さえ部材17を固定鉄心押さえ部材差込部18に配置する。固定鉄心押さえ部材差込部18は緩衝ゴム16をたとえば1%以上圧縮する位置に配置されており、固定鉄心押さえ部材17を固定鉄心押さえ部材差込部18にセットアップすると固定鉄心2が緩衝ゴム16を1%以上圧縮する。なお、1%の圧縮とは、図3に示すように緩衝ゴム16の縮む方向の長さLを基準とする。
緩衝ゴム16を圧縮するとゴムの性質からヒステリシス性が増大する。図6の実線は緩衝ゴムを1%加圧した場合の応力−歪み曲線を示している。応力を増加した場合と、減少した場合で曲線の傾きが大きく異なり、ヒステリシスがある。加圧して圧縮した歪み量と加圧を開放したときに伸長する歪量は必ずしも一致しない。
図5の実線で示す特性曲線において、可動鉄心5が固定鉄心2に衝突する直前の位置をb1とする。説明の簡便さをはかるため、a1とb1は同じ位置にあるとする(これは設計上容易に可能である)。衝突後、電磁力と衝撃力で可動鉄心5はb2の位置まで変位する。圧縮時b1→b2の応力−歪み曲線の傾きは図6から、a1→a2とほぼ変わらないので、 可動鉄心5の位置は図5に示すように、b2の位置とa2の位置はほぼ同じ位置にある。
緩衝ゴム16が圧縮された反動で伸長し、可動鉄心5と固定鉄心2はb3の位置まで跳ね返る。b3の位置は操作コイルの電磁力、引き外しばねと緩衝ゴムの弾性力が釣り合う位置である。釣り合う力は初期状態での緩衝ゴムの加圧の有無にかかわらず同じなので、b3での応力とb1での応力の差は、a3での応力とa1での応力の差に等しい。
一方歪みについては、b2→b3での応力−歪み曲線の傾きは、a2→a3の傾きより急であるため、b2の位置での歪みとb3の位置での歪みの差はa2の位置での歪みとa3の位置での歪みの差より小さい。図5のb3の位置とa3の位置を比較するとb3の位置の方がb2に近く、緩衝ゴムが圧縮した反動での伸長が抑制されるため、可動鉄心と固定鉄心の跳ね返りが抑制される。このため、接点部への影響も少なくなり、接点が離間することはなくアークが発生することもない。接点消耗が抑制され、長寿命の電磁開閉器が得られる。
また、緩衝ゴムの端部の形状を中央部の断面積より小さくしているため、端部の応力は中央部より大きくなる。このため、緩衝ゴム端部は小さい加圧量でヒステリシス効果を得ることができる。このため、緩衝ゴムの損傷が低減され、長時間の長寿命の電磁開閉器が得られる。また中央部の応力は小さいため、長時間の開閉を実施しても尤度が大きく、端部がへたれた状態(弾性がなくなった状態)になっても中央部はへたれることもなく、弾性を保つことができるため、可動鉄心が固定鉄心に衝突したときの緩衝ゴムとしての最低限の機能を維持することができ、長寿命の電磁開閉器が得られる。
また本実施の形態では緩衝ゴムの加圧量を1%以上としたが、その理由を図7、図8で説明する。
図7は緩衝ゴムの圧縮歪みとヒステリシス性を示す図である。圧縮歪みを最大ε1となるまで加圧したときの線形な変化からのずれをε2とすると、ε2が大きいほどヒステリシス性が高いことになる。
図8は圧縮歪みとヒステリシス性の関係を示す図で、横軸に図7のε1を、縦軸に図7のε2をプロットしている。ε1が大きくなるほどε2が大きくなる、すなわち圧縮歪みが大きくなるとヒステリシス性が大になる傾向がある。しかしながらε1が0.01以下(1%以下)ではε2の絶対値、増加量は小さい。すなわち1%以下ではヒステリシス性が小さい。本実施の形態では緩衝ゴムのヒステリシス性を利用しているので、ヒステリシスが大きくなる圧縮歪みが1%以上に加圧することが望ましい。
なお、本実施例では緩衝ゴム16の材料としてエチレン・プロピレン・ジエンゴムで説明したが、他の材料、たとえば天然ゴム、合成天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴムなどでもよい。
次に実施の形態1の変形例を図9〜図11に基づいて説明する。
図9、図10、図11は緩衝ゴムの変形例を示す斜視図と平面図と正面図であり、円筒状の形状で、固定鉄心2と接触する部分、及び取付台1と接触する部分は球面状の形状をしており、中央部より断面積を小さくしている。なお取付台1と接触する部分は、図12に示す変形例のように平面状であってもよい。
本実施の形態においても図2〜図4に示す緩衝ゴムの場合と同様の効果が得られる。


次に実施の形態1の別の変形例を図13〜図15に基づいて説明する。
図13、図14、図15は緩衝ゴムの別の変形例を示す斜視図と平面図と正面図であり、固定鉄心2、取付台1に接触する端部は、平面からみると矩形であり、正面から見ると、固定鉄心2と接触する部分、及び取付台1と接触する部分は台形状の形状をしており、中央部より断面積を小さくしている。なお取付台1と接触する部分は、図16に示す変形例にように平面状であってもよい。
次に実施の形態1の更に別の変形例を図17〜図19に基づいて説明する。
図17、図18、図19は緩衝ゴムの更に別の変形例を示す斜視図と平面図と正面図であり、固定鉄心2と接触する部分、及び取付台1と接触する部分は円錐台状の形状をしており、中央部より断面積を小さくしている。なお取付台1と接触する部分は、図20に示すように平面状であってもよい。
実施の形態2.
図21に基づいて本発明の実施の形態2を説明する。
図21は電磁開閉器101の全体断面図を示している。実施の形態1と異なる点は、取付台1に形成した凹状の穴部20に固定鉄心2の下面(底面)が当接する板ばね21を配置しており、また固定鉄心2の下部に穴を設け、連結部材である連結バー30を差し込み、連結バー30の両端に緩衝部材である緩衝ゴム31を設けた点である。固定鉄心2は、操作コイル6の巻き枠体33の中空空間部に巻き枠体33の内周面との間に隙間を有して配置されている。緩衝ゴム31は操作コイル6の巻き枠体33を介して、緩衝ゴム押さえ部材に相当する取付台1に据えつけられた操作コイル巻き枠体押さえ部材32で押圧され、圧縮歪み1%以上に加圧される。本実施の形態においては、可動鉄心5が固定鉄心2に衝突した際、固定鉄心2は、連結バー30によって緩衝ゴム31が圧縮されると巻き枠体33内の空間部を板ばね21の反発力に抗しながら取付台1の方向に移動する。
図22は緩衝ゴム31と連結バー30の断面を示した図である。緩衝ゴム31は連結バー30と接する側を盛り上がった形状である台形状の凸形状にしたものである。
緩衝ゴム31は圧縮歪み1%以上に加圧されているため、可動鉄心が固定鉄心に衝突したため圧縮した反動での伸長が抑制され、可動鉄心と固定鉄心の跳ね返りが抑制される。このため、接点部への影響も少なくなり、接点が離間することはなくアークが発生することもない。接点消耗が抑制され、長寿命の電磁開閉器が得られる。
また、緩衝ゴムの連結バーと接する側(以後、内側と呼ぶ)を台形状にしており、連結バーと接する側と反対側(以後、外側と呼ぶ)の断面積より小さくしているので、内側の応力は外側より小さくなるため小さい加圧量でヒステリシス効果をえることができる。このため、緩衝ゴムの損傷が低減され、長時間の長寿命の電磁開閉器が得られる。
また外側の応力は小さいため、長時間の開閉を実施しても尤度が大きく、内側がへたれた状態(弾性がなくなった状態)になっても外側はへたれることもなく、弾性を保つことができるため、可動鉄心が固定鉄心に衝突したときの緩衝ゴムとしての最低限の機能を維持することができ、長寿命の電磁開閉器が得られる。
次に実施の形態2の変形例を図23に基づいて説明する。
図23は緩衝ゴム31と連結バー30の断面を示した図である。緩衝ゴム31は連結バー30と接する側を盛り上がった形状である円筒の側面状にしたものである。
本実施の形態においても図22の場合と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図24に基づいて本発明の実施の形態3を説明する。
図24は電磁開閉器102の断面を示した図である。実施の形態2と違いは緩衝部の材押さえ部材である操作コイル巻き枠体押さえ部材32を筺体3の仕切部材(仕切板)3aに配置し、操作コイル巻き枠体33の上部を加圧したことである。
本実施の形態においても実施の形態2と同様の効果が得られる。
本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略することができる。
1 取付台(取付部材)、2 固定鉄心、4 固定接触子、5 可動鉄心、6 操作コイル、7 引き外しばね、10 可動接触子、12 可動接点、13 固定接点、16,31 緩衝ゴム(緩衝部材)、17 固定鉄心押さえ部材、32 操作コイル巻き枠体押さえ部材

Claims (11)

  1. 固定接点を有した固定接触子及び、前記固定接点に対向して設けられた可動接点を有した可動接触子が配置された可動鉄心と、
    一方が前記可動鉄心と対向して配置されており、他方が取付部材に対向して配置された固定鉄心と、
    前記可動鉄心を前記固定鉄心から離れる方向に力を与える引き外しばねと、
    前記引き外しばねの弾性力に抗して前記可動鉄心を前記固定鉄心に吸着させる電磁力を励磁時に発生させる操作コイルと、
    前記固定鉄心を前記取付部材との間に弾性を有して保持する緩衝部材と、
    前記固定鉄心が前記緩衝部材を圧縮する位置に前記固定鉄心を配置し、前記可動鉄心が前記固定鉄心に吸引されていない状態において、前記固定鉄心を介して前記緩衝部材を圧縮する方向に加圧した状態で前記取付部材に前記緩衝部材を保持するよう前記固定鉄心を位置決めしており、且つ前記可動鉄心が前記固定鉄心に衝突後さらに前記緩衝部材を圧縮する方向に前記固定鉄心を移動可能に保持する押さえ部材と
    を備えたことを特徴とする電磁開閉器。
  2. 固定接点を有した固定接触子及び、前記固定接点に対向して設けられた可動接点を有した可動接触子が配置された可動鉄心と、
    一方が前記可動鉄心と対向して配置されており、他方が取付部材に対向して配置された固定鉄心と、
    前記可動鉄心を前記固定鉄心から離れる方向に力を与える引き外しばねと、
    前記引き外しばねの弾性力に抗して前記可動鉄心を前記固定鉄心に吸着させる電磁力を励磁時に発生させる操作コイルと、
    前記固定鉄心を前記取付部材との間に弾性を有して保持する緩衝部材と、
    前記緩衝部材を圧縮する方向に加圧した状態で前記取付部材に前記緩衝部材を保持する押さえ部材とを備え、
    前記緩衝部材は、緩衝ゴムであり、
    前記緩衝ゴムは、前記操作コイルを前記固定鉄心に配置する巻き枠体と前記取付部材との間に配置されており、前記押さえ部材によって前記巻き枠体を介して押圧されていることを特徴とする電磁開閉器。
  3. 固定接点を有した固定接触子及び、前記固定接点に対向して設けられた可動接点を有した可動接触子が配置された可動鉄心と、
    一方が前記可動鉄心と対向して配置されており、他方が取付部材に対向して配置された固定鉄心と、
    前記可動鉄心を前記固定鉄心から離れる方向に力を与える引き外しばねと、
    前記引き外しばねの弾性力に抗して前記可動鉄心を前記固定鉄心に吸着させる電磁力を励磁時に発生させる操作コイルと、
    前記固定鉄心を前記取付部材との間に弾性を有して保持する緩衝部材と、
    前記緩衝部材を圧縮する方向に加圧した状態で前記取付部材に前記緩衝部材を保持する押さえ部材とを備え、
    前記緩衝部材は、緩衝ゴムであり、
    前記固定鉄心の下部に設けられた連結部材の端部に前記緩衝ゴムが挿入されており、前記緩衝ゴムの前記連結部材と接する側が盛り上がった形状であることを特徴とする電磁開閉器。
  4. 前記緩衝部材は、前記押さえ部材によって自重以上に加圧されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁開閉器。
  5. 前記緩衝部材は、前記押さえ部材によって圧縮歪みが1%以上に加圧されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁開閉器。
  6. 前記緩衝部材は、緩衝ゴムであることを特徴とする請求項1に記載の電磁開閉器。
  7. 前記緩衝ゴムの一方の端部が前記固定鉄心に接しており、他方の端部が前記取付部材に接していることを特徴とする請求項6に記載の電磁開閉器。
  8. 前記緩衝ゴムの一方の端部が前記固定鉄心に接しており、他方の端部が前記取付部材に接しており、前記緩衝ゴムの端部の断面積が中央部の断面積よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電磁開閉器。
  9. 前記緩衝ゴムの端部は、円筒側面状、球面状、台形状または円錐台状のいずれかであることを特徴とする請求項2、3及び6から8のいずれか一項に記載の電磁開閉器。
  10. 前記緩衝ゴムは、天然ゴムまたは合成ゴム、あるいはこれらを組み合わせたものであることを特徴とする請求項2、3及び6から9のいずれか一項に記載の電磁開閉器。
  11. 前記押さえ部材は、前記固定鉄心を収納する筐体に保持されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁開閉器。
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